JP2004345007A - Nc装置及びその装置のドライブパラメータ入出力方法 - Google Patents

Nc装置及びその装置のドライブパラメータ入出力方法 Download PDF

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Abstract

【課題】NC装置に接続されたサーボドライブ、主軸ドライブのパラメータをドライブからNC装置に出力する際、キーボードからファイル名を入力することなくファイル名を作成する。
【解決手段】ドライブのパラメータをドライブ9、13、17からNC装置1に出力する際、ドライブの制御軸名称の文字列と、ドライブが送りドライブであるか主軸ドライブであるかの種別を識別する文字列から、ドライブパラメータファイル名称を作成するファイル名管理部2を備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、工作機械等を制御するNC装置に関し、特に複数の送りドライブと主軸ドライブのパラメータを入出力するNC装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は、従来のNC装置と、ネットワークを介して接続された複数の送りドライブおよび主軸ドライブの構成を表すブロック図である(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開平5−265520号公報(第4―5頁、第1図)
【0004】
図において、NC装置1aには、作業者が入力操作を行うキーボード6と、各種データの画面表示を行うモニタ5と、ファイルを記憶するハードディスクやフレキシブルディスク、PCカード等の記憶装置3と、ネットワーク8を介してドライブと通信する通信制御部7を備えており、これらがCPU4によって制御される。NC装置1aが制御する軸は送り軸と主軸であり、送り軸は送りドライブ,主軸は主軸ドライブにより制御される。NC装置1aにはネットワークを介して複数の送りドライブ9、13と主軸ドライブ17が接続されている。送りドライブ9は、サーボ制御をする時に使用する、制御方法の選択やループゲイン等を規定するパラメータの値を保存しておくパラメータ記憶部12と、ネットワーク8を介してNC装置1aと通信する通信制御部10を備えており、これらがCPU11によって制御される。送りドライブ13と主軸ドライブ17も送りドライブ9と同様にパラメータ記憶部と通信制御部を備えてCPUによって制御されている。NC装置1aとこれらのドライブ9、13、17は、ネットワーク8で接続されており、互いにデータのやり取りができるようになっている。
【0005】
ドライブ9、13、17のパラメータとは、ドライブが制御する軸の動作を規定するものであり、具体的には軸の制御方法が速度制御、位置制御、トルク制御のいずれであるかを規定するデータや、ループゲインやバックラッシュ補正値等のデータである。その設定方法は、ドライブ9、13、17に専用の設定機器を接続して設定する方法やNC装置のキーボードから入力して設定する方法等が有り、そこで使われる機能の1つに、パラメータの入出力機能がある。各ドライブ9、13、17がパラメータを出力する時はそのパラメータをNC装置1aの記憶装置3にファイルとして書き込み、入力する時は逆にNC装置1aの記憶装置3からパラメータを取り出してパラメータ記憶部12、16、20に書き込む。この方法は、工作機械の立ち上げ時に標準的なパラメータを設定する場合や、故障で交換したドライブのセットアップをする場合に有効である。記憶装置3としてフレキシブルディスクやPCカード等の可搬性のあるものを使用すれば、記憶されたパラメータは他のNC装置にも使用できる。
【0006】
このパラメータの入出力機能を働かせるときに用いるファイル名は、拡張子を除いて作業者が任意に入力するようになっている。NC装置1aはパラメータを入出力する際に“prm”という固定された文字列を拡張子としてファイル名に付加しており、パラメータ以外の他のファイルと区別できるようになっている。
【0007】
パラメータをドライブ9、13、17からNC装置1aへ出力する時のモニタ5の画面の例と出力方法を説明する。図5(a)は、パラメータ出力画面の例であり、軸名称表示エリア200、ドライブ番号表示エリア201、選択チェックBOX202、パラメータファイル名エリア204aから構成される。軸名称表示エリア200は、NC装置1aにあらかじめ入力された軸名称を表示する。図5(b)は、ドライブの選択状態を説明する図であり、206が選択状態、207が未選択状態を示している。
【0008】
