JP2004343633A - 送受信装置 - Google Patents

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Iwao Matsuura
巌 松浦
Hiroyuki Yamaguchi
宏之 山口
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Abstract

【課題】送信用電力増幅器の負荷インピーダンスを送信周波数帯に依らず常に最適な負荷整合が得られるようにして、隣接チャネルへの電力漏洩を抑制すると共に、消費電流等を改善した送受信装置を提供する。
【解決手段】送信用電力増幅器101と、前記送信用電力増幅器101が接続されたアイソレータ104と、前記アイソレータ104が接続されたアンテナ切替手段103と、前記アンテナ切替手段103と接続された送受信用アンテナ105と、前記アンテナ切替手段103が接続された受信回路と、を有する送受信装置。前記送信用電力増幅器101と前記アイソレータ104との間に、前記送信用電力増幅器101の負荷整合を送信周波数帯域毎に段階的に行うための電気長切替手段111〜113、114〜116を設けた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、TDMA(Time Division Multiple Access)等により無線通信を行う携帯電話システムや移動無線システムにおける送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の送受信装置は、例えば図10に示すように、パワーアンプ15、アンテナスイッチ16、アンテナ17及び受信部18から構成され、アンテナスイッチ16により電波の送信及び受信動作を実行している。即ち、送信時は、アンテナ17とパワーアンプ15とを接続するようにアンテナスイッチ16が動作し、受信時は、アンテナ17と受信部18とを接続するようにアンテナスイッチ16が動作する(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、アンテナ切替ダイバーシチ受信システムにおいては、2本のアンテナを効率よく動作させるために、使用していない側のアンテナを電気的に終端することにより、見掛け上干渉するアンテナが存在しないようにすることが一般的に行われている。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−41120号公報(第2頁、図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の送受信装置では、電力増幅器(パワーアンプ)の負荷整合がアンテナのインピーダンスに依存し、例えば50Ωからずれると、隣接チャネルへの電力漏洩や消費電流が増大する等の問題があった。
【0006】
また、アンテナ切替ダイバーシチ受信システムにおけるアンテナの終端は、アンテナのインピーダンス及びアンテナから終端までの電気長により変化するので、受信周波数範囲が広い場合は、固定した定数で終端することが困難であり、受信中の一方のアンテナに対して、使用していない他方のアンテナによる干渉が存在するという問題があった。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、送信用電力増幅器の負荷インピーダンスを送信周波数帯に依らず常に最適な負荷整合が得られるようにして、隣接チャネルへの電力漏洩を抑制すると共に、消費電流等を改善した送受信装置を提供することを目的とする。
【0008】
また、アンテナ切替ダイバーシチ受信システムにおいて、受信に使用していないアンテナの終端条件を受信周波数帯に依らず常に最適化して、アンテナ間の干渉を防止すると共に、アンテナ利得の向上を図る送受信装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明の送受信装置は、送信用電力増幅器と、前記送信用電力増幅器が接続されたアイソレータと、前記アイソレータが接続されたアンテナ切替手段と、前記アンテナ切替手段と接続された送受信用アンテナと、前記アンテナ切替手段が接続された受信回路と、を有する送受信装置において、前記送信用電力増幅器と前記アイソレータとの間に、前記送信用電力増幅器の負荷整合を送信周波数帯域毎に段階的に行うための電気長切替手段を設けたことを特徴とする。
【0010】
上記構成によれば、送信用電力増幅器とアイソレータとの間の電気長を電気長切替手段を用いて切り替えることができるので、送信用電力増幅器の負荷整合を送信周波数帯域毎に最適化できる。
【0011】
請求項2に係る発明の送受信装置は、請求項1に係る発明の送受信装置において、前記電気長切替手段は、異なる電気長を有する複数の電気長素子と、前記複数の電気長素子のいずれか1つを選択する位相切替スイッチとからなり、前記電気長素子及び位相切替スイッチを前記アンテナ切替手段と一体化して設けたことを特徴とする。
【0012】
