JP4679834B2 - Gui設計装置及びプログラム - Google Patents

Gui設計装置及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4679834B2
JP4679834B2 JP2004128556A JP2004128556A JP4679834B2 JP 4679834 B2 JP4679834 B2 JP 4679834B2 JP 2004128556 A JP2004128556 A JP 2004128556A JP 2004128556 A JP2004128556 A JP 2004128556A JP 4679834 B2 JP4679834 B2 JP 4679834B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
attribute
state
display component
display
event processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2004128556A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005309978A (ja
Inventor
新一郎 津高
裕喜 小中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2004128556A priority Critical patent/JP4679834B2/ja
Publication of JP2005309978A publication Critical patent/JP2005309978A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4679834B2 publication Critical patent/JP4679834B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Description

この発明は、コンピュータなどのGUI(Graphic User Interface)を設計するGUI設計装置及びこれをコンピュータに実現させるためのプログラムに関するものである。
状態遷移の考え方に基づく、従来のGUI設計装置としては、例えば特許文献1に開示されるものがある。このGUI設計装置は、各種イベントに応じた状態遷移として実際のGUI操作画面(以下、GUI画面と適宜称する)上に表示させた表示部品を切り替えるGUIの設計に適用される。また、従来のGUI設計装置では、イベント発生により状態が、例えば状態1から状態2に遷移するGUIを設計する場合、状態1を表現した表示内容を消去してから状態2に対応する表示部品を表示する。
特開2002−244848号公報
従来のGUI設計装置では、GUI画面における表示部品の状態遷移を設計するにあたり、遷移すべき状態(遷移先)を決定すると前の状態(遷移元)に関する表示内容が消去され、且つ遷移元で実行待ちのイベント処理が無効化されてしまうため、遷移前後の状態を同時に処理することができないという課題があった。
具体的に、状態1、状態2、状態3において、部品A、部品B、部品Cをそれぞれ表示し、状態1から状態2への状態遷移にイベントXに対応して処理されるイベント処理Xを設定し、状態2から状態3への状態遷移にイベントYに対応して処理されるイベント処理Yを設定する場合を例に挙げて説明する。
この場合、例えば初期の状態が状態1であり、次いでイベントXの発生によりイベント処理Xがなされて状態2に遷移したとすると、部品Aが消去され、イベント処理Xが無効化されると共に、部品Bが表示されてイベント処理Yが有効化されることになる。
従って、従来のGUI設計装置では、状態1から状態2へ状態遷移すると、部品Aの表示やイベント処理Xを有効なまま残すことができない。つまり、ある状態とこの状態で表示すべき部品や有効なイベント処理とは対応しており、現在の状態に属する表示部品やイベント処理を残しつつ、他の状態に対応する部品を表示したり、イベント処理を追加したりするGUIを記述できない。
このような不具合は、複数のウィンドウから構成されるGUIで顕著となる。例えば、状態1に詳細ボタンと終了ボタンを配置したメインウィンドウを置き、状態2に詳細ボタンのクリックに反応して表示されるサブウィンドウを置き、状態3に終了ボタンのクリックに反応して表示される終了ウィンドウを置き、状態1から状態2への状態遷移に対して詳細ボタンのクリックにより発生するイベントに対応するイベント処理を設定し、状態1から状態3への状態遷移に対して終了ボタンのクリックにより発生するイベントに対応するイベント処理を設定した場合を説明する。
このGUIに対して、最初にメインウィンドウを開き、メインウィンドウ中の詳細ボタンを押すとメインウィンドウに加えてサブウィンドウが開き、また、サブウィンドウが開いているか否かに関わらず、メインウィンドウ中の終了ボタンを押すと終了ウィンドウが表示されてその他のウィンドウが消去される、という挙動を新たに設計をするは非常に困難である。
つまり、状態2において、サブウィンドウに加えてメインウィンドウも表示させるためには、状態1のメインウィンドウと状態2のサブウィンドウの両方が配置された状態を状態2とする必要がある。また、サブウィンドウが表示されている状態2から状態3へ遷移して終了ウィンドウを表示するには、状態1から状態3への状態遷移におけるイベント処理と同じイベント処理を状態2から状態3への状態遷移にも設定しなければならない。従って、同様の設計が何回も登場し、設計が複雑になってしまう。
このような不具合を解決するため、特許文献1に開示されたGUI設計装置では、いくつかの状態をグループ化し、グループごとの状態で共通している表示部品やイベント処理を取り扱っている。これにより、同様の設計が何回も登場することを回避できる。しかしながら、複数の状態に共通に存在する部品や、様々な状態遷移についてイベント処理が共通に有効となる場合を予め静的にグループ化しておく必要がある。このため、設計が複雑となり、また設計の柔軟性にも欠けるという問題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、GUI画面で表示させる表示部品の表示期間やイベント処理の有効期間を適宜決定することで、ある状態の表示部品やイベント処理を残しつつ、他の状態に属する表示部品を表示したりイベント処理を追加したりするようなGUIを設計及び実行できるGUI設計装置及びこれをコンピュータに実現させるためのプログラムを得ることを目的とする。
この発明に係るGUI設計装置は、GUI操作画面の表示部品レイアウト及びこのレイアウトの状態遷移に関する設計データの入力を受け付け、この入力データを反映させたGUI設計データを生成する設計部と、GUI操作画面での表示部品レイアウトの状態における表示部品の表示の可否、表示部品レイアウトの各状態遷移における表示部品の表示の可否、各表示部品の表示部品レイアウトの状態遷移に伴う表示の可否、各イベント処理に伴う表示部品の表示の可否、表示部品レイアウトの状態におけるイベント処理の無効化の可否、表示部品レイアウトの各状態遷移に伴うイベント処理の無効化の可否、各表示部品における表示部品レイアウトの状態遷移に伴うイベント処理の無効化の可否、及び各イベント処理の状態遷移に伴う無効化の可否に関する設計データの入力を受け付け、この入力データ内容を反映させるための属性をGUI設計データに設定する属性編集部と、設計部により生成され、属性編集部により属性が設定されたGUI設計データを格納する記憶部と、記憶部からGUI設計データを読み込んでGUI操作画面上での表示部品のふるまいを実行する実行部と、実行部がGUI操作画面上での表示部品のふるまいを実行するにあたり、属性編集部によりGUI設計データに設定された、表示部品レイアウトの状態の属性、状態遷移の属性、表示部品の属性、及びイベント処理の属性の内容に従って、表示部品レイアウトの状態遷移に伴う表示部品の表示の可否及びイベント処理の無効化の可否を制御する実行制御部とを備え、属性編集部が、各表示部品の表示部品レイアウトの状態遷移に伴う表示の可否、及び、各表示部品における表示部品レイアウトの状態遷移に伴うイベント処理の無効化の可否に関する設計データ内容を反映させるための属性を、表示部品の属性として設定する表示部品属性編集部と、表示部品レイアウトの状態における、表示部品の表示の可否及びイベント処理の無効化の可否に関する設計データ内容を反映させるための属性を、表示部品レイアウトの状態の属性として設定する状態属性編集部と、表示部品レイアウトの各状態遷移における、表示部品の表示の可否及びイベント処理の無効化の可否に関する設計データ内容を反映させるための属性を、状態遷移の属性として設定する状態遷移属性編集部と、各イベント処理の状態遷移に伴う無効化の可否に関する設計データ内容を反映させるための属性を、イベント処理の属性として設定するイベント処理属性編集部とを有し、実行制御部が、属性編集部によりGUI設計データに設定された、表示部品レイアウトの状態の属性、状態遷移の属性、及び表示部品の属性の内容に従って、実行部が実行するGUI操作画面上での表示部品のふるまいにおける、表示部品レイアウトの状態遷移に伴う表示部品の表示の可否を制御する部品表示制御部と、属性編集部によりGUI設計データに設定された、表示部品レイアウトの状態の属性、状態遷移の属性、表示部品の属性、及びイベント処理の属性の内容に従って、実行部が実行するGUI操作画面上での表示部品のふるまいにおける、表示部品レイアウトの状態遷移に伴うイベント処理の無効化の可否を制御するイベント処理有効性制御部とを有するものである。
この発明によれば、GUI操作画面の表示部品レイアウト及びこのレイアウトの状態遷移に関する設計データの入力を受け付け、この入力データを反映させたGUI設計データを生成する設計部と、GUI操作画面での表示部品レイアウトの状態遷移に伴う表示部品の表示の可否及び/又はイベント処理の有効性の有無に関する設計データの入力を受け付け、この入力データ内容を反映させるための属性をGUI設計データに設定する属性編集部と、設計部により生成され、属性編集部により属性が設定されたGUI設計データを格納する記憶部と、記憶部からGUI設計データを読み込んでGUI操作画面上での表示部品のふるまいを実行する実行部と、実行部がGUI操作画面上での表示部品のふるまいを実行するにあたり、属性編集部によりGUI設計データに設定された属性の内容に従って、GUI操作画面上での表示部品レイアウトの状態遷移に伴う表示部品の表示の可否及び/又はイベント処理の有効性の有無を制御する実行制御部とを備える。
この構成を有することにより下記のような効果を得ることができる。先ず、従来では、GUI画面上での表示部品レイアウトの状態遷移を設計する際、遷移先の状態の表示部品として新たに表示すべき表示部品を作成したり、その状態に関するイベント処理待ちになる前に、それまで表示されていた既存の表示部品を全て消去し、さらに待ち状態にある既存のイベント処理を全て無効化する処理が行われていた。これに対して、本発明では、設計者が表示部品の表示の可否やイベント処理の有効性の有無を属性の一つとして指定するだけで、この属性が属性編集部により複合表示部品に設定され、この属性の内容に従ってGUI画面上での状態遷移に伴う表示部品の表示の可否やイベント処理の有効性の有無などのふるまいが実行される。これにより、複数のウィンドウを同時に表示させるような複雑なGUIを設計する場合においても、同一の表示部品やイベント処理を重複して設定する必要がなくなり、表示部品の表示期間やイベント処理の有効期間の設計の自由度を向上させることができるという効果がある。従って、例えば複数のウィンドウを有するGUIの設計などにおいて、表示部品やイベント処理を残しつつ、他の部品を表示したりイベント処理を追加したりすることもできる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるGUI設計装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態1によるGUI設計装置は、状態集合編集部(設計部)1、イベント処理編集部(設計部)2、基本表示部品格納部3、状態表示編集部(設計部)4、複合表示部品格納部(記憶部)5、複合表示部品実行部(実行部)6、表示部品表示期間決定部(部品表示制御部、実行制御部)7、イベント処理有効期間決定部(イベント処理有効性制御部、実行制御部)8及び属性編集部9から構成される。
