JP2004355923A - スイッチ - Google Patents

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Mitsuru Tomita
満 富田
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Abstract

【課題】ハンドルの誤操作を防止したスイッチを提供する。
【解決手段】器体の内部には、接点部と、ハンドル10に連結される中間板11と、カム7fが中間板11のカム11dに乗り上げることで中間板11の回転運動を往復運動に変換し、接点部を開閉する接触子ホルダー7とが収納される。ロックプレート12は中間板11に進退自在に保持され、ロックばね13によってロック片12cが中間板11の周面から外側に突出する方向へ付勢されており、オフ位置及びオン位置ではロック片12cが器体内面のロック用凹部46と係止することで中間板11をロックする。そして、ハンドル10を器体に押し込むと、ハンドル10の押圧突起10eがロックプレート12と当接し、ロック片12cが中間カム体の周面から後退する方向へロックプレート12を移動させるので、中間板11のロック状態が解除される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、器体の内部に固定接点と、固定接点に接離する可動接点と、器体に外側に装着されるハンドルの回転操作に応じて両接点を開閉させる開閉機構とを収納したスイッチが提供されている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−213170号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成のスイッチでは、ハンドルの位置がオン位置又はオフ位置でロックされていないので、ハンドルが不用意に操作されて、接点の開閉状態が切り替わってしまうという問題があった。
【0005】
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、ハンドルの誤操作を防止したスイッチを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、接点の開閉操作を行うためのハンドルを器体の外部に着脱自在に装着するとともに、器体の内部に、固定接点と、該固定接点に接離する可動接点と、該可動接点が固着された可動接触子と、該可動接触子を保持し両接点のオン位置とオフ位置との間で往復運動する接触子ホルダーと、可動接触子を接触子ホルダーに付勢することによって接圧を与える接圧ばねと、接触子ホルダーを両接点のオフ方向へ付勢して復帰力を与える復帰ばねと、接触子ホルダーとの対向面に接触子ホルダーに形成された第1カムと当接して回転運動を往復運動に変換する第2カムが形成され、ハンドルに連結されてハンドルと共に回転する円柱状の回転伝達部材とを収納し、回転伝達部材の周面と対向する器体内部の部位にオフ位置及びオン位置でそれぞれ回転伝達部材をロックするためのロック用凹部を形成し、ロック用凹部と係止離脱自在に係止するロック片を具備し該ロック片が回転伝達部材の周面から外側へ突出する位置と内側へ後退する位置との間で移動自在に回転伝達部材に取り付けられたロック部材と、該ロック部材をロック片が回転伝達部材の周面から外側に突出する方向へ付勢するロックばねとを設け、ハンドルを器体に押し込んだ際にロック部材と当接し、ロックばねのばね力に抗してロック片が回転伝達部材の周面から内側へ後退する方向にロック部材を押圧する押圧突起をハンドルに設けて成ることを特徴とする。
【0007】
この発明によれば、ハンドルの回転に伴って回転伝達部材がオフ位置及びオン位置まで回転すると、ロックばねの付勢力によってロック片が回転伝達部材の周面から外側に突出する方向へ移動し、ロック片がロック用凹部と係止するので、回転伝達部材の回転位置をロックして、ハンドルの不用意な操作を防止できる。さらに、ハンドルをオフ位置又はオン位置から回転させる際には、先ずハンドルを器体に押し込み、押圧突起でロック部材を押圧することによって、ロック片とロック用凹部との係止状態を解除してからハンドルを回転させているので、ハンドルを押し込んだ後に回転させるという2つの動作が必要になり、ハンドルの不用意な操作をより確実に防止できる。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、ハンドルは、器体の表面に開口するキー挿通孔を通して器体内部に挿入されるキー部を備え、キー部と嵌合するキー穴を回転伝達部材に形成してあり、キー挿通孔はキー穴と同一の形状、寸法であって、回転伝達部材が所定の位置に回転した状態でキー穴と重なる位置に形成されたことを特徴とする。
【0009】
この発明によれば、器体に設けたキー挿通孔と回転伝達部材のキー穴とが重なる位置でのみ、ハンドルを脱着することができる。