上記構成によれば、送信用電力増幅器とアイソレータとの間の電気長を電気長素子及び位相切替スイッチからなる電気長切替手段を用いて切り替えることができるので、送信用電力増幅器の負荷整合を送信周波数帯域毎に最適化できる。
【0013】
請求項3に係る発明の送受信装置は、請求項1に係る発明の送受信装置において、前記電気長切替手段は、異なる電気長を有する複数の電気長素子と、前記複数の電気長素子のいずれか1つを選択する位相切替スイッチとからなり、前記位相切替スイッチを前記アンテナ切替手段と一体化して設けたことを特徴とする。
【0014】
上記構成によれば、電気長素子の定数を部品配置や基板配線パターンに影響されることなく自由に選択でき、送信用電力増幅器とアイソレータとの間の電気長を切り替えることが可能となるので、送信用電力増幅器の負荷整合を送信周波数帯域毎に容易に最適化できる。
【0015】
請求項4に係る発明の送受信装置は、送信用電力増幅器と、前記送信用電力増幅器が接続されたアイソレータと、前記アイソレータが接続されたアンテナ切替手段と、前記アンテナ切替手段と接続された送受信用アンテナ及び受信用ダイバーシチアンテナと、前記アンテナ切替手段が接続された受信回路と、を有する送受信装置において、TDMAの送信時には、前記送信用電力増幅器と前記アイソレータとの間に介挿されて前記送信用電力増幅器の負荷整合を送信周波数帯域毎に段階的に行い、TDMAのアンテナ切替ダイバーシチ受信時には、前記送受信用アンテナ及び前記受信用ダイバーシチアンテナのいずれかと接地との間に介挿されて前記送受信用アンテナ及び前記受信用ダイバーシチアンテナのいずれかを受信周波数帯域毎に段階的な終端条件で終端させる、ための電気長切替手段を設けたことを特徴とする。
【0016】
上記構成によれば、送信時には、送信用電力増幅器とアイソレータとの間の電気長を電気長切替手段を用いて切り替えることが可能となるので、送信用電力増幅器の負荷整合を送信周波数帯域毎に最適化できると共に、ダイバーシチ受信時には、受信回路に接続していない一方のアンテナの電気長を電気長切替手段を用いて切り替えることが可能となるので、アンテナの終端状態を受信周波数帯域毎に最適化できる。
【0017】
請求項5に係る発明の送受信装置は、請求項4に係る発明の送受信装置において、前記電気長切替手段は、異なる電気長を有する複数の電気長素子と、前記複数の電気長素子のいずれか1つを選択する位相切替スイッチとからなり、前記電気長素子及び位相切替スイッチを前記アンテナ切替手段と一体化して設けたことを特徴とする。
【0018】
上記構成によれば、送信時には、送信用電力増幅器とアイソレータとの間の電気長を電気長素子及び位相切替スイッチからなる電気長切替手段を用いて切り替えることが可能となるので、送信用電力増幅器の負荷整合を送信周波数帯域毎に最適化できると共に、ダイバーシチ受信時には、受信回路に接続していない一方のアンテナの電気長を電気長素子及び位相切替スイッチからなる電気長切替手段を用いて切り替えることが可能となるので、アンテナの終端状態を受信周波数帯域毎に最適化できる。
【0019】
請求項6に係る発明の送受信装置は、請求項4に係る発明の送受信装置において、前記電気長切替手段は、異なる電気長を有する複数の電気長素子と、前記複数の電気長素子のいずれか1つを選択する位相切替スイッチとからなり、前記位相切替スイッチを前記アンテナ切替手段と一体化して設けたことを特徴とする。
【0020】
上記構成によれば、電気長素子の定数を部品配置や基板配線パターンに影響されることなく自由に選択でき、送信時には、送信用電力増幅器とアイソレータとの間の電気長を電気長切替手段を用いて切り替えることが可能となるので、送信用電力増幅器の負荷整合を送信周波数帯域毎に最適化できる。また、ダイバーシチ受信時には、受信回路に接続していない一方のアンテナの電気長を電気長切替手段を用いて切り替えることが可能となるので、アンテナの終端状態を受信周波数帯域毎に最適化できる。
【0021】
請求項7に係る発明の送受信装置は、請求項4乃至6のいずれかに係る発明の送受信装置において、前記アンテナ切替ダイバーシチ受信時に、前記アイソレータの入力端を開放することを特徴とする。
【0022】
上記構成によれば、ダイバーシチ受信時には、アイソレータの入力端は開放され、受信回路に接続していない一方のアンテナの電気長を電気長切替手段を用いて切り替えることが可能となるので、アンテナの終端状態を受信周波数帯域毎に最適化できる。
【0023】
請求項8に係る発明の送受信装置は、請求項4乃至6のいずれかに係る発明の送受信装置において、前記アンテナ切替ダイバーシチ受信時に、前記アイソレータの入力端を接地することを特徴とする。
【0024】
上記構成によれば、ダイバーシチ受信時には、アイソレータの入力端は接地され、受信回路に接続していない一方のアンテナの電気長を電気長切替手段を用いて切り替えることが可能となるので、アンテナの終端状態を受信周波数帯域毎に最適化できる。
【0025】
