JP2004362850A - 照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、壁スイッチによって点灯状態が切り替わる機能を用いつつ人体検出機能を容易に付与することができる照明器具を提供する。
【解決手段】本発明によれば、壁スイッチ6の所定時間内の操作で蛍光ランプ4およびベビー球5が消灯となった状態の時に人感検知部2を動作させるように制御ユニット7を設けた。これにより最適な条件で人体検出部2を動作させる機能を容易に得ることできる。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主光源を有する器具本体とセンサ等の人体検出手段とを有する照明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、主光源または主光源と補助光源とを有する照明器具において、照明器具本体とは別置されている壁スイッチ等を用い、商用電源からの照明器具への電源供給を所定時間遮断することで主光源や補助光源の点灯を選択的に制御する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この特許文献1記載の照明器具は、壁スイッチ等の電源開閉スイッチを通じて供給される商用電源を分岐して形成した主光源である蛍光灯用の第1の電源回路および補助灯用の第2の電源回路と、第1の電源回路に接続されて商用電源の周波数を発振により高周波変換するインバータと、インバータに接続される蛍光灯と第2の電源回路に接続される補助灯とを切換える切換えスイッチとを備えた照明装置において、蛍光灯と補助灯とを同時に消灯する動作を除き、電源開閉スイッチの所定時間の遮断により少なくとも蛍光灯のみの点灯と、前記補助灯のみの点灯とが順番に切換わるプログラムを有するというものである。
【0004】
【特許文献1】
特許第3214622号公報(図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1記載のような照明器具は、センサなどの人体検出機能を付与しようとすると、人体検出機能設定用の特別な設定手段を設けるか、リモコン等の遠隔制御装置で特別に設定をする必要があり、容易に人感検知機能を付与することできないという課題がある。
【0006】
すなわち、照明器具に用いられる人体検知機能は、主として人体検出部が人体を検出した場合に照明器具の光源を点灯するために設けられるものであるが、従来技術のような照明器具であっては主光源または主光源と補助光源とが消灯するのは壁スイッチが常に「OFF」の状態である。要するに、このような状態は商用電源からの電源が照明器具に供給されていない状態となっていることなので、人体検出機能を従来の照明器具に単に設けただけでは消灯状態で人体検出機能を動作させることが大変困難となる虞がある。
【0007】
本発明は上記に鑑みなされたものであり、壁スイッチによって点灯状態が切り替わる機能を用いつつ人体検出機能を容易に付与することができる照明器具を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の照明器具は、人体を検出する人体検出部と;商用電源から電源が供給される点灯装置、この点灯装置からの電源供給によって点灯する主光源を有する照明器具本体と;商用電源および点灯装置に接続されており、商用電源からの点灯装置への電源供給のON・OFFが可能である照明器具本体とは別置されている壁スイッチと;人体検出部と点灯装置とに接続されているとともに、商用電源からの電源供給を壁スイッチの動作により所定時間遮断することで主光源の点灯状態を少なくとも点灯ないし消灯状態へ選択制御し、壁スイッチの所定時間の遮断によって主光源が消灯状態に切り替えられた場合には人体検出部が待機状態となるように制御する制御ユニットと;を具備することを特徴とする。
【0009】
人体検出部は、人体を検出するとその検出信号を制御ユニットへ送るように設けられているものである。
【0010】
本発明は、まず、壁スイッチのON・OFF操作により所定時間商用電源からの電源を遮断することで主光源の点灯状態を点灯ないし消灯へ選択制御する。そして、主光源が消灯状態となったときには、人体検出部が待機状態となるように制御ユニットにより制御される。
【0011】
本発明によれば、人体を検出する人体検出部と;商用電源から電源が供給される点灯装置、この点灯装置からの電源供給によって点灯する主光源を有する照明器具本体と;商用電源および点灯装置に接続されており、商用電源からの点灯装置への電源供給のON・OFFが可能である照明器具本体とは別置されている壁スイッチと;人体検出部と点灯装置とに接続されているとともに、商用電源からの電源供給を壁スイッチの動作により所定時間遮断することで主光源の点灯状態を少なくとも点灯ないし消灯状態へ選択制御し、壁スイッチの所定時間の遮断によって主光源が消灯状態に切り替えられた場合には人体検出部が待機状態となるように制御する制御ユニットと;を具備するので、適正な人体検出機能を容易に付与することができる。
