JP2004321636A - 全自動洗濯機 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、従来技術の欠点である洗濯物の傷みやからみ及び洗いむらを無くすることを目的とした全自動洗濯機を提供することにある。
【解決手段】洗濯兼脱水槽の底部の羽根体を固定した状態で洗濯兼脱水槽を正逆回転し、洗濯を行う。また、循環手段を設け、洗濯中に洗濯水を外槽から洗濯兼脱水槽に循環させる。
【選択図】 図1
【解決手段】洗濯兼脱水槽の底部の羽根体を固定した状態で洗濯兼脱水槽を正逆回転し、洗濯を行う。また、循環手段を設け、洗濯中に洗濯水を外槽から洗濯兼脱水槽に循環させる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、全自動洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の全自動洗濯機は、外枠の中の洗濯兼脱水槽の底部に位置する高さの低い攪拌翼を備えていた。洗濯工程及びすすぎ工程のすすぎ作業では、洗濯槽脱水槽に洗濯水又はすすぎ水をため、洗濯脱水槽を固定し攪拌翼を左回り右回りに交互に回転させ、洗濯物に機械力を与えて洗濯及びすすぎをしていた。また、すすぎ工程の脱水作業及び脱水工程では、洗濯脱水槽と攪拌翼を一緒に高速回転させ、脱水を行っていた。(例えば、特許文献1参照)
【特許文献1】
特開平8−117485号公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の全自動洗濯機では、攪拌翼の回転により洗濯物がからみ、また、洗濯物に局所的に機械力が加わり傷みがでたり、洗濯での洗いむらも大きく発生していた。このため、攪拌翼の径を大きくして攪拌翼の回転数を低くしたり、一回の右回り又は左回りの回転時間を短くした方式の洗濯方法等がとられていたりしたが、攪拌翼を回転させることによる洗濯物のからみ、傷みや洗いむら等は大幅に改善できなかった。
【0004】
本発明は、上記の従来技術の欠点である洗濯物のからみ、傷みや洗いむらを無くすることを目的とした全自動洗濯機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本願発明は、上記の課題を解決するために、外枠と、外枠内に吊下支持された外槽と、外槽内に回転可能に配置され、上部にバランサーが配置された洗濯兼脱水槽と、洗濯兼脱水槽の底部に配置された羽根体と、洗濯兼脱水槽を回転駆動する電動機とを備え、電動機は、羽根体を固定した状態で前記洗濯兼脱水槽を正逆回転して洗濯を行うことを特徴とする。
【0006】
また、本願発明の他の実施例は、外枠と、外枠内に吊下支持された外槽と、 外槽内に回転可能に配置され、上部にバランサーが配置された洗濯兼脱水槽と、洗濯兼脱水槽の底部に配置された羽根体と、洗濯兼脱水槽を回転駆動する電動機と、洗濯兼脱水槽内に給水する給水手段と、外槽内の洗濯水を洗濯兼脱水槽に循環させる循環手段を備え、給水手段で洗濯兼脱水槽内に給水し、駆動手段で羽根体を固定した状態で洗濯兼脱水槽を正逆回転して洗濯を行い、循環手段により外槽内の洗濯脱水槽内の洗濯水を洗濯兼脱水槽内に循環させることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例の一つは、外枠と、外枠内に吊下支持された外槽と、外槽内に回転可能に配置され、上部にバランサーが配置された洗濯兼脱水槽と、洗濯兼脱水槽の底部に配置された羽根体と、洗濯兼脱水槽を回転駆動する電動機とを備え、電動機は、羽根体を固定した状態で前記洗濯兼脱水槽を正逆回転して洗濯を行うことを特徴とする。
【0008】
この構成により、洗濯時の洗濯物のからみ、傷み、洗いむらを抑え、少ない水の使用量で洗濯を実行することができる。
【0009】
本発明の他の実施例は、外枠と、外枠内に吊下支持された外槽と、外槽内に回転可能に配置され、上部にバランサーが配置された洗濯兼脱水槽と、洗濯兼脱水槽の底部に配置された羽根体と、洗濯兼脱水槽を回転駆動する電動機と、洗濯兼脱水槽内に給水する給水手段と、外槽内の洗濯水を洗濯兼脱水槽に循環させる循環手段を備え、給水手段で洗濯兼脱水槽内に給水し、駆動手段で羽根体を固定した状態で洗濯兼脱水槽を正逆回転して洗濯を行い、循環手段により外槽内の洗濯脱水槽内の洗濯水を洗濯兼脱水槽内に循環させることを特徴とする。
【0010】
この構成により、洗濯時の洗濯物のからみ、傷み、洗いむらを抑え、更に少ない水の使用量で洗濯を実行することができる。
【0011】
また、上記の実施例において、洗濯兼脱水槽の内壁には、鉛直方向に伸び内方に凸状のリブが設けられていることを特徴とする。
