JP2004340030A - 車両用制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】応答性の良い吸入空気量制御装置を備え、変速時に出力軸側回転速度と入力軸側回転速度とをほぼ同期させ得る車両用制御装置を得る。
【解決手段】車両に搭載される複数気筒の内燃機関1と、内燃機関1の出力をON−OFFするクラッチ2と、クラッチ2の出力軸に結合された歯車式変速機3と、内燃機関1の気筒毎に設けられた吸気量制御手段4と、内燃機関1の気筒毎に設けられた燃料噴射弁7と、吸気量制御手段4による吸入空気量と、この吸入空気量に対応して燃料噴射弁7による燃料噴射量とを制御すると共に、クラッチ2と歯車式変速機3とを制御し、変速時において、クラッチ2がOFFしている期間中に内燃機関の回転速度が変速後のギヤ比に基づく回転速度となるように吸気量制御手段4を制御する制御手段12とを備えた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、クラッチと歯車式変速機とを電子制御する自動変速機を搭載した車両における車両用制御装置に関し、特に、変速時における内燃機関の回転速度を吸気量制御により応答性良く行うようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
摩擦クラッチと歯車式変速機とを電子制御して自動化した歯車式自動変速機が開発され、変速時に内燃機関の回転速度を制御する制御装置についても種々提案されている。例えば特許文献1に開示された技術もその一つである。この公報に開示された技術は、変速時におけるスロットル弁の目標開度を開度変化率基準値に基づいて設定し、この開度変化率基準値をアクセル開度に応じて設定することにより、スロットル弁の戻しをアクセル開度に応じた速度で行うようにしたもので、これにより、アクセル開度が小さいときには緩慢に、アクセル開度が大きいときには迅速にスロットル弁が戻され、変速制御を迅速に行うことができるとされている。
【0003】
また、特許文献2に開示された技術は、噛み合いジョークラッチの連結時における回転速度制御として、連結時に出力軸側の回転速度と減速比との積を入力軸側(内燃機関側)の回転速度に合致させるとき、内燃機関に対する燃料供給量の制御を行うと共に、アップシフトブレーキの操作を行い、入力軸の回転を制御して迅速に両回転速度を合致させるものであり、アップシフト及びダウンシフトの両方に対して入力軸の回転を同期回転より高めることが開示されている。
【0004】
さらに、特許文献3には、電磁クラッチと同期噛合式変速機とを用いた自動変速装置において、制御手段がアップシフト開始と判定したとき、クラッチが開位置になったときに吸気量を制御するスロットル弁が全閉位置となるように、スロットルの閉速度を制御する技術が開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−289082号公報(第3〜6頁、第6図)
【特許文献2】
特開平7−167281号公報(第9頁、第4図)
【特許文献3】
特開2001−354049号公報(第4〜5頁、第6図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来例にも開示されているように、自動変速機を有する内燃機関の変速時における回転速度制御法としては、スロットル弁による吸入空気量制御や、燃料噴射弁による燃料噴射量制御や、さらには点火制御などが知られているが、これらの内、燃料噴射量制御は排気ガスの悪化につながるものであり、また、点火制御においても、点火時期の制御や点火の間引きによるものであり、これまた排気ガスの悪化につながるものである。
【0007】
スロットル弁により吸気制御を行い、吸気量により燃料噴射量を制御するのが排気ガスの悪化に対しては最善であるが、従来の吸気制御ではスロットル弁から内燃機関の燃焼室までの容積が大であるため、スロットル弁が絞られても蓄積された空気が消費されるまでは内燃機関の回転速度はすぐには低下せず、この間に変速のためにクラッチが遮断されると内燃機関の回転速度が吹きあがってしまうという問題があった。また、クラッチの出力軸側回転速度と入力軸側の回転速度とをほぼ同期させておかないとクラッチ接続時にショックが生じ、乗員に不快感を与えるものである。従って、応答性の良好な吸入空気量制御が必要とされるものであった。
