JP2004353910A - 空気吹出口および空気調和機用室内ユニット - Google Patents

空気吹出口および空気調和機用室内ユニット Download PDF

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誠司 佐藤
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Abstract

【課題】屈曲したり湾曲した形状の吹出口であっても、連続した滑らかな吹出空気流の風向調整を可能ならしめる。
【解決手段】電圧を印加することにより伸び縮みするシート状の高分子材料で流路壁面11a,11bを形成し、前記高分子材料へ通電される電流の方向および電流量を制御することにより吹出空気流の方向を変更できるように構成している。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、空気吹出口および空気調和機用室内ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
空気を吹き出す空気吹出口において、例えば、冷房運転時あるいは暖房運転時に最適な吹出空気流の方向が得られるように、空気吹出口内に設置したフラップ(風向板)の角度を変えることにより、吹出空気流を可変とするものが従来から知られている。
【0003】
しかし、空気吹出口が直線状でなく、屈曲したり、湾曲したりしている場合には、一つのフラップでの風向調整が難しいところから、複数の直線状のフラップに分割し、それらを互いに接続する関節を設けて、複数のフラップを一つの駆動装置で角度変更を行うようにしたものが提案されている(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−280644号公報(段落番号「0030」、図3)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記した特許文献1に開示されている技術の場合、複数のフラップを接続している接続部である関節での気流の乱れが大きくなるなどするところから、滑らかで静音性に優れた吹出空気流を実現することが困難であった。また、空気吹出口の形状が、湾曲した形状であったり、円形形状であったりした場合、フラップは直線形状であるため、空気吹出口とフラップとの調和がとれないところから、意匠性が悪くなるという不具合もあった。
【0006】
ところで、本願発明者は、ある種の高分子材料に電圧を印加すると、当該高分子材料が伸び縮みするという現象を知るに至った。このような高分子材料を用いて空気吹出口の流路壁面やフラップの一部を構成すれば風向調整時の動きが円滑に行うことができるとともに滑らかな吹出空気流が得られることに着目して本願発明を行うに至ったのである。
【0007】
本願発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、屈曲したり湾曲した形状の吹出口であっても、連続した滑らかな吹出空気流の風向調整を可能ならしめることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本願発明では、上記課題を解決するための第1の手段として、電圧を印加することにより伸び縮みするシート状の高分子材料で流路壁面11a,11bまたは(および)フラップ12の一部を形成し、前記高分子材料へ通電される電流の方向および電流量を制御することにより吹出空気流の方向を変更できるように構成している。
【0009】
上記のように構成したことにより、流路壁面11a,11bまたは(および)フラップ12の一部を構成する高分子材料へ通電される電流の方向および電流量を制御することにより吹出空気流の方向を変更できる。従って、連続した滑らかな吹出空気流を吹き出すことができ、騒音の原因となる気流の乱れを生じることなく、吹出空気流の風向調整が可能となる。
【0010】
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第2の手段として、上記第1の手段を備えた空気吹出口において、前記高分子材料として、導電性高分子材料シートを採用することもでき、そのように構成した場合、電圧を印加することにより部分的に伸縮して変形することとなり、吹出空気流の風向調整が容易となる。
【0011】
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第3の手段として、上記第2の手段を備えた空気吹出口において、前記導電性高分子材料シートにおける各部位に異なった電圧を印加することにより、各部位毎に異なった変形が得られるようにすることもでき、そのように構成した場合、導電性高分子材料シートにおける各部位に異なった電圧を印加することにより、各部位毎に異なった変形が得られることとなり、吹出空気流の風向調整の自由度が大幅に向上する。
【0012】