【0012】
請求項2の照明器具は、人体を検出する人体検出部と;商用電源から電源が供給される点灯装置、この点灯装置からの電源供給によって点灯する主光源、商用電源からの電源が点灯装置を介さず供給されるように接続されている補助光源を有する照明器具本体と;商用電源、点灯装置および補助光源に接続されており、商用電源からの点灯装置または補助光源への電源供給のON・OFFが可能である照明器具本体とは別置されている壁スイッチと;人体検出部、点灯装置および補助光源とに接続されており、商用電源からの電源供給を壁スイッチの動作により所定時間遮断することで少なくとも主光源のみの点灯状態、補助光源のみの点灯状態、主光源および補助光源ともに消灯状態となるように選択制御し、壁スイッチの所定時間の遮断によって主光源および補助光源が消灯状態に切り替えられた場合には人体検出部が待機状態となるように制御する制御ユニットと;を具備することを特徴とする。
【0013】
本発明は、まず、壁スイッチのON・OFF操作により所定時間商用電源からの電源を遮断することで主光源および補助光源の点灯状態を主光源のみ点灯状態、補助光源のみ点灯、主光源および補助光源ともに消灯状態へと選択制御する。そして、主光源および補助光源がともに消灯状態となったときには、人体検出部が待機状態となるように制御ユニットにより制御される。
【0014】
本発明のよれば、人体を検出する人体検出部と;商用電源から電源が供給される点灯装置、この点灯装置からの電源供給によって点灯する主光源、商用電源からの電源が点灯装置を介さず供給されるように接続されている補助光源を有する照明器具本体と;商用電源、点灯装置および補助光源に接続されており、商用電源からの点灯装置または補助光源への電源供給のON・OFFが可能である照明器具本体とは別置されている壁スイッチと;人体検出部、点灯装置および補助光源とに接続されており、商用電源からの電源供給を壁スイッチの動作により所定時間遮断することで少なくとも主光源のみの点灯状態、補助光源のみの点灯状態、主光源および補助光源ともに消灯状態となるように選択制御し、壁スイッチの所定時間の遮断によって主光源および補助光源が消灯状態に切り替えられた場合には人体検出部が待機状態となるように制御する制御ユニットと;を具備するので、適正な人体検出機能を容易に付与することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を図面を参照して説明する。図1は本実施形態の照明器具の基本回路構成と商用電源との接続を示す説明図、図2は本実施形態の壁スイッチを示す正面図、図3は本実施形態の照明器具の動作を示すブロック図、図4は本実施形態の照明器具の人感センサモードを示す説明図である。
【0016】
本実施形態の照明器具1は、照明器具本体10、人体検知部2、主光源である蛍光ランプ4、補助光源であるベビー球5を有している。そして、照明器具本体10には点灯装置であるインバータ3、制御ユニット7が設けられている。さらに、照明器具本体10は、商用電源8に壁スイッチ6を介して接続されている。
【0017】
インバータ3は、商用電源8に壁スイッチ6を介して接続されている。そして、インバータ3は、商用電源からの電源を高周波に変換して蛍光灯4へ電源を供給するように構成されており、この構成は既知のものを適宜用いることができる。
【0018】
蛍光ランプ4は、インバータ3からの電源が供給されるようにインバータ3に接続されている。この蛍光ランプ4は既知のものを用いることができるし、蛍光ランプ4以外に主光源として用いることができるものがあれば蛍光ランプ4に変えて主光源として用いることができる。なお、蛍光ランプ4に変わるものを主光源として用いる場合にはインバータ3も主光源に応じて適宜設けられることはいうまでもない。
【0019】
ベビー球5は、商用電源8に壁スイッチ6を介し接続されている。そして、図1に示すように、ベビー球5の電源回路51は、同じように商用電源8に壁スイッチ6を介し接続されているインバータ3、蛍光灯4の電源回路31とは商用電源8とインバータ3との間で分岐するように設けられている。さらに、電源回路51の一方側は制御ユニット7を介しており、この一方側に切替スイッチであるトライアックである切替スイッチ52が設けられている。なお、ベビー球5以外に補助光源として用いることができるものがあればベビー球5に変えて補助光源と用いることができる。
【0020】
