JP2004346345A - 基板とアノードヘッド間の離間距離測定治具及び離間距離調整方法及びめっき装置 - Google Patents

基板とアノードヘッド間の離間距離測定治具及び離間距離調整方法及びめっき装置 Download PDF

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誠司 勝岡
Yoshitaka Mukoyama
佳孝 向山
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Abstract

【課題】アノードヘッドと基板との離間距離を容易に定量的に測定できる基板とアノードヘッド間の離間距離測定治具及び離間距離調整方法及びめっき装置を提供すること。
【解決手段】被めっき面を上方に向けた基板の周縁部を固定する基板保持部36と、基板の被めっき面の周縁部を水密的にシールするシール部材90と、基板の被めっき面の上方に被めっき面に対向して配置されるアノードヘッド28とを具備し、基板保持部36に固定した基板の被めっき面とアノードヘッド28との間の空間にめっき液を注入することで基板の被めっき面のめっを行うめっき装置である。基板の代わりに基板保持部36に着脱自在に測定治具200を装着し、装着治具200に取り付けた測定子250によって測定子250からアノードヘッド28の下面(めっき液含浸材110の下面)までの離間距離を測定する。
【選択図】 図19

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基板とアノードヘッド間の離間距離測定治具及び離間距離調整方法及びめっき装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体基板上に配線回路を形成するための材料としては、アルミニウム又はアルミニウム合金が一般に用いられているが、集積度の向上に伴い、より伝導率の高い材料を配線材料に採用することが要求されている。このため、基板にめっき処理を施して、基板に形成された配線パターンに銅又はその合金を充填する方法が提案されている。
【0003】
これは、配線パターンに銅又はその合金を充填する方法として、CVD(化学的蒸着)やスパッタリング等の各種方法が知られているが、金属層の材質が銅又はその合金である場合、即ち、銅配線を形成する場合には、CVDではコストが高く、またスパッタリングでは高アスペクト(パターンの深さが幅に比べて大きい)の場合に埋め込みが不可能である等の短所を有しており、めっきによる方法が最も有効だからである。
【0004】
従来この種の銅めっきを行うめっき装置には、めっき工程を行うユニットの他に、めっきに付帯する前処理工程を行うユニットや、めっき後の洗浄・乾燥工程を行うユニット等の複数のユニットと、これらの各ユニット間で基板の搬送を行う搬送ロボットとが設置され、基板はこれらの各ユニット間を搬送されつつ、各ユニットで所定の処理が施されていた。
【0005】
しかしながら上記めっき装置においては、上述のように各工程毎に別々のユニットが備えられ、各ユニットに基板を搬送して処理するように構成されていたため、制御が複雑なばかりか、大きな占有面積を占め、製造コストも高価になっていた。
【0006】
そこでめっき処理及びそれに付帯する処理を単一のユニットで行うことができるようにしためっき装置として、例えば特許文献1に記載されているようなめっき装置が開発されている。
【0007】
このめっき装置は、被めっき面を上方に向けて基板を水平に保持し回転させる基板保持部と、前記基板保持部で保持された基板の被めっき面の周縁部に当接してこの周縁部を水密的にシールするシール部材と、前記基板と接触して通電させるとともに前記基板保持部と一体に回転するカソード部と、前記カソード部の上方に水平垂直動自在に配置され下向きにアノードヘッド(アノードの下面に保水性材料からなるめっき液含浸材を密着保持したもの)を備えた電極アーム部と、前記基板保持部で保持した基板の被めっき面とこの被めっき面に近接させた前記電極アーム部のアノードヘッドとの間の空間にめっき液を注入するめっき液注入手段とを有するように構成されている。
【0008】
ところでこのめっき装置において、前記基板保持部で保持した基板の被めっき面とこの被めっき面に近接させたアノードヘッドとの間の隙間寸法は、これを大きくするとこの隙間空間の体積が大きくなるのでめっきに使用するめっき液の量が増え、めっき排液量が増えてしまう。このためこの隙間寸法を所定の狭い寸法に定量的に維持することは、めっき液の安定管理上重要であるばかりか、めっき排液量が減ることでコストダウンが図れ、さらには環境負荷の低減にも貢献でき、好適である。
【0009】
そして従来、前記基板保持部で保持した基板の被めっき面とこの被めっき面に近接させたアノードヘッド間の隙間の調整は、アノードヘッドを交換する等の際に、隙間ゲージ等を用いて行っていた。
【0010】
