JP2004350408A - サーボモータ制御装置 - Google Patents

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英樹 須永
Futoshi Araki
太 新木
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Abstract

【課題】自動車用相互通信方式サーボモータ制御ICにおいて、コントローラ(ECU)側に制御対象の位置データ、モータの運転状態に関する情報を供給できるようにすることで、コントローラ(ECU)側でサーボモータ制御装置の診断および異常予測を行なえるようにする。
【解決手段】電動モータ式アクチュエータ30Aの制御回路40は、ポテンショメータ31で検出したアクチュエータの回動位置(例えばカーエアコンのミックスドアの開度)の8ビットデータやモータ30の動作/停止情報、回転方向情報等を、LIN規格等のシリアル通信方式でデータ(BUS)線を介してコントローラ100側に送信する。エアコン制御装置101は、制御回路40側から供給された動作状態に関する情報に基づいて制御回路40の動作を診断し、また、異常を予測する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電動モータを有するアクチュエータを駆動するサーボモータ制御装置に係り、詳しくは、上位装置(コントロールユニット等)とシリアルデータ通信を行なうことのできるサーボモータ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
シリアルデータ通信部を備え、コントロールユニットから送信された目標値データを受信し、回転角検出部の出力が目標値と一致するようにモータの回転を制御するアクチュエータは、従来から知られている。コントロールユニットは、アクチュエータに対して目標値データを供給するだけであり、モータの制御はアクチュエータ側でなされるために、コントロールユニットはモータが正常に動作しているかどうかを認識できない。
【0003】
そこで、コントロールユニットからアクチュエータに診断命令を送信する。診断命令を受信したアクチュエータは、回転角検出部の出力をA/Dコンバータによりデジタル値に変換し、エンコーダにより符号化した後、送信回路を介して所定のフォーマットにて送信する。コントロールユニットのデータ処理部は受信回路およびデコーダを介してこのデータを取り込むことにより、モータの回転角の現在値を知ることができる。診断時に診断命令という特殊な命令を送信するのではなく、コントロールユニットが通常の目標値データを送信する度に、それを受信したアクチュエータが現在値データを返信するようにしても構わない。
【0004】
しかしながら、故障診断を行なうためには、アクチュエータに回転角検出部の出力をデジタル値に変換するためのA/Dコンバータとその出力を符号化するエンコーダが必要となり、コントロールユニットにはアクチュエータからの診断データを復号化するデコーダが必要となり、回路規模が大きくなる。
【0005】
そこで、アクチュエータ側に、モータ回転角の現在値が略目標値になったとき、モータ回転角の制御終了を検出する制御終了検出手段と、受信手段がコントロールユニットからの制御データを受信したとき、その制御データの制御終了データを付加して通信線上に出力する送信手段とを備える構成にする。これにより、自己診断に必要な回路の規模が小さくなり、また、送信フレームも短くなり、送信データだけで自己診断を行なっているので、単位時間当りの通信回数を増すことが可能となり、応答性が良好になる(特許文献1参照)。
【0006】
空調ユニット内に配設された各種のドアに対し、ドアを駆動するモータと、ドアの現在位置を電圧として検出する位置検出手段と、与えられた目標位置データと位置検出手段の出力とに基づいてモータを制御する制御回路とを備えた同種の複数のアクチュエータを設け、これら同種複数のアクチュエータを双方向シリアル通信を使って制御手段によって総合制御するようにした自動車用空調システムにおいて、制御手段は、複数のアクチュエータの中の1つの対象アクチュエータに所定の点検用ドア位置情報を送信した後、その対象アクチュエータから目標位置到達信号を受信したかどうかを検出して、その結果を表示部に表示させるようにした自動車用空調システムは、知られている(特許文献2参照)。
【0007】
また、1線式のシリアル通信を使って各アクチュエータを制御する自動車用空調装置において、通信線上を送受信される通信信号(シリアル信号)は、オートアンプ(制御手段)から各アクチュエータへの情報として、アクチュエータの識別情報(アドレス)、モータの作動・停止信号、目標停止位置信号(目標位置データ)、およびエラー検知情報(パリティデータ)、また、各アクチュエータからオートアンプ(制御手段)への情報として、目標位置到達情報からなるものが、知られている(特許文献3参照)。
【0008】
【特許文献1】
特開平8−102979号公報
【特許文献2】
特開平9−99729号公報
【特許文献3】
特開平9−109662号公報(段落番号0030)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
