JP2004348176A - ネットワークシステム、ネットワーク制御方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】サーバを増強せずとも、データ配信又は処理をクライアントから要求する場合に、配信又は処理ができないような問題がなく、又は要求が集中していない時間をユーザが選んでクライアントから処理要求を行う煩のないネットワークシステム等を提供する。
【解決手段】ネットワーク20を介して複数のクライアント10aに接続され、各クライアントから要求された処理を実行する処理実行手段40を有するネットワークシステムにおいて、処理要求制御手段50と、処理実行手段における処理状況又は処理実行手段に接続されるネットワーク回線の利用状況に基づき、処理を要求したクライアントを処理実行手段又は処理要求制御手段に選択的に接続する負荷分散手段30とを備え、処理要求制御手段は、クライアントからの処理に関する要求を拒否するとともに、クライアントに対してクライアントが要求を再度行うための再要求タイミングを所定条件に基づき指示する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、サーバとネットワークを介して接続されているクライアントの要求に応じて処理を行うためのネットワークシステム、ネットワーク制御方法、それに用いるプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、データを格納し、クライアントが当該データのダウンロードを要求した場合に、ネットワークを介してクライアントに当該データを配信する(ダウンロードする)FTP(File Transfer Protocol)サーバがある。
【0003】
FTPサーバには、多数のクライアントから一時期に集中してFTPサーバの有するデータのダウンロードが要求された場合に、クライアントにデータを提供するために必要なFTPサーバの処理能力を超えた負荷がかかってしまい、場合によってクライアントからのデータのダウンロード要求に応えてデータを配信することができないことが考えられる。
【0004】
ゆえに、多数のクライアントからのデータのダウンロード要求に応えて、データを送信可能にするため、FTPサーバが備えるCPU、メモリ等を増強する手法や、複数のFTPサーバを用い、クライアントからの要求を振り分けてデータを提供する手法等を用いて、FTPサーバ側のリソースを拡張してその処理能力を向上させるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、いかにFTPサーバ側のリソースを拡張してFTPサーバ側の処理能力を向上させても一時的にクライアントからの要求が集中することによる負荷が高くなる問題は改善されない。加えて、サーバから多数のクライアントへダウンロード処理を行っているときは、サーバの処理能力が如何に高くとも、当該サーバが接続されたネットワーク回線の容量によっては、この容量がボトルネックとなってクライアントに対して良好なダウンロードを行ないえない場合がある。
【0006】
一方、近年、インターネットの普及および高速通信手段の普及に伴い、FTPサーバにデータのダウンロードを要求するクライアント数が増え、またFTPサーバの提供するデータの容量が大きくなっており、FTPサーバの負荷は急激に高くなっている。かかる状況でクライアントにデータを配信するために必要なFTPサーバ側の処理能力やネットワーク容量以上にクライアントからデータのダウンロードの要求が集中するようになれば、やはりFTPサーバはクライアントからの当該要求に応えてデータを配信することができなくなる。
【0007】
上記した問題はFTPサーバによりデータをダウンロードする処理の場合に限らず、サーバに例えば演算等の処理を要求し、この要求に応じて処理を実行するような場合に同様に発生する。
【0008】
本発明者は、かかる実情に鑑み、例えばFTPサーバの格納するデータを取得しようとするユーザは、FTPサーバにダウンロード要求が集中していない時間帯を予測して、再度FTPサーバに対してデータのダウンロードの要求を行わせるための操作を行っていること、またサーバの負荷は、クライアントのダウンロード又は処理の要求が集中する時間帯以外には比較的低いことに着目した。
【0009】
本発明は、サーバを増強せずとも、データ配信又は処理をクライアントから要求する場合に、配信又は処理ができないような問題がなく、又は要求が集中していない時間をユーザが選んでクライアントから処理要求を行う煩のないネットワーク制御方法、ネットワークシステム及びそれに用いるプログラムを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、ネットワークを介して複数のクライアントに接続され、各クライアントから要求された処理を実行する処理実行手段を有するネットワークシステムにおいて、
処理要求制御手段と、
前記処理実行手段における処理状況又は当該処理実行手段に接続されるネットワーク回線の利用状況に基づき、処理を要求した前記クライアントを前記処理実行手段又は前記処理要求制御手段に選択的に接続する負荷分散手段とを備え、
前記処理要求制御手段は、前記クライアントからの前記処理に関する要求を拒否するとともに、前記クライアントに対して前記クライアントが前記要求を再度行うための再要求タイミングを所定条件に基づき指示することを特徴とする。
【0011】
本発明の請求項1に記載の発明に従えば、ネットワークを介して複数のクライアントに接続され、各クライアントから要求された処理を実行する処理実行手段を有するネットワークシステムにおいて、処理要求制御手段と、処理実行手段における処理状況又は当該処理実行手段に接続されるネットワーク回線の利用状況に基づき、処理を要求したクライアントを処理実行手段又は処理要求制御手段に選択的に接続する負荷分散手段とを備え、処理要求制御手段は、前記クライアントからの前記処理に関する要求を拒否するとともに、前記クライアントに対して前記クライアントが前記要求を再度行うための再要求タイミングを所定条件に基づき指示する。
【0012】
すなわち、負荷分散手段は処理実行手段の処理状況又は当該処理実行手段に接続されたネットワーク回線の利用状況に基づいてクライアントと接続するサーバを選択する。例えば、処理実行手段の処理負荷やネットワーク回線の利用状況がクライアントに要求された処理を行うことが可能である程度ならば処理実行手段を選択し、処理実行手段の負荷やネットワーク回線の利用状況が所定以上となり当該処理を実行することが望ましくない場合等には処理要求制御手段を選択する。これによって、例えば処理が実行できない程に処理実行手段の処理負荷が大きい場合等には、処理実行手段によって処理を実行する代わりに、クライアントと接続されている処理要求手段によってクライアントからの前記処理に関する要求を拒否するとともに、処理を要求したクライアントに対してクライアントが前記要求を再度行うためのタイミングを所定条件に基づき指示することとなる。この場合の処理要求の拒否とは、処理要求を所定の条件のもとに再度行わせることを前提として処理要求を一時的に中止、中断、延期、停止させることを含み、更に実質的に要求を拒否しつつ形式的には要求に答えたように処理する態様も含む。例えば、或るファイルデータのダウンロード要求に対して、ダウンロード要求されたファイルデータよりも著しく軽いデータをダウンロードさせ、形式的に処理要求を実行しておき、後に所定の条件を満たしたら実際の要求されたファイルデータのダウンロード要求を再度させるような態様も含む。
【0013】
本発明の請求項2に記載の発明は、ネットワークを介して複数のクライアントに接続され、各クライアントから要求された処理を実行する処理実行手段に接続されるネットワークシステムであって、
処理要求制御手段と、
前記処理実行手段における処理状況又は当該処理実行手段に接続されるネットワーク回線の利用状況に基づき、処理を要求した前記クライアントを前記処理実行手段又は前記処理要求制御手段に選択的に接続する負荷分散手段とを備え、
前記処理要求制御手段は、前記クライアントからの前記処理に関する要求を拒否するとともに、前記クライアントに対して前記クライアントが前記要求を再度行うための再要求タイミングを所定条件に基づき指示することを特徴とする。
【0014】
請求項2に記載の発明に従えば、ネットワークを介して複数のクライアントに接続され、各クライアントから要求された処理を実行する処理実行手段に接続されるネットワークシステムであって、処理要求制御手段と、処理実行手段における処理状況処理状況又は当該処理実行手段に接続されるネットワーク回線の利用状況に基づき、処理を要求したクライアントを処理実行手段又は処理要求制御手段に選択的に接続する負荷分散手段とを備え、処理要求制御手段は、前記クライアントからの前記処理に関する要求を拒否するとともに、前記クライアントに対して前記クライアントが前記要求を再度行うための再要求タイミングを所定条件に基づき指示する。
【0015】
すなわち、負荷分散手段は処理実行手段における処理状況又は当該処理実行手段に接続されたネットワーク回線を利用状況に基づいてクライアントと接続するサーバを選択する。例えば、処理実行手段の処理負荷やネットワーク回線の負荷がクライアントに要求された処理を行うことが可能である程度ならば処理実行手段を選択し、処理実行手段の負荷やネットワーク回線の負荷が所定以上となり当該処理を実行することが望ましくない場合等には、処理要求制御手段を選択する。これによって、例えば処理が実行できない程に処理実行手段の処理負荷が大きい場合等には、処理実行手段によって処理を実行する代わりに、クライアントと接続されている処理要求手段によって、クライアントからの前記処理に関する要求を拒否するとともに、クライアントに対してクライアントが前記要求を再度行うためのタイミングを所定条件に基づき指示することとなる。
【0016】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のネットワークシステムにおいて、前記処理要求制御手段は、前記クライアントに前記要求を再度行わせるための再要求プログラムを当該クライアントに配信することにより前記再要求タイミングを指示することを特徴とする。
