JP2003271390A - プログラム配信システム - Google Patents

プログラム配信システム

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JP2003271390A
JP2003271390A JP2002350270A JP2002350270A JP2003271390A JP 2003271390 A JP2003271390 A JP 2003271390A JP 2002350270 A JP2002350270 A JP 2002350270A JP 2002350270 A JP2002350270 A JP 2002350270A JP 2003271390 A JP2003271390 A JP 2003271390A
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Application number
JP2002350270A
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English (en)
Inventor
Takashi Asano
貴史 浅野
Nobuteru Tominaga
宣輝 富永
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配信されるプログラムの性質に応じたプログ
ラムの破棄処理を行うことが可能なプログラム配信シス
テムを提供する。 【解決手段】 図1は、プログラム送信装置1からネッ
トワーク2を介してプログラム受信装置3へ実行プログ
ラムを配信するプログラム配信システムである。プログ
ラム送信装置1は、送信処理部11を備えており、プロ
グラム受信装置3は、受信側記憶部34と破棄処理部3
2とを備えている。送信処理部11は、実行プログラム
と、破棄手順情報とを当該プログラム受信装置3へ送信
する。破棄手順情報とは、プログラム受信装置3におい
て当該実行プログラムを破棄する手順に関する情報であ
る。受信側記憶部34は、送信処理部11から送信され
てくる実行プログラムを記憶する。破棄処理部32は、
送信処理部11から送信されてくる破棄手順情報により
特定される破棄手順に従い、受信側記憶部34に記憶さ
れている実行プログラムを破棄する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プログラム配信シ
ステムに関し、より特定的には、受信したプログラムを
端末側において破棄するプログラム配信システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ネットワークを利用する通信機器
間で、テキストや画像や音等のデータだけでなく、アプ
リケーション(プログラム)を配信するサービスが普及
し始めている。このようなサービスは、プログラムを配
信し、受信端末に新たな機能を付加することによって、
受信端末により高い機能を供給するものである。また、
現在、このようなプログラム配信サービスにおいては、
プラットフォームに依存しないプログラム実行環境とし
て、Java(R)が広く利用されている。具体的に
は、インターネットを通じてWebサーバからWebク
ライアントへ、Appletと呼ばれるJava(R)
プログラムを配信し、配信されたJava(R)プログ
ラムをWebクライアント上で起動するサービスが提供
されている。また、携帯電話などの小型移動体端末にも
Webブラウザが搭載されており、このような小型携帯
端末に対するJava(R)プログラムの配信サービス
も開始されている。
【0003】さらに、プログラム配信サービスを行うた
めのシステムにおいて、自動的にプログラムの配信を行
うものが提案されている。例えば、サービスエリアに入
った移動体端末に対してプログラムやデータを自動的に
配信(ダウンロード)するシステムがある(例えば、特
許文献1参照。)。
【0004】このようなプログラム配信システムにおい
ては、配信されたプログラムが受信端末の記憶領域に記
憶されていく。従って、受信端末では、プログラム配信
を繰り返した結果、記憶領域の空きが次第に小さくな
り、空き領域よりもサイズの大きいプログラムが配信さ
れても記憶できなくなるおそれがある。特に、受信端末
が携帯電話のような、省資源が要求されるものである場
合、この問題は深刻である。
【0005】さらに、プログラム配信を自動的に行うシ
ステムにおいては、上記の問題は非常に重要である。な
ぜなら、プログラムが自動的に配信されると、ユーザが
知らない間に受信端末にプログラムが記憶されるからで
ある。その結果、受信端末のユーザが知らない間に記憶
領域の空きが少なくなり、ユーザが望むプログラムを受
信端末に記憶することができないおそれがある。以上よ
り、受信端末において、配信されたプログラムを記憶領
域から破棄する必要がある。
【0006】しかし、ユーザが配信されたプログラムを
手動によって逐次削除するのは、ユーザにとって非常に
面倒である。ここで、ユーザの手動によってプログラム
を破棄するだけでなく、以下のような技術が提案されて
いる。例えば、プログラムの使用状況をユーザへ提示す
る装置がある(例えば、特許文献2参照。)。この装置
によれば、不要なプログラムをユーザが削除することを
支援することができる。その他にも、一定期間利用され
ないプログラムを自動的に削除するもの(例えば、特許
文献3参照。)や、実行終了時にプログラムを即座に自
動的に削除するものがある(例えば、特許文献4参
照。)。これらによれば、プログラムが自動的に削除さ
れるので、ユーザがプログラムを削除する手間がかから
ない。
【0007】
【特許文献1】特開2000−207216号公報
【特許文献2】特開2000−112717号公報
【特許文献3】特開平04−184625号公報
【特許文献4】特許第3147333号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プログ
ラムの使用状況をユーザへ提示する方法では、最終的な
削除処理はユーザが手動で行わなければならないため、
ユーザの手間を完全になくすことはできない。
【0009】また、一定期間利用されないプログラムを
削除する方法や、実行終了時にプログラムを削除する方
法では、プログラムの種類や性質とは無関係に削除され
てしまうので、その結果、ユーザの意に反してプログラ
ムが削除されてしまう場合がある。例えば、受信端末に
おいて実行されるプログラムの中には、例えば有料コン
テンツのように、一定期間利用されていない場合に削除
したり、実行終了時に即座に削除することが望ましくな
いプログラムも当然考えられる。以上より、従来におけ
るプログラムを自動的に削除する方法は、プログラムの
種類や性質に着目せず、全てのプログラムに対して一定
の削除方法を行うにすぎない。その結果、ユーザの意に
反してプログラムが破棄される可能性がある。従って、
受信端末の記憶領域を適切に開放しているとはいえな
い。
【0010】それ故に、本発明の目的は、配信されるプ
ログラムの性質に応じたプログラムの破棄処理を行うこ
とが可能なプログラム配信システムを提供することであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、プログラム受信装置が実行可能な実行プログラ
ムを、プログラム送信装置からネットワークを介して当
該プログラム受信装置へ配信するプログラム配信システ
ムであって、プログラム送信装置は、実行プログラム
と、プログラム受信装置において当該実行プログラムを
破棄する手順に関する破棄手順情報とを送信する送信部