しかしながら前記隙間ゲージ等による調整は、手の感覚によるものなのと、装置の構成上、アノードヘッドと基板との隙間を目視確認することもあり作業は困難であった。また、隙間ゲージは金属製の為、薬液を投入する前のアノードヘッドと基板との距離は測定できたが、一度薬液を投入した場合は金属の腐食の為に隙間ゲージでの調整はできなかった。このため前記隙間が経時的に変化していた場合、使用するめっき液の量が変化するので、そのめっき液量を定量的に管理することは困難であった。また前記隙間寸法が分からない状態でアノードヘッドを交換すると、アノードヘッドの設置位置の目安がつかず、アノードヘッドの交換後のめっき性能の立上げ作業に時間がかかっていた。
【0011】
【特許文献1】
特開2001−240996号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、アノードヘッドと基板との離間距離を容易に定量的に測定できる基板とアノードヘッド間の離間距離測定治具及び離間距離調整方法及びめっき装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本願の請求項1に記載の発明は、上方に向けた基板の被めっき面とこれに対向するアノードヘッドとの間の空間にめっき液を注入して基板の被めっき面にめっき処理を行うめっき装置に用いる基板とアノードヘッド間の離間距離測定治具であって、前記測定治具は、前記基板に代えてアノードヘッドに対向して装着した状態で前記アノードヘッドとの離間距離を測定する測定子を具備していることを特徴とする基板とアノードヘッド間の離間距離測定治具である。
この測定治具の測定子によって、アノードヘッドと基板との離間距離を容易に定量的に測定でき、従って容易にこの離間距離の調整ができる。これによって前記離間距離が大きくなることでこの隙間空間に充填するめっき液の量が増えることはなく、めっき液量の安定管理が図れ、めっき排液量が減ることでコストダウンが図れるばかりか、環境負荷の低減にも貢献できる。
【0014】
なお前記測定治具は、前記めっき装置の基板を装着する位置に着脱自在に装着する形状に構成されていることが好ましい。
【0015】
本願の請求項2に記載の発明は、前記測定子の測定治具への取付位置は、この測定子によって測定されるこの測定子からアノードヘッドまでの離間距離が、前記基板とアノードヘッド間の離間距離と一致する位置であることを特徴とする請求項1に記載の基板とアノードヘッド間の離間距離測定治具である。
これによって測定子で測定した測定子からアノードヘッドまでの離間距離が、そのまま基板とアノードヘッド間の離間距離として検出でき、別途測定値を補正等する必要がなくなる。
【0016】
本願の請求項3に記載の発明は、前記測定子はその測定ヘッドがアノードヘッドに接触する接触式又は接触しない非接触式の測定子であることを特徴とする請求項1又は2に記載の基板とアノードヘッド間の離間距離測定治具である。
接触式の場合は、測定ヘッドの先端面とアノードヘッドとの間にフッ素樹脂シートを介在させる等によって金属製の測定ヘッドによる金属汚染を防止するようにしてもよい。非接触式の場合はレーザ光などを用いる。
【0017】
なお前記測定治具の外周に、前記めっき装置に設けた前記基板の被処理面の周縁部を水密的にシールするシール部材の中央の穴の上側から前記測定治具を通す形状のシール部材通過用凹部を設ければ、測定治具のめっき装置への装着が、シール部材を取り外すことなく容易に行える。
【0018】
本願の請求項4に記載の発明は、上方に向けた基板の被めっき面とこれに対向するアノードヘッドとの間の空間にめっき液を注入して基板の被めっき面にめっき処理を行うめっき装置における前記基板の被めっき面とアノードヘッド間の離間距離調整方法において、前記基板に代えて測定子を具備する測定治具を前記めっき装置に装着してめっき処理を行う際の位置にセットし、前記測定子からアノードヘッドまでの離間距離を測定することで、めっき処理を行う際の基板とアノードヘッド間の離間距離を求め、求めた離間距離を元に基板とアノードヘッド間の離間距離を調整することを特徴とする基板とアノードヘッド間の離間距離調整方法である。
この調整方法によって、アノードヘッドと基板との離間距離を容易に定量的に測定でき、従って容易にこの離間距離の調整ができる。これによって前記離間距離が大きくなることでこの隙間空間に充填するめっき液の量が増えることはなく、めっき液量の安定管理が図れ、めっき排液量が減ることでコストダウンが図れるばかりか、環境負荷の低減にも貢献できる。
【0019】
なお前記アノードヘッドに対して測定治具を相対的に回転することにより、めっき処理を行う際の基板とアノードヘッド間の離間距離をリング状の複数点で測定すれば、一つの測定子によって複数の位置における離間距離の測定ができる。
【0020】