本発明のGUI設計装置は、例えば汎用コンピュータなどを用いて、本発明に従うGUI設計プログラムを実行させることによって具現化することができる。つまり、GUI設計プログラムをコンピュータに実行させて上記構成要素1〜9として機能させることにより、本発明のGUI設計装置における特徴的なデータ処理を実行することができる。
なお、以下の説明において、本発明のGUI設計装置を具現化するコンピュータ自体の構成及びその基本的な機能については、当業者が当該分野の技術常識に基づいて容易に認識できるものであり、本発明の本質に直接関わるものでないので詳細な記載を省略する。
本発明における複合表示部品とは、GUI画面上で表示すべき複数の状態(表示部品レイアウトの状態)からなる状態空間を有し、各状態における表示部品の表示や状態遷移などのふるまいを設計記述することができる表示部品オブジェクトである。状態集合編集部1では、この複合表示部品の状態空間に新たな状態を追加したり、既に状態空間に存在している状態を削除するGUI設計を実行する。
具体的には、状態集合編集部1が、不図示の表示装置において、GUIを設計するための設計画面(以下、GUI設計画面と称する)に、実際のGUI画面上で表示すべき複数の状態からなる複合表示部品を表示する。これに対して、不図示の入力装置を用いて設計者により各状態における表示部品の表示や状態遷移などのふるまいが記述されると、状態集合編集部1は、入力内容を反映させた複合表示部品に関する情報(GUI設計データ)を作成する。また、このように、状態集合編集部1がGUI設計画面に複合表示部品を表示させる場合、各状態には互いを識別するための名前をつけられるようにしてもよい。
さらに、複合表示部品における状態空間に複数の状態がある場合には、この複合表示部品が、実際のGUI画面に表示されたとき、最初にどの状態になるかを指定する必要がある。そこで、状態集合編集部1が、設計者に対していずれかの状態を初期状態として設定させるための入力表示をGUI設計画面上に表示し、その入力に応じて初期状態の設定を複合表示部品に反映する処理を実行してもよい。
この他、状態集合編集部1に対して、いくつかの状態からなる状態グループを編集する機能を設けてもよい。複合表示部品において、例えば表示すべき表示部品が共通していたり、状態遷移についてイベント処理が共通に有効となる複数の状態をグループ化する。これにより、効率よくGUI設計を行うことができる。
また、設計者が上記入力装置を用いて、状態集合編集部1がGUI設計画面に表示させた複合表示部品中の各状態若しくは状態グループを指定すると、これら状態や状態グループに対応するイベントや状態表示を編集するためのイベント処理編集部2や状態表示編集部4を同時に起動するように構成してもよい。
イベント処理編集部2は、複合表示部品に規定された各状態や状態グループにおけるふるまいとして状態遷移のイベント処理を設計記述する。具体的には、状態集合編集部1がGUI設計画面に表示させた複合表示部品中の各状態や状態グループの状態遷移に対して、設計者からの指定に応じてどのようなイベントをどのように処理するかを規定するイベントハンドラを設定する。イベントの種類としては、例えばキーボードやマウスなどの入力装置による入力に応じたキーイベントやマウスイベント、指定時間の経過などで発生するタイマーイベントなどがある。
設計者からの指定に応じて、イベント処理編集部2は、イベントハンドラに対して、イベントの種類、これに対応するイベントが発生した場合の処理を規定するアクションを設定する。アクションで記述される処理としては、表示部品の属性の変更、他の複合表示部品などに対する内部イベントの送信、何らかのプログラムコードの実行、そして複合表示部品の状態遷移などが考えられる。
基本表示部品格納部3は、予め設計された基本表示部品を格納する記憶部であり、例えばボタンやラベル、テキスト入力フォーム、チェックボックス、メニュー、他の基本表示部品などを配置するためのパネルやフレームに関するGUI部品オブジェクト(GUI部品プログラム)を基本表示部品として格納する。
また、基本表示部品格納部3は、同じ種類の基本表示部品について予め配置や大きさ、色、表示文字列などを特定したものを格納する。このとき、基本表示部品の属性については変更可能としておき、設計時に属性編集部9によって編集できるようにする。これにより、用意すべき基本表示部品の数を少なくすることができ、また個々の基本表示部品の汎用性を向上させることができる。
状態表示編集部4は、複合表示部品の各状態や状態グループにおいて表示すべき表示部品を新たに追加したり、既に各状態や状態グループに登録や追加されている表示部品を削除する。例えば、状態表示編集部4が、設計者から不図示の入力装置を用いて、状態集合編集部1によりGUI設計画面に表示された、複合表示部品の各状態や状態グループに対して設定可能な設計用ウィンドウを表示する。これにより設計者から入力された指示に従い、状態表示編集部4は、上記複合表示部品中の各状態や状態グループから表示部品を削除したり、基本表示部品格納部3から読み出した基本表示部品や複合表示部品格納部5に格納される複合表示部品を追加する。
このとき、状態表示編集部4が、複合表示部品の各状態や状態グループにおいて表示すべき表示部品の配置をそれらの外観とともにグラフィカルに表示し、それらをマウスなどの入力装置で設計者が操作し、大きさやサイズあるいは部品間の前後関係などレイアウトに関する属性や情報をグラフィカルに編集したり、各表示部品に対応する属性編集部9を直接起動するようにしてもよい。
複合表示部品格納部5は、状態集合編集部1、イベント処理編集部2、状態表示編集部4及び属性編集部9により設計された複合表示部品を格納する記憶部である。具体的には、複合表示部品ごとの情報として、複合表示部品の属性、最初に表示すべき状態(初期状態)の名前(以下、情報aと適宜称する)や、各状態に関する情報(以下、情報bと適宜称する)を格納する。
各状態に関する情報(情報b)としては、各状態の名前(以下、情報eと適宜称する)、各状態において表示部品の表示の可否を指定する属性、各状態で表示すべき表示部品ごとの情報(以下、情報cと適宜称する)や、ある状態を起点とするイベント処理に関する情報(以下、情報dと適宜称する)がある。各状態において表示部品の表示の可否を指定する属性は、複合表示部品実行部6を用いたGUI設計時に表示部品表示期間決定部7に読み込まれ、表示部品の表示の可否の判定基準となる。
各状態に関する情報(情報b)における、ある状態を起点とするイベント処理に関する情報(情報d)には、各イベント処理において表示部品の表示の可否を指定する属性、遷移先の状態の名前(以下、情報fと適宜称する)、イベントの種別や、イベントの属性がある。ここで、イベントの属性には、例えばキー入力に対応するイベントであれば、そのキー名称などがある。
各状態で表示すべき表示部品ごとの情報(情報c)には、各状態遷移において表示部品の表示の可否を指定する属性、各表示部品において状態遷移時に表示の可否を指定する属性、表示部品の種別や、表示部品の属性がある。ここで、表示部品の属性には、実際のGUI画面上での表示部品の表示位置、大きさ、文字列の内容、文字列の色などがある。
なお、基本表示部品格納部3及び複合表示部品格納部5は、例えば本発明のGUI設計装置として機能するコンピュータに標準的に装備されたハードディスク装置や、このコンピュータで読み込み可能なDVDなどの記録媒体などで具現化することができる。
複合表示部品実行部6は、複合表示部品格納部5に格納された複合表示部品に関する情報(GUI設計データ)を読み出して実行し、GUI画面で複合表示部品を動作させる。このとき、表示部品表示期間決定部7やイベント処理有効期間決定部8により状態遷移時の表示部品の表示の可否やイベント処理の有効無効が制御される。
表示部品表示期間決定部7は、上述した情報bに含まれる「各状態において表示部品の表示の可否を指定する属性」、情報cに含まれる「各状態遷移において表示部品の表示の可否を指定する属性」や「各表示部品において状態遷移での表示の可否を指定する属性」、情報dに含まれる「各イベント処理に伴う状態遷移で表示部品の表示の可否を指定する属性」を用いて、複合表示部品実行部6が複合表示部品を動作させるにあたり、各表示部品を表示させておく表示期間を決定し、複合表示部品実行部6による各表示部品の消去を制御する。
ここで、各状態において表示部品の表示の可否を指定する属性とは、各状態に設定する真又は偽の値をとる属性であり、例えば状態遷移において遷移先の状態で真値であれば遷移元の状態の表示部品を消去しない属性(以下、属性Pと称する)や、遷移元の状態で真値であれば遷移元の状態の表示部品を消去しない属性(以下、属性Qと称する)である。
各状態遷移において表示部品の表示の可否を指定する属性とは、各状態遷移において真又は偽の値をとる属性であり、例えば真値であれば当該状態遷移時に表示部品を消去しない属性(以下、属性Rと称する)である。
さらに、各表示部品において状態遷移時に表示の可否を指定する属性とは、各表示部品において真又は偽の値をとる属性であり、例えば状態遷移時に真値であれば当該表示部品を消去しない属性(以下、属性Sと称する)である。
また、各イベント処理において表示部品の表示の可否を指定する属性とは、各イベント処理において真又は偽の値をとる属性であり、例えば状態遷移時に真値であればこのイベント処理で表示部品を消去しない属性(以下、属性Tと称する)である。
上述した他に、状態遷移において表示部品の表示の可否を設定する属性には、下記のようなものが考えられる。
特定の条件下、例えば「所定数の表示部品が表示されると、その数を超えて当該表示部品を表示させない」というような場合において、各状態に設定する真又は偽の値をとる属性として、遷移先の状態で真値である間、この状態の表示部品を消去する属性(以下、属性P1と称する)を設けても良い。
また、上記と同様な特定の条件で、各状態遷移に設定する真又は偽の値をとる属性として、この状態遷移が真値である間、表示部品を消去する属性(以下、属性R1と称する)を設けても良い。
さらに、上記と同様な特定の条件で、各表示部品に設定する真又は偽の値をとる属性として、状態遷移時に真値であれば当該表示部品を消去する属性(以下、属性S1と称する)を設けても良い。
さらに、上記と同様な特定の条件で、各イベント処理に設定する真又は偽の値をとる属性として、真値である間、このイベント処理に伴う状態遷移で表示部品を消去する属性(以下、属性T1と称する)を設けても良い。
これら属性P、P1、Q、R、R1、S、S1、T、T1は、複合表示部品実行部6を用いたGUI設計時に表示部品表示期間決定部7に読み込まれて、表示部品の表示の可否の判定基準となる。
イベント処理有効期間決定部8は、複合表示部品実行部6が複合表示部品を動作させるにあたり、複合表示部品に関する情報から取得した属性に基づいてイベント処理の有効期間を決定し、複合表示部品実行部6による各イベント処理の無効化の可否を制御する。具体的には、各イベント処理に対して設定された下記のような属性を、複合表示部品に関する情報から取得し、これら属性に基づいてイベント処理の有効期間を決定する。
イベント処理の有効期間を決定するための判定基準となる属性としては、例えば各状態においてイベント処理の無効化の可否を指定する属性、各状態遷移においてイベント処理の無効化の可否を指定する属性、各表示部品において状態遷移に伴うイベント処理の無効化の可否を指定する属性や、各イベント処理において状態遷移で無効化の可否を指定する属性がある。
各状態においてイベント処理の無効化の可否を指定する属性とは、各状態において真又は偽の値をとる属性であり、例えば状態遷移において遷移先の状態で真値であれば、当該状態遷移に伴うイベント処理の無効化を実行しない属性(以下、属性P2と称する)や、遷移元の状態で真値であれば当該状態遷移に伴うイベント処理の無効化を実行しない属性(以下、属性Q2と称する)である。
各状態遷移においてイベント処理の無効化の可否を指定する属性とは、各状態遷移において真又は偽の値をとる属性であり、例えば真値であれば当該状態遷移に伴うイベント処理を無効化しない属性(以下、属性R2と称する)である。
また、各表示部品において状態遷移に伴うイベント処理の無効化の可否を指定する属性とは、各表示部品において真又は偽の値をとる属性であり、例えば真値であれば当該表示部品を含む状態の状態遷移に伴うイベント処理を無効化しない属性(以下、属性S2と称する)である。
