JP2004344011A - 冷凍包餡麺帯食品 - Google Patents
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Abstract
【課題】解凍後、中具と接触していない餃子の耳やシュウマイのヒダ部などの麺帯部分が凍結中の水分昇華や、解凍時の水分乾燥によって硬く、もろくなり、しなやかさが消失する。解凍後、中具と接触している麺帯部分が水分移行によって柔らかくやぶれやすくなる、といった冷凍包餡麺帯食品特有の課題を解決することが望まれている。
【解決手段】穀粉類100重量部に対し、マグネシウムイオン濃度が5ppm以下である水溶液を30〜40重量部含む麺帯で包餡される事を特徴とする冷凍包餡麺帯食品を製造する。
【選択図】なし
【解決手段】穀粉類100重量部に対し、マグネシウムイオン濃度が5ppm以下である水溶液を30〜40重量部含む麺帯で包餡される事を特徴とする冷凍包餡麺帯食品を製造する。
【選択図】なし
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はマグネシウムイオン濃度を低減させた水を低加水量用いて冷凍包餡麺帯食品を提供するものである。更に具体的にはマグネシウムイオン濃度を低減させた水を低加水量用いることで、1)解凍後、中具と接触していない餃子の耳やシュウマイのヒダ部などの麺帯部分が凍結中の水分昇華や、解凍時の水分乾燥によって硬く、もろくなり、しなやかさが消失する、2)解凍後、中具と接触している麺帯部分が水分移行によって柔らかくやぶれやすくなる、といった冷凍包餡麺帯食品特有の課題を解決した冷凍包餡麺帯食品を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】
冷凍食品は長期保存が可能であって解凍・再加熱することにより手軽に食べることができるという利点がある。近年の職業を持つ女性の増加や、早朝深夜に活動する人々の増加等からくるライフスタイルの変化、電子レンジのめざましい普及、またコンビニエンスストアや軽食レストラン、ファミリーレストランの増加も影響して冷凍食品の需要が増大してきている。
【0003】
餃子や焼売、春巻きなどを冷凍した冷凍包餡麺帯食品もその一つである。従来、この冷凍包餡麺帯食品は通常の包餡麺帯食品と同様に製造したものをそのまま冷凍して製造されていた。しかしながら、かかる従来の冷凍方法では、喫食時に電子レンジなどで再加熱した際にその具材から発生する水分により麺帯が軟化してしまうという問題があった。また、この水分移行による麺帯の軟化はその冷凍保存期間が長くなるほど顕著にあらわれるという問題もあった。また、柔らかく伸展性に優れた冷凍の包餡麺帯食品を製造することは種々困難があり、工業的に製造するにはプレミックス、圧延、ねかし等の生地の工程において工業適性のある麺の開発が望まれている。
【0004】
この問題を解決するために、種々の技術が提案されている.
【0005】
麺の製造時にクエン酸や酒石酸を加えて急速冷凍真空乾燥させることを特徴とする即席中華麺の製造方法が知られている(特許文献1参照)。
【0006】
しかしながら、該発明は、製造工程も複数あり添加混合する原料も異なるだけでなく、そもそも乾燥した後に保存する即席中華麺の製造法に関するものである。
【0007】
また、キレート剤を主成分とする麺用改良剤の方法も知られている(特許文献2参照)。
【0008】
しかしながら、該発明は、色調が良好で退色による色調低下が少なく、細菌汚染に対して防腐効果のある生麺を製造することが目的であり本発明と目的が相違する。又、該発明はその制菌効果と色調改善、ホシの発生防止の為にコウジ酸を含むことを特徴とする。
【0009】
麺類の表面に、クエン酸やリンゴ酸などの有機酸や無機酸の酸性物質を付着させ煮崩れを可及的に防止する麺類の製造方法も知られている(特許文献3参照)。
【0010】
しかしながら、該発明は、家庭で茹で調理する場合などには、水質調整が実質的に困難で、麺の煮崩れ溶出は、使用する茹で水の水質に大きく依存するという問題を解決することを目的としている。その為、麺の茹で調理時に酸性物質が溶出するように麺の表面に酸性物質を付着させることが必要であり、本発明と構成と解決すべき課題が異なる。
