JP2004361522A - 撮像装置及び撮像装置付首輪 - Google Patents

撮像装置及び撮像装置付首輪 Download PDF

Info

Publication number
JP2004361522A
JP2004361522A JP2003157246A JP2003157246A JP2004361522A JP 2004361522 A JP2004361522 A JP 2004361522A JP 2003157246 A JP2003157246 A JP 2003157246A JP 2003157246 A JP2003157246 A JP 2003157246A JP 2004361522 A JP2004361522 A JP 2004361522A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
imaging
image
unit
brightness
imaging device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003157246A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4006642B2 (ja
Inventor
Keiichi Kobayashi
圭一 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2003157246A priority Critical patent/JP4006642B2/ja
Publication of JP2004361522A publication Critical patent/JP2004361522A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4006642B2 publication Critical patent/JP4006642B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】猫や犬などの動物の視点から見た光景を楽しんだり、その動物の行動範囲を確認したりすることができる遊び心のある撮像装置及び撮像装置付首輪を提供する。
【解決手段】猫の首に装着された撮像装置付首輪1の撮像装置3が、所定の時間間隔で撮像を行い、得られた画像を保持し、撮像装置付首輪1を装着した猫が画像回収装置に近づいた場合に画像回収装置に向けて画像の転送を行う。撮像時には撮像装置3のカメラ部を制御して撮像方向が水平方向になるように制御して、地面や天を撮像しないようにする。そして、画像回収装置で回収された画像を再生することで、猫の視点から見た光景を見ることができ、また猫の行動範囲を確認することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、猫や犬などの動物の行動を観察する撮像装置及び撮像装置付首輪に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、犬に装着される首輪に撮像装置を設けたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。これはリードで繋がれた犬にカメラを取り付けて番犬として利用しようと言うものである。
【0003】
特許文献1で開示された撮像装置は、犬の首に装着される首輪に設けたカメラと、犬が首を上げたときにカメラのシャッタを切る機構と、シャッタが切られた回数を検出するセンサとを有し、シャッタが所定の回数切られたときに犬のいる場所から離れた位置に設置された電灯を点灯させるようにしている。
【特許文献1】
特開平8−37982号公報(第2頁、図2)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の撮像装置においては、番犬として利用するものであるため、その構成はセキュリティを確保するものであり、犬の視点から見た光景を楽しんだり、犬の動物の行動範囲を確認したりすることできる遊び心のあるものではなかった。
【0005】
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、動物の視点から見た光景を楽しんだり、その動物の行動範囲を確認したりすることができる遊び心のある撮像装置及び撮像装置付首輪を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために請求項1に係る発明の撮像装置は、動物に装着される撮像装置であって、被写体像を撮像する撮像手段と、予め設定された時間間隔で前記撮像手段にて撮像を行わせる撮像制御手段と、を具備することを特徴とする。
【0007】
上記構成によれば、所定間隔で撮像を行うので、撮像により得られた画像を見ることで動物の視点から見た光景を楽しんだり、動物の行動範囲を確認したりすることができる。
【0008】
また、請求項2に係る発明の撮像装置は、動物に装着される撮像装置であって、被写体像を撮像する撮像手段と、撮像するための時間を計時する計時手段と、予め設定された時間で前記撮像手段にて撮像を行わせる撮像制御手段と、を具備することを特徴とする。
【0009】
上記構成によれば、予め設定された時間に撮像を行うので、撮像により得られた画像を見ることで動物の視点から見た光景を楽しんだり、動物の行動範囲を確認したりすることができる。
【0010】
また、請求項3に係る発明の撮像装置は、動物に装着される撮像装置であって、被写体像を撮像する撮像手段と、前記撮像手段の撮像方向を検出する方向検出手段と、前記撮像手段の撮像方向を変える駆動手段と、前記方向検出手段の検出結果から前記撮像手段の撮像方向が水平方向になるように前記駆動手段を制御する方向制御手段と、前記撮像手段の撮像方向が水平方向にあるときに撮像を行わせる撮像制御手段と、を具備することを特徴とする。
【0011】
上記構成によれば、撮像手段の撮像方向を常に水平方向に維持するので、地面を撮像したりすることがなく、常に動物の前方向の光景を撮像することができる。
【0012】
また、請求項4に係る発明の撮像装置は、動物に装着される撮像装置であって、被写体像を撮像する撮像手段と、前記動物の顔の向きを検出する方向検出手段と、前記撮像手段の撮像方向を変える駆動手段と、前記方向検出手段の検出結果から前記撮像手段の撮像方向を前記動物の顔の向きに合わせる方向制御手段と、前記方向制御手段にて変えられた撮像方向で前記撮像手段にて撮像を行わせる撮像制御手段と、を具備することを特徴とする。
【0013】
上記構成によれば、動物の顔の向きが変わると、その顔の向きに追従して撮像手段の方向を変えて、変更後の方向で撮像を行うので、撮像により得られた画像を見ることで動物の視点の変化を楽しんだり、その動物の思いを想像したりすることができる。
【0014】
また、請求項5に係る発明の撮像装置は、動物に装着される撮像装置であって、被写体像を撮像する撮像手段と、周囲の明るさを検出する明るさ検出手段と、前記明るさ検出手段の検出結果から周囲の明るさが所定の明るさかどうかを判定し、所定の明るさであれば前記撮像手段にて撮像を行わせる撮像制御手段と、を具備することを特徴とする。
【0015】
上記構成によれば、周囲が所定の明るさになると撮像を行うので、常に明るく見やすい画像が得られる。また、夜間など暗いときには撮像を行わないことから、撮像の無駄がなく、また画像を保存するメモリの小容量化が図れるとともに省電力化が図れる。
【0016】
また、請求項6に係る発明の撮像装置は、請求項5に係る発明の撮像装置において、前記撮像手段による撮像を行うための時間を計時する計時手段を具備し、前記撮像制御手段は、予め設定された時間での周囲の明るさを判定し、所定の明るさであれば前記撮像手段にて撮像を行わせ、所定の明るさでなければ比較的短い間隔で明るさの再判定を行い、所定の明るさになると前記撮像手段にて撮像を行わせることを特徴とする。
【0017】
上記構成によれば、予め設定された時間でも周囲の明るさが所定の明るさでなければ撮像を行わず、比較的短い(例えば3〜5分)間隔で明るさ判定を行って、その間に所定の明るさが得られれば撮像を行うので、季節による日の出及び日没時間の違いや天候の変化によって周囲の明るさに違いがあっても常に明るく見やすい画像が得られる。
【0018】
また、請求項7に係る発明の撮像装置は、動物に装着される撮像装置であって、被写体像を撮像する撮像手段と、音声を検出する音声検出手段と、前記音声検出手段にて音声が検出されると前記撮像手段にて撮像を行わせる撮像制御手段と、を具備することを特徴とする。
【0019】
上記構成によれば、音声を検出すると撮像を行うので、動物が鳴いたときにその動物の視点から見た光景を見ることができる。
【0020】
また、請求項8に係る発明の撮像装置は、請求項7に係る発明の撮像装置において、前記音声検出手段で検出された音声を解析して所定の鳴き声かどうかを判定する音声解析手段を具備し、前記撮像制御手段は、前記音声解析手段にて所定の鳴き声と判定されると前記撮像手段にて撮像を行わせることを特徴とする。
【0021】
上記構成によれば、動物の鳴き声を解析して、意味があると判断した場合に撮像を行うので、動物が何らかの意思を示したときに、その動物の視点から見た光景を見ることができる。例えば、鳴いたときに餌皿が写っていた場合は空腹状態にあると想像することができる。
【0022】
また、請求項9に係る発明の撮像装置は、請求項7又は請求項8のいずれかに係る発明の撮像装置において、前記音声解析手段は、前記音声検出手段で検出された音声を解析して所定の名前が呼ばれたどうかを判定し、前記撮像制御手段は、前記音声解析手段にて所定の名前が呼ばれたと判定されると前記撮像手段にて撮像を行わせることを特徴とする。
【0023】
