JP2004341699A - Usbスキャナ,usbシステム,usbスキャナの制御方法及びusbシステムの制御方法 - Google Patents

Usbスキャナ,usbシステム,usbスキャナの制御方法及びusbシステムの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】システム上でスキャナ側の電力消費を抑制する必要がある場合でも、ユーザの使用形態を極力反映させた上で機能を限定することが可能なUSBシステムを提供する。
【解決手段】スキャナは、ハイパワーデバイス動作要求がUSBホストであるパーソナルコンピュータ(PC)によって拒否されると、複数の機能の内、使用形態を限定することにより機能の低下又は停止が可能なものをLCDに表示させることでユーザに提示して選択させる。そして、選択された機能の組み合わせによる消費電流の合計がローパワーデバイスクラスである100mA以内となるように設定を変更し(ステップS1〜S11)、ローパワーデバイス動作要求をPCに対して再度送信する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、USBデバイスとして構成される情報コードを読み取るためのスキャナ,複数のUSBデバイスのうち少なくとも1つがスキャナであるUSBシステム、USBスキャナの制御方法及びUSBシステムの制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
USB(Universal Serial Bus)システムにおいては、例えば新たなUSBデバイスがバスに接続された場合などに、USBホストによってシステムコンフィギュレーション(エニュメレーション)が実行される。その際、USBバスを介して電源供給を受ける構成のデバイスが複数接続される場合、電源供給能力の制限によってデバイスの消費電流を制限する必要が生じることがある。
【0003】
即ち、USBデバイスは、電流消費レベルに応じてローパワーデバイスとハイパワーデバイスとが区別されており、前者は、消費電流が100mAまで許容され、後者は消費電流が500mAまで許容されている。ホストは、コンフィギュレーションにおいて、USBバスに接続されている各デバイスが夫々何れのクラスで動作しようとしているのかを認識し、バスに許容されている電流供給能力を超える場合には、ハイパワーデバイスとして動作しようとするデバイスの接続を拒否する場合がある。そして、ハイパワーデバイスクラスのUSBデバイスは、その動作要求が拒否されてしまえば実質的に動作不能となってしまう。
【0004】
ところで、バーコードや2次元コードなどの情報を光学的に読取るための読取装置であるスキャナ(コードリーダ)にも、ホストであるパーソナルコンピュータとの通信を行うためにUSBインターフェイスを備えているものが多い。そして、スキャナにおいては、読み取りが対応している情報コードの種類や、読取り処理性能が様々に規定されている。
【0005】
そして、多種類の情報コードに対応していたり、読取り処理性能が高いスキャナであれば消費電力は当然に大きくなるので、最大能力で動作する場合を考慮すると、USBデバイスとしてはハイパワーデバイスとなるものがある。
ところが、上述したように、USBシステムの構成態様によっては、ホストによりデバイスの消費電流が制限された結果、ハイパワーデバイスとしての動作が拒否される場合があり、その場合、スキャナは使用不能となってしまう。
【0006】
しかしながら、例えば多種類の情報コードに対応するスキャナであっても、その時はバーコードを読み取るためにしか使用しない場合がある。また、読取り処理性能が高いスキャナであっても、ユーザの使用態様によっては、処理性能を低下させて読み取りを行っても問題がない場合もある。そして、実際にはそのような使用形態が想定されるにもかかわらず、上記のようにハイパワーデバイスとしての動作が拒否されれば、そのスキャナは使用することができない。
【0007】
例えば、特許文献1には、デジタルカメラにUSBインターフェイスを介してパソコンが接続された場合に、デジタルカメラの制御部がパソコンより供給可能な電力量の確認を行い、その確認結果に基づいて電力を機能ブロックに対して選択的に供給する構成が開示されている。
【0008】
【特許文献1】
特開2001−100869
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
この特許文献1に開示された技術では、パソコンより供給可能な電力量がローパワーデバイスクラスである場合は、それに応じてデジタルカメラ側が自動的に機能を限定するようになっている。
【0010】
しかしながら、情報コード読取り用のスキャナのように、ユーザアプリケーションに応じて使用形態が様々に想定されるものについては、使用可能な機能がデバイス側において一方的に限定されてしまうと、ユーザが所望する形態での使用ができなくなってしまうことがあり、利便性に問題がある。
