JP2004344254A - 便蓋開閉ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】開位置にある便蓋を閉位置に自動的に駆動可能な便蓋開閉ユニットにおいて、閉方向への駆動途中に便蓋が外力で全開位置に戻されても、便蓋が倒れてこない構成を提供すること。
【解決手段】便蓋開閉ユニット10では、便蓋をモータ駆動によって閉方向に駆動中、便蓋が通過センサ98による通過検出位置P3(パルスレート切換位置P2)を通過した後、便蓋が人為的な外力によって全開位置P0に戻された場合には、外力により中断された以降のステッピングモータによる便蓋の閉方向への駆動を停止する。このため、使用中に便蓋が倒れてくるという不便さがない。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、開姿勢にある便蓋を閉姿勢に自動的に駆動可能な便蓋開閉ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
トイレを使用する際、便蓋が開きっ放しになっているのはあまり心地よいものではなく、衛生面でも好ましくない。そこで、開きっ放しにされた便蓋を自動的に閉塞させる装置として、開姿勢にある便蓋をモータにより自動的に閉姿勢とする便蓋開閉ユニットが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−262868号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の便蓋開閉ユニットにおいては、便蓋が閉方向に駆動されている途中、次の利用者が手動で便蓋を開姿勢にして用を足そうとすると、モータが、中断された以降の便蓋に対する閉方向の駆動を継続して行うため、使用中に便蓋が倒れてくるという問題点がある。すなわち、便蓋開閉ユニットにおいて駆動源としてステッピングモータなどを用いた場合には、便蓋に対する閉方向の駆動を通電時間やパルス数で制御するので、閉方向に駆動中に便蓋が人為的に開位置に戻されると、便蓋が人為的な外圧から開放された時点で、ステッピングモータは、残りの通電時間やパルス数の分だけ、便蓋を閉方向に回転駆動させてしまう。
【0005】
また、便座に対して、それを自立させておくための自立保持機構を設けた場合には、その分、大きなトルクで便蓋を駆動するため、便座に座っていた利用者の背中に便蓋が衝突して不快感を与えるおそれがある。
【0006】
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、開位置にある便蓋を閉位置に自動的に駆動可能な便蓋開閉ユニットにおいて、閉方向への駆動途中に便蓋が外力で全開位置に戻されても、便蓋が倒れてこない構成を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明では、便蓋を開閉するための回動軸と、該回動軸を回転駆動して、全開位置にある前記便蓋を全閉位置に向けて駆動するモータを備えた駆動手段とを有する便蓋開閉ユニットにおいて、前記駆動手段は、前記便蓋を閉方向に駆動している途中、外力で前記便蓋が前記全開位置に戻されたことを検出する開動作検出手段を備え、外力で前記便蓋が前記全開位置に戻されたことを前記開動作検出手段によって検出したときには、外力により中断された以降の前記便蓋に対する閉方向の駆動を停止することを特徴とする。
【0008】
本発明では、便蓋の閉方向への駆動中に便蓋が外力で全開位置に戻されたことを開動作検出手段によって検出したときには、中断された以降の便蓋に対する閉方向の駆動を停止するため、使用中に便蓋が倒れてくることがなく、使い勝手がよい。すなわち、駆動手段において駆動源としてステッピングモータなどを用い、通電時間やパルス数により便蓋の閉方向の駆動が制御されている場合、閉方向への駆動途中で便蓋が外力で全開位置に戻されたことを検出したときには、残りの通電時間やパルス数による便蓋の閉方向の駆動を中断する。従って、便蓋は、外力から解放された以降も倒れてこないので、使い勝手がよい。
【0009】
本発明において、前記便蓋には、前記全開位置から前記全閉位置までの途中位置に、前記便蓋あるいは便座を起立した状態に保持する自立保持トルクを印加する自立保持位置が設定されている場合があり、この場合、前記駆動手段は、前記便蓋が前記自立保持位置を通過した後は、前記便蓋が前記全開位置から前記自立保持位置を通過するまでの区間と比較して小さな駆動力で前記回動軸を回転駆動することが好ましい。このように構成すると、閉動作の途中で便蓋を手で開姿勢に戻そうとしたとき、便蓋が自立保持位置を通過した以降であれば、小さな力で便蓋を開けることができる。また、便蓋を小さな駆動力で駆動するのであれば、その分、モータの回転数を上げることができるので、便蓋を迅速に閉姿勢とすることができる。それ故、次の利用者は使用しようとしたとき、便蓋が閉姿勢になるように動いているという、異様な光景が発生しない。
