JP5103590B2 - 情報処理装置および情報処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画面上に情報を表示する際に、表示位置を追跡する技術に関する。
近年、ネットワーク技術の普及はめざましく、なかでもインターネットは個人や企業にとっての様々な情報発受信の場として不可欠なものとなっている。インターネットでは、アクセス解析という手段が利用可能であるため、Webサイトの運営者やサーバー管理者は、特定のWebサイトに対していつどこからどの程度アクセスがあったか、或いはそれらの訪問者がどのようなOSやWebブラウザを使用していたか等、様々な情報を得ることができる。
一般的に利用されるアクセス解析は、Webサーバーが記録しているログを解析したり、Webページ内にcgiタグなどの解析用のタグを埋め込み、リンク付けされたテキストや画像などのクリック数を計測したり、ページビューを計測することで行われている。
このようなアクセス解析は、例えば、Webショップ内に掲載した複数の製品に対して、利用者がどの製品画像をどの程度クリックしたかを比較したり、またはどの製品の紹介ページにアクセスが多かったか等を比較することで、人気を集めている製品がどれかを計り知ることができるため、利用者動向の指標として重要な役割を担っている。このような理由からアクセス解析はビジネスチャンスを広げるため重要な手段と見なされており、そのため、アクセス解析を目的とした有償、無償の様々なプログラム、サービスが提供されている(非特許文献1)。
更に、情報通信技術の進歩や環境の整備よって情報の伝達速度が高速化され、インターネット上で大容量の情報を容易に扱う事が可能となった。これに伴い、企業やWebショップの製品紹介ページにおいて、製品のより詳細な説明を目的とした大容量・高解像度の画像が掲載される例が増えてきた。デザインや機能、より詳細な製品説明を行うことができる利点があるためである。
加えて、インターネット上で地図表示やネットチラシ表示など、詳細な画像をより高速に表示することを目的としてZOOMA(ドリームテクノロジー)、TrueEBook(sevennet)等といった独自技術を利用した製品や、Zoomify(Zoomify,Inc)、ADViewer(イージェーワークス)、zoofla(DNP−Orikomio)等のアドビシステムズのFlashPlayerを利用した製品やサービスが提供され、利用されている(非特許文献2)。

特開平11−232307号 特開2005−284882号 特表2006−516772号 特開2004−240884号 特許第3476805号 「できる100ワザ Google Analytics SEO & SEM を極めるアクセス解析ノウハウ」インプレスジャパン 2007年 「ホワイトペーパー Flash プラットフォームを利用した、エンタープライズのためのアプリケーション、コンテンツ、コミュニケーション配信」、アドビシステムズ 2005年
しかしながら、インターネットで高解像度の画像が利用される機会は増えたにも関わらず、画像表示に対するアクセス解析は、画像が表示されたか否かを記録する程度にとどまり、画像の表示部位に対する解析は殆ど行われていないのが現状である。そのため、例えば、複数の品物が掲載された画像が利用者によって閲覧された場合、画像ファイル自体に対してアクセスがあったことはアクセス解析などから判るが、具体的に利用者が画像上のどの品物を見ていたかまでは知ることはできなかった。
0006で例示した詳細な画像をより高速に表示する方法は、代表的な方法として「特許第3476805号:画像表示システム及び方法」に開示されたような、タイル状にトリミングされた画像(以下、画像タイルという)セットを拡大率ごとに区分して保存し、必要な部分を随時読み込んで表示する方法を用いている。このような方法では、各画像タイルへのアクセス状況はWebサーバーに記録されたログを調べることで把握することは可能だが、表示枠内に該当する画像タイル群を随時、一度に読み込んで並べて表示するため、アクセス時刻から実際にどの画像タイルが目的のものであったかを判別することは不可能である。さらに、各画像タイルに対して個別のハイパーリンクも設定されていないため、クリックによる画像タイルの特定も不可能である。そのため、実際にこの方法を用いた場合、表示画像上のどの部分を見ていたかを判別することは不可能であった。
画像上の部位を特定する従来技術としては、「クリッカブルマップ」と呼ばれる表示画像上にハイパーリンク領域を設定する方法や、表示画像を複数に分割してそれぞれの部分にハイパーリンクを設定する方法が挙げられるが、いずれの方法も画像毎に座標位置や領域を指定したり、画像の加工やハイパーリンクの設定といった作業が不可欠であり、煩雑さを有していた。
