JP2004353303A - 掘削ロッド用の練付けドラム、基礎杭の構築方法 - Google Patents

掘削ロッド用の練付けドラム、基礎杭の構築方法 Download PDF

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Abstract

【課題】掘削ヘッドの負荷を軽減し、効率よく杭穴掘削する。根固め層のセメントミルク投入量程度の排土量にでき、排土を大幅削減し、とりわけ異形杭の場合に、より小さな掘削径で更に少排土量を達成する。
【解決手段】掘削ロッド40は、通常の練付けドラム38付きの上部ロッド35の下端に、練付けドラム18を装着した下部ロッド10、掘削ヘッド1を連結して構成する。練付けドラム18は、練付面に突条30を周回方向に並列してある。掘削ヘッド1の固定掘削刃5、5aで注水せずに径Dで掘削する。下部ロッド10の練付けドラム18の突条30により、杭穴壁が更にDに拡張掘削され、掘削土が杭穴壁に押し込まれ均される。上部ロッド35でも径Dで杭穴壁が均される。径D(=D)の杭穴軸部42の掘削が完了後、根固め層を形成し、杭穴内に既製杭(最大外径D)を埋設して、基礎杭構造を構築する。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築、土木等の分野で基礎杭の構築に使用され、杭穴壁の形成に特徴を有する基礎杭の構築方法、この構築方法に使用される掘削ロッド用の練付けドラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
出願人は、穴壁を練り付けて形成した杭穴内に既製杭を埋設して基礎杭を構築するニーディング工法(三谷セキサンの商標)を長年施工していた(特許文献1)。
【0003】
この杭穴造成方法に使用する掘削ロッドでは、先端に掘削ヘッドを有し、その上方に、撹拌バー、練付けドラムが所定間隔で、取り付けて構成されている。掘削ヘッドで注水しながら地盤を掘削し、撹拌バーでこの掘削泥水を撹拌し、練付けドラムで回転しながら土泥を杭穴内壁に練付けし、杭穴の内壁を固めていた。練付けドラムによる練付けは、杭穴の内壁を均して、杭穴を所定形状に整えて基礎杭の品質を高めていた。また、杭穴内壁をドラムで均すことにより、内壁の崩れを防止して、その後に杭穴内に既製杭を押し込める際に、押圧抵抗を減らし既製杭の沈設を容易にすることができた。更に、杭穴内壁をドラムで均すことにより、練付けに相当する分量だけ掘削土の排出も低減させていた。
【0004】
この場合、従来の掘削ロッドに取り付けた練付けドラムの形状に関して、例えば、練付けドラムに相当する練付け板は、杭穴内径(掘削径)とその外径とがほぼ等しい円筒体または弧状片を取付けた形状となっていた(特許文献2)。即ち、杭穴内壁に対し練付け部が湾曲し平滑な練付面として、掘削ロッドの回転により回転して、掘削土を杭穴壁に押圧させる練付け部構造となっていた(特許文献2。特に、第1図及び第2図)。
【0005】
また、特許文献3では、前記同様の手法で所定寸法の杭穴を掘削し、セメントミルクと掘削土の混合方法を工夫して高品質のソイルセメント層を形成して既製杭を沈設している。この場合も、練付けドラムの練付面の形状や角度を工夫してあるが、平滑な練付面を構成している点では、前記特許文献1、2と同様であった。
【0006】
【特許文献1】特開昭55−45960号
【0007】
【特許文献2】特開昭61−113925号
【0008】
【特許文献3】特開2002−317594号
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従来の練付けドラム付き掘削ロッドを使用した杭穴造成方法では、掘削時における掘削および練付け工事が円滑にでき、かつ、一様な内壁の所定品質の杭穴が造成できるようにするために大量の注水が必要であった。よって、少なくともその注水量に見合った掘削土を地上に大量に排出しなければならなかった。従って、土泥で満たされている杭穴軸部に埋設される既製杭の周辺摩擦力を補強するために、杭穴内の軸部の土泥層にセメントミルクを充填してソイルセメント層とし所定の固化強度を保有させることもなされていた。
