JP2004351558A - カッタ及びラベルプリンタ - Google Patents

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JP2004351558A
JP2004351558A JP2003151758A JP2003151758A JP2004351558A JP 2004351558 A JP2004351558 A JP 2004351558A JP 2003151758 A JP2003151758 A JP 2003151758A JP 2003151758 A JP2003151758 A JP 2003151758A JP 2004351558 A JP2004351558 A JP 2004351558A
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Tomehito Sugano
留人 菅野
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Sato Corp
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Sato Corp
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Abstract

【課題】カッタの可動刃駆動手段に紙粉や紙片の入り込み現象による切断障害を未然に防ぐことができる簡単な構造のギロチン式のカッタ及びこのカッタを具備したラベルプリンタを提供する。
【解決手段】固定刃12と、この固定刃12に対して進退動自在に設けられた可動刃13と、この可動刃13を進退動自在に駆動する駆動手段21とを有するカッタ9において、可動刃13側に一端を固定し、他端を給紙側Aへ延出させた紙片ガイド28を設ける。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、搬送された帯状の印字媒体を切断するカッタ及びカッタを具備したラベルプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、例えば図3乃至図4に示すような帯状の印字媒体に印字を施し、この印字媒体を所定位置で切断するカッタ及びこのカッタを設けたラベルプリンタが特開平11−892号広報で知られている。
【0003】
ラベルプリンタ10は、主に、給紙軸2、印字機構8としてのサーマルヘッド4及びプラテンローラ5、センサ6、ガイドピン7、搬送路14を備えるプリンタ本体20と、このプリンタ本体20に対して取付けられるカッタ9とから構成される。
【0004】
このラベルプリンタ10には、帯状の印字媒体3を使用する。この印字媒体3の裏面(プラテンローラ接触面)には、表面(サーマルヘッド接触面)の印字範囲に見合う送りピッチ検出用の検出マーク(図示せず)が施されている。
【0005】
前記プリンタ本体20の給紙軸2に装着された前記印字媒体3は、ガイドピン7を経てサーマルヘッド4及びプラテンローラ5の間に狭持され、カッタ9側へと搬送される。
【0006】
又、図3に示すように、カッタ9は、可動刃13とカッタフレーム27に固定された固定刃12と、前記可動刃13を駆動する駆動手段21として、主に、駆動源となるモータ22、駆動ギヤ23、伝動ギヤ24、回転伝動体25、可動刃13を固定した可動刃作動部材26とから構成される。
【0007】
カッタ9は、固定刃12と、この固定刃12に対し駆動手段21によって進退動自在に配設される可動刃13とを備えるギロチン式のものであり、このカッタ9にて前記プリンタ本体20から繰り出される印字媒体3を所定ピッチに切断する。すなわち、給紙軸2から引き出されてサーマルヘッド4及びプラテンローラ5の間に挟持された印字媒体3は、プラテンローラ5の回転によりカッタ9側へと繰り出されるが、印字機構8と給紙軸2の間に形成された搬送路14に配設されたセンサ6によって印字媒体3の前記検出マークが検出され、この検出マークのピッチと同期をとって前記カッタ9の駆動手段21が作動して可動刃13を固定刃12に対して進出し、固定刃12と可動刃13とを交差することにより前記印字媒体3が所定ピッチで切断されるものである。
【0008】
ところで、こうしたカッタ9をプリンタ本体20に装着したラベルプリンタ10において、印字媒体3の切断に際しては、細かな紙粉が発生する。又、電気的ノイズでのチャタリング現象や印字開始時に印字媒体3の先端をカッタ9にセットして、可動刃の位置をイニシャライズ処理すると、短冊状の細切れ紙片が発生する場合がある。
【0009】
そこで、切断動作により発生した前記紙粉や紙片が落下して、カッタ9の下方部に配置された可動刃13の駆動手段21であるギヤ間に入り込み、ギヤの回転が停止することによる切断障害が発生する。
【0010】
前記紙片がギヤ間に入り込み、ギヤの回転が停止することによる切断障害が発生した場合には、カッタ9をプリンタ本体20から取外し、紙片を取除く作業が発生する。
【0011】
【特許文献1】
特開平11−000892号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上のような問題点に着目してなされたもので、可動刃13の駆動手段21であるギヤ間に紙粉や紙片が入り込み、ギヤの回転が停止することによる切断障害を回避できるカッタ及びこのカッタを備えたラベルプリンタを提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明のカッタは、固定刃と、この固定刃に対して進退動自在に設けられた可動刃と、この可動刃を進退動自在に駆動する駆動手段とを有するカッタにおいて、可動刃側に一端を固定し、他端を印字媒体給紙側へ延出させた紙片ガイドを設けたことを特徴とするものである。
【0014】
請求項1記載の本発明のラベルプリンタは、請求項1に記載のカッタを具備したものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、添付図1乃至図2に従って本発明に係るカッタ及びラベルプリンタを説明する。尚、従来例と同一部分には同一符号を付して示し、その詳述説明は省略する。本実施の形態においても、図4を参照して説明したラベルプリンタ10と同様であり、プリンタ本体20と、このプリンタ本体20に対して取付けられるカッタ50とから構成される。
【0016】
