JP2004343642A - 車両用スーパーインポーズ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】コストの安い処理の能力の低い低仕様のマイクロコンピュータにあってもビデオラムへの書き込みを支障なく実行することができる車両用スーパーインポーズ装置を提供する。
【解決手段】操舵角に応じた車両予測軌跡を演算するマイクロコンピュータ2と、演算した車両予測軌跡を描画データとして一時的に保存するレジスタと、レジスタから出力された描画データを記憶する記憶手段9A、9Bと、記憶手段への書き込みと読み出しとを制御するデータ制御部3とを有し、 データ制御部3は、レジスタに描画データを書き込む際は映像同期信号VDに非同期的に書き込み、画像にスーパーインポーズする際はカメラ1の映像同期信号VDに同期して描画データを記憶手段9A、9Bから読み出し、記憶手段に描画データの全データを書き込む際は、レジスタに書き込まれた描画データを順次記憶手段9A、9Bに転送する制御を行う。
【選択図】図3
【解決手段】操舵角に応じた車両予測軌跡を演算するマイクロコンピュータ2と、演算した車両予測軌跡を描画データとして一時的に保存するレジスタと、レジスタから出力された描画データを記憶する記憶手段9A、9Bと、記憶手段への書き込みと読み出しとを制御するデータ制御部3とを有し、 データ制御部3は、レジスタに描画データを書き込む際は映像同期信号VDに非同期的に書き込み、画像にスーパーインポーズする際はカメラ1の映像同期信号VDに同期して描画データを記憶手段9A、9Bから読み出し、記憶手段に描画データの全データを書き込む際は、レジスタに書き込まれた描画データを順次記憶手段9A、9Bに転送する制御を行う。
【選択図】図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に搭載されたカメラにより車両の周囲を撮像して車両内の表示手段に撮像された画像を表示すると共に、操舵角に応じた車両予測軌跡を撮像された画像にスーパーインポーズして表示する車両用スーパーインポーズ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、車両用スーパーインポーズ装置には、車両の後方を撮像するカメラ、このカメラにより撮像された画像を車両内の表示手段に表示すると共に、バック運転の際に、操舵角に応じた車両走行予測軌跡を撮像された画像にスーパーインポーズして表示する車両用スーパーインポーズ装置が知られている。
【0003】
この従来の車両用スーパーインポーズ装置は、例えば、駐車支援に用いられ、マイクロコンピュータ(CPU)により所定周期(例えば、映像信号の垂直同期信号の周期の整数倍(33msec))で、車両の走行予測軌跡を演算し、この走行予測軌跡に対応する描画データをスーパーインポーズ部に出力するようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
また、NTSC方式を採用する車両用スーパーインポーズ装置の場合、図1に示すように1フレームが偶数フィールドF1と奇数フィールドF2とからなり、この種のスーパーインポーズ装置では、描画データは偶数フィールドF1、奇数フィールドF2ともに同一データを使用することが多い。描画性能に影響しない余分なデータの演算を省略し、処理速度を向上させるためである。
【0005】
また、この種のスーパーインポーズ装置では、図2(a)、図2(b)に示すように2個のビデオラム(VRAM)1A、1Bを用い、ビデオラムへの書き込みと読み込みとを交互に行うことにより、マイクロコンピュータ30の処理速度の緩和を行うものも一般的に知られている。
【0006】
例えば、図2(a)に示すように、1フレーム時間内にマイクロコンピュータ30により演算された走行予測軌跡をビデオラム(VRAM)1Aに描画データとして書き込み、この書き込みを行っている間に、これと同時間内にビデオラム(VRAM)1Bに書き込まれている描画データをスーパーインポーズ部31に2回読み出し、偶数フィールドデータ、奇数フィールドデータとして、表示手段としてのモニタ33に表示されるべきカメラ32からの映像信号にスーパーインポーズし、ついで、ビデオラム(VRAM)1Aを書き込み側から読み出し側に切り換えると共に、ビデオラム(VRAM)1Bを読み出し側から書き込み側に切り換え、1フレーム時間内にマイクロコンピュータ30により演算された走行予測軌跡をビデオラム(VRAM)1Bに描画データとして書き込みを行っている間に、これと同時間内にビデオラム(VRAM)1Aに書き込まれている描画データを2回読み出し、偶数フィールドデータ、奇数フィールドデータとして、モニタ33に表示すべき映像信号にスーパーインポーズし、この切換えを交互に行うことにより連続して走行予測軌跡を画像にスーパーインポーズすることが知られている。
【0007】
【特許文献1】
特許第3183284号公報(
【段落番号0057】)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来のスーパーインポーズ装置は、いずれにしても、マイクロコンピュータ30の走行予測軌跡の描画データとしての演算及びビデオラム(VRAM)への書き込み時間は映像信号に同期して所定時間(例えば33msec)内に行わなければならず、複雑な走行予測軌跡を描画データとして表示する必要がある場合には、所定時間内に描画データを演算処理しなければならないために、処理速度の速い大きなパワーのマイクロコンピュータ30が必要となる。
【0009】
また、描画データは、スーパーインポーズすべき描画ポイントに対応するビデオラムのアドレスのみにドットデータとして書き込めば良いのであるが、実際には、そのアドレスには以前の描画データが残っているので、表示するかしないかの有無に拘わらず、一画面分の描画データをビデオラム(VRAM)に書き込まなければならず、また、描画データの演算及びビデオラム(VRAM)への書き込みを所定時間内に行わなければならないために、一画面分のデータのビデオラム(VRAM)への書き込みに多大な作業時間が必要となり、演算時間を圧迫することになり、高仕様のマイクロコンピュータ30を用いなければならないという問題がある。
【0010】
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、処理能力の高い高仕様のマイクロコンピュータの場合にあっては、マイクロコンピュータの演算量、ビデオラムへの書き込み時間の格段の減少を図り、もって、マイクロコンピュータに他の作業を行う時間的余裕を確保させることができる一方、コストの安い処理の能力の低い低仕様のマイクロコンピュータにあってもビデオラムへの書き込みを支障なく実行することができる車両用スーパーインポーズ装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の車両用スーパーインポーズ装置は、車両に搭載のカメラにより車両周囲を撮像して表示手段に画像を表示すると共に操舵角に応じた車両予測軌跡を画像にスーパーインポーズして表示するものにおいて、
