JP2004356770A - アナログ音声モニター装置及び方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】入出力ポート間の結線関係とミックス比を外部からのコンピュータ制御等により可変とすることで柔軟な運用を実現するアナログ音声モニター装置及び方法を提供する。
【解決手段】入力側からチャンネルごとに入力される音声信号について、所望のチャンネルごとに信号レベルを変化させるための変化手段として、素材の入力される信号バス3の各チャンネルにそれぞれ、外部から制御可能な信号レベル調製器である可変抵抗器(素子)40を設けた変化部4を備える。可変抵抗器40を経たチャンネルごとの音声信号を所望の組み合わせで選択及び加算し出力側へ出力する加算手段として、ルータ部5及び各加算器6を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】入力側からチャンネルごとに入力される音声信号について、所望のチャンネルごとに信号レベルを変化させるための変化手段として、素材の入力される信号バス3の各チャンネルにそれぞれ、外部から制御可能な信号レベル調製器である可変抵抗器(素子)40を設けた変化部4を備える。可変抵抗器40を経たチャンネルごとの音声信号を所望の組み合わせで選択及び加算し出力側へ出力する加算手段として、ルータ部5及び各加算器6を備える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入出力ポート間の結線関係とミックス比を外部からのコンピュータ制御等により可変とすることで柔軟な運用を実現するアナログ音声モニター装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタル技術の進歩を背景としたオーディオやビデオに関する技術とコンテンツの進歩充実に伴い、伝統的なモノラルや2チャンネルステレオに加え、4チャンネルや5.1チャンネルのサラウンドなど、音源素材(ソースとも呼ぶ)の種類が増加している。
【0003】
これに対応し、音声を含むコンテンツ製作現場で使用される音声モニターでは、入力ソースのチャンネル数を減らして出力する作業が要求され、そのような作業はダウンミックス(DownMix)と呼ばれる(例えば特許文献1参照)。ダウンミックスの一例は、5.1チャンネルや4チャンネルのソースを2チャンネルステレオとして出力するなdである。
【0004】
コンテンツの実際の再生環境はユーザごとに異なる可能性があるが、このようなダウンミックスにより、5.1チャンネルサラウンドステレオのようなマルチチャンネルのソースが、各種の再生環境、例えばマルチチャンネルシステム、モノラル又は2チャンネルステレオシステム、センタースピーカーの無いサラウンドシステム、センタースピーカーはあるがサラウンドスピーカーの無いシステムのそれぞれで再生したとき、どのように聞こえるかをモニターすることができる。これにより、最も多くのシステム構成で最高の価値を発揮するような適合化を目指して、チャンネルごとのレベル比等の音響特性を設定することが容易となる。
【0005】
一例として、ディスクリート5.1チャンネルサラウンドは、フルレンジのメイン5チャンネル(L/C/R/Ls/Rs)と、重低音効果(LFE)用のサブウーファー(SW)で構成される。このうちメイン5チャンネルは、音質、レベル共に均一に設定し、これらメインチャンネルとLFEチャンネルは適切なレベル比に設定される必要がある。これらは、ドルビーデジタル、DTS、DVD−Audio(LPCM又はMLP Lossless)、MPEG2 AAC(それぞれ登録商標)など、異なったマルチチャンネル音声フォーマットでも共通の枠組みといえる。
【0006】
上記のようなダウンミックスを行う従来のアナログ音声モニター装置は、音源の種類ごとに応じたそれぞれ専用の各入力ポート及び各出力ポートを備え、入力側と出力側の対応するチャンネル同士ごとに、予め固定された結線と固定抵抗とを適用したものであった。
【0007】
すなわち、このような従来技術では、図3に例示するように、まず複数の入力ポート11を持つ場合は、個々の入力ポートごとに例えばLch(左チャンネル)のようにチャンネル用途が予め決められていた。例えば、マルチチャンネルサラウンド信号とステレオ信号を入力し選択を行うような装置では、予め入力素材のモードすなわち種類ごとに合わせたポートとして、モードごとに必要数分の各チャンネルのセットを互いに別個独立に設けた設計をしておくか、そうでない場合は、サラウンド用ポートの一部チャンネルにステレオ素材入力用とを兼ねさせる必要があった。また、ミックス比についても、ユーザが決定するのではなく、装置の製作時に決定され、それに応じた固定抵抗の使用により各チャンネルの音声信号のレベルを変化させることで実現していた。
【0008】