この技術に関連し、本発明に類似した出願として「特開2004−240884:関心度等チェックシステム」が挙げられる。「特開2004−240884」では、画像上の各部分をクリックし、拡大された画像の表示時間を計測することで関心度を測定する方法が開示されている。拡大部位の表示時間を計測することで関心度を評価するものであるが、クリックによる位置の特定と、クリック位置と拡大画像のリンク付けが行われており、先に述べた画像の加工やハイパーリンクの設定といった作業が必要とされている。
これとは別に、表示画像の位置決めを行う先行技術として、「特開2005−284882:コンテンツ表現制御装置、コンテンツ表現制御システム、コンテンツ表現制御用基準物体、コンテンツ表現制御方法、コンテンツ表現制御プログラム、およびコンテンツ表現制御プログラムを記録」が例示される。「特開2005−284882」では、画像上の表示部位を特定するためのガイドシートを別途用意し、そのガイドシートを用いて表示画像の位置決めを行う、或いは画像にガイドデータを付加し、そのガイドデータを基に表示画像の位置決めを行うという方法が開示されている。
更に「特開平11−232307:電子文書における位置の追跡」では、点IDを記録した点辞書を別途作成し、点IDを文書内に付与し、管理することで電子文書の表示位置を把握する方法が開示されている。
しかしながら、前述したいずれ方法も、表示する画像に対して位置決めのための情報付加や加工が必須であるという問題を有している。そのため、例えば地図情報のように更新頻度が低く、一つの画像を長期に渡って利用する場合にはこれらの技術を利用することも可能だが、例えばWebチラシのように短期間に更新される場合や、大量の情報を扱う必要がある場合は有効な手段とならなかった。
また、上述した先行技術とは別に、画面上の注視点を測定する方法として「特表2006−516772:視線追跡システム及び方法」が開示されている。「特表2006−516772」では、利用者がカメラを組み込んだヘッドセットを装着し、そのカメラで眼球の動きを測定することで、画面上での視点移動を解析するというものである。しかしながら、視点をそのものを測定するという点では優れているが、ヘッドセットを含め専用の処理装置が必要となり、著しく汎用性に欠ける欠点を有していた。
以上の課題を解決するために、
電子的に記録された画像(以下、画像という)を拡大縮小表示できる機能と、
表示部位を任意且つスムーズに動かすことのできる機能と、
利用者を識別する情報、操作内容、画面上の中心に表示されている画像の部位を示す座標(以下、中心座標という)、操作が行われた時間(以下、時間情報という)に関する一連の情報(以下、利用情報という)を併せて計測し、情報保存装置へ送信する機能を有する情報表示装置(以下、情報表示装置という)
ならびに、
データベース内に記録された画像情報を利用者の要求に応じて情報表示装置に送信する機能と、
情報表示装置から送信される利用情報を記録し、解析する機能を有する情報保存装置(以下、情報保存装置という)
を用いて、
利用者が画像を自由に動かし、拡大縮小ながら閲覧している間に、利用情報を情報表示装置が計測・送信し、情報保存装置で累積的に記録・解析することで、画像に解析タグ等を付加することなく、また、マウスによるクリックなどの直接位置を指定する方法に依存することなく、利用者が表示画像上のどの部分をどれだけ表示していたかを評価できる方法および装置を見いだした。
利用者は情報表示装置を操作し、表示部位を任意且つスムーズに移動できる機能を用いて、情報保存装置から呼び出した画像を全体に渡って任意に閲覧することが出来る。その際に、関心をひく部分があれば、拡大機能を用いてより詳細な画像を表示でき、更に詳細を知りたければ更に拡大表示することができる。
画面上の中心に表示されている部分は拡大倍率に応じて利用者の関心度を示す部分と評価され、拡大率が高くなるほど、関心を示した部位が限定される。また、利用者が別の場所を見ようとして表示部位に興味を失うことにより拡大は解除(縮小表示)される。つまり、中心座標と拡大縮小に関する操作内容を記録することで利用者が画像上のどの部分に関心を示していたかを計り知ることができる。
拡大表示中は画像の詳細を知ることが出来る反面、全体を見渡せないために、利用者は別の目的部位を見るために画像の表示部位を移動する。この間、目的とする部位が表示されるまで画像の移動操作が繰り返されることになり、単に中心座標を記録、評価するだけでは、利用者が注視した部分なのか単なる操作の過程だったのかを判別することは困難である。そこで、時間情報を記録し、一の操作から次の操作までに要した時間間隔を求め、併せて評価することで、それぞれの操作毎に画面上に表示されていた中心座標が、利用者が注視した部分だったのか或いは単なる操作の過程だったのかを判別することができる。一の移動から次の移動までの間隔が短ければ単なる操作の過程と評価され、次の移動までの間隔が長ければ、利用者は表示部位に関心を示していたと評価される。