【0010】
また、セメントミルクの混入した掘削土泥は、産業廃棄物として処理しなければならず、結果として、セメントミルクの混入した掘削土泥を処理しうる為に、現場又は周辺での処理プラントを設置したり、そのまま現場外へ産業廃棄物として廃棄する費用が必要となっている。
【0011】
よって、掘削時に注水なしで杭穴掘削しても、杭穴が崩壊せず、所定品質の杭穴が造成できる工法が必要であった。
【0012】
【課題を解決するための手段】
然るにこの発明では、突条等の掘削補助手段を有する練付けドラムを使用して杭穴を掘削するので、前記問題点を解決した。
【0013】
即ちこの発明は、先端に掘削ヘッドを有する掘削ロッドの軸外周に取り付ける練付け用のドラムであって、前記ドラムは、杭穴壁に沿った練付面を有し、該練付面に、前記掘削ロッドの軸方向の突条を、所定間隔を開けて、前記掘削ロッドの周回方向に並列したことを特徴とする掘削ロッド用の練付けドラムである。
【0014】
前記において、練付面は下端部をロッドの軸に向けて徐々に縮径して導入部を形成し、突条の下端は、前記導入部に位置させたことを特徴とする掘削ロッド用の練付けドラムである。
【0015】
また、他の発明は、下端に掘削ヘッドを有し、その上方に練り付けドラムを有する掘削ロッドを使用して、杭穴を掘削し、続いて、ソイルセメント層をはじめとする固化物層を形成した前記杭穴内に、既製杭を沈設して基礎杭を構築する方法であって、前記掘削ヘッドで、必要な杭穴径よりも小さな径で掘削し、続いて、練付けドラムに形成した補助掘削手段で、杭穴壁を所定杭穴径に拡張すると共に、該杭穴壁を均すことを特徴とする基礎杭の構築方法である。
【0016】
また、他の発明は、以下のようにして、杭穴軸部を掘削して、既製杭を埋設することを特徴とする基礎杭の構築方法である。
(1) 所定掘削径Dの掘削ヘッドの上方に練付け径Dの練付けドラムを有する掘削ロッドを使用し、該掘削ロッドを回動して、前記掘削ヘッドで杭穴掘削する。
(2) 練付け径Dは掘削径Dより大径に形成され、
前記掘削ヘッドで掘削された径Dの杭穴壁を、前記練付けドラムの補助掘削手段で削り杭穴径を径Dに拡大しつつ、杭穴壁を均して、穴径Dの杭穴軸部を形成する。
(3) 前記杭穴内に、ソイルセメント層をはじめとする固化物層を形成すると共に、杭穴内に既製杭を沈設する。
【0017】
また、前記において、練付面に、掘削補助手段として、縦方向の突条を形成し、該突条で、径Dの杭穴壁を削り、径Dに拡大しつつ、杭穴壁を均すことを特徴とする基礎杭の構築方法である。また、掘削及び練付け径Dの練付けドラムの上方に、練付け径D(D<D)の練付けドラムを設置して杭穴壁を均す基礎杭の構築方法である。また、水分を杭穴内に供給せずに杭穴を掘削し、続けて水分を杭穴内に供給せずに前記杭穴の穴壁を均す基礎杭の構築方法である。更に、杭穴の地面に近い側の掘削の際に、投入するセメントミルクの分量に応じた掘削土を地上に排出し、その後の下方の掘削に際して、掘削土を地上に排出しないことを特徴とする基礎杭の構築方法である。
【0018】
前記における固化物層とは、杭穴内で所定固化強度に固化する層で、掘削泥土とセメントミルクを混合したソイルセメント層、掘削泥土と置換したセメントミルク層等を指す。
【0019】
また、掘削ロッドの周回方向とは、軸方向に略直交した円周方向で、掘削ロッドが回転する際の周回方向を指す。
【0020】
【発明の実施の形態】
(1) 杭穴軸部の掘削の際に、掘削用の注水をせずに、掘削ロッドの先端の掘削ヘッドを、沈設予定の既製杭の最大外径と略同一の径で掘削する。既製杭がいわゆる節杭等の突起付きの既製杭の場合には、突起部の外径を最大外径とする。
【0021】
