JP2004357095A - 情報処理システム、情報処理装置および情報処理方法、受信装置および受信方法、並びにプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置および情報処理方法、受信装置および受信方法、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】低コストかつ高伝送レートでビデオメールの送受信を行う。
【解決手段】ファイルサーバ4は、第1の携帯端末1により送信されたビデオメールの存在を通知する小容量の通知メールを、狭帯域の通信回線である携帯電話網により、第2の携帯端末7に送信する。第2の携帯端末7は、通知メールに応じてファイルサーバ4にアクセスし、広帯域の通信回線であるWLAN網により、ファイルサーバ4からビデオメールをダウンロードする。本発明は、例えば、ビデオメールを、移動端末で受信する情報処理システムに適用できる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理システム、情報処理装置および情報処理方法、受信装置および受信方法、並びにプログラムに関し、特に、例えば、携帯電話のサービスエリアの範囲の広さと、無線LAN(Local Area Network)(以下、適宜、WLAN(Wireless LAN)と称する)の高伝送レートの特徴を組み合わせて、低コストで高品質のビデオメールを提供することができるようにした情報処理システム、情報処理装置および情報処理方法、受信装置および受信方法、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の狭帯域チャネルと広帯域チャネルを組み合わせた情報処理装置としては、携帯電話等で使用されている狭帯域チャネルを介して、ユーザからの電子メールの更新を通知し、高伝送レートを実現する広帯域チャネルから電子メールなどの特定のファイルをダウンロードするようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。この情報処理装置によれは、ユーザが制御できない通信コストが余計にかかることがなく、また、例えば、電話回線等の伝送路に不要なトラフィックが増加することなく、必要な時に最新の電子メールを引き出すことができる。なお、特許文献1に記載の技術は、例えば、Webの内容の更新を、登録者に電子メールで送信することにより、一種のメールマガジンによるWebへのアクセス回数の低減を図るものであり、個人間のコミュニケーションを図る手段を提供するものではない。
【0003】
また、従来の情報処理装置としては、メールサーバで受信したメール、またはメールサーバから送信されるメールの情報を記憶手段に保存し、ネットワークを介して接続される別のユーザからのアクセスに対して、ユーザに前もって与えられたアクセス権に基づき、記憶手段に保存されているメールを表示できるように制御したものがある(例えば、特許文献2参照)。この情報処理装置によれば、複数の端末でメールを共有することができる。
【0004】
【特許文献1】
特開平2000−83061号公報
【0005】
【特許文献2】
特開平2002−44124号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年においては、携帯電話システムが普及し、広いサービスエリアでサービスが提供されている。さらに、携帯電話機によって、音声通話のみならず、Eメール、写真(静止画)付きのEメール、動画メールのやりとりや、いわゆるテレビ電話とのコミュニケーションなどが可能となってきている。
【0007】
しかしながら、携帯電話の伝送帯域は、最大でも100乃至300kbps(kilo bit per Second)であるため、携帯電話機では、低解像度の画像しか扱うことができなかった。画像を、携帯電話機の小さな画面で視聴する場合、その画像が、低解像度のものであっても、それほど画質は問題とならない。しかしながら、外出先から自宅のホームサーバに動画メールを送信し、自宅のリビングにある大画面テレビジョン受像機で、動画メールの動画像を見るというような場合には、画質の悪さが目立つことがあった。
【0008】
そこで、動画像を、ある程度のビットレートで符号化する方法があるが、動画像を、例えば、4Mbpsで符号化した場合には、1分間当りの情報量は、30Mbyteになり、現在までに実用化されている携帯電話の伝送レートではもちろん、今後数年以内に実現される予定の伝送レートでダウンロードするのであっても、そのダウンロードに要する時間とコストは大きなものとなる。
【0009】
一方、最近サービスが開始されたWLANによる公衆無線サービスでは、携帯電話の伝送レートに比べて2桁近く高い伝送レートが期待できる。しかしながら、公衆無線サービスがカバーするサービスエリア(以下、適宜、セルという)は限定されており、ユーザが、セルにいない場合には、公衆無線サービスによって、動画メールの存在すら認識することができない。
【0010】
以上のように、携帯電話のサービスエリアは広いが、その伝送帯域は狭帯域である。一方、WLANを用いた公衆無線サービスは、伝送帯域が広帯域であるか、サービスエリアが限定されている。従って、携帯電話網では、高画質の動画メールの送受信のコストが問題となり、公衆無線サービスでは、動画はもちろん、メール自体も送受信できないエリアの多さが問題となる。
【0011】
本発明は、このような状況を鑑みてなされたものであり、例えば,携帯電話機などのサービスエリアの広さと、WLANなどの高伝送レートとを有機的に組み合わせて低コストでかつ高品質(画質)の動画メールなどを扱うことができるようにするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の情報処理システムは、情報処理装置は、送信装置から送信されてくる、大容量のデータである大容量データと宛先とを含むデータを受信するデータ受信手段と、大容量データの存在を通知する通知情報を、狭帯域の通信回線を介して、データの宛先となっている受信装置に送信する通知情報送信手段と、受信装置からの要求に応じて、大容量データを、広帯域の通信回線を介して、要求のあった受信装置に送信する大容量データ送信手段とを有し、受信装置は、自身宛の通知情報を、狭帯域の通信回線を介して受信する通知情報受信手段と、通知情報に基づいて、大容量データを、情報処理装置に要求する要求手段と、大容量データの要求に応じて情報処理装置から送信されてくる大容量データを、広帯域の通信回線を介して受信する大容量データ受信手段とを有することを特徴とする。
【0013】
本発明の第1の情報処理方法は、情報処理装置において、送信装置から送信されてくる、大容量のデータである大容量データと宛先とを含むデータを受信するデータ受信ステップと、情報処理装置において、大容量データの存在を通知する通知情報を、狭帯域の通信回線を介して、データの宛先となっている受信装置に送信する通知情報送信ステップと、受信装置において、自身宛の通知情報を、狭帯域の通信回線を介して受信する通知情報受信ステップと、受信装置において、通知情報に基づいて、大容量データを、情報処理装置に要求する要求ステップと、情報処理装置において、受信装置からの要求に応じて、大容量データを、広帯域の通信回線を介して、要求のあった受信装置に送信する大容量データ送信ステップと受信装置において、大容量データの要求に応じて情報処理装置から送信されてくる大容量データを、広帯域の通信回線を介して受信する大容量データ受信ステップとを備えることを特徴とする。
【0014】
本発明の第1プログラムは、情報処理装置において、送信装置から送信されてくる、大容量のデータである大容量データと宛先とを含むデータを受信するデータ受信ステップと、情報処理装置において、大容量データの存在を通知する通知情報を、狭帯域の通信回線を介して、データの宛先となっている受信装置に送信する通知情報送信ステップと、受信装置において、自身宛の通知情報を、狭帯域の通信回線を介して受信する通知情報受信ステップと、受信装置において、通知情報に基づいて、大容量データを、情報処理装置に要求する要求ステップと、情報処理装置において、受信装置からの要求に応じて、大容量データを、広帯域の通信回線を介して、要求のあった受信装置に送信する大容量データ送信ステップと、受信装置において、大容量データの要求に応じて情報処理装置から送信されてくる大容量データを、広帯域の通信回線を介して受信する大容量データ受信ステップとを備えることを特徴とする。
【0015】
本発明の第1の情報処理装置は、送信装置から送信されてくる、大容量のデータである大容量データと宛先とを含むデータを受信するデータ受信手段と、大容量データの存在を通知する通知情報を、狭帯域の通信回線を介して、データの宛先となっている受信装置に送信する通知情報送信手段と、受信装置からの要求に応じて、大容量データを、広帯域の通信回線を介して、要求のあった受信装置に送信する大容量データ送信手段とを備えることを特徴とする。
【0016】
本発明の第2情報処理方法は、送信装置から送信されてくる、大容量のデータである大容量データと宛先とを含むデータを受信するデータ受信ステップと、大容量データの存在を通知する通知情報を、狭帯域の通信回線を介して、データの宛先となっている受信装置に送信する通知情報送信ステップと、受信装置からの要求に応じて、大容量データを、広帯域の通信回線を介して、要求のあった受信装置に送信する大容量データ送信ステップとを含むことを特徴とする。
【0017】
本発明の第2プログラムは、送信装置から送信されてくる、大容量のデータである大容量データと宛先とを含むデータを受信するデータ受信ステップと、大容量データの存在を通知する通知情報を、狭帯域の通信回線を介して、データの宛先となっている受信装置に送信する通知情報送信ステップと、受信装置からの要求に応じて、大容量データを、広帯域の通信回線を介して、要求のあった受信装置に送信する大容量データ送信ステップとを含むことを特徴とする。
【0018】
本発明の第1の受信装置は、送信装置が情報処理装置に送信した、受信装置宛の大容量のデータである大容量データの存在を通知する通知情報を、情報処理装置から狭帯域の通信回線を介して受信する通知情報受信手段と、通知情報に基づいて、大容量データを、情報処理装置に要求する要求手段と、大容量データの要求に応じて情報処理装置から送信されてくる大容量データを、広帯域の通信回線を介して受信する大容量データ受信手段とを備えることを特徴とする。
【0019】
本発明の第1の受信方法は、送信装置が情報処理装置に送信した、受信装置宛の大容量のデータである大容量データの存在を通知する通知情報を、情報処理装置から狭帯域の通信回線を介して受信する通知情報受信ステップと、通知情報に基づいて、大容量データを、情報処理装置に要求する要求ステップと、大容量データの要求に応じて情報処理装置から送信されてくる大容量データを、広帯域の通信回線を介して受信する大容量データ受信ステップとを含むことを特徴とする。
【0020】
本発明の第3のプログラムは、送信装置が情報処理装置に送信した、受信装置宛の大容量のデータである大容量データの存在を通知する通知情報を、情報処理装置から狭帯域の通信回線を介して受信する通知情報受信ステップと、通知情報に基づいて、大容量データを、情報処理装置に要求する要求ステップと、大容量データの要求に応じて情報処理装置から送信されてくる大容量データを、広帯域の通信回線を介して受信する大容量データ受信ステップとを含むことを特徴とする。
【0021】