アクチュエータ側から上位装置であるコントロールユニットへ目標位置到達情報を送信する方式は、シリアル通信のデータ量が少なくてよいが、当然のことながら自己診断として目標位置に達したか否かしかチェックできない。このため、コントロールユニット側からアクチュエータ側の異常を予測することは困難である。例えばアクチュエータが過負荷状態になっていても、それを予測したり検出したりすることはできない。
【0010】
特許文献1に記載されているように、コントロールユニットからアクチュエータに診断命令を送信し、診断命令を受信したアクチュエータは現在位置データを返信するようにすれば、コントロールユニット側でアクチュエータ側の動作を把握し、各種の診断を行なうことが可能となる。しかしながら、診断命令に対応していない既存のシステムに診断命令を新たに追加するには、診断命令をデコードしそれを実行する回路やプログラムを新たに追加しなければならない。このため、アクチュエータの主要部を構成するカスタムIC等を新規に作成する必要が生ずることもあり、容易に対応することが困難な場合が多い。
【0011】
コントロールユニットが通常の目標値データを送信する度に、それを受信したアクチュエータが現在位置データを返信するようにした場合、現在位置データの取得に際して目標値データを送信しなければならず、通信データ量が増加することになり望ましくない。
【0012】
また、コントロールユニット側でアクチュエータ側の動作を診断するためには、現在位置データだけではなく、モータの回転方向やモータの駆動/停止状態の情報も入手できれば、診断内容の充実を図ることができる。
【0013】
本発明はこのような課題を解決するためなされたもので、上位装置(コントロールユニット)とアクチュエータ側装置との間での1回の通信データ量を増加させることなく、または、1回の通信データ量を常に一定としたままで、現在位置データを上位装置(コントロールユニット)側へ供給できるようにしたサーボモータ制御装置を提供することを目的とする。また、本発明は、モータの回転方向やモータの駆動/停止状態の情報を上位装置(コントロールユニット)側へ供給できるようにしたサーボモータ制御装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するためこの発明に係るサーボモータ制御装置は、シリアルデータ通信部を介して上位装置から供給される自己アドレス宛ての情報を受信する受信処理部と、位置検出部から供給される制御対象の現在位置に対応した電圧をnビットの現在位置データへ変換するA/D変換部と、受信した情報の中に含まれるnビットの目標値データとnビットの現在位置データとの偏差に基づいて制御対象の位置が目標値になるようモータアクチュエータを駆動するアクチュエータ駆動制御部と、受信した情報の中に含まれる送信要求に対応して目標値データと同一ビット数(nビット)の現在位置データをシリアルデータ通信部を介して送信させる送信処理部とを備えることを特徴とする。
【0015】
これによりこの発明に係るサーボモータ制御装置は、上位装置から供給される送信要求に対応して、制御対象の現在位置データを上位装置へ供給することができる。現在位置データと目標値データとは同一ビット数としているので、目標値データを受信する替わりに現在位置データを送信することで、1回の通信データ量を一定にできる。上位装置は、現在位置データの時系列的な変化特性等を把握することで、サーボモータ制御装置の動作を詳細に診断することが可能となる。また、上位装置は、サーボモータ制御装置の過負荷を予測し、サーボモータ制御装置の動作を停止させる指令を発したりすることで、サーボモータ制御装置やモータアクチュエータの破損を防止することも可能となる。
【0016】
この発明に係るサーボモータ制御装置は、シリアルデータ通信部を介して上位装置から供給される自己アドレス宛ての情報を受信する受信処理部と、位置検出部から供給される制御対象の現在位置に対応した電圧を現在位置データへ変換するA/D変換部と、受信した情報の中に含まれる目標値データと現在位置データとの偏差に基づいてモータの回転方向およびモータ駆動/停止を判断し、その判断結果に基づいて制御対象の位置が制御目標値になるようモータアクチュエータを駆動するアクチュエータ駆動制御部と、受信した情報の中に含まれる送信要求に対応して現在のモータの回転方向情報およびモータ駆動/停止情報をシリアルデータ通信部を介して送信させる送信処理部とを備えることを特徴とする。
【0017】
これによりこの発明に係るサーボモータ制御装置は、上位装置から供給される送信要求に対応して、現在のモータの回転方向情報およびモータ駆動/停止情報を上位装置へ供給することができる。上位装置は、それらの情報に基づいてサーボモータ制御装置の動作を診断することが可能となる。
【0018】
この発明に係るサーボモータ制御装置は、シリアルデータ通信部を介して上位装置から供給される自己アドレス宛ての情報を受信する受信処理部と、位置検出部から供給される制御対象の現在位置に対応した電圧をnビットの現在位置データへ変換するA/D変換部と、受信した情報の中に含まれるnビットの制御目標値データと前記nビットの現在位置データとの偏差に基づいてモータの回転方向およびモータ駆動/停止を判断し、その判断結果に基づいて制御対象の位置が制御目標値になるようモータアクチュエータを駆動するアクチュエータ駆動制御部と、受信した情報の中に含まれる送信要求に対応して制御目標値データと同一ビット数(nビット)の現在位置データならびに現在のモータの回転方向情報およびモータ駆動/停止情報をシリアルデータ通信部を介して送信させる送信処理部とを備えることを特徴とする。
【0019】
