JP2004362278A - コンテンツ提供装置およびその装置を実現するためのプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】クライアントが所定のプログラムを保持していないと、そのプログラム向けのコンテンツを処理することができない。
【解決手段】コンテンツ提供装置100は、クライアント200が有するプログラムを検出する。そして、クライアント200がプラグイン・プログラムを保持する場合、コンテンツ提供装置100は、そのプラグイン・プログラムでコンテンツを処理することをクライアント200に指示する。クライアント200がプラグイン・プログラムを保持していない場合、コンテンツ提供装置100は代替プログラムでコンテンツを処理することをクライアント200に指示する。これにより、コンテンツ提供装置100は、クライアント200が保持するプログラムに応じて適切なプログラムでコンテンツを処理することを指示することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】コンテンツ提供装置100は、クライアント200が有するプログラムを検出する。そして、クライアント200がプラグイン・プログラムを保持する場合、コンテンツ提供装置100は、そのプラグイン・プログラムでコンテンツを処理することをクライアント200に指示する。クライアント200がプラグイン・プログラムを保持していない場合、コンテンツ提供装置100は代替プログラムでコンテンツを処理することをクライアント200に指示する。これにより、コンテンツ提供装置100は、クライアント200が保持するプログラムに応じて適切なプログラムでコンテンツを処理することを指示することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はコンテンツ提供技術に関し、とくにクライアントが有するプログラムに応じてコンテンツを適切に処理するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
ネットワーク技術の発達にともない、サーバ・クライアントシステムが広く普及している。サーバおよびクライアントは、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)などのネットワークに接続し、互いに通信可能に構成されている。サーバは、例えば文書ファイル、画像データ、音声データ、映像データなどのコンテンツや種々のデータを保持し、クライアントからの要求に応じて提供する。そしてクライアントは、所定のプログラムを利用して受信したコンテンツを処理し、例えばクライアントの画面に文書や画像を表示したり、スピーカから音声を出力したりする。一般に、例えば画像データなどのコンテンツを処理するためのプログラムは複数存在し、ユーザが任意のプログラムを選択して実行する。また、コンテンツの内容を解析し、解析結果に基づいて、適切なプログラムを自動的に選択する技術がある。(特許文献1)
【0003】
【特許文献1】
特開平10−275209号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
一般にウェブブラウザは、プラグインと呼ばれるプログラムを加えることで機能を拡張することができる。プラグインを追加することにより、ユーザは様々なコンテンツを利用することができる。プラグイン・プログラムがインストールされている場合、そうしたコンテンツはプラグイン・プログラムを用いて処理される。しかし、プラグイン・プログラムがインストールされていない場合には、コンテンツを処理できずにクライアント側でエラーが発生してしまう。
【0005】
本発明はこうした点に鑑みてなされたもので、その目的は、クライアントにプラグイン・プログラムがインストールされていない場合でも、代替のプログラムを利用してコンテンツを処理可能にする技術の提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のある態様は、所定のコンテンツをクライアントに提供する装置である。この装置は、クライアントが有するプログラムを検出し、クライアントがコンテンツの処理に利用するプログラムを決定する検出手段と、そのプログラムで処理することを指定する情報とともに、コンテンツをクライアントに提供する手段とを備える。これにより、クライアントが有するプログラムに応じて、コンテンツの処理に利用するプログラムを指定することができる。
【0007】
この装置の検出手段は、第1のプログラムでコンテンツを処理することをクライアントに指示した後、そのクライアントから第1のプログラムで処理できない旨を示す情報を受信した場合、第1のプログラムとは異なる第2のプログラムでコンテンツを処理することを決定してもよい。これにより、この装置は、コンテンツの処理に利用するプログラムを複数の中から指定することができる。