図1は本発明に係るカッタ50の正面図であって、図2はその断面図であり、主に、駆動手段21としてのモータ22、駆動ギヤ23、伝動ギヤ24、回転伝動体25、可動刃作動部材26と、カッタフレーム27、紙片ガイド28、可動刃13及び固定刃12から構成され、このカッタ50は、既知の方法によってプリンタ本体20に対して取付けられる。
【0017】
駆動源となるモータ22は、先端部に駆動ギヤ23を有する回転軸29を、前記搬送路14に配設された前記ラベルセンサ6と同期をとって一定方向に回転する。
【0018】
伝動ギヤ24は、周縁部の一端が前記回転軸29の駆動ギヤ23と噛合し、他端は回転伝動体25のギヤ25aと噛合しており、前記モータ22の回転を回転伝動体25に伝える。
【0019】
回転伝動体25は、周縁部にギヤ25aが形成されると共に、偏心した位置に固定ピン32を有している。前記ギヤ25aは、前記伝動ギヤ24と噛合しており、前記モータ22の回転軸29に固定された駆動ギヤ23及び伝動ギヤ24を介して回転伝動体25は回転するようになっている。また固定ピン32は、回転伝動体25の回転に伴ってその位置が変位する。
【0020】
可動刃作動部材26には、図1及び図2における下端部側に、前記回転伝動体25の固定ピン32が挿通するカム溝30を有している。そして、前記回転伝動体25の回転に伴い固定ピン32が変位すると、固定ピン32が挿通されたカム溝30が固定ピン32の変位に従い上方あるいは下方へ移動し、結果的に可動刃作動部材26が上下動することになる。
【0021】
可動刃13は、前記可動刃作動部材26の上方部側の先端部に取付けられており、図2に示すように(図1では省略)、排出ガイド33を備えた板バネ34により固定刃12に付勢されている。又、固定刃12は、カッタフレーム27の上方部側の端部に固定されている。
【0022】
カッタフレーム27には、印字媒体3を切断するに際しての印字媒体3の挿通可能な開口部31が設けられている。
【0023】
紙片ガイド28は、柔軟性があり、強度の備わった樹脂製フィルム、例えばPVC、PCなどのフィルム材を使用することが望ましい。又、紙片ガイド28は、前記可動刃13を可動刃作動部材26に取付ける際に共締めなどで一端側を可動刃13側に固定して、他端側を前記カッタフレーム27の開口部31から給紙側Aの下方へ傾斜して延出させる。
【0024】
こうした構成のカッタ50において、印字媒体3を切断する。
【0025】
又、図2に示すように、上記カッタ50は、プリンタ本体20に対して取付けられるが、カッタ50の排紙側Bには、プリンタ本体20またはカッタ50専用の排紙口15を設けたカバー16で覆われており、所定寸法に切断された印字媒体3は前記排紙口15からプリンタ本体20の外部に排出される。更に、プリンタ本体20の大型化を回避するためには、カッタ50を覆うカバー16の内面とカッタ50の駆動手段21との間隙は極力小さくすることになる。
【0026】
印字媒体3がプリンタ本体20側から繰り出されると、印字媒体3の裏面(
プラテンローラ5の接触面)に施された検出マーク(図示せず)が搬送路14に配設されたセンサ6にて検出され、所定ピッチに印字媒体3を切断すべくモータ22を回転する。
【0027】
モータ22が回転すると、この回転が回転軸29、回転軸29に固定された駆動ギヤ23、伝動ギヤ24、回転伝動体25、回転伝動体25の固定ピン32が挿通された可動刃作動部材26のカム溝30へと順次伝導し,可動刃作動部材26を上下動させるものであり,この可動刃作動部材26の先端部に取付けられた可動刃13が固定刃12に対し進出あるいは退動自在とされる。
【0028】
上記可動刃13の進出によって印字媒体3を切断するが、印字媒体3の切断に際しては細かな紙粉が発生し、又、電気的ノイズでのチャタリング現象や印字開始時に印字媒体の先端をカッタ50にセットして、可動刃の位置をイニシャライズ処理することで短冊状の細切れ紙片が発生した場合でも、紙粉と紙片は可動刃13とカッタフレーム27との隙間から駆動手段21へ落下することはなく、紙片ガイド28の傾斜に沿ってプリンタ本体20内部へ排出されることで、駆動手段21のギヤ間に紙片の入り込み現象はおこらず、回転停止による切断障害の発生を防止することができる。
【0029】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明に係るカッタ及びラベルプリンタは、カッタの可動刃側に紙片ガイドを設け、カッタフレームの開口部からカッタの給紙側A(プリンタ本体20側)へ延出したことで、印字媒体の切断に際して発生した紙粉や紙片が、可動刃とカッタフレームとの隙間から駆動手段へ落下し、ギヤ間に入り込むことがなくなり、ギヤの回転が停止することによる切断障害の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカッタの実施の形態を示す正面図
【図2】同、図1の矢視II−IIの断面図及びカバーの説明図
【図3】従来のカッタを構成する説明図
【図4】従来のラベルプリンタの構成を示す側面図
【符号の説明】
3…印字媒体、10…ラベルプリンタ、12…固定刃、13…可動刃、
21…駆動手段、28…紙片ガイド、50…カッタ、A…給紙側

Claims (2)

  1. 固定刃と、この固定刃に対して進退動自在に設けられた可動刃と、この可動刃を進退動自在に駆動する駆動手段とを有するカッタにおいて、可動刃側に一端を固定し、他端を印字媒体給紙側へ延出させた紙片ガイドを設けたことを特徴とするカッタ。
  2. 請求項1に記載のカッタを具備したラベルプリンタ。
JP2003151758A 2003-05-29 2003-05-29 カッタ及びラベルプリンタ Pending JP2004351558A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006114823A1 (ja) * 2005-04-01 2006-11-02 Ktf Corporation 電動テープカッタの可動刃
EP1731275A1 (en) * 2005-06-06 2006-12-13 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Printer with cutter
JP2008068565A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Brother Ind Ltd テープ印刷装置
CN112297659A (zh) * 2019-07-30 2021-02-02 兄弟工业株式会社 切割器单元和打印机

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