上記構成によれば、音声を解析して動物の名前が呼ばれたときに撮像を行うので、名前が呼ばれたときの動物の視点から見た光景を見ることができる。
【0024】
また、請求項10に係る発明に撮像装置は、請求項1から請求項9のいずれかに係る発明の撮像装置において、前記撮像手段にて撮られた画像を無線信号に変換して送信する送信手段を具備することを特徴とする。
【0025】
上記構成によれば、データを無線信号に変換して送信できるので、この撮像装置から送信された画像を離れた場所で受信して再生することができる。
【0026】
また、請求項11に係る発明の撮像装置は、請求項10に係る発明の撮像装置において、前記送信手段は、ブルートゥース規格を用いた無線通信を行うことを特徴とする。
【0027】
上記構成によれば、撮像により得られた画像をブルートゥース規格を用いた無線通信により送信を行うので、ブルートゥース規格を用いた無線通信が可能なPC(Personal Computer)やPDA(Personal Digital Assistant)などでも受信して画像を再生することができる。
【0028】
また、請求項12に係る発明の撮像装置は、請求項10又は請求項11のいずれかに係る発明の撮像装置において、GPS(Global Positioning System )衛星からの無線信号を受信して現在位置を求めるGPS受信手段を具備し、前記送信手段は、前記撮像手段にて撮られた画像の送信時に前記GPS受信手段で求められた現在位置を取り込み、前記画像とともに送信することを特徴とする。
【0029】
上記構成によれば、GPS衛星を利用して現在位置を求めるので、撮像時の正確な位置を知ることができる。
【0030】
また、請求項13に係る発明の撮像装置は、請求項1から請求項12のいずれかに係る発明の撮像装置において、画像データを記憶する画像データ記憶手段と、前記撮像手段にて撮られた画像の品質を評価する画像品質評価手段と、を具備し、前記撮像制御手段は、前記撮像手段にて撮られた画像が所定以上の品質であれば当該画像を前記画像データ記憶手段に記憶させ、所定以上の品質でなければ所定の回数以内で再撮像を行わせ、所定の回数以内で所定の品質が得られれば当該画像を前記画像データ記憶手段に記憶させ、所定の回数以内で所定の品質が得られなければ撮られた画像のうちで一番品質の良いものを選択して前記画像データ記憶手段に記憶させることを特徴とする。
【0031】
上記構成によれば、撮像により得られた画像が所定以上の品質であればそれを記憶し、所定以上の品質でなければ所定の回数以内で再撮像を行い、所定の回数以内で所定の品質が得られれば当該画像を記憶し、所定の回数以内で所定の品質が得られなければ撮った画像のうちで一番品質の良いものを選択して記憶するので、常に最良の品質の画像を得ることができる。
【0032】
また、請求項14に係る発明の撮像装置は、請求項13に係る発明の撮像装置において、前記画像データ記憶手段は、装置本体に対して着脱自在であることを特徴とする。
【0033】
上記構成によれば、画像を記憶する画像データ記憶手段を装置本体に対して着脱自在としたので、画像データ記憶手段を装置本体から取り外してPCやPDAに接続して画像を取り出すことができる、
【0034】
また、請求項15に係る発明の撮像装置付首輪は、猫動物に装着される首輪と、前記首輪に設けられ、請求項1から請求項14のいずれかに記載の撮像装置と、を具備することを特徴とする。
【0035】
上記構成によれば、請求項1から請求項14のいずれかに係る発明の撮像装置を猫の首輪に設けたので、屋根や木の上、藪の中などにおいて猫の視点から見た光景を楽しんだり、猫の行動範囲を確認したりすることができる。
【0036】
また、請求項16に係る発明の画像回収装置は、動物の餌を与えるための餌皿形状の画像回収装置であって、画像データを記憶する第2画像データ記憶手段と、無線信号を受信して画像データを復調する受信手段と、前記受信手段で復調された画像データを前記第2画像データ記憶手段に記憶させる制御手段と、を具備することを特徴とする。
【0037】
上記構成によれば、無線通信を行うことで得られた無線信号から画像データを復調して記憶するので、撮像装置で撮られた画像を取り込んで保存することができる。
【0038】
また、請求項17に係る発明の画像回収装置は、請求項16に係る発明の画像回収装置において、前記第2画像データ記憶手段は、装置本体に対して着脱自在であることを特徴とする。
【0039】
上記構成によれば、第2画像データ記憶手段を装置本体に対して着脱自在としたので、第2画像データ記憶手段に画像データを記憶させた後、装置本体から取り外してPCやPDAで再生することができる。
【0040】
また、請求項18に係る発明の画像回収装置は、請求項16又は請求項17のいずれかに係る発明の画像回収装置において、前記受信手段は、ブルートゥース規格を用いた無線通信を行うことを特徴とする。
【0041】
上記構成によれば、ブルートゥース規格を用いてデータ送信ができるので、ブルートゥース規格を用いた無線通信が可能なPC、PDA、携帯電話に対して撮像装置から回収した画像データを送ることができる。
【0042】
また、請求項19に係る発明の画像回収装置は、請求項16から請求項18のいずれかに係る発明の画像回収装置において、画像データの送信先の固有情報を記憶する固有情報記憶手段と、有線又は無線の電気通信回線を介してデータの送受信を行うデータ伝送手段と、前記固有情報記憶手段に記憶された固有情報を用いて前記第2画像データ記憶手段に記憶された画像データを前記データ伝送手段から送信する通信制御手段と、を具備することを特徴とする。
【0043】
上記構成によれば、固有情報(例えば電話番号やメールアドレス)を記憶できるとともに、記憶した固有情報を持つ相手にデータの送信を行えるので、予めデータの送り先を指定しておくことで、指定した送り先に撮像装置から回収した画像データを送ることができる。
【0044】
また、請求項20に係る発明の画像回収装置は、請求項19に係る発明の画像回収装置において、前記データ伝送手段は、ローカルエリアネットワークに接続し、このローカルエリアネットワークを介してデータの送受信を行うことを特徴とする。
【0045】
上記構成によれば、ローカルエリアネットワークを介してデータ送信ができるので、撮像装置から回収した画像データをPC、PDA、携帯電話等に送ることができる。
【0046】
また、請求項21に係る発明の撮像システムは、請求項15に係る発明の撮像装置付首輪と、請求項16から請求項20のいずれかに係る発明の画像回収装置と、を具備することを特徴とする。
【0047】
上記構成によれば、動物の視点から見た光景を楽しんだり、その動物の行動範囲を確認したりすることができる撮像システムを提供することができる。
【0048】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0049】
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係る撮像システムは、撮像装置付首輪と、餌皿形状した画像回収装置とを備えて構成される。以下、撮像装置付首輪、画像回収装置の順で説明する。
【0050】
図1は、本実施の形態に係る撮像システムの撮像装置付首輪1を示す斜視図、図2は図1の撮像装置付首輪1の撮像装置3を拡大図、図3は図2の撮像装置3の構造を示す図、図4は図2の撮像装置3の構成を示すブロック図、図5は図1の撮像装置付首輪1の猫12への装着状態を示す図である。
【0051】
図1に示すように、本実施の形態に係る撮像システムの撮像装置付首輪1は、猫の首に装着できる大きさに形成された首輪2と、この首輪2の一部分に着脱自在に装着可能な撮像装置3とを備えて構成される。撮像装置3の首輪2に対する着脱構成は、例えばスライド構成と着脱ボタン等(いずれも図示略)からなり、着脱ボタンを押しながらスライドさせる手順をとることで外すことができる。この場合、振動などでは外れない構成になっている。首輪2には長さ調整可能な長さ調整部2Aが設けられており、これは例えば従来からある首輪のように首輪の長さ方向に沿って所定間隔毎に開けられた複数の孔の任意の1つにピンを挿入することで長さ調整を行えるものである。また、首輪2にはGPS衛星から送信されるGPS信号を受信するためのGPSアンテナ部4も設けられている。
【0052】
〔撮像装置3〕
撮像装置3は、図2に示すように円筒状の筐体を有し、首輪2に直接接続される支持部3Aと、この支持部3Aに対して回動自在となったカメラ部3Bとから構成される。カメラ部3Bには、撮像レンズ20と、撮像レンズ20の撮像光軸後方に配置されたCCD(Charge Coupled Device、図4参照)21と、このCCD21を駆動する駆動回路などが収容されている。また、カメラ部3Bには後述する回路構成のほか、電源となるボタン型電池も収容されている。勿論、カメラ部3BのCCD21からの信号が支持部3Aの回路構成に伝達できるように、支持部3Aとカメラ部3Bとが電気的に接続されている。
【0053】
次に、図3を参照して撮像装置3の構造について説明する。
図3において、撮像装置3を構成するカメラ部3Bの両端の一方の部分には、カメラ部3B本体の径よりも小径で且つ円筒形をなすギヤ部5が設けられており、その内側の面には周方向に沿って歯が切られている。カメラ部3Bの両端の一方の部分には、カメラ部3B本体を回動自在に支持するための円柱状の突起部6が設けられている。
【0054】
一方、撮像装置3を構成する支持部3Aは、カメラ部3Bを両側で挟むように2つの部分3A−1、3A−2からなり、そのうちの部分3A−1にはカメラ部3Bを回動させるためのギヤ7、減速機8及びモータ9を含む駆動機構が設けられている。この駆動機構では、モータ9の回転を減速機8で減速させてギヤ7に伝える。ギヤ7は、支持部3Aの部分3A−1をカメラ部3Bに接続することでカメラ部3Bのギヤ部5の内歯と歯合する。そして、ギヤ7をギヤ部5の内歯と歯合させた状態でモータ9を駆動することで、そのときのモータ9の回転方向に従う方向にカメラ部3Bが回動する。