を備え、プログラム受信装置は、送信部から送信されて
くる実行プログラムを記憶する実行プログラム記憶部
と、送信部から送信されてくる破棄手順情報により特定
される破棄手順に従い、実行プログラム記憶部に記憶さ
れている実行プログラムを破棄する破棄部とを備えてい
る。
【0012】上記第1の発明によれば、プログラム送信
側において、配信する実行プログラムに応じて破棄手順
情報を自由に変更することができる。また、プログラム
受信側では破棄手順情報に従って実行プログラムが破棄
される。従って、実行プログラムを送信するプログラム
送信装置において当該実行プログラムの破棄手順を設定
するので、実行プログラムの破棄手順を適切に設定する
ことができる。すなわち、配信される実行プログラムの
性質に応じた破棄処理をプログラム受信側において行う
ことができる。さらに、プログラム破棄手順情報を適切
に設定することによって、プログラム受信端末において
不要な実行プログラムが保存されたままになることがな
く、プログラム受信装置における記憶領域を効率的に使
用することができる。
【0013】第2の発明は、第1の発明に従属する発明
であって、破棄手順情報は、実行プログラムを破棄する
条件を示す破棄条件を含み、破棄部は、実行プログラム
記憶部に記憶されている実行プログラムについて、破棄
手順情報に含まれている破棄条件が満たされるか否かを
判定する破棄判定部と、破棄判定部によって破棄条件が
満たされると判定される場合、実行プログラム記憶部に
記憶されている実行プログラムの破棄を実行する破棄実
行部とを含んでいる。
【0014】上記第2の発明によれば、破棄手順情報に
含まれる破棄条件を、プログラム送信側において設定す
ることができる。破棄条件は実行プログラムの破棄を行
う条件であるので、破棄条件を設定することによって、
容易に実行プログラムの破棄手順を設定することができ
る。
【0015】第3の発明は、第2の発明に従属する発明
であって、送信部は、プログラム受信装置との無線通信
が可能な所定の領域内に進入したプログラム受信装置に
対して、実行プログラムおよび破棄手順情報を無線によ
って送信し、当該プログラム受信装置に対して送信され
る実行プログラムは、所定の領域内においてのみ実行可
能なプログラムであり、当該プログラム受信装置に対し
て送信される破棄手順情報に含まれる破棄条件は、プロ
グラム受信装置が所定の領域内に存在しないことである
ことを特徴とする。
【0016】上記第3の発明によれば、所定の領域内に
おいて専用の実行プログラムを配信するような形態をと
るシステムにおいて、プログラム受信装置が所定の領域
から出ると実行プログラムが破棄されることとなる。実
行プログラムは、プログラム受信装置が所定の領域に存
在するときのみ必要となるものであり、所定の領域から
出ると不要となるものである。従って、破棄条件を「所
定の領域内に存在しないこと」とすることによって、実
行プログラムの破棄手順を適切に設定することとなる。
また、実行プログラムが不要となったことに応じて破棄
することができるので、プログラム受信装置の記憶領域
を効率的に使用することができる。
【0017】第4の発明は、第3の発明に従属する発明
であって、実行プログラムは、プログラム受信装置が所
定の領域から出ると、プログラムの実行が終了され、破
棄判定部は、プログラム受信装置が所定の領域内に存在
しないことを、当該実行プログラムが終了したか否かに
よって判定する。
【0018】上記第4の発明によれば、実行プログラム
が終了するか否かによって、破棄条件を判定することが
できる。従って、破棄条件の判定、すなわち、プログラ
ム受信装置が所定の領域から逸脱したか否かの判定を容
易に行うことができる。
【0019】第5の発明は、第2の発明に従属する発明
であって、破棄手順情報は、破棄条件が満たされるか否
かを判定する条件である判定条件をさらに含み、破棄判
定部は、破棄手順情報に含まれる判定条件が満たされた
場合に、破棄条件が満たされるか否かを判定する。
【0020】上記第5の発明によれば、破棄条件だけで
なく、破棄条件を判定する条件についてもプログラム送
信側において設定することができる。従って、例えば、
適切なタイミングで破棄の判定を行うことができるの
で、より適切に実行プログラムを破棄することができ
る。
【0021】第6の発明は、第5の発明に従属する発明
であって、プログラム受信装置は、実行プログラム記憶
部に記憶されている実行プログラムを実行するプログラ
ム実行部をさらに備え、判定条件は、プログラム実行部
が実行プログラムを実行するタイミングに関連する条件
を含んでいる。
【0022】上記第6の発明によれば、破棄条件を判定
するタイミングを実行プログラムの実行に合わせること
ができる。従って、実行に関連させて実行プログラムを
破棄することができるので、適切に実行プログラムを破
棄することができる。
【0023】第7の発明は、第6の発明に従属する発明
であって、判定条件は、プログラム実行部によって実行
プログラムが起動されることを条件に含んでいる。
【0024】上記第7の発明によれば、実行プログラム
の起動時に当該実行プログラムを破棄することができ
る。
【0025】第8の発明は、第6の発明に従属する発明
であって、判定条件は、プログラム実行部による実行プ
ログラムの実行が終了したことを条件に含んでいる。
【0026】上記第8の発明によれば、実行プログラム
の終了時に当該実行プログラムを破棄することができ
る。
【0027】第9の発明は、第5の発明に従属する発明
であって、判定条件は、所定の時間間隔で判定を行うこ
とを条件に含んでいる。
【0028】上記第9の発明によれば、所定の期間ごと
に実行プログラムを破棄するか否かが判定される。例え
ば、破棄条件が実行プログラムの実行に関連するもので
ある場合、破棄条件が満たされていても、実行プログラ
ムが実行されなければ、当該実行プログラムが実際に破
棄されない。これに対して、第9の発明によれば、破棄
条件が満たされれば、当該所定の期間以内には実行プロ
グラムが必ず破棄される。従って、実行プログラムが実
行されない場合であっても、不要となった実行プログラ
ムを効率的に破棄することができる。
【0029】第10の発明は、第2の発明に従属する発
明であって、破棄条件は、送信部から送信されてくる実
行プログラムがプログラム受信装置に受信されてからの
経過時間に関する条件を含んでいる。
【0030】上記第10の発明によれば、配信から所定
期間経過後に、プログラム受信側において自動的に実行
プログラムを破棄することができる。配信から所定期間
経過後に破棄するような破棄条件を含む破棄手順情報を
対応付けて送信することによって、例えば、配信から所
定期間のみ使用可能または実行可能である性質を有する
実行プログラムを適切に破棄することができる。
【0031】第11の発明は、第2の発明に従属する発
明であって、破棄条件は、送信部から送信されてくる実
行プログラムがプログラム受信装置において実行された
回数に関する条件を含んでいる。
【0032】上記第11の発明によれば、配信から所定
回数実行後に、プログラム受信側において自動的に実行
プログラムを破棄することができる。配信から所定回数
実行後に破棄するような破棄条件を含む破棄手順情報を
対応付けて送信することによって、例えば、配信から所
定回数のみ使用可能または実行可能であるような性質を
有する実行プログラムを適切に破棄することができる。
【0033】第12の発明は、第2の発明に従属する発
明であって、破棄条件は、実行プログラムの破棄に対し
てユーザの許可があったことを少なくとも条件に含み、
破棄判定部は、破棄実行部による実行プログラムの破棄
実行前にユーザの許可を受け付け、受け付けた結果に基
