JP2004350160A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】メモリカードの記録内容を容易に確認できるようにする。
【解決手段】撮像装置100は、メモリカード120にコネクタ113で有線接続し、アンテナ116で無線接続できる。カード120のブロック202はコネクタ113から給電される。ブロック203は、アンテナ234から電磁結合で給電される。電源供給回路215は、コネクタ113から給電されるとき、選択回路222を介してメモリ回路221にも給電する。メモリ回路214に、大きな容量と電力を必要とする撮影画像の本画像及び大きなサムネイル等を記録する。メモリ回路221には、あまり大きな容量も電力も必要としない画像情報(小さなサムネイル、撮影日時情報、記録日時情報及び画像のファイル名情報など)を記録する。
【選択図】 図1
【解決手段】撮像装置100は、メモリカード120にコネクタ113で有線接続し、アンテナ116で無線接続できる。カード120のブロック202はコネクタ113から給電される。ブロック203は、アンテナ234から電磁結合で給電される。電源供給回路215は、コネクタ113から給電されるとき、選択回路222を介してメモリ回路221にも給電する。メモリ回路214に、大きな容量と電力を必要とする撮影画像の本画像及び大きなサムネイル等を記録する。メモリ回路221には、あまり大きな容量も電力も必要としない画像情報(小さなサムネイル、撮影日時情報、記録日時情報及び画像のファイル名情報など)を記録する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メモリカードなどの外部記録装置と通信可能な撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のデジタルカメラでは、撮影した画像をメモリカード(半導体メモリからなる外部記録装置)に記録することができる(例えば、特許文献1、2)。
【0003】
【特許文献1】
特開平07−135589号公報
【特許文献2】
特開2001−169224号公報
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のデジタルカメラでは、カードスロットにメモリカードを装着しなければ、それらの記録内容を確認することができず、面倒であった。このような問題は、デジタルカメラに限らず、デジタルビデオカメラ、カメラ付き携帯電話などの撮像装置にも言える問題であった。
【0004】
本発明は、上述の欠点を解決するもので、カードスロットにカードを装着しなくても容易に記録内容を確認できるようにした撮像装置を提示することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明に係る撮像装置は、メモリカードに有線接続可能な有線通信手段と、メモリカードに無線接続可能な無線通信手段と、画像を表示する表示手段とを具備するカメラであって、前記無線通信手段により第1のメモリカードの画像情報を読み出して表示している間に前記第1のメモリカードとの無線通信が切断した場合には、第1の所定期間、前記第1のメモリカードの画像情報を表示しつづけることを特徴とする。
【0006】
【実施例】
以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。なお、以下の説明では、画像は、特に限定する場合を除いて、動画像と静止画の何れをも総称して示すものとする。即ち、画像は、静止画のみを示す場合と、動画のみを示す場合と、その両方を一般的に示す場合とがあり、その何れにも本実施例は適用可能である。本実施例は、画像の圧縮方式及びデータ量に関して限定されない。
【0007】
図1は、本発明の一実施例の概略構成ブロック図を示す。撮像装置100内の各ユニットはバス111を介して接続されており、各ユニットは、CPU107によって制御される構造になっている。撮像装置100は、記録モードと再生モードを具備する。なお、撮像装置100は、デジタルビデオカメラであっても、デジタルカメラ、カメラ付き携帯電話などの装置であってもよい。
【0008】
まず、記録モードの動作を説明する。撮像装置100が記録モードで起動すると、フラッシュメモリ109に格納されていたプログラムがRAM108の一部にロードされる。CPU107は、RAM108にロードされたプログラムに従って動作する。レンズユニット101、撮像素子102及び撮像信号処理回路103は、CPU107により制御された撮像部制御回路104により制御され、後述の撮像動作を行う。被写体からの光は、レンズユニット101により撮像素子102に結像する。撮像素子102に結像された画像は光電変換され、所定周期で読み出される。撮像信号処理回路103は、撮像素子102から読み出された画像に所定の処理を施し、デジタル画像データ(動画又は静止画)を出力する。
【0009】
操作スイッチ105によりユーザが画像の記録を指示すると、画像圧縮伸長装置106は、撮像信号処理回路103から出力されるデジタル画像を、たとえばJPEG及びMPEG等の圧縮方式で圧縮する。圧縮画像データは、一時的にRAM108に格納され、メモリインターフェース112及びコネクタ113を介して画像記録用のメモリカード120に記録される。この際、画像のインデックスを示す画像情報であるサムネイル、画像を撮影した日時情報、画像を記録した日時情報、及び画像のファイル名等も合わせて、メモリカード120に記録される。なお、メモリカード120は、半導体メモリからなる外部記録媒体である。
【0010】
再生モードを説明する。撮像装置100が再生モードで起動すると、フラッシュメモリ109に格納されていたプログラムがRAM108の一部にロードされる。CPU107は、RAM108にロードされたプログラムに従って動作する。
【0011】
再生モードで起動すると、メモリカード120が図3の動作1のごとくコネクタ113(メモリカードスロット)に接続されている場合(有線通信モード)は、メモリカード120内の画像情報(サムネイル、日時情報及びファイル名など)が読み出され、図4(A)に示すようにディスプレイ110に画像のインデックス情報として表示される。