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第4の手段として、上記第2又は第3の手段を備えた空気吹出口において、前記流路11内部における上流端から下流端までの距離をL、上流端からの距離をLとしたとき、吹出幅方向において同じL/Lとなる箇所の伸縮量を同じにすることにより、吹出位置によらず吹出方向が同じになるようにすることもでき、そのように構成した場合、吹出幅方向において同じL/Lとなる箇所の吹出方向が同じとなる吹出空気流の風向調整が得られる。
【0013】
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第5の手段として、上記第2、第3又は第4の手段を備えた空気吹出口において、前記流路壁面11a,11bまたは(および)フラップ12の形状を、気流の上流側から下流側に向けて次第に伸縮量が大きくなるようにすることにより、下流端の吹出角度を変化できるようにすることもでき、そのように構成した場合、気流の上流側から下流側に向けて次第に伸縮量が大きくなるようにすることにより、下流端の吹出角度を変化できることとなり、吹出角度の調整が容易となる。
【0014】
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第6の手段として、上記第1、第2、第3、第4又は第5の手段を備えた空気吹出口において、前記流路壁面11a,11bのうち吹出空気流の向きを傾けようとする方向にある互いに向き合った壁面の少なくとも一方を、流路に対して凸状の湾曲面により構成することもでき、そのように構成した場合、滑らかな吹出空気流が得られる。
【0015】
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第7の手段として、上記第6の手段を備えた空気吹出口において、前記流路壁面11a,11bのうち互いに向き合った壁面の他方を、流路に対して凹状の湾曲面により構成することもでき、そのように構成した場合、より一層滑らかな吹出空気流が得られる。
【0016】
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第8の手段として、上記第4、第5、第6又は第7の手段を備えた空気吹出口において、前記導電性高分子材料シートを、複数本の棒状あるいは繊維状の導電性高分子材料を並べて配置することにより形成するとともに、その長手方向を吹出幅方向にとることもでき、そのように構成した場合、吹出幅方向に関して一様に吹出方向が変化する吹出空気流が得られる。
【0017】
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第9の手段として、上記第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7又は第8の手段を備えた空気吹出口において、前記流路11の吹出口または(および)フラップ12を円環形状とすることもでき、そのように構成した場合、円環形状の吹出口であっても、滑らかな吹出空気流の風向調整が可能となる。
【0018】
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第10の手段として、上記第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8又は第9の手段を備えた空気吹出口において、前記シート状の高分子材料には、伸び縮みさせるときのみ電圧を印加させることもでき、そのように構成した場合、必要最小限の電力消費で吹出空気流の風向調整を行うことができる。
【0019】
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第11の手段として、上記第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8、第9又は第10の手段を備えた空気吹出口において、前記シート状の高分子材料を、薄板状の弾性樹脂材料で挟み込むこともでき、そのように構成した場合、シート状の高分子材料を弾性樹脂材料により保護できることとなり、耐久性が向上する。
【0020】
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第12の手段として、上記第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8、第9、第10又は第11の手段を備えた空気吹出口11を具備させて空気調和機用室内ユニットを構成することもできる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して、本願発明の好適な実施の形態について説明する。
【0022】
この実施の形態にかかる空気調和機用室内ユニットは、図1に示すように、天井Cに形成された開口部3に臨むようにして配設される空気調和機本体1と、前記開口部3を覆うようにして配設される化粧パネル2とからなっており、天井埋込式室内機とされている。
【0023】