以上のような回路をダウンミックス回路などと呼ぶが、サラウンド信号のダウンミックス回路の一例は、図3に例示するように、抵抗14、リレー等の切換器15、加算器16等の加算回路を用いて構成したものである。この際、サラウンド信号のチャンネルごとのダウンミックス比は、用いられる抵抗によって実現されるミックス抵抗比によって決定し、また、切換器のオン/オフにより、入力信号のサラウンドモードに合わせたダウンミックスを行っていた。また、複数のサラウンドモードを扱う場合は、必要な各モードごとに抵抗と切換器を用意することによりミックス比を実現していた。
【0009】
より具体的な例を挙げれば、各モードごとの入力ポートに設けられた入力ポート切換スイッチをオンとすることにより、どのモードの入力を選択するかを決め、この入力ポート切換スイッチに対し出力ポートを切り換える出力ポート切換スイッチもリレーにより固定的な対応関係で連動されるなどが考えられる。
【0010】
このような従来技術において、例えば5.1チャンネルサラウンドを2チャンネルステレオにダウンミックスして出力する場合、図3の配線図に例示するように、L(メインの左)、C(センター)、LFE(低音用のサブウーファー)、SL(サラウンドの左)の各出力をミックスしてLtとし、ステレオの左チャンネルから出力すればよい。また、従来、このような場合のダウンミックスに当たっては、各チャンネルごとに上記のように所定の固定抵抗を通過させることでミックス比を決定していたが、そのような抵抗はミックス抵抗と呼んでいた。
【0011】
このような従来技術では、ソースの種類によって異なるミックス比(例えばL,C,Sの比率)については、予めソースの種類ごとにその比率を決めておき、その比率に合わせた固定抵抗を出力ポートのライン上に設けていた。
【0012】
なお、図3の例では、信号バスのLやRに固定抵抗の無いラインがあり、これは、加算対象となる他のラインの固定抵抗による減衰との相対的な比率によりミックス比が実現されるためであるが、全てのラインに固定抵抗を設けてもよい。例えば、ステレオSTのようにL,RをそのままLt,Rtとして出力する場合には固定抵抗は不要であろうが、例えばサラウンドの場合には、L,Rの入力も固定抵抗で減衰させたうえ他のL,R成分とミックスしてLt,Rtに出力することが一般的であろう。但し、こういった詳細はミックス比次第であり、必ずしもL,Rに固定抵抗を挿入しなくても、それらとのミックス対象側の固定抵抗値を設定することで、所定のミックス比を得るようにする場合には、バスから固定抵抗のないラインのみを引き出せばよい。
【0013】
【特許文献1】
特開平09−259539
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のような従来技術では、入出力ポート間の結線関係と抵抗値が固定のため、柔軟な運用の困難性や機構の複雑化といった問題があった。すなわち、まず、入出力ポート間の結線関係と抵抗値が予め固定された上記のような従来技術では、事前に、各モードをどの様な形でモニターするかを予想して、出力ポートの各チャンネルの配線を予め用意するだけでなく、そのような各配線について、バスの各ラインからどのような組み合わせで引き出すかや、配線部分ごとの抵抗値に合った固定抵抗を設置しておく必要があった。
【0015】
また、そのように入出力ポート間の結線関係や抵抗値などが固定されている場合、新規格のサラウンドなどのように入力モードが異なるソースには、設計変更をしなくては対応できない不便もあった。裏を返せば、異なったサラウンドモードを同じ装置で同時に扱う場合、入力するサラウンドの種類を予め限定しておくか、もしくは予想される種類分の入力ポート及びミックス回路を予め用意しておく必要があり、回路規模や装置全体が大きくなる問題点があった。
【0016】
特に、そのように複数のモードに合わせて専用の配線を設けたり、固定抵抗を設けることは、配線等の装置構成を複雑化させ、コストアップ、信頼性の低下、メンテナンスの困難性等の不利益をもたらす問題もあった。
【0017】
本発明は、上記のような従来技術の問題を解決するもので、その目的は、入出力ポート間の結線関係とミックス比を外部からのコンピュータ制御等により可変とすることで柔軟な運用を実現するアナログ音声モニター装置及び方法を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1のアナログ音声モニター装置は、入力側からチャンネルごとに入力される音声信号について所望のチャンネルごとにレベルを変化させるための変化手段と、前記変化手段を経たチャンネルごとの音声信号を所望の組み合わせで選択及び加算し出力側へ出力する加算手段と、入力される指示に応じて、前記変化手段におけるチャンネルごとのレベルの変化内容と、前記加算手段における前記組み合わせと、を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0019】