本願の請求項5に記載の発明は、被めっき面を上方に向けた基板の周縁部を固定する基板保持部と、前記基板の被めっき面の周縁部を水密的にシールするシール部材と、前記基板の被めっき面の上方に被めっき面に対向して配置されるアノードヘッドと、基板保持部に固定した基板の被めっき面とアノードヘッドとの間の空間にめっき液を注入するめっき液注入手段とを具備し、前記基板の代わりに前記基板保持部に着脱自在に装着されると共に前記アノードヘッドとの離間距離を測定する測定子を有する測定治具によって、基板と前記アノードヘッドとの離間距離を調整することを特徴とするめっき装置である。
この測定治具によって、アノードヘッドと基板との離間距離を容易に定量的に測定でき、従って容易にこの離間距離の調整ができる。
【0021】
本願の請求項6に記載の発明は、被めっき面を上方に向けた基板の周縁部を固定する基板保持部と、前記基板の被めっき面の周縁部を水密的にシールするシール部材と、前記基板の被めっき面の上方に被めっき面に対向して配置されるアノードヘッドと、基板保持部に固定した基板の被めっき面とアノードヘッドとの間の空間にめっき液を注入するめっき液注入手段と、前記基板保持部側の部材のアノードヘッドに対向する位置に取り付けられて前記アノードヘッドとの離間距離を測定する測定子とを具備することを特徴とするめっき装置である。
この測定子によって、アノードヘッドと基板との離間距離を容易に定量的に測定でき、従って容易にこの離間距離の調整ができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。この実施の形態のめっき装置は、基板の被めっき面に電解銅めっきを施して、銅層からなる配線を形成するのに使用される。まずここでめっき工程の一例を図1を参照して説明する。
【0023】
基板(半導体基板)Wには、図1(a)に示すように、半導体素子が形成された基板1上の導電層1aの上にSiOからなる絶縁膜2が堆積され、リソグラフィ・エッチング技術によりコンタクトホール3と配線用の溝4が形成され、その上にTiN等からなるバリア層5、さらにその上に電解めっきの給電層としてシード層7が形成されている。
【0024】
そして、図1(b)に示すように、前記半導体基板Wの表面に銅めっきを施すことで、基板1のコンタクトホール3及び溝4内に銅を充填させると共に、絶縁膜2上に銅層6を堆積させる。その後、化学的機械的研磨(CMP)により、絶縁膜2上の銅層6を除去して、コンタクトホール3及び配線用の溝4に充填させた銅層6の表面と絶縁膜2の表面とをほぼ同一平面にする。これにより、図1(c)に示すように銅層6からなる配線が形成される。
【0025】
図2は本発明を適用するめっき処理設備の一例の全体平面図である。図2に示すように、このめっき処理設備には、内部に複数の基板Wを収納する四基のロード・アンロード部10と、めっき処理及びその付帯処理を行う四基のめっき装置12と、ロード・アンロード部10とめっき装置12との間で基板Wの受渡しを行う二基の搬送ロボット14,15と、二基のベベル・裏面洗浄ユニット16,16と、一基の膜厚測定装置17と、基板仮置台18とが備えられている。
【0026】
ここで図3は前記めっき装置12の平面図である。同図に示すようにめっき装置12には、めっき処理及びその付帯処理を行う基板処理部20が備えられ、この基板処理部20に隣接して、めっき液を溜めるめっき液トレー22が配置されている。また、回転軸24を中心に揺動する揺動アーム26の先端に保持されて前記基板処理部20とめっき液トレー22との間を揺動するアノードヘッド(電極部)28を有する電極アーム部30が備えられている。更に、基板処理部20の側方に位置して、プレコート・回収アーム32と、純水やイオン水等の薬液、更には気体等を基板に向けて噴射する固定ノズル34が配置されている。
【0027】
前記基板処理部20には、図4及び図5に示すように、被めっき面を上向きにして基板Wを保持する基板保持部36と、この基板保持部36の上方にこの基板保持部36の周縁部を囲繞するように配置されるカソード部38とが備えられている。更に、基板保持部36の周囲を囲繞して処理中に用いる各種薬液の飛散を防止する有底略円筒状のカップ40が、エアシリンダ42を介して上下動自在に配置されている。
【0028】
ここで基板保持部36は、エアシリンダ42によって、下方の基板受渡し位置Aと、上方のめっき位置Bと、これらの中間の前処理・洗浄位置Cとの間を昇降し、回転モータ46及びベルト48を介して、任意の加速度及び速度で前記カソード部38と一体に回転するように構成されている。基板受渡し位置Aに対向して、めっき装置12のフレーム側面の搬送ロボット15側には、図7に示すように、基板搬出入口50が設けられ、また基板保持部36がめっき位置Bまで上昇したときに、基板保持部36に保持された基板Wの周縁部に下記するカソード部38のシール部材90とカソード電極88とが当接するようになっている。一方、前記カップ40は、その上端が前記基板搬出入口50の下方に位置し、図5に仮想線で示すように、上昇したときに前記基板搬出入口50を塞いでカソード部38の上方に達するようになっている。
【0029】
