JP2004357735A - 全自動洗濯機 - Google Patents

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Shunichi Ishikawa
俊一 石川
Tomohiro Okawa
友弘 大川
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Abstract

【課題】本発明は、従来技術の欠点である洗濯物のセンシングにおいて不安定で誤差を少なくすることを目的とした全自動洗濯機を提供することにある。
【解決手段】洗濯兼脱水槽の内壁部に縦状の突起物を複数個配設し、洗濯兼脱水槽の中央部には、回動不能な羽根を設けた構成とし、洗濯・すすぎ時には、洗濯兼脱水槽を洗濯物の種類に応じた回動角度で左右運転する洗濯方法とする。
この洗濯方式において、羽根との洗濯兼脱水槽に設けられた突起との位置を常に同一角度から洗濯物の量を検知するように制御する。
【効果】洗濯物の量が毎回の洗濯時において常に安定した誤差の少ない検知パルス数を得ることが出来、洗濯物を洗濯するのに適切な洗濯水量と洗濯行程を制御することが出来る。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、全自動洗濯機係わるものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の洗濯方式は、洗濯兼脱水槽の中央部に位置している攪拌翼を左右回転させ洗濯物に機械力を与えて洗濯をしていた。この方式の場合、攪拌翼の回転により洗濯物がからみ、また、洗濯物に部分的に機械力が加わり傷みがでたり、洗濯での洗いむらも大きく発生していた。このため、攪拌翼の径を大きくして攪拌翼の回転数を低くして、さらに短い時間で左右回転した方式の洗濯方法等がとられていたが、攪拌翼を回転させることによる洗濯物の傷みやからみ及び洗いむら等は大幅に改善できなかった。
【0003】
また洗濯物の量を検知する場合、洗濯兼脱水槽の中央部に位置している回動自在な洗濯物を動かすパルセータの位置が不同であり、安定した洗濯物の量を計測することが出来なかった。
【0004】
【特許文献】
なし
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来技術の欠点である洗濯物の傷みやからみ及び洗いむらを無くすることを目的とした全自動洗濯機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は洗濯時適切な洗濯物の量を検知するするために洗濯開始時、洗濯兼脱水槽の内壁に縦状の突起と羽根との角度を常に一定な状態で運転開始することにより、安定した洗濯物の量を検知することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明になる全自動洗濯機の一実施の形態を示す縦断面図である。
【0008】
外枠1は内部機構の周囲を内包する全自動洗濯機の枠体である。洗濯兼脱水槽2は、全自動洗濯機の外枠1の内部に設けられている。この洗濯兼脱水槽2は、上縁部に流体バランサー3を備えている。また、内部中央には羽根4が位置しており洗濯兼脱水槽2の内周部には多数の脱水穴2aと内周壁に対して縦状の突起物2bが複数個配置されている。外槽5は、その底部の外側に、駆動電動機と洗濯脱水の切換機構を内蔵した電動駆動装置6を鋼板製の取り付けベース7を介して取り付けてある。外槽5は外枠1の上部4隅から防振支持装置8によって懸垂支持されている。
【0009】