づいて、破棄条件が満たされるか否かを判定する。
【0034】上記第12の発明によれば、ユーザの許可
がなければ実行プログラムは破棄されない。ここで、例
えば実行プログラムが有料コンテンツである場合、実行
プログラムを一律に自動的に破棄されてしまうとする
と、ユーザにかえって損害を与えてしまうおそれがあ
る。これに対して、ユーザが許可したことを条件とする
ことによって、ユーザにとって大事なコンテンツを勝手
に破棄してしまうことがない。また、ユーザからの許可
を受け付けることによって、実行プログラムを破棄する
ことをユーザに促すことができる。
【0035】第13の発明は、第1の発明に従属する発
明であって、破棄手順情報は、破棄手順をプログラム受
信装置に実行させるための破棄プログラムであり、破棄
部は、破棄プログラムを実行することによって実行プロ
グラムを破棄する。
【0036】第14の発明は、第1の発明に従属する発
明であって、破棄手順情報は、予め定められた破棄手順
の内容を識別するための手順識別情報であり、プログラ
ム受信装置は、破棄手順の内容が記述された情報を記憶
する破棄内容記憶部と、送信部から送信されてくる手順
識別情報に基づいて、破棄処理記憶部に記憶されている
破棄手順を選択する選択部とを備え、破棄部は、選択部
によって選択された破棄手順に従い実行プログラムを破
棄する。
【0037】第15の発明は、第1の発明に従属する発
明であって、破棄部は、予め設定されているデフォルト
の破棄手順を記憶するデフォルト手順記憶部と、送信部
から送信されてくる破棄手順情報により示される破棄手
順をプログラム受信装置において実行するか否かを判定
する破棄手順判定部とを含み、破棄手順判定部によって
破棄手順を実行しないと判定された場合、デフォルト手
順記憶部に記憶されているデフォルトの破棄手順に従
い、実行プログラムを破棄する。
【0038】上記第15の発明によれば、プログラム送
信側において適切でない破棄手順情報を設定してしまっ
た場合でも、プログラム受信側において適切に破棄を行
うことができる。例えば、プログラム送信側から送信さ
れた破棄手順情報がプログラム受信装置において実行で
きない場合等であっても、プログラム受信側では実行プ
ログラムを適切に破棄することができる。
【0039】第16の発明は、第1の発明に従属する発
明であって、破棄部は、予め設定されているデフォルト
の破棄手順を記憶するデフォルト手順記憶部と、実行プ
ログラムが送信されてきた場合、破棄手順情報が付随し
て送信されてきたか否かを判定する破棄手順判定部とを
含み、破棄手順判定部によって破棄手順情報が送信され
ていないと判定された場合、デフォルト手順記憶部に記
憶されているデフォルトの破棄手順に従い、実行プログ
ラムを破棄する。
【0040】上記第16の発明によれば、破棄手順情報
が付されていない実行プログラムを受信した場合であっ
ても、プログラム受信側において適切に破棄を行うこと
ができる。
【0041】第17の発明は、プログラム送信装置から
ネットワークを介して配信されてくる実行プログラムを
実行可能なプログラム受信装置であって、実行プログラ
ムと、プログラム受信装置において当該実行プログラム
を破棄する手順に関する破棄手順情報を、プログラム送
信装置から受信する受信部と、受信部によって受信され
た実行プログラムを記憶する実行プログラム記憶部と、
受信部によって受信された破棄手順情報により特定され
る破棄手順に従い、実行プログラム記憶部に記憶されて
いる実行プログラムを破棄する破棄部とを備えている。
【0042】第18の発明は、プログラム受信装置が実
行可能な実行プログラムを、ネットワークを介して当該
プログラム受信装置へ送信するプログラム送信装置であ
って、プログラム送信装置は、プログラム受信装置にお
いて実行されるべき実行プログラムを記憶する実行プロ
グラム記憶部と、プログラム受信装置において実行プロ
グラムを破棄する手順に関する破棄手順情報を記憶する
破棄手順情報記憶部と、実行プログラム記憶部に記憶さ
れている実行プログラムと、破棄手順情報記憶部に記憶
されている破棄手順情報とをプログラム受信装置に対し
て送信する送信部とを備えている。
【0043】第19の発明は、プログラム送信装置から
ネットワークを介してプログラム受信装置へ送信される
プログラムであって、プログラム受信装置のコンピュー
タが実行可能な実行プログラムに付随して送信され、実
行プログラムを破棄するための手順をプログラム受信装
置のコンピュータに実行させる。
【0044】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態に係
るプログラム配信システムの構成を示すブロック図であ
る。図1において、本プログラム配信システムは、プロ
グラム送信装置(サーバ)1と、プログラム受信装置
(端末)3とを備えている。プログラム送信装置1とプ
ログラム受信装置3は、有線または無線のネットワーク
2を介して相互に通信可能である。典型的には、プログ
ラム送信装置1は、プログラム配信サービスを行うプロ
グラム配信サーバであり、プログラム受信装置3は、当
該サービスを利用する端末である。プログラム受信装置
3は、例えば、ユーザが使用するパーソナルコンピュー
タや携帯電話、PDA等である。なお、図1において
は、端末は1つのみであるが、プログラム配信システム
を構成する端末は複数であっても構わない。
【0045】図1において、プログラム送信装置1から
ネットワーク2を介してプログラム受信装置3へ実行プ
ログラムおよび破棄手順情報が送信される。ここで、実
行プログラムとは、プログラム受信装置3において実行
可能なプログラムである。実行プログラムは、プログラ
ム送信装置1からプログラム受信装置3へ配信される。
また、破棄手順情報とは、プログラム受信装置3側にお
いて実行プログラムを破棄するための破棄手順に関する
情報である。プログラム受信装置3は、破棄手順情報に
基づいて、プログラム送信装置1から受信した実行プロ
グラムを破棄する。なお、端末が複数である場合、実行
プログラムおよび破棄手順情報の送信は、複数の端末に
対して同時に行われてもよいし、1つの端末ごとに行わ
れてもよい。
【0046】図1に示すように、プログラム送信装置1
は、所定のプログラムを実行するコンピュータであり、
送信処理部11と、送信側変更部12と、送信側記憶部
13とを備えている。具体的には、プログラム送信装置
1のCPUが所定のプログラム動作(図7参照)を行う
ことによって送信処理部11および送信側変更部12が
実現される。また、送信側記憶部13は、プログラム送
信装置1が有する記憶媒体であってもよいし、プログラ
ム送信装置1がアクセス可能な外部記憶媒体であっても
よい。送信処理部11は、上記した実行プログラムおよ
び破棄手順情報をプログラム受信装置3へ送信する処理
を行う。送信側記憶部13は、実行プログラムや破棄手
順情報等を記憶している。送信側記憶部13において記
憶されている各種情報については後述する。送信側変更
部12は、送信側記憶部13において記憶されている各
種情報の内容について変更を行う。実行プログラムの配
信側であるサービス提供者は、プログラム送信装置が有
する入力装置(図示していない)を用いて、送信側変更
部12に対して各種情報の変更に関する指示を行う。こ
れによって、送信側記憶部13において記憶されている
各種情報の内容を変更することができる。
【0047】プログラム受信装置3は、受信処理部31
と、破棄処理部32と、プログラム実行部33と、受信
側記憶部34と、受信側変更部35とを備えている。受
信処理部31は、プログラム送信装置1から送信されて
くる実行プログラムおよび破棄手順情報を受信する。さ