本発明の第2の情報処理システムは、情報処理装置は、送信装置から送信されてくる、大容量のデータである大容量データを含むデータを受信するデータ受信手段と、大容量データの存在を通知する通知情報を、狭帯域の通信回線を介して、受信装置に送信する通知情報送信手段と、受信装置からの要求に応じて、大容量データを、広帯域の通信回線を介して、要求のあった受信装置に送信する大容量データ送信手段とを有し、受信装置は、通知情報を、狭帯域の通信回線を介して受信する通知情報受信手段と、通知情報に基づいて、大容量データを、情報処理装置に要求する要求手段と、大容量データの要求に応じて情報処理装置から送信されてくる大容量データを、広帯域の通信回線を介して受信する大容量データ受信手段とを有し、狭帯域または広帯域の通信回線のうちの少なくとも一方は、無線回線であることを特徴とする。
【0022】
本発明の第3の情報処理方法は、情報処理装置において、送信装置から送信されてくる、大容量のデータである大容量データを含むデータを受信するデータ受信ステップと、情報処理装置において、大容量データの存在を通知する通知情報を、狭帯域の通信回線を介して、受信装置に送信する通知情報送信ステップと、受信装置において、通知情報を、狭帯域の通信回線を介して受信する通知情報受信ステップと、受信装置において、通知情報に基づいて、大容量データを、情報処理装置に要求する要求ステップと、情報処理装置において、受信装置からの要求に応じて、大容量データを、広帯域の通信回線を介して,要求のあった受信装置に送信する大容量データ送信ステップと、受信装置において、大容量データの要求に応じて情報処理装置から送信されてくる大容量データを、広帯域の通信回線を介して受信する大容量データ受信ステップとを備え、狭帯域または広帯域の通信回線のうちの少なくとも一方は、無線回線であることを特徴とする。
【0023】
本発明の第4のプログラムは、情報処理装置において、送信装置から送信されてくる、大容量のデータである大容量データを含むデータを受信するデータ受信ステップと、情報処理装置において、大容量データの存在を通知する通知情報を、狭帯域の通信回線を介して、受信装置に送信する通知情報送信ステップと、受信装置において、通知情報を、狭帯域の通信回線を介して受信する通知情報受信ステップと、受信装置において、通知情報に基づいて、大容量データを、情報処理装置に要求する要求ステップと、情報処理装置において、受信装置からの要求に応じて、大容量データを、広帯域の通信回線を介して,要求のあった受信装置に送信する大容量データ送信ステップと、受信装置において、大容量データの要求に応じて情報処理装置から送信されてくる大容量データを、広帯域の通信回線を介して受信する大容量データ受信ステップとを備え、狭帯域または広帯域の通信回線のうちの少なくとも一方は、無線回線であることを特徴とする。
【0024】
本発明の第2の情報処理装置は、送信装置から送信されてくる、大容量のデータである大容量データを含むデータを受信するデータ受信手段と、大容量データの存在を通知する通知情報を、狭帯域の通信回線を介して、受信装置に送信する通知情報送信手段と、受信装置からの要求に応じて、大容量データを、広帯域の通信回線を介して、要求のあった受信装置に送信する大容量データ送信手段とを備え、狭帯域または広帯域の通信回線のうちの少なくとも一方は、無線回線であることを特徴とする。
【0025】
本発明の第4情報処理方法は、送信装置から送信されてくる、大容量のデータである大容量データを含むデータを受信するデータ受信ステップと、大容量データの存在を通知する通知情報を、狭帯域の通信回線を介して、受信装置に送信する通知情報送信ステップと、受信装置からの要求に応じて、大容量データを、広帯域の通信回線を介して、要求のあった受信装置に送信する大容量データ送信ステップとを含み、狭帯域または広帯域の通信回線のうちの少なくとも一方は、無線回線であることを特徴とする。
【0026】
本発明の第5のプログラムは、送信装置から送信されてくる、大容量のデータである大容量データを含むデータを受信するデータ受信ステップと、大容量データの存在を通知する通知情報を、狭帯域の通信回線を介して、受信装置に送信する通知情報送信ステップと、受信装置からの要求に応じて、大容量データを、広帯域の通信回線を介して、要求のあった受信装置に送信する大容量データ送信ステップとを含み、狭帯域または広帯域の通信回線のうちの少なくとも一方は、無線回線であることを特徴とする。
【0027】
本発明の第2の受信装置は、送信装置が情報処理装置に送信した大容量のデータである大容量データの存在を通知する通知情報を、情報処理装置から狭帯域の通信回線を介して受信する通知情報受信手段と、通知情報に基づいて、大容量データを、情報処理装置に要求する要求手段と、大容量データの要求に応じて情報処理装置から送信されてくる大容量データを、広帯域の通信回線を介して受信する大容量データ受信手段とを備え、狭帯域または広帯域の通信回線のうちの少なくとも一方は、無線回線であることを特徴とする。
【0028】
本発明の第2の受信方法は、送信装置が情報処理装置に送信した大容量のデータである大容量データの存在を通知する通知情報を、情報処理装置から狭帯域の通信回線を介して受信する通知情報受信ステップと、通知情報に基づいて、大容量データを、情報処理装置に要求する要求ステップと、大容量データの要求に応じて情報処理装置から送信されてくる大容量データを、広帯域の通信回線を介して受信する大容量データ受信ステップとを含み、狭帯域または広帯域の通信回線のうちの少なくとも一方は、無線回線であることを特徴とする。
【0029】
本発明の第6のプログラムは、送信装置が情報処理装置に送信した大容量のデータである大容量データの存在を通知する通知情報を、情報処理装置から狭帯域の通信回線を介して受信する通知情報受信ステップと、通知情報に基づいて、大容量データを、情報処理装置に要求する要求ステップと、大容量データの要求に応じて情報処理装置から送信されてくる大容量データを、広帯域の通信回線を介して受信する大容量データ受信ステップとを含み、狭帯域または広帯域の通信回線のうちの少なくとも一方は、無線回線であることを特徴とする。
【0030】
本発明の第1の情報処理システム、第1の情報処理方法、および第1のプログラムにおいては、情報処理装置は、送信装置から送信されてくる、大容量のデータである大容量データと宛先とを含むデータを受信し、大容量データの存在を通知する通知情報を、狭帯域の通信回線を介して、データの宛先となっている受信装置に送信し、受信装置からの要求に応じて、大容量データを、広帯域の通信回線を介して、要求のあった受信装置に送信する。受信装置は、自身宛の通知情報を、狭帯域の通信回線を介して受信し、通知情報に基づいて、大容量データを、情報処理装置に要求し、大容量データの要求に応じて情報処理装置から送信されてくる大容量データを、広帯域の通信回線を介して受信する。
【0031】
本発明の第1の情報処理装置、第2の情報処理方法、および第2のプログラムにおいては、送信装置から送信されてくる、大容量のデータである大容量データと宛先とを含むデータを受信し、大容量データの存在を通知する通知情報を、狭帯域の通信回線を介して、データの宛先となっている受信装置に送信し、受信装置からの要求に応じて、大容量データを、広帯域の通信回線を介して、要求のあった受信装置に送信する。
【0032】
本発明の第1の受信装置、第1の受信方法、および第3のプログラムにおていは、送信装置が情報処理装置に送信した、受信装置宛の大容量のデータである大容量データの存在を通知する通知情報を、情報処理装置から狭帯域の通信回線を介して受信し、通知情報に基づいて、大容量データを、情報処理装置に要求し、大容量データの要求に応じて情報処理装置から送信されてくる大容量データを、広帯域の通信回線を介して受信する。
【0033】
本発明の第2の情報処理システム、第3の情報処理方法、および第4のプログラムにおいては、情報処理装置は、送信装置から送信されてくる、大容量のデータである大容量データを含むデータを受信し、大容量データの存在を通知する通知情報を、狭帯域の通信回線を介して、受信装置に送信し、受信装置からの要求に応じて、大容量データを、広帯域の通信回線を介して、要求のあった受信装置に送信する。受信装置は、通知情報を、狭帯域の通信回線を介して受信し、通知情報に基づいて、大容量データを、情報処理装置に要求し、大容量データの要求に応じて情報処理装置から送信されてくる大容量データを、広帯域の通信回線を介して受信する。狭帯域または広帯域の通信回線のうちの少なくとも一方は、無線回線となっている。
【0034】
本発明の第2の情報処理装置、第4の情報処理方法、および第5のプラグラムにおいては、送信装置から送信されてくる、大容量のデータである大容量データを含むデータを受信し、大容量データの存在を通知する通知情報を、狭帯域の通信回線を介して、受信装置に送信し、受信装置からの要求に応じて、大容量データを、広帯域の通信回線を介して、要求のあった受信装置に送信する。狭帯域または広帯域の通信回線のうちの少なくとも一方は、無線回線となっている。
【0035】
本発明の第2の受信装置、第2の受信方法、第6のプラグラムにおいては、送信装置が情報処理装置に送信した大容量のデータである大容量データの存在を通知する通知情報を、情報処理装置から狭帯域の通信回線を介して受信し、通知情報に基づいて、大容量データを、情報処理装置に要求し、大容量データの要求に応じて情報処理装置から送信されてくる大容量データを、広帯域の通信回線を介して受信する。狭帯域または広帯域の通信回線のうちの少なくとも一方は、無線回線となっている。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を説明するが、請求項に記載の構成要件と、発明の実施の形態における具体例との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、請求項に記載されている発明をサポートする具体例が、発明の実施の形態に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の実施の形態中には記載されているが、構成要件に対応するものとして、ここには記載されていない具体例があったとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、具体例が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
【0037】
さらに、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明が、請求項に全て記載されていることを意味するものではない。換言すれば、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明であって、この出願の請求項には記載されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により追加される発明の存在を否定するものではない。
【0038】
請求項1に記載の情報処理システムは、送信装置から送信されてくるデータを受信して処理する情報処理装置と、情報処理装置からデータを受信する受信装置とを備える情報処理システムにおいて、送信装置から送信されてくる、大容量のデータである大容量データと宛先とを含むデータを受信するデータ受信手段(例えば、図3の認証部21)と、大容量データの存在を通知する通知情報を、狭帯域の通信回線を介して、データの宛先となっている受信装置に送信する通知情報送信手段(例えば、図3の送信部28)と、受信装置からの要求に応じて、大容量データを、広帯域の通信回線を介して、要求のあった受信装置に送信する大容量データ送信手段(例えば、図3の送信部28)とを有し、受信装置は、自身宛の通知情報を、狭帯域の通信回線を介して受信する通知情報受信手段(例えば、図9の受信部61)と、通知情報に基づいて、大容量データを、情報処理装置に要求する要求手段(例えば、図9のビデオメール要求命令生成部63)と、大容量データの要求に応じて情報処理装置から送信されてくる大容量データを、広帯域の通信回線を介して受信する大容量データ受信手段(例えば、図9の受信部61)とを有することを特徴とする。