【0055】
支持部3Aの部分3A−2のカメラ部3Bと接続する側には、カメラ部3Bの突起部6が回動自在に嵌合する円形の穴10が形成されており、この穴10によってカメラ部3Bを回動自在に支持する。このような機構を採ることでカメラ部3Bがスムーズに回動する。
【0056】
次に、図4を参照して撮像装置3の構成について説明する。
図4に示すように、カメラ部3B内には、垂直ドライバ22、タイミング発生器(TG:Timing Generator)23、サンプルホールド(S/H)回路24、アナログディジタル変換器25、カラープロセス回路26、DMAコントローラ(Direct Memory Access)27、DRAMインタフェース28、DRAM29、送受信部30、GPS受信部31、フラッシュメモリ32、制御部33、JPEG(Joint Photographic Coding Experts Group)回路34、計時部35、方向検出部36、回動部37、電圧検出部38及びバス39が設けられている。
【0057】
送受信部30は、ブルートゥース(Bluetooth)規格を用いた無線通信を行うものであり、画像回収装置50(図8参照)との間でネゴシエーションを行って通信を行うための手順を確認し合うことで、画像データ等のデータを画像回収装置50へ送信したり、画像回収装置50からの設定情報の受信を行う。送受信部30の送信電力は、ブルートゥース規格の10m以内で電波が届く大きさに調整されている。フラッシュメモリ32は、カメラ部3Bの記録媒体として装置本体に着脱自在に装着される不揮発性メモリである。このフラッシュメモリ32には予め装置全体を制御するためのプログラムが記憶されており、そのプログラムに従って制御部33が動作する。また、フラッシュメモリ32の空き領域にはカメラ部3Bで撮像されたデータが記憶される。すなわち、フラッシュメモリ32はカメラ部3Bで撮像された画像データの保存にも用いられる。
【0058】
計時部35は、日付や時刻情報を司るとともに、読み出し/書き込み自在なRAM等のメモリを有し、当該メモリに任意の時間間隔や時刻を設定するデータを書き込むことでタイマとして機能する。方向検出部36は支持部3Aの方向(向き)を検出する。回動部37は、制御部33からの指示に従って支持部3Aのモータ9の通電制御を行う。この場合、制御部33は方向検出部36の検出結果に基づいてカメラ部3Bの撮像レンズ20が水平を向くように駆動部38に指示を与える。電圧検出部38は、装置各部に電源を供給するための電池(例えばボタン電池、図示略)の電圧値を検出する。
【0059】
次に、上記構成の撮像装置3の動作について説明する。
なお、この説明においては、計時部35のRAMには所定の時間間隔を示すデータが書き込まれているものとし、所定の時間間隔毎に信号(画像撮込信号と呼ぶ)が出力されるものとする。
制御部33は、計時部35から所定間隔で画像撮込信号が出力されると、現在の時刻(すなわち撮像時刻)を取得するとともに、GPS受信部31から撮像位置情報を取得し、これらの情報を所定のレジスタに一時的に保管する。この処理を行った後、撮像を行うためのトリガ信号を出力する。
【0060】
制御部33からトリガ信号が出力されると、CCD21がタイミング発生器23及び垂直ドライバ22によって走査駆動されて、CCD21から1画面分の光電変換出力が得られる。CCD21からの光電変換出力はアナログ値の信号の状態でRGBの各原色成分毎に適宜ゲイン調整された後にサンプルホールド回路24でサンプルホールドされ、A/D変換器25でデジタルデータに変換される。
【0061】
そして、A/D変換器25からのデジタルデータがカラープロセス回路26に入力されて画素補間処理を含むカラープロセス処理が行われ、デジタル値の輝度信号Y及び色差信号Cb、Crが生成され、DMAコントローラ27に入力される。DMAコントローラ27は、カラープロセス回路26からの輝度信号Y及び色差信号Cb、Crを、同じくカラープロセス回路26からの複合同期信号、メモリ書込みイネーブル信号及びクロック信号を用いて一度DAMコントローラ27内部のバッファに書き込み、DRAMインタフェース28を介してDRAM29にDMA転送する。
【0062】
次に、DRAM29に1フレーム分の輝度及び色差信号の転送が終了すると、制御部33は、DRAM29に書き込まれている1フレーム分の輝度及び色差信号をDRAMインタフェース28を介してY、Cb、Crの各コンポーネント毎に縦8画素×横8画素の基本ブロックと呼称される単位で読出して、JPEG回路34に書き込む。
【0063】
JPEG回路34では、ADCT(Adaptive Discreat Transform:適応離散コサイン変換)、エントロピ符号化方式であるハフマン符号化等の処理によりデータ圧縮が行われる。制御部33は、JPEG回路34で得られた符号データを1画像のデータファイルとして読み出し、フラッシュメモリ32に書き込む。この際、併せて元の画像データの構成画素数を大幅に間引いた画像データを作成し、これをサムネイル画像とも呼称されるプレビュー画像として元の画像データに関連付けてフラッシュメモリ32に書き込む。またこの際、撮像位置及び撮像時刻も元の画像データに関連付けてフラッシュメモリ32に書き込む。なお、撮像のトリガ信号は所定の時間間隔で出力されるので、その都度撮像が行われて画像データがフラッシュメモリ32に書き込まれる。
【0064】
一方、制御部33は、所定間隔毎に画像回収装置50と通信を行うための信号を送信する。この送信により画像回収装置50より応答があると、画像回収装置50との間でネゴシエーションを行って通信を行うための手順を確認し合い、その後、フラッシュメモリ32に記憶されているデータ(画像データ、プレビュー画像、撮像位置及び撮像時刻に加え、電圧検出部38で検出された電池電圧値の送信を行う。さらに、画像回収装置50との通信期間において画像回収装置50よりフラッシュメモリ32内のデータを消去する指示が送信されてきた場合には、フラッシュメモリ32内のデータの消去を行う。なお、データを消去する指示以外に例えばカメラ3Bの向きを変える指示や撮像間隔等を変える指示があれば、その指示に従って処理を行うことも可能である。
【0065】
次に、撮像装置3の動作の詳細についてフローチャートを参照しながら説明する。
〔撮像処理〕
図6は、撮像装置3の撮像処理を示すフローチャートである。
図6において、撮像を行うタイミング(トリガ信号を出力するタイミング)かどうかを判定し(ST1)、撮像を行うタイミングであれば、まず各種情報を取得して保管する(ST2)。すなわち、計時部35より撮像時刻を取得するとともにGPS受信部31より撮像位置を取得し、これらを所定のレジスタに一時的に保管する。次いで、方向検出部36の検出結果からカメラ部3Bの撮像レンズ20の向きが水平方向であるかどうかを判定する(ST3)。カメラ部3Bの撮像レンズ20の向ききが水平方向でなければ、カメラ部3Bの撮像レンズ20が水平を向くように回動部37を制御する(ST4)。次いで、再度ST3で撮像レンズ20の向きが水平方向であるかどうかを判定する。
【0066】
カメラ部3Bの撮像レンズ20の向きが水平になれば撮像を行う(ST5)。この際、DMAコントローラ27によるDRAM29への1フレーム分の輝度及び色差信号の転送が行われ、その後DRAM29から1フレーム分の輝度及び色差信号をDRAMインタフェース28を介してY、Cb、Crの各コンポーネント毎に基本ブロック単位で読出してJPEG回路34に書き込み、データを圧縮させる。
【0067】
そして、データ圧縮により得られた符号データを1画像のデータファイルとしてJPEG回路34から読み出し、フラッシュメモリ32に書き込む(ST6)。次いで、今の画像データの構成画素数を大幅に間引いたプレビュー画像を作成する(ST7)。プレビュー画像を作成した後、一時的に保管しておいた撮像時刻及び撮像位置ととともに元の画像データに関連付けてフラッシュメモリ32に書き込む(ST6)。
【0068】
〔画像データ送信処理〕
図7は、撮像装置3の画像データ送信処理を示すフローチャートである。
制御部33は、予め設定された間隔(数分に一度)で通信処理を行う。すなわち、図7において、画像回収装置50と通信を行うタイミングであるかどうかを判定し(ST10)、画像回収装置50と通信を行うタイミングでなければ再度ST10の判定を行い、通信を行うタイミングであれば通信リクエストを送信する(ST11)。
【0069】
通信リクエストを送信した後、受信状態に移行し(ST12)、画像回収装置50から応答があるかどうかを判定する(ST13)。画像回収装置50から応答がなければST10に戻り、応答があれば画像回収装置50との間でネゴシエーションを行って通信を行うための手順を確認し合う(ST14)。通信手順が確立すると、フラッシュメモリ32に記憶されているデータ(画像データとこれに関連付けられたプレビュー画像、撮像位置及び撮像時刻)を読み出す(ST15)。
【0070】
次いで、電圧検出部38から電池電圧値を得る(ST16)。そして、電圧電圧値とST15で読み出したデータ(画像データ、プレビュー画像、撮像位置及び撮像時刻)とを変調して無線信号に変換し送信する(ST17)。データの送信を行った後、画像回収装置50からデータ削除指示があるかどうか判定し(ST18)、データ削除指示がなければ画像回収装置50との間の通信を終了する処理を行い(ST20)、ST10に戻る。一方、データ削除指示があれば、今転送したデータに対応するフラッシュメモリ32上のデータを削除する(ST19)。当該データの削除を行った後、ST20の処理即ち画像回収装置50との間の通信を終了する処理を行ってST10に戻る。
