JP2004355286A - 検索結果提示方法、装置およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】検索結果を得るために用いた検索語がどのように検索結果に寄与しているかを検索語と検索結果との関係として三次元空間に提示して検索結果の候補リストの取捨選択を効率化し、所望の情報を効率的かつ適確に取得することを可能とする。
【解決手段】複数の検索語を用いた各検索結果における各検索語の出現頻度を取得し、各検索語の出現頻度に基づき各検索結果における検索語の出現頻度に基づく計量を算出し、三次元空間の各表示軸に対する目盛り用単位として所望の検索語の出現頻度に基づく計量を設定し、各検索結果の三次元空間における座標位置を各検索結果における検索語の出現頻度に基づく計量として算出された計量のうち目盛り用単位の計量に該当する計量に基づき決定し、この座標位置の三次元空間に各検索結果を配置して提示する。
【選択図】 図6
【解決手段】複数の検索語を用いた各検索結果における各検索語の出現頻度を取得し、各検索語の出現頻度に基づき各検索結果における検索語の出現頻度に基づく計量を算出し、三次元空間の各表示軸に対する目盛り用単位として所望の検索語の出現頻度に基づく計量を設定し、各検索結果の三次元空間における座標位置を各検索結果における検索語の出現頻度に基づく計量として算出された計量のうち目盛り用単位の計量に該当する計量に基づき決定し、この座標位置の三次元空間に各検索結果を配置して提示する。
【選択図】 図6
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の検索語を用いて検索を行って得られた検索結果を提示する検索結果提示方法、装置およびプログラムに関し、更に詳しくは、複数の検索語を用いて検索を行った結果として得られた検索結果が前記検索語をどのように反映しているかを見るべく検索結果と検索語との関係を示すように検索結果を三次元空間に配置して提示する検索結果提示方法、装置およびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
情報探索者がインターネット上でネットサーフィンを行って希望する情報を取得するには、まず検索語を指定してから検索エンジンで検索を行い、希望する情報を有すると思われるWebページの候補リストを取得し、この候補リストの中から希望の情報が最も存在していると思われるWebページをインターネットから取得して閲覧し、そのWebページに希望の情報が記載されているか否かを確認するという操作を繰り返し行っている。
【0003】
このような検索において、検索エンジンに対して情報探索者が自分の意図をより正確に指定するには、通常複数の検索語を検索エンジンに指定する。検索結果は、検索エンジンが有するデータベースから抽出され、順序付けられた候補リストとして情報探索者に提示される。このとき指定された検索語を検索結果に結びつけるアルゴリズムは、検索エンジン毎に工夫が凝らされていて、その詳細は通常公開されていないため、検索結果の候補リストの順序付けがどのような基準で行われているか不明であり、その順序付けの理解に苦しむことも多く、全く意図しないものが上位の候補に上げられていることもよくある。
【0004】
このような検索を支援する従来技術として、例えば検索結果の候補全体を一度に二次元または三次元空間上に配置して情報探索者に提示することにより、情報の総覧的な提示や文書に付加された属性データを積極的に活用して、上述した繰り返し操作を短縮するとともに、表示された情報間の比較検討を行い易くして意図しない検索結果を排除し易く、効率の良い情報検索を実現している(例えば、特許文献1、2、3、4および非特許文献1、2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開1996−087522号公報
【0006】
【特許文献2】
特開1997−259130号公報
【0007】
【特許文献3】
特開1998−187743号公報
【0008】
【特許文献4】
特開1999−17755534号公報
【0009】
【非特許文献1】
川村他、光時代のネット空間クルージング技術「InfoLead」、NTT R&D,Vol.49,No.10,2000
【0010】
【非特許文献2】
上原他、MIRACLES:マルチメディア情報のパノラミック検索システム−Web検索への応用−信学技法、DE2000−3,2000
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上述した検索エンジンによる検索で検索結果として得られる候補リストは、通常適合度と呼ばれるスカラー値に基づいてソートされたものであるが、指定した検索語群の評価結果として検索結果が得られているものであるにも関わらず、適合度の算出過程が情報探索者からはほとんど見ることができず、不明であるという問題がある。
【0012】
検索語は情報探索者が要求情報分野で典型的と判断したものを指定したものであり、またその指定順序も情報探索者が評価した単語の重要性を反映しているものであるが、適合度の算出過程が見えないということは、検索結果として抽出された個々のWebページに対してどの検索語がどの程度の強さで寄与したのかが提示されないということであり、情報探索者はその観点から提示された候補を取捨選択できず、結局多数の検索結果の候補リストを1つずつ見て行かなければならず、希望する情報を見つけるのに時間がかかり、非効率的であるという問題がある。
【0013】
この問題に対し、従来技術(例えば非特許文献1)は、主として検索プロセスそのものを効率化するというものであり、上述したように情報探索者が多数の検索結果の候補リストの中から希望の情報を効率的に見つけることについては手が加えられていない。
【0014】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、検索結果を得るために用いた検索語がどの程度の強さで検索結果に寄与しているかを検索語と検索結果との関係として三次元空間に提示することで検索結果の候補リストの取捨選択を効率化し、所望の情報を効率的かつ適確に取得することを可能とする検索結果提示方法、装置およびプログラムを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の本発明は、複数の検索語を用いて検索を行って得られた検索結果が前記検索語をどのように反映しているかを見るべく検索結果と検索語との関係を示すように検索結果を三次元空間に配置して提示する検索結果提示方法であって、各検索結果における各検索語の出現頻度を取得する出現頻度取得ステップと、この取得した各検索語の出現頻度に基づき各検索結果における検索語の出現頻度に基づく計量を算出する計量算出ステップと、三次元空間の各表示軸に対する目盛り用単位として所望の検索語の出現頻度に基づく計量を設定する目盛り設定ステップと、各検索結果の三次元空間における座標位置を各検索結果における検索語の出現頻度に基づく計量として算出された計量のうち前記目盛り用単位の計量に該当する計量に基づき決定する座標位置決定ステップと、この決定した座標位置の三次元空間に各検索結果を配置して提示する提示ステップとを有することを要旨とする。
【0016】
請求項1記載の本発明にあっては、複数の検索語を用いて検索を行って得られた各検索結果における各検索語の出現頻度を取得し、この各検索語の出現頻度に基づき各検索結果における検索語の出現頻度に基づく計量を算出するとともに、三次元空間の各表示軸に対する目盛り用単位として所望の検索語の出現頻度に基づく計量を設定し、各検索結果の三次元空間における座標位置を各検索結果における検索語の出現頻度に基づく計量として算出された計量のうち目盛り用単位の計量に該当する計量に基づき決定し、この座標位置の三次元空間に各検索結果を配置して提示するため、三次元空間に配置された各検索結果と表示軸に計量として設定された検索語との関係がよく分かり、検索結果が検索語をどのように反映しているかを視覚的に知ることができ、この関係から検索結果の候補リストの取捨選択を効率化し、最適な所望の情報結果を効率的かつ適確に取得することができる。
【0017】
また、請求項2記載の本発明は、請求項1記載の発明において、前記計量算出ステップが、個々の検索語の出現頻度に基づき個々の検索語に対して算出される基礎計量および所望の複数の検索語の出現頻度に基づき算出される合成計量を前記計量として算出し、前記目盛り設定ステップが、目盛り用単位として前記基礎計量または合成計量を設定することを要旨とする。
【0018】
請求項2記載の本発明にあっては、個々の検索語に対して算出される基礎計量および所望の複数の検索語に対して算出される合成計量を計量として算出し、目盛り用単位として設定するため、三次元空間の1つの表示軸に合成計量として複数の検索語を割り当てることができ、個々の検索語と検索結果との関係のみでなく、複数の検索語の組合せと検索結果との関係も知ることができ、最適な所望の検索結果を更に効率的に取得することができる。
【0019】
更に、請求項3記載の本発明は、請求項2記載の発明において、前記基礎計量が、個々の検索語の出現頻度に正規化係数を乗算して算出され、前記合成計量が、所望の複数の検索語の各々の出現頻度に各検索語の寄与率を乗算した値を複数の検索語について加算し、この加算した和に正規化係数を乗算して算出されることを要旨とする。
【0020】
請求項4記載の本発明は、請求項2記載の発明において、前記目盛り設定ステップで目盛り用単位の計量として合成計量が設定された三次元空間に各検索結果を配置して提示している状態において、前記合成計量の算出の根拠となる前記所望の複数の検索語のいずれか1つの検索語の出現頻度に基づく基礎計量またはいずれか2つ以上の検索語の出現頻度に基づく合成計量を分解的に算出し、この算出した基礎計量または合成計量を前記提示状態での三次元空間の表示軸に対する目盛り用単位として既に設定されている目盛り用単位の代わりに再設定し、この目盛り用単位の計量として設定された基礎計量または合成計量に該当する計量に基づき各検索結果の三次元空間における座標位置を再決定し、この再設定した座標位置の三次元空間に各検索結果を再配置して提示することを要旨とする。
【0021】