前記操舵角に応じた車両予測軌跡を演算するマイクロコンピュータと、
該マイクロコンピュータで演算した車両予測軌跡を描画データとして一時的に保存するレジスタと、
前記レジスタから出力された前記描画データを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段への書き込みと読み出しとを制御するデータ制御部とを有し、
該データ制御部は、前記レジスタに前記描画データを書き込む際は前記映像同期信号に非同期的に書き込み、かつ、前記記憶手段から前記描画データを読み出して前記画像にスーパーインポーズする際は前記カメラの映像同期信号に同期して前記描画データを前記記憶手段から読み出し、前記記憶手段に前記描画データの全データを書き込む際は、前記レジスタに書き込まれた描画データを順次前記記憶手段に転送する制御を行うことを特徴とする。
【0012】
請求項2に記載の車両用スーパーインポーズ装置は、前記記憶手段が2個のラムメモリから構成され、前記データ制御部は、一方のラムメモリへの前記描画データの全データの書き込みの際は、前記映像同期信号と非同期的に前記レジスタに書き込まれた描画データを前記ラムメモリに転送すると共に、他方のラムメモリから映像同期信号に同期して描画データを読み出し、かつ、前記描画データの読み出し完了と同時に他方のラムメモリを書き込み側に設定すると共に前記一方のラムメモリを読み出し側に設定し、前記両ラムメモリは、前記データ制御部によって書き込み側と読み出し側とに交互に切り換えられることを特徴とする。
【0013】
請求項3に記載の車両用スーパーインポーズ装置は、前記記憶手段が1個のラムメモリからなり、該ラムメモリは2つの記憶領域に分割され、前記データ制御部は、一方の記憶領域への前記描画データの全データの書き込みの際は、前記レジスタに非同期的に書き込まれた描画データを映像同期信号に同期して前記一方の記憶領域に転送すると共に前記他方の記憶領域から映像同期信号に同期して描画データを読み出し、かつ、前記描画データの読み出し完了と同時に他方の記憶領域を書き込み側に設定すると共に前記一方の記憶領域を読み出し側に設定し、前記一方の記憶領域と他方の記憶領域とは前記データ制御部によって交互に切り換えられることを特徴とする。
【0014】
請求項4に記載の車両用スーパーインポーズ装置は、前記データ制御部は、前記描画データを前記記憶手段に書き込む際に、一画面分に相当するデータを全てクリアし、前記描画データを書き込むべきアドレスを指定して、指定したアドレスのみに描画データを書き込むことを特徴とする。
【0015】
請求項5に記載の車両用スーパーインポーズ装置は、前記描画データの前記記憶手段への書き込み及び読み出しが2ドット分の情報であり、前記記憶手段に記憶されている2ドット分の情報を分離して、前記画像にスーパーインポーズすることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
図3は本発明に係わる車両用スーパーインポーズ装置のブロック回路図を示し、この図3において、1はカメラ、2はマイクロコンピュータ、3はスーパーインポーズデータ制御部、4はスーパーインポーズ部である。
【0017】
カメラ1は、ここでは車両後部に設置されて車両周囲の状況を撮像し、このカメラ1からNTSC方式の映像信号S1がデコーダ部5に向けて出力される。そのデコーダ部5は映像信号S1から垂直同期信号VD、水平同期信号HDを抽出すると共に映像信号S1をデジタル信号としてのR、G、Bの各信号データに変換し、そのR、G、Bの各信号データはスーパーインポーズ部4に入力される。スーパーインポーズ部4はR、G、Bの各信号データに後述する描画データを重畳して合成画像データを生成し、その合成画像データをデジタル信号として出力する。
【0018】
その合成画像データはRGB用モニタ6又はエンコーダ7に入力される。RGB用モニタ6はその合成画像データに基づいて合成画像を画面上に表示する。エンコーダ7は合成画像データをアナログ信号に変換し、NTSC方式の映像信号S2をNTSC方式のテレビモニタ8に出力する。そのテレビモニタ8の画面上にも同様に合成画像が表示される。ここでは、カメラ1により撮像された画像に、車両走行予測軌跡が合成画像として表示される。
【0019】
マイクロコンピュータ2には自動車のステアリングの操舵角情報S3が入力され、マイクロコンピュータ2は操舵角情報S3に基づいて描画データを演算する。この描画データはアドレスデータとR、G、B信号データに対応する各色データとからなり、その両データはスーパーインポーズデータ制御部3に入力される。アドレスデータはRGB用モニタ6又はテレビモニタ8の画面上の描画ポイントを指定するデータ(いいかえると、ビデオラムのアドレスを指定するデータ)であり、色データは描画すべきポイントに表示される点の色を示すデータである。
【0020】
そのスーパーインポーズデータ制御部3には、デコーダ5から出力された垂直同期信号VD、HDが入力される。スーパーインポーズデータ制御部3は、後述するビデオラム(VRAM)9A、9Bのいずれか一方にアドレスデータ及び色データを書き込むと同時に、ビデオラム(VRAM)9A、9Bのいずれか他方に書き込まれている色データからなる描画データをスーパーインポーズ部4に向けて出力する機能を有すると共に、ビデオラム(VRAM)9A、9Bを書き込み側と読み取り側とで切り換える機能を有する。なお、その描画データは、例えば1ドットが4ビットからなっている。
【0021】
スーパーインポーズデータ制御部3は、図4に詳細に示すように、クリアアドレス発生部10、アドレスレジスタ11、データレジスタ12、ビデオラム(VRAM)切り換え制御部13、読み出しアドレス発生部14、データ分離部15、クリアアドレススイッチ16、切り換えスイッチSW1〜SW4を備えている。
【0022】
そのスーパーインポーズデータ制御部3は、書き込みブロックと読み込みブロックとに大別され、クリアアドレス発生部10、アドレスレジスタ11、データレジスタ12、ビデオラム切り換え制御部13は書き込みブロック側にあり、読み出しアドレス発生部14、データ分離部15は読み出しブロック側にある。
【0023】
スーパーインポーズデータ制御部3は、この図4に示す状態では、切り換えスイッチSW1、SW2がビデオラム(VRAM)9Aに接続されて、ビデオラム(VRAM)9Aが書き込みブロック側にあり、切り換えスイッチSW3、SW4はビデオラム(VRAM)9Bに接続されて、ビデオラム(VRAM)9Bは読み出しブロック側にある。
【0024】
クリアアドレス発生部10にはクロック信号が入力され、このクリアアドレス発生部10は、ビデオラム(VRAM)9A、9Bへの色データの書き込みの際に、各ビデオラム(VRAM)9A、9Bの各アドレスの色データを初期化する役割を果たし、以下、スーパーインポーズデータ制御部3の機能を図5に示す書き込みフローチャート、図6に示す読み出しフローチャートを参照しつつ説明する。