衣類投入9aを形成した上カバー9は、衣類投入口9aを洗濯兼脱水槽2の上方に位置させて、枠体の上部開口を覆うように該開口の端縁に嵌め込み、フロントパネル10及びバックパネル11と共に取り付けネジ(図示省略)により外枠1に取り付けて配置する。上カバー9の前縁部で、前記フロントパネル10の下側に形成されるフロントパネルボックス12は、電源スイッチ13と操作スイッチである入力スイッチ群14と表示素子群15と外槽5内に給水される洗濯水量に応じた水位信号を発生する水位センサー16と制御装置17を内蔵する。上カバー9の後縁部で、バックパネル11の下側に形成されるバックパネルボックス18には、給水栓と給水ホースから(図示省略)入水側19に接続、出水側を注水口20に接続する給水電磁弁21を内蔵する。注水口20は、洗濯兼脱水槽2の開口に向けて放水するように形成されている。バックパネルボックス18には、更に、必要に応じて、風呂水ポンプを介して洗濯兼脱水槽2に供給するための風呂の残り湯を給水する風呂水給水ポンプや水道水軟水化装置(図示省略)や洗剤投入装置(図示省略)を設ける。上カバー9に形成した衣類投入口9aは、蓋22によって開閉自在に覆う構造となっている。外槽5の底部内側には、洗剤検出センサー23を設置し、この底部に形成した排水口5aは、排水電磁弁24を介して排水ホース25に接続する。また、外槽5の下部にはエアートラップ5bを設け、このエアートラップ5bはエアーチューブ26を介して前記水位センサー16に接続する。水位センサー16は、給水量に応じた空気圧により水位を検出し、水位を表わす水位検出信号を制御装置17に入力する。また、外槽5の底部には洗濯中に外槽5内の洗濯水を強制循環する循環ポンプ29が設けられてあり、洗濯およびすすぎ水は、循環ポンプの運転により、外槽5の底部から循環ホース30を介して洗濯兼脱水槽2内へ常時循環している。外枠1の下方には、四隅に脚27を取り付けた合成樹脂製のベース28が装着されている。
【0010】
次に図2、図3、図4を基に説明する。図2は洗濯兼脱水槽2と羽根4の拡大説明図である。羽根4は、洗濯・すすぎ時には回動することなく、駆動電動機と洗濯兼脱水切換機構を内蔵した電動駆動装置6に回動しないように取り付けられている。
【0011】
このため、洗濯・すすぎ時は、羽根4が回動せずに電動駆動装置6の切換により、洗濯兼脱水槽2が右回転−休止−左回転の回動を繰り返し行う運転制御がされる。洗濯物31は、図3に示す状態で投入され、洗濯兼脱水槽2の中央部に位置している羽根4は、回動しない様に固定されている。
【0012】
このため、洗濯・すすぎ時洗濯物31への機械力は、洗濯兼脱水槽2を回動して洗濯物31に機械力与えて洗濯物31に付着した汚れや、洗剤分のすすぎを行う。
【0013】
図4は、洗濯兼脱水槽2を電動駆動装置6により、右回転−休止−左回転の回動による、洗濯・すすぎ時の状態を示したものである。
【0014】
洗濯兼脱水槽2の内側に縦状の突起物2bが複数個配設されており、洗濯・すすぎ時に洗濯兼脱水槽2の回動と共に動く。突起物2と羽根4により、洗濯物31に機械力を与えてもみ洗い効果で洗濯する。
【0015】
この洗濯兼脱水槽2の回動角度は、本実施例の場合、洗濯物31の種類により、軽く洗う場合はその角度を30〜60度位で回動させ、木綿類などの肌着類など標準的に洗う衣類については、90度位の角度で回動し、ジーンズや作業服など、汚れが比較的強く付着し、生地的にも強い素材の衣類は、90〜150度位の回動角度で洗う様に、洗濯物31の種類によって回動角度を制御し洗濯・すすぎを行うものである。
【0016】
この様に、洗濯兼脱水槽2の回動角度を洗濯物31の種類に応じて洗濯する。
【0017】
すなわち、洗濯物31をもみ洗いするような機械力で洗うことにより、洗濯物31のからみや傷みの防止が図れる。これにより、洗濯物31に含まれる水の量が従来の水流と攪拌翼の機械力で洗濯物31の洗浄力を出して攪拌方式異なりもみ洗い方式に近くなるため少なくてすむ。
【0018】
また、洗濯兼脱水槽2を回動し、羽根4を固定した状態で洗う方式につき、羽根4側が回転して洗う方式に比較し、電動駆動装置6の回転トルクは大きくなるが洗濯兼脱水槽2からの機械力が洗濯物31に均一的に加わることにより、洗いむらの防止もはかれる。
【0019】
また、洗濯中、循環ポンプ29を運転し、外槽5内の洗濯水を強制循環しながら、洗濯兼脱水槽2を回動して、洗濯兼脱水槽2の側壁に設けた突起物2bで洗濯物31を動かし洗う、もみ洗い方式で洗濯するため比較的少ない洗濯水で洗濯することができるため、従来の羽根4を回動して洗濯物31を動かし洗濯する方式より、洗濯水は半分以下で出来、使用水量の低減が図れる。
【0020】
