JP2008252307A - 画像表示システム - Google Patents

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Toshiyuki Murakami
敏行 村上
Hiroyuki Kitagawa
弘之 北川
Hideki Tai
秀樹 袋
Akifumi Shii
彰史 椎
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Abstract

【課題】車両に取付けられ、取得した画像情報を表示する画像表示システムにおいて、移動中や停止中などの車両の走行状態に関わらずに、取得した画像情報に付与するデータ量を極力小さくしながら、画像情報が変化しない状態であるフリーズが発生したことを検出すること。
【解決手段】カメラの画像処理部が撮像画像内に設定された検出画描画領域内にRGB信号を合成し、監視部の比較部がフレーム毎に反転しているRGB信号を比較し、判定部が比較部による比較結果に基づき、連続する合成画像の特定領域に白色の画像と黒色の画像とが繰り返し含まれている場合には撮像画像にフリーズが発生していないと判断し、一方、連続する合成画像の特定領域に白色の画像または黒色の画像の何れか一方が連続して含まれている場合には撮像画像にフリーズが発生していると判断する。
【選択図】図2

Description

本発明は、移動体に取付けられた撮像装置から所定時間間隔で出力される画像フレームを表示装置に表示する画像表示システムに関する。
自動車等の車両の運転を支援する装置として、車載カメラと、車載カメラで撮影した映像が表示される車載表示装置とが用いられている。例えば、車両後方を車載カメラで撮影し、車載表示装置で車両後方を確認しながら車庫入れを行う。また、車両の左右前方及び/又は左右後方を車載カメラで撮影し、車載表示装置で左右前方及び/又は左右後方を確認しながら進路変更等を行う。
しかし、上述のような車載カメラ又は車載表示装置では、例えば故障などの不具合が生じて、車載表示装置に表示されている映像が変化せずに固定した状態(以下、フリーズと呼ぶ)になる場合がある。このように車載表示装置の表示がフリーズした場合、車両が移動していても、表示される映像は変化しないため、運転を支援できなくなる。しかし、フリーズを検出する方法は無く、フリーズの発生を報知する方法も無いため、運転者は、フリーズに気付かずに運転を続ける場合がある。
そこで、車両などの移動体が動くことでカメラからの出力画像が変化することに着目し、連続する画像フレームに差異が存在しない場合にフリーズが発生していると判断する撮像表示システムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。具体的には、この撮像表示システムは、車両等の移動体に取付けられた複数のカメラから所定時間間隔で出力される画像フレームを表示装置に表示する撮像表示システムであり、連続する画像フレームの差異をカメラ毎に検出する比較部と、一部のカメラで差異が検出されない場合、前記一部のカメラから出力される画像フレームが変化していないことを報知する判定部及び表示処理部を備え、前記一部のカメラの出力画像がフリーズしていることを表示装置に表示する。なお、この撮像表示システムでは、カメラが取り込んだ画像そのままで比較判定している。
また、撮像装置で撮像された画像にタイムスタンプや通し番号を付与し、そのタイムスタンプや通し番号が変化しない場合にフリーズが発生していると判断する画像表示システムが知られている(例えば、特許文献2参照。)。具体的には、この画像表示システムは、連続して伝送された画像フレームの撮像された時刻を比較するタイムスタンプ確認部と、撮像された時刻が同じ場合に警告メッセージを出力する警告出力部と、画像フレーム及び警告メッセージを受付けて警告メッセージを画像フレームに重ねるスーパーインポーズ処理部とを備え、カメラから連続して伝送された画像フレームの撮像された時刻が変化しない場合には、警告メッセージを重ねた画像フレームを、表示装置に表示する。一例を挙げると、カメラ10のカメラ本体部が、撮像した画像フレームにタイムスタンプを付加し、パケット構成部14がタイムスタンプ及び画像フレームを含んだパケットを構成し、その構成されたパケットを監視ユニットへ送信するといった具合である。
特開2004−64440号公報(第4〜6頁、図1) 特開2004−104258号公報(第5、6頁、図2)
しかしながら、上述の特許文献1に記載の撮像表示システムにおいては、移動体がある一定の速度以下の場合にカメラからの出力画像が変化していないと判定されることとなり
、フリーズの発生と区別がつかないおそれがあるという問題があった。