請求項4のアナログ音声モニター方法は、請求項1の発明を方法という見方から捉えたもので、入力側からチャンネルごとに入力される音声信号について所望のチャンネルごとにレベルを変化させる変化プロセスと、前記変化プロセスを経たチャンネルごとの音声信号を所望の組み合わせで選択及び加算し出力側へ出力する加算プロセスと、入力される指示に応じて、前記変化プロセスにおけるチャンネルごとのレベルの変化内容と、前記加算プロセスにおける前記組み合わせと、を制御する制御プロセスと、を含むことを特徴とする。
【0020】
請求項2の発明は、請求項1記載のアナログ音声モニター装置において、前記変化手段は、一又は二以上の入力ポートに接続された信号バスの各チャンネルごとに設けられた電気的又は電子的な可変抵抗器を備え、前記制御手段は、前記各可変抵抗器を、入力される前記指示に対応して予め決められたそれぞれの値にしたがって制御するように構成されたことを特徴とする。
【0021】
請求項3の発明は、請求項1又は2記載のアナログ音声モニター装置において、前記加算手段は、一又は二以上の入力ポートに接続された信号バスの各チャンネルと、出力ポートに接続された各チャンネルとの物理的又は電子的な各接点により物理的又は論理的なマトリクスを形成したルータ手段を備え、前記制御手段は、前記ルータ手段の前記各接点を、入力される前記指示に対応して予め決められた組み合わせにしたがってオンオフするように構成されたことを特徴とする。
【0022】
本発明では、入出力ポート間の結線関係とミックス比を外部からのコンピュータ制御等により可変とすることで柔軟な運用を実現することができる。すなわち、入力側からの各チャンネルごとに適用する減衰値をレベルの変化内容として制御することで、今後登場する新規格のサラウンドフォーマットを含め、任意の複数種類の音声モードに対応できる。また、各チャンネルをどの組み合わせで加算して出力側の各チャンネルに出力するかの組み合わせも自由に制御することで、入力ポートの数や選択切換とは無関係に、同じ出力ポートを複数の音声モードで共用するなど、ポートも自由な態様で利用できる。
【0023】
【発明の実施の形態】
次に、本発明のアナログ音声モニター装置(以下「本装置」と呼ぶ)及び方法の実施の形態(以下「本実施形態」と呼ぶ)について図面を参照して具体的に説明する。なお、図3に示した従来技術と同一の部材については同一の符号で表し説明は省略する。
【0024】
〔1.構成〕
本装置は、図1の構成図に示すように、入力側に設けられたモードごとの入力ポート1と、出力側の出力ポート2とを信号バス3で結ぶアナログ音声モニター装置である。本装置は、入力側からチャンネルごとに入力される音声信号について、所望のチャンネルごとに信号レベルを変化させるための変化手段として、素材の入力される信号バスの各チャンネルにそれぞれ、外部から制御可能な信号レベル調整器である可変抵抗器(素子)40を設けた変化部4を備える。すなわち変化部4は、各入力ポート1に接続された信号バス3の各チャンネルごとに設けられた電気的又は電子的な可変抵抗器40の集合である。なお、チャンネルごとのレベルの変化手段としては、図1に示す可変抵抗器の他、VCA(Voltage Controlled Amplifier)やDAコンバータなど所望の要素技術を選択してよい。
【0025】
また、本装置は、可変抵抗器40を経たチャンネルごとの音声信号を所望の組み合わせで選択及び加算し出力側へ出力する加算手段として、ルータ部5及び各加算器6を備える。
【0026】
ここでルータ部5は、各入力ポート1に接続された信号バス3の各チャンネルと、出力ポート2に向かう各チャンネルとの物理的又は電子的なオンオフ切換器すなわち各接点50により物理的又は論理的な入出力マトリクスを形成したもので、出力ポート2へ向かう各チャンネルについて、そのチャンネルにミックスされる可能性のある接点からの各ラインはそのチャンネルの各加算器6へ集線される。
【0027】
また、本装置は、押しボタン等の操作部7から入力される指示に応じて、変化部4におけるチャンネルごとのレベルの変化内容と、ルータ部5及び各加算器6における前記組み合わせと、を制御する制御部8を備える。この制御部8は、図示しない組込みプログラムや制御データの作用により、操作部7から入力される前記指示に対応して予め決められた組み合わせにしたがってルータ部5の各接点50をオンオフし、かつ、操作部7から入力される前記指示に対応して予め決められたそれぞれの値にしたがって各可変抵抗器40を制御するように構成される。
【0028】
〔2.作用及び効果〕
上記のように構成された本実施形態では、入出力ポート間の結線関係とミックス比を外部からのコンピュータ制御等により可変とすることで柔軟な運用を実現することができる。すなわち、モニター対象とするアナログ信号における音声素材の種類は、ステレオ、各種のサラウンドモードなどいろいろ考えられるが、モニターする際、入力側からの各チャンネルごとに適用する減衰値を可変抵抗器40等の変化手段で変化させ、その変化内容を制御することで、各チャンネルの入力レベルを自由に決定できる。
【0029】