図3に示すめっき液トレー22は、めっきを実施していないときに、電極アーム部30の下記するめっき液含浸材110及びアノード98をめっき液で湿潤させるためのもので、図6に示すように、このめっき液含浸材110が収容できる大きさに設定され、図示しないめっき液供給口とめっき液排水口を有している。
【0030】
電極アーム部30は、図8及び図9に示すように、上下動モータ54と図示しないボールねじを介して上下動し、旋回モータ56を介して、前記めっき液トレー22と基板処理部20との間を旋回(揺動)するようになっている。
【0031】
またプレコート・回収アーム32は、図10に示すように、上下方向に延びる支持軸58の上端に連結されて、ロータリアクチュエータ60を介して旋回(揺動)し、エアシリンダ62(図7参照)を介して上下動するように構成されている。このプレコート・回収アーム32には、その自由端側にプレコート液吐出用のプレコートノズル64が、基端側にめっき液回収用のめっき液回収ノズル66がそれぞれ保持されている。そしてプレコートノズル64は基板上にプレコート液を間欠的に吐出し、まためっき液回収ノズル66は基板上のめっき液を吸引して回収する。
【0032】
次に基板保持部36は、図11に示すように、円板状の基板ステージ68を備え、この基板ステージ68の周縁部に、上面に基板Wを水平に載置して保持する支持部70が立設されている。また支持部70の近傍には基板Wを上方から下方に押し付けて基板Wの周縁部を支持部70との間で挟持する固定爪76が六ヶ所設置されている。
【0033】
ここで固定爪76の下端は、コイルばね78を介して下方に付勢した開放ピン80の上端に連結されて、この開放ピン80の下動に伴って固定爪76が内方に回動して閉じるようになっており、基板ステージ68の下方には前記開放ピン80の下面に当接してこれを上方に押し上げる開放部材としての支持板82が配置されている。
【0034】
これにより、基板保持部36が図5に示す基板受渡し位置Aに位置するとき、開放ピン80は支持板82に当接し上方に押し上げられて、固定爪76が外方に回動して開き、基板ステージ68を上昇させると、開放ピン80がコイルばね78の弾発力で下降して、固定爪76が内方に回転して閉じるようになっている。
【0035】
カソード部38は、図12及び図13に示すように、支持板82(図11参照)の周縁部に立設した支柱84の上端に固着した環状の枠体86と、この枠体86の下面に内方に突出させて取り付けた、この例では六分割されたカソード電極88と、このカソード電極88の上方を覆うように前記枠体86の上面に取り付けた環状のシール部材90とを有している。このシール部材90は、その内周縁部が内方に向け下方に傾斜し、且つ徐々に薄肉となって、内周端部が下方に垂下するように構成されている。
【0036】
これにより図5に示すように、基板保持部36がめっき位置Bまで上昇したときに、この基板保持部36で保持した基板Wの周縁部にカソード電極88が押し付けられて通電し、同時にシール部材90の内周端部が基板Wの周縁部上面に圧接し、ここを水密的にシールして、基板の上面(被めっき面)に供給されためっき液が基板Wの周縁端部から染み出すのを防止すると共に、めっき液がカソード電極88を汚染することを防止するようになっている。
【0037】
なおこの実施の形態において、カソード部38は上下動不能で基板保持部36と一体に回転するようになっているが、上下動自在で、下降したときにシール部材90が基板Wの被めっき面に圧接するように構成しても良い。
【0038】
電極アーム部30のアノードヘッド28は、図14に示すように、揺動アーム26の自由端にボールベアリング92を介して連結したハウジング94と、このハウジング94の周囲を囲繞する中空の支持枠96と、前記ハウジング94と支持枠96で周縁部を挟持して固定したアノード98及びめっき液含浸材110とを有し、ハウジング94にはアノード98の上面に当接して設置される直径方向に延びるめっき液導入管104にめっき液を供給するめっき液供給管102と、アノード98の上面に排出されためっき液を回収するめっき液排出管106が接続されている。ここで図15はアノード98とめっき液含浸材110とめっき液導入管104を示す概略図である。同図においてめっき液含浸材110はアルミナ、SiC、ムライト、ジルコニア、チタニア、コーディエライト等の多孔質セラミック又はポリプロピレンやポリエチレン等の焼結体等の硬質の多孔質体、あるいはこれらの複合材料で構成され、その外周に設けたフランジ110aをハウジング94と支持枠96(図14参照)で挟持している。アノード98の上面にはめっき液導入管104が設置され、アノード98にはこのめっき液導入管104のめっき液導入孔104aに接続するめっき液注入孔98aと、それ以外の位置の多数の通孔98bとが設けられている。これによりめっき液供給管102(図14参照)からめっき液導入管104に導入されためっき液は、めっき液導入孔104a及びめっき液注入孔98aからアノード98の下方に達してめっき液含浸材110と基板Wの被めっき面との間にめっき液を充填でき、まためっき液排出管106(図14参照)を吸引することで、アノード98の下方のめっき液は、通孔98bからアノード98の上部に移動し、めっき液排出管106から排出されるようになっている。なおアノード98やめっき液含浸材110やアノードヘッド28等の形状・構造・材質などは種々の変更が可能である。
