JP2004356791A - 固体撮像素子およびその駆動方法 - Google Patents

固体撮像素子およびその駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】スイッチドキャパシタ回路の帰還容量を小さくすることで、高S/Nを保証することができるが、その反面出力回路の周波数帯域を狭めてしまう。
【解決手段】動画撮像/静止画撮像兼用の水平スキャン方式CCD固体撮像素子において、動画撮像モードでは、静止画撮像モード時に比べて水平走査回路32および出力回路40の駆動周波数を高く設定してさらなる高速化を図り、静止画撮像モードでは、動画撮像モード時に比べて水平走査回路32および出力回路40の駆動周波数を低く設定するとともに、出力回路40における信号の増幅度を高く設定してさらなる高S/N化を図る。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、固体撮像素子およびその駆動方法に関し、特に動画撮像/静止画撮像兼用の固体撮像素子およびその駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、固体撮像素子に対して、動画撮像/静止画撮像兼用のものが求められてきている。中でも、動画撮像を主目的とする固体撮像素子に対しては高速撮像を実現する機能が、静止画撮像を主目的とする固体撮像素子に対しては高S/Nを実現する機能が主に求められている。
【0003】
ここで、動画撮像と静止画撮像を兼用できる固体撮像素子について現状を述べる。一般に、両者兼用の固体撮像素子においては、動画撮像時に隣接する画素間画素信号を加算することにより、静止画と比較して実効的な出力画素数(出力画素信号数)の低減を図っている。これは、動画撮像時と静止画撮像時の水平走査回路(スキャナ)等の駆動周波数が等しく、静止画撮像の画素数を動画で出力する程には、読み出しスピードの高速化が実現されていないからである。
【0004】
一方、静止画撮像時には画素信号の加算を行っていないため、動画撮像時と比べて加算していない分だけ絶対的に信号量が少なく、S/Nの面から見て不利になる。また、人間の目は、その視覚特性から時間的に変動するノイズ、即ちランダムノイズに対しては感度が弱いことが知られている。このランダムノイズに対する感度の観点からすると、動画の方が静止画と比較して一般的にS/Nの点では有利であると言える。
【0005】
すなわち、動画撮像と静止画撮像を兼用する固体撮像素子において、動画撮像時と静止画撮像時のスキャナ等の駆動周波数が等しい場合、動画では読み出しスピードの制限のために画素信号の加算が必要な結果S/Nが良くなり、S/Nが厳しく要求される静止画では動画のように画素信号が加算されないために逆にS/Nに対して不利になっている状況にある。言い換えると、動画撮像と静止画撮像を兼用する固体撮像素子ではそれぞれの特性に対して最適化されている訳ではない。
【0006】
ところで、固体撮像素子は、画素部で光電変換して得られる信号を電荷のまま垂直転送および水平転送し、水平転送した後に電荷検出部にて電圧変換するCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサに代表される電荷転送方式の固体撮像素子と、画素部で光電変換して得られる信号を少なくとも水平方向に読み出す段階でスキャン読み出しによって出力するCMOSイメージセンサに代表される水平スキャン方式の固体撮像素子とに大別される。
【0007】
これら各種の固体撮像素子のうち、特に主流となっているCCDイメージセンサでは、水平スキャン方式の固体撮像素子と比較して高S/Nは実現できるが、高速撮像機能を実現する上では比較的不利である。何故ならば、CCDイメージセンサの場合、信号が電荷で運ばれるので高S/Nを実現し易いが、水平CCDにおける信号電荷の高速転送が難しいからである。
【0008】