【0039】
請求項2に記載の情報処理方法は、送信装置から送信されてくるデータを受信して処理する情報処理装置と、情報処理装置からデータを受信する受信装置とを備える情報処理システムの情報処理方法において、情報処理装置において、送信装置から送信されてくる、大容量のデータである大容量データと宛先とを含むデータを受信するデータ受信ステップ(例えば、図3の認証部21が行う処理)と、情報処理装置において、大容量データの存在を通知する通知情報を、狭帯域の通信回線を介して、データの宛先となっている受信装置に送信する通知情報送信ステップ(例えば、図6のプログラムの処理ステップS18)と、受信装置において、自身宛の通知情報を、狭帯域の通信回線を介して受信する通知情報受信ステップ(例えば、図10のプログラム処理ステップS51)と、受信装置において、通知情報に基づいて、大容量データを、情報処理装置に要求する要求ステップ(例えば、図10のプログラムの処理ステップS53)と、情報処理装置において、受信装置からの要求に応じて、大容量データを、広帯域の通信回線を介して、要求のあった受信装置に送信する大容量データ送信ステップ(例えば、図8のプログラムの処理ステップS37)と、受信装置において、大容量データの要求に応じて情報処理装置から送信されてくる大容量データを、広帯域の通信回線を介して受信する大容量データ受信ステップ(例えば、図10のプログラムの処理ステップS56)とを備えることを特徴とする。
【0040】
請求項3の各ステップと発明の実施の形態との対応関係は、請求項2の情報処理方法における場合と同様である。
【0041】
請求項4に記載の情報処理装置は、送信装置から送信されてくるデータを受信して処理する情報処理装置において、送信装置から送信されてくる、大容量のデータである大容量データと宛先とを含むデータを受信するデータ受信手段(例えば、図3の認証部21)と、大容量データの存在を通知する通知情報を、狭帯域の通信回線を介して、データの宛先となっている受信装置に送信する通知情報送信手段(例えば、図3の送信部28)と、受信装置からの要求に応じて、大容量データを、広帯域の通信回線を介して、要求のあった受信装置に送信する大容量データ送信手段(例えば、図3の送信部28)とを備えることを特徴とする。
【0042】
請求項5に記載の情報処理装置は、大容量データにアクセスするためのアクセスキーを生成するアクセスキー生成手段(例えば、図3のアクセスキー生成部26)を備え、通知情報送信手段は、通知情報にアクセスキーを含めて送信し、大容量データ送信手段は、受信装置から送信されてくる前記アクセスキーに対応する大容量データを送信することを特徴とする。
【0043】
請求項6に記載の情報処理装置は、大容量データのフォーマットを、受信装置に対応するフォーマットに変換するフォーマット変換手段(例えば、図3のフォーマット変換部24)をさらに備え、大容量データ送信手段は、フォーマットが変換された大容量データを送信することを特徴とする。
【0044】
請求項8に記載の情報処理方法は、送信装置から送信されてくるデータを受信して処理する情報処理方法において、送信装置から送信されてくる、大容量のデータである大容量データと宛先とを含むデータを受信するデータ受信ステップ(例えば、図6のプログラムの処理ステップS14)と、大容量データの存在を通知する通知情報を、狭帯域の通信回線を介して、データの宛先となっている受信装置に送信する通知情報送信ステップ(例えば、図6のプログラムの処理ステップS18)と、受信装置からの要求に応じて、大容量データを、広帯域の通信回線を介して、要求のあった受信装置に送信する大容量データ送信ステップ(例えば、図8のプログラムの処理ステップS37)とを含むことを特徴とする。
【0045】
請求項9の各ステップと発明の実施の形態との対応関係は、請求項8の情報処理方法における場合と同様である。
【0046】
請求項10に記載の受信装置は、送信装置から送信されてくるデータを受信して処理する情報処理装置からデータを受信する受信装置において、送信装置が情報処理装置に送信した、受信装置宛の大容量のデータである大容量データの存在を通知する通知情報を、情報処理装置から狭帯域の通信回線を介して受信する通知情報受信手段(例えば、図9の受信部61)と、通知情報に基づいて、大容量データを、情報処理装置に要求する要求手段(例えば、図9のビデオメール要求命令生成部63)と、大容量データの要求に応じて情報処理装置から送信されてくる大容量データを、広帯域の通信回線を介して受信する大容量データ受信手段(例えば、図9の受信部61)とを備えることを特徴とする。
【0047】
請求項13に記載の受信方法は、送信装置から送信されてくるデータを受信して処理する情報処理装置からデータを受信する受信方法において、送信装置が情報処理装置に送信した、受信装置宛の大容量のデータである大容量データの存在を通知する通知情報を、情報処理装置から狭帯域の通信回線を介して受信する通知情報受信ステップ(例えば、図10のプログラムの処理ステップS51)と、通知情報に基づいて、大容量データを、情報処理装置に要求する要求ステップ(例えば、図10のプログラムの処理ステップS53)と、大容量データの要求に応じて情報処理装置から送信されてくる大容量データを、広帯域の通信回線を介して受信する大容量データ受信ステップ(例えば、図10のプログラムの処理ステップS56)とを含むことを特徴とする。
【0048】
請求項14の各ステップと発明の実施の形態との対応関係は、請求項13の情報処理方法における場合と同様である。
【0049】
請求項15に記載されている情報処理システムは、送信装置から送信されてくるデータを受信して処理する情報処理装置と、情報処理装置からデータを受信する受信装置とを備える情報処理システムにおいて、情報処理装置は、送信装置から送信されてくる、大容量のデータである大容量データを含むデータを受信するデータ受信手段(例えば、図3の認証部21)と、大容量データの存在を通知する通知情報を、狭帯域の通信回線を介して、受信装置に送信する通知情報送信手段と(例えば、図3の送信部28)、受信装置からの要求に応じて、大容量データを、広帯域の通信回線を介して、要求のあった受信装置に送信する大容量データ送信手段(例えば、図3の送信部28)とを有し、受信装置は、通知情報を、狭帯域の通信回線を介して受信する通知情報受信手段(例えば、図9の受信部61)と、通知情報に基づいて、大容量データを、情報処理装置に要求する要求手段(例えば、図9のビデオメール要求命令生成部63)と、大容量データの要求に応じて情報処理装置から送信されてくる大容量データを、広帯域の通信回線を介して受信する大容量データ受信手段(例えば、図9の受信部61)とを有し、狭帯域または広帯域の通信回線のうちの少なくとも一方は、無線回線であることを特徴とする。
【0050】
請求項16に記載されている情報処理方法は、送信装置から送信されてくるデータを受信して処理する情報処理装置と、情報処理装置からデータを受信する受信装置とを備える情報処理システムの情報処理方法において、情報処理装置において、送信装置から送信されてくる、大容量のデータである大容量データを含むデータを受信するデータ受信ステップ(例えば、図6のプログラムの処理ステップS14)と、情報処理装置において、大容量データの存在を通知する通知情報を、狭帯域の通信回線を介して、受信装置に送信する通知情報送信ステップ(例えば、図6のプログラムの処理ステップS18)と、受信装置において、通知情報を、狭帯域の通信回線を介して受信する通知情報受信ステップ(例えば、図10のプログラムの処理ステップS51)と、受信装置において、通知情報に基づいて、大容量データを、情報処理装置に要求する要求ステップ(例えば、図10のプログラムの処理ステップS53)と、情報処理装置において、受信装置からの要求に応じて、大容量データを、広帯域の通信回線を介して、要求のあった受信装置に送信する大容量データ送信ステップ(例えば、図8のプログラムの処理ステップS37)と、受信装置において、大容量データの要求に応じて情報処理装置から送信されてくる大容量データを、広帯域の通信回線を介して受信する大容量データ受信ステップ(例えば、図10のプログラムの処理ステップS56)とを備え、狭帯域または広帯域の通信回線のうちの少なくとも一方は、無線回線であることを特徴とする。
【0051】
請求項17の各ステップと発明の実施の形態との対応関係は、請求項16の情報処理方法における場合と同様である。
【0052】
請求項18に記載の情報処理装置は、送信装置から送信されてくるデータを受信して処理する情報処理装置において、送信装置から送信されてくる、大容量のデータである大容量データを含むデータを受信するデータ受信手段(例えば、図3の認証部21)と、大容量データの存在を通知する通知情報を、狭帯域の通信回線を介して、受信装置に送信する通知情報送信手段(例えば、図3の送信部28)と、受信装置からの要求に応じて、大容量データを、広帯域の通信回線を介して、要求のあった受信装置に送信する大容量データ送信手段(例えば、図3の送信部28)とを備え、狭帯域または広帯域の通信回線のうちの少なくとも一方は、無線回線であることを特徴とする。
【0053】
請求項19に記載の情報処理装置は、大容量データにアクセスするためのアクセスキーを生成するアクセスキー生成手段(例えば、図3のアクセスキー生成部26)を備え、通知情報送信手段は、通知情報にアクセスキーを含めて送信し、大容量データ送信手段は、受信装置から送信されてくるアクセスキーに対応する大容量データを送信することを特徴とする。
【0054】
請求項20に記載の情報処理装置は、大容量データのフォーマットを、受信装置に対応するフォーマットに変換するフォーマット変換手段(例えば、図3のフォーマット変換部24)をさらに備え、大容量データ送信手段は、フォーマットが変換された大容量データを送信することを特徴とする。
【0055】
請求項22に記載の情報処理方法は、送信装置から送信されてくるデータを受信して処理する情報処理方法において、送信装置から送信されてくる、大容量のデータである大容量データを含むデータを受信するデータ受信ステップ(例えば、図3の認証部21が行う処理)と、大容量データの存在を通知する通知情報を、狭帯域の通信回線を介して、受信装置に送信する通知情報送信ステップ(例えば、図6のプログラムの処理ステップS18)と、受信装置からの要求に応じて、大容量データを、広帯域の通信回線を介して、要求のあった受信装置に送信する大容量データ送信ステップ(例えば、図8のプログラムの処理ステップS37)とを含み、狭帯域または広帯域の通信回線のうちの少なくとも一方は、無線回線であることを特徴とする。
【0056】
請求項23の各ステップと発明の実施の形態との対応関係は、請求項22の情報処理方法における場合と同様である。
【0057】
請求項24に記載の受信装置は、送信装置から送信されてくるデータを受信して処理する情報処理装置からデータを受信する受信装置において、送信装置が情報処理装置に送信した大容量のデータである大容量データの存在を通知する通知情報を、情報処理装置から狭帯域の通信回線を介して受信する通知情報受信手段と(例えば、図9の受信部61)、通知情報に基づいて、大容量データを、情報処理装置に要求する要求手段(例えば、図9のビデオメール要求命令生成部63)と、大容量データの要求に応じて情報処理装置から送信されてくる大容量データを、広帯域の通信回線を介して受信する大容量データ受信手段(例えば、図9の受信部61)とを備え、狭帯域または広帯域の通信回線のうちの少なくとも一方は、無線回線であることを特徴とする。
【0058】