洗濯・すすぎ終了後は、洗濯兼脱水槽2と循環ポンプ29を停止し、排水電磁弁24を開放して、洗濯水を排水ホース25から機外へ排水する。
【0021】
排水が終了すると、駆動電動機6の運転により、洗濯兼脱水槽2を一方向に高速で回転させ、その遠心力により、洗濯物31の水分を脱水穴2aから、外槽5に排出する。
【0022】
この様に、洗濯兼脱水槽2の中央部に位置している羽根4は、洗濯・すすぎ中には、回動しない様に固定状態とし、洗濯兼脱水槽2を洗濯物の種類に応じた回動角度で右−休止−左と回動して、洗濯兼脱水槽2の側壁に設けた突起物2bと、羽根4により、洗濯物31のもみ洗い効果を与えて洗濯および、すすぎをする。
【0023】
次に、切換動作を図5 図6を基に説明する。
【0024】
図5と図6は洗濯兼脱水槽2とその中央部に位置している羽根4の動作原理の実施例図であり、これらの図を基に説明する。
【0025】
先ず、図5は洗濯・すすぎ時における状態を示した図である。
【0026】
洗濯・すすぎ時は電動駆動装置ケース6aの内部に駆動源であるインバータモータが設置されており、この電動駆動装置ケース6aは複数個のネジ6bにより外槽5の底面部に固定支持されている。
【0027】
電動駆動装置ケース6aの内部に位置してあるインバータモータは、ステータ32aとコイル32bおよびロータ32c、マグネット32dから構成されているインナーモータタイプのインバータモータである。ロータ32cは、洗濯兼脱水槽2と接続してあり、その接続は中空軸33とを圧入方式または焼きバメ方式などにより回動不能とされている。
【0028】
中空軸33はナット36により、洗濯兼脱水槽2に固定されている。また中空軸33の内側には、水漏れ防止のシール42を介して羽根4と接続されている羽根軸35aが設けられており、この羽根軸35aはシール42の他に上部と下部にそれぞれメタル34aおよび34bで回転が可能となる様に支持されている。
【0029】
中空軸33と外槽5の接続は、洗濯水が漏れない様にウオータシール41で支持されている。
【0030】
羽根軸35aの下端部付近は、洗濯・すすぎ時に洗濯兼脱水槽2が回動したとき、同時に回動しない構成とするためのセレーション35bが設けられており、洗濯・すすぎ時インバータモータのロータ32cが回動したとき、羽根4が洗濯物31の抵抗により洗濯兼脱水槽2と同じ方向に回動しない様に、スライダー39aにより電動駆動装置ケース6aに設けられた穴40にスライダー39aに付いている突起39bで固定される。
【0031】
すなわち、洗濯兼脱水槽2が洗濯・すすぎ時回動するときは、スライダー39aを外部のモータもしくはマブネット等の動作により、アーム37を支持点38として押し上げる。このことにより、スライダー39aの内側に設けたセレーション39cと羽根軸35aのセレーション35bで噛合わせ、その回動をスライダー39aで受けスライダー39aにある突起39bからその回動を電動駆動装置ケース6aの底面部に設けられた穴40に勘合させて、羽根4を固定するものである。
【0032】
このような構成とすることにより、洗濯・すすぎ時、洗濯兼脱水槽2が回動した場合その中央部に位置している羽根4は回動しない様にして洗濯するものである。
【0033】
次に図6を基に脱水状態でのクラッチ機構を説明する。
【0034】
洗濯・すすぎ終了後、洗濯物31の水分を遠心力により脱水する場合、ロータ32cを一方向に高速で回転する。このことにより、洗濯兼脱水槽2も同じく同一方向に回転して、脱水穴2aから洗濯物31に含まれた水分を脱水するものであるが、この時、洗濯兼脱水槽2の中央部に位置している羽根4が固定状態であると、洗濯兼脱水槽2の回転に対し洗濯物31は、固定されている羽根4にからみ付き洗濯物31を損傷することになる。
【0035】
このため、脱水時はアーム37を外部の駆動機構により支持点38で押し下げる制御がされる。この制御により、スライダー39aの突起39bは、電動駆動装置ケース6aに設けられた穴40から外れる。また羽根軸35aの下端部に設けられたセレーション35bからも外れ、羽根軸354aは回動自在となり、脱水時、洗濯兼脱水槽2の回動と同じ状態となる。このようなクラッチ制御とすることにより、脱水時における洗濯物31の損傷を防止できる。