【0017】
請求項3に記載の発明に従えば、請求項1又は2に記載のネットワークシステムにおいて、前記処理要求制御手段は、前記クライアントに前記要求を再度行わせるための再要求プログラムを当該クライアントに配信することにより前記再要求タイミングを指示する。
【0018】
すなわち、処理実行サーバの処理状況又は処理実行手段に接続されるネットワーク回線の利用状況に応じて、例えば処理が実行できない程に処理実行手段の処理負荷又は処理実行手段に接続されるネットワーク回線の負荷が大きい場合等には、処理を要求したクライアントに要求を再度行わせるための再要求プログラムが各クライアントに向けて配信される。当該再要求プログラムをクライアントが受信して起動することによって、クライアントは所定条件になったときに再要求処理を行うこととなる。
【0019】
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載のネットワークシステムにおいて、前記処理要求制御手段は、基準時刻から所定時間が経過すること又は所定時刻になることを前記所定条件として前記クライアントに対して前記再要求タイミングを指示することを特徴とする。
【0020】
請求項4に記載の発明に従えば、請求項1から3のいずれか1項に記載のネットワークシステムにおいて、前記処理要求制御手段は、基準時刻から所定時間が経過すること又は所定時刻になることを前記所定条件として前記クライアントに対して前記再要求タイミングを指示する。
【0021】
すなわち、基準時刻より所定時間経過したとき又は当該所定時刻となったときに、クライアントはダウンロード要求をすることとなる。ここで基準時刻とは、クライアントがはじめに要求を行った時刻や、予め設定した時刻などである。
【0022】
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載のネットワークシステムにおいて、前記処理要求制御手段は、ユーザから所望の再要求タイミングを受け付け、当該ユーザによって選択された前記再要求タイミングとなることをさらに条件として前記クライアントに対して前記再要求タイミングを指示することを特徴とする。
【0023】
請求項5に記載の発明に従えば、請求項1から4のいずれか1項に記載のネットワークシステムにおいて、前記処理要求制御手段は、ユーザから所望の再要求タイミングを受け付け、当該ユーザによって選択された前記再要求タイミングとなることをさらに条件として前記クライアントに対して前記再要求タイミングを指示する。
【0024】
すなわち、処理要求制御手段はクライアントからユーザ所望の再要求タイミングを受け付けるため、ユーザはクライアントを介して再度要求する所望の時刻を選択できる。そして、当該ユーザによって選択された前記再要求タイミングとなることをさらに条件として要求を再度行わせることによって、クライアントはクライアントを操作するユーザ所望の再要求タイミングで処理実行手段へ再度処理を要求することができる。ここで、本明細書では「タイミング」とは、所定時刻、所定時間帯、或る時刻から所望の時間後といった或る時刻からの相対的な時間を含む時間的概念の総称として用いる。
【0025】
請求項6に記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載のネットワークシステムにおいて、前記処理要求制御手段は、前記処理を要求したクライアントに向けて前記要求を再度行うよう指示する信号を送信することにより前記再要求タイミングを指示することを特徴とする。
【0026】
請求項6に記載の発明に従えば、請求項1から3のいずれか1項に記載のネットワークシステムにおいて、前記処理要求制御手段は、前記処理を要求したクライアントに向けて前記要求を再度行うよう指示する信号を送信することにより前記再要求タイミングを指示することを特徴とする。すなわち、処理を要求したクライアントに向けて信号を送信し、要求を再度行うよう指示がなされることによって、クライアントは当該指示に従って再度処理実行サーバに対して処理を要求することができる。
【0027】
請求項7に記載の本発明は、請求項6記載のネットワークシステムにおいて、前記処理を要求したクライアントをそれぞれ記憶する要求記憶手段を備え、前記再要求タイミングの指示は、前記要求記憶手段に記憶された順番に前記要求を再度行うよう指示する信号を送信することを特徴とする。
【0028】
請求項7に記載の発明に従えば、請求項6記載のネットワークシステムにおいて、前記処理を要求したクライアントをそれぞれ記憶する要求記憶手段を備え、前記再要求タイミングの指示は、前記要求記憶手段に記憶された順番に前記要求を再度行うよう指示する信号を送信することを特徴とする。
【0029】
すなわち、要求記憶手段に記憶された順番に、処理を要求した各クライアントに対して再要求配信信号が送信されるため、処理を要求した順番に従って、処理実行手段に対して要求を再度行うよう各クライアントに指示する信号を送信することとなる。
【0030】
請求項8に記載の発明は、ネットワークを介して複数のクライアントに接続される処理実行手段に各クライアントから要求された処理を実行させるためのネットワーク制御方法において、
負荷分散手段により、前記処理実行手段における処理状況に基づき、処理を要求した前記クライアントを前記処理実行手段又は処理要求制御手段に選択的に接続するステップと、
前記処理要求制御手段により、前記処理を要求したクライアントに対して前記要求を再度行うための再要求タイミングを所定条件に基づき指示するステップとを含むことを特徴とする。
【0031】
請求項8に記載の発明に従えば、ネットワークを介して複数のクライアントに接続される処理実行手段に各クライアントから要求された処理を実行させるためのネットワーク制御方法において、負荷分散手段により、前記処理実行手段における処理状況に基づき、処理を要求した前記クライアントを前記処理実行手段又は処理要求制御手段に選択的に接続する。前記処理要求制御手段により、前記処理を要求したクライアントに対して前記要求を再度行うための再要求タイミングを所定条件に基づき指示する。
【0032】
すなわち、負荷分散手段は処理実行手段における処理状況に基づいて、処理実行手段と処理要求制御手段とのうちいずれをクライアントと接続するかを選択する。例えば、処理実行手段の処理負荷がクライアントに要求された処理を行うことが可能である程度ならば処理実行手段を選択し、処理実行手段の負荷が所定以上となり当該処理が実行できない場合等には処理要求制御手段を選択する。これによって、処理実行手段の処理状況又は当該処理実行手段に接続されるネットワーク回線の利用状況に応じて、例えば処理が実行できない程に処理実行手段の処理負荷やネットワーク回線の負荷が大きい場合等には、処理実行手段によって処理を実行する代わりに、クライアントと接続されている処理要求手段によって処理を要求したクライアントに対してクライアントが前記要求を再度行うためのタイミングを所定条件に基づき指示することとなる。
【0033】
請求項9に記載の発明は、ネットワークを介して各クライアントから要求された処理を実行する処理実行手段と、前記クライアントからの前記処理に関する要求を拒否するとともに、前記クライアントにて前記要求を再度行わせるための再要求タイミングを所定条件に基づき指示する処理要求制御手段と、前記処理実行手段における処理状況又は当該処理実行手段に接続されるネットワーク回線の利用状況に基づき、前記処理を要求したクライアントを前記処理実行手段又は前記処理要求制御手段に選択的に接続する負荷分散手段とを備えるネットワークシステムにおいて前記処理要求制御手段から前記クライアントに送信されるプログラムであって、前記クライアントを、前記再要求タイミングが到来したと判断したときに前記要求を再度行う手段として機能させることを特徴とする。
【0034】
請求項9に記載の発明に従えば、ネットワークを介して各クライアントから要求された処理を実行する処理実行手段と、前記クライアントからの前記処理に関する要求を拒否するとともに、前記クライアントにて前記要求を再度行わせるための再要求タイミングを所定条件に基づき指示する処理要求制御手段と、前記処理実行手段における処理状況又は当該処理実行手段に接続されるネットワーク回線の利用状況に基づき、前記処理を要求したクライアントを前記処理実行手段又は前記処理要求制御手段に選択的に接続する負荷分散手段とを備えるネットワークシステムにおいて前記処理要求制御手段から前記クライアントに送信されるプログラムであって、前記クライアントを、前記再要求タイミングが到来したと判断したときに前記要求を再度行う手段として機能させる。
【0035】
すなわち、クライアントが上記プログラムを実行することによって、クライアントを操作するユーザが、再度処理実行手段に対して処理を要求するための操作をこのクライアントに行うことなく、クライアントは再要求タイミングに従って自動で処理を要求することとなる。
【0036】
【発明の実施の形態】
(本発明の第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態を図1〜図4を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態にかかるネットワークシステムとしてのデータ提供システム1と当該データ提供システム1に接続されるクライアントの概略を示す図である。図1に示すように本発明の第1の実施の形態にかかるデータ提供システム1は、負荷分散手段として機能する負荷分散装置30と、処理実行手段として機能するデータ配信サーバ40と、処理要求制御手段として機能する予約券配布サーバ50とを含み、インターネット等のネットワーク20を介してクライアント10と接続される。なお、データ配信サーバ40は例えばFTPサーバであり、クライアント10はいわゆる汎用コンピュータ、パーソナルコンピュータ、携帯端末機、携帯電話など、通信手段を有するまたは通信手段に接続された端末装置である。
【0037】