【0039】
そしてアノードヘッド28は、基板保持部36がめっき位置B(図5参照)にあるときに、図16に示すように、基板保持部36で保持された基板Wとめっき液含浸材110との隙間が、0〜3mm程度となるまで下降し、この状態でめっき液供給管102(図14参照)からめっき液を供給して、めっき液含浸材110にめっき液を含ませながら、基板Wの上面(被めっき面)とアノード98との間にめっき液を満たし、これによって基板Wの被めっき面にめっきを施す。
【0040】
なお、図5,図16等に示すように、カソード部38を支持する支柱84の外方に等間隔に三本のストッパ棒116が立設され、これらストッパ棒116の上端に設けた高さ調整可能なアノードヘッド位置設定部116aの上面に支持枠96の周囲に等間隔に3つ設けた突出部96a(図14参照)を当接させることで、アノードヘッド28の下降が規制されるようになっている。
【0041】
図17は本発明の一実施の形態にかかる基板Wとアノードヘッド28の底面(下面)間の距離を測定する測定治具200を示す図であり、図17(a)は斜視図、図17(b)は図17(a)のG−G断面図である。同図に示すように測定治具200は板状であって、外周の三ヶ所に凹状のシール部材通過用凹部211を設けることで、それらの間に三つの直径方向に突出するアーム部201を形成し、一つのアーム部201にアノードヘッド28との離間距離を測定する測定子250を取り付けて構成されている。
【0042】
測定治具200の上面は平面状に構成され、その中央に開口205を設け、またアーム部201の外周辺部分にはその厚みtを基板Wの厚みと同一となるように他の部分の厚みよりも薄くしてなる載置部203を設けている。ここで載置部203の外径寸法(即ちアーム部201の外形寸法)は基板Wの外径寸法と同一に形成され、且つ前述のようにその厚みは基板Wの厚みと同一なので、この測定治具200は、前記めっき装置12の基板Wを装着する位置に基板Wと同様に着脱自在となっている。
【0043】
測定子250は取付部材255によってアーム部201の下面に固定されており、その先端の測定ヘッド251はアーム部201に設けた貫通孔202内に挿入されている。測定ヘッド251の上端は、測定治具200の上面と同一面に位置するように設置されている。この測定子250は、測定ヘッド251からこれに対向する位置に設置した他の部材、即ちアノードヘッド28(具体的にはめっき液含浸材110)の底面までの離間距離を測定する変位センサで構成されており、この変位センサは、アノードヘッド28に対して測定ヘッド251が突出して機械的に接触して測定する接触式変位センサ、又はアノードヘッド28に対してレーザ光等を照射して測定する非接触式変位センサの何れであっても良い。
【0044】
次に上記めっき処理設備の動作及び測定治具200による測定方法を説明する。まず図2において、何れかのロード・アンロード部10に装着したウエハカセットからめっき処理前の基板Wを搬送ロボット14が取り出し、この基板Wを膜厚測定装置17に搬送することでめっき前の基板Wのめっき膜厚を測定する。次に膜厚測定装置17内の基板Wを搬送ロボット14が取り出して基板仮置台18に載置する。次にもう一方の搬送ロボット15のハンドが基板仮置台18上の基板Wを取り出して被めっき面を上向きにした状態で、何れかのめっき装置12のフレームの側面に設けた基板搬出入口50からその内部に搬入し、基板受渡し位置Aにある基板保持部36の支持部70上に基板Wを載置する。搬送ロボット15のハンドが退去した後、カップ40を上昇させ、同時に基板受渡し位置Aにあった基板保持部36を前処理・洗浄位置Cに上昇させ、固定爪76で基板Wの周縁部を把持する。
【0045】
一方電極アーム部30のアノードヘッド28は、この時点ではめっき液トレー22上の通常位置にあって、めっき液含浸材110或いはアノード98がめっき液トレー22内に位置しており、この状態でカップ40の上昇と同時に、めっき液トレー22及びアノードヘッド28にめっき液の供給を開始する。そして基板Wのめっき工程に移るまで、新しいめっき液を供給し、併せてめっき液排出管106を通じた吸引を行って、めっき液含浸材110に含まれるめっき液の交換と泡抜きを行う。
【0046】
カップ40が上昇するとプレコート処理に移る。即ち、基板Wを固定した基板保持部36を回転させ、待避位置にあったプレコート・回収アーム32を基板Wと対峙する位置へ移動させる。そして基板保持部36の回転速度が設定値に達したところで、プレコート・回収アーム32の先端に設けられたプレコートノズル64から例えば界面活性剤からなるプレコート液を基板Wの被めっき面に間欠的に吐出して基板Wの被めっき面全体に行き渡らせる。次にプレコート・回収アーム32を待避位置へ戻し、基板保持部36の回転速度を増してプレコート液を振り切ってスピン乾燥させる。