【0010】
本発明において、前記駆動手段は、例えば、前記モータの出力軸側に連結された駆動部材と、前記回動軸側に連結された従動部材と、前記駆動部材と前記従動部材との機構的な接続を切り換える切換機構とを有し、当該切換機構は、前記モータの正回転により前記全開位置にある前記便蓋を当該便蓋が自重により閉方向に回転可能な自重傾倒開始位置を通過するまで前記回動軸を回転駆動する際には前記駆動部材に対して前記従動部材を連動させ、前記便蓋が前記自重傾倒開始位置を通過した後は、前記駆動部材に対する前記従動部材の連動を解除して前記駆動部材から独立して前記従動部材を前記便蓋の自重による回転に連動させる一方、前記モータの逆回転により前記従動部材から独立して前記駆動部材を前記便蓋が前記全開位置にあったときの初期位置まで戻すように構成される。この場合、前記駆動手段は、外力で前記便蓋が前記全開位置に戻されたことを前記開動作検出手段によって検出したときには、外力により中断された以降の前記モータの正回転による前記便蓋に対する閉方向の駆動を停止するとともに、前記モータの逆回転による前記駆動部材の初期位置への復帰動作を停止することが好ましい。閉方向への駆動中に便蓋を外力で全開位置に戻すと、駆動部材も外力によって初期位置に戻っているので、駆動部材をさらに初期位置に戻そうという駆動を行うと、駆動部材が、その初期位置を規定するストッパと衝突することになるが、このような駆動を停止すれば、駆動部材とストッパとの衝突を回避できる。それ故、駆動部材とストッパとの衝突に起因する異音の発生や部材の破損を防止することができる。
【0011】
本発明の別の形態では、便蓋を開閉するための回動軸と、該回動軸を回転駆動して、全開位置にある前記便蓋を全閉位置に向けて駆動するモータを備えた駆動手段とを有する便蓋開閉ユニットにおいて、前記便蓋には、前記全開位置から前記全閉位置までの途中位置に、前記便蓋あるいは便座を起立した状態に保持する自立保持トルクを印加する自立保持位置が設定されており、前記駆動手段は、前記便蓋が前記自立保持位置を通過した後は、前記便蓋が前記全開位置から前記自立保持位置を通過するまでの区間と比較して小さくて前記便蓋が前記自立保持位置を通過不能な駆動力で前記回動軸を回転駆動することを特徴とする。
【0012】
本発明では、便蓋が全開位置から自立保持位置を通過した後は、便蓋が自立保持位置を通過不能な小さな駆動力で回動軸を回転駆動するため、閉方向に駆動中の便蓋が外力で全開位置に戻された後、外力により中断された以降の便蓋に対する閉方向の駆動が再開されても、便蓋が自立保持位置を通過してこない。すなわち、駆動手段において駆動源としてステッピングモータなどを用い、通電時間やパルス数により便蓋の閉方向の駆動が制御されている場合には、自立保持位置を通過した後、閉方向への駆動途中で便蓋が外力で全開位置に戻されたときには、残りの通電時間やパルス数による便蓋の閉方向の駆動が再開されるが、このときの駆動力は、便蓋が自立保持位置を通過不能な小さな駆動力であるため、便蓋が自立保持位置を通過してこない。それ故、閉方向への駆動中に便蓋を外力で全開位置に戻しても便蓋が倒れてこないので、使い勝手がよい。また、便蓋を小さな駆動力で駆動するのであれば、その分、モータの回転数を上げることができるので、便蓋を迅速に閉姿勢とすることができる。それ故、次の利用者は使用しようとしたとき、便蓋が閉姿勢になるように動いているという、異様な光景が発生しない。
【0013】
本発明において、前記駆動手段は、例えば、前記モータの出力軸側に連結された駆動部材と、前記回動軸側に連結された従動部材と、前記駆動部材と前記従動部材との機構的な接続を切り換える切換機構と、前記便蓋を閉方向に駆動している途中、外力で前記便蓋が前記全開位置に戻されたことを検出する開動作検出手段とを備え、前記切換機構は、前記モータの正回転により前記全開位置にある前記便蓋を当該便蓋が自重により閉方向に回転可能な自重傾倒開始位置を通過するまで前記回動軸を回転駆動する際には前記駆動部材に対して前記従動部材を連動させ、前記便蓋が前記自重傾倒開始位置を通過した後は、前記駆動部材に対する前記従動部材の連動を解除して前記駆動部材から独立して前記従動部材を前記便蓋の自重による回転に連動させる一方、前記モータの逆回転により前記従動部材から独立して前記駆動部材を前記便蓋が前記全開位置にあったときの初期位置まで戻すように構成される。