【0036】
図7は全自動工程のブロック図である。
【0037】
全自動洗濯機の工程を図7のブロック図を基に説明する。
【0038】
フロントパネルボックス12に位置している電源スイッチ13を押すことによりS101の給水工程に入る前に図3および図4に示す状態に洗濯物31が投入されているため、この洗濯物31の量がどのくらいの量かを計測するセンシング工程を行う、センシングの方法は洗濯兼脱水槽2を右および左に数回、回動することにより、洗濯物31の負荷抵抗により洗濯兼脱水槽2が受ける負荷の変化を駆動モータの電流変化量やインナーロータの慣性回転数および角度などを計測して洗濯物31の量を計測する、この計測手段を周知の技術である。
【0039】
洗濯物31の量を計測した後、洗濯物31の量の適した水量をS101の工程で自動的に給水する。その給水工程は、給水電磁弁21の開閉操作により水道水が入水側19を介して注水口20から洗濯兼脱水槽2内へ給水される。
【0040】
給水された洗濯水が洗濯に必要な量になったかをエアートラップ5bの部屋の空気圧をエアーチューブ26を介して水位センサー16により検知し規定量の洗濯水が供給されると次の工程であるS102の洗いが開始される。このとき、洗濯兼脱水槽2は規定の角度で回動するようにして、その中央部に位置している羽根4は図5で説明した様に固定された状態となっている。
【0041】
洗濯が終了するとS103の排水工程へ移行する。排水工程では、洗濯水を洗濯機外に排水するために排水電磁弁24を開放し排水ホース25から洗濯機外へ排水する。排水は排水開始から時間制御で行うものや、洗濯水の変化をエアートラップ5bの空気圧で水位センサー16による信号の変化を検知して行うものがある。排水が終了すると、洗濯物31の水分を脱水する脱水工程▲1▼S104に移行する。
【0042】
脱水工程▲1▼S104では、図6に示すようにクラッチ機構により図5で示した羽根4の固定状態を回動自在な状態に切り替え、洗濯兼脱水槽2の回転と同じ動作をするように制御される。
【0043】
次に、すすぎ用の給水工程S105にはいるが、この時の制御方法は洗濯時の給水S101と同じ制御で行われる。すすぎ▲1▼の工程S106は基本的には洗濯時の工程S102と同じ制御で運転される。
【0044】
すすぎ▲1▼が終了して排水S107、脱水▲2▼S108、給水S109も前述したS103、S104、S105の制御と同様な方法で行われる。
【0045】
またすすぎ▲2▼S110の制御についてもすすぎ▲1▼S106と同じ制御で運転される。すすぎ▲2▼が終了して排水工程S111に移行するが、この排水工程S111も前述した運転と同じく行われる。
【0046】
排水S111が終了すると、最終脱水S112へ移行する。この最終脱水は、洗濯物31の水分をできるだけ多く脱水できるように、中間の脱水▲1▼S104や▲2▼S108より長い時間で脱水するような制御がされている。
【0047】
最終脱水が終了すると、終了したことを知らせる終了ブザーS113を鳴らす。
【0048】
この様にして 一連の全自動洗濯コースが終了する。
【0049】
次に図8を基に説明する。
【0050】
図8は、本発明である洗濯兼脱水槽2の内側側壁に縦状に設けられら突起2bとその中央部に位置している羽根4の位置関係を表わしたものである。これらの羽根4と突起は洗濯・すすぎ時は常に同じ向きになるように制御されている。図8の実施例では、その角度θが90度の位置で一致するようになっている。
【0051】
図9は洗濯兼脱水槽2が洗濯物31の量(図示省略)がどの程度かをセンシングするための回動状態を示したものであり、洗濯物31の量を検知する場合には回動角度θは90度以内に範囲で数回行われ洗濯物31の量を検知する。
【0052】
図3や図4に示す洗濯物31の量を検知する場合、洗濯兼脱水槽2の側壁に設けられた突起2bとその中央部に設けられた羽根4の位置が同一状態からセンシング開始用の洗濯兼脱水槽2の回動をしないと、洗濯物31から洗濯兼脱水槽2が受ける負荷抵抗が異なり、適正な洗濯物31の量を計測する事ができない状態となる。このため、前述した如く電源スイッチ13を投入して給水する前の洗濯兼脱水槽2の回動スタート位置は図8に示すように、洗濯兼脱水槽2に設けられた突起2bとその中央部に固定されて位置している羽根4は同一向きとした状態とする必要がある。