【0008】
本発明の別の態様は、所定のコンテンツをクライアントに提供する装置である。この装置は、クライアントが有するプログラムを検出する手段と、プログラム毎にコンテンツを格納する格納手段と、クライアントが有するプログラムで処理されるべきコンテンツを格納手段から選択する手段と、選択したコンテンツをクライアントに提供する手段とを備える。これにより、この装置は、クライアントが有するプログラムに適したコンテンツを、そのクライアントに提供することができる。
【0009】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、実施の形態に係るコンテンツ提供システム10の構成図である。コンテンツ提供装置100は、クライアント200が有するプログラムを検出して、検出したプログラムに応じてコンテンツを提供する。クライアント200が第1のプログラムを保持する場合、コンテンツ提供装置100はクライアント200に第1のプログラムでコンテンツを処理させる。また、クライアント200が第1のプログラムを保持せず第2のプログラムを保持する場合、コンテンツ提供装置100はクライアント200に第2のプログラムでコンテンツを処理させる。ここで、第1のプログラムはクライアント200のユーザにより任意にインストールされる種類のプログラムであり、第2のプログラムはクライアント200に必ずインストールされている種類のプログラムである。本実施の形態では、第1のプログラムは、クライアント200におけるウェブブラウザのプラグイン・プログラムであり、画像ファイルの表示機能、編集機能等を備える。第2のプログラムはクライアント200が予め保持するプログラムであり、画像ファイルの表示機能のみを備える。
【0011】
第1表示画面20は、クライアント200がプラグイン・プログラムを保持している場合の表示画面の一例である。第1操作ボタン群24には、コンテンツ提供装置100から供給されたコンテンツを処理することで表示された画像を編集するための複数の操作ボタンが表示されている。第2表示画面22は、クライアント200がプラグイン・プログラムを保持していない場合の表示画面の一例である。第2操作ボタン群26には、コンテンツ提供装置100供給されたコンテンツを処理することで表示された画像を拡大、縮小するための操作ボタンが表示されている。このように、クライアント200が保持するプログラムに応じて、コンテンツを処理するためのプログラムを選択的に指定することにより、プラグイン・プログラムが保持されていない場合でも、例えばクライアント200に必ず保持されているプログラムなどの代替プログラムを利用してコンテンツを処理することができる。これにより、クライアント200にプラグイン・プログラムが保持されていないために、コンテンツが表示されないという状況を避けることができる。本実施の形態では、画像ビューアを例に説明するが、他の例では動画ビューア、音楽再生プログラム、文書編集プログラムなど任意のプログラムであってよい。
【0012】
図2は、図1のコンテンツ提供装置100の内部構成図である。コンテンツ提供装置100の各構成要素は、ハードウエアコンポーネントで言えば、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされた本図の構成要素を実現するプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶ユニット、ネットワーク接続用インターフェース等を中心に実現されるが、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。これから説明する各図は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。
【0013】
検出部104は、クライアント200が保持するプログラムを検出して、検出したプログラムの中からコンテンツの処理に用いるプログラムを選択する。例えば、検出部104は、クライアント200にインストール済みのプログラムを問い合わせ、その問い合わせ結果を受信することでプログラムを検出してもよいし、後述の方法のように理想的なプログラムから順に有無を確認し、徐々に絞り込むことでインストール済みのプログラムを検出し、コンテンツの処理に用いるプログラムを特定してもよい。そして、検出部104は、例えばプログラム名やプログラムの識別情報等、選択したプログラムを特定する情報(以下、単に「プログラム情報」という)を提供部106に出力する。
【0014】