掘削ロッドの先端の掘削ヘッドの掘削刃で、杭穴掘削をすると共に、掘削ロッドで、掘削ヘッドの直上に取り付けた錬り付けドラムの仕上げ刃(掘削補助手段)として、縦方向の突条を並列して、放射状に形成する。突条先端の外径を掘削外径と同一(ここでは、既製杭の最大外径と略同一)としてあり、杭穴壁を削って掘削しながら、杭穴壁を均す。
【0022】
この際、突条で、杭穴壁を削り、削った土を突条間の凹部に溜める。順次、新しく削った土が溜められ、溜まった土は、下方に落下していく。
【0023】
(2) 既製杭と略同径の杭穴掘削し、その上部に装着された前記改良ドラムを用いて更に杭穴内壁を拡張して所定杭穴径の仕上げ掘削を行うと共に凹部に掘削土を埋め込む。更に,上部に装着された撹拌棒および練付けドラムにより、更にそれぞれ掘削土を撹拌し、杭穴壁に押し込む。
【0024】
(3) このようにして掘削した杭穴の下端部にセメントミルクを注入して、根固め部を形成し、杭穴内に突起付きの既製杭を埋設して、基礎杭構造とする。
【0025】
【実施例1】
図面に基づきこの発明の実施例を説明する。
【0026】
[1]掘削ロッド40の構成
【0027】
(1) この発明の掘削ロッド40は、通常の練付けドラム38、38を装着した上部ロッド35の下端に、本発明の練付けドラム18、18を装着した下部ロッド10を連結し、続いて下部ロッド10の下端に掘削ヘッド1を連結して構成する(図1)。本実施例では、掘削ヘッド1の上に2本の下部ロッド10、10を連結し、その上に所定数の上部ロッド35、35を連結する。
【0028】
掘削ヘッド1は、掘削径Dで形成する。練付けドラム18の外屈曲板25の垂直方向(ロッド本体の軸方向の)の長さをL(L=330mm)とする。また、突条30の垂直方向(ロッド本体11の軸方向の)の長さも同じLである。
【0029】
また、下部ロッド10のロッド本体11の長さは、150〜200cm程度に形成されている。尚、掘削ヘッド1の掘削刃5、5による地盤掘削で、掘削土の粉砕性が良くない場合には、練付けドラム18の上下の適宜位置に、攪拌バーを設けて掘削土の粉砕を補うこともできる(図示していない)。この場合には、ロッド本体11の長さを長くする。
【0030】
(2)掘削ヘッド1の構成
【0031】
掘削ヘッド1は、中空筒状のヘッド本体2の上端部に、ロッド本体11、36との連結部3が形成され、ヘッド本体2の周囲に、外径Dの揚土用のスパイラル4、4が形成され、スパイラル4、4の下端に固定掘削刃5、5を刃先を下方に向けて突設して構成する(図1)。また、スパイラル4の中間部に、軸7周りに回動して、放射方向(横方向)に拡開する拡大掘削刃6、6が取り付けてある(図1)。
【0032】
固定掘削刃5は、最も外側(外周側)に位置する固定掘削刃5aの刃先は、杭穴壁に当接して穴壁を掘削する部分が垂直方向(ヘッド本体2の軸方向)長さL で形成されている。また、掘削手段の数nは、外側の固定掘削刃5aの数であるので、n=2 となる。
【0033】
また、拡大掘削刃6の刃先が杭穴壁に当接して穴壁を掘削する部分の鉛直方向(ヘッド本体の軸方向)長さLで形成されている。従って、拡大掘削時の杭穴壁を掘削する掘削手段の数nも(n=2)となる。
【0034】
また、このヘッド本体2の下端中央部に注水口(図示していない)があり、掘削しながら各ロッド本体36、11の中空部を通じて外部から水及びセメントミルクなどを所要量適宜注入出来るようになっている。
【0035】
(3)下部ロッド10の構成
【0036】
ロッド本体11の上下に夫々連結部12、12を形成し、他のロッド本体11、36又はヘッド本体2の連結部3、12、37等との連結できるようになっている。ロッド本体11に、角θ(ここでは、θ=90°)の2枚の固定板14、14を放射状に突設する。ロッド本体11の外面で、固定板14、14の間に配置した略扇形の支持板15の基端を固着する。支持板15の両端部は、固定板14、14の対向内面に固定されている。また、支持板15は、固定板14、14の上下端部及び中間部に3枚並列して、配置されている。各支持板15の略中央に、上下方向に同じ位置の貫通孔16が穿設されている。