【0025】
クリアアドレススイッチ16は、ビデオラム(VRAM)9A、9Bのいずれか一方が読み出し側から書き込み側に切り換えられた時に、クリアアドレス発生部10に接続される(S.1)。図4では、ビデオラム9Aが読み出し側から書き込み側に切り換えられた直後の状態が示されている。
【0026】
クリアアドレス発生部10はアドレスを「0」番地に設定し、ビデオラム(VRAM)9Aに色データ「0」を書き込み、「0」番地をクリアする(S.3)。ついで、ビデオラム(VRAM)9Aのアドレスをインクリメントし(S.4)、スーパーインポーズデータ制御部3は、一画面分に相当する分の個数のアドレスをクリアしたか否かを判断する(S.5)。スーパーインポーズデータ制御部3は、一画面分に相当する個数分のアドレスをクリアしていない場合には、S.3〜S.5のクリア処理をクリア発生部10に繰り返し実行させる。これにより、ビデオラム9Aの一画面分に相当するアドレスの色データがクリアされる。スーパーインポーズデータ制御部3は、このクリア処理が終了すると、クリアアドレススイッチ16をアドレスレジスタ11の側に切り換える(S.6)。
【0027】
マイクロコンピュータ2はステアリングの操舵角情報(操舵角データ)に基づいて全描画ポイントを演算し、全描画ポイント分の描画データを生成する(S.7)。
【0028】
一方、スーパーインポーズデータ制御部3は、アドレスレジスタ11、データレジスタ12をセットする(S.8)。アドレスレジスタ11には描画ポイントに対応するアドレスデータが入力され、データレジスタ12にはそのアドレスデータに対応する色データが入力される。そのマイクロコンピュータ2によるアドレスレジスタ11、データレジスタ12へのデータの書き込みは映像同期信号VD、HDとは非同期的に行われる。
【0029】
スーパーインポーズデータ制御部3はこのアドレスレジスタ11、データレジスタ12のデータに基づいて、ビデオラム(VRAM)9Aのそのアドレスデータで指定された番地に色データを書き込む(S.9)。通常、メモリの最小バス幅は8ビットであり、ここでは、描画データの1ドットを4ビットとすることにしたので、上位4ビットと下位4ビットの2個のドットデータを合成データとしてビデオラム(VRAM)9Aの同一アドレスに記憶させ、メモリの有効活用を図ることにしている。しかしながら、これに限るものではない。
【0030】
スーパーインポーズデータ制御部3は、ついで、描画ポイントの全ポイント分のビデオラム(VRAM)9Aへの書き込みが終了したか否かを判断し(S.10)、終了していない場合には、S.8〜S.10の処理を繰り返し、終了している場合には、スーパーインポーズデータ制御部3は書き込み終了ビットをセットして待機する(S.11)。
【0031】
スーパーインポーズデータ制御部3は、ついで垂直同期信号VDが入力されるか否かを判断し、垂直同期信号VDが入力されるまでこの状態で待ち(S.12)、垂直同期信号VDが入力されると、ビデオラム切り換え制御部13が切り換えスイッチSW1、SW2をビデオラム(VRAM)9Bの側に切り換え、切り換えスイッチSW3、SW4をビデオラム(VRAM)9Aの側に切り返る(S.13)。すなわち、アドレスバス、データバスの切換えを行う。これにより、ビデオラム(VRAM)9Aは読み出しブロック側になり、ビデオラム(VRAM)9Bは書き込みブロック側になる。そのビデオラム9A、9Bの描画データの書き込み(転送)は、1フィルードの時間内に実行されるが、その書き込みもレジスタ11、12への書き込みと同様に垂直同期信号VDに非同期である。
【0032】
一方、このビデオラム9Aへの描画データの書き込みの期間中に、スーパーインポーズデータ制御部3は、同時に、垂直同期信号VDがあるか否かを判断し(S.21)、垂直同期信号VDが入力されると、ビデオラム読み出し垂直ラインアドレスを0番地に設定する(S.22)。ついで、スーパーインポーズデータ制御部3は、水平同期信号HDが入力されたか否かを判断する(S.23)。
【0033】
スーパーインポーズデータ制御部3は、水平同期信号HDを検出すると、読み出しアドレス発生部14にビデオラム読み出し水平ドットアドレスを「0番地」に設定させ(S.24)、ドットクロック信号に同期してデータ分離部15にビデオラム(VRAM)9Bの各アドレスの2ドット分の色データを読み出させ(S.25)、ビデオラム(VRAM)9Bの色データを1ドット分づつR、G、B、C(シアン)の各色信号に分離して、スーパーインポーズ部4に向けて出力させる(S.26〜S.28)。
【0034】
スーパーインポーズデータ制御部3は、1アドレス分の色データを出力すると、水平ドットアドレスをインクリメントし(S.29)、ついで、水平方向ラインの1ライン分に相当するアドレスの個数の色データを読み取ったか否かを判断し(S.30)、1ライン分に相当するアドレスの個数の色データを読み取るまでS.23〜S.30の作業を繰り返し、1ライン分に相当するアドレスの個数の色データの読み取りが終了すると、スーパーインポーズデータ制御部3は、ビデオラム読み出し垂直ラインアドレスをインクリメントし(S.31)、ついで、1画面分に相当する個数の色データの読み取りが終了したか否かを判断し(S.32)、スーパーインポーズデータ制御部3は、この読み取りが終了するまで、S.23〜S.32の処理を繰り返し、この1画面分の読み取りが終了すると、スーパーインポーズデータ制御部3は読み出し終了をセットする。
【0035】
垂直同期信号VDが入力されると、ビデオラム(VRAM)9Bが書き込みブロック側に切り換えられると同時に、ビデオラム(VRAM)9Aが読み出しブロック側に切り換えられる。
【0036】
すなわち、ビデオラム(VRAM)からの読み出しは映像同期信号VD、HDに同期してシーケンシャルに行われ、ビデオラム(VRAM)9Aとビデオラム(VRAM)9Bとは、スーパーインポーズデータ制御部3によって、交互に書き込みと読み込みとが繰り返されることになる。
【0037】
いま、図4に示す状態で、ビデオラム(VRAM)9Bの1画面分のアドレスが全てクリアされている描画データがそのビデオラム(VRAM)9Bに記憶されているものとして、これらの1画面分がスーパーインポーズデータ制御部3から読み出されて、スーパーインポーズ部4に出力されたものとすると、スーパーインポーズ部4から出力されるR、G、B、Cの各色データは「0」が加えられるものとなるので、カメラ1により撮像された画像そのものがRGBモニタ6又はテレビモニタ8に表示されることになる。
【0038】
また、ビデオラム(VRAM)9A、9Bのアドレスに車両走行予測軌跡に対応する描画データが記憶されているときには、その描画データに対応する画面上のポイントにその車両走行予測軌跡に対応する画像がカメラ1により撮像された画像に重ねて合成表示される。
