JP2004346461A - 特殊断面形状の仮撚加工糸及びその製造方法 - Google Patents

特殊断面形状の仮撚加工糸及びその製造方法 Download PDF

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正明 柳原
Takeshi Masuda
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Abstract

【課題】布帛にした時にドライ感およびドレープ性に優れた風合を呈し、しかも、優れた吸水・速乾性に加えて低通気性、防透性をも兼ね備えさせることができる特殊断面形状のポリエステル仮撚加工糸を提供すること。
【解決手段】酸化チタンを1.0〜3.5重量%含有するポリエステルを、2個所以上のくびれ部を有する扁平度が2〜7の繊維横断面形状であり、捲縮率が5〜10%の範囲の仮撚加工糸とする。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特殊断面形状の仮撚加工糸に関するものである。さらに詳しくは、布帛にした時、ドライ感、ドレープ性に優れた風合を呈し、しかも、十分な吸水性、速乾性、低通気性、防透性といった特性をも兼ね備えた布帛を得るに適した特殊断面形状の仮撚加工糸およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ポリエステルマルチフィラメント糸は織編物に優れたドレープ性を付与することができ、特に婦人服において優雅なシルエットを表現できるため、ナイロンやアクリルなど他の合成繊維とは異にして使用されている。
【0003】
しかしながら、ポリエステルは吸湿・吸水性が極めて低いため、ブラウスなどに使用した場合、特にムレ感などによる不快感を招くことが多いため、吸水速乾性の機能が要求され、様々な方法でポリエステルに吸湿・吸水性を付与する方法が提案されてきた。
【0004】
さらに近年では、要求が高度化し、吸水速乾性だけでなく、低通気性、防透性などの特性にも優れた衣料が要求されている。
【0005】
従来、合成繊維布帛に吸汗・速乾性を付与する方法としては、特公昭62−45340号公報、特許第2667152号公報に、繊維断面に凹部を有するポリエステル繊維を多層構造の布帛となし、吸収された水分を構成繊維間空隙に導水して布帛の吸水速乾性を高める方法が提案されている。しかし、このように特殊な構造の布帛を製造するのはコスト高となるため、その使用範囲は限定されたものとなる。また、繊維断面に凹部を有するポリエステル繊維を仮撚加工すると、繊維断面が大きく変形して、導水効果をもたらす繊維単糸間の毛細管間隙が形成されない場合が多くなる。
【0006】
一方、特開平11−269718号公報、特開2002−201541号公報には、断面形状が特定されたW字型断面や波型断面、十字型断面などの異型断面仮撚加工糸が提案されている。確かにこのような高異型断面仮撚加工糸の吸水性は高くなるものの、一方では異形度が高いために凹部同士がかみ合い、結果として単糸間空隙が小さくなって風合が堅くなったり(ドレープ性が低下したり)、吸水性が逆に低下してしまう場合がある。さらには、吸水性、速乾性は満足するものの、ドライ感、低通気性、防透性といった特性がまだ不十分であり、感性と機能性とを同時に満足する仮撚加工糸は未だ提案されていないのが実情である。
【0007】
【特許文献1】
特公昭62−45340号公報
【0008】
【特許文献2】
特許第2667152号公報
【0009】
【特許文献3】
特開平11−269718号公報
【0010】
【特許文献4】