負荷分散装置30は、ネットワーク20とデータ配信サーバ40及び予約券配布サーバ50との間に接続されており、クライアント10とデータ配信サーバ40及び予約券配布サーバ50との間の接続を仲介する。負荷分散装置30は、データ配信サーバ40の提供するアプリケーション等のファイルの配信を要求するダウンロード要求がクライアントによって送信された場合に当該ダウンロード要求を受信し、その後、データ配信サーバ40の状態又はデータ配信サーバ40に接続されたネットワーク回線20aの利用状況(例えばトラフィック)に応じてクライアント10をデータ配信サーバ40及び予約券配布サーバ50のいずれかへ選択的に接続させる。
【0038】
具体的には、負荷分散装置30は、データ配信サーバ40の処理負荷の状況を示す情報又はデータ配信サーバ40に接続されたネットワーク回線20aの利用状況をデータ配信サーバ40から定期的に受信することによって、データ配信サーバの格納するファイルをデータ配信サーバ40がクライアント10に配信可能又は配信に支障がない状態であるか否かを判断する。ここで、データ配信サーバの格納するファイルをデータ配信サーバ40がクライアント10に配信可能な状態である場合には、負荷分散装置30はクライアント10をデータ配信サーバ40に接続させる。
【0039】
一方、クライアント10からの要求が多くなりデータ配信サーバ40の処理負荷やネットワーク回線20aの負荷が所定以上になる等の理由によってデータ配信サーバの格納するファイルをクライアント10に配信するのに支障があると判断した場合には、負荷分散装置30は、クライアント10を予約券配布サーバ50に接続させる。なお、負荷分散装置30は、例えば、当業者にロードバランサ、L4/L7スイッチと呼ばれる装置等、又はこの装置を含んだ装置によって実現される。
【0040】
データ配信サーバ40は、アプリケーション等のファイルデータ(以下、単にファイルと記す)を格納し、負荷分散装置30によってクライアント10と接続された場合に、格納された上記ファイルをクライアントからのダウンロード要求に応えて送信する。また、データ配信サーバ40はクライアント10に上記ファイルデータを配信することによる自身の処理負荷の状況を示す情報や接続しているネットワーク回線20aの利用状況を、定期的に負荷分散装置30に送信する。
【0041】
ファイルをデータ配信サーバ40からクライアント10問題なく配信できる状態であるか否かは、負荷分散装置30がデータ配信サーバ40の処理負荷及び/又はネッワーク回線20aの利用状況から判断するが、その一例を以下に挙げる。
【0042】
データ配信サーバ40での処理状態に応じて判断する場合には、データ配信サーバ40内でボトルネックとなり得る部位、例えばCPUやメモリの使用率を判断材料とし、この使用率が所定値よりも大きいとき、配信に支障がある状態と判断する。
【0043】
一方、ネットワーク回線20aの利用率に応じて判断する場合には、ネットワーク回線20aの回線容量に対する回線利用率がその判断基準となり、回線容量に対して利用率が所定割合となっている場合は配信に支障がある状態と判断する。なお、現在データ配信サーバへ接続されているクライアント数を判断材料として、所定の接続数をこえた場合は配信に支障がある状態として判断してもよい。また、上記各判断を併用しても良い。
【0044】
予約券配布サーバ50は予約券プログラムを格納する。予約券プログラムは再要求タイミングにクライアント10に再度のダウンロード要求をさせるプログラムである。また、予約券プログラムにおける再要求タイミングは、クライアントから過去にダウンロード要求があった時刻の統計等からダウンロード要求が少なくデータ配信サーバ40の処理負荷が小さいであろうと予測された時間帯及びこの時間帯から選択された所定時刻である。再要求タイミングは複数選択されており、再要求タイミングの毎に予約券プログラムが用意されている。実際にはダウンロード要求があった時刻から所定時間経過する時刻、具体的にはクライアント10にて指定したN時間またはN分(Nは正の数)経過する時刻を再要求タイミングとしても良い。
【0045】
負荷分散装置30によってクライアント10に接続された予約券配布サーバ50は、クライアント10からのダウンロード要求を拒否するとともに、再要求タイミングが最先のものから順番に予約券プログラムをクライアント10に配信する。
【0046】
予約券プログラムにおける所定時刻すなわち再要求タイミングが複数ある理由は、複数のクライアント10へ配信された予約券プログラムの再要求タイミングが常に同じであると、データ配信サーバ40では、当該再要求タイミングに複数のクライアント10からのダウンロード要求を再び集中して受けて処理負荷や回線負荷が大きくなり、ファイルを複数のクライアント10へ提供できない恐れがあるからである。このようなことがないよう、予約券配布サーバにおいては、データ配信サーバ40において問題なく処理可能であろう要求数を考慮して、同時刻における再要求を行う再要求プログラムの配信数を制限している。なお、再要求プログラムを格納しておき、再要求プログラムの配信のたびや上述の配信制限を超えるたびに再要求タイミングを変化させた再要求プログラムを生成し予約券配布サーバにて格納しても良い。
【0047】
上述のように、クライアント10からのダウンロード要求を負荷分散装置30が受信し、データ配信サーバ40がファイルを配信するのに支障があると判断した場合には、負荷分散装置30はデータ配信サーバ40の代わりに予約券配布サーバ50とダウンロード要求をしたクライアント10とを接続させ、クライアント10は予約券配布サーバ50によって予約券プログラムを配信させる。
【0048】
この予約券プログラムを受信したクライアント10は、予約券プログラムを起動することによって、データ配信サーバ40の処理負荷が小さいであろうと予測される再要求タイミングになった場合に、自動的に再度ダウンロード要求する。これによって、データ配信サーバ40がファイルを配信できる状況にない場合であっても、自らデータ配信サーバ40の処理負荷が小さいであろう時刻を推測して、再度クライアント10をしてダウンロード要求をさせるための操作をクライアントに対して行う煩を、クライアント10を介してファイルをダウンロードしようとするユーザに対して与えないことが可能となる。
【0049】
次に、図2を用いて、図1に示すデータ提供システム1及びクライアント10の機能を説明する。図2は、図1に示すデータ提供システム1及びクライアント10の主要機能の一例を示す機能ブロック図である。ここでは、図1に示すクライアント10aが、ダウンロード要求する場合を例として説明する。
【0050】
クライアント10aは、入力部101、クライアント側送受信部102、クライアント側記憶部103及びプログラム実行部104を含む。入力部101は、ユーザから入力された、クライアント10aにダウンロード要求をさせるダウンロード命令を受け付け、当該ダウンロード命令をクライアント側送受信部102に送信する。クライアント側送受信部102は、送受信部として機能し、入力部101を介してダウンロード命令を受信し、ダウンロード命令に従って負荷分散装置30に対して、ダウンロード要求を行う。
【0051】
また、クライアント側送受信部102は、データ配信サーバ40がファイルを支障なく配信可能な状態である場合には、ネットワーク20を介してデータ配信サーバ40と接続し、ファイルを受信する。また、データ配信サーバ40がファイルの配信に支障がある状態の場合には、クライアント側受信部102は予約券配布サーバ50とネットワーク20を介して接続して予約券プログラムを受信し、当該予約券プログラムに従って、所定時刻になった場合に、負荷分散装置30に対してダウンロード要求を行う。
【0052】
クライアント側記憶部103は、メモリ等で実現され、クライアント側送受信部102が受信した予約券プログラムを格納し、予約券プログラムがプログラム実行部104によって起動されている期間において当該予約券プログラムを常駐させる。プログラム実行部104は、送受信制御手段として機能し、クライアント側記憶部103に格納されている予約券プログラムを順次実行して、再要求タイミングになった場合にクライアント側送受信部102から負荷分散装置30を介してデータ配信サーバ40に対してダウンロード要求をする。
【0053】
負荷分散装置30は、負荷分散装置側送受信部301とサーバ選択部302とを含む。負荷分散装置側送受信部301は、クライアント側送受信部102からのダウンロード要求を受信し、データ配信サーバ40及び予約券配布サーバ50のうちサーバ選択部302によって選択されたいずれか一方と、ダウンロード要求をしたクライアント側送受信部102とを接続する。また、負荷分散装置側送受信部301は、データ配信サーバ40からデータ配信サーバ40の処理負荷の状況を示す情報を定期的に受信し、受信したデータ配信サーバ40の処理負荷の状況を示す情報をサーバ選択部302へ送信する。
【0054】
サーバ選択部302は、負荷分散装置側送受信部301からデータ配信サーバ40の処理負荷の状況を示す情報を受信し、当該情報に基づいてデータ配信サーバ40及び予約券配布サーバ50からクライアント側送受信部102と接続すべきサーバを選択する。例えば、受信したデータ配信サーバ40の処理負荷の状況を示す情報がデータ配信サーバ40の処理負荷についてファイルを支障なく配信できる程度であることを示す場合にはデータ配信サーバ40を、受信したデータ配信サーバ40の処理負荷の状況を示す情報がデータ配信サーバ40の処理負荷についてファイルの配信に支障をきたす程に大きくなっていることを示す場合には予約券配布サーバ50を、サーバ選択部302が選択する。そして、負荷分散装置側送受信部301がクライアント側送受信部102と選択したサーバ40とを接続させる。
【0055】
データ配信サーバ40はデータ配信サーバ側送受信部401とファイル記憶部402とを含む。データ配信サーバ側送受信部401は、負荷分散装置側送受信部301によってクライアント側送受信部102と接続された場合にファイル記憶部402に格納するファイルを読み出して、負荷分散装置30を介して当該ファイルをクライアント側送受信部102へ送信する。また、データ配信サーバ側送受信部401はデータ配信サーバ40の処理負荷の状況を示す情報を定期的に負荷分散装置側送受信部301に対して送信する。ファイル記憶部402はクライアント10に提供するためのファイルを格納する。