らに、受信処理部31は、受信した実行プログラムおよ
び破棄手順情報を受信側記憶部34に記憶させる。破棄
処理部32は、受信側記憶部34に記憶されている破棄
手順情報により示される破棄手順に従い、受信側記憶部
34に記憶されている実行プログラムを破棄する。すな
わち、破棄手順は、実行プログラムをプログラム受信装
置3の記憶領域から削除する破棄処理を定義するもので
ある。プログラム実行部33は、受信側記憶部34に記
憶されている実行プログラムを実行する。受信側記憶部
34は、プログラム受信装置3が有する記憶媒体によっ
て構成され、実行プログラムや破棄手順情報等を記憶す
る。受信側記憶部34において記憶されている各種情報
については後述する。受信側変更部35は、プログラム
受信装置が有する入力装置(図示していない)からユー
ザによって入力される指示に従い、受信側記憶部35に
おいて記憶されている各種情報の内容について変更を行
う。これによって、ユーザは、破棄手順情報を所望の内
容に変更することができる。なお、受信処理部31、破
棄処理部32およびプログラム実行部33は、プログラ
ム受信装置3のCPUが所定のプログラム動作(図8〜
図12参照)を実行することによって実現される。
【0048】次に、送信側記憶部13および受信側記憶
部34において記憶される各種情報について説明する。
送信側記憶部13は、実行プログラム記憶領域131
と、破棄手順情報記憶領域132と、関連付け情報記憶
領域133と、送信先情報記憶領域134とを有する。
また、受信側記憶部34は、実行プログラム記憶領域3
41と、破棄手順情報記憶領域342と、関連付け情報
記憶領域343とを有する。実行プログラム記憶領域1
31および341は、プログラム受信装置3が実行可能
な実行プログラムを記憶するための領域である。破棄手
順情報記憶領域132および342は、実行プログラム
の破棄するための破棄手順を示す破棄手順情報を記憶す
るための領域である。破棄手順情報の具体例は、図2お
よび図3において示されている。関連付け情報記憶領域
133および343は、関連付け情報を記憶するための
領域である。関連付け情報とは、実行プログラムと、当
該実行プログラムを破棄するために用いられる破棄手順
情報とを対応付ける情報である。関連付け情報の具体例
は、図4において示されている。送信先情報記憶領域1
34は、送信先情報を記憶するための領域である。送信
先情報とは、実行プログラムと、当該実行プログラムを
送信する対象となる端末とを対応付ける情報である。プ
ログラム送信装置1は、送信先情報に基づいて、端末に
送信すべき実行プログラムを決定したり、実行プログラ
ムを送信すべき端末を決定する。送信先情報の具体例
は、図5において示されている。
【0049】図2は、本実施形態における破棄手順情報
の一覧の例を示す図である。図2において破棄手順情報
は、破棄条件と、判定条件と、識別情報と、パラメータ
情報を含んでいる。破棄条件とは、破棄手順を定義する
ものであり、実行プログラムを破棄する条件を示すもの
である。破棄条件としては、例えば、実行プログラムを
受信してからの経過期間に関する条件や、実行プログラ
ムの実行回数に関する条件が考えられる。その他、破棄
条件は、ユーザの許可を得たことであってもよい。判定
条件は、破棄条件を満たすか否かを判定する条件を示す
ものである。判定条件としては、例えば、「1日1回」
のように、所定の時間間隔で判定を行うことを条件とす
るものや、「実行プログラム実行直後」および「実行プ
ログラム終了後」のように、所定のタイミングで判定を
行うことを条件とするもの等が考えられる。判定条件が
「1日1回」である場合、プログラム受信装置3は、破
棄条件が満たされるか否かを、1日につき1回判定す
る。また、判定条件が「実行プログラム実行直後」であ
る場合、プログラム受信装置3は、破棄条件が満たされ
るか否かを、実行プログラムを起動した後に判定する。
本実施形態において、実行プログラムの破棄手順は、破
棄条件および判定条件によって表現される。すなわち、
破棄条件および判定条件は、破棄手順の内容を示す情報
である。識別情報は、破棄手順の内容を識別するための
情報である。従って、識別情報は、破棄条件および判定
条件の組と1対1に対応付けられる。パラメータ情報
は、破棄条件に関するパラメータに関する情報である。
図2においては、パラメータ情報は、破棄条件において
設定する必要があるパラメータの数およびパラメータの
種類(例えば、整数)を示している。また、パラメータ
は、破棄条件に関するパラメータであり、具体的には、
破棄条件が経過期間に関する場合における期間を示す数
値や、破棄条件が回数に関する場合における回数を示す
数値である。
【0050】図2において、識別情報が「a」である破
棄手順の破棄条件は、実行プログラムがプログラム受信
装置3にダウンロードされてから所定期間が経過した場
合に、実行プログラムを破棄することを示す。この場
合、ダウンロードされてからの経過期間を監視する必要
があるので、定期的に判定を行う条件が判定条件として
設定される。識別情報が「b」である破棄手順は、指定
回数の実行後には不要になるような種類の実行プログラ
ムに適している。識別情報が「c」である破棄手順で
は、プログラム受信装置3側で自動的に(ユーザによる
確認なしに)実行プログラムが破棄されることがない。
従って、ユーザの知らないうちに実行プログラムが破棄
されていることがないので、実行プログラムが有料のコ
ンテンツである場合に適している。なお、本実施形態で
は、識別情報が「Z」である破棄手順を、デフォルトの
破棄手順とする。すなわち、本実施形態におけるデフォ
ルトの破棄手順は、ユーザの指示によって実行プログラ
ムを破棄するか否かを判定し、ユーザが許可する場合に
実行プログラムを破棄するというものである。
【0051】なお、本実施形態においては、プログラム
送信装置1からプログラム受信装置3へ送信される破棄
手順情報は、次に説明する2つの形態が考えられる。す
なわち、破棄手順情報は、破棄手順をプログラム受信装
置3に実行させるためのプログラム(以下、「破棄プロ
グラム」と呼ぶ。)自体であるか、または、破棄手順の
内容を記述した破棄手順情報を識別するための識別情報
のいずれかである。破棄手順情報が破棄プログラムであ
る場合、プログラム送信装置1からプログラム受信装置
3へ破棄プログラムが送信される。破棄プログラムは、
実行プログラムに付随して送信される。また、破棄プロ
グラムは、実行プログラムを破棄するための手順をプロ
グラム受信装置に実行させる。すなわち、実行プログラ
ムの破棄処理は、プログラム送信装置1から受信した破
棄プログラムをプログラム受信装置3が実行することに
よって行われる。破棄プログラムは、例えばJava
(R)プログラムのような、破棄手順を実行するプログ
ラム受信装置3のアーキテクチャに依存しないプログラ
ムであることが好ましい。また、破棄プログラムは、判
定条件に関する判定を行うためのプログラムと、破棄条
件に関する判定を行うためのプログラムとが別個であっ
ても構わない。
【0052】また、破棄手順情報が識別情報である場
合、プログラム送信装置1からプログラム受信装置3へ
識別情報が送信される。このとき、プログラム受信装置
3は破棄処理用のプログラムと破棄手順情報とを予め保
持している。識別情報によって特定される破棄手順情報
を破棄処理用のプログラムの実行時に参照することによ
って、実行プログラムの破棄処理が行われる。なお、本
実施形態では、識別情報およびパラメータの値が、プロ
グラム送信装置1からプログラム受信装置3へ送信され
る。ここで、他の実施形態においては、パラメータの値
は判定条件とともにプログラム受信装置3側で記憶され