【0037】
固定板14、14と支持板15、15とでドラム取付部13を構成する。ドラム取付部13は、同一高さに直径対称な位置に2箇所配置されている。
【0038】
扇形の中心側を小径の扇形で削ってなる部分扇形状の横板19、19を上下に並列し、並列した横板19の両直線部分(半径部分)を夫々縦板20、20で連結し、横板19の内周側に部分円筒状の内屈曲板21を固定し、横板19の外周側に部分円筒状の外屈曲板25を固定する。内屈曲板21の中央部に、ドラム取付部13の中間部の支持板15を嵌挿できる間隙22が形成され、内屈曲板21の内面で、間隙22の上下に、部分扇形状の小横板23、23を突設し、小横板23の直線部分(半径部分)を縦板20の内面に固定する。
【0039】
横板19及び小横板23に、支持板15、15の貫通孔16に対応した貫通孔24、24を、上下に連通するように形成する。
【0040】
外屈曲板25の上縁に、上方に向けて徐々に小径となる屈曲した板状の導入部26を連設する。同様に、外屈曲板25の下縁に、下方に向けて徐々に小径となる屈曲した板状の導入部27を連設する。
【0041】
外屈曲板25の外面に縦方向の突条30、30を外屈曲板25の周回方向(即ち、掘削ロッド40の周回方向)に並列固定する。突条30の上縁31は外屈曲板25の上縁付近に位置し、下縁31aは下側の導入部27の外面に位置し、下端部は導入部27の外面に沿って屈曲してある。また、突条30は断面正方形状で、外屈曲板28の外面から高さHで形成され、突条30、30間には間隙33が形成され、間隙30の巾Pは、少なくとも P>H で形成することが望ましい。また、突条30の直線部分(外屈曲板25部分)の縦方向の長さをLとする。
【0042】
また、突条30の露出面32(正面32a及び側面32b)は剥離防止の表面処理(例えば、トクデン(株)のCRH−4)を施してある。突条30の露出面32及び外屈曲板25の露出した外面から練付面を構成する。
【0043】
以上のようにして、練付けドラム18を構成する(図2)。
【0044】
練付けドラム18をドラム取付部13に取付ける。この際、ドラム取付部13の固定板14、14間に練付けドラム18の内屈曲板側21を挿入して、上下の支持板15、15と横板19、19とを対向し、中央の支持板15を小横板23、23で挟むように対向して間隙22に挿入する。連通した貫通孔16、24にピン34を嵌挿して、ドラム取付部13に練付けドラム18を固定する(図3)。
【0045】
以上のようにして、下部ロッド10を構成する(図1)。
【0046】
(4)上部ロッド35の構成
【0047】
上部ロッド35に使用する練付けドラム38は、下部ロッド10の練付けドラム18から突条30、30を除去した構成である。下部ロッド10と同様に、上下に連結部37、37を有するロッド本体36のドラム取付部13に練付けドラム38、38をピンで固定して上部ロッド35を構成する(図1)。練付けドラム38の練付け径(最大外径)をDとする。
【0048】
(5)各寸法
・掘削ヘッド1のスパイラルの径D=630mm
・掘削ヘッド1の固定掘削刃の長さL=50〜100mm
・練付けドラム18の突条30を含めた最大径D=730mm
・練付けドラム18の突条30の高さH=50mm
・練付けドラム18の突条30の縦の長さL=330mm
・練付けドラム38の外径D=630mm
・掘削ヘッド1の固定掘削刃5、5aと下部ロッドの練付けドラムの下端との間隔L=1250mm
・練付けドラム18、38の上下の間隔L=2000mm程度
尚、練付けドラム18、38に撹拌棒を設ける場合には、最大でL=5000mm 程度とする。
【0049】
[2]掘削方法
【0050】
(1) 掘削ロッド40を基礎杭の構築予定位置で、回転数N(r.p.m.)で回転して、掘削ヘッド1の回転により、固定掘削刃5、5aで、杭穴軸部を掘削する。とりわけ、外側の固定掘削刃5aは、長さLで杭穴壁を削ぐように、掘削土をほぐして掘削する。この際、掘削ヘッドから掘削補助用の注水をしない。