【0012】
この構成により、もみ洗いの効果が得られ、洗濯物の汚れ落ちが良くなる。
【0013】
また、上記の実施例において、羽根体は、その高さが前記バランサー下端から前記洗濯兼脱水槽の低部までの高さの半分以上あることを特徴とする。
【0014】
この構成により、もみ洗いの効果がさらに顕著になる。
【0015】
(実施例)本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0016】
図1は、本発明の全自動洗濯機を側方より見た縦断面図である。外枠1は内部機構の周囲を内包する全自動洗濯機の枠体である。円筒形の外槽5は、全自動洗濯機の外枠1の内部に、円筒の軸をほぼ垂直にして設けられており、円筒形の洗濯兼脱水槽2は、外槽5の内部に、円筒の軸を外槽5とほぼ同軸にして設けられている。この洗濯兼脱水槽2は、上縁部に流体バランサー3を備え、内部に洗濯物31を入れるするために上部に開口を有している。また、洗濯兼脱水槽2の内部中央には羽根4を備えた羽根体43が位置しており、洗濯兼脱水槽2の内周部の側壁には多数の脱水穴2aと鉛直方向に伸びる内方に凸状の突起物2bが複数個配置されている。外槽5は、その底部の外側に、電動機32と洗濯脱水の切換機構を内蔵した電動駆動装置6を鋼板製の取り付けベース7を介して取り付けてある。外槽5は外枠1の上部四隅から防振支持装置8によって懸垂支持されている。
【0017】
衣類投入口9aを形成した上カバー9は、衣類投入口9aを洗濯兼脱水槽2の上方に位置させて、外枠1の上部開口を覆うように該開口の端縁に嵌め込み、フロントパネル10及びバックパネル11と共に取り付けネジ(図示省略)により外枠1に取り付けて配置する。上カバー9の前縁部で、前記フロントパネル10の下側に形成されるフロントパネルボックス12は、電源スイッチ13と操作スイッチである入力スイッチ群14と表示素子群15と外槽5内に給水される洗濯水量に応じた水位信号を発生する水位センサ16と制御装置17とを内蔵する。上カバー9の後縁部で、バックパネル11の下側に形成されるバックパネルボックス18には、給水栓(図示省略)と給水ホース(図示省略)から入水側19に接続、出水側を注水口20に接続する給水電磁弁21を内蔵する。注水口20は、洗濯兼脱水槽2の開口に向けて放水するように形成されている。バックパネルボックス18には、必要に応じて、洗濯兼脱水槽2に供給するための風呂の残り湯を給水する風呂水給水ポンプ(図示省略)や水道水軟水化装置(図示省略)や洗剤投入装置(図示省略)を設ける。上カバー9に形成した衣類投入口9aは、二枚の板を回動可能にに繋ぎ合わせて作られた蓋22によって開閉自在に覆う構造となっている。外槽5の底部内側には、洗剤検出センサ23を設置し、この底部に形成した排水口5aは、排水電磁弁24を介して排水ホース25に接続する。また、外槽5の下部にはエアトラップ5bを設け、このエアトラップ5bはエアチューブ26を介して前記水位センサ16に接続する。水位センサ16は、給水量に応じた空気圧により水位を検出し、水位を表わす水位検出信号を制御装置17に入力する。また、外槽5の底部には洗濯中に外槽5内の洗濯水を強制循環する循環ポンプ29が設けられてあり、循環ポンプ29の運転により、外槽5底部付近の洗濯およびすすぎ水は、循環ホース30を介して洗濯兼脱水槽2上部に汲み上げられ、循環する。外枠1の下方には、四隅に脚27を取り付けた合成樹脂製のベース28が装着されている。
【0018】
次に本発明の全自動洗濯機の工程を図7のブロック図を基に説明する。この工程は、従来の全自動洗濯機でも行われている。
【0019】
洗濯物31を洗濯兼脱水槽内に入れ、フロントパネルボックス12に位置している電源スイッチ13を押し、入力スイッチ群より操作を入力すると、給水電磁弁21の開閉操作により水道水が注水口20から洗濯兼脱水槽2内へ給水される。(S101)
給水された洗濯水が洗濯に必要な量になったかをエアトラップ5bの部屋の空気圧をエアチューブ26を介して水位センサ16により検知し、規定量の洗濯水が供給されると次の洗い工程(S102)が開始される。
【0020】
洗い工程が終了すると排水工程(S103)へ移行する。排水工程では、洗濯水を洗濯機外に排水するために排水電磁弁24を開放し排水ホース25から洗濯機外へ排水する。排水は排水開始から時間制御で行うものや、洗濯水の変化をエアトラップ5bの空気圧で水位センサ16による信号の変化を検知して行うものがある。
【0021】
排水が終了すると、洗濯物31の水分を脱水する脱水工程(S104)に移行し、衣類の水分を洗濯脱水槽の回転による遠心力で脱水する。