【0008】
この発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その第一の目的は、応答性の良い吸入空気量制御装置を備えた車両用制御装置を得ることであり、第二の目的は、クラッチ遮断時における出力軸側回転速度と入力軸側回転速度とをほぼ同期させ得る車両用制御装置を得ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る車両用制御装置は、車両に搭載される複数気筒の内燃機関と、内燃機関の出力をON−OFF制御するクラッチと、クラッチの出力軸に結合され、内燃機関の回転速度を変速して伝達する歯車式変速機と、内燃機関の気筒毎に設けられた吸気量制御手段と、内燃機関の気筒毎に設けられた燃料噴射弁と、吸気量制御手段による吸入空気量と、この吸入空気量に対応して燃料噴射弁による燃料噴射量とを制御すると共に、クラッチと歯車式変速機とを制御し、変速時において、クラッチがOFFしている期間中に内燃機関の回転速度が変速後のギヤ比に基づく回転速度となるように吸気量制御手段を制御する制御手段とを備えるようにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1ないし図4は、この発明の実施の形態1による車両用制御装置を説明するもので、図1は、構成を説明するブロック図、図2は、吸気系の構成を説明する構成図、図3は、アクセル踏み込み状態における変速動作を説明するタイムチャート、図4は、アクセル戻し状態における変速動作を説明するタイムチャートであり、図では四気筒の内燃機関の場合を一例として示している。
【0011】
図1において、車両に搭載される内燃機関1の動力は、摩擦クラッチ、あるいは、電磁クラッチなどから構成されるクラッチ2を介して歯車式変速機3に伝達され、ここで変速されて図示しない差動減速機を介して車輪に伝達される。内燃機関1には気筒毎にスロットル弁(吸気量制御手段)4と、このスロットル弁を開閉駆動するスロットルアクチュエータ5と、スロットル弁の開度を検出するスロットル開度センサ6と、燃料を供給する燃料噴射弁7とが設けられ、独立吸気制御を形成している。
【0012】
クラッチ2にはトルク伝達をON−OFF操作するクラッチアクチュエータ8と、クラッチがON状態にあるかOFF状態にあるかを検出するクラッチポジションセンサ9とが設けられており、クラッチ2はトルクの伝達をON−OFFする機能があれば、板クラッチでも電磁クラッチでも良い。歯車式変速機3には変速ギヤを挿抜するセレクトシフトアクチュエータ10と、変速位置を検出するセレクトシフトポジションセンサ11とが設けられ、図示しないが、例えば、変速比の異なる前進五段と後進一段の六組の変速歯車を備えている。
【0013】
コントロールユニット(制御手段であり、以下CPUと称す)12は、図示しないアクセルペダルの踏み込み量を検出するアクセルポジションセンサ13と、シフトレバー14のシフト位置を検出するシフト位置センサ15と、内燃機関1の回転速度を検出するエンジン回転速度センサ16と、歯車式変速機3の出力軸の回転速度を検出する出力軸回転速度センサ17と、スロットル開度センサ6と、クラッチポジションセンサ9と、セレクトシフトポジションセンサ11など、必要なセンサ類の信号を入力し、内燃機関1、クラッチ2、歯車式変速機3を次のように制御する。
【0014】
すなわち、CPU12はアクセルポジションセンサ13によるアクセルペダルの踏み込み量と、シフト位置センサ15によるシフトレバー14のシフト位置信号と、出力軸回転速度センサ17による歯車式変速機3の出力軸の回転速度とから、記憶された変速機シフトパターンに基づいて車両の走行状態に適した変速段を決定し、セレクトシフトポジションセンサ11の信号からセレクトシフト位置を確認してセレクトシフトアクチュエータ10に制御信号を出力し、目標変速段となるように歯車式変速機3を操作する。
【0015】
また、このとき、クラッチポジションセンサ9によりクラッチ2のON−OFF状態を確認しながらクラッチアクチュエータ8に制御信号を出力し、クラッチ2のON−OFF制御を行うと共に、スロットル開度センサ6によりスロットル開度を確認しながらスロットルアクチュエータ5と燃料噴射弁7とを操作して空燃比を制御しながらスロットル弁(吸気量制御手段)4を開閉し、内燃機関1の回転速度を制御する。