【0011】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、システム上でスキャナ側の電力消費を抑制する必要がある場合でも、ユーザの使用形態を極力反映させた上で機能を限定することが可能なUSBスキャナ、USBシステム、USBスキャナ並びにUSBシステムの制御方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のUSBスキャナによれば、ハイパワーデバイス動作要求がUSBホストによって拒否されると、複数の機能の内、使用形態を限定することにより機能の低下又は停止が可能なものを表示手段に表示させることでユーザに提示して選択させる。そして、選択された機能の組み合わせによる消費電流の合計がローパワーデバイスクラスとなるように設定を変更し、ローパワーデバイス動作要求をUSBホストに対して再度送信する。
【0013】
従って、ユーザは、USBスキャナの機能がバス上の消費電力制限に基づいて限定される場合でも、表示手段を参照しながら極力その時のアプリケーションにふさわしい機能を選択することができるので、利便性を向上させることが可能となる。
【0014】
請求項2記載のUSBシステムによれば、USBホストは、USBスキャナより送信されたハイパワーデバイス動作要求を承認できない場合はその要求を拒否して、ローパワーデバイス動作要求を送信するまで待機する。すると、USBスキャナは、バス接続状態をリセットしてローパワーデバイス動作要求をUSBホストに送信し、USBホストは、USBスキャナがローパワーデバイスとしての動作が可能な範囲での機能の組み合わせによる使用形態を表示手段に表示させることでユーザに提示し、選択された使用形態に基づく機能設定をUSBデバイスに送信する。そして、USBデバイスは、送信された機能設定に応じて自身の機能を選択的に低下又は停止させる設定を行う。
【0015】
従って、ユーザは、USBスキャナの機能がバス上の消費電力制限に基づいて限定される場合でも、USBホストの表示手段を参照しながら極力その時のアプリケーションにふさわしい使用形態を選択することができるので、利便性を向上させることが可能となる。
【0016】
請求項3記載のUSBシステムによれば、USBホストは、USBスキャナより送信されたハイパワーデバイス動作要求を承認できない場合はその要求を拒否して、USBスキャナがローパワーデバイス動作要求を送信するまで待機する。すると、USBスキャナは、バス接続状態をリセットしてローパワーデバイス動作要求をUSBホストに対して送信し、USBホストは、USBスキャナの消費電流を低下させた状態で動作が可能な使用形態を想定し、その使用形態に応じて各機能に加える制限の内容を表示手段に表示させることでユーザに提示し選択させる。そして、選択された機能の組み合わせによる消費電流の合計がローパワーデバイスクラスになると機能設定情報をUSBデバイスに送信し、USBスキャナは、送信された機能設定に応じて自身の機能を選択的に低下又は停止させる設定を行う。
【0017】
従って、ユーザは、USBホストの表示手段を参照しながら、極力その時の使用形態に沿うように選択的に機能を限定することができるので、請求項2と同様に、利便性を向上させることが可能となる。
【0018】
請求項4記載のUSBシステムによれば、USBホストは、想定される使用形態について優先順位を設定しておき、その優先順位に基づいてユーザに提示を行うので、ユーザは、より効率的に選択を行うことができる。
【0019】
請求項5記載のUSBシステムによれば、USBホストは、優先順位の設定が外部より変更可能となるように構成されるので、よりユーザの実際の使用形態に応じた優先順位を設定することができる。
【0020】
請求項6記載のUSBシステムによれば、USBホストは、ユーザがUSBデバイスを使用する状態を反映した表現によってユーザに対する提示を行うので、ユーザは、自身の使用状況に応じた理解し易い表現に基づいて機能選択を行なうことが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
(第1実施例)
以下、本発明の第1実施例について図1乃至図7を参照して説明する。図5は、情報コード読取装置であるスキャナを中心とする電気的構成を示す機能ブロック図である。CCDセンサ(受光センサ)1は、照明LED2によって照射された情報コードを光学的に読み取るためのエリアセンサである。CCDセンサ1によって読取られ、出力される画像データはA/D変換部3によりA/D変換される。そして、A/D変換されたデジタルデータはシステムバス4上に出力可能であり、CPU5によってメモリ6に書き込まれるようになっている。
【0022】
ゲートアレイ7は、2次元コードなどの特定コードをデコードする機能を備えると共に、CPU5が周辺回路操作を行うために使用するロジック回路であり、特定コードをデコードする動作モードでは、A/D変換部3より出力されるデータをデコードするようになっている。尚、図7(a)には、2次元コードの1つであるPDF417(登録商標)、図7(b)には、QRコード(登録商標)を示す。
【0023】
システムバス4には、トランジスタ8,9を駆動して前述した照明LED2及びマーカ10を点灯させる駆動制御部11が接続されており、CPU5は、ゲートアレイ7を介して駆動制御部11に対する制御信号を出力するようになっている。