さらに、各イベント処理において状態遷移で無効化の可否を指定する属性とは、各イベント処理において真又は偽の値をとる属性であり、例えば状態遷移時に真値であればイベント処理を無効化しない属性(以下、属性T2と称する)である。
上述した他に、状態遷移においてイベント処理の無効化の可否を設定する属性には、下記のようなものが考えられる。
特定の条件下、例えば「既に有効なイベント処理を状態遷移で無効化する」というような場合では、各状態に設定する真又は偽の値をとる属性として、遷移先の状態で真値である間、この状態遷移に伴うイベント処理を無効化する属性(以下、属性P3と称する)を設けても良い。
また、上記と同様な特定の条件で、各状態遷移に設定する真又は偽の値をとる属性として、真値である間、この状態遷に伴うイベント処理を無効化する属性(以下、属性R3と称する)を設けても良い。
さらに、上記と同様な特定の条件で、各表示部品に設定する真又は偽の値をとる属性として、真値である間、この表示部品を含む状態遷移に伴うイベント処理を無効化する属性(以下、属性S3と称する)を設けても良い。
さらに、上記と同様な特定の条件で、各イベント処理に設定する真又は偽の値をとる属性として、真値である間、このイベント処理を無効化する属性(以下、属性T3と称する)を設けても良い。
これら属性P2、P3、Q2、R2,R3、S2、S3、T2、T3は、複合表示部品実行部6を用いたGUI設計時にイベント処理有効期間決定部8に読み込まれ、状態遷移に伴うイベント処理の無効化の可否の判定基準となる。
属性編集部9は、表示部品属性編集部10、イベント処理属性編集部11、状態属性編集部12及び状態遷移属性編集部13からなり、基本表示部品や複合表示部品などの表示部品が持つ属性や、状態遷移に伴うイベント処理の属性の値を設定する。なお、属性編集部9としては、上記編集部10〜13を全て備えたものの他、使用目的に応じて編集部10〜13のうちのいずれか一つで構成しても良い。
属性としては、上述した表示部品の表示期間やイベント処理の有効期間を判定するための真偽値の他、表示部品の配置や大きさ、例えば表示部品がボタンであれば、表示文字列とその色や、背景色などの表示部品の種類に応じたもの、例えばキーイベントであればどのキーが押されたかや、タイマーイベントであれば指定時間がどれぐらいかなどの各種イベントを詳細に識別するためのものが考えられる。
表示部品属性編集部10は、設計者からの指定内容に応じて、状態表示編集部4によりGUI設計画面上に表示された状態の表示部品の属性を設定する。例えば、状態表示編集部4によりGUI設計画面上に表示された状態の表示部品を、設計者がマウスなどの入力装置を用いて選択すると、表示部品属性編集部10は、当該表示部品に対する属性の設定欄をGUI設計画面上に表示する。この設定欄に対して設計者がマウスなどの入力装置を用いて指定した属性を当該表示部品に設定することになる。
イベント処理属性編集部11は、設計者からの指定内容に応じて、状態集合編集部1によりGUI設計画面上に表示された複合表示部品中の状態遷移に規定されたイベント処理の属性を設定する。例えば、状態集合編集部1によりGUI設計画面上に表示された複合表示部品中の各状態や状態グループにおけるふるまいとしてイベント処理編集部2がイベント処理を設定するにあたり、イベント処理属性編集部11が、当該イベント処理に対する属性の設定欄をGUI設計画面上に表示する。この設定欄に対して設計者がマウスなどの入力装置を用いて指定した属性が当該イベント処理に設定される。
なお、イベント処理に設定される属性としては、例えばキーイベントであればどのキーが押されたか、タイマーイベントであれば指定時間がどれぐらいか、などの各種イベントを詳細に識別するための情報の他、上述した関連する状態遷移に応じて処理の有効性の有無を判定するための真偽値からなる属性(属性T,T1,T2,T3)が設定される。
状態属性編集部12は、設計者からの指定内容に応じて、状態集合編集部1によりGUI設計画面上に表示された複合表示部品中の状態の属性を設定する。例えば、状態集合編集部1によりGUI設計画面上に表示された複合表示部品中の状態(当該状態で表示すべき表示部品などが配置された、当該状態に対応する表示枠)を、設計者がマウスなどの入力装置を用いて選択すると、状態属性編集部12は、この状態に対する属性の設定欄をGUI設計画面上に表示する。この設定欄に対して設計者がマウスなどの入力装置を用いて指定した属性を当該状態に設定することになる。
状態遷移属性編集部13は、設計者からの指定内容に応じて、状態集合編集部1によりGUI設計画面上に表示された複合表示部品中の状態遷移の属性を設定する。例えば、状態集合編集部1によりGUI設計画面上の複合表示部品内での状態間をつなぐ矢印線で表示された状態遷移に対する属性の設定欄をGUI設計画面上に表示する。この設定欄に対して設計者がマウスなどの入力装置を用いて指定した属性を当該状態遷移に設定することになる。
次に動作について説明する。
ここでは、図2に示すようなGUIを設計する場合を説明する。図2は、状態集合編集部1によりGUI設計画面上に表示された複合表示部品を示す図であり、当該複合表示部品は状態1〜3にそれぞれ対応する3つのウィンドウからなる。これに対して設計記述したいふるまいは、次の通りである。
先ず、状態1に対応するメインウィンドウが最初に開き、このメインウィンドウ中の詳細ボタンを、例えばマウスでクリックすると、メインウィンドウに加えて状態2に対応するサブウィンドウが開く。また、サブウィンドウが開いているかに関わらず、メインウィンドウ中の終了ボタンをクリックすると、状態3に対応する終了ウィンドウが表示され、その他のウィンドウも消去される。
図3は、上述したGUIの設計例を示す図であり、この図に沿って図1に記載した実施の形態1によるGUI設計装置の各構成部の動作を説明する。先ず、状態集合編集部1は、不図示の入力装置を用いた設計者からの設定に応じて、状態1〜3からなる複合表示部品をGUI設計画面上に表示する。
ここで、設計者によって設計記述をしたい状態が指定されると、状態表示編集部4が、指定された状態に対応する表示部品をGUI設計画面上に表示する。なお、指定された状態に対応する表示部品は、設計者からの設計記述に従って、基本表示部品格納部3から読み出した基本表示部品を用いて状態表示編集部4が予め作成したものである。
例えば、マウスで状態1の表示枠をクリックすることにより、詳細ボタンと終了ボタンとを有するメインウィンドウ14が表示される。このメインウィンドウ14における詳細ボタンや終了ボタンは、特定の操作、例えばマウスでダブルクリックすると、表示部品属性編集部10が起動する。これにより、表示部品属性編集部10は、入力装置を用いて設計者から詳細ボタンや終了ボタンなどの表示部品に対して属性を設定するための属性設定欄15をGUI設計画面上に表示する。
属性設定欄15では、複合表示部品の各表示部品である詳細ボタンや終了ボタンについて状態遷移時に真値であれば消去しないことを指定する属性Sに真又は偽の値が設定される。ここでは、上述したように、「状態1に対応するメインウィンドウの詳細ボタンがクリックされると、メインウィンドウを消去せずに状態2に対応するサブウィンドウが開く」というふるまいを記述したい場合では、詳細ボタンについての属性Sに真値が設定される。
また、「状態1に対応するメインウィンドウの終了ボタンがクリックされると、サブウィンドウが開いているかに関わらず、状態3に対応する終了ウィンドウが表示され、その他のウィンドウも消去される」というふるまいを記述したい場合では、終了ボタンについての属性Sに真値が設定される。
具体的には、例えば属性設定欄15中の左側ボタンをマウスでクリックするなどして真値が入力され、状態1に含まれる部品の情報(情報c)を構成する情報として複合表示部品格納部5に格納される。このようにして、表示部品の属性を用いて状態遷移時における表示部品の表示の可否が設定される。
また、本発明では、状態遷移において表示部品を消去するか否かを、各状態の属性から設定することもできる。例えば、設計者によって状態2(又は状態3)として設計記述をしたい詳細ウィンドウ(又は終了ウィンドウ)の内容が指定されると、状態表示編集部4が、指定された表示部品を状態2(又は状態3)としてGUI設計画面上に表示する。なお、状態2(又は状態3)は、設計者からの設計記述に従って、状態表示編集部4が、基本表示部品格納部3から読み出した基本表示部品を用いて作成する。
上述のようにしてGUI設計画面上に表示された状態2(又は状態3)に対応する詳細ウィンドウ(終了ウィンドウ)を、マウスクリックなどによって設計者が選択すると、状態属性編集部12が起動する。状態属性編集部12は、各状態において表示部品の表示の可否を指定する属性を設定するための属性設定欄16をGUI設計画面上に表示する。
属性設定欄16では、状態遷移において遷移先の状態で真値であれば遷移元の状態1の表示部品であるメインウィンドウを消去しないことを指定する属性Pに真又は偽の値が設定される。ここでは、「状態1に対応するメインウィンドウの詳細ボタンがクリックされると、メインウィンドウを消去せずに状態2に対応するサブウィンドウが開く」というふるまいを記述したい場合、遷移先である状態2についての属性Pに真値が設定される。
また、「状態1に対応するメインウィンドウの終了ボタンがクリックされると、サブウィンドウが開いているかに関わらず、状態3に対応する終了ウィンドウが表示され、その他のウィンドウも消去される」というふるまいを記述した場合、遷移先である状態3についての属性Pに偽値が設定される。
具体的には、例えば属性設定欄16中の左側ボタンをマウスでクリックするなどして真値(又は偽値)が入力され、状態2に関する情報(情報b)を構成する情報として複合表示部品格納部5に格納される。このようにして、各状態についての属性を用いて遷移時に表示部品の表示の可否を設定することができる。
上記では、状態遷移において遷移先の状態で真値であれば遷移元の状態1の表示部品であるメインウィンドウを消去しないことを指定する属性Pを用いる処理を説明したが、遷移元の状態1で真値であれば遷移元の状態1の表示部品であるメインウィンドウを消去しない旨を指定する属性Qを用いても良い。この場合でも、状態属性編集部12が、属性Qについての属性設定欄をGUI設計画面上に表示し、設計者により真偽値が入力される。
さらに、本発明では、状態遷移において表示部品を消去するか否かを各状態遷移の属性から設定することもできる。この場合、設計者からの設計記述に従って、状態集合編集部1により複合表示部品中の状態遷移、例えば状態1から状態2(又は状態1から状態3)への遷移が設定されると、状態遷移属性編集部13が起動する。
状態遷移属性編集部13は、各状態遷移において表示部品の表示の可否を指定する属性について、設計者が入力装置で真偽値を設定可能な属性設定欄17をGUI設計画面上に表示する。この属性設定欄17では、状態遷移において真値であれば遷移元の表示部品であるメインウィンドウを消去しないことを指定する属性Rに真又は偽の値が設定される。
ここでは、「状態1に対応するメインウィンドウの詳細ボタンがクリックされると、メインウィンドウを消去せずに状態2に対応するサブウィンドウが開く」というふるまいを記述したい場合であれば、状態1から状態2への状態遷移についての属性Rに真値が設定される。また、「状態1に対応するメインウィンドウの終了ボタンがクリックされると、サブウィンドウが開いているかに関わらず、状態3に対応する終了ウィンドウが表示され、その他のウィンドウも消去される」というふるまいを記述した場合であれば、状態1から状態3への状態遷移についての属性Rに偽値が設定される。
具体的には、例えば属性設定欄17中の左側ボタンをマウスでクリックするなどして真値が入力され、状態1に関する情報(情報b)を構成する、状態1に含まれる各部品の情報(情報c)の一つとして複合表示部品格納部5に格納される。このようにして、各状態遷移の属性を用いて表示部品の表示の可否を設定することができる。
さらに、本発明では、状態遷移において表示部品を消去するか否かを、当該状態遷移に伴うイベント処理の属性から設定することができる。この場合では、設計者からの設計記述に従って、イベント処理編集部2により複合表示部品中の状態遷移に対してイベント処理が設定されると、イベント処理属性編集部11を起動させる。
