JP2007143059A - 映像送受信システム、映像送受信機器及び映像送受信方法 - Google Patents

映像送受信システム、映像送受信機器及び映像送受信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】固定した通信回線を利用して、送信時に直接送信先の高速通信可能なアドレスを入手し、多量の画像データを直接送信先に転送する。
【解決手段】本発明の映像送受信システムでは、映像送受信機器1は、高速通信が可能なネットワークへの接続を行う第一の接続手段3と、画像を転送する相手機器との間で、常時互いに認識可能な第二の接続手段4と、第二の接続手段で画像を転送する相手機器を互いに認識するための情報を記憶する送受信先アドレス登録部6と、第一の接続手段を介して画像を送受信する際の認証キーを発行するアクセス用キーコード発行部7と、画像を記憶する画像蓄積部5と、画像の入出力をする画像入出力部8と、送信時に選択した画像送信先を含む送信に必要な情報、受信時に画像送信元及び送受信用のキーコードを含む情報を保存する送受信用テーブル11と、制御を行う制御部21とを備えた。
【選択図】図2

Description

本発明は、ネットワークに接続される映像送受信機器間においてネットワークを介して画像の転送を行う映像送受信システム、映像送受信機器及び映像送受信方法に関する。
近年、インターネットの普及、及びブロードバンド化に伴い、各家庭でもインターネット経由でさまざまなコンテンツを家に居ながらにして入手できるようになってきた。また、家庭で専用チューナーを装備することにより、CS(communication satellite)等の衛星放送を介して、さまざまな放送方式のソースを高画質な映像で視聴することも簡単に実現可能となってきている。
一方、個人で撮影された画像の場合は、各家庭には、デジタルビデオカメラ、DVD(digital versatile disc)ビデオカメラ、さらに最近ではハードディスクを用いたビデオカメラにより撮影された画像を、高画質で気軽に観賞することができる環境になってきている。また、家庭での視聴環境も、大型テレビに画像を録画したハードディスクレコーダー、DVDレコーダー等を接続して、気軽にそれらを再生できる環境が整ってきている。
しかし、上述したビデオカメラを用いて個人で撮った画像を各自で観賞する際にはあまり問題がないが、他人にこの画像を見せる場合は、画像をビデオテープ又はDVDなどの記録媒体にダビングして渡さなければならなかった。特に、記録媒体を渡したい送信相手の映像送受信機器が複数ある場合には、何回もダビングしたり、何本ものDVDやビデオテープなどの記録媒体を用意しなければならなかった。まして、遠く離れた知人に送る場合など、ダビングした記録媒体を郵送する必要があるため、時間、手間及びコストもかかって、画像を見せたいときにすぐに、手軽に見せることができなかった。
上述したように、最近のインターネットの普及に伴い、各家庭のブロードバンド化が進んでいる。これを利用して、ファイルを転送すれば、遠く離れた場所に居る複数の送信相手の映像送受信機器とも、手軽に画像を共有することが可能である。
現状では、画像ファイルを転送しようとした場合は、手軽な方法として、携帯電話やパーソナルコンピュータなどを用いて電子メールに画像を添付して送る方法がある。
また、直接、画像データを送りたい送信相手の映像送受信機器にインターネット経由で画像データファイルを転送できれば簡単にファイルを送ることができる。ただ、その場合、現状のADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)、光通信等の各社プロバイダーより提供されている家庭向けのインターネット接続サービスでは、各端末を特定するためのIP(Internet Protocol)アドレスは、固定されたものではなく接続するたびに変動するという問題があった。このため、送信時に、送信相手の映像送受信機器のIPアドレスを確認して、そのアドレスに対して送信をおこなわなければならなかった。
送信相手の映像送受信機器のIPアドレスを、送信相手の映像送受信機器に、送信の度に確認して、配信先アドレスを設定して行うことは非常に手間がかかり、また一般のユーザーにとっては、自映像送受信機器のIPアドレスを調べることは結構困難である。上記のように変動するIPを知る方法として、サーバーと契約し、画像配信時に、サーバーにアクセスして、アクセスキーを発行してもらい、アクセスキーを受信者に通知する。実際にデータを配信するときは、受信者がアクセスキーを使用してサーバーにアクセスして、サーバーより配信者のIPアドレスを入手し、配信者のIPアドレスにより、直接配信者に配信要求をするという技術が提案されている(特許文献1参照)。
また、特定の送信相手の映像送受信機器に対して画像を配信する方法に関して、携帯電話を介して音声の通信回線を接続するとともに、インターネットを介して送信相手の映像送受信機器のターミナルアダプタのIPアドレスにアクセスして、画像データを通信する技術が提案されている(特許文献2参照)。
特開2003-153241号公報 特開平11-234642号公報
しかし、上述した電子メールに画像を添付して送る方法では、サイズの大きな動画データなどは送ることはできない。サイズの大きな動画データのような画像を無理に電子メールに添付して送る場合には、画質の劣化を覚悟した上で、画像を圧縮して送るなどの方法を用いなければならない。このように画像を圧縮した場合でも、例えば映画等の長時間の画像を転送することは困難であった。
また、IPアドレスに直接アクセスする方法では、画像を転送するという目的は達成できるが、まず、アクセスキーを発行してくれるサーバーが必要になること、さらに、受信者側で、受信のたびに、サーバーにアクセスしに行かないと行けないなどの処理が複雑である。