【0022】
すすぎ工程(S106)は、すすぎ水で洗濯物31をすすぎ、衣類に残留していた洗剤をすすぎ落とす。
【0023】
すすぎ後には、排水し(S107)、念入りに洗剤をすすぎ落とすために、もう一度脱水し(S108)、給水し(S109)、すすぎ(S110)、排水する(S111)。
【0024】
最終脱水工程(S112)では、他の脱水工程よりも念入りに長い時間脱水し、洗濯物31の水分を抜く。最終脱水が終了すると、終了したことを知らせる終了ブザーを鳴らす(S113)。
【0025】
この様にして一連の全自動洗濯工程が終了する。
【0026】
図2は、洗濯兼脱水槽2と羽根体43の縦断面図である。羽根体43は、従来の洗濯機のものと比較して、高さが高く、大きな羽根を複数枚備えている。羽根体43の高さは、洗濯兼脱水槽2の底から流体バランサー3の下端までの高さの半分以上(且つこの高さ以下)とすることが望ましい。
【0027】
また、洗濯兼脱水槽2の内側に鉛直方向に伸び洗濯兼脱水槽2の径方向の内側に凸状の突起物2bが複数個配設されている。突起物2bの洗濯兼脱水槽2の側面から測った洗濯脱水槽2の径方向の高さは、5cm以上(且つ洗濯兼脱水槽の半径の1/2以下)であることが望ましい。また、鉛直方向の長さは、羽根体43の高さと同程度あれば十分である。
【0028】
羽根4の枚数及び突起物2bの個数は任意であるが、後述の洗濯工程での動作を考慮すると、両者の数が等しく3個か4個が妥当であり、本実施例では4枚としてある。羽根4及び突起物2bは、等間隔で羽根体43と洗濯脱水槽2に配置される。
【0029】
続いて、洗い工程における動作について説明する。すすぎ工程も同様の動作をする。
【0030】
図3、図4は、洗濯兼脱水槽2と羽根体43を上方より見た図である。図3に示すように羽根4と突起部2bが一直線に並ぶと、その間は小さいものとなる。洗濯物31は、図3に示す状態で投入される。洗い・すすぎ工程では、電動駆動装置6の切換により、羽根体43が回動せずに洗濯兼脱水槽2のみが正逆回転を交互に繰り返し行う運転制御がされる。このため、洗い・すすぎ時には、洗濯物31への機械力は洗濯兼脱水槽2の回動を介して洗濯物29与えられ、洗濯物31に付着した汚れを落としたり、洗剤のすすぎを行ったりする。
【0031】
図3の状態から洗濯兼脱水槽2を回動させると、図4のようになる。洗濯物31は、洗濯兼脱水槽2の回動と共に動く。洗濯兼脱水槽は、図4のように突起物が羽根と隣の羽根から等角度のちょうど中間にある状態を中心として、左右に等角度で回転する。また、洗濯兼脱水槽2の回動角度は、洗濯物31の種類や汚れ具合によって回動角度を変化させる。例えば、軽く洗う場合は回動角度を30〜60度位とする。木綿の肌着など標準的に洗う衣類については、4個ある羽根4及び突起物2b取り付け角の90(=360/4)度に近似する80〜100度位の角度で回動する。ジーンズや作業服など汚れが強く付着し、生地が強い素材の衣類は、羽根4と突起物2bによっても機械力を与えるため、90〜150度位の回動角度で洗うように制御する。このように、洗濯兼脱水槽2の回動角度を洗濯物31の種類や汚れ具合に応じて、洗濯する。
【0032】
洗濯兼脱水槽2を回動し羽根4を固定した状態で洗う方式であるので、攪拌翼側が回転して洗う方式に比較し、電動駆動装置6の回転トルクは大きくなるが回転速度を遅くでき、洗濯兼脱水槽2からの機械力が洗濯物31に均一に加わることにより、からみや傷み、洗いむらの防止がはかれる。
【0033】
また、洗濯物31は、洗濯兼脱水槽2の回動により起こる水流に加えて、突起物2bと羽根4により与えられる機械力によっても、もみ洗い効果で洗濯される。洗濯物31をもみ洗いするような機械力で洗うことにより、洗濯物31のからみや傷みの防止が図りながら十分な洗浄力を得て、使用する水量も少なくできる。
【0034】
また、洗い工程中、循環ポンプ29を運転し、洗濯兼脱水槽2の外で外槽5の底のほうにたまった洗濯水を洗濯兼脱水槽2の上方に汲み上げ、洗濯水を強制循環しながら洗濯すると、さらに少ない洗濯水で洗濯することができる。従来の攪拌翼を回動して洗濯物を動かし洗濯する方式と比較すると、洗濯水は半分以下にすることができ、使用水量の低減が図れる。
【0035】
次に脱水工程中の動作について説明する。洗い・すすぎ工程終了後に、洗濯兼脱水槽2と循環ポンプ29を停止し、排水電磁弁24を開放して、洗濯水を排水ホース25から機外へ排水し、脱水工程が始まる。排水が終了すると、電動機6の運転により、洗濯兼脱水槽2を一方向に高速で回転させ、遠心力により洗濯物31の水分を脱水穴2aから外槽5に排出する。この動作は、従来の全自動洗濯機と同様である。
