JP4788128B2 - 実行環境整備システム、実行環境整備装置および実行環境整備方法 - Google Patents

実行環境整備システム、実行環境整備装置および実行環境整備方法 Download PDF

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Description

本発明は実行環境整備システム、実行環境整備装置および実行環境整備方法に関する。
ネットワークに接続された多数のコンピュータに対して同じ用途のプログラム(例えば、同じプリンタを制御するためのプログラム)をインストールする技術としてプル型あるいはプッシュ型のインストールが知られている(例えば、特許文献1参照。)。この技術においては、プログラムをインストールするコンピュータ(配布先)で当該コンピュータのハードウェア環境およびソフトウェア環境に関する情報を収集し、サーバコンピュータ(配布元)にその収集情報を通知する。サーバコンピュータでは、通知された情報に基づいてソフトウェアの使用条件がプログラムをインストールするコンピュータの環境に適合するか否かを判定する。
特開平10−301760号公報
従来の技術においては、プログラムをインストールするコンピュータの動作環境により、プログラムを配布する処理を自動で実施することが困難になる場合があった。すなわち、プログラムをインストールするコンピュータのオペレーティングシステム(OS)が当該プログラムを実行できないバージョンや種類であったり、このコンピュータにインストール対象のプログラムと共存できないプログラムがインストール済みである場合などには、インストールを行ったとしても実際にはそのプログラムを実行することができない。上記特許文献1には、配布元で配布ソフトウェアの適合性をチェックする技術が開示されているが、適合性に問題がある場合は配布先に理由を通知する(特許文献1、0040段落)のみであり、この構成では、上述のような場合にインストールの自動化が実現されない。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、インストール対象のプログラムを実行可能な環境を整備することが可能な実行環境整備システム、実行環境整備装置および実行環境整備方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、第1のコンピュータから第2のコンピュータにプログラムを実行する環境を特定するための環境情報を送信し、第2のコンピュータにおいて、この環境情報に基づいて上記プログラムを実行するための環境を整備する。すなわち、インストール対象のプログラムを実行するための環境は予め環境情報で特定されるので、第2のコンピュータではこの環境情報を参照することによって自己の環境を容易に整備することができ、インストール対象のプログラムを確実に動作させることが可能になる。
また、第2のコンピュータにおいては、環境情報に基づいて自己の環境を整備することができるので、第2のコンピュータにおいて人為的に環境を整備する作業は不要である。従って、プログラムをインストールするための環境を自動で整備することができる。この自動化は、プログラムをインストールする対象となる第2のコンピュータが多数である場合に特に有用である。すなわち、第2のコンピュータが多数存在した場合、プログラムを実行する環境が整備されていない複数のコンピュータで人為的に環境整備作業を行うのは非常に煩雑であり、労力も必要となる。
しかし、本発明によれば、第1のコンピュータから環境情報を送信するのみで第2のコンピュータが自己の環境を整備するので、第2のコンピュータにおいて人為的に環境整備を行う必要はなく、非常に容易に環境整備を行うことが可能である。また、第1のコンピュータにおいて第2のコンピュータにおける環境がプログラムに適合しているか否かを多数のコンピュータについて判断すると処理の負担が大きくなるが、本発明によれば第1のコンピュータにおいて適合性を判断する必要がなく、処理負担は非常に小さい。むろん、第2のコンピュータにおいては環境情報に基づいて処理を行うが、この処理は各コンピュータにおいてなされるので、多数のコンピュータにおいて環境整備を行うとしても、各コンピュータにおける処理負担が過大になることはない。さらに、第2のコンピュータから第1のコンピュータに対して動作環境を示す情報を送信することなく環境を整備することができるので、無用な情報の流出を抑えることができる。
以上のように、第2のコンピュータにてプログラムを実行可能な環境を整備した後には、そのプログラムをインストールするのが好ましい。例えば、第1のコンピュータから上記プログラムのインストーラを送信し、第2のコンピュータにて当該インストーラを受信するとともにインストーラを実行する。この構成においては、第2のコンピュータにて環境整備を実行した後、その実行結果(環境整備が成功したか否か)を第1のコンピュータに返信し、環境整備が成功した場合にインストーラを送信する構成を採用するのが好ましい。以上の結果、プログラムのインストールまでの処理を自動で完了することが可能になる。むろん、この構成においても、第2のコンピュータの台数が増えるほど自動化による労力低減効果が大きくなる。
インストーラはプログラムの実行に必要な環境を整備するプログラムであればよく、種々の構成を採用可能である。例えば、プログラムやデータの保存位置を示すフォルダやディレクトリを作成し、プログラム自体を適切な保存位置に保存し、プログラムの実行に必要なデータを適切な保存位置に保存し、環境設定ファイル(レジストリやリソースフォーク)の書き換えをする処理の何れかあるいは組み合わせを実施するプログラムをインストーラとして採用可能である。むろん、インストールに際して把握すべき情報を記述したファイル(infファイル)等をインストーラに含む構成であっても良い。また、他にも、圧縮されたデータを解凍する処理等、種々の処理を含む。
また、プログラムのインストールに際してそのデータの保存場所が限定されたり、プログラムの実行に他のデータを必要とされることがなく、環境設定ファイルの書き換え等も必要にない場合、すなわち、単に実行形式のファイルを何らかの場所にコピーするのみでインストールが完了する場合もある。このような場合、インストーラでは実行形式のファイルをコピーする処理を実施すればよい。
尚、第2のコンピュータにおいてプログラムのインストールを実行するのは、環境整備手段による環境整備と同時であっても良いし、環境整備が完了した後であっても良い。例えば、インストーラによって不要なプログラムを削除、上書き等する場合は、このインストーラによる処理が環境整備をも含むと言えるので、環境整備とインストールとが同時であるといえる。むろん、第2のコンピュータにおいて不要なデータ等を削除し、環境整備を完了してからインストーラを実行する構成も採用可能である。
本発明において、第1のコンピュータと第2のコンピュータとは互いにデータを送受信できるようにネットワーク接続されるが、第1のコンピュータは少なくとも一つ存在すればよい。第2のコンピュータが一台であっても本発明は機能するが、上述のように、第2のコンピュータに相当するコンピュータがネットワーク上に複数台接続されている状況が本発明の適用対象として好ましい。
第1のコンピュータは、環境情報送信手段を構成可能なコンピュータであればよく、汎用プロセッサを搭載してプログラムを実行する汎用コンピュータであっても良いし、環境情報送信手段を実行するプロセッサを搭載した専用コンピュータであっても良い。むろん、他の機能を実現するとともに環境情報送信手段を実現するコンピュータであっても良い。例えば、携帯電話やデジタルカメラ等が備えるコンピュータであっても良いし、プリンタやスキャナ等の周辺機器が備えるコンピュータであっても良い。後者であれば、周辺機器に格納されたドライバを第2のコンピュータにインストールする場合に環境を整備する構成にすることも可能である。