この場合、前記駆動手段は、外力で前記便蓋が前記全開位置に戻されたことを前記開動作検出手段によって検出したときには、前記モータの逆回転による前記駆動部材の初期位置への復帰動作を停止することが好ましい。閉方向への駆動中に便蓋を外力で全開位置に戻すと、駆動部材も外力によって初期位置に戻っているので、駆動部材をさらに初期位置に戻そうという駆動を行うと、駆動部材が、その初期位置を規定するストッパと衝突することになるが、このような駆動を停止すれば、駆動部材とストッパとの衝突を回避できる。それ故、駆動部材とストッパとの衝突に起因する異音の発生や部材の破損を防止することができる。
【0014】
本発明において、モータとしては、ステッピングモータを用いることが好ましい。このように構成すると、便蓋がモータ駆動により閉方向に回転駆動されている途中に手動で便蓋を開けようとしたときでも、ステッピングモータであれば脱調が起こる。このため、モータ駆動中に逆側へ操作されても小さな力で操作可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して本発明を適用した便蓋開閉ユニットを説明する。
【0016】
[実施の形態1]
(全体構成)
図1(A)、(B)、(C)はそれぞれ、本発明の実施の形態1に係る便蓋開閉ユニットを備えた便座ユニットの側面図、平面図、および便蓋の動きを示す側面図である。図2(A)、(B)はそれぞれ、本形態の便蓋開閉ユニットの正面図、および側面図である。図3は、本形態の便蓋開閉ユニットにおける便蓋の動作を示す説明図である。図4は、本形態の便蓋開閉ユニットにおいて、駆動源として用いたステッピングモータの動作条件を示す説明図である。
【0017】
図1(A)、(B)、(C)、および図2(A)、(B)において、本形態の洋式便器1は、便器本体2と便座ユニット4から構成され、便座ユニット4は、便座5、便蓋6、本体カバー7、および便蓋開閉ユニット10から構成されている。便蓋開閉ユニット10は、側面からみたとき略L字形状であり、L字形状の横方向に延びる部分10bが本体ケース7の下部で固定されている。
【0018】
便蓋開閉ユニット10は、上ケース36、および下ケース37からなるユニットケース30により全体が覆われている。便蓋開閉ユニット10のL字形状の縦方向に延びる部分10aの上端寄りの部分からは、便座5に連結される便座支軸11と、便蓋6に連結される回動軸20とが同軸状に突き出ており、便座5および便蓋6は各々、便座支軸11周り、および回動軸20周りに回転可能である。
【0019】
図1および図3において、本形態の便蓋開閉ユニット10は、便蓋6が連結された回動軸20をその軸線周りに回転駆動して、図1(C)に実線LAで示す起立姿勢にある便蓋6を、図1(A)に示す平伏姿勢に駆動するためのものであり、以下の説明では、図1(C)に実線LAで示す起立姿勢を「全開位置P0」とし、図1(A)に示す平伏姿勢を「全閉位置P7」とする。
【0020】
また、全閉位置P7の手前位置には、全閉センサ97による全閉検出位置P6が設定されており、ここを便蓋6が通過することにより、便蓋6が閉まっているいるか否かを監視するようになっている。このような監視によって、利用者がいないにもかかわらず、所定の時間、便蓋6が全開位置P0に放置されている場合には、便蓋開閉ユニット10が作動し、便蓋6を閉方向に自動的に駆動する。
【0021】
ここで、便蓋6は、全開位置P0から全閉位置P7に向けて回転駆動される途中、一点鎖線LBで示す斜め姿勢となった以降は、自重で倒れて全閉位置P7となる。以下の説明では、図1(C)に一点鎖線LBで示す位置を「自重傾倒開始位置P4」とする。
【0022】
便蓋開閉ユニット10での駆動は、便座5が便器本体2の上で平伏した状態にある場合には、便蓋6に対してのみ行われる。これに対して、便蓋6とともに便座5も全開位置P0にある場合には、便蓋開閉ユニット10は、便蓋6および便座5の双方を全開位置P0から自重傾倒開始位置P4まで回転駆動することになる。ここで、便座5に対しては、ばねの付勢力を利用したクリック機構によって便座5を略直立姿勢に保持するための自立保持機構が構成されており、この自立保持機構によって便座5に作用する自立保持トルクは、便蓋6にも作用する。このような自立保持トルクが便蓋6に作用するのは、便蓋6が図1(C)に点線LCで示す位置であり、この位置を、以下の説明では「自立保持位置P1」とする。なお、以下の説明では、便座5に自立保持トルクが印加される例であるが、便蓋6に自立保持トルクが印加されるような構成の場合も同様である。