これによりこの発明に係るサーボモータ制御装置は、現在位置データ、現在のモータの回転方向情報およびモータ駆動/停止情報を上位装置へ供給することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係るサーボモータ制御装置を適用した自動車用空気調和装置の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0021】
図1はこの発明に係るサーボモータ制御装置を適用した自動車用空気調和装置の本体の構成を概念的に示した図である。この図1において、1は自動車用空気調和装置の本体であり、この本体1は、一般の自動車用空気調和装置と同様、外気または内気を選択的に取り入れるインテークユニット2と、取り入れ空気を冷却するクーリングユニット3と、取り入れ空気を調和して温調した後にこの調和空気を車室内に吹き出すヒータユニット4とから構成されている。
【0022】
インテークユニット2には外気を取り入れる外気取入口5と内気を取り入れる内気取入口6とが開設されており、これら取入口5,6の接続部にはユニット内に取り入れる外気と内気の割合を調節するインテークドア(被駆動機構)7が回動自在に設けられている。このインテークドア7は、図2に示す電動モータ式アクチュエータ30Aによって回動される。
【0023】
図2はこの発明に係るサーボモータ制御装置によって駆動される電動モータ式アクチュエータの一具体例を示す図である。電動モータ式アクチュエータ30Aは、電動モータ30と、電動モータ30の出力軸30bに装着されたウオーム30cと、ウオーム30cに噛合された減速ギア列機構30eと、ウオーム30cおよび減速ギア列機構30eを介して回動されるアクチュエータレバー30Lとを備えている。そして、アクチュエータレバー30Lの回動を図示しないリンク機構を介して図1に示したインテークドア7へ伝達することで、インテークドア7を回動させるようにしている。また、インテークドア7の回動位置は、ポテンショメータ31によって検出されるようにしている。
【0024】
図1に示すように、インテークユニット2は、ファンモータ9によって所定の速度で回転されるファン10を備えている。このファン10の回転によってインテークドア7の位置に応じて外気取入口5または内気取入口6からそれぞれ外気または内気が選択的に吸入され、また、ファンモータ9への印加電圧を可変してファン10の回転速度を変えることによって車室内に吹き出される風量が調節される。インテークドア7が図中のA位置にあるときは外気導入(FRE)となり、図中のB位置にあるときは内気循環(REC)となる。
【0025】
クーリングユニット3には冷凍サイクルを構成するエバポレータ11が内設されており、図示しないコンプレッサを動作させることによってエバポレータ11に冷媒が供給され、この冷媒との熱交換により取り入れ空気が冷却される。
【0026】
ヒータユニット4にはエンジン冷却水が循環されるヒータコア12が内設されており、このヒータコア12の上流側にはヒータコア12を通過する空気の量とヒータコア12を迂回する空気の量との比率を調節するためのミックスドア13が回動自在に設けられている。このミックスドア13もまた、上記と同様に電動モータ式アクチュエータ30Aによってリンク機構(図示しない)を介して回動される。このミックスドア13の開度を変えることによって、ヒータコア12を通過してエンジン冷却水との熱交換により加熱された温風とヒータコア12を迂回した非加熱の冷風との混合割合が可変され、車室内に吹き出される空気の温度が調節される。ミックスドア13の回動位置は、上記と同様にポテンショメータ31によって検出される。
【0027】
調節された空気はデフ吹出口15、ベント吹出口16、フット吹出口17のいずれかの吹出口から車室内に供給される。これらの吹出口15〜17にはそれぞれデフドア18、ベントドア19、フットドア20が回動自在に設けられており、図示しないリンク機構を介して電動モータ式アクチュエータ(図示しない)によって回動される。吹出モードは各吹出口15〜17の開閉状態を組み合わせることにより任意に設定される。
【0028】
図3および図4はこの発明に係るサーボモータ制御装置を適用した自動車用空気調和装置のシステム構成を示す図である。図3および図4は、3つの電動モータ式アクチュエータユニット、すなわち、ミックスドア13を開閉駆動するミックスドアアクチュエータユニットMIXと、吹出口を選択するモードドアを開閉駆動するモードアクチュエータユニットMODEと、インテークドア7を開閉駆動するインテークドアアクチュエータユニットF/Rとを用いたシステムを例示している。
【0029】
図3および図4に示すように、各アクチュエータユニットMIX,MODE,F/Rは、電動モータ式アクチュエータ30Aと、アクチュエータレバー30Lの回動に連動して抵抗値が変化されるポテンショメータ31と、サーボモータ制御回路40とをケース(筺体)内に組み付けてなる。各アクチュエータユニットMIX,MODE,F/Rは、3端子のコネクタを備える。各アクチュエータユニットMIX,MODE,F/Rとコントローラ100との間は、電源線とグランド(GND)線とデータ線(BUS)との3芯のケーブルで接続される。
【0030】