【0056】
予約券配布サーバ50は、予約券配布サーバ側送受信部501と予約券記憶部502とを含む。予約券配布サーバ側送受信部501は、負荷分散装置側送受信部301によってクライアント側送受信部102と接続された場合に、クライアント10aからのダウンロード要求を拒否するとともに、予約券記憶部502に格納する予約券プログラムを読み出して、予約券プログラムをダウンロード要求に応えて負荷分散装置30を介してクライアント側送受信部102へ送信する。
【0057】
以下に図2に示すデータ提供システム1がクライアント10aへファイルを提供するための処理手順を、図2及び図3を用いて説明する。図3は、図2に示すデータ提供システム1がクライアント10aへファイルを提供するための処理手順の一例を示すフローチャートである。
【0058】
まず、ステップS1において、クライアント10aの入力部101はユーザから入力されたダウンロード命令を受け付ける。入力部101は受け付けたダウンロード命令をクライアント側送受信部102へ送信する。当該ダウンロード命令を受信したクライアント側送受信部102はダウンロード命令に従ってダウンロード要求を負荷分散装置30へ送信する(S2)。
【0059】
ステップS2において送信されたダウンロード要求は負荷分散装置側送受信部301に受信される(S3)。当該ダウンロード要求は負荷分散装置側送受信部301からサーバ選択部302へ送信される。当該ダウンロード要求を受信した場合には、データ配信サーバ側送受信部401から定期的に送信されるデータ配信サーバ40の処理負荷の状況又はネットワーク回線20aの利用状況を示す情報に基づいて、サーバ選択部302はデータ配信サーバ40がファイルを支障なく配信できる状態であるかどうかを判断する(S4)。
【0060】
データ配信サーバ40がファイルを支障なく配信できる状態であると判断されない場合には(S4でNO)、サーバ選択部302は、予約券配布サーバ50を選択し、負荷分散装置側送受信部301をしてクライアント側送受信部102と予約券配布サーバ50とを接続させる(S5)。予約券配布サーバ側送受信部501は、クライアント10aからのダウンロード要求を拒否するとともに、予約券記憶部502に格納されている予約券プログラムを読み出し、負荷分散装置側送受信部301を介して当該予約券プログラムを接続したクライアント側送受信部102へ送信する(S6)。
【0061】
クライアント側送受信部102は予約券配布サーバ側送受信部501から予約券プログラムを受信してクライアント側記憶部103に格納させ、プログラム実行部104がクライアント側記憶部103に格納されている当該予約券プログラムを起動させる(S7)。プログラム実行部104は、起動した予約券プログラムに従って、所定期間毎に時刻を読み込み、再要求タイミングになったかどうかを判断する(S8)。なお、予約券プログラムが起動されている場合には、図示しない表示画面に広告を表示してもよい。この表示より予約券プログラムが広告媒体としての機能を有することになるが、他方、ユーザに対しては予約券プログラムが起動中であることを認識させる目印にもなる。
【0062】
再要求タイミングになったと判断されない場合は(S8でNO)、再要求タイミングになったと判断されるまで、ステップS8が繰り返し実行される。再要求タイミングになったと判断される場合は(S8でYES)、ステップS2が実行され、プログラム実行部104はクライアント側送受信部102をしてダウンロード要求をさせる。なお、ステップS8で再要求タイミングになったと判断された場合に、図示しない音声制御装置が図示しないスピーカからアラームを発生させてもよい。これによって、ダウンロード要求がなされることをユーザに告知することができる。
【0063】
ダウンロード要求がクライアント側送受信部102によってなされた後、プログラム実行部104はクライアント側記憶部103に格納されている予約券プログラムを消去する。クライアント側記憶部103に格納されている予約券プログラムが消去されることによって、予約券プログラムを消去する操作をクライアント10aに対して行う煩をユーザに与えることなく、ダウンロード要求がクライアント側送受信部102によってなされた後の不要な予約券プログラムをクライアント側記憶部103から消滅させることができる。ゆえに、クライアント側記憶部103の記憶可能容量(空き容量)を不要なプログラムを格納することで無駄に小さくすることを防ぐことができる。
【0064】
なお、再要求タイミングにおいてクライアント10aへ電力を供給するための電源がOFFになっている場合は、ステップS8で、プログラム実行部104は再要求タイミングにおいて再要求タイミングになったと判断することができない。かかる場合においても、再要求タイミングを超えた時間にクライアント10aへ電力を供給するための電源がONになれば、プログラム実行部104が電源がONになった時点から所定期間毎に時刻を読み込んで再要求タイミングになったかどうかを判断する。
【0065】
この場合において、電源がONになった時点から最初に読み込まれた所定期間は、既に再要求タイミングになっているため、ステップS8において再要求タイミングになったと判断される。これによって、再要求タイミングにおいてユーザがクライアント10aの電源をONにできない状況である場合にも、ステップS2が実行され、プログラム実行部104はクライアント側送受信部102をしてダウンロード要求をさせることができる。
【0066】
ステップS2においてクライアント側送受信部102から送信されたダウンロード要求は、ステップS3において負荷分散装置側送受信部301によって受信される。そして、ステップS4において、データ配信サーバ側送受信部401から定期的に送信されるデータ配信サーバ40の処理負荷の状況を示す情報に基づいて、サーバ選択部302はデータ配信サーバ40が支障なくファイルを配信できる状態であるかどうかを判断する。
【0067】
ここで、データ配信サーバ40がファイルを支障なく配信できる状態でないと判断された場合には(S4でNO)、再びステップS5が実行され、負荷分散装置側送受信部301を介してクライアント側送受信部102とデータ配信サーバ側送受信部401とが接続され、予約券プログラムが予約券配布サーバ側送受信部501によってクライアント側送受信部102へ送信される(S6)。
【0068】
上述の処理によって、クライアント10aは、ファイルを受信するまで繰り返し新しい予約券プログラムを受信することができるため、クライアント10aの入力部101に対してユーザがダウンロード命令を一度入力すれば再度入力しなくても、ファイルを受信するまで繰り返しクライアント側送受信部102をしてダウンロード要求を行わせることができる。これによって、クライアント10aを介してファイルを入手しようとするユーザに対して、データ配信サーバ40がファイルを配信可能になるまでダウンロード命令をクライアント10aに対して何度もダウンロード要求を入力する煩わしさを与えないことができる。
【0069】
以下に、ステップS4で、データ配信サーバ40がファイルを支障なく配信できる状態であるとサーバ選択部302によって判断される場合を説明する。
【0070】
データ配信サーバ40がファイルを支障なく配信できる状態であると判断される場合(S4でYES)、サーバ選択部302は、データ配信サーバ40を選択して、負荷分散装置側送受信部301をしてクライアント側送受信部102とデータ配信サーバ側送受信部401とを接続させる(S9)。
【0071】
データ配信サーバ側送受信部401は、接続したクライアント側送受信部102に対してファイル記憶部402に格納されているファイルを読み出し、負荷分散装置側送受信部301を介してファイルをクライアント側送受信部102へ送信する(S10)。ステップS10で送信された当該ファイルを、クライアント側送受信部102は受信する(S11)。受信したファイルをクライアント側送受信部102はクライアント側記憶部103に格納させ、これによって、クライアント10aによるファイルのダウンロードは完了し、処理は終了する。
【0072】
なお、予約券プログラムによるダウンロード要求に応えてファイルを配信する場合、または予約券プログラムをダウンロードさせる場合には、データ配信サーバ40または予約券配布サーバ50はゲーム等の特典を付与して当該ファイルを提供してもよい。当該特典が付与されることによって、ファイルの提供が一度目のダウンロード要求でできなかったことに対するダウンロード要求をしたクライアント10aのユーザの不満を緩和させることができる。尚、予約券プログラムをダウンロードさせる際に付与する特典は負荷に殆ど影響を与えないものである必要があることは言うまでもない。
【0073】
上述のように、ステップS4において、データ配信サーバ40がファイルを支障なく配信できる状態であると判断される場合にのみ、ステップS9において、負荷分散装置側送受信部301によってクライアント側送受信部102とデータ配信サーバ側送受信部401とを接続させ、ステップS4でデータ配信サーバ40がファイルを配信できる状態でないと判断された場合には、負荷分散装置側送受信部301によってクライアント側送受信部102と予約券配布サーバ50とを接続させることができる。
【0074】
ゆえに、負荷分散装置30がデータ配信サーバ40の負荷状況に応じて速やかに予約券配布サーバ50又はデータ配信サーバ40とクライアント10aとを接続することによって、速やかにファイル又は予約券プログラムをクライアントへ提供することで、クライアント10aに対してクライアント10aがダウンロード要求を再度行うための再要求タイミングを指示することができる。また、データ配信サーバ40のデータ配信サーバ側送受信部401はファイルを送信するための処理を、予約券配布サーバ50の予約券記憶部502は予約券プログラムを送信するための処理を専用に行うことができるため、クライアント10aに対してファイル又は予約券プログラムを速やかに提供することができる。
【0075】
