JP2004347192A - 給湯機の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】給湯流量を検出する給湯流量センサ4と、供給された水を熱交換する熱交換器3と、前記熱交換器3から浴槽に注湯する注湯電磁弁6と、前記注湯電磁弁6を介して浴槽側に流れる流量を検出する注湯流量センサ5と、前記給湯流量センサ4の信号から給湯流量を求める給湯流量検出手段9と、前記注湯流量センサ5の信号から注湯流量を求める注湯流量検出手段10と、前記給湯流量検出手段9と注湯流量検出手段10から給湯栓の使用状態を検出する給湯使用検出手段11と、前記給湯使用検出手段11により給湯栓が使用している場合は前記注湯電磁弁6を閉じ給湯栓の使用が終了するまで浴槽への注湯を待機する注湯待機判定手段18を備えた構成としてある。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は家庭用給湯機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、風呂給湯機では、浴槽に湯を張る際に、給湯栓を使用したか否かの判断は、給湯機の出口側に給湯水流スイッチを設け、給湯水流スイッチのオン判定により検出していた(例えば特許文献1参照)。
【0003】
また、給湯流量と注湯流量の差から給湯栓を使用したこと検知し、浴槽への注湯は継続している(例えば特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平07−35408号公報
【特許文献2】
特開平07−167491号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の方法では、給湯水流スイッチは給湯栓使用時に流れる流量の圧損を増やす抵抗となり、給湯栓使用時の流量を制限してしまうという課題があった。
【0006】
また、給湯栓側と浴槽側双方に湯を使用するため給湯側の流量が減少してしまい給湯側の使い勝手が悪いという課題があった。
【0007】
本発明は上記課題を解決するもので、給湯水流スイッチをなくし、給湯栓使用時に流れる流量を増やすと共に、浴槽に湯を張る際に、給湯栓を使用したか否かの判断により浴槽への注湯を待機し、給湯側の使い勝手をよくすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明の給湯機の制御装置は、給湯流量を検出する給湯流量センサと、供給された水を熱交換する熱交換器と、前記熱交換器から浴槽に注湯する注湯電磁弁と、前記注湯電磁弁を介して浴槽側に流れる流量を検出する注湯流量センサと、前記給湯流量センサの信号から給湯流量を求める給湯流量検出手段と、前記注湯流量センサの信号から注湯流量を求める注湯流量検出手段と、前記給湯流量検出手段と注湯流量検出手段から給湯栓の使用状態を検出する給湯使用検出手段と、前記給湯使用検出手段により給湯栓が使用している場合は前記注湯電磁弁を閉じ給湯栓の使用が終了するまで浴槽への注湯を待機する注湯待機判定手段を備えた構成としてある。
【0009】
上記発明によれば、給湯栓使用時に流れる流量を増やすと共に、浴槽に湯を張る際に、給湯栓を使用したか否かの判断により浴槽への注湯を待機し、給湯側の使い勝手をよくすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
請求項1記載の発明は、給湯流量を検出する給湯流量センサと、供給された水を熱交換する熱交換器と、前記熱交換器から浴槽に注湯する注湯電磁弁と、前記注湯電磁弁を介して浴槽側に流れる流量を検出する注湯流量センサと、前記給湯流量センサの信号から給湯流量を求める給湯流量検出手段と、前記注湯流量センサの信号から注湯流量を求める注湯流量検出手段と、前記給湯流量検出手段と注湯流量検出手段から給湯栓の使用状態を検出する給湯使用検出手段と、前記給湯使用検出手段により給湯栓が使用している場合は前記注湯電磁弁を閉じ給湯栓の使用が終了するまで浴槽への注湯を待機する注湯待機判定手段を備えたことを特徴とするものである。
【0011】
また、請求項2記載の発明は、給湯流量検出手段により求めた給湯流量が所定量以内に安定しているか否かを判定する給湯流量安定判定手段を備えたことを特徴とするものである。
【0012】
また、請求項3記載の発明は、給湯流量検出手段により求めた給湯流量が所定量以上流れているか否かを判定する給湯流量所定量判定手段を備えたことを特徴とするものである。
【0013】
また、請求項4記載の発明は、注湯流量検出手段により求めた注湯流量が所定量以内に安定しているか否かを判定する注湯流量安定判定手段を備えたことを特徴とするものである。
【0014】
また、請求項5記載の発明は、注湯流量検出手段により求めた注湯流量が所定量以上流れているか否かを判定する注湯流量所定量判定手段を備えたことを特徴とするものである。
【0015】