【0011】
麺質やほぐれ性に優れ、かつ保存性に優れる麺類の製造方法が報告されている。該発明は麺生地を調製する工程および該麺生地からなる麺線の茹で工程で1質量%水溶液のpHが4.0〜5.5である有機酸および/またはその塩を使用することを特徴とする(特許文献4参照)。
【0012】
しかしながら、該発明は、うどん、そば、中華麺等の麺類の茹で麺の麺質を改善するものであるため、麺生地を調製する工程だけでなく、該麺生地からなる麺線の茹で工程にも1質量%水溶液のpHが4.0〜5.5になる有機酸および/またはその塩を使用する必要がある。
【0013】
また、硬水が麺に与える影響についての記載がある(非特許文献1参照)。該発明には硬度の高い水で、スパゲティを茹でた場合、硬度が高くなるにしたがって、茹で湯への溶解率が増大して歩留まりも低下する。また、硬度の高い水で作ったマカロニ、スパゲティは乾燥が困難で、できあがった製品ももろくなる。同様に麺類の乾麺の場合も麺質がもろくなり、落麺、折れ麺が多くなるなどの記載がある。
【0014】
しかしながら、該発明は麺についてである為、茹で湯への溶解率や乾麺の性状については記載があるが、冷凍包餡麺帯食品特有の課題、即ち1)解凍後、中具と接触していない餃子の耳やシュウマイのヒダ部などの麺帯部分が凍結中の水分昇華や、解凍時の水分乾燥によって硬く、もろくなり、しなやかさが消失する、2)解凍後、中具と接触している麺帯部分が水分移行によって柔らかくやぶれやすくなる、といった課題やその解決方法についての記載はない。
【0015】
また、前記いずれの発明においても冷凍包餡麺帯食品特有の課題を解決するものではない。
【0016】
【特許文献1】
特開昭56−15657号公報
【特許文献2】
特開昭63−157950号公報
【特許文献3】
特開平02−242650号公報
【特許文献4】
特開2002−27930号公報
【非特許文献1】
日本麺類業団体連合会著、「そば・うどん技術教本[第二巻]」、柴田書店、1984年9月20日初版、P.122〜125
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、1)解凍後、中具と接触していない餃子の耳やシュウマイのヒダ部などの麺帯部分が凍結中の水分昇華や、解凍時の水分乾燥によって硬く、もろくなり、しなやかさが消失する、2)解凍後、中具と接触している麺帯部分が水分移行によって柔らかくやぶれやすくなる、といった課題を解決する冷凍包餡麺帯食品に関するものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく検討した結果、穀粉類100重量部に対し、マグネシウムイオン濃度が5ppm以下、又はキレート作用を有する有機酸塩を含む場合は遊離のマグネシウムイオン濃度の理論値が5ppm以下となるように調製した水溶液を30〜40重量部含む麺帯で包餡することにより解凍後の食感にすぐれた冷凍包餡麺帯食品を提供しうることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明において穀粉の種類は特に限定されないが、一般的にはコストの点から小麦粉、米粉、大豆粉が好ましい。また穀粉から加工して得られる澱粉やグルテンなども用いることが出来る。また本発明においては穀粉の中でも小麦粉が効果の点で特に好ましく、穀粉含量中小麦粉が80%以上であると更に好ましい。即ち、本発明は、1)穀粉類100重量部に対し、マグネシウムイオン濃度が5ppm以下である水溶液を30〜40重量部含む麺帯で包餡される事を特徴とする冷凍包餡麺帯食品。2)穀粉類100重量部に対し、キレート作用を有する有機酸塩により遊離のマグネシウムイオン濃度の理論値が5ppm以下となるように調製した水溶液を30〜40重量部含む麺帯で包餡される事を特徴とする冷凍包餡麺帯食品。3)包餡麺帯食品が餃子、焼売、春巻きのうちいずれかである1)又は2)記載の冷凍包餡麺帯食品。に関する。
【0020】