【0010】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、ハンドルの回転方向を一方向として、両接点がオフ状態となる第1のオフ位置から約90度回転した位置にハンドルのオン位置を、当該オン位置からさらに約90度回転した位置にハンドルの第2のオフ位置をそれぞれ設け、第1カム及び第2カムはそれぞれカム山を1つ有し、ハンドルが第1のオフ位置からオン位置まで回転する間に互いに乗り上げる部位に傾斜面が形成されるとともに、カム山のピークを過ぎた部位に第1カム及び第2カムが対向する方向に対して法線方向が略直交するような垂直面が形成されたことを特徴とする。
【0011】
この発明によれば、ハンドルをオフ位置からオン位置まで回転させる場合、第1カム及び第2カムが互いに設けた傾斜面に乗り上げることによって、両接点が接触する位置まで接触子ホルダーが徐々に移動するので、復帰ばねによって接触子ホルダーに加わる復帰力が徐々に大きくなり、一度に大きな操作力が必要になる場合に比べて操作性を良好にできる。そのうえ両接点の開離時に第1カム及び第2カムが垂直面を越えると、接触子ホルダーがオフ位置まで急激に移動するから、両接点を短時間で遮断することができ、遮断性能が向上する。
【0012】
請求項4の発明は、請求項1の発明において、可動接触子は可動接点を2つ備え、各可動接点に対向して固定接点を2つ配置して、2つの固定接点の間を可動接触子を介してオン/オフするとともに、可動接点と固定接点との開離時に両接点間に発生するアークを引き延ばすための磁力を発生する永久磁石を器体に配置したことを特徴とする。
【0013】
この発明によれば、電路の途中に固定接点と可動接点が2つずつあり、2つの固定接点の間を可動接触子を介してオン/オフしているので、電路の途中に固定接点と可動接点が1つしかない場合に比べて、固定接点と可動接点の間の接点開極距離を短くすることができ、その結果接触子ホルダーの移動距離を短くして、器体の小型化を図ることができる。そのうえ、永久磁石により両接点の開極時に発生するアークを引き延ばして接点を遮断しているので、遮断性能が向上する。
【0014】
請求項5の発明は、請求項1の発明において、ハンドルがオン位置からオフ位置まで回転する間にロック片が通る器体内面の部位の途中に、ロック片が係合する溝を接触子ホルダーの移動方向に沿って形成するとともに、溝内にガイドされて接触子ホルダーの往復動作に応じて溝内を移動するガイド片を接触子ホルダーと一体に設け、接触子ホルダーがオフ位置に移動した状態でロック片が通過するガイド片の部位を器体内面と略同じ円周面に形成するとともに、接触子ホルダーがオン位置に移動した状態でロック片が通過するガイド片の部位にロック片と係合する凹溝を形成したことを特徴とする。
【0015】
この発明によれば、接点の非溶着時には接触子ホルダーがオフ位置に移動するため、ロック片がガイド片の表面を通過してオフ位置まで回転するが、接点の溶着時には接触子ホルダーがオン位置に移動するため、ハンドルをオン位置からオフ位置に回転させても、接触子ホルダーがオフ方向へ移動することができずオン位置で留まっているから、ガイド片に設けた凹溝にロック片が係合して、ハンドルを回転させることができなくなり、接点溶着の発生をユーザに知らしめることができる。
【0016】
請求項6の発明は、請求項1の発明において、回転伝達部材の周面と対向する器体内部の部位に、ハンドルとともに回転伝達部材がオフ位置からオン位置まで回転する際に、回転伝達部材の周面から外側に突出するロック片をガイドするガイド溝を設け、該ガイド溝の溝深さをオン位置の手前からオン位置にかけて徐々に浅くし、オン位置に形成されたロック用凹部とガイド溝との間に段差を設けたことを特徴とする。
【0017】
この発明によれば、ロック片をガイドするガイド溝の溝深さが、オン位置の手前からオン位置にかけて徐々に浅くなり、ガイド溝とオン位置に形成されたロック用凹部との間に段差が形成されているので、ハンドルをオン位置まで回転させると、ロック片が段差を乗り越えることでクリック感を与えることができ、操作感触を良好にできる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図1〜図14に基づいて説明する。尚、以下の説明では特に断りがないかぎり、図2(a)に示す向きにおいて上下左右の方向を規定し、図2(a)の正面を前面とする。したがって、図2(c)における右端は後端になる。
【0019】
本実施形態のスイッチの器体は略直方体状であって、一側面(前面)が開口した略箱状の合成樹脂製のボディ1と、一側面(後面)が開口した略箱状であってボディ1の開口を塞ぐようにしてボディ1の開口に被着される合成樹脂製のカバー2とで構成される。この器体の外部にはハンドル10が回転自在に装着される。また、器体の内部には、固定接点3A,3Bがそれぞれ固着された2つの固定端子板4A,4Bと、各固定接点3A,3Bに接離自在に対向する可動接点5A,5Bを固着した可動接触子6と、可動接触子6を保持して器体内部で上下動作することにより接点をオン/オフする接触子ホルダー7と、可動接触子6を接触子ホルダー7側に付勢して接圧を与える接圧ばね8と、接触子ホルダー7をオフ方向(上方)へ付勢して復帰力を与える復帰ばね9と、ハンドル10に連結されてハンドル10と共に回転し、ハンドル10の回転力を接触子ホルダー7に伝達する中間板11(回転伝達部材)と、中間板11の回転位置をロックするロックプレート12と、ロックプレート12を付勢するロックばね13とが収納されている。また器体の前後面にはそれぞれ永久磁石14と消弧ヨーク15が取り付けられている。