【0047】
プレコート完了後、めっき処理に移る。まず基板保持部36をその回転を停止若しくはその回転速度をめっき時速度まで低下させた状態で、めっき位置Bまで上昇させると、基板Wの周縁部はカソード電極88に接触して通電可能な状態となり、同時に基板Wの周縁部上面にシール部材90が圧接されて水密的にシールされる。
【0048】
次に前記電極アーム部30をめっき液トレー22上方から基板Wの上方にアノードヘッド28が位置するように水平方向に旋回させ、基板Wの上方に到達した後に、アノードヘッド28を基板Wに向かって下降させる。そして図16に示すようにアノードヘッド28の突出部96aがストッパ棒116のアノードヘッド位置設定部116aに当接することでアノードヘッド28の下降が完了した時点で、めっき電流を投入し、めっき液供給管102からめっき液をアノードヘッド28の内部に供給して、アノード98を貫通しためっき液注入孔98aよりめっき液含浸材110にめっき液を供給する。このときめっき液含浸材110と基板Wの被めっき面間の離間距離は、0〜3mm程度である。めっき液の供給が続くと、めっき液含浸材110から染み出した銅イオンを含むめっき液が、めっき液含浸材110と基板Wの被めっき面との間の隙間に満たされ、基板Wの被めっき面に銅めっきが施される。このとき基板保持部36を低速で回転させても良い。
【0049】
基板Wのめっき処理が完了した後、電極アーム部30を上昇させ旋回させてめっき液トレー22上方へ戻し、通常位置へ下降させる。次にプレコート・回収アーム32を待避位置から基板Wに対峙する位置へ移動させて下降させ、めっき液回収ノズル66から基板W上のめっき残液を回収する。そしてプレコート・回収アーム32を待避位置へ戻し、基板Wの被めっき面のリンスのために固定ノズル34から基板Wの中央に純水を吐出し、同時に基板保持部36の回転を増して基板Wの表面のめっき液を純水に置換する。
【0050】
次に基板保持部36をめっき位置Bから前処理・洗浄位置Cへ下降させ、固定ノズル34から純水を供給しつつ基板保持部36及びカソード部38を回転させて水洗を実施する。そして純水の供給を停止した後、基板保持部36及びカソード部38の回転速度を増して基板Wをスピン乾燥させる。次に基板保持部36及びカソード部38の回転を停止し、基板保持部36を基板受渡し位置Aまで下降させると、固定爪76による基板Wの把持が解除され、次にカップ40も下降させ、搬送ロボット15によって基板Wをめっき装置12から取り出す。
【0051】
取り出された基板Wは何れか一方のベベル・裏面洗浄ユニット16に搬送されて洗浄・乾燥された後、搬送ロボット15によって基板仮置台18に載置され、搬送ロボット14によって膜厚測定装置17に搬送されてめっき後の基板Wのめっき膜厚を測定した後、搬送ロボット14によって何れかのロード・アンロード部10に取り付けたウエハカセットに収納される。これによって一枚の基板Wのめっき工程が全て完了する。
【0052】
一方めっき装置12の定期点検等において、めっき位置Bにある基板Wの被めっき面とアノードヘッド28の底面との間の離間距離を測定する際は、基板保持部36に基板Wがなく、基板保持部36を基板受渡し位置Aに下降して固定爪76を開いた状態で、リング状のシール部材90の中央の開口にその上面側から下側に図17に示す測定治具200を挿入し、図18に示すように、測定治具200の三つの載置部203を支持部70上に載置する(図18では固定爪76の記載は省略)。ここでシール部材90の上側から下側への測定治具200の挿入作業は、測定治具200の三つのアーム部201の外周辺が形成する円の直径がシール部材90の内径よりも大きいものの、測定治具200にはシール部材通過用凹部211が設けられているので、シール部材90を取り外すことなく、容易に挿入することができる。そして測定子250から引き出した測定子配線253は、支持部70に設けたハンド通過用凹部71を通して外部に引き出され、図示しない変位測定装置本体に接続される。
【0053】
次に基板保持部36をめっき位置Bまで上昇すると、図19に示すように、固定爪76が内方に回転してその先端が測定治具200の三つの載置部203の上面に当接して載置部203を支持部70との間で挟持・固定する。そしてアノードヘッド28をめっきする際の位置まで測定治具200に向かって下降する。そして図19に示す状態で測定子250の測定ヘッド251とアノードヘッド28下面(めっき液含浸材110下面)間の離間距離を測定する。
【0054】
このとき支持部70に載置した載置部203の厚みは基板Wの厚みと同一なので、測定治具200の上面はめっきの際の基板Wの上面と同一面となる。従って測定治具200の上面と同一面に設置した測定子250先端の測定ヘッド251もめっきの際の基板Wの上面と同一面に位置し、前記測定子250によって測定された離間距離は、めっき時における基板Wの被めっき面とアノードヘッド28の下面間の離間距離と一致する。なお測定子250による離間距離の測定の際、基板保持部36を回転すれば、測定する離間距離がリング状の複数点となり、より正確な離間距離の測定ができるようになるばかりか、アノードヘッド28の傾きの有無も合わせて測定できる。