請求項4記載の本発明にあっては、合成計量が目盛り用単位として設定された三次元空間に各検索結果を配置して提示している状態において、合成計量の算出の根拠とする複数の検索語のいずれか1つの検索語の出現頻度に基づく基礎計量またはいずれか2つ以上の検索語の出現頻度に基づく合成計量を分解的に算出し、この基礎計量または合成計量を既設定の目盛り用単位の代わりに再設定して、各検索結果の三次元空間における座標位置を再決定し、この再決定した座標位置の三次元空間に各検索結果を再配置して提示するため、三次元空間に表示された検索結果と合成計量との関係を見た後、更に合成計量のうちどの計量が検索結果に対してどのように関係しているかを詳しく見ることができ、最適な所望の検索結果を更に効率的かつ迅速に取得することができる。
【0022】
また、請求項5記載の本発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の発明において、前記提示ステップが、各検索結果の提示に当たり、各検索結果を示すイメージデータまたはマークを三次元空間に配置して提示することを要旨とする。
【0023】
請求項5記載の本発明にあっては、各検索結果がイメージデータまたはマークで三次元空間に配置し提示されるため、イメージデータを配置した場合には、このイメージデータを見ることにより検索結果の内容を直感的に把握できる。
【0024】
更に、請求項6記載の本発明は、複数の検索語を用いて検索を行って得られた検索結果が前記検索語をどのように反映しているかを見るべく検索結果と検索語との関係を示すように検索結果を三次元空間に配置して提示する検索結果提示装置であって、各検索結果における各検索語の出現頻度を取得する出現頻度取得手段と、この取得した各検索語の出現頻度に基づき各検索結果における検索語の出現頻度に基づく計量を算出する計量算出手段と、三次元空間の各表示軸に対する目盛り用単位として所望の検索語の出現頻度に基づく計量を設定する目盛り設定手段と、各検索結果の三次元空間における座標位置を各検索結果における検索語の出現頻度に基づく計量として算出された計量のうち前記目盛り用単位の計量に該当する計量に基づき決定する座標位置決定手段と、この決定した座標位置の三次元空間に各検索結果を配置して提示する提示手段とを有することを要旨とする。
【0025】
請求項6記載の本発明にあっては、複数の検索語を用いて検索を行って得られた各検索結果における各検索語の出現頻度を取得し、この各検索語の出現頻度に基づき各検索結果における検索語の出現頻度に基づく計量を算出するとともに、三次元空間の各表示軸に対する目盛り用単位として所望の検索語の出現頻度に基づく計量を設定し、各検索結果の三次元空間における座標位置を各検索結果における検索語の出現頻度に基づく計量として算出された計量のうち前記目盛り用単位の計量に該当する計量に基づき決定し、この座標位置の三次元空間に各検索結果を配置して提示するため、三次元空間に配置された各検索結果と表示軸に計量として設定された検索語との関係がよく分かり、検索結果が検索語をどのように反映しているかを視覚的に知ることができ、この関係から検索結果の候補リストの取捨選択を効率化し、最適な所望の検索結果を効率的かつ適確に取得することができる。
【0026】
請求項7記載の本発明は、請求項6記載の発明において、前記計量算出手段が、個々の検索語の出現頻度に基づき個々の検索語に対して算出される基礎計量および所望の複数の検索語の出現頻度に基づき算出される合成計量を前記計量として算出する手段を有し、前記目盛り設定手段が、目盛り用単位として前記基礎計量または合成計量を設定する手段を有することを要旨とする。
【0027】
請求項7記載の本発明にあっては、個々の検索語に対して算出される基礎計量および所望の複数の検索語に対して算出される合成計量を計量として算出し、目盛り用単位として設定するため、三次元空間の1つの表示軸に合成計量として複数の検索語を割り当てることができ、個々の検索語と検索結果との関係のみでなく、複数の検索語の組合せと検索結果との関係も知ることができ、最適な所望の検索結果を更に効率的に取得することができる。
【0028】
また、請求項8記載の本発明は、請求項7記載の発明において、前記基礎計量が、個々の検索語の出現頻度に正規化係数を乗算して算出され、前記合成計量が、所望の複数の検索語の各々の出現頻度に各検索語の寄与率を乗算した値を複数の検索語について加算し、この加算した和に正規化係数を乗算して算出されることを要旨とする。
【0029】
更に、請求項9記載の本発明は、請求項7記載の発明において、前記目盛り設定ステップで目盛り用単位の計量として合成計量が設定された三次元空間に各検索結果を配置して提示している状態において、前記合成計量の算出の根拠となる前記所望の複数の検索語のいずれか1つの検索語の出現頻度に基づく基礎計量またはいずれか2つ以上の検索語の出現頻度に基づく合成計量を分解的に算出する分解算出手段と、この算出した基礎計量または合成計量を前記提示状態での三次元空間の表示軸に対する目盛り用単位として既に設定されている目盛り用単位の代わりに再設定する再設定手段と、この目盛り用単位の計量として再設定された基礎計量または合成計量に該当する計量に基づき各検索結果の三次元空間における座標位置を再決定する再決定手段と、この再決定した座標位置の三次元空間に各検索結果を再配置して提示する再配置手段とを更に有することを要旨とする。
【0030】
請求項9記載の本発明にあっては、合成計量が目盛り用単位として設定された三次元空間に各検索結果を配置して提示している状態において、合成計量の算出の根拠となる複数の検索語のいずれか1つの検索語の出現頻度に基づく基礎計量またはいずれか2つ以上の検索語の出現頻度に基づく合成計量を分解的に算出し、この基礎計量または合成計量を既設定の目盛り用単位の代わりに再設定して、各検索結果の三次元空間における座標位置を再決定し、この再決定した座標位置の三次元空間に各検索結果を再配置して提示するため、三次元空間に表示された検索結果と合成計量との関係を見た後、更に合成計量のうちどの計量が検索結果に対してどのように関係しているかを詳しく見ることができ、最適な所望の検索結果を更に効率的かつ迅速に取得することができる。
【0031】
請求項10記載の本発明は、請求項6乃至9のいずれか1項に記載の発明において、前記提示手段が、各検索結果の提示に当たり、各検索結果を示すイメージデータまたはマークを三次元空間に配置して提示する手段を有することを要旨とする。
【0032】
請求項10記載の本発明にあっては、各検索結果がイメージデータまたはマークで三次元空間に配置し提示されるため、このイメージデータを配置した場合には、このイメージデータを見ることにより検索結果の内容を直感的に把握できる。
【0033】
また、請求項11記載の本発明は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の検索結果提示方法をコンピュータ実行可能な検索結果提示プログラムとして記録媒体に記録しているため、該記録媒体を用いて、その流通性を高めることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係わる検索結果提示方法を実施する検索結果提示装置の構成を示すブロック図である。
【0035】
同図に示す実施形態の検索結果提示装置は、複数の検索語を用いて例えはインターネット上から検索したWebページなどの多数の検索結果が検索語をどのように反映しているかを見るべく検索結果と検索語との関係を示すように各検索結果を三次元空間に配置して提示するものであり、検索語を入力する検索語入力手段1を有し、この検索語入力手段1から入力された検索語は検索語保持手段3で保持され、問合せ手段5に供給される。問合せ手段5は、多数の文書を保持している文書保持手段7を検索語入力手段1から入力された検索語により検索し、該検索語に適合する多数の文書を出力させ、この多数の文書を検索結果候補として候補集合保持手段9に保持する。
【0036】
候補集合保持手段9に保持された検索結果候補の集合は、データ分析手段11でデータ分析される。データ分析手段11におけるデータ分析では、各検索結果における各検索語の出現頻度が取得され、この取得した各検索語の出現頻度に基づき各検索結果における検索語の出現頻度に基づく計量をデータ分析手段11により構成される計量算出手段により算出される。この計量には、個々の検索語の出現頻度に基づき個々の検索語に対して算出される基礎計量および所望の複数の計量から合成的に算出される合成計量がある。合成計量の構成には、基礎計量を使うことも既に規定されている他の合成計量を使うこともできる。なお、各検索結果における各検索語の出現頻度の取得は、データ分析手段11により構成される出現頻度取得手段により行われるが、これは各検索結果に含まれる各検索語を計数したり、または既に他の方法で得られている出現頻度を利用することにより可能である。
【0037】
更に詳しくは、基礎計量は、次式に示すように、個々の検索語の出現頻度に正規化係数を乗算して算出される。なお、正規化係数は、各検索結果を三次元空間に実際に表示した際に、3つの軸の間で表示上のバランスがとれるように調整するための係数である。
【0038】
基礎計量=[正規化係数]×[検索語の出現頻度]
また、合成計量は、次式に示すように、所望の複数の検索語の各々の出現頻度に各検索語の寄与率を乗算した値を複数の検索語について加算した和に正規化係数を乗算して算出される。
【0039】
【数1】
一方、表示軸入力手段13は、多数の検索結果を表示する三次元空間を例えば図4に示すような初期画面における検索結果表示領域201に設定入力する。なお、図4に示す初期画面では、この三次元空間を表示する検索結果表示領域201の上の欄に検索語入力欄203、検索ボタン205、表示件数選択ダイアログ207、軸設定用ボタン209が設定されている。
【0040】
そして、検索結果表示領域201に表示される三次元空間のx、y、z軸である各表示軸に対する目盛り用単位に設定する計量として所望の検索語の出現頻度に基づく計量を例えば図5にしめすように初期画面上において入力して、三次元空間のx、y、z軸に対する目盛り用単位の計量を本発明の目盛り設定手段を構成する表示軸構成手段15で規定する。例えば、x、y、z軸の各目盛り用単位として図5に示すように犬、猿、雉などの所望の検索語の出現頻度に基づく計量が設定される。なお、図5において、検索結果表示領域201に符号211で示す多数の矩形は、それぞれ検索結果を例えばWebページを縮小したイメージであるWebページオブジェクトとして表示しているものであるが、本発明は、要は三次元空間のx、y、z軸に設定された各検索語と検索結果との関係がわかればよいものであるため、このようなWebページオブジェクトでの表示に限られるものでなく、各検索結果を示すマークなどで表示してもよいものである。
【0041】
