JP2004340719A - 赤外線センサ - Google Patents

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Hiromoto Inoue
博元 井上
Hisatoshi Hata
久敏 秦
Yoshiyuki Nakagi
義幸 中木
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Abstract

【課題】熱型の赤外線センサに関し、特に、赤外線吸収構造の強度を向上させた赤外線センサを提供する。
【解決手段】熱型の赤外線センサにおいて、温度検知膜3を有する赤外線検出部60と、支柱段差部9により赤外線検知部に固定された赤外線吸収構造5であって、溝状に突出させた凸部からなる支柱段差部と、略平坦な平面部とを有する赤外線吸収構造とを含み、少なくとも支柱段差部の溝状部分が平坦になるように、埋め込み材料を溝状部分に充填する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱型の赤外線センサに関し、特に、赤外線吸収構造の強度を向上させた赤外線センサに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来構造の赤外線センサでは、基板に形成された空洞部の上に、赤外線検出部が支持脚により支持されている。赤外線検出部の上には、支柱段差部を含む赤外線吸収構造が形成されている。このように、赤外線吸収構造を支持する支持部を支柱段差部として赤外線吸収構造と一体形成することにより、製造工程が簡略となる(例えば、特許文献1)。また、赤外線センサをブリッジ構造の支持台で支持する赤外線センサアレーも提案されている(例えば、特許文献2)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−209418号公報
【特許文献2】
特開平7−280644号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
赤外線センサの検出感度を向上させるには、赤外線吸収構造の膜厚を薄くして熱コンダクタンスを小さくすればよいが、逆に赤外線吸収構造の強度が低下し、製造歩留りが低下するという問題があった。
一方、受光面積を大きくして検出感度を向上させることもできるが、寸法的な制約があり大幅な向上は望めない。
【0005】
そこで、本発明は、赤外線吸収構造を強化しつつ検出感度を向上させた赤外線センサの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、熱型の赤外線センサであって、温度検知膜を有する赤外線検出部と、支柱段差部により該赤外線検知部に固定された赤外線吸収構造であって、溝状に突出させた凸部からなる該支柱段差部と、略平坦な平面部とを有する赤外線吸収構造とを含み、少なくとも該支柱段差部の溝状部分が平坦になるように埋め込み材料を溝状部分に充填したこと、並びに赤外線吸収構造に庇部やリブ構造を設けたことをを特徴とする赤外線センサである。
かかる赤外線センサを用いることにより、赤外線吸収構造を強化できる。従って、赤外線の検出感度を向上させるために赤外線吸収構造を薄くしても、これによる赤外線吸収構造の破損等を防止できる。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1(a)は、全体が100で表される、本実施の形態にかかる赤外線センサの断面図である。
赤外線センサ100は、例えばシリコンからなる基板1を含む。基板1には、空洞部15が設けられ、その上に、赤外線検出部60が支持脚50により支持されている。
支持脚50は、例えば酸化シリコン、窒化シリコンからなる絶縁膜2とその中に設けられた配線22からなる。配線22は、例えばチタン、タングステン、窒化チタンなどの金属配線からなる。
また、赤外線検出部60は、例えば酸化シリコン、窒化シリコンからなる絶縁膜2と、その中に設けられた赤外線検知部(温度検出部)3からなる。赤外線検知部3は、例えば酸化バナジウム、ポリシリコン、アモルファスシリコンなどのボロメータ薄膜材料からなる。
【0008】
赤外線検出部60の上には、赤外線吸収部70が設けられている。赤外線吸収部70は、絶縁膜6、赤外線吸収膜7、絶縁膜8の3層からなる赤外線吸収構造5を含む。絶縁膜6、8は、例えば酸化シリコン、窒化シリコンからなり、膜厚はそれぞれ200nm程度である。また、赤外線吸収膜7は、シート抵抗が約200Ω/□となる材料からなり、例えば窒化バナジウム、窒化チタン、ニクロム合金等が用いられる。