前記空気調和機本体1は、本体ケーシング4内の中心部に配設された送風機(例えば、ターボファン)5と、該送風機5を囲繞するようにして配設された環状の熱交換器6とを備えており、該熱交換器6の外周側には、環状の調和空気通路7が形成されている。符号8は送風機5の吸込側に設けられたベルマウス、9は熱交換器6の下方に配設されたドレンパンである。
【0024】
一方、前記化粧パネル2は、前記ベルマウス8に対向する空気吸込口10と、前記調和空気通路7に対向する円環形状の空気吹出口11(図2参照)とを備えて構成されている。
【0025】
そして、送風機5の駆動により前記空気吸込口10から吸い込まれた室内空気Wは、熱交換器6を通過する過程で該熱交換器6内を流れる冷媒との熱交換により冷却(冷房運転時)あるいは加熱(暖房運転時)され、調和空気通路7および空気吹出口11を経て室内へ吹き出され、室内の冷房用あるいは暖房用に供されることとなっている。
【0026】
ところで、上記空気吹出口11から吹き出される調和空気Wの吹出方向は、冷房運転時と暖房運転時とで略水平あるいは下向きに調整するのが望ましいところから、従来の空気調和機用室内ユニットにおいては空気吹出口11に風向調整用のフラップが設けられていたが、本実施の形態においては、フラップを省略し、空気吹出口11の流路壁面(即ち、上壁面11aおよび下壁面11b)を、電圧を印加することにより伸び縮みするシート状の高分子材料(例えば、導電性高分子材料)で形成している。
【0027】
前記上壁面11aは、上流端が化粧パネル2側の流路(即ち、空気吹出口11の上流端)に固定された該流路に対して滑らかな凸状の湾曲面により構成される一方、前記下壁面11bは、上流端が化粧パネル2側の流路(即ち、空気吹出口11の上流端)固定された該流路に対して滑らかな凹状の湾曲面により構成されている。このようにすると、より一層滑らかな吹出空気流が得られる。
【0028】
この導電性高分子材料シートは、図4に符号Kで示すように、複数本の棒状あるいは繊維状の導電性高分子材料を並べて配置することにより形成するとともに、その長手方向を吹出幅方向にとった形状(即ち、前記上壁面11aおよび下壁面11bにおける出口側に環状)に設けられている。つまり、前記空気吹出口11の流路内部における上流端から下流端までの距離をL、上流端から導電性高分子材料Kまでの距離をLとしたとき、吹出幅方向において同じL/Lとなる箇所の伸縮量が同じとなるようにしているのである。
【0029】
上記導電性高分子材料Kは、図5に示すように、例えばポリアニリンのような導電性高分子からなる高分子膜Kと電解液Kとを隣接させ、前記高分子膜K側および電解液K側にそれぞれ電極X,Yを設けて構成されており、該電極X,Yは、切換スイッチSを介して直流電源Vに接続されている。そして、前記切換スイッチSの切換操作により、電極Xを直流電源Vの+側あるいは−側に接続し、電極Yを直流電源Vの−側あるいは+側に接続すると、電解液Kから高分子膜K側へのイオンの移動あるいは高分子膜K側から電解液Kへのイオンの移動が生じる。ここで、高分子膜K側へのイオンの移動が生じた場合には、導電性高分子材料Kは伸びるし、電解液K側へのイオンの移動が生じた場合には、導電性高分子材料Kは縮むこととなる。なお、この伸び・縮みの量は、導電性高分子材料Kに印加される電流量に比例する。ところで、図5に仮想線で示すように、導電性高分子材料Kを、薄板状の弾性樹脂材料(例えば、エラストマー)13で挟み込むようにすることもできる。そのように構成した場合、導電性高分子材料Kが弾性樹脂材料13によって保護されることとなり、耐久性が向上する。
【0030】
上記のように構成したことにより、流路壁面(即ち、上壁面11aおよび下壁面11b)を構成する導電性高分子材料Kへ通電される電流の方向および電流量を制御することにより吹出空気流Wの方向を滑らかに変更できる。例えば、図4(イ)に示すように導電性高分子材料Kが縮むと、図3(イ)に示す下向き吹出となり、図4(ロ)に示すように導電性高分子材料Kが伸びると、図3(ロ)に示す略水平吹出となる。従って、連続した滑らかな吹出空気流Wを吹き出すことができ、騒音の原因となる気流の乱れを生じることなく、吹出空気流Wの風向調整が可能となる。また、導電性高分子材料シートKの上流端部を流路の上流端に固定し、流路壁面(即ち、上壁面11aおよび下壁面11b)の形状を、気流の上流側から下流側に向けて次第に伸縮量が大きくなるようにすることにより、下流端の吹出角度を変化できるようにすることもできる。そのように構成した場合、気流の上流側から下流側に向けて次第に伸縮量が大きくなるようにすることにより、下流端の吹出角度を変化できることとなり、吹出角度の調整が容易となる。
【0031】
ところで、導電性高分子材料シートKにおける各部位に異なった電圧を印加することにより、各部位毎に異なった変形が得られるようにすることもできる。そのように構成した場合、導電性高分子材料シートKにおける各部位に異なった電圧を印加することにより、各部位毎に異なった変形が得られることとなり、吹出空気流Wの風向調整の自由度が大幅に向上する。