具体的には、図5に示す初期画面において、点線で図示されている三次元空間のx、y、z軸のそれぞれに対して目盛り用単位の計量を設定するにあたって、軸設定用ボタン209をクリックなどして操作すると、この軸設定用ボタン209の下方に図示されているようにX軸の設定、Y軸の設定、Z軸の設定という説明とともに、それぞれの下に三角マーク付き検索語設定ボックスが表示されるので、この三角マークをクリックなどで操作すると、例えばZ軸の設定に対して表示されているようにZ軸用の三角マーク付き検索語設定ボックスの真下にプルダウンで当該軸に設定可能な検索語のリストが表示される。
【0042】
そこで、このプルダウン表示された検索語のリストから所望の検索語をマウスなどで指定すると、この指定された検索語が三角マーク付き検索語設定ボックス内に表示設定される。他の軸であるX軸、Y軸に対しても同様にあり、このようにx、y、z軸のそれぞれに対して目盛り用単位の計量を設定するための検索語を選択的に設定すると、この選択した検索語が図5のx、y、z軸に設定される。同図において、一例として、x軸に対する検索語として犬が選択され、y軸に対する検索語として猿が選択され、z軸に対する検索語として雉が選択され、それぞれが三次元空間のx、y、z軸に表示される。
【0043】
なお、上記例では、三次元空間のx、y、z軸のそれぞれに対する目盛り用単位の計量を設定するための検索語として例えば犬、猿、雉などのような1つの検索語のみを選択しているので、この1つの検索語から生成される計量は、上述した基礎計量となるが、この検索語の選択に当って、1つの検索語でなく、所望の複数の検索語を選択すると、この複数の検索語が1つの軸の目盛り用単位の計量として設定され、この計量は合成計量となるが、この合成計量の場合には、1つの軸に前記複数の検索語が割り当てられることになり、図5に示すような各軸に対する検索語の表示も複数の検索語が表示されることになる。例えば、図5では、x軸用の目盛り用単位の計量として合成計量を設定した場合には、この合成計量を構成する複数の検索語、例えば竜、虎、雀、亀などの複数の検索語が表示されることになる。
【0044】
上述したように、三次元空間のx、y、z軸の各軸の目盛り用単位の計量用の検索語が例えば図5のx、y、z軸に対して犬、猿、雉のように選択的に設定されて三次元空間の表示軸が図5のように構成されると、このように表示軸が構成された三次元空間に対して各検索結果を表示するために各検索結果の三次元空間における座標位置がデータ分析手段11および空間生成手段17から座標位置決定手段により決定される。
【0045】
この各検索結果の座標位置は、上述したようにデータ分析手段11により構成される計量算出手段により算出された計量、すなわち各検索結果における検索語の出現頻度に基づく計量として計量算出手段で算出された計量のうち、上述したように選択的に設定された検索語に該当する目盛り用単位の計量に該当する計量に基づき決定される。そして、この決定された座標位置の三次元空間に各検索結果が図5で符号211で示すように提示手段を構成する表示手段19により配置されて提示される。なお、検索語の選択的設定処理が終って、表示手段19に表示されている軸設定ボタン209をクリックすると、図6に示すようにx、y、z軸に対する検索語の設定用の表示は消され、三次元空間に配置された多数の検索結果211のみが表示される。この表示を見た結果、更に別の検索語による三次元表示を見たい場合には、再び軸設定ボタン209をクリックすると、図5に示す検索語設定用の表示画面に戻るので、この画面で所望の検索語を選択的に設定し、再度、軸設定ボタン209をクリックすると、図6の検索結果表示画面に戻る。このように軸設定ボタン209をクリックする毎に検索語設定用表示画面と検索表示画面がトグル状に表示され、何回でも所望の検索語で多数の検索結果の三次元表示を見ることができる。
【0046】
図6では、検索結果表示領域201にx、y、z軸を設定して表示された三次元空間に多数の検索結果211が配置されて提示されているが、この配置により各検索結果211は、x、y、z軸に設定された計量を構成する犬、猿、雉などの各検索語をどのように反映しているのか、すなわち各検索結果211が各検索語とどのような関係にあるのかを示すことになり、この両者の関係が大きい程、各検索結果211を示す図形またはマークがx軸では右方向に表示され、y軸では上方に表示され、z軸では手前に大きく表示されることになる。
【0047】
詳しくは、x軸およびy軸の検索語による計量は、三次元空間の座標の原点が最も小さく、原点から離れる程、その値が大きく設定され、またz軸の検索語による計量は、逆に三次元空間の座標の原点においてその値が最も大きく、原点から離れる程、その値が小さく設定されている。
【0048】
従って、例えばx軸に設定された目盛り用単位の計量を構成する検索語「犬」は、その出現頻度が大きい程、x軸の計量が大きいので、ある検索結果における検索語「犬」の出現頻度が大きいと、そのx軸の計量は大きくなり、この検索結果はx軸の右方向に表示され、これにより検索語「犬」に対して非常に関係があるということになるが、逆に検索語「犬」の出現頻度が小さいと、x軸の左方向に表示され、検索語「犬」にあまり関係ない検索結果となる。
【0049】
同様に、y軸に設定された検索語「猿」は、その出現頻度が大きい程、y軸の計量が大きいので、ある検索結果における検索語「猿」の出現頻度が大きいと、そのy軸の計量は大きくなり、この検索結果はy軸の上方に表示され、これにより検索語「犬」に対して非常に関係があるということになるが、逆に検索語「猿」の出現頻度が小さいと、y軸の下方に表示され、検索語「猿」にあまり関係ない検索結果となる。
【0050】
また、z軸に設定された検索語「雉」は、その出現頻度が大きい程、z軸の計量が大きいので、ある検索結果における検索語「雉」の出現頻度が大きいと、そのz軸の計量は大きくなり、この検索結果はz軸の原点近くに形状も大きくなるものとして表示され、これにより、検索語「雉」に対して非常に関係があるということになり、逆に検索語「雉」の出現頻度が小さいと、そのz軸の計量は小さくなり、この検索結果はz軸の原点から離れて形状も小さく表示され、検索語「雉」に対してあまり関係ないということになる。
【0051】
なお、上記説明では、各軸用の検索語として、1つの検索語に選択的に設定して、この1つの検索語による基礎計量を各軸に設定した場合について説明しているが、x、y、z軸のうちの任意の1つの軸または任意の2つの軸または任意の3つの軸に対して1つの検索語による基礎計量を設定するのでなく、所望の複数の検索語、例えば犬、猿、虎などの複数の検索語による合成計量を設定してもよいものであり、このように合成計量を設定した場合には、この合成計量を構成している複数の検索語と各検索結果との関係が三次元空間における配置により示されることになる。
【0052】
また、検索結果表示領域201に目盛り用単位の計量として合成計量が設定された三次元空間に各検索結果を配置して提示している状態において、配置に用いた合成計量に着目し、それを構成する基礎計量または合成計量に分解して新しい目盛り用単位として設定し、新たな三次元空間上に検索結果を再配置することができる。
【0053】
すなわち、まず分解対象となる合成計量の算出根拠となっていた、所望の複数の検索語のいずれか1つの検索語の出現頻度に基く基礎計量か、または既に規定されている合成計量のいずれかを前記提示状態での三次元空間のx、y、z軸のいずれか1つまたは複数の軸に対する目盛り用単位として既に設定されている目盛り用単位の変わりに、新たに設定する。次にこの目盛り用単位の計量として新たに設定された基礎計量または合成計量に該当する計量に基き各検索結果の三次元空間における座標位置を再決定し、この再決定した三次元空間上の座標位置の各検索結果を配置して提示する。この結果、元の表示では1軸にまとまっていた検索語のより詳細な影響について、元の表示と再構成した検索結果とを対比することで容易に見て取ることができる。
【0054】
また、上記説明では、合成計量を分解し、この分解された検索語に基づく基礎計量または合成計量を新たに目盛り用単位として設定して三次元空間を新たに形成し、この新たな三次元空間に各検索結果を配置して提示しているが、このように合成計量の分解を用いる代わりに目盛り用単位として既に設定されている計量、すなわち基礎計量または合成計量そのものを別の検索語に基づく基礎計量または合成計量に新たに変更し、この新たな計量の目盛り用単位を用いた三次元空間を新たに形成し、この新たな三次元空間に各検索結果を配置して提示することにより他の検索語に対する各検索結果の関係を得ることも容易である。
【0055】
次に、図2を参照して、本実施形態の検索結果提示装置をインターネット上から検索したWebページに適用した場合について説明する。
【0056】
図2では、まず情報探索者が検索語入力手段1を用いて複数の検索語を検索要求とともに入力すると、この入力された検索要求および複数の検索語は検索語入力手段1および表示手段19の入力/表示機能119aから空間生成手段17の空間生成機能17aを通って問合せ手段5のデータ取得機能5aに中継され、検索エンジン101に対して複数の検索語による検索要求が行われ、検索エンジン101から例えばURLなどからなる検索結果の候補リストを取得する(処理(1)〜(3))。
【0057】
データ取得機能5aは、検索エンジン101から取得した検索結果候補リストに記載されている検索結果候補の例えばURLに基づきWebページなどの候補ページデータをWebサーバーから取得し(処理(4))、この取得した候補ページデータを候補集合手段9のデータ保持機能9aに保持する(処理(5))。
【0058】
データ保持機能9aに保持された候補ページデータは、データ分析手段11のデータ分析機能11aにより分析される(処理(6))。この分析では、各候補ページデータにおける各検索語の出現頻度が集計され、この集計された各検索語の出現頻度に基づき各検索結果における検索語の出現頻度に基づく計量として基礎計量や合成計量が上述したように算出される。
【0059】
次に、上述したように算出された出現頻度、基礎計量や合成計量は、データ分析機能11aから空間生成機能17aに渡され(処理(7))、ここで三次元空間のx、y、z軸に対する目盛り用単位として所望の検索語の出現頻度に基づく計量が設定されて三次元空間が生成される。この空間生成機能17aによる三次元空間の生成では、各検索結果である候補ページデータの三次元空間における座標位置が各候補ページデータにおける検索語の出現頻度に基づく計量として上述したように算出された計量のうち目盛り用単位の計量に該当する計量に基づき決定され、この決定した座標位置が入力/表示機能119aに渡され、この座標位置の三次元空間に各検索結果である候補ページデータが配置され提示され、これにより図6に示すように検索結果表示領域201に各候補ページデータが符号211で示すように三次元空間に表示されることになるが、この場合において、各候補ページデータのWebページをイメージデータとして三次元空間に表示するために、入力/表示機能119aはWebページ画像生成機能110に対してイメージデータの生成要求を行う(処理(9))。