特開2002−201541号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来技術を背景になされたもので、その目的は、布帛にした時にドライ感およびドレープ性に優れた風合を呈し、しかも、優れた吸水・速乾性に加えて低通気性、防透性をも兼ね備えさせることができる特殊断面形状のポリエステル仮撚加工糸およびその製造方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明者らの研究によれば、上記本発明の目的は、酸化チタンを1.0〜3.5重量%含有するポリエステルからなる仮撚加工糸であって、該糸の横断面形状が2個所以上のくびれ部を有する扁平度が2〜7の扁平断面形状であり、該糸の捲縮率が5〜10%であることを特徴とする特殊断面形状の仮撚加工糸により達成できることが見いだされた。
【0013】
また、別の目的は、酸化チタンを1.0〜3.5重量%含有するポリエステルからなり、横断面形状が2個所以上のくびれ部を有する扁平度が2〜7の扁平断面形状である未延伸ポリエステル繊維を、非接触ヒーター仕様の仮撚加工機を用い、下記(1)および(2)を同時に満足する条件で延伸同時仮撚加工することを特徴とする特殊断面形状の仮撚加工糸の製造方法により達成できることが見いだされた。
(1)仮撚第1ヒーター温度が200〜400℃
(2)仮撚数(回/m)が(15000〜30000)/D1/2(Dはポリエステル仮撚加工糸の繊度(dtex))
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
本発明の仮撚加工糸を構成するポリエステルは、主としてポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートを対象とするが、なかでもポリエチレンテレフタレートが好ましい。かかるポリエステルには、本発明の目的を阻害しない範囲内で少量の第3成分が共重合されていてもよく、例えば、イソフタル酸、アジピン酸、セバシン酸、ビスフェノールA、ジエチレングリコール、5−ナトリウムスルホイソフタル酸などの第3成分が10モル%以下、好ましくは5モル%以下共重合されたコポリエステルを例示することができる。その固有粘度(オルソクロロフェノールを溶媒として使用し35℃で測定)は0.5〜0.7の範囲が適当である。
【0015】
本発明においては、このようなポリエステル中に、重量基準で1.0〜3.5重量%の酸化チタンを含有している必要がある。この酸化チタンは、最終的に得られる織編物に、ドレープ性、ドライ感に優れた風合だけでなく防透性をも付与するためであって、この含有量が1.0重量%未満の場合には、これらの特性が不充分なレベルとなるだけでなく、がさついた風合となるので好ましくない。一方、3.5重量%を超える場合には、仮撚加工糸の強度伸度が低下し、毛羽も多い品位に劣ったものになるだけでなく、得られる織編物表面が白けた光沢のないものとなるので好ましくない。さらには、該ポリエステルを溶融紡糸する際に断糸が頻発しやすくなる。
【0016】
なお、上記ポリエステには、本発明の目的を阻害しない範囲で、上記以外の添加剤、例えば、顔料、染料、防汚剤、蛍光増白剤、難燃剤、安定剤、紫外線吸収剤、滑剤等を配合してもよい。
【0017】
上記ポリエステルからなる本発明の特殊断面形状の仮撚加工糸は、その断面形状が2個所以上、好ましくは3〜5箇所にくびれ部を有し、その扁平度が2〜7、好ましくは3〜5の扁平断面形状である必要がある。
【0018】
ここで扁平度とは、単繊維の横断面において、長辺の長さ(A)と短辺の長さ(B)との比(A/B)であり、仮撚加工糸横断面から10箇所の平均値である。該扁平度が2未満である場合には、布帛にした際に各単繊維がワイドに広がった集合形態を形成し難くなるため、十分な防透性や低通気性を得ることが困難になるだけでなく、後述するくびれ部同士が嵌合しやすくなって吸水性が低下したり、曲げ抵抗が増大してソフト感が低下しやすいので好ましくない。逆に、該断面扁平度が7を越える場合には、製糸性および仮撚加工が困難になるので好ましくない。