【0036】
以上の説明で示したように、洗濯兼脱水槽2の中央部に位置している羽根4は、洗い・すすぎ工程では、回動しない様に固定状態とし、洗濯兼脱水槽2を洗濯物31の種類及び汚れ具合に応じた回動角度で正逆方向に回動して、洗濯兼脱水槽2の側壁に設けた突起物2bと羽根4により、洗濯物31のもみ洗い効果を与えて洗いおよびすすぎをし、脱水工程では、洗濯兼脱水槽2を一方向に高速回転させ脱水を行う。
【0037】
次に、本発明の羽根体43の固定・回動を切換える電動駆動装置6の切換動作を図5・図6を基に説明する。
【0038】
図5は洗濯・すすぎ工程において羽根体43を固定した状態、図6は脱水工程において羽根体43を回動させる状態の電動駆動装置6の縦断面図である。
【0039】
電動駆動装置ケース6aの内部に電動機32であるであるインバータモータが設置されており、この電動駆動装置ケース6aは複数個のネジ6bにより外槽5の底面部に固定支持されている。
【0040】
電動駆動装置ケース6aの内部に位置してあるインバータモータは、ステータ32aとコイル32bおよびロータ32c、マグネット32dから構成されているインナーモータタイプのインバータモータである。ロータ32cは、圧入方式または焼きバメ方式などにより中空軸33に接続してあり、中空軸33はナット36により、洗濯兼脱水槽2に固定され、ロータ32cと洗濯兼脱水槽は一緒に回転するようになっている。
【0041】
中空軸33の内側には、水漏れ防止のシール42を介して羽根体43と接続されている羽根軸35aが設けられており、この羽根軸35aはシール42の他に上部と下部にそれぞれメタル34aおよび34bで回転が可能となる様に支持されている。中空軸33と外槽5の接続は、洗濯水が漏れない様にウォータシール41で支持されている。
【0042】
羽根軸35aの下端部付近は、セレーション35bが設けられている。洗い・すすぎ工程では、図5に示すように、羽根軸35aのセレーション35bとスライダー39aの内側に設けたセレーション39cとを噛合わせ、スライダー39aにある突起39bを電動駆動装置ケース6aの底面部に設けられた穴40に勘合させて、羽根4を固定する。このスライダー39aは外部のモータもしくはマグネット等の動作により、アーム37を支持点38として押し上げられる。
【0043】
また、脱水工程では、図6に示すように、アーム37を外部の駆動機構により、スライダー39aを押し下げる制御がなされ、スライダー39aの突起39bは電動駆動装置ケース6aに設けられた穴40から外れ、スライダー39aのセレーション39cと羽根軸35aのセレーション35bとの噛み合いも解除される。これにより、羽根軸35aの固定がはずれ自由に回動できるようになる。
【0044】
脱水工程時に洗濯兼脱水槽2の中央部に位置している羽根体43が固定状態であると、洗濯物31が固定されている羽根体43や羽根4にからみ付き洗濯物31を損傷することになる。しかし本実施例では、羽根体43の固定状態を解除し回動自在にすることにより、脱水時における洗濯物31の損傷を防止できる。
【0045】
【発明の効果】
洗濯物に付着した汚れをもみ洗い効果で洗うため、布の痛みやからみや洗いむらを低減して洗うことができる。また、少ない洗濯水でも洗濯物を動かすし洗濯・すすぎをすることができる。また循環ポンプで洗濯中洗濯水を循環することにより、更に少ない水で洗濯することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】全自動洗濯機を側方から見た縦断面図である。
【図2】洗濯兼脱水槽の縦断面図である。
【図3】洗濯・すすぎ時に洗濯兼脱水槽を上方から図である。
【図4】洗濯・すすぎ時に洗濯兼脱水槽を上方から図である。
【図5】洗濯・すすぎ時の電動駆動装置の縦断面図である。
【図6】脱水時の電動駆動装置の縦断面図である。
【図7】全自動洗濯工程の運転説明図である。
【符号の説明】
1…外枠
2…洗濯兼脱水槽
4…羽根
5…外枠
6…電動駆動装置
21…給水電磁弁
24…排水電磁弁
31…洗濯物
32c…ロータ
39a…スライダー
43…羽根体
【発明の属する技術分野】
本発明は、全自動洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の全自動洗濯機は、外枠の中の洗濯兼脱水槽の底部に位置する高さの低い攪拌翼を備えていた。洗濯工程及びすすぎ工程のすすぎ作業では、洗濯槽脱水槽に洗濯水又はすすぎ水をため、洗濯脱水槽を固定し攪拌翼を左回り右回りに交互に回転させ、洗濯物に機械力を与えて洗濯及びすすぎをしていた。また、すすぎ工程の脱水作業及び脱水工程では、洗濯脱水槽と攪拌翼を一緒に高速回転させ、脱水を行っていた。(例えば、特許文献1参照)