【0016】
図2は、このスロットルアクチュエータ5などの配置、すなわち、吸気系の構成を説明するもので、内燃機関1の吸気はエアクリーナ18から吸気管19に吸入され、吸気枝管20により内燃機関1の各気筒に分配される。スロットル弁4はこの吸気枝管20に気筒毎に設けられており、従って、スロットルアクチュエータ5とスロットル開度センサ6も吸気枝管20に気筒毎に設けられる。また、燃料噴射弁7はスロットル弁4下流側の吸気弁21の近くに設けられ、気筒別に吸気量と燃料噴射量とが制御される独立吸気制御を形成している。なお、図2では一気筒分のみスロットルアクチュエータ5などを示したが、他の気筒も同様の構成である。
【0017】
内燃機関1の吸気系を図2のように構成することにより、スロットル弁4から吸気弁21までの距離は小さくなり、この間における吸気枝管20の容積を極めて小さくできる。すなわち、従来の内燃機関ではスロットル弁4などはエアクリーナ18の下流側の吸気管19に設けられ、スロットル弁4の下流側において各気筒に分配する吸気枝管20が分岐していた。従って、スロットル弁4から吸気弁21までの容積は大きくなり、スロットル弁が絞られても蓄積された吸入空気量が消費されるまでは内燃機関の回転速度は低下せず、応答性を低下させるものであった。
【0018】
この発明の実施の形態1による車両用制御装置の第一の特徴は、スロットル弁4を吸気枝管20に気筒毎に設け、スロットル弁4から吸気弁21までの距離を小さくしてこの間における吸気枝管20の容積を極めて小さくしたことであり、このように構成することにより、スロットル弁4の開度の変化に対して吸入空気量変化の応答性を高めることができ、内燃機関1をレスポンス良く制御することができるものである。
【0019】
続いて、この発明の実施の形態1による車両用制御装置のアクセル踏み込み時における変速動作と、スロットル開度と内燃機関の回転速度の制御動作とについて図3のタイムチャートに基づき説明する。以下の説明は、例えば、四速にて走行中の車両が加速のためにアクセルを踏み込んだことにより、歯車式変速機3が四速から三速にシフトダウンするときの動作を一例としたものである。まず、アクセルが踏み込まれたことにより時間t1においてCPU12から変速信号が出力される。
【0020】
CPU12は変速信号を出力するとき、そのときの内燃機関1の回転速度、スロットル開度、出力軸の回転速度を、エンジン回転速度センサ16とスロットル開度センサ6と出力軸回転速度センサ17とから読み取って記憶し、変速対象のギヤ比から変速後の内燃機関1の目標回転速度として第一の目標回転速度を演算すると共に、一時目標回転速度をアイドル回転とする。これによりスロットル開度は所定の速度で閉じてゆくが、時間t2においてCPU12がクラッチアクチュエータ8に制御信号を出力してクラッチ2をOFF状態とする。これにより、内燃機関1は車輪から切り離され、無負荷となってそのときのスロットル開度に見合って実回転速度は上昇する。
【0021】
歯車式変速機3の変速動作に入る前にCPU12はスロットル4の開度を操作して内燃機関1の目標回転速度を第一の目標回転速度より数十回転高い第二の目標回転速度とすべく指令を出し、時間t3においてセレクトシフトアクチュエータ10を操作して歯車式変速機3を四速位置からニュートラル位置に戻す。続けてセレクトシフトアクチュエータ10を操作して時間t4にて目標の三速位置を選択し、時間t5にてこれを結合させ、時間t6にてクラッチ2の接続を開始する。CPU12は、第二の目標回転速度に指令を出した後の変速中は内燃機関1の実回転速度が第二の目標回転速度に近づくようにスロットルアクチュエータ5をフィードバック制御する。
【0022】
ここで、変速時間を短縮し、クラッチ接続時のショックを低減することのみを目的とすれば第二の目標回転速度の設定は不要であるが、アクセル踏み込み中での変速においてはクラッチ接続時に多少のプッシュ感があった方が自然であり、好フィーリングが得られるので第二の目標回転速度を数十回転高い回転速度として設定するものである。また時間t1においてスロットル弁4を一時的にアイドル回転まで閉じるのは、アクセル踏み込み時の変速においては変速時間の短縮のためと、クラッチ2のOFF時に回転速度の吹き上がりを抑制するために、内燃機関1のポンピングロスを最大とするものである。そして、時間t7においてクラッチ2の接続が完了し、内燃機関1の実回転速度は第一の目標回転速度に収束し、スロットル開度はアクセル踏み込み量に応じた開度になる。