【0051】
また、この際、掘削土はスパイラル4、4で固定掘削刃5、5aの周辺からは揚土されるので、固定掘削刃5、5aによる掘削効率を高めるが、掘削土はスパイラル4、4の上方に留まる。
【0052】
また、地表側の掘削土は地盤の中間深さ及び支持地盤に比して強度が小さいので、地表側の掘削土のみ、後で注入するセメントミルクの分量に相当する量だけ地上に排土する。この掘削土は、一般排土として処理する。この排土した深さ以降の深さでは、掘削土を排土しない。
【0053】
(2) 続いて、下側の下部ロッド10の練付けドラム18により、杭穴壁が更に拡張掘削されると共に、掘削土が杭穴壁に押さえつけられながら、杭穴壁が均される。
【0054】
この際、突条30の高さHの分だけ、固定掘削刃5aの掘削径Dより大径(D)に形成されているので、突条30の表面により、杭穴壁は拡張して掘削され、掘削した掘削土が突条30、30間の間隙33、33による凹部に埋め込まれる。凹部内の掘削土は順次杭穴内に放出されるが、練付けドラム18、38により他の掘削土と共に撹拌され、練付けドラム18、38で杭穴壁に押し込まれる。
【0055】
(3) 続いて、上側の下部ロッド10でも、同様の作用がなされ、下側の下部ロッド10の練付けドラム18と同様に、拡張し残された杭穴壁を掘削するとともに、杭穴壁を径Dに拡張し、杭穴壁を均す。
【0056】
続く上部ロッド35の練付けドラム38では、杭穴壁内に留まる掘削土を外屈曲板25で、杭穴壁に押し込み、更に杭穴壁が均される。
【0057】
(4) 径D(=D)の杭穴軸部42の掘削が完了したならば、掘削ロッド40を逆回転して、拡大掘削刃6、6を軸7周りに回動して開き、杭穴軸部42の下端部に杭穴拡底部を掘削する。
【0058】
杭穴掘削完了後、掘削ヘッド1の下端の注出口からセメントミルクを抽出して、杭穴拡底部に、ソイルセメント又はセメントミルクによる根固め層を形成する。また、杭穴軸部にソイルセメントによる杭周固定液層を形成する。
【0059】
根固め層、杭周固定液層を形成した後、又は形成しながら掘削ロッドを地上に引き上げ、その後、杭穴内に既製杭を回転させながら沈設して、所定位置に設置する。
【0060】
(5) 前記における掘削ヘッド1の固定掘削刃(杭穴内壁用掘削刃)5aによる掘削に対して、練付けドラム18の突条30より杭穴掘削が補完されるように掘削される。
【0061】
予定する掘削ロッド40の回転数N(r.p.m.)、掘削ロッド40の押込み速度v(cm/min)に対して、固定掘削刃5aの長さL、練付けドラム18の長さLは、拡大掘削刃6の長さL3は、以下の関係式を満たすように、L、Lを設定し、あるいは、関係式を満たすように、掘削ロッドの回転数N、押し込み速度vを調節することが望ましい。
【0062】
≧v÷(n×N) 式1
≧v÷(n×N) 式2
≧v÷(n×N) 式3
ここで、nは同一高さの固定掘削刃5aの数(n=2)、nは同一高さの突条30の数(n=8)、nは同一高さでの拡大掘削刃6の数(n=2)を表す。
【0063】
この関係式を満たせば、少なくとも1回、固定掘削刃5a、突条30が杭穴壁を削ぐので、杭穴壁を漏れなく掘削できる。また、この関係式を満たせば、少なくとも1回掘削刃が杭穴壁を削ぐので、杭穴壁を漏れなく掘削できる。
【0064】
尚、施工地盤によっては、杭穴掘削時に、式1を満たさない場合でも、式2を充分に満たすように、例えば、
=v÷(n×N)
に対して、Lをその3倍程度に長くなるように形成し、あるいは突条30の数を所定の間隙33を維持できる範囲で多く形成すれば、練付けドラム18の突条30で、3回仕上げ掘削・練り付けして掘削ヘッドの掘削を補い、所望の高品質の杭穴を造成することも可能である。
【0065】