ところで、情報表示装置に対する習熟度の違いや、個人差により時間情報は異なると考えられるため、評価に際して補正が必要となる。そこで、中心座標と操作内容および時間情報に利用者の識別情報を付加して記録し、この識別情報ごとに利用情報を分別した上で、分別された各利用情報それぞれの時間情報を基にヒストグラム分析を行うことで、利用者毎の操作時間に関する補正データを得ることができる。なお、ここでいう識別情報とは、使用時にID入力を求めたり、Cookie情報を利用することで得られる、ある利用者の利用情報を他の利用者の利用情報とを区別するための情報をいう。
ヒストグラム分析により求められたデータ区間を参考として、利用情報は「操作に係る情報」と「表示に係る情報」とに区分される。「操作に係る情報」については、中心座標の推移を時系列的に追跡することで、利用者の視点移動として評価でき、利用者がどのような視点の流れで画像を吟味していたかを把握することが出来る。また、拡大縮小操作が行われた位置を評価することでどの部分で関心を示したか評価できる。
「表示に係る情報」については、データ区間を基に利用情報の順位付けを行って、中心座標と表示時間の長さを関連づけることで利用者がどの部分をより長時間表示していたかが評価される。
以上のように、画像の拡大縮小表示機能を用いて利用者の視点を特定するという着想と、操作に係る時間を基に表示と操作を判別する着想とを、情報表示装置と情報保存装置からなる情報処理装置を用いて実現することにより、これまでのアクセス解析とは全く異なるアクセス解析方法を見いだした。
本発明を用いることにより、これまでは情報提示にとどまっていた画像表示に対して、新たなアクセス解析機能を付加することが可能となった。例えば工業製品の画像を用いれば、利用者が工業製品のデザインのどの部分に関心を示しているのかを知ることが可能となり、チラシやカタログの画像を用いれば、利用者がどの製品に興味を持っているかを知ることが可能となる。また、一般にチラシの作成においては、視線誘導が行われるようなレイアウトやデザインが施される場合が多いが、本発明を用いることにより実際の視点移動と視線誘導が合致しているかを評価することも可能となる。
また、本発明ではマウスクリックによる位置の特定を必要としないため、従来必須であった解析タグの埋め込みやリンクの貼り付け、ガイド情報の付加等といった画像への情報付加作業や加工作業が不要である。そのため画像を情報保存装置内に用意するだけで直ちにアクセス解析が可能であり、短期間で頻繁に更新されるような画像や膨大な数の画像であっても、容易に解析対象とすることが可能である。
更に、一般に普及しているパーソナルコンピューター上で動作するWebブラウザと、Webブラウザが標準で装備しているスクリプト言語だけでも、本発明の構成要素である画像表示装置の要件を十分に満たすため、利用者側に特殊なソフトウェアや装置の使用を追加要求する必要がなく本発明を実施できる点で、高い汎用性を有するという利点がある。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図11に基づいて説明する。
本発明を実施するために構成されるハードウェア概念を図1に示す。
情報表示装置1は主にディスプレー101とキーボード102に代表される入力装置、マウス103に代表されるポインティングデバイス、入出力制御装置(以下、I/Oという)104、中央演算装置(以下、CPUという)105、メモリー106、ハードディスクに代表される大容量外部記憶装置107およびネットワークアダプター108から構成される。
情報保存装置2は主にI/O111、CPU112、メモリー113、ハードディスクに代表される大容量外部記憶装置114、ネットワークアダプター115から構成される。
情報表示装置1と情報保存装置2は、インターネットなどのネットワーク3を介して情報の送受信を行う。
本発明を実施する際に、情報表示装置と情報保存装置が行う情報処理のプロセス概念に関するフローを図2に示す。
はじめに情報表示装置1が利用者の識別情報を読み込み(ステップ201)、その上で、情報保存装置2内の画像データベース222に記録された画像情報の一覧データをネットワーク3を介して情報保存装置2に要求する(ステップ202)。この要求を受け情報保存装置2は画像データベース222から条件に合致した画像情報を検索し、情報表示装置1に結果を返す(ステップ221)。情報表示装置1は検索結果に基づく画像情報の一覧をディスプレー上に表示する(ステップ203)。この状態で情報表示装置1は利用者が画像を選択するまで待機する(ステップ204)。