【0024】
また、システムバス4には、スキャナの設定情報やCPU5によってデコードされた情報コードのデータなどを表示するためのLCD(Liquid Crystal Display,表示手段)12が接続されている。更に、システムバス4には、USBインターフェイス回路13が接続されており、そのUSBインターフェイス回路13は、USBバス14を介してUSBホストであるパーソナルコンピュータ(PC)15に接続されている。
【0025】
即ち、以上のように構成されるスキャナ(USBスキャナ)16は、USBデバイスとしての機能を有しており、CPU5は、USBインターフェイス回路13を介してPC15との間でシリアル通信を行うようになっている。そして、スキャナ16は、USBバス14を介してPC15側より動作用電源V−inが供給されるようになっている。
【0026】
図6は、スキャナ16の各構成要素の動作態様と、対応する消費電流とを示すものである。「センサ回路部」はCCDセンサ1を含む部分であり、その消費電流は10mAである。「その他回路部」は、ゲートアレイ7の一部,LCD12やUSBインターフェイス回路13などを含む部分であり、消費電流は20mAである。これらは、スキャナ16が動作する場合は必ず機能する部分である。
【0027】
照明LED回路部は、照明LED2を含む部分である。照明LED2は、周囲環境の照度が変化する場合に対応するため複数個存在しており、その全てを点灯させると消費電流は40mA、半分を点灯させると消費電流は20mAである。また、周囲の照度が十分であれば照明LED2を点灯させる必要がない場合もあり、そのときの消費電流は0mAとなる。
【0028】
「マーカ部」は、マーカ10を含む部分であり、強点灯での消費電流は10mA、弱点灯での消費電流は5mAである。マーカ10については、使用時における見栄えやユーザの読取り習熟度に応じて要否が決まるものであり、マーカ10を点灯させずとも情報コードの読み取りは可能である。無点灯であれば、消費電流は0mAである。
【0029】
「CPU部」は、CPU5を含む部分であり、やはりスキャナ16が動作する場合は必ず機能する。しかし、CPU5は、図示しないPLL回路によって動作クロック信号の逓倍率、即ち周波数が変更可能であり、そのクロック周波数に応じて消費電流は変化する。逓倍率が「×1」(例えば周波数40MHz,「低速」)であれば消費電流は20mAであり、逓倍率が「×2」(「中速」),「×3」(「高速」)になると、消費電流は40mA,100mAに変化する。
【0030】
「ゲートアレイ回路部」は、ゲートアレイ7を含む部分であり、消費電流は40mAである。そして、特定コードの読取りモードではなく、ゲートアレイ7のデコード機能部が動作しなければ消費電流は0mAである。
従って、これらの構成要素が全てフル機能で動作した場合の消費電流の合計は220mAとなり、USBデバイスとしてはハイパワーデバイスクラスとなっている。
【0031】
次に、本実施例の作用について図1乃至図4も参照して説明する。図4は、一般的なUSBデバイスのステート・ダイアグラムである。
▲1▼アタッチド(Attached)
USBデバイスがUSBシステムのハブに接続(プラグ・イン)された直後の初期状態である。ホスト側には、ハブを介して新たに接続されたデバイスがあることが通知される。
▲2▼パワード(Powered)
USBデバイスが、接続されたハブを介して電源の供給を受けるステートである。ホストが、このステートにおいてデバイスにリセット信号を与えることで、ステートは次の“デフォルト”に移行する。
▲3▼デフォルト(Default)
デバイスは、リセットが解除されると“デフォルト”となり、デバイスが有している全てのレジスタはリセットされた状態にある。そして、デバイスは、エンドポイント0によってデフォルト・アドレスや、バスのアクセス頻度,バス幅や最大パケットサイズなどのコンフィギュレーション情報をホストに転送する。
【0032】
▲4▼アドレス(Address)
続いて、各デバイスには、ホストによってユニークなアドレスが夫々割り付けられる。
▲5▼コンフィギュアド(Configured)
ホストは、各デバイスより得たコンフィギュレーション情報に基づいて各デバイスがどのように使用されるのかを認識すると、各デバイスに対してコンフィギュレーション値を設定する。すると、各デバイスはホストによって使用可能な状態となる。
【0033】
以上の▲1▼〜▲5▼は、ホスト側から見るとエニュメレーション(識別)というプロセスとなり、USBシステムに対して新たなデバイスが接続された場合、または、システムを構成しているデバイスが取り除かれる毎に実行される。そして、ホストは、各デバイスに行った設定に基づいてデータの転送タイミング等を管理するようになっている。
【0034】
また、以上の▲2▼〜▲5▼のステートの何れか、或いは、エニュメレーションの終了後における通常の使用状態においては、デバイスは次の▲6▼のステートに移行する場合がある。
▲6▼サスペンデッド(Suspended)