【0009】
赤外線吸収構造5は、それ自体が凸部を有し支柱段差部9を形成する。赤外線吸収構造5は、支柱段差部9により赤外線検出部60上に固定されている。
支柱段差部9の凹部には、平坦化膜13(埋め込み材料)が埋めこまれている。平坦化膜13は、例えばスピン・オン・グラス(Spin On Glass)からなる。
【0010】
平坦化膜13の上には、例えば酸化シリコンからなる絶縁膜20が設けられているが、絶縁膜20は設けなくても構わない。
【0011】
このように、赤外線センサ100では、支柱段差部9の凹部に平坦化膜13を埋め込んで強化することにより、赤外線吸収部70を薄くすることによる強度の低下を防止できる。この結果、製造工程などで発生していた赤外線吸収部70の破損を防止し、赤外線センサ100の製造歩留りを向上できる。
【0012】
次に、図2、3を参照しながら、赤外線センサ100の製造方法について簡単に説明する。製造工程は、以下の工程1〜10を含む。
【0013】
工程1:図2(a)に示すように、まずシリコンからなる基板1を準備する。続いて、基板1の上に酸化シリコンからなる絶縁膜2を形成し、その上にチタンからなる配線層22、酸化バナジウムからなる赤外線検知膜3を形成する。更に、配線層22、赤外線検知膜3を覆うように、再度、絶縁膜2を形成する。続いて、絶縁膜2等をパターニングして、支持脚50とこれに接続された赤外線検出部60を形成する。
【0014】
工程2:図2(b)に示すように、シリコンからなる犠牲層4を形成し、更に、パターニングにより開口部40を形成する。なお、犠牲層4の材料には、化学的気相成長法により形成したアモルファスシリコン膜、マイクロクリスタルシリコン膜及びポリシリコン膜を用いてもよい。また、バイアス電圧を印加したスパッタリングによるシリコン膜を用いることもできる。この場合、特に段差被覆性が改善され、赤外線吸収構造5がより平坦となる。
【0015】
工程3:図2(c)に示すように、化学的気相成長法により、酸化シリコンからなる絶縁膜6を形成する。絶縁膜6の膜厚は、約200nmである。
【0016】
工程4:図2(d)に示すように、窒化バナジウムからなる赤外線吸収膜7を形成する。
【0017】
工程5:図2(e)に示すように、再度、化学的気相成長法により、酸化シリコンからなる絶縁膜8を形成する。絶縁膜8の膜厚は、約200nmである。開口部40に沿って形成された絶縁膜6、赤外線吸収膜7、絶縁膜8は、支柱段差部9を形成する。
【0018】
工程6:図2(f)に示すように、絶縁膜7を覆うように平坦化膜13を形成する。平坦化膜13は、スピン・オン・グラスからなる。続いて、ドライエッチングにてパターニングを行い、開口部40内に平坦化膜13を残す。
【0019】
工程7:図3(g)に示すように、酸化シリコンからなる絶縁膜20を設ける。
【0020】
工程8:図3(h)に示すように、フォトレジストを形成し、これをパターニングしてレジストマスク14を形成する。続いて、レジストマスク14を用いてエッチングホール10を形成する。
【0021】
工程9:図3(i)に示すように、エッチングホール10から、水酸化カリウム、水酸化テトラメチルアンモニウムのうちの何れか一方のエッチング液を導入してシリコン基板1をエッチングし、空洞部15を形成する。また、シリコン犠牲層4も同時に除去される。ここでは、空洞部15のエッチングは異方性エッチングで行ったが、例えば2弗化キセノンを用いた等方性エッチングで行ってもよい。また、画素分離のためのエッチングストッパ層を設けても構わない。
【0022】
工程10:図3(j)に示すように、レジストマスク14を除去することにより、赤外線センサ100が完成する。
【0023】
本実施の形態1では、シリコンからなる犠牲層4を用いたが、例えばスピン・オン・グラスなどのゾルゲル材を焼結させることで平坦化させる材料や感光性ポリイミド樹脂を代用としてもよい。また、このような材料とシリコンからなる犠牲層4を併用することで段差被覆性が改善され、赤外線吸収構造5がより平坦になる。
【0024】
なお、図1(b)は、平坦化膜13が設けられた赤外線吸収構造5の支柱段差部9短辺側をエッチングして平坦化膜13を露出させ、プラズマアッシャー等を用いて平坦化膜13を除去したものである。これにより、支柱段差部9の凹部が空洞化された赤外線吸収構造5を得ることができる。この場合、支柱段差部9上の強度は、絶縁膜20で支持される。
また、赤外線吸収構造5の一部を除去したことで、熱容量を低減できる。
【0025】
実施の形態2.