【0019】
次に、本発明のくびれ部とは、図1に模式的に示す短辺の長さ(B)が短くなっている部分のことである。かかるくびれ部において、凹部の深さとしては、短辺の長さ(B)とくびれ部における短辺方向の幅(C)との比(B/C)で、1.05以上、好ましくは1.1以上となる深さであることが、吸水性及び速乾性の観点から好ましい。なお、深さが大きくなりすぎると単繊維が繊維軸方向に分離しやすくなるので、該比は3.0以下、特に2.5以下であることが好ましい。
【0020】
なお、図2に、凹部が両側部に対向して形成されているものを例示するが、両側部に対向することなく形成されていても、一方の側部にのみに形成されていてもよい。該くびれ部の個数は2個所以上である必要があり、くびれ部が1個所以下の場合には、該くびれ部における毛細管現象が不十分となり、満足な吸水性が得られなくなるので好ましくない。該くびれ部の個数は2個所以上であれば特に限定する必要はないが、製糸性を考慮すると3〜5箇所が適当である。
【0021】
次に、本発明の特殊断面形状の仮撚加工糸は、その捲縮率が5〜10%、好ましくは6〜9%の範囲である必要がある。かかる範囲の捲縮を有することにより、得られる布帛はソフトな風合を呈すると共に、抱合斑に起因する色調低下も抑制される。この捲縮率が5%未満の場合には、ソフトな風合が得難くなると共に発色性も低下するので好ましくない。一方、10%を超える場合には、得られる布帛の表面が白けた色調となりやすく、またフカツキ感を呈するようになるので好ましくない。
【0022】
さらに、本発明の特殊断面形状の仮撚加工糸は、その保水率が50〜90%、特に55〜85%の範囲にあることが好ましい。かかる範囲とすることにより、得られる布帛に良好な吸水・速乾性を付与すると同時に、良好なドライ感をも付与することができるようになる。
【0023】
なお、仮撚加工糸の単繊維繊度は、大きくなりすぎると風合が硬くなりやすく、逆に小さくなりすぎると製糸性や仮撚加工性が低下しやすいので、1.0〜5.0dtexの範囲、特に1.5〜4.0dtexの範囲が適当である。
【0024】
以上に説明した本発明の特殊断面形状は、例えば以下の方法により製造することができる。すなわち、酸化チタンを重量基準で1.0〜3.5重量%含有するポリエステルからなり、横断面形状が2個所以上のくびれ部を有する偏平度が2〜7の偏平断面形状である未延伸ポリエステル繊維を、非接触ヒーター仕様の仮撚加工機を用いて後述する条件下で延伸同時仮撚加工すればよい。
【0025】
ここで、該未延伸繊維の製造方法は特に限定する必要はないが、紡糸速度2500〜4000m/分、特に3000〜3500m/分の範囲で溶融紡糸されたものが、仮撚加工安定性が向上するので好ましい。紡糸速度が2500m/分未満の場合には、延伸仮撚加工の際に、非接触ヒーター仕様の仮撚加工機を用いても加工中に繊維が脆化して糸切れが発生しやすくなる傾向にあり、一方、4000m/分を超える場合には、加工中に毛羽が発生しやすくなる傾向にある。
【0026】
さらに、上記未延伸ポリエステル繊維には、下記のポリオキシアルキレングリコール共重合体含有量が2〜20重量%である処理剤が、繊維重量を基準として0.2〜1.0重量%付着していることが好ましい。
ポリオキシアルキレングリコール共重合体:プロピレンオキサイド(PO)とエチレンオキサイド(EO)との共重合体で、その平均分子量が7000〜20000、PO/EO共重合重量比が20/80〜80/20
【0027】