【0071】
〔画像回収装置〕
次に、本実施の形態の撮像システムを構成する画像回収装置50について説明する。
図8は画像回収装置50の外観を示す斜視図、図9は画像回収装置50の構成を示すブロック図である。
【0072】
図8に示すように画像回収装置50は餌皿形状をしており、その側面には画像メモリ51(図9参照)を装置本体に装着するためのメモリスロット52と、表示部53とが設けられている。表示部53には新規画像の転送があったことを報知するためのカメラマーク53a、回収した画像の枚数を報知するための回収枚数マーク53b、撮像装置3の電池の消耗度合いを報知するためのバッテリマーク53cが表示される。
【0073】
図9において、画像回収装置50は、上述した画像メモリ51及び表示部53と、プログラムメモリ54と、画像メモリ51や外部の電子機器(例えばPCやPDA)との間でデータの入出力を行うI/Oポート55と、ブルートゥース規格を用いた無線通信を行う送受信部56と、装置機能を操作するための操作部57と、装置各部を制御する制御部58と、商用電源から装置各部の動作に必要な直流電源を生成する商用電源部59と、バス60とを備えて構成される。I/Oポート55は、USB(Universal Serial Bus)規格、IEEE1394規格など各種インタフェース規格による入出力を可能としており、これらの規格によるデータ入出力可能なPCなどの電子機器と接続可能となっている。なお、画像メモリ51として、データの消去と書き込みを電気的に行えるフラッシュメモリが好適である。送受信部56は常に受信待ち状態になるように動作し、撮像装置3からの通信リクエストを受信する。
【0074】
次に、画像回収装置50の動作について説明する。
〔データ送受信処理〕
図10は、画像回収装置50のデータ送受信処理を示すフローチャートである。
【0075】
まず、撮像装置3から通信リクエストがあるかどうか判定し(ST40)、通信リクエストがあれば、そのときの時刻を記録した後、撮像装置3との間でネゴシエーションを行い、通信を行うための手順を確認し合う(ST41)。通信リクエストがない場合は再度ST40で通信リクエスト有無の判定を行う。撮像装置3との間で通信手順の確認を行った後、受信状態に移行し、撮像装置3から送信されるデータ(画像データ、プレビュー画像、撮像位置情報、撮像時刻情報及び電池電圧値情報)を受信する(ST42)。この際、新規の画像が転送されてきたことを示すカメラマーク53aを点灯(または点滅)させ、また送られてきた画像の数を回収枚数マーク53bで表示し、さらに撮像装置3の電池電圧値をバッテリマーク53cで表示する。受信したデータは画像メモリ53に書き込む(ST43)。
【0076】
撮像装置3のデータ送信が終了すると、データ削除モードが設定されているかどうかを判定し(ST44)、当該モードが設定されていれば撮像装置3にデータ削除指示を与える(ST45)。データ削除指示を与えた後、最初の処理即ちST40に戻り、同様の処理を繰り返す。データ削除モードが設定されていない場合は、何も処理をせずそのままST40に戻る。
【0077】
〔データ入出力処理〕
図11は、画像回収装置50のデータ入出力処理を示すフローチャートである。
操作部57にて自動転送モードが設定されていた場合、制御部58は定期的に外部の電子機器(ここではPCとする)に対して、ブルートゥース規格を用いた無線通信を試みる。ここで、PCは所定のアプルケーションプログラムとブルートゥース規格の送受信手段とを備えているものとする。
【0078】
図11において、制御部58はPCに向けて通信リクエストを送信する(ST50)。そして、PCから応答があるかどうかを判定し(ST51)、応答があればPCとの間でネゴシエーションを行い、通信を行うための手順を確認し合う(ST52)。通信を行うための手順を確認し合った後、画像メモリ51からデータ(画像データ、プレビュー画像、撮像位置情報、撮像時刻情報及び電池電圧値情報)を読み出し、当該データを受信した時刻とともに送信する(ST53)。データの送信後、データ送信終了をPCに伝える(ST54)。
【0079】
次いで、転送済データ削除モードが設定されているかどうかを判定し(ST55)、当該モードが設定されていればST53で送信したデータを削除する(ST57)。これに対して、転送済データ削除モードが設定されていなければ、PCから転送済データ削除指示があるかどうかを判定する(ST56)。PCから転送済データ削除指示があればST53で送信したデータを削除する(ST57)。これに対して、転送済データ削除モードも設定されておらず、PCからの転送済データ削除指示もない場合には、転送済データの削除を行わずそのままST50に戻る。
【0080】
なお、PCは、転送済データの削除指示以外に、例えばプログラムメモリ54に記憶されたプログラムメモリを更新するための差分データや撮像装置3を制御するデータなどを送信するようにしても良い。この場合、画像回収装置50の制御部58は、プログラムの差分データを受けた場合はその差分データをプログラムメモリ54に書き込み、撮像装置3を制御するデータを受けた場合はそのデータに従って撮像装置3を制御する(例えばカメラ部3Bの向き調整)。
【0081】
次に、上記PCについて説明する。
このPCは、稼動状態であれば画像回収装置50の無線通信の要求を認識するプログラムが常駐状態となっており、画像回収装置50の無線通信の要求に応じて所定のアプリケーションプログラムを起動し、画像回収装置50が記憶した画像データなどをPCに転送させる動作を開始する。そして、画像回収装置50からPCに転送させた画像を撮像日時ごとに分類して記憶し、撮像日付ごとに表示する。また、新規な画像が転送されたことを示すマークをPCの表示部に点灯又は点滅させてユーザに報知する。また、撮像装置3の電池電圧値も画像回収装置50から伝えられるので、その電池電圧値を示すマークをPCの表示部に表示する。さらにまた撮像装置3即ち猫12が何時画像回収装置50に接近したかの履歴についても画像回収装置50から伝えられるので、その履歴をPCの表示部に表示する。
【0082】
ここで、図12はPCに取り込まれた画像データのアプリケーション上での表示例であり、撮像日時と、日付ごとのサンプル(ライブラリの中から最大5枚のプレビュー画像)が表示される。なお、この例ではサンプルは最大5枚まで表示できるようになっているが、5枚以上ある場合は所定のスクロール操作を行うことで全て表示させることが可能である。そして、サンプルの中で拡大表示したい画像があれば、その上のカーソルを持って行き、マウス操作であればマウスボタンをクリック、キーボード操作であれば改行キーを押すことで、モニタ画面に拡大された画像が表示される。
【0083】
このように、本実施の形態に係る撮像システムによれば、撮像装置3が、所定の間隔毎に撮像を行い、これにより得られた画像データを撮像位置情報などの各種情報とともに保持するとともに、撮像装置3を備えた撮像装置付首輪1を装着した猫12が画像回収装置50に接近した場合に、撮像装置3から画像回収装置50に向けてデータを送信し、画像回収装置50の画像メモリ51に記憶させる。画像回収装置50は、定期的に画像メモリ51に記憶させたデータをPCに向けて送信する。
【0084】
したがって、PC側で撮像装置3によって撮られた画像を再生することで、猫の視点から見た光景を楽しんだり、その動物の行動範囲を確認したりすることが可能となる。特に撮像装置3では撮像時にカメラ部3Bが水平方向に向くので、常に猫の前方向の光景を確認することができる。
【0085】
なお、本実施の形態において、撮像装置3にI/Oポートを設けて、このI/Oポートから画像を出力するようにしても良い。また、このI/OポートをUSB規格、IEEE1394規格など各種インタフェース規格による入出力が可能となものとすることで、ブルートゥース規格に基づくデータ送受信機能を持たないPC、PDA、携帯電話等の電子機器でも簡単に画像データを取り込むことが可能である。
【0086】
また、本実施の形態において、画像回収装置50にLANインタフェースを設けてネットワークを介したデータの送受信を行えるようにしても良いし、WAN(Wide Area Network)に接続してインターネットを介したデータの送受信を行えるようにしても良い。さらに無線、有線を問わず公衆電話網に接続してデータの送受信を行えるようにしても良い。この場合、送信先の固有情報として電話番号やメールアドレスを用いることで、遠隔地において撮像装置3で撮られた画像を確認することができる。
【0087】
また、本実施の形態においては、所定の間隔で撮像を行うようにしたが、予め設定した時間(時刻)に撮像を行うようにしても良い。このようにしても動物の視点から見た光景を楽しんだり、その動物の行動範囲を確認したりすることができる。
【0088】
(実施の形態2)
図13は、本発明の実施の形態2に係る撮像システムの撮像装置の構成を示すブロック図である。なお、図4と同じ機能を有する部分には同じ符号を付けて説明を省略する。
【0089】
図13において、本実施の形態の撮像装置付首輪の撮像装置13は、マイク40と、マイク40から取り入れた音声を人間の声として音声認識したり、猫の鳴き声を解析し、撮像のトリガとして使う鳴き声かどうかを認識する音声解析部41と、周囲の明るさを検出する明るさ検出部42とを備えている以外は実施の形態1の撮像装置3と同様の構成を採っている。なお、制御部については、一部動作が異なるので符号を33Aとする。明るさ検出部42は、光量を検出するフォトセンサ(図示略)を有しており、このフォトセンサの出力信号をデジタル変換して光量に応じたデータを出力する。制御部33Aは、所定の間隔毎にトリガ信号を出力するほかに、音声解析部41で猫の鳴き声が解析されたときにトリガ信号を出力する。