【0020】
カバー2前壁の前面側には組立ねじ19の頭部を収める丸穴16が四隅に形成され、丸穴16の底には丸穴16よりも系の小さいねじ挿通孔17が貫設されている。一方、ボディ1後壁の後面側にはナットを収めるための丸穴(図示せず)がねじ挿通孔17に対応する位置に開口し、各丸穴の底にはねじ挿通孔17に連通するねじ挿通孔18が貫設されている。而して、ボディ1とカバー2とを結合する際には、カバー2のねじ挿通孔17に組立ねじ19を挿通して、組立ねじ19の先端をボディ1の後面に開口する丸穴内に突出させ、丸穴内に収めたナット(図示せず)に組立ねじ19を螺合することによって、ボディ1とカバー2とが結合される。
【0021】
またボディ1の内部は、後壁の内側面から立設された隔壁28によって接点などを収納する下部収納室20aと、接点の開閉機構を収納する上部収納室21aとに仕切られている。下部収納室20aの下側には、幅方向の中央部に縦長の四角枠状のリブ23が立設されており、リブ23を挟んで左右両側にはリブ23よりも突出量の大きな横長の角筒状のリブ22,22が左右に並べて立設されている。また上部収納室21aには、横断面が半円状に窪んだ回転支持台24がボディ1と一体に形成されている。回転支持台24の上側部には、ボディ1の上壁よりも少し下がった位置に仕切壁27が立設されており、仕切壁27よりも上側の空間は、ボディ1の上壁に設けた開口部25を通して外部に開放されている。なお、開口部25の周縁には上側に突出する円弧状のリブ26がボディ1と一体に形成されている。
【0022】
一方、カバー2の内部もボディ1の内部と略同じ形状に形成されており、前壁の内側面から立設された隔壁29によって、接点などを収納する下部収納室20bと、接点の開閉機構を収納する上部収納室21bとに仕切られている。下部収納室20aの下側には、リブ23と対向する部位に、リブ23とともに復帰ばね9の収納室を構成する縦長の四角枠状のリブ30が立設され、リブ30を挟んで左右両側にはリブ22,22に対向する部位に横長の角孔31,31がカバー2の前壁を貫通して形成されている。また上部収納室21bには、回転支持台24に対向する部位に、横断面が半円状に窪んだ回転支持台32がカバー2と一体に形成されている。回転支持台32の上側部には仕切壁27に対向する部位に仕切壁33が立設され、仕切壁33よりも上側の空間は、カバー2の上壁に設けた開口部34を通して外部に開放されている。なお、開口部34の周縁部には上側に突出する円弧状のリブ35がカバー2と一体に形成されている。
【0023】
2つの固定端子板4A,4Bは、銅などの導電性の良好な金属板を折曲加工することによって、前面視の形状がコ字型に形成され、上側片の上面に固定接点3A,3Bが固着されたコ字状部4aと、コ字状部4aの下側片の先端部から斜め側方に突出する連結片4bと、側面視の形状がL字型に形成され連結片4bの先端部に横片が連結されるとともに、縦片に端子ねじを挿通する挿通孔4dが形成された端子片4cとを連続一体に形成したような形状に形成される。2つの固定端子板4A,4Bは同一の形状に形成されており、ボディ1のリブ22にコ字状部4aを嵌め込むようにしてボディ1内に収納される。この時、コ字状部4aの固定接点3A,3Bが固着された上側片はリブ22上に載置される。また、左側の固定端子板4Aの連結片4bはボディ1の側壁に設けた凹溝36内に挿入されて、端子片4cがボディ1の外側に配置される。また、右側の固定端子板4Bの連結片4bは、ボディ1とカバー2とを結合した状態でカバー2の側壁に設けた凹溝37内に挿入され、端子片4cがカバー2の外側に配置される。
【0024】
可動接触子6は、銅などの導電性の良好な帯状の金属板に曲げ加工を施すことによって、中間部が両側部に比べて上側に突出したような形状に形成されており、両側部の下面に可動接点5A,5Bがそれぞれ固着されている。また、可動接触子6の上面における長手方向中間部には、接圧ばね8の下端を収める丸穴6aが形成されている。
【0025】
接触子ホルダー7は合成樹脂成型品からなり、下面に丸棒状のシャフト7aが突設された中央片7bと、回転支持台24,32でできる円周面よりも若干径の小さい円板部7cと、中央片7bの前後方向における両側縁から上方に突出し、先端部が円板部7cと一体に連結された連結片7dと、円板部7cの周面における中心を挟んで対称な位置から上方に向かって突出する一対のガイド片7e,7eと、円板部7cの円周部におけるガイド片7e,7eの間の位置からそれぞれ上方に向かって突出するカム7f,7f(第1カム)とを連続一体に形成して構成される。ここで、2つのカム7f,7fは山型のカムであって、円板部7cの中心に対して対称な形状に形成されており、円周部における中心に対して点対称な位置から約1/4円周にわたって形成されている。
【0026】