次にパラメータの出力方法を説明する。作業者は、パラメータの出力をしたいドライブの軸選択チェックBOX202を押下し、ドライブ選択状態206にする。次にパラメータファイル名エリア204aにファイル名として任意の文字列をキーボードより入力する。このドライブの選択とファイル名文字列の組み合せを出力したいドライブの数だけ繰り返す。そして作業者が出力実行ボタン205を押下すると、NC装置1aは選択チェックBOX202で選択されているドライブのパラメータをネットワーク8経由で読み込み、パラメータファイル名エリア204aのファイル名に拡張子“prm”を追加して記憶装置3に書き込む。この読み込みから書き込みまでのステップをドライブ選択状態206になっている全てのドライブについて実施する。
【0009】
次に、NC装置1aからドライブ9、13、17へパラメータを入力する時のモニタの画面の例と入力方法を説明する。図6(a)は、パラメータ入力画面の例であり、軸名称表示エリア300、ドライブ番号表示エリア301、選択チェックBOX302、パラメータファイル名エリア304aから構成される。軸名称表示エリア300はNC装置1aにあらかじめ入力された軸名称を表示する。図6(b)はドライブの選択状態を説明する図であり、306が選択状態、307が未選択状態を示している。
【0010】
次に、パラメータの入力方法を説明する。作業者は、パラメータの入力をしたいドライブの軸選択チェックBOX302を押下し、ドライブ選択状態306にする。次にパラメータファイル名エリア304aに該当する軸のパラメータファイル名の文字列をキーボードより入力する。このドライブの選択とファイル名文字列の組み合せを入力したいドライブの数だけ繰り返す。そして作業者が入力実行ボタン305を押下すると、NC装置1aは選択チェックBOX302で選択されているドライブのパラメータファイル名304aに従って記憶装置3からパラメータをネットワーク経由で読み込み、パラメータ記憶部12、16、20に書き込む。この読み込みから書き込みまでのステップをドライブ選択状態306になっている全てのドライブについて実施する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、ファイル名をキーボードから入力する従来の方法では、作業者は、軸の数だけパラメータファイル名を入力する必要があり、軸が多くなるにつれ作業時間が増大していた。また、ドライブからNC装置へパラメータファイルを出力する際に、各ドライブのパラメータファイルの名称を各作業者が任意に決めていたため、次にそれらのファイルをドライブに入力する際は、再度作業者が各ファイルの名称と軸の関係を考慮しながら入力作業を行う必要があり作業が煩雑になっていた。またドライブの種別も規定されていないため、誤ってパラメータファイルを別のドライブまたは種別の異なるドライブへ入力してしまう恐れがあった。例えば、送りドライブのパラメータファイルを主軸ドライブへ間違って入力してしまう恐れがあった。また、ファイルの名称が統一されていないため、簡便な方法でNC装置に接続されている全ドライブのパラメータを一括に入出力することは出来なかった。
【0012】
そこで本発明は、パラメータファイルをドライブからNC装置に出力する際に、NC装置が軸ごとに固定された名称を付加することによって、作業者の操作の手間を省くと共に作業時間を短縮することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明のNC装置では上記課題を解決するために、入力操作用のキーボードと、データの画面表示を行うモニタと、ファイル情報を記憶する記憶装置と、軸を制御するドライブとの通信制御部と、これらを制御するCPUと、前記ドライブのパラメータ入出力機能と、を備えたNC装置において、前記ドライブのパラメータを前記記憶装置にファイルとして出力するときは、前記NC装置に予め入力しておいた前記ドライブに対応した制御軸名称文字列に、前記ドライブがサーボドライブであるか主軸ドライブであるかの種別を識別する文字列を追加し、ドライブパラメータのファイル名称を作成し、前記ドライブのパラメータを前記記憶装置から前記ドライブに入力するときは、前記記憶装置にあるファイル名と入力すべき前記ドライブに対応した制御軸名称を比較し、入力すべき前記ドライブに対応した制御軸名称と同一の軸名称部を持つファイルを選択するファイル名管理部を備えたことを特徴としている。また、本発明のNC装置のドライブ用パラメータ入出力方法では、入力操作用のキーボードと、データの画面表示を行うモニタと、ファイル情報を記憶する記憶装置と、軸を制御するドライブとの通信制御部と、これらを制御するCPUと、前記ドライブのパラメータ入出力部と、を備えたNC装置において、ドライブパラメータのファイル名を管理するファイル名管理部を備え、次の手順で動作することを特徴としている。
前記パラメータ出力時、
ステップ1)作業者が選択したドライブの、NC装置にあらかじめ入力されたドライブに対応した制御軸名称を取り出す。