第2のコンピュータも第1のコンピュータと同様であり、第2のコンピュータにおける各手段を構成する汎用コンピュータや専用コンピュータ等が第2のコンピュータとなり得る。また、携帯電話やデジタルカメラ等の機器や、プリンタやスキャナ等の周辺機器が備えるコンピュータを第2のコンピュータとし、これらの機器が必要とするプログラムをインストール際の環境を整備するように構成しても良い。
尚、上記環境情報はプログラムを実行する環境を特定することにより第2のコンピュータで整備すべき環境を示すことができればよく、環境整備手段においてはこの環境情報に基づいて自己の環境を整備することができればよい。従って、第2のコンピュータにおいてその環境を取得し、この環境と環境情報で特定される環境とが異なっている場合に、環境情報で示される環境となるように環境を変更すればよい。
第2のコンピュータにおける環境はコンピュータが動作する際の環境であり、第2のコンピュータにおけるハードウェア環境とソフトウェア環境とのいずれかまたは双方がここでいう環境に相当する。但し、本発明においては、第2のコンピュータにおける環境を自動で整備する構成を採用しているので、ここでいう環境は第2のコンピュータにおける制御処理によって変更可能な環境である。
例えば、ハードウェア環境としては、ハードディスクドライブの空き容量が挙げられる。第2のコンピュータにおいてハードディスクドライブの空き容量が不十分であれば、不要なデータの削除処理を実行するなどしてハードウェア環境を整備することができる。ソフトウェア環境は、インストール済みのプログラムやデータの有無、そのバージョン等によって定義することができる。
尚、環境情報としては他にも種々の情報を採用可能である。例えば、上記第2のコンピュータを動作させるOSの種類と上記第2のコンピュータが搭載するRAMの全容量とのいずれかまたは双方を含む構成を採用しても良い。OSの種類を特定する情報によれば、第2のコンピュータのOSがプログラムに対応しているか否かを判断することができる。OSの種類が異なる場合、一般にはOSの種類を自動で変更することは困難であるが、複数のOSを実行可能なコンピュータにおいてOSの種類を切り換える処理を実施することで環境を整備することも可能である。
第2のコンピュータが搭載するRAMの全容量を人為的な作業によらずに変更することは一般的に困難であるが、RAMの全容量が環境情報に示される容量より少ない場合に、仮想メモリの容量を増加させて環境を整備することにしても良い。むろん、以上総ての情報が制御処理によって変更可能な環境に含まれることが必須というわけではなく、ある種の環境については環境を整備することが不可能であるとしてもよい。この場合であっても、コンピュータにおける制御処理によって変更可能な環境のいくつかが整備できれば、多数のコンピュータにおいて環境整備を行う際の労力を低減することができる。
以上のように、環境情報に基づいて環境を整備する発明の好ましい構成例として、不要なプログラムをアンインストールする構成を採用可能である。すなわち、第2のコンピュータにおける環境整備手段によって、あるプログラム(以下実行対象プログラムと呼ぶ)を実行するための環境を整備するにあたり、上記実行対象プログラムと共存できないプログラムが存在する場合には、当該共存できないプログラムをアンインストールする。このためには、環境情報に実行対象プログラムと共存できないプログラムを示す情報を含めればよい。
第2のコンピュータにおいてアンインストール対象を特定するための構成としては、種々の構成を採用可能である。例えば、環境情報に実行対象プログラムと共存できないプログラムのアンインストーラを特定するための情報を含め、環境整備手段においてこの情報に基づいてそのプログラムのアンインストーラを検出して実行する構成を採用可能である。
アンインストーラを特定するための情報としては、実行対象プログラムと共存できないプログラムの名称や保存場所を示すデータ(パス名等)等、種々の情報を採用可能である。また、実行対象プログラムと共存できないプログラムが周辺機器のドライバプログラムである場合には、その周辺機器を特定するための情報(周辺機器の名称等)を環境情報に含める構成を採用可能である。この情報によれば、OSの機能(API等)によってそのドライバプログラムを特定することが可能であるし、周辺機器の名称等からドライバプログラムのアンインストーラを特定することも可能である。
ここで、本発明は、第1のコンピュータに格納されたデータを利用して第2のコンピュータにプログラムをインストールするにあたりプログラムの実行環境を整備する実行環境整備システムであって、
上記第1のコンピュータは、インストールの対象となる対象プログラムと、対象プログラムを実行する環境としてのオペレーティングシステムおよび記憶容量と、対象プログラムと共存できないプログラムと、を少なくとも特定した環境情報を送信し、かつ上記実行環境の整備の成功を示すデータを第2のコンピュータから受信したことを条件として、対象プログラムのインストーラを第2のコンピュータへ送信するファイル送信手段を備え、
上記第2のコンピュータは、上記環境情報を受信するファイル受信手段と、第2のコンピュータが上記受信した環境情報によって特定されたオペレーティングシステムおよび記憶容量に対応しているか否かの判定を実行し、かつ、上記受信した環境情報によって特定された対象プログラムと共存できないプログラムのアンインストールを実行し、上記特定されたオペレーティングシステムおよび記憶容量に対応しておりかつ上記特定された対象プログラムと共存できないプログラムのアンインストールに成功したことを少なくとも条件として、第1のコンピュータに対して上記整備の成功を示すデータを送信する環境整備手段と、を備え、上記ファイル受信手段は、第1のコンピュータから対象プログラムのインストーラを受信し、上記環境整備手段は、当該インストーラを実行して対象プログラムをインストールする構成としてある。
さらに、環境情報に基づいて環境を整備する発明の好ましい構成例として、プログラムのバージョンアップを実行する構成を採用可能である。すなわち、第2のコンピュータにおける環境整備手段によって、対象プログラムを実行するための環境を整備するにあたり、環境情報に対象プログラムのバージョンを示す情報を記述する。この情報によれば、そのバージョン以降の対象プログラムが第2のコンピュータにインストール済みであるか否かを判別することができるので、環境情報に示されたバージョン以降の対象プログラムが第2のコンピュータにインストール済みでないことを一つの条件として上記実行環境の整備の成功を示すデータを送信し、その対象プログラムをインストールすることができる。
インストールは、上述のように、第1のコンピュータから上記プログラムのインストーラを送信し、第2のコンピュータにて当該インストーラを受信するとともにインストーラを実行する構成等を採用すればよい。尚、以上の構成を採用することにより、環境情報で特定されるバージョンより古いバージョンのプログラムがインストールされている場合やいずれのバージョンもインストールされていない場合に、環境情報に示されたバージョンのプログラムをインストールすることができる。従って、当該環境情報に示されたバージョンのプログラムを実行する環境を整備することができる。また、環境整備に伴ってバージョンの比較を行うことにより、環境情報に古いバージョンを記述した場合であってもバージョンを古くしてしまうことを防止することができる。