【0023】
このような構成に対応して、本形態の便蓋開閉ユニット10は、全開位置P0にある便蓋6を全閉状態とする際には、駆動源して用いられたステッピングモータは、全開位置P0にある便蓋6を自重傾倒開始位置P4を所定の余裕角分だけ閉方向に通過した反転位置P5に到るまで回動軸20(便蓋6)を駆動するように正方向のステップ数が設定されている。また、ステッピングモータは、便蓋6が反転位置P5に到達した後、所定のステップ数だけ逆回転して、後述する駆動機構の駆動部材を初期位置に戻すように設定されている。
【0024】
従って、便蓋6は、自重傾倒開始位置P4を通過して反転位置P5までモータ駆動された以降は、自重による傾倒で全閉位置P7まで回転移動することになる。
【0025】
また、本形態では、図4に直線Tで示すように、全開位置P0にある便蓋6を反転ポイントまで駆動するには、便蓋6に対して、便蓋6を単独で回転駆動するための負荷に加えて、自立保持位置P1を通過する際には、便座5に対する自立保持トルクを加算した負荷が加わる。
【0026】
そこで、本形態では、図4に直線Rで示すように、自立保持位置P1から閉方向に傾いた位置にパルスレート切換位置P2を設定し、便蓋6が全開位置P0から自立保持位置P1を通過してパルスレート切換位置P2に達するまでは、ステッピングモータに印加するパルスレートを低レベル(パルスレートA)に抑えて自起動領域で大きな駆動力を発生させる一方、便蓋6がパルスレート切換位置P2を通過した以降、反転位置P5に達するまでは、ステッピングモータに対するパルスレートを高レベル(パルスレートB)に高め、応答領域で駆動力は小さいが、回転速度を高めている。ここで、便蓋6がパルスレート切換位置P2から反転位置P5に達するまでのパルスレートBで発生する駆動力は、便蓋6が自立保持位置P1を通過不能なレベルである。
【0027】
また、ステッピングモータは、便蓋6を全開位置P0から反転位置P5まで駆動した後は逆回転して、後述する駆動機構を初期状態に戻すが、この逆回転時のパルスレートは、発生する駆動力が小さいが、高速回転が可能なパルスレートBである。その際、反転位置P5からパルスレート切換位置P2は、自起動領域であるが、パルスレート切換位置P2から全開位置P0までは応答領域である。
【0028】
再び図3において、本形態の便蓋開閉ユニット10では、自立保持位置P1から余裕角としての10°分だけ閉方向に傾いた位置に通過センサ98による通過検出位置P3が設定されており、便蓋6を閉方向に駆動しているにもかかわらず、便蓋6が閉方向から開方向に戻されたことを監視するとともに、便蓋6が人為的に全開位置P0に戻された場合には、中断された便蓋6に対する閉方向のモータ駆動や、駆動機構の駆動部材を初期位置に戻すためのモータ駆動を停止するようになっている。なお、本形態では、通過センサによる検出位置は、パルスレート切換位置P2と同一位置に設定されている。
【0029】
このような制御はいずれも、便座ユニット4に構成されている制御部(図示せず)によって行われる。
【0030】
(便蓋開閉ユニットの内部構造)
図5(A)、(B)、(C)は、本形態の便蓋開閉ユニット内で駆動機構を構成する各種部品のレイアウトを示す平面図であり、それぞれ、便蓋が全開位置P0、反転位置P5、および全閉位置P7にあるときに対応する。図6は、本形態の便蓋開閉ユニット内で駆動機構を構成する各種部品の展開図である。
【0031】
図5(A)および図6に示すように、本形態の便蓋開閉ユニット10のユニットケース30内では、回動軸20の基端側に平面形状が円形の連結車40(従動部材)が連結されている一方、ユニットケース30内には、連結車40を介して便蓋6を回転駆動するためのモータ(駆動源)として正逆双方向に回転可能なステッピングモータ60が配置されている。ステッピングモータ60のモータケース、および地板は、上ケース36のL字形状の横方向に延びる部分10bに形成された円形リブと溝状リブによって位置決め固定されている。
【0032】
ステッピングモータ60の出力軸から連結車40に至る駆動力伝達経路には、ステッピングモータ60の出力軸に固着されたピニオン61、このピニオン61と噛み合う歯車を備えた第1車70、この第1車70のピニオンと噛み合う歯車を備えた第2車71、この第2車71と噛み合うピニオンを備えた第3車72、この第3車72のピニオンと噛み合う歯車を備えた第4車73、この第4車73のピニオン73bと噛み合うアイドル歯車8、およびアイドル歯車8と噛み合う駆動歯車50からなる歯車列が構成され、駆動歯車50と連結車40との間には、駆動歯車50と連結車40との機構的な接続を切り換える切換機構80が構成されている。ここで、駆動歯車50は、連結車40と平面的、かつ同軸状に重なっており、共通の回転中心軸線周りに回転可能である。