本発明においてマグネシウムイオン濃度とは理論上遊離されるイオン濃度を意味し、キレート剤を添加した場合はキレート作用が100%発揮されマグネシウムをキレートすると計算するものをマグネシウムイオン濃度の理論値とする。キレート剤と混合しない場合は、マグネシウムイオン濃度が5ppm以下である水溶液は、透析、イオン交換などの処理により実現することができる。本発明においてキレート後の理論上の遊離のマグネシウムイオン濃度は水溶液中で5ppm以下であり、より好ましくは3ppm以下である。マグネシウムイオン濃度が5ppmより高いとねかし後の生地が乾燥しやすく、表面が乾いて白っぽくなりやすく好ましくない。また製麺時に麺帯を圧延するときにも生地が硬くきしみやすく、圧延した後の生地のコシも無くなり好ましくない。
【0021】
本発明においてキレート作用を有する有機酸塩とは、多価イオンをキレートする食用に用いられる有機酸塩であれば特に限定はないが、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸等の塩が安全性および味の点で好ましい。
【0022】
本発明において穀粉類とマグネシウムイオン濃度が低減された水溶液との配合割合は、穀粉類100重量部に対し水溶液30〜40重量部である。本発明では水溶液の添加量を限定することで冷凍の包餡麺帯食品に効果があることを見出した。
【0023】
本発明において包餡麺帯食品とは麺帯で餡を包んだ食品を指し、一例として餃子、焼売、春巻きなどがあげられ、特に餃子、焼売に対して本発明の効果が顕著である。冷凍食品のうち包餡麺帯食品では、1)解凍後、中具と接触していない餃子の耳やシュウマイのヒダ部などの麺帯部分が凍結中の水分昇華や、解凍時の水分乾燥によって硬く、もろくなり、しなやかさが消失する、2)解凍後、中具と接触している麺帯部分が水分移行によって柔らかくやぶれやすくなる、といった課題があるが、これは冷凍食品においても包餡しない麺帯食品には見られず包餡麺帯食品にのみおこる課題である。
【0024】
本発明の冷凍包餡麺帯食品において冷凍とは、冷凍、チルドなどの表現には関係なく−5℃以下で製造、流通するものであれば良いが、−15℃以下で冷凍を行った場合には、水分移行が効果的に抑制され好ましい。
【0025】
冷凍包餡麺帯食品の解凍方法については特に限定はなく、蒸煮、煮込み、電子レンジ解凍など一般的な解凍方法を用いることができるが、特に、電子レンジ解凍において発明の効果が現れるため好ましい。
【0026】
【実施例】
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例の記載により限定されるものではない。
【0027】
使用した水は以下の通りである。対照区として蒸留水を用いたものをコントロールとして用意し、試験区として市水(以下A水)、およびA水を再構成する目的でA水成分分析値より、含有量が比較的高かった金属イオン上位7種(マグネシウム、カルシウム、鉄、銅、マンガン、ナトリウム、カリウム)を同程度(7ppm)添加した水(以下B水)、B水よりマグネシウムイオンを4倍(28ppm)に増加した水(以下C水)、2倍(14ppm)に増加した水(以下D水)、1/4倍(2.8ppm)に低減した水(以下E水)、1/40倍(0.28ppm)に低減した水(以下F水)、マグネシウムイオンを除去した水(以下G水)を得た。また、マグネシウムイオンの効果を抑制させる目的でB水にキレート剤としてクエン酸3ナトリウムを500mg/l添加した水(以下H水)とd−酒石酸ナトリウムを500g/l添加した水(以下I水)を得た。
【0028】
コントロール及びA〜I水について成分分析(HACH社製、「水質測定機DR/2400」使用)及びpHの測定(東亜電波工業(株)製 「pHメーターHM−30G」使用)を行った。
【0029】
測定結果を表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】
冷凍包餡麺帯食品用の生地を以下の方法にて製造した。
【0032】
薄力粉60重量部、強力粉40重量部の小麦粉をミキサー(キッチンエイドミキサー 目盛り1、1分間、平面ビーター使用)を用い攪拌した。小麦粉100重量部に対しコントロール水及びA〜I水をそれぞれ35重量部添加し、ミキサー((株)FMI製、キッチンエイドミキサー使用、目盛り1、平面ビーター)で11分間攪拌した。次に、得られた混合物を電動パスタマシーン(InperiaTradingsrl社製、パスタマシーンRestaurant、目盛り10)に6回通して複合し、室温で30分間熟成させた。これを2mm厚に圧延し、打ち粉としてコーンスターチ、馬鈴薯澱粉を表面に付着させ、直径3cmの丸型にて型抜きし、−40℃で急速凍結して冷凍包餡麺帯食品用の生地とした。