また、そのようにレベル調整された各チャンネルをどの組み合わせで加算して出力側の各チャンネルに出力するかの組み合わせも、マトリクス状のルータ部5により自由に選択することで、今後登場する新規格のサラウンドフォーマットを含め、任意の複数種類の音声モードに対応できる。特に、これらの制御は、制御部8においてCPUのような制御機器によって行い、そのプログラムや制御データを修正することで、任意のサラウンドモードに関するダウンミックスに容易に対応可能である。
【0030】
ここで、制御部8においてそのような制御機器によって実現されるダウンミックスの処理手順を図2に示す。すなわち、この手順では、操作者が操作部7等のスイッチで入力素材と出力モードを選択すると(ステップ1)、そのようなスイッチからの指令に基いて、選択された入力ポートの切換器すなわちリレーがオンされ(ステップ2)、出力モードに応じ(ステップ3,7,11)、必要なダウンミックスレベルを設定のうえ(ステップ4,5,8,9,12,13)出力ルーターの役割を果たすルータ部4を該当するモードに出力設定する(ステップ6,10,14,16)。
【0031】
なお、モノラルをそのまま出力する場合や、出力モードが5.1chサラウンドの場合は、ステップ4や5といったダウンミックス設定は不要である。また、図2の例では、モノラル(ステップ3〜)、ステレオ(ステップ7〜)、4chサラウンド(ステップ11〜)、5.1chサラウンド(ステップ15〜)について示したが、さらにそれ以上のチャンネルを扱うにはさらに同様の処理を繰り返すようにすればよい。
【0032】
また、入出力マトリクスによるルータ部5を用いることで、使用する入力ポートと出力ポートを、それぞれ複数あったとしても相互に別個独立にそれらの中から任意に選択したり、同じ出力ポートを複数の音声モードで共用するなど、ポートも自由な態様で利用可能となる。例えば、5.1chサラウンド入力におけるSL,SR入力ポートを単なるステレオ素材のL,Rチャンネル入力ポートとしても扱うことが可能となる。もちろん、信号バスのどの配線からどの出力端子に対しても出力を取り出せるので、モニターの出力形態に合わせて複数種類の出力ポートを用意する必要がなくなり、配線が単純化される。
【0033】
また、出力ポートの配線が抵抗値によって制限されることがなくなり、どの出力配線にどの入力をつないでも適切なミックス比が得られる。
【0034】
〔3.他の実施形態〕
なお、本発明は、上記実施形態には限定されず次に例示するような他の実施形態も含むものである。例えば、出力モードがステレオの場合、ダウンミックスにおけるレベル減衰を省略し、ソースのLやRをそのまま出力してもよい。
【0035】
また、信号バスや入力ポートの端子は、チャンネル数に応じて増加することもできる。例えば、VTRの種類により8チャンネルを使用する場合、それに見合ったチャンネル数を入力側又は出力側の少なくとも一方で扱えるように、入出力ポート、信号バス、マトリクス等の各要素を拡大してもよい。
【0036】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、入出力ポート間の結線関係とミックス比を外部からのコンピュータ制御等により可変とすることで柔軟な運用を実現するアナログ音声モニター装置及び方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアナログ音声モニター装置の実施形態の構成を示す構成図。
【図2】本発明の実施形態における制御の処理手順を示すフローチャート。
【図3】従来技術におけるアナログ音声モニター装置の一例を示す構成図。
【符号の説明】
1…入力ポート
2…出力ポート
3…信号バス
4…変化部
40…可変抵抗器
5…ルータ部
50…接点
6…加算器
7…操作部
8…制御部
【発明の属する技術分野】
本発明は、入出力ポート間の結線関係とミックス比を外部からのコンピュータ制御等により可変とすることで柔軟な運用を実現するアナログ音声モニター装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタル技術の進歩を背景としたオーディオやビデオに関する技術とコンテンツの進歩充実に伴い、伝統的なモノラルや2チャンネルステレオに加え、4チャンネルや5.1チャンネルのサラウンドなど、音源素材(ソースとも呼ぶ)の種類が増加している。
【0003】
これに対応し、音声を含むコンテンツ製作現場で使用される音声モニターでは、入力ソースのチャンネル数を減らして出力する作業が要求され、そのような作業はダウンミックス(DownMix)と呼ばれる(例えば特許文献1参照)。ダウンミックスの一例は、5.1チャンネルや4チャンネルのソースを2チャンネルステレオとして出力するなdである。
【0004】
コンテンツの実際の再生環境はユーザごとに異なる可能性があるが、このようなダウンミックスにより、5.1チャンネルサラウンドステレオのようなマルチチャンネルのソースが、各種の再生環境、例えばマルチチャンネルシステム、モノラル又は2チャンネルステレオシステム、センタースピーカーの無いサラウンドシステム、センタースピーカーはあるがサラウンドスピーカーの無いシステムのそれぞれで再生したとき、どのように聞こえるかをモニターすることができる。これにより、最も多くのシステム構成で最高の価値を発揮するような適合化を目指して、チャンネルごとのレベル比等の音響特性を設定することが容易となる。