また、固定したIPアドレスをもつサーバー等があれば、そこにデータを保存しておいて受信者はサーバーから各自データを読み出すという方法もあるが、この方法も、サーバーが必要になるため、コスト的に割高になる。また、サーバーの能力によっては、契約クライアントによるアクセスが集中するなどの不具合が生じる。
また、携帯電話を介して音声を通信し、インターネットを介して送信相手の映像送受信機器のターミナルアダプタのIPアドレスにアクセスして画像データを通信する方法では、テレビ電話の機能のみであるため、多数のユーザーに画像を配信することができなかった。
そこで、本発明の目的は、固定した通信回線を利用して、送信時に直接送信先の高速通信可能なアドレスを入手し、多量の画像データを直接送信先に転送することで、サーバーも必要とせず、現存の通信回線を利用して安価で簡単に、高画質の画像を送受信することができる映像送受信システム、映像送受信機器及び映像送受信方法を提供するものである。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明の映像送受信システムでは、映像送受信機器は、画像の転送を行うための高速通信が可能なネットワークへの接続を行う第一の接続手段と、画像を転送する相手機器との間で、第一の接続手段により互いに接続する際の情報の送受信を行うために、常時互いに認識可能な第二の接続手段と、第二の接続手段で画像を転送する相手機器を互いに認識するための情報を記憶する送受信先記憶手段と、第一の接続手段を介して画像を送受信する際の認証キーを発行するアクセス用キーコード発行手段と、送信用の画像及び受信用の画像を記憶する画像蓄積手段と、画像蓄積手段への画像の取り込み又は外部に画像を出力する画像入出力手段と、送信時に選択した画像送信先を含む送信に必要な情報、受信時に画像送信元及び送受信用のキーコードを含む情報を保存する送受信用情報記憶手段と、第一の接続手段、第二の接続手段、送受信先記憶手段、アクセス用キーコード発行手段、画像蓄積手段、画像入出力手段及び送受信用情報記憶手段の制御を行う制御部とを備えたものである。
これにより、安定したアドレスをもち、送信側と受信側でお互いにその固定アドレスを登録しておくことで認識可能な第二の接続手段による通信回線を利用して、第一の接続手段による画像データの送信時に必要な送信先の高速通信可能なアドレスを直接入手することにより、第一の接続手段により多量の画像データを直接送信先に転送することができ、また、送受信用のキーコードを用いることにより画像データの保護を図ることができる。
また、送信側と受信側で第二の接続手段により直接アドレスの認識を行って、画像データの送信時に必要な送信先の高速通信可能なアドレスを入手するための通信を行うことで、サーバー等の特別な設備を用いなくても高画質なままの画像データを、第一の接続手段により直接、受信側に配信することができる。
また、第二の接続手段により使用する固定回線は既に普及しているものを流用することができるので、特別な設備投資等の必要もなく、上記画像送受信システムの構築が可能であり、送受信用情報記憶手段による情報の設定自体も簡素化することができる。また、第二の接続手段による固定アドレス通信として携帯電話などを用いることにより、外出先でも、高速なインターネット回線さえあれば、同様のデータ送受信を簡単に実現することができる。
また、本発明の映像送受信方法は、送信用の画像及び受信用の画像を記憶するステップと、画像の取り込み又は外部に画像を出力するステップと、画像を転送する相手機器を互いに認識するための情報を記憶する送受信先記憶手段と、画像の送受信を行う際に必要な情報を取得するために、画像を転送する相手機器との間で、常時互いに認識可能に接続するステップと、取得された画像の送受信を行う際に必要な情報に基づいて、画像を転送する相手機器に対して画像の転送を行うための高速通信が可能なネットワークへの接続を行うステップと、画像を送受信する際の認証キーを発行するステップと、送信時に選択した画像送信先を含む送信に必要な情報、受信時に画像送信元及び送受信用のキーコードを含む情報を保存するステップとを含むものである。
これにより、安定したアドレスをもち、送信側と受信側でお互いにその固定アドレスを登録しておくことで認識可能な通信回線の接続を利用して、画像データの送信時に必要な送信先の高速通信可能な接続を行うためのアドレスを直接入手することにより、高速通信が可能なネットワークへの接続により多量の画像データを直接送信先に転送することができ、また、送受信用のキーコードを用いることにより画像データの保護を図ることができる。
また、送信側と受信側で直接アドレスの認識をするための接続を行って、画像データの送信時に必要な送信先の高速通信可能なアドレスを入手するための通信を行うことで、サーバー等の特別な設備を用いなくても高画質なままの画像データを、高速通信が可能なネットワークへの接続により直接、受信側に配信することができる。
また、送信側と受信側で直接アドレスの認識をするための接続に使用する固定回線は既に普及しているものを流用することができるので、特別な処理等の必要もなく、実施が可能であり、送受信用情報の設定処理も簡素化することができる。また、送信側と受信側で直接アドレスの認識をするための接続による固定アドレス通信として携帯電話などを用いることにより、外出先でも、高速なインターネット回線により、同様のデータ送受信を簡単に実現することができる。
本発明によれば、固定した通信回線を利用して、送信時に直接送信先の高速通信可能なアドレスを入手し、多量の画像データを直接送信先に転送することで、サーバーも必要とせず、現存の通信回線を利用して安価で簡単に、高画質の画像を送受信することができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について、適宜、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態による映像送受信システムの構成を示す図である。