さらに、環境情報に上記対象プログラムのバージョンアップの可否を示す情報を含め、バージョンアップが許可されていることを一つの条件として上記実行環境の整備の成功を示すデータを送信し、上記インストールを実行することにより、第2のコンピュータにおけるバージョンアップ処理の実施許可と禁止を行うことができる。この構成によれば、環境情報の作成者がバージョンアップの実施可否を決定することができる。また、古いバージョンのプログラムがインストール済みである場合に、これを削除することなく新しいバージョンのプログラムをインストールするとプログラムの動作に不具合が生じる場合があり、バージョンアップの可否を示す情報によってインストールを禁止すれば、この不具合を未然に防ぐことが可能になる。むろん、不具合が生じる場合であってもインストールを許可し、かつ上述のように既存のプログラムをアンインストールして環境を整備し、その後に新しいバージョンのプログラムをインストールしても良い。
ところで、上述した実行環境整備システムは、単独で実施される場合もあるし、ある機器に組み込まれた状態で他の方法とともに実施されることもあるなど、発明の思想としては各種の態様を含むものであって、適宜、変更可能である。むろん、第1のコンピュータと第2のコンピュータとが協働してインストールを実施するが、本発明にかかる製品の提供態様や利用態様としては各種の態様を採用可能である。例えば、第1のコンピュータを環境整備指示装置として提供、利用することができるし、第2のコンピュータを実行環境整備装置として提供、利用することが可能である。また、上述したインストールの手法は、方法としても適用可能であり、方法の発明においても、基本的には同様の作用となる。
本発明を実施しようとする際に、実行環境整備システムにて所定のプログラムを実行させる場合もある。そこで、そのプログラムとしても本発明を実施可能であり、基本的には同様の作用となる。むろん、独立項としての実行環境整備システムに従属する各請求項に記載された構成を上記方法やプログラムに対応させることも可能である。また、いかなる記憶媒体もプログラムを提供するために使用可能である。例えば、磁気記録媒体や光磁気記録媒体であってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。また、一部がソフトウェアであって、一部がハードウェアで実現される場合においても本発明の思想において全く異なるものではなく、一部を記録媒体上に記録しておいて必要に応じて適宜読み込む形態のものも含まれる。さらに、一次複製品、二次複製品などの複製段階についても同等である。
以下、下記の順序に従って本発明の実施形態を説明する。
(1)実行環境整備システムの構成:
(2)環境情報の構成:
(3)インストール処理:
(3−1)環境整備処理:
(4)他の実施形態:
(1)実行環境整備システムの構成:
図1は、本発明の一実施形態にかかる実行環境整備システムの概略構成を示している。本実施形態においては、上記第1のコンピュータに相当する管理者コンピュータ10と上記第2のコンピュータに相当するユーザコンピュータ20a〜20dとがネットワークを介して接続されている。管理者コンピュータ10とユーザコンピュータ20a〜20dとは、ネットワーク上に少なくとも一台存在すれば良いが、ユーザコンピュータ20a〜20dがネットワーク上に複数台存在する状況で本発明を実施するのが好ましい。むろん、ユーザコンピュータ20a〜20dの台数は4台に限定されず、何台でも良い。
図1においては、管理者コンピュータ10に対してプリンタ30a,ネットワークに対してプリンタ30b,30cが接続されており、これらの何れかを制御するためのプリンタドライバや各種のアプリケーションプログラムをユーザコンピュータ20a〜20dにインストールする。このとき、インストール前に各ユーザコンピュータ20a〜20dの環境を整備する。図1には示していないが、むろん、ユーザコンピュータ20a〜20dの何れかに接続されたプリンタを制御するためのプリンタドライバをインストールするための環境を整備することも可能である。
環境整備に際しては、管理者コンピュータ10から環境情報をユーザコンピュータ20a〜20dに送信し、ユーザコンピュータ20a〜20dがこの環境情報に基づいて環境を整備する。このとき、管理者コンピュータ10では、任意のユーザコンピュータ20a〜20dを指定して環境情報を送信するようになっており、指定されたユーザコンピュータ20a〜20dにて環境整備が実行される。本実施形態においては、このような環境整備の後、管理者コンピュータ10から実行対象プログラムのインストーラを送信し、ユーザコンピュータ20a〜20dのそれぞれでインストーラを実行する。すなわち、プッシュインストールを行う。尚、実行対象プログラムのインストーラは予めハードディスクドライブ14に記録されている(プリンタドライバインストーラ14b,アプリケーションインストーラ14c)。
ユーザコンピュータ20a〜20dは、各種のOS(Windows(登録商標),Macintosh(登録商標),UNIX(登録商標),Linux(登録商標)等)によって処理を実施する。むろん、OSのバージョンも限定されない。また、各ユーザコンピュータ20a〜20dでは、それぞれのコンピュータのユーザが各自で必要なプログラムをインストールするなど、所望の環境を構築可能である。従って、個々のコンピュータ同士で環境が異なり得る。しかし、各ユーザコンピュータ20a〜20dにて実行されるプログラムが実行可能であるか否かは、OSの種類などコンピュータの環境に依存する。そこで、本実施形態においては、プッシュインストールの実行対象となっているプログラムを実行するための環境を環境情報に明示することとし、次に示す構成によって当該環境情報に示される環境を整備する。
図2は、上記管理者コンピュータ10の構成例を示す図である。同図において、管理者コンピュータ10は演算処理の中枢をなすCPU11を備えており、このCPU11はシステムバスを介して管理者コンピュータ10全体の制御を行う。同システムバスには、ROM12、RAM13、ハードディスクドライブ14や通信I/F15,図示しないCRTI/Fや入力機器I/F,プリンタI/F等が接続されている。
ハードディスクドライブ14には、図示しないオペレーティングシステム(OS)、環境情報をユーザコンピュータ20a〜20dに送信するための配信プログラム16等が格納されており、これらのソフトウェアは、実行時にCPU11によって適宜RAM13に転送される。CPU11は、RAM13を一時的なワークエリアとして適宜アクセスしながらOSの制御下で種々のプログラムを実行する。
入力機器I/Fには、キーボード17aやマウス17bが操作用入力機器として接続される。また、CRTI/Fには、表示用のディスプレイ18aが接続されている。従って、管理者コンピュータ10では、キーボード17aやマウス17bによる操作内容を受け付け、また、ディスプレイ18aに各種情報を表示することが可能である。
CPU11は、上記配信プログラム16を実行することによってユーザコンピュータ20a〜20dにそれぞれの環境を整備させ、プログラムをインストールさせる。配信プログラム16は、環境情報編集部16aとユーザコンピュータ選択部16bとファイル送信部16cと実行結果受信部16dとを備えている。本実施形態における環境情報は、プリンタを制御するためのドライバプログラムとアプリケーションプログラムとを指定し、これらのプログラムを実行するために必要な環境を特定する情報であり、詳細は後述する。