【0012】
操作スイッチ105によりユーザが画像インデックス情報から特定の画像を選択して表示命令を与えると、CPU107は、メモリカード120からその特定画像の圧縮画像データを読み出す。読み出された圧縮画像データは画像圧縮伸長装置106により伸長され、その特定画像がディスプレイ110に表示される。
【0013】
図3に示す動作2のように、メモリカード120がアンテナ116に対して近づけたり、又は触れたりした場合(無線通信モード)、アンテナ116を通してメモリカード120に給電される。同時に、アンテナ116とメモリカード120の間で通信が行われ、変復調器115を通してメモリカード120内の画像情報(サムネイル、日時情報及びファイル名など)が読み込まれる。ただし、アンテナ116を介した通信は、コネクタ113を介した通信よりも、通信速度が遅いので、読み込む画像情報の情報量を少なく制限するなどして、通信量を制限する必要がある。ディスプレイ110の表示も、コネクタ113を通して読み出したときとは異なったものとなる。
【0014】
図2は、メモリカード120及び撮像装置100の通信部の概略構成ブロック図を示す。メモリカード120へのアクセスには、有線通信モードと無線通信モードがある。
【0015】
有線通信モードを説明する。コネクタ211が撮像装置100のコネクタ113と接続されたときに有線通信モードになる。有線通信モードでは、制御回路213がカード全体を制御する。制御回路213は、通信インターフェース212を通して撮像装置100と通信すると同時に、撮像装置100からの通信コマンドに従って、メモリ回路214及びメモリ回路221にデータを読み書きする。
【0016】
通信動作に先立ち、コネクタ211を通して、撮像装置100のコネクタ113から電源の供給を受ける。コネクタ211を通った電源は、電源供給回路215によりブロック202の各部へ供給されると同時に、電源供給選択回路222を通してメモリ回路221にも供給される。
【0017】
以上のように、有線通信モードでは、メモリ214とメモリ221の両方にデータを読み書きすることができる。
【0018】
無線通信モードを説明する。無線通信モードでは、制御回路220がカード全体を制御する。コネクタ211を介した有線通信が確立しておらず、かつ、アンテナ216,217を介して撮像装置100との間に無線通信が確立しているときには、メモリカード120は、無線通信モードで動作する。
【0019】
後述する無線通信動作に先立ち、撮像装置100は、アンテナ217を介して電磁誘導により、電源供給回路223に電源を供給する。
【0020】
撮像装置100からメモリカード120へ送られるべきデータは、撮像装置100の変調器232により変調され、アンテナ234から無線出力される。この無線信号は、メモリカード120のアンテナ217により受信され、復調器219により復調され、撮像装置100からのデータが制御回路220に供給される。一方、制御回路220から撮像装置100へ送られるべきデータは、カード120の変調器218により変調され、アンテナ216から無線出力される。この無線信号は、撮像装置100のアンテナ233で受信され、復調器231により復調され、カード120からのデータがCPU107に供給される。
【0021】
無線通信モードでは、電源供給回路223からブロック1のみに電源が供給され、同時に、電源供給選択回路222を介してメモリ回路221にも電源が供給される。制御回路220は、メモリ回路221にデータを読み書きする。無線通信モードでは、ブロック2のみに給電される。電磁誘導により得られた少ない電力でも、メモリ221を読み書きすることが出来る。
【0022】
このような構成のメモリカード120で、主に、メモリ回路214を、大きな容量と電力を必要とする撮影画像の本画像及び大きなサムネイル等を記録する用途に用い、メモリ1回路221を、あまり大きな容量も電力も必要としない画像情報(小さなサムネイル、撮影日時情報、記録日時情報及び画像のファイル名情報など)を記録するのに使用するのが最適である。しかし、各メモリ回路214,221は、このような用途の区分けに限定されるものではなく、メモリ回路214,221にどのようなデータを記録しても構わないのは言うまでもない。
【0023】
また、メモリ回路214、221は、フラッシュメモリ、EEPROM及び誘電体メモリなどの不揮発メモリで構成されても構わないし、図示されていないが、バッテリーバックアップされたSRAM等でも構わないし、その他、データが保持できるものであれば、メモリに限らず、どのような記憶手段でも構わない。
【0024】
図9を参照して、メモリカード120の起動シーケンスを説明する。S901から開始して、S902でコネクタ211を通して電源が供給されているかどうかを判断する。コネクタ211を通して電源供給が行われている場合(Y)、S903へと進み、供給が行われていない場合(N)、S907へと進む。S903では、コネクタ211を通して供給された電力を基に電源供給回路215からブロック202、メモリ2回路214及びメモリ回路221に電源が供給される。S904では制御回路213を起動し、S905では、制御回路213の制御指令により、メモリ回路221及びメモリ回路214のデータを読み書きする共に、外部と有線で通信を行う。以上が有線通信モードへの移行手順である(S906)。
【0025】
S902でNの場合、S907で、電磁誘導によりアンテナ217を介して電源が供給されているかどうかを判断する。電源供給が行われている場合(Y)、S908へと進み、電源供給が行われていない場合(N)、S912へと進む。S908では、アンテナ217を通して供給された電力を基に電源供給回路223からブロック223及びメモリ回路221に電源が供給される。S909で制御回路220を起動し、S910では、制御回路220の制御指令によりメモリ回路221のデータを読み書きする共に、外部と無線で通信を行う。以上が無線通信モードへの移行手順である(S911)。
【0026】
S907でNの場合、S912でカードOFF状態にされる。
【0027】