また、CCDイメージセンサでは、垂直CCDによって転送されてきた信号電荷を1ライン分同時に水平CCDに転送し、当該水平CCDによって水平転送した後、水平CCDの転送先側の端部に設けられた1つの出力アンプによって全ての信号電荷を信号電圧に変換するようにしているため、信号の周波数帯域が大きくなってしまうことによって出力アンプの周波数帯域もそれ以上に大きくしなければならず、よって雑音の通過成分も大きくなってしまう。
【0009】
このCCDイメージセンサで発生する雑音、特に出力アンプのMOSトランジスタで発生する熱雑音を抑え、さらなる高S/N化を図るために、垂直CCDの各々に対して出力アンプを1つずつ設け、これら出力アンプの各々で1ライン分の信号電荷を信号電圧に変換した後に、これら信号電圧をスキャン読み出しによって出力するようにした水平スキャン方式の固体撮像素子がある(例えば、特許文献1参照)。
【0010】
【特許文献1】
特開平6−97414号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
この種の水平スキャン方式固体撮像素子では、信号をスキャン読み出しで行っているために高速性を実現し易いが、出力アンプの各出力側に設けられるCDS回路(Correlated Double Sampling;相関二重サンプリング回路)に存在するキャパシタの容量バラツキや、出力回路から生じるランダムノイズ等が問題となって高S/Nの実現は厳しい状況にある。現在、水平スキャン方式の固体撮像素子の空間的なノイズ(固定パターンノイズ)については、チップ内のCDS回路で補正される傾向にある。したがって、問題となるのは時間的なノイズ(ランダムノイズ)である。
【0012】
ここで、図5に示す構成のCDS回路および出力回路を持つ水平スキャン方式固体撮像素子についてS/Nおよび周波数帯域について述べる。ここでは、図面の簡略化のために、ある1つの垂直画素列に対するCDS回路のみを図示している。
【0013】
図5において、CDS回路101は、キャパシタ102、このキャパシタ102の出力端と基準電位点との間に並列に接続されたサンプリングスイッチ103およびサンプルホールドキャパシタ104を有する構成となっている。CDS回路101の出力端と水平信号線105との間には水平スイッチ106が接続されている。水平スイッチ106は、水平走査回路(水平スキャナ)107から順次出力される水平走査パルスφHに応答してオン状態となり、CDS回路101を経た画素信号を水平信号線105に出力する。
【0014】
出力回路111は、水平信号線105からの画素信号を反転(−)入力とし、基準電圧Vrefを非反転(+)入力とするオペアンプ112、このオペアンプ112の反転入力端と出力端との間に並列に接続されたスイッチングトランジスタ113および帰還キャパシタ114を有するスイッチドキャパシタ回路構成となっている。スイッチングトランジスタ113は、水平走査回路107の水平走査に同期してスイッチング動作を行う。
【0015】
上記構成のCDS回路101および出力回路111を持つ水平スキャン方式固体撮像素子において、画素信号を△Vin、サンプルホールドキャパシタ104の容量をCA、帰還キャパシタ114の容量(スイッチドキャパシタ回路の帰還容量)をCBとすると、出力信号△Voutは、
△Vout=CA/CB*△Vin ……(1)
なる式で表される。
【0016】
上記(1)式から明らかなように、サンプルホールドキャパシタ104の容量CAを一定にしたとき、帰還キャパシタ114の容量CBの値を小さくするほど出力信号△Voutは増加する。このとき、帰還キャパシタ114の容量CBを小さくすることにより、一般にkTCノイズと言われるランダムノイズが増加することが懸念される。ここで、kTCノイズVnは、
Vn=√(kT/CB) ……(2)
で表される。ここに、kはボルツマン定数、Tは絶対温度である。
【0017】
したがって、帰還キャパシタ114の容量CBの縮小による信号の増加量(上記(1)式)とノイズの増加量(上記(2)式)を比較してみると、S/Nの観点からは、帰還キャパシタ114の容量CBを小さくすることが高S/N化に作用することがわかる。