ており、プログラム受信装置3は識別情報のみを受信す
る形態であってもよい。
【0053】なお、受信側記憶部34の破棄手順情報記
憶領域342に記憶される破棄手順情報は、プログラム
送信装置1から新たな破棄手順情報を受信することによ
って追加される。図3は、図2に示す状態から破棄手順
情報が追加された場合における破棄手順情報の一覧を示
す図である。図3においては、識別情報が「d」である
破棄手順情報が追加されている。
【0054】図4は、関連付け情報の一例を示す図であ
る。関連付け情報は、実行プログラムと、当該実行プロ
グラムに対する破棄手順情報とを対応付ける情報であ
る。本実施形態において、関連付け情報は、3つのフィ
ールドをもつセルからなるリスト構造である。1つ目の
フィールド(例えば、フィールド41)は、実行プログ
ラムを特定する情報が入る。実行プログラムを特定する
情報とは、例えば、実行プログラムが記憶されている位
置を示すアドレス情報や、実行プログラムの名称の情報
等である。2つ目のフィールド(例えば、フィールド4
2)は、破棄手順情報が設定される。図4の例では、識
別情報と、必要な場合にはパラメータとが設定されてい
る。図4の例では、フィールド42により示される破棄
手順情報は、識別情報が「a」であり、パラメータが
「10日」である。従って、図2を参照すると、当該破
棄手順情報は、実行プログラム44がプログラム受信装
置3へ送信された場合、プログラム受信装置3が受信し
てから10日目に破棄されることを示す。なお、2つ目
のフィールドには、何も設定されない場合があってもよ
い(図4に示す「null」)。これは、1つ目のフィ
ールドにより示される実行プログラムについて対応する
破棄手順情報がないことを意味する。3つ目のフィール
ド(例えば、フィールド43)は、次のセルへの参照情
報が入る。
【0055】なお、破棄手順情報を表現するための2つ
目のフィールドには、複数の破棄手順および優先度が設
定されてもよい。図5は、図4に示す関連付け情報につ
いて拡張された関連付け情報の2つ目のフィールドの一
例を示す図である。この2つ目のフィールドには、複数
の破棄手順情報が設定可能で、かつ破棄手順情報の優先
度が設定可能である。優先度とは、1つの実行プログラ
ムに対して複数個の破棄手順情報が設定されている場合
に、どの破棄手順情報を優先的に用いるかを示すもので
ある。図5の例では、識別情報がそれぞれ、「a」、
「b」、「c」である3つの破棄手順情報が設定されて
いる。また、識別情報が「a」である破棄手順情報の優
先度は、「1」であり、識別情報が「b」である破棄手
順情報の優先度は、「0」であり、識別情報が「c」で
ある破棄手順情報の優先度は、「1」である。ここで、
優先度が「1」である破棄手順情報の方が、優先度が高
いことを示すものとする。このとき、プログラム受信装
置3は、識別情報が「a」である破棄手順情報または識
別情報が「c」である破棄手順情報を優先的に選択し
て、破棄処理を行う。なお、本実施形態において、優先
度が同じである破棄手順情報が2つある場合、および、
優先度が設定されていない場合は、用いるべき破棄手順
情報はユーザによって決定される。なお、他の実施形態
においては、プログラム受信装置3において予め定めら
れた基準に従い、破棄手順情報が決定されてもよい。
【0056】図6は、本実施形態における送信先情報の
一例を示す図である。図6においては、端末の種別と、
実行プログラムとが対応付けられている。例えば、実行
プログラムAは、全ての種別の端末に対して送信される
ことを示す。また、種別(1)の端末には、実行プログ
ラムBおよびCが送信されることを示す。なお、端末の
種別とは、例えば、端末の機種や、端末のユーザにより
区別されるグループ等である。
【0057】次に、本実施形態に係るプログラム配信シ
ステムの動作を説明する。図7は、本実施形態に係るプ
ログラム送信装置1における実行プログラムの送信処理
の流れを示すフローチャートである。まず、送信処理部
11は、送信対象となる端末を決定する(ステップS1
1)。ステップS11において、送信対象となる端末
は、典型的には、プログラム送信装置1に対して実行プ
ログラムの送信要求があった端末や、プログラム送信装
置1を管理するプログラム配信事業者によって指定され
た端末に決定されるが、端末の決定の方法はどのような
方法であっても構わない。なお、ステップS11におい
て、送信処理部11は、送信対象となる端末に関する情
報を取得する。端末に関する情報とは、例えば、ネット
ワーク識別情報や、端末の端末種別を特定するものであ
る。なお、端末に関する情報の他に、プログラム送信装
置1は、端末が要求する実行プログラムを示す情報を取
得してもよい。本実施形態では、プログラム受信装置3
から端末種別(図6参照)が取得されるものとする。
【0058】次に、送信処理部11は、ステップS11
において取得したプログラム受信装置3の端末種別の情
報に基づき、プログラム受信装置3が実行プログラムの
配信対象であるか否かを判定する(ステップS12)。
ステップS12の判定は、送信側記憶部34に記憶され
ている送信先情報を用いて行われる。すなわち、ステッ
プS11において取得された端末種別が送信先情報に含
まれていれば、プログラム受信装置3は配信対象である
と判定される。一方、ステップS11において取得され
た端末種別が送信先情報に含まれていなければ、プログ
ラム受信装置3は配信対象でないと判定される。ステッ
プS12の判定において、プログラム受信装置3が配信
対象でない場合、送信処理部11は、実行プログラムの
送信処理を終了する。このとき、実行プログラムはプロ
グラム受信装置3へ送信されない。
【0059】一方、ステップS12の判定において、プ
ログラム受信装置3が配信対象である場合、送信処理部
11は、プログラム受信装置3へ送信すべき実行プログ
ラムを決定する(ステップS13)。実行プログラムの
決定には、送信側記憶部34に記憶されている送信先情
報が用いられる。図6を例にとって説明すると、ステッ
プS11で取得された端末種別が端末種別(2)である
場合、送信すべき実行プログラムは実行プログラムDに
決定される。
【0060】ステップS13の次に、送信処理部11
は、送信側記憶部34に記憶されている関連付け情報に
基づいて、送信すべき実行プログラムに対応する破棄手
順情報を決定する(ステップS14)。最後に、送信処
理部11は、ステップS13において決定された実行プ
ログラムと、ステップS14において決定された破棄手
順情報とをプログラム受信装置3に送信し(ステップS
15)、実行プログラムの送信処理を終了する。なお、
ステップS15において送信される実行プログラムおよ
び破棄手順情報は、送信側記憶部34において記憶され
ている。
【0061】図8は、本実施形態に係るプログラム受信
装置3における実行プログラムの受信処理の流れを示す
フローチャートである。まず、受信処理部31は、プロ
グラム送信装置1から送信されてくる実行プログラムお
よび破棄手順情報を受信する(ステップS21)。な
お、以下では、識別情報が「a」である破棄手順情報
(図3参照)が受信された場合を例として説明する。
【0062】ステップS21の次に、破棄手順決定処理
が行われる(ステップS22)。上述のように、プログ
ラム送信装置1から送信されてくる破棄手順情報は、1
つの実行プログラムに対して複数送信されてくる場合も
ある。破棄手順決定処理は、複数の破棄手順情報の中か
ら、破棄処理に用いるための破棄手順情報を決定するた
めの処理である。以下、破棄手順決定処理の詳細を説明
する。
【0063】図9は、図8のステップS22の詳細を示
すフローチャートである。まず、受信処理部31は、ス
