JP2004339710A - 錠装置、解錠方法および解錠プログラム - Google Patents

錠装置、解錠方法および解錠プログラム Download PDF

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JP2004339710A
JP2004339710A JP2003134532A JP2003134532A JP2004339710A JP 2004339710 A JP2004339710 A JP 2004339710A JP 2003134532 A JP2003134532 A JP 2003134532A JP 2003134532 A JP2003134532 A JP 2003134532A JP 2004339710 A JP2004339710 A JP 2004339710A
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門太郎 西森
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Abstract

【課題】容易にかつ高い確度で本人照合をおこない、安価に構成することのできる錠装置、解錠方法および解錠プログラムを提供すること。
【解決手段】指紋による本人照合をおこなって、本人であると認証された場合に、本人が携帯している携帯電話10aに微弱電波を用いて無線接続をおこない、その携帯電話10aから本人であることを証明する暗証キーを受信して、その暗証キーがあらかじめ登録してある暗証キーと一致した場合に、ドア12の錠を解錠する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、所定の操作がなされたことを検知して、または、本人照合をおこなって錠の解錠をおこなう錠装置、解錠方法および解錠プログラムに関し、特に、容易にかつ高い確度で本人照合をおこない、安価に構成することのできる錠装置、解錠方法および解錠プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ドアなどに取り付けられた錠を施解錠するには、鍵やICカードなどが用いられているが、鍵やICカードなどが盗難にあったり、それを紛失したりすると、それを取得した第3者に悪用され、空き巣狙いなどの犯罪にあう危険性があった。
【0003】
そのため、各人に固有の指紋を用いて本人照合をおこなって、解錠する指紋錠が商品化されている。さらに、最近では、ゴムなどの材料を用いて偽造された指紋を識別するため、生体検知機能を備えた指紋錠の技術も開発されている。たとえば、特許文献1には、指紋を照合するとともに、指の静電容量を測定することにより、人間の指かどうかを判定する生体検知装置が開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−165382号公報
【0005】
しかしながら、上述の従来技術を用いたとしても、指紋の偽造技術はますます高度化してきており、それに対処するためには、生体検知の精度をさらに上げるなど、より高度な技術が必要になるという問題があった。
【0006】
特許文献1には、指の静電容量の時系列変化を指の複数の位置で複数のセンサにより観測し、観測された静電容量の値に一定の変化があり、かつ、複数の位置における静電容量の値がそれぞれ異なる場合に、生体であると検知する技術が開示されている。しかし、このようなより精度の高い生体検知の機能を搭載するにつれ、指紋錠自体が高価なものとなり、一般家庭への普及を妨げる結果となるという問題があった。
【0007】
また、人間の指の静電容量の変化量には、たとえ同一人物であってもばらつきがあるので、偽造の高度化に対処しようとして、あまり厳密に生体検知をおこなうと、たとえ人間の指でも認識されないという自体に陥り、本人照合ができなくなるという問題があった。
【0008】
この発明は、上記問題(課題)を解消するためになされたものであり、容易にかつ高い確度で本人照合をおこない、安価に構成することのできる錠装置、解錠方法および解錠プログラムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するためになされたものであり、請求項1に係る錠装置は、所定の操作がなされたことを検知して、または、本人照合をおこなって錠の解錠をおこなう錠装置であって、前記所定の操作がなされたことを検知した場合、または、前記本人照合により本人であると認証された場合に、該所定の操作をおこなった人、または、該本人であると認証された人が携帯する端末装置に所定の情報を送信するよう要求する情報送信要求手段と、前記端末装置から受け付けた所定の情報に基づいて錠を解錠するかどうかを判定する解錠判定手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】
また、請求項2に係る錠装置は、請求項1の発明において、個人または該個人が携帯する端末装置を識別する識別情報を記憶する識別情報記憶手段をさらに備え、前記解錠判定手段は、前記端末装置から受け付けた所定の情報が前記識別情報記憶手段に記憶された識別情報と一致した場合に錠を解錠するよう判定することを特徴とする。
【0011】