また、上述の特許文献2に記載の画像表示システムにおいては、撮像装置で撮像された画像にタイムスタンプや通し番号を付与するため、そのタイムスタンプや通し番号のデータ量の分画像のデータ量が増加するという問題があった。
本発明は、このような不具合に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、車両に取付けられ、取得した画像情報を表示する画像表示システムにおいて、移動中や停止中などの車両の走行状態に関わらずに、取得した画像情報に付与するデータ量を極力小さくしながら、画像情報が変化しない状態であるフリーズが発生したことを検出する技術を提供することにある。
上記課題を解決するためになされた請求項1に係る画像表示システムは、「撮像画像の特定領域に検出用画像を合成し、合成画像の特定領域に含まれる検出用画像と過去の合成画像の特定領域に含まれる検出用画像とを比較することによって、撮像手段によって撮像された撮像画像にフリーズが発生しているか否かを判断すること」を特徴とする。具体的には、上述の画像表示システムにおいては、車両に取り付けられた撮像手段がその前方を連続して撮像し、合成画像生成手段が、撮像手段によって撮像された撮像画像内に特定領域を設定し、その設定された特定領域内に検出用画像を合成することで合成画像を生成する。なお、検出用画像とは、撮像画像にフリーズが発生していることを検出するための画像を云う。そして、表示制御手段が、合成画像生成手段によって生成された合成画像を表示手段の表示領域に表示させる。さらに、判断手段が、合成画像の特定領域に含まれる検出用画像と過去の合成画像の特定領域に含まれる検出用画像とを比較することによって、撮像手段によって撮像された撮像画像にフリーズが発生しているか否かを判断する。
このように構成された本発明の画像表示システムによれば、撮像画像の特定領域に検出用画像を合成し、合成画像の特定領域に含まれる検出用画像と過去の合成画像の特定領域に含まれる検出用画像とを比較することによって、撮像手段によって撮像された撮像画像にフリーズが発生しているか否かを判断するので、(イ)車両などの移動体がある一定の速度以下の場合に撮像された撮像画像が変化しない場合でも、撮像画像に合成された検出用画像に基づいて撮像画像にフリーズが発生しているか否かを判断することができ、(ロ)また、撮像画像の特定領域に検出用画像を合成することで、撮像画像のデータ量が増加しない。したがって、移動中や停止中などの車両の走行状態に関わらずに、取得した撮像画像に付与するデータ量を極力小さくしながら、撮像画像にフリーズが発生したことを検出することができる。
この場合、上述の検出用画像を撮像画像の特定領域に合成する手法としては、次のような手法が考えられる。すなわち、(ハ)検出用画像が複数種類存在し、合成画像生成手段が、撮像手段によって連続して撮像される撮像画像の特定領域に対して複数種類の検出用画像を所定の順序にて合成することが考えられる(請求項2)。一例を挙げると、白色の画像および黒色の画像という二種類の検出用画像が存在し、合成画像生成手段が最初の撮像画像の特定領域に白色の画像を検出用画像として合成して次の撮像画像の特定領域に黒色の画像を検出用画像として合成するなど、二種類の検出用画像を連続する撮像画像に対して順に合成するといった具合である。なお、白黒以外の色の画像を用いてもよいし、絵や文字、数字、記号といったパターンを用いてもよい。このようにすれば、ドライバなどの利用者が表示器の有効表示エリア内に表示されている検出用画像を見る場合に、特に分かりやすくすることができる。
また、(ニ)合成画像生成手段が、撮像手段によって連続して撮像される撮像画像の特
定領域に対して検出用画像を所定時間ごとに合成することが考えられる(請求項3)。なお、この手法においては検出用画像が一種類存在してもよいし、二種類以上存在してもよい。このようにすれば、全ての撮像画像に対して検出用画像を合成する場合に比べて、合成画像生成手段の処理負担を低減することができる。
また、(ホ)合成画像生成手段が、撮像手段によって連続して撮像される撮像画像の特定領域に対して検出用画像を所定のフレーム数ごとに合成することが考えられる(請求項4)。なお、この手法においては検出用画像が一種類存在してもよいし、二種類以上存在してもよい。このようにすれば、全ての撮像画像に対して検出用画像を合成する場合に比べて、合成画像生成手段の処理負担を低減することができる。
なお、上述の特定領域については、次のように設定されることが考えられる。すわなち、(ヘ)上述の特定領域については、合成画像における表示手段の表示領域外となる部分に設定されることが考えられる。(ト)また、上述の特定領域については、合成画像における表示手段の表示領域内に表示される部分に設定されることが考えられる(請求項5)。このようにすれば、ドライバなどの利用者が表示手段の表示領域に表示されている撮像画像を見ることで上述のようなフリーズ発生を知ることができる。
