JP2004360922A - 樹脂製管継手 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 継手本体10に装着される内側環状部材1と、外側環状部材2と、締付部材11とを備え、内側環状部材1の外周面うち樹脂製チューブ3の装着部に、外側環状部材2の内周面を圧入させた状態で、内側環状部材1と外側環状部材2との間に、樹脂製チューブ3を圧入したチューブ組立体が形成されており、チューブ組立体が、継手本体10の内周面側に装着される前の状態において、外側環状部材2は、樹脂製チューブ3を内側環状部材1の外周面に押圧しており、チューブ組立体が、継手本体10の内周面側に装着された状態において、樹脂製チューブを挿通した締付部材11が継手本体10に締め付けられている。
【選択図】 図5
Description
d1≦d2
35≦α≦45
の関係を満足することを特徴とする。
前記締付部材を前記樹脂製チューブに挿通させる前の状態において、前記締付部材の内径のうち、前記樹脂製チューブへの当接部の内径をd1、前記樹脂製チューブの外径をd2、前記テーパ部の傾斜面と水平面とのなす角度のうち鋭角の側をα(度)とすると、
d1≦d2
35≦α≦45
の関係を満足することが好ましい。この構成によれば、チューブを確実に圧接できるとともに、チューブの挿入性も確保することができる。
d3≦d4
の関係を満足することが好ましい。この構成によれば、チューブの固定がより強固になり、チューブの引き抜け強度が向上し、チューブがより抜けなくなる。
図1、2は、実施の形態1に係る樹脂製の管継手に係る継手作業の主要工程の断面図であり、図3は、内側環状部材である内側リングの要部拡大図である、以下に説明する管継手を構成する外側環状部材である外側リング2、内側リング1、チューブ3、継手本体10、及び締付部材である袋ナット11はいずれも樹脂製であり、チューブ3には、耐薬品性、及び耐熱性を確保するために、例えばフッ素樹脂を用いる。
本実施形態に係る継手方法は、加熱圧入方式による施行ができないので、施工場所において、安易にチューブを加熱することを禁止でき、施工方法を常温圧入方式に一本化できる。
実施の形態2は、袋ナットとチューブとの寸法関係、及び内側リングのテーパ部の傾斜角度に係るものである。本実施の形態に係る管継手は、下記の式(1)、及び式(2)の関係を満足している。
式(2) 35≦α≦45
d1は、袋ナット11の内径のうち、チューブ3への当接部の内径であり、d2はチューブ3の外径である(図4(a))。角度α(度)は、内側リングのテーパ部の傾斜角度である(図3)。角度は、水平面と傾斜面とのなす角のうち、鋭角の側を示しており、時計方向を正としている。
実施の形態3は、内側リングのテーパ部の先端形状に係る実施の形態である。図6(a)は、本実施の形態に係る内側リング1のテーパ部先端の拡大図を示しており、図6(b)は、比較例に係る内側リング1のテーパ部先端の拡大図を示している。
実施の形態4は、継手本体内径と外側リング外径との寸法関係に係るものである。本実施の形態に係る管継手は、下記の式(3)の関係を満足している。
d3は、継手本体10の内径のうち、チューブ組立体9の装着部の内径であり、d4はチューブ組立体9のうち、継手本体10の内周面に対応する部分の外側リング2の外径である(図4(a))。d3とd4との差は例えば0.5mm以下である。図2を用いて説明したように、チューブ組立体9の完成状態では、チューブ3は内側リング1と外側リング2との間に圧入されているので、外側リング2はチューブ3を押圧していることになる。式(3)の関係を満足していれば、チューブ組立体12を継手本体13に圧入することになるので、外側リング2のチューブ3の押圧力が増し、袋ナット11の締め付けにより、押圧力はより増すことになる。このため、チューブ3の固定がより強固になり、チューブ3の引き抜け強度が向上し、チューブ3がより抜けなくなる。
以下、実施例を参照しながら、本発明の効果について具体的に説明する。実施例1として、図5に示した実施の形態1に係る管継手を用い、比較例1として図8(a)に示した構成の管継手、比較例2として図8(b)に示した構成の管継手をそれぞれ用いた。比較例1は、外側リングを設けない構成である。比較例2は、外見上、外側リングを設けているが、外側リング自体にチューブを押圧する作用のない構成である。