図4に示すように、コントローラ100側から各アクチュエータユニットMIX,MODE,F/Rに対して電源を供給する。コントローラ100と各アクチュエータユニットMIX,MODE,F/Rとの間では、データ線(BUS)を介して双方向のシリアルデータ通信が調歩同期方式によってなされる。通信プロトコルは、LIN(Local Interconect Network)に準拠している。データ線(BUS)は、コントローラ100側のデータ入出力回路103内のプルアップ抵抗(例えば1キロオーム)Rおよび逆流防止用ダイオードDを介して正極側電源にプルアップされている。制御回路102の送信データ出力端子TXOから出力される送信データ信号に基づいてエミッタ接地されたNPN型トランジスタQをスイッチングさせることで、データの送信を行なう。データの受信は、受信データ入力端子RXIに供給されるデータ線(BUS)の電圧を所定の電圧しきい値に基づいて2値判定することでなされる。このシリアルデータ通信は、コントローラ100がマスター側となり、各アクチュエータユニットMIX,MODE,F/Rがスレーブ側となってなされる。スレーブ側は、キャラクタ同期を取るためのスタートビットを検出して、ビット情報を読み込むためのビットクロックを生成する。
【0031】
コントローラ100を構成するエアコン制御装置101は、操作パネル110からの操作入力および図示しない各種温度センサ等からの入力に基づいて空気調和装置(エアコン)の動作を制御するとともに、操作パネル110に設けられている各種の表示器に動作状態等を表示させる。エアコン制御装置101は、各アクチュエータユニットMIX,MODE,F/Rに対してドア開度目標値データ等の指令データを送信することで各アクチュエータユニットMIX,MODE,F/Rの動作を制御する。また、エアコン制御装置101は、各アクチュエータユニットMIX,MODE,F/Rに動作状態に関する情報を送信させ、それを受信することで各アクチュエータユニットMIX,MODE,F/Rの動作状態を監視したり診断したりする。なお、各アクチュエータユニットMIX,MODE,F/Rには、識別(ID)コード(アドレス)がそれぞれ割り当てられている。
【0032】
図5はLIN通信規格の1フレームのデータ構造を示す図、図6および図7はLIN通信規格の1フレーム内の各フィールドのデータ構造を示す図である。図5に示すように、LIN通信規格の1フレームは、シンクブレークフィールド(Synch Break)、シンクフィールド(Synch)、IDフィールド(ID)、データ1フィールド(DATA1)、データ2フィールド(DATA2)、チェックサムフィールド(Checksum)とからなる。
【0033】
図6(a)に示すように、シンクブレークフィールドは、少なくとも13ビット期間の間Lレベルが継続した後に、少なくとも1ビット期間の間Hレベルとなるよう構成されている。
【0034】
図6(b)に示すように、シンクフィールドは、スタートビットと、ビット同期信号として16進表記で「55」Hのデータと、少なくとも1ビット期間のストップビットとからなる。
【0035】
図6(c)に示すように、IDフィールドは、スタートビットと、通信相手を選択指定するための4ビットの識別コード領域(ID0〜ID3)と、2ビットの受信要求/送信要求の指定領域(ID4,ID5)と、2ビットのパリティチェックデータ(ID6,ID7)と、少なくとも1ビット期間のストップビットとからなる。本実施の形態では、このIDフィールドによって、各ドアアクチュエータユニットMIX,MODE,F/Rのいずれかが指定されるとともに、DATA1フィールド以降の動作モード(ドアアクチュエータユニットがコントローラ100側から各種の指令を受け取る受信動作モードとなるか、ドアアクチュエータユニット側が動作状態等をコントローラ100側へ送信する送信動作モードとなるか)が指定される。
【0036】
図7(d)に示すように、データ1フィールドは、スタートビットと、8ビットのデータ(D0〜D7)と少なくとも1ビット期間のストップビットとからなる。本実施の形態では、IDフィールドで受信要求を指定した場合には、このデータ1フィールドを用いてコントローラ100側(マスター側)からサーボモータ制御回路40側(スレーブ側)に、ドア開度を指定するデータ(目標値データ)を供給する。IDフィールドで送信要求を指定した場合には、このデータ1フィールドを用いてサーボモータ制御回路40側(スレーブ側)からコントローラ100側(マスター側)に、現在のドア開度のデータ(現在位置データ)を供給する。
【0037】
図7(e)に示すように、データ2フィールドは、スタートビットと、8ビットのデータ(d0〜d7)と少なくとも1ビット期間のストップビットとからなる。本実施の形態では、IDフィールドで受信要求を指定した場合には、このデータ2フィールドを用いてコントローラ100側(マスター側)からサーボモータ制御回路40側(スレーブ側)に、通信エラーフラグクリア要求、診断フラグクリア要求、モータPWM運転条件設定要求、モータ緊急停止要求、モータ強制動作要求等の各種の指令を供給する。IDフィールドで送信要求を指定した場合には、このデータ2フィールドを用いてサーボモータ制御回路40側(スレーブ側)からコントローラ100側(マスター側)に、過電流検知フラグ、モータ停止中フラグ、モータ正転フラグ、モータ逆転フラグ、受信IDパリティエラーフラグ、過温度検知フラグ、受信サムチェックエラーフラグ、過電圧検知フラグ等の運転状態や異常検知に関する情報を供給する。
【0038】