図1に示すようにインターネット11上に、画像を送受信することができる映像送受信機器1A、1Bが接続されている。
具体的には、図1において、この映像送受信システムでは、まず映像送受信機器1Aと、映像送受信機器1Bがインターネット接続業者であるプロバイダーを介して第一の接続手段3A、3Bによりインターネット回線11にお互いに変動するアドレスにて接続されている。
この映像送受信機器1Aと映像送受信機器1Bは同様の構造になっているが、この例では、映像送受信機器1Aを送信側、映像送受信機器1Bを受信側として説明する。この映像送受信機器1A、映像送受信機器1Bには、それぞれ、送信画像データ及び受信画像データを蓄えておくための画像蓄積部5A、5Bが設けられている。
また、この映像送受信機器1A、映像送受信機器1Bには、それぞれ送受信先を登録しておくための送受信先アドレス登録部6A、6B、画像データを送信又は受信するときに使用するアクセス用のキーコードを発行するアクセス用キーコード発行部7A、7Bが設けられている。
また、この映像送受信機器1A、映像送受信機器1Bには、それぞれ、第一の接続手段3A、3Bにより互いに接続する際の情報の送受信を行うために、常時互いに認識可能な通信回線に接続可能である第二の接続手段4A、4Bを備えている。
これにより、例えば、通信能力は低いが安定したアドレスをもち、送信側の映像送受信機器1Aと受信側の映像送受信機器1Bでお互いにその固定アドレスを登録しておくことで認識可能な第二の接続手段4A、4Bによる通信回線を利用して、第一の接続手段3A、3Bによる画像データの送信時に必要な送信先の高速通信可能なアドレスを直接入手する。
これにより、第一の接続手段3A、3Bにより映像送受信機器1Aは、映像送受信機器1Bとの間でインターネット11を介して多量の画像データを直接送信先に転送することができ、また、送受信用のキーコードを用いることにより画像データの保護を図ることができる。
図2は本実施の形態の映像送受信機器の構成を示すブロック図である。
図2において、この映像送受信機器1は、送信用の画像データ及び、受信した画像データ(a)、(b)、(c)、(d)、・・・を蓄積しておくための画像蓄積部5と、画像蓄積部5へ送信する画像データ(a)、(b)、(c)、(d)、・・・を取り込むようにするとともに、受信した画像データ(a)、(b)、(c)、(d)、・・・を外部へ出力するための画像入出力部8と、画像を送受信するためにインターネット接続業者であるプロバイダーを介してインターネット回線へ接続するための第一の接続手段3を備えていて、この第一の接続手段3を介して、図1に示したインターネット回線11へ接続している。
また、この映像送受信機器1は画像送信時に送信する画像データと送信相手の映像送受信機器を選択的に決定するための入力キー9と、入力キー9により送受信先A、B、C、D、・・・の電話番号を登録しておく送受信先アドレス登録部6及び電話番号の登録状態や画像を表示する表示部10とを備えている。
また、この映像送受信機器1は、送信側の送信データ名、送信相手先、送信相手に発行した受信用キーコード、送信相手より送られた送信先アドレス、送信用キーコード等を蓄えておくと共に、受信側の場合は、送信元、送信元アドレス、送信元より送られてきた受信用キーコード、送信元に発行した送信用キーコードを蓄えておくための送受信用テーブル11と、送信先に受信用キーコードを発行すると共に、受信側の場合には送信元に送信用キーコードを発行するアクセス用キーコード発行部7とが設けられている。
また、この映像送受信機器1は、第一の接続手段3により互いに接続する際の情報の送受信を行うために、常時互いに認識可能な通信回線に接続可能である第二の接続手段4と、各部のコントロールを行う制御部(CPU(Central Processing Unit))21と、を備えている。
従って、送信側と受信側で第二の接続手段4により直接アドレスの認識を行って、画像データの送信時に必要な送信先の高速通信可能なアドレスを入手するための通信を行うことで、サーバー等の特別な設備を用いなくても高画質なままの画像データを、第一の接続手段3により直接、受信側に配信することができる。
また、第二の接続手段4により使用する固定回線は既に普及しているものを流用することができるので、特別な設備投資等の必要もなく、実施が可能であり、送受信先アドレス登録部6による送受信先A、B、C、D、・・・の電話番号の登録も簡素化することができる。
このように構成された映像送受信機器の動作を以下に説明する。
図3は、画像データの送受信の手順を示すフローチャートである。図3を用いて、実際に画像を送受信する際の手順を説明する。
まず画像データを送るためにお互いを認識するための準備を行う。
図3において、発信者Aの映像送受信機器は、受信者Bの映像送受信機器を登録する(ステップS30A)。受信者Bの映像送受信機器は、発信者Aの映像送受信機器を登録する(ステップS30B)。
具体的には、送受信を行う相手について、図2に示した送受信先アドレス登録部6へ入力キー9により送受信先A、Bの電話番号を登録する。送受信先アドレス登録部6の登録方法は、電話機に電話番号を登録するのと同様でいたって簡単である。お互いに登録された状態は、図4A、4Bのようになる。
図4は、送受信を行う相手機器の登録状態を示す図であり、図4Aは送受信先アドレス登録部6Aの登録状態、図4Bは送受信先アドレス登録部6Bの登録状態である。図4Aにおいて送受信先アドレス登録部6Aは、映像送受信機器41Aの送受信先登録エリア42Aに送受信相手(機器)43Aとして例えば相手(機器)B、相手(機器)C、相手(機器)D、相手(機器)E、相手(機器)Dに対する電話番号44Aとして例えば番号B、番号C、番号D、番号E、番号Dを登録する。