【0018】
しかしながら、上述の内容から、帰還キャパシタ114の容量CBを極力小さくした方が良いかというと、一概にそれは言えない。その理由として、帰還キャパシタ114の容量CBを小さくすることによる信号の増幅は、出力回路111の周波数帯域を狭めてしまうことが挙げられる。すなわち、帰還キャパシタ114の容量(帰還容量)CBを小さくすることで、高S/Nを保証することができるが、その反面、出力回路111の周波数帯域を狭めてしまうことになるため高速性を犠牲にするという課題がある。
【0019】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、動画用途におけるさらなる高速化と、静止画用途におけるさらなる高S/N化を可能とした動画撮像/静止画撮像兼用の固体撮像素子およびその駆動方法を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明では、画素部で光電変換して得られる画素信号を1ライン分ずつ順次走査して読み出す水平出力手段と、前記水平出力手段から出力される画素信号を一方の入力とし、基準電圧を他方の入力とするオペアンプ、当該オペアンプの前記画素信号が入力される入力端と出力端との間に接続された帰還キャパシタおよび当該帰還キャパシタに対して並列に接続されたスイッチ素子を有する出力回路とを備えた固体撮像素子において、前記水平出力手段および前記出力回路を同じ駆動周波数で駆動するとともに、当該駆動周波数を出力画素信号数に応じて変更するようにしたことを特徴としている。
【0021】
スイッチドキャパシタ回路構成の出力回路を備えた動画撮像/静止画撮像兼用の固体撮像素子において、前記水平出力手段および前記出力回路の駆動周波数を出力画素信号数に応じて変更する、具体的には出力画素信号数の多い静止画撮像モード時には出力画素信号数の少ない動画撮像モード時よりも駆動周波数が低くなるように変更することで、高い駆動周波数によって動画用途におけるさらなる高速化と、低い駆動周波数によって静止画用途におけるさらなる高S/N化を、同一の固体撮像素子で実現することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0023】
図1は、本発明の一実施形態に係る動画撮像/静止画撮像兼用の固体撮像素子を示す概略構成図である。ここでは、センサ部(画素部)がCCD構成となっており、各画素で光電変換して得られる画素信号を電荷のまま垂直CCDで垂直方向に転送し、垂直CCDの各々の後段に配された電荷検出部で電圧変換して得られる各信号電圧を、1ライン分ずつ順次走査して読み出す水平スキャン方式のCCD固体撮像素子に適用した場合を例に挙げている。
【0024】
図1において、半導体基板10上にはセンサ部20と共に、その周辺回路部30、出力回路40およびタイミング生成回路(TG)50が搭載されている。ただし、タイミング生成回路50については、必ずしも半導体基板10上に搭載する必要はなく、半導体基板10外に設けることも可能である。センサ部20は、半導体基板10上に行列状に多数二次元配置されたフォトダイオード等からなる光電変換素子(画素)21と、これら光電変換素子21に対して垂直画素列ごとに配された垂直CCD22と、これら垂直CCD22ごとにその転送先側の端部に配された例えばフローティングディフュージョン・アンプ構成の電荷検出部23とを有する構成となっている。
【0025】
光電変換素子21は、受光した光を露光期間に亘って光電変換し、光電変換によって発生する信号電荷を蓄積する。垂直CCD22は、光電変換素子21の各々から読み出される信号電荷を、例えば4相のクロックパルスφV1〜φV4によって駆動されることで垂直方向に転送する。垂直CCD22の各々からは、対応する電荷検出部23に対して信号電荷が1行(1ライン)単位で転送される。電荷検出部23は、垂直CCD22によって転送されてくる信号電荷を信号電圧に変換して出力する。