提供部106は、図1のクライアント200から要求されたコンテンツをコンテンツ格納部108から読み込む。そして、提供部106は、検出部104から供給されたプログラム情報で特定されるプログラムで処理することを指示する情報とともにそのコンテンツをクライアント200に送信する。例えば、提供部106は、特定のプログラムを起動するためのコードとコンテンツのURI(Uniform Resource Identifiers)やURL(Uniform Resource Locator)とを含むHTML(Hyper Text Markup Language)をクライアント200に送信してもよいし、プログラム毎に用意されたコンテンツをクライアント200に送信してもよい。プログラム毎に用意されたコンテンツは、コンテンツのファイル形式や拡張子などの識別子により区別されていてもよい。この場合、後述のクライアント200は、識別子とプログラムとを対応付けて保持しており、コンテンツ提供装置100から受信したコンテンツの識別子に応じて、対応するプログラムを起動する。
【0015】
一例として、クライアント200におけるプログラムの有無を確認し、徐々に絞り込む形態を詳細に説明する。この場合、コンテンツ提供装置100は、例えばASP(Active Server Pages)などの既知の技術に準じて処理を行う。コンテンツを提供する際、まず、提供部106は、コンテンツをプラグイン・プログラムで処理するためのコードを含むデータをクライアント200に送信する。図1のクライアント200がプラグイン・プログラムを保持する場合、クライアント200は、そのデータに指定されたプラグイン・プログラムを起動し、コンテンツを処理する。
【0016】
クライアント200がプラグイン・プログラムを保持していない場合、クライアント200は、指定されたプラグイン・プログラムを保持していないことを示すエラーコードをコンテンツ提供装置100に送信する。エラーコード受信部102は、そのエラーコードを受信し、検出部104に通知する。検出部104は、その通知を受けて、代替プログラムでコンテンツを処理するためのコードをクライアント200に送信することを提供部106に指示する。これにより、クライアント200は、代替プログラムを起動し、コンテンツを処理する。
【0017】
図3は、コンテンツ格納部108に格納されるファイルに含まれるプログラムコードの一例を示す図である。このプログラムコードは、コンテンツ提供装置100側で処理するためのコードであり、例えばJavaScript(登録商標)やVBScriptなどのプログラムコードで記述されている。このプログラムコードは、クライアント200から要求されたファイルに含まれていてよく、クライアント200にファイルを要求されるとコンテンツ提供装置100側で実行される。そのファイルが要求されると、まず、コンテンツ提供装置100は、try文154のプラグイン・プログラムを利用してコンテンツを処理することを指定するコード150を実行する。つまり、このコードにより、コンテンツ提供装置100は、クライアント200にプラグイン・プログラムを利用してコンテンツを処理することを指示する。
【0018】
try文154に含まれるコードを実行後に、エラーが生じた場合、コンテンツ提供装置100は、catch文156に記述されたプログラムコードを実行する。本図では、catch文156には、所定のURLで指定されるファイルを開くことを指定するコード152が記述されている。すなわち、コンテンツ提供装置100は、クライアント200にプラグイン・プログラムを利用しないでコンテンツを処理することを指示する。このプログラムコードにより図2のエラーコード受信部102、検出部104および提供部106を実現できる。また、クライアント200が画像ファイルを処理するための複数のプログラムを有する場合、複数のtry文154とcatch文156とを組み合わせることで、2つ以上のプログラムから最も適切なプログラムを選択することができる。また、その組み合わせの順序を、処理に利用すべき理想的なプログラムから優先順位に応じて決めてもよい。これにより、クライアント200が有するプログラムの中で最も適切なプログラムを選択することができる。
【0019】
図4は、図1のクライアント200の内部構成図である。要求部202は、コンテンツ提供装置100にコンテンツを要求する。コンテンツ受信部204は、コンテンツ提供装置100からコンテンツとそのコンテンツを処理するためのプログラムを特定する情報とを受信する。すなわち、コンテンツ受信部204は、上述した図2の提供部106が送信するデータを受信する。プログラム格納部210は、少なくとも代替プログラムを保持する。また、クライアント200毎に、プラグイン・プログラムを更に保持していたり、保持していなかったりする。
【0020】