また、図4Bにおいて送受信先アドレス登録部6Bは、映像送受信機器41Bの送受信先登録エリア42Bに送受信相手(機器)43Bとして例えば相手(機器)A、相手(機器)1、相手(機器)2、相手(機器)3、相手(機器)4に対する電話番号44Bとして例えば番号A、番号1、番号2、番号3、番号4を登録する。
次に、送信側の発信者Aの映像送受信機器は、送信データを選択し、送信先を選択する(ステップS31)。具体的には、画像を受信側の受信者Bの映像送受信機器に送る場合、まず、発信者Aの映像送受信機器は、図2に示す画像蓄積部5から送信すべき画像データ(a)を選択し、送信先に受信者Bの映像送受信機器を選択し、これらを図2に示す送受信用テーブル11Aに設定する。
そして、送信側の発信者Aの映像送受信機器は、送信先に送信する旨と送信ファイルサイズを通知する(ステップS32)。具体的には、発信者Aの映像送受信機器は、その送信ファイルサイズと、ファイルを送信する旨を第二の接続手段31である電話回線を通じて、受信者Bの映像送受信機器に連絡する。
そこで、受信者Bの映像送受信機器は、受信可能であるか否かを判断する(ステップS33)。具体的には、受信者Bの映像送受信機器は、送信者Aの映像送受信機器が図1に示す送受信先アドレス登録部B6の送受信先登録エリアに登録されていることを確認する。送信者Aの映像送受信機器が送受信先アドレス登録部B6の送受信先登録エリアに登録されていることが確認されたら、受信者Bの映像送受信機器は、送信者Aの映像送受信機器からのファイル送信を受けるかどうかを判断する。
この際、ステップS33の判断で受信可能でないとき、例えば、受信者Bの映像送受信機器は、別の処理(他の機器との通信、データの記録等)を行っている場合は、送信者Aの映像送受信機器に第二の接続手段31である電話回線を通じてその旨を通知し、後ほど再送信するよう要求する。また、送信者Aの映像送受信機器より受けた送信ファイルサイズに対して受信者Bの映像送受信機器の画像蓄積部5の受信すべきデータの記憶領域が足りない場合は受信すべきデータの記憶領域が確保できた後に送信の依頼をする旨を送信者Aの映像送受信機器に第二の接続手段31である電話回線を通じて通知する(ステップS34)。
一方、ステップS33の判断で受信可能な場合は、受信する旨と送信先アドレス、送信用キーコードを送信元である送信者Aの映像送受信機器に通知する(ステップS35)。具体的には、受信者Bの映像送受信機器は、第一の接続手段32に接続される現在の送信先アドレスとともに、送信者Aの映像送受信機器に対して送信者を特定するための送信用キーコードを図1に示したアクセス用キーコード発行部7Bにて発行し、送信を許可する旨を第二の接続手段31である電話回線を通じて通知し、同時に、送信用キーコードを図2に示す送受信用テーブル11Bに設定する。
これに対して、送信者Aの映像送受信機器は、送信元アドレス、受信用キーコードを通知する(ステップS36)。具体的には、送信者Aの映像送受信機器は、受信者Bの映像送受信機器より、第一の接続手段32で接続するための送信先アドレスと送信用キーコードを受け取り、受け取った送信先アドレスと送信用キーコードを図2に示す送受信用テーブル11Aに設定する。
そして、送信者Aの映像送受信機器は、受信者Bの映像送受信機器に対して、発信者Aの映像送受信機器の第一の接続手段32の現在(送信時)の送信元アドレスを第二の接続手段31である電話回線を通じて通知すると共に、受信用キーコードをアクセス用キーコード発行部7Aにて発行し、発行した受信用キーコードを受信者Bへ通知する。同時に、送信者Aの映像送受信機器は、発行した受信用キーコードを図2に示す送受信用テーブル11Aに設定する。
これにより、受信者Bの映像送受信機器は、送信者Aの映像送受信機器より通知された、送信元アドレスと受信用のキーコードを図2に示す送受信用テーブル11Bへ設定する。
次に、送信者Aの映像送受信機器は、送信先アドレスに対して受信用キーコードを要求する(ステップS37)。具体的には、送信者Aの映像送受信機器は、受信者Bの映像送受信機器より通知された、第一の接続手段32であるインターネットを通じて送信先アドレスに対して受信用キーコードを要求する。
これに対して、受信者Bの映像送受信機器は、送信元アドレスが一致するか否かを判断する(ステップS38)。具体的には、受信者Bの映像送受信機器は、送信者Aの映像送受信機器の第一の接続手段32のアドレスが、第二の接続手段31にて通知された送信元アドレス、つまり図2に示す送受信用テーブル11Bに設定したものと一致するか否かを確認する。
ステップS38の判断で、送信元アドレスが一致した場合は、受信用のキーコードを送信先に通知する(ステップS39)。具体的には、受信者Bの映像送受信機器は、図2に示す送受信用テーブル11Bに設定しておいた受信用キーコードを送信元である送信者Aの映像送受信機器に第一の接続手段32であるインターネットを通じて通知する。
これに対して、送信者Aの映像送受信機器は、受信用キーコードが一致するか否かを判断する(ステップS40)。具体的には、送信元である送信者Aの映像送受信機器は、受信者Bの映像送受信機器より通知された受信用キーコードが、図2に示す送受信テーブル11Aに設定しておいた受信用キーコードと一致することを確認する。
ステップS40の判断で受信用キーコードが一致した場合は、送信者Aの映像送受信機器は、画像データを送信用のキーコードと共に送信する(ステップS41)。具体的には、送信元である送信者Aの映像送受信機器は、第一の接続手段32であるインターネットを通じて受信者Bの映像送受信機器に画像データを送信用のキーコードと共に送信する。
これに対して、受信者Bの映像送受信機器は、送信用キーコードが一致するか否かを判断する(ステップS42)。具体的には、受信者Bの映像送受信機器は、送信者Aの映像送受信機器から送られてきた送信用キーコードが図2に示す送受信用テーブル11Bに設定しておいた受信者Bの映像送受信機器が発行した送信用キーコードと同じことを確認する。