ところで、上述のようにフリーズが発生した旨を報知することが考えられる。具体的には、請求項6のように、判断手段によって撮像画像が変化していないと判断された場合にその旨を示す情報を報知する報知手段を備えることが考えられる。なお、報知手法の具体例としては、メッセージを表示手段に表示することや、音声で知らせること、表示手段のバックライトをオンからオフにすることなどが挙げられる。このように構成すれば、ドライバなどにフリーズ発生を知らせることができる。
また、上述のようにフリーズが発生した旨を記憶しておくことが考えられる。具体的には、請求項7のように、判断手段によって撮像画像が変化していないと判断された場合にその旨を示す情報を記憶する記憶手段を備えることが考えられる。このように構成すれば、フリーズ発生を記録として残しておくことができる。
以下に本発明の実施形態を図面とともに説明する。
[第一実施形態]
図1は画像表示システム1の概略構成を示すブロック図である。
[画像表示システム1の構成の説明]
図1に示すように、画像表示システム1は、カメラ10と、映像処理部20と、監視部30と、表示器40と、を備える。以下、各部を順に説明する。
[カメラ10の構成の説明]
カメラ10は、映像取込部11と、画像処理部12と、映像出力部13と、を有する。
映像取込部11は、CCDカメラで構成され、その前方を連続して撮像する機能を有する。
画像処理部12は、映像取込部11にて撮像された撮像画像を画像処理する機能を有する。具体的には、画像処理部12は映像取込部11にて撮像された撮像画像内に特定領域を設定し、その設定された特定領域内に検出用画像を合成することで合成画像を生成する。なお、検出用画像とは撮像画像にフリーズが発生していることを検出するための画像であり、本実施形態では、白色の画像および黒色の画像という二種類の検出用画像が用意さ
れている。また、特定領域については、図2(a)に示すように、表示器40の映像データエリア内に検出画描画領域として設定されている。
映像出力部13は、画像処理部12によって生成された合成画像を映像処理部20へ出力する機能を有する。
なお、カメラ10は撮像手段および合成画像生成手段に該当する。
[映像処理部20の構成の説明]
映像処理部20は、映像取込部21と、画像処理部22と、映像出力部23と、を有する。
映像取込部21は、カメラ10の映像出力部13から出力された合成画像を映像処理部20内へ取得する機能を有する。
画像処理部22は、映像取込部21によって取得された合成画像を表示器40の表示領域に表示するよう画像処理する機能を有する。この場合、画像処理部22は、表示器40に送出する画像データとして検出用画像を含んだ全画像データを生成し、監視部30に送出する画像データとして検出用画像が含まれる特定領域に関するデータを生成する。
映像出力部23は、画像処理部22にて画像処理された後の合成画像を監視部30および表示器40へ出力して表示させる機能を有する。この場合、映像出力部23は、表示器40には検出用画像を含んだ全画像データを送出し、監視部30には検出用画像が含まれる特定領域に関するデータのみを送出する。なお、このデータには、同期信号やクロック信号、映像信号などが含まれる。このうち同期信号およびクロック信号は、フレーム毎に白色と黒色とが反転しているタイミングの検出および特定領域の位置の検出に用いられる信号である。また、映像信号はRGB信号であり、RGBの各ビットは全て数値「0」(黒色)または数値「1」(白色)であるので、RGB信号の上位1ビットにて比較することが可能であり、また、RGB信号のいずれか1つでも比較することが可能である。何れの場合でもフレーム内全てのデータを送出する必要がないので、処理負荷は軽微で済むという効果がある。
なお、映像処理部20は表示制御手段に該当する。
[監視部30の構成の説明]
監視部30は、比較部31と、判定部32と、制御部33と、を有する。
比較部31は、フレーム毎に反転しているRGB信号を比較することで、合成画像の特定領域に含まれる検出用画像と過去の合成画像の特定領域に含まれる検出用画像とを比較する機能を有する。
判定部32は、比較部31による比較結果に基づき、撮像画像にフリーズが発生しているか否かを判定する機能を有する。本実施形態では、判定部32は、連続する合成画像の特定領域に白色の画像と黒色の画像とが繰り返し含まれている場合には撮像画像にフリーズが発生していないと判断し、一方、連続する合成画像の特定領域に白色の画像または黒色の画像の何れか一方が連続して含まれている場合には撮像画像にフリーズが発生していると判断する。