このようなポリオキシアルキレングリコール共重合体を含有させた処理剤は、糸・糸間の静摩擦を下げると共に、油膜強度も向上するために糸表面を極圧下での保護機能も増大するため、糸同士の摩擦によるくびれ部を有する横断面形状の潰れを防止することができ、さらには毛羽発生を抑制しながら延伸仮撚加工速度を増大させることができる。なお、該共重合体の平均分子量はあまりに小さいと油膜強化機能が低下し、一方、あまりに大きいと粘性アップにより平滑性が低下するので7000〜20000の範囲が適当であり、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドとの共重合重量比は、前者の割合が多すぎると粘性がアップし、逆に少なすぎると油膜強化機能が低下するのでEO/POは20/80〜80/20の範囲が適当である。また、該共重合体の処理剤中の含有量は、少なすぎると仮撚加工時の断面形状のつぶれ抑制や毛羽発生抑制の効果が低下し、一方、多すぎると粘性アップにより平滑性が低下するので2〜20重量%の範囲が適当である。
【0028】
上記で用いられるポリオキシアルキレングリコール共重合体は、ランダム型共重合体であっても、ブロック型であってもよい。さらには、これらのポリオキシアルキレングリコール共重合体の片末端または両末端はアルキル基などでエーテル、エステル、チオエーテル、アミノエーテルなどの結合を介して封鎖されていてもよい。
【0029】
このようなポリオキシアルキレングリコール共重合体は、従来公知の方法でプロピレンオキサイドとエチレンオキサイドとを共重合することにより得られるが、通常はアルキレンオキサイドと反応できるような活性水素を少なくとも1ケもつ化合物を用い、これにプロピレンオキサイドとエチレンオキサイドとを共重合することにより製造される。ここで活性水素を有する化合物としては、活性水素を有する基が水酸基ならば1価以上のアルコール類、カルボキシル基ならば1価以上の塩基酸類、そしてアミノ基であれば1価以上のアミノ化合物などを挙げることができる。なかでもアルコール類を用いたものは加熱残査が少なくなるので好ましい。
【0030】
なお、上記処理剤には、通常の油剤中に含まれている平滑剤、乳化剤、制電剤等が含まれていることが好ましく、特に平滑剤として平均分子量が5000未満のポリエーテル系平滑剤が含まれていることが好ましい。かかる処理剤は、ポリエステルを2500〜4000m/分で溶融紡糸して未延伸繊維を得る際に紡糸油剤として付与すると、該未延伸繊維を巻き取る際の綾落ち等を抑制することができる。
【0031】
処理剤の付着量は、あまりに少なすぎると仮撚加工時の毛羽発生や断面形状のつぶれを抑制することが難しくなり、逆に多すぎるとヒータースカムが発生しやすくなるので繊維重量を基準として0.2〜1.0重量%の範囲が適当である。
【0032】
次に、延伸仮撚加工する前の未延伸繊維には空気交絡処理が施されていることが好ましい。かかる交絡処理は延伸仮撚加工と別の工程で行ってもよいが、図2に示すように、延伸仮撚加工装置にインターレースノズルを設置して延伸仮撚加工直前に施すのが好ましい。かくすることにより、加工時の取扱い性が向上すると共に得られる加工糸の風合が向上する。さらには、仮撚加工後に再空気交絡処理を施でば、混繊交絡の均一化が向上し、高級感ある風合が発現するので好ましい。なお、空気交絡の度合いは、少なすぎると延伸仮撚加工中に単糸群が分離して織編物にした際の織物表面が不均一なものとなりやすいので、仮撚加工糸で測定した交絡度が15個/m以上、特に20個/m以上とするのが好ましい。一方、交絡度が大きくなりすぎると、単糸同士の絡み合いが強くなりすぎ、織編物にした際の風合が粗硬なものとなりやすいので、80個/m以下とするのが好ましい。
【0033】