壁スイッチ6は、照明器具1とは別置で設けられており、かつ、商用電源8に接続されているものである。そして、スイッチ部61が接点62に接続するように動作させることで商用電源8からの照明器具1への電源回路を閉成するように設けられている。
【0021】
また図2に示すように、壁スイッチ6には「人感センサモード」が設定されていることを示す表示部63が設けられている。
【0022】
人体検出部2は、センサ21が照明器具1に設けられているとともに、照明器具本体10にはセンサ制御部22が後述する制御ユニット7に設けれられているマイコン71に接続されている。なお、人体検出部2は、照明器具1に直接設けられていてもよいし、照明器具1とは別置で設けられていてもよい。さらにまた、人体検出の方法は、熱線感知方式、赤外線反射方式、超音波方式等、人体を検出することができるように設けられるものであればいかなる方法でもよい。
【0023】
制御ユニット7は、インバータ3、ベビー球5の電源回路51の切替スイッチ52、人体検知部2のセンサ21と各々接続されている。
【0024】
また制御ユニット7は、マイコン71を内蔵しており、このマイコン71のプログラムにより蛍光ランプ4およびベビー球5の点灯状態の切替動作等を行うように設定がされている。
【0025】
すなわち、マイコン71は、壁スイッチ6のスイッチ部61のONとなっていることが前提条件であって、そのONの状態から「所定時間内」にスイッチ部61をOFF(接点62からスイッチ部61を離間した状態)・ON(接点62にスイッチ部61を接続した状態)操作することによって蛍光ランプ4のみ点灯、ベビー球5のみ点灯、蛍光ランプ4およびベビー球5いずれとも消灯という順番に切り替えるようなプログラムがなされている。なお「所定時間」は、所定時間が短すぎると瞬時停電の場合に誤動作する虞があり、所定時間が長すぎると停電の場合に動作してしまう虞があるので、適正な範囲内で適宜設計されるものである。
【0026】
ここで本実施形態の動作について図2、3、4を用いて説明する。
【0027】
まず、壁スイッチ6のスイッチ部61をON(すなわち閉成状態)にすると、制御ユニット7は、インバータ3を動作させる信号をインバーター3へ送出するとともに、切替スイッチ52が開成状態で保持するように制御し、かつ、センサ21が動作しないようにセンサ制御部22を不動作とするように制御することで、照明器具1の蛍光ランプ4のみが点灯状態となる(図3の▲1▼)。
【0028】
次に図2に示すように、スイッチ部61をONの状態から所定時間内にOFF→ONというように作動すると、制御ユニット7は、インバータ3の動作を停止させる信号をインバーター3へ送出するとともに、切替スイッチ52が閉成状態とするように制御し、かつ、センサ21が動作しないようにセンサ制御部22を不動作とするように制御することで、照明器具1のベビー球5のみが点灯状態となる(図3の▲2▼)。
【0029】
さらに、この状態からスイッチ部61をONの状態から所定時間内にOFF→ONというように作動すると、制御ユニット7は、インバータ3の動作は停止させたままであるとともに、切替スイッチ52が開成状態となるように制御し、かつ、センサ21が動作するようにセンサ制御部22を動作状態とするように制御することで、人体検知部2が動作し(センサ21が人体を検出可能である待機状態)、照明器具1およびベビー球5のいずれもが消灯状態、すなわち「人感センサモード」となり、壁スイッチ6の表示部63が点灯する(図3の▲3▼及び図4の▲1▼)。
【0030】
そして、さらにスイッチ部61をONの状態から所定時間内にOFF→ONというように作動すると、制御ユニット7は、蛍光ランプ4のみが点灯するように制御し、以降は上記で説明したように照明器具1の制御がなされる。
【0031】
なお、図4は人感センサモードとなった状態を示しており、図4の▲1▼は待機状態、図4の▲2▼は人体検知部2が人体を検知して蛍光ランプ4を全光点灯させた状態を示している。
【0032】
本実施形態によれば、壁スイッチ6のスイッチ部61のONとなっている状態であって、そのONの状態から「所定時間内」にスイッチ部61をOFF・ON動作することによって蛍光ランプ4のみ点灯、ベビー球5のみ点灯、蛍光ランプ4およびベビー球5いずれとも消灯という順番に切り替えるようなプログラムを制御ユニット7に設定するとともに、この壁スイッチ6の所定時間内の操作で蛍光ランプ4およびベビー球5のいずれも消灯となった状態の時に人感検知部2を動作させるように制御ユニット7を設けたので、最適な条件で人体検出部2を動作させる機能を容易に得ることでき、特別に煩雑な手段を用いなくとも人感センサ機能付の照明器具1を得ることができる。
【0033】