ステップ2)その名称の文字列にドライブの種別を識別する文字列を追加し、ファイル名称を作成する。
ステップ3)そのファイル名称のファイルに前記パラメータを出力する。前記パラメータ入力時、
ステップ4)記憶装置に有るファイル名と、入力すべきドライブに対応した制御軸名称を比較する。
ステップ5)入力すべきドライブに対応した制御軸名称と同一の軸名称部を持つファイルを選択する。
ステップ6)そのファイル名称のファイルから前記パラメータを入力する。
これにより、パラメータ入出力時作業者がファイル名を入力する必要がなくなり、作業者の操作の手間が省けると共に、作業時間が短縮されるのである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図に基づき説明する。
図1は本発明のNC装置とネットワーク8を介して接続された複数のドライブの構成を示すブロック図である。3から19までの符号は図7と同一であり、説明を省略する。2はファイル名管理部であり、パラメータを出力する時に、NC装置にあらかじめ入力されたドライブに対応する制御軸名称にドライブの種別を識別する文字列を追加し、パラメータのファイル名称を作成する。また、パラメータ入力時、記憶装置に有るファイル名と、入力すべきドライブに対応した制御軸名称を比較し、入力すべきドライブに対応した制御軸名称と同一の軸名称部を持つファイルを選択する。このファイル名管理部2だけが従来技術を説明した図7と異なり、本発明の特徴部分である。
【0015】
ファイル名の定義方法を図2に基づき説明する。軸名称100は、作業者があらかじめNC装置に入力しておいた軸名称であり、種別101は、送りドライブと主軸ドライブのいずれかの種別を定義する。そして、軸名称と種別の間を“_”でつなぎ、拡張子103はパラメータファイルを表す“prm”に固定される。任意の識別文字102は、作業者が識別文字を追加したい場合に使われる。
【0016】
次にパラメータ出力画面と出力方法を説明する。なお、以下、入力と出力の主体となるのはドライブである。図3(a)は、上記定義方法に基づいたパラメータ出力画面例であり、軸名称表示エリア200、ドライブ番号表示エリア201、選択チェックBOX202、パラメータ出力モード選択ラジオボタン203、パラメータファイル名エリア204から構成される。パラメータファイル名エリア204は従来技術を説明する図5の204aとファイル名を表示する機能は同一であるが、編集不可状態208と編集可能状態209が選択できる機能が追加されている。軸名称表示エリア200の表示は、NC装置1が管理する軸名称パラメータを表示する。パラメータファイル名エリア204には、NC装置1のファイル名管理部2が軸名称パラメータを参照し、図2のファイル名の定義方法に従ってファイル名を作成して表示する。ただし、拡張子“prm”の表示は省略される。例えば、軸名称が“X1”で種別がサーボの場合は、パラメータファイル名は“X1_SV.prm”となり、204の表示は“X1_SV”となる。
【0017】
次にパラメータの出力方法を説明する。パラメータ出力モード選択ラジオボタン203により、全ドライブのパラメータを1度に出力する一括出力モードと、選択チェックボックス202で選択状態としたドライブのパラメータのみ出力する個別出力モードのどちらかを選択することが出来る。作業者がパラメータ出力選択ラジオボタン203で“一括”を選択した場合、作業者がパラメータ名を入力することは一切必要ない。作業者がパラメータ出力選択ラジオボタン203で“個別”を選択した場合は、選択チェックBOX202で選択状態206としたドライブのパラメータのみ出力する。また“個別”を選択した場合は、パラメータファイル名エリア204に表示されているパラメータファイル名の末尾に作業者が任意の識別文字を追加することが出来る。これは軸調整時等に同じドライブで複数のパラメータファイルを保管したい場合に使用される。
【0018】
一括出力モードの手順は以下のとおりである。作業者が、パラメータ出力モード選択ラジオボタン203の“一括”を選択すると、NC装置1のファイル管理部2は接続されている全ドライブ9、13、17について選択チェックBOX202の選択状態をドライブ選択状態206にし、ファイル名のフォーマット(図2)に従って、NC装置にあらかじめ入力されたドライブの制御軸名称とドライブの種別からパラメータファイル名を作成し、パラメータファイル名エリア204に編集不可状態208で表示する。作業者が出力実行ボタン205を押下すると、NC装置1は接続されているドライブ9、13、17のパラメータをネットワーク8経由で読み込み、パラメータファイル名エリア204のファイル名に拡張子“prm”を追加して記憶装置3に書き込む。この読み込みから書き込みまでのステップを、NC装置1に接続されている全てのドライブ9、13、17について実施する。
【0019】