【0026】
周辺回路部30は、CDS回路31と、水平出力手段としての水平走査回路32および水平出力回路33とを少なくとも有する構成となっている。CDS回路31は、センサ部20の各垂直画素列ごとに一つずつ設けられ、電荷検出部23から出力される信号電圧中に含まれるノイズ成分を除去するノイズ除去手段である。水平走査回路32は、シフトレジスタ等からなり、所定の周期で水平走査パルスφH1〜φHn(nは水平方向の画素数)を順次出力する。水平出力回路33は、水平走査回路32から順次出力される水平走査パルスφH1〜φHnに同期して、CDS回路31を通して供給される信号電圧を1ライン分ずつ画素単位で順次選択して出力する。
【0027】
出力回路40は、水平出力回路33から画素単位で順次出力される信号電圧を撮像信号Voutとして半導体基板10外に出力する。タイミング生成回路(TG)50は、垂直CCD22を駆動する4相のクロックパルスφV1〜φV4を始め、水平走査回路32や出力回路40等の各回路部を駆動するための各種のタイミングパルスを生成し、これらタイミングパルスによって各回路部を駆動する駆動手段となる。
【0028】
本実施形態に係る動画撮像/静止画撮像兼用の水平スキャン方式CCD固体撮像素子では、タイミング生成回路50でのタイミング制御にに基づく駆動方法を特徴としている。具体的には、タイミング生成回路50は、水平出力回路33と共に水平出力手段を構成する水平走査回路32および出力回路40を同じ駆動周波数で駆動するとともに、当該駆動周波数を出力画素数に応じて変更する。具体的には、基板10外から与えられるモード選択信号に基づいて、動画撮像モードと静止画撮像モードに対応して各種のタイミングパルスの発生タイミングを制御するとともに、静止画撮像モードでは駆動周波数を動画撮像モードよりも低くなるように変更する。
【0029】
ここで、出力画素数とは、実際に出力する画素信号の数を意味する。そして、静止画撮像モードでは、センサ部20の光電変換素子(画素)21個々の信号がそのまま1つの画素信号となるのに対して、動画撮像モードでは、例えば加算処理の場合には加算して得られる複数画素分の信号が1つの画素信号となり、また例えば間引き処理の場合には間引いて得られる個々の信号がそのまま1つの画素信号となる。
【0030】
図2は、CDS回路31、水平出力回路33および出力回路40の具体的な構成の一例を示す回路図である。
【0031】
図2において、CDS回路31は、垂直信号線102の出力側の端部に接続されたキャパシタ311、このキャパシタ311の出力端と基準電位点(例えば、グランド)との間に並列に接続されたサンプリングスイッチ312およびサンプルホールドキャパシタ313を有する構成となっている。水平出力回路33は、1本の水平信号線331と、当該水平信号線331とCDS回路31の出力端との間に接続された水平スイッチ332とによって構成されている。水平スイッチ332は、水平走査回路32から順次出力される水平走査パルスφH(φH1〜φHn)に応答してオン状態となり、CDS回路31を経た画素信号を水平信号線331に出力する。
【0032】
出力回路40は、水平信号線331を通して供給される画素信号を反転(−)入力とし、基準電圧Vrefを非反転(+)入力とするオペアンプ401と、このオペアンプ401の反転入力端と出力端との間に接続された第1の帰還キャパシタ402と、この第1の帰還キャパシタ402に対して両端のスイッチトランジスタ403,404を介して並列に接続された第2の帰還キャパシタ405と、第1の帰還キャパシタ402に対して並列に接続されたスイッチングトランジスタ406とを有するスイッチドキャパシタ回路構成となっている。
【0033】