ハンドル10はPBTなどの合成樹脂成型品からなり、ボディ1とカバー2とを結合した際に開口部25,34の奥にできる収納部に挿入される円板状の主部10aを有し、主部10a下面の略中央には、略円柱状であって下部周面の中心を挟んで対称な位置から係止突片10d,10dが突出するとともに、下端から押圧突起10eが突出するキー部10cが一体に突設されている。また、主部10aの上面には、主部10aの直径と同じ幅の矩形板状の摘み10bが、2つの係止突片10d,10dを結ぶ方向に沿って突設されている。また、主部10aの円周面には、摘み10bの幅方向における一端部の下側に突起10fが1つ突設されている。なお、ボディ1の仕切壁27とカバー2の仕切壁33との接合部位の略中央には、キー部10cの断面形状と同一形状で同一寸法のキー挿入孔39を構成する凹部39a,39bが形成されるとともに、ボディ1のリブ26とカバー2のリブ35との接合部位には、ハンドル10の突起10fが挿入される凹溝40が仕切壁27,33の上面まで形成されている。また、リブ35と仕切壁33との連結部位には突起10fが挿入されるガイド溝41が円周方向に沿って形成されており、ガイド溝41の中間地点には上側に窪んだロック用凹部42が形成されている。
【0027】
ロックプレート12は合成樹脂成型品からなり、直方体状の主部12aの長手方向に沿う両側面には係止突起12bが2個ずつ突設され、主部12aの長手方向一端面にはロック片12cが突設され、他端面には先端が上側に突出するL字片12dが突設されている。また主部12aの上面には凹部12eが形成されている。
【0028】
また中間板11は合成樹脂により上面が開口した有底円筒状に形成され、周壁11aの上端部には側方に突出する鍔部11bが一体に突設されている。また、周壁11aの下端は底壁11cよりも下側に突出しており、さらに周壁11aの下端からは下側に突出する2つのカム11d,11d(第2カム)が一体に形成されている。カム11d,11dは、中間板11の回転中心に対して点対称な形状に形成され、周壁11aの下端における回転中心を挟んで対称な位置から約1/4円周にわたって形成されている。また、カム11d,11dは、中間板11を上側から見て中間板11が反時計回りに回転する場合に、回転方向における先頭側の端部から後端側にいくにつれて下側(接触子ホルダー7側)への突出量が徐々に大きくなるような傾斜面を有し、回転方向における後端には接触子ホルダー7のカム7fとカム11dとが対向する方向に対して法線方向が略直交するような垂直面が形成されている。
【0029】
また中間板11の底壁11cの上面には、ハンドル10のキー部10cが嵌合するキー穴11eを有するボス部11fが突設されており、キー穴11eの底には押圧突起10eを挿通する挿通孔11gが貫設されている。また底壁11cの下面側には、ロックプレート12の係止突起12bと係止する係止片11h,11hが挿通孔11gの両側に突設されており、周壁11aにはロックプレート12のロック片12cが挿通される挿通孔11iが貫設されている。また、底壁11cの下面側には、ロックプレート12のL字片12dに中間部が保持されたロックばね13の両端部を係止片11h,11hとの間で挟持する突起11j,11jが突設されている。
【0030】
2つの永久磁石14は矩形板状であって、長手方向が器体の幅方向に沿うようにして器体の前面及び後面に取着されている。2つの永久磁石14は一方の面がN極、他方の面がS極となるように着磁されており、異極同士が対向するようにして下部収納室20a,20bの両側に配置されている。
【0031】
また消弧ヨーク15は、永久磁石14を覆う矩形板状の主部15aを有し、主部15aの四方の側縁から永久磁石14を保持する保持片15bが一方向に突出するとともに、主部15aの下側縁の左右両側部から一対の脚片15cが突出しており、各脚片15cをボディ1のリブ22に設けた貫通孔22a又はカバー2の角孔31内に挿通することによってボディ1又はカバー2に固定される。而して、器体に永久磁石14及び消弧ヨーク15を取り着けると、永久磁石14,14と消弧ヨーク15,15とで磁路が形成され、接点間に電流が流れる方向(上下方向)に対して直交する方向(前後方向)に磁力が発生しており、接点の接触が解除されたときに接点間に発生するアーク(残留電流)が磁力によって引き延ばされて、電路が電気的に遮断されるようになっている。
【0032】
以上のようなスイッチを組み立てるに当たっては、先ず接触子ホルダー7の中央片7bと円板部7cとの間に可動接触子6を挿入して、中央片7b上に可動接触子6を載置した後、円板部7c下面の凸部7hと可動接触子6の丸穴6aとの間に接圧ばね8を保持させて、接触子ブロックを組み立てる。次に、図10(a)(b)に示すように、中間板11の底壁11cに設けた係止片11h,11hの凹溝11k,11kとロックプレート12の係止突起12b,12bの位置を合わせてロックプレート12を底壁11c側に挿入した後、ロックプレート12を図中左側にスライド移動させてロック片12cを挿通孔11iから外側に突出させた状態で(図11参照)、ロックばね13を係止片11hと突起11jとの間に挿入すると、ロックばね13によってロックプレート12の主部12aが図中左側に弾性付勢され、中間板ブロックの組立が完了する。
【0033】