請求項27に記載の受信方法は、送信装置から送信されてくるデータを受信して処理する情報処理装置からデータを受信する受信方法において、送信装置が情報処理装置に送信した大容量のデータである大容量データの存在を通知する通知情報を、情報処理装置から狭帯域の通信回線を介して受信する通知情報受信ステップ(例えば、図10のプログラムの処理ステップS51)と、通知情報に基づいて、大容量データを、情報処理装置に要求する要求ステップ(例えば、図10のプログラムの処理ステップS53)と、大容量データの要求に応じて情報処理装置から送信されてくる大容量データを、広帯域の通信回線を介して受信する大容量データ受信ステップ(例えば、図10のプログラムの処理ステップS56)とを含み、狭帯域または広帯域の通信回線のうちの少なくとも一方は、無線回線であることを特徴とする。
【0059】
請求項28の各ステップと発明の実施の形態との対応関係は、請求項27の情報処理方法における場合と同様である。
【0060】
図1は、本発明を適用した情報処理システムの一実施の形態の構成例を示す図である。図1の情報処理システムは、第1の携帯端末1、WLANアクセスポイント2、インターネット3、ファイルサーバ4、管理センタ5、基地局6、第2の携帯端末7、WLANアクセスポイント8、ビデオカメラ9、PC(Personal Computer)10、および表示部11から構成されている。
【0061】
図1の情報処理システムにおいては、例えば、第1の携帯端末1、第2の携帯端末7、およびPC10のユーザは、あらかじめ、ファイルサーバ4を利用することができるユーザとして、ファイルサーバ4に登録し、ファイルサーバ4を利用する場合には、ファイルサーバ4のユーザとして認証される必要がある。
【0062】
第1の携帯端末1は、動画像を撮影することができるようになされている。さらに、第1の携帯端末1は、電子メールの送受信機能およびWLAN機能を有しており,ユーザの操作に応じてテキスト文書であるメール本文を含み、第2の携帯端末7やPC10のユーザのメールアドレスを宛先とする電子メールを作成し、その電子メールに撮影した動画像を添付した動画メール(以下,ビデオメールともいう)を作成する。図1では、第1の携帯端末1は、WLANアクセスポイント2のセル内に存在し、作成したビデオメールを、広帯域の通信回線であるWLANによって、WLANアクセスポイント2に送信することができる。
【0063】
WLANアクセスポイント2は、そのセル内に存在する無線通信装置と、WLANの規格に準拠した高伝送レートでの無線通信を行うアクセスポイントとして機能する。即ち、WLANアクセスポイント2は、そのセル内にいる無線通信装置からのデータを、そのセル内の他の無線通信装置や、インターネット3に送信する。また、WLANアクセスポイント2は、インターネット3からのデータを、そのセル内にいる無線通信装置に送信する。図1では、第1の携帯端末1がWLANアクセスポイント2のセルに存在する。従って、WLANアクセスポイント2は、第1の携帯端末1から、無線でビデオメールが送信されてくると、そのビデオメールを受信し、受信したビデオメールを、例えば、インターネット3に伝送する。なお、WLANアクセスポイント2と、第1の携帯端末1またはインターネット3との間では、高伝送レートでの通信を行うことができる。
【0064】
インターネット3には、図1では、WLANアクセスポイント2,8、ファイルサーバ4、管理センタ5、PC10が接続されており、従って、これらの間では、インターネット3を介した通信を行うことができるようになっている。
【0065】
ファイルサーバ4は、インターネット3に接続されており、WLANアクセスポイント2や8などによって構成される広帯域の通信回線と、携帯電話(PHS(Personal Handy−phone System)なども含む)の基地局6などによって提供される狭帯域の通信回線とを利用して、後述するようなビデオメールサービスを提供する。
【0066】
管理センタ5は、基地局6を含む図示せぬ多数の基地局を管理し、携帯電話のサービス(無線通信サービス)を提供する。また、管理センタ5は、インターネット3に接続されており、基地局6を、インターネット3に接続して、基地局6とインターネット3との間の通信を可能とする。
【0067】
基地局6は、管理センタ5により管理され、そのセル内にいる携帯電話機などの携帯端末と、携帯電話の規格に準拠した狭帯域の通信回線を介して無線通信によるデータなどのやりとりを行う。また、基地局6は、管理センタ5と接続されており、管理センタ5からのデータなどを、そのセル内の携帯端末に送信するとともに、そのセル内の携帯端末からのデータなどを管理センタ5に送信する。
【0068】
なお、図示していないが、基地局は、多数設置されており、広いエリアで携帯電話のサービスを提供する。図1では、第1の携帯端末1も第2の携帯端末7も、携帯電話のサービスを受けることができるエリアに存在している。
【0069】
第2の携帯端末7は、例えば、第1の携帯端末1と同様に構成される。なお、図1では、第2の携帯端末7は、WLANアクセスポイント8のセル内に存在している。
【0070】
ここで、第1の携帯端末1と第2の携帯端末7とは、例えば、携帯電話機その他のPDA(Personal Digital Assistant)などにより構成することが可能である。
【0071】
WLANアクセスポイント8は、インターネット3に接続されており、WLANアクセスポイント2と同様に、広帯域の通信回線による無線通信サービスを提供する。
【0072】
なお、WLANアクセスポイント2および8などのWLANアクセスポイントの設置数は、今のところ少数であり、従って、そのサービスエリアは、携帯電話のサービスエリアに比較して限られている。
【0073】
ビデオカメラ9、PC10、および表示部11は、ユーザ宅に設置されている。
【0074】
ビデオカメラ9は、動画像を撮影する。ビデオカメラ9で撮影された動画像は、例えば、PC10に出力することができる。
【0075】
PC10は、インターネット3に接続されており、インターネット3との間で各種のデータ通信を行うことができるようになっている。なお、PC10とインターネット3との間の接続には、例えば、WLANによって提供されるのと同様に広帯域の通信回線であるADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)や、CATV(Cable Television)網、光ファイバなどを利用することができる。
【0076】
表示部11は、例えば、テレビジョン受像機で構成され、テレビジョン放送番組を表示(出力)する。なお、表示部11は、PC10と接続することができ、この場合、PC10から動画を転送して表示させることができる。表示部11は、テレビジョン受像機で構成する他、ホームシアタシステムのプロジェクタおよびスクリーンなどで構成することもできる。
【0077】
図2は、第1の携帯端末1から第2の携帯端末7にビデオメールを送信する場合の処理の概要を説明するフローチャートである。なお、第1の携帯端末1は、WLANアクセスポイント2のセル内に存在し、第2の携帯端末7は、少なくとも、携帯電話のサービスが受けられるエリア、即ち、例えば、基地局6のセル内に存在するものとする。
【0078】
ステップS1において、第1の携帯端末1は、ユーザの操作にしたがい、ビデオメールを作成し、作成したビデオメールの宛先を第2の携帯端末7として送信する。第1の携帯端末1が送信するビデオメールは、WLANアクセスポイント2が提供する広帯域の無線通信回線、さらには、インターネット3を介して、ファイルサーバ4に送信される。
【0079】
その後、ステップS2に進み、ファイルサーバ4は、第1の携帯端末1から送信されたビデオメールを受信して格納する。さらに、ファイルサーバ4は、格納したビデオメールの宛先である第2の携帯端末7にビデオメールの存在を通知するメッセージ(通知情報)を、例えば、テキストのみの電子メールで送信し、ステップS3に進む。
【0080】
ファイルサーバ4が送信する通知情報としての電子メール(以下、適宜、通知メールという)は、インターネット3、管理センタ5、および基地局6が提供する狭帯域の通信回線である携帯電話の無線通信回線を介して、ビデオメールの宛先である第2の携帯端末7に送信され、第2の携帯端末7は、その通知メールを受信する。
【0081】
第2の携帯端末7のユーザ7は、WLANアクセスポイント8のセル内にいるとき、あるいは移動したとき、ステップS3において、第2の携帯端末7を操作し、通知メールに記述されている後述するアクセスキーを含む、動画を要求する要求メッセージをファイルサーバ4に送信して、ステップS4に進む。第2の携帯端末7が送信する要求メッセージは、WLANアクセスポイント8が提供する広帯域の通信回線、およびインターネット3を介して、ファイルサーバ4に送信される。
【0082】
ステップS4において、ファイルサーバ4は、第2の携帯端末7から送信されてくる要求メッセージを受信する。さらに、ステップS4において、ファイルサーバ4は、要求メッセージに応じて、第1の携帯端末1から送信されてきた第2の携帯端末7のユーザ宛のビデオメールを、インターネット3、および第2の携帯端末7が提供する広帯域の通信回線を介して、第2の携帯端末7に送信し、処理を終了する。
【0083】
従って、第2の携帯端末7のユーザは、携帯電話の通信回線を介して送信されてくる通知メールによって、即座に、ビデオメールの存在を認識することができ、さらに、WLANを介して、大容量のビデオメールを、低コストで受信することができる。
【0084】
図3は、図2のステップS1およびS2の処理に関連した処理(以下、適宜、前段処理という)を行うファイルサーバ4の構成部分の構成例を示すブロック図である。
【0085】
図3のファイルサーバ4は、認証部21、ユーザ登録情報記憶部22、受信部23、フォーマット変換部24、記憶部25、アクセスキー生成部26、アクセス権判定部27、および、送信部28から構成されている。
【0086】
以下では、ビデオメールの送信元を第1の携帯端末1とするとともに、ビデオメールの送信先(宛先)を第2の携帯端末7として、ファイルサーバ4の構成を説明する。
【0087】
認証部21は、第1の携帯端末1が送信してくるビデオメールを受信し、そのビデオメールの送信元である第1の携帯端末1のユーザと、宛先である第2の携帯端末7のユーザの認証処理を行う。
【0088】
即ち、ファイルサーバ4のサービスを受けるためには、ビデオメールの送信元のユーザと宛先のユーザがファイルサーバ4にあらかじめユーザ登録をしておく必要があり、認証部21は、そのユーザ登録を確認するための認証処理を行う。認証部21は、認証が成功した場合、第1の携帯端末1から送信されてきたビデオメールの宛先である第2の携帯端末7のメールアドレスを、ユーザ登録情報記憶部22に出力するとともに、そのビデオメールを受信部23に出力する。
【0089】
一方、認証部21は、認証が成功しなかった場合、即ち、第1の携帯端末1または第2の携帯端末7のユーザのうちのいずれか一方、または両方が、登録ユーザ(ユーザ登録済みのユーザ)でない場合、サービスを利用できないという情報であるエラーメッセージを作成し、送信部28に出力する。このエラーメッセージは、送信部28から第1の携帯端末1に送信される。
【0090】
ユーザ登録情報記憶部22は、ユーザ登録済みのユーザのメールアドレス、そのユーザがメールの送受信に利用する装置の属性情報、ユーザ登録を行ったユーザに割り当てられるフォルダを特定するフォルダ特定情報を対応付けて記憶している。そして、ユーザ登録情報記憶部22は、認証部21からビデオメールの宛先である第2の携帯端末7のユーザのメールアドレスが入力されると、そのメールアドレスに対応付けられている第2の携帯端末7の属性情報と、フォルダ特定情報とを、フォーマット変換部24と、記憶部25とにそれぞれ出力する。
【0091】
受信部23には、認証部21から出力されるビデオメールが入力され、受信部23は、そのビデオメールをフォーマット変換部25に出力する。さらに、受信部23は、入力されたビデオメールにアクセス(ダウンロード)するためのアクセスキーを生成する命令としてのアクセスキー生成命令を作成し、アクセスキー生成部26に出力する。