請求項9に係る発明の送受信装置は、送信用電力増幅器と、前記送信用電力増幅器が接続されたアイソレータと、前記アイソレータが接続されたアンテナ切替手段と、前記アンテナ切替手段と接続された送受信用アンテナ及び受信用ダイバーシチアンテナと、前記アンテナ切替手段が接続された受信回路と、を有する送受信装置において、前記送信用電力増幅器と前記アイソレータとの間に、前記送信用電力増幅器の負荷整合を送信周波数帯域毎に段階的に行うための第1の電気長切替手段を、前記送受信用アンテナ及び前記受信用ダイバーシチアンテナと接地との間に、アンテナ切替ダイバーシチ受信時に前記送受信用アンテナ及び前記受信用ダイバーシチアンテナのいずれかを受信周波数帯域毎に段階的な終端条件で終端させるための第2の電気長切替手段を、それぞれ設けたことを特徴とする。
【0026】
上記構成によれば、送信時には、送信用電力増幅器とアイソレータとの間の電気長を第1の電気長切替手段を用いて切り替えることが可能となるので、送信用電力増幅器の負荷整合を送信周波数帯域毎に最適化できると共に、ダイバーシチ受信時には、受信回路に接続していない一方のアンテナの電気長を第2の電気長切替手段を用いて切り替えることが可能となるので、アンテナの終端状態を受信周波数帯域毎に最適化できる。
【0027】
請求項10に係る発明の送受信装置は、請求項9に係る発明の送受信装置において、前記第1及び第2の電気長切替手段は、それぞれ異なる電気長を有する複数の電気長素子と、前記電気長素子のいずれか1つを選択する位相切替スイッチとからなり、前記電気長素子及び位相切替スイッチを前記アンテナ切替手段と一体化して設けたことを特徴とする。
【0028】
上記構成によれば、送信時には、送信用電力増幅器とアイソレータとの間の電気長を電気長素子及び位相切替スイッチからなる第1の電気長切替手段を用いて切り替えることにより、送信用電力増幅器の負荷整合を送信周波数帯域毎に最適化でき、且つ、ダイバーシチ受信時には、受信回路に接続していない一方のアンテナの電気長を電気長素子及び位相切替スイッチからなる第2の電気長切替手段を用いて切り替えることが可能となるので、アンテナの終端状態を受信周波数帯域毎に最適化できる。
【0029】
請求項11に係る発明の送受信装置は、請求項9に係る発明の送受信装置において、前記第1及び第2の電気長切替手段は、それぞれ異なる電気長を有する複数の電気長素子と、前記電気長素子のいずれか1つを選択する位相切替スイッチとからなり、前記位相切替スイッチを前記アンテナ切替手段と一体化して設けたことを特徴とする。
【0030】
上記構成によれば、電気長素子の定数を部品配置や基板配線パターンに影響されることなく自由に選択でき、送信時には、送信用電力増幅器とアイソレータとの間の電気長を第1の電気長切替手段を用いて切り替えることが可能となるので、送信用電力増幅器の負荷整合を送信周波数帯域毎に最適化できる。また、ダイバーシチ受信時には、受信回路に接続していない一方のアンテナの電気長を第2の電気長切替手段を用いて切り替えることが可能となるので、アンテナの終端状態を受信周波数帯域毎に最適化できる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る送受信装置の実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。
【0032】
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る送受信装置の構成を示すブロック図である。図1において、本実施形態に係る送受信装置は、図示しない送信回路から送られる送信高周波信号を増幅する送信用の電力増幅器101と、送信歪みを補償するために電力増幅された送信高周波信号の一部を図示しない検波回路へ伝達する方向性結合器102と、位相切替スイッチ111〜113と電気長素子114〜116、及び送受信切替スイッチ121、122が内蔵されたアンテナ切替器103と、後述する送受信用アンテナ105のインピーダンス変動を吸収して送信高周波信号の一部が該アンテナで反射されるのを防止するためのアイソレータ104と、送受信用アンテナ105とを有して構成される。
【0033】
アンテナ切替器103に内蔵された位相切替スイッチ111〜113及び電気長素子114〜116は、電力増幅器101とアイソレータ104との間に介挿され、アイソレータ104の入力インピーダンスと電力増幅器101の出力負荷インピーダンスの整合をとる機能を有するものである。位相切替スイッチ111〜113は、図示しない制御回路により送信周波数帯域に応じていずれか1つがオンとなるよう制御され、電気長素子114〜116のいずれか1つを選択して直列に接続する。電気長素子114〜116は、それぞれ異なる定数を有する電気長素子で、例えば、コンデンサとコイルの組み合わせ回路やストリップライン等からなる移相器である。なお、位相切替スイッチ111〜113及び電気長素子114〜116の動作については後述する。
【0034】
送受信切替スイッチ121、122は、排他的に切り替えることによって、送受信用アンテナ105を送信及び受信に共用するためのもので、送信及び受信に対応してそれぞれ送受信切替スイッチ121、122が交互にオンとなるように動作する。
【0035】
また、アンテナ切替器103には、送受信用アンテナ105で受信した高周波信号の所定帯域を通過させる受信フィルタ106と、濾波された受信高周波信号を増幅する低雑音増幅器107とが接続される。