制御部33は、判定部32によって撮像画像にフリーズが発生していると判定された場合には、表示器40に対してバックライトをオフとすることを指示する信号を出力する機
能を有する。
なお、監視部30は判断手段に該当する。
[表示器40の構成の説明]
表示器40は、カラー表示装置であり、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、CRTなどがあるが、その何れを用いてもよい。この表示器40は、各種画像を実際に出力している「映像データエリア」をそのほぼ中央に有している。なお、映像データエリアは、画像の描画は行っているがユーザには実際には見えない領域であり、同期ずれ等の発生に備えてオーバーラップ分の領域として使用される。また、映像データエリアの内部のほぼ中央には、各種画像が実際に表示されてユーザが各種画像を見ることができる「有効表示エリア(表示領域)」が形成されている。なお、本実施形態では、映像データエリアにおける左上隅部に検出用画像を描画するための検出用画像描画領域が設定されている。
なお、表示器40は表示手段に該当する。
[撮像処理の説明]
次に、カメラ10が実行する撮像処理について図3のフローチャートおよび図2を用いて説明する。この撮像処理は、運転者によってイグニッションキーが操作されてアクセサリー給電(ACC)の状態になったときに、カメラ10にて実行される処理である。
まず、映像取込部11が動作中か否かを判断する(S110)。映像取込部11が動作中でないと判断された場合には(S110:NO)、本処理を終了する。一方、映像取込部11が動作中であると判断された場合には(S110:YES)、映像取込部11にて取得された撮像画像の特定領域に検出用画像を合成することで合成画像を生成し、映像出力部13が合成画像を出力する(S120、図2(a)参照)。
続いて、映像取込部11が動作を停止しているか否かを判断する(S130)。映像取込部11が動作を停止しておらず、動作中であると判断された場合には(S130:NO)、S120に移行する。一方、映像取込部11が動作を停止していると判断された場合には(S130:YES)、本処理を終了する。
[フリーズ検出処理の説明]
次に、映像処理部および監視部が実行するフリーズ検出処理について図4のフローチャートおよび図2を用いて説明する。このフリーズ検出処理は、運転者によってイグニッションキーが操作されてアクセサリー給電(ACC)の状態になったときに、映像処理部20および監視部30にて実行される処理である。
まず、表示器40に合成画像が表示されているか否かを判断する(S210)。表示器40に合成画像が表示されていないと判断された場合には(S210:NO)、本処理を終了する。一方、表示器40に合成画像が表示されていると判断された場合には(S210:YES)、映像処理部20の映像取込部21がカメラ10から出力された合成画像を取得し、画像処理部22がその取得された合成画像を画像処理し、映像出力部23が、画像処理後の合成画像を出力する(S220)。
続いて、監視部30の比較部31が、映像処理部20から出力された合成画像を取得し(S230)、比較部31が、フレーム毎に反転しているRGB信号を比較することで、合成画像の特定領域に含まれる検出用画像と過去の合成画像の特定領域に含まれる検出用画像とを比較し(S240、図2(a)参照)、判定部32が、比較部31による比較結果に基づき、撮像画像にフリーズが発生しているか否かを判定する(S250)。なお、
本実施形態では、判定部32は、連続する合成画像の特定領域に白色の画像と黒色の画像とが繰り返し含まれている場合、つまり検出用画像に差異がある場合には撮像画像にフリーズが発生していないと判断し(S250:YES)、一方、連続する合成画像の特定領域に白色の画像または黒色の画像の何れか一方が連続して含まれている場合、つまり検出用画像に差異がない場合には撮像画像にフリーズが発生していると判断する(S250:NO)。撮像画像にフリーズが発生していると判定された場合には(S250:NO)、制御部33が、表示器40のバックライトをオフにする指示信号を表示器40へ出力し(S270)、本処理を終了する。なお、表示器40では、その指示信号を受信した際にバックライトをオフにする。
一方、撮像画像にフリーズが発生していないと判定された場合には(S250:YES)、表示器40に合成画像が表示されているか否かを判断する(S210)。表示器40に合成画像が表示されていないと判断された場合には(S210:NO)、本処理を終了する。一方、表示器40に合成画像が表示されていると判断された場合には(S210:YES)、S220に移行する。
