JP2004341707A - コンピュータの保守作業支援システムと方法 - Google Patents

コンピュータの保守作業支援システムと方法 Download PDF

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Abstract

【課題】コンピュータの保守のための技術情報とソフトウェアを現地で取得できるコンピュータの保守作業支援システムと方法を提供する。
【解決手段】USBインタフェイス11を有し無線通信が可能な保守員端末10と、コンピュータの技術情報データベース21と保守履歴データベース22を有し保守員端末10から送信された対象コンピュータ30の構成情報に対応した保守作業指示メニューを保守員端末10に送信する情報サーバ20と、情報サーバ20と保守員端末10とを接続する無線データ通信網100と、記憶媒体に格納されていてコンピュータ30が読み込み実行可能な情報収集ソフト50と、保守員端末10とコンピュータ30とを接続可能なUSBケーブル40とを備えており、コンピュータ30は、記憶媒体読取装置31とUSBインタフェイス32とを有している
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はコンピュータの保守作業支援システムと方法に関し、特に保守対象のコンピュータに対応する技術情報と保守履歴を都度取得して保守を行うコンピュータの保守作業支援システムと方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータ本体またはその周辺機器の保守が必用な場合、保守を行う要員は通常の専門知識と技術で対応できる場合はその状況に対応してコンピュータの修理や調整、清掃および消耗品の交換などの保守を行ってきたが、保守員の知識と技術で対応できない場合には保守マニュアルやセンターからの指示を受けて状況調査を行って修繕などを行っており、保守作業が長引いたりミスを生じたりすることもあった。近年コンピュータ技術の進歩は目覚しく新しい機種やバージョンが次々と開発されることから、保守員の有する専門知識と技術だけで対応することは困難となり、必用な保守マニュアルの内容も膨大となってきた。
【0003】
また最近のコンピュータには殆ど周辺装置と接続可能なUSBインタフェイスが設けられてきている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−183434号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そのため、保守員に保守の都度その状態に対応する保守ガイドを提供することが考えられ、特開2002−183434号公報には、WEBサーバに保守支援情報を蓄積しておき、保守員は機器の識別情報とメンテナンス情報を保守対象のコンピュータからWEBサーバに送信し、機器の不具合原因、保守の仕方を受けて保守対象のコンピュータの画面に表示するリモート保守支援方法が開示されている。
【0006】
この方法によってその状態に対応する保守ガイドを提供することができるが、この方法ではそのコンピュータにネットワーク環境と保守支援情報入手のための保守用キースイッチを予め設定しておく必要があり、一般家庭で使用されるような不特定多数のコンピュータに対して何時必要となるかが予測できない故障に対応するため予めコンピュータにネットワーク環境と保守用キースイッチを設定することは費用の問題もあって実行が困難である。
【0007】
本発明の目的は、USBインタフェイスを有するコンピュータに対して保守のための技術情報とソフトウェアを現地で取得できるコンピュータの保守作業支援システムと方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のコンピュータの保守作業支援システムは、
USBインタフェイスを有するコンピュータの保守のための技術情報とソフトウェアが、無線データ通信網を介してそのコンピュータに接続した保守員端末に提供できるコンピュータの保守作業支援システムである。そのコンピュータの保守作業支援システムは、USBインタフェイスを有し無線通信が可能な保守員端末と、コンピュータの技術情報データベースと保守履歴データベースを有し保守員端末から送信された保守対象のコンピュータの構成情報に対応した保守作業指示メニューを保守員端末に送信する情報サーバと、その情報サーバと保守員端末とを接続する無線データ通信網と、記憶媒体に格納されていてコンピュータが読み込み実行可能な情報収集ソフトと、保守員端末とコンピュータとを接続可能なUSBケーブルとを備えており、保守の対象となるコンピュータは、記憶媒体読取装置とUSBインタフェイスとを有していることを特徴とする。
【0009】