処理部206は、受信したデータに基づいて、まずプラグイン・プログラムを利用してコンテンツを処理できるか否かを判定する。処理できる場合、処理部206は、プログラム格納部210からプラグイン・プログラムを読み込み、起動してコンテンツを処理する。そして、図1の第1表示画面20が表示部208に表示される。プログラム格納部210がプラグイン・プログラムを保持しておらず、コンテンツをプラグイン・プログラムで処理できない場合、処理部206は、その旨を示すエラーコードをコンテンツ提供装置100に向けて送信することを要求部202に指示する。また、他の例では、代替プログラム用のコンテンツを要求するよう要求部202に指示してもよい。
【0021】
エラーコードの送信後、代替プログラムでコンテンツを処理することが指示された場合、処理部206は、プログラム格納部210から代替プログラムを読み込み、起動してコンテンツを処理する。そして、図1の第2表示画面22が表示部208に表示される。このように、クライアント200は、プラグイン・プログラムを保持する場合、そのプラグイン・プログラムを利用してコンテンツを処理し、プラグイン・プログラムを保持していない場合、代替プログラムを利用してコンテンツを処理することができる。
【0022】
他の例において、コンテンツ提供装置100からプログラム格納部210に保持されているプログラムのリストを要求された場合、処理部206は、そのリストを、要求部202を介してコンテンツ提供装置100に提供してもよい。そして、コンテンツ提供装置100は、そのリストに応じてコンテンツの処理に利用するプログラムを選択してもよい。
【0023】
図5は、図1のコンテンツ提供装置100およびクライアント200における処理のシーケンスを示す図である。まず、クライアント200は、コンテンツ提供装置100にコンテンツを要求する(S10)。コンテンツ提供装置100は、そのコンテンツの処理に利用するプラグイン・プログラムの起動を指示する(S12)。クライアント200は、プラグイン・プログラムを起動できるか否かを判定する(S14)。起動できる場合(S14のY)、クライアント200は、指定されたプラグイン・プログラムを起動してコンテンツを処理する(S16)。起動できない場合(S14のN)、クライアント200は、エラーコードをコンテンツ提供装置100に送信する(S18)。コンテンツ提供装置100は、そのエラーコードに応じて、代替プログラムを起動することをクライアント200に指示する(S20)。そして、クライアント200は、代替プログラムを起動してコンテンツを処理する(S22)。
【0024】
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
【発明の効果】
本発明によれば、クライアントが有するプログラムに応じて、コンテンツの処理に利用するプログラムを適切に決めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係るコンテンツ提供システムの構成図である。
【図2】図1のコンテンツ提供装置の内部構成図である。
【図3】コンテンツ格納部に格納されるファイルに含まれるプログラムコードの一例を示す図である。
【図4】図1のクライアントの内部構成図である。
【図5】図1のコンテンツ提供装置およびクライアントにおける処理のシーケンスを示す図である。
【符号の説明】
10 コンテンツ提供システム、12 ネットワーク、20 第1表示画面、22 第2表示画面、24 第1操作ボタン群、26 第2操作ボタン群、100 コンテンツ提供装置、102 エラーコード受信部、104 検出部、106 提供部、108 コンテンツ格納部、200 クライアント、202 要求部、204 コンテンツ受信部、206 処理部、208 表示部、210 プログラム格納部。
【発明の属する技術分野】
この発明はコンテンツ提供技術に関し、とくにクライアントが有するプログラムに応じてコンテンツを適切に処理するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
ネットワーク技術の発達にともない、サーバ・クライアントシステムが広く普及している。サーバおよびクライアントは、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)などのネットワークに接続し、互いに通信可能に構成されている。サーバは、例えば文書ファイル、画像データ、音声データ、映像データなどのコンテンツや種々のデータを保持し、クライアントからの要求に応じて提供する。そしてクライアントは、所定のプログラムを利用して受信したコンテンツを処理し、例えばクライアントの画面に文書や画像を表示したり、スピーカから音声を出力したりする。一般に、例えば画像データなどのコンテンツを処理するためのプログラムは複数存在し、ユーザが任意のプログラムを選択して実行する。また、コンテンツの内容を解析し、解析結果に基づいて、適切なプログラムを自動的に選択する技術がある。(特許文献1)
【0003】
【特許文献1】
特開平10−275209号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