【0033】
この冷凍包餡麺帯食品用の生地についてのコメントを表2に示す。またコントロールを基準として各水を用いて試作した生地を評価した。非常に良好 ◎、良好 ○、やや劣る △、悪い ×として総合評価とした。
【0034】
【表2】
【0035】
該冷凍包餡麺帯食品用の生地についての官能評価を以下の方法にて実施した。
【0036】
直径18cmのステンレス製鍋に浄水器を通した水500gを入れ、沸騰後、凍結状態の冷凍包餡麺帯食品用の生地を投入し、10分間茹で喫食可能な状態とした。得られた冷凍包餡麺帯食品用の生地は、蒸留水を用いて作ったコントロールを対照区とし、味覚パネル5名による官能評価を行った。評価基準は硬さ、もろさについてコントロールと比較して、非常にそうである 5点、ややそうである 4点、コントロールと同等である 3点、ややそうでない 2点、非常にそうでない 1点の5段階とし、フリーコメントも得た。結果を表3に示す。
【0037】
【表3】
【0038】
冷凍包餡麺帯食品用の生地を用いて冷凍包餡麺帯食品を製造した。該冷凍包餡麺帯食品の生地の製造工程のうち圧延工程と型抜きのみ変更し、圧延工程では0.6mm厚で圧延し、型抜き工程では直径8cmの丸型で型抜きしたものを冷凍包餡麺帯食品用の生地とした。
【0039】
使用した水は、コントロール水、A水、B水、E水、G水、H水であり、それぞれの水を用いて製造された冷凍包餡麺帯食品用の生地をコントロール、サンプルA、サンプルB、サンプルE、サンプルG、サンプルHとした。これらの皮に豚肉、キャベツ、長ねぎ、にら、生姜、にんにく、塩、醤油、酒、等の調味料からなる中具15gを包み、餃子の形に成型し、100℃の沸騰水中で5分茹で後、中火で3分間焼成し、餃子の皮の食感について官能評価を行った。
【0040】
結果を表4に示す。
【表4】
【0041】
表4の結果より、コントロールに比し、市水であるA水を用いたサンプルAの食感は硬く、もろいとの評価を得た。A水主要成分を添加したB水を用いたサンプルBはサンプルAと同様の評価を得た。一方、B水よりもマグネシウムイオン濃度を2.8ppmまで低減したE水を用いたサンプルEはややもろさが残るものの硬さが低減し、コントロールに近い結果が得られた。また、マグネシウムイオン濃度を0ppmまで除去したG水を用いたサンプルGはコントロールと同様の好ましい食感が得られた。さらに、キレート剤であるクエン酸3ナトリウムを添加したH水を用いたサンプルHも硬さ、もろさがやや低減し、コントロールに近い結果が得られた。
【0042】
また、加熱調理後、−40℃で凍結し、電子レンジ(強度600Wで3分間加熱)で餃子10個ずつ再加熱したものについても同様に官能評価を行った。
【0043】
結果を表5に示す。
【表5】
【0044】
表5の官能評価の結果、凍結によりコントロールそのものも凍結前に比べ、もろさが若干増していた。しかし、市水であるA水を用いたサンプルAの食感はコントロールに比し、硬く、もろいとされ、これらの品質の乖離は凍結前よりも顕著であり、A水主要成分を添加したB水を用いたサンプルBはサンプルAと同様の評価を得た。一方、マグネシウムイオン濃度を2.8ppmまで低減したE水を用いたサンプルEやマグネシウムイオン濃度を0ppmまで除去した水を用いたサンプルGは殆どコントロールとの差は感じられなくなり、凍結前に比しコントロールとの品質乖離は減少した。さらに、キレート剤であるクエン酸3ナトリウムを添加したH水を用いたサンプルHももろさは若干残るものの、硬さはコントロールと同等の結果となり、品質乖離を抑える傾向が得られた。
【0045】
【発明の効果】
本発明を用いることにより、解凍後の食感にすぐれた冷凍包餡麺帯食品を提供することが可能である。
【発明の属する技術分野】