情報収集ソフトは、対象コンピュータと保守員端末との間でUSBインタフェイスを使用して情報の送受信を行うための全ての設定を自動で行う機能および実際の送受信を行う機能と、対象コンピュータの構成情報を自動的に取得する機能と、保守員端末から保守用ソフトを受信して実行する機能とを有していてもよく、保守員端末は、可搬型の情報処理端末であり、USBインタフェイスと無線データ通信端末および制御ソフトを有しており、USBインタフェイスはUSBケーブルを介して対象コンピュータのUSBインタフェイスと接続して情報の送受信が可能であり、無線データ通信端末は無線データ通信網を介して情報サーバと通信する機能を有し、制御ソフトは対象コンピュータとUSBインタフェイスを介してデータの送受信および保守用ソフトの実行制御を行う機能を有していてもよい。
【0010】
また、情報サーバの技術情報データベースには、技術情報の詳細情報と保守用ソフト並びに構成情報と技術情報と保守用ソフトとを関連付けたインデックスが格納されており、情報サーバの保守履歴データベースには保守履歴が格納されており、対象コンピュータの型番と製造番号をキーとして過去の保守の履歴を検索する機能を有しており、情報サーバは、保守員端末から受信した保守対象のコンピュータの構成情報からそのコンピュータの構成情報に見合った技術情報を選択し保守員端末に発信する機能、並びに保守員端末から受信した保守結果を格納する機能を有していてもよい。
【0011】
本発明のコンピュータの保守作業支援方法は、
USBインタフェイスを有するコンピュータの保守のための技術情報とソフトウェアを、無線データ通信網を介してそのコンピュータに接続した保守員端末に提供するためのコンピュータの保守作業支援方法であって、保守対象のコンピュータに情報収集ソフトが格納された記憶媒体を装着して、そのコンピュータと保守員端末との間でUSBインタフェイスを使用して情報の送受信を可能とするステップと、保守員端末が取得したコンピュータの構成情報を情報サーバに送信して、その情報サーバからコンピュータの構成情報に対応した技術情報と保守履歴とを保守員端末が取得して、コンピュータの保守を実行するステップと、保守の結果を情報サーバに格納するステップとを有することを特徴とする。
【0012】
USBケーブルで保守対象のコンピュータのUSBインタフェイスと保守員端末のUSBインタフェイスとを接続し、コンピュータの記憶媒体読取装置に情報収集ソフトを格納した記憶媒体を装着して、そのコンピュータにその情報収集ソフトを読み込み実行させて保守員端末とコンピュータとがUSBインタフェイスで通信を行うための設定を行って、コンピュータの構成情報を取得して、受信した構成情報を情報サーバに送信し、情報サーバは受信した構成情報からコンピュータに適合する技術情報と保守履歴および保守ソフトを技術情報データベースおよび保守履歴データベースからそれぞれ選択して、保守作業指示内容として保守員端末に対して送信し、保守員端末は情報サーバより受信した保守作業指示内容を保守員に対して表示を行い、保守員の選択した内容から、ソフトを対象コンピュータに送付の必要がある場合はコンピュータに対して送信して保守用ソフト実行の指示を送信し、保守員は表示された指示内容に従って保守作業を実施し、コンピュータは受信した保守用ソフトを実行して、その実行結果を保守員端末に対して送信し、情報サーバは保守員端末から受信した保守結果を保守履歴データベースに格納するステップを有してもよい。
【0013】
最近大多数のコンピュータに装備される傾向にあるUSBインタフェイスを用いてコンピュータの構成情報を保守員端末が取得し、構成情報に対応した保守に必用な技術情報や保守履歴が情報サーバから無線データ通信網を介して保守員端末に送信されて保守が行われるので、大多数のコンピュータの保守作業の支援を容易に行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明はコンピュータの修理や調整、清掃および消耗品の交換などの保守(以下保守という)を行う要員(以下保守員という)が保守を行うコンピュータ(以下対象コンピュータという)のハードウェアの実装状況とソフトウェアのインストール状況および設定状況などの構成情報(以下構成情報という)を対象コンピュータからユニバーサル・シリアル・バス・インタフェイス(以下USBインタフェイスという)を用いて取得し、情報サーバが対象コンピュータの構成に対応するマニュアルおよび関連技術文書などの技術情報(以下技術情報という)および保守に必要な調整用ソフトウェアや修復用ソフトウェア(以下保守用ソフト)を的確に提供し、併せて保守員に該当機種に最適な保守手順を提示するシステムと方法である。