【0032】
また、上記導電性高分子材料Kには、伸び縮みさせるときのみ電圧を印加させるようにすることもできる。そのように構成した場合、必要最小限の電力消費で吹出空気流の風向調整を行うことができる。
【0033】
なお、図6に示すように、空気吹出口11に風向調整用のフラップ12を設け、該フラップ12の一部を、導電性高分子材料で構成するようにしてもよい。この場合も、流路壁面(即ち、上壁面11aおよび下壁面11b)を導電性高分子材料で構成した場合と同様に、フラップ12の形状変更により、吹出空気流の風向調整を行うことができる。
【0034】
上記実施の形態においては、空気調和機用室内ユニットの空気吹出口を例として説明したが、本願発明の空気吹出口は、空気が吹き出される形態を有するものであれば、どのような装置のものであっても適用可能である。
【0035】
【発明の効果】
本願発明の第1の手段によれば、電圧を印加することにより伸び縮みするシート状の高分子材料で流路壁面11a,11bまたは(および)フラップ12の一部を形成し、前記高分子材料へ通電される電流の方向および電流量を制御することにより吹出空気流の方向を変更できるように構成したので、連続した滑らかな吹出空気流を吹き出すことができ、騒音の原因となる気流の乱れを生じることなく、吹出空気流の風向調整が可能となるという効果がある。
【0036】
本願発明の第2の手段におけるように、上記第1の手段を備えた空気吹出口において、前記高分子材料として、導電性高分子材料シートを採用することもでき、そのように構成した場合、電圧を印加することにより部分的に伸縮して変形することとなり、吹出空気流の風向調整が容易となる。
【0037】
本願発明の第3の手段におけるように、上記第2の手段を備えた空気吹出口において、前記導電性高分子材料シートにおける各部位に異なった電圧を印加することにより、各部位毎に異なった変形が得られるようにすることもでき、そのように構成した場合、導電性高分子材料シートにおける各部位に異なった電圧を印加することにより、各部位毎に異なった変形が得られることとなり、吹出空気流の風向調整の自由度が大幅に向上する。
【0038】
本願発明の第4の手段におけるように、上記第2又は第3の手段を備えた空気吹出口において、前記流路11内部における上流端から下流端までの距離をL、上流端からの距離をLとしたとき、吹出幅方向において同じL/Lとなる箇所の伸縮量を同じにすることにより、吹出位置によらず吹出方向が同じになるようにすることもでき、そのように構成した場合、吹出幅方向において同じL/Lとなる箇所の吹出方向が同じとなる吹出空気流の風向調整が得られる。
【0039】
本願発明の第5の手段におけるように、上記第2、第3又は第4の手段を備えた空気吹出口において、前記流路壁面11a,11bまたは(および)フラップ12の形状を、気流の上流側から下流側に向けて次第に伸縮量が大きくなるようにすることにより、下流端の吹出角度を変化できるようにすることもでき、そのように構成した場合、気流の上流側から下流側に向けて次第に伸縮量が大きくなるようにすることにより、下流端の吹出角度を変化できることとなり、吹出角度の調整が容易となる。
【0040】
本願発明の第6の手段におけるように、上記第1、第2、第3、第4又は第5の手段を備えた空気吹出口において、前記流路壁面11a,11bのうち吹出空気流の向きを傾けようとする方向にある互いに向き合った壁面の少なくとも一方を、流路に対して凸状の湾曲面により構成することもでき、そのように構成した場合、滑らかな吹出空気流が得られる。
【0041】
本願発明の第7の手段におけるように、上記第6の手段を備えた空気吹出口において、前記流路壁面11a,11bのうち互いに向き合った壁面の他方を、流路に対して凹状の湾曲面により構成することもでき、そのように構成した場合、より一層滑らかな吹出空気流が得られる。
【0042】
本願発明の第8の手段におけるように、上記第4、第5、第6又は第7の手段を備えた空気吹出口において、前記導電性高分子材料シートを、複数本の棒状あるいは繊維状の導電性高分子材料を並べて配置することにより形成するとともに、その長手方向を吹出幅方向にとることもでき、そのように構成した場合、吹出幅方向に関して一様に吹出方向が変化する吹出空気流が得られる。
【0043】
本願発明の第9の手段におけるように、上記第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7又は第8の手段を備えた空気吹出口において、前記流路11の吹出口または(および)フラップ12を円環形状とすることもでき、そのように構成した場合、円環形状の吹出口であっても、滑らかな吹出空気流の風向調整が可能となる。
【0044】
本願発明の第10の手段におけるように、上記第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8又は第9の手段を備えた空気吹出口において、前記シート状の高分子材料には、伸び縮みさせるときのみ電圧を印加させることもでき、そのように構成した場合、必要最小限の電力消費で吹出空気流の風向調整を行うことができる。