【特許文献1】
特開平8−117485号公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の全自動洗濯機では、攪拌翼の回転により洗濯物がからみ、また、洗濯物に局所的に機械力が加わり傷みがでたり、洗濯での洗いむらも大きく発生していた。このため、攪拌翼の径を大きくして攪拌翼の回転数を低くしたり、一回の右回り又は左回りの回転時間を短くした方式の洗濯方法等がとられていたりしたが、攪拌翼を回転させることによる洗濯物のからみ、傷みや洗いむら等は大幅に改善できなかった。
【0004】
本発明は、上記の従来技術の欠点である洗濯物のからみ、傷みや洗いむらを無くすることを目的とした全自動洗濯機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本願発明は、上記の課題を解決するために、外枠と、外枠内に吊下支持された外槽と、外槽内に回転可能に配置され、上部にバランサーが配置された洗濯兼脱水槽と、洗濯兼脱水槽の底部に配置された羽根体と、洗濯兼脱水槽を回転駆動する電動機とを備え、電動機は、羽根体を固定した状態で前記洗濯兼脱水槽を正逆回転して洗濯を行うことを特徴とする。
【0006】
また、本願発明の他の実施例は、外枠と、外枠内に吊下支持された外槽と、 外槽内に回転可能に配置され、上部にバランサーが配置された洗濯兼脱水槽と、洗濯兼脱水槽の底部に配置された羽根体と、洗濯兼脱水槽を回転駆動する電動機と、洗濯兼脱水槽内に給水する給水手段と、外槽内の洗濯水を洗濯兼脱水槽に循環させる循環手段を備え、給水手段で洗濯兼脱水槽内に給水し、駆動手段で羽根体を固定した状態で洗濯兼脱水槽を正逆回転して洗濯を行い、循環手段により外槽内の洗濯脱水槽内の洗濯水を洗濯兼脱水槽内に循環させることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例の一つは、外枠と、外枠内に吊下支持された外槽と、外槽内に回転可能に配置され、上部にバランサーが配置された洗濯兼脱水槽と、洗濯兼脱水槽の底部に配置された羽根体と、洗濯兼脱水槽を回転駆動する電動機とを備え、電動機は、羽根体を固定した状態で前記洗濯兼脱水槽を正逆回転して洗濯を行うことを特徴とする。
【0008】
この構成により、洗濯時の洗濯物のからみ、傷み、洗いむらを抑え、少ない水の使用量で洗濯を実行することができる。
【0009】
本発明の他の実施例は、外枠と、外枠内に吊下支持された外槽と、外槽内に回転可能に配置され、上部にバランサーが配置された洗濯兼脱水槽と、洗濯兼脱水槽の底部に配置された羽根体と、洗濯兼脱水槽を回転駆動する電動機と、洗濯兼脱水槽内に給水する給水手段と、外槽内の洗濯水を洗濯兼脱水槽に循環させる循環手段を備え、給水手段で洗濯兼脱水槽内に給水し、駆動手段で羽根体を固定した状態で洗濯兼脱水槽を正逆回転して洗濯を行い、循環手段により外槽内の洗濯脱水槽内の洗濯水を洗濯兼脱水槽内に循環させることを特徴とする。
【0010】
この構成により、洗濯時の洗濯物のからみ、傷み、洗いむらを抑え、更に少ない水の使用量で洗濯を実行することができる。
【0011】
また、上記の実施例において、洗濯兼脱水槽の内壁には、鉛直方向に伸び内方に凸状のリブが設けられていることを特徴とする。
【0012】
この構成により、もみ洗いの効果が得られ、洗濯物の汚れ落ちが良くなる。
【0013】
また、上記の実施例において、羽根体は、その高さが前記バランサー下端から前記洗濯兼脱水槽の低部までの高さの半分以上あることを特徴とする。
【0014】
この構成により、もみ洗いの効果がさらに顕著になる。
【0015】
(実施例)本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0016】
図1は、本発明の全自動洗濯機を側方より見た縦断面図である。外枠1は内部機構の周囲を内包する全自動洗濯機の枠体である。円筒形の外槽5は、全自動洗濯機の外枠1の内部に、円筒の軸をほぼ垂直にして設けられており、円筒形の洗濯兼脱水槽2は、外槽5の内部に、円筒の軸を外槽5とほぼ同軸にして設けられている。この洗濯兼脱水槽2は、上縁部に流体バランサー3を備え、内部に洗濯物31を入れるするために上部に開口を有している。また、洗濯兼脱水槽2の内部中央には羽根4を備えた羽根体43が位置しており、洗濯兼脱水槽2の内周部の側壁には多数の脱水穴2aと鉛直方向に伸びる内方に凸状の突起物2bが複数個配置されている。外槽5は、その底部の外側に、電動機32と洗濯脱水の切換機構を内蔵した電動駆動装置6を鋼板製の取り付けベース7を介して取り付けてある。外槽5は外枠1の上部四隅から防振支持装置8によって懸垂支持されている。