このスイッチドキャパシタ回路構成の出力回路40において、スイッチングトランジスタ406は、水平走査回路108の駆動周波数と同じ周波数のリセットパルスに同期してオン/オフ動作を繰り返す。このリセットパルスは、タイミング生成回路50で生成される。ここで、タイミング生成回路50は、先述したように、静止画撮像モードでは駆動周波数を動画撮像モードよりも低くなるように変更する制御を行う。これにより、スイッチングトランジスタ406のオン/オフ動作の周波数も、静止画撮像モードでは動画撮像モードよりも低くなる
【0034】
また、第2の帰還キャパシタ405に対して直列に接続されたスイッチトランジスタ403,404は、撮像モードに応じてタイミング生成回路50で生成されるスイッチ信号によってオン/オフ制御される。具体的には、動画撮像モードではスイッチトランジスタ403,404がオン状態となる。これにより、第2の帰還キャパシタ405は、第1の帰還キャパシタ402に対して並列に接続される。
【0035】
ここで、第1の帰還キャパシタ402の容量をCB1、第2の帰還キャパシタ402の容量をCB2とすると、スイッチドキャパシタ回路の帰還容量CBは、CB=CB1+CB2となる。したがって、画素信号を△Vin、サンプルホールドキャパシタ313の容量をCAとすると、動画撮像モードでの出力信号△Vout1は、
Figure 2004356791
なる式で表される。
【0036】
一方、動画撮像モードでは、スイッチトランジスタ403,404がオフ状態となる。これにより、第1の帰還キャパシタ402に対する第2の帰還キャパシタ405の並列接続が解除される。したがって、CB=CB1となり、静止画撮像モードでの出力信号△Vout2は、
△Vout2=CA/CB1*△Vin …(4)
なる式で表される。
【0037】
上記(3)式と上記(4)式の対比から明らかなように、静止画撮像モードでは、出力回路40の増幅度が動画モードの増幅度よりも高くなる。すなわち、第1の帰還キャパシタ402に対する第2の帰還キャパシタ405の並列接続/並列接続の解除の切り替えを行い、スイッチドキャパシタ回路の帰還容量CBを変更することにより、出力回路40の増幅度が静止画撮像モード時には動画撮像モード時よりも高くなるように変更される。
【0038】
上述したことから明らかなように、本実施形態に係る動画撮像/静止画撮像兼用のCCD固体撮像素子では、水平走査回路32および出力回路40の駆動周波数を、静止画撮像モード時には動画撮像モード時よりも低く設定することを特徴としている。これは、静止画撮像モードでは、CDS回路31を経た画素信号を動画撮像モード時と同じ駆動周波数で読み出す必要が無いことを利用している。逆に言えば、動画撮像モード時には、静止画撮像モード時に比べて水平走査回路32および出力回路40の駆動周波数が高く設定される。これにより、動画撮像モードでの動作のさらなる高速化を実現している。
【0039】
静止画撮像モード時には、動画撮像モード時に比べて水平走査回路32および出力回路40の駆動周波数を低く設定するとともに、スイッチドキャパシタ回路の帰還容量CBを切り替えることにより、動画撮像モード時に比べて出力回路40における信号の増幅度を高く設定するようにしている。これは、必要な周波数帯域と密接に関連する駆動周波数と信号の増幅度とは互いにトレードオフの関係にあり、静止画撮像モード時に駆動周波数を低減することにより、スイッチドキャパシタ回路の帰還容量CBを変更して出力回路40における信号の増幅度を高めることができるからである。
【0040】
上述したように、動画撮像/静止画撮像兼用のCCD固体撮像素子によれば、動画撮像モードでは、静止画撮像モード時に比べて水平走査回路32および出力回路40の駆動周波数を高く設定することによってさらなる高速化を実現でき、静止画撮像モードでは、動画撮像モード時に比べて水平走査回路32および出力回路40の駆動周波数を低く設定するとともに、出力回路40における信号の増幅度を高く設定することによってさらなる高S/N化を実現できる。すなわち、動画撮像/静止画撮像兼用のCCD固体撮像素子において、それぞれの特性を最大限に発揮することができる。
【0041】
[第1変形例]