利用者が一覧の中から閲覧を希望する画像を選択すると、情報表示装置1は指定された画像に関する詳細な画像情報を再度、情報保存装置2に要求する(ステップ204)。情報保存装置は指定された画像の詳細情報を情報データベース222から検索し、その結果を情報表示装置1に返す(ステップ223)。同時に初めての参照かどうかを判断し(ステップ224)、初めてであれば情報保存装置2内にログファイルを作成し(ステップ225)、しかる後、ログファイルを指定する(ステップ226)。情報表示装置1は詳細情報を受信した後、表示形式を一覧表示から閲覧表示に切り替え(ステップ205)、指定された画像の全体像をディスプレーに表示する(ステップ206)。
利用者が画像を閲覧する際に、拡大を選択した場合(ステップ207)、情報表示装置1は、利用情報を記録し(ステップ208)、非同期通信を用いて情報保存装置2に送信する(ステップ216)と共に、画像の拡大表示処理を行う(ステップ209)。情報保存装置2は受信した利用情報をログファイルに記録する(ステップ227)。同様に利用者が移動を選択した場合(ステップ210)、情報表示装置1は、利用情報を記録し(ステップ211)、非同期通信を用いて情報保存装置2に送信する(ステップ216)と共に、画像の移動表示処理を行う(ステップ212)。情報保存装置2は受信した利用情報をログファイルに記録する(ステップ227)。縮小を選択した場合(ステップ213)、情報表示装置1は、利用情報を記録し(ステップ214)、非同期通信を用いて情報保存装置2に送信する(ステップ216)と共に画像の縮小表示処理を行う(ステップ215)。情報保存装置2は受信した利用情報をログファイルに記録する(ステップ227)。
ステップ207からステップ217迄の一連の流れは、一覧表示に戻るまで繰り返される(ステップ217)。
記録された利用情報の解析に関する一連のフローを図3に例示する。
利用者は情報表示装置1から、ネットワーク3を介して、情報保存装置2に特定の画像に関する利用情報ログファイルの解析を要求する(ステップ301)。情報保存装置2は、対象となる利用情報ログファイルを検索し(ステップ311)、ログファイル中に記録された利用情報を識別情報毎に分別する(ステップ312)。分別された利用情報の操作時間から操作時間間隔を算出し(ステップ313)、利用者データベースを参照しながら(ステップ314)ヒストグラム分析を行う(ステップ315)。次いで、操作に係る情報319と表示に係る情報316に分離した後、表示に係る情報316についてはデータ区間に基づき利用情報の順位付けを行った後(ステップ317)、各時間毎に表示された中心座標とリンクさせる(ステップ318)。同時に、操作に係る情報319から拡大縮小操作解析と視点移動の解析を行い(ステップ320)、グラフ等の視覚化処理を行った後(ステップ321)、情報表示装置1に結果を返す。情報表示装置1は受け取った解析結果を表示する(ステップ302)。
ソフトウェアおよびその相関を図4に例示する。
情報表示装置1はオペレーティングシステム401を有し、このオペレーティングシステム401上で、アプリケーション402を動作させ、これによりスクリプト言語403やプラグインソフト404を制御し、ネットワーク3を介して、情報保存装置2と通信を行う。
スクリプト言語403とプラグインソフト404については、第一選択的な基本機能としてスクリプト言語403が利用され、処理速度向上などを図る目的として付加的にプラグインソフト404が利用される。
具体的には、オペレーティングシステム401としてMicrosoft Windows(Microsoft、Windowsは登録商標である)やLinux等が、アプリケーション402にはWebブラウザが、スクリプト言語403にはJavaScript(Javaは登録商標である)、プラグインソフト404にはFlashPlayer(Flashは登録商標である)がそれぞれ例示される。
情報保存装置2はオペレーティングシステム411を有し、このオペレーティングシステム411上で、Webサーバー412と、リレーショナルデータベース管理システム413およびインタプリタ言語414を動作させる。Webサーバー412がネットワーク3を介し、情報表示装置1と通信を行い、受信した利用情報や画像情報、利用者に関する情報等の管理をリレーショナルデータベース管理システム413が行い、インタプリタ言語414がログファイルの生成や解析、Webページ生成等を行う。また、必要に応じて画像表示装置のスクリプト言語が処理するプログラムの一部をWebAPI415とすることで、インタプリタ言語414が生成するWebページの簡素化を図ることができる。