所定期間の間、バス上においてデータや信号の転送が全く無い場合、デバイスはサスペンド・モードとなり、アドレスやコンフィギュレーション情報などの内部情報を保持した上で、消費電力を低減する状態となる。また、バス上において何らかのデータや信号の転送が発生すると、デバイスはサスペンド・モードを抜けて起動しアクティブとなる。
【0035】
図3は、本実施例におけるUSBデバイスであるスキャナ16と、USBホストであるPC15との間におけるシステム・コンフィギュレーション・シーケンスの一部を概略的に示すものである。尚、このシーケンスは、「デフォルト」の段階から示されている。
【0036】
スキャナ16は、本シーケンスを開始する場合は、初期状態で最低の通信機能だけがアクティブとなっているローパワーデバイスとして設定されている。そして、本来はハイパワーデバイスとして動作するものであるから、PC15に対してハイパワーデバイスとして動作するための設定を送信する(▲1▼)。
【0037】
この場合、PC15は、USBバス14に接続されている他のデバイスも考慮した結果、スキャナ16によるハイパワーデバイス動作要求を拒絶(リジェクト)したとする(▲2▼)。すると、スキャナ16は、一旦「サスペンデッド」へ移行して(▲3▼)、自身がローパワーデバイスとして動作するための設定変更処理を行なう(▲4▼)。この設定変更処理については、後述する。
【0038】
上記処理が完了すると、スキャナ16は、USBバス14上にリセット信号を出力してステートを「パワード」に戻す(▲5▼)。それから、「デフォルト」に移行し、PC15に対してローパワーデバイスとして動作するための設定を送信する(▲6▼)。すると、PC15は、今度はスキャナ16の動作要求を承認し(▲7▼)、スキャナ16は、「アドレス」、「コンフィギュアド」へと移行してPC15との間の通信リンクが確立される(▲8▼)。従って、以降、スキャナ16は、ローパワーデバイスとして動作することが可能となる。
【0039】
図1は、スキャナ16側において行われる設定変更処理(▲4▼)の内容を示すフローチャートである。ローパワーデバイスとして動作するためには、消費電流の合計が100mA以下である必要がある。CPU5は、先ず、照明LED2を消灯させ(ステップS1,−40mA)、続いてCPUクロックを「低速」に設定する(ステップS2,−80mA)。この段階で消費電流の合計は100mAとなることから、スキャナ16はローパワーデバイスとしての動作が可能となる。
【0040】
次に、CPU5は、LCD12に図2(a)に示すようなメッセージを表示させ、ユーザに対して特定コードの読み取りを行なうか否かを選択させる(ステップS3)。選択は、例えば読取り用の操作キーを操作することで行なうようにしても良い。そして、ユーザが特定コードの読み取りを行なうことを選択すれば(「YES」)その時点で処理を終了する。この場合、LCD12には、図2(b)に示すように、スキャナ16の設定が完了したことを示す表示が行われる。
【0041】
一方、ステップS3において、ユーザが特定コードの読み取りを行なうことを選択しなかった場合(「NO」)、CPU5は、ゲートアレイ7の機能の内、特定コードのデコードを行なう機能部分をOFFにする(ステップS4,−40mA)。当該機能部分は、ゲートアレイ7の消費電流の殆どを占めるため、OFFにすることで40mAの電流が削減される。この場合、スキャナ16は、バーコード読取りモードとなる。
【0042】
そして、この時点における消費電流の合計は60mAであるから、ユーザは残りの機能設定について選択の余地がある。従って、CPU5は、図2(c)に示すように、ユーザに対してバーコードの読取り試行を促すため「コードの読み取りを10回行って下さい」というようなメッセージをLCD12に表示させる(ステップS5)。即ち、その時点では照明LED2が消灯しているため、その状態でのコード読み取りが可能か否かを判断するためである。
【0043】
ここで、ユーザがLCD12の表示に基づいてバーコードの読み取りを10回試行したとする。そして、それらの読み取りが全て成功すれば(ステップS6,「YES」),CPU5はPLL回路を操作してCPUクロックを「中速」に設定する(ステップS7,+20mA)。すると、この時点で消費電流の合計は80mAとなってスキャナ16の設定が確定し、CPU5は、図2(d)に示す表示をLCD12に行って処理を終了する。
【0044】
また、ステップS6において、10回の読取り試行の内1回でも失敗があった場合(「NO」)、CPU5は照明LED2を半分だけ点灯させる(ステップS8,+20mA)。そして、図2(e)に示す表示をLCD12に行い、ユーザに対して再度読取り試行を促す(ステップS9)。この段階で読み取りが全て成功すれば(ステップS10,「YES」)CPU5はステップS7に移行する。すると、この時点で消費電流の合計は丁度100mAとなってスキャナ16の設定が確定する。尚、この場合のLCD12における表示は、図2(d)の「照明LED消灯」が「照明LED半分点灯」に変わったものとなる。
【0045】
一方、ステップS10において、再度の読取り試行の内1回でも失敗があった場合(「NO」)、CPU5は照明LED2を全て点灯させる(ステップS11,+20mA)。すると、この時点でも消費電流の合計は丁度100mAとなってスキャナ16の設定が確定する。尚、この場合のLCD12における表示は、図2(d)の「照明LED消灯」が「照明LED全部点灯」に、「CPUクロック中速」が「CPUクロック低速」に変わったものとなる。