ステップS42の判断で送信用キーコードが一致したら、受信者Bの映像送受信機器は、受信処理を行う(ステップS43)。具体的には、受信者Bの映像送受信機器は、送信者Aの映像送受信機器から送信されてきたデータを受信する。
なお、ステップS38の判断で、送信元アドレスが一致しない場合、ステップS42の判断で送信用キーコードが一致しない場合は、受信者Bの映像送受信機器は、受信拒絶を行う(ステップS44B)。
また、ステップS40の判断で受信用キーコードが一致しない場合は、送信者Aの映像送受信機器は、送信拒絶を行う(ステップS44A)。
上述した図2に示す送受信用テーブル11A、11Bは図5A、図5Bに示すように設定される。図5は、送受信用テーブルの設定状態を示す図であり、図5Aは送受信用テーブル11A、図5Bは送受信用テーブル11Bである。図5Aに示す送受信用テーブル11Aにおいて、送信先51Aは送信先B、送信/受信画像52Aは画像データ(a)、送信先アドレス53Aは11B、送信元54Aは空欄、送信用キーコード55Aはa1、送信元アドレス56Aは空欄、受信用キーコード57Aはb1にそれぞれ設定される。
また、図5Bに示す送受信用テーブル11Bにおいて、送信先51Bは空欄、送信/受信画像52Bは画像データ(a)、送信先アドレス53Bは空欄、送信元54Bは送信元54A、送信用キーコード55Bはa1、送信元アドレス56Bは11A、受信用キーコード57Bはb1にそれぞれ設定される。
以下に、他の実施の形態について説明する。
図6は、他の映像送受信システムの概略構成図である。図1と対応するものには同一の符号を付してある。
図6に示すように、第二の接続手段は映像送受信機器1Aに固定して設ける必要はなく、映像送受信機器1Aの本体には第二の接続手段コントロール部4A’のみを設けるようにして、第二の接続手段4A”は映像送受信機器1Aの本体外に移動可能とするようにしてもよい。具体的には、携帯電話などの携帯端末を映像送受信機器1Aの本体に外部から接続することで第二の接続手段4A”としてもよい。
この場合は、携帯電話などの第二の接続手段4A”の番号を映像送受信機器1Aの番号として動作するように、受信(相手)側の映像送受信機器1Bはこの携帯電話などの第二の接続手段4A”の番号を図1に示す送受信先アドレス登録部6Bの送受信先登録エリアに登録しておくことで、上述した先の実施の形態と同様のデータ転送を行うことができる。
もちろん、映像送受信機器1A及び映像送受信機器1Bの双方の第二の接続手段が携帯端末(携帯電話)、受信側の映像送受信機器1Bのみが携帯端末(携帯電話)でもその効果は変わりない。これによれば、例えば、最近のホテルに既にひかれている高速なインターネット回線を利用することにより、外出先のホテルなどから簡単に高画質のデータを自宅ないし知人へ配信することが可能である。
図7は、他の映像送受信システムの概略構成図である。図1と対応するものには同一の符号を付してある。
図7に示すように、画像データは、映像送受信機器1A本体内部の画像蓄積部5に保存しなくても良い。映像送受信機器1Aの画像入出力部8に通信用ケーブル72(IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394やUSB(Universal Serial Bus))などで接続された、ビデオカメラ71(DVDビデオカメラやハードディスクビデオカメラ)により撮影される画像データ又は記録媒体に記録されている画像データでもよい。
画像データの送受信処理は、上述した先の実施の形態と同様であるが、異なる点は、送信用のファイルの選択時に、上記ビデオカメラ83(DVDビデオカメラやハードディスクビデオカメラ)により撮影される画像データ又は記録媒体内の画像データファイルを指定する点のみである。
図8は、他の映像送受信システムの概略構成図である。図1と対応するものには同一の符号を付してある。
図8に示すように、映像送受信機器1A自体が撮像部81を持つビデオカメラ本体であって、撮像部81により撮像された画像データを直接用いても良い。
映像送受信機器1Aは、撮像部81によって取り込まれた画像を画像蓄積部5Aに保存し、送信時は、その画像データファイルを指定して、又は撮像部81により撮影される画像データを直接指定して、上述した先の実施の形態と同様に送信すればよい。
図9は、他の映像送受信システムを実現するための映像送受信機器の内部構成を示すブロック図である。図2と対応するものには同一の符号を付してある。
図9に示す他の映像送受信機器1は、図2で示した映像送受信機器1の構成に、タイマー91を新たに付け加え、これにより送信時間の予約を予め行っておくことができるようにするものである。例えば、予めタイマー91により送信時間の時間設定をしておけば通信量の比較的少ないと思われる夜間に自動で転送を行うこともできる。
また、図9に示す他の映像送受信機器1は、図2で示した映像送受信機器1の構成に、通信状況監視部92をさらに付け加え、これにより通信の状況を監視することができるようにするものである。例えば、通信状況監視部92を利用してあらかじめ通信量の少ない時間帯を検出しておけば、その時間帯に自動的にタイマー91を設定することも可能であるし、受信者側で同様の検出を行っておけば、送信側に送信時間帯を指定して送信してもらうことも可能である。
図10は、他の画像データの送受信の手順を示すフローチャートである。
図10にて、図9に示した他の映像送受信機器1における他の画像データの送受信の手順を説明する。
図10において、受信者Bの登録(ステップS30A)から、送信データ及び送信先の選択(ステップS31)までは図3に示した画像データの送受信の手順と同様の手順である。
次に、図10では、送信側の発信者Aの映像送受信機器は、送信すべき時刻を、図9に示したタイマー91に設定し(ステップS101)、送信待機状態に設定する(ステップS102)。そして、発信者Aの映像送受信機器は、指定時刻になったか否かを判断し(ステップS103)、図9に示したタイマー91が設定時刻になるまで待機状態になる。