また、請求項3に係る錠装置は、請求項2の発明において、前記識別情報記憶手段は、前記個人が携帯する端末装置の通信に係る宛先情報をさらに記憶し、前記解錠判定手段は、前記端末装置から所定の情報を受け付けることができなかった場合、または、前記端末装置から受け付けた所定の情報が前記識別情報記憶手段に記憶された識別情報と一致しなかった場合に、前記宛先情報に基づいて前記個人が携帯する端末装置に通知を送信することを特徴とする。
【0012】
また、請求項4に係る錠装置は、請求項3の発明において、前記所定の操作をおこなった人、または、前記本人照合により本人であると認証された人を撮影する人物撮影手段をさらに備え、前記解錠判定手段は、前記端末装置から所定の情報を受け付けることができなかった場合、または、前記端末装置から受け付けた所定の情報が前記識別情報記憶手段に記憶された識別情報と一致しなかった場合に、前記宛先情報に基づいて前記個人が携帯する端末装置に前記人物撮影手段により撮影された人の画像を送信することを特徴とする。
【0013】
また、請求項5に係る解錠方法は、所定の操作がなされたことを検知して、または、本人照合をおこなって錠の解錠をおこなう解錠方法であって、前記所定の操作がなされたことを検知した場合、または、前記本人照合により本人であると認証された場合に、該所定の操作をおこなった人、または、該本人であると認証された人が携帯する端末装置に所定の情報を送信するよう要求する情報送信要求工程と、前記端末装置から受け付けた所定の情報に基づいて錠を解錠するかどうかを判定する解錠判定工程とを含んだことを特徴とする。
【0014】
また、請求項6に係る解錠方法は、請求項5の発明において、前記解錠判定工程は、前記端末装置から受け付けた所定の情報が、あらかじめ記憶された個人または該個人が携帯する端末装置を識別する識別情報と一致した場合に錠を解錠するよう判定することを特徴とする。
【0015】
また、請求項7に係る解錠方法は、請求項6の発明において、前記解錠判定工程は、前記端末装置から所定の情報を受け付けることができなかった場合、または、前記端末装置から受け付けた所定の情報があらかじめ記憶された識別情報と一致しなかった場合に、あらかじめ記憶された端末装置の通信に係る宛先情報に基づいて前記個人が携帯する端末装置に通知を送信することを特徴とする。
【0016】
また、請求項8に係る解錠方法は、請求項7の発明において、前記端末装置から所定の情報を受け付けることができなかった場合、または、前記端末装置から受け付けた所定の情報があらかじめ記憶された識別情報と一致しなかった場合に、前記所定の操作をおこなった人、または、前記本人照合により本人であると認証された人を撮影する人物撮影工程をさらに含み、前記解錠判定工程は、前記宛先情報に基づいて前記個人が携帯する端末装置に前記人物撮影工程により撮影された人の画像を送信することを特徴とする。
【0017】
また、請求項9に係る解錠プログラムは、所定の操作がなされたことを検知して、または、本人照合をおこなって錠の解錠をおこなう解錠プログラムであって、前記所定の操作がなされたことを検知した場合、または、前記本人照合により本人であると認証された場合に、該所定の操作をおこなった人、または、該本人であると認証された人が携帯する端末装置に所定の情報を送信するよう要求する情報送信要求手順と、前記端末装置から受け付けた所定の情報に基づいて錠を解錠するかどうかを判定する解錠判定手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明に係る錠装置、解錠方法および解錠プログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、本実施の形態では、ドアに取り付けられた指紋錠に対して本発明を適用した場合を示すこととする。
【0019】
まず、本実施の形態に係る錠システムの構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る錠システムのシステム構成を示す図である。同図に示すように、この錠システムにおいて、ドア12の錠を解錠する場合には、まず、ドア12に取り付けられ、指紋センサ15を有する錠装置14が、ドア12の錠を解錠しようとする人の指から取得した指紋の画像と、錠装置14にあらかじめ登録されている指紋の画像の照合をおこなう。
【0020】
指紋の照合が終了し、解錠しようとしている人が錠装置14に登録されている登録者と認証された場合には、錠装置14は、認証された人が携帯している携帯電話10aとの間で無線による接続を確立し、その人が本人であることを証明する暗証キーの送信を要求する。
【0021】
この携帯電話10aには、錠装置14からの要求に応答して、記憶している暗証キーを錠装置14に自動的に送信する携帯電話制御ソフトウェアがあらかじめ導入されており、錠装置14との接続が確立され、暗証キーの送信要求が受け付けられると、人が何らかの操作をおこなうことなく、暗証キーが錠装置14に自動的に送信される。
【0022】
そして、錠装置14は、携帯電話10aから暗証キーを受信し、受信した暗証キーがあらかじめ錠装置14に登録されている指紋認証がなされた人の暗証キーと一致した場合に、ドア12の錠を解錠する。
【0023】
ここで、携帯電話10aに接続する際には、錠装置14から1m程度の範囲内にある携帯電話10aにのみ到達する微弱電波を用いる。これにより、錠装置14に登録されている本人が錠装置14から1m程度の範囲内にいる場合にのみ、その本人の携帯する携帯電話10aから暗証キーを受信することになり、携帯電話10aを所有していない第3者が偽造した指紋を用いて錠を解錠しようとしている場合に、それを検知することができる。