次に、ボディ1内に固定端子板4A,4Bと復帰ばね9とを組み込んだ後、接触子ホルダー7のカム7fと中間板11のカム11dとを当接させるようにして、接触子ホルダー7の円板部7c上に中間板11を重ねた状態で、接極子ブロックと中間板ブロックとをボディ1内に収納する。このとき、中間板11及び接触子ホルダー7のカム7fが回転支持台24上に載置されるとともに、可動接触子6の可動接点5A,5Bが固定端子板4A,4Bの固定接点3A,3Bに対向配置され、さらに接触子ホルダー7のシャフト7a先端がリブ23の上側壁の凹部23aを通して、リブ23内に配置される。そして、ボディ1の開口を塞ぐようにしてカバー2を被せ、カバー2及びボディ1のねじ挿通孔17,18に組立ねじ19を挿通してナットに螺着することでボディ1とカバー2とが結合される。このとき、中間板11の鍔部11bが、回転支持台24,32における仕切壁27,33との連結部位に形成された凹溝43,43に嵌合し、回転支持台24,32によって中間板11が回転自在に支持される。また、接触子ホルダー7は、ガイド片7e,7eが回転支持台24,32にそれぞれ形成された上下方向に延びる縦溝44,44に挿入されるとともに、シャフト7aがリブ23,30上側壁の凹部23a,30a内に挿通されることで、上下方向に沿ってスライド移動自在に保持される。尚、各縦溝44は、ハンドル10をオン位置からオフ位置に向かって回転させる際に、中間板11の周辺から突出するロック片12cが通る部位の途中に形成されている。
【0034】
そして、ボディ1の貫通孔22a,22a及びカバー2の角孔31,31に、それぞれ、永久磁石14を保持した消弧ヨーク15の脚片15c,15cを圧入することによって、ボディ1及びカバー2に永久磁石14と消弧ヨーク15とが取着され、スイッチの組立が完了する。
【0035】
次に、このスイッチの動作について図13及び図14を参照して説明する。本実施形態ではハンドル10が図7及び図8に示すオフ状態で着脱できるようになっており、接点のオフ位置では中間板11のキー穴11eが器体の上面に形成されたキー挿通孔39と一致する位置に、中間板11が回転している。尚、図示は省略するが器体の上面にはハンドル10のオン位置とオフ位置を表す標示が形成されている。
【0036】
図13(a)に示すように回転支持台24,32の円周面には第1のオフ位置からオン位置(オフ位置から約90度回転した位置)まで、中間板11の周面から突出するロック片12cをガイドするガイド溝45,45が円周方向に沿って形成され、各ガイド溝45の両端にはロック片12cが係合するロック用凹部46,47が形成されており、オフ位置ではロック片12cがロック用凹部46に係合して中間板11の回転位置がロックされている。このオフ状態で、図8に示すようにハンドル10のキー部10cをキー挿通孔39に合わせ、キー挿通孔39を通して中間板11のキー穴11eに挿入すると、ハンドル10の押圧突起10eが中間板11の挿通孔11gを通してロックプレート12の上面に設けた凹部12eの縁に当接する。そして、ハンドル10をさらに下側に押し込むと、図8に示すように押圧突起10e先端の傾斜面が凹部12eの縁を押圧することによって、ロックプレート12がロックばね13のばね力に抗して図中右側に移動し、ロック片12cがロック用凹部46から後退してロック状態が解除されるので(図13(b)参照)、ハンドル10を下方に押し下げながら、上側から見て反時計回りに回転させると、ハンドル10の回転に伴って中間板11が反時計回りに回転する(図13(c)参照)。中間板11が反時計回りに回転すると、カム11dがカム7fを押し下げることによって、接触子ホルダー7が復帰ばね9のばね力に抗して下方に押し下げられる。
【0037】
そして、ハンドル10をオフ位置から約90度反時計回りに回転させると、図14(b)に示すようにカム11dの平坦部がカム7fの平坦部に乗り上げて、接触子ホルダー7が最下点まで移動し、接触子ホルダー7に保持された可動接触子6の可動接点5A,5Bが固定接点3A,3Bと接触して、2つの固定端子板4A,4Bの間が可動接触子6を介して電気的に接続される。この時、接圧ばね8のばね力によって可動接触子6が下向きに付勢され、可動接点5A,5Bと固定接点3A,3Bとの接圧が確保される。また、オン位置ではロックプレート12のロック片12cがロック用凹部47と係合して、中間板11の回転位置がロックされる(図13(d)参照)。なお、ロック片12cをガイドするガイド溝45はロック位置の手前からロック位置にかけて溝深さが徐々に浅くなっており、ガイド溝45とロック用凹部47との間に段差が設けられているので、この段差をロック片12cが乗り越えることによってクリック感を与えることができる。また、同図(c)に示す状態ではロックばね13のばね力によってロックプレート12が付勢され、凹部12eの縁で押圧突起10eが押圧されることにより、ハンドル10は上側に付勢されているので、同図(d)及び図9に示すオン位置ではハンドル10がロック用凹部42の深さ分だけ上方へ移動して、突起10fがロック用凹部42と係合し、ハンドル10の回転位置がロックされる。
【0038】