この環境情報は、環境情報編集部16aによって作成するようになっており、所定のUIを構築して環境情報の入力を受け付ける。すなわち、環境情報編集部16aは、ディスプレイ18aに適宜UIを表示させ、キーボード17aやマウス17bによる入力を受け付けることによってインストールするプリンタドライバの制御対象となるプリンタや実行対象プログラム等を指定するようになっている。これらの環境情報は、環境情報14aとしてハードディスクドライブ14に保存される。
ユーザコンピュータ選択部16bは、ディスプレイ18aに適宜UIを表示させ、キーボード17aやマウス17bによる入力を受け付けることによってユーザコンピュータの選択を受け付ける。ファイル送信部16cは、通信I/F15を介して環境情報をユーザコンピュータ20a〜20dに送信する。このとき、上記ユーザコンピュータ選択部16bで選択されたユーザコンピュータが環境情報の送信対象となる。
実行結果受信部16dは、通信I/F15を介して各ユーザコンピュータ20a〜20dから環境整備の実行結果を示すデータを受信する。すなわち、ユーザコンピュータ20a〜20dは、環境整備処理を実行した後、その成功あるいは失敗を示すデータを管理者コンピュータ10に送信するようになっており、このデータによって管理者コンピュータ10の利用者に環境整備の実行結果を通知するようになっている。
尚、環境整備の失敗には様々な原因があるので、実行結果を示すデータにはその原因を示すデータを含めるのが好ましい。この構成によれば、管理者コンピュータ10において環境整備が失敗した場合の原因を詳細に特定することができ、容易にその対策を行うことができる。また、環境整備に際してユーザコンピュータ20a〜20dから管理者コンピュータ10に送信されるデータは当該実行結果を示すデータのみであり、ユーザコンピュータ20a〜20dの環境を示すデータは送信されない。従って、ユーザコンピュータ20a〜20dにおける環境をその外部に漏洩することがない。
実行結果受信部16dによって実行結果を示すデータを受信すると、管理者コンピュータ10のファイル送信部16cは、このデータを参照することによって環境整備が成功したか否かを判別する。そして、ファイル送信部16cは、環境整備が成功したユーザコンピュータ20a〜20dに対して実行対象プログラムのインストーラを送信する。この結果、各ユーザコンピュータ20a〜20dにて適正な環境下で実行対象プログラムをインストールし、確実に実行することが可能になる。
図3は、上記ユーザコンピュータ20a〜20dの構成例を示す図である。本実施形態において、ユーザコンピュータ20a〜20dのハードウェア構成は、共通でも良く、異なっても良いが、少なくとも後述する受信プログラムを実行可能であり、実行対象プログラムを実行することが可能な構成を備えている。これ以後は、ユーザコンピュータ20a〜20dの一例としてユーザコンピュータ20aの構成を説明する。
同図において、ユーザコンピュータ20aは演算処理の中枢をなすCPU21を備えており、このCPU21はシステムバスを介してユーザコンピュータ20a全体の制御を行う。同システムバスには、ROM22、RAM23、ハードディスクドライブ24や通信I/F25,図示しないCRTI/Fや入力機器I/F,プリンタI/F等が接続されている。
ハードディスクドライブ24には、図示しないオペレーティングシステム(OS)、環境情報を管理者コンピュータ10から受信するための受信プログラム26等が格納されており、これらのソフトウェアは、実行時にCPU21によって適宜RAM23に転送される。CPU21は、RAM23を一時的なワークエリアとして適宜アクセスしながらOSの制御下で種々のプログラムを実行する。上述のようにこのOSの種類やバージョンは特に限定されず、実行対象プログラムを実行可能であればよい。
入力機器I/Fには、キーボード27aやマウス27bが操作用入力機器として接続される。また、CRTI/Fには、表示用のディスプレイ28aが接続されている。従って、ユーザコンピュータ20aでは、キーボード27aやマウス27bによる操作内容を受け付け、また、ディスプレイ28aに各種情報を表示することが可能である。
CPU21は、上記受信プログラム26を実行することによってプログラムをインストールする。受信プログラム26は、ファイル受信部26aと環境整備部26bと実行結果送信部26cとを備えている。ファイル受信部26aは、通信I/F25を介して受信した環境情報やインストーラをハードディスクドライブ24に保存する(環境情報24a,プリンタドライバインストーラ24b,アプリケーションインストーラ24c)。
環境整備部26bは、環境情報24aを参照しながらユーザコンピュータ20aにおける環境を整備する。本実施形態においては、実行対象プログラムと共存することによって不具合が生じ得るプログラムをアンインストールする。当該不具合が生じ得るプログラムは、環境情報24aによって特定可能であり、詳細は後述する。実行結果送信部26cは、環境整備部26bにおける環境整備の実行結果を示すデータを作成し、通信I/F25を介して管理者コンピュータ10に送信する。この結果、管理者コンピュータ10では、各ユーザコンピュータ20a〜20dにおいて適正に環境整備がなされたか否かを把握することができる。
環境整備が成功している場合、管理者コンピュータ10から実行対象プログラムのインストーラが送信されるので、ファイル受信部26aは当該インストーラを取得しハードディスクドライブ24に保存する。また、インストーラを受信したユーザコンピュータ20a〜20dにおいては、インストーラによってインストールされるプログラムを実行する環境が整備されているので、そのインストーラを実行することによってインストールを完了する。この結果、ユーザコンピュータ20a〜20dにおいて人為的な作業を行うことなく、プログラムを実行するための環境整備とプログラムのインストールを完了することができる。
(2)環境情報の構成:
次に、本実施形態における環境情報の構成を詳述する。図4は環境情報の構成例を示す図である。本実施形態において、環境情報14a(あるいは24a)には、実行対象プログラムを特定するためのデータと当該実行対象プログラムを実行する環境を整備するためのデータとが含まれる。図4において、実行対象プログラムは”インストール対象”として示しており、本実施形態では、プリンタの機種名(プリンタA等)によってそのプリンタを制御するためのドライバプログラムを特定する。また、アプリケーションプログラムはその名称(APL2等)によって特定する。
むろん、実行対象プログラムはドライバプログラムとアプリケーションプログラムとのいずれかのみであっても良いし、複数のドライバプログラムおよび複数のアプリケーションプログラムを実行対象プログラムとしても良い。環境情報14aは、”インストール対象”として示されたプログラムを実行するための環境を整備するためのデータとして、”OSの種類”,”RAM容量”,”HDD空容量”,”アンインストール対象”,”バージョンアップの可否”,”既存バージョンのアンインストール要否”を含んでいる。
OSの種類は、実行対象プログラムを実行することができるOSの種類(図4ではOS1)を示しており、ここに記述されたOSと第2のコンピュータを制御するOSとが異なっている場合は、当該第2のコンピュータの環境が未整備である。RAM容量は第2のコンピュータが搭載すべきRAMの容量を示しており、ここに記述された容量より少ない容量のRAMが第2のコンピュータに搭載されている場合は、当該第2のコンピュータの環境が未整備である。