図3は、出力回路40の第1変形例を示す回路図であり、図中、図2と同等部分には同一符号を付して示している。
【0042】
本変形例に係る出力回路40Aでは、当該出力回路40Aの電源電圧、即ちオペアンプ401の電源電圧を撮像モードに応じて変更可能な構成を採っている。具体的には、第1の電源電圧Vdd1とそれよりも高い第2の電源電圧Vdd2を用意し、静止画撮像モード時にはスイッチトランジスタ407をオンさせることによって低い方の電源電圧Vdd1をオペアンプ401に与え、加算処理を行う動画撮像モード時にはスイッチトランジスタ408をオンさせることによって高い方の電源電圧Vdd2をオペアンプ401に与えるようにする。スイッチトランジスタ407,408のオン/オフ制御は、タイミング生成回路50で生成される制御信号によって行われる。
【0043】
先述したように、静止画撮像モードでは、センサ部20の光電変換素子21個々の信号がそのまま1つの画素信号として出力されるのに対し、加算処理を行う動画撮像モードでは、複数画素分の信号が1つの画素信号となって出力されることになるため、1つの画素信号の信号レベルが静止画撮像時に比べて数倍の大きさになる。したがって、出力回路40としては、加算処理を行う動画撮像時の信号レベルに対応した高ダイナミックレンジのものが必要となる。しかしながら、出力回路40のダイナミックレンジを動画撮像時の信号レベルに対応して設定しかつこれを固定にしたのでは、静止画撮像時の消費電力が不必要に高くなってしまう。
【0044】
これに対して、本変形例に係る出力回路40Aでは、動画撮像時の信号レベルに対応したダイナミックレンジ用の高い電源電圧Vdd2と、それよりも低い電源電圧Vdd1とを用意してオペアンプ401の電源電圧を撮像モードに応じて変更可能な構成とし、加算処理を行う動画撮像モード時には高い方の電源電圧Vdd2をオペアンプ401に与え、静止画撮像モード時には低い方の電源電圧Vdd1をオペアンプ401に与えるようにすることにより、動画撮像時には信号レベルに対応したダイナミックレンジを確保できるため、画素信号を歪無く出力することができ、また静止画撮像モードで消費電力が不必要に高くなるのを抑えることができる。
【0045】
なお、本変形例では、単純にオペアンプ401の電源電圧を撮像モードに応じて変更可能な構成を採る場合を回路例に挙げたが、図2に示す出力回路40の回路構成、即ち出力回路40の増幅度を撮像モードに応じて変更可能な構成との組み合わせとすることも可能である。この場合には、上記変形例の場合と考え方が逆になる。
【0046】
すなわち、静止画撮像モードで出力回路40の増幅度を高く設定し、画素信号を増幅した場合、出力回路40が許容する信号のダイナミックレンジを超える恐れがある。このとき、動画撮像モード時に、静止画撮像モード時と同じ高ダイナミックレンジ用の電源電圧を用いると、動画撮像時の消費電力が不必要に高くなってしまう。
【0047】
そこで、静止画撮像モード時の増幅度に対応したダイナミックレンジ用の高い電源電圧Vdd2と、それよりも低い電源電圧Vdd1とを用意してオペアンプ401の電源電圧を撮像モードに応じて変更可能な構成とし、静止画撮像モード時には高い方の電源電圧Vdd2をオペアンプ401に与え、動画撮像モード時には低い方の電源電圧Vdd1をオペアンプ401に与えるようにすることにより、静止画撮像時には信号レベルに対応したダイナミックレンジを確保できるため、画素信号を歪無く出力することができ、また動画撮像モードで消費電力が不必要に高くなるのを抑えることができる。
【0048】
[第2変形例]
図4は、出力回路40の第2変形例を示す回路図であり、図中、図2と同等部分には同一符号を付して示している。
【0049】