【0039】
この発明の実施の形態によれば、映像信号に対して非同期的に、アドレスレジスタ11、データレジスタ12、ビデオラム(VRAM)9A、9Bへの描画データの書き込みを行うことにしたので、処理能力の高い高仕様のマイクロコンピュータ2の場合にあっては、マイクロコンピュータ2の演算量、ビデオラム(VRAM)9A、9Bへの書き込み時間の格段の減少を図り、もって、マイクロコンピュータ2に他の作業を行う時間的余裕を確保させることができる一方、コストの安い処理の能力の低い低仕様のマイクロコンピュータ2にあってもビデオラム(VRAM)への書き込みを支障なく実行することができる。
【0040】
また、例えば、描画により画面上に表示すべきデータが複雑で、演算量が多くてマイクロコンピュータ2の処理量が多い場合、処理能力の高いマイクロコンピュータ2を用いると、1秒間に何枚の映像を表示できるかという描画レートの高いシステムを構築できると共に、処理量がマイクロコンピュータ2に対して重ければ自動的に描画レートが落ち、処理量が軽ければ自動的に描画レートが高くなり、描画レートを自動的に可変できるという効果もある。
【0041】
また、この発明の実施の形態では、ビデオラム(VRAM)のアドレスの色データを予めクリアして、ビデオラム(VRAM)へ描画データの書き込みを行うようにしたので、ビデオラム(VRAM)への描画データの書き込みを、描画すべきポイントのみについて書き込むべきアドレスを指定して書き込みを行うようにすれば、通常、モニタの全画面に対してスーパーインポーズすべき描画ポイントの個数は、はるかに少ないため、全画面分の描画データをビデオラム(VRAM)に書き込む場合に比べて、その書き込み時間の節約を大幅に図ることができる。
【0042】
更に、この発明の実施の形態では、ビデオラム(VRAM)を二個用いて書き込みと読み込みとで交互に二個のビデオラムを切り換える構成としたが、1個のビデオラム(VRAM)のメモリ領域を二分割することもでき、この二分割されたメモリ領域を用いて書き込みと読み込みとに交互に使用し、交互に切り換える構成としても良い。
【0043】
この場合には、アドレスバス、データバスを時分割方式を用いて読み込み、書き込みを行わなければならないために、アドレスレジスタ11、データレジスタ12からビデオラム(VRAM)への描画データの書き込みタイミングは映像同期信号VD、HDに同期して行わなければならない。
【0044】
しかしながら、この場合にも、アドレスレジスタ11、データレジスタ12への描画データの書き込みは、映像信号に非同期に実行されるので、マイクロコンピュータ2の演算量、ビデオラム(VRAM)への書き込み時間の格段の減少を図り、もって、マイクロコンピュータ2に他の作業を行う時間的余裕を確保させることができる一方、コストの安い処理の能力の低い低仕様のマイクロコンピュータ2にあってもビデオラム(VRAM)への書き込みを支障なく実行することができる。
【0045】
というのは、アドレスレジスタ11、データレジスタ12のデータ値が更新されない限り、同じ色データが同じアドレスに繰り返し書き込まれることになるだけだからである。
【0046】
以上、発明の実施の形態においては、テレビモニタ8とRGB用モニタ6とを併用する構成を説明したが、いずれか一方を備えるものであっても良い。
【0047】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成したので、処理能力の高い高仕様のマイクロコンピュータの場合にあっては、マイクロコンピュータの演算量、ビデオラムへの書き込み時間の格段の減少を図り、もって、マイクロコンピュータに他の作業を行う時間的余裕を確保させることができる一方、コストの安い処理の能力の低い低仕様のマイクロコンピュータにあってもビデオラムへの書き込みを支障なく実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】1フレームと1フィールドとの関係を示す説明図である。
【図2】従来のスーパーインポーズ装置の2個のビデオラムを用いてのスーパーインポーズの一例を示す説明図であって、(a)は一方のビデオラムへの書き込みを行い、他方のビデオラムから書き込まれたデータを読み出している状態を示し、(b)は他方のビデオラムへの書き込みを行い、一方のビデオラムから書き込まれたデータを読み出している状態を示す図である。
【図3】本発明に係わる車両用スーパーインポーズ装置のブロック回路図である。
【図4】図3に示すスーパーインポーズデータ制御部の詳細構成を示す説明図である。
【図5】本発明に係わる車両用スーパーインポーズ装置のビデオラムへの書き込みの手順を説明するためのフローチャートである。
【図6】本発明に係わる車両用スーパーインポーズ装置のビデオラムからの読み出し手順を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1…カメラ
2…マイクロコンピュータ
3…スーパーインポーズデータ制御部
6…RGB用モニタ(表示手段)
8…テレビモニタ(表示手段)
11…アドレスレジスタ11
12…データレジスタ
9A、9B…ビデオラム(記憶手段
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に搭載されたカメラにより車両の周囲を撮像して車両内の表示手段に撮像された画像を表示すると共に、操舵角に応じた車両予測軌跡を撮像された画像にスーパーインポーズして表示する車両用スーパーインポーズ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、車両用スーパーインポーズ装置には、車両の後方を撮像するカメラ、このカメラにより撮像された画像を車両内の表示手段に表示すると共に、バック運転の際に、操舵角に応じた車両走行予測軌跡を撮像された画像にスーパーインポーズして表示する車両用スーパーインポーズ装置が知られている。
【0003】
この従来の車両用スーパーインポーズ装置は、例えば、駐車支援に用いられ、マイクロコンピュータ(CPU)により所定周期(例えば、映像信号の垂直同期信号の周期の整数倍(33msec))で、車両の走行予測軌跡を演算し、この走行予測軌跡に対応する描画データをスーパーインポーズ部に出力するようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
また、NTSC方式を採用する車両用スーパーインポーズ装置の場合、図1に示すように1フレームが偶数フィールドF1と奇数フィールドF2とからなり、この種のスーパーインポーズ装置では、描画データは偶数フィールドF1、奇数フィールドF2ともに同一データを使用することが多い。描画性能に影響しない余分なデータの演算を省略し、処理速度を向上させるためである。
【0005】