図3に示すように、状態集合編集部1により状態1から状態2(又は状態1から状態3)への遷移が設定されると、イベント処理編集部2は、設計者が入力装置を用いて設定可能なイベント処理設定欄18をGUI設計画面上に表示する。このイベント処理設定欄18により、設計者が、例えば状態1であるメインウィンドウの詳細ボタン(又は終了ボタン)をマウスでクリックするというイベント処理を設定する。
このようにして、イベント処理設定欄18を介してイベント処理が設定されると、イベント処理属性編集部11は、各イベント処理を伴う状態遷移において表示部品の表示の可否を指定する属性Tに真又は偽の値を設定するための属性設定欄19をGUI設計画面上に表示する。例えば、状態1から状態2への状態遷移において、状態1の表示部品を消去しない場合であれば、この状態遷移に伴うイベント処理の属性Tに真値を設定する。
例えば、「状態1に対応するメインウィンドウの詳細ボタンがクリックされると、メインウィンドウを消去せずに状態2に対応するサブウィンドウが開く」というふるまいを記述したい場合、属性設定欄19にて属性Tに真値が設定される。また、「状態1に対応するメインウィンドウの終了ボタンがクリックされると、サブウィンドウが開いているかに関わらず、状態3に対応する終了ウィンドウが表示され、その他のウィンドウも消去される」というふるまいを記述したい場合であれば、属性設定用欄19で属性Tに偽値が設定される。
具体的には、例えば属性設定欄19中の左側ボタンをマウスでクリックするなどして真値が入力され、状態1を起点とするイベント処理に関する情報(情報d)を構成する情報として複合表示部品格納部5に格納される。このようにして、本発明では、各イベント処理の属性を用いて表示部品の表示の可否を設定することができる。
また、複合表示部品に関する情報は、上述したように、各情報が階層的に入れ子になった構造で複合表示部品格納部5に格納される。つまり、例えば複合表示部品に関する情報の一つである情報b(状態に関する情報)には、情報c(状態に含まれる各部品に関する情報)や、情報d(その状態を起点とするイベント処理に関する情報)、情報e(状態の名前)などから構成される。
また、下位階層の情報c,dも、これら情報c,dを上位階層の情報とする複数の下位階層の情報から構成される。例えば、情報cであれば、各状態ごとの表示部品の表示の可否を指定する属性R,S、表示部品の種別、表示部品の属性(各状態ごとの表示部品の表示の可否を指定する属性を除く、表示部品の配置やサイズ、色などの属性など)が必要に応じて設定される。
次に、各状態遷移におけるイベント処理の無効化の可否を指定する場合を説明する。
上述した例では、図2に示す「状態1に対応するメインウィンドウ中の詳細ボタンをマウスでクリックすると、メインウィンドウに加えて状態2に対応するサブウィンドウが開く」というふるまいを記述した。
そこで、以下では、「メインウィンドウ中の詳細ボタンをクリックしてメインウィンドウ及びサブウィンドウの両方が開いた状態で、メインウィンドウ中の詳細ボタンをさらにクリックする度に、状態2に対応するサブウィンドウが一つずつ表示される」というふるまいを記述するものとし、併せて特定の条件、例えば「サブウィンドウが所定数分だけ表示されると、これを超えるサブウィンドウを表示しない」という条件でのふるまいも記述する場合を考える。
このふるまいは、状態1(メインウィンドウ)から状態2(サブウィンドウ)へ状態遷移しても、メインウィンドウの詳細ボタンをさらにクリックすることで、サブウィンドウが所定数表示されるまで、メインウィンドウからサブウィンドウへ状態遷移することを意味する。つまり、状態1から状態2への状態遷移を行っても、状態2に所定数遷移するまで、この遷移に伴う「詳細ボタンをクリックする」というイベント処理が有効になる。
本発明では、状態遷移に伴うイベント処理の無効化の可否を、各状態においてイベント処理の無効化の可否を指定する属性から設定することができる。この場合、設計者からの設計記述に従って、状態集合編集部1により複合表示部品中の状態遷移、例えば状態1から状態2への遷移が設定され、イベント処理編集部2により当該状態遷移に伴うイベント処理、例えば「詳細ボタンをマウスでクリックすると状態遷移する」が設定されると、状態属性編集部12が起動する。
状態属性編集部12は、図3と同様に、各状態においてイベント処理の無効化の可否を指定する属性について、設計者が入力装置で真偽値を設定可能な属性設定欄をGUI設計画面上に表示する。この属性設定欄は、状態1から状態2への状態遷移において遷移先の状態2で真値であれば、「詳細ボタンをマウスでクリックすると状態遷移する」という、当該状態遷移に伴うイベント処理を無効化しないことを指定する属性P2の設定欄となり、この属性P2に真又は偽の値が設定される。
また、「所定回数分、状態2に対応するサブウィンドウを表示した」という特定条件に合致していれば、上記属性設定欄を、状態1から状態2への状態遷移において遷移先の状態2で真値である間、この状態の表示部品を消去する属性P1の設定欄とし、この属性P1に真又は偽の値が設定される。
これに対し、上記条件を「所定回数分、状態2に対応するサブウィンドウを表示した」ことで、「詳細ボタンをマウスでクリックすると状態遷移する」というイベント処理を無効化する条件であると考えれば、上記属性設定欄を、遷移先の状態2で真値である間、この状態遷移に伴うイベント処理を無効化する属性P3の設定欄とし、この属性P3に真又は偽の値が設定される。
ここでは、「状態1に対応するメインウィンドウの詳細ボタンをクリックする度に、メインウィンドウを消去せずに状態2に対応するサブウィンドウを次々に開く」というふるまいを記述するので、状態1についての属性P2に真値が設定される。また、所定回数分サブウィンドウが表示されたなら、状態1についての属性P1若しくは属性P3に真値が設定される。
これら属性P1,P2,P3は、状態1に関する情報(情報b)を構成する情報の一つとして複合表示部品格納部5に格納される。このようにして、本発明では、各状態の属性を用いて状態遷移に伴う表示部品の消去やイベント処理の無効化の可否、その条件を設定することができる。
上記では、状態1から状態2への状態遷移において遷移先の状態2で真値であれば、当該状態遷移に伴うイベント処理を無効化しないことを指定する属性P2を用いる処理を説明したが、遷移元の状態1で真値であればイベント処理を無効化しないことを指定する属性Q2を用いても良い。この場合でも、状態属性編集部12が、属性Q2についての属性設定欄をGUI設計画面上に表示し、設計者により真偽値が入力される。
また、本発明では、状態遷移に伴うイベント処理を無効化するか否かを、各状態遷移の属性から設定することができる。この場合、設計者からの設計記述に従って、状態集合編集部1により複合表示部品中の状態遷移、例えば状態1から状態2への遷移が設定され、イベント処理編集部2により当該状態遷移に伴うイベント処理、例えば「詳細ボタンをマウスでクリックすると状態遷移する」が設定されると、状態遷移属性編集部13が起動する。
状態遷移属性編集部13は、図3と同様に、各状態遷移においてイベント処理の無効化の可否を指定する属性について、設計者が入力装置で真偽値を設定可能な属性設定欄をGUI設計画面上に表示する。この属性設定欄を、状態1から状態2への状態遷移において真値であれば、「詳細ボタンをマウスでクリックすると状態遷移する」というイベント処理を無効化しないことを指定する属性R2の設定欄とし、この属性R2に真又は偽の値が設定される。
また、「所定回数分、状態2に対応するサブウィンドウを表示した」という特定条件に合致していれば、上記属性設定欄を、状態1から状態2への状態遷移において真値である間、遷移先の状態2の表示部品を消去する属性R1の設定欄とし、この属性R1に真又は偽の値が設定される。
これに対して、上記条件を「所定回数分、状態2に対応するサブウィンドウを表示した」ことで、「詳細ボタンをマウスでクリックすると状態遷移する」というイベント処理を無効化する条件であると考えれば、上記属性設定欄を、上記状態遷移において真値である間、これに伴うイベント処理を無効化する属性R3の設定欄とし、この属性R3に真又は偽の値が設定される。
ここでは、「状態1に対応するメインウィンドウの詳細ボタンをクリックする度に、メインウィンドウを消去せずに状態2に対応するサブウィンドウを次々に開く」というふるまいを記述するので、状態1から状態2への状態遷移についての属性R2に真値が設定される。また、所定回数分サブウィンドウが表示されたなら、この状態遷移についての属性R1若しくは属性R3に真値が設定される。
これら属性R1,R2,R3は、状態1に関する情報(情報b)を構成する、状態1に含まれる各部品の情報(情報c)の一つとして複合表示部品格納部5に格納される。このようにして、本発明では、状態遷移の属性を用いて状態遷移に伴う表示部品の消去や、イベント処理の無効化の可否、その条件を設定することができる。
さらに、本発明では、各状態遷移に伴うイベント処理を無効化するか否かを、各表示部品の属性から設定することができる。この場合、設計者からの設計記述に従い、状態集合編集部1により複合表示部品中の状態遷移、例えば状態1から状態2への遷移が設定され、イベント処理編集部2により当該状態遷移に伴うイベント処理、例えば「詳細ボタンをマウスでクリックすると状態遷移する」が設定されると、表示部品属性編集部10を起動させる。
表示部品属性編集部10は、図3と同様に、各表示部品において状態遷移に伴うイベント処理の無効化の可否を指定する属性について、設計者が入力装置で真偽値を設定可能な属性設定欄をGUI設計画面上に表示する。この属性設定欄は、真値であれば状態遷移に伴うイベント処理を無効化しないことを指定する表示部品の属性S2の設定欄となり、この属性S2に真又は偽の値が設定される。
また、「所定回数分、状態2に対応するサブウィンドウを表示した」という特定条件に合致していれば、上記属性設定欄を、状態遷移時に真値であれば状態2の表示部品を消去する属性S1の設定欄とし、この属性S1に真又は偽の値が設定される。
これに対して、上記条件を「所定回数分、状態2に対応するサブウィンドウを表示した」ことで、「詳細ボタンをマウスでクリックすると状態遷移する」というイベント処理を無効化する条件であると考えれば、上記属性設定欄を、状態遷移時に真値であればイベント処理を無効化する表示部品の属性S3の設定欄とし、この属性R3に真又は偽の値が設定される。
ここでは、「状態1に対応するメインウィンドウの詳細ボタンをクリックする度に、メインウィンドウを消去せずに状態2に対応するサブウィンドウを次々に開く」というふるまいを記述するので、状態1に対応するメインウィンドウや詳細ボタンなどの表示部品の属性S2に真値が設定される。また、所定回数分サブウィンドウが表示されたなら、この表示部品についての属性S1若しくは属性S3に真値が設定される。
これら属性S1,S2,S3は、状態1に関する情報(情報b)を構成する、状態1に含まれる各部品の情報(情報c)の一つとして複合表示部品格納部5に格納される。このようにして、本発明では、表示部品の属性を用いて状態遷移に伴う表示部品の消去や、イベント処理の無効化の可否、その条件を設定することができる。
さらに、本発明では、各状態遷移に伴うイベント処理を無効化するか否かを、各イベント処理の属性から設定することができる。この場合、設計者からの設計記述に従い、状態集合編集部1により複合表示部品中の状態遷移、例えば状態1から状態2への遷移が設定され、イベント処理編集部2により当該状態遷移に伴うイベント処理、例えば「詳細ボタンをマウスでクリックすると状態遷移する」が設定されると、イベント処理属性編集部11を起動させる。
イベント処理属性編集部11は、図3と同様に、各イベント処理において状態遷移で無効化の可否を指定する属性について、設計者が入力装置で真偽値を設定可能な属性設定欄をGUI設計画面上に表示する。この属性設定欄には、状態遷移時に真値であれば無効化しないことを指定するイベント処理の属性T2に真又は偽の値が設定される。
また、「所定回数分、状態2に対応するサブウィンドウを表示した」という特定条件に合致していれば、上記属性設定欄を、状態遷移時に真値であれば表示部品を消去するイベント処理の属性T1の設定欄とし、この属性T1に真又は偽の値が設定される。
これに対して、上記条件を「所定回数分、状態2に対応するサブウィンドウを表示した」ことで、「詳細ボタンをマウスでクリックすると状態遷移する」というイベント処理を無効化する条件であると考えれば、上記属性設定欄を、状態遷移時に真値であれば無効化するイベント処理の属性T3の設定欄とし、この属性T3に真又は偽の値が設定される。
