JP2014127014A - メモリデバイス、ホストデバイス、保守作業支援プログラム及びメモリシステム - Google Patents

メモリデバイス、ホストデバイス、保守作業支援プログラム及びメモリシステム Download PDF

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Abstract

【課題】機器の保守作業における負荷を軽減する。
【解決手段】実施形態によれば、メモリデバイス100は、メモリデバイス制御部101と、記憶部102と、無線通信部103とを備える。メモリデバイス制御部101は、ホストデバイス200とのインターフェースを備える。記憶部102は、インターフェースを介して取得したホストデバイス200のログ情報を保存する。無線通信部103は、ログ情報を無線で送信する。
【選択図】図2

Description

実施形態は、機器の保守作業に関する。
機器(例えば、空調機)の保守作業を効果的に遂行するために、当該機器のログ情報を当該機器の筐体内に備え付けられた記憶装置に保存することが知られている。そして、保守作業時にはログ情報の解析結果が活用される。反面、保守作業員は、記憶装置に保存されたログ情報にアクセスする度に、機器の筐体を開閉したり、当該筐体内に備え付けられた記憶装置を脱着したりする必要がある。筐体の開閉及び記憶装置の脱着に伴う負荷は、保守作業の効率を損なう。更に、機器の設置場所次第では、筐体の開閉及び記憶装置の脱着に危険を伴うことさえある。
ところで、従来、無線通信機能を備えるリムーバブルなメモリデバイスが開発されている。係るメモリデバイスの一種として、FlashAir(登録商標)が知られている。係るメモリデバイスは、典型的には、デジタルカメラ、携帯電話機、タブレット端末、PCなどの情報処理装置に接続され、コンテンツデータのやり取りに利用される。
特開2012−168865号公報
実施形態は、機器の保守作業における負荷を軽減することを目的とする。
実施形態によれば、メモリデバイスは、メモリデバイス制御部と、記憶部と、無線通信部とを備える。メモリデバイス制御部は、ホストデバイスとのインターフェースを備える。記憶部は、インターフェースを介して取得したホストデバイスのログ情報を保存する。無線通信部は、ログ情報を無線で送信する。
第1の実施形態に係る保守システムを例示する図。 第1の実施形態に係るメモリシステムを例示するブロック図。 図2のメモリシステムにおけるロギング動作を例示するシーケンス図。 図2のメモリシステムにおけるロギング動作を例示するシーケンス図。 図2のメモリシステムにおけるホストデバイスのファームウェアの更新動作を例示するシーケンス図。 第2の実施形態に係るメモリシステムを例示するブロック図。 第2の実施形態に係る保守端末によって行われる保守作業支援処理を例示するフローチャート。 第3の実施形態に係るメモリシステムを例示するブロック図。 第2の実施形態に係る保守端末を例示するブロック図。
以下、図面を参照しながら実施形態の説明が述べられる。尚、以降、説明済みの要素と同一または類似の要素には同一または類似の符号が付され、重複する説明は基本的に省略される。
(第1の実施形態)
図1に例示されるように、第1の実施形態に係る保守システムは、メモリデバイス100と、ホストデバイス200と、保守端末300とを備える。尚、本実施形態に係る保守システムは、保守作業以外の目的でホストデバイス200のログ情報を活用する他のシステムに変形されてもよい。
メモリデバイス100は、無線通信機能を備えている。この無線通信機能は、例えばBluetooth(登録商標)、無線LAN(Local Area Network)などの方式をサポートする。更に、メモリデバイス100は、外部装置とのインターフェースを備えており、ホストデバイス200に取り付け(接続)可能である。
メモリデバイス100は、ホストデバイス200からのアクセスに応じた処理(例えば、データの読み書き)を行う。尚、メモリデバイス100は、ホストデバイス200との間でデータをやり取りするだけでなく、ホストデバイス200から電力供給されてもよい。メモリデバイス100及びホストデバイス200は、本実施形態に係るメモリシステムを形成する。
メモリデバイス100は、ホストデバイス200に取り付けられている間に当該ホストデバイス200のログ情報を適時に保存する。尚、以降の説明において、ホストデバイス200は、業務用空調機(より詳細には、その室外機)であると仮定されるが、これ以外の機器(例えば、車両)であってもよい。ホストデバイス200が業務用空調機の室外機であるならば、ログ情報は当該業務用空調機の例えば運転履歴、障害履歴、保守履歴などに相当する。ログ情報は、センサによって測定された測定値(例えば、温度値、湿度値など)の情報を含んでもよいし、ホストデバイス200の状態を示す情報を含んでもよいし、ホストデバイス200に接続される他の機器の情報を含んでもよい。
保守端末300は、少なくとも、メモリデバイス100と共通の無線通信機能を備えている。保守端末300は、保守作業員からの操作に応じて、メモリシステム(より詳細には、メモリデバイス100)に対してログ情報を無線で要求する。メモリシステム(より詳細には、メモリデバイス100)は、要求に応じて、ログ情報を無線で送信する。この結果、保守作業員は、ホストデバイス200の筐体を開閉したり、メモリデバイス100を脱着したりすることなく、ホストデバイス200のログ情報を獲得できる。即ち、保守作業員は、効率的かつ安全に保守作業を遂行できる。
尚、保守端末300は、専用の情報処理装置であってもよいが、例えばPC、タブレット端末、携帯電話機(特に、いわゆるスマートフォン)などの汎用の情報処理装置であってもよい。近年、これら汎用の情報処理装置には、無線通信機能を実装するハードウェア(例えば、LSI(Larege−Scale Integration))が標準的に組み込まれているので、専用のアプリケーション(以降、保守プログラムと称される)の実行を通じて当該汎用の情報処理装置を保守端末300として機能させることが可能である。汎用の情報処理装置を保守端末300に転用することによって、保守端末300の開発コストの抑制が期待できる。