また、請求項6記載の発明は、給湯使用検出手段、給湯流量安定判定手段、給湯流量所定量判定手段、注湯流量安定判定手段、注湯流量所定量判定手段の判定流量を不揮発メモリーより読み込み容易に変更することを可能にした不揮発性メモリー読み込み手段を備えたことを特徴とするものである。
【0016】
【実施例】
以下、本発明の給湯機の制御装置の実施例について説明する。
【0017】
(実施例1)
図1、本発明の実施例1としての給湯機の構成図、図2は、本発明の実施例1のフローチャートである。1は熱源機リモコンで、熱源機と通信を行い自動湯張り等の操作指示を行うものである。3は熱交換器で水を湯に換える。
【0018】
4は給湯流量センサで熱交換器内に流れる流量を検出するものである。6は注湯電磁弁で、熱交換器3からの湯を浴槽7に流す際に開けるものでる。5は注湯流量センサで、注湯電磁弁6を開け浴槽7内に流れる流量を検出するものである。
【0019】
9は給湯流量検出手段で、給湯流量センサ4からの流量信号より給湯流量を求める手段である。10は注湯流量検出手段で、注湯流量センサ5からの流量信号より注湯流量を求める手段である。
【0020】
11は給湯使用検出手段で、給湯流量検出手段9と注湯流量検出手段10の流量差により給湯栓16を使用しているか否かの判断をする。12は給湯流量所定量判定手段で給湯流量検出手段9が検出する給湯流量が所定量以上か否かを判定する。13は給湯流量安定判定手段で、給湯流量検出手段9が検出する給湯流量が安定しているか否かを判定する。14は注湯流量所定量判定手段で注湯流量検出手段10が検出する注湯流量が所定量以上か否かを判定する。15は注湯流量安定判定手段で、注湯流量検出手段10が検出する注湯流量が安定しているか否かを判定する。18は注湯待機判定手段で、浴槽への注湯中に給湯栓の使用を給湯使用検出手段11より検出した場合に注湯電磁弁6を閉じて注湯を待機する。
【0021】
次に、上記構成における給湯機の制御装置の動作について説明する。
【0022】
まず、第1の手段としては、熱源機リモコン1の自動スイッチ8をオンすると注湯電磁弁6を開け、浴槽7へ湯張りを開始する。この際の給湯流量検出手段9と注湯流量検出手段10の流量は、ほぼ同じ流量を検出している。次に給湯栓16を使用した際には、給湯流量検出手段9は注湯流量検出手段10よりも多くなる、この流量差を給湯栓使用検出手段11により所定流量以上の差を検出すると、給湯栓が使用していると判断し、注湯待機判定手段18により注湯電磁弁を閉じ注湯処理を待機することができる。また、給湯水流スイッチを使用することなく給湯栓16の使用を検出することができ、給湯水流イッチを廃止することができるので、給湯側の流量は圧損を少なくできるので、給湯側の使い勝手をよくすることができる。
【0023】
第2の手段では、給湯栓16の使用を検出する際に給湯流量所定流量判定手段12により、給湯流量検出手段9が検出する流量が所定流量以上流れている場合のみ、給湯栓16の使用を給湯栓使用検出手段11により検出することで、給湯栓16の使用を正確に検出できる。
【0024】
第3の手段では、給湯栓16の使用を検出する際に給湯流量安定判定手段12により、給湯流量検出手段9が検出する流量が安定している場合のみ、給湯栓16の使用を給湯栓使用検出手段11により検出することで、給湯栓16の使用を正確に検出できる。
【0025】
第4の手段では、給湯栓16の使用を検出する際に注湯流量所定流量判定手段14により、注湯流量検出手段10が検出する流量が所定流量以上流れている場合のみ、給湯栓16の使用を給湯栓使用検出手段11により検出することで、給湯栓16の使用を正確に検出できる。
【0026】
第5の手段では、給湯栓16の使用を検出する際に注湯流量安定判定手段15により、注湯流量検出手段10が検出する流量が安定している場合のみ、給湯栓16の使用を給湯栓使用検出手段11により検出することで、給湯栓16の使用を正確に検出できる。
【0027】
第6の手段では、前記給湯使用検出手段11や給湯流量所定量判定手段12、給湯流量安定判定手段13、注湯流量所定量判定手段14、注湯流量安定判定手段15のそれぞれの検出する流量を不揮発性メモリーに記憶することで機器毎のバラツキや施工条件等にも柔軟に対応して給湯栓16の使用を検出することができる。
【0028】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、請求項1記載の発明によれば、給湯流量スイッチを使用せずに、給湯栓使用時の検出を行うことで、給湯栓使用時に流れる流量を増やすと共に、浴槽に湯を張る際に、給湯栓を使用したか否かの判断により浴槽への注湯を待機することで、給湯側の使用勝手をよくすることができる。
【0029】
請求項2記載の発明によれば、給湯流量が所定流量以上の場合のみ給湯栓の使用検出を行うことで正確に給湯栓の使用を判定できる。
【0030】