図4は、全体が200で表される、本実施の形態2にかかる赤外線センサの断面図である。図4中、図1と同一符号は、同一又は相当箇所を示す。
【0026】
本実施の形態にかかる赤外線センサ200では、赤外線吸収構造5が、絶縁膜6、赤外線吸収膜7の2層と、その上に設けられた平坦化膜13からなる。平坦化膜13は、支柱段差部9の凹部を埋め込むとともに、赤外線吸収膜7の上にも延びている。他の構造は、上述の赤外線センサ100と同様である。
【0027】
かかる赤外線センサ200においても、支柱段差部9の凹部に平坦化膜13を埋め込んで強化することができる。この結果、製造工程などで発生していた赤外線吸収部70の破損を防止し、赤外線センサ200の製造歩留りを向上できる。
【0028】
次に、図5、6を参照しながら、赤外線センサ100の製造方法について簡単に説明する。製造工程は、以下の工程1〜8を含む。
【0029】
工程1〜4(図5(a)〜(d))は、実施の形態1の製造工程1〜4と同様の工程である。
【0030】
工程5:図6(e)に示すように、スピン・オン・グラスやポリイミドからなる平坦化層13を形成する。平坦化層13は、支柱段差部9の凹部を埋め込むとともに、赤外線吸収膜7の上面を覆うように形成する。
【0031】
工程6:図6(f)に示すように、平坦化層13の上にフォトレジストを形成し、パターニングしてレジストマスク14を形成する。続いて、レジストマスク14をエッチングマスクに用いてエッチングホール10を形成する。
【0032】
工程7〜8は、実施の形態1の製造工程9〜10と同様の工程(図3(i)〜(j))である。以上の工程で、本実施の形態2にかかる赤外線センサ200が完成する。
【0033】
実施の形態3.
図7は、全体が300で表される、本実施の形態3にかかる赤外線センサの断面図である。図7中、図1と同一符号は、同一又は相当箇所を示す。
【0034】
本実施の形態にかかる赤外線センサ300では、赤外線吸収構造5が、絶縁膜6、2層の赤外線吸収膜7、及び絶縁膜8からなる。平坦化膜13は、支柱段差部9の凹部に埋め込まれ、断面がT字型になっている。平坦化膜13の上部は、支柱段差部9の凹部から上方にはみ出すとともに、左右方向にも、それぞれ200nm程度の膜厚ではみ出している。
【0035】
更に、平坦化膜13の上にも、窒化バナジウムからなる赤外線吸収膜7が設けられている。赤外線吸収膜7の上には、酸化シリコンからなる絶縁膜8が設けられている。図7からわかるように、支柱段差部9付近の赤外吸収構造5の上面には緩やかな傾斜が設けられる。
【0036】
かかる赤外線センサ300においても、支柱段差部9の凹部に平坦化膜13を埋め込んで強化することができる。特に、赤外線センサ300では、平坦化膜13の断面をT字型とすることにより、例えば、外圧などによる赤外線吸収構造5の折曲がり部分での負荷集中を緩和でき、赤外線吸収構造5を強化できる。この結果、製造工程などで発生していた赤外線吸収部70の破損を防止し、赤外線センサ300の製造歩留りを向上できる。
【0037】
次に、図8、9を参照しながら、赤外線センサ300の製造方法について簡単に説明する。製造工程は、以下の工程1〜10を含む。
【0038】
工程1〜4(図8(a)〜(d))は、実施の形態1の製造工程1〜4と同様の工程である。
【0039】
工程5:図8(e)に示すように、スピン・オン・グラスやポリイミドからなる平坦化層13を形成する。平坦化層13は、まず、支柱段差部9の凹部を埋め込むとともに、赤外線吸収膜7の上面を覆うように形成する。
次に、ドライエッチングにてパターニングを行い、図8(e)に示すような、断面がT字型の形状を得る。平坦化膜13の上部は、支柱段差部9の凹部から上方にはみ出すとともに、左右方向にも、それぞれ200nm程度の膜厚ではみ出している。
【0040】
なお、はみ出した平坦化膜13の膜厚は200nm程度としたが、これに限定されるものではない。
また、平坦化膜13には、スピン・オン・グラスを用いたが、これに限定されるものではない。例えば、焼結して得られる他のゾルゲルからなる絶縁材料、感光性ポリイミドを用いて形成してもよい。
【0041】
工程6:図8(f)に示すように、再度、平坦化膜13全体を覆うように赤外線吸収膜7を形成する。なお、赤外線吸収膜7は最終的に必要となる抵抗率が得られるように制御される。
【0042】
工程7:図9(g)に示すように、酸化シリコンからなる絶縁膜8を形成する。絶縁膜8は、支柱段差部9付近において、緩やかな傾斜を有する。
【0043】
工程8〜10:実施の形態1の製造工程8〜10と同様の工程(図3(h)〜(j))である。以上の工程で、本実施の形態3にかかる赤外線センサ300が完成する。
【0044】
実施の形態4.