保守プログラムは、基本的には、保守端末300にログ情報をメモリデバイス100から取得させるためのものである。後述されるように、FlashAirがメモリデバイス100として採用される可能性があり、FlashAirはHTTP(HyperText Transfer Protocol)サーバとして動作可能である。メモリデバイス100がFlashAirのようにHTTPサーバとして動作可能であるならば、汎用のWebブラウザを保守プログラムとして転用することができる。更に、ログ情報の取得を効率化する観点から、例えば、メモリデバイス100への無線接続のためのパスワード入力後に新規ログ情報を自動的に選別して取得する機能、取得済みログ情報を記憶部102から自動削除する機能などを保守プログラムの一部として追加する改良がなされてもよい。
汎用の情報処理装置を保守端末300として機能させる場合には、当該汎用の情報処理装置がサポートする無線通信方式を使用してログ情報をやり取りすることが好ましい。例えば、現在販売されているタブレット端末の多くは、IEEE802.11a/b/g/nなどの無線LAN、Bluetooth、TransferJET(登録商標)、ZigBee(登録商標)などの無線通信方式をサポートするので、これらがログ情報をやり取りするために利用されてよい。また、3G回線、LTE(登録商標)、WiMAX(登録商標)、PHS(登録商標)などを利用してログ情報をやり取りすることも想定される。
本実施形態に係るメモリシステムが図2に例示される。図2のメモリデバイス100は、メモリデバイス制御部101と、記憶部102と、無線通信部103とを備える。図2のホストデバイス200は、ホストデバイス制御部201と、測定部202とを備える。
メモリデバイス制御部101は、記憶部102に対してデータの読み書きを行ったり、無線通信部103との間でデータをやり取りしたりする。また、メモリデバイス制御部101は、外部装置とのインターフェースを備えている。メモリデバイス制御部101は、このインターフェースを利用して、ホストデバイス200との間でデータをやり取りする。このインターフェースは、SD(登録商標)カード向けのものであってもよいし、USB(Universal Serial Bus)、Ethernet(登録商標)のような汎用のものであってもよいし、ホストデバイス200に専用のものであってもよい。
メモリデバイス制御部101は、上記機能を実現するために、例えばホストインターフェース(I/F)、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read only Memory)、RAM(Random Access Memory)、バッファ、無線通信インターフェース(I/F)、メモリインターフェース(I/F)などのハードウェア要素を含んでよい。これらのハードウェア要素は、バスによって接続される。
ホストインターフェースは、ホストデバイス200(より詳細には、ホストデバイス制御部201)との間でインターフェース処理を行う。メモリインターフェースは、記憶部102との間でインターフェース処理を行う。
無線通信インターフェースは、無線通信部103との間でインターフェース処理を行う。具体的には、無線通信インターフェースは、例えば物理層ではIEEE802.11a/b/g/nをサポートし、ネットワーク層ではIPv4(Internet Protocol version 4)またはIPv6(Internet Protocol version 6)をサポートしてもよい。また、無線通信インターフェースは、トランスポート層ではTCP(Transmission Control Protocol)をサポートし、プレゼンテーション層ではSSL(Secure Socket Layer)/TLS(Transport Layer Security)をサポートし、アプリケーション層ではHTTPまたはFTP(File Transfer Protocol)をサポートしてもよい。
CPUは、メモリデバイス100全体の動作を制御する。CPUは、ROMに記録されているファームウェア(例えば制御プログラム)を実行したり、RAM上にロードされた制御プログラムを実行したりすることによって、所定の動作を行う。例えば、CPUは、各種のテーブルまたは拡張レジスタをRAM上に作成する。また、CPUは、ホストデバイス200(より詳細には、ホストデバイス制御部201)からライト(書き込み)コマンド、リード(読み出し)コマンド、イレース(消去)コマンドなどを受ける。そして、CPUは、これらのコマンドに従って、記憶部102の指定領域にアクセスしたり、バッファを介してデータ転送処理を制御したりする。
ROMには、CPUによって使用されるファームウェア(例えば、制御プログラム)データが記録される。RAMは、CPUによって作業エリアとして使用される。具体的には、制御プログラム、各種のテーブル、拡張レジスタなどがRAMに記憶される。
バッファは、例えばデータの転送に伴い、一定量のデータを一時的に記憶する。具体的には、ホストデバイス200(より詳細には、ホストデバイス制御部201)からのデータが記憶部102に書き込まれる場合に、一定量(例えば1ページ分)のデータを一時的に記憶する。また、バッファは、記憶部102から読み出されたデータがホストデバイス200(より詳細には、ホストデバイス制御部201)へと出力される場合に、一定量のデータを一時的に記憶する。バッファを介してデータを転送することによって、バスインターフェースとバックエンドとを非同期に制御することが可能となる。
記憶部102は、メモリデバイス制御部101によって書き込まれたデータを記憶する。このデータは、前述のログ情報であってもよいし、後述されるようにホストデバイス200向けのファームウェアデータであってもよい。記憶部102に記憶されたデータは、必要に応じてメモリデバイス制御部101によって読み出される。記憶部102は、例えばNAND型フラッシュメモリである。記憶部102としてのNAND型フラッシュメモリは、例えば、積層ゲートのメモリセルまたはMONOS(Metal−Oxide−Nitride−Oxide−Silicon)型のメモリセルによって構成されてよい。
無線通信部103は、メモリデバイス制御部101の無線通信インターフェースを介して制御され、図示されない他の無線通信装置との間で無線通信(即ち、所定の無線通信方式に従う信号処理)を行う。無線通信部103は、高周波信号を送受信するためのアンテナを内蔵してもよいし、当該アンテナを外付けしてもよい。