【0036】
次に、上述したように構成された本実施形態に係る送受信装置の動作について説明する。
【0037】
図示しない送信回路から送られる送信高周波信号は、電力増幅器101で規定送信電力まで増幅され、方向性結合器102を介してアンテナ切替器103に内蔵された位相切替スイッチ111〜113に入力される。
【0038】
位相切替スイッチ111〜113は、送信周波数帯域に応じて1つが選択されてオンとなり、送信高周波信号は直列に接続された電気長素子114〜116のいずれかを通過した後、アイソレータ104を介して送受信切替スイッチ121に伝えられる。この時、送受信切替スイッチ121はオンとなっており、送信高周波信号はこれを介して送受信用アンテナ105から電波として放射される。
【0039】
ここで、位相切替スイッチ111〜113及び電気長素子114〜116の動作について、図9を参照しながら詳細に説明する。
【0040】
図9は、アイソレータ104の入力インピーダンス周波数特性をスミスチャート上で示した図であり、▲1▼は送信周波数が893MHz、▲2▼は925MHz、▲3▼は960MHzにおける各入力インピーダンスである。図から明らかなように、アイソレータ104の入力インピーダンスは、▲2▼の925MHzでは50Ωになっているが、▲1▼の893MHz及び▲3▼の960MHzについては、50Ωからずれた位置にインピーダンスの軌跡が存在している。
【0041】
例えば、位相切替スイッチ113をオンに制御して電気長素子116が接続された場合、図9において太線で示すように、▲1▼の893MHzにおける位相を150°回転させることができる。また、位相切替スイッチ112をオンに制御して電気長素子115が接続された場合、▲2▼の925MHzにおける位相を180°回転させることができる。更に、位相切替スイッチ111をオンに制御して電気長素子114が接続された場合、▲3▼の960MHzにおける位相を210°回転させることができる。なお、位相回転角度は、電気長素子の定数によって決定することができる。
【0042】
このように、送信周波数に応じて位相切替スイッチ111〜113のいずれか1つをオンに制御して、電気長素子114〜116の1つを選択することにより、周波数帯域毎にアイソレータ104の入力インピーダンスの位相を回転させることができ、電力増幅器101から見た出力負荷インピーダンスの位相を自由に設定することが可能となる。これにより、電力増幅器101の負荷整合を送信周波数帯域毎に最適化できるので、電力増幅器101の隣接チャネルへの漏洩電力抑制や、消費電流等の特性を改善することが可能となる。
【0043】
図2は、第1実施形態に係る送受信装置の他の構成を示すもので、位相切替スイッチ111〜113及び送受信切替スイッチ121、122が内蔵されたアンテナ切替器203と、アンテナ切替器203の外部に設けられた電気長素子114〜116とを有して構成され、他は図1と同じ構成である。また、各構成要素の機能及び動作は図1と同じであるので、同一符号を付して説明を省略する。
【0044】
図2では、電気長素子114〜116をアンテナ切替器203の外部に設けているので、定数を基板上で容易に変更することができ、電力増幅器101の負荷整合を高精度で最適化することが可能となる。
【0045】
以上のように、本実施形態に係る送受信装置によれば、電力増幅器101とアイソレータ104との間に、位相切替スイッチ111〜113及び電気長素子114〜116を設け、送信周波数帯域に応じて位相切替スイッチ111〜113のいずれか1つをオンに制御して、直列に接続された電気長素子114〜116の1つを選択することにより、電力増幅器101の出力負荷インピーダンスの位相を自由に設定でき、電力増幅器101の負荷整合を最適化することが可能となる。
【0046】
これにより、電力増幅器101の隣接チャネルへの漏洩電力を抑制できると共に、消費電流等を改善することができる。
【0047】
(第2実施形態)
図3は、本発明の第2実施形態に係る送受信装置の構成を示すブロック図である。図3において、本実施形態に係る送受信装置は、第1の位相切替スイッチ111〜113、第2の位相切替スイッチ211〜213、第3の位相切替スイッチ311〜313、電気長素子114〜116、第1の送受信切替スイッチ121、122、第2の送受信切替スイッチ221、及び第3の送受信切替スイッチ321、322が内蔵されたアンテナ切替器303と、送受信用アンテナ105と、受信用ダイバーシチアンテナ205とを有して構成され、他は第1実施形態(図1)と同じ構成である。第1実施形態と同じ構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
【0048】
アンテナ切替器303に内蔵された第2及び第3の位相切替スイッチ211〜213、311〜313は、それぞれ送受信用アンテナ105及び受信用ダイバーシチアンテナ205と、電気長素子114〜116との間に介挿されて、図示しない制御回路によりそれぞれいずれか1つがオンとなるよう制御され、電気長素子114〜116のいずれか1つを選択して直列に接続することにより、ダイバーシチ受信時に使用していない一方のアンテナを電気的に終端する機能を有するものである。