【0060】
Webページ画像生成機能110は、入力/表示機能119aからのイメージデータの生成要求に応じてデータ保持機能9aに対してWebページのHTMLを要求し(処理(10))、データ保持機能9aからHTMLを取得する(処理(11))。Webページ画像生成機能110は、WebページのHTMLを取得すると、このHTMLによりWebページのイメージデータを生成し、このイメージデータを入力/表示機能119aに渡す(処理(12))。
【0061】
入力/表示機能119aは、Webページ画像生成機能110からWebページのイメージデータを受け取ると、このイメージデータで各候補ページデータであるWebページを符号211で示すように図6の三次元空間に表示する。なお、本実施形態では、上述したように各検索結果であるWebページをイメージデータとして三次元空間に表示しているが、本発明はこれに限定されるものでなく、各検索結果をそのURLで表示したり、または単に○や矩形などのマークで各検索結果を表示してもよいものであり、要は三次元空間の表示軸に割り当てられた検索結果と検索語との関係、すなわち検索結果が検索語をどのように反映しているかが分かればよいものであり、三次元空間における検索結果の表示は特に重要なものではない。
【0062】
次に、図3を参照して、本実施形態の検索結果提示装置において三次元空間の表示軸の目盛り用単位を変更する場合の処理について説明する。
【0063】
三次元空間の表示軸の変更については、入力/表示機能119aから変更したい表示軸とこの表示軸に新たに割り当てたい検索語を入力し、この入力した検索語を前記表示軸に割り当てた三次元空間を生成してもらうための要求を空間生成機能17aに送る(処理(1))。空間生成機能17aは、この要求を変更したい表示軸と検索語とともに受け取ると、これらの情報をデータ分析機能11aを介してデータ保持機能9aに供給し(処理(2)、(3))、データ保持機能9aから受け取った前記検索語に対する出現頻度をデータ分析機能11aに供給する(処理(4))。データ分析機能11aは、この出現頻度に基づき前記検索語に対する計量を算出する。なお、この計量の算出では、前記検索語として1つの検索語が入力された場合には、基礎計量が算出されるが、複数の検索語に入力された場合には、この複数の検索語に基づく合成計量が算出される。
【0064】
このように算出された前記検索語に対応する計量は、空間生成機能17aに渡される(処理(5))。空間生成機能17aは、データ分析機能11aから計量を受け取ると、この計量を前記表示軸に設定した三次元空間を生成し、この三次元空間における各検索結果の例えばWebページの座標位置を計算し、入力/表示機能119aに供給する(処理(6))。
【0065】
入力/表示機能119aは、各検索結果の座標位置を三次元空間とともに受け取ると、この三次元空間、すなわち新たな検索語の計量に変更された表示軸を設定された三次元空間の座標位置に各検索結果を配置して提示する。
【0066】
この結果、情報探索者は、新たに変更された検索語による三次元空間における各検索結果の配置を見て、各検索結果が該当検索語とどのような関係にあるかを知ることができるが、この場合において、例えば新たに設定された検索語と各検索結果の関係が好ましくないような場合には、更に同様の処理により三次元空間の表示軸の検索語に基づく計量を変更することにより、この変更された検索語と検索結果との関係を知ることができる。
【0067】
なお、上記実施形態の検索結果提示方法の処理手順をプログラムとして例えばCDやFDなどの記録媒体に記録して、この記録媒体をコンピュータシステムに組み込んだり、または記録媒体に記録されたプログラムを通信回線を介してコンピュータシステムにダウンロードしたり、または記録媒体からインストールし、該プログラムでコンピュータシステムを作動させることにより、検索結果提示方法を実施する検索結果提示装置として機能させることができることは勿論であり、このような記録媒体を用いることにより、その流通性を高めることができるものである。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、複数の検索語を用いた各検索結果における各検索語の出現頻度を取得し、各検索結果における検索語の出現頻度に基づく計量を算出し、三次元空間の各表示軸に対する目盛り用単位として所望の計量を設定し、各検索結果の三次元空間での座標位置を各検索結果における検索語の出現頻度に基づく計量として算出された計量のうち目盛り用単位の計量に該当する計量に基づき決定し、この座標位置の三次元空間に各検索結果を配置して提示するので、三次元空間に配置された各検索結果と表示軸に計量として設定された検索語との関係がよく分かり、検索結果が検索語をどのように反映しているかを視覚的に知ることができ、この関係から検索結果の候補リストの取捨選択を効率化し、最適な所望の情報結果を効率的かつ適確に取得することができる。
【0069】
また、本発明によれば、個々の検索語に対して算出される基礎計量および所望の複数の検索語に対して算出される合成計量を計量として算出し、目盛り用単位として設定するので、三次元空間の1つの表示軸に合成計量として複数の検索語を割り当てることができ、個々の検索語と検索結果との関係のみでなく、複数の検索語の組合せと検索結果との関係も知ることができ、最適な所望の検索結果を更に効率的に取得することができる。
【0070】
更に、本発明によれば、合成計量が目盛り用単位として設定された三次元空間に各検索結果を配置して提示している状態において、合成計量の算出の根拠となる複数の検索語のいずれか1つの検索語の出現頻度に基づく基礎計量またはいずれか2つ以上の検索語の出現頻度に基づく合成計量を分解的に算出し、この基礎計量または合成計量を既設定の目盛り用単位の代わりに再設定し、各検索結果の三次元空間における座標位置を再決定し、この再決定した座標位置の三次元空間に各検索結果を再配置して提示するので、三次元空間に表示された検索結果と合成計量との関係を見た後、更に合成計量のうちどの計量が検索結果に対してどのように関係しているかを詳しく見ることができ、最適な所望の検索結果を更に効率的かつ迅速に取得することができる。
【0071】
本発明によれば、各検索結果がイメージデータまたはマークで三次元空間に配置し提示されるので、このイメージデータを配置した場合には、このイメージデータを見ることにより検索結果の内容を直感的に把握できる。
【0072】
更に、本発明によれば、検索結果提示方法を検索結果提示プログラムとして例えば記録媒体などに記録してコンピュータに実行させるので、該記録媒体を用いて、その流通性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わる検索結果提示方法を実施する検索結果提示装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す実施形態の検索結果提示装置をインターネット上から検索したWebページに適用した場合の処理手順を示す図である。
【図3】図1に示す実施形態の検索結果提示装置において三次元空間の表示軸の目盛り用単位を変更する場合の処理手順を示す図である。
【図4】図1に示す実施形態の検索結果提示装置において表示手段の検索結果表示領域に表示される三次元空間を設定するための初期画面を示す図である。
【図5】図1に示す実施形態の検索結果提示装置において表示手段の検索結果表示領域に表示される三次元空間の表示軸を設定するための初期画面を示す図である。
【図6】図1に示す実施形態の検索結果提示装置において表示手段の検索結果表示領域に表示された三次元空間に多数の検索結果を配置して提示している検索画面を示す図である。
【符号の説明】
1 検索語入力手段
3 検索語保持手段
5 問合せ手段
7 文書保持手段
9 候補集合保持手段
11 データ分析手段
13 表示軸入力手段
15 表示軸構成手段
17 空間生成手段
19 表示手段
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の検索語を用いて検索を行って得られた検索結果を提示する検索結果提示方法、装置およびプログラムに関し、更に詳しくは、複数の検索語を用いて検索を行った結果として得られた検索結果が前記検索語をどのように反映しているかを見るべく検索結果と検索語との関係を示すように検索結果を三次元空間に配置して提示する検索結果提示方法、装置およびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
情報探索者がインターネット上でネットサーフィンを行って希望する情報を取得するには、まず検索語を指定してから検索エンジンで検索を行い、希望する情報を有すると思われるWebページの候補リストを取得し、この候補リストの中から希望の情報が最も存在していると思われるWebページをインターネットから取得して閲覧し、そのWebページに希望の情報が記載されているか否かを確認するという操作を繰り返し行っている。
【0003】
このような検索において、検索エンジンに対して情報探索者が自分の意図をより正確に指定するには、通常複数の検索語を検索エンジンに指定する。検索結果は、検索エンジンが有するデータベースから抽出され、順序付けられた候補リストとして情報探索者に提示される。このとき指定された検索語を検索結果に結びつけるアルゴリズムは、検索エンジン毎に工夫が凝らされていて、その詳細は通常公開されていないため、検索結果の候補リストの順序付けがどのような基準で行われているか不明であり、その順序付けの理解に苦しむことも多く、全く意図しないものが上位の候補に上げられていることもよくある。
【0004】
このような検索を支援する従来技術として、例えば検索結果の候補全体を一度に二次元または三次元空間上に配置して情報探索者に提示することにより、情報の総覧的な提示や文書に付加された属性データを積極的に活用して、上述した繰り返し操作を短縮するとともに、表示された情報間の比較検討を行い易くして意図しない検索結果を排除し易く、効率の良い情報検索を実現している(例えば、特許文献1、2、3、4および非特許文献1、2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開1996−087522号公報