【0015】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態のコンピュータの保守作業支援システムの構成を示す模式的ブロック構成図である。コンピュータの保守作業支援システム1は、コンピュータの技術情報データベース21と保守履歴データベース22を有する情報サーバ20と、保守員端末10と、情報サーバ20と保守員端末10とを接続する無線データ通信網100と、記憶媒体に格納された情報収集ソフト50と、USBケーブル40とを備えており、保守員端末10は、USBインタフェイス11と無線データ通信端末12と制御ソフト13とを有している。一方、保守の対象となる対象コンピュータ30は、記憶媒体読取装置31とUSBインタフェイス32とを有している。
【0016】
上述のように、保守員端末10と情報サーバ20とは無線データ通信網100を介して接続されている。保守員は保守員端末10とUSBケーブル40および情報収集ソフト50を携帯しており、保守を行う際に対象コンピュータ30は保守員端末10とUSBケーブル40を介して接続される。
【0017】
保守員端末10は、保守員が対象コンピュータ30の保守を行う際の可搬型の情報処理端末であり、USBインタフェイス11と無線データ通信端末12および制御ソフト13を有している。また、保守員端末10は無線データ通信網100を介して無線によるネットワーク接続および情報の送受信を行う機能を有している。
【0018】
USBインタフェイス11は周辺機器接続用の汎用USBインタフェイスで対象コンピュータ30のUSBインタフェイス32と接続して構成情報等の送受信を行うものである。
【0019】
制御ソフト13は対象コンピュータ30とUSBインタフェイス11を介してデータの送受信および保守用ソフトの実行制御を行う機能を有しており、保守員端末10に予め格納されている。
【0020】
無線データ通信端末12はPHSや携帯電話、FOMAなどのデータ通信もしくは高速パケット通信などの無線データ通信網(以下無線データ通信網)に接続するためのもので、無線データ通信網100を介して情報サーバ20と通信する機能を有している。
【0021】
USBケーブル40は保守員端末10と対象コンピュータ30とをUSBインタフェイスにより接続し情報の送受信を行うためのケーブルである。
【0022】
情報収集ソフト50は取り外し可能な記憶媒体(CD−ROMやフロッピーディスクなど)に格納されていて、保守員が対象コンピュータ30の記憶媒体着脱可能な記憶媒体読取装置31に装着して使用するものである。情報収集ソフト50は対象コンピュータ30と保守員端末10とをUSBインタフェイスを使用して情報の送受信を行うための全ての設定を自動で行う機能および実際の送受信を行う機能と、対象コンピュータ30の構成情報を自動的に取得する機能、保守員端末10から保守用ソフトを受信して実行する機能を有している。図2は保守員端末10が取得した対象コンピュータ30の構成情報の内容を示す模式図であり、無線データ通信網100を経由して情報サーバ20に送信される。
【0023】
対象コンピュータ30は、保守員の保守の対象となるコンピュータでUSBインタフェイス32と記憶媒体着脱可能で記憶媒体を読み取ることの可能な記憶媒体読取装置31を有しており、記憶媒体読取装置31より読み込んだソフトウェアを実行する機能を有している。
【0024】
情報サーバ20は技術情報のデータベースである技術情報データベース21と保守結果のデータベースである保守履歴データベース22とを有しており、無線データ通信網100を介して保守員端末10と情報の送受信を行う機能および保守員端末10から受信した対象コンピュータの構成情報から対象コンピュータの構成情報に見合った技術情報等を選択して保守作業指示メニューとして保守員端末10に発信する機能並びに、保守員端末10から受信した保守結果を格納する機能を有している。図3は情報サーバ20が保守員端末10に発信する技術情報の保守作業指示メニューの内容の1例を示す模式図であり、受信した保守員端末10の画面に表示される。
【0025】
技術情報データベース21は保守員に提示する技術情報のデータベースである。技術情報の詳細情報と保守用ソフト、および対応する構成情報と技術情報および保守用ソフトを関連付けたインデックスが格納されており、図4は技術情報データベース21に格納されるインデックスの内容の1例を示す模式図である。
【0026】
保守履歴データベース22は保守履歴を格納するデータベースであり、対象コンピュータの型番と製造番号をキーとして過去の保守の履歴を検索する機能を有している。図5は保守履歴データベース22に格納される保守履歴の内容の1例を示す模式図である。
【0027】
ここで、対象コンピュータの構成情報が図2の場合であって、技術情報データベース21に格納されたインデックスの対象コンピュータ30に対応する内容が図4、保守履歴データベース22に格納された対象コンピュータ30に対応する内容が図5、保守員端末10に送られる情報をWEB形式で提供する場合の内容が図3であるとして、情報サーバ20が保守員端末10に発信する情報を選択する方法の例を説明する。