個別出力モードの手順は以下のとおりである。作業者が、パラメータ出力モード選択ラジオボタン203の“個別”を選択すると、NC装置1のファイル名管理部2は全ドライブ9、13、17の選択チェックBOX202の選択状態をドライブ未選択状態207にし、ファイル名のフォーマット(図2)に従って、NC装置にあらかじめ入力されたドライブの制御軸名称とドライブの種別からパラメータファイル名を作成し、パラメータファイル名エリア204に編集可能状態209で表示する。作業者は、パラメータの出力をしたいドライブの選択チェックBOX202を押下しドライブ選択状態206にし、パラメータファイル名エリア204に表示されているファイル名の末尾に必要に応じて任意の識別文字を追加する。このドライブ選択からファイル名の確認、修正までの作業を必要なドライブの数だけ繰り返す。作業者が出力実行ボタン205を押下すると、NC装置1は選択チェックBOX202で選択されているドライブ9、13、17のパラメータをネットワーク8経由で読み込み、パラメータファイル名エリア204のファイル名に拡張子“prm”を追加して記憶装置3に書き込む。この読み込みから書き込みまでのステップを、NC装置に接続されている全てのドライブ9、13、17について実施する。
【0020】
次にパラメータ入力画面と入力方法を説明する。図4(a)は、上記定義方法に基づいたパラメータ入力画面例であり、軸名称表示エリア300、ドライブ番号表示エリア301、選択チェックBOX302、パラメータ入力モード選択ラジオボタン303、パラメータファイル選択コンボBOXエリア304から構成される。パラメータファイル選択コンボBOXエリア304は従来技術を説明する図6の304aのパラメータファイル名エリアと軸名称を表示する機能は同一であるが、コンボBOXとなっていてリスト表示が可能である。軸名称表示エリア300の表示は、NC装置1が管理する軸名称パラメータを表示する。パラメータファイル選択コンボBOXエリア304には、NC装置にあらかじめ入力された軸名称を参照し、その文字列の付いたパラメータファイルを記憶装置から検索して抽出し表示する。ただし、拡張子“prm”の表示は省略される。また、パラメータファイル選択コンボBOXエリア304のリスト表示には、NC装置1の記憶装置3にあるファイルの中の“種別”が同一のものが表示される。例えば、軸名称が“X1”の場合、NC装置1のファイル名管理部2は“X1”の文字列がついたパラメータファイルを記憶装置3の中から検索して抽出し、さらにそのファイルと同一の種別のファイル名を検索して抽出し、表示する。図4の例では“X1_SV1”が検索され、同一の種別の“X1_SV”“Y1_SV”“Z1_SV”がコンボBOXにリスト表示される。
【0021】
次にパラメータの入力方法を説明する。パラメータ入力モード選択ラジオボタン303により、全ドライブのパラメータを1度に入力する一括入力モードと、選択チェックボックス302で選択状態としたドライブのパラメータのみ入力する個別入力モードのどちらかを選択することが出来る。作業者がパラメータ入力選択ラジオボタン303で“一括”を選択した場合、作業者がパラメータ名を入力することは一切必要ない。 作業者がパラメータ入力選択ボタン303で“個別”を選択した場合は、選択チェックBOX302で選択状態306としたドライブのパラメータのみ入力する。また、“個別”を選択した場合は、パラメータファイル選択コンボBOXエリア304でリスト表示されるパラメータファイル名から入力するファイルを選択できる。
【0022】
一括入力モードの手順は以下のとおりである。作業者が、パラメータ入力モード選択ラジオボタン303の“一括”を選択すると、NC装置1のファイル名管理部2は、接続されている全ドライブ9、13、17について選択チェックBOX302の選択状態をドライブ選択状態306にし、ファイル名のフォーマット(図2)に従ってパラメータファイル名をパラメータファイル選択コンボBOXエリア304にリストBOX表示不可状態308で表示する。作業者が入力実行ボタン305を押下すると、NC装置1は接続されているドライブ9、13、17のパラメータをパラメータファイル選択コンボBOXエリア304のファイル名にしたがって記憶装置3から読み出しネットワーク8経由でドライブ9、13、17に送出する。ドライブ9、13、17は受け取ったパラメータをパラメータ記憶部12、16、20に書き込む。この読み込みから書き込みまでのステップを、NC装置1に接続されている全てのドライブ9、13、17について実施する。
【0023】