【0033】
切換機構80では、駆動歯車50において連結車40と対向する面側に、その回転中心軸を中心とする円弧状の凹部からなる溝51と、溝51と回転中心軸に対して点対称に段部からなる円弧状凹部52が形成されている一方、連結車40の側には、溝51および円弧状凹部52の各々に嵌る2つの突起41が形成されている。
【0034】
図5(A)には、便蓋6が全開位置P0にあるときの状態を示してあり、便蓋6が全開位置P0にあるときは、溝51において時計周りCW側に位置する一方の端縁511、および反時計周りCCW側に位置する他方の端縁512のうち、一方の端縁511に対して突起41が略当接する状態にある。また、円弧状凹部52において時計周りCW側に位置する一方の端縁521、および反時計周りCCW側に位置する他方の端縁522のうち、一方の端縁521に対して突起41が略当接する状態にある。
【0035】
ここで、溝51および円弧状凹部52は約157°の角度範囲にわたって形成されている一方、突起41は30°の角度範囲を占めているため、溝51と突起41との間には127°の角度範囲に相当する遊びが確保されている。
【0036】
また、ユニットケース30の内面には、便蓋6が全開位置P0から自重傾倒開始位置P4まで回転するときの駆動歯車50の初期位置および終点位置を機構的に規定する2つのストッパー31、32が形成されている一方、駆動歯車50には、これらのストッパ31、32と干渉可能な突起55が形成されている。
【0037】
連結車40の外周部には1つのセンサ用マグネット96が固定されている一方、連結車40の側方位置には、センサ用基板99が配置されている。センサ用基板99上には、センサ用マグネット96の通過を検出するホールICからなる全閉センサ97と、通過センサ98(開動作検出手段)とが配置され、通過センサ98は、連結車40の下方に位置し、全閉センサ97は、通過センサ98に対して反時計周りCCWの方向において連結車40の側方に位置している。
【0038】
本形態の便蓋開閉ユニット10には、便座支軸11に対してオイルダンパー装置21が構成され、回動軸20に対してもオイルダンパー装置22が構成されている。
【0039】
また、便座支軸11には、ばねの付勢力を利用したクリック機構によって便座5を略直立姿勢に保持するための自立保持機構23が構成されている。
【0040】
(便蓋の開閉動作)
本形態の便蓋開閉ユニット10において、便蓋6が全開位置P0にあるときには、図5(A)に示すように、駆動歯車50に形成されている溝51の一方の端縁511近く、および円弧状凹部52の一方の端縁521近くに連結車40の突起41が位置している。
【0041】
この状態で、便座ユニット4において誰も使用していないことを検出しているにもかかわらず、便蓋開閉ユニット10の全閉センサ97によって、便蓋6が開いた状態のまま、所定時間、放置されていることを検出した場合には、ステッピングモータ60は、まず、正方向に所定ステップ数、駆動される。その結果、ステッピングモータ60の出力軸の回転が第1車70、第2車71、第3車72、第4車73、アイドル歯車8、および駆動歯車50に伝達され、図5(B)に示すように、駆動歯車50が反時計周りCCWの方向に60°回転する。この位置が駆動歯車50の終点位置である。このような回転を行う間、駆動歯車50の溝51、および円弧状凹部52内において、その一方の端縁511、521で連結車40の突起41が押圧されるので、連結車40が60°回転し、便蓋6は、自立保持位置P1および自重傾倒開始位置P4を通過して反転位置P5に到る。その際、便蓋6が全開位置P0から自立保持位置P1を通過してパルスレート切換位置P2に達するまでは、ステッピングモータ60に対するパルスレートをレベルAに抑えて大きな駆動力を発生させる一方、便蓋6がパルスレート切換位置P2を通過した以降、反転位置P5に達するまでは、ステッピングモータ60に対するパルスレートを高レベルBに高めて、回転速度を高める。
【0042】
このようにして便蓋6が閉方向に駆動される際、便蓋6は、自重傾倒開始位置P4を通過した以降、自重により傾倒していくため、反転位置P5でモータ駆動が停止しても、全閉位置P7まで倒れていく。その際、回動軸20に対してはオイルダンパー機構22が構成されているので、便蓋6が急激に倒れることがない。また、便座支軸11にもオイルダンパー機構21が構成されているので、便座5が急激に倒れることがない。