ここでは、「状態1に対応するメインウィンドウの詳細ボタンをクリックする度に、メインウィンドウを消去せずに状態2に対応するサブウィンドウを次々に開く」というふるまいを記述するので、状態遷移時に真値であればイベント処理を無効化しないことを指定する属性T2に真値が設定される。また、所定回数分サブウィンドウが表示されたなら、このイベント処理についての属性T1若しくは属性T3に真値が設定される。
これら属性T1,T2,T3は、状態1に関する情報(情報b)を構成する、状態1を起点とするイベント処理に関する情報(情報d)の一つとして複合表示部品格納部5に格納される。このようにして、本発明では、各イベント処理の属性を用いてその無効化の可否や表示部品の表示の可否、その条件を設定することができる。
上述のようにして、状態集合編集部1、イベント処理編集部2、状態表示編集部4及び属性編集部9を用いて設計記述された複合表示部品に関する情報は、複合表示部品格納部5に格納される。
次に、上記のようにして設計記述した複合表示部品を動作させる場合を説明する。
以降では、図3に示すGUI設計により作成された複合表示部品を動作させる場合を例として説明する。なお、上述した処理にて、この複合表示部品には、「状態1に対応するメインウィンドウが最初に開き、このメインウィンドウ中の詳細ボタンをマウスでクリックすると、メインウィンドウに加えて状態2に対応するサブウィンドウが開く。また、メインウィンドウ中の詳細ボタンをクリックしてメインウィンドウ及びサブウィンドウの両方が開いた状態で、詳細ボタンをさらにクリックする度に、状態2に対応するサブウィンドウが一つずつ表示され、サブウィンドウが所定数分だけ表示されると、これを超えるサブウィンドウを表示しない。さらに、メインウィンドウ中の終了ボタンをクリックすると、サブウィンドウが開いているかに関わらず、状態3に対応する終了ウィンドウが表示され、その他のウィンドウが消去される。」というふるまいが設計記述されているものとする。
先ず、複合表示部品格納部5に格納される複合表示部品に関する情報(GUI設計データ)は、上述したように、各構成情報が階層的に入れ子になった構造を有している。例えば、複合表示部品に関する情報は、大きく分けると、複合表示部品の属性、最初の状態の名前(情報a)や、状態に関する情報(情報b)から構成される。
また、情報b(状態に関する情報)も、情報c(状態に含まれる各部品に関する情報)や、情報d(その状態を起点とするイベント処理に関する情報)、情報e(状態の名前)などの情報bに従属する下位階層の情報を有する。
さらに、情報bの下位階層の情報c,dにおいても、これら従属する複数の下位階層の情報を有している。例えば、情報cであれば、各状態ごとの表示部品の表示の可否を指定する属性R,S、表示部品の種別、表示部品の属性(各状態ごとの表示部品の表示の可否を指定する属性を除く、表示部品の配置やサイズ、色などの属性など)が必要に応じて設定されている。
複合表示部品実行部6は、複合表示部品格納部5から動作させるべき複合表示部品に関する情報を読み込むと、この複合表示部品に関する情報より情報a(最初の状態の名前)及び当該複合表示部品に含まれる全ての状態についての情報b(状態に関する情報)、さらに各情報bより情報e(状態の名前)を抽出する。
このあと、複合表示部品実行部6は、各情報eと情報aとを比較して情報aに合致する情報eを探索し、その結果得られた情報eから情報bを取得して、これに含まれる情報cに基づいて動作させるべき複合表示部品の初期状態の表示部品を作成し、不図示の表示装置におけるGUI画面上に表示する。図3の例では、初期状態が状態1であるので、状態1に関する情報bから詳細ボタンや終了ボタンについての情報cが抽出され、状態1に対応するメインウィンドウがGUI画面上に表示される。
また、複合表示部品実行部6は、上記初期状態の表示に際し、上記情報bを解析して、各状態において表示部品の表示の可否を指定する属性P,P1,Qが存在すればそれを抽出し、上記情報bに含まれる情報c中に、各状態遷移において表示部品の表示の可否を指定する属性R,R1、各表示部品において状態遷移時に表示の可否を指定する属性S,S1が存在すればそれを抽出する。このようにして抽出された表示部品の表示の可否を指定する属性は、複合表示部品実行部6から表示部品表示期間決定部7に出力される。
さらに、複合表示部品実行部6は、上記情報bに情報dが含まれており、この情報bで特定される状態に関してイベント処理が設定されている場合、上記情報b中に、各状態においてイベント処理の無効化の可否を指定する属性P2,P3,Q2が存在すればそれを抽出し、上記情報bに含まれる情報c中に、各状態遷移においてイベント処理の無効化の可否を指定する属性R2,R3、各表示部品において状態遷移に伴うイベント処理の無効化の可否を指定する属性S2,S3が存在すればそれを抽出する。このようにして抽出されたイベント処理の無効化の可否を指定する属性は、複合表示部品実行部6からイベント処理有効期間決定部8に出力される。
この他、複合表示部品実行部6は、上記のように複合表示部品の初期状態に関してイベント処理が設定されている場合、上記情報d中に、各イベント処理において表示部品の表示の可否を指定する属性T,T1が存在すればそれを抽出して、表示部品表示期間決定部7に出力し、また各イベント処理において状態遷移で無効化の可否を指定する属性T2,T3が存在すればそれを抽出して、イベント処理有効期間決定部8に出力する。
このようにして、状態遷移によって表示部品の表示の可否やイベント処理の無効化の可否を指定する属性を表示部品表示期間決定部7やイベント処理有効期間決定部8に出力すると、複合表示部品実行部6は、複合表示部品の初期状態に関してイベント処理が設定されていれば、その情報dにより特定されるイベント処理の待ち状態に移行する。
図3の例では、初期状態である状態1において、メインウィンドウの詳細ボタンがクリックされると、状態2である詳細ウィンドウ(サブウィンドウ)を表示するというイベント処理や、メインウィンドウの終了ボタンがクリックされると、状態3である終了ウィンドウ(サブウィンドウ)を表示するというイベント処理が設定されている。これにより、複合表示部品実行部6は、詳細ボタンや終了ボタンのクリック待ちの状態に移行することになる。
上述のようなイベント処理待ち状態でイベントが発生すると、複合表示部品実行部6は、情報dに含まれるイベントの種別や属性(例えば、キー入力に対応するイベントならキー名称など)から発生したイベントを特定し、このイベントに伴う状態遷移を特定する情報f(遷移先の状態の名前)を抽出する。
このあと、複合表示部品実行部6は、情報eが上記情報fとなる状態の情報bを探索し、これにより得られた情報bから情報cを取得し、この情報cに含まれる部品種別や属性などの情報に基づいて遷移先の状態で表示すべき表示部品を作成し、表示部品表示期間決定部7やイベント処理有効期間決定部8からの制御に従ってGUI画面上に表示する。さらに、この遷移先の状態に関してイベント処理が設定されていれば、複合表示部品実行部6は、そのイベント処理を特定する情報dを取得してイベント処理待ち状態に移行する。
なお、従来では、上述のように、遷移先の状態の表示部品として新たに表示すべき表示部品を作成したり、その状態に関するイベント処理待ちになる前に、それまで表示されていた既存の表示部品を全て消去し、さらに待ち状態にある既存のイベント処理を全て無効化する処理が行われていた。このため、表示部品の消去やイベント処理の無効化のタイミングを柔軟に設計することができなかった。
これに対して、本発明では、表示部品の消去やイベント処理の無効化を指定する属性に基づく表示部品表示期間決定部7やイベント処理有効期間決定部8からの制御によって、複合表示部品実行部6が表示部品の消去やイベント処理の無効化を所望のタイミングで実行することができる。
例えば、図3に示す複合表示部品では、「メインウィンドウの詳細ボタンがクリックされる」というイベントが発生した場合、「状態1に対応するメインウィンドウに加えて、状態2に対応するサブウィンドウが開く」というふるまいが設定されている。これは、下記(1)〜(5)のいずれかの属性設定により実現される。
(1)状態属性編集部12は、図3に示す複合表示部品で、遷移元の状態1における表示部品(メインウィンドウ中の詳細ボタンや終了ボタン)を残しつつ、遷移先の状態2における表示部品(サブウィンドウの詳細ウィンドウ)を表示させるので、例えば遷移先の状態2の属性Pに真値を設定する。表示部品表示期間決定部7は、この状態2の属性Pの値に従って状態1から状態2への遷移時に遷移元の状態1における表示部品を消去しないように複合表示部品実行部6を制御する。
(2)状態属性編集部12は、図3に示す複合表示部品で、遷移元の状態1における表示部品を残しつつ、遷移先の状態2における表示部品を表示させるので、例えば遷移元の状態1の属性Qに真値を設定する。表示部品表示期間決定部7は、この状態1の属性Qの値に従って状態1から状態2への遷移時に遷移元の状態1における表示部品を消去しないように複合表示部品実行部6を制御する。
(3)状態遷移属性編集部13は、図3に示す複合表示部品で、遷移元の状態1における表示部品を残しつつ、遷移先の状態2における表示部品を表示させるので、例えば状態1から状態2への状態遷移の属性Rに真値を設定する。表示部品表示期間決定部7は、この状態1から状態2への状態遷移における属性Rの値に従ってその遷移時に遷移元の状態1における表示部品を消去しないように複合表示部品実行部6を制御する。
(4)表示部品属性編集部10は、図3に示す複合表示部品で、遷移元の状態1における表示部品を残しつつ、遷移先の状態2における表示部品を表示させるので、例えば状態1における各表示部品(メインウィンドウ中の詳細ボタンや終了ボタン)の属性Sに真値を設定する。表示部品表示期間決定部7は、この状態1から状態2への状態遷移時に状態1の各表示部品の属性Sの値に従ってその消去を行わないように複合表示部品実行部6を制御する。
(5)イベント処理属性編集部11は、図3に示す複合表示部品で、遷移元の状態1における表示部品を残しつつ、遷移先の状態2における表示部品を表示させるので、例えば状態1から状態2への状態遷移に伴うイベント処理(詳細ボタンのクリック)における属性Tに真値を設定する。表示部品表示期間決定部7は、この状態1から状態2への状態遷移を伴うイベント処理の属性Tの値に従って、その起点となる状態1の表示部品を消去しないように複合表示部品実行部6を制御する。
なお、これらの属性設定を組み合わせて所望の仕様に沿ったGUIを設計記述するように構成することも可能である。各属性に優先順位を設けたり、同じ挙動を指定する属性が二つ以上あれば無条件にその挙動を設定するようにしてもよい。例えば、上述した(1)における属性Pと(2)における属性Qとを組み合わせ、遷移先の属性Pか、遷移元の属性Qのいずれかが真のとき、表示部品を消去しないように構成してもよい。
図3に示す複合表示部品に設定された「状態1に対応するメインウィンドウの終了ボタンをクリックすると、状態3に対応する終了ウィンドウを表示してその他の(状態に対応する)ウィンドウを消去する」というふるまいについては、上述した属性P,Q,R,S,Tに偽値を設定するか、若しくは、これらの属性に真偽値の設定を行わないことで実現することができる。
つまり、上記属性に真偽値が設定されていなければ、複合表示部品実行部6は、表示部品表示期間決定部7からの制御を受けることなく、従来と同様に動作して状態遷移前から既存の表示部品を全て消去し、さらに待ち状態にある既存のイベント処理を全て無効化する。
また、図3に示す複合表示部品には、「状態1に対応するメインウィンドウ中の詳細ボタンをクリックしてメインウィンドウ及びサブウィンドウの両方が開いた状態で、詳細ボタンをさらにクリックする度に、状態2に対応するサブウィンドウが一つずつ表示される」というふるまいが設定されている。これは、状態1に設定されているイベント処理を状態遷移後も引き続き有効にしたい場合に相当し、下記(1)〜(5)のいずれかの属性設定により実現される。
(1)状態属性編集部12は、図3に示す複合表示部品で、状態1から状態2への遷移後においても「状態1における詳細ボタンをクリックにより状態2の詳細ウィンドウを表示させる」というイベント処理を無効化しないので、例えば遷移先の状態2の属性P2に真値を設定する。イベント処理有効期間決定部8では、この状態2の属性P2の値に従って状態1から状態2への遷移後であっても状態1におけるイベント処理を無効化しないように複合表示部品実行部6を制御する。