一般にウェブブラウザは、プラグインと呼ばれるプログラムを加えることで機能を拡張することができる。プラグインを追加することにより、ユーザは様々なコンテンツを利用することができる。プラグイン・プログラムがインストールされている場合、そうしたコンテンツはプラグイン・プログラムを用いて処理される。しかし、プラグイン・プログラムがインストールされていない場合には、コンテンツを処理できずにクライアント側でエラーが発生してしまう。
【0005】
本発明はこうした点に鑑みてなされたもので、その目的は、クライアントにプラグイン・プログラムがインストールされていない場合でも、代替のプログラムを利用してコンテンツを処理可能にする技術の提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のある態様は、所定のコンテンツをクライアントに提供する装置である。この装置は、クライアントが有するプログラムを検出し、クライアントがコンテンツの処理に利用するプログラムを決定する検出手段と、そのプログラムで処理することを指定する情報とともに、コンテンツをクライアントに提供する手段とを備える。これにより、クライアントが有するプログラムに応じて、コンテンツの処理に利用するプログラムを指定することができる。
【0007】
この装置の検出手段は、第1のプログラムでコンテンツを処理することをクライアントに指示した後、そのクライアントから第1のプログラムで処理できない旨を示す情報を受信した場合、第1のプログラムとは異なる第2のプログラムでコンテンツを処理することを決定してもよい。これにより、この装置は、コンテンツの処理に利用するプログラムを複数の中から指定することができる。
【0008】
本発明の別の態様は、所定のコンテンツをクライアントに提供する装置である。この装置は、クライアントが有するプログラムを検出する手段と、プログラム毎にコンテンツを格納する格納手段と、クライアントが有するプログラムで処理されるべきコンテンツを格納手段から選択する手段と、選択したコンテンツをクライアントに提供する手段とを備える。これにより、この装置は、クライアントが有するプログラムに適したコンテンツを、そのクライアントに提供することができる。
【0009】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、実施の形態に係るコンテンツ提供システム10の構成図である。コンテンツ提供装置100は、クライアント200が有するプログラムを検出して、検出したプログラムに応じてコンテンツを提供する。クライアント200が第1のプログラムを保持する場合、コンテンツ提供装置100はクライアント200に第1のプログラムでコンテンツを処理させる。また、クライアント200が第1のプログラムを保持せず第2のプログラムを保持する場合、コンテンツ提供装置100はクライアント200に第2のプログラムでコンテンツを処理させる。ここで、第1のプログラムはクライアント200のユーザにより任意にインストールされる種類のプログラムであり、第2のプログラムはクライアント200に必ずインストールされている種類のプログラムである。本実施の形態では、第1のプログラムは、クライアント200におけるウェブブラウザのプラグイン・プログラムであり、画像ファイルの表示機能、編集機能等を備える。第2のプログラムはクライアント200が予め保持するプログラムであり、画像ファイルの表示機能のみを備える。
【0011】
第1表示画面20は、クライアント200がプラグイン・プログラムを保持している場合の表示画面の一例である。第1操作ボタン群24には、コンテンツ提供装置100から供給されたコンテンツを処理することで表示された画像を編集するための複数の操作ボタンが表示されている。第2表示画面22は、クライアント200がプラグイン・プログラムを保持していない場合の表示画面の一例である。第2操作ボタン群26には、コンテンツ提供装置100供給されたコンテンツを処理することで表示された画像を拡大、縮小するための操作ボタンが表示されている。このように、クライアント200が保持するプログラムに応じて、コンテンツを処理するためのプログラムを選択的に指定することにより、プラグイン・プログラムが保持されていない場合でも、例えばクライアント200に必ず保持されているプログラムなどの代替プログラムを利用してコンテンツを処理することができる。これにより、クライアント200にプラグイン・プログラムが保持されていないために、コンテンツが表示されないという状況を避けることができる。本実施の形態では、画像ビューアを例に説明するが、他の例では動画ビューア、音楽再生プログラム、文書編集プログラムなど任意のプログラムであってよい。
【0012】