[第一実施形態の効果]
(1)このように第一実施形態の画像表示システム1によれば、カメラ10の画像処理部12が、撮像画像内に設定された検出画描画領域内にRGB信号を合成し、監視部30の比較部31が、フレーム毎に反転しているRGB信号を比較し、監視部30の判定部32が、比較部31による比較結果に基づき、連続する合成画像の特定領域に白色の画像と黒色の画像とが繰り返し含まれている場合には撮像画像にフリーズが発生していないと判断し、一方、連続する合成画像の特定領域に白色の画像または黒色の画像の何れか一方が連続して含まれている場合には撮像画像にフリーズが発生していると判断する。このことにより、(イ)車両などの移動体がある一定の速度以下の場合に撮像された撮像画像が変化しない場合でも、撮像画像に合成された検出用画像に基づいて撮像画像にフリーズが発生しているか否かを判断することができ、(ロ)また、撮像画像の特定領域に検出用画像を合成することで、撮像画像のデータ量が増加しない。したがって、移動中や停止中などの車両の走行状態に関わらずに、取得した撮像画像に付与するデータ量を極力小さくしながら、撮像画像にフリーズが発生したことを検出することができる。
(2)また、第一実施形態の画像表示システム1によれば、映像出力部23が、表示器40には検出用画像を含んだ全画像データを送出し、監視部30には検出用画像が含まれる特定領域に関するデータのみを送出する。なお、このデータには、同期信号やクロック信号、映像信号などが含まれる。このうち同期信号およびクロック信号は、フレーム毎に白色と黒色とが反転しているタイミングの検出および特定領域の位置の検出に用いられる信号であり、映像信号はRGB信号であり、RGBの各ビットは全て数値「0」(黒色)または数値「1」(白色)である。このことにより、RGB信号の上位1ビットにて比較することが可能であり、また、RGB信号のいずれか1つでも比較することが可能である。したがって、何れの場合でもフレーム内全てのデータを送出する必要がないので、処理負荷は軽微で済むという効果がある。
(3)また、第一実施形態の画像表示システム1によれば、フリーズ発生処理において、撮像画像にフリーズが発生していると判定された場合には(S250:YES)、制御部33が、表示器40のバックライトをオフにする指示信号を表示器40へ出力し(S270)、表示器40では、その指示信号を受信した際にバックライトをオフにする。このことにより、ユーザが表示器40のバックライトがオフになったことから異常を認識することができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下のような様々な態様にて実施することが可能である。
(1)上記実施形態では、検出用画像を示す信号には同期信号やクロック信号、映像信号などが含まれ、映像信号についてはRGB信号であるが、これには限られず、検出用画像として、絵や文字、数字、記号といったパターンを用いてもよい。また、検出用画像を三種類以上用意し、所定の順序にて合成するようにしてもよい。
(2)上記実施形態では、カメラ10の画像処理部12にて検出用画像を撮像画像に合成しているが、これには限られず、映像処理部20の画像処理部22にて検出用画像を撮像画像に合成するようにしてもよい。
(3)また、カメラ10の画像処理部12が、撮像画像の特定領域に対して検出用画像を所定時間ごとに合成するようにしてもよい。なお、この手法においては検出用画像が一種類存在してもよいし、二種類以上存在してもよい。このようにすれば、全ての撮像画像に対して検出用画像を合成する場合に比べて、カメラ10の画像処理部12の処理負担を低減することができる。
(4)また、カメラ10の画像処理部12が、撮像画像の特定領域に対して検出用画像を所定のフレーム数ごとに合成するようにしてもよい。なお、この手法においては検出用画像が一種類存在してもよいし、二種類以上存在してもよい。このようにすれば、全ての撮像画像に対して検出用画像を合成する場合に比べて、カメラ10の画像処理部12の処理負担を低減することができる。
(5)上記実施形態では、特定領域については、図2(a)に示すように、表示器40の映像データエリア内に検出画描画領域として設定されているが、これには限られず、図2(b)に例示するように、特定領域を、表示器40の有効表示エリア内に検出画描画領域として設定してもよい。このようにすれば、ドライバなどの利用者が表示器40の有効表示エリア内に表示されている白色の画像や黒色の画像などの検出用画像を見ることで上述のようなフリーズ発生を知ることができる。