その後接点を開極する際には、先ずハンドル10を下方へ押し下げて、突起10fとロック用凹部42との係合状態を解除するとともに、ロック片12cとロック用凹部47との係合状態を解除した後、ハンドル10を上側から見て反時計回りに回転させると、図14(c)に示すように中間板11のカム11dが接触子ホルダー7のカム7fを越えて、接触子ホルダー7が復帰ばね9のばね力によって図中上側へ移動し、接触子ホルダー7の上側への移動に伴って可動接触子6が上側へ移動し、可動接点5A,5Bが固定接点3A,3Bから開離する。図13(e)は接点が開極した直後の中間板11の回転位置を示し、ハンドル10のオン位置とオフ位置との間で接点が開極する。
【0039】
そして、ハンドル10をオン位置から約90度反時計回りに回転させると、ハンドル10のキー部10cと器体のキー挿通孔39の位置が一致して、ハンドル10を取り外すことができる。また、中間板11が第2のオフ位置まで回転すると、ロック片12cがロック用凹部46と係合して、中間板11の回転位置がロックされる。尚、ハンドル10の突起10fをガイドするガイド溝41はカバー2にしか形成されておらず、ハンドル10を第2のオフ位置からさらに反時計回りに回転させることはできないようになっているので、接点を再度投入する際には、ハンドル10を一旦取り外して180度回転させた後、器体に挿入して上述の操作を行う必要がある。
【0040】
ところで、本実施形態のスイッチは電路の途中に固定接点3A…と可動接点5A…が2つずつあり、2つの固定接点3A,3Bの間を可動接触子6を介してオン/オフしているので、電路の途中に固定接点と可動接点が1つしかない場合に比べて、固定接点3A…と可動接点5A…の間の接点開極距離を短くすることができ、その結果接触子ホルダー7の移動距離を短くして、器体の小型化を図ることができる。また、このスイッチは直流の大電流を遮断するために用いられるので、可動接点5A,5Bが固定接点3A,3Bから開離したときに、接点間に残留電流(アーク)が発生して電流の遮断に時間がかかる可能性があるが、本実施形態では永久磁石14,14を接点の両側に配置することで、永久磁石14の磁力でアークを引き延ばして遮断させている。例えば固定端子板4Aから可動接触子6を介して固定端子板4Bに電流が流れている場合、固定接点3Aと可動接点5Aとの間には上向きに電流が流れ、固定接点3Bと可動接点5Bとの間には下向きに電流が流れるので、接点3A,5A間にはアークが上向きに、接点3B,5B間にはアークが下向きに発生する。ここで、ボディ1側の永久磁石14がN極を接点側に向けて、カバー2側の永久磁石14bがS極を接点側に向けてそれぞれ配置されると、接点に対して器体の前側から後側に向かって磁力が発生するので、この磁力によって接点3A,5A間に発生したアークは左側へ、接点3B,5B間に発生したアークは右側へそれぞれ引き延ばされ、電路が電気的に遮断される。
【0041】
また、カム7f,11dは、ハンドル10がオフ位置からオン位置まで回転する間に互いに乗り上げる部位に傾斜面が形成されるとともに、カム山のピークを過ぎた部位にカム7f,11dが対向する方向に対して法線方向が略直交するような垂直面が形成されているので、カム7f,11dが互いに設けた傾斜面に乗り上げることによって、両接点が接触する位置まで接触子ホルダー7が徐々に移動する。したがって、復帰ばね8によって接触子ホルダー7に加わる復帰力が徐々に大きくなり、一度に大きな操作力が必要になる場合に比べて操作性を良好にできる。そのうえ両接点の開離時にカム7f,11dが垂直面を越えると、接触子ホルダー7がオフ位置まで急激に移動するから、両接点を短時間で遮断することができ、遮断性能が向上する。
【0042】
また、接点間に過大電流が流れるなどして接点溶着が発生すると、上述のようにハンドル10をオン位置からオフ位置に向かって反時計回りに回転させ、ハンドル10とともに中間板11を回転させても、接点が溶着しているために可動接触子6が上側へ移動することができず、接触子ホルダー7は最下点で停止したままになる。ところで、ハンドル10をオン位置からオフ位置まで回転させる際に、中間板11の周面から突出するロック片12cは、縦溝44内に配置されるガイド片7eの内側面の上を通過するのであるが、接点の非溶着時には接触子ホルダー7の上側への移動に伴ってガイド片7eが縦溝44内を上側へ移動するから、図13(g)に示すようにロック片12cはガイド片7eの下側部分を通ることになる。一方、接点の溶着時には接触子ホルダー7が最下点で停止しているため、図13(f)に示すようにロック片12cはガイド片7eの上側部分を通ることになる。ここで、図15(a)に示すように各ガイド片7eの内側面は、接点の非溶着時にロック片12cが通過する下側部分が回転支持台24,32の円周面と略面じ円周面に形成され、接点の溶着時にロック片12cが通過する上側部分に凹溝7gが形成されているので、接点の非溶着時にはロック片12cがガイド片7eの下側部分の円周面上を通ってオフ位置まで回転できるが、接点の溶着時にはロック片12cがガイド片7eの上側部分の凹溝7gと係合して中間板11の回転がロックされる(図13(f)及び図15(b)参照)。この場合、図3に示すようにハンドル10はオン位置とオフ位置との間で止まったままとなり、ハンドル10を動かすことができなくなるので、ユーザに接点溶着が発生したことを知らしめることができ、スイッチの交換を促すことができる。