また、この種のスーパーインポーズ装置では、図2(a)、図2(b)に示すように2個のビデオラム(VRAM)1A、1Bを用い、ビデオラムへの書き込みと読み込みとを交互に行うことにより、マイクロコンピュータ30の処理速度の緩和を行うものも一般的に知られている。
【0006】
例えば、図2(a)に示すように、1フレーム時間内にマイクロコンピュータ30により演算された走行予測軌跡をビデオラム(VRAM)1Aに描画データとして書き込み、この書き込みを行っている間に、これと同時間内にビデオラム(VRAM)1Bに書き込まれている描画データをスーパーインポーズ部31に2回読み出し、偶数フィールドデータ、奇数フィールドデータとして、表示手段としてのモニタ33に表示されるべきカメラ32からの映像信号にスーパーインポーズし、ついで、ビデオラム(VRAM)1Aを書き込み側から読み出し側に切り換えると共に、ビデオラム(VRAM)1Bを読み出し側から書き込み側に切り換え、1フレーム時間内にマイクロコンピュータ30により演算された走行予測軌跡をビデオラム(VRAM)1Bに描画データとして書き込みを行っている間に、これと同時間内にビデオラム(VRAM)1Aに書き込まれている描画データを2回読み出し、偶数フィールドデータ、奇数フィールドデータとして、モニタ33に表示すべき映像信号にスーパーインポーズし、この切換えを交互に行うことにより連続して走行予測軌跡を画像にスーパーインポーズすることが知られている。
【0007】
【特許文献1】
特許第3183284号公報(
【段落番号0057】)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来のスーパーインポーズ装置は、いずれにしても、マイクロコンピュータ30の走行予測軌跡の描画データとしての演算及びビデオラム(VRAM)への書き込み時間は映像信号に同期して所定時間(例えば33msec)内に行わなければならず、複雑な走行予測軌跡を描画データとして表示する必要がある場合には、所定時間内に描画データを演算処理しなければならないために、処理速度の速い大きなパワーのマイクロコンピュータ30が必要となる。
【0009】
また、描画データは、スーパーインポーズすべき描画ポイントに対応するビデオラムのアドレスのみにドットデータとして書き込めば良いのであるが、実際には、そのアドレスには以前の描画データが残っているので、表示するかしないかの有無に拘わらず、一画面分の描画データをビデオラム(VRAM)に書き込まなければならず、また、描画データの演算及びビデオラム(VRAM)への書き込みを所定時間内に行わなければならないために、一画面分のデータのビデオラム(VRAM)への書き込みに多大な作業時間が必要となり、演算時間を圧迫することになり、高仕様のマイクロコンピュータ30を用いなければならないという問題がある。
【0010】
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、処理能力の高い高仕様のマイクロコンピュータの場合にあっては、マイクロコンピュータの演算量、ビデオラムへの書き込み時間の格段の減少を図り、もって、マイクロコンピュータに他の作業を行う時間的余裕を確保させることができる一方、コストの安い処理の能力の低い低仕様のマイクロコンピュータにあってもビデオラムへの書き込みを支障なく実行することができる車両用スーパーインポーズ装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の車両用スーパーインポーズ装置は、車両に搭載のカメラにより車両周囲を撮像して表示手段に画像を表示すると共に操舵角に応じた車両予測軌跡を画像にスーパーインポーズして表示するものにおいて、
前記操舵角に応じた車両予測軌跡を演算するマイクロコンピュータと、
該マイクロコンピュータで演算した車両予測軌跡を描画データとして一時的に保存するレジスタと、
前記レジスタから出力された前記描画データを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段への書き込みと読み出しとを制御するデータ制御部とを有し、
該データ制御部は、前記レジスタに前記描画データを書き込む際は前記映像同期信号に非同期的に書き込み、かつ、前記記憶手段から前記描画データを読み出して前記画像にスーパーインポーズする際は前記カメラの映像同期信号に同期して前記描画データを前記記憶手段から読み出し、前記記憶手段に前記描画データの全データを書き込む際は、前記レジスタに書き込まれた描画データを順次前記記憶手段に転送する制御を行うことを特徴とする。
【0012】
請求項2に記載の車両用スーパーインポーズ装置は、前記記憶手段が2個のラムメモリから構成され、前記データ制御部は、一方のラムメモリへの前記描画データの全データの書き込みの際は、前記映像同期信号と非同期的に前記レジスタに書き込まれた描画データを前記ラムメモリに転送すると共に、他方のラムメモリから映像同期信号に同期して描画データを読み出し、かつ、前記描画データの読み出し完了と同時に他方のラムメモリを書き込み側に設定すると共に前記一方のラムメモリを読み出し側に設定し、前記両ラムメモリは、前記データ制御部によって書き込み側と読み出し側とに交互に切り換えられることを特徴とする。
【0013】
請求項3に記載の車両用スーパーインポーズ装置は、前記記憶手段が1個のラムメモリからなり、該ラムメモリは2つの記憶領域に分割され、前記データ制御部は、一方の記憶領域への前記描画データの全データの書き込みの際は、前記レジスタに非同期的に書き込まれた描画データを映像同期信号に同期して前記一方の記憶領域に転送すると共に前記他方の記憶領域から映像同期信号に同期して描画データを読み出し、かつ、前記描画データの読み出し完了と同時に他方の記憶領域を書き込み側に設定すると共に前記一方の記憶領域を読み出し側に設定し、前記一方の記憶領域と他方の記憶領域とは前記データ制御部によって交互に切り換えられることを特徴とする。
【0014】
請求項4に記載の車両用スーパーインポーズ装置は、前記データ制御部は、前記描画データを前記記憶手段に書き込む際に、一画面分に相当するデータを全てクリアし、前記描画データを書き込むべきアドレスを指定して、指定したアドレスのみに描画データを書き込むことを特徴とする。
【0015】
請求項5に記載の車両用スーパーインポーズ装置は、前記描画データの前記記憶手段への書き込み及び読み出しが2ドット分の情報であり、前記記憶手段に記憶されている2ドット分の情報を分離して、前記画像にスーパーインポーズすることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
図3は本発明に係わる車両用スーパーインポーズ装置のブロック回路図を示し、この図3において、1はカメラ、2はマイクロコンピュータ、3はスーパーインポーズデータ制御部、4はスーパーインポーズ部である。
【0017】