請求項3記載の発明によれば、給湯流量が安定している場合のみ給湯栓の使用検出を行うことで正確に給湯栓の使用を判定できる。
【0031】
請求項4記載の発明によれば、注湯流量が所定流量以上の場合のみ給湯栓の使用検出を行うことで正確に給湯栓の使用を判定できる。
【0032】
請求項5記載の発明によれば、注湯流量が安定している場合のみ給湯栓の使用検出を行うことで正確に給湯栓の使用を判定できる。
【0033】
請求項6記載の発明によれば、それぞれの検出する流量を不揮発性メモリーに記憶することで機器毎のバラツキや施工条件等にも柔軟に対応して給湯栓使用を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の給湯機の構成図
【図2】同給湯機の制御装置のフローチャート
【符号の説明】
1 熱源機リモコン
2 熱源機
3 熱交換器
4 給湯流量センサ
5 注湯流量センサ
6 注湯電磁弁
9 給湯流量検出手段
10 注湯流量検出手段
11 給湯使用検出手段
12 給湯流量所定量判定手段
13 給湯流量安定判定手段
14 注湯流量所定量判定手段
15 注湯流量安定判定手段
17 不揮発性メモリー
18 注湯待機判定手段
Claims (6)
- 給湯流量を検出する給湯流量センサと、供給された水を熱交換する熱交換器と、前記熱交換器から浴槽に注湯する注湯電磁弁と、前記注湯電磁弁を介して浴槽側に流れる流量を検出する注湯流量センサと、前記給湯流量センサの信号から給湯流量を求める給湯流量検出手段と、前記注湯流量センサの信号から注湯流量を求める注湯流量検出手段と、前記給湯流量検出手段と注湯流量検出手段から給湯栓の使用状態を検出する給湯使用検出手段と、前記給湯使用検出手段により給湯栓が使用している場合は前記注湯電磁弁を閉じ給湯栓の使用が終了するまで浴槽への注湯を待機する注湯待機判定手段を備えた給湯機の制御装置。
- 給湯流量検出手段により求めた給湯流量が所定量以内に安定しているか否かを判定する給湯流量安定判定手段を備えた請求項1記載の給湯機の制御装置。
- 給湯流量検出手段により求めた給湯流量が所定量以上流れているか否かを判定する給湯流量所定量判定手段を備えた請求項1または2記載の給湯機の制御装置。
- 注湯流量検出手段により求めた注湯流量が所定量以内に安定しているか否かを判定する注湯流量安定判定手段を備えた請求項1〜3のいずれか1項記載の給湯機の制御装置。
- 注湯流量検出手段により求めた注湯流量が所定量以上流れているか否かを判定する注湯流量所定量判定手段を備えた請求項1〜4のいずれか1項記載の給湯機の制御装置。
- 給湯使用検出手段、給湯流量安定判定手段、給湯流量所定量判定手段、注湯流量安定判定手段、注湯流量所定量判定手段の判定流量を不揮発メモリーより読み込み容易に変更することを可能にした不揮発性メモリー読み込み手段を備えた請求項1〜5のいずれか1項記載の給湯機の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003143019A JP2004347192A (ja) | 2003-05-21 | 2003-05-21 | 給湯機の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003143019A JP2004347192A (ja) | 2003-05-21 | 2003-05-21 | 給湯機の制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004347192A true JP2004347192A (ja) | 2004-12-09 |
Family
ID=33530915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003143019A Pending JP2004347192A (ja) | 2003-05-21 | 2003-05-21 | 給湯機の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004347192A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115615010A (zh) * | 2022-12-05 | 2023-01-17 | 浙江浩普智能科技有限公司 | 一种熔盐储热系统电加热熔盐温度控制方法及系统 |
-
2003
- 2003-05-21 JP JP2003143019A patent/JP2004347192A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN115615010A (zh) * | 2022-12-05 | 2023-01-17 | 浙江浩普智能科技有限公司 | 一种熔盐储热系统电加热熔盐温度控制方法及系统 |
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