本発明はマグネシウムイオン濃度を低減させた水を低加水量用いて冷凍包餡麺帯食品を提供するものである。更に具体的にはマグネシウムイオン濃度を低減させた水を低加水量用いることで、1)解凍後、中具と接触していない餃子の耳やシュウマイのヒダ部などの麺帯部分が凍結中の水分昇華や、解凍時の水分乾燥によって硬く、もろくなり、しなやかさが消失する、2)解凍後、中具と接触している麺帯部分が水分移行によって柔らかくやぶれやすくなる、といった冷凍包餡麺帯食品特有の課題を解決した冷凍包餡麺帯食品を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】
冷凍食品は長期保存が可能であって解凍・再加熱することにより手軽に食べることができるという利点がある。近年の職業を持つ女性の増加や、早朝深夜に活動する人々の増加等からくるライフスタイルの変化、電子レンジのめざましい普及、またコンビニエンスストアや軽食レストラン、ファミリーレストランの増加も影響して冷凍食品の需要が増大してきている。
【0003】
餃子や焼売、春巻きなどを冷凍した冷凍包餡麺帯食品もその一つである。従来、この冷凍包餡麺帯食品は通常の包餡麺帯食品と同様に製造したものをそのまま冷凍して製造されていた。しかしながら、かかる従来の冷凍方法では、喫食時に電子レンジなどで再加熱した際にその具材から発生する水分により麺帯が軟化してしまうという問題があった。また、この水分移行による麺帯の軟化はその冷凍保存期間が長くなるほど顕著にあらわれるという問題もあった。また、柔らかく伸展性に優れた冷凍の包餡麺帯食品を製造することは種々困難があり、工業的に製造するにはプレミックス、圧延、ねかし等の生地の工程において工業適性のある麺の開発が望まれている。
【0004】
この問題を解決するために、種々の技術が提案されている.
【0005】
麺の製造時にクエン酸や酒石酸を加えて急速冷凍真空乾燥させることを特徴とする即席中華麺の製造方法が知られている(特許文献1参照)。
【0006】
しかしながら、該発明は、製造工程も複数あり添加混合する原料も異なるだけでなく、そもそも乾燥した後に保存する即席中華麺の製造法に関するものである。
【0007】
また、キレート剤を主成分とする麺用改良剤の方法も知られている(特許文献2参照)。
【0008】
しかしながら、該発明は、色調が良好で退色による色調低下が少なく、細菌汚染に対して防腐効果のある生麺を製造することが目的であり本発明と目的が相違する。又、該発明はその制菌効果と色調改善、ホシの発生防止の為にコウジ酸を含むことを特徴とする。
【0009】
麺類の表面に、クエン酸やリンゴ酸などの有機酸や無機酸の酸性物質を付着させ煮崩れを可及的に防止する麺類の製造方法も知られている(特許文献3参照)。
【0010】
しかしながら、該発明は、家庭で茹で調理する場合などには、水質調整が実質的に困難で、麺の煮崩れ溶出は、使用する茹で水の水質に大きく依存するという問題を解決することを目的としている。その為、麺の茹で調理時に酸性物質が溶出するように麺の表面に酸性物質を付着させることが必要であり、本発明と構成と解決すべき課題が異なる。
【0011】
麺質やほぐれ性に優れ、かつ保存性に優れる麺類の製造方法が報告されている。該発明は麺生地を調製する工程および該麺生地からなる麺線の茹で工程で1質量%水溶液のpHが4.0〜5.5である有機酸および/またはその塩を使用することを特徴とする(特許文献4参照)。
【0012】
しかしながら、該発明は、うどん、そば、中華麺等の麺類の茹で麺の麺質を改善するものであるため、麺生地を調製する工程だけでなく、該麺生地からなる麺線の茹で工程にも1質量%水溶液のpHが4.0〜5.5になる有機酸および/またはその塩を使用する必要がある。
【0013】
また、硬水が麺に与える影響についての記載がある(非特許文献1参照)。該発明には硬度の高い水で、スパゲティを茹でた場合、硬度が高くなるにしたがって、茹で湯への溶解率が増大して歩留まりも低下する。また、硬度の高い水で作ったマカロニ、スパゲティは乾燥が困難で、できあがった製品ももろくなる。同様に麺類の乾麺の場合も麺質がもろくなり、落麺、折れ麺が多くなるなどの記載がある。
【0014】