図10は本実施の形態4にかかる、全体が400で表される赤外線センサである。図10(a)は上面図、図10(b)、(c)は、図10(a)のA−A方向、B−B方向に見た場合の断面図である。図10中、図1と同一符号は、同一又は相当箇所を示す。
【0045】
図10(a)は、1画素分の赤外線センサ400の上面図である。赤外線吸収構造5は、中央に設けられた支柱段差部9により、赤外線検出部(図示せず)上に固定されている。赤外線吸収構造5には、シリコン基板をエッチングし、空洞部を形成するために使用するエッチングホール10が形成されている。
また、赤外線吸収構造5には、エッチングホール10に隣接して、支柱段差部9と略平行にリブ42が設けられている。
【0046】
図10(b)に示すように、赤外線センサ400では、赤外線吸収構造5は、酸化シリコンの絶縁膜6、窒化バナジウムの赤外線吸収膜7、および酸化シリコンの絶縁膜8の3層構造からなる。
エッチングホール10の上には、エッチングホール10の上面を覆うように庇部19が設けられている。庇部19は、絶縁膜8と同様に、酸化シリコンからなる。
一方、図10(c)に示すように、エッチングホール10を形成しない部分には、絶縁膜8が、凸型にせり出したリブ42が形成されている。かかるリブ42を有することにより、赤外線吸収構造5の強度が向上する。
なお、図10(b)、(c)からわかるように、リブ42の一部を除去して開口したのが庇部19である。
【0047】
このように、本実施の形態4にかかる赤外線センサ400では、エッチングホール10の上方に庇部19が設けられている。このため、エッチングホール10に異物が入り難くなり、画素の熱的短絡等を防止できる。
【0048】
次に、図11を参照しながら、赤外線センサ400の製造方法について簡単に説明する。製造工程は、以下の工程1〜9を含む。なお、工程1〜8(図11(a)〜(h))において、基板は省略されている。
【0049】
工程1〜3:実施の形態1の、工程1〜4(図2(a)〜(d))と同様の工程であり、スパッタ犠牲層4の上に、絶縁膜6、赤外線吸収膜7を形成する。
【0050】
工程4:図11(d)に示すように、フォトレジストを形成した後、パターニングによりレジストマスク14を形成する。続いて、レジストマスク14をエッチングマスクに用いてエッチングホール10を形成する。
【0051】
工程5:図11(e)に示すように、レジストマスク14を除去した後、例えばフォトレジスト等の有機系感光材料からなる犠牲層11を全面に塗布した後、パターニングして、図11(e)のような形状を残す。図11(e)では、断面をL字型としたが、T字型としても構わない。
【0052】
工程6:図11(f)に示すように、酸化シリコンからなる絶縁膜8を形成する。絶縁膜6、赤外線吸収膜7、絶縁膜8より、赤外線吸収構造5が形成される。
【0053】
工程7:図11(g)に示すように、フォトレジストを形成した後に、パターニングを行い、レジストマスク24を形成する。レジストマスク24の開口部は、赤外線吸収膜7上に張出した犠牲層11が露出するように設ける。続いて、レジストマスク24をエッチングマスクに用いて、絶縁膜8の一部を除去する。これにより、犠牲層11の一部が露出する。
【0054】
工程8:図11(h)に示すように、犠牲層11を除去する。これにより、エッチングホール10が形成される。
なお、犠牲層11は、支持脚2の横に形成されている溝部上に設けることが望ましい。また、エッチングホール10は、複数形成しても構わない。
【0055】
工程9:図11(i)に示すように、エッチングホール10を用いて、基板1に空洞部15を形成し、シリコン犠牲層4を除去した後、レジストマスク24を除去する。以上の工程により、赤外線センサ400が完成する。
【0056】
ここでは、赤外線吸収構造5上に、庇部19を備えたエッチングホール10を2つ設けたが、例えば断面がT字型の犠牲層11を用いて、その両端あるいは片側をそれぞれ開口させても構わない。この場合には、赤外線吸収構造5上には庇部19が4個形成される。
また、庇部19と赤外吸収構造5との結合部には、緩やかな傾斜を設けることが望ましい。
【0057】
また、エッチングホール10の方向は、全て赤外線吸収構造5の端部側の面方向に向けて配置されているが、これに限定するものではない。
【0058】
実施の形態5.