図7(f)に示すように、チェックサムフィールドは、スタートビットと、8ビットのデータ(C0〜C7)と少なくとも1ビット期間のストップビットとからなる。本実施の形態では、このチェックサムデータとして、データ1フィールドとデータ2フィールドのデータを加算し、さらに、加算結果のキャリーを加算した結果の8ビットの反転データを送信する。
【0039】
図8はこの発明に係るサーボモータ制御装置のブロック構成を示す図である。サーボモータ制御回路40は、サーボモータ制御IC50を用いて構成されている。このサーボモータ制御IC50は、直流モータの制御用として開発した専用IC(カスタムIC)であり、例えば同一半導体チップ上にバイポーラ素子とC−MOS素子とを形成することのできるBi−CMOSプロセスを用いて製造されている。
【0040】
このサーボモータ制御IC50は、イグニッションスイッチやアクセサリスイッチ等を介して供給されるバッテリ電源Vaccから電力の供給を受けて例えば5ボルトの安定化電源Vrefを生成する定電圧電源回路51と、この定電圧電源回路51を保護する内蔵電源保護回路52と、LIN信号(シリアル通信信号)の入出力を行なうLIN入出力回路53と、識別コード(IDコード)を設定するためのID入力回路54と、通信処理やモータの運転制御等の各種処理・制御を行なうロジック回路部55と、モータ30に電力を供給するHブリッジ回路56と、バッテリ電源Vaccの過電圧を検出する過電圧検出回路57と、モータ電流の過電流およびHブリッジ回路56を構成する各電力用スイッチング素子(MOS−FET)の許容範囲を越える温度上昇(過温度)を検出する過電流・過温度検出回路58と、ポテンショメータ31の出力電圧(ドア開度に対応した電圧)をデジタルデータへ変換するA/D変換部59とを備える。
【0041】
VDDはHブリッジ回路56用のバッテリ電源Vaacの電源端子、Vccは電流制限抵抗R1によって電流制限されたバッテリ電源Vaacの電源端子、C1は電源安定化用コンデンサ、GNDはグランド電源端子である。VID0〜VID3は識別コード(IDコード)を設定するための入力端子である。本実施の形態では、識別コード(IDコード)は4ビット構成としており、最大で16通りの識別コード(言い換えればアドレス)を設定できる。これらのID入力端子をグランドに接続することでLレベル(論理0)を設定でき、オープン状態でHレベル(論理1)を設定できる。Vbusはシリアル通信信号(具体的にはLIN通信信号)の入出力端子、すなわちデータ線(BUS)の接続端子である。M+およびM−はHブリッジ回路55の出力端子であり、モータ30との接続端子である。VRは安定化電源Vrefの出力端子であり、ポテンショメータ31の一端側と接続される。Vpbrはポテンショメータ31の出力電圧(ドア開度に対応した電圧)の入力端子である。V12Vは電流制限されたバッテリ電源であい、この電源V12VはLIN入力回路53に供給される。
【0042】
図9はサーボモータ制御装置のロジック回路部の一具体例を示す図である。LIN通信処理部61は、LIN入出力回路53から供給される受信信号RXを解読し、IDフィールドのパリティチェック結果が正常であり、受信したIDコードが自己のIDコードと一致しており、かつ、IDフィールド内のID4,ID5の2ビットによって受信要求が指定されている場合、データ1フィールド、データ2フィールド、チェックサムフィールドの各8ビットのデータをそれぞれ仮レジスタ等に一時保存する。そして、一時保存した各データに対してサムチェックを行なって誤りがないことをチェックした後に、データ1フィールドの8ビットのドア指示開度データ(目標値データ)を新指示データラッチ回路62に供給するとともに、通信成立トリガ信号61aを出力して、ドア指示開度データ(目標値データ)を新指示データラッチ回路62にラッチさせる。この際、既に新指示データラッチ回路61に格納されていた先のドア指示開度データ(目標値データ)は、旧指示データラッチ回路63にシフトされる。
【0043】
なお、LIN通信処理部61は、IDフィールドのパリティチェック結果にエラーが生じた場合には、受信IDパリティエラーフラグをセットする。また、LIN通信処理部61は、サムチェックの結果にエラーが生じた場合には、受信サムチェックエラーフラグをセットする。
【0044】
第1の比較回路64は、新たなドア指示開度データ(目標値データ)と旧指示開度データとを比較し、その比較結果(不一致出力)を動作許可トリガ信号生成部65に供給する。動作許可トリガ信号生成部65は、新旧の指示開度データが異なっている場合には、動作許可トリガ信号を生成して、動作許可/禁止信号処理部66に供給する。動作許可/禁止信号処理部66は、動作許可トリガ信号が供給されると、Hブリッジ駆動処理部67に動作許可信号を供給する。
【0045】
ドア開度を検出するポテンショメータ31の出力は、図8に示したA/D変換部59によって予め設定したA/D変換周期毎に8ビットのドア実開度データ(現在値データ)AD0〜AD7に変換されている。
【0046】
図9に示すフィルタ処理部68は、時系列上で連続する所定個数のドア実開度データ(現在値データ)AD0〜AD7の平均値を求める等の処理を行なった結果をフィルタ処理後のドア実開度データ(現在値データ)として出力する。
【0047】