【0024】
暗証キーを受信できなかった場合には、錠装置14は、錠装置14に登録されている本人の携帯電話10bとの接続を公衆回線11を介して確立し、携帯電話10bを所有していない第3者が錠を解錠しようとしていることを登録されている本人に通知する。この通知は、電話音声による通知でもよいし、携帯電話10bの電子メール機能を利用した電子メールによる通知でもよい。
【0025】
また、錠装置14に取り付けられたCCD(Charge Coupled Device)カメラなどを利用して、錠を解錠しようとしている第3者の容姿を撮影し、携帯電話10bにその画像を電子メールで送信する。
【0026】
このように、この錠装置14では、指紋センサ15により本人照合がおこなわれ、本人であると認証された場合に、認証された本人が携帯している携帯電話10aから暗証キーを受信して、錠装置14に記憶されている該当する人の暗証キーと一致するかどうかを確認して本人照合をおこなうため、二重の照合をおこなうことで本人照合を高い確度でおこなうことができる。
【0027】
また、市販されている指紋センサ14と、広く利用されている携帯電話10aまたは10bとに機能を付加してシステムを構築しているため、システム構築が容易であり、コストを安価に抑えることができる。
【0028】
次に、図1に示した錠装置14の機能的構成について説明する。図2は、図1に示した錠装置14の機能ブロック図である。同図に示すように、この錠装置14は、指紋センサ15、テンキー16、ディスプレイ17、指紋登録処理部18、情報送信要求部19、通信部20、記憶部21、指紋照合処理部22、人物撮影部23、施錠/解錠判定部24、電動錠25および制御部26を有する。
【0029】
指紋センサ15は、指が指紋の検出面に載置された場合に、指に光を当てて指紋画像を検出する光学型のセンサである。ただし、光学型のセンサに限らず、感熱型や静電容量型などのセンサを用いてもよい。
【0030】
テンキー16は、0から9までの数字やaからzまでのアルファベット、アットマークなどの記号を入力するボタンが、携帯電話の入力ボタン状に配列された入力部であり、指紋を登録する際に、携帯電話10aまたは10bの電話番号や電子メールアドレスなどの情報を入力するのに用いられる。また、後に説明する暗証番号を用いて解錠をおこなう暗証番号式の錠の場合は、暗証番号の入力にも用いられる。ディスプレイ17は、本人照合の結果を示すメッセージなどを表示するディスプレイである。
【0031】
指紋登録処理部18は、錠装置14に指紋の登録をおこなう処理部である。具体的には、登録を希望する人の指紋画像を指紋センサ15から取得し、それを記憶部21に記憶する。また、本人であることを証明するために用いられる暗証キーを発行し、取得した指紋画像と対応付けて記憶する。暗証キーは、本人が携帯する携帯電話に固有のID番号とすることもできる。
【0032】
さらに、登録される本人の携帯電話10aまたは10bの電話番号および電子メールアドレスを取得して、指紋画像と対応付けて記憶する処理をおこなう。指紋登録処理部18は、指紋を登録するだけでなく、登録を削除することもできる。
【0033】
情報送信要求部19は、指紋センサ15で取得された指紋画像を用いて本人照合がおこなわれ、本人であると認証された場合に、本人であると認証された人の携帯する携帯電話10aに暗証キーの送信を要求する要求部である。
【0034】
通信部20は、携帯電話10aまたは10bと無線でデータの授受をおこなう通信部である。この通信部19は、電波の出力を変更できる機能を有し、公衆回線14を介して通信をおこなう通常出力の電波と、錠装置14から1m程度の範囲内にある携帯電話10aにのみ到達する微弱電波を発生させることができる。
【0035】
記憶部21は、錠の解錠が許可される登録者の情報を記憶する記憶部である。この記憶部21は、暗証キー情報21aおよび登録指紋画像21bを有する。暗証キー情報21aは、登録者の携帯する携帯電話の電話番号や本人照合に用いられる暗証キーなどの情報を記憶したデータである。
【0036】
図3は、暗証キー情報21aの一例を示す図である。同図に示すように、この暗証キー情報21aは、登録番号、指紋ID、電話番号、電子メールアドレスおよび暗証キーの各フィールドを有する。登録番号は、登録者を識別する番号であり、登録を受ける人は、任意の番号(この場合、1から10まで)を選択することができる。
【0037】
指紋IDは、後述の登録指紋画像21bに記憶されている指紋画像との対応関係を示すID番号である。電話番号および電子メールアドレスは、登録者の携帯する携帯電話10aまたは10bの電話番号および電子メールアドレスである。暗証キーは、指紋登録処理部18により生成された暗証キーであり、この暗証キーは、乱数により生成され、第3者が容易に予測することができないものである。
【0038】
ここで、登録者は、錠装置14に指の指紋を複数登録することができる。たとえば、図3において、登録番号「1」および登録番号「7」に登録されている情報は、指紋IDを除いて同じである。これは、同一の電話番号、電子メールアドレスおよび暗証キーに対応して、各指紋IDに対応する異なる指紋画像が登録されていることを意味する。