【0043】
なお本実施形態では、接点の溶着時にロック片12cと係合する溝を接触子ホルダー7のガイド片7eに形成しているが、ボディ1及びカバー2に設けた縦溝44とロック片12cとを係合させて、中間板11をロックするようにしても良い。しかしながら本実施形態では図16に示すようにカバー2を金型50,51で樹脂成形しており(ボディ1も同様)、この場合は金型50の抜き方向が図中のA方向になるので、ロック片12cが縦溝44から脱出する際にロック片12cが乗り越える縦溝44の端面が傾斜面44aとなり、ロック片12cが傾斜面44aに沿って移動するために、縦溝44を容易に越えてしまう。そこで、ロック片12cを縦溝44の端面で確実に係合させるためには、縦溝44の端面を円周面に対して略垂直な面に形成しなければならず、アンダーカットがあるために金型の構造が複雑になって、製造コストがアップするという問題があり、本実施形態のように接触子ホルダー7のガイド片7eにロック片12cを係合するための凹溝7gを形成する方が製造コストを低減できる。
【0044】
また、本実施形態ではハンドル10をオフ位置からオン位置へ回転させる際や、オン位置からオフ位置へ回転させる際に、ハンドル10を一旦下向きに押し込んで、中間板11のロック状態を解除した後に回転させているので、ハンドル10が不用意に操作されるのを防止できる。また、オフ位置でハンドル10を取り外した場合でも、器体のキー挿通孔39から充電部が露出していないので、感電などの事故を防止できる。
【0045】
尚、本実施形態ではオフ位置のみでハンドル10を着脱できるようになっているが、オン位置のみでハンドル10を着脱できるようにしても良いし、オフ位置及びオン位置の両方のみでハンドル10を着脱できるようにしても良い。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明では、ハンドルの回転に伴って回転伝達部材がオフ位置及びオン位置まで回転すると、ロックばねの付勢力によってロック片が回転伝達部材の周面から外側に突出する方向へ移動し、ロック片がロック用凹部と係止するので、回転伝達部材の回転位置をロックして、ハンドルの不用意な操作を防止できる。さらに、ハンドルをオフ位置又はオン位置から回転させる際には、先ずハンドルを器体に押し込み、押圧突起でロック部材を押圧することによって、ロック片とロック用凹部との係止状態を解除してからハンドルを回転させているので、ハンドルを押し込んだ後に回転させるという2つの動作が必要になり、ハンドルの不用意な操作をより確実に防止できる。
【0047】
請求項2の発明では、器体に設けたキー挿通孔と中間カム体のキー穴とが重なる位置でのみ、ハンドルを脱着することができる。
【0048】
請求項3の発明では、ハンドルをオフ位置からオン位置まで回転させる場合、第1カム及び第2カムが互いに設けた傾斜面に乗り上げることによって、両接点が接触する位置まで接触子ホルダーが徐々に移動するので、復帰ばねによって接触子ホルダーに加わる復帰力が徐々に大きくなり、一度に大きな操作力が必要になる場合に比べて操作性を良好にできる。そのうえ両接点の開離時に第1カム及び第2カムが垂直面を越えると、接触子ホルダーがオフ位置まで急激に移動するから、両接点を短時間で遮断することができ、遮断性能が向上する。
【0049】
請求項4の発明では、電路の途中に固定接点と可動接点が2つずつあり、2つの固定接点の間を可動接触子を介してオン/オフしているので、電路の途中に固定接点と可動接点が1つしかない場合に比べて、固定接点と可動接点の間の接点開極距離を短くすることができ、その結果接触子ホルダーの移動距離を短くして、器体の小型化を図ることができる。そのうえ、永久磁石により両接点の開極時に発生するアークを引き延ばして接点を遮断しているので、遮断性能が向上する。
【0050】
請求項5の発明では、接点の非溶着時には接触子ホルダーがオフ位置に移動するため、ロック片がガイド片の表面を通過してオフ位置まで回転するが、接点の溶着時には接触子ホルダーがオン位置に移動するため、ハンドルをオン位置からオフ位置に回転させても、接触子ホルダーがオフ方向へ移動することができずオン位置で留まっているから、ガイド片に設けた凹溝にロック片が係合して、ハンドルを回転させることができなくなり、接点溶着の発生をユーザに知らしめることができる。
【0051】
請求項6の発明では、ロック片をガイドするガイド溝の溝深さが、オン位置の手前からオン位置にかけて徐々に浅くなり、ガイド溝とオン位置に形成されたロック用凹部との間に段差が形成されているので、ハンドルをオン位置まで回転させると、ロック片が段差を乗り越えることでクリック感を与えることができ、操作感触を良好にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のスイッチの分解斜視図である。
【図2】同上を示し、(a)は正面図、(b)は上面図、(c)は側面図である。
【図3】同上の接点溶着時の上面図である。
【図4】同上のハンドルを外した状態の外観斜視図である。
【図5】同上のハンドルを装着した状態の外観斜視図である。
【図6】同上のオフ状態を示し、カバーを外した状態を斜め前方より見た斜視図である。