【0049】
第1の送受信切替スイッチ121、122は、送受信用アンテナ105を送信及び受信に共用するためのもので、送信及び受信に対応してそれぞれ送受信切替スイッチ121、122が交互にオンとなるように動作する。また、第2の送受信切替スイッチ221は、受信用ダイバーシチアンテナ205を機能させるためのもので、ダイバーシチ受信時にオンとなるように動作する。更に、第3の送受信切替スイッチ321、322は、それぞれ送信時及びダイバーシチ受信時にオンとなり、電力増幅器101で電力増幅された送信高周波信号をアイソレータ104へ伝達し、また、ダイバーシチ受信時に使用していない一方のアンテナを接地して終端する。
【0050】
次に、上述したように構成された本実施形態に係る送受信装置の受信動作について説明する。なお、送信動作は第1実施形態と同じであり、説明を省略する。
【0051】
TDMAのダイバーシチ受信時において、例えば、送受信用アンテナ105で電波を受信する場合は、第1の送受信切替スイッチ122がオンとなり、受信高周波信号は受信フィルタ106で濾波されて低雑音増幅器107に入力され、増幅される。この時、受信に供されない受信用ダイバーシチアンテナ205は、第3の位相切替スイッチ311〜313のいずれか1つをオンとなるように制御して、アンテナ同士が干渉しないような最適な位相となる電気長素子114〜116のいずれかと接続され、オンとなっている第3の送受信切替スイッチ322を介して接地される。これにより、受信動作中の送受信用アンテナ105に対する干渉を防止することができる。
【0052】
一方、受信用ダイバーシチアンテナ205で電波を受信する場合は、第2の送受信切替スイッチ221がオンとなり、受信高周波信号は受信フィルタ106で濾波されて低雑音増幅器107に入力される。この時、受信に供されない送受信用アンテナ105は、第2の位相切替スイッチ211〜213の1つをオンに制御して直列に接続された電気長素子114〜116の1つを選択し、オンとなっている第3の送受信切替スイッチ322を介して接地される。これによって、送受信用アンテナ105は最適な条件で終端され、受信動作中の受信用ダイバーシチアンテナ205に対する干渉を防止することができる。
【0053】
図4は、第2実施形態に係る送受信装置の他の構成を示すもので、第1の位相切替スイッチ111〜113、第2の位相切替スイッチ211〜213、第3の位相切替スイッチ311〜313、第1の送受信切替スイッチ121、122、第2の送受信切替スイッチ221、及び第3の送受信切替スイッチ321、322が内蔵されたアンテナ切替器403と、アンテナ切替器403の外部に設けられた電気長素子114〜116とを有して構成され、他は図3と同じ構成である。また、各構成要素の機能及び動作は図3と同じであるので、同一符号を付して説明を省略する。
【0054】
図4では、電気長素子114〜116をアンテナ切替器403の外部に設けているので、定数を基板上で容易に変更することが可能となり、アイソレータ104の入力インピーダンスの位相角度を高精度で設定して、電力増幅器101の隣接チャネルへの漏洩電力を抑制したり、消費電流等を改善することができる。また、ダイバーシチ受信に際して使用しないアンテナの入力インピーダンスを高精度で設定してアンテナ同士の干渉を防止したり、アンテナ利得の向上を図ることができる。
【0055】
以上のように、本実施形態に係る送受信装置によれば、電力増幅器101とアイソレータ104との間に、第1の位相切替スイッチ111〜113及び電気長素子114〜116を設け、送信周波数帯域に応じて位相切替スイッチ111〜113のいずれか1つをオンに制御して、直列に接続された電気長素子114〜116の1つを選択することにより、電力増幅器101の出力負荷インピーダンスの位相を自由に設定して、電力増幅器101の負荷整合を最適化することが可能となり、電力増幅器101の隣接チャネルへの漏洩電力を抑制できると共に、消費電流等を改善することができる。
【0056】
また、送受信用アンテナ105及び受信用ダイバーシチアンテナ205と、電気長素子114〜116との間に、それぞれ第2の位相切替スイッチ211〜213、第3の位相切替スイッチ311〜313を設け、TDMAのアンテナ切替ダイバーシチ受信を行う際に、使用していない一方のアンテナを最適な位相となる電気長素子114〜116のいずれかに接続して接地することにより、アンテナ同士の干渉を防止することができると共に、ダイバーシチ受信におけるアンテナ利得が向上する。
【0057】
なお、第2実施形態に係る送受信装置を示す図3及び図4において、送受信切替スイッチ321は、図5及び図6に示すように省略することが可能である。
【0058】
図5及び図6において、送信時に送受信切替スイッチ322をオフにすることにより、送信高周波信号は送信周波数に応じて選択された電気長素子114〜116の1つを介してアイソレータ104に入力するので、アイソレータ104の入力インピーダンスの位相を回転させることが可能となり、電力増幅器101の負荷整合を送信周波数帯域毎に最適化できる。