(2)状態属性編集部12は、図3に示す複合表示部品で、状態1から状態2への遷移後においても「状態1における詳細ボタンをクリックにより状態2の詳細ウィンドウを表示させる」というイベント処理を無効化しないので、例えば遷移元の状態1の属性Q2に真値を設定する。イベント処理有効期間決定部8では、この状態1の属性Q2の値に従って状態1から状態2への遷移後であっても状態1におけるイベント処理を無効化しないように複合表示部品実行部6を制御する。
(3)状態遷移属性編集部13は、図3に示す複合表示部品で、状態1から状態2への遷移後においても「状態1における詳細ボタンをクリックにより状態2の詳細ウィンドウを表示させる」というイベント処理を無効化しないので、例えば状態1から状態2への状態遷移の属性R2に真値を設定する。イベント処理有効期間決定部8では、この属性R2の値に従って状態1から状態2への遷移後であっても状態1におけるイベント処理を無効化しないように複合表示部品実行部6を制御する。
(4)表示部品属性編集部10は、図3に示す複合表示部品で、状態1から状態2への遷移後においても「状態1における詳細ボタンをクリックにより状態2の詳細ウィンドウを表示させる」というイベント処理を無効化しないので、例えば状態1において表示すべき表示部品の属性S2に真値を設定する。イベント処理有効期間決定部8では、この属性S2の値に従って状態1から状態2への遷移後であっても状態1におけるイベント処理を無効化しないように複合表示部品実行部6を制御する。
(5)イベント処理属性編集部11は、図3に示す複合表示部品で、状態1から状態2への遷移後においても「状態1における詳細ボタンをクリックにより状態2の詳細ウィンドウを表示させる」というイベント処理を無効化しないので、例えば状態1から状態2への状態遷移に伴うイベント処理(詳細ボタンのクリック)における属性T2に真値を設定する。イベント処理有効期間決定部8は、この状態1から状態2への状態遷移を伴うイベント処理の属性T2の値に従って状態1におけるイベント処理を無効化しないように複合表示部品実行部6を制御する。
なお、これらの属性設定を組み合わせて所望の仕様に沿ったGUIを設計記述するように構成することも可能である。各属性に優先順位を設けたり、同じ挙動を指定する属性が二つ以上あれば無条件にその挙動を設定するようにしてもよい。
さらに、図3に示す複合表示部品には、「状態2に対応するサブウィンドウが所定数分だけ表示されると、これを超えるサブウィンドウを表示しない。」というふるまいが設定されている。遷移先の状態の表示部品を常に表示させないのであれば、単に遷移先の状態の表示部品を設定しなければよい。しかしながら、上記のような「既に遷移先の状態に関する表示部品が予め定めた所定数分だけ表示されており、これを超える表示部品を表示させない」というような特定の条件下でのふるまいは、下記(1)〜(4)のいずれかの属性設定により実現することができる。
(1)状態属性編集部12は、図3に示す複合表示部品で、遷移先の状態2における表示部品が所定回数分表示されると、これを超える表示を行わないので、例えば遷移先の状態2の属性P1に真値を設定する。表示部品表示期間決定部7は、所定回数を超える状態1から状態2への遷移が実行されると、状態2の属性P1の値に従って遷移先の状態2における表示部品を消去するように複合表示部品実行部6を制御する。
(2)状態遷移属性編集部13は、図3に示す複合表示部品で、遷移先の状態2における表示部品が所定回数分表示されると、これを超える表示を行わないので、例えば状態1から状態2への状態遷移の属性R1に真値を設定する。表示部品表示期間決定部7は、所定回数を超える状態1から状態2への遷移が実行されると、この状態遷移の属性R1の値に従って遷移先の状態2における表示部品を消去するように複合表示部品実行部6を制御する。
(3)表示部品属性編集部10は、図3に示す複合表示部品で、遷移先の状態2における表示部品が所定回数分表示されると、これを超える表示を行わないので、例えば遷移先の状態2における表示部品(詳細ウィンドウ)の属性S1に真値を設定する。表示部品表示期間決定部7は、所定回数を超える状態1から状態2への遷移が実行されると、状態2における表示部品の属性S1の値に従ってこれを消去するように複合表示部品実行部6を制御する。
(4)イベント処理属性編集部11は、図3に示す複合表示部品で、遷移先の状態2における表示部品が所定回数分表示されると、これを超える表示を行わないので、例えば状態1から状態2への状態遷移に伴うイベント処理(詳細ボタンのクリック)の属性T1に真値を設定する。表示部品表示期間決定部7は、所定回数を超える状態1から状態2への遷移が実行されると、この遷移に伴うイベント処理の属性T1の値に従って遷移先の状態2における表示部品を消去するように複合表示部品実行部6を制御する。
なお、これらの属性設定を組み合わせて所望の仕様に沿ったGUIを設計記述するように構成することも可能である。各属性に優先順位を設けたり、同じ挙動を指定する属性が二つ以上あれば無条件にその挙動を設定するようにしてもよい。
上述した「状態2に対応するサブウィンドウが所定数分だけ表示されると、これを超えるサブウィンドウを表示しない。」というふるまいを、詳細ボタンのクリックにより上記サブウィンドウを表示するというイベント処理を無効化することにより実現する場合を考える。
遷移先の状態の表示部品を常に表示させないようにするのであれば、その表示の起因となるイベント処理を設定しなければよい。しかしながら、上記のような「既に遷移先の状態に関する表示部品が予め定めた所定数分だけ表示されており、これを超える表示部品を表示させないために、その表示の起因となるイベント処理を無効化する」というような特定の条件下でのふるまいは、下記(1)〜(4)のいずれかの属性設定により実現することができる。
(1)状態属性編集部12は、図3に示す複合表示部品で、遷移先の状態2における表示部品が所定回数分表示されると、これを超える表示を行わさせないために、その表示の起因となるイベント処理を無効化するので、例えば遷移先の状態2の属性P3に真値を設定する。イベント処理有効期間決定部8は、所定回数を超える状態1から状態2への遷移が指定されると、状態2の属性P3の値に従って上記状態遷移の起因となるイベント処理を無効化するように複合表示部品実行部6を制御する。
(2)状態遷移属性編集部13は、図3に示す複合表示部品で、遷移先の状態2における表示部品が所定回数分表示されると、これを超える表示を行わさせないために、その表示の起因となるイベント処理を無効化するので、例えば状態1から状態2への状態遷移の属性R3に真値を設定する。イベント処理有効期間決定部8は、所定回数を超える状態1から状態2への遷移が指定されると、この状態遷移の属性R3の値に従ってその起因となるイベント処理を無効化するように複合表示部品実行部6を制御する。
(3)表示部品属性編集部10は、図3に示す複合表示部品で、遷移先の状態2における表示部品が所定回数分表示されると、これを超える表示を行わさせないために、その表示の起因となるイベント処理を無効化するので、例えば遷移先の状態2における表示部品(詳細ウィンドウ)の属性S3に真値を設定する。イベント処理有効期間決定部8は、所定回数を超える状態1から状態2への遷移が指定されると、状態2における表示部品の属性S3の値に従って上記状態遷移の起因となるイベント処理を無効化するように複合表示部品実行部6を制御する。
(4)イベント処理属性編集部11は、図3に示す複合表示部品で、遷移先の状態2における表示部品が所定回数分表示されると、これを超える表示を行わさせないために、その表示の起因となるイベント処理を無効化するので、当該イベント処理の属性T3に真値を設定する。イベント処理有効期間決定部8は、所定回数を超える状態1から状態2への遷移が指定されると、上記イベント処理の属性T3の値に従ってこれを無効化するように複合表示部品実行部6を制御する。
なお、これらの属性設定を組み合わせて所望の仕様に沿ったGUIを設計記述するように構成することも可能である。各属性に優先順位を設けたり、同じふるまいを指定する属性が二つ以上あれば無条件にそのふるまいを設定するようにしてもよい。
上述のようにして、複合表示部品実行部6は、GUI画面上で、設計者が所望するふるまいが設計記述された複合表示部品を動作させる。設計者は、このGUI画面上での複合表示部品の動作を確認して、状態集合編集部1、イベント処理編集部2、状態表示編集部4及び属性編集部9を用いて、さらに複合表示部品の設計記述を行うこともできる。
以上のように、この実施の形態1によれば、GUI画面の表示部品レイアウト及びこのレイアウトの状態遷移に関する設計データの入力を受け付け、この入力データを反映させたGUI設計データである複合表示部品を生成する、状態集合編集部1、イベント処理編集部2及び状態表示編集部4からなる設計部を備え、GUI画面での表示部品レイアウトの状態遷移に伴う表示部品の表示の可否やイベント処理の有効性の有無に関する設計データの入力を受け付け、この入力データ内容を反映させるための属性を複合表示部品に設定する属性編集部9、上記設計部により生成され、属性編集部9により属性が設定された複合表示部品を格納する複合表示部品格納部5と、複合表示部品格納部5から複合表示部品を読み込んでGUI画面上での表示部品のふるまいを実行する複合表示部品実行部6を備え、複合表示部品実行部6がGUI画面上での表示部品のふるまいを実行するにあたり、属性編集部9により複合表示部品に設定された属性の内容に従って、GUI画面上での表示部品レイアウトの状態遷移に伴う表示部品の表示の可否を制御する表示部品表示期間決定部7や当該状態遷移に伴うイベント処理の有効性の有無を制御するイベント処理有効期間決定部8を備えるので、設計者が表示部品の表示の可否やイベント処理の有効性の有無を属性の一つとして指定するだけで、この属性が属性編集部9により複合表示部品に設定され、この属性の内容に従ってGUI画面上での状態遷移に伴う表示部品の表示の可否やイベント処理の有効性の有無などのふるまいを実行することができる。これにより、複数のウィンドウを同時に表示させるような複雑なGUIを設計する場合においても、同一の表示部品やイベント処理を重複して設定する必要がなくなり、表示部品の表示期間やイベント処理の有効期間の設計の自由度を向上させることができる。従って、例えば複数のウィンドウを有するGUIの設計などにおいて、表示部品やイベント処理を残しつつ、他の部品を表示したりイベント処理を追加したりすることができる。
なお、上記実施の形態1では、属性として真又は偽の値をとるものを例に挙げたが、これに限定されるものではない。例えば、状態遷移において表示部品の消去やイベント処理の無効化の可否を指定する属性として、所定回数の遷移が行われると、所定回数以下での指定内容と所定回数を超えた場合の指定内容とが逆転するような、指定内容の時限を設定できるようなものであってもよい。
具体的に説明すると、各表示部品において状態遷移時に表示の可否を指定する属性Sの代わりに、表示部品の属性として指定内容の時限を特定する自然数Nを設定可能なものを用意し、N回目までの状態遷移では表示部品の消去をせず、N回目の状態遷移のときに消去するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、表示部品表示期間決定部7及びイベント処理有効期間決定部8の双方を備えた構成を説明したが、使用目的に応じて決定部7,8のいずれかを備える構成としてもよい。
この発明に係るGUI設計装置は、コンピュータを利用した様々なシステムのGUIを提供するアプリケーションソフトウエアの構築に適用可能である。
この発明の実施の形態1によるGUI設計装置の構成を示すブロック図である。 GUI設計画面上に表示された複合表示部品を示す図である。 図2中の複合表示部品を用いたGUI設計例を示す図である。
符号の説明
1 状態集合編集部(設計部)、2 イベント処理編集部(設計部)、3 基本表示部品格納部、4 状態表示編集部(設計部)、5 複合表示部品格納部(記憶部)、6 複合表示部品実行部(実行部)、7 表示部品表示期間決定部(部品表示制御部、実行制御部)、8 イベント処理有効期間決定部(イベント処理有効性制御部、実行制御部)、9 属性編集部、10 表示部品属性編集部、11 イベント処理属性編集部、12 状態属性編集部、13 状態遷移属性編集部、14 メインウィンドウ、15〜17,19 属性設定欄、18 イベント処理設定欄。