【0092】
フォーマット変換部24は、ユーザ登録情報記憶部22から出力される宛先である第2の携帯端末7のユーザの属性情報に基づき、受信部23から出力されるビデオメールに添付された動画を、宛先の端末のフォーマットに対応してフォーマット変換し、そのフォーマット変換後のビデオメールを記憶部26に出力する。即ち、属性情報は、ユーザがビデオメールの送受信に利用する装置で扱うことのできる動画のフォーマットの情報を少なくとも含んでおり、フォーマット変換部24は、第2の携帯端末7のユーザの属性情報に従い、第2の携帯端末7のユーザ宛のビデオメールに添付された動画のフォーマットを、第2の携帯端末7で扱うことができるフォーマットに変換する。また、フォーマット変換部24は、受信部23からのビデオメールから、そのビデオメールに添付された動画を削除し、残ったテキスト部分を、通知メールとして送信部28に出力する。
【0093】
記憶部25は、ユーザ登録情報記憶部22から入力されたフォルダ特定情報に基づき、宛先である第2の携帯端末7のユーザにユーザ登録時に割り当てられたフォルダを特定し、特定されたフォルダに、フォーマット変換部24から入力されたフォーマット変換後の第2の携帯端末7のユーザ宛のビデオメールを格納する。
【0094】
ここで、図4は、図3の記憶部25の論理的な構成例を示している。記憶部25には、ユーザ登録を行った登録ユーザがアクセス権をもつユーザ毎のフォルダが作成される。記憶部25は、ユーザ登録情報記憶部22から出力されるフォルダ特定情報から、第2の情報端末7のユーザのみがアクセス権を持つフォルダ(図4では、フォルダ41となっている)を特定し、そのフォルダに、第2の携帯端末7のユーザ宛のビデオメールを格納する。
【0095】
なお、記憶部25には、例えば、1登録ユーザに対して1つのフォルダが作成される。また、登録ユーザがファイルサーバ4のサービスの利用を停止し、ユーザ登録を抹消した場合、記憶部25は、その登録ユーザがアクセス権を持つフォルダを削除する。
【0096】
図5は、図4の記憶部25を構成するフォルダ41の論理的な構成例を示している。フォルダ41は、動画像ファイル格納領域51と、メール本文格納領域52とから構成されている。
【0097】
なお、図5のフォルダ41は、第2の携帯端末7のユーザに割り当てられたものであり、従って、第2の携帯端末7のユーザのみがアクセスすることができる。
【0098】
動画像ファイル格納領域51には、フォルダ41が割り当てられた第2の携帯端末7のユーザ宛に送信されてきたビデオメールに添付された動画像(ファイル)が格納される。
【0099】
メール本文格納領域52には、フォルダ41が割り当てられた第2の携帯端末7のユーザ宛に送信されてきたビデオメールのテキスト部分が格納される。
【0100】
図3に戻り、アクセスキー生成部26は、受信部23から出力されたアクセスキー生成命令を受信し、そのアクセスキー生成命令が受信部23で生成されたときに受信されたビデオメールにアクセスするためのユニークなアクセスキーを生成する。さらに、アクセスキー生成部26は、生成されたアクセスキーを、アクセス権判定部27と、送信部28に供給する。
【0101】
アクセス権判定部27は、アクセスキー生成部26からアクセスキーをストアする。
【0102】
送信部28は、認証部21から供給される第1の携帯端末1のユーザ宛のエラーメッセージを、第1の携帯端末1に送信する。また、送信部28は、フォーマット変換部24から出力される通知メールに、アクセスキー生成部26から出力されるアクセスキーを含め、第2の携帯端末7に送信する。
【0103】
ここで、ファイルサーバ4がエラーメッセージを第1の携帯端末1に送信することで、第1の携帯端末1のユーザに対して、第1の携帯端末1、または宛先である第2の携帯端末7のユーザが、ユーザ登録されていなかったということを、第1の携帯端末1のユーザに知らせることが可能となる。
【0104】
さらに、ファイルサーバ4によれば、ビデオメールのテキスト部分とアクセスキーとから構成される容量の小さい通知メールが、後述するように、携帯電話網、即ち、狭帯域ではあるがサービスエリアの広い通信回線を使用して伝送される。これにより、即座に、かつ小さいコストで、ビデオメールの受信の通知を第2の携帯端末7のユーザに対して行うことが可能となる。
【0105】
図6は、図3のファイルサーバ4が、ビデオメールを受信し、その宛先にビデオメールの受信の通知を行う処理(前段処理)を説明するフローチャートである。
【0106】
なお、図6の処理は、第1の携帯端末1からファイルサーバ4に対して、第2の携帯端末7のユーザ宛のビデオメールが、WLANアクセスポイント2およびインターネット3を介して送信されてくると開始される。
【0107】
ステップS11において、認証部21は、第1の携帯端末1からのビデオメールを受信し、そのビデオメールの送信元である第1の携帯端末1のユーザと、宛先である第2の携帯端末7のユーザのユーザ認証を行う。さらに、認証部21は、ステップS11において、その認証が成功したか否かを判定する。ステップS11において、ユーザ認証が成功しなかったと判定された場合には、ステップS12に進み、送信部28が、エラーメッセージを、ビデオメールを送信してきた第1の携帯端末に送信し、処理を終了する。
【0108】
また、ステップS11において、認証が成功したと判定された場合、認証部21は、第1の携帯端末1からのビデオメールの宛先である第2の携帯端末7のメールアドレスを、そのビデオメールから認識し、ユーザ登録情報記憶部22に供給して、ステップS13に進む。ステップS13では、ユーザ登録情報記憶部22は、認証部21からのメールアドレスに対応付けられているフォルダ特定情報と属性情報とを、記憶部25とフォーマット変換部24とにそれぞれ供給する。さらに、ステップS13では、記憶部25が、ユーザ登録情報記憶部22からのフォルダ特定情報によってビデオメールの宛先である第2の携帯端末7のユーザのフォルダを特定し、ステップS14に進む。
【0109】
ステップS14において、受信部23は、認証部21からビデオメールを受信し、受信したビデオメールをフォーマット変換部24に出力するとともに、アクセスキー生成命令をアクセスキー生成部26に出力し、ステップS15に進む。
【0110】
ステップS15において、フォーマット変換部26は、ユーザ登録情報記憶部22から出力される属性情報に基づき、受信部23からのビデオメール(の動画)をフォーマット変換し、フォーマット変換されたビデオメールを記憶部25に出力するとともに、ビデオメールのテキスト部分だけを、通知メールとして送信部28に出力して、ステップS16に進む。
【0111】
ステップS16において、アクセスキー生成部26は、受信部23から入力されたアクセスキー生成命令に基き、アクセスキーを生成し、生成したアクセスキーをアクセス権判定部27に出力して記憶させるとともに、送信部28に出力して、ステップS17に進む。
【0112】
ステップS17において、記憶部25は、ステップS13で特定されたフォルダに、フォーマット変換部24から出力された、フォーマット変換されたビデオメールを格納して、ステップS18に進む。
【0113】
ステップS18において、送信部28は、フォーマット変換部24から出力された通知メールに、アクセスキー生成部27から出力されたアクセスキーを含め、インターネット3、さらには、管理センタ5と基地局6で提供される狭帯域ではあるが、サービスエリアの広い携帯電話網を使用して、第2の携帯端末7に送信し、処理を終了する。
【0114】
図7は、図2のステップS3およびS4の処理に関連した処理(以下、適宜、後処理という)を行うファイルサーバ4の構成部分の構成例を示すブロック図である。なお、図7において、図3における場合と対応する部分ついては、同一の符号を付してあり、重複する説明は、適宜、省略する。
【0115】
上述したように、ファイルサーバ4から第2の携帯端末7に、狭帯域ではあるがサービスエリアの広い携帯電話網を介して、容量の小さい通知メールが送信される。第2の携帯端末7は、ファイルサーバ4から通知メールを受信し、この通知メールによって、第2の携帯端末7のユーザに、自身宛のビデオメールの存在が報知される。その後、WLANアクセスポイント8のセル内にいる第2の携帯端末7のユーザ、あるいはWLANアクセスポイント8のセル内にいなかったが、その後WLANアクセスポイント8のセル内に移動した第2の携帯端末7のユーザが、ビデオメールを要求するように、第2の携帯端末7を操作すると、第2の携帯端末7は、そのビデオメールを要求する要求メッセージに、通知メールのアクセスキーと自身のメールアドレスを含めて、WLANアクセスポイント8によって提供される広帯域の無線通信回線およびインターネット3を介して、ファイルサーバ4に送信する。
【0116】
図7において、認証部21は、以上のようにして第2の携帯端末7から送信されてくる要求メッセージを受信し、その要求メッセージに含まれている第2の携帯端末7のユーザのメールアドレスなどに基づいて、第2の携帯端末7のユーザがユーザ登録済みのユーザであるかどうかを認証する認証処理を行う。
【0117】
認証部21は、第2の携帯端末7のユーザが、ユーザ登録済みのユーザとして認証された場合、第2の携帯端末7から送信されてきた要求メッセージに含まれるアクセスキーを受信部23に出力する。一方、認証部21は、認証が成功しなかった場合には、エラーメッセージを送信部28に供給して、第2の携帯端末7に送信させる。
【0118】
受信部23は、認証部21から出力されるアクセスキーを受信し、アクセス権判定部27に出力する。
【0119】
記憶部25には、アクセス権判定部27から出力される後述するビデオメール送信命令が入力され、記憶部25は、入力されたビデオメール送信命令によって特定されるビデオメールを、フォルダから読み出し、送信部28に出力する。なお、記憶部25からは、ビデオメールを読み出す他、そのビデオメールに添付された動画像ファイルだけを読み出すようにすることも可能である。
【0120】
アクセス権判定部27は、受信部23から入力されたアクセスキーに基づいて、そのアクセスキーを送信してきた第2の携帯端末7のユーザが、記憶部25に格納されているビデオメールにアクセスする権限を有するかどうかを判定し、その判定結果に対応して、ビデオメール送信命令を記憶部25に出力し、または、エラーメッセージを送信部28に出力する。
【0121】
即ち,アクセス権判定部27は、図3で説明したように、アクセスキー生成部26においてビデオメールのアクセスのために生成されたアクセスキーが保持されている。アクセス権判定部27は、自身が保持しているアクセスキーの中に、第2の携帯端末7から受信したアクセスキーと同一のものがある場合に、ビデオメールへのアクセス権限があると判定する。この場合、アクセス権判定部27は、第2の携帯端末7からのアクセスキーによって特定されるビデオメールを送信することを指令するビデオメール送信命令を、記憶部25に出力する。
【0122】
一方、アクセス権判定部27は、自身が保持しているアクセスキーの中に、第2の携帯端末7から受信したアクセスキーと同一のものがない場合、ビデオメールへのアクセス権限がないと判定する。この場合、アクセス権判定部27は、エラーメッセージを、送信部28に供給し、第2の携帯端末7に送信させる。
【0123】
送信部28は、認証部21からのエラーメッセージ、アクセス権判定部27からのエラーメッセージ、および記憶部25からのビデオメールを、インターネット3、およびWLANアクセスポイント8によって提供されるサービスエリアは狭いが、広帯域の無線通信回線を介して、第2の携帯端末7に送信する。
【0124】
図8は、図7のファイルサーバ4の動作を説明するフローチャートである。