尚、施工効率を考慮せず、杭穴の品質面のみから検討すれば、上記式1、式2で、速度vをできるだけ遅くして(例えば3分の1程度)、杭穴掘削することが望ましい。とりわけ、杭穴拡底部の掘削において、式3を満たし、できるだけ遅い速度vで掘削することが望ましい。
【0066】
(6) 前記において、杭穴内に水を注入せずに掘削することが望ましいが、施工地盤の状況により、掘削途中で掘削困難な事態が生じた場合には、その特定の地盤(水平位置)又は特定の地層(深さ位置)でのみ掘削補助用の水を一部注水しながら掘削して杭穴壁を均すこともできる。即ち、以上の施工方法を採用することにより、別に注入するセメントミルク、水等の注入相当量を除き、杭穴掘削による排土をほとんど無くすことができる。
【0067】
[3]他の実施例
【0068】
(1) 練付けドラム18の構成は、外屈曲板25の外面に、ロッド本体11の周回方向に並列した突条30、30を配置した練付面を形成してあれば、任意であり、対応するロッド本体11のドラム取付部13の構造も任意である(図示していない)。
【0069】
(2) また、前記実施例において、上部ロッド35は、いわゆる従来のロッドであり、練付けドラム38の構成は任意であり、また撹拌バーを追加設置することもできる(図示していない)。また、上部ロッド35は、練付けドラム38及びドラム取付部13を省略することもできる(図示していない)。
【0070】
(3) また、前記実施例において、練付けドラム18を有する下部ロッド10を2本連結したが、1本とすることもできる(図示していない)。掘削土の粉砕を更に高める必要がある場合には、ロッド本体11に撹拌バーを適宜突設することがきる(図示していない)。掘削土をより細かく粉砕することにより、杭穴壁への掘削土の押し込み量等を調節できる。
【0071】
(4) 前記実施例において、下部ロッド10に練付けドラム18を1段取り付けたが、所定の間隔Lを保って練り付けドラム18を2段に形成することもでき、この場合には、より多くの掘削土を杭穴壁に押し込めることができ、杭穴壁をより均一に均すこともできる(図示していない)。
【0072】
【発明の効果】
(1) この発明は、所定の杭穴径より小径の掘削ヘッドで掘削し、中間部の練付けドラムの補助掘削手段で杭穴壁を拡張して所定径の杭穴を構築するので、掘削ロッドの先端に作用する負荷を軽減して、効率良い杭穴掘削が実現できる。
【0073】
(2) 砂質土等の比較的粉砕性の良い地盤では、注水せずに杭穴掘削ができるので、掘削土の排土量が大幅に低減でき、排出量を、せいぜい根固め層形成用のセメントミルクの投入量程度に軽減できる。
【0074】
(3) 練付けドラムの練付面に、掘削ロッドの軸方向の突条を形成して掘削補助手段を構成した場合には、掘削土が押し込まれた杭穴壁は、充分に均され強固であるため、杭穴壁が平滑となり杭穴造成後に、既製杭を沈設し易い効果がある。
【0075】
(4) 注水をせずに杭穴掘削及び掘削土の押し込みをする場合には、土質が安定化し、杭の周辺摩擦力が安定する効果があり、根固め部にセメントミルクに相当する量の掘削土が一部排出されるだけである。従って、根固め部のセメントミルク投入量に見合う量の上層地盤(地表側)の掘削土を、セメントミルクを投入する前、即ち、杭穴の上部(地表側)を掘削する際に排出することにより、セメントミルク等が混入していない掘削土を排出できる。よって、排土は一般処理土として構築現場から排出できる。
【0076】
(5) また、杭穴の地表側の掘削土のみ排土するので、軸部杭穴の上層部の地盤(一般に、支持力の観点からは良くない)の土を除去できるので、杭周部の土質を下層の良い地盤に入れ替えでき、杭周部の地盤を安定化させることができる。
【0077】
(6) また、基礎杭構造の造成において、既製杭の外側面に節等の凹凸形状を設ける等した異形杭を既製杭として使用する場合には、単なる円筒形状の既製杭に比べ、既製杭の断面積に対応する杭穴断面積が大きいため、従来から相対的に掘削土が多く、掘削土の排出が多かった。従って、本発明の基礎杭の構築方法に異形杭を使用した場合には、排土量の低減に特に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の練付けドラムを使用した掘削ロッドの正面図である。