以上において、予約券プログラムは再要求タイミングが予め設定された状態で予約券配布サーバ50に格納されているが、ユーザがはじめにダウンロード要求をした時刻より所定時間が経過した後に再度ダウンロード要求をするようにしても良い。
【0076】
この場合、具体的には、データ提供システム1がクライアント10aよりダウンロード要求を受け、データ配信サーバ40での処理が困難と判断されてクライアント10aが予約券配布サーバ50に接続されたときには、当該要求を受けた時刻を図示しないタイマにて取得し、当該時刻を情報として添付した予約券プログラムをクライアント10aに配信する。この場合の予約券プログラムは添付された時刻を基準時刻として、この基準時刻より所定時間経過後に再度ダウンロード要求を行うようになっている。すなわち、ここでは、基準時刻より所定時間経過した時刻が再要求タイミングとなる。
【0077】
以下に、図4を用いて、予約券配布サーバ50が、基準時刻より所定時間経過後にクライアント10aに再度ダウンロード要求を行わせる予約券プログラムを説明する。図3で示す処理手順とは、ステップS6,S8が実行されず、ステップS21,S22,S23が実行される点が異なっている。上述のように、予約券記憶部502には、基準時刻として設定された時刻から所定期間経過した後の時刻を再要求タイミングとしてクライアント10aに再度ダウンロード要求を行わせるようになっている予約券プログラムが格納されている。まず、ステップS21では、予約券配布サーバ側送受信部501はクライアント10aに接続されたとき、その接続された時刻を図示しないタイマで取得して、取得した時刻を基準時刻としてこの基準時刻を示す情報を予約券記憶部502に記憶する。
【0078】
そして、予約券配布サーバ側送受信部501が、予約券記憶部502に記憶されている基準時刻を示す情報を添付して、予約券記憶部502に記憶されている予約券プログラムをクライアント10aへ送信する(S22)。ステップS7でクライアント側送受信部102が受信した予約券プログラムが起動され、ステップS23でプログラム実行部104は基準時刻から所定期間経過したかどうかを判断する。基準時刻から所定期間経過したと判断されない場合には(S23;NO)、繰り返しステップS23が実行される。基準時刻から所定期間経過したと判断される場合には(S23;YES)、ステップS2が実行され、クライアント側送受信部102が再度ダウンロード要求を送信する。
【0079】
上記図4に示す処理手順によっても、データ配信サーバ40がファイルを配信できる状況にない場合であっても、自らデータ配信サーバ40の処理負荷が小さいであろう時刻を推測して、再度クライアント10をしてダウンロード要求をさせるための操作をクライアントに対して行う煩を、クライアント10を介してファイルをダウンロードしようとするユーザに対して与えないことが可能となるという効果を奏することができる。
なお、基準時刻としてはダウンロード要求をした時刻に限定されず、サーバの負荷が少ないと予想される時刻などであってもよい。また、時刻に関する情報を添付する代わりに、クライアント10からダウンロード予約を受けた時刻より所定時間経過した後の時刻を再要求タイミングとした予約券プログラムを生成して予約券配布サーバに一旦格納し、当該予約券プログラムをクライアントにダウンロードするようにしてもよい。
【0080】
(本発明の第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態にかかるネットワークシステムとしてのデータ提供システム2を図5及び図6を用いて説明する。本発明の第2の実施の形態にかかるデータ提供システム2は、クライアント100がダウンロード要求を行った場合においてデータ配信サーバ40がファイルを支障なく配信できる状態ではない場合に、予約券配布サーバ50が、ダウンロード要求を行ったクライアント100に対して、複数の所定時刻又は時間帯からユーザの所望の所定時刻又は時間帯を再要求タイミングとして選択するための再要求タイミング選択メニューを配信する点が本発明の第1の実施の形態にかかるデータ提供システム1と異なる。
【0081】
また、本発明の第2の実施の形態にかかるデータ提供システム2は、再要求タイミング選択メニューに基づいて再要求タイミングを示す再要求タイミングデータを受信して当該再要求タイミングにクライアント100にダウンロード要求をさせる予約券プログラムをクライアント100に対して送信する点が、本発明の第1の実施の形態にかかるデータ提供システム1と異なる。
【0082】
本発明の第2の実施の形態にかかるデータ提供システム2は本発明の第1の実施の形態と上記以外の点は共通するため、以下に本発明の第1の実施の形態にかかるデータ提供システムと異なる点のみについて説明する。図5は、本発明の第2の実施の形態にかかるデータ提供システム及びクライアント100の主要機能を示す機能ブロック図である。
【0083】
ここでは、クライアント100aが、ダウンロード要求する場合を例として説明する。また、本発明の第2の実施の形態にかかるデータ提供システム2及びクライアント100aの機能ブロックのうち、本発明の第1の実施の形態にかかるデータ提供システム1及びクライアント10aの機能ブロックと同じものについては、同じ符号を付与する。
【0084】
クライアント100aは、入力部101、クライアント側送受信部102、クライアント側記憶部103及びプログラム実行部104に加えて、表示部105を更に含む。表示部105は、後述するデータ配信サーバ40がファイルを配信できない場合に予約券配布サーバ側送受信部501によって送信されるメニューデータに基づいて、再要求タイミング選択メニューを表示する。
【0085】
再要求タイミング選択メニューは、過去にクライアント100からのダウンロード要求が集中した時刻の統計等から予め複数割り出された、クライアント100からのダウンロード要求が少なくデータ配信サーバ40の処理負荷が小さいであろうと予測される時間帯又は複数の所定時刻を予め選定しておき、この中からユーザに一の所定時刻を再要求タイミングとして選択させるためのメニューである。
【0086】
ユーザは、表示部105に表示された再要求タイミング選択メニューを見て、再要求タイミング選択メニューに示される複数の所定時刻又は所定時間帯から所望する1の所定時刻又は所定時間帯である再要求タイミングを選択する操作を入力部101に行う。入力部101はユーザが再要求タイミングを選択する操作を行うことによって入力される再要求タイミング送信指令を受け付ける。再要求タイミング送信指令は、ユーザの選択した再要求タイミングを示す再要求タイミングデータをクライアント側送受信部102をして予約券配布サーバ50に対して送信させるための指令である。クライアント側送受信部102は入力部101を介して再要求タイミング送信指令を受信し、再要求タイミング送信指令に従って、予約券配布サーバ側送受信部501に対して再要求タイミングデータを送信する。
【0087】
予約券配布サーバ50aは、予約券配布サーバ側送受信部501及び予約券記憶部502aに加えて、メニュー記憶部503を含む。メニュー記憶部503は、上述の再要求タイミング選択メニューを表示するための画像データであるメニューデータを格納する。予約券配布サーバ側送受信部501は、ユーザの選択した再要求タイミングを示す再要求タイミングデータをクライアント側送受信部102から受信し、当該再要求タイミングデータから示される再要求タイミングになった場合にクライアント100aをして再度ダウンロード要求させる予約券プログラムを予約券記憶部502aから読み出してクライアント側送受信部102へ送信する。
【0088】
予約券記憶部502aは予約券プログラムを格納する。予約券プログラムは、予約券配布サーバ側送受信部501によって読み出される場合に、予約券配布サーバ側送受信部501の受信した再要求タイミングデータが示す再要求タイミングでクライアント100aに再度ダウンロード要求させるプログラムとなるように、予約券配布サーバ側送受信部501によって書き換えられる。
【0089】
もっとも、予約券記憶部502aが再要求タイミング選択メニューに示される複数の所定時刻又は複数の所定時間帯毎に対応する予約券プログラムを格納し、予約券配布サーバ側送受信部501は、受信した再要求タイミングデータの示す再要求タイミングに対応する予約券プログラムを、予約券記憶部502aに記憶されている複数の予約券プログラムのなかから読み出してもよい。
【0090】
このように、予約券配布サーバ側送受信部501は、メニューデータをクライアント100aに送信し、当該メニューデータに基づいてユーザによって選択された再要求タイミングに対応する予約券プログラムを、再要求タイミングを選択したユーザに対応するクライアント100aに送信することによって、ユーザの希望に応じた時刻又は時間帯にクライアント100aをして再度ダウンロード要求をさせることができる。
【0091】
以下に、図5に示すデータ提供システム2がクライアント100aへファイルを提供するための処理手順を、図5及び図6を用いて説明する。図6は、図5に示すデータ提供システム2がクライアント100aへファイルを提供するための処理手順の一例を示すフローチャートである。図6において、図3に示す本発明の第1の実施の形態にかかるデータ提供システム1がクライアント100aへファイルを提供するための処理手順のステップと同じステップについては、同一の符号を付す。
【0092】
図3に示す本発明の第1の実施の形態にかかるデータ提供システム1がクライアント100aへファイルを提供するための処理手順と同様に、ステップS3において、ダウンロード要求が負荷分散装置30に受信され、負荷分散装置30は、ステップS4において、データ配信サーバ40がファイルを配信できる状態であるかどうかを判断し、データ配信サーバ40がファイルを配信できる状態でないと判断した場合には、ステップS5において、クライアント側送受信部102と予約券配布サーバ50aとを接続させる。
【0093】