本変形例に係る出力回路40Bでは、図2に示す出力回路40の回路構成に加えて、オペアンプ401の非反転入力に与えられる基準電圧Vrefを撮像モードに応じて変更可能な構成を採っている。具体的には、第1の基準電圧Vref1とそれよりも低い第2の基準電圧Vref2を用意し、動画撮像モード時にはスイッチトランジスタ409をオンさせることによって高い方の基準電圧Vref1をオペアンプ401に与え、静止画撮像モード時にはスイッチトランジスタ410をオンさせることによって低い方の基準電圧Vref2をオペアンプ401に与えるようにする。スイッチトランジスタ409,410のオン/オフ制御は、タイミング生成回路50で生成される制御信号によって行われる。
【0050】
出力回路40において、例えばスイッチドキャパシタ回路の帰還容量CBを変更したときに、映像信号の黒レベル(黒信号の電位)が変化してしまう場合が生じる。これは、出力回路40であるスイッチドキャパシタ回路の基準電圧Vrefが、出力回路40に入ってくる黒信号の電位と異なる場合に起こる。この場合は、本出力回路40に入力される黒レベルに依存して、本出力回路40から出力される黒レベルが変化してしまうことを意味しており、後段の回路にとっては好ましくない。
【0051】
そこで、本変形例に係る出力回路40Bでは、動画撮像時に対応して設定された基準電圧Vref1とそれよりも低い基準電圧Vref2を用意し、動画撮像モードでは高い方の基準電圧Vref1を選択し、スイッチドキャパシタ回路の帰還容量CBを変更する静止画撮像モードでは低い方の基準電圧Vref2を選択することにより、本出力回路40Bのダイナミックレンジを、基準電圧Vref1と基準電圧Vref2の差分だけシフトすることができるため、帰還容量CBの変更に伴うダイナミックレンジを確実に確保することができる。
【0052】
なお、本変形例では、図2に示す回路構成の出力回路40と併用する場合を例に挙げて説明したが、必ずしも併用する必要はなく、スイッチドキャパシタ回路に対して基準電圧Vref1,Vref2の切り替え機能を単独で付加し、静止画撮像モードでは高い方の基準電圧Vref1を選択し、例えば加算処理を行う動画撮像モードでは低い方の基準電圧Vref2を選択するように構成することも可能である。
【0053】
また、当然のことながら、スイッチドキャパシタ回路の帰還容量CBの変更に伴うダイナミックレンジの確保のために、第1変形例に係る電源電圧Vddの変更機能と第2変形例に係る基準電圧Vrefの変更機能とを併用する構成を採ることも可能である。
【0054】
なお、上記実施形態では、センサ部20がCCD構成の水平スキャン方式のCCD固体撮像素子に適用した場合を例に挙げて説明したが、センサ部20がCMOS構成など、光電変換素子21の信号を垂直信号線に読み出し、各垂直画素列ごとに配されるCDS回路31に供給した後に、スキャン読み出しによって出力する水平スキャン方式の固体撮像素子にも同様に適用可能である。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、スイッチドキャパシタ回路構成の出力回路を備えた固体撮像素子において、水平出力手段および出力回路の駆動周波数を出力画素信号数に応じて変更する、具体的には出力画素信号数の多い静止画撮像モード時には出力画素信号数の少ない動画撮像モード時よりも駆動周波数が低くなるように変更することにより、高い駆動周波数によって動画用途におけるさらなる高速化と、低い駆動周波数によって静止画用途におけるさらなる高S/N化を、同一の固体撮像素子で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る動画撮像/静止画撮像兼用の固体撮像素子を示す概略構成図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る固体撮像素子におけるCDS回路、水平出力回路および出力回路の具体的な構成の一例を示す回路図である。
【図3】第1変形例に係る出力回路の構成例を示す回路図である。
【図4】第1変形例に係る出力回路の構成例を示す回路図である。
【図5】従来例に係る固体撮像素子におけるCDS回路、水平出力回路および出力回路の構成例を示す回路図である。
【符号の説明】