【0090】
撮像は予め設定した時間(大まかな間隔でも構わない)で行うようにしている。制御部33Aは、撮像時刻を監視するウオッチドック機能を有しており、撮像時刻になると装置の電源を投入する。撮像時刻は基本的に昼間に設定されており、夜間に設定されることはない。制御部33Aは明るさ検出部42の出力によって撮像に充分な明るさが確保されているかどうかを確認し、充分な明るさが確保されていない場合は比較的短い間隔(例えば5−10分)で再度明るさを検出するモードに入る。
【0091】
そして、撮像に充分な明るさが確保されると、制御部33Aは方向検出部36の検出結果をもとに回動部37を制御してカメラ部3Bを水平方向に向けて撮像を行い、また撮像前後の数秒間の音声と撮像時間も取り入れて画像の評価を行う。そして、撮り込んだ画像が所定以上の品質であれば、その画像をフラッシュメモリ32に書き込む。ブレや明るさ不足により所定以上の品質が得られなかった場合は取り直しを行って再評価する。所定以上の品質の画像が撮れればフラッシュメモリ32に書き込むが、所定回数行っても所定以上の品質の画像が撮れなければ、撮った画像のうちで一番品質の良いもの1枚をフラッシュメモリ32に書き込む。
【0092】
図14は撮像装置13の動作を示すフローチャートである。
図14において、制御部33Aは、撮像を行うための撮像時刻かどうかを判定し(ST60)、撮像時刻であれば電源を投入し(ST61)、撮像時刻でなければ再度撮像時刻かどうかを判定する。撮像時刻で電源を投入した後、明るさ検出部40の出力に基づいて撮像に充分な明るさであるかどうか判定し(ST62)、撮像に充分な明るさでなければ5−10分の時間待機する(ST63)。
【0093】
待機時間が経過すると再度ST62で明るさの判定を行う。この判定低を撮像に充分な明るさが得られるまでST62、ST63の処理を繰り返し行う。そして、撮像に充分な明るさが得られると、各種情報を取得して保管する(ST64)。すなわち、計時部35より撮像時刻を取得するとともにGPS受信部31より撮像位置を取得し、これらを所定のレジスタに一時的に保管する。次いで、方向検出部36の検出結果からカメラ部3Bの撮像レンズ20の向きが水平方向になっているかどうかを判定する(ST65)。カメラ部3Bの撮像レンズ20の向ききが水平方向から外れていれば、カメラ部3Bの撮像レンズ20が水平を向くように回動部37に指示を与える(ST66)。その後、再度ST65で撮像レンズ20の向きが水平方向かどうかを判定する。
【0094】
カメラ部3Bの撮像レンズ20の向きを水平方向に調整した後、音声の取り込みを開始する(ST67)。そして、音声の取り込みを開示した後、撮像を行う(ST68)。撮像後、数秒待機して音声の取り込みを継続する。音声の取り込みを終えると、今撮り込んだ画像が所定以上の品質であるかどうかを判定し(ST69)、所定以上の品質であれば、撮り直し回数が所定回数であるかどうかを判定する(ST70)。
【0095】
撮り直し回数が所定回数未満であれば、撮像した画像を他のデータ(撮像位置、撮像時刻等)とともにフラッシュメモリ32に書き込む(ST72)。画像をフラッシュメモリ32に書き込んだ後、最初の処理即ちST60に戻る。一方、撮り込んだ画像が所定の品質以上でなければST68に戻って再度撮り込みを行う。そして、撮り直し回数が所定回数に達した場合、撮った画像のうちで一番品質の高い画像を選択し(ST71)、選択した画像をフラッシュメモリ32に書き込む(ST72)。そして、選択した画像をフラッシュメモリ32に書き込んだ後、最初の処理即ちST60に戻る。
【0096】
このように、本実施の形態に係る撮像システムによれば、撮像装置13は、所定の時刻から撮像動作を開始して周囲が所定の明るさであれば撮像を行うので、明るく見やすい画像が得られる。また夜間など暗いときには撮像を行わないので、無駄な撮像が行われなく、画像を保存するフラッシュメモリ32の小容量化が図れるとともに省電力化が図れる。
【0097】
また、予め設定された時刻になっても周囲の明るさが所定の明るさでなければ、比較的短い(例えば3〜5分)間隔で明るさ判定を行い、1回目又は複数回目で所定の明るさが得られると撮像を行うので、季節による日の出及び日没時間の違いや天候の変化によって周囲の明るさに違いが出ても確実に明るく見やすい撮像が得られる。
【0098】
そして、本実施の形態においても、撮像装置13を備えた撮像装置付首輪1を放し飼いの猫に装着することで、猫の行動範囲を確認できるほか、屋根や木の上、藪の中などから猫の視点で見た光景を確認することができる。
【0099】
(実施の形態3)
本実施の形態に係る撮像システムは、制御部の動作が一部異なる以外、上述した実施の形態2に係る撮像システムと同様の動作を行い、また同一の構成を採ることから図13を援用することとする。また、撮像装置については符号を13Aとし、制御部については符号を33Bとする。
【0100】
図13において、制御部33Bはマイク40より音声入力があった際に電源を投入する。そして、音声解析部41によって解析された音声が特定の音声(例えば、予め設定された猫の名前を示す音声、あるいは猫の特定の意思を表す泣き声など)であるかどうかを判定し、特定の音声であれば、明るさ検出部42によって撮像に充分な明るさが確保されているかどうかを確認し、暗い場合は比較的短い間隔(3〜5分間隔)で再度明るさを検出するモードに入る。
【0101】
制御部33Bは、撮像に充分な明るさが確保された場合は、各種情報を取得して保管する。そして、方向検出部36の出力より撮像方向を検出し、その結果を元に回動部37を制御してカメラ部3Bを水平方向に向けて撮像を行い、撮像前後の数秒間の音声と撮像時間も取り入れて画像の評価を行う。そして、画像の評価から所定以上の品質の画像と判断すると、そのままその画像をフラッシュメモリ32に書き込む。ブレや明るさ不足により所定以上の品質が得られない場合は取り直しを行って再評価する。そして、所定以上の品質の画像が撮れればフラッシュメモリ32に書き込むが、所定回数行っても所定以上の品質の画像が撮れなければ、撮った画像のうちで一番品質の良いもの1枚をフラッシュメモリ32に書き込む。
【0102】
図15は、撮像装置13Aの動作を示すフローチャートである。
図15において、制御部33Bは、所定の音声入力があったかどうかを判定し(ST80)、所定の音声入力があれば電源を投入し(ST81)、所定の音声入力がなければ再度ST80に戻って所定の音声入力の有無を判定する。所定の音声入力があって電源を投入した後、明るさ検出部40の出力に基づいて撮像に充分な明るさであるかどうか判定し(ST82)、撮像に充分な明るさでなければ5〜10分の時間待機する(ST83)。
【0103】
待機時間が経過すると、再度ST82で明るさ判定を行う。撮像に充分な明るさが得られるまでST82、ST83の処理を繰り返し行う。そして、ST82の判定において、撮像に充分な明るさが得られると、各種情報を取得して保管する(ST84)。すなわち、計時部35より撮像時刻を取得するとともにGPS受信部31より撮像位置を取得し、これらを所定のレジスタに一時的に保管する。次いで、方向検出部36の検出結果からカメラ部3Bの撮像レンズ20の向きが水平方向になっているかどうかを判定する(ST85)。カメラ部3Bの撮像レンズ20の向ききが水平方向から外れていれば、カメラ部3Bの撮像レンズ20が水平を向くように回動部37に指示を与える(ST86)。その後、再度ST65で撮像レンズ20の向きが水平方向かどうかを判定する。
【0104】
カメラ部3Bの撮像レンズ20の向きを水平方向に調整した後、音声の取り込みを開始する(ST87)。音声の取り込みを開始した後、カメラ部3Bを水平方向に向けて撮像を行う(ST88)。撮像を行った後、数秒待機し、音声の取り込みを継続する。そして、音声の取り込みを終了した後、撮り込んだ画像が所定以上の品質であるかどうかを判定し(ST89)、所定以上の品質であれば、撮り直し回数が所定回数であるかどうかを判定する(ST90)。
【0105】
撮り直し回数が所定回数未満であれば撮像した画像を他のデータ(撮像位置、撮像時刻等)とともにフラッシュメモリ32に書き込む(ST92)。所定品質以上の画像をフラッシュメモリ32に書き込んだ後、最初の処理即ちST80に戻る。一方、撮り込んだ画像が所定の品質以上でなければST88に戻って再度撮り込みを行う。また、撮り直し回数が所定回数に達した場合には、撮った画像のうちで一番品質の高いものをフラッシュメモリ32に書き込む(ST91)。そして、一番品質の高い画像をフラッシュメモリ32に書き込んだ後、最初の処理即ちST80に戻る。
【0106】
このように、本実施の形態に係る撮像システムによれば、撮像装置13Aは、音声を検出すると撮像を行うので、猫が誰かに呼ばれたり、何らかの意思を示したときの猫の視点から見た光景を確認することが可能となる。例えば、猫が鳴いたときに餌皿が写っていた場合は空腹状態にあると想像することができる。したがって、撮像装置13Aを有する撮像装置付首輪1を放し飼いの猫に装着することで、猫の行動範囲が確認できるほか、猫が誰かに呼ばれたり、猫が何らかの意思を示したときの猫の視点から見た光景を確認することができる。
【0107】
なお、本実施の形態において、音声解析部41によって解析された音声が、前回の音声と近似しており、かつ前回の撮像から所定時間経過していない場合は撮像動作をキャンセルするようにしても良い。
また、本実施の形態では、猫の鳴き声の音声を検出するようにしたが、猫の喉の振動を検出するようにしても良い。
【0108】
上記実施の形態1から実施の形態3においては、カメラ部3Bが地面などを撮像することが無いようにカメラ部3Bが水平方向に向くように構成したが、図16に示すように、撮像装置14の上部のセンシング窓14Aを通して猫の頭の向いている方向を検出して、その方向に撮像レンズ20などの光学系を適宜追従させることで、さらに猫の視点と撮像内容を合わせることが可能となる。