【0005】
一例として、ディスクリート5.1チャンネルサラウンドは、フルレンジのメイン5チャンネル(L/C/R/Ls/Rs)と、重低音効果(LFE)用のサブウーファー(SW)で構成される。このうちメイン5チャンネルは、音質、レベル共に均一に設定し、これらメインチャンネルとLFEチャンネルは適切なレベル比に設定される必要がある。これらは、ドルビーデジタル、DTS、DVD−Audio(LPCM又はMLP Lossless)、MPEG2 AAC(それぞれ登録商標)など、異なったマルチチャンネル音声フォーマットでも共通の枠組みといえる。
【0006】
上記のようなダウンミックスを行う従来のアナログ音声モニター装置は、音源の種類ごとに応じたそれぞれ専用の各入力ポート及び各出力ポートを備え、入力側と出力側の対応するチャンネル同士ごとに、予め固定された結線と固定抵抗とを適用したものであった。
【0007】
すなわち、このような従来技術では、図3に例示するように、まず複数の入力ポート11を持つ場合は、個々の入力ポートごとに例えばLch(左チャンネル)のようにチャンネル用途が予め決められていた。例えば、マルチチャンネルサラウンド信号とステレオ信号を入力し選択を行うような装置では、予め入力素材のモードすなわち種類ごとに合わせたポートとして、モードごとに必要数分の各チャンネルのセットを互いに別個独立に設けた設計をしておくか、そうでない場合は、サラウンド用ポートの一部チャンネルにステレオ素材入力用とを兼ねさせる必要があった。また、ミックス比についても、ユーザが決定するのではなく、装置の製作時に決定され、それに応じた固定抵抗の使用により各チャンネルの音声信号のレベルを変化させることで実現していた。
【0008】
以上のような回路をダウンミックス回路などと呼ぶが、サラウンド信号のダウンミックス回路の一例は、図3に例示するように、抵抗14、リレー等の切換器15、加算器16等の加算回路を用いて構成したものである。この際、サラウンド信号のチャンネルごとのダウンミックス比は、用いられる抵抗によって実現されるミックス抵抗比によって決定し、また、切換器のオン/オフにより、入力信号のサラウンドモードに合わせたダウンミックスを行っていた。また、複数のサラウンドモードを扱う場合は、必要な各モードごとに抵抗と切換器を用意することによりミックス比を実現していた。
【0009】
より具体的な例を挙げれば、各モードごとの入力ポートに設けられた入力ポート切換スイッチをオンとすることにより、どのモードの入力を選択するかを決め、この入力ポート切換スイッチに対し出力ポートを切り換える出力ポート切換スイッチもリレーにより固定的な対応関係で連動されるなどが考えられる。
【0010】
このような従来技術において、例えば5.1チャンネルサラウンドを2チャンネルステレオにダウンミックスして出力する場合、図3の配線図に例示するように、L(メインの左)、C(センター)、LFE(低音用のサブウーファー)、SL(サラウンドの左)の各出力をミックスしてLtとし、ステレオの左チャンネルから出力すればよい。また、従来、このような場合のダウンミックスに当たっては、各チャンネルごとに上記のように所定の固定抵抗を通過させることでミックス比を決定していたが、そのような抵抗はミックス抵抗と呼んでいた。
【0011】
このような従来技術では、ソースの種類によって異なるミックス比(例えばL,C,Sの比率)については、予めソースの種類ごとにその比率を決めておき、その比率に合わせた固定抵抗を出力ポートのライン上に設けていた。
【0012】
なお、図3の例では、信号バスのLやRに固定抵抗の無いラインがあり、これは、加算対象となる他のラインの固定抵抗による減衰との相対的な比率によりミックス比が実現されるためであるが、全てのラインに固定抵抗を設けてもよい。例えば、ステレオSTのようにL,RをそのままLt,Rtとして出力する場合には固定抵抗は不要であろうが、例えばサラウンドの場合には、L,Rの入力も固定抵抗で減衰させたうえ他のL,R成分とミックスしてLt,Rtに出力することが一般的であろう。但し、こういった詳細はミックス比次第であり、必ずしもL,Rに固定抵抗を挿入しなくても、それらとのミックス対象側の固定抵抗値を設定することで、所定のミックス比を得るようにする場合には、バスから固定抵抗のないラインのみを引き出せばよい。
【0013】
【特許文献1】
特開平09−259539
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のような従来技術では、入出力ポート間の結線関係と抵抗値が固定のため、柔軟な運用の困難性や機構の複雑化といった問題があった。すなわち、まず、入出力ポート間の結線関係と抵抗値が予め固定された上記のような従来技術では、事前に、各モードをどの様な形でモニターするかを予想して、出力ポートの各チャンネルの配線を予め用意するだけでなく、そのような各配線について、バスの各ラインからどのような組み合わせで引き出すかや、配線部分ごとの抵抗値に合った固定抵抗を設置しておく必要があった。