図12は、全体が500で表される、本実施の形態5にかかる赤外線センサの断面図である。図12(a)、(b)は、赤外線センサ500を、図10(a)のA−A方向、B−B方向に見た場合に相当する。図12中、図10と同一符号は、同一又は相当箇所を示す。
【0059】
図12(a)に示すように、赤外線センサ500では、庇部19が、絶縁膜6、赤外線吸収膜7、絶縁膜8の3層構造からなる点で、絶縁膜8のみからなる庇部19を有する赤外線センサ400と異なる。また、図12(b)に示すように、赤外線センサ500では、リブ42も、絶縁膜6、赤外線吸収膜7、絶縁膜8の3層構造からなる点で、絶縁膜8のみからなるリブ42を有する赤外線センサ400と異なる。他の部分は、赤外線センサ400と同じ構成である。
【0060】
このように、庇部19、リブ42にも赤外線吸収膜7を設けることにより、赤外線の受光面積を向上させることができる。
【0061】
次に、図13を参照しながら、赤外線センサ500の製造方法について簡単に説明する。製造工程は、以下の工程1〜6を含む。なお、工程1〜5(図12(a)〜(e))において、基板は省略されている。
【0062】
工程1:図13(a)に示すように、実施の形態1と同じ工程で、基板状に、支持脚50、赤外線検出部60等を形成する。
【0063】
工程2:図13(b)に示すように、スパッタ法により、シリコンからなる犠牲層4と絶縁膜17を堆積し、レジストマスクを用いてパターニングを行ない一括エッチングする。
【0064】
工程3:図13(c)に示すように、フォトレジストからなる犠牲層11を形成し、図のような形状にパターニングする。
【0065】
工程4:図13(d)に示すように、酸化シリコンからなる絶縁膜6、窒化バナジウムからなる赤外線吸収膜7、酸化シリコンからなる絶縁膜8を順次堆積する。絶縁膜6、赤外線吸収膜7、及び絶縁膜8は、赤外線吸収構造5を構成する。
【0066】
工程5:図13(e)に示すように、レジストマスク14を形成し、犠牲層11の一部が露出するように、赤外線吸収構造5をエッチングする。続いて、犠牲層11を除去する。これにより、エッチングホール10が形成される。
【0067】
工程6:図13(f)に示すように、エッチングホール10を用いて犠牲層4を除去するとともに、基板1をエッチングし、空洞部15を形成する。以上の工程により、赤外線センサ500が完成する。
図12(a)に示すように、赤外線センサ500では、エッチングホール10の上方が、3層構造の赤外線吸収構造5からなる庇部により覆われている。
なお、エッチングホール10を設けない領域では、庇部はリブとなっている。
【0068】
実施の形態6.
図14は、全体が600で表される、本実施の形態6にかかる赤外線センサの断面図である。図14(a)、(b)は、赤外線センサ600を、図10(a)のA−A方向、B−B方向に見た場合に相当する。図14中、図10と同一符号は、同一又は相当箇所を示す。
【0069】
図14(a)に示すように、赤外線センサ600は、赤外線センサ500に、実施の形態3の構造を適用した構造となっている。即ち、図14(a)に示すように、赤外線吸収構造5の支柱段差部9に、断面形状がT字型の平坦化膜13が埋め込まれている。平坦化膜7の上には、赤外線吸収膜7が形成され、更にその上に絶縁膜8が形成されている。
また、図14(a)、(b)に示すように、赤外線吸収構造5は、エッチングホール10を覆う庇部19と、リブ42とを有する。
【0070】
このように、本実施の形態6にかかる赤外線センサ600では、支柱段差部9が平坦化膜7で埋め込まれて、支柱段差部9が強化されるとともに、赤外線吸収構造5がリブ42を有することにより赤外線吸収構造5も強化されている。
また、庇部19を有することにより、エッチングホール10内への異物の混入を防止できる。
【0071】
次に、図15、16を参照しながら、赤外線センサ600の製造方法について簡単に説明する。製造工程は、以下の工程1〜10を含む。なお、工程1〜9(図15(a)〜16(i))において、基板は省略されている。
【0072】
工程1〜3:上述の実施の形態5の工程1〜3(図13(a)〜(c))と同じ工程である。即ち、図15(a)〜(c)に示すように、基板(図示せず)上に、所定形状の犠牲層4、12等を形成する。
【0073】
工程4〜7:上述の実施の形態3の工程3〜7(図8(c)〜(g))と同じ工程である。即ち、図15(d)〜(f)及び図16(g)に示すように、犠牲層4、12の上に、絶縁膜6、赤外線吸収膜7、絶縁膜8からなる赤外線吸収構造5を形成するとともに、支柱段差部9を平坦化膜13で埋め込む。なお、平坦化膜13の上にも赤外線吸収膜7が形成されている。
【0074】
工程8:図16(h)に示すように、レジストマスク24を用いて赤外線吸収構造5の一部を除去する。これにより、犠牲層12の一部が露出する。
【0075】
工程9:図16(i)に示すように、犠牲層12を除去することにより、エッチングホール10を形成する。
【0076】
工程10:図16(j)に示すように、エッチングホール10を用いて犠牲層4をエッチングするとともに、基板1をエッチングして空洞部15を形成する。最後にレジストマスク24を除去する。以上の工程で、赤外線センサ600が完成する。
【0077】
実施の形態7.