なお、図8の処理は、第2の携帯端末7が、例えば、WLANアクセスポイント8のセル内で、ファイルサーバ4に対して、ビデオメールの送信を要求をする要求メッセージを送信し、その要求メッセージが認証部21で受信されると開始される。
【0125】
ステップS31において、認証部21は、要求メッセージを送信してきた第2の携帯端末7のユーザについて認証を行い、その認証が成功したか否かを判定する。ステップS31において、認証が失敗したと判定された場合、ステップS32に進み、認証部21は、送信部28を制御することにより、エラーメッセージを第2の携帯端末7に送信させ、処理を終了する。
【0126】
また、ステップS31において、認証が成功したと判定された場合、ステップS33に進む。
【0127】
ステップS33において、受信部23は、認証部21から要求メッセージに含まれるアクセスキーを取得し、アクセス権判定部27に出力して、ステップS34に進む。
【0128】
ステップS34において、アクセス権判定部27は、そこに入力されるアクセスキーと、あらかじめ保持しているアクセスキーの中に、受信部23からのアクセスキーと一致するものがあるかどうかによって、第2の携帯端末7のユーザがビデオメールへのアクセス権限があるかどうかを判定する。ステップS34において、アクセス権限がないと判定された場合、ステップS32に進み、上述したように、エラーメッセージが第2の携帯端末7に送信され、処理を終了する。
【0129】
また、ステップS34において、アクセス権限があると判定された場合、ステップS35に進む。
【0130】
ステップS35において、アクセス権判定部27は、受信部23からのアクセスキーから、そのアクセスキーによって特定される第2の携帯端末7のユーザ宛のビデオメールを送信すること指令するビデオメール送信命令を生成し、記憶部25に出力して、ステップS36に進む。
【0131】
ステップS36において、記憶部25は、アクセス権判定部27からのビデオメール送信命令に基き、第2の携帯端末7がアクセス権を所有するフォルダ41から、ビデオメール送信命令によって指定されるビデオメールを読み出し、送信部28に出力して、ステップS37に進む。
【0132】
ステップS37において、送信部28は、記憶部25からの大容量のビデオメールを、インターネット3、およびWLANアクセスポイント8によって提供される広帯域の無線通信回線を介して、第2の携帯端末7に送信し、ステップS38に進む。
【0133】
ステップS38において、送信部28は、第2の携帯端末7が、図4のフォルダ41に格納されているビデオメールにアクセスしたという最新のアクセス情報を、図示せぬログに登録することで、そのログを更新し、処理を終了する。
【0134】
図9は、図1の第2の携帯端末7の構成例を示すブロック図である。
【0135】
第2の携帯端末7は、受信部61、記憶部62、ビデオメール要求命令生成部63、送信部64、および表示部65から構成されている。
【0136】
受信部61は、基地局6によって提供される狭帯域の通信回線(ここでは携帯電話網)を介して送信されてくるデータと、WLANアクセスポイント8によって提供される広帯域の通信回線を介して送信されてくるデータを受信する。即ち、受信部61は、基地局6から第2の携帯端末7のユーザ宛の通知メールが送信されてくると、その通知メールを受信する。さらに、受信部61は、その通知メールから、アクセスキーを取り出し、ビデオメール要求命令生成部63に出力するとともに、通知メールを記憶部62に出力する。
【0137】
さらに、受信部61は、WLANアクセスポイント8からエラーメッセージが送信されてくると、そのエラーメッセージを受信し、表示部65に供給する。また、受信部61は、WLANアクセスポイント8からビデオメールが送信されてくると、そのビデオメールを受信し、記憶部62に供給する。
【0138】
記憶部62は、受信部61から入力される通知メールやビデオメールを記憶する。
【0139】
ビデオメール要求命令生成部63は、受信部61から供給されるアクセスキーを受信し、そのアクセスキーを有する要求メッセージを生成して、送信部64に出力する。
【0140】
送信部64は、ビデオメール要求命令生成部63から出力される要求メッセージを、WLANアクセスポイント8によって提供される広帯域の通信回線を介して、ファイルサーバ4に送信する。
【0141】
表示部65は、ユーザの操作に応じて、記憶部62に記憶されたビデオメールや通知メールを表示する。また、表示部65は、受信部61から供給されるエラーメッセージを表示する。
【0142】
図10は、図9の第2の携帯端末7の動作を説明するフローチャートである。
【0143】
図10の処理は、第2の携帯端末7がWLANアクセスポイント8のセル内に存在しているときに、ファイルサーバ4から第2の携帯端末7のユーザ宛の通知メールが送信されてくると開始される。
【0144】
ステップS51において、受信部61は、基地局6が提供する狭帯域の通信回線を介して、ファイルサーバ4から送信されてきた通知メールを受信し、記憶部62に出力して記憶させる。さらに、ステップS51では、受信部61は、通知メールに含まれるアクセスキーを、ビデオメール要求命令生成部63に出力する。
【0145】
その後、第2の携帯端末7のユーザが、第2の携帯端末7を操作して、記憶部62に記憶された通知メールを表示部65に表示させ、これにより、自身宛のビデオメールの存在を知って、そのビデオメールを要求するように、第2の携帯端末7を操作すると、ステップS51からS52に進む。
【0146】
ステップS52において、ビデオメール要求命令生成部63は、受信部61からのアクセスキーを含む要求メッセージを生成し、送信部64に出力して、ステップS53に進む。
【0147】
ステップS53において、送信部64は、ビデオメール要求命令生成部63からの要求メッセージを、WLANアクセスポイント8が提供する広帯域の通信回線を介して、ファイルサーバ4に送信し、ステップS54に進む。
【0148】
ステップS54において、受信部61は、ファイルサーバ4からエラーメッセージが送信されてきたか否かを判定する。ステップS54において、エラーメッセージが送信されてきたと判定された場合、即ち、ステップS53でファイルサーバ4に送信した要求メッセージに含まれるアクセスキーによって、ビデオメールへのアクセスが許可されずにエラーメッセージが送信されてきた場合、ステップS55に進み、受信部61は、そのエラーメッセージを受信し、表示部65に供給して表示させ、処理を終了する。
【0149】
一方、ステップS54において、ファイルサーバ4からエラーメッセージが送信されてきていないと判定された場合、即ち、ステップS53でファイルサーバ4に送信した要求メッセージに含まれるアクセスキーによって、ビデオメールへのアクセスが許可され、そのアクセスキーによって特定される第2の携帯端末7のユーザ宛のビデオメールが、WLANアクセスポイント8が提供する広帯域の通信回線を介して、ファイルサーバ4から送信されてきた場合、ステップS56に進み、受信部61は、そのビデオメールを受信(ダウンロード)し、記憶部62に出力して記憶させ、処理を終了する。記憶部62に記憶されたビデオメールは表示部65に供給して表示させることができる。
【0150】
以上のように、ファイルサーバ4において、第1の携帯端末1から送信されてきた第2の携帯端末7のユーザ宛の、大容量の動画が添付されたビデオメールの存在を通知する小容量の通知メールを、基地局6が提供する狭帯域ではあるがサービスエリアの広い通信回線を介して、第2の携帯端末7に送信するようにしたので、第2の携帯端末7のユーザは、即座に、自身宛のビデオメールの存在を知ることができる。また、通知メールは小容量なので、狭帯域の通信回線であっても、低コストで送受信することができる。
【0151】
また、第2の携帯端末7において、通知メールに含まれるアクセスキーを有する要求メッセージによって、ファイルサーバ4に、ビデオメールを要求し、ファイルサーバ4において、その要求メッセージに含まれるアクセスキーによって特定される、第2の携帯端末7のユーザ宛のビデオメールを、WLANアクセスポイント8が提供するサービスエリアは狭いが広帯域の通信回線を介して、第2の携帯端末7に送信するようにしたので、第2の携帯端末7のユーザは、低コストかつ高品質(例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group)2やDV(Digital Video)程度の画質)のビデオメールを受信することができる。
【0152】
さらに、ファイルサーバ4では、ビデオメール(に添付された動画)のフォーマットを、その宛先である第2の携帯端末7で扱うことのできるフォーマットに変換するので、第1の携帯端末7のユーザは、第2の携帯端末7が有する動画再生用のソフトウェアで扱うことができるフォーマットを気にすることなく、即ち、任意のフォーマットのビデオメールを送信することができる。ここで、フォーマット変換には、形式(例えば、MPEG形式やAVI形式)の変換の他、画像サイズの変換も含まれる。
【0153】
なお、本実施の形態では、広帯域の通信回線として、WLANアクセスポイント8が提供する無線通信回線を採用するとともに、狭帯域の通信回線として、基地局6が提供する無線通信回線を採用することとしたが、広帯域または狭帯域の通信回線としては、その他、有線の通信回線を採用することが可能である。
【0154】
広帯域の有線の通信回線としては、例えば、図1のPC10が接続されているADSLやCATV網などがある。また、狭帯域の有線の通信回線としては、例えば、アナログ電話回線や、ISDNなどがある。
【0155】
また、本実施の形態では、第1の携帯端末1をビデオメールの送信元とするとともに、第2の携帯端末7をビデオメールの宛先としたが、ビデオメールの送信元または宛先は、その他、例えば、PC10とすることも可能である。
【0156】
さらに、本実施の形態では、第2の携帯端末7において、通知メールを受信し、その通知メールに基づいて、ビデオメールを受信するようにしたが、第2の携帯端末7で受信した通知メールは、例えば、PC10に転送することができ、PC10において、その通知メールに基づき、ADSLなどの広帯域の通信回線を介して、ビデオメールを受信するようにすることが可能である。
【0157】
さらに、本実施の形態では、大容量のデータとして、動画を採用したが、大容量のデータとしては、その他、例えば、オーディオデータや、プログラムなどを採用することが可能である。
【0158】
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。
【0159】
上述した一連の処理をソフトウェアで実行させる場合、ファイルサーバ4や第2の携帯端末7は、例えば、図11に示されるようなコンピュータなどとして構成することが可能である。
【0160】
図11において、CPU(Central Processing Unit)71は、ROM(Read Only Memory)72に記憶されているプログラム、または記憶部78からRAM(Random Access Memory)73にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。
【0161】
RAM73にはまた、CPU71が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
【0162】
CPU71、ROM72、およびRAM73は、バス74を介して相互に接続されている。このバス74にはまた、入出力インタフェース75も接続されている。
【0163】
入出力インタフェース75には、キーボード、マウスなどよりなる入力部76、ディスプレイなどよりなる出力部77、ハードディスクなどより構成される記憶部78、および通信部79が接続されている。
【0164】