Claims (2)

  1. GUI操作画面の表示部品レイアウト及びこのレイアウトの状態遷移に関する設計データの入力を受け付け、この入力データを反映させたGUI設計データを生成する設計部と、
    上記GUI操作画面での表示部品レイアウトの状態における表示部品の表示の可否、上記表示部品レイアウトの各状態遷移における表示部品の表示の可否、各表示部品の上記表示部品レイアウトの状態遷移に伴う表示の可否、各イベント処理に伴う表示部品の表示の可否、上記表示部品レイアウトの状態におけるイベント処理の無効化の可否、上記表示部品レイアウトの各状態遷移に伴うイベント処理の無効化の可否、各表示部品における上記表示部品レイアウトの状態遷移に伴うイベント処理の無効化の可否、及び各イベント処理の状態遷移に伴う無効化の可否に関する設計データの入力を受け付け、この入力データ内容を反映させるための属性を上記GUI設計データに設定する属性編集部と、
    上記設計部により生成され、上記属性編集部により上記属性が設定されたGUI設計データを格納する記憶部と、
    上記記憶部からGUI設計データを読み込んでGUI操作画面上での表示部品のふるまいを実行する実行部と、
    上記実行部がGUI操作画面上での表示部品のふるまいを実行するにあたり、上記属性編集部により上記GUI設計データに設定された、上記表示部品レイアウトの状態の属性、状態遷移の属性、表示部品の属性、及びイベント処理の属性の内容に従って、上記表示部品レイアウトの状態遷移に伴う表示部品の表示の可否及びイベント処理の無効化の可否を制御する実行制御部とを備え
    上記属性編集部は、
    各表示部品の上記表示部品レイアウトの状態遷移に伴う表示の可否、及び、各表示部品における上記表示部品レイアウトの状態遷移に伴うイベント処理の無効化の可否に関する設計データ内容を反映させるための属性を、上記表示部品の属性として設定する表示部品属性編集部と、
    上記表示部品レイアウトの状態における、表示部品の表示の可否及びイベント処理の無効化の可否に関する設計データ内容を反映させるための属性を、上記表示部品レイアウトの状態の属性として設定する状態属性編集部と、
    上記表示部品レイアウトの各状態遷移における、表示部品の表示の可否及びイベント処理の無効化の可否に関する設計データ内容を反映させるための属性を、上記状態遷移の属性として設定する状態遷移属性編集部と、
    各イベント処理の状態遷移に伴う無効化の可否に関する設計データ内容を反映させるための属性を、上記イベント処理の属性として設定するイベント処理属性編集部とを有し、
    上記実行制御部は、
    上記属性編集部によりGUI設計データに設定された、上記表示部品レイアウトの状態の属性、上記状態遷移の属性、及び上記表示部品の属性の内容に従って、上記実行部が実行する上記GUI操作画面上での表示部品のふるまいにおける、上記表示部品レイアウトの状態遷移に伴う上記表示部品の表示の可否を制御する部品表示制御部と、
    上記属性編集部により上記GUI設計データに設定された、上記表示部品レイアウトの状態の属性、上記状態遷移の属性、上記表示部品の属性、及び上記イベント処理の属性の内容に従って、上記実行部が実行する上記GUI操作画面上での表示部品のふるまいにおける、上記表示部品レイアウトの状態遷移に伴うイベント処理の無効化の可否を制御するイベント処理有効性制御部とを有するGUI設計装置。
  2. GUI操作画面の表示部品レイアウト及びこのレイアウトの状態遷移に関する設計データの入力を受け付け、この入力データを反映させたGUI設計データを生成する設計部と、
    上記GUI操作画面での表示部品レイアウトの状態における表示部品の表示の可否、上記表示部品レイアウトの各状態遷移における表示部品の表示の可否、各表示部品の上記表示部品レイアウトの状態遷移に伴う表示の可否、各イベント処理に伴う表示部品の表示の可否、上記表示部品レイアウトの状態におけるイベント処理の無効化の可否、上記表示部品レイアウトの各状態遷移に伴うイベント処理の無効化の可否、各表示部品における上記表示部品レイアウトの状態遷移に伴うイベント処理の無効化の可否、及び各イベント処理の状態遷移に伴う無効化の可否に関する設計データの入力を受け付け、この入力データ内容を反映させるための属性を上記GUI設計データに設定する属性編集部と、
    上記設計部により生成され、上記属性編集部により上記属性が設定されたGUI設計データを格納する記憶部と、
    上記記憶部からGUI設計データを読み込んでGUI操作画面上での表示部品のふるまいを実行する実行部と、
    上記実行部がGUI操作画面上での表示部品のふるまいを実行するにあたり、上記属性編集部により上記GUI設計データに設定された、上記表示部品レイアウトの状態の属性、状態遷移の属性、表示部品の属性、及びイベント処理の属性の内容に従って、上記表示部品レイアウトの状態遷移に伴う表示部品の表示の可否及びイベント処理の無効化の可否を制御する実行制御部とを備え
    上記属性編集部は、
    各表示部品の上記表示部品レイアウトの状態遷移に伴う表示の可否、及び、各表示部品における上記表示部品レイアウトの状態遷移に伴うイベント処理の無効化の可否に関する設計データ内容を反映させるための属性を、上記表示部品の属性として設定する表示部品属性編集部と、
    上記表示部品レイアウトの状態における、表示部品の表示の可否及びイベント処理の無効化の可否に関する設計データ内容を反映させるための属性を、上記表示部品レイアウトの状態の属性として設定する状態属性編集部と、
    上記表示部品レイアウトの各状態遷移における、表示部品の表示の可否及びイベント処理の無効化の可否に関する設計データ内容を反映させるための属性を、上記状態遷移の属性として設定する状態遷移属性編集部と、
    各イベント処理の状態遷移に伴う無効化の可否に関する設計データ内容を反映させるための属性を、上記イベント処理の属性として設定するイベント処理属性編集部とを有し、
    上記実行制御部は、
    上記属性編集部によりGUI設計データに設定された、上記表示部品レイアウトの状態の属性、上記状態遷移の属性、及び上記表示部品の属性の内容に従って、上記実行部が実行する上記GUI操作画面上での表示部品のふるまいにおける、上記表示部品レイアウトの状態遷移に伴う上記表示部品の表示の可否を制御する部品表示制御部と、
    上記属性編集部により上記GUI設計データに設定された、上記表示部品レイアウトの状態の属性、上記状態遷移の属性、上記表示部品の属性、及び上記イベント処理の属性の内容に従って、上記実行部が実行する上記GUI操作画面上での表示部品のふるまいにおける、上記表示部品レイアウトの状態遷移に伴うイベント処理の無効化の可否を制御するイベント処理有効性制御部とを有するGUI設計装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
JP2004128556A 2004-04-23 2004-04-23 Gui設計装置及びプログラム Expired - Lifetime JP4679834B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004128556A JP4679834B2 (ja) 2004-04-23 2004-04-23 Gui設計装置及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004128556A JP4679834B2 (ja) 2004-04-23 2004-04-23 Gui設計装置及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005309978A JP2005309978A (ja) 2005-11-04
JP4679834B2 true JP4679834B2 (ja) 2011-05-11