【0039】
図2の説明に戻ると、登録指紋画像21bは、本人照合するための指紋画像を記憶したデータである。この登録指紋画像21bでは、各指紋画像を、図3に示した指紋IDに対応付けて記憶している。
【0040】
指紋照合処理部22は、指紋センサ15により取得された指紋画像と、登録指紋画像21bに記憶された指紋画像とを比較することにより、本人照合をおこなう処理部である。具体的には、2つの指紋画像の特徴量間の距離値などから、両画像間の一致度を算出し、一致度があらかじめ設定されたしきい値よりも大きいかどうかを調べることにより、照合をおこなう。
【0041】
人物撮影部23は、指紋照合により本人認証が終了した後、携帯電話10aから暗証キーを受信できなかった場合、あるいは、暗証キーが記憶部21に記憶されている暗証キーと一致しなかった場合に、解錠しようとしている第3者の容姿を撮影する撮影部である。
【0042】
施錠/解錠判定部24は、情報送信要求部19が受信した暗証キーと、記憶部21の暗証キー情報21aに記憶された暗証キーとが一致した場合に、電気的に施解錠をおこなうことのできる電動錠25に対して解錠信号を発信し、解錠させる判定部である。
【0043】
携帯電話10aから暗証キーを受信できなかった場合、または、暗証キーが一致しなかった場合には、本人が携帯する携帯電話10bに公衆回線11を介して接続し、第3者が錠を解錠しようとしていることを通知する。その際、人物撮影部22により撮影された第3者の画像をあわせて送信する。
【0044】
次に、図1に示した錠装置14のハードウェア構成について説明する。図4は、図1に示した錠装置14のハードウェア構成を示す図である。なお、図1に示す機能部と同様の機能を有する部位には同一の符号を付している。
【0045】
同図に示すように、この錠装置14は、指紋センサ15、テンキー16、ディスプレイ17、CPU40、通信回路41、カメラ制御回路42、CCDカメラ43、電動錠25、不揮発性メモリ44、ROM45およびRAM46をバス47で接続した構成となる。
【0046】
ROM45には、指紋登録処理プログラム45a、指紋照合処理プログラム45b、情報送信要求プログラム45cおよび施錠/解錠判定プログラム45dがあらかじめ記憶され、各プログラム45a〜45dがCPU40にロードされ、指紋登録処理プロセス、指紋照合処理プロセス、情報送信要求プロセスおよび施錠/解錠判定プロセスが実行される。
【0047】
この指紋登録処理プロセスが、図1に示した指紋登録処理部18に対応し、指紋照合処理プロセスが、図1に示した指紋照合処理部22に対応し、情報送信要求プロセスが、図1に示した情報送信要求部19に対応し、施錠/解錠判定プロセスが、図1に示した施錠/解錠判定処理部24に対応する。
【0048】
また、電源の供給がなくてもデータが失われず、何度でもデータの消去・書き込みが可能な不揮発性メモリ44には、暗証キー情報21aおよび登録指紋画像21bが記憶されている。暗証キー情報21aおよび登録指紋画像21bは、随時RAM46にロードされ、CPU40により参照される。
【0049】
通信回路41は、携帯電話10aまたは10bと通信をおこなうための電波を発生させる回路であり、錠装置14から1m程度の範囲内にある携帯電話10aにのみ到達する微弱電波を発生する機能と、公衆回線11を介して携帯電話10bと通信をおこなう電波を発生する機能とを有する。
【0050】
カメラ制御回路42は、CCDカメラ43を制御する制御回路であり、携帯電話10aから暗証キーを受信できなかった場合、あるいは、受信した暗証キーが暗証キー情報20aに登録されている暗証キーと一致しなかった場合に、錠を解錠しようとしている第3者の撮影をおこなう。電動錠25は、施錠信号あるいは解錠信号を受け付け、施解錠をおこなう錠である。
【0051】
次に、認証をうける個人の情報を登録する登録処理の処理手順について説明する。図5および図6は、認証をうける個人の情報を登録する登録処理の処理手順を示すフローチャートである。
【0052】
同図に示すように、個人情報の登録をおこなう場合には、まず、暗証キー情報21aにおける登録番号の選択をおこなう(ステップS501)。そして、登録する本人が携帯する携帯電話10aまたは10bの電話番号および電子メールアドレスの入力を受け付け、選択した登録番号に対応付けて暗証キー情報21aに記憶する(ステップS502)。
【0053】
その後、登録指紋画像21bに記憶する指紋画像を取得するため、指紋の検知面に指が載置されるのを待ち受け(ステップS503)、指紋センサ15の指紋検出面に指が載置されたかどうかを、指紋検出面への指の押下による圧力を感知することにより調べる(ステップS504)。
【0054】
指が載置されていない場合は(ステップS504,No)、ステップS503に戻って、指が載置されるのを待ち受ける。指が載置された場合は(ステップS504,Yes)、第1の指紋画像を取得する(ステップS505)。続いて、再度、指が載置されるのを待ち受け(ステップS506)、指紋センサ15の指紋検出面に指が載置されたかどうかを調べる(ステップS507)。
【0055】
指が載置されていない場合は(ステップS507,No)、ステップS506に戻って、指が載置されるのを待ち受ける。指が載置された場合は(ステップS507,Yes)、第2の指紋画像を取得する(ステップS508)。そして、取得した第1の指紋画像と第2の指紋画像との間の照合処理をおこなう(ステップS509)。