具体的には、オペレーティングシステム411にはMicrosoft Windows(Microsoft、Windowsは登録商標である)やLinux等が、Webサーバー412にはApache等が、リレーショナルデータベース管理システム413にはMySQL等が、インタプリタ言語414にはPerl、PHP等がそれぞれ例示される。
なお、情報表示装置のオペレーティングシステム401と情報保存装置のオペレーティングシステム411が同じ種類のものである必要はない。
図2ステップ202の一覧表示を図5に例示する。
画面501上に表示されたWebブラウザ502に、図2ステップ221で返された画像504〜512が一覧表示される。表示される画像504〜512は、情報保存装置の画像データベース内に記録されている画像情報の一部または縮小したものである。利用者は、マウスカーソル503を用いて一覧画面上をドラッグするか、スクロールバー505を操作することで一覧表示部位を任意に動かすことができ、詳細を見たいと希望する画像があれば、縮小画像504〜512上をダブルクリックする等して選択することができる。
図2ステップ206以下の閲覧表示を図6に例示する。
図aにおいて、画面601上でWebブラウザ602の表示領域内603に、図2ステップ223で返された指定画像の全体像604が表示される。利用者は、マウスカーソル605を用いて画像604上をドラッグするか、キーボードを操作することで表示部位を任意に動かすことができる。また、詳細を見たいと希望する部位があれば、画像上の拡大ボタン608をクリックするか、スライドバー607を操作して画像を拡大表示する。スライドバー606を611の位置まで移動させることにより、図bに示したように拡大表示される。逆に画像を縮小したいと希望する場合は、画像上の縮小ボタン606をクリックするか、スライドバー607を操作して画像を縮小表示する。利用者が一覧表示に戻りたいと希望する場合は、画像上の戻るボタン609をクリックすることで図5の一覧表示に戻ることができる。
本例示では説明のため表示画面上の中心座標610を明示的に示しているが、各操作毎にこの中心座標610に相当する画像の部位座標がログファイルに記録される。
拡大・縮小倍率は利用する画像のサイズや解像度にも因るが、図aのように画像全体が表示領域一杯に表示されている状態を1倍とした場合、一般的に0.8〜10倍程度とするのが好ましい。不用意に拡大・縮小すると利用者にとっても情報の把握が困難となるからである。
情報表示装置1上で実際に画像が操作される例を図7に示す。
始めに図5の一覧表示で選択された画像504の全体像が表示される(ステップ701)。利用者はマウスカーソル711を用いて画像上をドラッグし表示部位を移動する(ステップ702)。その後、スライドバー712を操作し、表示部位の拡大を行う(ステップ703)。さらに拡大を行い(ステップ713)、目的部位の詳細画像が画面に表示される(ステップ704)。拡大状態のまま表示部位が任意に移動される(ステップ705、706)。再度、画像全体を見渡したい場合はスライドバー714を操作し、画像を縮小する(ステップ707)。
図7で行われた操作例に関するログファイルの記録例を図8に示す。
なお、例示で使用された表示領域サイズは650×600ピクセル、表示画像サイズは640×400ピクセルとする。
図2ステップ225で作成されたログファイル801には、図2ステップ216およびステップ227により、識別情報802、中心座標803、時間情報804、操作情報805が累積的に記録される。さらに、図3ステップ313により、時間情報804から操作間隔806が算出される。
本例では操作時間情報を秒形式で示したが、代わりにUnixTime(Unixは登録商標である)等を用いることもできる。
図8で示したログファイル801を図3のフローに従って解析を行った例を図9に示す。
識別情報は「abcdefg」単一であるので、図3ステップ312の識別情報による分別結果は「abcdefg」群のみとなる。次に各操作毎の操作間隔806を算出し、これを基に図3ステップ315のヒストグラム分析を行う(901)。出現頻度が最も高いデータ区間902およびそれに近接するデータ区間903、904は操作に係る情報として分別し、残りのデータ区間の各時点905〜909については表示に係る情報として、操作間隔が長い順に表示時間が長いと評価し、各時点905〜909における中心座標を特定する。表示画像910上の座標は、左上911を(0,0)として右下912が(640,480)となる。これによりP2(914)、P5(915)、P8(916)、P10(917)、P12(918)の各点は表示に係る座標と判断され、P10>P12>P8>P2>P5の順に表示時間が長かったと評価される。