【図2】この発明の練付けドラムで、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)はA−A断面図である。
【図3】同じくこの発明の練付けドラムとロッド本体との連結を説明する図で、(a)は平面図、(b)は一部を破切した正面図である。
【符号の説明】
1 掘削ヘッド
2 ヘッド本体(掘削ヘッド)
3 ヘッド本体の連結部
4 スパイラル(掘削ヘッド)
5 固定掘削刃(掘削ヘッド)
5a 固定掘削刃(外側)
6 拡大掘削刃(掘削ヘッド)
10 下部ロッド
11 ロッド本体(下部ロッド)
12 連結部(下部ロッド)
13 ドラム取付部(下部ロッド)
18 練付けドラム(下部ロッド)
25 外屈曲板(下部ロッド)
26 導入部(上。下部ロッド)
27 導入部(下。下部ロッド)
28 外屈曲板の露出面
30 突条(下部ロッド)
31 突条の上縁
31a 突条の上縁
32 突条の露出面
32a 突条の正面(露出面)
32b 突条の側面(露出面)
33 突条の間隙
34 ピン
35 上部ロッド
36 ロッド本体(上部ロッド)
37 連結部
38 練付ドラム
40 掘削ロッド

Claims (8)

  1. 先端に掘削ヘッドを有する掘削ロッドの軸外周に取り付ける練付け用のドラムであって、前記ドラムは、杭穴壁に沿った練付面を有し、該練付面に、前記掘削ロッドの軸方向の突条を、所定間隔を開けて、前記掘削ロッドの周回方向に並列したことを特徴とする掘削ロッド用の練付けドラム。
  2. 練付面は下端部をロッドの軸に向けて徐々に縮径して導入部を形成し、突条の下端は、前記導入部に位置させたことを特徴とする請求項1記載の掘削ロッド用の練付けドラム。
  3. 下端に掘削ヘッドを有し、その上方に練り付けドラムを有する掘削ロッドを使用して、杭穴を掘削し、続いて、ソイルセメント層をはじめとする固化物層を形成した前記杭穴内に、既製杭を沈設して基礎杭を構築する方法であって、前記掘削ヘッドで、必要な杭穴径よりも小さな径で掘削し、続いて、練付けドラムに形成した補助掘削手段で、杭穴壁を所定杭穴径に拡張すると共に、該杭穴壁を均すことを特徴とする基礎杭の構築方法。
  4. 以下のようにして、杭穴軸部を掘削して、既製杭を埋設することを特徴とする基礎杭の構築方法。
    (1) 所定掘削径Dの掘削ヘッドの上方に練付け径Dの練付けドラムを有する掘削ロッドを使用し、該掘削ロッドを回動して、前記掘削ヘッドで杭穴掘削する。
    (2) 練付け径Dは掘削径Dより大径に形成され、
    前記掘削ヘッドで掘削された径Dの杭穴壁を、前記練付けドラムの補助掘削手段で削り杭穴径を径Dに拡大しつつ、杭穴壁を均して、穴径Dの杭穴軸部を形成する。
    (3) 前記杭穴内に、ソイルセメント層をはじめとする固化物層を形成すると共に、杭穴内に既製杭を沈設する。
  5. 練付面に、掘削補助手段として、縦方向の突条を形成し、該突条で、径Dの杭穴壁を削り、径Dに拡大しつつ、杭穴壁を均すことを特徴とする請求項4記載の基礎杭の構築方法。
  6. 掘削及び練付け径Dの練付けドラムの上方に、練付け径D(D<D)の練付けドラムを設置して杭穴壁を均す請求項4記載の基礎杭の構築方法。
  7. 水分を杭穴内に供給せずに杭穴を掘削し、続けて水分を杭穴内に供給せずに前記杭穴の穴壁を均す請求項3又は4記載の基礎杭の構築方法。
  8. 杭穴の地面に近い側の掘削の際に、投入するセメントミルクの分量に応じた掘削土を地上に排出し、その後の下方の掘削に際して、掘削土を地上に排出しないことを特徴とする請求項3又は4記載の基礎杭の構築方法。
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