HDD空容量は、第2のコンピュータにおけるハードディスクドライブにおいて必要とされる空容量を示しており、ここに記述された空容量より少ない空容量である場合は、当該第2のコンピュータの環境が未整備である。アンインストール対象は、インストール対象として示された実行対象プログラムと共存できないプログラムを示しており、ここに記述されたプログラムが第2のコンピュータにインストール済みである場合は、当該第2のコンピュータの環境が未整備である。尚、図4に示す例では、アンインストール対象についてもプリンタの機種名(図4ではプリンタB)によってそのプリンタを制御するためのドライバプログラムを特定し、名称(図4ではAPL1)によってアプリケーションプログラムを特定する。
バージョンアップの可否は、インストール対象として示された実行対象プログラムのバージョンが第2のコンピュータにインストール済みのプログラムのバージョンより後発である場合に、後発バージョンに書き換える処理を許可するか否かを示す情報である。尚、本実施形態においては、バージョンを比較するため、インストール対象として示された実行対象プログラムのバージョンを対応づけるようになっている(図4におけるバージョン2.00等)。むろん、バージョンアップの可否を定義する必要がないのであれば、バージョンの対応づけは不要である(図4におけるバージョン−等)。また、上記インストーラ(プリンタドライバインストーラ24b、アプリケーションインストーラ24c)は、各プログラムのインストーラであるとともに上述のようにして対応づけられたバージョンのインストーラである。
既存バージョンのアンインストール要否は、第2のコンピュータにてインストール済みのプログラムをアンインストールすべきか否かを示す情報である。すなわち、既存バージョンのプログラムに関するデータが第2のコンピュータに残ってしまったときに、後発バージョンのプログラム実行に不具合が生じる場合がある。従って、この場合には第2のコンピュータにおける環境は未整備であり、上記既存バージョンのアンインストール要否を示す情報によって第2のコンピュータにて実行対象プログラムを実行する環境を特定しているといえる。
(3)インストール処理:
次に、上述の構成および環境情報を利用してインストールを実行する際の処理およびインストールの過程で行う環境整備処理を説明する。図5は上記管理者コンピュータ10の配信プログラム16が実施する処理を示すフローチャートであり、図6は上記ユーザコンピュータ20a〜20dの受信プログラム26が実施する処理を示すフローチャートである。管理者コンピュータ10によって配信プログラム16が実行されると、環境情報編集部16aは図示しないUIをディスプレイ18a上に表示し、キーボード17aやマウス17bからの入力操作を受け付ける。
具体的には、実行対象プログラムを特定するために、プリンタとアプリケーションプログラムとを上記UIによって選択する(ステップS110)。ここでは、プリンタを特定することによって実行対象プログラムとなるドライバプログラムを特定することができれば良く、ネットワーク上のプリンタあるいはネットワーク上のコンピュータに接続されたプリンタを上記UI上で選択肢として表示するなどの構成を採用すればよい。また、アプリケーションプログラムは、インストール可能なアプリケーションプログラムを上記UI上で選択肢として表示するなどの構成を採用すればよい。むろん、上記実行対象プログラムは、プリンタドライバインストーラ14bあるいはアプリケーションインストーラ14cに含まれるプログラムのいずれかから選択される。
続いて、上記実行対象プログラムに関する環境情報を作成する(ステップS115)。すなわち、上記図4に示す環境情報14aのうち、”インストール対象”に示す情報以外の情報を入力するUIをディスプレイ18aに表示し、キーボード17aやマウス17bからの入力操作を受け付ける。各情報が入力されると、入力された情報と上記実行対象プログラムを示す情報とによって環境情報14aを構成し、ハードディスクドライブ14に記録する。むろん、環境情報の決定に際しては、管理者コンピュータ10の利用者が情報を入力する構成が必須ではなく、予め実行対象プログラムに対応づけて環境情報を作成しておいても良い。
環境情報が作成されると、ユーザコンピュータ選択部16bはユーザコンピュータの選択を受け付ける(ステップS120)。すなわち、ユーザコンピュータを選択するための図示しないUIをディスプレイ18a上に表示し、キーボード17aやマウス17bからの入力操作を受け付ける。ここでは、ネットワーク接続されているユーザコンピュータ20a〜20dから実行対象プログラムをインストールする対象を選択することができれば良く、各ユーザコンピュータ20a〜20dを上記UI上で選択肢として表示するなどの構成を採用すればよい。
インストール対象のユーザコンピュータが特定されると、その情報はファイル送信部16cに受け渡され、同ファイル送信部16cは当該ユーザコンピュータに対して環境情報を送信する(ステップS125)。本実施形態においては、この処理が上記環境情報送信手段に相当する。環境情報が送信されると、送信対象のユーザコンピュータにおいては環境整備処理を実施し、その実行結果を示すデータを返信する。実行結果受信部16dは、当該実行結果を示すデータを受信し(ステップS130)、ディスプレイ18a上に当該実行結果を表示する。管理者コンピュータ10の利用者は、この表示内容によって環境整備処理の結果を知ることができるので、環境整備が失敗している場合には、管理者コンピュータ10から再度インストールを試みたり、ユーザコンピュータを操作して対策を行うなど、必要な処理を行うことができる。
さらに、ファイル送信部16cは、上記実行結果を示すデータに基づいて環境整備が成功しているか否かを判別し(ステップS135)、環境整備が成功していると判別されたときにはプッシュインストールを実施する(ステップS140)。すなわち、ファイル送信部16cは環境情報14aを参照して実行対象プログラムを特定し、そのインストーラをプリンタドライバインストーラ14bとアプリケーションインストーラ14cとから抽出し、環境整備が成功したユーザコンピュータ20a〜20dに送信する。この結果、ユーザコンピュータ20a〜20dにおいて実行対象プログラムを自動でインストールすることができる。ユーザコンピュータ20a〜20dにおいては環境整備が完了しているので、インストールしたプログラムは確実に動作する。
一方、各ユーザコンピュータ20a〜20dにおいては、受信プログラム26が実行されており、上記ステップS130にて環境情報が送信されると、送信先として指定されている各ユーザコンピュータ20a〜20dにおいて図6に示す処理を実施する。当該受信プログラム26においては、ファイル受信部26aが環境情報を受信したか否かを監視しており(ステップS210)、環境情報を受信したと判別されるまでステップS210の監視状態で待機している。ステップS210にて環境情報を受信したと判別されたときには、ファイル受信部26aが環境情報をハードディスクドライブ24に保存する。この結果、ハードディスクドライブ24には、環境情報24aが記録された状態となる。従って、本実施形態においてはステップS210の処理が上記環境情報受信手段に相当する。
環境整備部26bは環境情報24aを参照し、ユーザコンピュータ20a〜20dにおける環境が同環境情報24aに記述されている環境に合致するか否かを判別し、また、同環境情報24aに記述されている環境を整備する(ステップS215)。本実施形態においては、不要なプログラムのアンインストールによってユーザコンピュータ20a〜20dの環境を整備しているが、環境整備処理としてはアンインストールのみに限定されない。
(3−1)環境整備処理:
図7は、このステップS215における環境整備処理を示すフローチャートである。この処理では、環境情報に記述された情報について順に検証を行っていく。環境整備部26bは、まず、ユーザコンピュータ20a〜20dのOSが実行対象プログラムに対応しているOSであるか否かを検証する(ステップS310)。すなわち、各ユーザコンピュータ20a〜20dにおいて実行中のOSの種類を取得し、環境情報24aに記述されているOSの種類と比較する。この結果、両者が一致すれば、ユーザコンピュータ20a〜20dのOSが実行対象プログラムに対応していると判定する。両者が一致しなければステップS315〜S365をスキップし、実行結果を示すデータが環境整備失敗を示すように設定する(ステップS375)。
ステップS310における比較によって、ユーザコンピュータ20a〜20dのOSが実行対象プログラムに対応しているOSであると判別されたときには、さらに、必要なRAM容量であるか否かを判定する(ステップS315)。すなわち、各ユーザコンピュータ20a〜20dにおいて搭載しているRAMの容量を取得し、環境情報24aに記述されているRAM容量と比較する。この結果、搭載しているRAM容量の方が大きければ、必要なRAM容量であると判定する。搭載しているRAM容量の方が小さければ、実行結果を示すデータが環境整備失敗を示すように設定する(ステップS375)。
ステップS315における比較によって、必要なRAM容量であると判別されたときには、さらに、必要なHDD空容量であるか否かを判定する(ステップS320)。すなわち、各ユーザコンピュータ20a〜20dにおいて搭載しているHDDの空容量を取得し、環境情報24aに記述されているHDD空容量と比較する。この結果、搭載しているHDDの空容量の方が大きければ、必要なHDD空容量であると判定する。搭載しているHDD空容量の方が小さければ、実行結果を示すデータが環境整備失敗を示すように設定する(ステップS375)。
さらに、ユーザコンピュータ20a〜20dに不要なプログラムがインストールされているか否かを判別する(ステップS325)。すなわち、環境情報24aに記述されているアンインストール対象を取得し、アンインストール対象として特定されているプログラムがユーザコンピュータ20a〜20dにインストール済みであるか否かを判別する。本実施形態において、環境情報24aはプリンタの機種名とアプリケーションプログラムの名称とによってアンインストール対象を特定しているので、ステップS325では、これらの情報に基づいてプログラムがインストール済みであるか否かを判定する。
より具体的には、本実施形態において、各プログラムのアンインストーラはそのプログラムのインストール時に予めユーザコンピュータ20a〜20dに記録されており、所定の検索キーでそのアンインストーラを特定できるようになっている。すなわち、プリンタの機種名やアプリケーションプログラムの名称をキーにしてアンインストーラを示す情報を記載したデータ(環境設定ファイル等)を検索すれば、アンインストーラを把握することができる。
むろん、アンインストーラは複数のプリンタに関するユーティリティであっても良く、この場合は、上記プリンタの機種名を当該ユーティリティに通知しながらアンインストールを実行することになる。また、アプリケーションプログラムを指定するため、その名称以外にGUID(Globally Unique IDentifier)を利用しても良いし、保存位置(パス名)等によってアンインストーラを特定しても良い。
いずれにしても、アンインストール対象に示された情報をキーにしてアンインストーラを検索し、発見された場合にはアンインストール対象として特定されているプログラムが ユーザコンピュータ20a〜20dにインストール済みである。そこで、ステップS325では、インストール済みである旨の判別を行い、アンインストールを実行する(ステップS330)。すなわち、上記発見されたアンインストーラを実行する。
アンインストーラはインストール済みのプログラムおよび関連するデータを削除することができれば良い。例えば、プログラムの削除やその保存位置を示すフォルダやディレクトリの削除、プログラムの実行に必要であったデータの削除やその保存位置を示すフォルダやディレクトリの削除、環境設定ファイルの書き換えをする処理の何れかあるいは組み合わせを実施するプログラムをアンインストーラとして採用可能である。
アンインストーラによる処理が終了したら、環境整備部26bは、このアンインストールが成功したか否かを判別する(ステップS335)。例えば、削除対象のファイルの削除等を失敗した場合には、アンインストールが失敗したと判別する。ステップS335でアンインストールが失敗したと判別されたときには、実行結果を示すデータが環境整備失敗を示すように設定する(ステップS375)。ステップS335でアンインストールが成功したと判別されたとき、およびステップS325にて不要なプログラムがインストールされていると判別されないときにはバージョンアップに関する処理を行う。
尚、本実施形態においては、プログラムのバージョンが異なるとしてもプログラムの用途が同じである限り、異なるプログラムとしては分類しない。例えば、プリンタドライバのバージョンが異なっているとしても、プリンタドライバの機能としてはある機種名のプリンタを制御することに変わりないので、異なるプログラムとは考えない。すなわち、古いバージョンであったとしても実行対象プログラムがインストール済みであれば、プログラムが提供する主な機能をユーザコンピュータ20a〜20dにて利用することができ、そのプログラムの主な用途は達成される。一方、バージョンが新しくなれば、バージョンアップに伴う変更を反映させることができる。そこで、バージョンアップをすべきか否かを環境情報に記述することとし、この環境情報に従って、以下の処理を行う。
まず、環境情報24aに記述されているインストール対象を取得し、インストール対象として特定されているプログラムがユーザコンピュータ20a〜20dにインストール済みであるか否かを判別する(ステップS340)。すなわち、本実施形態において、環境情報24aはインストール対象としてプリンタの機種名を指定することでそのプリンタドライバを実行対象プログラムとして特定し、また、アプリケーションプログラムの名称によって実行対象プログラムを特定している。
そこで、環境情報24aにプリンタの機種名が記述されている場合には、その機種名をキーにしてそのプリンタドライバを検索し、環境情報24aにアプリケーションプログラムの名称が記載されている場合にはその名称をキーにしてアプリケーションプログラムを検索する。その結果、プリンタドライバやアプリケーションプログラムが発見された場合には、インストール対象として特定された実行対象プログラムがインストール済みであると判別する。
ステップS340にて、実行対象プログラムがインストール済みであると判別されないときには、それ以前の処理によって環境整備が完了しており、実行結果を示すデータが環境整備成功を示すように設定する(ステップS370)。ステップS340にて、実行対象プログラムがインストール済みであると判別されたときには、必要に応じてインストール済みのプログラムの先行バージョンをアンインストールする。すなわち、インストール対象のプログラムが先行バージョンと比較して大きく変更された場合など、先行バージョンが使用するデータ等が残存すると実行対象プログラムの動作に不具合が生じ得る場合などには先行バージョンをアンインストールする必要がある。