本発明の第2の実施の形態にかかるデータ提供システム2においては、その後、ステップS31において、予約券配布サーバ側送受信部501が、クライアント100aからのダウンロード要求を拒否するとともに、メニュー記憶部503に格納されているメニューデータをクライアント側送受信部102へ送信する。クライアント側送受信部102は予約券配布サーバ側送受信部501からメニューデータを受信してクライアント側記憶部103に格納させる(S32)。そして、プログラム実行部104は、クライアント側記憶部103に格納されているメニューデータに基づいて、ユーザの選択可能な複数の所定時刻又は複数の所定時間帯を示す再要求タイミング選択メニューを作成し、表示部105に表示させる(S33)。
【0094】
再要求タイミング選択メニューからユーザの所望の時刻である再要求タイミングを選択する操作を入力部101に行うことによってユーザが入力する再要求タイミング送信指令を、入力部101は受け付ける(S34)。クライアント側送受信部102は、入力部101を介して再要求タイミング送信指令を受信し、当該再要求タイミング送信指令に従って予約券配布サーバ側送受信部501へ再要求タイミングを示す再要求タイミングデータを送信する(S35)。予約券配布サーバ側送受信部501はクライアント側送受信部102から再要求タイミングデータを受信する(S36)。
【0095】
予約券配布サーバ側送受信部501は当該再要求タイミングデータの示す再要求タイミングにクライアント100aをして再度ダウンロード要求をさせるものとなるように、予約券記憶部502aに格納されている予約券プログラムを書き換えて、書き換えた予約券プログラムを読み出す。予約券配布サーバ側送受信部501は読み出した予約券プログラムをクライアント側送受信部102へ送信する(S6)。
【0096】
ステップS7において、クライアント側送受信部102は予約券配布サーバ側送受信部501から予約券プログラムを受信してクライアント側記憶部103へ格納し、プログラム実行部104がクライアント側記憶部103に格納されている当該予約券プログラムを起動させる。ステップS8において、再要求タイミングになったと判断される場合には、ステップS2が実行され、プログラム実行部104はクライアント側送受信部102をしてダウンロード要求をさせる。
【0097】
これによって、クライアント側送受信部102は再要求タイミングになった場合に再度ダウンロード要求をすることになり、クライアント100aの再要求タイミングまではクライアント100aを起動させることができない場合等の事情がある場合に、かかるユーザの事情に合わせてユーザの所望の時刻にクライアント100aをしてダウンロード要求をさせることができる。従って、クライアント100aのユーザは、データ配信サーバ40がファイルを送信できる状態である時間帯を予測してユーザの都合の良い時刻に、このユーザが再度ダウンロード要求指令を入力することなく、ファイルを入手可能となる。
(本発明の第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態にかかるネットワークシステムとしてのデータ提供システム3を図7及び図8を用いて説明する。本発明の第3の実施の形態にかかるデータ提供システム3は、クライアント10aがダウンロード要求を行った場合においてデータ配信サーバ40がファイルを支障なく提供できる状態ではない場合に、予約券配布サーバ50bが、ダウンロード要求を行ったクライアント10aに対して予約券プログラムを配布し、所定時刻になった場合に当該予約券プログラムを受信したクライアント10aに対してダウンロード要求をさせる指示信号を送信することによって、再要求タイミングを指示する点が本発明の第1及び第2の実施の形態にかかるデータ提供システムとは異なる。
【0098】
上記予約券プログラムを受信したクライアント10aは、待機状態となり、上記指示信号を受信したときに待機状態を解除して、予約券プログラムによってクライアント10aはダウンロード要求を行う。なお、上記の指示信号は、データ配信サーバ40がファイルを支障なく配信できないときに、ダウンロード要求をした順番で各クライアントに配信される。
【0099】
本発明の第3の実施の形態にかかるデータ提供システム3は本発明の第1の実施の形態と上記以外の点は共通するため、以下に本発明の第1の実施の形態にかかるデータ提供システム1と異なる点のみについて説明する。図7は、本発明の第3の実施の形態にかかるデータ提供システム3及びクライアント10aの主要機能を示す機能ブロック図である。
【0100】
ここでは、クライアント10aが、ダウンロード要求する場合を例として説明する。また、本発明の第3の実施の形態にかかるデータ提供システム3及びクライアント10aの機能ブロックのうち、本発明の第1の実施の形態にかかるデータ提供システム1及びクライアント10aの機能ブロックと同じものについては、同じ符号を付与する。
【0101】
本実施の形態の予約券配布サーバ50bは、ダウンロード要求したクライアントをそれぞれ記憶する要求記憶手段としての要求記憶部504を有し、予約券配布サーバ側送受信部501は、データ配信サーバ40がファイルを支障なく配信可能なときに、ダウンロード要求したクライアント10aに向けて前記要求を再度行うよう指示する信号を送信する。
【0102】
図7に示すデータ提供システム3がクライアント10aへファイルを提供するための処理手順を、図7及び図8を用いて説明する。図8は、図7に示すデータ提供システム3がクライアント10aへファイルを提供するための処理手順の一例を示すフローチャートである。図8において、図3に示す本発明の第1の実施の形態にかかるデータ提供システム1がクライアント10aへファイルを提供するための処理手順のステップと同じステップについては、同一の符号を付す。
【0103】
ステップS3においてクライアント10aと接続された予約券配布サーバ50bは、ステップS6で、クライアント10aからのダウンロード要求を拒否するとともに、予約券プログラムをクライアント10aへ送信する。本実施の形態の予約券プログラムは、上述のように、クライアント10aが予約券配布サーバ50bからのダウンロード要求を指示する信号を受信したときに、クライアント10aにダウンロード要求を再度させるものである。この予約券プログラムをステップS7において受信したクライアント10aは、待機状態になる。
【0104】
ステップS6の終了後、予約券配布サーバ50側では、ステップS41において、要求記憶部504が、クライアント10aを、記憶する順番と共に記憶する。要求記憶部504は、ダウンロード要求をした各クライアントを当該各クライアント間での記憶する順番とともに記憶する。例えば、クライアント10aは、クライアント10bよりも後にダウンロード要求をして、予約券配布サーバ50bと接続された場合には、クライアント10bより後の順番で要求記憶部504に記憶されることになる。
【0105】
その後、ステップS42において、データ配信サーバ40が支障なくファイルを配信可能なときに、予約券配布サーバ30は、要求記憶部504に記憶されている順番に従って、ダウンロード要求したクライアント40に向けてダウンロード要求を再度行うよう指示する指示信号を順次送信する。データ配信サーバ40がファイルを支障なく配信可能であるかどうかは、予約券配布サーバ30は、所定時間毎にデータ配信サーバ40の処理負荷を示す情報をデータ配信サーバ40から受信することによって判断する。
【0106】
ステップS43において、クライアント側送受信部102が上記の指示信号を受信する。プログラム実行部104がこの指示信号の受信を検知して待機状態を解除し、予約券プログラムを実行することによって、ステップS2に戻り、クライアント側送受信部102にダウンロード要求をさせる。
【0107】
上記のステップS42において、データ配信サーバ40がファイルを支障なく配信となったときに、上記の指示信号がクライアント10aに対して送信されるため、クライアント10aは、確実にダウンロード可能なときにダウンロード要求をすることができる。これによって、クライアント10aは本発明の第1及び第2の実施の形態にかかるデータ提供システム1、2と比較して、高い確率でファイルのダウンロードをすることができる。また、ステップS41において、クライアント10aを記憶する順番まで記憶し、当該順番に従って各クライアント10に対して上記の指示信号を送信するため、待機状態になっているクライアント10a間で待機時間にかたよりが生じることを緩和することができる。
【0108】
(本発明の第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態にかかるデータ提供システム1aを図9及び図10を用いて説明する。図9は、本発明の第4の実施の形態にかかるネットワークシステムとしてのデータ提供システム4と当該データ提供システム1に接続されるクライアント10の概略を示す図である。図10は、図9に示すデータ提供システム4及びクライアント10の主要機能の一例を示す機能ブロック図である。ここでは、図9に示すクライアント10aが、ダウンロード要求する場合を例として説明する。
【0109】
本実施の形態にかかるデータ提供システム4は、クライアント10aとデータ配信サーバ40及び予約券配布サーバ50とが、負荷分散装置300を介して接続されず、各々直接接続される点が本発明の第1の実施の形態にかかるデータ提供システム1と異なっている。ここで、負荷分散装置300はルータで実現されており、クライアント10aがダウンロード要求を送信したときは、まず、負荷分散装置300が受信し、自己の持つルーティングテーブルを参照して受信したダウンロード要求をデータ配信サーバ40及び予約券配布サーバ50のいずれか一方に転送する。
【0110】
ここでは、ルーティングテーブルは、管理者によって管理され、データ配信サーバ40の処理状況に応じて更新される。すなわち、データ配信サーバ40によるファイル配信に支障がある場合には、負荷分散装置30はデータ配信サーバ40ではなく予約券配布サーバ50にダウンロード要求を転送し、データ配信サーバ40がファイルを支障なく配信できる状況である場合には、負荷分散装置30は予約券配布サーバ50ではなくデータ配信サーバ40にダウンロード要求を転送する。
【0111】