【図7】同上のオフ状態の断面図である。
【図8】同上のオフ状態の要部拡大断面図である。
【図9】同上のオン状態の断面図である。
【図10】同上の中間板ブロックを示し、(a)は組立状態を下側から見た斜視図、(b)は組立前の状態を下側から見た斜視図である。
【図11】同上のロックプレートの中間板への取付状態の説明図である。
【図12】同上を示し、(a)はハンドルの正面図、(b)はハンドルの側面図、(c)は器体の一部拡大せる上面図である。
【図13】(a)〜(g)は同上の中間板ブロックの動作を説明する説明図である。
【図14】(a)〜(c)は同上のカムの動きを説明する説明図である。
【図15】同上の接触子ホルダーを示し、(a)は要部拡大斜視図、(b)は要部の断面図である。
【図16】同上のカバーの成型金型の説明図である。
【符号の説明】
7 接触子ホルダー
7f,11d カム
10 ハンドル
10e 押圧突起
11 中間板
12 ロックプレート
12c ロック片
13 ロックばね
46 ロック用凹部

Claims (6)

  1. 接点の開閉操作を行うためのハンドルを器体の外部に着脱自在に装着するとともに、器体の内部に、固定接点と、該固定接点に接離する可動接点と、該可動接点が固着された可動接触子と、該可動接触子を保持し前記両接点のオン位置とオフ位置との間で往復運動する接触子ホルダーと、前記可動接触子を前記接触子ホルダーに付勢することによって接圧を与える接圧ばねと、前記接触子ホルダーを前記両接点のオフ方向へ付勢して復帰力を与える復帰ばねと、前記接触子ホルダーとの対向面に前記接触子ホルダーに形成された第1カムと当接して回転運動を往復運動に変換する第2カムが形成され、前記ハンドルに連結されて前記ハンドルと共に回転する円柱状の回転伝達部材とを収納し、前記回転伝達部材の周面と対向する器体内部の部位にオフ位置及びオン位置でそれぞれ前記回転伝達部材をロックするためのロック用凹部を形成し、前記ロック用凹部と係止離脱自在に係止するロック片を具備し該ロック片が前記回転伝達部材の周面から外側へ突出する位置と内側へ後退する位置との間で移動自在に回転伝達部材に取り付けられたロック部材と、該ロック部材を前記ロック片が前記回転伝達部材の周面から外側に突出する方向へ付勢するロックばねとを設け、前記ハンドルを器体に押し込んだ際に前記ロック部材と当接し、前記ロックばねのばね力に抗して前記ロック片が前記回転伝達部材の周面から内側へ後退する方向に前記ロック部材を押圧する押圧突起を前記ハンドルに設けて成ることを特徴とするスイッチ。
  2. 前記ハンドルは、前記器体の表面に開口するキー挿通孔を通して器体内部に挿入されるキー部を備え、前記キー部と嵌合するキー穴を前記回転伝達部材に形成してあり、前記キー挿通孔は前記キー穴と同一の形状、寸法であって、前記回転伝達部材が所定の位置に回転した状態で前記キー穴と重なる位置に形成されたことを特徴とする請求項1記載のスイッチ。
  3. 前記ハンドルの回転方向を一方向として、両接点がオフ状態となる第1のオフ位置から約90度回転した位置に前記ハンドルのオン位置を、当該オン位置からさらに約90度回転した位置に前記ハンドルの第2のオフ位置をそれぞれ設け、前記第1カム及び前記第2カムはそれぞれカム山を1つ有し、前記ハンドルが前記第1のオフ位置から前記オン位置まで回転する間に互いに乗り上げる部位に傾斜面が形成されるとともに、カム山のピークを過ぎた部位に前記第1カム及び前記第2カムが対向する方向に対して法線方向が略直交するような垂直面が形成されたことを特徴とする請求項1記載のスイッチ。
  4. 前記可動接触子は可動接点を2つ備え、各可動接点に対向して固定接点を2つ配置して、2つの固定接点の間を可動接触子を介してオン/オフするとともに、前記可動接点と前記固定接点との開離時に両接点間に発生するアークを引き延ばすための磁力を発生する永久磁石を前記器体に配置したことを特徴とする請求項1記載のスイッチ。
  5. 前記ハンドルがオン位置からオフ位置まで回転する間に前記ロック片が通る前記器体内面の部位の途中に、前記ロック片が係合する溝を前記接触子ホルダーの移動方向に沿って形成するとともに、前記溝内にガイドされて前記接触子ホルダーの往復動作に応じて前記溝内を移動するガイド片を前記接触子ホルダーと一体に設け、前記接触子ホルダーがオフ位置に移動した状態で前記ロック片が通過するガイド片の部位を前記器体内面と略同じ円周面に形成するとともに、前記接触子ホルダーがオン位置に移動した状態で前記ロック片が通過するガイド片の部位に前記ロック片と係合する凹溝を形成したことを特徴とする請求項1記載のスイッチ。
  6. 前記回転伝達部材の周面と対向する器体内部の部位に、前記ハンドルとともに前記回転伝達部材がオフ位置からオン位置まで回転する際に、前記回転伝達部材の周面から外側に突出する前記ロック片をガイドするガイド溝を設け、該ガイド溝の溝深さをオン位置の手前からオン位置にかけて徐々に浅くし、オン位置に形成された前記ロック用凹部と前記ガイド溝との間に段差を設けたことを特徴とする請求項1記載のスイッチ。
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