図17は、全体が700で表される、本実施の形態7にかかる赤外線センサの断面図である。図17(a)は、1画素分の上面図であり、図17(b)は、赤外線センサ700をC−C方向に見た断面図に相当する。図17中、図12と同一符号は、同一又は相当箇所を示す。
【0078】
赤外線センサ700は、上述の実施の形態5の赤外線センサ500に対して、エッチングホール10の位置を変更したもので、リブ42の内側に隣接してエッチングホール10が設けられている。
【0079】
かかる構造は、赤外線センサ500の製造工程において、エッチングホール10を形成するために赤外線吸収構造5を除去する位置(図13(e)参照)を変更するだけで実現できる。
【0080】
実施の形態8.
図18は、全体が800で表される、本実施の形態8にかかる赤外線センサの断面図である。図18(a)は、1画素分の上面図であり、図18(b)は、赤外線センサ800をD−D方向に見た断面図に相当する。図18中、図12と同一符号は、同一又は相当箇所を示す。
【0081】
赤外線センサ800は、上述の実施の形態5の赤外線センサ500に対して、エッチングホール10の位置を変更したもので、一方のエッチングホール10がリブ42の内側に隣接して設けられている。
【0082】
かかる構造も、赤外線センサ500の製造工程において、エッチングホール10を形成するために赤外線吸収構造5を除去する位置(図13(e)参照)を変更するだけで実現できる。
【0083】
なお、実施の形態7、8に示すように、エッチングホール10の位置は、リブ42に隣接した領域で任意に選択できる。
【0084】
実施の形態9.
図19は、全体が900で表される、本実施の形態9にかかる赤外線センサの断面図である。図19(a)は、1画素分の上面図であり、図19(b)は、赤外線センサ900をE−E方向に見た断面図に相当する。図19中、図12と同一符号は、同一又は相当箇所を示す。図19では、エッチングホール10は省略されている。
【0085】
図19(a)に示すように、赤外線センサ900では、赤外線吸収構造5の周囲に沿ってリブ42が設けられている。かかる構造を用いることにより、赤外線吸収構造5の強度を向上できる。
なお、エッチングホール10は、リブ42に隣接した任意の位置に形成すればよい。
【0086】
次に、図20を参照しながら、赤外線センサ900の製造方法について簡単に説明する。製造工程は、以下の工程1〜5を含む。なお、工程1〜5(図20(a)〜(d))において、基板は省略されている。
【0087】
工程1:図20(a)に示すように、基板(図示せず)の上に、支持脚50、赤外線吸収部60等を形成する。
【0088】
工程2:図20(b)に示すように、支持脚50等の上に、所定形状にパターニングした犠牲層4を形成する。犠牲層4には、フォトレジストやポリイミド膜が用いられる。
【0089】
工程3:図20(c)に示すように、犠牲層4の上の、リブ42を形成する位置に犠牲層12を形成する。犠牲層12の材料には、スパッタで形成したシリコン膜が用いられるが、犠牲層4をシリコン膜から形成した場合には、フォトレジストから形成しても構わない。
また、犠牲層4にスパッタ膜を形成して、フォトレジスト12を設けてからドライエッチングを行ない、フォトレジストを除去することで同様の凸形状を得ても良い。
【0090】
工程4:図20(d)に示すように、絶縁膜6、赤外線吸収膜7、絶縁膜8からなる赤外線吸収構造5を形成する。
【0091】
工程5:図20(e)に示すように、レジストマスク14を用いてエッチングホール(図示せず)を形成する。かかるエッチングホールは、犠牲層12に隣接するように形成する。
次に、エッチングホールを用いて、犠牲層4、12を除去し、最後にレジストマスク14を除去して、赤外線センサ900が完成する。
【0092】
図21(a)、(b)は、全体が910で表される、本実施の形態9にかかる他の赤外線センサである。図21(a)は、1画素分の上面図であり、図21(b)は、赤外線センサ910をF−F方向に見た断面図に相当する。図21中、図12と同一符号は、同一又は相当箇所を示す。図21においても、エッチングホール10は省略されている。
【0093】