【0006】
【特許文献2】
特開1997−259130号公報
【0007】
【特許文献3】
特開1998−187743号公報
【0008】
【特許文献4】
特開1999−17755534号公報
【0009】
【非特許文献1】
川村他、光時代のネット空間クルージング技術「InfoLead」、NTT R&D,Vol.49,No.10,2000
【0010】
【非特許文献2】
上原他、MIRACLES:マルチメディア情報のパノラミック検索システム−Web検索への応用−信学技法、DE2000−3,2000
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上述した検索エンジンによる検索で検索結果として得られる候補リストは、通常適合度と呼ばれるスカラー値に基づいてソートされたものであるが、指定した検索語群の評価結果として検索結果が得られているものであるにも関わらず、適合度の算出過程が情報探索者からはほとんど見ることができず、不明であるという問題がある。
【0012】
検索語は情報探索者が要求情報分野で典型的と判断したものを指定したものであり、またその指定順序も情報探索者が評価した単語の重要性を反映しているものであるが、適合度の算出過程が見えないということは、検索結果として抽出された個々のWebページに対してどの検索語がどの程度の強さで寄与したのかが提示されないということであり、情報探索者はその観点から提示された候補を取捨選択できず、結局多数の検索結果の候補リストを1つずつ見て行かなければならず、希望する情報を見つけるのに時間がかかり、非効率的であるという問題がある。
【0013】
この問題に対し、従来技術(例えば非特許文献1)は、主として検索プロセスそのものを効率化するというものであり、上述したように情報探索者が多数の検索結果の候補リストの中から希望の情報を効率的に見つけることについては手が加えられていない。
【0014】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、検索結果を得るために用いた検索語がどの程度の強さで検索結果に寄与しているかを検索語と検索結果との関係として三次元空間に提示することで検索結果の候補リストの取捨選択を効率化し、所望の情報を効率的かつ適確に取得することを可能とする検索結果提示方法、装置およびプログラムを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の本発明は、複数の検索語を用いて検索を行って得られた検索結果が前記検索語をどのように反映しているかを見るべく検索結果と検索語との関係を示すように検索結果を三次元空間に配置して提示する検索結果提示方法であって、各検索結果における各検索語の出現頻度を取得する出現頻度取得ステップと、この取得した各検索語の出現頻度に基づき各検索結果における検索語の出現頻度に基づく計量を算出する計量算出ステップと、三次元空間の各表示軸に対する目盛り用単位として所望の検索語の出現頻度に基づく計量を設定する目盛り設定ステップと、各検索結果の三次元空間における座標位置を各検索結果における検索語の出現頻度に基づく計量として算出された計量のうち前記目盛り用単位の計量に該当する計量に基づき決定する座標位置決定ステップと、この決定した座標位置の三次元空間に各検索結果を配置して提示する提示ステップとを有することを要旨とする。
【0016】
請求項1記載の本発明にあっては、複数の検索語を用いて検索を行って得られた各検索結果における各検索語の出現頻度を取得し、この各検索語の出現頻度に基づき各検索結果における検索語の出現頻度に基づく計量を算出するとともに、三次元空間の各表示軸に対する目盛り用単位として所望の検索語の出現頻度に基づく計量を設定し、各検索結果の三次元空間における座標位置を各検索結果における検索語の出現頻度に基づく計量として算出された計量のうち目盛り用単位の計量に該当する計量に基づき決定し、この座標位置の三次元空間に各検索結果を配置して提示するため、三次元空間に配置された各検索結果と表示軸に計量として設定された検索語との関係がよく分かり、検索結果が検索語をどのように反映しているかを視覚的に知ることができ、この関係から検索結果の候補リストの取捨選択を効率化し、最適な所望の情報結果を効率的かつ適確に取得することができる。
【0017】
また、請求項2記載の本発明は、請求項1記載の発明において、前記計量算出ステップが、個々の検索語の出現頻度に基づき個々の検索語に対して算出される基礎計量および所望の複数の検索語の出現頻度に基づき算出される合成計量を前記計量として算出し、前記目盛り設定ステップが、目盛り用単位として前記基礎計量または合成計量を設定することを要旨とする。
【0018】
請求項2記載の本発明にあっては、個々の検索語に対して算出される基礎計量および所望の複数の検索語に対して算出される合成計量を計量として算出し、目盛り用単位として設定するため、三次元空間の1つの表示軸に合成計量として複数の検索語を割り当てることができ、個々の検索語と検索結果との関係のみでなく、複数の検索語の組合せと検索結果との関係も知ることができ、最適な所望の検索結果を更に効率的に取得することができる。
【0019】
更に、請求項3記載の本発明は、請求項2記載の発明において、前記基礎計量が、個々の検索語の出現頻度に正規化係数を乗算して算出され、前記合成計量が、所望の複数の検索語の各々の出現頻度に各検索語の寄与率を乗算した値を複数の検索語について加算し、この加算した和に正規化係数を乗算して算出されることを要旨とする。
【0020】
請求項4記載の本発明は、請求項2記載の発明において、前記目盛り設定ステップで目盛り用単位の計量として合成計量が設定された三次元空間に各検索結果を配置して提示している状態において、前記合成計量の算出の根拠となる前記所望の複数の検索語のいずれか1つの検索語の出現頻度に基づく基礎計量またはいずれか2つ以上の検索語の出現頻度に基づく合成計量を分解的に算出し、この算出した基礎計量または合成計量を前記提示状態での三次元空間の表示軸に対する目盛り用単位として既に設定されている目盛り用単位の代わりに再設定し、この目盛り用単位の計量として設定された基礎計量または合成計量に該当する計量に基づき各検索結果の三次元空間における座標位置を再決定し、この再設定した座標位置の三次元空間に各検索結果を再配置して提示することを要旨とする。
【0021】
請求項4記載の本発明にあっては、合成計量が目盛り用単位として設定された三次元空間に各検索結果を配置して提示している状態において、合成計量の算出の根拠とする複数の検索語のいずれか1つの検索語の出現頻度に基づく基礎計量またはいずれか2つ以上の検索語の出現頻度に基づく合成計量を分解的に算出し、この基礎計量または合成計量を既設定の目盛り用単位の代わりに再設定して、各検索結果の三次元空間における座標位置を再決定し、この再決定した座標位置の三次元空間に各検索結果を再配置して提示するため、三次元空間に表示された検索結果と合成計量との関係を見た後、更に合成計量のうちどの計量が検索結果に対してどのように関係しているかを詳しく見ることができ、最適な所望の検索結果を更に効率的かつ迅速に取得することができる。
【0022】
また、請求項5記載の本発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の発明において、前記提示ステップが、各検索結果の提示に当たり、各検索結果を示すイメージデータまたはマークを三次元空間に配置して提示することを要旨とする。
【0023】
請求項5記載の本発明にあっては、各検索結果がイメージデータまたはマークで三次元空間に配置し提示されるため、イメージデータを配置した場合には、このイメージデータを見ることにより検索結果の内容を直感的に把握できる。
【0024】
更に、請求項6記載の本発明は、複数の検索語を用いて検索を行って得られた検索結果が前記検索語をどのように反映しているかを見るべく検索結果と検索語との関係を示すように検索結果を三次元空間に配置して提示する検索結果提示装置であって、各検索結果における各検索語の出現頻度を取得する出現頻度取得手段と、この取得した各検索語の出現頻度に基づき各検索結果における検索語の出現頻度に基づく計量を算出する計量算出手段と、三次元空間の各表示軸に対する目盛り用単位として所望の検索語の出現頻度に基づく計量を設定する目盛り設定手段と、各検索結果の三次元空間における座標位置を各検索結果における検索語の出現頻度に基づく計量として算出された計量のうち前記目盛り用単位の計量に該当する計量に基づき決定する座標位置決定手段と、この決定した座標位置の三次元空間に各検索結果を配置して提示する提示手段とを有することを要旨とする。
【0025】
請求項6記載の本発明にあっては、複数の検索語を用いて検索を行って得られた各検索結果における各検索語の出現頻度を取得し、この各検索語の出現頻度に基づき各検索結果における検索語の出現頻度に基づく計量を算出するとともに、三次元空間の各表示軸に対する目盛り用単位として所望の検索語の出現頻度に基づく計量を設定し、各検索結果の三次元空間における座標位置を各検索結果における検索語の出現頻度に基づく計量として算出された計量のうち前記目盛り用単位の計量に該当する計量に基づき決定し、この座標位置の三次元空間に各検索結果を配置して提示するため、三次元空間に配置された各検索結果と表示軸に計量として設定された検索語との関係がよく分かり、検索結果が検索語をどのように反映しているかを視覚的に知ることができ、この関係から検索結果の候補リストの取捨選択を効率化し、最適な所望の検索結果を効率的かつ適確に取得することができる。
【0026】
請求項7記載の本発明は、請求項6記載の発明において、前記計量算出手段が、個々の検索語の出現頻度に基づき個々の検索語に対して算出される基礎計量および所望の複数の検索語の出現頻度に基づき算出される合成計量を前記計量として算出する手段を有し、前記目盛り設定手段が、目盛り用単位として前記基礎計量または合成計量を設定する手段を有することを要旨とする。
【0027】
請求項7記載の本発明にあっては、個々の検索語に対して算出される基礎計量および所望の複数の検索語に対して算出される合成計量を計量として算出し、目盛り用単位として設定するため、三次元空間の1つの表示軸に合成計量として複数の検索語を割り当てることができ、個々の検索語と検索結果との関係のみでなく、複数の検索語の組合せと検索結果との関係も知ることができ、最適な所望の検索結果を更に効率的に取得することができる。