【0046】
以上のように本実施例によれば、スキャナ16は、ハイパワーデバイス動作要求がUSBホストであるPC15によって拒否されると、複数の機能の内、使用形態を限定することにより機能の低下又は停止が可能なものをLCD12に表示させることでユーザに提示して選択させる。そして、選択された機能の組み合わせによる消費電流の合計がローパワーデバイスクラスである100mA以内となるように設定を変更し、ローパワーデバイス動作要求をPC15に対して再度送信するようにした。
【0047】
従って、ユーザは、スキャナ16の機能がUSBバス14上の消費電力制限に基づいて限定される場合でも、LCD12を参照しながら極力その時のアプリケーションにふさわしい機能を選択することができるので、利便性を向上させることが可能となる。
【0048】
(第2実施例)
図8及び図9は本発明の第2実施例を示すものであり、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分についてのみ説明する。第2実施例では、第1実施例においてスキャナ16側で行われた設定処理を、PC15側において行なうものである。
【0049】
図3相当図である図8において、▲1▼,▲2▼を第1実施例と同様に行うと、スキャナ16は、USBバス14上にリセット信号を出力してステート「パワード」へ移行する(▲3▼)。それから、「デフォルト」において、初期状態と同様の設定に戻り、PC15に対してローパワーデバイス動作要求を送信する(▲4▼)。すると、PC15はスキャナ16の動作要求を承認し(▲5▼)、スキャナ16は「アドレス」、「コンフィギュアド」へと移行するので、この段階で、PC15との間の通信リンクが取り敢えず確立される(▲6▼)。
【0050】
すると、CPU16は、▲1▼の段階で得たスキャナ16のコンフィギュレーション情報に基づいて、スキャナ16をユーザの所望する機能でローパワーデバイスとして動作させるための設定変更処理を行なう(▲7▼)。そして、その変更処理に基づく機能設定指示をスキャナ16側に送信すると(▲8▼)、スキャナ16は、その指示に応じて機能設定を行なう(▲9▼)。
【0051】
図9は、▲7▼における設定変更処理の一例であり、その過程においてPC15のディスプレイ(表示手段)15aに表示されるメニュー画面と、PC15側のソフトウエア処理の概略とを示すものである。先ず、PC15は、図9(a)に示すように、「あなたはこのスキャナを使用するのは/1.初めてです/2.たまに使用します/3.相当に使い込んでます」といったような表示を行い、ユーザに1〜3の何れかを選択させる。
【0052】
これは、マーカ10の点灯態様を設定するためである。即ち、ユーザの読取り習熟度が高い場合は、マーカ10を消灯させた状態でも情報コードの読み取りは十分に可能であると想定されるからである。従って、ユーザが1,2,3を選択した場合は、それに応じてマーカ10を強点灯,弱点灯,消灯に夫々設定する。
【0053】
ユーザが「次へ」を選択すると、PC15は、図9(b)に示すように、「今、あなたの周りは/1.明るい/2.薄暗い/3.暗い」といったような表示を行い、ユーザに1〜3の何れかを選択させる。これは、照明LED2の点灯態様を設定するためであり、ユーザが1,2,3を選択した場合は、それに応じて照明LED2を消灯,半点灯,全点灯に夫々設定する。
【0054】
ユーザが「次へ」を選択すると、PC15は、図9(c)に示すように、「あなたはこういうコードを読取ることがありますか/1.あります/2.ありません/3.知りません」といったような表示と共に、例えばPDF417のコードパターンを表示させ、ユーザに1〜3の何れかを選択させる。ユーザが1,3を選択した場合は、特定コードであるPDF417の読み取りを行なう可能性があるので、ゲートアレイ7をONにし、2を選択した場合はOFFにする。
【0055】
尚、図9(a)〜(c)の例では、ユーザによって夫々1,2,3が選択されたものとする。その場合の消費電流合計は、CPUクロック設定がデフォルトで低速であれば、
(定常動作:30mA)+(マーカ:10mA)+(照明LED:20mA)+(ゲートアレイ:40mA)+(CPU:20mA)=120mA
となる。
【0056】
また、図9(a)〜(c)の提示順は、ユーザが機能選択を行なうに当たって想定される優先順位に基づいて設定されているものである。即ち、▲1▼ユーザの読取り習熟度(スキャナ16の使い勝手の良さ)、▲2▼周囲の環境状態に基づく読取りの容易さ、▲3▼特定コードを読取るかどうかの機能性、の順で優先順位が設定されている。
【0057】
そして、ユーザが「次へ」を選択した場合、PC15は、この段階から消費電流合計を100mA以下に抑えるための選択肢を、ユーザに対して具体的に提示する。即ち、図9(d)に示すように、「1.<PDF417>を読取ることはできませんが、読取りスピードが速くなります。/2.<PDF417>を読取ることもできます。但し、マーカが点灯しないので少し操作しにくいかもしれません。照明LEDが少し暗くなります。」といった表示を行う。