【0056】
続いて、2つの指紋画像の一致度をあらかじめ設定されたしきい値と比較して、2つの指紋画像が一致しているかどうかを調べる(ステップS510)。ここで、一致度としては、2つの指紋画像の特徴量間の距離値などを用いることができる。2つの指紋画像が一致しなかった場合には(ステップS510,No)、登録失敗メッセージを表示して、そのままこの登録処理を終了する(ステップS520)。
【0057】
このように、指紋画像のばらつきが大きく、2つの指紋画像が一致しない場合に、ばらつきの大きい指紋画像の登録をおこなわないこととする。これにより、後の指紋の照合時に、本人であるのに認証されないといったトラブルを防止することができる。
【0058】
登録が失敗した場合には、ばらつきが生じないように注意して、指紋の読み取りを指紋センサ15に再度おこなわせることにより、登録をおこなうことができるようになる。
【0059】
取得した2つの指紋画像が一致した場合には(ステップS510,Yes)、ステップS502で入力を受け付けた携帯電話10aまたは10bの電話番号、電子メールアドレス、および第1の指紋画像に割り当てられたIDである指紋IDを暗証キー情報21aに記憶し、さらに、指紋IDと第1の指紋画像とを対応付けて登録指紋画像21bに記憶する(ステップS511)。また、ここでは、第1の指紋画像を記憶することとしたが、第1の指紋画像の代わりに第2の指紋画像を記憶することとしてもよい。
【0060】
続いて、乱数を発生させることにより、本人確認をおこなうための暗証キーを生成する(ステップS512)。そして、錠装置14付近にいて、自らの登録をおこなっている人の携帯する携帯電話10aに微弱電波で発信し(ステップS513)、接続が確立されたかどうかを調べる(ステップS514)。
【0061】
接続が確立されなかった場合には(ステップS514,No)、暗証キー情報21aまたは登録指紋画像21bに記憶された電話番号、電子メールアドレス、指紋IDおよび第1の指紋画像を削除して(ステップS521)、登録失敗メッセージをディスプレイ17に表示し(ステップS522)、そのままこの登録処理を終了する。
【0062】
携帯電話10aとの接続が確立された場合には(ステップS514,Yes)、接続が確立された携帯電話10aに暗証キーを送信し、その暗証キーを携帯電話10aに登録するよう要求する(ステップS515)。その後、暗証キーを送信した携帯電話10aから暗証キーの登録完了通知を受信するのを所定の時間だけ待ち受け(ステップS516)、登録完了通知を受信したかどうかを調べる(ステップS517)。
【0063】
携帯電話10a側の暗証キーの登録手続き、および登録完了通知の送信処理は、あらかじめ携帯電話10aに導入された携帯電話制御ソフトウェアの働きによりおこなわれる。
【0064】
所定の時間が経過しても登録完了通知を受信しなかった場合には(ステップS517,No)、ステップS521に移行して、電話番号、電子メールアドレス、指紋IDおよび第1の指紋画像の削除処理および登録失敗メッセージの表示処理をおこない、この登録処理を終了する。
【0065】
所定の時間内に登録完了通知を受信した場合には(ステップS517,Yes)、携帯電話10aに送信した暗証キーを暗証キー情報21aに記憶して(ステップS518)、登録完了メッセージを表示し(ステップS519)、登録処理を終了する。
【0066】
次に、錠装置14がおこなう本人照合処理の処理手順について説明する。図7は、錠装置14がおこなう本人照合処理の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、まず、照合する指紋画像を取得するため、指紋の検知面に指が載置されるのを待ち受け(ステップS701)、指紋センサ15の指紋検出面に指が載置されたかどうかを、指紋検出面への指の押下による圧力を感知することにより調べる(ステップS702)。
【0067】
指が載置されていない場合は(ステップS702,No)、ステップS701に戻って、指が載置されるのを待ち受ける。指が載置された場合は(ステップS702,Yes)、載置された指の指紋画像を取得する(ステップS703)。
【0068】
そして、取得した指紋画像が登録指紋画像21bに記憶されている指紋画像と一致するかどうかを調べる(ステップS705)。これは、取得した指紋画像と記憶されている指紋画像の特徴量の距離値などから一致度を算出し、あらかじめ設定されたしきい値と比較することにより一致しているかどうかを判断する。
【0069】
2つの指紋画像が一致しなかった場合には(ステップS705,No)、照合失敗メッセージを表示して、そのままこの登録処理を終了する(ステップS712)。2つの指紋画像が一致した場合には(ステップS705,Yes)、指紋画像を取得した人が携帯する携帯電話10aに微弱電波で発信し(ステップS706)、接続が確立されたかどうかを調べる(ステップS707)。
【0070】
接続が確立されなかった場合には(ステップS707,No)、照合失敗メッセージを表示する(ステップS713)。接続が確立されなかったということは、解錠しようとしている人が指紋照合により本人であると認証されたが、本人が携帯しているはずである携帯電話10aを所持していないことになる。