一方でP1、P3、P4、P6、P7、P9、P11、P13の各点はデータ区間902〜904に属し、操作に係る座標であることが判る。閲覧表示では最初に画像の全体像が表示されることからPSTART(913)が初期の中心座標となる。そこから中心座標は順次P1、P2…と推移し、最後にPEND(919)まで移動したことが判り、これら一連の流れは視点移動として評価される。
また操作内容から、P2(914)とP12(918)で拡大が行われ、P10(917)で縮小されていることから、P2(914)とP12(918)は利用者が関心を示した点、P10(917)は関心を失った点と評価される。
図9での解析結果を実際に表示画像上に重ねて表示した例を図10に示す。
一連の視点移動が折れ線で示され1003、拡大縮小操作が行われた場所には、その操作が行われたことを示す三角シンボル1005、1010、1013が示されている。1005と1013は拡大を示す三角シンボル、1010は縮小を示す三角シンボルである。また長時間表示されたと評価される部分には拡大倍率に応じた円が表示されている。1004、1011、1012は倍率2倍を示す円、1006、1007、1008、1009、1014は倍率4倍を示す円である。また、これらの円は表示時間の長さに応じて塗り潰し濃度1002が濃くなり、線幅が太くなっている。
以上のように、解析結果を画像上に明示的に表示することで、画像上のどの部分をどれだけ表示していたかおよび視点がどのように推移したかを評価することが可能となる。
図11にJavaScript(Javaは登録商標である)を用いた場合に、情報表示装置1上で表示された画像の、中心座標を求める方法を示す。
Webブラウザ上の表示領域1101は領域枠左上の隅を原点(0,0)として、表示幅がWピクセル、表示高がHピクセルである時、表示領域右下の座標は(W,H)、表示領域中央の座標は(W/2,H/2)と与えられる。表示枠内に画像1102を表示する際、画像左上の角を始点として画面上の表示開始位置(x,y)を指定する。この場合、中心座標(cx,cy)は(W/2−x,H/2−y)により与えられる。このようにWebブラウザの表示幅と高さおよび画像の表示開始位置がわかれば中心座標が求められる。
上述した中心座標を求める方法において、JavaScript(Javaは登録商標である)が行うプログラムの一部を、別途、情報保存装置上にWebAPIとして用意し、必要に応じて情報表示装置から利用することができる。
以上、発明を実施するための最良の形態を説明したが、本出願に係る発明の技術的範囲は上記の実施の形態に限定されるものではない。上記実施の形態に種々の変更を加えて、特許請求の範囲に記載の発明を実施することができる。
例えば、例示では情報表示装置と情報保存装置がネットワークを介して情報のやり取りを行っているが、情報表示装置と情報保存装置が一体となった装置として用いられてもよい。また、使用される画像は、表示時の中心座標を特定できさえすれば、1つの画像ファイルであっても良いし、画像タイルを並べて一つの画像として表示するものでも良い。画像情報は図形や形状、デザインのみに限らず、文字のみが含まれるものであってもよい。
拡大・縮小機能に関しても、表示領域内における表示画像の中心座標を特定できさえすれば、元の画像をソフトウェア的に処理して拡大縮小しても良いし、各倍率に応じた画像を別途用意して適宜切り替えて表示しても良い。また、情報表示装置が計測した利用情報を情報保存装置に送信する際に、随時、非同期通信により行うとしたが、情報表示装置のメモリーや外部記憶装置で一時的にまとめて記録し、「戻る」等の一定の操作に応じて、非同期通信により一度に送信することで、ネットワークや情報保存装置の負荷を減少させてもよい。
本発明を構成するソフトウェアは、目的に合致した機能を有するものであれば記述した内容に限定されるものではない。例えば、図4におけるアプリケーション402はWebブラウザに限定されるものではないし、インタプリタ言語414はRubyなど様々な言語が利用可能である。
また、複数の機能例えばWebサーバー412とリレーショナルデータベース管理システム413が一つのソフトウェアに統合されたものを用いてもよい。
図11ではスクリプト言語403であるJavaScript(Javaは登録商標である)を用いて中心座標を求める方法を例示したが、アプリケーション402が直接中心座標を求めることができるソフトウェアを用いてもよいし、プラグインソフト404を用いて中心座標を求めてもよい。