(6)上記実施形態では、フリーズ発生処理において、撮像画像にフリーズが発生していると判定された場合には(S250:YES)、制御部33が、表示器40のバックライトをオフにする指示信号を表示器40へ出力し(S270)、表示器40では、その指示信号を受信した際にバックライトをオフにするが、これには限られず、他の報知手法で撮像画像にフリーズが発生していることを知らせるようにしてもよい。一例を挙げると、制御部33が、撮像画像にフリーズが発生していることを知らせるメッセージを表示する旨の指示信号を表示器40に出力し、表示器40がその指示信号を受信した際にメッセージを表示するといった具合である。また、制御部33が、撮像画像にフリーズが発生していることを知らせるメッセージをスピーカなどから放音させるなど音声で知らせるようにしてもよい。
(7)また、フリーズ発生処理において、撮像画像にフリーズが発生していると判定された場合には(S250:YES)、その旨をHDDやメモリなどの記憶手段に記憶しておいてもよい。このようにすれば、上述のフリーズ発生を記録として残しておくことができる。
(8)上記実施形態では、本発明を画像表示システム1として実現しているが、経路案内機能などを有するナビゲーション装置の各部構成を利用して本発明を実現することもできる。
画像表示システム1の概略構成を示すブロック図である。 (a)は表示器40を示す説明図(1)であり、(b)は表示器40を示す説明図(2)である。 カメラ10が実行する撮像処理を説明するためのフローチャートである。 映像処理部20および監視部30が実行するフリーズ検出処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1…画像表示システム、10…カメラ、11,21…映像取込部、12,22…画像処理部、13,23…映像出力部、20…映像処理部、30…監視部、31…比較部、32…判定部、33…制御部、40…表示器

Claims (7)

  1. 車両に取り付けられ、その前方を連続して撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段によって撮像された撮像画像内に特定領域を設定し、前記撮像画像にフリーズが発生していることを検出するための検出用画像をその設定された特定領域内に合成することで合成画像を生成する合成画像生成手段と、
    前記合成画像生成手段によって生成された合成画像を表示可能な表示領域を有する表示手段と、
    前記合成画像生成手段によって生成された合成画像を前記表示手段の前記表示領域に表示させる表示制御手段と、
    前記合成画像の前記特定領域に含まれる前記検出用画像と過去の合成画像の前記特定領域に含まれる前記検出用画像とを比較することによって、前記撮像手段によって撮像された撮像画像にフリーズが発生しているか否かを判断する判断手段と、
    を備えることを特徴とする画像表示システム。
  2. 請求項1に記載の画像表示システムにおいて、
    前記検出用画像は複数種類存在し、
    前記合成画像生成手段は、前記撮像手段によって連続して撮像される前記撮像画像の前記特定領域に対して前記複数種類の検出用画像を所定の順序にて合成すること
    を特徴とする画像表示システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像表示システムにおいて、
    前記合成画像生成手段は、前記撮像手段によって連続して撮像される前記撮像画像の前記特定領域に対して前記検出用画像を所定時間ごとに合成することを特徴とする画像表示システム。
  4. 請求項1または請求項2に記載の画像表示システムにおいて、
    前記合成画像生成手段は、前記撮像手段によって連続して撮像される前記撮像画像の前記特定領域に対して前記検出用画像を所定のフレーム数ごとに合成することを特徴とする画像表示システム。
  5. 請求項1〜請求項4の何れかに記載の画像表示システムにおいて、
    前記特定領域は、前記合成画像における前記表示手段の前記表示領域内に表示される部分に設定されること
    を特徴とする画像表示システム。
  6. 請求項1〜請求項5の何れかに記載の画像表示システムにおいて、
    前記判断手段によって前記撮像画像が変化していないと判断された場合にその旨を示す情報を報知する報知手段を備えることを特徴とする画像表示システム。
  7. 請求項1〜請求項6の何れかに記載の画像表示システムにおいて、
    前記判断手段によって前記撮像画像が変化していないと判断された場合にその旨を示す情報を記憶する記憶手段を備えることを特徴とする画像表示システム。
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