図4(A)は、有線通信モードでディスプレイ110に画像情報を表示したときの表示例を示す。有線通信モードでは、比較的高速の通信が出来るので、容量の大きなサムネイルを9個表示している。これに対して、図4(B)から(E)は、無線通信モードでの画像情報を表示した表示例を示す。無線通信モードでは、比較的低速の通信しか出来ないので、通信データ量を減らした表示を行う。図4(B)は、図4(A)に比べて小さなサムネイルを表示した例を示す。図4(C)は、図4(A)に比べて少ない量のサムネイルを表示した例を示す。図4(D)は、個々の画像情報では無く、メモリカードの全般的な記録日時及び画像量でメモリカードの記録内容を表示する例を示す。図4(E)は、個々の画像の日付及びファイル名を表示する例を示す。
【0028】
メモリカード120への書き込み動作を説明する。図5は、撮像装置100が有線通信モードでメモリカード120へデータを書き込む際のアルゴリズムを示す。S501から開始し、S502では、操作スイッチ105の一部である撮影ボタン(非表示)が押されるまで、繰り返し待機する。撮影ボタンが押されると、S503へとすすみ、CPU107により撮像部制御回路104を制御して、撮影動作が行われる。次に、S504で、撮影画像データが前述のようにメモリカード内のメモリ回路214に記録される。さらに、S505に、容量の大きなサムネイル画像が、前述のようにメモリカード内のメモリ回路214に記録される。S505に、容量の小さなサムネイル画像がメモリ回路221に記録される。S506では、サムネイル以外の画像情報(撮影日時情報及び画像のファイルネーム情報等)がメモリ回路221に記録され、再び、撮影待機状態に入る。
【0029】
メモリカード120からの読み出し動作を説明する。図6は、撮像装置100が、有線通信モード及び無線通信モードでメモリカードの画像情報をディスプレイ110に表示する場合の、CPU107の動作アルゴリズムを示す。
【0030】
S601から開始して、S602でメモリカード#1(以後、複数のカードを識別するために、#1、#2、#3でカードを区別する)が無線通信モードで接続しているかどうかを判別する。無線モードで接続していない場合(N)、S603へ進み、無線接続している場合(Y)、S605へ進む。
【0031】
S603では、カードスロットに別カードであるメモリカード#2が有線通信モードで接続しているかどうかを判別する。有線接続している場合(Y)、S604へ進み、有線接続していない場合(N)はS602へと戻る。S604では、メモリカード#2のメモリ回路221とメモリ回路214から画像情報を読み出してディスプレイ110に表示する。
【0032】
S602でYの場合、S605でメモリカード#1のメモリ回路221から画像情報を読み出してディスプレイ110に表示する。S606では、メモリカード#1の無線接続が切断されたかどうかを判別する。無線接続が切断されていない場合(N)、S605へと戻り、切断された場合(Y)、S607へと進む。
【0033】
S607では、カードスロットにメモリカード#2が入っており、有線通信モードで接続しているかどうかを判別する。有線接続をしている場合(Y)、S608へ進み、有線接続をしていない場合(N)、S610へ進む。
【0034】
S608では、所定時間T2だけ待機し、所定時間T2を経過した後、S609へと進む。S609では、メモリカード#2のメモリ回路221とメモリ回路214から画像情報を読み出してディスプレイ110に表示する。
【0035】
一方、S607でNの場合、S610で所定時間T1だけ待機し、所定時間T1を経過した後、S611へと進む。S611では、画像記録カード#1のメモリ回路221の記録情報が表示されているのを消去して終了する。ここで、T2<T1となるように、T1,T2が設定されている。つまり、ディスプレイ110に次に表示する内容がある場合、短時間(T2)で表示を行い、表示する内容が無い場合、長時間(T1)、表示をつづける。
【0036】
メモリカード120からの読み出しの別の動作を説明する。図7は、撮像装置100が、無線通信モードでメモリカードの画像情報をディスプレイ110に表示する場合の、CPU107の動作アルゴリズムを示す。
【0037】
S701から開始して、S702で、メモリカード#1が無線通信モードで接続しているかどうかを判別する。無線モードで接続していない場合(N)、S702へ戻り、無線接続している場合(Y)、S703へ進む。S703でメモリカード#1のメモリ回路221から画像情報を読み出してディスプレイ110に表示する。S704では、メモリカード#1の無線接続が切断されたかどうかを判別する。無線接続が切断されていない場合(N)、S703に戻り、切断された場合(Y)、S705に進む。
【0038】
S705では、新たなメモリカード#3との無線接続が開始されたかどうかを判別する。開始された場合(Y)、S707へ進み、開始されていない場合(N)、S706へ進む。
【0039】
S706では、所定時間T1だけ待機し、所定時間T1に達していない場合、S705に戻り、所定時間T1に達した場合、S707に進む。S707では、画像記録カード#1のメモリ回路221の記憶情報が表示されているのを消去して終了する。つまりは、通信が切断されたときに、次の通信が始まるなど、ディスプレイ110に次に表示する内容がある場合は、一定時間(T1)の表示中でも、直ぐに表示内容を消去する。しかし、まだ次の通信が開始していないなど、表示する内容が無い場合は、一定時間(T1)、表示をつづける。
【0040】
メモリカード120からの読み出しの更に別の動作を説明する。図8は、撮像装置100が、有線通信モード及び無線通信モードでメモリカード120の画像情報をディスプレイ110に表示する場合の、CPU107の動作アルゴリズムを示す。
【0041】
S801から開始して、S802でメモリカード#1が無線通信モードで接続しているかどうかを判別する。無線モードで接続していない場合(N)、S803に進み、無線接続している場合(Y)、S805に進む。
【0042】