【0028】
情報サーバ20は保守員端末10から送信された対象コンピュータ30の構成情報から「型番」(図2のA)を読み取り、技術情報データベース21のインデックスの中から型番欄の一致するものを検索する(図4のA)。次にインデックスの条件欄を検索すると、BIOSのバージョン(図2のB)が対象コンピュータのバージョン(図4のB)と一致している。このバージョンのBIOSの新バージョンがリリースされていることと、その格納場所(図4のC)がわかる。この手順を対象コンピュータ30の全ての構成情報に対して実行すると共に、保守履歴データベース22から型番と製造番号が一致する過去の保守履歴を検索した結果(図5)と併せ保守作業指示メニューとして図3に示す内容で保守員端末10に送信する。
【0029】
保守作業指示メニューの基本情報欄(図3のア)は対象コンピュータ30の基本的な構成情報を表示しており、保守員はこの情報により基本的な構成および過去の保守履歴を知ることができる。作業手順欄(図3のイ、ウ)は保守員が対象コンピュータ30に対して実行すべき項目で、実施内容の説明(図3のイ)と実施の方法(図3のウ)が示されており、上から順に実行することで適切な保守作業が実施可能となっている。
【0030】
関連技術情報(図3のエ)は対象コンピュータ30に該当する技術情報の一覧で保守員が保守を行う際の参考情報とする項目であり保守員に注意事項などを提示している。保守用ソフトウェア欄(図3のオ)は対象コンピュータ30に適用可能な保守用ソフトの一覧で保守員が必要性を判断し選択すると保守用ソフトが対象コンピュータ30に送信され実行される。
【0031】
無線データ通信網100は、PHSや携帯電話、FOMAなどのデータ通信もしくは高速パケット通信などの無線データ通信網であり、保守員端末10と情報サーバ20とを接続して情報の送受信を行う機能を有している。
【0032】
次に、本発明の実施の形態のコンピュータの保守作業支援システムと方法の動作について図面を参照して説明する。図6は本発明の実施の形態のコンピュータの保守作業支援方法の動作を示すフローチャートである。
【0033】
まず、保守員はUSBケーブル40で対象コンピュータ30のUSBインタフェイス32と保守員端末10のUSBインタフェイス11を接続し(S1)、対象コンピュータ30の記憶媒体読取装置31に情報収集ソフト50が格納された記憶媒体を装着して、対象コンピュータ30は情報収集ソフト50を読み込み実行する(S2)。
【0034】
情報収集ソフト50は対象コンピュータ30とUSBインタフェイスで通信を行うための全ての設定を自動で行う。自動設定の方法を対象コンピュータのオペレーティングシステム(以下OS)がMicrosoft社製Windows98の場合を例として図7を参照して説明する。図7は情報収集ソフト50がUSB通信を自動設定する動作を示す1例のフローチャートである。
【0035】
対象コンピュータ30のOSにより処理方法が異なるため最初にOSの種別を判定し(S101)、それぞれが分岐して配列している各OSフローの中からWindows98フローを選択する(S102)。次に対象コンピュータ30がUSB通信可能な環境にあるかの有無を判定し(S103)、USB通信が可能な環境が既に存在する場合は(S103Y)、ステップS106へ進む。USB通信が不可能な場合は(S103N)、USBポートとOS間で通信するための仮想ドライバをOSの種類に合わせて登録し(S104)、さらに環境設定データベースのレジストリにドライバの情報を設定する(S105)。
【0036】
情報収集ソフト50はソフトウェア内部で先に登録した仮想ドライバを読み込み(S106)、USB通信を可能にするためUSBの初期化を行い(S107)、USB通信状態を確立する(図6−S3)。
【0037】
次に情報収集ソフト50は、対象コンピュータ30の構成情報を取得し(S4)、保守員端末10に対してUSBインタフェイスを介して送信する(S5)。図2は取得した構成情報の一例である。
【0038】
保守員端末10は、無線データ通信網100を介して情報サーバ20と接続し(S6)、対象コンピュータ30から受信した構成情報(図2)を情報サーバ20に送信する(S7)。
【0039】
情報サーバ20は受信した構成情報(図2)から対象コンピュータ30に適合する技術情報と保守履歴および保守ソフトなどを技術情報データベース21および保守履歴データベース22からそれぞれ選択し、保守員端末10に対して保守作業指示メニューとして例えば図3のような形態で送信する(S9)。
【0040】