【0017】
衣類投入口9aを形成した上カバー9は、衣類投入口9aを洗濯兼脱水槽2の上方に位置させて、外枠1の上部開口を覆うように該開口の端縁に嵌め込み、フロントパネル10及びバックパネル11と共に取り付けネジ(図示省略)により外枠1に取り付けて配置する。上カバー9の前縁部で、前記フロントパネル10の下側に形成されるフロントパネルボックス12は、電源スイッチ13と操作スイッチである入力スイッチ群14と表示素子群15と外槽5内に給水される洗濯水量に応じた水位信号を発生する水位センサ16と制御装置17とを内蔵する。上カバー9の後縁部で、バックパネル11の下側に形成されるバックパネルボックス18には、給水栓(図示省略)と給水ホース(図示省略)から入水側19に接続、出水側を注水口20に接続する給水電磁弁21を内蔵する。注水口20は、洗濯兼脱水槽2の開口に向けて放水するように形成されている。バックパネルボックス18には、必要に応じて、洗濯兼脱水槽2に供給するための風呂の残り湯を給水する風呂水給水ポンプ(図示省略)や水道水軟水化装置(図示省略)や洗剤投入装置(図示省略)を設ける。上カバー9に形成した衣類投入口9aは、二枚の板を回動可能にに繋ぎ合わせて作られた蓋22によって開閉自在に覆う構造となっている。外槽5の底部内側には、洗剤検出センサ23を設置し、この底部に形成した排水口5aは、排水電磁弁24を介して排水ホース25に接続する。また、外槽5の下部にはエアトラップ5bを設け、このエアトラップ5bはエアチューブ26を介して前記水位センサ16に接続する。水位センサ16は、給水量に応じた空気圧により水位を検出し、水位を表わす水位検出信号を制御装置17に入力する。また、外槽5の底部には洗濯中に外槽5内の洗濯水を強制循環する循環ポンプ29が設けられてあり、循環ポンプ29の運転により、外槽5底部付近の洗濯およびすすぎ水は、循環ホース30を介して洗濯兼脱水槽2上部に汲み上げられ、循環する。外枠1の下方には、四隅に脚27を取り付けた合成樹脂製のベース28が装着されている。
【0018】
次に本発明の全自動洗濯機の工程を図7のブロック図を基に説明する。この工程は、従来の全自動洗濯機でも行われている。
【0019】
洗濯物31を洗濯兼脱水槽内に入れ、フロントパネルボックス12に位置している電源スイッチ13を押し、入力スイッチ群より操作を入力すると、給水電磁弁21の開閉操作により水道水が注水口20から洗濯兼脱水槽2内へ給水される。(S101)
給水された洗濯水が洗濯に必要な量になったかをエアトラップ5bの部屋の空気圧をエアチューブ26を介して水位センサ16により検知し、規定量の洗濯水が供給されると次の洗い工程(S102)が開始される。
【0020】
洗い工程が終了すると排水工程(S103)へ移行する。排水工程では、洗濯水を洗濯機外に排水するために排水電磁弁24を開放し排水ホース25から洗濯機外へ排水する。排水は排水開始から時間制御で行うものや、洗濯水の変化をエアトラップ5bの空気圧で水位センサ16による信号の変化を検知して行うものがある。
【0021】
排水が終了すると、洗濯物31の水分を脱水する脱水工程(S104)に移行し、衣類の水分を洗濯脱水槽の回転による遠心力で脱水する。
【0022】
すすぎ工程(S106)は、すすぎ水で洗濯物31をすすぎ、衣類に残留していた洗剤をすすぎ落とす。
【0023】
すすぎ後には、排水し(S107)、念入りに洗剤をすすぎ落とすために、もう一度脱水し(S108)、給水し(S109)、すすぎ(S110)、排水する(S111)。
【0024】
最終脱水工程(S112)では、他の脱水工程よりも念入りに長い時間脱水し、洗濯物31の水分を抜く。最終脱水が終了すると、終了したことを知らせる終了ブザーを鳴らす(S113)。
【0025】
この様にして一連の全自動洗濯工程が終了する。
【0026】
図2は、洗濯兼脱水槽2と羽根体43の縦断面図である。羽根体43は、従来の洗濯機のものと比較して、高さが高く、大きな羽根を複数枚備えている。羽根体43の高さは、洗濯兼脱水槽2の底から流体バランサー3の下端までの高さの半分以上(且つこの高さ以下)とすることが望ましい。
【0027】
また、洗濯兼脱水槽2の内側に鉛直方向に伸び洗濯兼脱水槽2の径方向の内側に凸状の突起物2bが複数個配設されている。突起物2bの洗濯兼脱水槽2の側面から測った洗濯脱水槽2の径方向の高さは、5cm以上(且つ洗濯兼脱水槽の半径の1/2以下)であることが望ましい。また、鉛直方向の長さは、羽根体43の高さと同程度あれば十分である。