無線通信部103は、少なくとも、保守端末300と共通の無線通信方式をサポートし、これを利用して例えばログ情報をやり取りする。ここで、無線通信部103は、1つに限られず2つ以上設けられてもよい。例えば、第1の無線通信部103aは無線LANに従って無線通信を行い、第2の無線通信部103bはTransferJETに従って無線通信を行ってもよい。尚、無線通信部103は、無線LAN、TransferJETに限られず、例えばBluetooth、ZigBee、LTE、WiMAX、PHSなどに従って無線通信を行ってもよい。
前述の通り、メモリデバイス100は無線通信機能を備えているが、ホストデバイス200の筐体がメモリデバイス100と他の無線通信装置(例えば、保守端末300)との無線通信を阻害するおそれがある。例えば、ホストデバイス200が業務用空調機であって、メモリデバイス100を当該業務用空調機の室外機の制御基板に取り付けることが想定される。一般に、室外機の制御基板は保護のために筐体によって物理的に覆われているので、当該筐体によって電波の減衰及び遮断が生じることになる。係る場合に、メモリデバイス100をホストデバイス200に単純に備え付けたとしても、劣悪な無線伝搬環境下で無線通信が行われることになるので通信の切断が生じやすくなる。
従って、係る状況の改善措置が必要に応じて講じられてもよい。例えば、メモリデバイス100とホストデバイス200との間のインターフェースを物理的に延長して、メモリデバイス100をホストデバイス200の筐体外に設置してもよい。或いは、ホストデバイス200の筐体に電波の通り道のための穴を空けてもよいし、メモリデバイス100のアンテナを露出させると共に外部の金属に接触させることによってアンテナ利得を向上させてもよい。
メモリデバイス100の製品化、或いは、メモリデバイス100を組み込んだホストデバイス200(即ち、メモリシステム)の製品化を考慮すると、メモリデバイス100に備えられる無線通信部103は認証取得済みのものであることが好ましい。係る条件を満足するメモリデバイス100として、前述のFlashAirを挙げることができる。
FlashAirは、IEEE802.11b/g/nの無線LANをサポートするSDHC(登録商標)メモリーカードであり、その記憶容量は8Gbyteである。FlashAirのファイルシステムは、通常のSDHCカードと同じくFAT(File Allocation Table)32である。パスワードの設定により、FlashAirに保存されるファイルにアクセス可能な端末を制限することもできる。
ホストデバイス200のホストデバイス制御部201(例えば、業務用空調機の室外機に備えられるプロセッサ)は、通常のSDIOインターフェースを介してメモリデバイス100としてのFlashAirにアクセスできる。具体的には、SDバス4ビットモード(CLK,CMD,DAT0−3)、SDバス1ビットモード(CLK,CMD,DAT0)、SPI(Serial Peripheral Interface)モード(CLK,DO,DI)などが利用可能である。
好ましくは、メモリデバイス100としてのFlashAirは、例えばIEEE802.11b/g/nに従って保守端末300との無線通信を行う。IEEE802.11b/g/nは、FlashAirによってサポートされているうえ、REGZA Tablet(登録商標)、iPad(登録商標)などの代表的なタブレット端末に搭載されている無線LAN LSIによってもサポートされている。従って、保守プログラムを通じてこれらのタブレット端末を保守端末300として機能させる場合に、IEEE802.11b/g/nは好適である。
FlashAirは、無線LAN AP(Access Point)として動作可能である。FlashAirは、APモード時にはDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバとしても機能する。即ち、メモリデバイス100としてのFlashAirは、無線LAN(例えば、IEEE802.11b/g/n)経由でのアクセスを試みる保守端末300に対してIP(Internet Protocol)アドレスを割り当てる。この例では、保守端末300はSTA(STAtion)として動作する。
STAとしての保守端末300は、例えばHTTP GETを用いて、FlashAirに保存されたファイルをダウンロードできる。ダウンロードされるファイルは、ログ情報が記載されたものであってもよいし、これ以外のものであってもよい。尚、保守端末300は、FlashAirがデジタルカメラに取り付けられている場合と同様に、FlashAirとしてのメモリデバイス100からJPEGファイル等の画像ファイルをダウンロードできる。更に、FlashAirからHTML(HyperText Markup Language)ファイルのダウンロードが可能であることも確認されているので、保守端末300はHTMLファイルをダウンロードしてもよい。
尚、メモリデバイス100は、FlashAirに限られない。例えば、STAモードをサポートするがAPモードをサポートしないデバイスがメモリデバイス100として採用されてもよい。或いは、FlashAirがSTAモードで動作してもよい。係る場合には、保守端末300がAPモードをサポートするならば当該保守端末300がAPモードで動作してもよいし、図示されない無線LAN APが用意されてもよい。或いは、Wi−Fi Directと呼ばれる機能が利用されてもよい。Wi−Fi Directによれば、APを介することなくSTA同士で直接通信が可能となる。更に、本実施形態に係る保守システムの効果は、メモリデバイス100と保守端末300との無線通信のネットワークトポロジに依存しないので、無線LAN以外の方式が採用されてもよい。
ホストデバイス制御部201は、測定部202を制御し、ホストデバイス200の状態(例えば、温度、湿度など)を測定させる。ホストデバイス制御部201は、測定部202からの測定値情報に基づいてログ情報を生成する。また、ホストデバイス制御部201は、メモリデバイス100(より詳細には、メモリデバイス制御部101)との間でインターフェース処理(例えば、各種コマンドの発行、メモリデバイス100への電力供給など)を行う。