図5、図6、図7、図10ではユーザーインターフェースを例示したが、これらは利用者の利便性や発明実施の実情に併せて適宜変更されるものであり、特許請求の範囲に記載された要件を満たす限り、構成や配置、部品、デザイン等を含めて例示した内容に限定されるものではない。
以上説明したような発明が本出願に係る発明の技術的範囲に属することもまた、特許請求の範囲の記載から明らかである。
本発明を実施するために構成されるハードウェア概念 情報表示装置と情報保存装置が行うプロセス概念に関するフロー図 情報表示装置と情報保存装置が行う利用情報の解析に関する一連のフロー図 情報表示装置と情報保存装置のソフトウェアの相関例 図2ステップ203の一覧表示例 図2ステップ205以下の詳細表示例 情報表示装置上での画像操作例 ログファイルの記録例 ログファイルの解析プロセス例 ログファイル解析結果を実際の表示画像上に表示した例 JavaScript(Javaは登録商標である)を用いて、表示された画像の、画面中央部分の座標を求める方法例
符号の説明
1 情報表示装置
2 情報保存装置
3 ネットワーク
101 ディスプレー
102 キーボード等の入力装置
103 マウス等のポインティングデバイス
104、111 I/O
105、112 CPU
106、113 メモリー
107、114 大容量外部記憶装置
108、115 ネットワークアダプター
401、411 オペレーティングシステム
402 アプリケーションソフト
403 スクリプト言語
404 プラグインソフト
412 Webサーバー
413 リレーショナルデータベース管理システム
414 インタプリタ言語
415 WebAPI

Claims (6)

  1. 利用者が、拡大縮小表示できる機能を有し、かつ、表示部位を任意かつスムーズに動かすことができる機能を有する情報表示装置を通じて、情報保存装置に記録された一以上の情報を表示する際に、
    利用者を識別する情報と、情報の表示部位をどのように拡大・縮小し、あるいは移動したかという操作内容と、各操作ごとに画面上の中心に表示された情報の部位を示す座標と、各操作がなされた時間を、
    利用情報として情報表示装置が計測し、一定の時間或いは一定の操作毎に情報保存装置へ送信し、情報保存装置が累積的に保存した後、
    利用者の識別情報を基に利用情報を分類し、各操作毎の時間間隔を算出・参照することで利用情報を「操作に係る情報」と「表示に係る情報」とに分類し、
    表示に係る情報については、時間間隔の長さによる順位付けを行った後、画面上の中心に表示された情報の部位を示す座標と関連付け、
    操作に係る情報については、各操作ごとに画面上の中心に表示された情報の部位を示す座標を時系列的に追跡することで、
    表示された情報を利用者がどのように閲覧し、どの部分に対してどれだけ関心を示していたか解析処理することを特徴とする情報処理方法。
  2. 一以上の情報保存装置と、一以上の情報表示装置がそれぞれ個別に独立し、互いにネットワークで接続された状態で請求項1に記載された一連の情報表示や情報収集、解析処理を行うことを特徴とする情報処理方法。
  3. 情報保存装置に記録された一以上の情報の表示装置であって、情報の表示部位を拡大縮小する機能と、表示部位を任意かつスムーズに動かすことができる機能を有し、
    利用者が情報を閲覧している間に、利用者を識別する情報と、操作内容と、表示された情報の表示部位を示す座標情報と、各操作がなされた時間を利用情報として計測でき、
    一定の時間間隔或いは一定の操作毎に利用情報を情報保存装置へ送信する機能を有する情報表示装置、
    ならびに、
    一以上の情報を有し、情報表示装置からの要求に応じた情報を情報表示装置に送信する機能と、情報表示装置から送信された利用情報を累積的に保存する機能、ならびに、表示された情報と利用情報を関連づけて解析する機能を有する情報保存装置、
    からなる情報処理装置。
  4. 一以上の情報保存装置と、一以上の情報表示装置がそれぞれ個別に独立し、互いにネットワークで接続された状態で請求項3に記載された一連の情報表示や情報収集、解析処理を行うことを特徴とする情報処理装置。
  5. 表示される情報が電子的に記録された画像であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載された情報処理方法。
  6. 表示される情報が電子的に記録された画像であることを特徴とする請求項3または請求項4に記載された情報処理装置。
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