このようなアンインストールを実行すべきか否かは環境情報24aに記述されており、まず、上記検索によって発見されたインストール済みの実行対象プログラムのバージョンを確認する。各プログラムのバージョンは、そのプログラムに関連づけられたデータやプログラムデータ等、予め決められた場所に記述されており、そのデータを参照すればよい。インストール済みの実行対象プログラムのバージョンを確認したら、上記環境情報24aに記述されているバージョンと比較して、先行バージョンがインストール済みであるか否かを判別する(ステップS345)。
すなわち、環境情報24aに記述されているバージョンの方が後発バージョンである場合には、先行バージョンがインストール済みであると判別する。尚、環境情報24aのインストール対象にバージョンが対応づけられていないときには、先行バージョンがインストール済みであるとして処理を進める。ステップS345にて先行バージョンがインストール済みであると判別されなければ、実行結果を示すデータが環境整備失敗を示すように設定する(ステップS375)。むろん、この場合、環境整備としては失敗であるが、後発バージョンのプログラムがインストール済みであるため、管理者コンピュータ10によって、再度、環境整備を試みる必要はない。
ステップS345にて先行バージョンがインストール済みであると判別された場合には、さらにバージョンアップが許可されているか否かを判別する(ステップS350)。すなわち、環境情報24aに記述されたバージョンアップの可否を示す情報を参照する。ステップS350においてバージョンアップが許可されていると判別されないときには、実行結果を示すデータが環境整備失敗を示すように設定する(ステップS375)。むろん、この場合、環境整備としては失敗であるが、ユーザコンピュータ20a〜20dにおいて先行バージョンのプログラムがインストール済みであって、かつバージョンアップの必要もないため、管理者コンピュータ10によって、再度、環境整備を試みる必要はない。
ステップS350においてバージョンアップが許可されていると判別されたときには、既存バージョンのアンインストールが必要であるか否かを判別する(ステップS355)。すなわち、環境情報24aに記述されたバージョンアップの可否を示す情報を参照する。ステップS355において既存バージョンのアンインストールが必要であると判別されないときには、アンインストールを実施することなく実行対象プログラムのインストールを実行しても良い状況である。より具体的には、実行対象プログラムのインストールによって既存バージョンのプログラムに関するデータを更新すれば、インストール後のプログラムが不具合なく動作する状況である。そこで、実行結果を示すデータが環境整備成功を示すように設定する(ステップS370)。
ステップS355において既存バージョンのアンインストールが必要であると判別されたときには、既存バージョンのプログラムをアンインストールする(ステップS360)。すなわち、インストール対象に示された情報をキーにして既存バージョンのプログラムのアンインストーラを検索し、そのアンインストーラを実行してアンインストールを行う。尚、本実施形態においては、実行対象プログラムの動作に不都合を与え得るプログラムをアンインストールすることが環境整備に該当し、ステップS330,S360の処理が上記環境整備手段に相当する。
アンインストーラによる処理が終了したら、環境整備部26bは、このアンインストールが成功したか否かを判別する(ステップS365)。例えば、削除対象のファイルの削除等を失敗した場合には、アンインストールが失敗したと判別する。ステップS335でアンインストールが失敗したと判別されたときには、実行結果を示すデータが環境整備失敗を示すように設定する(ステップS375)。ステップS335でアンインストールが成功したと判別されたときには、実行結果を示すデータが環境整備成功を示すように設定する(ステップS370)。以上のようにしてステップS370あるいはS375を実行した後には、図6に示す処理に復帰する。
図6に示す処理に復帰すると、実行結果送信部26cは、上記ステップS370あるいはステップS375にて設定した実行結果を示すデータを管理者コンピュータ10に送信する(ステップS220)。この後、環境整備の成功あるいは失敗に応じた処理を実行するため、ファイル受信部26aが上記実行結果を示すデータを参照し、環境整備に成功したか否かを判別する(ステップS225)。ステップS225にて、環境整備に成功したと判別されない場合、管理者コンピュータ10からインストーラが送信されることはないので、上記ステップS210に戻って環境情報を受信するか否かを監視する。
ステップS225にて、環境整備に成功したと判別された場合には、管理者コンピュータ10から実行対象プログラムのインストーラが送信されるので、ファイル受信部26aは当該インストーラを受信して実行する(ステップS230)。この結果、実行対象プログラムを実行するための環境が整った状態のユーザコンピュータ20a〜20dに実行対象プログラムをインストールすることができる。
(4)他の実施形態:
上記実施形態は本発明にかかる実行環境整備システム、環境整備指示装置、実行環境整備装置、実行環境整備方法および実行環境整備プログラムを実現する一例であり、むろん他の構成を採用することも可能である。例えば、環境情報や実行結果を示すデータ,インストーラを送信する前に暗号化処理を施し、データを受信するコンピュータにて復号化処理を行う構成を採用しても良い。この構成によれば、ネットワークを介して送信されるデータの内容を非公開にすることができる。
このためには、管理者コンピュータ10とユーザコンピュータ20a〜20dとにて、暗号化を実施するモジュールと復号化を実施するモジュールとを実行可能に構成する。また暗号化および復号化を実施するための鍵データを両コンピュータの記録媒体に予め格納しておく。データの送信前には鍵データを用いて暗号化処理を行い、データの受信時には鍵データを用いて復号化処理を行えばよい。
さらに、上記実施形態においては、主に周辺機器の制御を行うドライバプログラムおよび周辺機器と協働するユーティリティをインストール対象として説明したが、むろん、インストール対象はこれらのプログラムに限られない。例えば、周辺機器と無関係に動作するプログラムについて環境整備を行い、インストールを実行しても良い。この場合、環境情報14aにおいて周辺機器に関する情報は不要である。
さらに、上述のような環境情報の形式は一例であり、他にも種々の形式を採用可能である。例えば、プログラムのバージョンアップに伴ってアンインストールすべきプログラムを上記アンインストール対象にて特定する形式を採用することも可能である。また、本発明では第2のコンピュータにおける環境を整備することができれば良く、環境情報に含めるべき情報も図4に示す情報のみである必要はないし、これらの情報の一部であっても良い。むろん、環境情報はテキストを含むデータであっても良いし、決められた書式で数値を列挙するデータであっても良い。
さらに、環境情報に基づいてユーザコンピュータ20a〜20dの環境をチェックしていく順序は上記図7に示す順序通りである必要はない。例えば、上記HDD空容量をチェックする処理をステップS330,S360以降に行っても良い。この順序であれば、アンインストール後に空になったHDD容量も含めて有効に空容量を判定することができる。
さらに、上記実施形態においては、ユーザコンピュータ20a〜20dにおいて環境整備をした後に、管理者コンピュータ10がアンインストーラの送信対象を特定していたが、環境整備が成功したユーザコンピュータ20a〜20dにおいてインストーラの送信を要求するプル型のインストールを行っても良い。