【0058】
ユーザが1を選択すれば、ゲートアレイ7のデコード機能をOFFとし(−40mA)、CPUクロックを中速に設定することで(+20mA)合計を100mAとする。また、ユーザが2を選択すれば、マーカ10をOFFとし(−10mA)、照明LED2を半分点灯させることで(−10mA)合計を100mAとする。そして、ユーザが「完了」を選択すると、上記設定がスキャナ16側に送信され、スキャナ16のCPU5が機能設定を行なう。
【0059】
以上のように第2実施例によれば、USBホストであるPC15は、スキャナ16より送信されたハイパワーデバイス動作要求を承認できない場合はその要求を拒否し、スキャナ16がバス接続状態をリセットしてローパワーデバイス動作要求を送信する。それから、スキャナ16がローパワーデバイスとしての動作が可能な範囲での機能の組み合わせによる使用形態をディスプレイ15aに表示させることでユーザに提示し、選択された使用形態に基づく機能設定をスキャナ16に送信する。そして、スキャナ16は、送信された機能設定に応じて自身の機能を選択的に低下又は停止させる設定を行う。
【0060】
従って、ユーザは、USBスキャナの機能がバス上の消費電力制限に基づいて限定される場合でも、USBホストの表示手段を参照しながら極力その時のアプリケーションにふさわしい使用形態を選択することができるので、利便性を向上させることが可能となる。
【0061】
また、PC15は、想定される使用形態について機能設定の優先順位を設定しておき、その優先順位に基づいてユーザに提示を行うので、ユーザは、より効率的に選択を行うことができる。そして、PC15は、ユーザがスキャナ16を使用する状態を反映した表現によってユーザに対する提示を行うので、ユーザは、自身の使用状況に応じた理解し易い表現に基づいて機能選択を行なうことが可能となる。
【0062】
(第3実施例)
図10は本発明の第3実施例を示すものであり、第2実施例と異なる部分について説明する。第3実施例では、スキャナ16とPC15との間におけるインターフェイス処理は、図8に示すものと同様であり、PC15側におけるスキャナ16の設定変更処理が異なっている。
【0063】
即ち、PC15は、図10に示すメニュー画面をディスプレイ15aに表示させて、ユーザによる選択を促す。このメニュー画面では、スキャナ16がローパワーデバイスとして動作可能な、つまり、消費電力の合計が100mA以下となるような各機能の組み合わせが一覧として提示されており、ユーザは、モード1〜zの内から何れかのモードを選択し、上段の対応するチェックボックスをチェックする。
【0064】
図10において、「特定コード」の「○」は読取り可、「×」は読取り不可を示す。「読取り速度」の「L」は低速、「M」は中速である。また、「照明」、「マーカ」における「F」は全点灯、「H」は半分点灯若しくは弱点灯、「OFF」は消灯である。
【0065】
そして、PC15は、ユーザによって選択されたモードに応じて、第2実施例と同様にスキャナ16に対して機能設定指示を送信し、スキャナ16は、与えられた指示に基づいて自身の機能を設定する。
【0066】
以上のように構成された第3実施例によれば、PC15は、スキャナ16がローパワーデバイスとしての動作が可能な範囲での機能の組み合わせによる使用形態(モード)をディスプレイ15aに表示させることでユーザに提示し、ユーザによって選択された使用形態に基づく機能設定指示をスキャナ16に送信する。そして、スキャナ16は、送信された機能設定に応じて自身の機能を選択的に低下又は停止させる設定を行う。従って、第2実施例と同様の効果が得られる。
【0067】
(第4実施例)
図11は本発明の第4実施例を示すものである。第4実施例では、例え、スキャナ16がハイパワーデバイスとしての動作要求をPC15によって許可された場合でも、ユーザの選択によって消費電流値を任意に選択できるようにしたものである。
【0068】
即ち、PC15は、図11に示すメニュー画面をディスプレイ15aに表示させて、ユーザによる選択を促す。メニュー画面では、「マーカ照明」、「ゲートアレイ」、「CPU周波数」の各機能項目について、電流低減効果の内容説明が提示され、ユーザは、電流を低減させる場合は対応するチェックボックスをチェックする。そして、「適用」のボタンを画面上でクリックすれば、PC15より機能設指示がスキャナ16に送信される。そして、スキャナ16は、送信された機能設定に応じて自身の機能を選択的に低下又は停止させる設定を行う。
尚、図11では省略したが、照明LED2についても同様に提示を行っても良いことは言うまでも無い。
【0069】
以上のように構成された第4実施例によれば、ユーザは、スキャナ16のハイパワーデバイスとしての動作が許可された場合であっても、自身の読取り習熟度などに応じて不要と考える機能を停止又は低下させることで、任意に消費電流を低減させることが可能となる。
【0070】
本発明は上記し且つ図面に記載した実施例にのみ限定されるものではなく、以下のような変形又は拡張が可能である。
第1実施例における設定変更の処理順はあくまでも一例であり、図1の例に限ることなく要旨を逸脱しない範囲で適宜変更しても良い。