テップS21において受信した破棄手順情報が適切であ
るか否かについて判定する(ステップS31)。「受信
した破棄手順情報が適切でない」とは、実行プログラム
に対応する破棄手順情報がプログラム送信装置1側で設
定されていない場合(プログラム送信装置1から実行プ
ログラムのみが送信されてくる場合)の他、送信されて
きた破棄手順情報がプログラム受信装置3において使用
不可能である場合である。プログラム受信装置3におい
て使用不可能な破棄手順情報とは、例えば、プログラム
受信装置3において動作しない破棄プログラムや、特定
される破棄手順がプログラム受信装置3において記憶さ
れていない識別情報である。
【0064】ステップS31において、破棄手順情報が
適切でない場合、破棄手順情報は、プログラム受信装置
3で予め定められているデフォルトの破棄手順情報に決
定され(ステップS32)、破棄手順決定処理が終了す
る。一方、破棄手順情報が適切である場合、受信処理部
31は、複数の破棄手順情報を受信したかどうか判定す
る(ステップS33)。
【0065】ステップS33の判定において、複数の破
棄手順情報を受信していない場合、すなわち、受信した
破棄手順情報が1つの場合、破棄手順情報は、ステップ
S21において受信した破棄手順情報に決定され(ステ
ップS34)、破棄手順決定処理が終了する。一方、ス
テップS33の判定において、複数の破棄手順情報を受
信した場合、受信処理部31は、破棄手順情報に優先度
が設定されているか否かを判定する(ステップS3
5)。
【0066】ステップS35の判定において、優先度が
設定されている場合、破棄手順情報は、優先度に従って
決定され(ステップS36)、破棄手順決定処理が終了
する。一方、優先度が設定されていない場合、破棄手順
情報は、ユーザが選択することによって決定される(ス
テップS37)。このとき、ユーザは、プログラム受信
装置3が有する入力装置(図示していない)によって選
択指示を行う。受信処理部31は、ユーザによって入力
された選択指示に従って破棄手順情報を決定する。な
お、ステップS37においては、受信処理部31は、ユ
ーザによる選択指示に従い破棄手順情報を決定する他
に、プログラム受信装置3において予め定められている
基準に基づいて破棄手順情報を決定してもよい。以上の
破棄手順決定処理によって、破棄処理に用いる破棄手順
情報が決定される。
【0067】図8の説明に戻り、ステップS22の次
に、受信処理部31は、ステップS21において受信し
た実行プログラムと、ステップS22において決定され
た破棄手順情報とを受信側記憶部34に記憶させる(ス
テップS23)。実行プログラムは、実行プログラム記
憶領域341に記憶される。破棄手順情報は、破棄手順
情報記憶領域342に記憶される。上記の例では、破棄
手順情報として、識別情報が「a」である破棄手順情報
(図3参照)が記憶される。なお、ステップS23にお
いて、受信処理部31は、関連付け情報記憶領域343
に記憶されている関連付け情報に、ステップS21にお
いて受信した実行プログラムと、ステップS22におい
て決定された破棄手順情報とを対応付けて新たに記憶さ
せる。なお、関連付け情報は、配信プログラムに基づい
て、関連付けられた破棄手順が取り出せるならば、どん
な構造でもよい。例えば、プログラム送信装置における
関連付け情報(図5参照)と同じ構造が考えられる。
【0068】ステップS23の次に、実行プログラム破
棄処理が行われる(ステップS24)。実行プログラム
破棄処理は、実行プログラムを破棄するか否かについて
の判定および、破棄条件が満たされる場合には実行プロ
グラムの破棄を行う処理である。以下、実行プログラム
破棄処理の詳細を説明する。
【0069】図10は、図8のステップS24の詳細を
示すフローチャートである。まず、破棄処理部32は、
ステップS14において記憶された破棄手順情報により
示される判定条件に基づいて、判定条件が満たされるま
で待機する(ステップS41)。上記の例では、判定条
件は、1日につき1回の判定を行うという定期的な起動
である。従って、例えば毎日10時に判定を行うとする
と、破棄処理部32は、毎日10時になるまで待機す
る。そして、ステップS41において判定条件が満たさ
れる(10時になる)と、破棄処理部32は、次のステ
ップへ進み、破棄条件が満たされるか否かを判定する
(ステップS42)。上記の例では、破棄条件は、実行
プログラムを受信してから10日経過したことである。
【0070】なお、破棄手順情報に判定条件が含まれて
いない場合、ステップS41においては、予め定められ
たデフォルトの判定条件(例えば、図2に示す識別情報
「Z」の破棄手順情報)に従ってもよいし、ユーザによ
る実行指示に応じてステップS42に進むようにしても
よい。
【0071】なお、ユーザの許可を得ることを条件に含
む破棄条件である場合、破棄処理部32は、ステップS
42において、ユーザの許可を受け付ける。図11は、
ステップS42における破棄確認のポップアップ表示の
一例を示す図である。ステップS42において、破棄処
理部32は、プログラム受信装置3の表示装置(図示し
ていない。)の画面5に例えば図11に示すポップアッ
プを表示させ、ユーザに対して確認を促す。これに対し
てユーザは、プログラム受信装置3の入力装置(図示し
ていない。)を用いて、破棄に対して許可するかまたは
許可しないかを指示する。破棄処理部32は、ユーザか
ら許可する旨の指示があった場合、破棄条件が満たされ
たと判断する。一方、ユーザから許可しない旨の指示が
あった場合、破棄処理部32は、破棄条件が満たされな
いと判断する。
【0072】ステップS42において、破棄条件が満た
されないと判定された場合、破棄処理部32は、ステッ
プS41の処理に戻る。すなわち、判定条件が満たされ
るまで待機する。一方、ステップS42において、破棄
条件が満たされたと判定された場合、破棄処理部32
は、破棄実行処理を行う(ステップS43)。破棄実行
処理は、受信側記憶部34に記憶されている実行プログ
ラムの破棄を実行する処理である。以下、破棄実行処理
の詳細を説明する。
【0073】図12は、図10のステップS43の詳細
を示すフローチャートである。まず、破棄処理部32
は、ステップS42において条件を満たすと判定された
破棄条件を含む破棄手順情報が破棄プログラムであるか
否かを判定する(ステップS51)。破棄手順情報が破
棄プログラムである場合、当該破棄プログラムがプログ
ラム受信装置3において実行されることによって、実行
プログラムが破棄され(ステップS52)、破棄実行処
理が終了する。一方、破棄手順情報が破棄プログラムで
ない場合、すなわち、破棄手順情報が識別情報(および
パラメータの値)である場合、破棄処理部32は、識別
情報を参照することによって、受信側記憶部34の破棄
手順情報格納領域に格納されている破棄手順の内、当該
識別情報により示される破棄手順を選択する(ステップ
S53)。さらに、選択した破棄手順に従って実行プロ
グラムを破棄する。ステップS53の後、破棄処理部3
2は、破棄実行処理を終了する。以上によって、実行プ
ログラムの破棄が行われ、プログラム受信装置3におけ
るプログラム受信処理が完了する。
【0074】なお、以上においては、破棄プログラム
は、実行プログラムの破棄のみを行うプログラムであっ
たが、他の実施形態においては、ステップS24の破棄
処理を行うものであってもよい。すなわち、破棄プログ
ラムが実行されることによって、ステップS41〜S4
3およびステップS51〜S53の処理が行われてもよ
い。なお、この場合、ステップS51の判定は必ず肯定
となるので、ステップS43の破棄実行処理において、