【0028】
羽根4の枚数及び突起物2bの個数は任意であるが、後述の洗濯工程での動作を考慮すると、両者の数が等しく3個か4個が妥当であり、本実施例では4枚としてある。羽根4及び突起物2bは、等間隔で羽根体43と洗濯脱水槽2に配置される。
【0029】
続いて、洗い工程における動作について説明する。すすぎ工程も同様の動作をする。
【0030】
図3、図4は、洗濯兼脱水槽2と羽根体43を上方より見た図である。図3に示すように羽根4と突起部2bが一直線に並ぶと、その間は小さいものとなる。洗濯物31は、図3に示す状態で投入される。洗い・すすぎ工程では、電動駆動装置6の切換により、羽根体43が回動せずに洗濯兼脱水槽2のみが正逆回転を交互に繰り返し行う運転制御がされる。このため、洗い・すすぎ時には、洗濯物31への機械力は洗濯兼脱水槽2の回動を介して洗濯物29与えられ、洗濯物31に付着した汚れを落としたり、洗剤のすすぎを行ったりする。
【0031】
図3の状態から洗濯兼脱水槽2を回動させると、図4のようになる。洗濯物31は、洗濯兼脱水槽2の回動と共に動く。洗濯兼脱水槽は、図4のように突起物が羽根と隣の羽根から等角度のちょうど中間にある状態を中心として、左右に等角度で回転する。また、洗濯兼脱水槽2の回動角度は、洗濯物31の種類や汚れ具合によって回動角度を変化させる。例えば、軽く洗う場合は回動角度を30〜60度位とする。木綿の肌着など標準的に洗う衣類については、4個ある羽根4及び突起物2b取り付け角の90(=360/4)度に近似する80〜100度位の角度で回動する。ジーンズや作業服など汚れが強く付着し、生地が強い素材の衣類は、羽根4と突起物2bによっても機械力を与えるため、90〜150度位の回動角度で洗うように制御する。このように、洗濯兼脱水槽2の回動角度を洗濯物31の種類や汚れ具合に応じて、洗濯する。
【0032】
洗濯兼脱水槽2を回動し羽根4を固定した状態で洗う方式であるので、攪拌翼側が回転して洗う方式に比較し、電動駆動装置6の回転トルクは大きくなるが回転速度を遅くでき、洗濯兼脱水槽2からの機械力が洗濯物31に均一に加わることにより、からみや傷み、洗いむらの防止がはかれる。
【0033】
また、洗濯物31は、洗濯兼脱水槽2の回動により起こる水流に加えて、突起物2bと羽根4により与えられる機械力によっても、もみ洗い効果で洗濯される。洗濯物31をもみ洗いするような機械力で洗うことにより、洗濯物31のからみや傷みの防止が図りながら十分な洗浄力を得て、使用する水量も少なくできる。
【0034】
また、洗い工程中、循環ポンプ29を運転し、洗濯兼脱水槽2の外で外槽5の底のほうにたまった洗濯水を洗濯兼脱水槽2の上方に汲み上げ、洗濯水を強制循環しながら洗濯すると、さらに少ない洗濯水で洗濯することができる。従来の攪拌翼を回動して洗濯物を動かし洗濯する方式と比較すると、洗濯水は半分以下にすることができ、使用水量の低減が図れる。
【0035】
次に脱水工程中の動作について説明する。洗い・すすぎ工程終了後に、洗濯兼脱水槽2と循環ポンプ29を停止し、排水電磁弁24を開放して、洗濯水を排水ホース25から機外へ排水し、脱水工程が始まる。排水が終了すると、電動機6の運転により、洗濯兼脱水槽2を一方向に高速で回転させ、遠心力により洗濯物31の水分を脱水穴2aから外槽5に排出する。この動作は、従来の全自動洗濯機と同様である。
【0036】
以上の説明で示したように、洗濯兼脱水槽2の中央部に位置している羽根4は、洗い・すすぎ工程では、回動しない様に固定状態とし、洗濯兼脱水槽2を洗濯物31の種類及び汚れ具合に応じた回動角度で正逆方向に回動して、洗濯兼脱水槽2の側壁に設けた突起物2bと羽根4により、洗濯物31のもみ洗い効果を与えて洗いおよびすすぎをし、脱水工程では、洗濯兼脱水槽2を一方向に高速回転させ脱水を行う。
【0037】
次に、本発明の羽根体43の固定・回動を切換える電動駆動装置6の切換動作を図5・図6を基に説明する。
【0038】
図5は洗濯・すすぎ工程において羽根体43を固定した状態、図6は脱水工程において羽根体43を回動させる状態の電動駆動装置6の縦断面図である。
【0039】
電動駆動装置ケース6aの内部に電動機32であるであるインバータモータが設置されており、この電動駆動装置ケース6aは複数個のネジ6bにより外槽5の底面部に固定支持されている。
【0040】