図10を参照して、負荷分散装置側送受信部301aが、ダウンロード要求を受信した場合に、サーバ選択部302aがルーティングテーブルを参照してルーティングテーブルの示す転送経路を判別する。負荷分散装置側送受信部301aは、判別された転送経路に従って、データ配信サーバ40及び予約券配布サーバ50のうちのいずれか一方にダウンロード要求を転送する。そして、転送されたダウンロード要求をデータ配信サーバ側送受信部401が受信したときには、データ配信サーバ側送受信部401はファイル記憶部402が記憶するアプリケーション等のファイルをクライアント10aに送信する。転送されたダウンロード要求を予約券配布サーバ側送受信部501が受信したときには、予約券配布サーバ側送受信部501は、クライアント10aからのダウンロード要求を拒否するとともに、予約券記憶部502が記憶する予約券プログラムをクライアント10aに送信する。
【0112】
本発明の第4の実施の形態にかかるデータ提供システム4では、データ提供システム1が奏する効果に加えて、予約券プログラム又はデータ配信サーバ40が配信するファイルがクライアント10aに送信されるときに、負荷分散装置300を介さずに済むため、データ提供システムにおける回線負荷を含む全体的なトラフィックを少なくすることができる。なお、データ提供システム4は、予約券配布サーバ50の代わりに予約券配布サーバ50a及び予約券配布サーバ50bのうちいずれか一方を用いる構成であってもよい。
【0113】
(本発明の第5の実施の形態)
本発明の第5の実施の形態にかかるデータ提供システム5を図11及び図12を用いて説明する。図11は、本発明の第5の実施の形態にかかるネットワークシステムとしてのデータ提供システム5と当該データ提供システム1に接続されるクライアント10の概略を示す図である。図12は、図11に示すデータ提供システム5及びクライアント10の主要機能の一例を示す機能ブロック図である。ここでは、図11に示すクライアント10aが、ダウンロード要求する場合を例として説明する。
【0114】
本実施の形態にかかるデータ提供システム5は、クライアント10aと予約券配布サーバ50とが負荷分散装置300を中継して接続され、データ配信サーバ40とクライアント10aとが直接接続される点が本発明の第4の実施の形態にかかるデータ提供システム4と異なっている。ここで、負荷分散装置300はルータで実現されており、クライアント10aがダウンロード要求を送信したときは、まず、負荷分散装置300が受信し、自己の持つルーティングテーブルを参照して受信したダウンロード要求をデータ配信サーバ40に転送するか、予約券配布サーバ50に中継する。
【0115】
すなわち、データ配信サーバ40がファイルを配信するのに支障がある場合には、負荷分散装置30は予約券配布サーバ50にダウンロード要求を中継し、データ配信サーバ40が支障なくファイルを配信できる状況である場合には、負荷分散装置30はデータ配信サーバ40にダウンロード要求を転送する。
【0116】
図12を参照して、負荷分散装置側送受信部301aが、ダウンロード要求を受信した場合に、サーバ選択部302aがルーティングテーブルを参照してルーティングテーブルの示す転送経路を判別する。負荷分散装置側送受信部301aは、判別された転送経路に従って、データ配信サーバ40にダウンロード要求を転送するか、予約券配布サーバ50にダウンロード要求を中継する。そして、転送されたダウンロード要求をデータ配信サーバ側送受信部401が受信したときには、データ配信サーバ側送受信部401はファイル記憶部402が記憶するアプリケーション等のファイルをクライアント10aに送信する。転送されたダウンロード要求を予約券配布サーバ側送受信部501が受信したときには、予約券配布サーバ側送受信部501は予約券記憶部502が記憶する予約券プログラムをクライアント10aに送信する。
【0117】
本発明の第5の実施の形態にかかるデータ提供システム5では、データ提供システム1が奏する効果に加えて、予約券プログラムがクライアント10aに送信されるときに、負荷分散装置300を介さないため、データ提供システムにおける回線負荷を含む全体的なトラフィックを少なくすることができる。なお、データ提供システム5は、予約券配布サーバ50の代わりに予約券配布サーバ50a及び予約券配布サーバ50bのうちいずれか一方を用いる構成であってもよい。
【0118】
また、クライアント10aと予約券配布サーバ50とが直接接続され、データ配信サーバ40とクライアント10aとが負荷分散装置300を中継して接続される構成としてもよく、この場合には、データ配信サーバ40をデータ配信サーバ40が配信するファイルがクライアント10aに送信されるときに、負荷分散装置300を介さないため、データ提供システムにおけるトラフィックを少なくすることができる。
【0119】
なお、本発明の第1〜5の実施の形態の変形例として、予約券配布サーバ50,50a,50bは、予約券記憶部502を有さず、予約券プログラムを配信しないものがある。本変形例では、再要求タイミングになったときや、データ配信サーバ40が支障なくファイルを配信可能になったときに、接続中のクライアントに直接アクセスしてダウンロード要求を指示したり、電子メール等でダウンロード要求を指示するメッセージを送信することが考えられる。
【0120】
なお、本発明の第1〜第5の実施の形態ではデータ配信サーバ40とは別の装置として、予約券配布サーバ50、予約券配布サーバ50a及び予約券配布サーバ50bのうちいずれかと負荷分散装置30又は負荷分散装置300とを有しているが、必ずしもこれに限定されない。例えば、予約券配布サーバ50,50a,50bと負荷分散装置30,300とを有さないデータ提供システムであって、データ配信サーバ40が予約券プログラムを格納する記憶部を有し、ファイルを提供できないほどに処理負荷が高まっている場合にはデータ配信サーバ側送受信部401が格納されている予約券プログラムを読み出し、クライアント側送受信部102へ送信するデータ提供システムであってもよい。
【0121】
なお、本発明の第1〜第5の実施の形態にかかるデータ提供システム1〜5が要求に応じて提供するのはアプリケーション等のファイルであるが、必ずしもこれに限定されず、受送信可能なデータであればい。
【0122】
なお、予約券プログラムにおける再要求タイミングは、本発明の第1〜第5の実施の形態でクライアント10又はクライアント100に提供される予約券プログラムにおける再要求タイミングのように、必ずしもダウンロード要求がデータ配信サーバ40に集中していないと予測される時刻又は時間帯である必要はない。また、所定期間クライアント10又はクライアント100に常駐するとクライアント10又はクライアント100をしてダウンロード要求させる予約券プログラムがクライアント10又はクライアント100に提供されてもよい。
【0123】
なお、本発明の第1〜第5の実施の形態にかかるデータ提供システム1〜5において、データ配信サーバ40がファイルをクライアント10,100へ配信し、予約券配布サーバ50、50a、50bが予約券プログラムをクライアントへ配信するが、データ配信サーバ40及び予約券配布サーバ50、50a、50bは、POP(Post Office Protocol)サーバであってもよい。
【0124】
この場合には、クライアント10,100がクライアント宛ての電子メールの受信を要求した場合においてPOPサーバが当該要求に応えることができない状態である場合には、電子メールに添付して予約券プログラムを配信する。ここでは、当該予約券プログラムは、再要求タイミングにクライアントをして再度電子メールの受信を要求させるものである。
【0125】
なお、本発明の第1〜第5の実施の形態はクライアントからの要求を処理する処理実行サーバがデータ配信サーバを有するので、データ提供システムとして構成されているが、本発明における処理実行サーバは必ずしもデータを配信するためのサーバである必要はなく、サーバ自体においてクライアント側から要求された処理を実行するサーバ、クライアントと共同して処理を実行するサーバ等の形態が考えられる。
【0126】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、処理実行手段の処理状況に応じて、例えば処理が実行できない程に処理実行手段の処理負荷や当該処理実行手段に接続されたネットワーク回線負荷が大きい場合等には、処理実行手段によって処理を実行する代わりに、クライアントと接続されている処理要求手段によって一旦要求を拒否した後、所定条件を満たした際に処理を要求したクライアントにこの要求を再度行う再要求処理をさせることとなる。これによって、処理実行手段がクライアントの要求した処理を実行することに支障がある場合でも、満たすべき所定条件を例えば処理実行手段の処理負荷が所定以下となった際という条件とすること等によって、処理実行手段がクライアントの要求した処理を支障なく実行可能なときにクライアントは再度処理実行手段に対して処理の要求を行うことができる。
【0127】
請求項2に記載の本発明によれば、処理実行手段の処理状況に応じて、例えば処理が実行できない程に処理実行手段の処理負荷や当該処理実行手段に接続されたネットワーク回線負荷が大きい場合等には、処理実行手段によって処理を実行する代わりに、クライアントと接続されている処理要求手段によって所定条件を満たした際に処理を要求したクライアントにこの要求を再度行う再要求処理をさせることとなる。これによって、処理実行手段がクライアントの要求した処理の実行に支障がある困難な場合でも、満たすべき所定条件を例えば処理実行手段の処理負荷が所定以下となった際という条件とすること等によって、処理実行手段がクライアントの要求した処理を支障なく実行可能なときにクライアントは再度処理実行手段に対して処理の要求を行うことができる。
【0128】
請求項3に記載の本発明によれば、処理要求制御手段に格納された再要求プログラムをクライアントが受信して起動することによって、所定条件を満たした際にクライアントは自動的に再要求処理をネットワークシステムに向けて行うこととなる。従って、処理実行手段がクライアントの要求した処理を実行できなかった場合でも、ユーザが処理実行手段に向けて再度の処理を要求する操作を行う必要なく、所定条件を満たしたときに自動で、クライアントにこの要求を再度行わせることができる。