【0059】
一方、ダイバーシチ受信時には、送受信切替スイッチ322をオンにすることにより、受信に使用されない一方のアンテナは、アイソレータ104の入力インピーダンスの位相に関わらず、選択された電気長素子114〜116のいずれかを介して接地され、終端する。このようにして、電気長素子114〜116は、アイソレータ104の入力インピーダンスの位相回転、及び受信アンテナダイバーシチの干渉防止用の終端位相回転の両方に共用して使用することができる。
【0060】
(第3実施形態)
図7は、本発明の第3実施形態に係る送受信装置の構成を示すブロック図である。図7において、本実施形態に係る送受信装置は、第1の位相切替スイッチ111〜113、第2の位相切替スイッチ411〜413、第3の位相切替スイッチ511〜513、第1の電気長素子114〜116、第2の電気長素子214〜216、第1の送受信切替スイッチ121、122、及び第2の送受信切替スイッチ221が内蔵されたアンテナ切替器703を有して構成され、他は第2実施形態(図3)と同じ構成である。第2実施形態と同じ構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
【0061】
アンテナ切替器703に内蔵された第2及び第3の位相切替スイッチ411〜413、511〜513は、それぞれ送受信用アンテナ105及び受信用ダイバーシチアンテナ205と、第2の電気長素子214〜216との間に介挿されて、図示しない制御回路によりそれぞれいずれか1つがオンとなるよう制御され、第2の電気長素子214〜216のいずれか1つを選択して直列に接続することにより、ダイバーシチ受信時に使用していない一方のアンテナを電気的に終端する機能を有するものである。
【0062】
次に、上述したように構成された本実施形態に係る送受信装置の動作について説明する。
【0063】
まず、送信時において、電力増幅器101で規定送信電力まで増幅された送信高周波信号は、選択されてオンとなった位相切替スイッチ111〜113のいずれか1つと、それに直列に接続された第1の電気長素子114〜116のいずれかを通過し、アイソレータ104を介してアンテナ切替器703に内蔵された送受信切替スイッチ121に送られる。送受信切替スイッチ121は送信時にオンとなっているので、送信高周波信号は送受信用アンテナ105から電波として放射される。
【0064】
この時、送信時において使用されない受信用ダイバーシチアンテナ205は、第3の位相切替スイッチ511〜513の1つをオンとなるように制御することにより、送信動作中の送受信用アンテナ105に干渉を与えないような終端位相角度となる第2の電気長素子214〜216のいずれかを選択して接地される。これにより、受信用ダイバーシチアンテナ205は最適に終端され、送信動作中の送受信用アンテナ105に対する干渉を防止することができる。
【0065】
ダイバーシチ受信時において、例えば、送受信用アンテナ105で電波を受信する場合は、第1の送受信切替スイッチ122がオンとなり、受信高周波信号は受信フィルタ106で濾波されて低雑音増幅器107に入力され、増幅される。この時、受信に供されない受信用ダイバーシチアンテナ205は、第3の位相切替スイッチ511〜513のいずれか1つをオンとなるように制御することにより、アンテナ同士が干渉しないような最適な位相となる第2の電気長素子214〜216のいずれかを選択して接地される。これにより、受信動作中の送受信用アンテナ105に対する干渉を防止することができる。
【0066】
一方、受信用ダイバーシチアンテナ205で電波を受信する場合は、第2の送受信切替スイッチ221がオンとなり、受信高周波信号は受信フィルタ106で濾波されて低雑音増幅器107に入力される。この時、受信に供されない送受信用アンテナ105は、第2の位相切替スイッチ411〜413の1つをオンに制御することにより第2の電気長素子214〜216の1つを介して接地される。これにより、送受信用アンテナ105は最適に終端され、受信動作中の受信用ダイバーシチアンテナ205に対する干渉を防止することができる。
【0067】
図8は、第3実施形態に係る送受信装置の他の構成を示すもので、第1の位相切替スイッチ111〜113、第2の位相切替スイッチ411〜413、第3の位相切替スイッチ511〜513、第1の送受信切替スイッチ121、122、及び第2の送受信切替スイッチ221が内蔵されたアンテナ切替器803と、アンテナ切替器803の外部に設けられた第1の電気長素子114〜116及び第2の電気長素子214〜216とを有して構成され、他は図7と同じ構成である。また、各構成要素の機能及び動作は図7と同じであるので、同一符号を付して説明を省略する。
【0068】
図8では、第1の電気長素子114〜116をアンテナ切替器803の外部に設けているので、アイソレータ104の入力インピーダンスの位相角度を基板上で容易に変更することが可能となり、電力増幅器101の負荷整合を高精度で最適化でき、電力増幅器101の隣接チャネルへの漏洩電力を抑制できると共に、消費電流等を改善することができる。
【0069】