【0028】
また、請求項8記載の本発明は、請求項7記載の発明において、前記基礎計量が、個々の検索語の出現頻度に正規化係数を乗算して算出され、前記合成計量が、所望の複数の検索語の各々の出現頻度に各検索語の寄与率を乗算した値を複数の検索語について加算し、この加算した和に正規化係数を乗算して算出されることを要旨とする。
【0029】
更に、請求項9記載の本発明は、請求項7記載の発明において、前記目盛り設定ステップで目盛り用単位の計量として合成計量が設定された三次元空間に各検索結果を配置して提示している状態において、前記合成計量の算出の根拠となる前記所望の複数の検索語のいずれか1つの検索語の出現頻度に基づく基礎計量またはいずれか2つ以上の検索語の出現頻度に基づく合成計量を分解的に算出する分解算出手段と、この算出した基礎計量または合成計量を前記提示状態での三次元空間の表示軸に対する目盛り用単位として既に設定されている目盛り用単位の代わりに再設定する再設定手段と、この目盛り用単位の計量として再設定された基礎計量または合成計量に該当する計量に基づき各検索結果の三次元空間における座標位置を再決定する再決定手段と、この再決定した座標位置の三次元空間に各検索結果を再配置して提示する再配置手段とを更に有することを要旨とする。
【0030】
請求項9記載の本発明にあっては、合成計量が目盛り用単位として設定された三次元空間に各検索結果を配置して提示している状態において、合成計量の算出の根拠となる複数の検索語のいずれか1つの検索語の出現頻度に基づく基礎計量またはいずれか2つ以上の検索語の出現頻度に基づく合成計量を分解的に算出し、この基礎計量または合成計量を既設定の目盛り用単位の代わりに再設定して、各検索結果の三次元空間における座標位置を再決定し、この再決定した座標位置の三次元空間に各検索結果を再配置して提示するため、三次元空間に表示された検索結果と合成計量との関係を見た後、更に合成計量のうちどの計量が検索結果に対してどのように関係しているかを詳しく見ることができ、最適な所望の検索結果を更に効率的かつ迅速に取得することができる。
【0031】
請求項10記載の本発明は、請求項6乃至9のいずれか1項に記載の発明において、前記提示手段が、各検索結果の提示に当たり、各検索結果を示すイメージデータまたはマークを三次元空間に配置して提示する手段を有することを要旨とする。
【0032】
請求項10記載の本発明にあっては、各検索結果がイメージデータまたはマークで三次元空間に配置し提示されるため、このイメージデータを配置した場合には、このイメージデータを見ることにより検索結果の内容を直感的に把握できる。
【0033】
また、請求項11記載の本発明は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の検索結果提示方法をコンピュータ実行可能な検索結果提示プログラムとして記録媒体に記録しているため、該記録媒体を用いて、その流通性を高めることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係わる検索結果提示方法を実施する検索結果提示装置の構成を示すブロック図である。
【0035】
同図に示す実施形態の検索結果提示装置は、複数の検索語を用いて例えはインターネット上から検索したWebページなどの多数の検索結果が検索語をどのように反映しているかを見るべく検索結果と検索語との関係を示すように各検索結果を三次元空間に配置して提示するものであり、検索語を入力する検索語入力手段1を有し、この検索語入力手段1から入力された検索語は検索語保持手段3で保持され、問合せ手段5に供給される。問合せ手段5は、多数の文書を保持している文書保持手段7を検索語入力手段1から入力された検索語により検索し、該検索語に適合する多数の文書を出力させ、この多数の文書を検索結果候補として候補集合保持手段9に保持する。
【0036】
候補集合保持手段9に保持された検索結果候補の集合は、データ分析手段11でデータ分析される。データ分析手段11におけるデータ分析では、各検索結果における各検索語の出現頻度が取得され、この取得した各検索語の出現頻度に基づき各検索結果における検索語の出現頻度に基づく計量をデータ分析手段11により構成される計量算出手段により算出される。この計量には、個々の検索語の出現頻度に基づき個々の検索語に対して算出される基礎計量および所望の複数の計量から合成的に算出される合成計量がある。合成計量の構成には、基礎計量を使うことも既に規定されている他の合成計量を使うこともできる。なお、各検索結果における各検索語の出現頻度の取得は、データ分析手段11により構成される出現頻度取得手段により行われるが、これは各検索結果に含まれる各検索語を計数したり、または既に他の方法で得られている出現頻度を利用することにより可能である。
【0037】
更に詳しくは、基礎計量は、次式に示すように、個々の検索語の出現頻度に正規化係数を乗算して算出される。なお、正規化係数は、各検索結果を三次元空間に実際に表示した際に、3つの軸の間で表示上のバランスがとれるように調整するための係数である。
【0038】
基礎計量=[正規化係数]×[検索語の出現頻度]
また、合成計量は、次式に示すように、所望の複数の検索語の各々の出現頻度に各検索語の寄与率を乗算した値を複数の検索語について加算した和に正規化係数を乗算して算出される。
【0039】
【数1】
一方、表示軸入力手段13は、多数の検索結果を表示する三次元空間を例えば図4に示すような初期画面における検索結果表示領域201に設定入力する。なお、図4に示す初期画面では、この三次元空間を表示する検索結果表示領域201の上の欄に検索語入力欄203、検索ボタン205、表示件数選択ダイアログ207、軸設定用ボタン209が設定されている。
【0040】
そして、検索結果表示領域201に表示される三次元空間のx、y、z軸である各表示軸に対する目盛り用単位に設定する計量として所望の検索語の出現頻度に基づく計量を例えば図5にしめすように初期画面上において入力して、三次元空間のx、y、z軸に対する目盛り用単位の計量を本発明の目盛り設定手段を構成する表示軸構成手段15で規定する。例えば、x、y、z軸の各目盛り用単位として図5に示すように犬、猿、雉などの所望の検索語の出現頻度に基づく計量が設定される。なお、図5において、検索結果表示領域201に符号211で示す多数の矩形は、それぞれ検索結果を例えばWebページを縮小したイメージであるWebページオブジェクトとして表示しているものであるが、本発明は、要は三次元空間のx、y、z軸に設定された各検索語と検索結果との関係がわかればよいものであるため、このようなWebページオブジェクトでの表示に限られるものでなく、各検索結果を示すマークなどで表示してもよいものである。
【0041】
具体的には、図5に示す初期画面において、点線で図示されている三次元空間のx、y、z軸のそれぞれに対して目盛り用単位の計量を設定するにあたって、軸設定用ボタン209をクリックなどして操作すると、この軸設定用ボタン209の下方に図示されているようにX軸の設定、Y軸の設定、Z軸の設定という説明とともに、それぞれの下に三角マーク付き検索語設定ボックスが表示されるので、この三角マークをクリックなどで操作すると、例えばZ軸の設定に対して表示されているようにZ軸用の三角マーク付き検索語設定ボックスの真下にプルダウンで当該軸に設定可能な検索語のリストが表示される。
【0042】
そこで、このプルダウン表示された検索語のリストから所望の検索語をマウスなどで指定すると、この指定された検索語が三角マーク付き検索語設定ボックス内に表示設定される。他の軸であるX軸、Y軸に対しても同様にあり、このようにx、y、z軸のそれぞれに対して目盛り用単位の計量を設定するための検索語を選択的に設定すると、この選択した検索語が図5のx、y、z軸に設定される。同図において、一例として、x軸に対する検索語として犬が選択され、y軸に対する検索語として猿が選択され、z軸に対する検索語として雉が選択され、それぞれが三次元空間のx、y、z軸に表示される。
【0043】
なお、上記例では、三次元空間のx、y、z軸のそれぞれに対する目盛り用単位の計量を設定するための検索語として例えば犬、猿、雉などのような1つの検索語のみを選択しているので、この1つの検索語から生成される計量は、上述した基礎計量となるが、この検索語の選択に当って、1つの検索語でなく、所望の複数の検索語を選択すると、この複数の検索語が1つの軸の目盛り用単位の計量として設定され、この計量は合成計量となるが、この合成計量の場合には、1つの軸に前記複数の検索語が割り当てられることになり、図5に示すような各軸に対する検索語の表示も複数の検索語が表示されることになる。例えば、図5では、x軸用の目盛り用単位の計量として合成計量を設定した場合には、この合成計量を構成する複数の検索語、例えば竜、虎、雀、亀などの複数の検索語が表示されることになる。
【0044】
上述したように、三次元空間のx、y、z軸の各軸の目盛り用単位の計量用の検索語が例えば図5のx、y、z軸に対して犬、猿、雉のように選択的に設定されて三次元空間の表示軸が図5のように構成されると、このように表示軸が構成された三次元空間に対して各検索結果を表示するために各検索結果の三次元空間における座標位置がデータ分析手段11および空間生成手段17から座標位置決定手段により決定される。
【0045】
この各検索結果の座標位置は、上述したようにデータ分析手段11により構成される計量算出手段により算出された計量、すなわち各検索結果における検索語の出現頻度に基づく計量として計量算出手段で算出された計量のうち、上述したように選択的に設定された検索語に該当する目盛り用単位の計量に該当する計量に基づき決定される。そして、この決定された座標位置の三次元空間に各検索結果が図5で符号211で示すように提示手段を構成する表示手段19により配置されて提示される。なお、検索語の選択的設定処理が終って、表示手段19に表示されている軸設定ボタン209をクリックすると、図6に示すようにx、y、z軸に対する検索語の設定用の表示は消され、三次元空間に配置された多数の検索結果211のみが表示される。この表示を見た結果、更に別の検索語による三次元表示を見たい場合には、再び軸設定ボタン209をクリックすると、図5に示す検索語設定用の表示画面に戻るので、この画面で所望の検索語を選択的に設定し、再度、軸設定ボタン209をクリックすると、図6の検索結果表示画面に戻る。このように軸設定ボタン209をクリックする毎に検索語設定用表示画面と検索表示画面がトグル状に表示され、何回でも所望の検索語で多数の検索結果の三次元表示を見ることができる。