また、壁スイッチ6に表示部63を設けたことにより、「人感センサモード」であるのか単に商用電源8からの電源が完全に照明器具1へ供給されていない通常の「電源OFF状態」であるのかが判別しやすく使い勝手がよいものが得られる。
【0034】
なお本実施形態において蛍光ランプ4は、全光点灯と消灯のみの点灯制御であるが、全光点灯と消灯との間に調光点灯を行うように点灯制御することも可能であり、このような場合には「蛍光ランプ4の点灯状態」には調光点灯が含まれることはいうまでもない。
【0035】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、人体を検出する人体検出部と;商用電源から電源が供給される点灯装置、この点灯装置からの電源供給によって点灯する主光源を有する照明器具本体と;商用電源および点灯装置に接続されており、商用電源からの点灯装置への電源供給のON・OFFが可能である照明器具本体とは別置されている壁スイッチと;人体検出部と点灯装置とに接続されているとともに、商用電源からの電源供給を壁スイッチの動作により所定時間遮断することで主光源の点灯状態を少なくとも点灯ないし消灯状態へ選択制御し、壁スイッチの所定時間の遮断によって主光源が消灯状態に切り替えられた場合には人体検出部が待機状態となるように制御する制御ユニットと;を具備するので、適正な人体検出機能を容易に付与することができる。
【0036】
請求項2の発明のよれば、人体を検出する人体検出部と;商用電源から電源が供給される点灯装置、この点灯装置からの電源供給によって点灯する主光源、商用電源からの電源が点灯装置を介さず供給されるように接続されている補助光源を有する照明器具本体と;商用電源、点灯装置および補助光源に接続されており、商用電源からの点灯装置または補助光源への電源供給のON・OFFが可能である照明器具本体とは別置されている壁スイッチと;人体検出部、点灯装置および補助光源とに接続されており、商用電源からの電源供給を壁スイッチの動作により所定時間遮断することで少なくとも主光源のみの点灯状態、補助光源のみの点灯状態、主光源および補助光源ともに消灯状態となるように選択制御し、壁スイッチの所定時間の遮断によって主光源および補助光源が消灯状態に切り替えられた場合には人体検出部が待機状態となるように制御する制御ユニットと;を具備するので、適正な人体検出機能を容易に付与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施形態の照明器具の基本回路構成と商用電源との接続を示す説明図
【図2】同上本実施形態の壁スイッチを示す正面図
【図3】同上本実施形態の照明器具の動作を示すブロック図
【図4】同上本実施形態の照明器具の人感センサモードを示す説明図
【符号の説明】
1・・・照明器具、2・・・人体検出部、4・・・蛍光ランプ、5…補助灯であるベビー球、6…壁スイッチ、7…制御ユニット、10・・・照明器具本体

Claims (2)

  1. 人体を検出する人体検出部と;
    商用電源から電源が供給される点灯装置、この点灯装置からの電源供給によって点灯する主光源を有する照明器具本体と;
    商用電源および点灯装置に接続されており、商用電源からの点灯装置への電源供給のON・OFFが可能である照明器具本体とは別置されている壁スイッチと;
    人体検出部と点灯装置とに接続されているとともに、商用電源からの電源供給を壁スイッチの動作により所定時間遮断することで主光源の点灯状態を少なくとも点灯ないし消灯状態へ選択制御し、壁スイッチの所定時間の遮断によって主光源が消灯状態に切り替えられた場合には人体検出部が待機状態となるように制御する制御ユニットと;
    を具備することを特徴とする照明器具。
  2. 人体を検出する人体検出部と;
    商用電源から電源が供給される点灯装置、この点灯装置からの電源供給によって点灯する主光源、商用電源からの電源が点灯装置を介さず供給されるように接続されている補助光源を有する照明器具本体と;
    商用電源、点灯装置および補助光源に接続されており、商用電源からの点灯装置または補助光源への電源供給のON・OFFが可能である照明器具本体とは別置されている壁スイッチと;
    人体検出部、点灯装置および補助光源とに接続されており、商用電源からの電源供給を壁スイッチの動作により所定時間遮断することで少なくとも主光源のみの点灯状態、補助光源のみの点灯状態、主光源および補助光源ともに消灯状態となるように選択制御し、壁スイッチの所定時間の遮断によって主光源および補助光源が消灯状態に切り替えられた場合には人体検出部が待機状態となるように制御する制御ユニットと;
    を具備することを特徴とする照明器具。
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