【0045】
本願発明の第11の手段におけるように、上記第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8、第9又は第10の手段を備えた空気吹出口において、前記シート状の高分子材料を、薄板状の弾性樹脂材料で挟み込むこともでき、そのように構成した場合、シート状の高分子材料を弾性樹脂材料により保護できることとなり、耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本願発明の実施の形態にかかる空気調和機用室内ユニットの縦断面図である。
【図2】本願発明の実施の形態にかかる空気調和機用室内ユニットの化粧パネルの斜視図である。
【図3】(イ)は本願発明の実施の形態にかかる空気調和機用室内ユニットにおける下向き吹出状態にある空気吹出口を示す斜視図であり、(ロ)は本願発明の実施の形態にかかる空気調和機用室内ユニットにおける略水平吹出状態にある空気吹出口を示す斜視図である。
【図4】(イ)は本願発明の実施の形態にかかる空気調和機用室内ユニットにおける下向き吹出状態にある空気吹出口(上壁面および下壁面)を示す斜視図であり、(ロ)は本願発明の実施の形態にかかる空気調和機用室内ユニットにおける略水平吹出状態にある空気吹出口(上壁面および下壁面)を示す斜視図である。
【図5】導電性高分子材料の概略構成を示す断面図である。
【図6】本願発明の実施の形態にかかる空気調和機用室内ユニットの化粧パネルの他の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1は空気調和機本体、2は化粧パネル、5は送風機、6は熱交換器、10は空気吸込口、11は流路(空気吹出口)、11aは上壁面、11bは下壁面、12はフラップ。

Claims (12)

  1. 電圧を印加することにより伸び縮みするシート状の高分子材料で流路壁面(11a),(11b)または(および)フラップ(12)の一部を形成し、前記高分子材料へ通電される電流の方向および電流量を制御することにより吹出空気流の方向を変更できるように構成したことを特徴とする空気吹出口。
  2. 前記高分子材料として、導電性高分子材料シートを採用したことを特徴とする前記請求項1記載の空気吹出口。
  3. 前記導電性高分子材料シートにおける各部位に異なった電圧を印加することにより、各部位毎に異なった変形が得られるようにしたことを特徴とする前記請求項2記載の空気吹出口。
  4. 前記流路(11)内部における上流端から下流端までの距離をL、上流端からの距離をLとしたとき、吹出幅方向において同じL/Lとなる箇所の伸縮量を同じにすることにより、吹出位置によらず吹出方向が同じになるようにしたことを特徴とする前記請求項2および3のいずれか一項記載の空気吹出口。
  5. 前記流路壁面(11a),(11b)または(および)フラップ(12)の形状を、気流の上流側から下流側に向けて次第に伸縮量が大きくなるようにすることにより、下流端の吹出角度を変化できるようにしたことを特徴とする前記請求項2、3および4のいずれか一項記載の空気吹出口。
  6. 前記流路壁面(11a),(11b)のうち吹出空気流の向きを傾けようとする方向にある互いに向き合った壁面の少なくとも一方を、流路に対して凸状の湾曲面により構成したことを特徴とする前記請求項1、2、3、4および5のいずれか一項記載の空気吹出口。
  7. 前記流路壁面(11a),(11b)のうち互いに向き合った壁面の他方を、流路に対して凹状の湾曲面により構成したことを特徴とする前記請求項6記載の空気吹出口。
  8. 前記導電性高分子材料シートを、複数本の棒状あるいは繊維状の導電性高分子材料を並べて配置することにより形成するとともに、その長手方向を吹出幅方向にとったことを特徴とする前記請求項4、5、6および7のいずれか一項記載の空気吹出口。
  9. 前記流路(11)の吹出口または(および)フラップ(12)を円環形状としたことを特徴とする前記請求項1、2、3、4、5、6、7および8のいずれか一項記載の空気吹出口。
  10. 前記シート状の高分子材料には、伸び縮みさせるときのみ電圧を印加させることを特徴とする前記請求項1、2、3、4、5、6、7、8および9のいずれか一項記載の空気吹出口。
  11. 前記シート状の高分子材料を、薄板状の弾性樹脂材料で挟み込んだことを特徴とする前記請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9および10のいずれか一項記載の空気吹出口。
  12. 前記請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10および11のいずれか一項記載の空気吹出口(11)を備えて構成されたことを特徴とする空気調和機用室内ユニット。
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