【0071】
そのため、解錠しようとしている人が、偽造した指紋などを用いて指紋照合をおこなった可能性が高く、携帯電話10aとの通信をおこなうことにより、そのような第3者を検知することができる。
【0072】
その後、不正に解錠しようとしている第3者の顔や全身などの容姿を撮影する(ステップS714)。そして、暗証キー情報21aに登録されている本人の携帯電話10bに、撮影された第3者の画像とともに、第3者が錠を解錠しようとしていることを通知する異常通知メッセージを、公衆回線11を介して送信し(ステップS715)、この本人照合処理を終了する。その際、第3者の画像は電子メールで送信され、異常通知メッセージは音声信号、または、電子メールにより送信される。
【0073】
ステップS707において、微弱電波により携帯電話10aとの接続が確立された場合には(ステップS707,Yes)、携帯電話10aが記憶している暗証キーの送信を携帯電話10aに要求する(ステップS708)。その後、携帯電話10aから送信された暗証キーを受信し(ステップS709)、受信した暗証キーが暗証キー情報21aに記憶されているものと一致するかどうかを調べる(ステップS710)。
【0074】
暗証キーが一致しない場合には(ステップS710,No)、ステップS713に移行して、それ以降の照合失敗時の処理をおこなう。暗証キーが一致した場合には(ステップS710,Yes)、電動錠25を解錠する解錠信号を電動錠25に発信して解錠処理をおこない(ステップS711)、本人照合処理を終了する。
【0075】
上述してきたように、本実施の形態では、指紋による本人照合をおこなって、本人であると認証された場合に、本人が携帯している携帯電話10aに微弱電波を用いて無線接続をおこない、その携帯電話10aから本人であることを証明する暗証キーを受信して、その暗証キーがあらかじめ登録してある暗証キーと一致した場合に、ドア12の錠を解錠することとしたので、一般に普及している携帯電話10aを利用して、容易にかつ高い確度で本人照合をおこない、安価に安全なセキュリティシステムを構築することができる。
【0076】
さて、これまで本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上述した実施の形態以外にも、上記特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施の形態にて実施されてもよいものである。
【0077】
例えば、本実施の形態では、ドアに取り付けられた指紋錠に対して本発明を適用した場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、鍵により解錠する錠や、個人情報が記憶されたICカードから情報を読み取って解錠する錠や、暗証番号を用いて解錠をおこなう暗証番号式の錠などにも適用することができる。また、金庫、鞄あるいは乗用車などの、ドア以外のものに取り付けられる錠に本発明を適用することもできる。
【0078】
鍵により解錠する錠に本発明を適用する場合には、鍵を鍵穴に挿入してその鍵を回す操作がなされた際には解錠されず、携帯電話から暗証キーを受け付け、それが記憶している暗証キーと一致した場合に解錠するよう錠装置を構成する。また、ICカードや暗証番号などを用いる場合でも同様に、暗証キーの照合後に解錠するよう錠装置を構成する。
【0079】
また、本実施の形態では、携帯電話との間で無線で通信をおこなうこととしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、通信インターフェースを介して直接あるいは有線で錠装置と接続し、通信をおこなうこととしてもよい。
【0080】
さらに、本実施の形態では、指紋照合の結果、本人であると認証された人が携帯する携帯電話と微弱電波による接続の確立がなされなかった場合に、登録されている本人の携帯電話に異常通知メッセージを送信することとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、登録者全員の携帯電話に異常通知メッセージを送信することとしてもよい。
【0081】
また、GPS(Global Positioning System)の技術を利用して、もっとも錠装置の近くにいる登録者の携帯電話に異常通知メッセージを送信することとしてもよい。登録者の位置を決めるGPSの機能は、携帯電話に搭載されてもよいし、携帯電話とは別に携帯されるGPS機器を利用してもよい。
【0082】
さらに、本実施の形態では、認証を受ける人は携帯電話を携帯することとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、PDA(Personal Digital Assistance)や、その他の腕時計型、指輪型、カード型などの情報通信端末を用いてもよい。通信規格としては、ブルートゥース、赤外線通信、光通信など、さまざまなものを用いることができる。
【0083】
また、本実施の形態では、本人であると認証された人が携帯する携帯電話に微弱電波を使用して接続することとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、公衆回線11を介して接続することとしてもよい。
【0084】
また、本実施の形態において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。