【0043】
このようにして便蓋6が自重により全閉位置P7まで倒れていく際、連結車40の突起41は、図5(C)に示すように、反時計周りCCWの方向に60°回転する。但し、駆動歯車50の溝51、円弧状凹部52と、突起41との間には十分な遊びが確保されているので、駆動歯車50と突起41とは干渉せず、駆動歯車50と連結車40のうち、連結車40のみが便蓋6に連動する。
【0044】
また、便蓋6が閉方向に回転駆動されるとき、連結車40に固定されたセンサ用マグネット96が反時計周りCCWの方向に回転するので、便蓋6が全閉位置P7となる手前、30°の角度位置(全閉検出位置P6)でセンサ用マグネット96が位置センサ97に接近し、位置センサ97からの出力信号が切り換る。従って、位置センサ97からの出力された信号によって、便蓋6が閉じたことを検出できる。
【0045】
一方、便蓋6が反転位置P5を通過した時点で、ステッピングモータ60は逆回転し、駆動歯車50は、時計周りCWの方向に60°回転し、図5(C)に示す初期位置に復帰する。その際、駆動歯車50は、突起41とは干渉することなく、初期位置に復帰する。
【0046】
このようにして便蓋6が全閉位置P7に移動し終えた状態で、利用者が便蓋6を手動で開けると、便蓋6の回転に連動して連結車40が図5(C)に示す位置から図5(A)に示す位置まで戻るが、その際、駆動歯車50は既に初期位置に戻っているので、突起41は、駆動歯車50と干渉することがない。それ故、便蓋6を小さな力で全開位置P0まで戻すことができる。
【0047】
(閉駆動中に便蓋が開かれた場合の動作)
このようにして便蓋6をモータ駆動によって閉方向に駆動中、便蓋が通過センサ98による通過検出位置P3(パルスレート切換位置P2)を通過した後、便蓋6が人為的な外力によって全開位置P0に戻された場合には、センサ用マグネット96がホールICからなる通過センサ98上を通過する。従って、便蓋6が人為的な外力によって全開位置P0に戻されたことを検出できる。
【0048】
このような場合、便蓋6が反転位置P5に到達するまでのステップ数が残っているはずであるが、本形態では、それをキャンセルし、外力により中断された以降のステッピングモータ60による便蓋6の閉方向への駆動を停止する。
【0049】
また、便蓋6をモータ駆動によって閉方向に駆動中、便蓋6が人為的な外力によって全開位置P0に戻された場合には、駆動歯車50は、この外力によって既に図5(A)に示す位置まで戻されるので、便蓋が反転位置P5に到達した以降に行うはずであったステッピングモータ60の逆回転も行わない。
【0050】
(本形態の主な効果)
このように本形態の便蓋開閉ユニット10では、便蓋6をモータ駆動によって閉方向に駆動中、便蓋が通過センサ98による通過検出位置P3(パルスレート切換位置P2)を通過した後、便蓋6が人為的な外力によって全開位置P0に戻された場合には、外力により中断された以降のステッピングモータ60による便蓋6の閉方向への駆動を停止する。このため、使用中に便蓋6が倒れてくるという不便さがない。
【0051】
また、便蓋6をモータ駆動によって閉方向に駆動中、便蓋6が人為的な外力によって全開位置P0に戻された場合には、便蓋が反転位置P5に到達した以降に行うはずであったステッピングモータ60の逆回転も行わない。従って、不必要な初期化動作によって、駆動歯車50の突起55とストッパ31とが衝突することがないので、異音が発生せず、かつ、衝突による突起55やストッパ31の損傷を防止することができる。
【0052】
さらに、本形態では、便蓋6が全開位置P0から自立保持位置P1を確実に通過するように、パルスレートAでステッピングモータ60を駆動し、パルスレート切換位置P3を通過した以降は、自立保持トルクを減じたトルクを発生させるパルスレートBでステッピングモータ60を駆動する。それ故、閉動作の途中で便蓋6を手で開姿勢に戻そうとしたとき、便蓋6が概ね自立保持位置P1(パルスレート切換位置P2)を通過した以降であれば、小さな力で便蓋6を開けることができる。また、便蓋6を小さな駆動力で駆動するのであれば、その分、ステッピングモータ60の回転数を上げることができるので、便蓋6を迅速に閉姿勢とすることができる。それ故、次の利用者は使用しようとしたとき、便蓋6が閉姿勢になるように動いているという、異様な光景が発生しない。
【0053】
[実施の形態2]