次に、上記未延伸ポリエステル繊維は、例えば図3に示すような2段式ヒーターを備えた延伸仮撚加工機を用いて延伸仮撚加工する。なお図3には、前述の未延伸ポリエステル繊維(1)に、2対のフィードローラー(3、3’)の間に設置されたインターレースノズル(4、4’)により、空気交絡処理する工程が記載されている。ここで交絡処理された未延伸繊維は、フィードローラー(3’)と第1デリベリーローラー(8)との間で延伸されながら、回転している仮撚ディスク(7)との摩擦により加撚される。この間、1段目ヒーター(5)で熱処理され、冷却プレート(6)で冷却され、仮撚ディスク(7)を通過し解撚される。さらに、走行糸条は第1デリベリーローラー(8)と第2デリベリーローラー(10)との間に設置された2段目ヒーター(9)で再熱処理され、さらにに、熱セット仮撚後糸条に空気交絡(4’:図示せず)を施した後、巻取ローラー(11)でチーズ状パッケージ(12)として巻き取られる。
【0034】
上記の延伸仮撚加工機においては、高速での延伸仮撚加工性を考慮すると、1段目ヒーター(5)および2段目ヒーター(9)の両方を非接触式とするのが好ましい。但し、2段目のヒーターは使用しなくとも構わないが、織物にした場合の収縮率(巾入れ率)を考慮すると、2段目ヒーターで再熱セットするのが好ましい。
【0035】
次に、上記延伸仮撚加工工程においては、下記(1)および(2)を同時に満足する条件で延伸仮撚加工する。
(1)仮撚第1ヒーター温度が200〜400℃
(2)仮撚数が((15000〜30000)/D1/2回/m(Dはポリエステル仮撚加工糸の繊度(dtex))
【0036】
ここで第1ヒーター温度が200℃未満の場合には、十分な捲縮を付与することができなくなり、捲縮率が5%未満のものしか得られなくなる。一方、第1ヒーター温度が400℃を超える場合には、仮撚加工時の断面形状の変形が激しくなりすぎ、くびれ部がなくなって吸水性が低下するだけでなく平均の扁平度も7を超えやすくなるので好ましくない。さらには、延伸仮撚加工の際に単糸間の融着が部分的に発生しやすく、ガサガサでザラツキ感のある品位に劣った仮撚加工糸しか得られなくなる。
【0037】
次に、仮撚数(回/m)が15000/D1/2未満の場合には、十分な捲縮を付与することができなくなり、捲縮率が5%未満のものしか得られなくなる。一方、仮撚数(回/m)が30000/D1/2を超える場合には、延伸仮撚加工時に単糸が切断されやすくなるため、毛羽や断糸が発生しやすくなるので好ましくない。
【0038】
なお、延伸仮撚加工機の1段目ヒーターは、前半部と後半部とに分割されたものを用いてもよいが、その際には、例えば前半部と後半部とを同一温度に設定すればよい。
【0039】
第1段ヒーターにおける糸条の熱処理時間は、ヒーターの種類、その長さおよびその温度等により適宜設定すればよいが、短すぎると捲縮率が不十分なものとなりやすく、また、張力変動に起因する延伸仮撚断糸、仮撚加工糸の毛羽、織編物での染斑が発生しやすくなり、逆に長すぎると捲縮率が大きくなりすぎる傾向にある。したがって、通常非接触式ヒーターの場合には0.04〜0.12秒の範囲、特に0.06〜0.10秒の範囲とするのが適当である。
【0040】
延伸仮撚加工に用いられる仮撚具も特に限定する必要はないが、直径が40〜70mmのディスク、特に直径45〜62mmのディスクが好ましい。例えば図4に示すような、ディスク2枚を3軸に配置した仮撚ユニットとして組み立てて使用するのが好ましい。このディスク直径が40mm未満では、ディスクによる摩擦損傷が増加して断糸および毛羽の発生が多くなりやすい。一方、70mmを超えるに場合は、ディスクによる撚掛け力が低下して十分な捲縮を付与することが困難になる。
【0041】
次に、ディスクを通過する糸条の走行角(ディスク回転軸とディスクの外周上を接触走行する糸条とがなす角度)は、30〜48度、特に32〜45度の範囲とすることが好ましい。かくすることにより、ディスクによる撚掛け力を低下させることなく糸送り作用を高め、安定した状態で加撚・解撚を施すことができる。
【0042】