入出力インタフェース75にはまた、必要に応じてドライブ80が接続され、磁気ディスク81、光ディスク82、光磁気ディスク83、或いは半導体メモリ84が適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部78にインストールされる。
【0165】
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム格納媒体からインストールされる。
【0166】
コンピュータにインストールされ、コンピュータによって実行可能な状態とされるプログラムを格納するプログラム格納媒体は、図11に示すように、磁気ディスク81(フロッピディスクを含む)、光ディスク82(CD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク83(MD(Mini−Disk)(登録商標)を含む)、もしくは半導体メモリ84などよりなるパッケージメディア、または、プログラムが一時的もしくは永続的に格納されるROM72や、記憶部78を構成するハードディスクなどにより構成される。プログラム格納媒体へのプログラムの格納は、必要に応じてルータ、モデムなどのインタフェースを介して、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の通信媒体を利用して行われる。
【0167】
なお、本明細書において、プログラム格納媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0168】
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
【0169】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、ユーザに、大容量のデータの存在を、即座に知らせるとともに、その大容量のデータを低コストで提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した情報処理システムの一実施の形態の構成例を示す図である。
【図2】情報処理システムの処理の概要を説明するフローチャートである。
【図3】ファイルサーバ4の一部の構成例を示すブロック図である。
【図4】記憶部25の論理的な構成例を示す図である。
【図5】記憶部25を構成するフォルダの記憶内容を示す図である。
【図6】ファイルサーバ4による前段処理を説明するフローチャートである。
【図7】ファイルサーバ4の他の一部の構成例を示すブロック図である。
【図8】ファイルサーバ4による後段処理を説明するフローチャートである。
【図9】第2の携帯端末7の構成例を示すブロック図である。
【図10】第2の携帯端末7の動作を説明するフローチャートである。
【図11】本発明を適用した情報処理システムを実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 第1の携帯端末, 2 WLANアクセスポイント, 3 インターネット, 4 ファイルサーバ, 5 管理センタ, 6 基地局, 7 第2の携帯端末, 8 WLANアクセスポイント, 9 ビデオカメラ, 10 PC, 11 表示部, 21 認証部, 22 ユーザ登録情報記憶部, 23 受信部, 24 フォーマット変換部, 25 記憶部, 26 アクセスキー生成部, 27 アクセス権判定部, 28 送信部, 41 フォルダ, 51 動画像ファイル格納領域, 52 メール本文格納領域, 61 受信部,62 記憶部, 63 ビデオメール要求命令生成部, 64 送信部、 65 表示部, 71 CPU, 72 ROM, 73 RAM, 74 バス, 75 入出力インターフェース, 76 入力部, 77 出力部, 78記憶部, 79 通信部, 80 ドライブ, 81 磁器ディスク, 82光ディスク, 83 光磁器ディスク, 84 半導体メモリ

Claims (28)

  1. 送信装置から送信されてくるデータを受信して処理する情報処理装置と、
    前記情報処理装置からデータを受信する受信装置と
    を備える情報処理システムにおいて、
    前記情報処理装置は、
    前記送信装置から送信されてくる、大容量のデータである大容量データと宛先とを含むデータを受信するデータ受信手段と、
    前記大容量データの存在を通知する通知情報を、狭帯域の通信回線を介して、前記データの宛先となっている前記受信装置に送信する通知情報送信手段と、
    前記受信装置からの要求に応じて、前記大容量データを、広帯域の通信回線を介して、前記要求のあった受信装置に送信する大容量データ送信手段と
    を有し、
    前記受信装置は、
    自身宛の前記通知情報を、前記狭帯域の通信回線を介して受信する通知情報受信手段と、
    前記通知情報に基づいて、前記大容量データを、前記情報処理装置に要求する要求手段と、
    前記大容量データの要求に応じて前記情報処理装置から送信されてくる前記大容量データを、前記広帯域の通信回線を介して受信する大容量データ受信手段と
    を有する
    ことを特徴とする情報処理システム。
  2. 送信装置から送信されてくるデータを受信して処理する情報処理装置と、
    前記情報処理装置からデータを受信する受信装置と
    を備える情報処理システムの情報処理方法において、
    前記情報処理装置において、前記送信装置から送信されてくる、大容量のデータである大容量データと宛先とを含むデータを受信するデータ受信ステップと、
    前記情報処理装置において、前記大容量データの存在を通知する通知情報を、狭帯域の通信回線を介して、前記データの宛先となっている前記受信装置に送信する通知情報送信ステップと、
    前記受信装置において、自身宛の前記通知情報を、前記狭帯域の通信回線を介して受信する通知情報受信ステップと、
    前記受信装置において、前記通知情報に基づいて、前記大容量データを、前記情報処理装置に要求する要求ステップと、
    前記情報処理装置において、前記受信装置からの要求に応じて、前記大容量データを、広帯域の通信回線を介して、前記要求のあった受信装置に送信する大容量データ送信ステップと、
    前記受信装置において、前記大容量データの要求に応じて前記情報処理装置から送信されてくる前記大容量データを、前記広帯域の通信回線を介して受信する大容量データ受信ステップと
    を備えることを特徴とする情報処理方法。
  3. 送信装置から送信されてくるデータを受信して処理する情報処理装置と、
    前記情報処理装置からデータを受信する受信装置と
    を備える情報処理システムの情報処理を、コンピュータに実行させるプログラムにおいて、
    前記情報処理装置において、前記送信装置から送信されてくる、大容量のデータである大容量データと宛先とを含むデータを受信するデータ受信ステップと、
    前記情報処理装置において、前記大容量データの存在を通知する通知情報を、狭帯域の通信回線を介して、前記データの宛先となっている前記受信装置に送信する通知情報送信ステップと、
    前記受信装置において、自身宛の前記通知情報を、前記狭帯域の通信回線を介して受信する通知情報受信ステップと、
    前記受信装置において、前記通知情報に基づいて、前記大容量データを、前記情報処理装置に要求する要求ステップと、
    前記情報処理装置において、前記受信装置からの要求に応じて、前記大容量データを、広帯域の通信回線を介して、前記要求のあった受信装置に送信する大容量データ送信ステップと、
    前記受信装置において、前記大容量データの要求に応じて前記情報処理装置から送信されてくる前記大容量データを、前記広帯域の通信回線を介して受信する大容量データ受信ステップと
    を備えることを特徴とするプログラム。
  4. 送信装置から送信されてくるデータを受信して処理する情報処理装置において、
    前記送信装置から送信されてくる、大容量のデータである大容量データと宛先とを含むデータを受信するデータ受信手段と、
    前記大容量データの存在を通知する通知情報を、狭帯域の通信回線を介して、前記データの宛先となっている受信装置に送信する通知情報送信手段と、
    前記受信装置からの要求に応じて、前記大容量データを、広帯域の通信回線を介して、前記要求のあった受信装置に送信する大容量データ送信手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  5. 前記大容量データにアクセスするためのアクセスキーを生成するアクセスキー生成手段を備え、
    前記通知情報送信手段は、前記通知情報に前記アクセスキーを含めて送信し、
    前記大容量データ送信手段は、前記受信装置から送信されてくる前記アクセスキーに対応する前記大容量データを送信する
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記大容量データのフォーマットを、前記受信装置に対応するフォーマットに変換するフォーマット変換手段をさらに備え、
    前記大容量データ送信手段は、フォーマットが変換された前記大容量データを送信する
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  7. 前記狭帯域の通信回線は、携帯電話網を含み、
    前記広帯域の通信回線は、WLAN(Wireless Local Area Network)網を含む
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  8. 送信装置から送信されてくるデータを受信して処理する情報処理方法において、
    前記送信装置から送信されてくる、大容量のデータである大容量データと宛先とを含むデータを受信するデータ受信ステップと、
    前記大容量データの存在を通知する通知情報を、狭帯域の通信回線を介して、前記データの宛先となっている受信装置に送信する通知情報送信ステップと、
    前記受信装置からの要求に応じて、前記大容量データを、広帯域の通信回線を介して、前記要求のあった受信装置に送信する大容量データ送信ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  9. 送信装置から送信されてくるデータを受信して処理する情報処理を、コンピュータに実行させるプラグラムにおいて、
    前記送信装置から送信されてくる、大容量のデータである大容量データと宛先とを含むデータを受信するデータ受信ステップと、
    前記大容量データの存在を通知する通知情報を、狭帯域の通信回線を介して、前記データの宛先となっている受信装置に送信する通知情報送信ステップと、
    前記受信装置からの要求に応じて、前記大容量データを、広帯域の通信回線を介して、前記要求のあった受信装置に送信する大容量データ送信ステップと
    を含むことを特徴とするプログラム。
  10. 送信装置から送信されてくるデータを受信して処理する情報処理装置からデータを受信する受信装置において、
    前記送信装置が前記情報処理装置に送信した、前記受信装置宛の大容量のデータである大容量データの存在を通知する通知情報を、前記情報処理装置から狭帯域の通信回線を介して受信する通知情報受信手段と、
    前記通知情報に基づいて、前記大容量データを、前記情報処理装置に要求する要求手段と、
    前記大容量データの要求に応じて前記情報処理装置から送信されてくる前記大容量データを、広帯域の通信回線を介して受信する大容量データ受信手段と
    を備える
    ことを特徴とする受信装置。
  11. 前記通知情報受信手段は、前記大容量データにアクセスするためのアクセスキーを含む前記通知情報を受信し、
    前記要求手段は、前記アクセスキーに基づいて、前記大容量データを、前記情報処理装置に要求する