Family

ID=35438654

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004128556A Expired - Lifetime JP4679834B2 (ja) 2004-04-23 2004-04-23 Gui設計装置及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4679834B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100962441B1 (ko) 2008-01-15 2010-06-14 포항공과대학교 산학협력단 동시 편집을 지원하는 다중 플랫폼 기반 사용자 인터페이스화면 편집 방법 및 장치
KR100962439B1 (ko) 2008-01-15 2010-06-14 포항공과대학교 산학협력단 다양한 플랫폼에 적용 가능한 사용자 인터페이스 모델 생성방법 및 장치
JP5112171B2 (ja) * 2008-05-29 2013-01-09 株式会社リコー 画面編集装置、画面編集方法、プログラム、電子装置及び画像形成装置
JP2020042702A (ja) * 2018-09-13 2020-03-19 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置及びプログラム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002229785A (ja) * 2001-01-31 2002-08-16 Toshiba Corp Gui設計支援装置および方法およびプログラム
JP2002244848A (ja) * 2001-02-14 2002-08-30 Mitsubishi Electric Corp ユーザインタフェース設計装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05324237A (ja) * 1992-05-20 1993-12-07 Pfu Ltd ユーザインタフェイス設計方式

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002229785A (ja) * 2001-01-31 2002-08-16 Toshiba Corp Gui設計支援装置および方法およびプログラム
JP2002244848A (ja) * 2001-02-14 2002-08-30 Mitsubishi Electric Corp ユーザインタフェース設計装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005309978A (ja) 2005-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10248294B2 (en) Modal-less interface enhancements
JP4829390B2 (ja) 文書状態履歴の維持
JP4270391B2 (ja) マルチメディア・ファイルのツールチップ
JP4921352B2 (ja) 画面から見えなくなっているエンティティの動的実体化(情報を表示する方法及び装置)
US7877701B2 (en) In-context total document views for manipulating data
JP2006107436A (ja) 文脈アクション発行
US20110087999A1 (en) Set definition in data processing systems
JP4462309B2 (ja) 電子情報処理プログラム及び電子情報処理システム
JPH09258971A (ja) アイコンプログラミング装置
JP2009193196A (ja) Guiシステム、gui生成方法、プログラムおよび記録媒体
JP4679834B2 (ja) Gui設計装置及びプログラム
KR20060015397A (ko) Gui 운영 체제에서의 바탕 화면 변경 장치 및 방법
JPH10154070A (ja) ユーザインタフェース設計装置及び方法
JP2007213248A (ja) マルチウインドウ表示システム及びマルチウインドウ表示制御方法
JPH08314679A (ja) アプリケーション管理制御方法
KR100327904B1 (ko) 컴포넌트 재정의 방법 및 도구 시스템
JPH06231030A (ja) マルチメディアオーサリングシステム
JPH10289106A (ja) 情報処理装置
JP3167412B2 (ja) データベース検索処理装置
TW523700B (en) Function program system and method based on a table structure
JP2011204139A (ja) 操作記録プログラム及び装置
JP2008257318A (ja) 文字入力装置、方法及びプログラム
JP2003196091A (ja) プログラム作成支援システム及びプログラム作成支援方法
JP2001034452A (ja) 操作支援装置、操作支援方法、および記録媒体
JP2005242474A (ja) ユーザインタフェース設計装置及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061225

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20071015

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080715

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091013

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100415

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110125

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110202

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4679834

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140210

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250