【0023】
次に、アクセルの踏み込みを戻したときの変速動作と、スロットル開度と内燃機関の回転速度との制御動作について図4のタイムチャートに基づき説明する。以下の説明は、例えば、三速にて加速中に加速が完了してアクセルの踏み込みを戻したことにより、歯車式変速機3が三速から四速にシフトアップするときを一例としたものである。図4のt8にてアクセルが戻された場合、これを検知してt9にてCPU12から変速信号が出される。
【0024】
CPU12は変速信号を出力すると共に、内燃機関1の回転速度とスロットル開度と出力軸の回転速度とを記憶し、変速対象(この場合は四速)のギヤ比から変速後の内燃機関1の目標回転速度として第一の目標回転速度とこの第一の目標回転速度より数十回転低い第二の目標回転速度とを演算する。そして、内燃機関1の実回転速度が第二の目標回転速度となるようスロットルアクチュエータ5をフィードバック制御する。ここで、変速時間を短縮し、クラッチ接続時のショックを低減することのみを目的とするのであれば第二の目標回転速度の設定は不要であるが、アクセルを戻しているときの変速においてはクラッチ接続時に多少のブレーキ感があった方が自然であり、好フィーリングが得られるので第二の目標回転速度を設定するものである。
【0025】
そして、時間t10においてクラッチ2が0FFとされ、時間t11にてニュートラルへのシフト動作がなされ、時間t12にて四速位置へのセレクト動作がなされた後、時間t13にて四速ギヤへの噛み込みがなされる。この間、スロットル開度のフィードバック制御により内燃機関1の実回転速度は第二の目標回転速度まで低下してその値が維持され、時間t14にてクラッチ2の接続が開始される。時間t14から時間t15まではクラッチ2の結合時間であり、この間の滑りにより内燃機関1の実回転速度は第二の目標回転速度から第一の目標回転速度に収束する。
【0026】
ここで、図3の時間t1からt2までの間、および、図4の時間t9からt10までの間は、変速信号が出てからクラッチOFFまでの時間であるが、CPU12はクラッチOFF時の内燃機関1の吹き上がりを最小限に抑制して変速時間を短縮するために、変速信号が出た後、スロットル開度変更前の混合気が存在するシリンダが燃焼した後のタイミングでクラッチ2を遮断するように制御する。なお、図4ではアクセルを戻した後のスロットル開度がアイドル開度になっているが、これは一例であり、アクセル戻し量に基づきスロットル開度は設定されるものである。
【0027】
以上の説明ではスロットル弁4を各吸気枝管20に設けることにより吸気制御の応答性を向上させたが、各気筒の吸気弁21の開閉時期を制御したり、動弁量(リフト量)を制御する可変バルブタイミング装置や、可変バルブリフト装置により吸気量制御を行うことができる。ここで、可変バルブタイミング装置は、開弁時期を一定にして閉弁時期を変えることにより、内燃機関1の吸気量を制御するものであり、可変バルブリフト装置は、バルブのリフト量を増減することにより、内燃機関1の吸気量を制御するものであり、吸気量制御をこのようにすることにより応答性をさらに高めることができる。
【0028】
このように、この発明の実施の形態1による車両用制御装置によれば、内燃機関1の吸気系を応答性の良い吸気量制御手段により吸気量制御を行い、クラッチ2がOFFしている期間中に内燃機関1の回転速度を変速後の目標回転速度に設定し、アクセルの状態に応じて第二の目標回転速度に制御するので、変速時における内燃機関1の吹き上がりやショックを低減し、変速時間を短縮してフィーリングの良好な車両用制御装置を得ることができるものである。
【0029】
【発明の効果】
以上に説明したようにこの発明の車両用制御装置によれば、車両用複数気筒の内燃機関の出力をON−OFFするクラッチと、クラッチの出力軸に結合された歯車式変速機と、内燃機関の気筒毎に設けられた吸気量制御手段、および、燃料噴射弁と、吸気量制御手段による吸入空気量とこの吸入空気量に対応して燃料噴射量を制御すると共に、クラッチと歯車式変速機とを制御し、変速時において、クラッチがOFFしている期間中に内燃機関の回転速度が変速後のギヤ比に基づく回転速度になるように吸気量制御手段を制御する制御手段とを備えるようにしたので、変速時間の短縮が可能になり、変速時におけるショックの低減が可能なフィーリングの良い車両用制御装置が得られると共に、排気ガスの悪化がなく、変速時のクラッチの滑りを抑制して耐久性に優れた車両用制御装置を得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による車両用制御装置の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施の形態1による車両用制御装置の吸気系の構成図である。