S803では、カードスロットに別カードであるメモリカード#2が有線通信モードで接続しているかどうかを判別する。有線接続している場合(Y)、S804に進み、有線接続していない場合(N)、S802に戻る。S804では、メモリカード#2のメモリ回路221とメモリ回路214から画像情報を読み出してディスプレイ110に表示する。
【0043】
S802でYの場合、S805でメモリカード#1のメモリ回路221から画像情報を読み出してディスプレイ110に表示する。S806では、メモリカード#1の情報を表示中に、有線接続されたメモリカード#2に関しての本体操作(例えば、サムネイルの選択操作又はページ送りなど)が行われたかどうかを判別する。
【0044】
本体操作が行われた場合(Y)、S807に進み、本体操作が行われていない場合(N)、S809に進む。S807では、メモリカード#2のメモリ回路221とメモリ回路214から画像情報を読み出してディスプレイ110に表示すると共に、本体操作にあわせた表示を行う。S808で所定時間T4だけ待機したあと、S802に戻り、以上のステップを繰り返す。
【0045】
S809では、メモリカード#1の無線接続が切断されたかどうかを判別する。無線接続が切断されていない場合(N)、S805に戻り、切断された場合(Y)、S810に進む。
【0046】
S810では、カードスロットにメモリカード#2が入っており、有線通信モードで接続しているかどうかを判別し、有線接続をしている場合(Y)、S811に進み、有線接続をしていない場合(N)、S812に進む。S811では、メモリカード#2のメモリ回路221とメモリ回路214から画像情報を読み出してディスプレイ110に表示する。
【0047】
一方、S812では、カードスロットにメモリカード#4が新たに装着されたかどうかを判別する。新たに装着されて有線通信モードで接続を開始した場合(Y)、S813に進み、新たな装着が無い場合(N)、S814に進む。S814では、何らかの本体操作が行われたかどうかを判別する。本体操作が行われた場合(Y)、S802に戻るが、本体操作が行われていない場合(N)、S815に進む。
【0048】
S815では、所定時間T3だけ待機する。所定時間T3の待機が完了していない場合(N)、S812に戻り、所定時間T3の待機が完了した場合(Y)、S816に進む。S816では、画像記録カード#1のメモリ回路221の記録情報が表示されているのを消去して、終了する。
【0049】
つまり、無線接続中に別の本体操作が入った場合には、これを優先して、操作に合わせた表示を、所定時間(T4)だけ行う。また、無線通信切断後に次に表示すべき内容がある場合、前の表示を直ぐに消去する。無線切断後に表示すべき内容が無い場合、一定時間(T3)の表示をつづける。ただし、表示中に別の操作が入った場合、一定時間(T3)の表示をキャンセルする。
【0050】
【発明の効果】
以上の説明から容易に理解できるように、本発明によれば、無線モードと有線モードを具備し、記録再生を高速で行うときは有線モードを用い、画像情報のみを読み出すときは有線モードを用いることで、カメラ本体に触るだけで内容の確認が可能な、極めて使いやすいカメラシステムが実現できる。
【0051】
さらに、無線で使用する場合には、最小限の電力で駆動できるので、アンテナの小型化と省電力化を実現できる。無線通信で内容を確認するにあたり、カードの切り替わり目で一定時間だけ表示を継続しつづけることで、使い易いユーザインターフェースを実現できる。
【0052】
さらに、本体に装着されたカードと無線で通信するカードのどちらも使い易いユーザインターフェースを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略構成ブロック図である。
【図2】メモリカード120の概略構成ブロック図である。
【図3】無線通信モードと有線通信モードを説明する模式図である。
【図4】本実施例の表示例である。
【図5】本実施例の動作フローチャートである。
【図6】本実施例の動作フローチャートである。
【図7】本実施例の動作フローチャートである。
【図8】本実施例の動作フローチャートである。
【図9】本実施例の動作フローチャートである。
【符号の説明】
100:撮像装置
101:レンズユニット
102:撮像素子
103:撮像信号処理回路
104:撮像部制御回路
105:操作スイッチ
106:画像圧縮伸長装置
107:CPU
108:RAM
109:フラッシュメモリ
111:バス
112:メモリインターフェース
113:コネクタ
115:変復調器
116:アンテナ
120:メモリカード
202:ブロック
211:コネクタ
212:通信インターフェース
213:制御回路
214:メモリ回路
215:電源供給回路
216:アンテナ
217:アンテナ
218:変調器
219:復調器
220:制御回路
221:メモリ回路
222:電源供給選択回路
223:電源供給回路
231:復調器
232:変調器
233:アンテナ
234:アンテナ
【発明の属する技術分野】
本発明は、メモリカードなどの外部記録装置と通信可能な撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のデジタルカメラでは、撮影した画像をメモリカード(半導体メモリからなる外部記録装置)に記録することができる(例えば、特許文献1、2)。
【0003】
【特許文献1】
特開平07−135589号公報
【特許文献2】
特開2001−169224号公報
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のデジタルカメラでは、カードスロットにメモリカードを装着しなければ、それらの記録内容を確認することができず、面倒であった。このような問題は、デジタルカメラに限らず、デジタルビデオカメラ、カメラ付き携帯電話などの撮像装置にも言える問題であった。
【0004】
本発明は、上述の欠点を解決するもので、カードスロットにカードを装着しなくても容易に記録内容を確認できるようにした撮像装置を提示することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明に係る撮像装置は、メモリカードに有線接続可能な有線通信手段と、メモリカードに無線接続可能な無線通信手段と、画像を表示する表示手段とを具備するカメラであって、前記無線通信手段により第1のメモリカードの画像情報を読み出して表示している間に前記第1のメモリカードとの無線通信が切断した場合には、第1の所定期間、前記第1のメモリカードの画像情報を表示しつづけることを特徴とする。