ステップS103の判断で指定された時間になったら、発信者Aの映像送受信機器は、送信先に第二の接続手段31を介して送信する旨と送信ファイルサイズを通知する(ステップS32)。以下図3に示した画像データの送受信の手順と同様の処理を行う。
また、図10の送信データ及び送信先の選択(ステップS31)、送信すべき時刻の設定(ステップS101)の各処理において、発信者Aの映像送受信機器は、複数の相手を設定し、それぞれに送信時間の設定を行えば、図9に示したタイマー91により設定された時刻に、順次複数の相手にデータ送信を行うことができる。
このように複数の設定を行った場合の図2に示した送受信用テーブル11は図11に示すようになる。
図11は、複数の送信先設定時の送受信用テーブルの設定状態を示す図である。
図11に示す送受信用テーブル11において、送信先101が送信先Bのとき、送信/受信画像102は画像データ(a)、送信予定時間103はAM0:15、送信先アドレス104は11B、送信元105は空欄、送信用キーコード106はa1、送信元アドレス107は空欄、受信用キーコード108はb1に設定される。送信先101が送信先Cのとき、送信/受信画像102は画像データ(b)、送信予定時間103はAM2:00、送信先アドレス104は11C、送信元105は空欄、送信用キーコード106はa2、送信元アドレス107は空欄、受信用キーコード108はb2に設定される。
また、送信先101が送信先dのとき、送信/受信画像102は画像データ(c)、送信予定時間103はAM2:30、送信先アドレス104は11d、送信元105は空欄、送信用キーコード106はa3、送信元アドレス107は空欄、受信用キーコード108はb3に設定される。送信先101が送信先eのとき、送信/受信画像102は画像データ(e)、送信予定時間103はAM4:00、送信先アドレス104は11e、送信元105は空欄、送信用キーコード106はa4、送信元アドレス107は空欄、受信用キーコード108はb4に設定される。
また、上述した先の実施の形態の図3の受信拒否(ステップS34)の処理において、受信側の映像送受信機器が現在他の処理中のため受信できない状況にあるときに、受信側の映像送受信機器より、現在行っている処理が終了し、データの受信が可能になる時刻を通知されれば、送信側の映像送受信機器はその時刻に再度設定しなおして、その時刻に再度送信を行うこともできる。
図12は、他の映像送受信システムを実現するための映像送受信機器の内部構成図である。図2及び図9と対応するものには同一の符号を付してある。
図12に示す他の映像送受信機器1は、図9で示した映像送受信機器1の構成に、送信用データ作成/解凍部121を新たに付け加え、これにより送信用データ作成又は解凍を行なうことができるようにするものである。
例えば、送信側の映像送受信機器は、送信時に、送信用データ作成/解凍部121にて送信画像をある決まりに従って送信用のデータに加工する。加工時の決まりは、受信用キーコードにその情報を盛り込んでおく。受信側の映像送受信機器は、画像データを受け取ったら、予め受け取っていた、受信用キーコードを利用して、送信データ作成/解凍部121にて画像データを解凍し、視聴可能なデータに戻す。
図13は、送信データ作成及び解凍を説明する図である。
図13は送信用画像データ作成及び、受信用キーコード、画像データの解凍の簡単な一例を示すものである。送信用画像データ(a)131のデータよりアクセス用キーコード発行部7は受信用キーコード132を発行する。
このとき、受信用キーコード132には送信を特定するユニークなデータと、画像データを送信データに変換する際のルールを盛り込んでおく。ここでは、トータルのデータブロック数:Nとデータブロック1つに含まれるデータ数:3(任意)を盛り込んだ形で、受信用キーコード132を作成する。
ここで作成された受信用キーコード132と送信用画像データ(a)131より送信データ作成/解凍部121は、送信用画像データ(a)131を画像データ(a)送信用データ133に加工する。送信側の映像送受信機器から受信側の映像送受信機器への転送は、この画像データ(a)送信用データ133の形で行われる。
受信側の映像送受信機器の送信データ作成/解凍部121は、前もって受け取っていた受信用キーコード136を用いて、受信データから不要部分を削除し、データブロックNo部分と、必要なデータ数(ここでは3)の画像データ部分とに解凍する。そして、送信データ作成/解凍部121は、最終的に、受信画像データ(a)135を取り出す。
上述したように、送受信時に相手を確認するために使用する受信用キーコードに、データ解凍用のためのルールを記載した情報を盛り込んでおくことで、簡易的にデータの保護が可能となる。
さらに、上述した先の実施の形態の図3の受信拒否(ステップS34)の処理の場合のように、受信側の映像送受信機器で受信領域が足りない場合でも、受信側の映像送受信機器は取り込めるだけのデータを受信しておき、受け取れなかったデータに関しては、不足分のデータブロックNoのみを受信領域を確保した後に、送信側の映像送受信機器に再送信の依頼をすれば、転送の効率も上がる。
また、上述とは別の理由で、受信側の映像送受信機器は例えばネットワーク上の障害等々で受信データに欠落が生じた場合においても、同様にして、受信側の映像送受信機器は不足分のデータのみを送信側の映像送受信機器に再送信してもらえば受信が完了する。
図14は、他の画像データの送受信の手順を示すフローチャートである。
図14にて、図12に示した他の映像送受信機器1における他の画像データの送受信の手順を説明する。
送信側の映像送受信機器における図3に示した受信者Bの登録(ステップS30A)から送信元アドレス及び受信用のキーコードを通知(ステップS36)までの処理では、図14において、ステップS36で示した、上述した図13を用いて説明した受信用のキーコードを作成し受信者側へ第二の接続手段31を介して通知する処理のみが異なり、それ以外の処理は図3で説明した各処理と同様である。