【0015】
また、そのように入出力ポート間の結線関係や抵抗値などが固定されている場合、新規格のサラウンドなどのように入力モードが異なるソースには、設計変更をしなくては対応できない不便もあった。裏を返せば、異なったサラウンドモードを同じ装置で同時に扱う場合、入力するサラウンドの種類を予め限定しておくか、もしくは予想される種類分の入力ポート及びミックス回路を予め用意しておく必要があり、回路規模や装置全体が大きくなる問題点があった。
【0016】
特に、そのように複数のモードに合わせて専用の配線を設けたり、固定抵抗を設けることは、配線等の装置構成を複雑化させ、コストアップ、信頼性の低下、メンテナンスの困難性等の不利益をもたらす問題もあった。
【0017】
本発明は、上記のような従来技術の問題を解決するもので、その目的は、入出力ポート間の結線関係とミックス比を外部からのコンピュータ制御等により可変とすることで柔軟な運用を実現するアナログ音声モニター装置及び方法を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1のアナログ音声モニター装置は、入力側からチャンネルごとに入力される音声信号について所望のチャンネルごとにレベルを変化させるための変化手段と、前記変化手段を経たチャンネルごとの音声信号を所望の組み合わせで選択及び加算し出力側へ出力する加算手段と、入力される指示に応じて、前記変化手段におけるチャンネルごとのレベルの変化内容と、前記加算手段における前記組み合わせと、を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0019】
請求項4のアナログ音声モニター方法は、請求項1の発明を方法という見方から捉えたもので、入力側からチャンネルごとに入力される音声信号について所望のチャンネルごとにレベルを変化させる変化プロセスと、前記変化プロセスを経たチャンネルごとの音声信号を所望の組み合わせで選択及び加算し出力側へ出力する加算プロセスと、入力される指示に応じて、前記変化プロセスにおけるチャンネルごとのレベルの変化内容と、前記加算プロセスにおける前記組み合わせと、を制御する制御プロセスと、を含むことを特徴とする。
【0020】
請求項2の発明は、請求項1記載のアナログ音声モニター装置において、前記変化手段は、一又は二以上の入力ポートに接続された信号バスの各チャンネルごとに設けられた電気的又は電子的な可変抵抗器を備え、前記制御手段は、前記各可変抵抗器を、入力される前記指示に対応して予め決められたそれぞれの値にしたがって制御するように構成されたことを特徴とする。
【0021】
請求項3の発明は、請求項1又は2記載のアナログ音声モニター装置において、前記加算手段は、一又は二以上の入力ポートに接続された信号バスの各チャンネルと、出力ポートに接続された各チャンネルとの物理的又は電子的な各接点により物理的又は論理的なマトリクスを形成したルータ手段を備え、前記制御手段は、前記ルータ手段の前記各接点を、入力される前記指示に対応して予め決められた組み合わせにしたがってオンオフするように構成されたことを特徴とする。
【0022】
本発明では、入出力ポート間の結線関係とミックス比を外部からのコンピュータ制御等により可変とすることで柔軟な運用を実現することができる。すなわち、入力側からの各チャンネルごとに適用する減衰値をレベルの変化内容として制御することで、今後登場する新規格のサラウンドフォーマットを含め、任意の複数種類の音声モードに対応できる。また、各チャンネルをどの組み合わせで加算して出力側の各チャンネルに出力するかの組み合わせも自由に制御することで、入力ポートの数や選択切換とは無関係に、同じ出力ポートを複数の音声モードで共用するなど、ポートも自由な態様で利用できる。
【0023】
【発明の実施の形態】
次に、本発明のアナログ音声モニター装置(以下「本装置」と呼ぶ)及び方法の実施の形態(以下「本実施形態」と呼ぶ)について図面を参照して具体的に説明する。なお、図3に示した従来技術と同一の部材については同一の符号で表し説明は省略する。
【0024】
〔1.構成〕
本装置は、図1の構成図に示すように、入力側に設けられたモードごとの入力ポート1と、出力側の出力ポート2とを信号バス3で結ぶアナログ音声モニター装置である。本装置は、入力側からチャンネルごとに入力される音声信号について、所望のチャンネルごとに信号レベルを変化させるための変化手段として、素材の入力される信号バスの各チャンネルにそれぞれ、外部から制御可能な信号レベル調整器である可変抵抗器(素子)40を設けた変化部4を備える。すなわち変化部4は、各入力ポート1に接続された信号バス3の各チャンネルごとに設けられた電気的又は電子的な可変抵抗器40の集合である。なお、チャンネルごとのレベルの変化手段としては、図1に示す可変抵抗器の他、VCA(Voltage Controlled Amplifier)やDAコンバータなど所望の要素技術を選択してよい。