保守員端末10は情報サーバ20より受信した保守作業指示内容(図3)を保守員に対して表示を行い、保守員は内容を確認して必要な項目の選択を行う(S10)。保守員端末10は保守員の選択した内容から、ソフトを対象コンピュータ30に送付の必要があるかを判断し(S11)、例えば技術情報データベース21の格納場所欄に示される内容が保守用ソフトである場合(図4のCのように格納ファイルの拡張子がEXEやCOM等)は(S11Y)、対象コンピュータ30に対して送信を行い(S12)、保守用ソフト実行の指示を送信する。保守員は表示された指示内容に従い保守作業を実施する(S13)。
【0041】
対象コンピュータ30は受信した保守用ソフトを実行し(S14)、その実行結果を保守員端末10に対して送信し(S15)、処理を終了する
保守員は対象コンピュータ30から受信した実行結果と、保守作業の結果を確認して(S16)、正常であれば(S17Y)、情報サーバ20に保守結果を送信する(S18)。ここで保守結果に何らかの不具合がある場合は(S17N)、ステップS10の保守作業指示画面(図3)にもどり保守作業を再度行う。
【0042】
情報サーバ20は保守員端末10から受信した保守結果を保守履歴データベース22に格納して(S19)、処理を終了し、次の保守員端末10からの接続を待機する。
【0043】
最後に保守員は情報収集ソフト50とUSBケーブル40とを対象コンピュータ30から取り外し(S20)、保守作業を終了する。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のコンピュータの保守作業支援システムと方法には次のような効果がある。即ち、
1)大多数のコンピュータの保守作業の支援を容易に行うことができる。これは、最近大多数のコンピュータにUSBインタフェイスが装備される傾向にあるため、対象コンピュータの種類を問わず接続が可能であり、記憶媒体に記憶された情報収集ソフトがUSBインタフェイスの設定および情報の送受信を行う機能を持っているため、対象コンピュータの記憶媒体読取装置に装着するだけでよく、情報送受信までの煩雑な設定などが一切不要であるからである。
2)技術情報データベースや保守履歴データベースからの必要な情報の読み出しが容易にかつ必要な情報だけが正確に行われる。これは、情報サーバから返信される情報は対象コンピュータから送信されたそのコンピュータの構成情報に基づいて検索されたものなので、対象コンピュータに関するもののみであり、保守員が対象コンピュータに該当するかどうかを選択することが不要となるので選択ミスが防止され、選択工数の削減ができからである。
3)対象コンピュータの設置場所がどこであっても保守作業支援システムの適用が可能であり、設置場所に出向いての保守作業を効率的に行うことができ、サービス品質の向上に有用である。これは、保守員端末と情報サーバとは無線による接続のため、対象コンピュータの設置場所がどこであっても接続できるからである。
4)保守員の工数削減と知識不足によるミスが防止できる。これは、対象コンピュータの構成情報のうち、ハードウェアの構成を知るためには分解が必要な場合が多く、ソフトウェアの構成を知るためにはソフトウェアの起動や煩雑な操作が必要で更に広範囲のソフトウェアに対する知識が必要であるが、本発明の方法により分解を最小限にとどめることができ、ソフト操作が自動化されているからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のコンピュータの保守作業支援システムの構成を示す模式的ブロック構成図である。
【図2】保守員端末が取得した対象コンピュータの構成情報の内容の1例を示す模式図である。
【図3】情報サーバが保守員端末に発信する技術情報の保守作業指示メニューの1例を示す模式図である。
【図4】技術情報データベースに格納されるインデックスの内容の1例を示す模式図である。
【図5】保守履歴データベースに格納される保守履歴の内容の1例を示す模式図である。
【図6】本発明の実施の形態のコンピュータの保守作業支援方法の動作を示すフローチャートである。
【図7】情報収集ソフトがUSB通信を自動設定する動作を示す1例のフローチャートである。
【符号の説明】
1 コンピュータの保守作業支援システム
10 保守員端末
11、32 USBインタフェイス
12 無線データ通信端末
13 制御ソフト
20 情報サーバ
21 技術情報データベース
22 保守履歴データベース
30 対象コンピュータ
31 記憶媒体読取装置
40 USBケーブル
50 情報収集ソフト
100 無線データ通信網
S1〜S20、S101〜S107 ステップ

Claims (6)

  1. USBインタフェイスを有するコンピュータの保守のための技術情報とソフトウェアが、無線データ通信網を介して該コンピュータに接続した保守員端末に提供できるコンピュータの保守作業支援システムであって、