さらに、上記実施形態においては、環境整備として不要なプログラムのアンインストールを行っていたが、むろん、他の要素について環境整備を行っても良い。例えば、上記環境情報に示すOSの種類によって環境整備を行っても良い。すなわち、ユーザコンピュータ20a〜20dにおいて複数のOSを実行可能である場合であって、上記図7におけるステップS310にてユーザコンピュータ20a〜20dのOSが環境情報に示すOSと一致しないと判別されたとき、環境情報が示すOSを実行するようにユーザコンピュータ20a〜20dを再起動する処理を実行する。
また、上記環境情報に示すRAM容量によって環境整備を行っても良い。例えば、上記図7におけるステップS315にて必要なRAM容量であると判別されないときに、仮想メモリとして使用するHDDの容量を大きくすることによって環境を整備する。さらに、上記環境情報に示すHDD空容量によって環境整備を行っても良い。例えば、上記図7におけるステップS320にて必要なHDD空容量であると判別されないときに、HDD内に記録されている余分なデータ(テンポラリデータ等)を削除することによって環境を整備する。以上の構成によれば、様々な環境を自動で整備することが可能である。
実行環境整備システムの概略構成図である。 管理者コンピュータの構成図である。 ユーザコンピュータの構成図である。 環境情報の構成図である。 配信プログラムが実施する処理のフローチャートである。 受信プログラムが実施する処理のフローチャートである。 環境整備処理の詳細フローチャートである。
符号の説明
10…管理者コンピュータ、11…CPU、12…ROM、13…RAM、14…ハードディスクドライブ、14a…環境情報、14b…プリンタドライバインストーラ、14c…アプリケーションインストーラ、16…配信プログラム、16a…環境情報編集部、16b…ユーザコンピュータ選択部、16c…ファイル送信部、16d…実行結果受信部、17a…キーボード、17b…マウス、18a…ディスプレイ、20a〜20d…ユーザコンピュータ、21…CPU、22…ROM、23…RAM、24…ハードディスクドライブ、24a…環境情報、24b…プリンタドライバインストーラ、24c…アプリケーションインストーラ、26…受信プログラム、26a…ファイル受信部、26b…環境整備部、26c…実行結果送信部、27a…キーボード、27b…マウス、28a…ディスプレイ、30a〜30c…プリンタ

Claims (5)

  1. 第1のコンピュータに格納されたデータを利用して第2のコンピュータにプログラムをインストールするにあたりプログラムの実行環境を整備する実行環境整備システムであって、
    上記第1のコンピュータは、
    インストールの対象となる対象プログラムと、対象プログラムを実行する環境としてのオペレーティングシステムおよび記憶容量と、対象プログラムと共存できないプログラムと、を少なくとも特定した環境情報を送信し、かつ上記実行環境の整備の成功を示すデータを第2のコンピュータから受信したことを条件として、対象プログラムのインストーラを第2のコンピュータへ送信するファイル送信手段を備え、
    上記第2のコンピュータは、
    上記環境情報を受信するファイル受信手段と、
    第2のコンピュータが上記受信した環境情報によって特定されたオペレーティングシステムおよび記憶容量に対応しているか否かの判定を実行し、かつ、上記受信した環境情報によって特定された対象プログラムと共存できないプログラムのアンインストールを実行し、上記特定されたオペレーティングシステムおよび記憶容量に対応しておりかつ上記特定された対象プログラムと共存できないプログラムのアンインストールに成功したことを少なくとも条件として、第1のコンピュータに対して上記整備の成功を示すデータを送信する環境整備手段と、を備え、
    上記ファイル受信手段は、第1のコンピュータから対象プログラムのインストーラを受信し、上記環境整備手段は、当該インストーラを実行して対象プログラムをインストールすることを特徴とする実行環境整備システム。
  2. 上記環境情報は上記対象プログラムのバージョンを示す情報を含み、上記環境整備手段は当該バージョン以降の対象プログラムが第2のコンピュータにインストール済みであるか否かを判別し、インストール済みでないことを一つの条件として上記整備の成功を示すデータを送信することを特徴とする上記請求項1に記載の実行環境整備システム。
  3. 上記環境情報は上記対象プログラムのバージョンアップの可否を示す情報を含み、上記環境整備手段はバージョンアップが許可されていることを一つの条件として上記整備の成功を示すデータを送信することを特徴とする上記請求項2に記載の実行環境整備システム。
  4. ネットワーク接続されたコンピュータの記憶媒体に格納されたデータを利用してプログラムをインストールするにあたり、このプログラムの実行環境を整備する実行環境整備装置であって、
    インストールの対象となる対象プログラムと、対象プログラムを実行する環境としてのオペレーティングシステムおよび記憶容量と、対象プログラムと共存できないプログラムと、を少なくとも特定した環境情報を上記コンピュータから受信するファイル受信手段と、
    当該実行環境整備装置が上記受信した環境情報によって特定されたオペレーティングシステムおよび記憶容量に対応しているか否かの判定を実行し、かつ、上記受信した環境情報によって特定された対象プログラムと共存できないプログラムのアンインストールを実行し、上記特定されたオペレーティングシステムおよび記憶容量に対応しておりかつ上記特定された対象プログラムと共存できないプログラムのアンインストールに成功したことを少なくとも条件として、上記コンピュータに対して上記実行環境の整備の成功を示すデータを送信する環境整備手段と、を備え、
    上記ファイル受信手段は、上記整備の成功を示すデータを受信した上記コンピュータから送信される対象プログラムのインストーラを受信し、上記環境整備手段は、当該インストーラを実行して対象プログラムをインストールすることを特徴とする実行環境整備装置。
  5. 第1のコンピュータに格納されたデータを利用して第2のコンピュータにプログラムをインストールするにあたりプログラムの実行環境を整備する実行環境整備方法であって、
    上記第1のコンピュータは、インストールの対象となる対象プログラムと、対象プログラムを実行する環境としてのオペレーティングシステムおよび記憶容量と、対象プログラムと共存できないプログラムと、を少なくとも特定した環境情報を送信し、
    上記第2のコンピュータは、上記環境情報を受信し、第2のコンピュータが当該受信した環境情報によって特定されたオペレーティングシステムおよび記憶容量に対応しているか否かの判定を実行し、かつ、上記受信した環境情報によって特定された対象プログラムと共存できないプログラムのアンインストールを実行し、上記特定されたオペレーティングシステムおよび記憶容量に対応しておりかつ上記特定された対象プログラムと共存できないプログラムのアンインストールに成功したことを少なくとも条件として、第1のコンピュータに対して上記実行環境の整備の成功を示すデータを送信し、
    上記第1のコンピュータは、上記整備の成功を示すデータを第2のコンピュータから受信したことを条件として、対象プログラムのインストーラを第2のコンピュータへ送信し、
    上記第2のコンピュータは、第1コンピュータから対象プログラムのインストーラを受信し、当該インストーラを実行して対象プログラムをインストールする、
    ことを特徴とする実行環境整備方法。
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