【図3】この発明の実施の形態1による車両用制御装置の変速動作を説明するタイムチャートである。
【図4】この発明の実施の形態1による車両用制御装置の変速動作を説明するタイムチャートである。
【符号の説明】
1 内燃機関、2 クラッチ、3 歯車式変速機、
4 スロットル弁(吸気量制御手段)、5 スロットルアクチュエータ、
6 スロットル開度センサ、7 燃料噴射弁、
8 クラッチアクチュエータ、9 クラッチポジションセンサ、
10 セレクトシフトアクチュエータ、
11 セレクトシフトポジションセンサ、
12 コントロールユニット(制御手段)、
13 アクセルポジションセンサ、14 シフトレバー、
15 シフト位置センサ、16 エンジン回転速度センサ、
17 出力軸回転速度センサ、18 エアクリーナ、19 吸気管、
20 吸気枝管、21 吸気弁。

Claims (7)

  1. 車両に搭載される複数気筒の内燃機関、前記内燃機関の出力をON−OFF制御するクラッチ、前記クラッチの出力軸に結合され、前記内燃機関の回転速度を変速して伝達する歯車式変速機、前記内燃機関の気筒毎に設けられた吸気量制御手段、前記内燃機関の気筒毎に設けられた燃料噴射弁、前記吸気量制御手段による吸入空気量と、この吸入空気量に対応して前記燃料噴射弁による燃料噴射量とを制御すると共に、前記クラッチと前記歯車式変速機とを制御し、変速時において、前記クラッチがOFFしている期間中に前記内燃機関の回転速度が変速後のギヤ比に基づく回転速度となるように前記吸気量制御手段を制御する制御手段を備えたことを特徴とする車両用制御装置。
  2. 前記吸気量制御手段はアクセルペダルの踏み込み量に対応した制御がなされ、前記アクセルペダルが踏み込まれた状態での変速においては、変速後のギヤ比に基づく回転速度より所定値高い回転速度になるように前記制御手段が前記吸気量制御手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の車両用制御装置。
  3. 前期吸気量制御手段はアクセルペダルの踏み込み量に対応した制御がなされ、前記アクセルペダルが戻された状態での変速においては、変速後のギヤ比に基づく回転速度より所定値低い回転速度になるように前記制御手段が前記吸気量制御手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の車両用制御装置。
  4. 変速時において前記クラッチがOFFされた後、一時的に前記内燃機関のポンピングロスが最大となる量まで吸入空気量を低減するように前記制御手段が前記吸気量制御手段を制御することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の記載の車両用制御装置。
  5. 前記吸気量制御手段はスロットル弁であり、このスロットル弁が、前記内燃機関の吸気管から各気筒に吸気を分配する吸気枝管に設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の車両用制御装置。
  6. 前記吸気量制御手段は、気筒毎に設けられた吸気弁の開閉期間または動弁量を制御するものであることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の車両用制御装置。
  7. 変速時における前記クラッチのOFF動作は、前記吸気量制御手段が吸入空気量を制御した後、吸入空気量制御前の混合気の燃焼が完了した後のタイミングにて行われることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の車両用制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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