CW、CCW、HOLD指示信号生成部69は、ドア指示開度データ(目標値データ)とフィルタ処理後のドア実開度データ(現在値データ)とを比較し、両者の偏差に基づいてモータ30の回転方向を決定する。そして、CW、CCW、HOLD指示信号生成部69は、モータ30を正転方向(CW:時計方向)に駆動させてドアを開方向に駆動させるのか、モータ30を逆転方向(CCW:反時計方向)に駆動させてドアを閉方向に駆動させるのかを指示する回転方向指示信号(CW,CCW)を生成して出力する。また、CW、CCW、HOLD指示信号生成部69はドア指示開度データ(目標値データ)とフィルタ処理後のドア実開度データ(現在値データ)とが略一致した場合には、現在位置の保持を指示するHOLD信号を生成・出力して、モータ30の駆動を停止させることで、ハンチング現象の発生を防止している。
【0048】
Hブリッジ駆動処理部67は、回転方向指示信号(CW,CCW)に基づいてHブリッジ回路56の各アームを構成する各電力用スイッチング素子(MOS−FET)の駆動信号Out1〜Out4を生成して出力する。これにより、図8に示したHブリッジ回路56からモータ30に電力が供給され、モータ30の駆動がなされる。なお、Hブリッジ駆動処理部67は、モータ30の起動時にはPWM制御によってモータ30に供給する電力を徐々に増加させるソフトスタート制御を行なって、モータ起動時の騒音を軽減させるようにしてもよい。また、モータ30を停止させる際にも、PWM制御によってモータ30に供給する電力を徐々に増低減せるソフトストップ制御を行なって、モータ停止時の騒音を軽減させるようにしてもよい。
【0049】
第2の比較回路70は、ドア指示開度データ(目標値データ)とフィルタ処理後のドア実開度データ(現在値データ)と比較し、その比較結果(一致出力)を動作禁止信号生成部71に供給する。動作禁止信号生成部71は、現在のドア開度が目標値に一致している場合には、動作禁止信号を生成して出力する。この動作禁止信号は、動作許可/禁止信号処理部66に供給される。動作許可/禁止信号処理部66は、動作禁止指令をHブリッジ駆動処理部67に供給して、モータ30の駆動を禁止させる。
【0050】
過電流・過温度・過電圧処理部72は、過電圧検出回路57からの過電圧検出信号Ec、過電流・過温度検出回路58からの過電流検出信号Ecおよび過温度検出信号Etのいずれかが供給されると、それらの異常に対応したフラグをセットするとともに、異常発生を示す情報を動作許可/禁止信号処理部66に供給する。動作許可/禁止信号処理部66は、異常発生を示す情報が供給されると、動作禁止指令をHブリッジ駆動処理部67に供給して、モータ30の駆動を禁止させる。
【0051】
LIN通信処理部61は、IDフィールドのパリティチェック結果が正常であり、受信したIDコードが自己のIDコードと一致しており、かつ、IDフィールド内のID4,ID5の2ビットによって送信要求が指定されている場合には、フィルタ処理後の8ビットのドア実開度データ(現在値データ)をデータ1フィールドで送信するデータとしてセットし、また、データ2フィールドで送信するデータと次のものをセットする。例えば、データ2フィールドの最下位ビットd0に過電流検知フラグ、2番目のビットd1にモータ停止中フラグ、3番目のビットd3にモータ回転方向が正転方向(CW)であることを示すCWフラグ、4番目のビットd3にモータ回転方向が逆転方向(CCW)であることを示すCCWフラグ、5番目のビットd4に受信IDパリティエラーフラグ、6番目のビットd5に過温度検知フラグ、7番目のビットd6に受信サムチェックエラーフラグ、最上位ビットd8に過電圧検知フラグをそれぞれセットする。そして例えば、データ1フィールドで送信するデータとデータ2フィールドで送信するデータとの加算結果にその加算によって生じたキャリーデータを加算した結果の反転データを求め、これをチェックサムフィールドで送信するチェックサムデータとする。
【0052】
そして、LIN通信処理部61は、IDフィールドが終了した時点後に速やかに(例えば2ビット期間までの間に)、データ1フィールド、データ2フィールド、チェックサムフィールドのデータを順次送信する。これにより、ドア実開度データ(現在位置データ)、モータの回転方向やモータ停止中であるかのモータ運転状態の情報、および、過電流、過電圧、過温度の異常検出情報、ならびに、データ受信時のエラー発生情報を上位装置(マスター側)であるコントローラ100に供給される。
【0053】
したがって、コントローラ100は、サーボモータ制御回路40の動作を詳細に診断することが可能となる。また、コントローラ100は、サーボモータ制御回路40の過負荷を予測し、サーボモータ制御装置の動作を停止させる指令を発したりすることで、サーボモータ制御回路40や電動式モータアクチュエータ30Aの破損を防止することも可能となる。
【0054】
図10はドア開度のフィードバックデータに基づくサーボモータ制御装置の診断動作を示すフローチャートである。自動車用空気調和装置の全体動作を制御するECU等のコントローラ100は、サーボモータ制御回路40から供給される実開度フィードバックデータ(現在位置データ)を受信し(ステップS1)、指示値(目標値)と実開度との比較を行なう(ステップS2)。指示値と実開度とが一致していればサーボモータ制御回路40側の動作が正常であると判定し(ステップS3)、一致していない場合は異常であると判定する(ステップS4)。
【0055】