しかしながら、該発明は麺についてである為、茹で湯への溶解率や乾麺の性状については記載があるが、冷凍包餡麺帯食品特有の課題、即ち1)解凍後、中具と接触していない餃子の耳やシュウマイのヒダ部などの麺帯部分が凍結中の水分昇華や、解凍時の水分乾燥によって硬く、もろくなり、しなやかさが消失する、2)解凍後、中具と接触している麺帯部分が水分移行によって柔らかくやぶれやすくなる、といった課題やその解決方法についての記載はない。
【0015】
また、前記いずれの発明においても冷凍包餡麺帯食品特有の課題を解決するものではない。
【0016】
【特許文献1】
特開昭56−15657号公報
【特許文献2】
特開昭63−157950号公報
【特許文献3】
特開平02−242650号公報
【特許文献4】
特開2002−27930号公報
【非特許文献1】
日本麺類業団体連合会著、「そば・うどん技術教本[第二巻]」、柴田書店、1984年9月20日初版、P.122〜125
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、1)解凍後、中具と接触していない餃子の耳やシュウマイのヒダ部などの麺帯部分が凍結中の水分昇華や、解凍時の水分乾燥によって硬く、もろくなり、しなやかさが消失する、2)解凍後、中具と接触している麺帯部分が水分移行によって柔らかくやぶれやすくなる、といった課題を解決する冷凍包餡麺帯食品に関するものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく検討した結果、穀粉類100重量部に対し、マグネシウムイオン濃度が5ppm以下、又はキレート作用を有する有機酸塩を含む場合は遊離のマグネシウムイオン濃度の理論値が5ppm以下となるように調製した水溶液を30〜40重量部含む麺帯で包餡することにより解凍後の食感にすぐれた冷凍包餡麺帯食品を提供しうることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明において穀粉の種類は特に限定されないが、一般的にはコストの点から小麦粉、米粉、大豆粉が好ましい。また穀粉から加工して得られる澱粉やグルテンなども用いることが出来る。また本発明においては穀粉の中でも小麦粉が効果の点で特に好ましく、穀粉含量中小麦粉が80%以上であると更に好ましい。即ち、本発明は、1)穀粉類100重量部に対し、マグネシウムイオン濃度が5ppm以下である水溶液を30〜40重量部含む麺帯で包餡される事を特徴とする冷凍包餡麺帯食品。2)穀粉類100重量部に対し、キレート作用を有する有機酸塩により遊離のマグネシウムイオン濃度の理論値が5ppm以下となるように調製した水溶液を30〜40重量部含む麺帯で包餡される事を特徴とする冷凍包餡麺帯食品。3)包餡麺帯食品が餃子、焼売、春巻きのうちいずれかである1)又は2)記載の冷凍包餡麺帯食品。に関する。
【0020】
本発明においてマグネシウムイオン濃度とは理論上遊離されるイオン濃度を意味し、キレート剤を添加した場合はキレート作用が100%発揮されマグネシウムをキレートすると計算するものをマグネシウムイオン濃度の理論値とする。キレート剤と混合しない場合は、マグネシウムイオン濃度が5ppm以下である水溶液は、透析、イオン交換などの処理により実現することができる。本発明においてキレート後の理論上の遊離のマグネシウムイオン濃度は水溶液中で5ppm以下であり、より好ましくは3ppm以下である。マグネシウムイオン濃度が5ppmより高いとねかし後の生地が乾燥しやすく、表面が乾いて白っぽくなりやすく好ましくない。また製麺時に麺帯を圧延するときにも生地が硬くきしみやすく、圧延した後の生地のコシも無くなり好ましくない。
【0021】
本発明においてキレート作用を有する有機酸塩とは、多価イオンをキレートする食用に用いられる有機酸塩であれば特に限定はないが、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸等の塩が安全性および味の点で好ましい。
【0022】
本発明において穀粉類とマグネシウムイオン濃度が低減された水溶液との配合割合は、穀粉類100重量部に対し水溶液30〜40重量部である。本発明では水溶液の添加量を限定することで冷凍の包餡麺帯食品に効果があることを見出した。
【0023】