【0006】
【実施例】
以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。なお、以下の説明では、画像は、特に限定する場合を除いて、動画像と静止画の何れをも総称して示すものとする。即ち、画像は、静止画のみを示す場合と、動画のみを示す場合と、その両方を一般的に示す場合とがあり、その何れにも本実施例は適用可能である。本実施例は、画像の圧縮方式及びデータ量に関して限定されない。
【0007】
図1は、本発明の一実施例の概略構成ブロック図を示す。撮像装置100内の各ユニットはバス111を介して接続されており、各ユニットは、CPU107によって制御される構造になっている。撮像装置100は、記録モードと再生モードを具備する。なお、撮像装置100は、デジタルビデオカメラであっても、デジタルカメラ、カメラ付き携帯電話などの装置であってもよい。
【0008】
まず、記録モードの動作を説明する。撮像装置100が記録モードで起動すると、フラッシュメモリ109に格納されていたプログラムがRAM108の一部にロードされる。CPU107は、RAM108にロードされたプログラムに従って動作する。レンズユニット101、撮像素子102及び撮像信号処理回路103は、CPU107により制御された撮像部制御回路104により制御され、後述の撮像動作を行う。被写体からの光は、レンズユニット101により撮像素子102に結像する。撮像素子102に結像された画像は光電変換され、所定周期で読み出される。撮像信号処理回路103は、撮像素子102から読み出された画像に所定の処理を施し、デジタル画像データ(動画又は静止画)を出力する。
【0009】
操作スイッチ105によりユーザが画像の記録を指示すると、画像圧縮伸長装置106は、撮像信号処理回路103から出力されるデジタル画像を、たとえばJPEG及びMPEG等の圧縮方式で圧縮する。圧縮画像データは、一時的にRAM108に格納され、メモリインターフェース112及びコネクタ113を介して画像記録用のメモリカード120に記録される。この際、画像のインデックスを示す画像情報であるサムネイル、画像を撮影した日時情報、画像を記録した日時情報、及び画像のファイル名等も合わせて、メモリカード120に記録される。なお、メモリカード120は、半導体メモリからなる外部記録媒体である。
【0010】
再生モードを説明する。撮像装置100が再生モードで起動すると、フラッシュメモリ109に格納されていたプログラムがRAM108の一部にロードされる。CPU107は、RAM108にロードされたプログラムに従って動作する。
【0011】
再生モードで起動すると、メモリカード120が図3の動作1のごとくコネクタ113(メモリカードスロット)に接続されている場合(有線通信モード)は、メモリカード120内の画像情報(サムネイル、日時情報及びファイル名など)が読み出され、図4(A)に示すようにディスプレイ110に画像のインデックス情報として表示される。
【0012】
操作スイッチ105によりユーザが画像インデックス情報から特定の画像を選択して表示命令を与えると、CPU107は、メモリカード120からその特定画像の圧縮画像データを読み出す。読み出された圧縮画像データは画像圧縮伸長装置106により伸長され、その特定画像がディスプレイ110に表示される。
【0013】
図3に示す動作2のように、メモリカード120がアンテナ116に対して近づけたり、又は触れたりした場合(無線通信モード)、アンテナ116を通してメモリカード120に給電される。同時に、アンテナ116とメモリカード120の間で通信が行われ、変復調器115を通してメモリカード120内の画像情報(サムネイル、日時情報及びファイル名など)が読み込まれる。ただし、アンテナ116を介した通信は、コネクタ113を介した通信よりも、通信速度が遅いので、読み込む画像情報の情報量を少なく制限するなどして、通信量を制限する必要がある。ディスプレイ110の表示も、コネクタ113を通して読み出したときとは異なったものとなる。
【0014】
図2は、メモリカード120及び撮像装置100の通信部の概略構成ブロック図を示す。メモリカード120へのアクセスには、有線通信モードと無線通信モードがある。
【0015】
有線通信モードを説明する。コネクタ211が撮像装置100のコネクタ113と接続されたときに有線通信モードになる。有線通信モードでは、制御回路213がカード全体を制御する。制御回路213は、通信インターフェース212を通して撮像装置100と通信すると同時に、撮像装置100からの通信コマンドに従って、メモリ回路214及びメモリ回路221にデータを読み書きする。
【0016】
通信動作に先立ち、コネクタ211を通して、撮像装置100のコネクタ113から電源の供給を受ける。コネクタ211を通った電源は、電源供給回路215によりブロック202の各部へ供給されると同時に、電源供給選択回路222を通してメモリ回路221にも供給される。
【0017】
以上のように、有線通信モードでは、メモリ214とメモリ221の両方にデータを読み書きすることができる。
【0018】
無線通信モードを説明する。無線通信モードでは、制御回路220がカード全体を制御する。コネクタ211を介した有線通信が確立しておらず、かつ、アンテナ216,217を介して撮像装置100との間に無線通信が確立しているときには、メモリカード120は、無線通信モードで動作する。
【0019】
後述する無線通信動作に先立ち、撮像装置100は、アンテナ217を介して電磁誘導により、電源供給回路223に電源を供給する。
【0020】