図2は、図1のコンテンツ提供装置100の内部構成図である。コンテンツ提供装置100の各構成要素は、ハードウエアコンポーネントで言えば、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされた本図の構成要素を実現するプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶ユニット、ネットワーク接続用インターフェース等を中心に実現されるが、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。これから説明する各図は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。
【0013】
検出部104は、クライアント200が保持するプログラムを検出して、検出したプログラムの中からコンテンツの処理に用いるプログラムを選択する。例えば、検出部104は、クライアント200にインストール済みのプログラムを問い合わせ、その問い合わせ結果を受信することでプログラムを検出してもよいし、後述の方法のように理想的なプログラムから順に有無を確認し、徐々に絞り込むことでインストール済みのプログラムを検出し、コンテンツの処理に用いるプログラムを特定してもよい。そして、検出部104は、例えばプログラム名やプログラムの識別情報等、選択したプログラムを特定する情報(以下、単に「プログラム情報」という)を提供部106に出力する。
【0014】
提供部106は、図1のクライアント200から要求されたコンテンツをコンテンツ格納部108から読み込む。そして、提供部106は、検出部104から供給されたプログラム情報で特定されるプログラムで処理することを指示する情報とともにそのコンテンツをクライアント200に送信する。例えば、提供部106は、特定のプログラムを起動するためのコードとコンテンツのURI(Uniform Resource Identifiers)やURL(Uniform Resource Locator)とを含むHTML(Hyper Text Markup Language)をクライアント200に送信してもよいし、プログラム毎に用意されたコンテンツをクライアント200に送信してもよい。プログラム毎に用意されたコンテンツは、コンテンツのファイル形式や拡張子などの識別子により区別されていてもよい。この場合、後述のクライアント200は、識別子とプログラムとを対応付けて保持しており、コンテンツ提供装置100から受信したコンテンツの識別子に応じて、対応するプログラムを起動する。
【0015】
一例として、クライアント200におけるプログラムの有無を確認し、徐々に絞り込む形態を詳細に説明する。この場合、コンテンツ提供装置100は、例えばASP(Active Server Pages)などの既知の技術に準じて処理を行う。コンテンツを提供する際、まず、提供部106は、コンテンツをプラグイン・プログラムで処理するためのコードを含むデータをクライアント200に送信する。図1のクライアント200がプラグイン・プログラムを保持する場合、クライアント200は、そのデータに指定されたプラグイン・プログラムを起動し、コンテンツを処理する。
【0016】
クライアント200がプラグイン・プログラムを保持していない場合、クライアント200は、指定されたプラグイン・プログラムを保持していないことを示すエラーコードをコンテンツ提供装置100に送信する。エラーコード受信部102は、そのエラーコードを受信し、検出部104に通知する。検出部104は、その通知を受けて、代替プログラムでコンテンツを処理するためのコードをクライアント200に送信することを提供部106に指示する。これにより、クライアント200は、代替プログラムを起動し、コンテンツを処理する。
【0017】
図3は、コンテンツ格納部108に格納されるファイルに含まれるプログラムコードの一例を示す図である。このプログラムコードは、コンテンツ提供装置100側で処理するためのコードであり、例えばJavaScript(登録商標)やVBScriptなどのプログラムコードで記述されている。このプログラムコードは、クライアント200から要求されたファイルに含まれていてよく、クライアント200にファイルを要求されるとコンテンツ提供装置100側で実行される。そのファイルが要求されると、まず、コンテンツ提供装置100は、try文154のプラグイン・プログラムを利用してコンテンツを処理することを指定するコード150を実行する。つまり、このコードにより、コンテンツ提供装置100は、クライアント200にプラグイン・プログラムを利用してコンテンツを処理することを指示する。
【0018】
try文154に含まれるコードを実行後に、エラーが生じた場合、コンテンツ提供装置100は、catch文156に記述されたプログラムコードを実行する。本図では、catch文156には、所定のURLで指定されるファイルを開くことを指定するコード152が記述されている。すなわち、コンテンツ提供装置100は、クライアント200にプラグイン・プログラムを利用しないでコンテンツを処理することを指示する。このプログラムコードにより図2のエラーコード受信部102、検出部104および提供部106を実現できる。また、クライアント200が画像ファイルを処理するための複数のプログラムを有する場合、複数のtry文154とcatch文156とを組み合わせることで、2つ以上のプログラムから最も適切なプログラムを選択することができる。また、その組み合わせの順序を、処理に利用すべき理想的なプログラムから優先順位に応じて決めてもよい。これにより、クライアント200が有するプログラムの中で最も適切なプログラムを選択することができる。
【0019】
図4は、図1のクライアント200の内部構成図である。要求部202は、コンテンツ提供装置100にコンテンツを要求する。コンテンツ受信部204は、コンテンツ提供装置100からコンテンツとそのコンテンツを処理するためのプログラムを特定する情報とを受信する。すなわち、コンテンツ受信部204は、上述した図2の提供部106が送信するデータを受信する。プログラム格納部210は、少なくとも代替プログラムを保持する。また、クライアント200毎に、プラグイン・プログラムを更に保持していたり、保持していなかったりする。
【0020】
処理部206は、受信したデータに基づいて、まずプラグイン・プログラムを利用してコンテンツを処理できるか否かを判定する。処理できる場合、処理部206は、プログラム格納部210からプラグイン・プログラムを読み込み、起動してコンテンツを処理する。そして、図1の第1表示画面20が表示部208に表示される。プログラム格納部210がプラグイン・プログラムを保持しておらず、コンテンツをプラグイン・プログラムで処理できない場合、処理部206は、その旨を示すエラーコードをコンテンツ提供装置100に向けて送信することを要求部202に指示する。また、他の例では、代替プログラム用のコンテンツを要求するよう要求部202に指示してもよい。
【0021】
エラーコードの送信後、代替プログラムでコンテンツを処理することが指示された場合、処理部206は、プログラム格納部210から代替プログラムを読み込み、起動してコンテンツを処理する。そして、図1の第2表示画面22が表示部208に表示される。このように、クライアント200は、プラグイン・プログラムを保持する場合、そのプラグイン・プログラムを利用してコンテンツを処理し、プラグイン・プログラムを保持していない場合、代替プログラムを利用してコンテンツを処理することができる。
【0022】
他の例において、コンテンツ提供装置100からプログラム格納部210に保持されているプログラムのリストを要求された場合、処理部206は、そのリストを、要求部202を介してコンテンツ提供装置100に提供してもよい。そして、コンテンツ提供装置100は、そのリストに応じてコンテンツの処理に利用するプログラムを選択してもよい。
【0023】
図5は、図1のコンテンツ提供装置100およびクライアント200における処理のシーケンスを示す図である。まず、クライアント200は、コンテンツ提供装置100にコンテンツを要求する(S10)。コンテンツ提供装置100は、そのコンテンツの処理に利用するプラグイン・プログラムの起動を指示する(S12)。クライアント200は、プラグイン・プログラムを起動できるか否かを判定する(S14)。起動できる場合(S14のY)、クライアント200は、指定されたプラグイン・プログラムを起動してコンテンツを処理する(S16)。起動できない場合(S14のN)、クライアント200は、エラーコードをコンテンツ提供装置100に送信する(S18)。コンテンツ提供装置100は、そのエラーコードに応じて、代替プログラムを起動することをクライアント200に指示する(S20)。そして、クライアント200は、代替プログラムを起動してコンテンツを処理する(S22)。
【0024】
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
【発明の効果】
本発明によれば、クライアントが有するプログラムに応じて、コンテンツの処理に利用するプログラムを適切に決めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係るコンテンツ提供システムの構成図である。
【図2】図1のコンテンツ提供装置の内部構成図である。
【図3】コンテンツ格納部に格納されるファイルに含まれるプログラムコードの一例を示す図である。
【図4】図1のクライアントの内部構成図である。
【図5】図1のコンテンツ提供装置およびクライアントにおける処理のシーケンスを示す図である。
【符号の説明】
10 コンテンツ提供システム、12 ネットワーク、20 第1表示画面、22 第2表示画面、24 第1操作ボタン群、26 第2操作ボタン群、100 コンテンツ提供装置、102 エラーコード受信部、104 検出部、106 提供部、108 コンテンツ格納部、200 クライアント、202 要求部、204 コンテンツ受信部、206 処理部、208 表示部、210 プログラム格納部。
Claims (4)
- 所定のコンテンツをクライアントに提供する装置であって、
前記クライアントが有するプログラムを検出し、前記クライアントが前記コンテンツの処理に利用するプログラムを決定する検出手段と、
そのプログラムで処理することを指定する情報とともに、前記コンテンツを前記クライアントに提供する手段と、
を備えることを特徴とするコンテンツ提供装置。 - 前記検出手段は、第1のプログラムで前記コンテンツを処理することを前記クライアントに指示した後、前記クライアントから前記第1のプログラムで処理できない旨を示す情報を受信した場合、前記第1のプログラムとは異なる第2のプログラムで前記コンテンツを処理することを決定する請求項1に記載のコンテンツ提供装置。
- 所定のコンテンツをクライアントに提供する装置であって、
前記クライアントが有するプログラムを検出する手段と、
前記プログラム毎にコンテンツを格納する格納手段と、
前記クライアントが有するプログラムで処理されるべきコンテンツを前記格納手段から選択する手段と、
選択したコンテンツを前記クライアントに提供する手段と、
を備えることを特徴とするコンテンツ提供装置。 - コンピュータに、
所定のコンテンツの送信先となるクライアントが有するプログラムを検出し、そのクライアントが前記コンテンツの処理に利用するプログラムを決定する検出手段と、
そのプログラムで処理することを指定する情報とともに、前記コンテンツを前記クライアントに提供する手段と、
を実現させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003160123A JP2004362278A (ja) | 2003-06-04 | 2003-06-04 | コンテンツ提供装置およびその装置を実現するためのプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003160123A JP2004362278A (ja) | 2003-06-04 | 2003-06-04 | コンテンツ提供装置およびその装置を実現するためのプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004362278A true JP2004362278A (ja) | 2004-12-24 |
Family
ID=34052985
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003160123A Pending JP2004362278A (ja) | 2003-06-04 | 2003-06-04 | コンテンツ提供装置およびその装置を実現するためのプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004362278A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007048028A (ja) * | 2005-08-10 | 2007-02-22 | Konica Minolta Business Technologies Inc | Webページ表示システム |
JP2007280199A (ja) * | 2006-04-10 | 2007-10-25 | Brother Ind Ltd | アプリケーションソフトウェア |
JP2011525001A (ja) * | 2008-04-30 | 2011-09-08 | マイクロソフト コーポレーション | ビューアクライアントにおける文書の高忠実度レンダリング |
US8073142B2 (en) | 2007-01-05 | 2011-12-06 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. | Information recording/reproducing device and information recording medium |
WO2015004722A1 (ja) * | 2013-07-08 | 2015-01-15 | 楽天株式会社 | サーバ、端末、サービス方法、ならびに、プログラム |
-
2003
- 2003-06-04 JP JP2003160123A patent/JP2004362278A/ja active Pending
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