【0053】
洗濯兼脱水槽2の突起2bと羽根4の位置による洗濯物31の量をセンシングした結果を図10に示す。
【0054】
洗濯物31の量は洗濯兼脱水槽2が回動するとき洗濯兼脱水槽2が受ける負荷抵抗により、前述した既に周知のセンシング手段によりおこなわれるがいかなるセンシング手段においても、洗濯兼脱水槽2の突起2bと羽根4との位置により図10に示した傾向が出る。しかし、図10に示す検知パルス数は、センシング手段により異なるが、傾向としては図10に示すようになる。
【0055】
図10は、図8に示す洗濯物31をセンシング開始する場合の突起2bと羽根4の位置関係によるセンシング値を表わしたものであり、洗濯物31の量を計測するとき、その位置θの角度とセンシング検知パルス数の関係である。
【0056】
検知パルス数は多いほどセンシング計測の誤差が少なくなり安定した洗濯物31の量を検知できるが、いずれの角度θにおいても検知パルス数を計測することが出来る。
【0057】
しかし、前述したように安定したパルス数を得るには、突起2bと羽根4との位置をずらさない様にすべきであり、洗濯物31の量をセンシングする度に位置角度θが変化すると毎回安定したセンシングパルス数が得られなくなるため、センシング開始時による、突起2bと羽根4との位置は同一位置から洗濯兼脱水槽2の回動をスタートする必要がある。
【0058】
図8、図9に示したように洗濯兼脱水槽2の内部側壁に設けた突起2bと洗濯兼脱水槽2の中央部に位置している羽根4との位置合わせの方法として、図5および図6に示したインナーロータの底面の一部に位置検知用マグネット44を設け、電動駆動装置ケース6aの底部には、位置検知センサー43を設けて、羽根4と洗濯兼脱水槽2の内部突起2bとの位置が図8の様になるように設定する。
【0059】
その方法としては、最終脱水終了後、インナーロータ32cを回動させて、位置センサー43により検知用マグネット44の位置を検知して停止させることにより、洗濯兼脱水槽2と羽根4の位置合わせをするものである。
【0060】
【発明の効果】
本発明によれば、従来技術の欠点である洗濯物の傷みやからみ及び洗いむらを無くすることを目的とした全自動洗濯機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】全自動洗濯機の縦断面図。
【図2】洗濯兼脱水槽の拡大縦断面図。
【図3】洗濯物の量をセンシングする状態説明図。
【図4】洗濯物の量をセンシングする状態説明図。
【図5】洗濯・すすぎ時のクラッチ制御図。
【図6】脱水時のクラッチ制御図。
【図7】全自動コース運転説明ブロック図。
【図8】羽根と洗濯兼脱水槽の突起位置角度図。
【図9】洗濯兼脱水槽のセンシング回動図。
【図10】洗濯兼脱水槽の突起部と羽根位置角度による検知パルス数を示す図。
【符号の説明】
2…洗濯兼脱水槽、2a…突起物、4…羽根。

Claims (1)

  1. 洗濯からすすぎ、脱水に至る工程を自動的に進行する全自動洗濯機において、洗濯兼脱水槽の内壁に縦状の突起を複数個設け、洗濯兼脱水槽の中央部に位置している羽根を固定とした状態で、洗濯兼脱水槽を右回転−休止−左回転と回動して洗濯する洗濯方式において、洗濯物の量を計測する場合縦状の突起と、洗濯兼脱水槽の中央部に位置している洗濯・すすぎ時に回動不能に固定された羽根の位置を同一な位置から、洗濯兼脱水槽を回動して行うことを特徴とした全自動洗濯機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103774376A (zh) * 2014-02-14 2014-05-07 屈晓平 一种洗袜子机
CN110453442A (zh) * 2018-05-07 2019-11-15 无锡小天鹅电器有限公司 波轮洗衣机及其桶组件

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