    該コンピュータの保守作業支援システムは、USBインタフェイスを有し無線通信が可能な保守員端末と、コンピュータの技術情報データベースと保守履歴データベースを有し前記保守員端末から送信された保守対象の前記コンピュータの構成情報に対応した保守作業指示メニューを前記保守員端末に送信する情報サーバと、該情報サーバと保守員端末とを接続する無線データ通信網と、記憶媒体に格納されていて前記コンピュータが読み込み実行可能な情報収集ソフトと、前記保守員端末と前記コンピュータとを接続可能なUSBケーブルとを備えており、
    保守の対象となる前記コンピュータは、記憶媒体読取装置とUSBインタフェイスとを有していることを特徴とするコンピュータの保守作業支援システム。
  2. 前記情報収集ソフトは、前記対象コンピュータと前記保守員端末との間で前記USBインタフェイスを使用して情報の送受信を行うための全ての設定を自動で行う機能および実際の送受信を行う機能と、前記対象コンピュータの構成情報を自動的に取得する機能と、前記保守員端末から保守用ソフトを受信して実行する機能とを有している、請求項1に記載のコンピュータの保守作業支援システム。
  3. 前記保守員端末は、可搬型の情報処理端末であり、USBインタフェイスと無線データ通信端末および制御ソフトを有しており、前記USBインタフェイスはUSBケーブルを介して前記対象コンピュータのUSBインタフェイスと接続して情報の送受信が可能であり、前記無線データ通信端末は前記無線データ通信網を介して前記情報サーバと通信する機能を有し、前記制御ソフトは前記対象コンピュータと前記USBインタフェイスを介してデータの送受信および保守用ソフトの実行制御を行う機能を有している、請求項1または請求項2に記載のコンピュータの保守作業支援システム。
  4. 前記情報サーバの前記技術情報データベースには、技術情報の詳細情報と保守用ソフト並びに構成情報と技術情報と保守用ソフトとを関連付けたインデックスが格納されており、
    前記情報サーバの保守履歴データベースには保守履歴が格納されており、対象コンピュータの型番と製造番号をキーとして過去の保守の履歴を検索する機能を有しており、
    前記情報サーバは、前記保守員端末から受信した保守対象のコンピュータの構成情報から該コンピュータの構成情報に見合った技術情報を選択し前記保守員端末に発信する機能、並びに前記保守員端末から受信した保守結果を格納する機能を有している、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のコンピュータの保守作業支援システム。
  5. USBインタフェイスを有するコンピュータの保守のための技術情報とソフトウェアを、無線データ通信網を介して該コンピュータに接続した保守員端末に提供するためのコンピュータの保守作業支援方法であって、
    保守対象の前記コンピュータに情報収集ソフトが格納された記憶媒体を装着して、該コンピュータと前記保守員端末との間で前記USBインタフェイスを使用して情報の送受信を可能とするステップと、
    前記保守員端末が取得した前記コンピュータの構成情報を情報サーバに送信して、該情報サーバから前記コンピュータの構成情報に対応した技術情報と保守履歴とを前記保守員端末が取得して、前記コンピュータの保守を実行するステップと、
    保守の結果を前記情報サーバに格納するステップとを有することを特徴とするコンピュータの保守作業支援方法。
  6. USBケーブルで保守対象の前記コンピュータのUSBインタフェイスと前記保守員端末のUSBインタフェイスとを接続し、
    前記コンピュータの記憶媒体読取装置に前記情報収集ソフトを格納した前記記憶媒体を装着して、該コンピュータに該情報収集ソフトを読み込み実行させて前記保守員端末と前記コンピュータとがUSBインタフェイスで通信を行うための設定を行って、前記コンピュータの構成情報を取得して、受信した構成情報を前記情報サーバに送信し、
    前記情報サーバは受信した構成情報から前記コンピュータに適合する技術情報と保守履歴および保守ソフトを技術情報データベースおよび保守履歴データベースからそれぞれ選択して、保守作業指示内容として前記保守員端末に対して送信し、
    前記保守員端末は前記情報サーバより受信した保守作業指示内容を保守員に対して表示を行い、保守員の選択した内容から、ソフトを対象コンピュータに送付の必要がある場合は前記コンピュータに対して送信して保守用ソフト実行の指示を送信し、保守員は表示された指示内容に従って保守作業を実施し、
    前記コンピュータは受信した保守用ソフトを実行して、その実行結果を前記保守員端末に対して送信し、
    前記情報サーバは保守員端末から受信した保守結果を前記保守履歴データベースに格納するステップを有する、請求項5に記載のコンピュータの保守作業支援方法。
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