カメラ1は、ここでは車両後部に設置されて車両周囲の状況を撮像し、このカメラ1からNTSC方式の映像信号S1がデコーダ部5に向けて出力される。そのデコーダ部5は映像信号S1から垂直同期信号VD、水平同期信号HDを抽出すると共に映像信号S1をデジタル信号としてのR、G、Bの各信号データに変換し、そのR、G、Bの各信号データはスーパーインポーズ部4に入力される。スーパーインポーズ部4はR、G、Bの各信号データに後述する描画データを重畳して合成画像データを生成し、その合成画像データをデジタル信号として出力する。
【0018】
その合成画像データはRGB用モニタ6又はエンコーダ7に入力される。RGB用モニタ6はその合成画像データに基づいて合成画像を画面上に表示する。エンコーダ7は合成画像データをアナログ信号に変換し、NTSC方式の映像信号S2をNTSC方式のテレビモニタ8に出力する。そのテレビモニタ8の画面上にも同様に合成画像が表示される。ここでは、カメラ1により撮像された画像に、車両走行予測軌跡が合成画像として表示される。
【0019】
マイクロコンピュータ2には自動車のステアリングの操舵角情報S3が入力され、マイクロコンピュータ2は操舵角情報S3に基づいて描画データを演算する。この描画データはアドレスデータとR、G、B信号データに対応する各色データとからなり、その両データはスーパーインポーズデータ制御部3に入力される。アドレスデータはRGB用モニタ6又はテレビモニタ8の画面上の描画ポイントを指定するデータ(いいかえると、ビデオラムのアドレスを指定するデータ)であり、色データは描画すべきポイントに表示される点の色を示すデータである。
【0020】
そのスーパーインポーズデータ制御部3には、デコーダ5から出力された垂直同期信号VD、HDが入力される。スーパーインポーズデータ制御部3は、後述するビデオラム(VRAM)9A、9Bのいずれか一方にアドレスデータ及び色データを書き込むと同時に、ビデオラム(VRAM)9A、9Bのいずれか他方に書き込まれている色データからなる描画データをスーパーインポーズ部4に向けて出力する機能を有すると共に、ビデオラム(VRAM)9A、9Bを書き込み側と読み取り側とで切り換える機能を有する。なお、その描画データは、例えば1ドットが4ビットからなっている。
【0021】
スーパーインポーズデータ制御部3は、図4に詳細に示すように、クリアアドレス発生部10、アドレスレジスタ11、データレジスタ12、ビデオラム(VRAM)切り換え制御部13、読み出しアドレス発生部14、データ分離部15、クリアアドレススイッチ16、切り換えスイッチSW1〜SW4を備えている。
【0022】
そのスーパーインポーズデータ制御部3は、書き込みブロックと読み込みブロックとに大別され、クリアアドレス発生部10、アドレスレジスタ11、データレジスタ12、ビデオラム切り換え制御部13は書き込みブロック側にあり、読み出しアドレス発生部14、データ分離部15は読み出しブロック側にある。
【0023】
スーパーインポーズデータ制御部3は、この図4に示す状態では、切り換えスイッチSW1、SW2がビデオラム(VRAM)9Aに接続されて、ビデオラム(VRAM)9Aが書き込みブロック側にあり、切り換えスイッチSW3、SW4はビデオラム(VRAM)9Bに接続されて、ビデオラム(VRAM)9Bは読み出しブロック側にある。
【0024】
クリアアドレス発生部10にはクロック信号が入力され、このクリアアドレス発生部10は、ビデオラム(VRAM)9A、9Bへの色データの書き込みの際に、各ビデオラム(VRAM)9A、9Bの各アドレスの色データを初期化する役割を果たし、以下、スーパーインポーズデータ制御部3の機能を図5に示す書き込みフローチャート、図6に示す読み出しフローチャートを参照しつつ説明する。
【0025】
クリアアドレススイッチ16は、ビデオラム(VRAM)9A、9Bのいずれか一方が読み出し側から書き込み側に切り換えられた時に、クリアアドレス発生部10に接続される(S.1)。図4では、ビデオラム9Aが読み出し側から書き込み側に切り換えられた直後の状態が示されている。
【0026】
クリアアドレス発生部10はアドレスを「0」番地に設定し、ビデオラム(VRAM)9Aに色データ「0」を書き込み、「0」番地をクリアする(S.3)。ついで、ビデオラム(VRAM)9Aのアドレスをインクリメントし(S.4)、スーパーインポーズデータ制御部3は、一画面分に相当する分の個数のアドレスをクリアしたか否かを判断する(S.5)。スーパーインポーズデータ制御部3は、一画面分に相当する個数分のアドレスをクリアしていない場合には、S.3〜S.5のクリア処理をクリア発生部10に繰り返し実行させる。これにより、ビデオラム9Aの一画面分に相当するアドレスの色データがクリアされる。スーパーインポーズデータ制御部3は、このクリア処理が終了すると、クリアアドレススイッチ16をアドレスレジスタ11の側に切り換える(S.6)。
【0027】
マイクロコンピュータ2はステアリングの操舵角情報(操舵角データ)に基づいて全描画ポイントを演算し、全描画ポイント分の描画データを生成する(S.7)。
【0028】
一方、スーパーインポーズデータ制御部3は、アドレスレジスタ11、データレジスタ12をセットする(S.8)。アドレスレジスタ11には描画ポイントに対応するアドレスデータが入力され、データレジスタ12にはそのアドレスデータに対応する色データが入力される。そのマイクロコンピュータ2によるアドレスレジスタ11、データレジスタ12へのデータの書き込みは映像同期信号VD、HDとは非同期的に行われる。
【0029】
スーパーインポーズデータ制御部3はこのアドレスレジスタ11、データレジスタ12のデータに基づいて、ビデオラム(VRAM)9Aのそのアドレスデータで指定された番地に色データを書き込む(S.9)。通常、メモリの最小バス幅は8ビットであり、ここでは、描画データの1ドットを4ビットとすることにしたので、上位4ビットと下位4ビットの2個のドットデータを合成データとしてビデオラム(VRAM)9Aの同一アドレスに記憶させ、メモリの有効活用を図ることにしている。しかしながら、これに限るものではない。
【0030】
スーパーインポーズデータ制御部3は、ついで、描画ポイントの全ポイント分のビデオラム(VRAM)9Aへの書き込みが終了したか否かを判断し(S.10)、終了していない場合には、S.8〜S.10の処理を繰り返し、終了している場合には、スーパーインポーズデータ制御部3は書き込み終了ビットをセットして待機する(S.11)。
【0031】
スーパーインポーズデータ制御部3は、ついで垂直同期信号VDが入力されるか否かを判断し、垂直同期信号VDが入力されるまでこの状態で待ち(S.12)、垂直同期信号VDが入力されると、ビデオラム切り換え制御部13が切り換えスイッチSW1、SW2をビデオラム(VRAM)9Bの側に切り換え、切り換えスイッチSW3、SW4をビデオラム(VRAM)9Aの側に切り返る(S.13)。すなわち、アドレスバス、データバスの切換えを行う。これにより、ビデオラム(VRAM)9Aは読み出しブロック側になり、ビデオラム(VRAM)9Bは書き込みブロック側になる。そのビデオラム9A、9Bの描画データの書き込み(転送)は、1フィルードの時間内に実行されるが、その書き込みもレジスタ11、12への書き込みと同様に垂直同期信号VDに非同期である。