図21(a)に示すように、赤外線センサ910では、赤外線吸収構造5の周囲に沿ってリブ42が、2重に設けられている。かかる構造を用いることにより、更に、赤外線吸収構造5の強度を向上できる。
なお、エッチングホール10は、リブ42に隣接した任意の位置に形成すればよい。
【0094】
次に、図22を参照しながら、赤外線センサ910の製造方法について簡単に説明する。製造工程は、以下の工程1〜4を含む。なお、工程1〜4(図22(a)〜(d))において、基板は省略されている。
【0095】
工程1:図22(a)に示すように、基板(図示せず)の上に、支持脚50、赤外線吸収部60等を形成する。
【0096】
工程2:図22(b)に示すように、支持脚50等の上に、所定の形状にパターニングした犠牲層4を形成する。
【0097】
工程3:図22(c)に示すように、犠牲層4の上に、2重に犠牲層12を形成する。
【0098】
工程4:図22(d)に示すように、絶縁膜6、赤外線吸収膜7、絶縁膜8からなる赤外線吸収構造5を形成する。
【0099】
工程4に続いて、図20(e)に示す工程を行なうことにより、赤外線センサ910が完成する。
【0100】
図23(a)、(b)は、全体が920で表される、本実施の形態9にかかる他の赤外線センサである。図23(a)は、1画素分の上面図であり、図23(b)は、赤外線センサ920をG−G方向に見た断面図に相当する。図23中、図12と同一符号は、同一又は相当箇所を示す。図23においても、エッチングホール10は省略されている。
【0101】
赤外線センサ920は、上述の赤外線センサ910の変形例であり、赤外線吸収構造5に段差を設けた構造である。赤外線センサ920では、外部のリブ42の断面形状が、内部のリブ42の断面形状とやや異なっている。
かかる構造を用いることによっても、赤外線吸収構造5の強度を向上できる。
【0102】
実施の形態10.
図24は、全体が1000で表される、本実施の形態10にかかる赤外線センサの断面図である。赤外線センサ1000は、例えば上記特許文献2に記載のブリッジ構造の赤外線センサの赤外線吸収構造5に、リブ42を2重に設けた構造である。
このように、リブ42を設けることにより、ブリッジ構造の赤外線センサにおいても、赤外線吸収構造5の強化が可能である。
【0103】
なお、ブリッジ構造の赤外線センサに対しては、上述の他の構造のリブ42を適用してもよい。また、上述の庇部19や、支柱段差部9を埋め込む平坦化膜13等を適用しても構わない。
【0104】
以上の実施の形態1〜10で説明したリブ構造、庇構造、支柱段差部の埋め込み構造は、適当に組み合わせることが可能であり、これにより、赤外線センサの強度を向上できる。
【0105】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明にかかる赤外線センサでは、赤外線吸収構造の強度を強化し、製造歩留り等の向上が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1にかかる赤外線センサの断面図である。
【図2】本発明の実施の形態1にかかる赤外線センサの製造工程の断面図である。
【図3】本発明の実施の形態1にかかる赤外線センサの製造工程の断面図である。
【図4】本発明の実施の形態2にかかる赤外線センサの断面図である。
【図5】本発明の実施の形態2にかかる赤外線センサの製造工程の断面図である。
【図6】本発明の実施の形態2にかかる赤外線センサの製造工程の断面図である。
【図7】本発明の実施の形態3にかかる赤外線センサの断面図である。
【図8】本発明の実施の形態3にかかる赤外線センサの製造工程の断面図である。
【図9】本発明の実施の形態3にかかる赤外線センサの製造工程の断面図である。
【図10】本発明の実施の形態4にかかる赤外線センサの上面図および断面図である。
【図11】本発明の実施の形態4にかかる赤外線センサの製造工程の断面図である。
【図12】本発明の実施の形態5にかかる赤外線センサの断面図である。
【図13】本発明の実施の形態5にかかる赤外線センサの製造工程の断面図である。
【図14】本発明の実施の形態6にかかる赤外線センサの断面図である。