撮像装置100からメモリカード120へ送られるべきデータは、撮像装置100の変調器232により変調され、アンテナ234から無線出力される。この無線信号は、メモリカード120のアンテナ217により受信され、復調器219により復調され、撮像装置100からのデータが制御回路220に供給される。一方、制御回路220から撮像装置100へ送られるべきデータは、カード120の変調器218により変調され、アンテナ216から無線出力される。この無線信号は、撮像装置100のアンテナ233で受信され、復調器231により復調され、カード120からのデータがCPU107に供給される。
【0021】
無線通信モードでは、電源供給回路223からブロック1のみに電源が供給され、同時に、電源供給選択回路222を介してメモリ回路221にも電源が供給される。制御回路220は、メモリ回路221にデータを読み書きする。無線通信モードでは、ブロック2のみに給電される。電磁誘導により得られた少ない電力でも、メモリ221を読み書きすることが出来る。
【0022】
このような構成のメモリカード120で、主に、メモリ回路214を、大きな容量と電力を必要とする撮影画像の本画像及び大きなサムネイル等を記録する用途に用い、メモリ1回路221を、あまり大きな容量も電力も必要としない画像情報(小さなサムネイル、撮影日時情報、記録日時情報及び画像のファイル名情報など)を記録するのに使用するのが最適である。しかし、各メモリ回路214,221は、このような用途の区分けに限定されるものではなく、メモリ回路214,221にどのようなデータを記録しても構わないのは言うまでもない。
【0023】
また、メモリ回路214、221は、フラッシュメモリ、EEPROM及び誘電体メモリなどの不揮発メモリで構成されても構わないし、図示されていないが、バッテリーバックアップされたSRAM等でも構わないし、その他、データが保持できるものであれば、メモリに限らず、どのような記憶手段でも構わない。
【0024】
図9を参照して、メモリカード120の起動シーケンスを説明する。S901から開始して、S902でコネクタ211を通して電源が供給されているかどうかを判断する。コネクタ211を通して電源供給が行われている場合(Y)、S903へと進み、供給が行われていない場合(N)、S907へと進む。S903では、コネクタ211を通して供給された電力を基に電源供給回路215からブロック202、メモリ2回路214及びメモリ回路221に電源が供給される。S904では制御回路213を起動し、S905では、制御回路213の制御指令により、メモリ回路221及びメモリ回路214のデータを読み書きする共に、外部と有線で通信を行う。以上が有線通信モードへの移行手順である(S906)。
【0025】
S902でNの場合、S907で、電磁誘導によりアンテナ217を介して電源が供給されているかどうかを判断する。電源供給が行われている場合(Y)、S908へと進み、電源供給が行われていない場合(N)、S912へと進む。S908では、アンテナ217を通して供給された電力を基に電源供給回路223からブロック223及びメモリ回路221に電源が供給される。S909で制御回路220を起動し、S910では、制御回路220の制御指令によりメモリ回路221のデータを読み書きする共に、外部と無線で通信を行う。以上が無線通信モードへの移行手順である(S911)。
【0026】
S907でNの場合、S912でカードOFF状態にされる。
【0027】
図4(A)は、有線通信モードでディスプレイ110に画像情報を表示したときの表示例を示す。有線通信モードでは、比較的高速の通信が出来るので、容量の大きなサムネイルを9個表示している。これに対して、図4(B)から(E)は、無線通信モードでの画像情報を表示した表示例を示す。無線通信モードでは、比較的低速の通信しか出来ないので、通信データ量を減らした表示を行う。図4(B)は、図4(A)に比べて小さなサムネイルを表示した例を示す。図4(C)は、図4(A)に比べて少ない量のサムネイルを表示した例を示す。図4(D)は、個々の画像情報では無く、メモリカードの全般的な記録日時及び画像量でメモリカードの記録内容を表示する例を示す。図4(E)は、個々の画像の日付及びファイル名を表示する例を示す。
【0028】
メモリカード120への書き込み動作を説明する。図5は、撮像装置100が有線通信モードでメモリカード120へデータを書き込む際のアルゴリズムを示す。S501から開始し、S502では、操作スイッチ105の一部である撮影ボタン(非表示)が押されるまで、繰り返し待機する。撮影ボタンが押されると、S503へとすすみ、CPU107により撮像部制御回路104を制御して、撮影動作が行われる。次に、S504で、撮影画像データが前述のようにメモリカード内のメモリ回路214に記録される。さらに、S505に、容量の大きなサムネイル画像が、前述のようにメモリカード内のメモリ回路214に記録される。S505に、容量の小さなサムネイル画像がメモリ回路221に記録される。S506では、サムネイル以外の画像情報(撮影日時情報及び画像のファイルネーム情報等)がメモリ回路221に記録され、再び、撮影待機状態に入る。
【0029】
メモリカード120からの読み出し動作を説明する。図6は、撮像装置100が、有線通信モード及び無線通信モードでメモリカードの画像情報をディスプレイ110に表示する場合の、CPU107の動作アルゴリズムを示す。
【0030】
S601から開始して、S602でメモリカード#1(以後、複数のカードを識別するために、#1、#2、#3でカードを区別する)が無線通信モードで接続しているかどうかを判別する。無線モードで接続していない場合(N)、S603へ進み、無線接続している場合(Y)、S605へ進む。
【0031】
S603では、カードスロットに別カードであるメモリカード#2が有線通信モードで接続しているかどうかを判別する。有線接続している場合(Y)、S604へ進み、有線接続していない場合(N)はS602へと戻る。S604では、メモリカード#2のメモリ回路221とメモリ回路214から画像情報を読み出してディスプレイ110に表示する。
【0032】
S602でYの場合、S605でメモリカード#1のメモリ回路221から画像情報を読み出してディスプレイ110に表示する。S606では、メモリカード#1の無線接続が切断されたかどうかを判別する。無線接続が切断されていない場合(N)、S605へと戻り、切断された場合(Y)、S607へと進む。