【0025】
また、本装置は、可変抵抗器40を経たチャンネルごとの音声信号を所望の組み合わせで選択及び加算し出力側へ出力する加算手段として、ルータ部5及び各加算器6を備える。
【0026】
ここでルータ部5は、各入力ポート1に接続された信号バス3の各チャンネルと、出力ポート2に向かう各チャンネルとの物理的又は電子的なオンオフ切換器すなわち各接点50により物理的又は論理的な入出力マトリクスを形成したもので、出力ポート2へ向かう各チャンネルについて、そのチャンネルにミックスされる可能性のある接点からの各ラインはそのチャンネルの各加算器6へ集線される。
【0027】
また、本装置は、押しボタン等の操作部7から入力される指示に応じて、変化部4におけるチャンネルごとのレベルの変化内容と、ルータ部5及び各加算器6における前記組み合わせと、を制御する制御部8を備える。この制御部8は、図示しない組込みプログラムや制御データの作用により、操作部7から入力される前記指示に対応して予め決められた組み合わせにしたがってルータ部5の各接点50をオンオフし、かつ、操作部7から入力される前記指示に対応して予め決められたそれぞれの値にしたがって各可変抵抗器40を制御するように構成される。
【0028】
〔2.作用及び効果〕
上記のように構成された本実施形態では、入出力ポート間の結線関係とミックス比を外部からのコンピュータ制御等により可変とすることで柔軟な運用を実現することができる。すなわち、モニター対象とするアナログ信号における音声素材の種類は、ステレオ、各種のサラウンドモードなどいろいろ考えられるが、モニターする際、入力側からの各チャンネルごとに適用する減衰値を可変抵抗器40等の変化手段で変化させ、その変化内容を制御することで、各チャンネルの入力レベルを自由に決定できる。
【0029】
また、そのようにレベル調整された各チャンネルをどの組み合わせで加算して出力側の各チャンネルに出力するかの組み合わせも、マトリクス状のルータ部5により自由に選択することで、今後登場する新規格のサラウンドフォーマットを含め、任意の複数種類の音声モードに対応できる。特に、これらの制御は、制御部8においてCPUのような制御機器によって行い、そのプログラムや制御データを修正することで、任意のサラウンドモードに関するダウンミックスに容易に対応可能である。
【0030】
ここで、制御部8においてそのような制御機器によって実現されるダウンミックスの処理手順を図2に示す。すなわち、この手順では、操作者が操作部7等のスイッチで入力素材と出力モードを選択すると(ステップ1)、そのようなスイッチからの指令に基いて、選択された入力ポートの切換器すなわちリレーがオンされ(ステップ2)、出力モードに応じ(ステップ3,7,11)、必要なダウンミックスレベルを設定のうえ(ステップ4,5,8,9,12,13)出力ルーターの役割を果たすルータ部4を該当するモードに出力設定する(ステップ6,10,14,16)。
【0031】
なお、モノラルをそのまま出力する場合や、出力モードが5.1chサラウンドの場合は、ステップ4や5といったダウンミックス設定は不要である。また、図2の例では、モノラル(ステップ3〜)、ステレオ(ステップ7〜)、4chサラウンド(ステップ11〜)、5.1chサラウンド(ステップ15〜)について示したが、さらにそれ以上のチャンネルを扱うにはさらに同様の処理を繰り返すようにすればよい。
【0032】
また、入出力マトリクスによるルータ部5を用いることで、使用する入力ポートと出力ポートを、それぞれ複数あったとしても相互に別個独立にそれらの中から任意に選択したり、同じ出力ポートを複数の音声モードで共用するなど、ポートも自由な態様で利用可能となる。例えば、5.1chサラウンド入力におけるSL,SR入力ポートを単なるステレオ素材のL,Rチャンネル入力ポートとしても扱うことが可能となる。もちろん、信号バスのどの配線からどの出力端子に対しても出力を取り出せるので、モニターの出力形態に合わせて複数種類の出力ポートを用意する必要がなくなり、配線が単純化される。
【0033】
また、出力ポートの配線が抵抗値によって制限されることがなくなり、どの出力配線にどの入力をつないでも適切なミックス比が得られる。
【0034】
〔3.他の実施形態〕
なお、本発明は、上記実施形態には限定されず次に例示するような他の実施形態も含むものである。例えば、出力モードがステレオの場合、ダウンミックスにおけるレベル減衰を省略し、ソースのLやRをそのまま出力してもよい。
【0035】
また、信号バスや入力ポートの端子は、チャンネル数に応じて増加することもできる。例えば、VTRの種類により8チャンネルを使用する場合、それに見合ったチャンネル数を入力側又は出力側の少なくとも一方で扱えるように、入出力ポート、信号バス、マトリクス等の各要素を拡大してもよい。