次に、送信側の映像送受信機器の図3に示した送信先アドレス及び受信用のキーコードを要求(ステップS37)から画像データと送信用のキーコードを送信(ステップS41)までの処理で示す実際の送受信時の流れについて説明する。
送信側の映像送受信機器の図3に示した送信先アドレス及び受信用のキーコードを要求(ステップS37)から画像データと送信用のキーコードを送信(ステップS41)までの処理では、図14において、ステップS41で示した、送信部分の詳細処理のみが異なり、それ以外の処理は図3で説明した各処理と同様である。また、受信側の映像送受信機器では、ステップS43で示した、受信部分の詳細処理のみが異なり、それ以外の処理は図3で説明した各処理と同様である。
図14において、まず、送信側の映像送受信機器は上述した図13に示した送信用の画像データ133を第一の接続手段32を介して受信者Bの映像送受信機器へ送信する(ステップS141)。受信者Bの映像送受信機器はデータを受信し、前もって受け取っていた受信用キーコードを基にデータの解凍処理を行う(ステップS145)。
受信者Bの映像送受信機器は受信完了したか否かを判断する(ステップS146)。ステップS146の判断で全てのデータがそろっていて受信完了であれば、受信者Bの映像送受信機器は受信完了通知をし(ステップS149)、受信処理を終了する。ステップS146の判断で全てのデータがそろっていない場合は、不足分のデータを送信側へ再度送信するように要求する(ステップS147)。
送信側の映像送受信機器は、再送信の要求があるか否かを判断する(ステップS142)。ステップS142の判断で受信側の映像送受信機器から再送信の要求があれば、不足分の画像データを第一の接続手段32を介して受信者Bの映像送受信機器へ再度送信する(ステップS143)。
受信側の映像送受信機器は、再度データを受信して、データの解凍処理を行う(ステップS148)。ステップS146の判断で最終的に全てのデータが受信されるまでこのステップS146〜ステップS148までの判断及び処理を繰り返す。
送信側の映像送受信機器は、ステップS143で画像データを再度送信したら、受信完了通知があったか否かを判断する(ステップS144)。受信側の映像送受信機器は、ステップS146の判断で受信完了した後のステップS149で受信完了した旨を送信側の映像送受信機器に通知する。
これにより、送信側の映像送受信機器は、ステップS144の判断で受信完了通知があったので、その受信完了通知を受けて送信処理を終了する。ステップS144の判断で受信完了通知がなかったときは、ステップS142へ戻ってステップS142〜ステップS144までの判断及び処理を繰り返す。
本実施の形態によれば、映像送受信機器は、身近なそれ自体通信能力は低いが固定した通信回線を利用して、送信時に、直接、送信先の映像送受信機器の高速通信可能なアドレスを入手し、多量の画像データを直接送信先の映像送受信機器に転送する。これにより、映像送受信機器は、サーバー等の特別な設備を用いなくても高画質なままの画像データを、直接、受信者の映像送受信機器に配信することができる。
また、映像送受信機器に使用する固定回線は既に普及しているものであるので、特別な設備投資等の必要もなく、上記画像送受信システムの構築が可能であり、設定操作自体も簡素化することができる。
また、映像送受信機器は、固定回線を使用するために、お互いの映像送受信機器の回線情報を登録しておけば、安価に簡単に相手を特定してインターネットによる高速画像通信を行うことが可能である。
また、映像送受信機器は、固定回線にて、予め送信用のキーコード、受信用のキーコードを交換しておくことで実際のデータ送受信の際の認証を簡単に行うことができる。
また、映像送受信機器は、お互いに固定回線が登録されている相手であれば、データ送信時に高速回線のアドレスを入手することにより、携帯電話などの端末と組み合わせて使用すれば外出先等からでも、画像転送を簡単に行うことができる。例えば、最近ではホテルなどにも高速なインターネット回線が引かれているので、これを利用すれば、映像送受信機器により出先から自宅、知人への画像転送を手軽に行うことができる。
さらに、映像送受信機器は、予め、通信時間の予約をしておくことにより通信の混雑している時期を避けて、通信を行うことが可能である。
また、映像送受信機器は、受信時に使用するキーコードに、送信データ作成時の情報を盛り込んでおくことにより簡単で安価なデータの保護を可能にすることができる。また、映像送受信機器は、受信に失敗した際は、受信できなかったデータのみを再度配信してもらえばよいので、通信回線の負荷も軽減することができる。
なお、本発明は、ここで説明した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更例を含むものであることは言うまでもない。
本実施の形態による映像送受信システムの構成を示す図である。 本実施の形態の映像送受信機器の構成を示すブロック図である。 画像データの送受信の手順を示すフローチャートである。 送受信を行う相手機器の登録状態を示す図であり、図4Aは送受信先アドレス登録部、図4Bは送受信先アドレス登録部である。 送受信用テーブルの設定状態を示す図であり、図5Aは送受信用テーブル、図5Bは送受信用テーブルである。 他の映像送受信システムの概略構成図である。 他の映像送受信システムの概略構成図である。 他の映像送受信システムの概略構成図である。 他の映像送受信機器の構成を示すブロック図である。 他の画像データの送受信の手順を示すフローチャートである。 複数の送信先設定時の送受信用テーブルの設定状態を示す図である。 他の映像送受信機器の構成を示すブロック図である。 送信データ作成及び解凍を説明する図である。 他の画像データの送受信の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1A、1B…映像送受信機器、3A、3B…第一の接続手段、4A、4B…第二の接続手段、5A、5B…画像蓄積部、6A、6B…送受信先アドレス登録部、7A、7B…アクセス用キーコード発行部、11…インターネット、12…電話回線、8…画像入出力部、9…入力キー、10…表示部、11A、11B…送受信用テーブル、21…制御部(CPU)