【0033】
S607では、カードスロットにメモリカード#2が入っており、有線通信モードで接続しているかどうかを判別する。有線接続をしている場合(Y)、S608へ進み、有線接続をしていない場合(N)、S610へ進む。
【0034】
S608では、所定時間T2だけ待機し、所定時間T2を経過した後、S609へと進む。S609では、メモリカード#2のメモリ回路221とメモリ回路214から画像情報を読み出してディスプレイ110に表示する。
【0035】
一方、S607でNの場合、S610で所定時間T1だけ待機し、所定時間T1を経過した後、S611へと進む。S611では、画像記録カード#1のメモリ回路221の記録情報が表示されているのを消去して終了する。ここで、T2<T1となるように、T1,T2が設定されている。つまり、ディスプレイ110に次に表示する内容がある場合、短時間(T2)で表示を行い、表示する内容が無い場合、長時間(T1)、表示をつづける。
【0036】
メモリカード120からの読み出しの別の動作を説明する。図7は、撮像装置100が、無線通信モードでメモリカードの画像情報をディスプレイ110に表示する場合の、CPU107の動作アルゴリズムを示す。
【0037】
S701から開始して、S702で、メモリカード#1が無線通信モードで接続しているかどうかを判別する。無線モードで接続していない場合(N)、S702へ戻り、無線接続している場合(Y)、S703へ進む。S703でメモリカード#1のメモリ回路221から画像情報を読み出してディスプレイ110に表示する。S704では、メモリカード#1の無線接続が切断されたかどうかを判別する。無線接続が切断されていない場合(N)、S703に戻り、切断された場合(Y)、S705に進む。
【0038】
S705では、新たなメモリカード#3との無線接続が開始されたかどうかを判別する。開始された場合(Y)、S707へ進み、開始されていない場合(N)、S706へ進む。
【0039】
S706では、所定時間T1だけ待機し、所定時間T1に達していない場合、S705に戻り、所定時間T1に達した場合、S707に進む。S707では、画像記録カード#1のメモリ回路221の記憶情報が表示されているのを消去して終了する。つまりは、通信が切断されたときに、次の通信が始まるなど、ディスプレイ110に次に表示する内容がある場合は、一定時間(T1)の表示中でも、直ぐに表示内容を消去する。しかし、まだ次の通信が開始していないなど、表示する内容が無い場合は、一定時間(T1)、表示をつづける。
【0040】
メモリカード120からの読み出しの更に別の動作を説明する。図8は、撮像装置100が、有線通信モード及び無線通信モードでメモリカード120の画像情報をディスプレイ110に表示する場合の、CPU107の動作アルゴリズムを示す。
【0041】
S801から開始して、S802でメモリカード#1が無線通信モードで接続しているかどうかを判別する。無線モードで接続していない場合(N)、S803に進み、無線接続している場合(Y)、S805に進む。
【0042】
S803では、カードスロットに別カードであるメモリカード#2が有線通信モードで接続しているかどうかを判別する。有線接続している場合(Y)、S804に進み、有線接続していない場合(N)、S802に戻る。S804では、メモリカード#2のメモリ回路221とメモリ回路214から画像情報を読み出してディスプレイ110に表示する。
【0043】
S802でYの場合、S805でメモリカード#1のメモリ回路221から画像情報を読み出してディスプレイ110に表示する。S806では、メモリカード#1の情報を表示中に、有線接続されたメモリカード#2に関しての本体操作(例えば、サムネイルの選択操作又はページ送りなど)が行われたかどうかを判別する。
【0044】
本体操作が行われた場合(Y)、S807に進み、本体操作が行われていない場合(N)、S809に進む。S807では、メモリカード#2のメモリ回路221とメモリ回路214から画像情報を読み出してディスプレイ110に表示すると共に、本体操作にあわせた表示を行う。S808で所定時間T4だけ待機したあと、S802に戻り、以上のステップを繰り返す。
【0045】
S809では、メモリカード#1の無線接続が切断されたかどうかを判別する。無線接続が切断されていない場合(N)、S805に戻り、切断された場合(Y)、S810に進む。
【0046】
S810では、カードスロットにメモリカード#2が入っており、有線通信モードで接続しているかどうかを判別し、有線接続をしている場合(Y)、S811に進み、有線接続をしていない場合(N)、S812に進む。S811では、メモリカード#2のメモリ回路221とメモリ回路214から画像情報を読み出してディスプレイ110に表示する。
【0047】
一方、S812では、カードスロットにメモリカード#4が新たに装着されたかどうかを判別する。新たに装着されて有線通信モードで接続を開始した場合(Y)、S813に進み、新たな装着が無い場合(N)、S814に進む。S814では、何らかの本体操作が行われたかどうかを判別する。本体操作が行われた場合(Y)、S802に戻るが、本体操作が行われていない場合(N)、S815に進む。
【0048】
S815では、所定時間T3だけ待機する。所定時間T3の待機が完了していない場合(N)、S812に戻り、所定時間T3の待機が完了した場合(Y)、S816に進む。S816では、画像記録カード#1のメモリ回路221の記録情報が表示されているのを消去して、終了する。
【0049】
つまり、無線接続中に別の本体操作が入った場合には、これを優先して、操作に合わせた表示を、所定時間(T4)だけ行う。また、無線通信切断後に次に表示すべき内容がある場合、前の表示を直ぐに消去する。無線切断後に表示すべき内容が無い場合、一定時間(T3)の表示をつづける。ただし、表示中に別の操作が入った場合、一定時間(T3)の表示をキャンセルする。
【0050】
【発明の効果】