【0032】
一方、このビデオラム9Aへの描画データの書き込みの期間中に、スーパーインポーズデータ制御部3は、同時に、垂直同期信号VDがあるか否かを判断し(S.21)、垂直同期信号VDが入力されると、ビデオラム読み出し垂直ラインアドレスを0番地に設定する(S.22)。ついで、スーパーインポーズデータ制御部3は、水平同期信号HDが入力されたか否かを判断する(S.23)。
【0033】
スーパーインポーズデータ制御部3は、水平同期信号HDを検出すると、読み出しアドレス発生部14にビデオラム読み出し水平ドットアドレスを「0番地」に設定させ(S.24)、ドットクロック信号に同期してデータ分離部15にビデオラム(VRAM)9Bの各アドレスの2ドット分の色データを読み出させ(S.25)、ビデオラム(VRAM)9Bの色データを1ドット分づつR、G、B、C(シアン)の各色信号に分離して、スーパーインポーズ部4に向けて出力させる(S.26〜S.28)。
【0034】
スーパーインポーズデータ制御部3は、1アドレス分の色データを出力すると、水平ドットアドレスをインクリメントし(S.29)、ついで、水平方向ラインの1ライン分に相当するアドレスの個数の色データを読み取ったか否かを判断し(S.30)、1ライン分に相当するアドレスの個数の色データを読み取るまでS.23〜S.30の作業を繰り返し、1ライン分に相当するアドレスの個数の色データの読み取りが終了すると、スーパーインポーズデータ制御部3は、ビデオラム読み出し垂直ラインアドレスをインクリメントし(S.31)、ついで、1画面分に相当する個数の色データの読み取りが終了したか否かを判断し(S.32)、スーパーインポーズデータ制御部3は、この読み取りが終了するまで、S.23〜S.32の処理を繰り返し、この1画面分の読み取りが終了すると、スーパーインポーズデータ制御部3は読み出し終了をセットする。
【0035】
垂直同期信号VDが入力されると、ビデオラム(VRAM)9Bが書き込みブロック側に切り換えられると同時に、ビデオラム(VRAM)9Aが読み出しブロック側に切り換えられる。
【0036】
すなわち、ビデオラム(VRAM)からの読み出しは映像同期信号VD、HDに同期してシーケンシャルに行われ、ビデオラム(VRAM)9Aとビデオラム(VRAM)9Bとは、スーパーインポーズデータ制御部3によって、交互に書き込みと読み込みとが繰り返されることになる。
【0037】
いま、図4に示す状態で、ビデオラム(VRAM)9Bの1画面分のアドレスが全てクリアされている描画データがそのビデオラム(VRAM)9Bに記憶されているものとして、これらの1画面分がスーパーインポーズデータ制御部3から読み出されて、スーパーインポーズ部4に出力されたものとすると、スーパーインポーズ部4から出力されるR、G、B、Cの各色データは「0」が加えられるものとなるので、カメラ1により撮像された画像そのものがRGBモニタ6又はテレビモニタ8に表示されることになる。
【0038】
また、ビデオラム(VRAM)9A、9Bのアドレスに車両走行予測軌跡に対応する描画データが記憶されているときには、その描画データに対応する画面上のポイントにその車両走行予測軌跡に対応する画像がカメラ1により撮像された画像に重ねて合成表示される。
【0039】
この発明の実施の形態によれば、映像信号に対して非同期的に、アドレスレジスタ11、データレジスタ12、ビデオラム(VRAM)9A、9Bへの描画データの書き込みを行うことにしたので、処理能力の高い高仕様のマイクロコンピュータ2の場合にあっては、マイクロコンピュータ2の演算量、ビデオラム(VRAM)9A、9Bへの書き込み時間の格段の減少を図り、もって、マイクロコンピュータ2に他の作業を行う時間的余裕を確保させることができる一方、コストの安い処理の能力の低い低仕様のマイクロコンピュータ2にあってもビデオラム(VRAM)への書き込みを支障なく実行することができる。
【0040】
また、例えば、描画により画面上に表示すべきデータが複雑で、演算量が多くてマイクロコンピュータ2の処理量が多い場合、処理能力の高いマイクロコンピュータ2を用いると、1秒間に何枚の映像を表示できるかという描画レートの高いシステムを構築できると共に、処理量がマイクロコンピュータ2に対して重ければ自動的に描画レートが落ち、処理量が軽ければ自動的に描画レートが高くなり、描画レートを自動的に可変できるという効果もある。
【0041】
また、この発明の実施の形態では、ビデオラム(VRAM)のアドレスの色データを予めクリアして、ビデオラム(VRAM)へ描画データの書き込みを行うようにしたので、ビデオラム(VRAM)への描画データの書き込みを、描画すべきポイントのみについて書き込むべきアドレスを指定して書き込みを行うようにすれば、通常、モニタの全画面に対してスーパーインポーズすべき描画ポイントの個数は、はるかに少ないため、全画面分の描画データをビデオラム(VRAM)に書き込む場合に比べて、その書き込み時間の節約を大幅に図ることができる。
【0042】
更に、この発明の実施の形態では、ビデオラム(VRAM)を二個用いて書き込みと読み込みとで交互に二個のビデオラムを切り換える構成としたが、1個のビデオラム(VRAM)のメモリ領域を二分割することもでき、この二分割されたメモリ領域を用いて書き込みと読み込みとに交互に使用し、交互に切り換える構成としても良い。
【0043】
この場合には、アドレスバス、データバスを時分割方式を用いて読み込み、書き込みを行わなければならないために、アドレスレジスタ11、データレジスタ12からビデオラム(VRAM)への描画データの書き込みタイミングは映像同期信号VD、HDに同期して行わなければならない。
【0044】
しかしながら、この場合にも、アドレスレジスタ11、データレジスタ12への描画データの書き込みは、映像信号に非同期に実行されるので、マイクロコンピュータ2の演算量、ビデオラム(VRAM)への書き込み時間の格段の減少を図り、もって、マイクロコンピュータ2に他の作業を行う時間的余裕を確保させることができる一方、コストの安い処理の能力の低い低仕様のマイクロコンピュータ2にあってもビデオラム(VRAM)への書き込みを支障なく実行することができる。
【0045】
というのは、アドレスレジスタ11、データレジスタ12のデータ値が更新されない限り、同じ色データが同じアドレスに繰り返し書き込まれることになるだけだからである。
【0046】
以上、発明の実施の形態においては、テレビモニタ8とRGB用モニタ6とを併用する構成を説明したが、いずれか一方を備えるものであっても良い。