1a テーパ部
1b,10a 面取り部
2 外側リング
3 チューブ
4 治具
5,5a 段差
6 チューブホルダ
7 略V字状の隙間
8 当接部
9 チューブ組立体
10 継手本体
11 袋ナット
Claims (7)
- 継手本体を介して樹脂製チューブを接続する樹脂製管継手であって、前記継手本体に装着される内側環状部材と、外側環状部材と、締付部材とを備えており、
前記内側環状部材の外周面うち前記樹脂製チューブの装着部に、前記外側環状部材の内周面を圧入させた状態で、前記内側環状部材と前記外側環状部材との間に、前記樹脂製チューブを圧入したチューブ組立体が形成されており、
前記チューブ組立体が、前記継手本体の内周面側に装着される前の状態において、前記外側環状部材は、前記樹脂製チューブを前記内側環状部材の外周面に押圧しており、
前記チューブ組立体が、前記継手本体の内周面側に装着された状態において、前記樹脂製チューブを挿通した締付部材が前記継手本体に締め付けられていることを特徴とする樹脂製管継手。 - 前記内側環状部材の外周面に、前記外側環状部材の仮固定の際に歯止めをかける第1の段差と、前記第1の段差に対して、樹脂製チューブの入口側の反対側にあり、前記外側環状部材の最終固定の際に歯止めをかける第2の段差とが形成されている請求項1に記載の樹脂製管継手。
- 前記内側環状部材の外周面のうち、前記樹脂製チューブの入口側に先端から後方に向かうにつれて外径が大きくなっているテーパ部が形成されており、
前記締付部材を前記樹脂製チューブに挿通させる前の状態において、前記締付部材の内径のうち、前記樹脂製チューブへの当接部の内径をd1、前記樹脂製チューブの外径をd2、前記テーパ部の傾斜面と水平面とのなす角度のうち鋭角の側をα(度)とすると、
d1≦d2
35≦α≦45
の関係を満足する請求項1に記載の樹脂製管継手。 - 前記継手本体の内径のうち、前記チューブ組立体の装着部の内径をd3、前記チューブ組立体のうち、前記継手本体の内周面に対応する部分の前記外側環状部材の外径をd4とすると、
d3≦d4
の関係を満足する請求項1に記載の樹脂製管継手。 - 前記内側環状部材の外周面のうち、前記樹脂製チューブの入口側に先端から後方に向かうにつれて外径が大きくなっているテーパ部が形成されており、前記テーパ部の先端部分が面取りされている請求項1に記載の樹脂製管継手。
- 前記継手本体の内周面のうち、前記内側環状部材の端部との当接部が面取りされている請求項1に記載の樹脂製管継手。
- 継手本体を介して樹脂製チューブを接続する樹脂製管継手であって、前記継手本体に装着される内側環状部材と、締付部材とを備えており、
前記内側環状部材の外周面に、前記樹脂製チューブを圧入したチューブ組立体が形成されており、
前記チューブ組立体が、前記継手本体の内周面側に装着された状態において、前記樹脂製チューブを挿通した締付部材が前記継手本体に締め付けられており、
前記内側環状部材の外周面のうち、前記樹脂製チューブの入口側に先端から後方に向かうにつれて外径が大きくなっているテーパ部が形成されており、
前記締付部材を前記樹脂製チューブに挿通させる前の状態において、前記締付部材の内径のうち、前記樹脂製チューブへの当接部の内径をd1、前記樹脂製チューブの外径をd2、前記テーパ部の傾斜面と水平面とのなす角度のうち鋭角の側をα(度)とすると、
d1≦d2
35≦α≦45
の関係を満足することを特徴とする樹脂製管継手。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021060057A (ja) * | 2019-10-04 | 2021-04-15 | 三菱ケミカルインフラテック株式会社 | 管継手とパイプの接続構造及び接続方法 |
-
2004
- 2004-09-17 JP JP2004271752A patent/JP4271638B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP7364412B2 (ja) | 2019-10-04 | 2023-10-18 | 三菱ケミカルインフラテック株式会社 | 管継手とパイプの接続構造及び接続方法 |
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