【0046】
図6では、検索結果表示領域201にx、y、z軸を設定して表示された三次元空間に多数の検索結果211が配置されて提示されているが、この配置により各検索結果211は、x、y、z軸に設定された計量を構成する犬、猿、雉などの各検索語をどのように反映しているのか、すなわち各検索結果211が各検索語とどのような関係にあるのかを示すことになり、この両者の関係が大きい程、各検索結果211を示す図形またはマークがx軸では右方向に表示され、y軸では上方に表示され、z軸では手前に大きく表示されることになる。
【0047】
詳しくは、x軸およびy軸の検索語による計量は、三次元空間の座標の原点が最も小さく、原点から離れる程、その値が大きく設定され、またz軸の検索語による計量は、逆に三次元空間の座標の原点においてその値が最も大きく、原点から離れる程、その値が小さく設定されている。
【0048】
従って、例えばx軸に設定された目盛り用単位の計量を構成する検索語「犬」は、その出現頻度が大きい程、x軸の計量が大きいので、ある検索結果における検索語「犬」の出現頻度が大きいと、そのx軸の計量は大きくなり、この検索結果はx軸の右方向に表示され、これにより検索語「犬」に対して非常に関係があるということになるが、逆に検索語「犬」の出現頻度が小さいと、x軸の左方向に表示され、検索語「犬」にあまり関係ない検索結果となる。
【0049】
同様に、y軸に設定された検索語「猿」は、その出現頻度が大きい程、y軸の計量が大きいので、ある検索結果における検索語「猿」の出現頻度が大きいと、そのy軸の計量は大きくなり、この検索結果はy軸の上方に表示され、これにより検索語「犬」に対して非常に関係があるということになるが、逆に検索語「猿」の出現頻度が小さいと、y軸の下方に表示され、検索語「猿」にあまり関係ない検索結果となる。
【0050】
また、z軸に設定された検索語「雉」は、その出現頻度が大きい程、z軸の計量が大きいので、ある検索結果における検索語「雉」の出現頻度が大きいと、そのz軸の計量は大きくなり、この検索結果はz軸の原点近くに形状も大きくなるものとして表示され、これにより、検索語「雉」に対して非常に関係があるということになり、逆に検索語「雉」の出現頻度が小さいと、そのz軸の計量は小さくなり、この検索結果はz軸の原点から離れて形状も小さく表示され、検索語「雉」に対してあまり関係ないということになる。
【0051】
なお、上記説明では、各軸用の検索語として、1つの検索語に選択的に設定して、この1つの検索語による基礎計量を各軸に設定した場合について説明しているが、x、y、z軸のうちの任意の1つの軸または任意の2つの軸または任意の3つの軸に対して1つの検索語による基礎計量を設定するのでなく、所望の複数の検索語、例えば犬、猿、虎などの複数の検索語による合成計量を設定してもよいものであり、このように合成計量を設定した場合には、この合成計量を構成している複数の検索語と各検索結果との関係が三次元空間における配置により示されることになる。
【0052】
また、検索結果表示領域201に目盛り用単位の計量として合成計量が設定された三次元空間に各検索結果を配置して提示している状態において、配置に用いた合成計量に着目し、それを構成する基礎計量または合成計量に分解して新しい目盛り用単位として設定し、新たな三次元空間上に検索結果を再配置することができる。
【0053】
すなわち、まず分解対象となる合成計量の算出根拠となっていた、所望の複数の検索語のいずれか1つの検索語の出現頻度に基く基礎計量か、または既に規定されている合成計量のいずれかを前記提示状態での三次元空間のx、y、z軸のいずれか1つまたは複数の軸に対する目盛り用単位として既に設定されている目盛り用単位の変わりに、新たに設定する。次にこの目盛り用単位の計量として新たに設定された基礎計量または合成計量に該当する計量に基き各検索結果の三次元空間における座標位置を再決定し、この再決定した三次元空間上の座標位置の各検索結果を配置して提示する。この結果、元の表示では1軸にまとまっていた検索語のより詳細な影響について、元の表示と再構成した検索結果とを対比することで容易に見て取ることができる。
【0054】
また、上記説明では、合成計量を分解し、この分解された検索語に基づく基礎計量または合成計量を新たに目盛り用単位として設定して三次元空間を新たに形成し、この新たな三次元空間に各検索結果を配置して提示しているが、このように合成計量の分解を用いる代わりに目盛り用単位として既に設定されている計量、すなわち基礎計量または合成計量そのものを別の検索語に基づく基礎計量または合成計量に新たに変更し、この新たな計量の目盛り用単位を用いた三次元空間を新たに形成し、この新たな三次元空間に各検索結果を配置して提示することにより他の検索語に対する各検索結果の関係を得ることも容易である。
【0055】
次に、図2を参照して、本実施形態の検索結果提示装置をインターネット上から検索したWebページに適用した場合について説明する。
【0056】
図2では、まず情報探索者が検索語入力手段1を用いて複数の検索語を検索要求とともに入力すると、この入力された検索要求および複数の検索語は検索語入力手段1および表示手段19の入力/表示機能119aから空間生成手段17の空間生成機能17aを通って問合せ手段5のデータ取得機能5aに中継され、検索エンジン101に対して複数の検索語による検索要求が行われ、検索エンジン101から例えばURLなどからなる検索結果の候補リストを取得する(処理(1)〜(3))。
【0057】
データ取得機能5aは、検索エンジン101から取得した検索結果候補リストに記載されている検索結果候補の例えばURLに基づきWebページなどの候補ページデータをWebサーバーから取得し(処理(4))、この取得した候補ページデータを候補集合手段9のデータ保持機能9aに保持する(処理(5))。
【0058】
データ保持機能9aに保持された候補ページデータは、データ分析手段11のデータ分析機能11aにより分析される(処理(6))。この分析では、各候補ページデータにおける各検索語の出現頻度が集計され、この集計された各検索語の出現頻度に基づき各検索結果における検索語の出現頻度に基づく計量として基礎計量や合成計量が上述したように算出される。
【0059】
次に、上述したように算出された出現頻度、基礎計量や合成計量は、データ分析機能11aから空間生成機能17aに渡され(処理(7))、ここで三次元空間のx、y、z軸に対する目盛り用単位として所望の検索語の出現頻度に基づく計量が設定されて三次元空間が生成される。この空間生成機能17aによる三次元空間の生成では、各検索結果である候補ページデータの三次元空間における座標位置が各候補ページデータにおける検索語の出現頻度に基づく計量として上述したように算出された計量のうち目盛り用単位の計量に該当する計量に基づき決定され、この決定した座標位置が入力/表示機能119aに渡され、この座標位置の三次元空間に各検索結果である候補ページデータが配置され提示され、これにより図6に示すように検索結果表示領域201に各候補ページデータが符号211で示すように三次元空間に表示されることになるが、この場合において、各候補ページデータのWebページをイメージデータとして三次元空間に表示するために、入力/表示機能119aはWebページ画像生成機能110に対してイメージデータの生成要求を行う(処理(9))。
【0060】
Webページ画像生成機能110は、入力/表示機能119aからのイメージデータの生成要求に応じてデータ保持機能9aに対してWebページのHTMLを要求し(処理(10))、データ保持機能9aからHTMLを取得する(処理(11))。Webページ画像生成機能110は、WebページのHTMLを取得すると、このHTMLによりWebページのイメージデータを生成し、このイメージデータを入力/表示機能119aに渡す(処理(12))。
【0061】
入力/表示機能119aは、Webページ画像生成機能110からWebページのイメージデータを受け取ると、このイメージデータで各候補ページデータであるWebページを符号211で示すように図6の三次元空間に表示する。なお、本実施形態では、上述したように各検索結果であるWebページをイメージデータとして三次元空間に表示しているが、本発明はこれに限定されるものでなく、各検索結果をそのURLで表示したり、または単に○や矩形などのマークで各検索結果を表示してもよいものであり、要は三次元空間の表示軸に割り当てられた検索結果と検索語との関係、すなわち検索結果が検索語をどのように反映しているかが分かればよいものであり、三次元空間における検索結果の表示は特に重要なものではない。
【0062】
次に、図3を参照して、本実施形態の検索結果提示装置において三次元空間の表示軸の目盛り用単位を変更する場合の処理について説明する。
【0063】
三次元空間の表示軸の変更については、入力/表示機能119aから変更したい表示軸とこの表示軸に新たに割り当てたい検索語を入力し、この入力した検索語を前記表示軸に割り当てた三次元空間を生成してもらうための要求を空間生成機能17aに送る(処理(1))。空間生成機能17aは、この要求を変更したい表示軸と検索語とともに受け取ると、これらの情報をデータ分析機能11aを介してデータ保持機能9aに供給し(処理(2)、(3))、データ保持機能9aから受け取った前記検索語に対する出現頻度をデータ分析機能11aに供給する(処理(4))。データ分析機能11aは、この出現頻度に基づき前記検索語に対する計量を算出する。なお、この計量の算出では、前記検索語として1つの検索語が入力された場合には、基礎計量が算出されるが、複数の検索語に入力された場合には、この複数の検索語に基づく合成計量が算出される。
【0064】
このように算出された前記検索語に対応する計量は、空間生成機能17aに渡される(処理(5))。空間生成機能17aは、データ分析機能11aから計量を受け取ると、この計量を前記表示軸に設定した三次元空間を生成し、この三次元空間における各検索結果の例えばWebページの座標位置を計算し、入力/表示機能119aに供給する(処理(6))。
【0065】
入力/表示機能119aは、各検索結果の座標位置を三次元空間とともに受け取ると、この三次元空間、すなわち新たな検索語の計量に変更された表示軸を設定された三次元空間の座標位置に各検索結果を配置して提示する。
【0066】
この結果、情報探索者は、新たに変更された検索語による三次元空間における各検索結果の配置を見て、各検索結果が該当検索語とどのような関係にあるかを知ることができるが、この場合において、例えば新たに設定された検索語と各検索結果の関係が好ましくないような場合には、更に同様の処理により三次元空間の表示軸の検索語に基づく計量を変更することにより、この変更された検索語と検索結果との関係を知ることができる。