Claims (12)

  1. ネットワークに接続される任意の映像送受信機器間において上記ネットワークを介して画像の転送を行う映像送受信システムであって、
    上記映像送受信機器は、
    画像の転送を行うための高速通信が可能な上記ネットワークへの接続を行う第一の接続手段と、
    画像を転送する相手機器との間で、上記第一の接続手段により互いに接続する際の情報の送受信を行うために、常時互いに認識可能な第二の接続手段と、
    上記第二の接続手段で画像を転送する相手機器を互いに認識するための情報を記憶する送受信先記憶手段と、
    上記第一の接続手段を介して画像を送受信する際の認証キーを発行するアクセス用キーコード発行手段と、
    送信用の画像及び受信用の画像を記憶する画像蓄積手段と、
    上記画像蓄積手段への画像の取り込み又は外部に画像を出力する画像入出力手段と、
    送信時に選択した画像送信先を含む送信に必要な情報、受信時に画像送信元及び送受信用のキーコードを含む情報を保存する送受信用情報記憶手段と、
    上記第一の接続手段、上記第二の接続手段、上記送受信先記憶手段、上記アクセス用キーコード発行手段、上記画像蓄積手段、上記画像入出力手段及び上記送受信用情報記憶手段の制御を行う制御部と
    を備えたことを特徴とする映像送受信システム。
  2. 上記画像送信先の上記制御部は、上記画像送信先の上記画像蓄積手段の記憶容量を基にして受信可能又は不可能を判断することを特徴とした請求項1に記載の映像送受信システム。
  3. 上記画像送信元の上記制御部は、予め定められた送信指定時間を基にして送信可能又は不可能を判断することを特徴とした請求項1に記載の映像送受信システム。
  4. 上記画像送信元及び/又は上記画像送信先の上記第二の接続手段は、本体機器外に設けられる携帯端末であることを特徴とした請求項1に記載の映像送受信システム。
  5. ネットワークに接続される映像送受信機器間において上記ネットワークを介して画像の転送を行う映像送受信機器であって、
    画像の転送を行うための高速通信が可能な上記ネットワークへの接続を行う第一の接続手段と、
    画像を転送する相手機器との間で、上記第一の接続手段により互いに接続する際の情報の送受信を行うために、常時互いに認識可能な第二の接続手段と、
    上記第二の接続手段で画像を転送する相手機器を互いに認識するための情報を記憶する送受信先記憶手段と、
    上記第一の接続手段を介して画像を送受信する際の認証キーを発行するアクセス用キーコード発行手段と、
    送信用の画像及び受信用の画像を記憶する画像蓄積手段と、
    上記画像蓄積手段への画像の取り込み又は外部に画像を出力する画像入出力手段と、
    送信時に選択した画像送信先を含む送信に必要な情報、受信時に画像送信元及び送受信用のキーコードを含む情報を保存する送受信用情報記憶手段と、
    上記第一の接続手段、上記第二の接続手段、上記送受信先記憶手段、上記アクセス用キーコード発行手段、上記画像蓄積手段、上記画像入出力手段及び上記送受信用情報記憶手段の制御を行う制御部と
    を備えたことを特徴とした映像送受信機器。
  6. 上記画像送信先の上記制御部は、上記画像送信先の上記画像蓄積手段の記憶容量を基にして受信可能又は不可能を判断することを特徴とした請求項5に記載の映像送受信機器。
  7. 上記画像送信元の上記制御部は、予め定められた送信指定時間を基にして送信可能又は不可能を判断することを特徴とした請求項5に記載の映像送受信機器。
  8. 上記画像送信元及び/又は上記画像送信先の上記第二の接続手段は、本体機器外に設けられる携帯端末であることを特徴とした請求項5に記載の映像送受信機器。
  9. ネットワークに接続される映像送受信機器間において上記ネットワークを介して画像の転送を行う映像送受信方法であって、
    送信用の画像及び受信用の画像を記憶するステップと、
    上記画像の取り込み又は外部に画像を出力するステップと、
    画像を転送する相手機器を互いに認識するための情報を記憶する送受信先記憶手段と、
    上記画像の送受信を行う際に必要な情報を取得するために、上記画像を転送する相手機器との間で、常時互いに認識可能に接続するステップと、
    上記取得された上記画像の送受信を行う際に必要な情報に基づいて、上記画像を転送する相手機器に対して上記画像の転送を行うための高速通信が可能な上記ネットワークへの接続を行うステップと、
    上記画像を送受信する際の認証キーを発行するステップと、
    送信時に選択した画像送信先を含む送信に必要な情報、受信時に画像送信元及び送受信用のキーコードを含む情報を保存するステップと、
    を含むことを特徴とした映像送受信方法。
  10. 上記画像送信先は、上記画像送信先の上記画像の記憶容量を基にして受信可能又は不可能を判断することを特徴とした請求項9に記載の映像送受信方法。
  11. 上記画像送信元は、予め定められた送信指定時間を基にして送信可能又は不可能を判断することを特徴とした請求項9に記載の映像送受信方法。
  12. 上記画像送信元及び/又は上記画像送信先の上記画像の送受信を行う際に必要な情報の取得のための接続は、携帯端末により行われることを特徴とした請求項9に記載の映像送受信方法。
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