【0055】
そしてこの測定した離間距離が、予め設定されている離間距離寸法と異なる寸法であった場合やアノードヘッド28が傾いていた場合は、三本のストッパ棒116の上端に設けたアノードヘッド位置設定部116aの高さをそれぞれ調節する。
【0056】
そして基板Wとアノードヘッド28間の離間距離(隙間)の測定・調節が終了した後、アノードヘッド28を上昇する。一方基板保持部36を基板受渡し位置Aまで下降させることで、固定爪76による測定治具200の把持を解き、この測定治具200をリング状のシール部材90の中央の開口の下側から上面側に抜き出す。
【0057】
上記測定治具200を用いることにより、使用中のめっき装置12の基板Wとアノードヘッド28間の離間距離の測定を容易且つ定量的に行うことができるようになり、このため設定しておいた前記離間距離が経時的に変化していた場合でも、これを調整して容易に設定どおりの離間距離に戻すことができ、これによって使用するめっき液量を変化する必要がなく、そのめっき液量の管理が容易になる。
【0058】
なお上記測定治具200においては、測定子250を一箇所に設けたが、複数箇所(例えば各アーム部201のそれぞれ)に設けても良い。このように構成すれば、基板保持部36を回転しなくても、複数箇所測定によるより正確な離間距離の測定ができるばかりか、アノードヘッド28の傾斜の有無も測定できる。また上記測定治具200のように、基板保持部36にセットした測定子250の測定ヘッド251の位置を基板Wの被処理面の位置と一致させれば、測定子250によって測定したアノードヘッド28までの距離が直接基板Wの被処理面とアノードヘッド28間の離間距離となるので好適である。ただし本発明においては必ずしも基板保持部36にセットした測定治具200の測定ヘッド251の位置を基板Wの被処理面の位置と一致させなくても、測定ヘッド251から基板Wの被処理面までの位置の誤差寸法を求めておけば、測定子250によって測定したアノードヘッド28までの距離に誤差寸法を加算又は減算することで基板Wの被処理面とアノードヘッド28間の離間距離を求めることができる。
【0059】
図20は本発明の他の実施の形態にかかるめっき装置12の基板保持部36及びアノードヘッド28の部分を示す拡大概略断面図である。同図に示すめっき装置12において、前記めっき装置12と相違する点は、測定治具200を着脱自在に取り付ける代わりに、基板ステージ68上に測定子250を取り付けた点である。測定子250の先端の測定ヘッド251の上端は、基板Wに触れないように基板Wが載置される位置よりも少し下の位置となり、このため測定子250が測定する測定ヘッド251からアノードヘッド28までの離間距離はそのままでは基板Wの被めっき面とアノードヘッド28までの離間距離とは一致しないが、予め測定ヘッド251と基板Wの被めっき面までの距離を求めておくことで、演算によって基板Wの被めっき面とアノードヘッド28までの離間距離を求めることができる。このように測定子250を基板保持部36側の部材に固定するように構成すれば、測定治具200を着脱する作業が不要になる。なお測定子250を取り付けるのは基板保持部36側の部材であれば基板ステージ68以外の部材であってもよい。
【0060】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように本発明によれば、アノードヘッドと基板との離間距離を容易に定量的に測定でき、両者の間に注入するめっき液の液量の安定管理が図れ、めっき排液量が減り、環境負荷の低減にも貢献できる。またこの離間距離の調整作業の効率も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】めっき工程の一例を示す断面図である。
【図2】本発明を適用するめっき処理設備の一例の全体平面図である。
【図3】めっき装置12を示す平面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】基板保持部36及びカソード部38の拡大断面図である。
【図6】図3の正面図である。
【図7】図3の右側面図である。
【図8】図3の背面図である。
【図9】図3の左側面図である。
【図10】プレコート・回収アーム32を示す正面図である。
【図11】基板保持部36部分の概略断面図である。
【図12】カソード部38の平面図である。
【図13】カソード部38の要部拡大図である。
【図14】電極アーム部30を示す図であり、図14(a)は平面図、図14(b)は側断面図である。
【図15】アノード98とめっき液含浸材110を示す図である。
【図16】めっき時の基板保持部36近傍部分の状態を示す図である。