【0085】
この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【0086】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示のように構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0087】
さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現されうる。
【0088】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、所定の操作がなされたことを検知した場合、または、本人照合により本人であると認証された場合に、所定の操作をおこなった人、または、本人であると認証された人が携帯する端末装置に所定の情報を送信するよう要求し、その端末装置から受け付けた所定の情報に基づいて錠を解錠するかどうかを判定することとしたので、二重の確認をおこなって、容易にかつ高い確度で本人照合をおこない、安価に錠装置を構成することができるという効果を奏する。
【0089】
また、請求項2の発明によれば、個人または個人が携帯する端末装置を識別する識別情報を記憶し、端末装置から受け付けた所定の情報が、記憶された識別情報と一致した場合に錠を解錠するよう判定することとしたので、識別情報を用いて容易にかつ高い確度で本人照合をおこない、安価に錠装置を構成することができるという効果を奏する。
【0090】
また、請求項3の発明によれば、個人が携帯する端末装置の通信に係る宛先情報をさらに記憶し、端末装置から所定の情報を受け付けることができなかった場合、または、端末装置から受け付けた所定の情報が識別情報と一致しなかった場合に、宛先情報に基づいて個人が携帯する端末装置に通知を送信することとしたので、第3者が錠を解錠しようとしていることを通知して、それに早急に対処させることができるという効果を奏する。
【0091】
また、請求項4の発明によれば、端末装置から所定の情報を受け付けることができなかった場合、または、受け付けた所定の情報が、記憶された識別情報と一致しなかった場合に、所定の操作をおこなった人、または、本人照合により本人であると認証された人を撮影し、宛先情報に基づいて個人が携帯する端末装置に撮影された人の画像を送信することとしたので、錠を解錠しようとしている第3者の画像を取得して、防犯に役立てることができるという効果を奏する。
【0092】
また、請求項5の発明によれば、所定の操作がなされたことを検知した場合、または、本人照合により本人であると認証された場合に、所定の操作をおこなった人、または、本人であると認証された人が携帯する端末装置に所定の情報を送信するよう要求し、その端末装置から受け付けた所定の情報に基づいて錠を解錠するかどうかを判定することとしたので、二重の確認をおこなって、容易にかつ高い確度で本人照合をおこない、安価に錠装置を構成することができるという効果を奏する。
【0093】
また、請求項6の発明によれば、端末装置から受け付けた所定の情報が、あらかじめ記憶された個人または個人が携帯する端末装置を識別する識別情報と一致した場合に錠を解錠するよう判定することとしたので、識別情報を用いて容易にかつ高い確度で本人照合をおこない、安価に錠装置を構成することができるという効果を奏する。
【0094】
また、請求項7の発明によれば、端末装置から所定の情報を受け付けることができなかった場合、または、端末装置から受け付けた所定の情報があらかじめ記憶された識別情報と一致しなかった場合に、あらかじめ記憶された端末装置の通信に係る宛先情報に基づいて個人が携帯する端末装置に通知を送信することとしたので、第3者が錠を解錠しようとしていることを通知して、それに早急に対処させることができるという効果を奏する。
【0095】
また、請求項8の発明によれば、端末装置から所定の情報を受け付けることができなかった場合、または、端末装置から受け付けた所定の情報があらかじめ記憶された識別情報と一致しなかった場合に、所定の操作をおこなった人、または、本人照合により本人であると認証された人を撮影し、宛先情報に基づいて個人が携帯する端末装置に撮影された人の画像を送信することとしたので、錠を解錠しようとしている第3者の画像を取得して、防犯に役立てることができるという効果を奏する。
【0096】
また、請求項9の発明によれば、所定の操作がなされたことを検知した場合、または、本人照合により本人であると認証された場合に、所定の操作をおこなった人、または、本人であると認証された人が携帯する端末装置に所定の情報を送信するよう要求し、その端末装置から受け付けた所定の情報に基づいて錠を解錠するかどうかを判定することとしたので、二重の確認をおこなって、容易にかつ高い確度で本人照合をおこない、安価に錠装置を構成することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る錠システムのシステム構成を示す図である。
【図2】図1に示した錠装置14の機能ブロック図である。
【図3】暗証キー情報21aの一例を示す図である。
【図4】図1に示した錠装置14のハードウェア構成を示す図である。
【図5】認証をうける個人の情報を登録する登録処理の処理手順を示すフローチャート(1)である。