本発明において包餡麺帯食品とは麺帯で餡を包んだ食品を指し、一例として餃子、焼売、春巻きなどがあげられ、特に餃子、焼売に対して本発明の効果が顕著である。冷凍食品のうち包餡麺帯食品では、1)解凍後、中具と接触していない餃子の耳やシュウマイのヒダ部などの麺帯部分が凍結中の水分昇華や、解凍時の水分乾燥によって硬く、もろくなり、しなやかさが消失する、2)解凍後、中具と接触している麺帯部分が水分移行によって柔らかくやぶれやすくなる、といった課題があるが、これは冷凍食品においても包餡しない麺帯食品には見られず包餡麺帯食品にのみおこる課題である。
【0024】
本発明の冷凍包餡麺帯食品において冷凍とは、冷凍、チルドなどの表現には関係なく−5℃以下で製造、流通するものであれば良いが、−15℃以下で冷凍を行った場合には、水分移行が効果的に抑制され好ましい。
【0025】
冷凍包餡麺帯食品の解凍方法については特に限定はなく、蒸煮、煮込み、電子レンジ解凍など一般的な解凍方法を用いることができるが、特に、電子レンジ解凍において発明の効果が現れるため好ましい。
【0026】
【実施例】
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例の記載により限定されるものではない。
【0027】
使用した水は以下の通りである。対照区として蒸留水を用いたものをコントロールとして用意し、試験区として市水(以下A水)、およびA水を再構成する目的でA水成分分析値より、含有量が比較的高かった金属イオン上位7種(マグネシウム、カルシウム、鉄、銅、マンガン、ナトリウム、カリウム)を同程度(7ppm)添加した水(以下B水)、B水よりマグネシウムイオンを4倍(28ppm)に増加した水(以下C水)、2倍(14ppm)に増加した水(以下D水)、1/4倍(2.8ppm)に低減した水(以下E水)、1/40倍(0.28ppm)に低減した水(以下F水)、マグネシウムイオンを除去した水(以下G水)を得た。また、マグネシウムイオンの効果を抑制させる目的でB水にキレート剤としてクエン酸3ナトリウムを500mg/l添加した水(以下H水)とd−酒石酸ナトリウムを500g/l添加した水(以下I水)を得た。
【0028】
コントロール及びA〜I水について成分分析(HACH社製、「水質測定機DR/2400」使用)及びpHの測定(東亜電波工業(株)製 「pHメーターHM−30G」使用)を行った。
【0029】
測定結果を表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】
冷凍包餡麺帯食品用の生地を以下の方法にて製造した。
【0032】
薄力粉60重量部、強力粉40重量部の小麦粉をミキサー(キッチンエイドミキサー 目盛り1、1分間、平面ビーター使用)を用い攪拌した。小麦粉100重量部に対しコントロール水及びA〜I水をそれぞれ35重量部添加し、ミキサー((株)FMI製、キッチンエイドミキサー使用、目盛り1、平面ビーター)で11分間攪拌した。次に、得られた混合物を電動パスタマシーン(InperiaTradingsrl社製、パスタマシーンRestaurant、目盛り10)に6回通して複合し、室温で30分間熟成させた。これを2mm厚に圧延し、打ち粉としてコーンスターチ、馬鈴薯澱粉を表面に付着させ、直径3cmの丸型にて型抜きし、−40℃で急速凍結して冷凍包餡麺帯食品用の生地とした。
【0033】
この冷凍包餡麺帯食品用の生地についてのコメントを表2に示す。またコントロールを基準として各水を用いて試作した生地を評価した。非常に良好 ◎、良好 ○、やや劣る △、悪い ×として総合評価とした。
【0034】
【表2】
【0035】
該冷凍包餡麺帯食品用の生地についての官能評価を以下の方法にて実施した。
【0036】
直径18cmのステンレス製鍋に浄水器を通した水500gを入れ、沸騰後、凍結状態の冷凍包餡麺帯食品用の生地を投入し、10分間茹で喫食可能な状態とした。得られた冷凍包餡麺帯食品用の生地は、蒸留水を用いて作ったコントロールを対照区とし、味覚パネル5名による官能評価を行った。評価基準は硬さ、もろさについてコントロールと比較して、非常にそうである 5点、ややそうである 4点、コントロールと同等である 3点、ややそうでない 2点、非常にそうでない 1点の5段階とし、フリーコメントも得た。結果を表3に示す。
【0037】
【表3】