【0109】
ここで、猫の頭の向いている方向を検出する方法としては、例えば猫の頭を撮像した結果を画像解析することで方向を判断する方法や、猫の顎あたりの複数箇所に光を当ててその反射光を検出する方法や、赤外線センサを用いて鼻などの温度の低い部分の動きを観察する方法などが考えられる。一方、撮像レンズ20及びCCD21部分の水平方向の向きの変更は、実施の形態1で説明した垂直方向の回動機構と同様の水平方向の回動機構を設けることで解決できる。図17は、猫12のその頭を左方向へ向けた状態を示しており、撮像レンズ20部分がその方向に向いていることが分かる。
【0110】
また、実施の形態1から実施の形態3においては、静止画を扱ったが、動画を扱うようにしても良い。
【0111】
また、実施の形態2及び実施の形態3においては、夜間など所定の明るさが得られない場合に撮像を行わないようにしたが、ストロボを付加することで所定の明るさが得られない場合でも撮像を行うことができる。さらに、赤外線カメラとすれば猫を驚かすことなく夜間でも撮像が可能となる。
【0112】
また、実施の形態1から実施の形態3においては、対象を猫としたが、撮像装置3、13、13Aに対してある程度の大きさを持つペットであれば、対象は猫でなくてもよく、犬や馬などでもよいことは言うまでもない。また、撮像装置3、13、13Aそれぞれに防水機構を持たせればアシカやアザラシなどの水棲動物にも対応できる。
【0113】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に係る発明の撮像装置によれば、所定間隔で撮像を行うので、撮像により得られた画像を見ることで動物の視点から見た光景を楽しんだり、動物の行動範囲を確認したりすることができる。
【0114】
また、請求項2に係る発明の撮像装置によれば、予め設定された時間に撮像を行うので、撮像により得られた画像を見ることで動物の視点から見た光景を楽しんだり、動物の行動範囲を確認したりすることができる。
【0115】
また、請求項3に係る発明の撮像装置によれば、撮像手段の撮像方向を常に水平方向に維持するので、地面を撮像したりすることがなく、常に動物の前方向の光景を撮像することができる。
【0116】
また、請求項4に係る発明の撮像装置によれば、動物の顔の向きが変わると、その顔の向きに追従して撮像手段の方向を変えて、変更後の方向で撮像を行うので、撮像により得られた画像を見ることで動物の視点の変化を楽しんだり、その動物の思いを想像したりすることができる。
【0117】
また、請求項5に係る発明の撮像装置によれば、周囲が所定の明るさになると撮像を行うので、常に明るく見やすい画像が得られる。また、夜間など暗いときには撮像を行わないことから、撮像の無駄がなく、また画像を保存するメモリの小容量化が図れるとともに省電力化が図れる。
【0118】
また、請求項6に係る発明の撮像装置によれば、予め設定された時間でも周囲の明るさが所定の明るさでなければ撮像を行わず、比較的短い(例えば3〜5分)間隔で明るさ判定を行って、その間に所定の明るさが得られれば撮像を行うので、季節による日の出及び日没時間の違いや天候の変化によって周囲の明るさに違いがあっても常に明るく見やすい画像が得られる。
【0119】
また、請求項7に係る発明の撮像装置によれば、音声を検出すると撮像を行うので、動物が鳴いたときに、その動物の視点から見た光景を見ることができる。
【0120】
また、請求項8に係る発明の撮像装置によれば、動物の鳴き声を解析して、意味があると判断した場合に撮像を行うので、動物が何らかの意思を示したときに、その動物の視点から見た光景を見ることができる。例えば、鳴いたときに餌皿が写っていた場合は空腹状態にあると想像することができる。
【0121】
また、請求項9に係る発明の撮像装置によれば、音声を解析して動物の名前が呼ばれたときに撮像を行うので、名前が呼ばれたときの動物の視点から見た光景を見ることができる。
【0122】
また、請求項10に係る発明の撮像装置によれば、データを無線信号に変換して送信できるので、この撮像装置から送信された画像を離れた場所で受信して再生することができる。
【0123】
また、請求項11に係る発明の撮像装置によれば、撮像により得られた画像をブルートゥース規格を用いた無線通信により送信を行うので、ブルートゥース規格を用いた無線通信が可能なPCやPDAなどでも受信して画像を再生することができる。
【0124】
また、請求項12に係る発明の撮像装置によれば、GPS衛星を利用して現在位置を求めるので、撮像時の正確な位置を知ることができる。
【0125】
また、請求項13に係る発明の撮像装置によれば、撮像により得られた画像が所定以上の品質であればそれを記憶し、所定以上の品質でなければ所定の回数以内で再撮像を行い、所定の回数以内で所定の品質が得られれば当該画像を記憶し、所定の回数以内で所定の品質が得られなければ撮った画像のうちで一番品質の良いものを選択して記憶するので、常に最良の品質の画像を得ることができる。
【0126】
また、請求項14に係る発明の撮像装置によれば、画像を記憶する画像データ記憶手段を装置本体に対して着脱自在としたので、画像データ記憶手段を装置本体から取り外してPCやPDAに接続して画像を取り出すことができる、
【0127】
また、請求項15に係る発明の撮像装置付首輪によれば、請求項1から請求項14のいずれかに係る発明の撮像装置を猫の首輪に設けたので、屋根や木の上、藪の中などにおいて猫の視点から見た光景を楽しんだり、猫の行動範囲を確認したりすることができる。
【0128】
また、請求項16に係る発明の画像回収装置によれば、無線通信を行うことで得られた無線信号から画像データを復調して記憶するので、撮像装置で撮られた画像を取り込んで保存することができる。
【0129】
また、請求項17に係る発明の画像回収装置によれば、第2画像データ記憶手段を装置本体に対して着脱自在としたので、第2画像データ記憶手段に画像データを記憶させた後、装置本体から取り外してPCやPDAで再生することができる。
【0130】
また、請求項18に係る発明の画像回収装置によれば、ブルートゥース規格を用いてデータ送信ができるので、ブルートゥース規格を用いた無線通信が可能なPC、PDA、携帯電話に対して撮像装置から回収した画像データを送ることができる。
【0131】
また、請求項19に係る発明の画像回収装置によれば、固有情報(例えば電話番号やメールアドレス)を記憶できるとともに、記憶した固有情報を持つ相手にデータの送信を行えるので、予めデータの送り先を指定しておくことで、指定した送り先に撮像装置から回収した画像データを送ることができる。
【0132】
また、請求項20に係る発明の画像回収装置によれば、ローカルエリアネットワークを介してデータ送信ができるので、撮像装置から回収した画像データをローカルエリアネットワークに接続されたPCやPDAに送ることができる。
【0133】
また、請求項21に係る発明の撮像システムによれば、動物の視点から見た光景を楽しんだり、その動物の行動範囲を確認したりすることができる撮像システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る撮像システムの撮像装置付首輪を示す斜視図である。
【図2】図1の撮像装置の拡大図である。
【図3】図1の撮像装置のカメラ部の構造を示す図である。
【図4】図1の撮像装置の構成を示すブロック図である。
【図5】図1の撮像装置付首輪の猫への装着状態を示す図である。
【図6】図1の撮像装置の撮像処理を示すフローチャートである。
【図7】図1の撮像装置の画像データ送信処理を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態1に係る撮像システムの画像回収装置を示す斜視図である。
【図9】図8の画像回収装置の構成を示すブロック図である。
【図10】図9の画像回収装置のデータ送受信処理を示すフローチャートである。
【図11】図9の画像回収装置のデータ入出力処理を示すフローチャートである。
【図12】図9の画像回収装置からPCへ転送された画像のアプリケーション上での表示例を示す図である。
【図13】本発明の実施の形態2に係る撮像システムの撮像装置の構成を示すブロック図である。
【図14】図13の撮像装置の動作を示すフローチャートである。
【図15】本発明の実施の形態3に係る撮像システムの撮像装置の動作を示すフローチャートである。
【図16】本発明の撮像システムの撮像装置の応用例を示す図である。
【図17】図16の撮像装置を猫に装着した状態を示す図である。
【符号の説明】
1 撮像装置付首輪
2 首輪
2A 長さ調整部
3、14 撮像装置
3A 支持部
3B カメラ部
4 GPSアンテナ部
5 ギヤ部
6 突起部
7 ギヤ
8 減速機
9 モータ
10 穴
12 猫
14A センシング窓
20 撮像レンズ
21 CCD
22 垂直ドライバ
23 タイミング発生器
24 サンプルホールド(S/H)回路
25 アナログディジタル変換器
26 カラープロセス回路
27 DMAコントローラ
28 DRAMインタフェース
29 DRAM
30 送受信部
31 GPS受信部
32 フラッシュメモリ
33、33A、33B 制御部
34 JPEG回路
35 計時部
36 方向検出部
37 回動部
38 電圧検出部
39、60 バス
40 マイク
41 音声解析部
42 明るさ検出部
50 画像回収装置
51 画像メモリ
52 メモリスロット
53 表示部
53a カメラマーク
53b 回収枚数マーク
53c バッテリマーク
54 プログラムメモリ
55 I/Oポート
56 送受信部
57 操作部
58 制御部
59 商用電源部