図11はサーボモータ制御装置の保護動作を示すフローチャートである。コントローラ100は、実開度フィードバックデータ(現在位置データ)を受信し(ステップS11)、所定時間での実開度の変化からドア開閉の動作スピードを算出する(ステップS12)。そして、算出した動作スピードに基づいて負荷の大きさを判定する(ステップS13)。コントローラ100は、動作スピードが予め設定した判定しきい値よりも遅い場合、または、過去に算出した動作スピードよりも遅い場合は、負荷が大であると判定し、ステップS14でサーボモータ制御回路40の動作を一定時間停止させる。これにより、サーボモータ制御IC50や電動モータ式アクチュエータ30Aが過負荷により破損するのを防止することができる。
【0056】
図12はドア開度が目標指示値に達するまでの動作時間に基づくサーボモータ制御装置の診断動作を示すフローチャートである。コントローラ100は、サーボモータ制御回路40に指示目標値を送信するとともに指示目標値に達するまでの目標時間を推定する(ステップS21)。そして、モータの回転方向を示すCW信号およびCCW信号ならびにモータの動作停止を示すHOLD信号を受信する(ステップS22)。コントローラ100は、ステップS23でHOLD判定を行なって、動作中であればステップS24でタイマカウント(計時)を継続する。ステップS23でHOLD状態になったことが判定されると、ステップS25でタイマを停止させる。次に、コントローラ100はステップS26で、目標時間と実時間(実際の動作時間)とを比較し、実時間が目標時間よりも遅い場合はサーボモータ制御回路40に異常があると判定し(ステップS27)、実時間が目標時間よりも遅くない場合は、正常と判定する(ステップS28)。さらに、コントローラ100は、ステップS29で目標回転方向と実方向(実際の回転方向)とを比較し、目標回転方向と実方向が不一致の場合は異常と判定し(ステップS30)、一致している場合は正常と判定する(ステップS31)。そして、ステップS32でタイマをクリアーする(計時を停止する)。
【0057】
図13はドア開度が目標指示値に達するまでの動作時間に基づくサーボモータ制御装置の保護動作を示すフローチャートである。コントローラ100は、サーボモータ制御回路40に指示目標値を送信するとともに目標指示値に達するまでの目標時間を推定する(ステップS41)。そして、モータの回転方向を示すCW信号およびCCW信号ならびにモータの動作停止を示すHOLD信号を受信する(ステップS42)。コントローラ100は、ステップS43でHOLD判定を行なって、動作中であればステップS44でタイマカウント(計時)を行なう。そして、コントローラ100は、ステップS45で目標時間と実時間(実際の動作時間)とを比較し、実時間が目標時間よりも遅い場合はサーボモータ制御回路40の動作を一定時間停止させる(ステップS46)。コントローラ100は、ステップS43でHOLD状態(ドア開度が目標指示値に達してサーボモータ制御回路40が動作を停止した状態)になったことが判定されると、ステップS47でタイマをクリアする(計時を停止する)。
【0058】
図14はこの発明に係るサーボモータ制御装置用のサーボモータ制御ICの他の用途への応用例を示す図であり、図14(a)は温度センサを構成した例を示す図、図14(b)は照度(明るさ)センサを構成した例を示す図である。
【0059】
サーボモータ制御IC40は、A/D変換機能とA/D変換結果を送信する機能とを備えているので、このサーボモータ制御IC40を用いて各種のセンサを構成することができる。例えば、図14(a)に示すように、安定化電源Vrefの出力端子VRとグランド電位との間に、抵抗RAとサーミスタTHとを直列に接続し、サーミスタTHに発生した電圧をアナログ電圧入力端子Vpbrに供給することで、温度センサを構成することができる。また、図14(b)に示すように、安定化電源Vrefの出力端子VRとグランド電位との間に、抵抗RBとフォトダイオードPDとを直列に接続し、フォトダイオードPDに発生した電圧をアナログ電圧入力端子Vpbrに供給することで、照度(明るさ)センサを構成することができる。センサ出力は、シリアル通信信号の入出力端子Vbusを介してシリアルデータとして取り出す。同様に、感圧抵抗素子等を用いることで圧力センサを構成することができ、磁気抵抗素子等を用いることで磁気センサを構成することができる。
【0060】
なお、本実施の形態では、サーボモータ制御装置を用いて自動車用空気調和機の各種ドアの開度を制御する例について説明したが、この発明に係るサーボモータ制御装置は、ドアアクチュエータだけでなく制御対象を直線的に移動させるアクチュエータ等を含めた種々の用途に適用することができる。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したようにこの発明に係るサーボモータ制御装置は、上位装置から供給される送信要求に対応して、制御対象の現在位置データを上位装置へ供給することができる。現在位置データと目標値データとは同一ビット数としているので、目標値データを受信する替わりに現在位置データを送信することで、1回の通信データ量を一定にできる。上位装置は、現在位置データの時系列的な変化特性等を把握することで、サーボモータ制御装置の動作を詳細にかつ定量的に診断することが可能となる。また、上位装置は、サーボモータ制御装置の過負荷を予測し、サーボモータ制御装置の動作を停止させる指令を発したりすることで、サーボモータ制御装置やモータアクチュエータの破損を防止することも可能となる。
【0062】