また、第2の電気長素子214〜216をアンテナ切替器803の外部に設けているので、送受信用アンテナ105が送信動作を行っている時の受信ダイバーシチアンテナ205、及びダイバーシチ受信に際して使用しないアンテナの入力インピーダンスを基板上で容易に変更することが可能となり、送信動作中の送受信アンテナ105やダイバーシチ受信中のアンテナに対する干渉を防止できると共に、アンテナ切替ダイバーシチにおける利得を向上できる。
【0070】
以上のように、本実施形態に係る送受信装置によれば、電力増幅器101とアイソレータ104との間に、第1の位相切替スイッチ111〜113及び第1の電気長素子114〜116を直列に接続して設けると共に、送受信用アンテナ105及び受信用ダイバーシチアンテナ205と接地間に、それぞれ第2、第3の位相切替スイッチ411〜413、511〜513、及び一端を共通にして接地された第2の電気長素子214〜216を直列に接続して設ける。
【0071】
送受信用アンテナ105による送信時に、第1の位相切替スイッチ111〜113のいずれか1つをオンして第1の電気長素子114〜116の1つを選択することにより、電力増幅器101の出力負荷インピーダンスの位相を自由に設定することができるので、電力増幅器101の負荷整合を送信周波数帯域毎に最適化することが可能となり、隣接チャネルへの漏洩電力を抑制できると共に、消費電流等を改善できる。
【0072】
また、この時使用していない受信用ダイバーシチアンテナ205を、第3の位相切替スイッチ511〜513の1つをオンして第2の電気長素子214〜216のいずれかを選択することにより、受信用ダイバーシチアンテナ205が送信動作中の送受信用アンテナ105に干渉することを防止できる。
【0073】
更に、ダイバーシチ受信時に、送受信用アンテナ105と受信用ダイバーシチアンテナ205のうち使用していない一方のアンテナを、第2の位相切替スイッチ411〜413、又は第3の位相切替スイッチ511〜513を用いて第2の電気長素子214〜216のいずれか1つを選択して接地することにより、最適な条件で終端させてアンテナ同士の干渉を防止できると共に、アンテナの利得向上を図ることができる。
【0074】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の送受信装置によれば、送信用電力増幅器とアイソレータとの間の電気長を電気長切替手段を用いて切り替えることができるので、送信用電力増幅器の負荷整合を送信周波数帯域毎に最適化できる。これにより、隣接チャネルへの電力漏洩を抑制できると共に、消費電流等を改善することができる。
【0075】
また、本発明の送受信装置によれば、送信時には、送信用電力増幅器とアイソレータとの間の電気長を電気長切替手段を用いて切り替えることが可能となるので、送信用電力増幅器の負荷整合を送信周波数帯域毎に最適化できると共に、ダイバーシチ受信時には、受信回路に接続していない一方のアンテナの電気長を電気長切替手段を用いて切り替えることが可能となるので、アンテナの終端状態を受信周波数帯域毎に最適化できる。これにより、アンテナ間の干渉を防止できると共に、アンテナ利得の向上を図ることができる。
【0076】
更に、本発明の送受信装置によれば、送信時には、送信用電力増幅器とアイソレータとの間の電気長を第1の電気長切替手段を用いて切り替えることが可能となるので、送信用電力増幅器の負荷整合を送信周波数帯域毎に最適化できると共に、ダイバーシチ受信時には、受信回路に接続していない一方のアンテナの電気長を第2の電気長切替手段を用いて切り替えることが可能となるので、アンテナの終端状態を受信周波数帯域毎に最適化できる。これにより、アンテナ間の干渉を防止できると共に、アンテナ利得の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る送受信装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る送受信装置の他の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る送受信装置の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る送受信装置の他の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る送受信装置の別の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る送受信装置の更に別の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係る送受信装置の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第3実施形態に係る送受信装置の他の構成を示すブロック図である。
【図9】アイソレータの入力インピーダンス周波数特性の例を示すスミスチャートである。
【図10】従来の送受信装置の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