Claims (21)

  1. 動物に装着される撮像装置であって、被写体像を撮像する撮像手段と、予め設定された時間間隔で前記撮像手段にて撮像を行わせる撮像制御手段と、を具備することを特徴とする撮像装置。
  2. 動物に装着される撮像装置であって、被写体像を撮像する撮像手段と、撮像するための時間を計時する計時手段と、予め設定された時間で前記撮像手段にて撮像を行わせる撮像制御手段と、を具備することを特徴とする撮像装置。
  3. 動物に装着される撮像装置であって、被写体像を撮像する撮像手段と、前記撮像手段の撮像方向を検出する方向検出手段と、前記撮像手段の撮像方向を変える駆動手段と、前記方向検出手段の検出結果から前記撮像手段の撮像方向が水平方向になるように前記駆動手段を制御する方向制御手段と、前記撮像手段の撮像方向が水平方向にあるときに撮像を行わせる撮像制御手段と、を具備することを特徴とする撮像装置。
  4. 動物に装着される撮像装置であって、被写体像を撮像する撮像手段と、前記動物の顔の向きを検出する方向検出手段と、前記撮像手段の撮像方向を変える駆動手段と、前記方向検出手段の検出結果から前記撮像手段の撮像方向を前記動物の顔の向きに合わせる方向制御手段と、前記方向制御手段にて変えられた撮像方向で前記撮像手段にて撮像を行わせる撮像制御手段と、を具備することを特徴とする撮像装置。
  5. 動物に装着される撮像装置であって、被写体像を撮像する撮像手段と、周囲の明るさを検出する明るさ検出手段と、前記明るさ検出手段の検出結果から周囲の明るさが所定の明るさかどうかを判定し、所定の明るさであれば前記撮像手段にて撮像を行わせる撮像制御手段と、を具備することを特徴とする撮像装置。
  6. 前記撮像手段による撮像を行うための時間を計時する計時手段を具備し、前記撮像制御手段は、予め設定された時間での周囲の明るさを判定し、所定の明るさであれば前記撮像手段にて撮像を行わせ、所定の明るさでなければ比較的短い間隔で明るさの再判定を行い、所定の明るさになると前記撮像手段にて撮像を行わせることを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 動物に装着される撮像装置であって、被写体像を撮像する撮像手段と、音声を検出する音声検出手段と、前記音声検出手段にて音声が検出されると前記撮像手段にて撮像を行わせる撮像制御手段と、を具備することを特徴とする撮像装置。
  8. 前記音声検出手段で検出された音声を解析して所定の鳴き声かどうかを判定する音声解析手段を具備し、前記撮像制御手段は、前記音声解析手段にて所定の鳴き声と判定されると前記撮像手段にて撮像を行わせることを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記音声解析手段は、前記音声検出手段で検出された音声を解析して所定の名前が呼ばれたどうかを判定し、前記撮像制御手段は、前記音声解析手段にて所定の名前が呼ばれたと判定されると前記撮像手段にて撮像を行わせることを特徴とする請求項7又は請求項8のいずれかに記載の記載の撮像装置。
  10. 前記撮像手段にて撮られた画像を無線信号に変換して送信する送信手段を具備することを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載の撮像装置。
  11. 前記送信手段は、ブルートゥース規格を用いた無線通信を行うことを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
  12. GPS衛星からの無線信号を受信して現在位置を求めるGPS受信手段を具備し、前記送信手段は、前記撮像手段にて撮られた画像の送信時に前記GPS受信手段で求められた現在位置を取り込み、前記画像とともに送信することを特徴とする請求項10又は請求項11のいずれかに記載の撮像装置。
  13. 画像データを記憶する画像データ記憶手段と、前記撮像手段にて撮られた画像の品質を評価する画像品質評価手段と、を具備し、前記撮像制御手段は、前記撮像手段にて撮られた画像が所定以上の品質であれば当該画像を前記画像データ記憶手段に記憶させ、所定以上の品質でなければ所定の回数以内で再撮像を行わせ、所定の回数以内で所定の品質が得られれば当該画像を前記画像データ記憶手段に記憶させ、所定の回数以内で所定の品質が得られなければ撮られた画像のうちで一番品質の良いものを選択して前記画像データ記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項1から請求項12のいずれかに記載の撮像装置。
  14. 前記画像データ記憶手段は、装置本体に対して着脱自在であることを特徴とする請求項13に記載の撮像装置。
  15. 猫動物に装着される首輪と、前記首輪に設けられ請求項1から請求項14のいずれかに記載の撮像装置と、を具備することを特徴とする撮像装置付首輪。
  16. 動物の餌を与えるための餌皿形状の画像回収装置であって、画像データを記憶する第2画像データ記憶手段と、無線信号を受信して画像データを復調する受信手段と、前記受信手段で復調された画像データを前記第2画像データ記憶手段に記憶させる制御手段と、を具備することを特徴とする画像回収装置。
  17. 前記第2画像データ記憶手段は、装置本体に対して着脱自在であることを特徴とする請求項16に記載の画像回収装置。
  18. 前記受信手段は、ブルートゥース規格を用いた無線通信を行うことを特徴とする請求項16又は請求項17のいずれかに記載の画像回収装置。
  19. 画像データの送信先の固有情報を記憶する固有情報記憶手段と、有線又は無線の電気通信回線を介してデータの送受信を行うデータ伝送手段と、前記固有情報記憶手段に記憶された固有情報を用いて前記第2画像データ記憶手段に記憶された画像データを前記データ伝送手段から送信する通信制御手段と、を具備することを特徴とする請求項又は請求項16から請求項18のいずれかに記載の画像回収装置。
  20. 前記データ伝送手段は、ローカルエリアネットワークと接続してデータの送受信を行うことを特徴とする請求項19に記載の画像回収装置。
  21. 請求項15に記載の撮像装置付首輪と、請求項16から請求項20のいずれかに記載の画像回収装置と、を具備することを特徴とする撮像システム。
JP2003157246A 2003-06-02 2003-06-02 撮像装置及び撮像装置付首輪 Expired - Fee Related JP4006642B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003157246A JP4006642B2 (ja) 2003-06-02 2003-06-02 撮像装置及び撮像装置付首輪