例えば、ホストデバイス制御部201は、生成されたログ情報を記憶部102に書き込むための書き込みコマンドを発行し、当該書き込みコマンド及びログ情報をメモリデバイス制御部101に出力してもよい。また、ホストデバイス制御部201は、記憶部102に保存されているファームウェアデータを要求するために、読み出しコマンドを発行し、当該読み出しコマンドをメモリデバイス制御部101へと出力してもよい。そして、ホストデバイス制御部201は、記憶部102から読み出されたファームウェアデータを用いてファームウェアを更新してもよい。
ホストデバイス制御部201は、上記機能を実現するために、例えば、マイクロコントローラ、ROM、RAM、クロックなどのハードウェア要素を含んでよい。これらのハードウェア要素は、バスによって接続される。尚、マイクロコントローラは、CPU、FPGA(Field Programmable Gate Array)などに置き換えられてもよい。
マイクロコントローラは、ホストデバイス200全体の動作を制御する。マイクロコントローラは、ROMに記録されているファームウェアを実行したり、RAM上にロードされたプログラムを実行したりすることによって、所定の動作を行う。
ROMは、マイクロコントローラによって使用されるファームウェアデータが記録される。RAMは、マイクロコントローラによって作業領域として使用される。例えば、マイクロコントローラによって実行可能なプログラムがRAMに記憶される。クロックは、マイクロコントローラによって参照されるクロック信号を生成する。
測定部202は、ホストデバイス制御部201に備えられるマイクロコントローラからの制御に従って、ホストデバイス200の状態(例えば、温度、湿度など)を測定する。測定部202は、温度センサであってもよいし、湿度センサであってもよいし、これらの組み合わせであってもよい。測定部202は、アナログ表現である測定値をデジタル表現に変換することによって、測定値情報を生成する。測定部202は、測定値情報をホストデバイス制御部201へと出力する。
図2のメモリシステムによれば、無線通信部103が記憶部102に保存されたログ情報を外部装置に送信する場合に、ホストデバイス200の介在は不要である。また、ホストデバイス200は、無線通信部103のステータス情報、無線通信部103が外部のサーバからダウンロードしたデータなどを管理する必要がない。即ち、これらのデータは、記憶部102に自動的に直接記録されてよい。従って、ホストデバイス200は無線通信部103に対して複雑な制御を行う必要がないので、僅かな改変によって既存の機器をホストデバイス200に転用することも可能である。
更に、ログ情報は、メモリデバイス制御部101を経由することなく内部転送できる。故に、高い転送速度が達成可能である。例えば、ログ情報の内部転送をメモリデバイス制御部101内に設けられたDMA(Direct Memory Access)レジスタによって制御すれば、ホストデバイス200及びメモリデバイス100は独立に動作できる。
ログ情報は、図3に例示されるように定期的に生成及び保存されてもよいし、図4に例示されるように条件付きで生成及び保存されてもよい。
図3は、図2のメモリシステムによって行われる定期的なロギング動作を示している。図3の動作例によれば、ホストデバイス200がログ情報を定期的に生成し、メモリデバイス100が当該ログ情報を保存する。
ホストデバイス制御部201は、内部のクロックによって定期的に生成されるクロック信号をトリガとして用いて、測定要求を測定部202に与える。測定部202は、測定要求に応じて測定を行い、測定値情報を生成する。測定部202は、測定値情報をホストデバイス制御部201へと出力する。
ホストデバイス制御部201は、測定値情報に基づいてログ情報を生成する。更に、ホストデバイス制御部201は、ホストインターフェースを介して、ログ情報をメモリデバイス100のメモリデバイス制御部101へと出力する。
具体的には、ホストデバイス制御部201は、測定値情報を用いて所定の演算を行うことによってログ情報を生成してもよいし、測定値情報に対して所定のデータ圧縮を行うことによってログ情報を生成してもよいし、測定値情報を文字列へ変換するための所定の系列変換を行うことによってログ情報を生成してもよい。
更に、ホストデバイス制御部201は、測定値情報に対応付けられた時刻情報(例えば、測定時刻であってもよいし、測定値情報の受信時刻であってもよい)をログ情報の要素として追加してもよい。或いは、後述されるように、メモリデバイス100が、時刻情報(例えば、書き込み時刻)を追加してもよい。尚、図3のような定期的なロギング動作の場合には、ログ情報同士の時間間隔は既知である。故に、時刻情報の全てが省略されてもよいし、時刻情報の一部(例えば、初期時刻以外の時刻情報)が省略されてもよい。
メモリデバイス制御部101は、ログ情報をホストデバイス制御部201から入力し、記憶部102に当該ログ情報を記憶させるための書き込み処理を行う。メモリデバイス制御部101は、必要に応じて、ログ情報の要素として時刻情報を追加してもよい。
図3の動作例によれば、以上の動作が定期的に繰り返され、記憶部102にはログ情報が保存される。
図4は、図2のメモリシステムによって行われるイベントドリブンなロギング動作を示している。図4の動作例は、ホストデバイス200がログ情報を条件付きで生成する点で図3の動作例と異なる。
ホストデバイス制御部201は、内部のクロックによって定期的に生成されるクロック信号をトリガとして用いて、測定部202に測定要求を与える。測定部202は、測定要求に応じて測定を行い、測定値情報を生成する。測定部202は、測定値情報をホストデバイス制御部201へと出力する。
ホストデバイス制御部201は、測定値情報の検証処理を行う。具体的には、ホストデバイス制御部201は、入力した測定値情報が所定の条件を満足するならば当該測定情報に基づいてログ情報を生成する。反面、ホストデバイス制御部201は、入力した測定情報が上記条件を満足しないならばログ情報を生成しない。尚、所定の条件は、1つに限られず、複数の条件の組み合わせであってもよい。所定の条件は、例えば、「測定値情報の示す温度が閾値以上である」というものであってよい。
ホストデバイス制御部201は、所定の条件の満足時に、測定値情報に基づいてログ情報を生成する。更に、ホストデバイス制御部201は、ホストインターフェースを介して、ログ情報をメモリデバイス100のメモリデバイス制御部101へと出力する。
図4の動作例において、ログ情報は、図3の動作例と同一または類似の手法で生成されたものであってもよいし、検証結果に応じた所定の信号系列であってもよい。更に、前述のように、メモリデバイス100またはホストデバイス200が、時刻情報をログ情報の要素として追加してもよい。
メモリデバイス制御部101は、ログ情報をホストデバイス制御部201から入力し、記憶部102に当該ログ情報を記憶させるための書き込み処理を行う。メモリデバイス制御部101は、必要に応じて、ログ情報の要素として時刻情報を追加してもよい。
図4の動作例によれば、条件付きでログ情報を生成することによって、例えば異常状態或いはこれに準ずる状態に限ってログ情報をメモリデバイス100に保存することが可能となる。即ち、ログ情報のフィルタリングが行われるので、高精度な診断が可能となると共にメモリデバイス100に必要とされる記憶容量を小さくできる。
メモリデバイス100は、ホストデバイス200のログ情報を保存及び送信するためだけでなく、ホストデバイス200のファームウェアを更新するために利用されてもよい。
無線通信部103は、ホストデバイス200のファームウェアデータ(例えば、ファームウェアを更新するためのデータ)を外部装置(例えば、保守端末300、外部のサーバなど)から無線で受信する。無線通信部103は、受信したファームウェアデータをメモリデバイス制御部101へと出力する。メモリデバイス制御部101は、ファームウェアデータを無線通信部103から入力し、記憶部102に当該ファームウェアデータを記憶させるための書き込み処理を行う。
ホストデバイス制御部201は、外部からファームウェア更新指示を受けたり、ファームウェアの実行中にファームウェア更新指示が発生したり、ファームウェア更新指示を示す特定のデータを記憶部102から読み込んだりすると、ファームウェアデータ要求をメモリデバイス制御部101に出力する。
メモリデバイス制御部101は、ファームウェアデータ要求に応じて、記憶部102に記憶されたファームウェアデータを取得するための読み出し処理を行う。メモリデバイス制御部101は、読み出し処理を通じて取得されたファームウェアデータをホストデバイス制御部201へと出力する。ホストデバイス制御部201は、メモリデバイス制御部101からのファームウェアデータを用いてファームウェアを更新する。
図5の動作例によれば、ファームウェアデータは、メモリデバイス100の無線通信部103によって外部装置から取得される。また、無線通信部103は、ホストデバイス200とは独立に動作できる。従って、図5の動作例によれば、ホストデバイス200の筐体の開閉、ならびに、メモリデバイス100の脱着を必要とせずに、ファームウェアデータを取得することが可能となる。
更に、図5の動作例によれば、メモリデバイス100の記憶部102がファームウェアデータを保存し、ホストデバイス制御部201は記憶部102にアクセスすることでファームウェアデータを取得する。故に、例えば、ホストデバイス制御部201がファームウェアを更新する途上で何らかのエラーが発生しても、ホストデバイス制御部201は記憶部102に再度アクセスすればファームウェアの更新をやり直すことができる。即ち、外部装置がファームウェアデータを再送信する必要はない。
よって、図5の動作例によれば、ホストデバイス200のファームウェア更新を含む保守作業において負荷が大幅に軽減される。
保守端末300がメモリデバイス100を介してホストデバイス200を遠隔操作することも可能である。具体的には、ホストデバイス制御部201は、記憶部102から特定の動作指示を示すデータ(例えば、文字列)を読み込み、これをトリガとして動作するように設計されてよい。例えば、ホストデバイス制御部201は、定期的に係るデータを読み込んでもよいし、ホストデバイス200に対する操作に応じて係るデータを読み込んでもよい。ホストデバイス制御部201がこのように設計されていれば、保守端末300が特定の動作指示を示すデータを記憶部102に無線通信を介して書き込むことで、ホストデバイス制御部201に所望の動作を遠隔的に行わせることができる。
例えば、保守端末300は、ファームウェア更新指示を示す所定の文字列(例えば、“FW_UPDATE”)を記憶部102に無線通信を介して書き込む。ホストデバイス制御部201は、何らかのタイミングで係る所定の文字列を記憶部102から読み込むと、これをトリガとして用いてファームウェアを更新する(例えば、図5参照)。このように、保守端末300は、ホストデバイス制御部201にファームウェア更新を遠隔的に行わせることができる。尚、この動作例は、ファームウェア更新に限られず、例えばホストデバイス200に自己点検作業のような非定常作業を遠隔的に行わせる場合にも適用可能である。
尚、ホストデバイス200のファームウェア更新は、バージョンアップ以外の目的で行われてもよい。具体的には、保守作業中に、ホストデバイス200のファームウェアが診断用のものに一時的に更新されてもよい。診断に必要なログ情報が効率的に保存されるように診断用のファームウェアを設計することで、高精度な診断が可能となり高品質の保守作業が可能となる。例えば、診断用のファームウェアの実行時には、通常のファームウェアの実行時と比べて、図4の動作例における所定の条件が変更されてもよい。
以上説明したように、第1の実施形態に係る保守システムにおいて、無線通信機能を備えるリムーバブルなメモリデバイスが、ホストデバイスのログ情報の保存及び無線送信を行う。従って、この保守システムによれば、ホストデバイスの保守作業において、ホストデバイスの筐体の開閉及びメモリデバイスの脱着を必要とすることなく、保守端末がログ情報を取得できる。即ち、保守作業の負荷が軽減されると共に安全性が高められる。また、メモリデバイスの無線通信方式及び記憶容量には多彩なバリエーションが存在するので、ホストデバイスの種別、用途、設置地域などに応じて適切なメモリデバイスを選択可能である。
また、ホストデバイスはメモリデバイスの無線通信部に対して複雑な制御を行う必要がないので、僅かな改変によって既存の機器をホストデバイスとして転用することも可能である。即ち、この保守システムは、容易にかつ安価に構築することができる。
この保守システムにおいて、ホストデバイス及びメモリデバイスは独立に動作可能である。故に、メモリデバイスの記憶部が不揮発性メモリで構成されるならば、仮にホストデバイスが故障したとしても、保守端末はメモリデバイスから無線通信を介してログ情報を容易に取得できる。
ホストデバイスのファームウェア更新を含む保守作業において、保守端末はメモリデバイスの記憶部に無線通信を介してファームウェアデータを書き込むことができる。更に、保守端末は、ホストデバイスにファームウェア更新を遠隔的に行わせることもできる。故に、係る保守作業の負担の軽減及び安全性の向上も期待できる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係るメモリシステムは、図6に例示されるように、メモリデバイス110と、ホストデバイス200とを備える。メモリデバイス110は、メモリデバイス制御部111と、記憶部112と、無線通信部113と、無線通信管理部114とを備える。尚、メモリデバイス制御部111、記憶部112及び無線通信部113は、図2のメモリデバイス制御部111、記憶部112及び無線通信部113と同一または類似であってよい。
無線通信管理部114は、記憶部112に記憶されるデータ(厳密には、記憶される予定のデータを含む)に基づいて、無線通信部113を管理する。無線通信部113の管理とは、例えば、無線通信部113への電源供給の管理、無線通信部113による無線通信の管理などを指す。具体的には、無線通信管理部114は、記憶部112に記憶されるログ情報に基づいて、無線通信部113の電源の投入/切断を管理したり、通信を必要に応じて切断したり、無線通信部113に無線通信の制御信号を与えたりしてもよい。
無線通信管理部114は、メモリデバイス制御部111を介して記憶部112にアクセスするように実装されてもよいし、例えば内部に用意されたマイクロコントローラなどを用いて記憶部112に直接的にアクセスするように実装されてもよい。或いは、無線通信管理部114がメモリデバイス制御部111の一部を形成するハードウェアまたはソフトウェアとして組み込まれてもよい。いずれにせよ、無線通信管理部114は、記憶部112に記憶されるデータに基づいて、無線通信部113を管理するものであればよい。
典型的には、無線通信管理部114は、記憶部112に記憶されるログ情報を監視し、当該ログ情報を用いて検証処理を行う。ログ情報が所定の条件を満足する場合とそうでない場合とで、無線通信管理部114は異なる管理動作を行うことができる。
具体的には、無線通信管理部114は、検証処理として、当該無線通信管理部114の内部のメモリ領域に記憶されている基準系列(或いは、基準値)と、ログ情報の示す系列(或いは、値)とを比較してもよい。尚、複数種類の条件が規定されてもよく、これら複数の条件の各々に対応する基準系列(或いは、基準値)及び管理動作が規定されてもよい。或いは、2以上の条件が満足される場合に所定の管理動作が行われてもよい。
例えば、ログ情報の示す値が基準値以上である場合に、無線通信管理部114は無線通信部113の電源を投入してもよい。また、ログ情報の示す系列がホストデバイス200の異常を示す基準系列に一致する場合に、無線通信管理部114は無線通信部113の電源を投入してもよい。また、ホストデバイス200が前述のように業務用空調機の室外機であれば、空調機のリモートコントローラが保守作業員から無線通信部113の電源投入を意味する所定の操作(例えば、通常動作では使用されないパターンでボタンを押すこと)を受理すると、これに応じて記憶部112に所定のデータが記録されるように設計されてもよい。係る場合には、無線通信管理部114は、上記所定のデータを通じて保守作業員からの操作を検知して無線通信部113の電源を投入する。
無線通信管理部114は、記憶部112に記憶されるデータに基づいて管理動作を行うことによってメモリデバイス制御部101を補助することもできる。具体的には、無線通信管理部114は、以下に例示されるようにメモリデバイス制御部101に代わって無線通信に関するコマンドの一部を発行してもよい。
例えば、無線通信管理部114は、無線通信部113の電源を切断する前に通信セッションを開放するためのコマンドを無線通信部113に与えてもよい。係るコマンドによって、通信が正常に切断される。
例えば、無線通信管理部114は、記憶部112に記憶されるデータに基づいてホストデバイス200の異常を検知した場合には、無線通信部113の電源を投入してから、当該無線通信部113に異常報知のための伝送を行わせるコマンドを与えてもよい。また、無線通信管理部114は、無線通信部113の電源を投入してから、当該無線通信部113に記憶部112に記憶されているデータの伝送を行わせるコマンドを与えてもよい。
例えば、無線通信管理部114は、記憶部112に記憶されるデータに基づいて当該記憶部112の記憶容量が所定値に達したことを検知する。所定値は、アグリゲーションを適用可能な最大のデータサイズであってもよいし、記憶部112のメモリ溢れを回避する目的で設けられた閾値であってもよい。この場合に、無線通信管理部114は、無線通信部113の電源を投入してから、当該無線通信部113に所定の信号または記憶部112に記憶されているデータを伝送させるコマンドを与える。係る管理動作は、例えば、記憶部112のメモリ溢れの防止、或いは、アグリゲーションの適用による無線リソースの有効利用などの効果を期待できる。尚、一般に、アグリゲーションを適用してからデータを送信すると、無線通信のオーバーヘッドの割合が減少するので周波数及び電力の利用効率は高まる。
ここで、無線通信管理部114(或いは、その他の機能部)が、無線通信が一定時間行われない場合に無線通信部113の電源(入力電流)を切断する管理動作を行うことを仮定する。係る管理動作は、例えばFlashAirのようなメモリデバイスがデジタルカメラのような通常の情報処理装置に適用される場合には、電力消費を効果的に抑制する効果がある。しかしながら、係る管理動作がホストデバイス200の保守作業時に行われると、無線通信部113の電源が意図せず切断されるおそれがある。保守作業中に無線通信部113の電源の切断が生じると、保守作業員は無線通信部113の電源を再投入しなければならず、保守作業の効率は損なわれる。或いは、保守作業員が意識的に無線通信部113の電源を維持するための操作を行うことで、無線通信部113の電源の切断を回避することも可能であるが、この場合にもやはり保守作業の効率は損なわれる。
そこで、本実施形態に係る保守端末300は、後述される保守作業支援プログラムを実行することによって、係る管理動作が意図せず行われる事態を防止してもよい。保守作業支援プログラムは、前述の保守プログラムの一部として設計されてもよいし、前述の保守プログラムとは別に設計されてもよい。
本実施形態に係る保守端末300が図9に例示される。保守端末300は、保守端末制御部301と、記憶部302と、無線通信部303とを備える。
保守端末制御部301は、記憶部302に対してデータの読み書きを行ったり、無線通信部303との間でデータをやり取りしたりする。保守端末制御部301は、記憶部302に記憶された保守プログラム(及び保守作業支援プログラム)を実行することによって、ログ情報をメモリデバイス110から取得するなどの種々の機能を実現する。
記憶部302は、保守端末制御部301によって書き込まれたデータを記憶する。このデータは、ログ情報であってもよいし、ホストデバイス200向けのファームウェアデータであってもよい。更に、記憶部302は、例えば、保守プログラム、保守作業支援プログラムなどの保守端末制御部301によって実行されるプログラムを記憶してもよい。記憶部302に記憶されたデータは、必要に応じて保守端末制御部301によって読み出される。
無線通信部303は、少なくとも、メモリデバイス110と共通の無線通信方式をサポートし、これを利用して例えばログ情報、ファームウェアデータなどをやり取りする。ここで、無線通信部303は、1つに限られず2つ以上設けられてもよい。例えば、第1の無線通信部303aは無線LANに従って無線通信を行い、第2の無線通信部303bはTransferJETに従って無線通信を行ってもよい。尚、無線通信部303は、無線LAN、TransferJETに限られず、例えばBluetooth、ZigBee、LTE、WiMAX、PHSなどに従って無線通信を行ってもよい。
保守端末制御部301は、保守作業支援プログラムを実行することで、図7に例示される保守作業支援処理を行う。図7の保守作業支援処理は、保守作業の過程で無線通信部303と無線通信部113との間で通信が確立されることで開始し、処理はステップS401に進む。ステップS401において、保守端末制御部301は時間測定を開始する。ステップS401以後、保守端末制御部301は例えばログ情報をメモリデバイス110から取得するなどの任意の処理を行う。また、ステップS401以後、保守端末制御部301は、無線通信部303による無線通信を監視する。
直前のステップS401からの経過時間(即ち、測定時間)が閾値に達する前に、保守端末制御部301が無線通信部303と無線通信部113との間で無線通信が行われたことを検出すると、保守作業支援処理はステップS401に戻る(ステップS402)。保守作業支援処理がステップS401に戻ると、保守端末制御部301は時間測定をリスタートする。ここで、上記閾値は、メモリデバイス110において無線通信が行われない場合に無線通信部113の電源が切断されるまでの猶予期間の長さ(即ち、前述の一定時間)よりも小さな値に設定される。
或いは、直前のステップS401からの経過時間が上記閾値に達する前に、保守端末制御部301が保守作業の終了処理が実行されたことを検出すると、保守作業支援処理は終了する(ステップS404)。尚、終了処理とは、無線通信部303による無線通信の終了を意味する処理である。例えば、保守プログラムまたは保守作業支援プログラムの終了操作を受理する処理、無線通信部303による無線通信の切断操作を受理する処理、などである。
他方、直前のステップS401からの経過時間が上記閾値に達すると、保守作業支援処理はステップS405に進む(ステップS403)。ステップS405において、保守端末制御部301は無線通信部303に無線通信部113と無線通信を行わせて、保守作業支援処理はステップS401に戻る。保守作業支援処理がステップS401に戻ると、保守端末制御部301は時間測定をリスタートする。例えば、ステップS405において、保守端末制御部301は無線通信部303にダミーの信号を無線通信部113へと送信させてもよい。ステップS405において行われた無線通信によって、メモリデバイス110において無線通信部113の電源が切断されるまでの猶予期間が再設定されるので、無線通信部113の電源は維持される。
以上説明したように、第2の実施形態に係るメモリデバイスは無線通信管理部を備える。無線通信管理部は、記憶部に記憶されるデータに基づいて無線通信部を管理する。
例えば、無線通信管理部は、ログ情報に基づいて必要に応じて無線通信部の電源を投入することで、メモリデバイスの省電力動作を可能にする。また、無線通信管理部は、無線通信部の電源を投入するだけでなく、ログ情報の伝送または異常報知のための伝送を行わせるコマンドを適切なタイミングで無線通信部に与えることで、メモリデバイス制御部を補助することもできる。係る動作によれば、例えば、ホストデバイスの異常状態の早期報知、メモリデバイスにおけるメモリ溢れの防止、メモリデバイスの省電力動作、無線リソースの有効利用などの効果が期待できる。
また、無線通信管理部は、ホストデバイスへの操作をトリガとして所定の管理動作を行うように設計されてもよい。係る場合には、保守作業員は、ホストデバイスに対して所定の操作を行うことで、メモリデバイスの無線通信部を半手動で制御できる。よって、メモリデバイスの無線通信部の保守も容易となる。
尚、無線通信管理部は、メモリデバイス制御部に組み込まれてもよいし、メモリデバイス制御部とは別に用意されてもよい。但し、メモリデバイス制御部が無線通信管理部に相当する機能を備えていない場合には、無線通信管理部をメモリデバイス制御部と別に用意することにより、メモリデバイス制御部に対する改変を小さくしながら本実施形態に係るメモリデバイスを実装可能である。
本実施形態に係る保守端末は、メモリデバイスの無線通信部の電源が意図せず切断される事態を防止するために、保守作業支援プログラムを実行する。この保守作業支援プログラムの実行中に、保守端末は無線通信が行われていない時間を測定し、測定時間を閾値と比較する。そして、保守端末は、測定時間が閾値に達した場合には、送信する必要のあるデータの有無に関わらず無線通信を行う(例えば、ダミーの信号を送信する)ことで、メモリデバイスの無線通信部の電源を維持させる。従って、この保守作業支援プログラムによれば、保守作業中にメモリデバイスの無線通信部の電源が意図せず切断されることに伴う再接続の手間が省けるので、保守作業の負荷は軽減される。
(第3の実施形態)
第3の実施形態に係るメモリシステムは、図8に例示されるように、メモリデバイス120と、ホストデバイス220とを備える。メモリデバイス120は、メモリデバイス制御部121と、記憶部122と、無線通信部123とを備える。尚、メモリデバイス制御部121、記憶部122及び無線通信部123は、図6のメモリデバイス制御部111、記憶部112及び無線通信部113と同一または類似であってよい。ホストデバイス220は、ホストデバイス制御部221と、測定部222と、無線通信管理部223とを備える。尚、ホストデバイス制御部221及び測定部222は、図2のホストデバイス制御部201及び測定部202と同一または類似であってよい。
無線通信管理部223は、メモリデバイス120の記憶部122に記憶されるデータ(厳密には、記憶される予定のデータを含む)に基づいて、メモリデバイス120の無線通信部123を管理する。具体的には、無線通信管理部223は、記憶部122に記憶されるログ情報に基づいて、無線通信部123の電源の投入/切断を管理したり、通信を必要に応じて切断したり、無線通信部123に無線通信の制御信号を与えてもよい。即ち、無線通信管理部223は、第2の実施形態における無線通信管理部114と同一または類似の処理を行う。尚、無線通信部123への電源供給は、ホストデバイス制御部221及びメモリデバイス制御部121を介して行われてもよい。
無線通信管理部223は、ホストデバイス制御部221とは別に用意されてもよいし、ホストデバイス制御部221の一部を形成するハードウェアまたはソフトウェアとして組み込まれてもよい。いずれにせよ、無線通信管理部223は、記憶部122に記憶されるデータに基づいて、無線通信部123を管理するものであればよい。
以上説明したように、第3の実施形態に係るホストデバイスは、第2の実施形態において説明されたものと同一または類似の無線通信管理部を備える。従って、このホストデバイスを含むメモリシステムによれば、上記無線通信管理部に相当する機能部を備えないメモリデバイスを採用したとしても第2の実施形態と同一または類似の効果を奏することが可能である。
上記各実施形態の処理は、汎用のコンピュータを基本ハードウェアとして用いることで実現可能である。上記各実施形態の処理を実現するプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体に格納して提供されてもよい。プログラムは、インストール可能な形式のファイルまたは実行可能な形式のファイルとして記憶媒体に記憶される。記憶媒体としては、磁気ディスク、光ディスク(CD−ROM、CD−R、DVD等)、光磁気ディスク(MO等)、半導体メモリなどである。記憶媒体は、プログラムを記憶でき、かつ、コンピュータが読み取り可能であれば、何れであってもよい。また、上記各実施形態の処理を実現するプログラムを、インターネットなどのネットワークに接続されたコンピュータ(サーバ)上に格納し、ネットワーク経由でコンピュータ(クライアント)にダウンロードさせてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100,110,120・・・メモリデバイス
101,111,121・・・メモリデバイス制御部
102,112,122,302・・・記憶部
103,113,123,303・・・無線通信部
114,223・・・無線通信管理部
200,220・・・ホストデバイス
201,221・・・ホストデバイス制御部
202,222・・・測定部
300・・・保守端末
301・・・保守端末制御部

Claims (7)

  1. ホストデバイスとのインターフェースを備えるメモリデバイス制御部と、
    前記インターフェースを介して取得した前記ホストデバイスのログ情報を保存する記憶部と、
    前記ログ情報を無線で送信する無線通信部と
    を具備する、メモリデバイス。
  2. 前記記憶部に記憶されるデータに基づいて前記無線通信部への電源供給を管理する管理部を更に具備する、請求項1のメモリデバイス。
  3. 前記管理部は、更に、前記記憶部に記憶されるデータに基づいて前記無線通信部による無線通信を管理する、請求項2のメモリデバイス。
  4. 測定要求に応じて測定を行い、測定値情報を生成する測定部と、
    メモリデバイスとのインターフェースを備え、前記測定要求を前記測定部に与え、前記測定値情報に基づいてログ情報を生成し、前記ログ情報を前記インターフェースを介して前記メモリデバイスに備えられる記憶部へと出力するホストデバイス制御部と、
    前記記憶部に記憶されるデータに基づいて前記メモリデバイスに備えられる無線通信部を管理する管理部と
    を具備する、ホストデバイス。
  5. 保守端末を、
    ホストデバイスの保守作業中に、当該ホストデバイスに接続されたメモリデバイスに備えられる無線通信部と前記保守端末との間で無線通信が行われていない時間を測定し、測定時間を得る手段、
    前記測定時間が閾値に達した場合に、前記保守端末から前記無線通信部に信号を無線で送信する手段、
    として機能させる保守作業支援プログラム。
  6. 請求項1乃至請求項3のいずれかのメモリデバイスと、
    前記ホストデバイスと
    を具備し、
    前記ホストデバイスは、前記インターフェースを介して前記記憶部に記憶されたデータを取得するホストデバイス制御部を具備する、
    メモリシステム。
  7. 前記ホストデバイス制御部は、前記インターフェースを介して前記記憶部に記憶された特定の動作指示を示すデータを取得して当該データに応じた動作を行う、請求項6のメモリシステム。
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