以上に説明した本発明の特殊断面形状の仮撚加工糸は、例えば無撚・無糊でウォータージェットルームにて目付135g/mの平織物にすれば、断糸することなく安定して製織することができる。また、ソフトで且つふくらみに優れた風合を呈するものが得られる。さらに該織物を染色すれば、非常に深みのある高級感を呈し、しかも吸水・速乾性能、低通気性、防透性等の特性にも優れたものが得られる。
【0043】
【実施例】
以下、実施例により、本発明をさらに具体的に説明する。なお、実施例における各項目は次の方法で測定した。
【0044】
(1)固有粘度
オルソ−クロルフェノールに溶解し、ウベローデ粘度管を用い、35℃で測定した。
【0045】
(2)紡糸断糸
紡糸設備で1週間溶融紡糸を行い断糸した回数を記録し、1日1錘当りの紡糸断糸回数を紡糸断糸とした。ただし、人為的あるいは機械的要因による断糸は断糸回数から除外した。
【0046】
(3)処理剤付着量(OPU)
未延伸ポリエステル繊維約3gを、105℃×2時間乾燥後に重量Wを測定する。次いで、アルキルベンゼンスルホン酸ソーダを主成分とする洗浄用水溶液300cc中に浸漬し、40℃にて超音波を少なくとも10分かける。洗浄液を廃棄し、40℃の温水により30分流水洗浄後、室温にて風乾する。その後、105℃×2時間乾燥後に重量Wを測定し、下記式より算出する。
OPU(%)=(W−W)/W×100
【0047】
(4)断面扁平度
未延伸ポリエステル繊維または仮撚加工糸を、繊維軸方向に10m毎に10箇所サンプリングし、おのおの断面顕微鏡写真を撮影した。撮影された全繊維断面について、断面形状の最大径A(長軸)と長軸に直交する最大幅B(短軸)を測定し、A/Bを計算し、全測定値の平均値を断面扁平度とした。
【0048】
(5)くびれ部比
未延伸ポリエステル繊維または仮撚加工糸を繊維軸方向に10m毎に10箇所サンプリングし、おのおの断面顕微鏡写真を撮影した。撮影された全繊維断面について、偏平断面形状の短軸の最大径Bと最少径C(くびれ部における短軸方向の幅)の比(B/C)をくびれ部比とする。
【0049】
(6)保水率
加工糸を筒編した後に乾燥して得られる試料を、水中に30分以上浸漬した後に家庭用電気洗濯機の脱水機で5分間脱水する。保水率は、乾燥試料の重量と脱水後の試料の重量から、下記式により求めた。
保水率(%)=((脱水後の試料重量)−(乾燥後の試料重量))/(乾燥後の試料重量)×100
【0050】
(7)防透度
背景に白板を使用した際のL値と黒板を使用した際のL値を測定し、防透度(△L)=白板を使用した際のL値−黒板を使用した際のL値を算出した。この数値の低いもの程、防透性に優れていると判断した。
【0051】
(8)通気性
JIS L−1096−79−6.27 通気性A法に準拠し、フラジール型通気量測定器を用いて測定した。
【0052】
(9)ウイッキング性
JIS L−1907−5.1.1(滴下法)に従ってサンプル織物にてウイッキング値(秒)を測定した。
【0053】
(10)バイレック法吸水性能
JIS−L−1018Bに準じ、巾2.5cmの織物の一端を水に浸し10分後に吸い上げた水の高さmmを測定した。
【0054】
(11)ベトツキ度(感)
牛皮上を、保水させたサンプル織物を滑らす時の抵抗(動摩擦)を測定し、ベトツキ度(g)として評価する。
【0055】
(12)走行角
仮撚ディスク上を走行している糸条を写真撮影し、各仮撚ディスク円盤上の糸条の走行角度θを写真の上で実測して、それらの測定値の平均値を走行角とした。
【0056】
(13)交絡度
約1.2mのポリエステル仮撚加工糸の糸端に0.2cN/dtexの荷重をかけて、衝立上部に取り付けられた固定点から垂直にたらし、0.1cN/dtexの荷重に相当する重量の釣り針型のフックを用い、上部固定点より、該釣り針型フックを挿入し、フックが自然落下し止まるのを待って取り外す。次いで、停止点から2mm下の位置にフックを再び挿入する。この繰り返しを糸長1mにわたって行い、その間でフックの止まった回数を交絡度(個/m)とした。