上記の実施の形態1では、便蓋6をモータ駆動によって閉方向に駆動中、便蓋6が人為的な外力によって全開位置P0に戻されたことを通過センサ98で検出し、それにより、中断された以降のステッピングモータ60による便蓋6の閉方向への駆動を停止する構成であったが、通過センサ98を利用せず、ステッピングモータ60の駆動力のみで、便蓋6の不用意な傾倒を防止してもよい。
【0054】
すなわち、図4を参照して説明したように、便蓋6が全開位置P0から自立保持位置P1を通過してパルスレート切換位置P2に達するまでは、ステッピングモータ60に印加するパルスレートを低レベル(パルスレートA)に抑えて大きな駆動力を発生させるが、便蓋6がパルスレート切換位置P2を通過した以降、反転位置P5に達するまでは、ステッピングモータ60に対するパルスレートを高レベル(パルスレートB)に高め、駆動力は小さいが、回転速度を高めている。しかも、便蓋6がパルスレート切換位置P2を通過した以降、パルスレートBでステッピングモータ6が発生させる駆動力は、便蓋6が自立保持位置P1を通過不能なレベルである。
【0055】
それ故、便蓋6をモータ駆動によって閉方向に駆動中、便蓋6が便座5とともに、人為的な外力によって全開位置P0に戻された場合に、中断された以降のステッピングモータ60による便蓋6の閉方向への駆動を再開した場合でも、パルスレートBでステッピングモータ6が発生させる駆動力では、便蓋6および便座5は、自立保持位置P1を通過できない。それ故、閉方向に駆動中、便蓋6および便座5が人為的な外力によって全開位置P0に戻された場合でも、便蓋6および便座5が倒れてくるという不便さがない。
【0056】
[その他の実施の形態]
なお、上記実施形態では、ステッピングモータ60の駆動力の増減をパルスレートを切換えることにより実現していたが、単純にモータの電圧を換えたり、電流を換えることにより実現してもよい。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の便蓋開閉ユニットでは、便蓋の閉方向への駆動中に便蓋が外力で全開位置に戻されたことを開動作検出手段によって検出したときには、中断された以降の便蓋に対する閉方向の駆動を停止するため、使用中に便蓋が倒れてくることがなく、使い勝手がよい。すなわち、駆動手段において駆動源としてステッピングモータなどを用い、通電時間やパルス数により便蓋の閉方向の駆動が制御されている場合、閉方向への駆動途中で便蓋が外力で全開位置に戻されたことを検出したときには、残りの通電時間やパルス数による便蓋の閉方向の駆動を中断する。従って、便蓋は、外力から解放された以降も倒れてこないので、使い勝手がよい。
【0058】
また、本発明において、便蓋が全開位置から自立保持位置を通過した後は、便蓋が自立保持位置を通過不能な小さな駆動力で回動軸を回転駆動するように構成した場合には、閉方向に駆動中の便蓋が外力で全開位置に戻されたとき、外力により中断された以降の便蓋に対する閉方向の駆動が再開されても、便蓋が自立保持位置を通過してこない。また、便蓋を小さな駆動力で駆動するのであれば、その分、モータの回転数を上げることができるので、便蓋を迅速に閉姿勢とすることができる。それ故、次の利用者は使用しようとしたとき、便蓋が閉姿勢になるように動いているという、異様な光景が発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)、(B)、(C)はそれぞれ、本発明の実施の形態1に係る便蓋開閉ユニットを備えた便座ユニットの側面図、平面図、および便蓋の動きを示す側面図である。
【図2】(A)、(B)はそれぞれ、本形態の便蓋開閉ユニットの正面図、および側面図である。
【図3】図2に示す便蓋開閉ユニットにおける便蓋の動作を示す説明図である。
【図4】図2に示す便蓋開閉ユニットにおいて、駆動源として用いたステッピングモータの動作条件を示す説明図である。
【図5】(A)、(B)、(C)はいずれも、図2に示す便蓋開閉ユニット内で駆動機構を構成する各種部品のレイアウトを示す平面図である。
【図6】図2に示す便蓋開閉ユニット内で駆動機構を構成する各種部品の展開図である。
【符号の説明】
1 洋式便器
2 便器本体
4 便座ユニット
5 便座
6 便蓋
7 本体カバー
10 便蓋開閉ユニット
11 便座支軸
20 回動軸
21、22 オイルダンパー装置
23 自立保持機構
30 ケース
40 連結車(従動部材)
50 駆動歯車(駆動部材)
60 ステッピングモータ
80 切換機構
96 センサ用マグネット
97 全閉センサ
98 通過センサ(開動作検出手段)