【0129】
請求項4に記載の本発明によれば、タイマによって取得されたネットワークシステムの時刻より所定時間経過したとき又は所定時刻となったときに、クライアントは自動的に再度ダウンロード要求をすることとなる。従って、例えば、処理実行手段の処理負荷が大きくないと推測される時刻を所定時刻とした、又はタイマによって取得された時刻から所定時刻までの時間を所定時間とした再要求プログラムが格納された場合には、ユーザは、自ら処理実行手段の処理負荷が大きくないと推測される時刻を推測せずに、当該時刻に処理実行手段に対して処理を要求することができる。
【0130】
請求項5に記載の本発明によれば、再要求プログラム配信手段は、ユーザが選択した所望の所定時刻に要求を再度行わせる再要求プログラム格納して所望の所定時刻を選択したクライアントに配信する。当該再要求プログラムをクライアントが起動することによって、ユーザの所望の再要求タイミングにクライアントに処理の要求をさせることができる。
【0131】
請求項6に記載の本発明によれば、クライアントは指示に従って処理実行手段に対して処理を再度要求することができるため、クライアントのユーザは自ら再度、処理を要求するタイミングを判断しなくてもよい。また、再要求指示手段が処理実行手段の処理負荷が大きくない時刻に、処理を要求したクライアントに向けて要求を再度行うよう指示するようになっている場合には、自ら処理実行手段の処理負荷が大きくない時刻を推測せずに当該時刻に処理実行手段に対して処理の要求を行うことができる。
【0132】
請求項7に記載の本発明によれば、処理を要求した順番に従って、処理実行手段に対して処理を要求させることを各クライアントにさせることとなるため、各クライアントは処理を要求した順に処理実行手段に対して処理を要求することができる。
【0133】
請求項8に記載の発明によれば、処理実行手段の処理状況に応じて、例えば処理の実行に支障をきたす程に処理実行手段の処理負荷が大きい場合等には、処理実行手段によって処理を実行する代わりに、クライアントと接続されている処理要求手段によって所定条件を満たした際に処理を要求したクライアントに対してこの要求を再度行う再要求処理をさせることとなる。これによって、処理実行手段がクライアントの要求した処理を実行困難な場合でも、満たすべき所定条件を例えば処理実行手段の処理負荷が所定以下となった際という条件とすること等によって、処理実行手段がクライアントの要求した処理を実行困難でないときにクライアントは再度処理実行手段に対して処理の要求を行うことができる。
【0134】
請求項9に記載の本発明によれば、再度処理実行手段に対して処理を要求するための操作をこのクライアントに行うことなく、クライアントは所定の条件を満たした場合に自動で処理を要求することとなる。これによって、クライアントに対して処理実行手段の処理を要求する操作を行うという煩をユーザに与えず、処理実行手段に当該処理を行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかるデータ提供システムと当該データ提供システムに接続されるクライアントの概略を示す図である。
【図2】図1に示すデータ提供システム及びクライアントの主要機能を示す機能ブロック図である。
【図3】図2に示すデータ提供システムがクライアント10aへファイルを提供するための処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図4】図2に示すデータ提供システムがクライアント10aへファイルを提供するための処理手順の別の一例を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態にかかるデータ提供システム及びクライアントの主要機能を示す機能ブロック図である。
【図6】図5に示すデータ提供システムがクライアントへファイルを提供するための処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第3の実施の形態にかかるデータ提供システム及びクライアントの主要機能を示す機能ブロック図である。
【図8】図7に示すデータ提供システムがクライアントへファイルを提供するための処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第4の実施の形態にかかるデータ提供システムと当該データ提供システムに接続されるクライアントの概略を示す図である。
【図10】図9に示すデータ提供システム及びクライアントの主要機能を示す機能ブロック図である。
【図11】本発明の第5の実施の形態にかかるデータ提供システムと当該データ提供システムに接続されるクライアントの概略を示す図である。
【図12】図11に示すデータ提供システム及びクライアントの主要機能を示す機能ブロック図である。
【符号の説明】
1〜5,データ提供システム(ネットワークシステム)
10、100 クライアント
20 ネットワーク
30,300 負荷分散装置(負荷分散手段)
40 データ配信サーバ(処理実行手段)
50、50a,50b予約券配布サーバ(処理要求制御手段)
102 クライアント側送受信部(送受信部)
104 プログラム実行部(送受信制御部)
105 表示部
501 予約券配布サーバ側送受信部(再要求信号配信手段)
504 要求記憶手段

Claims (9)

  1. ネットワークを介して複数のクライアントに接続され、各クライアントから要求された処理を実行する処理実行手段を有するネットワークシステムにおいて、
    処理要求制御手段と、
    前記処理実行手段における処理状況又は当該処理実行手段に接続されるネットワーク回線の利用状況に基づき、処理を要求した前記クライアントを前記処理実行手段又は前記処理要求制御手段に選択的に接続する負荷分散手段とを備え、
    前記処理要求制御手段は、前記クライアントからの前記処理に関する要求を拒否するとともに、前記クライアントに対して前記クライアントが前記要求を再度行うための再要求タイミングを所定条件に基づき指示することを特徴とするネットワークシステム。
  2. ネットワークを介して複数のクライアントに接続され、各クライアントから要求された処理を実行する処理実行手段に接続されるネットワークシステムであって、
    処理要求制御手段と、
    前記処理実行手段における処理状況又は当該処理実行手段に接続されるネットワーク回線の利用状況に基づき、処理を要求した前記クライアントを前記処理実行手段又は前記処理要求制御手段に選択的に接続する負荷分散手段とを備え、
    前記処理要求制御手段は、前記クライアントからの前記処理に関する要求を拒否するとともに、前記クライアントに対して前記クライアントが前記要求を再度行うための再要求タイミングを所定条件に基づき指示することを特徴とするネットワークシステム。
  3. 請求項1又は2に記載のネットワークシステムにおいて、
    前記処理要求制御手段は、前記クライアントに前記要求を再度行わせるための再要求プログラムを当該クライアントに配信することにより前記再要求タイミングを指示することを特徴とするネットワークシステム。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のネットワークシステムにおいて、
    前記処理要求制御手段は、基準時刻から所定時間が経過すること又は所定時刻になることを前記所定条件として前記クライアントに対して前記再要求タイミングを指示することを特徴とするネットワークシステム。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載のネットワークシステムにおいて、
    前記処理要求制御手段は、ユーザから所望の再要求タイミングを受け付け、当該ユーザによって選択された前記再要求タイミングとなることをさらに条件として前記クライアントに対して前記再要求タイミングを指示することを特徴とするネットワークシステム。
  6. 請求項1から3のいずれか1項に記載のネットワークシステムにおいて、
    前記処理要求制御手段は、前記処理を要求したクライアントに向けて前記要求を再度行うよう指示する信号を送信することにより前記再要求タイミングを指示することを特徴とするネットワークシステム。
  7. 請求項6記載のネットワークシステムにおいて、
    前記処理を要求したクライアントをそれぞれ記憶する要求記憶手段を備え、
    前記再要求タイミングの指示は、前記要求記憶手段に記憶された順番に前記要求を再度行うよう指示する信号を送信することを特徴とするネットワークシステム。
  8. ネットワークを介して複数のクライアントに接続される処理実行手段に各クライアントから要求された処理を実行させるためのネットワーク制御方法において、
    負荷分散手段により、前記処理実行サーバにおける処理状況に基づき、処理を要求した前記クライアントを前記処理実行手段又は処理要求制御手段に選択的に接続するステップと、
    前記処理要求制御手段により、前記処理を要求したクライアントに対して前記要求を再度行うための再要求タイミングを所定条件に基づき指示するステップとを含むことを特徴とするネットワーク制御方法。
  9. ネットワークを介して各クライアントから要求された処理を実行する処理実行手段と、前記クライアントからの前記処理に関する要求を拒否するとともに、前記クライアントにて前記要求を再度行わせるための再要求タイミングを所定条件に基づき指示する処理要求制御手段と、前記処理実行手段における処理状況又は当該処理実行手段に接続されるネットワーク回線の利用状況に基づき、前記処理を要求したクライアントを前記処理実行手段又は前記処理要求制御手段に選択的に接続する負荷分散手段とを備えるネットワークシステムにおいて前記処理要求制御手段から前記クライアントに送信されるプログラムであって、
    前記クライアントを、前記再要求タイミングが到来したと判断したときに前記要求を再度行う手段として機能させることを特徴とするプログラム。
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