【0057】
(14)延伸仮撚断糸
帝人製機製216錘建HTS−15V(2ヒーター仮撚加工機で非接触式ヒーター仕様)にて、延伸仮撚加工を1週間連続実施し、延伸仮撚機1台・1日当たりの断糸回数を延伸仮撚断糸とした。ただし、糸繋ぎ前後による断糸(ノット断糸)あるいは自動切替え時の断糸等、人為的あるいは機械的要因による断糸は断糸回数から除外した。
【0058】
(15)捲縮率
ポリエステル仮撚加工糸サンプルに0.044cN/dtexの張力を掛けてカセ枠に巻き取り、約3300dtexのカセを作成した。該カセの一端に、0.0177cN/dtexおよび0.177cN/dtexの2個の荷重を負荷し、1分間経過後の長さS(cm)を測定した。次いで、0.177cN/dtexの荷重を除去した状態で、100℃の沸水中にて20分間処理した。沸水処理後0.0177cN/dtexの荷重を除去し、24時間自由な状態で自然乾燥し、再び0.0177cN/dtexおよび0.177cN/dtexの荷重を負荷し、1分間経過後の長さを測定しS(cm)とした。次いで、0.177cN/dtexの荷重を除去し、1分間経過後の長さを測定しSとし、次の算式で捲縮率を算出し、10回の測定値の平均値で表した。
捲縮率(%)=[(S−S)/S]×100
【0059】
(16)仮撚加工糸の強度、伸度
JIS L―1013―75に準じて測定した。
【0060】
(17)毛羽個数
東レ(株)製DT−104型毛羽カウンター装置を用いて、ポリエステル仮撚加工糸サンプルを500m/分の速度で20分間連続測定して発生毛羽数を計測し、サンプル長1万m当たりの個数で表した。
【0061】
(18)織物評価の判定基準
風合:ソフト感覚
レベル1:ソフトでしなやかな感触がある
レベル2:ややソフト感が乏しいが反撥性は感じられる
レベル3:カサカサした触感あるいは硬い触感である
風合:発色性(濃染度)
レベル1:極めて濃染となる。深色性大
レベル2:通常の濃さである。深色性中
レベル3:淡染となる。深色性小
【0062】
[実施例1〜5、比較例1〜4]
固有粘度が0.64、酸化チタンを表1に記載する割合で含有するポリエチレンテレフタレートのペレットを常法で乾燥した。該乾燥ポリマーを従来公知の紡糸設備を用いて溶融し、スピンブロックを通して、紡糸スピンパックに導入した。ポリマー流は、該スピンパックに組み込まれた扁平吐出孔を48個穿設した紡糸口金から吐出し、通常のクロスフロー型紡糸筒からの冷却風で冷却・固化し、下記紡糸油剤Aを0.4重量%付与した後に3200m/分の速度で引き取り、140dtex/48フィラメントで表1記載の未延伸ポリエステル繊維を得た。
紡糸油剤Aの組成
平均分子量が2000でEO/PO共重合重量比が50/50のポリオキシアルキレングリコール:70重量%
平均分子量が5000でEO/PO共重合重量比が50/50のポリオキシアルキレングリコール:23重量%
平均分子量が10000でEO/PO共重合重量比が50/50のポリオキシアルキレングリコール:5重量%
ラウリルスルホネートナトリウム塩:2重量%
【0063】
得られた未延伸ポリエステル繊維を帝人製機製216錘建HTS−15Vに掛け、仮撚加工の前段と後段とで、孔径1.8mmの圧空吹出し孔を有するインターレースノズルを通過させつつ60nL/分の流量で交絡度が50個/mとなるように空気交絡を施し、延伸倍率1.60、第1ヒーター(非接触タイプ)温度300℃の条件に設定し、直径60mm、厚み9mmのウレタンディスクを仮撚ディスクとして、走行角43度で仮撚数×(仮撚糸繊度(dtex))1/2が26000近傍となるように延伸仮撚を行い、速度800m/分でチーズ形状に巻き取り、84dtex/48フィラメントの特殊断面形状の仮撚加工糸を得た。
【0064】