【0047】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成したので、処理能力の高い高仕様のマイクロコンピュータの場合にあっては、マイクロコンピュータの演算量、ビデオラムへの書き込み時間の格段の減少を図り、もって、マイクロコンピュータに他の作業を行う時間的余裕を確保させることができる一方、コストの安い処理の能力の低い低仕様のマイクロコンピュータにあってもビデオラムへの書き込みを支障なく実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】1フレームと1フィールドとの関係を示す説明図である。
【図2】従来のスーパーインポーズ装置の2個のビデオラムを用いてのスーパーインポーズの一例を示す説明図であって、(a)は一方のビデオラムへの書き込みを行い、他方のビデオラムから書き込まれたデータを読み出している状態を示し、(b)は他方のビデオラムへの書き込みを行い、一方のビデオラムから書き込まれたデータを読み出している状態を示す図である。
【図3】本発明に係わる車両用スーパーインポーズ装置のブロック回路図である。
【図4】図3に示すスーパーインポーズデータ制御部の詳細構成を示す説明図である。
【図5】本発明に係わる車両用スーパーインポーズ装置のビデオラムへの書き込みの手順を説明するためのフローチャートである。
【図6】本発明に係わる車両用スーパーインポーズ装置のビデオラムからの読み出し手順を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1…カメラ
2…マイクロコンピュータ
3…スーパーインポーズデータ制御部
6…RGB用モニタ(表示手段)
8…テレビモニタ(表示手段)
11…アドレスレジスタ11
12…データレジスタ
9A、9B…ビデオラム(記憶手段
Claims (5)
- 車両に搭載のカメラにより車両周囲を撮像して表示手段に画像を表示すると共に操舵角に応じた車両予測軌跡を画像にスーパーインポーズして表示する車両用スーパーインポーズ装置において、
前記操舵角に応じた車両予測軌跡を演算するマイクロコンピュータと、
該マイクロコンピュータで演算した車両予測軌跡を描画データとして一時的に保存するレジスタと、
前記レジスタから出力された前記描画データを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段への書き込みと読み出しとを制御するデータ制御部とを有し、
該データ制御部は、前記レジスタに前記描画データを書き込む際は前記映像同期信号に非同期的に書き込み、かつ、前記記憶手段から前記描画データを読み出して前記画像にスーパーインポーズする際は前記カメラの映像同期信号に同期して前記描画データを前記記憶手段から読み出し、前記記憶手段に前記描画データの全データを書き込む際は、前記レジスタに書き込まれた描画データを順次前記記憶手段に転送する制御を行うことを特徴とする車両用スーパーインポーズ装置。 - 前記記憶手段が2個のラムメモリから構成され、前記データ制御部は、一方のラムメモリへの前記描画データの全データの書き込みの際は、前記映像同期信号と非同期的に前記レジスタに書き込まれた描画データを前記ラムメモリに転送すると共に、他方のラムメモリから映像同期信号に同期して描画データを読み出し、かつ、前記描画データの読み出し完了と同時に他方のラムメモリを書き込み側に設定すると共に前記一方のラムメモリを読み出し側に設定し、前記両ラムメモリは、前記データ制御部によって書き込み側と読み出し側とに交互に切り換えられることを特徴とする請求項1に記載の車両用スーパーインポーズ装置。
- 前記記憶手段が1個のラムメモリからなり、該ラムメモリは2つの記憶領域に分割され、前記データ制御部は、一方の記憶領域への前記描画データの全データの書き込みの際は、前記レジスタに非同期的に書き込まれた描画データを映像同期信号に同期して前記一方の記憶領域に転送すると共に前記他方の記憶領域から映像同期信号に同期して描画データを読み出し、かつ、前記描画データの読み出し完了と同時に他方の記憶領域を書き込み側に設定すると共に前記一方の記憶領域を読み出し側に設定し、前記一方の記憶領域と他方の記憶領域とは前記データ制御部によって交互に切り換えられることを特徴とする請求項1に記載の車両用スーパーインポーズ装置。
- 前記データ制御部は、前記描画データを前記記憶手段に書き込む際に、一画面分に相当するデータを全てクリアし、前記描画データを書き込むべきアドレスを指定して、指定したアドレスのみに描画データを書き込むことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の車両用スーパーインポーズ装置。
- 前記描画データの前記記憶手段への書き込み及び読み出しが2ドット分の情報であり、前記記憶手段に記憶されている2ドット分の情報を分離して、前記画像にスーパーインポーズすることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の車両用スーパーインポーズ装置。
Priority Applications (1)
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JP2003140621A JP2004343642A (ja) | 2003-05-19 | 2003-05-19 | 車両用スーパーインポーズ装置 |
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JP2003140621A JP2004343642A (ja) | 2003-05-19 | 2003-05-19 | 車両用スーパーインポーズ装置 |
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JP2004343642A true JP2004343642A (ja) | 2004-12-02 |
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JP (1) | JP2004343642A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016187079A (ja) * | 2015-03-27 | 2016-10-27 | ラピスセミコンダクタ株式会社 | 半導体装置、表示システムおよび表示方法 |
JP2017079363A (ja) * | 2015-10-19 | 2017-04-27 | 株式会社デンソー | 半導体集積回路装置及び車両周辺撮影システム |
WO2022029953A1 (ja) * | 2020-08-06 | 2022-02-10 | 株式会社デンソーテン | 車載カメラ装置及び表示画像生成方法 |
-
2003
- 2003-05-19 JP JP2003140621A patent/JP2004343642A/ja active Pending
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