【図15】本発明の実施の形態6にかかる赤外線センサの製造工程の断面図である。
【図16】本発明の実施の形態6にかかる赤外線センサの製造工程の断面図である。
【図17】本発明の実施の形態7にかかる赤外線センサの上面図および断面図である。
【図18】本発明の実施の形態8にかかる赤外線センサの上面図および断面図である。
【図19】本発明の実施の形態9にかかる赤外線センサの上面図および断面図である。
【図20】本発明の実施の形態9にかかる赤外線センサの製造工程の断面図である。
【図21】本発明の実施の形態9にかかる他の赤外線センサの上面図および断面図である。
【図22】本発明の実施の形態9にかかる他の赤外線センサの製造工程の断面図である。
【図23】本発明の実施の形態9にかかる他の赤外線センサの上面図および断面図である。
【図24】本発明の実施の形態10にかかる赤外線センサの断面図である。
【符号の説明】
1 基板、2 絶縁膜、3 赤外線検知膜、4 犠牲層、5 赤外線吸収構造、6 絶縁膜、7 赤外線吸収膜、8 絶縁膜、9 支柱段差部、10 エッチングホール、11 犠牲層、12 犠牲層、13 平坦化膜、14 レジストマスク、15、16 空洞部、17、20 絶縁膜、50 支持脚、60 赤外線検出部、70 赤外線吸収部、100 赤外線センサ。

Claims (8)

  1. 熱型の赤外線センサであって、
    温度検知膜を有する赤外線検出部と、
    支柱段差部により該赤外線検知部に固定された赤外線吸収構造であって、溝状に突出させた凸部からなる該支柱段差部と、略平坦な平面部とを有する赤外線吸収構造とを含み、
    少なくとも該支柱段差部の溝状部分が平坦になるように、埋め込み材料を該溝状部分に充填したことを特徴とする赤外線センサ。
  2. 上記赤外線吸収構造が、絶縁膜と赤外線吸収膜からなり、上記埋め込み材料が、上記支柱段差部の溝状部分を埋め、かつ上記平面部の上にも積層されたことを特徴とする請求項1に記載の赤外線センサ。
  3. 上記赤外線吸収構造が、絶縁膜と赤外線吸収膜からなり、更に、上記埋め込み材料を覆うように他の赤外線吸収膜が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の赤外線センサ。
  4. 上記埋め込み材料が、断面がT字型となるように、上記溝状部分の上端からはみだして設けられたことを特徴とする請求項3に記載の赤外線センサ。
  5. 熱型の赤外線センサであって、
    温度検知膜を有する赤外線検出部と、
    支柱段差部により該赤外線検知部に固定された赤外線吸収構造であって、溝状に突出させた凸部からなる該支柱段差部と、略平坦な平面部とを有する赤外線吸収構造と、
    該支柱段差部の溝状部分を覆うように、該平面部上に設けられた薄板状の絶縁膜とを含むことを特徴とする赤外線センサ。
  6. 上記絶縁膜で覆われた上記溝状部分が、中空構造であることを特徴とする請求項5に記載の赤外線センサ。
  7. 熱型の赤外線センサであって、
    空洞部を有する基板と、
    該基板上に設けられ、該空洞部上に支持脚で支持された、温度検知膜を有する赤外線検出部と、
    支柱段差部により該赤外線検知部に固定された赤外線吸収構造であって、溝状に突出させた凸部からなる該支柱段差部と、略平坦な平面部とを有する赤外線吸収構造と、
    該赤外線吸収構造の該平面部に設けられたエッチングホールとを含み、
    該赤外線吸収構造が、該エッチングホールの上方を覆う庇部を含むことを特徴とする赤外線センサ。
  8. 熱型の赤外線センサであって、
    空洞部を有する基板と、
    該基板上に設けられ、該空洞部上に支持脚で支持された、温度検知膜を有する赤外線検出部と、
    支柱段差部により該赤外線検知部に固定された赤外線吸収構造であって、溝状に突出させた凸部からなる該支柱段差部と、略平坦な平面部とを有する赤外線吸収構造とを含み、
    該赤外線吸収構造が、該平面部を溝状に突出させた凸部からなるリブを有することを特徴とする赤外線センサ。
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