これらのポリエステル仮撚加工糸を前述の方法で織物となし、その品位を評価した。結果を表1に示す。
【0065】
【表1】
Figure 2004346461
【0066】
[実施例6〜10、比較例5〜6]
実施例1と同じ未延伸ポリエステル繊維を用い(但し、実施例10は下記紡糸油剤Bを付与)、表2に記載の条件で延伸仮撚加工する以外は実施例1と同様にして特殊断面形状の仮撚加工糸を得た。これらの評価結果を表2に示す。
紡糸油剤Bの組成
平均分子量が2000でEO/PO共重合重量比が50/50のポリオキシアルキレングリコール:70重量%
平均分子量が5000でEO/PO共重合重量比が50/50のポリオキシアルキレングリコール:28重量%
ラウリルスルホネートナトリウム塩:2重量%
【0067】
【表2】
Figure 2004346461
【0068】
【発明の効果】
本発明の仮撚加工糸によれば、ドライな風合を呈すると共に、優れたドレープ性、ふくらみ感を兼ね備え、ベトツキ感、ギラツキ感のない布帛を提供することができる。さらには、該布帛は、吸水・速乾性、低通気性、防透性にも優れているといった特徴をも有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる偏平度およびくびれ部を説明するための模式図である。
【図2】本発明の仮撚加工糸の1断面形状を示す模式図である。
【図3】本発明の延伸仮撚加工工程の1実施態様を示す模式図である。
【図4】本発明で使用される仮撚ディスクユニットの1実施態様を示す正面図である。
【符号の説明】
1 :ポリエステル未延伸糸
2 :糸ガイド
3、3’:フィードローラー
4 :インターレースノズル
5 :第1ヒーター
6 :冷却プレート
7 :仮撚ディスクユニット
8 :第1デリベリーローラー
9 :第2ヒーター
10 :第2デリベリーローラー
11 :巻取ローラー
12 :ポリエステル仮撚加工糸チーズ
13 :仮撚ディスク
14 :ガイドディスク
15 :回転軸
16 :タイミングベルト
17 :駆動ベルト

Claims (5)

  1. 酸化チタンを1.0〜3.5重量%含有するポリエステルからなる仮撚加工糸であって、該糸の横断面形状が2個所以上のくびれ部を有する扁平度が2〜7の扁平断面形状であり、該糸の捲縮率が5〜10%であることを特徴とする特殊断面形状の仮撚加工糸。
  2. 仮撚加工糸の保水率が50〜90%である請求項1記載の特殊断面形状の仮撚加工糸。
  3. 酸化チタンを1.0〜3.5重量%含有するポリエステルからなり、横断面形状が2個所以上のくびれ部を有する扁平度が2〜7の扁平断面形状である未延伸ポリエステル繊維を、非接触ヒーター仕様の仮撚加工機を用い、下記(1)および(2)を同時に満足する条件で延伸同時仮撚加工することを特徴とする特殊断面形状の仮撚加工糸の製造方法。
    (1)仮撚第1ヒーター温度が200〜400℃
    (2)仮撚数(回/m)が(15000〜30000)/D1/2(Dはポリエステル仮撚加工糸の繊度(dtex))
  4. 未延伸ポリエステル繊維が、紡糸速度2500〜4000m/分で溶融紡糸されたものである請求項3記載の特殊断面形状の仮撚加工糸の製造方法。
  5. 未延伸ポリエステル繊維が、その繊維表面に、下記のポリオキシアルキレングリコール共重合体含有量が2〜20重量%である処理剤が、繊維重量を基準として0.2〜1.0重量%付着している請求項3または4記載の特殊断面形状の仮撚加工糸の製造方法。
    ポリオキシアルキレングリコール共重合体:プロピレンオキサイド(PO)とエチレンオキサイド(EO)との共重合体で、その平均分子量が7000〜20000、PO/EO共重合重量比が20/80〜80/20
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