【0038】
冷凍包餡麺帯食品用の生地を用いて冷凍包餡麺帯食品を製造した。該冷凍包餡麺帯食品の生地の製造工程のうち圧延工程と型抜きのみ変更し、圧延工程では0.6mm厚で圧延し、型抜き工程では直径8cmの丸型で型抜きしたものを冷凍包餡麺帯食品用の生地とした。
【0039】
使用した水は、コントロール水、A水、B水、E水、G水、H水であり、それぞれの水を用いて製造された冷凍包餡麺帯食品用の生地をコントロール、サンプルA、サンプルB、サンプルE、サンプルG、サンプルHとした。これらの皮に豚肉、キャベツ、長ねぎ、にら、生姜、にんにく、塩、醤油、酒、等の調味料からなる中具15gを包み、餃子の形に成型し、100℃の沸騰水中で5分茹で後、中火で3分間焼成し、餃子の皮の食感について官能評価を行った。
【0040】
結果を表4に示す。
【表4】
【0041】
表4の結果より、コントロールに比し、市水であるA水を用いたサンプルAの食感は硬く、もろいとの評価を得た。A水主要成分を添加したB水を用いたサンプルBはサンプルAと同様の評価を得た。一方、B水よりもマグネシウムイオン濃度を2.8ppmまで低減したE水を用いたサンプルEはややもろさが残るものの硬さが低減し、コントロールに近い結果が得られた。また、マグネシウムイオン濃度を0ppmまで除去したG水を用いたサンプルGはコントロールと同様の好ましい食感が得られた。さらに、キレート剤であるクエン酸3ナトリウムを添加したH水を用いたサンプルHも硬さ、もろさがやや低減し、コントロールに近い結果が得られた。
【0042】
また、加熱調理後、−40℃で凍結し、電子レンジ(強度600Wで3分間加熱)で餃子10個ずつ再加熱したものについても同様に官能評価を行った。
【0043】
結果を表5に示す。
【表5】
【0044】
表5の官能評価の結果、凍結によりコントロールそのものも凍結前に比べ、もろさが若干増していた。しかし、市水であるA水を用いたサンプルAの食感はコントロールに比し、硬く、もろいとされ、これらの品質の乖離は凍結前よりも顕著であり、A水主要成分を添加したB水を用いたサンプルBはサンプルAと同様の評価を得た。一方、マグネシウムイオン濃度を2.8ppmまで低減したE水を用いたサンプルEやマグネシウムイオン濃度を0ppmまで除去した水を用いたサンプルGは殆どコントロールとの差は感じられなくなり、凍結前に比しコントロールとの品質乖離は減少した。さらに、キレート剤であるクエン酸3ナトリウムを添加したH水を用いたサンプルHももろさは若干残るものの、硬さはコントロールと同等の結果となり、品質乖離を抑える傾向が得られた。
【0045】
【発明の効果】
本発明を用いることにより、解凍後の食感にすぐれた冷凍包餡麺帯食品を提供することが可能である。
Claims (3)
- 穀粉類100重量部に対し、マグネシウムイオン濃度が5ppm以下である水溶液を30〜40重量部含む麺帯で包餡される事を特徴とする冷凍包餡麺帯食品
- 穀粉類100重量部に対し、キレート作用を有する有機酸塩により遊離のマグネシウムイオン濃度の理論値が5ppm以下となるように調製した水溶液を30〜40重量部含む麺帯で包餡される事を特徴とする冷凍包餡麺帯食品
- 包餡麺帯食品が餃子、焼売、春巻きのうちいずれかである請求項1又は2記載の冷凍包餡麺帯食品
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017131167A1 (ja) * | 2016-01-28 | 2017-08-03 | 味の素株式会社 | 包餡麺帯食品及びその製造方法 |
CN111134279A (zh) * | 2018-11-06 | 2020-05-12 | 白象食品股份有限公司 | 一种包芯结构的非油炸方便面及其制备方法 |
CN111134278A (zh) * | 2018-11-05 | 2020-05-12 | 白象食品股份有限公司 | 一种面料合一非油炸方便面及其制备方法 |
-
2003
- 2003-05-20 JP JP2003141517A patent/JP2004344011A/ja active Pending
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