P0 全開位置
P1 自立保持位置
P2 パルスレート切換位置
P3 通過検出位置
P4 自重傾倒開始位置
P5 反転位置
P6 全閉検出位置
P7 全閉位置

Claims (6)

  1. 便蓋を開閉するための回動軸と、該回動軸を回転駆動して、全開位置にある前記便蓋を全閉位置に向けて駆動するモータを備えた駆動手段とを有する便蓋開閉ユニットにおいて、
    前記駆動手段は、前記便蓋を閉方向に駆動している途中、外力で前記便蓋が前記全開位置に戻されたことを検出する開動作検出手段を備え、外力で前記便蓋が前記全開位置に戻されたことを前記開動作検出手段によって検出したときには、外力により中断された以降の前記便蓋に対する閉方向の駆動を停止することを特徴とする便蓋開閉ユニット。
  2. 請求項1において、前記便蓋には、前記全開位置から前記全閉位置までの途中位置に、前記便蓋あるいは便座を起立した状態に保持する自立保持トルクを印加する自立保持位置が設定されており、
    前記駆動手段は、前記便蓋が前記自立保持位置を通過した後は、前記便蓋が前記全開位置から前記自立保持位置を通過するまでの区間と比較して小さな駆動力で前記回動軸を回転駆動することを特徴とする便蓋開閉ユニット。
  3. 請求項1または2において、前記駆動手段は、前記モータの出力軸側に連結された駆動部材と、前記回動軸側に連結された従動部材と、前記駆動部材と前記従動部材との機構的な接続を切り換える切換機構とを有し、
    当該切換機構は、前記モータの正回転により前記全開位置にある前記便蓋を当該便蓋が自重により閉方向に回転可能な自重傾倒開始位置を通過するまで前記回動軸を回転駆動する際には前記駆動部材に対して前記従動部材を連動させ、
    前記便蓋が前記自重傾倒開始位置を通過した後は、前記駆動部材に対する前記従動部材の連動を解除して前記駆動部材から独立して前記従動部材を前記便蓋の自重による回転に連動させる一方、前記モータの逆回転により前記従動部材から独立して前記駆動部材を前記便蓋が前記全開位置にあったときの初期位置まで戻すように構成され、
    前記駆動手段は、外力で前記便蓋が前記全開位置に戻されたことを前記開動作検出手段によって検出したときには、外力により中断された以降の前記モータの正回転による前記便蓋に対する閉方向の駆動を停止するとともに、前記モータの逆回転による前記駆動部材の初期位置への復帰動作を停止することを特徴とする便蓋開閉ユニット。
  4. 便蓋を開閉するための回動軸と、該回動軸を回転駆動して、全開位置にある前記便蓋を全閉位置に向けて駆動するモータを備えた駆動手段とを有する便蓋開閉ユニットにおいて、
    前記便蓋には、前記全開位置から前記全閉位置までの途中位置に、前記便蓋あるいは便座を起立した状態に保持する自立保持トルクを印加する自立保持位置が設定されており、
    前記駆動手段は、前記便蓋が前記自立保持位置を通過した後の駆動力は、前記便蓋が前記全開位置から前記自立保持位置を通過するまでの区間と比較して小さくて前記便蓋が前記自立保持位置を通過不能な駆動力で前記回動軸を回転駆動することを特徴とする便蓋開閉ユニット。
  5. 請求項4において、前記駆動手段は、前記モータの出力軸側に連結された駆動部材と、前記回動軸側に連結された従動部材と、前記駆動部材と前記従動部材との機構的な接続を切り換える切換機構と、前記便蓋を閉方向に駆動している途中、外力で前記便蓋が前記全開位置に戻されたことを検出する開動作検出手段とを備え、
    前記切換機構は、前記モータの正回転により前記全開位置にある前記便蓋を当該便蓋が自重により閉方向に回転可能な自重傾倒開始位置を通過するまで前記回動軸を回転駆動する際には前記駆動部材に対して前記従動部材を連動させ、
    前記便蓋が前記自重傾倒開始位置を通過した後は、前記駆動部材に対する前記従動部材の連動を解除して前記駆動部材から独立して前記従動部材を前記便蓋の自重による回転に連動させる一方、前記モータの逆回転により前記従動部材から独立して前記駆動部材を前記便蓋が前記全開位置にあったときの初期位置まで戻すように構成され、
    前記駆動手段は、外力で前記便蓋が前記全開位置に戻されたことを前記開動作検出手段によって検出したときには、前記モータの逆回転による前記駆動部材の初期位置への復帰動作を停止することを特徴とする便蓋開閉ユニット。
  6. 請求項1ないし5のいずれかにおいて、前記モータは、ステッピングモータであることを特徴とする便蓋開閉ユニット。
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