【0067】
なお、上記実施形態の検索結果提示方法の処理手順をプログラムとして例えばCDやFDなどの記録媒体に記録して、この記録媒体をコンピュータシステムに組み込んだり、または記録媒体に記録されたプログラムを通信回線を介してコンピュータシステムにダウンロードしたり、または記録媒体からインストールし、該プログラムでコンピュータシステムを作動させることにより、検索結果提示方法を実施する検索結果提示装置として機能させることができることは勿論であり、このような記録媒体を用いることにより、その流通性を高めることができるものである。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、複数の検索語を用いた各検索結果における各検索語の出現頻度を取得し、各検索結果における検索語の出現頻度に基づく計量を算出し、三次元空間の各表示軸に対する目盛り用単位として所望の計量を設定し、各検索結果の三次元空間での座標位置を各検索結果における検索語の出現頻度に基づく計量として算出された計量のうち目盛り用単位の計量に該当する計量に基づき決定し、この座標位置の三次元空間に各検索結果を配置して提示するので、三次元空間に配置された各検索結果と表示軸に計量として設定された検索語との関係がよく分かり、検索結果が検索語をどのように反映しているかを視覚的に知ることができ、この関係から検索結果の候補リストの取捨選択を効率化し、最適な所望の情報結果を効率的かつ適確に取得することができる。
【0069】
また、本発明によれば、個々の検索語に対して算出される基礎計量および所望の複数の検索語に対して算出される合成計量を計量として算出し、目盛り用単位として設定するので、三次元空間の1つの表示軸に合成計量として複数の検索語を割り当てることができ、個々の検索語と検索結果との関係のみでなく、複数の検索語の組合せと検索結果との関係も知ることができ、最適な所望の検索結果を更に効率的に取得することができる。
【0070】
更に、本発明によれば、合成計量が目盛り用単位として設定された三次元空間に各検索結果を配置して提示している状態において、合成計量の算出の根拠となる複数の検索語のいずれか1つの検索語の出現頻度に基づく基礎計量またはいずれか2つ以上の検索語の出現頻度に基づく合成計量を分解的に算出し、この基礎計量または合成計量を既設定の目盛り用単位の代わりに再設定し、各検索結果の三次元空間における座標位置を再決定し、この再決定した座標位置の三次元空間に各検索結果を再配置して提示するので、三次元空間に表示された検索結果と合成計量との関係を見た後、更に合成計量のうちどの計量が検索結果に対してどのように関係しているかを詳しく見ることができ、最適な所望の検索結果を更に効率的かつ迅速に取得することができる。
【0071】
本発明によれば、各検索結果がイメージデータまたはマークで三次元空間に配置し提示されるので、このイメージデータを配置した場合には、このイメージデータを見ることにより検索結果の内容を直感的に把握できる。
【0072】
更に、本発明によれば、検索結果提示方法を検索結果提示プログラムとして例えば記録媒体などに記録してコンピュータに実行させるので、該記録媒体を用いて、その流通性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わる検索結果提示方法を実施する検索結果提示装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す実施形態の検索結果提示装置をインターネット上から検索したWebページに適用した場合の処理手順を示す図である。
【図3】図1に示す実施形態の検索結果提示装置において三次元空間の表示軸の目盛り用単位を変更する場合の処理手順を示す図である。
【図4】図1に示す実施形態の検索結果提示装置において表示手段の検索結果表示領域に表示される三次元空間を設定するための初期画面を示す図である。
【図5】図1に示す実施形態の検索結果提示装置において表示手段の検索結果表示領域に表示される三次元空間の表示軸を設定するための初期画面を示す図である。
【図6】図1に示す実施形態の検索結果提示装置において表示手段の検索結果表示領域に表示された三次元空間に多数の検索結果を配置して提示している検索画面を示す図である。
【符号の説明】
1 検索語入力手段
3 検索語保持手段
5 問合せ手段
7 文書保持手段
9 候補集合保持手段
11 データ分析手段
13 表示軸入力手段
15 表示軸構成手段
17 空間生成手段
19 表示手段
Claims (11)
- 複数の検索語を用いて検索を行って得られた検索結果が前記検索語をどのように反映しているかを見るべく検索結果と検索語との関係を示すように検索結果を三次元空間に配置して提示する検索結果提示方法であって、
各検索結果における各検索語の出現頻度を取得する出現頻度取得ステップと、
この取得した各検索語の出現頻度に基づき各検索結果における検索語の出現頻度に基づく計量を算出する計量算出ステップと、
三次元空間の各表示軸に対する目盛り用単位として所望の検索語の出現頻度に基づく計量を設定する目盛り設定ステップと、
各検索結果の三次元空間における座標位置を各検索結果における検索語の出現頻度に基づく計量として算出された計量のうち前記目盛り用単位の計量に該当する計量に基づき決定する座標位置決定ステップと、
この決定した座標位置の三次元空間に各検索結果を配置して提示する提示ステップと、
を有することを特徴とする検索結果提示方法。 - 前記計量算出ステップは、個々の検索語の出現頻度に基づき個々の検索語に対して算出される基礎計量および所望の複数の検索語の出現頻度に基づき算出される合成計量を前記計量として算出し、
前記目盛り設定ステップは、目盛り用単位として前記基礎計量または合成計量を設定する
ことを特徴とする請求項1記載の検索結果提示方法。 - 前記基礎計量は、個々の検索語の出現頻度に正規化係数を乗算して算出され、前記合成計量は、所望の複数の検索語の各々の出現頻度に各検索語の寄与率を乗算した値を複数の検索語について加算し、この加算した和に正規化係数を乗算して算出されることを特徴とする請求項2記載の検索結果提示方法。
- 前記目盛り設定ステップで目盛り用単位の計量として合成計量が設定された三次元空間に各検索結果を配置して提示している状態において、
前記合成計量の算出の根拠となる前記所望の複数の検索語のいずれか1つの検索語の出現頻度に基づく基礎計量またはいずれか2つ以上の検索語の出現頻度に基づく合成計量を分解的に算出し、
この算出した基礎計量または合成計量を前記提示状態での三次元空間の表示軸に対する目盛り用単位として既に設定されている目盛り用単位の代わりに再設定し、
この目盛り用単位の計量として設定された基礎計量または合成計量に該当する計量に基づき各検索結果の三次元空間における座標位置を再決定し、
この再決定した座標位置の三次元空間に各検索結果を再配置して提示する
ことを特徴とする請求項2記載の検索結果提示方法。 - 前記提示ステップは、各検索結果の提示に当たり、各検索結果を示すイメージデータまたはマークを三次元空間に配置して提示することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の検索結果提示方法。
- 複数の検索語を用いて検索を行って得られた検索結果が前記検索語をどのように反映しているかを見るべく検索結果と検索語との関係を示すように検索結果を三次元空間に配置して提示する検索結果提示方法であって、
各検索結果における各検索語の出現頻度を取得する出現頻度取得手段と、
この取得した各検索語の出現頻度に基づき各検索結果における検索語の出現頻度に基づく計量を算出する計量算出手段と、
三次元空間の各表示軸に対する目盛り用単位として所望の検索語の出現頻度に基づく計量を設定する目盛り設定手段と、
各検索結果の三次元空間における座標位置を各検索結果における検索語の出現頻度に基づく計量として算出された計量のうち前記目盛り用単位の計量に該当する計量に基づき決定する座標位置決定手段と、
この決定した座標位置の三次元空間に各検索結果を配置して提示する提示手段と
を有することを特徴とする検索結果提示装置。 - 前記計量算出手段は、個々の検索語の出現頻度に基づき個々の検索語に対して算出される基礎計量および所望の複数の検索語の出現頻度に基づき算出される合成計量を前記計量として算出する手段を有し、
前記目盛り設定手段は、目盛り用単位として前記基礎計量または合成計量を設定する手段を有する
ことを特徴とする請求項6記載の検索結果提示装置。 - 前記基礎計量は、個々の検索語の出現頻度に正規化係数を乗算して算出され、前記合成計量は、所望の複数の検索語の各々の出現頻度に各検索語の寄与率を乗算した値を複数の検索語について加算し、この加算した和に正規化係数を乗算して算出されることを特徴とする請求項7記載の検索結果提示装置。
- 前記目盛り設定ステップで目盛り用単位の計量として合成計量が設定された三次元空間に各検索結果を配置して提示している状態において、前記合成計量の算出の根拠となる前記所望の複数の検索語のいずれか1つの検索語の出現頻度に基づく基礎計量またはいずれか2つ以上の検索語の出現頻度に基づく合成計量を分解的に算出する分解算出手段と、
この算出した基礎計量または合成計量を前記提示状態での三次元空間の表示軸に対する目盛り用単位として既に設定されている目盛り用単位の代わりに再設定する再設定手段と、
この目盛り用単位の計量として再設定された基礎計量または合成計量に該当する計量に基づき各検索結果の三次元空間における座標位置を再決定する再決定手段と、
この再決定した座標位置の三次元空間に各検索結果を再配置して提示する再配置手段と
を更に有することを特徴とする請求項7記載の検索結果提示装置。 - 前記提示手段は、各検索結果の提示に当たり、各検索結果を示すイメージデータまたはマークを三次元空間に配置して提示する手段を有することを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1項に記載の検索結果提示装置。
- 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の検索結果提示方法をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータ実行可能な検索結果提示プログラム。
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