電動駆動装置ケース6aの内部に位置してあるインバータモータは、ステータ32aとコイル32bおよびロータ32c、マグネット32dから構成されているインナーモータタイプのインバータモータである。ロータ32cは、圧入方式または焼きバメ方式などにより中空軸33に接続してあり、中空軸33はナット36により、洗濯兼脱水槽2に固定され、ロータ32cと洗濯兼脱水槽は一緒に回転するようになっている。
【0041】
中空軸33の内側には、水漏れ防止のシール42を介して羽根体43と接続されている羽根軸35aが設けられており、この羽根軸35aはシール42の他に上部と下部にそれぞれメタル34aおよび34bで回転が可能となる様に支持されている。中空軸33と外槽5の接続は、洗濯水が漏れない様にウォータシール41で支持されている。
【0042】
羽根軸35aの下端部付近は、セレーション35bが設けられている。洗い・すすぎ工程では、図5に示すように、羽根軸35aのセレーション35bとスライダー39aの内側に設けたセレーション39cとを噛合わせ、スライダー39aにある突起39bを電動駆動装置ケース6aの底面部に設けられた穴40に勘合させて、羽根4を固定する。このスライダー39aは外部のモータもしくはマグネット等の動作により、アーム37を支持点38として押し上げられる。
【0043】
また、脱水工程では、図6に示すように、アーム37を外部の駆動機構により、スライダー39aを押し下げる制御がなされ、スライダー39aの突起39bは電動駆動装置ケース6aに設けられた穴40から外れ、スライダー39aのセレーション39cと羽根軸35aのセレーション35bとの噛み合いも解除される。これにより、羽根軸35aの固定がはずれ自由に回動できるようになる。
【0044】
脱水工程時に洗濯兼脱水槽2の中央部に位置している羽根体43が固定状態であると、洗濯物31が固定されている羽根体43や羽根4にからみ付き洗濯物31を損傷することになる。しかし本実施例では、羽根体43の固定状態を解除し回動自在にすることにより、脱水時における洗濯物31の損傷を防止できる。
【0045】
【発明の効果】
洗濯物に付着した汚れをもみ洗い効果で洗うため、布の痛みやからみや洗いむらを低減して洗うことができる。また、少ない洗濯水でも洗濯物を動かすし洗濯・すすぎをすることができる。また循環ポンプで洗濯中洗濯水を循環することにより、更に少ない水で洗濯することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】全自動洗濯機を側方から見た縦断面図である。
【図2】洗濯兼脱水槽の縦断面図である。
【図3】洗濯・すすぎ時に洗濯兼脱水槽を上方から図である。
【図4】洗濯・すすぎ時に洗濯兼脱水槽を上方から図である。
【図5】洗濯・すすぎ時の電動駆動装置の縦断面図である。
【図6】脱水時の電動駆動装置の縦断面図である。
【図7】全自動洗濯工程の運転説明図である。
【符号の説明】
1…外枠
2…洗濯兼脱水槽
4…羽根
5…外枠
6…電動駆動装置
21…給水電磁弁
24…排水電磁弁
31…洗濯物
32c…ロータ
39a…スライダー
43…羽根体
Claims (4)
- 外枠と、
前記外枠内に吊下支持された外槽と、
前記外槽内に回転可能に配置され、上部にバランサーが配置された洗濯兼脱水槽と、
前記洗濯兼脱水槽の底部に配置された羽根体と、
前記洗濯兼脱水槽を回転駆動する電動機とを備え、
前記電動機は、前記羽根体を固定した状態で前記洗濯兼脱水槽を正逆回転して洗濯を行うことを特徴とする全自動洗濯機。 - 外枠と、
前記外枠内に吊下支持された外槽と、
前記外槽内に回転可能に配置され、上部にバランサーが配置された洗濯兼脱水槽と、
前記洗濯兼脱水槽の底部に配置された羽根体と、
前記洗濯兼脱水槽を回転駆動する電動機と、
前記洗濯兼脱水槽内に給水する給水手段と、
前記外槽内の洗濯水を前記洗濯兼脱水槽に循環させる循環手段を備え、
前記給水手段で前記洗濯兼脱水槽内に給水し、前記駆動手段で前記羽根体を固定した状態で前記洗濯兼脱水槽を正逆回転して洗濯を行い、前記循環手段により前記外槽内の洗濯脱水槽内の洗濯水を前記洗濯兼脱水槽内に循環させることを特徴とする全自動洗濯機。 - 請求項1または請求項2において、
前記洗濯兼脱水槽の内壁には、鉛直方向に伸び内方に凸状の突起物が設けられていることを特徴とする全自動洗濯機。 - 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
前記羽根体は、その高さが前記バランサー下端から前記洗濯兼脱水槽の底部までの高さの半分以上あることを特徴とする全自動洗濯機。
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