第2実施例においては、スキャナ16のLCD12は削除しても良い。
また、第2実施例における設定優先順位を、PC15を操作することでユーザが変更可能としても良い。斯様に構成すれば、各ユーザの実際の使用形態に応じた優先順位を設定することができる。
第1実施例においてスキャナ16側で行なった処理を、第2実施例のようにPC15側で行うようにしても良い。
また、この場合、図1に示すステップの配列は機能設定の優先順位に対応するので、上述したものと同様に、その優先順位をPC15において操作を行うことでユーザが変更可能としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例であり、スキャナ側において行われる設定変更処理の内容を示すフローチャート
【図2】図1の処理が実行される際に、スキャナのLCDに表示される内容の一例を示す図
【図3】スキャナとPCとの間におけるシステムコンフィギュレーションのシーケンスを概略的に示す図
【図4】USBデバイスのステート・ダイアグラム
【図5】情報コード読取装置であるスキャナを中心とする電気的構成を示す機能ブロック図
【図6】スキャナの各構成要素の動作態様と対応する消費電流とを示す図
【図7】(a)はPDF417、(b)はQRコードの一例を示す図
【図8】本発明の第2実施例を示す図3相当図
【図9】PC側のディスプレイにおいて表示される画面の一例を示す図
【図10】本発明の第3実施例を示す図9相当図
【図11】本発明の第4実施例を示す図10相当図
【符号の説明】
1はCCDセンサ(受光センサ)、12はLCD(表示手段)、14はUSBバス、15はパーソナルコンピュータ(USBホスト)、15aはディスプレイ(表示手段)、16はスキャナ(USBデバイス,USBスキャナ)を示す。

Claims (12)

  1. USBデバイスとして構成され、光学的読取り手段によって読取った情報コードをデコードする機能を備えたスキャナであって、
    通常の使用形態において自身が備える複数の機能を動作させた状態の消費電力がハイパワーデバイスクラスであり、
    システムコンフィギュレーションにおいて、ハイパワーデバイスとしての動作要求がUSBホストによって拒否されると、前記複数の機能の内、使用形態を限定することにより機能の低下又は停止が可能なものを表示手段に表示させることでユーザに提示して選択させ、
    選択された機能の組み合わせによる消費電流の合計がローパワーデバイスクラスとなるように設定を変更し、
    ローパワーデバイスとしての動作要求をUSBホストに対して再度送信するように構成されることを特徴とするUSBスキャナ。
  2. USBホストと複数のUSBデバイスとで構成され、それら複数のUSBデバイスの内少なくとも1つが光学的読取り手段によって読取った情報コードをデコードする機能を備えたUSBスキャナであるUSBシステムにおいて、
    USBホストは、システムコンフィギュレーションにおいて、USBスキャナより送信されたハイパワーデバイスとしての動作要求を承認できない場合はその要求を拒否して、前記USBスキャナが、ローパワーデバイスとしての動作要求を送信するまで待機し、
    前記USBスキャナは、前記USBホストによってハイパワーデバイスとしての動作要求が拒否されると、バス接続状態をリセットしてローパワーデバイスとしての動作要求を前記USBホストに対して送信し、
    前記USBホストは、前記USBスキャナがローパワーデバイスとしての動作要求を送信すると、前記USBスキャナより送信されたコンフィギュレーション情報に基づき、前記USBスキャナがローパワーデバイスとしての動作が可能な範囲での機能の組み合わせによる使用形態を表示手段に表示させることでユーザに提示して、ユーザによって選択された使用形態に基づく機能設定を前記USBデバイスに送信し、
    前記USBデバイスは、前記USBホストによって送信された機能設定に応じて自身の機能を選択的に低下又は停止させる設定を行うように構成されることを特徴とするUSBシステム。
  3. USBホストと複数のUSBデバイスとで構成され、それら複数のUSBデバイスの内少なくとも1つが光学的読取り手段によって読取った情報コードをデコードする機能を備えたUSBスキャナであるUSBシステムにおいて、
    USBホストは、システムコンフィギュレーションにおいて、USBスキャナより送信されたハイパワーデバイスとしての動作要求を承認できない場合はその要求を拒否して、前記USBスキャナが、ローパワーデバイスとしての動作要求を送信するまで待機し、
    前記USBスキャナは、前記USBホストによってハイパワーデバイスとしての動作要求が拒否されると、バス接続状態をリセットしてローパワーデバイスとしての動作要求を前記USBホストに対して送信し、
    前記USBホストは、前記USBスキャナより送信されたコンフィギュレーション情報に基づいて、前記USBスキャナの消費電流を低下させた状態で動作が可能な使用形態を想定し、その使用形態に応じて各機能に加える制限の内容を表示手段に表示させることでユーザに提示して選択させ、選択された機能の組み合わせによる消費電流の合計がローパワーデバイスクラスとなるように、機能設定情報を前記USBデバイスに送信し、