【0036】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、入出力ポート間の結線関係とミックス比を外部からのコンピュータ制御等により可変とすることで柔軟な運用を実現するアナログ音声モニター装置及び方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアナログ音声モニター装置の実施形態の構成を示す構成図。
【図2】本発明の実施形態における制御の処理手順を示すフローチャート。
【図3】従来技術におけるアナログ音声モニター装置の一例を示す構成図。
【符号の説明】
1…入力ポート
2…出力ポート
3…信号バス
4…変化部
40…可変抵抗器
5…ルータ部
50…接点
6…加算器
7…操作部
8…制御部
Claims (4)
- 入力側からチャンネルごとに入力される音声信号について所望のチャンネルごとにレベルを変化させるための変化手段と、
前記変化手段を経たチャンネルごとの音声信号を所望の組み合わせで選択及び加算し出力側へ出力する加算手段と、
入力される指示に応じて、前記変化手段におけるチャンネルごとのレベルの変化内容と、前記加算手段における前記組み合わせと、を制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とするアナログ音声モニター装置。 - 前記変化手段は、一又は二以上の入力ポートに接続された信号バスの各チャンネルごとに設けられた電気的又は電子的な可変抵抗器を備え、
前記制御手段は、前記各可変抵抗器を、入力される前記指示に対応して予め決められたそれぞれの値にしたがって制御するように構成されたことを特徴とする請求項1記載のアナログ音声モニター装置。 - 前記加算手段は、一又は二以上の入力ポートに接続された信号バスの各チャンネルと、出力ポートに接続された各チャンネルとの物理的又は電子的な各接点により物理的又は論理的なマトリクスを形成したルータ手段を備え、
前記制御手段は、前記ルータ手段の前記各接点を、入力される前記指示に対応して予め決められた組み合わせにしたがってオンオフするように構成されたことを特徴とする請求項1又は2記載のアナログ音声モニター装置。 - 入力側からチャンネルごとに入力される音声信号について所望のチャンネルごとにレベルを変化させる変化プロセスと、
前記変化プロセスを経たチャンネルごとの音声信号を所望の組み合わせで選択及び加算し出力側へ出力する加算プロセスと、
入力される指示に応じて、前記変化プロセスにおけるチャンネルごとのレベルの変化内容と、前記加算プロセスにおける前記組み合わせと、を制御する制御プロセスと、
を含むことを特徴とするアナログ音声モニター方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003149829A JP2004356770A (ja) | 2003-05-27 | 2003-05-27 | アナログ音声モニター装置及び方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003149829A JP2004356770A (ja) | 2003-05-27 | 2003-05-27 | アナログ音声モニター装置及び方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004356770A true JP2004356770A (ja) | 2004-12-16 |
Family
ID=34045822
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003149829A Pending JP2004356770A (ja) | 2003-05-27 | 2003-05-27 | アナログ音声モニター装置及び方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004356770A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006287574A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Fujitsu Ten Ltd | 音響再生装置 |
JP2007148397A (ja) * | 2005-11-04 | 2007-06-14 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 表示装置 |
JP2009239378A (ja) * | 2008-03-26 | 2009-10-15 | Yamaha Corp | ミキシングコンソール |
JP2011205458A (ja) * | 2010-03-26 | 2011-10-13 | Yamaha Corp | デジタルミキサおよびプログラム |
-
2003
- 2003-05-27 JP JP2003149829A patent/JP2004356770A/ja active Pending
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