個別入力モードの手順は以下のとおりである。作業者が、パラメータ入力モード選択ラジオボタン303の“個別”を選択すると、NC装置1のファイル名管理部2は全ドライブ9、13、17の選択チェックBOX302の選択状態をドライブ未選択状態307にし、ファイル名のフォーマット(図2)に従ってパラメータファイル名を記憶装置3から検索しドライブ9、13、17の種別と同一の種別のファイルを抽出し、パラメータファイル選択コンボエリア304をリストBOX表示可の状態にする。このときパラメータファイル選択コンボエリア304に表示されるファイル名はドライブ9、13、17に対応する制御軸名称の文字列を含むファイルのうち最初に検索されたものである。例えば軸名称が“X1”のとき、NC装置1の記憶装置3の中に、“X1_SV”と“X1_SV1”という2つのファイルが存在したとき、検索により、“X1_SV1”が先に検索されたとすると、コンボエリアには“X1_SV1”が表示される。作業者は、パラメータの入力を実行したいドライブの選択チェックBOX302の選択状態をドライブ選択状態306にし、パラメータファイル選択コンボBOXエリア304をリスト表示309させ、そこからファイル名を選択する。作業者が入力実行ボタン305を押下すると、NC装置1は選択チェックBOX302で選択されているドライブ番号301のパラメータファイル選択コンボBOXエリア304にあったファイル名に従って記憶装置3からドライブパラメータを読み込み、ネットワーク8経由でドライブ9、13、17へ送出する。ドライブ9、13、17は受け取ったパラメータをパラメータ記憶部12、16、20に書き込む。この読み込みから書き込みまでのステップを、ドライブ選択状態306になっている全てのドライブ9、13、17について実施する。
【0024】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によると、NC装置に接続されるドライブのパラメータファイルを入出力する際に、ドライブからNC装置へ出力する時には、制御軸名称とドライブの種別を識別可能な文字列で表されるファイル名称が作成され、NC装置からドライブへ入力する時には出力時に作成されたファイル名称にてファイルが選択されるため、これらの作業を行う作業者がファイル名を入力する必要がなくなり、作業時間の短縮が図れる。また、作業者がファイル名を間違え、特定のドライブのパラメータファイルを別のドライブに誤って設定することを防止することができる。また、パラメータファイル名が固定化されたことで、NC装置とドライブ間のパラメータファイルの一括入出力が可能となり、作業時間の大幅な短縮と作業の簡便化が可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のNC装置とドライブの構成を示すブロック図
【図2】本発明のNC装置のファイル名称の定義を説明する図
【図3】(a)本発明のNC装置のドライブパラメータ出力画面例
(b)ドライブパラメータ出力画面の状態を説明する図
【図4】(a)本発明のNC装置のドライブパラメータ入力画面例
(b)ドライブパラメータ入力画面の状態を説明する図
【図5】(a)従来のNC装置のドライブパラメータ出力画面例
(b)ドライブパラメータ出力画面の状態を説明する図
【図6】(a)従来のNC装置のドライブパラメータ入力画面例
(b)ドライブパラメータ入力画面の状態を説明する図
【図7】従来のNC装置とドライブの構成を示すブロック図
【符号の説明】
1、1a NC装置
2 ファイル名管理部
3 記憶装置
4 CPU
5 モニタ
6 キーボード
7 通信制御部
8 ネットワーク
9、13 送りドライブ
10、14、18 通信制御部
11、15、19 CPU
12、16、20 パラメータ記憶部
17 主軸ドライブ
100 軸名称
101 種別
102 任意の識別文字
103 拡張子
200、300 軸名称表示エリア
201、301 ドライブ番号表示エリア
202、302 選択チェックBOX
203 パラメータ出力モード選択ラジオボタン
204、204a、304a パラメータファイル名エリア
205 出力実行ボタン
206、306 ドライブの選択状態
207、307 ドライブ未選択状態
208 編集可能状態
209 編集不可状態
303 パラメータ入力モード選択ラジオボタン
304 パラメータファイル選択コンボBOXエリア
305 入力実行ボタン
308 リストBOX表示不可(編集不可状態)
309 リストBOX表示可(編集可能状態)

Claims (6)

  1. 入力操作用のキーボードと、
    データの画面表示を行うモニタと、
    ファイル情報を記憶する記憶装置と、
    軸を制御する複数のドライブとの間で通信制御をする通信制御部と、
    これらを制御するCPUと、
    前記複数のドライブのパラメータを入出力するパラメータ入出力機能と、
    を備えたNC装置において、
    前記複数のドライブが、そのパラメータを前記記憶装置にファイルとして出力するときは、前記記憶装置にあらかじめ入力された前記ドライブに対応した制御軸名称文字列に、前記ドライブがサーボドライブであるか主軸ドライブであるかの種別を識別する文字列を追加し、ドライブパラメータのファイル名称を作成し、