    前記USBスキャナは、前記USBホストによって送信された機能設定に応じて自身の機能を選択的に低下又は停止させる設定を行うように構成されることを特徴とするUSBシステム。
  4. 前記USBホストは、想定される使用形態について優先順位を設定しておき、前記優先順位に基づいてユーザに提示を行うことを特徴とする請求項2又は3記載のUSBシステム。
  5. 前記USBホストは、前記優先順位の設定が外部より変更可能となるように構成されていることを特徴とする請求項4記載のUSBシステム。
  6. 前記USBホストは、ユーザがUSBデバイスを使用する状態を反映した表現によって前記ユーザに対する提示を行うことを特徴とする請求項2乃至5の何れかに記載のUSBシステム。
  7. USBデバイスとして構成され、光学的読取り手段によって読取った情報コードをデコードする機能を備えたスキャナの制御方法であって、通常の使用形態において自身が備える複数の機能を動作させた状態の消費電力がハイパワーデバイスクラスであり、
    システムコンフィギュレーションにおいて、ハイパワーデバイスとしての動作要求がUSBホストによって拒否されると、前記複数の機能の内、使用形態を限定することにより機能の低下又は停止が可能なものを表示手段に表示させることでユーザに提示して選択させ、
    選択された機能の組み合わせによる消費電流の合計がローパワーデバイスクラスとなるように設定を変更し、
    ローパワーデバイスとしての動作要求をUSBホストに対して再度送信することを特徴とするUSBスキャナの制御方法。
  8. USBホストと複数のUSBデバイスとで構成され、それら複数のUSBデバイスの内少なくとも1つが光学的読取り手段によって読取った情報コードをデコードする機能を備えたUSBスキャナであるUSBシステムの制御方法において、
    USBホストは、システムコンフィギュレーションにおいて、USBスキャナより送信されたハイパワーデバイスとしての動作要求を承認できない場合はその要求を拒否して、前記USBスキャナが、ローパワーデバイスとしての動作要求を送信するまで待機し、
    前記USBスキャナは、前記USBホストによってハイパワーデバイスとしての動作要求が拒否されると、バス接続状態をリセットしてローパワーデバイスとしての動作要求を前記USBホストに対して送信し、
    前記USBホストは、前記USBスキャナがローパワーデバイスとしての動作要求を送信すると、前記USBスキャナより送信されたコンフィギュレーション情報に基づき、前記USBスキャナがローパワーデバイスとしての動作が可能な範囲での機能の組み合わせによる使用形態を表示手段に表示させることでユーザに提示して、ユーザによって選択された使用形態に基づく機能設定を前記USBデバイスに送信し、
    前記USBデバイスは、前記USBホストによって送信された機能設定に応じて自身の機能を選択的に低下又は停止させる設定を行うことを特徴とするUSBシステムの制御方法。
  9. USBホストと複数のUSBデバイスとで構成され、それら複数のUSBデバイスの内少なくとも1つが光学的読取り手段によって読取った情報コードをデコードする機能を備えたUSBスキャナであるUSBシステムの制御方法において、
    USBホストは、システムコンフィギュレーションにおいて、USBスキャナより送信されたハイパワーデバイスとしての動作要求を承認できない場合はその要求を拒否して、前記USBスキャナが、ローパワーデバイスとしての動作要求を送信するまで待機し、
    前記USBスキャナは、前記USBホストによってハイパワーデバイスとしての動作要求が拒否されると、バス接続状態をリセットしてローパワーデバイスとしての動作要求を前記USBホストに対して送信し、
    前記USBホストは、前記USBスキャナより送信されたコンフィギュレーション情報に基づいて、前記USBスキャナの消費電流を低下させた状態で動作が可能な使用形態を想定し、その使用形態に応じて各機能に加える制限の内容を表示手段に表示させることでユーザに提示して選択させ、選択された機能の組み合わせによる消費電流の合計がローパワーデバイスクラスとなるように、機能設定情報を前記USBデバイスに送信し、
    前記USBスキャナは、前記USBホストによって送信された機能設定に応じて自身の機能を選択的に低下又は停止させる設定を行うことを特徴とするUSBシステムの制御方法。
  10. 前記USBホストは、想定される使用形態について優先順位を設定しておき、前記優先順位に基づいてユーザに提示を行うことを特徴とする請求項8又は9記載のUSBシステムの制御方法。
  11. 前記USBホストは、前記優先順位の設定が外部より変更可能であることを特徴とする請求項10記載のUSBシステムの制御方法。
  12. 前記USBホストは、ユーザがUSBデバイスを使用する状態を反映した表現によって前記ユーザに対する提示を行うことを特徴とする請求項8乃至11の何れかに記載のUSBシステムの制御方法。
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