ステップS51の処理を行わなくともよい。
【0075】以上のように、本実施形態によれば、実行
プログラムの性質に合致した破棄手順によって、プログ
ラムの破棄を行うことが可能となる。また、実行プログ
ラムの配信側で実行プログラムに応じて破棄条件を自由
に変更可能であるので、実行プログラムの管理を容易に
行うことができる。さらに、プログラム受信側において
使用不可能な、または使用されない実行プログラムを自
動的に破棄することができるので、不要な配信プログラ
ムによる記憶領域の圧迫を防ぐことが可能となる。
【0076】次に、本実施形態の応用例について説明す
る。図13は、本実施形態に係るプログラム配信システ
ムの応用例の概要を説明する図である。図13におい
て、プログラム送信装置1とプログラム受信装置3とは
無線によって通信可能である。従って、実行プログラム
および破棄手順情報はプログラム送信装置1からプログ
ラム受信装置3へ無線によって送信される。また、領域
6は、プログラム送信装置1が通信可能な地域である。
領域6は、例えば、いわゆるホットスポットのような地
域(空間)である。プログラム受信装置3が領域6内に
存在する場合、プログラム受信装置3は、プログラム送
信装置1から実行プログラムおよび破棄手順情報を受信
することができる。以上のようなシステムにおける通信
形態の具体例としては、例えば、bluetoothを
用いた近距離無線通信や無線LANによる通信、携帯電
話(プログラム受信装置3に対応)と基地局(プログラ
ム送信装置1に対応)との通信等が考えられる。
【0077】図13に示すシステムにおいて、プログラ
ム送信装置1は、領域6内に進入してきたプログラム受
信装置3に対して、実行プログラムおよび破棄手順情報
を送信する。ここで送信される実行プログラムは、領域
6内において実行されることを前提としたプログラムで
ある。例えば、博物館に入ったユーザに対して博物館の
案内用のアプリケーション(プログラム)や、商業施設
に入ったユーザに対して施設内の地図を見るためのアプ
リケーションである。また、実行プログラムは、領域6
内においてのみ実行可能なものであってもよい。例え
ば、プログラム実行中にプログラム送信装置1と通信を
行うものであってもよい。また、例えば、プログラム受
信装置3が領域6から退出すると、ネットワーク異常に
よって強制的に終了するものであってもよい。このよう
な実行プログラムにおいては、プログラム受信装置3
は、プログラム送信装置1との通信が不可能となると、
ネットワーク異常と判断する。
【0078】また、プログラム送信装置1から送信され
る破棄手順情報は、プログラム受信装置3が領域6内に
存在しないことを条件に含む。すなわち、プログラム受
信装置3が領域6内に進入した場合に送信されてくる実
行プログラムは、領域6から退出する場合に破棄され
る。なお、プログラム受信装置3が領域6から出ると、
プログラムの実行が終了されるような実行プログラムで
ある場合、プログラム受信装置3が領域6内に存在しな
いか否かは、実行プログラムが終了したか否かによって
判定することができる。また、プログラム受信装置3が
例えばGPSのような、自機の位置を検出する機能を有
している場合には、プログラム受信装置3が領域6内に
存在しないか否かは、自機の位置に基づいて判定するこ
とができる。この場合、プログラム受信装置3が地図デ
ータをさらに有しており、地図データと自機の位置に基
づいて判定することも可能である。
【0079】以上によって、領域6内において実行され
ることを前提とした実行プログラムを効果的に破棄する
ことができる。つまり、実行プログラムは、上述のよう
に領域6内において実行されることを前提とするもので
ある。このような実行プログラムが領域6から退出した
後も記憶されていることによって、プログラム受信装置
3の記憶領域を無駄にすることとなる。しかし、破棄条
件を「プログラム受信装置3が領域6内に存在しないこ
と」とすることによって、プログラム受信装置3の記憶
領域を無駄にすることがない。
【0080】なお、プログラム受信装置3が領域6から
出ると、プログラムの実行が終了されるような実行プロ
グラムである場合には、プログラム送信装置1から送信
される破棄手順情報は、「実行プログラムの終了時に、
破棄するか否かの判定を行う」とする判定条件を含むこ
とが好ましい。これによれば、実行プログラムの終了
時、すなわち、プログラム受信装置3が領域6から退出
した時に、当該実行プログラムを破棄するか否かの判定
が行われることとなる。さらに、破棄条件は、「プログ
ラム受信装置3が領域6内に存在しないこと」であるの
で、実行プログラムは破棄される。以上より、実行プロ
グラムは、領域6から退出するとすぐに破棄されること
となる。この場合、不要になった実行プログラムをすぐ
に破棄することとなるので、プログラム受信装置3の記
憶領域を非常に効率的に利用することができる。
【0081】以上のように、特定の領域においてのみ実
行することを前提とした実行プログラムが配信されるシ
ステムにおいては、本発明に係るプログラム配信システ
ムを適用することが非常に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るプログラム配信シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図2】本実施形態における破棄手順情報の一覧の例を
示す図である。
【図3】図2に示す状態から破棄手順情報が追加された
場合における破棄手順情報の一覧を示す図である。
【図4】関連付け情報の一例を示す図である。
【図5】図4に示す関連付け情報について拡張された2
つ目のフィールドの一例を示す図である。
【図6】本実施形態における送信先情報の一例を示す図
である。
【図7】本実施形態に係るプログラム送信装置1におけ
る実行プログラムの送信処理の流れを示すフローチャー
トである。
【図8】本実施形態に係るプログラム受信装置3におけ
る実行プログラムの受信処理の流れを示すフローチャー
トである。
【図9】図8のステップS22の詳細を示すフローチャ
ートである。
【図10】図8のステップS24の詳細を示すフローチ
ャートである。
【図11】図10のステップS42における破棄確認の
ポップアップ表示の一例を示す図である。
【図12】図10のステップS43の詳細を示すフロー
チャートである。
【図13】本実施形態に係るプログラム配信システムの
応用例の概要を説明する図である。
【符号の説明】
1 プログラム送信装置 2 ネットワーク 3 プログラム受信装置 11 送信処理部 12 送信側変更部 13 送信側記憶部 31 受信処理部 32 破棄処理部 33 プログラム実行部 34 受信側記憶部 35 受信側変更部

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラム受信装置が実行可能な実行プ
    ログラムを、プログラム送信装置からネットワークを介
    して当該プログラム受信装置へ配信するプログラム配信
    システムであって、 前記プログラム送信装置は、 実行プログラムと、前記プログラム受信装置において当
    該実行プログラムを破棄する手順に関する破棄手順情報
    とを前記プログラム受信装置へ送信する送信部を備え、 前記プログラム受信装置は、 前記送信部から送信されてくる実行プログラムを記憶す
    る実行プログラム記憶部と、 前記送信部から送信されてくる破棄手順情報により特定
    される破棄手順に従い、前記実行プログラム記憶部に記
    憶されている実行プログラムを破棄する破棄部とを備え
    る、プログラム配信システム。
  2. 【請求項2】 前記破棄手順情報は、実行プログラムを