    前記ドライブが、そのパラメータを前記記憶装置から前記ドライブに入力するときは、前記記憶装置にあるファイル名と入力すべき前記ドライブに対応した制御軸名称文字列を比較し、入力すべき前記ドライブに対応した制御軸名称と同一の軸名称部を持つファイルを選択するファイル名管理部を備えたことを特徴とするNC装置。
  2. 前記ファイル名管理部は、前記ドライブパラメータの入出力時、作業者が一括の指定をしておけば、出力時は前記NC装置に接続された前記全ドライブについて前記ドライブに対応した制御軸名称からパラメータファイル名称を作成し、
    入力時は前記記憶装置から、前記全ドライブについてドライブに対応した制御軸名称と同一の軸名称部を持つファイルを選択することを特徴とする請求項1に記載のNC装置。
  3. 前記ファイル名管理部は、前記ドライブパラメータの入出力時、作業者が個別の指定をしておけば、出力時はファイル名称管理部が作成したファイル名称を編集可能な状態で前記モニタに表示し、
    入力時は前記記憶装置から、該作業者が入力の選択をした前記ドライブの種別と同一種別のファイル名を全て選択し、前記モニタに一覧表示することを特徴とする請求項1に記載のNC装置。
  4. 入力操作用のキーボードと、
    データの画面表示を行うモニタと、
    ファイル情報を記憶する記憶装置と、
    軸を制御する複数のドライブとの間で通信制御をする通信制御部と、
    これらを制御するCPUと、
    前記複数のドライブのパラメータを入出力するパラメータ入出力機能と、
    を備えたNC装置において、
    ドライブパラメータのファイル名を管理するファイル名管理部を備え、次の手順で動作することを特徴とするNC装置のドライブパラメータ入出力方法。
    前記パラメータ出力時、
    ステップ1)作業者が選択したドライブの、NC装置にあらかじめ入力されたドライブに対応した制御軸名称を取り出す。
    ステップ2)その名称の文字列にドライブの種別を識別する文字列を追加し、ファイル名称を作成する。
    ステップ3)そのファイル名称のファイルに前記パラメータを出力する。
    前記パラメータ入力時、
    ステップ4)記憶装置に有るファイル名と、入力すべきドライブに対応した制御軸の軸名称を比較する。
    ステップ5)入力すべきドライブに対応した制御軸名称と同一の軸名称部を持つファイルを選択する。
    ステップ6)そのファイル名称のファイルから前記パラメータを入力する。
  5. 一括モードが選択されると、次の手順で処理されることを特徴とする請求項4に記載のNC装置のドライブパラメータ入出力方法。
    前記パラメータ出力時、
    ステップ11)1つのドライブの、前記NC装置にあらかじめ入力されたドライブに対応した制御軸名称を取り出す。
    ステップ12)その名称の文字列にドライブの種別を追加し、ファイル名称を作成する。
    ステップ13)ステップ11)からステップ12)までを前記NC装置に接続されている全ドライブについて実行する。
    ステップ14)全ドライブのパラメータを出力する。
    前記パラメータ入力時、
    ステップ15)前記記憶装置に有る前記ファイル名と、入力すべきドライブに対応した制御軸名称を比較する。
    ステップ16)入力すべきドライブに対応した制御軸名称と同一の軸名称部を持つファイルを選択する。
    ステップ17)ステップ15)からステップ16)までを前記NC装置に接続されている全ドライブに対して実行する。
    ステップ18)全ドライブのパラメータを入力する。
  6. 個別モードが選択されると、次の手順で処理されることを特徴とする請求項4に記載のNC装置のドライブパラメータ入出力方法。
    前記パラメータ出力時、
    ステップ21)作業者が選択したドライブの、前記NC装置にあらかじめ入力されたドライブに対応した制御軸名称を取り出す。
    ステップ22)その名称の文字列にドライブの種別を追加し、ファイル名称を作成する。
    ステップ23)作業者は必要に応じ、ファイル名の末尾に識別用の文字列を追加する。
    ステップ24)そのファイル名称のファイルに前記パラメータを出力する。
    前記パラメータ入力時、
    ステップ25)記憶装置に有るファイル名と、作業者が選択したドライブの種別を比較する。
    ステップ26)入力すべきドライブと同一の種別を持つファイルを選択し表示する。
    ステップ27)作業者はその表示の中から1つのファイルを選択する。
    ステップ28)そのファイル名称のファイルから前記パラメータを入力する。
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