また、この発明に係るサーボモータ制御装置は、上位装置から供給される送信要求に対応して、現在のモータの回転方向情報およびモータ駆動/停止情報を上位装置へ供給することができる。上位装置は、それらの情報に基づいてサーボモータ制御装置の動作を診断することが可能となる。さらに、上位装置は、サーボモータ制御装置の過負荷を予測し、サーボモータ制御装置の動作を停止させる指令を発したりすることで、サーボモータ制御装置やモータアクチュエータの破損を防止することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るサーボモータ制御装置を適用した自動車用空気調和装置の本体の構成を概念的に示した説明図である。
【図2】この発明に係るサーボモータ制御装置によって駆動される電動式モータアクチュエータの一具体例を示す図である。
【図3】この発明に係るサーボモータ制御装置を適用した自動車用空気調和装置のシステム構成を示す図である。
【図4】この発明に係るサーボモータ制御装置を適用した自動車用空気調和装置のシステムの回路ブロック構成を示す図である。
【図5】この発明に係るサーボモータ制御装置のブロック構成を示す図である。
【図6】LIN通信規格の1フレーム内の各フィールドのデータ構造を示す図(その1)である。
【図7】LIN通信規格の1フレーム内の各フィールドのデータ構造を示す図(その2)である。
【図8】この発明に係るサーボモータ制御装置のブロック構成を示す図である。
【図9】この発明に係るサーボモータ制御装置のロジック回路部の一具体例を示す図である。
【図10】ドア開度のフィードバックデータに基づくサーボモータ制御装置の診断動作を示すフローチャートである。
【図11】サーボモータ制御装置の保護動作を示すフローチャートである。
【図12】ドア開度が目標指示値に達するまでの動作時間に基づくサーボモータ制御装置の診断動作を示すフローチャートである。
【図13】ドア開度が目標指示値に達するまでの動作時間に基づくサーボモータ制御装置の保護動作を示すフローチャートである。
【図14】この発明に係るサーボモータ制御装置用のサーボモータ制御ICの他の用途への応用例を示す図であり、図14(a)は温度センサを構成した例を示す図、図14(b)は照度(明るさ)センサを構成した例を示す図である。
【符号の説明】
1 空調機本体
7 インテークドア
13 ミックスドア
18 デフドア
19 ベントドア
20 フットドア
30 モータ(電動モータ)
30A 電動モータ式アクチュエータ
31 ポテンショメータ
40 サーボモータ制御回路
50 サーボモータ制御IC
53 LIN入出力回路
54 ID入力回路
55 ロジック回路部
56 Hブリッジ回路
57 過電圧検出回路
58 過電流・過温度検出回路
59 A/D変換部
100 コントローラ
101 エアコン制御装置
102 制御回路
110 操作パネル
F/R インテークドアアクチュエータユニット
MIX ミックスドアアクチュエータユニット
MODE モードドアアクチュエータユニット

Claims (3)

  1. シリアルデータ通信部と、
    前記シリアルデータ通信部を介して上位装置から供給される自己アドレス宛ての情報を受信する受信処理部と、
    位置検出部から供給される制御対象の現在位置に対応した電圧をnビットの現在位置データへ変換するA/D変換部と、
    受信した情報の中に含まれるnビットの目標値データと前記nビットの現在位置データとの偏差に基づいて前記制御対象の位置が前記目標値になるようモータアクチュエータを駆動するアクチュエータ駆動制御部と、
    受信した情報の中に含まれる送信要求に対応して、前記目標値データと同一ビット数(nビット)の現在位置データを前記シリアルデータ通信部を介して送信させる送信処理部とを備えることを特徴とするサーボモータ制御装置。
  2. シリアルデータ通信部と、
    前記シリアルデータ通信部を介して上位装置から供給される自己アドレス宛ての情報を受信する受信処理部と、
    位置検出部から供給される制御対象の現在位置に対応した電圧を現在位置データへ変換するA/D変換部と、
    受信した情報の中に含まれる目標値データと前記現在位置データとの偏差に基づいてモータの回転方向およびモータ駆動/停止を判断し、その判断結果に基づいて前記制御対象の位置が前記制御目標値になるようモータアクチュエータを駆動するアクチュエータ駆動制御部と、
    受信した情報の中に含まれる送信要求に対応して、現在のモータの回転方向情報およびモータ駆動/停止情報を前記シリアルデータ通信部を介して送信させる送信処理部とを備えることを特徴とするサーボモータ制御装置。
  3. シリアルデータ通信部と、
    前記シリアルデータ通信部を介して上位装置から供給される自己アドレス宛ての情報を受信する受信処理部と、
    位置検出部から供給される制御対象の現在位置に対応した電圧をnビットの現在位置データへ変換するA/D変換部と、
    受信した情報の中に含まれるnビットの制御目標値と前記nビットの現在位置データとの偏差に基づいてモータの回転方向およびモータ駆動/停止を判断し、その判断結果に基づいて前記制御対象の位置が前記制御目標値になるようモータアクチュエータを駆動するアクチュエータ駆動制御部と、
    受信した情報の中に含まれる送信要求に対応して、前記制御目標値と同一ビット数(nビット)の現在位置データならびに現在のモータの回転方向情報およびモータ駆動/停止情報を前記シリアルデータ通信部を介して送信させる送信処理部とを備えることを特徴とするサーボモータ制御装置。
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