10…半導体基板、20…センサ部、21…光電変換素子(画素)、22…垂直CCD、23…電荷検出部、30…周辺回路部、31…CDS回路、32…水平走査回路、33…水平出力回路、40…出力回路、50…タイミング生成回路

Claims (14)

  1. 画素部で光電変換して得られる画素信号を1ライン分ずつ順次走査して読み出す水平出力手段と、
    前記水平出力手段から出力される画素信号を一方の入力とし、基準電圧を他方の入力とするオペアンプ、当該オペアンプの前記画素信号が入力される入力端と出力端との間に接続された帰還キャパシタおよび当該帰還キャパシタに対して並列に接続されたスイッチ素子を有する出力回路と、
    前記水平出力手段および前記出力回路を同じ駆動周波数で駆動するとともに、当該駆動周波数を出力画素信号数に応じて変更可能な駆動手段と
    を備えたことを特徴とする固体撮像素子。
  2. 前記駆動手段は、前記駆動周波数を静止画撮像モード時に動画撮像モード時よりも低くなるように変更する
    ことを特徴とする請求項1記載の固体撮像素子。
  3. 前記出力回路は、前記駆動手段による前記駆動周波数の変更に応じて前記帰還キャパシタの容量を変更可能である
    ことを特徴とする請求項1記載の固体撮像素子。
  4. 前記出力回路は、前記駆動手段による前記駆動周波数の変更に応じて電源電圧を変更可能である
    ことを特徴とする請求項1記載の固体撮像素子。
  5. 前記出力回路は、前記駆動手段による前記駆動周波数の変更に応じて前記帰還キャパシタの容量を変更可能であるとともに、電源電圧を変更可能である
    ことを特徴とする請求項1記載の固体撮像素子。
  6. 前記出力回路は、前記駆動手段による前記駆動周波数の変更に応じて前記基準電圧を変更可能である
    ことを特徴とする請求項1記載の固体撮像素子。
  7. 前記出力回路は、前記駆動手段による前記駆動周波数の変更に応じて前記帰還キャパシタの容量を変更可能であるとともに、前記基準電圧を変更可能である
    ことを特徴とする請求項1記載の固体撮像素子。
  8. 画素部で光電変換して得られる画素信号を1ライン分ずつ順次走査して読み出す水平出力手段と、
    前記水平出力手段から出力される画素信号を一方の入力とし、基準電圧を他方の入力とするオペアンプ、当該オペアンプの前記画素信号が入力される入力端と出力端との間に接続された帰還キャパシタおよび当該帰還キャパシタに対して並列に接続されたスイッチ素子を有する出力回路とを備えた固体撮像素子の駆動方法であって、
    前記水平出力手段および前記出力回路を同じ駆動周波数で駆動するとともに、当該駆動周波数を出力画素信号数に応じて変更する
    ことを特徴とする固体撮像素子の駆動方法。
  9. 前記駆動周波数が静止画撮像モード時に動画撮像モード時よりも低くなるように当該駆動周波数を変更する
    ことを特徴とする請求項8記載の固体撮像素子の駆動方法。
  10. 前記駆動周波数を変更する際に前記出力回路の前記帰還キャパシタの容量を変更する
    ことを特徴とする請求項8記載の固体撮像素子の駆動方法。
  11. 前記駆動周波数を変更する際に前記出力回路の電源電圧を変更する
    ことを特徴とする請求項8記載の固体撮像素子の駆動方法。
  12. 前記駆動周波数を変更する際に前記出力回路の前記帰還キャパシタの容量を変更するとともに、前記出力回路の電源電圧を変更する
    ことを特徴とする請求項8記載の固体撮像素子の駆動方法。
  13. 前記出力回路は、前記駆動周波数を変更する際に前記出力回路の前記基準電圧を変更する
    ことを特徴とする請求項8記載の固体撮像素子の駆動方法。
  14. 前記駆動周波数を変更する際に前記出力回路の前記帰還キャパシタの容量を変更するとともに、前記出力回路の前記基準電圧を変更する
    ことを特徴とする請求項8記載の固体撮像素子の駆動方法。
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