【図6】認証をうける個人の情報を登録する登録処理の処理手順を示すフローチャート(2)である。
【図7】錠装置14がおこなう本人照合処理の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10a,10b 携帯電話
11 公衆回線
12 ドア
13 取っ手
14 錠装置
15 指紋センサ
16 テンキー
17 ディスプレイ
18 指紋登録処理部
19 情報送信要求部
20 通信部
21 記憶部
21a 暗証キー情報
21b 登録指紋画像
22 指紋照合処理部
23 人物撮影部
24 施錠/解錠判定部
25 電動錠
40 CPU
41 通信回路
42 カメラ制御回路
43 CCDカメラ
44 不揮発性メモリ
45 ROM
45a 指紋登録処理プログラム
45b 指紋照合処理プログラム
45c 情報送信要求プログラム
45d 施錠/解錠判定プログラム
46 RAM
47 バス

Claims (9)

  1. 所定の操作がなされたことを検知して、または、本人照合をおこなって錠の解錠をおこなう錠装置であって、
    前記所定の操作がなされたことを検知した場合、または、前記本人照合により本人であると認証された場合に、該所定の操作をおこなった人、または、該本人であると認証された人が携帯する端末装置に所定の情報を送信するよう要求する情報送信要求手段と、
    前記端末装置から受け付けた所定の情報に基づいて錠を解錠するかどうかを判定する解錠判定手段と
    を備えたことを特徴とする錠装置。
  2. 個人または該個人が携帯する端末装置を識別する識別情報を記憶する識別情報記憶手段をさらに備え、前記解錠判定手段は、前記端末装置から受け付けた所定の情報が前記識別情報記憶手段に記憶された識別情報と一致した場合に錠を解錠するよう判定することを特徴とする請求項1に記載の錠装置。
  3. 前記識別情報記憶手段は、前記個人が携帯する端末装置の通信に係る宛先情報をさらに記憶し、前記解錠判定手段は、前記端末装置から所定の情報を受け付けることができなかった場合、または、前記端末装置から受け付けた所定の情報が前記識別情報記憶手段に記憶された識別情報と一致しなかった場合に、前記宛先情報に基づいて前記個人が携帯する端末装置に通知を送信することを特徴とする請求項2に記載の錠装置。
  4. 前記所定の操作をおこなった人、または、前記本人照合により本人であると認証された人を撮影する人物撮影手段をさらに備え、前記解錠判定手段は、前記端末装置から所定の情報を受け付けることができなかった場合、または、前記端末装置から受け付けた所定の情報が前記識別情報記憶手段に記憶された識別情報と一致しなかった場合に、前記宛先情報に基づいて前記個人が携帯する端末装置に前記人物撮影手段により撮影された人の画像を送信することを特徴とする請求項3に記載の錠装置。
  5. 所定の操作がなされたことを検知して、または、本人照合をおこなって錠の解錠をおこなう解錠方法であって、
    前記所定の操作がなされたことを検知した場合、または、前記本人照合により本人であると認証された場合に、該所定の操作をおこなった人、または、該本人であると認証された人が携帯する端末装置に所定の情報を送信するよう要求する情報送信要求工程と、
    前記端末装置から受け付けた所定の情報に基づいて錠を解錠するかどうかを判定する解錠判定工程と
    を含んだことを特徴とする解錠方法。
  6. 前記解錠判定工程は、前記端末装置から受け付けた所定の情報が、あらかじめ記憶された個人または該個人が携帯する端末装置を識別する識別情報と一致した場合に錠を解錠するよう判定することを特徴とする請求項5に記載の解錠方法。
  7. 前記解錠判定工程は、前記端末装置から所定の情報を受け付けることができなかった場合、または、前記端末装置から受け付けた所定の情報があらかじめ記憶された識別情報と一致しなかった場合に、あらかじめ記憶された端末装置の通信に係る宛先情報に基づいて前記個人が携帯する端末装置に通知を送信することを特徴とする請求項6に記載の解錠方法。
  8. 前記端末装置から所定の情報を受け付けることができなかった場合、または、前記端末装置から受け付けた所定の情報があらかじめ記憶された識別情報と一致しなかった場合に、前記所定の操作をおこなった人、または、前記本人照合により本人であると認証された人を撮影する人物撮影工程をさらに含み、前記解錠判定工程は、前記宛先情報に基づいて前記個人が携帯する端末装置に前記人物撮影工程により撮影された人の画像を送信することを特徴とする請求項7に記載の解錠方法。
  9. 所定の操作がなされたことを検知して、または、本人照合をおこなって錠の解錠をおこなう解錠プログラムであって、
    前記所定の操作がなされたことを検知した場合、または、前記本人照合により本人であると認証された場合に、該所定の操作をおこなった人、または、該本人であると認証された人が携帯する端末装置に所定の情報を送信するよう要求する情報送信要求手順と、
    前記端末装置から受け付けた所定の情報に基づいて錠を解錠するかどうかを判定する解錠判定手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする解錠プログラム。
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