    破棄する条件を示す破棄条件を含み、 前記破棄部は、 前記実行プログラム記憶部に記憶されている実行プログ
    ラムについて、破棄手順情報に含まれている破棄条件が
    満たされるか否かを判定する破棄判定部と、 前記破棄判定部によって破棄条件が満たされると判定さ
    れる場合、前記実行プログラム記憶部に記憶されている
    実行プログラムの破棄を実行する破棄実行部とを含む、
    請求項1に記載のプログラム配信システム。
  3. 【請求項3】 前記送信部は、前記プログラム送信装置
    との無線通信が可能な所定の領域内に進入したプログラ
    ム受信装置に対して、実行プログラムおよび破棄手順情
    報を無線によって送信し、 当該プログラム受信装置に対して送信される破棄手順情
    報に含まれる破棄条件は、前記プログラム受信装置が前
    記所定の領域内に存在しないことであることを特徴とす
    る、請求項2に記載のプログラム配信システム。
  4. 【請求項4】 前記実行プログラムは、前記プログラム
    受信装置が前記所定の領域から出ると、プログラムの実
    行が終了され、 前記破棄判定部は、前記プログラム受信装置が前記所定
    の領域内に存在しないことを、当該実行プログラムが終
    了したか否かによって判定する、請求項3に記載のプロ
    グラム配信システム。
  5. 【請求項5】 破棄手順情報は、破棄条件が満たされる
    か否かを判定するための条件である判定条件をさらに含
    み、 前記破棄判定部は、破棄手順情報に含まれる判定条件が
    満たされた場合に、破棄条件が満たされるか否かを判定
    する、請求項2に記載のプログラム配信システム。
  6. 【請求項6】 前記プログラム受信装置は、前記実行プ
    ログラム記憶部に記憶されている実行プログラムを実行
    するプログラム実行部をさらに備え、 前記判定条件は、前記プログラム実行部が実行プログラ
    ムを実行するタイミングに関連する条件を含む、請求項
    5に記載のプログラム配信システム。
  7. 【請求項7】 前記判定条件は、前記プログラム実行部
    によって実行プログラムが起動されることを条件に含
    む、請求項6に記載のプログラム配信システム。
  8. 【請求項8】 前記判定条件は、前記プログラム実行部
    による実行プログラムの実行が終了したことを条件に含
    む、請求項6に記載のプログラム配信システム。
  9. 【請求項9】 前記破棄判定部は、前記破棄条件が満た
    されたか否かを所定の時間間隔で判定する、請求項5に
    記載のプログラム配信システム。
  10. 【請求項10】 前記破棄条件は、前記送信部から送信
    されてくる実行プログラムが前記プログラム受信装置に
    受信されてからの経過時間に関する条件を含む、請求項
    2に記載のプログラム配信システム。
  11. 【請求項11】 前記破棄条件は、前記送信部から送信
    されてくる実行プログラムが前記プログラム受信装置に
    おいて実行された回数に関する条件を含む、請求項2に
    記載のプログラム配信システム。
  12. 【請求項12】 前記破棄条件は、実行プログラムの破
    棄に対してユーザの許可があったことを少なくとも条件
    に含み、 前記破棄判定部は、前記破棄実行部による実行プログラ
    ムの破棄実行前にユーザの許可を受け付け、受け付けた
    結果に基づいて、破棄条件が満たされるか否かを判定す
    る、請求項2に記載のプログラム配信システム。
  13. 【請求項13】 前記破棄手順情報は、破棄手順を前記
    プログラム受信装置に実行させるための破棄プログラム
    であり、 前記破棄部は、破棄プログラムを実行することによって
    実行プログラムを破棄する、請求項1に記載のプログラ
    ム配信システム。
  14. 【請求項14】 破棄手順情報は、予め定められた破棄
    手順の内容を識別するための手順識別情報であり、 前記プログラム受信装置は、 破棄手順の内容が記述された情報を記憶する破棄内容記
    憶部と、 前記送信部から送信されてくる手順識別情報に基づい
    て、前記破棄処理記憶部に記憶されている破棄手順を選
    択する選択部とを備え、 前記破棄部は、前記選択部によって選択された破棄手順
    に従い実行プログラムを破棄する、請求項1に記載のプ
    ログラム配信システム。
  15. 【請求項15】 前記破棄部は、 予め設定されているデフォルトの破棄手順を記憶するデ
    フォルト手順記憶部と、 前記送信部から送信されてくる破棄手順情報により示さ
    れる破棄手順を前記プログラム受信装置において実行す
    るか否かを判定する破棄手順判定部とを含み、 前記破棄手順判定部によって破棄手順を実行しないと判
    定された場合、前記デフォルト手順記憶部に記憶されて
    いるデフォルトの破棄手順に従い、実行プログラムを破
    棄する、請求項1に記載のプログラム配信システム。
  16. 【請求項16】 前記破棄部は、 予め設定されているデフォルトの破棄手順を記憶するデ
    フォルト手順記憶部と、 実行プログラムが送信されてきた場合、破棄手順情報が
    付随して送信されてきたか否かを判定する破棄手順判定
    部とを含み、 前記破棄手順判定部によって破棄手順情報が送信されて
    いないと判定された場合、前記デフォルト手順記憶部に
    記憶されているデフォルトの破棄手順に従い、実行プロ
    グラムを破棄する、請求項1に記載のプログラム配信シ
    ステム。
  17. 【請求項17】 プログラム送信装置からネットワーク
    を介して配信されてくる実行プログラムを実行可能なプ
    ログラム受信装置であって、 実行プログラムと、前記プログラム受信装置において当
    該実行プログラムを破棄する手順に関する破棄手順情報
    を、前記プログラム送信装置から受信する受信部と、 前記受信部によって受信された実行プログラムを記憶す
    る実行プログラム記憶部と、 前記受信部によって受信された破棄手順情報により特定
    される破棄手順に従い、前記実行プログラム記憶部に記
    憶されている実行プログラムを破棄する破棄部とを備え
    る、プログラム受信装置。
  18. 【請求項18】 プログラム受信装置が実行可能な実行
    プログラムを、ネットワークを介して当該プログラム受
    信装置へ送信するプログラム送信装置であって、 前記プログラム送信装置は、 前記プログラム受信装置において実行されるべき実行プ
    ログラムを記憶する実行プログラム記憶部と、 前記プログラム受信装置において実行プログラムを破棄
    する手順に関する破棄手順情報を記憶する破棄手順情報
    記憶部と、 実行プログラム記憶部に記憶されている実行プログラム
    と、前記破棄手順情報記憶部に記憶されている破棄手順
    情報とを前記プログラム受信装置に対して送信する送信
    部とを備える、プログラム送信装置。
  19. 【請求項19】 プログラム送信装置からネットワーク
    を介してプログラム受信装置へ送信されるプログラムで
    あって、 前記プログラム受信装置のコンピュータが実行可能な実
    行プログラムに付随して送信され、 当該実行プログラムを破棄するための手順を前記プログ
    ラム受信装置のコンピュータに実行させる、プログラ
    ム。
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