【図17】測定治具200を示す図であり、図17(a)は斜視図、図17(b)は図17(a)のG−G断面図である。
【図18】測定治具200を基板保持部36に装着した状態(ただし固定爪76の記載は省略)を示す斜視図である。
【図19】測定治具200を用いて基板Wとアノードヘッド28間の離間距離を測定する方法を示す図である。
【図20】本発明の他の実施の形態にかかるめっき装置12の基板保持部36及びアノードヘッド28の部分を示す図である。
【符号の説明】
W 基板
10 ロード・アンロード部
12 めっき装置
14,15 搬送ロボット
16 洗浄ユニット
17 膜厚測定装置
18 基板仮置台
20 基板処理部
22 めっき液トレー
26 揺動アーム
28 アノードヘッド(電極部)
30 電極アーム部
36 基板保持部
38 カソード部
68 基板ステージ
70 支持部
71 ハンド通過用凹部
76 固定爪
78 コイルばね
80 開放ピン
82 支持板
84 支柱
86 枠体
88 カソード電極
90 シール部材
94 ハウジング
96 支持枠
96a 突出部
98 アノード
98a めっき液注入孔
98b 通孔
102 めっき液供給管
104 めっき液導入管
104a めっき液導入孔
106 めっき液排出管
110 めっき液含浸材
116 ストッパ棒
116a アノードヘッド位置設定部
200 測定治具
201 アーム部
202 貫通孔
203 載置部
205 開口
211 シール部材通過用凹部
250 測定子
251 測定ヘッド
253 測定子配線
255 取付部材

Claims (6)

  1. 上方に向けた基板の被めっき面とこれに対向するアノードヘッドとの間の空間にめっき液を注入して基板の被めっき面にめっき処理を行うめっき装置に用いる基板とアノードヘッド間の離間距離測定治具であって、
    前記測定治具は、前記基板に代えてアノードヘッドに対向して装着した状態で前記アノードヘッドとの離間距離を測定する測定子を具備していることを特徴とする基板とアノードヘッド間の離間距離測定治具。
  2. 前記測定子の測定治具への取付位置は、この測定子によって測定されるこの測定子からアノードヘッドまでの離間距離が、前記基板とアノードヘッド間の離間距離と一致する位置であることを特徴とする請求項1に記載の基板とアノードヘッド間の離間距離測定治具。
  3. 前記測定子はその測定ヘッドがアノードヘッドに接触する接触式又は接触しない非接触式の測定子であることを特徴とする請求項1又は2に記載の基板とアノードヘッド間の離間距離測定治具。
  4. 上方に向けた基板の被めっき面とこれに対向するアノードヘッドとの間の空間にめっき液を注入して基板の被めっき面にめっき処理を行うめっき装置における前記基板の被めっき面とアノードヘッド間の離間距離調整方法において、
    前記基板に代えて測定子を具備する測定治具を前記めっき装置に装着してめっき処理を行う際の位置にセットし、前記測定子からアノードヘッドまでの離間距離を測定することで、めっき処理を行う際の基板とアノードヘッド間の離間距離を求め、求めた離間距離を元に基板とアノードヘッド間の離間距離を調整することを特徴とする基板とアノードヘッド間の離間距離調整方法。
  5. 被めっき面を上方に向けた基板の周縁部を固定する基板保持部と、前記基板の被めっき面の周縁部を水密的にシールするシール部材と、前記基板の被めっき面の上方に被めっき面に対向して配置されるアノードヘッドと、基板保持部に固定した基板の被めっき面とアノードヘッドとの間の空間にめっき液を注入するめっき液注入手段とを具備し、
    前記基板の代わりに前記基板保持部に着脱自在に装着されると共に前記アノードヘッドとの離間距離を測定する測定子を有する測定治具によって、基板と前記アノードヘッドとの離間距離を調整することを特徴とするめっき装置。
  6. 被めっき面を上方に向けた基板の周縁部を固定する基板保持部と、前記基板の被めっき面の周縁部を水密的にシールするシール部材と、前記基板の被めっき面の上方に被めっき面に対向して配置されるアノードヘッドと、基板保持部に固定した基板の被めっき面とアノードヘッドとの間の空間にめっき液を注入するめっき液注入手段と、
    前記基板保持部側の部材のアノードヘッドに対向する位置に取り付けられて前記アノードヘッドとの離間距離を測定する測定子とを具備することを特徴とするめっき装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017008347A (ja) * 2015-06-18 2017-01-12 株式会社荏原製作所 めっき装置の調整方法及び測定装置
WO2023168210A1 (en) * 2022-03-01 2023-09-07 Lam Research Corporation Gap characterization in electrodeposition tool

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