以上の説明から容易に理解できるように、本発明によれば、無線モードと有線モードを具備し、記録再生を高速で行うときは有線モードを用い、画像情報のみを読み出すときは有線モードを用いることで、カメラ本体に触るだけで内容の確認が可能な、極めて使いやすいカメラシステムが実現できる。
【0051】
さらに、無線で使用する場合には、最小限の電力で駆動できるので、アンテナの小型化と省電力化を実現できる。無線通信で内容を確認するにあたり、カードの切り替わり目で一定時間だけ表示を継続しつづけることで、使い易いユーザインターフェースを実現できる。
【0052】
さらに、本体に装着されたカードと無線で通信するカードのどちらも使い易いユーザインターフェースを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略構成ブロック図である。
【図2】メモリカード120の概略構成ブロック図である。
【図3】無線通信モードと有線通信モードを説明する模式図である。
【図4】本実施例の表示例である。
【図5】本実施例の動作フローチャートである。
【図6】本実施例の動作フローチャートである。
【図7】本実施例の動作フローチャートである。
【図8】本実施例の動作フローチャートである。
【図9】本実施例の動作フローチャートである。
【符号の説明】
100:撮像装置
101:レンズユニット
102:撮像素子
103:撮像信号処理回路
104:撮像部制御回路
105:操作スイッチ
106:画像圧縮伸長装置
107:CPU
108:RAM
109:フラッシュメモリ
111:バス
112:メモリインターフェース
113:コネクタ
115:変復調器
116:アンテナ
120:メモリカード
202:ブロック
211:コネクタ
212:通信インターフェース
213:制御回路
214:メモリ回路
215:電源供給回路
216:アンテナ
217:アンテナ
218:変調器
219:復調器
220:制御回路
221:メモリ回路
222:電源供給選択回路
223:電源供給回路
231:復調器
232:変調器
233:アンテナ
234:アンテナ
Claims (8)
- メモリカードに有線接続可能な有線通信手段と、メモリカードに無線接続可能な無線通信手段と、画像を表示する表示手段とを具備する撮像装置であって、
前記無線通信手段により第1のメモリカードの画像情報を読み出して表示している間に前記第1のメモリカードとの無線通信が切断した場合には、第1の所定期間、前記第1のメモリカードの画像情報を表示しつづけることを特徴とする撮像装置。 - 前記無線通信が切断した時に、前記有線通信手段により第2のメモリカードと通信可能な状態にある場合は、前記第1の所定時間より短い第2の所定時間、第2のメモリカードの画像情報を表示することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記無線通信が切断してから前記第1の所定期間が経過する前に第2のメモリカードと有線通信を開始した場合、前記第1の所定期間内に前記第1のメモリカードの画像情報の表示を終了し、前記第2のメモリカードの画像情報を表示することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記無線通信が切断してから前記第1の所定期間が経過する前に第3のメモリカードと無線通信を開始した場合、前記第1の所定期間内に前記第1のメモリカードの画像情報の表示を終了し、前記第3のメモリカードの画像情報を表示することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記無線通信が切断してから前記第1の所定期間が経過する前に本体操作がなされた場合、前記第1の所定期間内に前記第1のメモリカードの画像情報の表示を終了することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- メモリカードに優先接続可能な有線通信手段と、メモリカードに無線接続可能な無線通信手段と、画像を表示する表示手段とを具備する撮像装置であって、
前記無線通信手段により第1のメモリカードの画像情報を読み出して表示している間に、前記有線通信手段により第2のメモリカードと通信が可能になった場合には、所定時間だけ第2のメモリカードの画像情報を表示したのちに、再び前記第1のメモリカードの画像情報を表示することを特徴とする撮像装置。 - メモリカードに優先接続可能な有線通信手段と、メモリカードに無線接続可能な無線通信手段と、画像を表示する表示手段とを具備する撮像装置であって、
前記無線通信手段により第1のメモリカードの画像情報を読み出して表示している間に、本体操作なされた場合には、所定時間だけ本体操作に関する情報を表示し、その後、再び前記第1のメモリカードの画像情報を表示することを特徴とした撮像装置。 - 前記画像情報は、画像のサムネイル、画像を撮影した日時情報、画像を記録した日時情報及び画像のファイル名等の画像を特定する複数の情報のうちの一つまたは複数からなることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の撮像装置。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPWO2008032711A1 (ja) * | 2006-09-13 | 2010-01-28 | パナソニック株式会社 | メモリコントローラ、不揮発性記憶装置、アクセス装置、及び不揮発性記憶システム |
US8078767B2 (en) * | 2008-05-29 | 2011-12-13 | Canon Kabushiki Kaisha | Display apparatus, control method thereof, and program |
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2003
- 2003-05-23 JP JP2003146875A patent/JP2004350160A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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