    ことを特徴とする請求項10に記載の受信装置。
  12. 前記狭帯域の通信回線は、携帯電話網を含み、
    前記広帯域の通信回線は、WLAN(Wireless Local Area Network)網を含む
    ことを特徴とする請求項10に記載の受信装置。
  13. 送信装置から送信されてくるデータを受信して処理する情報処理装置からデータを受信する受信方法において、
    前記送信装置が前記情報処理装置に送信した、前記受信装置宛の大容量のデータである大容量データの存在を通知する通知情報を、前記情報処理装置から狭帯域の通信回線を介して受信する通知情報受信ステップと、
    前記通知情報に基づいて、前記大容量データを、前記情報処理装置に要求する要求ステップと、
    前記大容量データの要求に応じて前記情報処理装置から送信されてくる前記大容量データを、広帯域の通信回線を介して受信する大容量データ受信ステップと
    を含むことを特徴とする受信方法。
  14. 送信装置から送信されてくるデータを受信して処理する情報処理装置からデータを受信する受信処理を、コンピュータに実行させるプログラムにおいて、
    前記送信装置が前記情報処理装置に送信した、前記受信装置宛の大容量のデータである大容量データの存在を通知する通知情報を、前記情報処理装置から狭帯域の通信回線を介して受信する通知情報受信ステップと、
    前記通知情報に基づいて、前記大容量データを、前記情報処理装置に要求する要求ステップと、
    前記大容量データの要求に応じて前記情報処理装置から送信されてくる前記大容量データを、広帯域の通信回線を介して受信する大容量データ受信ステップとを含むことを特徴とするプログラム。
  15. 送信装置から送信されてくるデータを受信して処理する情報処理装置と、
    前記情報処理装置からデータを受信する受信装置と
    を備える情報処理システムにおいて、
    前記情報処理装置は、
    前記送信装置から送信されてくる、大容量のデータである大容量データを含むデータを受信するデータ受信手段と、
    前記大容量データの存在を通知する通知情報を、狭帯域の通信回線を介して、前記受信装置に送信する通知情報送信手段と、
    前記受信装置からの要求に応じて、前記大容量データを、広帯域の通信回線を介して、前記要求のあった受信装置に送信する大容量データ送信手段と
    を有し、
    前記受信装置は、
    前記通知情報を、前記狭帯域の通信回線を介して受信する通知情報受信手段と、
    前記通知情報に基づいて、前記大容量データを、前記情報処理装置に要求する要求手段と、
    前記大容量データの要求に応じて前記情報処理装置から送信されてくる前記大容量データを、前記広帯域の通信回線を介して受信する大容量データ受信手段と
    を有し、
    前記狭帯域または広帯域の通信回線のうちの少なくとも一方は、無線回線である
    ことを特徴とする情報処理システム。
  16. 送信装置から送信されてくるデータを受信して処理する情報処理装置と、
    前記情報処理装置からデータを受信する受信装置と
    を備える情報処理システムの情報処理方法において、
    前記情報処理装置において、前記送信装置から送信されてくる、大容量のデータである大容量データを含むデータを受信するデータ受信ステップと、
    前記情報処理装置において、前記大容量データの存在を通知する通知情報を、狭帯域の通信回線を介して、前記受信装置に送信する通知情報送信ステップと、
    前記受信装置において、前記通知情報を、前記狭帯域の通信回線を介して受信する通知情報受信ステップと、
    前記受信装置において、前記通知情報に基づいて、前記大容量データを、前記情報処理装置に要求する要求ステップと、
    前記情報処理装置において、前記受信装置からの要求に応じて、前記大容量データを、広帯域の通信回線を介して,前記要求のあった受信装置に送信する大容量データ送信ステップと、
    前記受信装置において、前記大容量データの要求に応じて前記情報処理装置から送信されてくる前記大容量データを、前記広帯域の通信回線を介して受信する大容量データ受信ステップと
    を備え、
    前記狭帯域または広帯域の通信回線のうちの少なくとも一方は、無線回線である
    ことを特徴とする情報処理方法。
  17. 送信装置から送信されてくるデータを受信して処理する情報処理装置と、
    前記情報処理装置からデータを受信する受信装置と
    を備える情報処理システムの情報処理を、コンピュータに実行させるプログラムにおいて、
    前記情報処理装置において、前記送信装置から送信されてくる、大容量のデータである大容量データを含むデータを受信するデータ受信ステップと、
    前記情報処理装置において、前記大容量データの存在を通知する通知情報を、狭帯域の通信回線を介して、前記受信装置に送信する通知情報送信ステップと、
    前記受信装置において、前記通知情報を、前記狭帯域の通信回線を介して受信する通知情報受信ステップと、
    前記受信装置において、前記通知情報に基づいて、前記大容量データを、前記情報処理装置に要求する要求ステップと、
    前記情報処理装置において、前記受信装置からの要求に応じて、前記大容量データを、広帯域の通信回線を介して,前記要求のあった受信装置に送信する大容量データ送信ステップと、
    前記受信装置において、前記大容量データの要求に応じて前記情報処理装置から送信されてくる前記大容量データを、前記広帯域の通信回線を介して受信する大容量データ受信ステップと
    を備え、
    前記狭帯域または広帯域の通信回線のうちの少なくとも一方は、無線回線である
    ことを特徴とするプログラム。
  18. 送信装置から送信されてくるデータを受信して処理する情報処理装置において、
    前記送信装置から送信されてくる、大容量のデータである大容量データを含むデータを受信するデータ受信手段と、
    前記大容量データの存在を通知する通知情報を、狭帯域の通信回線を介して、受信装置に送信する通知情報送信手段と、
    前記受信装置からの要求に応じて、前記大容量データを、広帯域の通信回線を介して、前記要求のあった受信装置に送信する大容量データ送信手段と
    を備え、
    前記狭帯域または広帯域の通信回線のうちの少なくとも一方は、無線回線である
    ことを特徴とする情報処理装置。
  19. 前記大容量データにアクセスするためのアクセスキーを生成するアクセスキー生成手段を備え、
    前記通知情報送信手段は、前記通知情報に前記アクセスキーを含めて送信し、
    前記大容量データ送信手段は、前記受信装置から送信されてくる前記アクセスキーに対応する前記大容量データを送信する
    ことを特徴とする請求項18に記載の情報処理装置。
  20. 前記大容量データのフォーマットを、前記受信装置に対応するフォーマットに変換するフォーマット変換手段をさらに備え、
    前記大容量データ送信手段は、フォーマットが変換された前記大容量データを送信する
    ことを特徴とする請求項18に記載の情報処理装置。
  21. 前記狭帯域の通信回線は、携帯電話網を含み、
    前記広帯域の通信回線は、WLAN(Wireless Local Area Network)網を含む
    ことを特徴とする請求項18に記載の情報処理装置。
  22. 送信装置から送信されてくるデータを受信して処理する情報処理方法において、
    前記送信装置から送信されてくる、大容量のデータである大容量データを含むデータを受信するデータ受信ステップと、
    前記大容量データの存在を通知する通知情報を、狭帯域の通信回線を介して、受信装置に送信する通知情報送信ステップと、
    前記受信装置からの要求に応じて、前記大容量データを、広帯域の通信回線を介して、前記要求のあった受信装置に送信する大容量データ送信ステップと
    を含み、
    前記狭帯域または広帯域の通信回線のうちの少なくとも一方は、無線回線である
    ことを特徴とする情報処理方法。
  23. 送信装置から送信されてくるデータを受信して処理する情報処理を、コンピュータに実行させるプログラムにおいて、
    前記送信装置から送信されてくる、大容量のデータである大容量データを含むデータを受信するデータ受信ステップと、
    前記大容量データの存在を通知する通知情報を、狭帯域の通信回線を介して、受信装置に送信する通知情報送信ステップと、
    前記受信装置からの要求に応じて、前記大容量データを、広帯域の通信回線を介して、前記要求のあった受信装置に送信する大容量データ送信ステップと
    を含み、
    前記狭帯域または広帯域の通信回線のうちの少なくとも一方は、無線回線である
    ことを特徴とするプログラム。
  24. 送信装置から送信されてくるデータを受信して処理する情報処理装置からデータを受信する受信装置において、
    前記送信装置が前記情報処理装置に送信した大容量のデータである大容量データの存在を通知する通知情報を、前記情報処理装置から狭帯域の通信回線を介して受信する通知情報受信手段と、
    前記通知情報に基づいて、前記大容量データを、前記情報処理装置に要求する要求手段と、
    前記大容量データの要求に応じて前記情報処理装置から送信されてくる前記大容量データを、広帯域の通信回線を介して受信する大容量データ受信手段と
    を備え、
    前記狭帯域または広帯域の通信回線のうちの少なくとも一方は、無線回線である
    ことを特徴とする受信装置。
  25. 前記通知情報受信手段は、前記大容量データにアクセスするためのアクセスキーを含む前記通知情報を受信し、
    前記要求手段は、前記アクセスキーに基づいて、前記大容量データを、前記情報処理装置に要求する
    ことを特徴とする請求項24に記載の受信装置。
  26. 前記狭帯域の通信回線は、携帯電話網を含み、
    前記広帯域の通信回線は、WLAN(Wireless Local Area Network)網を含む
    ことを特徴とする請求項24に記載の受信装置。
  27. 送信装置から送信されてくるデータを受信して処理する情報処理装置からデータを受信する受信方法において、
    前記送信装置が前記情報処理装置に送信した大容量のデータである大容量データの存在を通知する通知情報を、前記情報処理装置から狭帯域の通信回線を介して受信する通知情報受信ステップと、
    前記通知情報に基づいて、前記大容量データを、前記情報処理装置に要求する要求ステップと、
    前記大容量データの要求に応じて前記情報処理装置から送信されてくる前記大容量データを、広帯域の通信回線を介して受信する大容量データ受信ステップとを含み、
    前記狭帯域または広帯域の通信回線のうちの少なくとも一方は、無線回線である
    ことを特徴とする受信方法。
  28. 送信装置から送信されてくるデータを受信して処理する情報処理装置からデータを受信する受信処理を、コンピュータに実行させるプログラムにおいて、
    前記送信装置が前記情報処理装置に送信した大容量のデータである大容量データの存在を通知する通知情報を、前記情報処理装置から狭帯域の通信回線を介して受信する通知情報受信ステップと、
    前記通知情報に基づいて、前記大容量データを、前記情報処理装置に要求する要求ステップと、
    前記大容量データの要求に応じて前記情報処理装置から送信されてくる前記大容量データを、広帯域の通信回線を介して受信する大容量データ受信ステップとを含み、
    前記狭帯域または広帯域の通信回線のうちの少なくとも一方は、無線回線である
    ことを特徴とするプログラム。
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