101 電力増幅器
102 方向性結合器
103、203、303、403、503、603、703、803 アンテナ切替器
104 アイソレータ
105 送受信用アンテナ
106 受信フィルタ
107 低雑音増幅器
111〜113、211〜213、311〜313、411〜413、511〜513 位相切替スイッチ
114〜116、214〜216 電気長素子
121、122、221、321、322 送受信切替スイッチ
205 受信用ダイバーシチアンテナ

Claims (11)

  1. 送信用電力増幅器と、前記送信用電力増幅器が接続されたアイソレータと、前記アイソレータが接続されたアンテナ切替手段と、前記アンテナ切替手段と接続された送受信用アンテナと、前記アンテナ切替手段が接続された受信回路と、を有する送受信装置において、
    前記送信用電力増幅器と前記アイソレータとの間に、前記送信用電力増幅器の負荷整合を送信周波数帯域毎に段階的に行うための電気長切替手段を設けたことを特徴とする送受信装置。
  2. 前記電気長切替手段は、異なる電気長を有する複数の電気長素子と、前記複数の電気長素子のいずれか1つを選択する位相切替スイッチとからなり、前記電気長素子及び位相切替スイッチを前記アンテナ切替手段と一体化して設けたことを特徴とする請求項1記載の送受信装置。
  3. 前記電気長切替手段は、異なる電気長を有する複数の電気長素子と、前記複数の電気長素子のいずれか1つを選択する位相切替スイッチとからなり、前記位相切替スイッチを前記アンテナ切替手段と一体化して設けたことを特徴とする請求項1記載の送受信装置。
  4. 送信用電力増幅器と、前記送信用電力増幅器が接続されたアイソレータと、前記アイソレータが接続されたアンテナ切替手段と、前記アンテナ切替手段と接続された送受信用アンテナ及び受信用ダイバーシチアンテナと、前記アンテナ切替手段が接続された受信回路と、を有する送受信装置において、
    TDMAの送信時には、前記送信用電力増幅器と前記アイソレータとの間に介挿されて前記送信用電力増幅器の負荷整合を送信周波数帯域毎に段階的に行い、
    TDMAのアンテナ切替ダイバーシチ受信時には、前記送受信用アンテナ及び前記受信用ダイバーシチアンテナのいずれかと接地との間に介挿されて前記送受信用アンテナ及び前記受信用ダイバーシチアンテナのいずれかを受信周波数帯域毎に段階的な終端条件で終端させる、
    ための電気長切替手段を設けたことを特徴とする送受信装置。
  5. 前記電気長切替手段は、異なる電気長を有する複数の電気長素子と、前記複数の電気長素子のいずれか1つを選択する位相切替スイッチとからなり、前記電気長素子及び位相切替スイッチを前記アンテナ切替手段と一体化して設けたことを特徴とする請求項4記載の送受信装置。
  6. 前記電気長切替手段は、異なる電気長を有する複数の電気長素子と、前記複数の電気長素子のいずれか1つを選択する位相切替スイッチとからなり、前記位相切替スイッチを前記アンテナ切替手段と一体化して設けたことを特徴とする請求項4記載の送受信装置。
  7. 前記アンテナ切替ダイバーシチ受信時に、前記アイソレータの入力端を開放することを特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記載の送受信装置。
  8. 前記アンテナ切替ダイバーシチ受信時に、前記アイソレータの入力端を接地することを特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記載の送受信装置。
  9. 送信用電力増幅器と、前記送信用電力増幅器が接続されたアイソレータと、前記アイソレータが接続されたアンテナ切替手段と、前記アンテナ切替手段と接続された送受信用アンテナ及び受信用ダイバーシチアンテナと、前記アンテナ切替手段が接続された受信回路と、を有する送受信装置において、
    前記送信用電力増幅器と前記アイソレータとの間に、前記送信用電力増幅器の負荷整合を送信周波数帯域毎に段階的に行うための第1の電気長切替手段を、
    前記送受信用アンテナ及び前記受信用ダイバーシチアンテナと接地との間に、アンテナ切替ダイバーシチ受信時に前記送受信用アンテナ及び前記受信用ダイバーシチアンテナのいずれかを受信周波数帯域毎に段階的な終端条件で終端させるための第2の電気長切替手段を、
    それぞれ設けたことを特徴とする送受信装置。
  10. 前記第1及び第2の電気長切替手段は、それぞれ異なる電気長を有する複数の電気長素子と、前記電気長素子のいずれか1つを選択する位相切替スイッチとからなり、前記電気長素子及び位相切替スイッチを前記アンテナ切替手段と一体化して設けたことを特徴とする請求項9記載の送受信装置。
  11. 前記第1及び第2の電気長切替手段は、それぞれ異なる電気長を有する複数の電気長素子と、前記電気長素子のいずれか1つを選択する位相切替スイッチとからなり、前記位相切替スイッチを前記アンテナ切替手段と一体化して設けたことを特徴とする請求項9記載の送受信装置。
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