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003157246A JP4006642B2 (ja) 2003-06-02 2003-06-02 撮像装置及び撮像装置付首輪

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004361522A true JP2004361522A (ja) 2004-12-24
JP4006642B2 JP4006642B2 (ja) 2007-11-14

Family

ID=34051067

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003157246A Expired - Fee Related JP4006642B2 (ja) 2003-06-02 2003-06-02 撮像装置及び撮像装置付首輪

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4006642B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006222841A (ja) * 2005-02-14 2006-08-24 Fuji Photo Film Co Ltd 監視カメラシステム
WO2006095406A1 (ja) * 2005-03-07 2006-09-14 National Institute Of Information And Communications Technology 位置情報サーバシステム及びそれを用いた無線通信システム
WO2007007278A2 (en) * 2005-07-11 2007-01-18 Elmar Gallo Wearable device supporting a microcamera
JP2010054337A (ja) * 2008-08-28 2010-03-11 Pioneer Electronic Corp 車載機器、情報通信システム、車載機器の通信制御方法およびプログラム
WO2018179151A1 (ja) * 2017-03-29 2018-10-04 日本電気株式会社 映像解析装置、映像解析方法、および映像解析プログラム
WO2018211780A1 (ja) * 2017-05-18 2018-11-22 ソニー株式会社 撮像装置
JP2019129780A (ja) * 2018-02-01 2019-08-08 株式会社Jvcケンウッド 情報取得装置、情報取得方法、および情報取得プログラム
KR102657318B1 (ko) * 2016-01-25 2024-04-15 한국전자통신연구원 개인형 가상현실 체험장치 및 그 방법

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006222841A (ja) * 2005-02-14 2006-08-24 Fuji Photo Film Co Ltd 監視カメラシステム
WO2006095406A1 (ja) * 2005-03-07 2006-09-14 National Institute Of Information And Communications Technology 位置情報サーバシステム及びそれを用いた無線通信システム
WO2007007278A2 (en) * 2005-07-11 2007-01-18 Elmar Gallo Wearable device supporting a microcamera
WO2007007278A3 (en) * 2005-07-11 2007-03-29 Elmar Gallo Wearable device supporting a microcamera
JP2010054337A (ja) * 2008-08-28 2010-03-11 Pioneer Electronic Corp 車載機器、情報通信システム、車載機器の通信制御方法およびプログラム
KR102657318B1 (ko) * 2016-01-25 2024-04-15 한국전자통신연구원 개인형 가상현실 체험장치 및 그 방법
US11170486B2 (en) 2017-03-29 2021-11-09 Nec Corporation Image analysis device, image analysis method and image analysis program
JPWO2018179151A1 (ja) * 2017-03-29 2019-11-07 日本電気株式会社 映像解析装置、映像解析方法、および映像解析プログラム
US11386536B2 (en) 2017-03-29 2022-07-12 Nec Corporation Image analysis device, image analysis method and image analysis program
WO2018179151A1 (ja) * 2017-03-29 2018-10-04 日本電気株式会社 映像解析装置、映像解析方法、および映像解析プログラム
WO2018211780A1 (ja) * 2017-05-18 2018-11-22 ソニー株式会社 撮像装置
JP2019129780A (ja) * 2018-02-01 2019-08-08 株式会社Jvcケンウッド 情報取得装置、情報取得方法、および情報取得プログラム
JP7059659B2 (ja) 2018-02-01 2022-04-26 株式会社Jvcケンウッド 情報取得装置、情報取得方法、および情報取得プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4006642B2 (ja) 2007-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11937017B2 (en) Wearable recording system with memory designation
JP5402409B2 (ja) 撮影条件設定装置、撮影条件設定方法及び撮影条件設定プログラム
KR100397810B1 (ko) 카메라, 카메라시스템, 정보기록시스템, 시계 및 카메라와 시계장치의 링크시스템 및 카메라와 시계의 링크방법
JP5888172B2 (ja) データ記憶装置およびプログラム
JP6248937B2 (ja) コンテンツ取得装置、携帯装置、サーバ、情報処理装置及び記憶媒体
JP2003046758A (ja) 撮像装置、情報処理装置、画像処理装置およびその方法、並びに、画像処理システム
US20140270688A1 (en) Personal Video Replay
JP4006642B2 (ja) 撮像装置及び撮像装置付首輪
JP2004159293A (ja) 撮像記録装置、画像処理装置、撮像記録制御プログラム及び画像処理プログラム、撮像記録方法並びに画像処理方法
JP2001274936A (ja) 画像データ伝送システム及び撮像データ伝送方法
JP2003046707A (ja) 撮像装置、情報処理装置およびそれらの制御方法、画像処理装置およびその方法、並びに、画像処理システム
JP2012084052A (ja) 撮像装置、制御方法及びプログラム
JP2005513685A (ja) メタデータ形式による記述生成
US20040119849A1 (en) Method, system and camera for taking composite pictures
JP2004364044A (ja) 画像記録装置
CN102055896A (zh) 吸引注意力的影像采集方法及其电子装置
JP2007089075A (ja) 撮像装置、ナビゲーション装置、及び位置情報記憶システム
JP4499275B2 (ja) 電子カメラシステムおよび電子カメラ
JP4054907B2 (ja) カメラと腕時計のリンクシステム
JP2008072675A (ja) 撮像装置
JP2003134384A (ja) カメラ
JP2010268127A (ja) 制御装置、撮像装置、撮像システム、画像取得方法、及びプログラム
JP2001008089A (ja) 画像処理装置及びその制御方法、画像処理システム、撮像支援方法並びにメモリ媒体
JP2003134470A (ja) 画像再生装置
JP2008060843A (ja) クレードル装置及び画像アクセス制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040929

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070126

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070327

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070802

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070815

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100907

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4006642

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100907

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110907

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120907

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130907

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees