JP2004338681A - 自動車のトリム - Google Patents

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JP2003140796A
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Masumi Iifushi
真澄 飯伏
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Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
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Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
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Abstract

【課題】トリム本体と、該トリム本体に形成されたサービスホールに着脱可能に嵌合したホールカバーとを有する自動車のトリムの製造コストを低減する。
【解決手段】トリム本体2に形成されたサービスホール3に着脱可能に嵌合したホールカバー4が、トリム本体2の成形時に該トリム本体2と共に形成された成形体より成り、トリム本体2とホールカバー4が同じ射出成形機で同時に成形される。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のトリムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車には、例えばその内装材或いは外装材などとして構成される多くのトリムが設けられており、トランクルーム内に配置されたラッゲージトリムがその一例である。図9は、かかるラッゲージトリムの一従来例を示しており、ここに示したトリム1Aは、トリム本体2Aと、そのトリム本体2Aに形成されたサービスホール(作業孔)3Aに着脱可能に嵌合したホールカバー4Aとを有している。ホールカバー4Aは複数の爪部5Aを有し、これらの爪部5Aがサービスホール3Aの内周縁6Aに係合して、ホールカバー4Aがサービスホール3Aに嵌着保持される。
【0003】
図9における矢印Fは、自動車の前進方向、すなわち車体の前方を示し、矢印Uは上方を示している。トリム1Aよりも後方の車体部分には、図示していないリヤコンビランプが設けられ、そのランプのバルブを交換するときは、ホールカバー4Aを前方Fの側に引張り、爪部5Aを弾性変形させてホールカバー4Aをサービスホール3Aから外す。このようにサービスホール3Aを開放した上で、作業者はそのサービスホール3Aから手を入れてバルブを交換することができる。バルブの交換作業終了後、再びホールカバー4Aを図9に示したようにサービスホール3Aに嵌着して該ホールを閉鎖する。このように、サービスホール3Aをホールカバー4Aによって覆うので、その外観低下を阻止できる。
【0004】
図9に示した従来のトリム1Aを製造するには、先ず射出成形などによって成形したトリム成形体の一部を切り取ってサービスホール3Aを形成してトリム本体2Aを製造すると共に、そのサービスホール3Aに嵌合するホールカバー4Aを別途、射出成形によって製造する。ところが、この方法でトリム1Aを製造すると、トリム成形体にサービスホール3Aを形成したとき、不要な残材が生じる。しかも、トリム本体2Aを成形するための成形型のほかに、ホールカバー4Aを成形するための成形型を必要とし、トリム本体2Aとホールカバー4Aを別々に成形しなければならないため、その製造工程が複雑となり、トリム1Aの製造コストが上昇する欠点を免れない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上述した従来の欠点を除去し、製造コストを低減できる自動車のトリムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、トリム本体と、該トリム本体に形成されたサービスホールに着脱可能に嵌合するホールカバーとを有する自動車のトリムにおいて、前記ホールカバーは、前記トリム本体の成形時に該トリム本体と共に成形された成形体より成ることを特徴とする自動車のトリムを提案する(請求項1)。
【0007】
また、上記請求項1に記載の自動車のトリムにおいて、前記ホールカバーは、インテグラルヒンジを介して前記トリム本体に一体に連結されていると有利である(請求項2)。
【0008】
さらに、上記請求項1に記載の自動車のトリムにおいて、前記ホールカバーは、該ホールカバーとトリム本体の成形時に、これらと共に成形された可撓性を有する帯状のジョイントを介してトリム本体に連結されていると有利である(請求項3)。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態例を図面に従って詳細に説明する。
【0010】
図1は、自動車の車体後部に位置するトランクルーム内に配置されたラッゲージトリムを示す斜視図であり、符号1Bは、トランクルームの前部に配置されたトリムを示し、1Cは側部に配置されたトリムを示し、1はトランクルームの後部に配置されたトリムを示している。図1における矢印Fは自動車の前進方向、すなわち車体の前方を示し、矢印Uは上方を示し、矢印Wは車体の幅方向を示している(図2乃至図4、図6及び図7においても同じ)。
【0011】
図2は、トランクルーム内の後部に配置されたトリム1の一部を、斜め前方から見た拡大斜視図であり、図3は図2のIII−III線に沿う拡大断面図である。図1乃至図3に示した自動車のトリム1は、トリム本体2と、そのトリム本体2に形成されたサービスホール3に着脱可能に嵌合したホールカバー4とを有し、トリム本体2と、ホールカバー4は、樹脂により形成されている。図示した例では、ホールカバー4の下辺がインテグラルヒンジ9を介してトリム本体2に一体に連結されている。インテグラルヒンジ9は、トリム本体2とホールカバー4よりも肉厚が薄く形成された部分であり、かかるヒンジ9が曲折することによりホールカバー4が図3に示した閉位置から図4に示した開位置へと回動することができる。
【0012】
ホールカバー4よりも後方の車体部分には、図示していないリヤコンビランプが配置されていて、このリヤコンビラランプのバルブを交換するときは、閉位置にあるホールカバー4を矢印Fで示した前方に引張る。すると、ホールカバー4は矢印A方向に回動して、図4に示した開位置を占め、サービスホール3が開放される。この状態で、作業者がトランクルームの側からサービスホール3に手を入れて、バルブを交換することができる。次いで、ホールカバー4を矢印Aと反対方向に回動させ、図3に示した閉位置にもたらしてサービスホール3を閉鎖する。これにより、ホールカバーが開放されたままとならず、その外観低下が阻止される。
【0013】
図3に示すようにホールカバー4はその上部に係止爪10を有し、トリム本体2も相手係止爪11を有している。ホールカバー4が閉位置を占めているとき、係止爪10と相手係止爪11が互いに係合し、ホールカバー4が閉位置に保持される。ホールカバー4を閉位置から矢印A方向に回動させ始めると、係止爪10と相手係止爪11がわずかに弾性変形して、両者の係合が外れ、ホールカバー4が開位置へと回動することができる。ホールカバー4を閉位置に回動させるときも、同様にして係止爪10と相手係止爪11が互いに係合してホールカバー4が閉位置に保持される。
【0014】
ここで、前述のように、トリム本体2とホールカバー4は樹脂によって成形されるが、トリム本体2とホールカバー4は、その製造時に、同じ射出成形機によって同時に成形される。ホールカバー4は、トリム本体2の成形時に該トリム本体2と共に成形された成形体より成るのである。より具体的に示すと、射出成形時に、その成形型内において、図2及び図3に示した切り込み部7には樹脂材料が流れ込むことがなく、これにより成形後のトリム1のトリム本体2とホールカバー4とが切り込み部7を境にして分離される。また、ホールカバー4とトリム本体2との間のインテグラルヒンジ9、係止爪10、及び相手係止爪11もこの成形時に同時に成形される。
【0015】
上述のように、本例のトリム1は、そのホールカバー4がトリム本体2と同時に成形されるので、サービスホール3も同時に形成される。従来のように、先ず一方の成形型を用いて、トリム成形体を成形し、次いでその成形体の一部を切り取ってサービスホールを形成すると共に、他方の成形型によってホールカバーを別途、成形する必要はない。このため、本例のトリム1によれば、従来のようにサービスホールの形成時に大きな残材が発生することはなく、材料の有効利用を図ることができる。しかもトリム本体用の成形型とホールカバー用の成形型を別々に製造する必要はなく、1つの成形型だけで、トリム1の全体を成形でき、その製造コストを低減することができる。
【0016】
また、成形されたトリムを塗装することもあるが、その際、従来はトリム本体とホールカバーが別々に成形されるので、その塗装時にも、これらを別々に塗装している。ところが、このようにトリム本体とホールカバーを別々に塗装すると、その塗装後の表面の色が微妙に異なってしまうおそれがある。これに対し、本例のトリム1は、トリム本体2とホールカバー4が一体に成形され、かつこれらがインテグラルヒンジ9を介して連結されているので、トリム本体2とホールカバー4を同時に塗装することができる。このため、塗装後のトリム本体2とホールカバー4の表面の色が異なってしまうおそれはない。
【0017】
上述した例では、トリム1の成形時に切り込み部7を形成し、この切り込み部7を境にして、トリム本体2とホールカバー4を分離した。これに対し、図5に示すように、射出成形によって、ホールカバー4が、そのカバー4の全周に亘って、薄肉部12を介してトリム本体2に一体に連結されたトリム成形体15を形成し、次いで、インテグラルヒンジ9を除く薄肉部12を、例えばウォータジェット13又は図示していない切刃などによって切断することにより、図1乃至図4に示したトリム1を製造することもできる。射出成形によって製造されたトリム成形体15が、図5に二点鎖線で示したように、例えば不織布より成る表皮16を有している場合には、射出成形時にその表皮16を切断できないので、成形後のトリム成形体15の表皮16を、例えばウォータジェット13によって切断する。
【0018】
また、図6乃至図8に示したトリム1においては、そのホールカバー4が、インテグラルヒンジではなく、可撓性を有する帯状のジョイント17を介してトリム本体2に連結されている。このジョイント17も、ホールカバー4及びトリム本体2を、前述のように射出成形によって成形するときに、これらのホールカバー4及びトリム本体2と共に成形される。ホールカバー4、トリム本体2及びジョイント17の全てが同じ射出成形機によって同時に成形されるのである。これにより、図1乃至図5に示したトリムと同じ作用効果を奏することができる。
【0019】
図6は、ホールカバー4がサービスホール3に嵌合した閉位置を占めた状態を示しており、この状態では、図8にも示すように、ホールカバー4の係止爪10がトリム本体2の相手係止爪11に係合してホールカバー4が閉位置に保持される。この例では、係止爪10と相手係止爪11が4つずつ設けられており、そのうちの1つの係止爪10にジョイント17が一体に接続されている。ホールカバー4を前方Fに引張って該カバー4を矢印A方向に回動させることにより、係止爪10を相手係止爪10から外し、そのホールカバー4を図7に示した開位置にもたらすことができる。また、逆の操作によりホールカバー4を再び図6に示した閉位置にもたらすことができる。
【0020】
図7に示したようにホールカバー4を開位置にもたらしたときも、そのホールカバー4はジョイント17を介してトリム本体2に連結されているので、開放されたサービスホール3から手を入れてバルブの交換作業を行っている間に、ホールカバー4を紛失してしまうおそれはない。
【0021】
また、射出成形機によって、トリム1を成形したとき、例えば図6に符号X1,X2で示した部位において、ホールカバー4とトリム本体2とが互いに点状に連結されていてもよい。所謂点付けにより、ホールカバー4とトリム本体2とを連結しておくのである。ホールカバー4を図7に示した開位置へ向けて回動させるとき、その点付け部が切断される。
【0022】
本発明は、ラッゲージトリム以外の各種トリムにも広く適用できるものである。
【0023】
【発明の効果】
本発明によれば、トリムの製造コストを効果的に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ラッゲージトリムの斜視図である。
【図2】トリムの一部を示す斜視図である。
【図3】図2のIII−III線拡大断面図である。
【図4】ホールカバーを開いたときの断面図である。
【図5】トリム本体とホールカバーとが薄肉部で一体に接続されたトリム成形体の断面図である。
【図6】トリムの他の例を示す、図3と同様な断面図である。
【図7】図6に示したトリムのホールカバーを開いたときの断面図である。
【図8】図6に示したトリムのホールカバーとジョイントを示す斜視図である。
【図9】従来のトリムの一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 トリム
2 トリム本体
3 サービスホール
4 ホールカバー
9 インテグラルヒンジ
17 ジョイント

Claims (3)

  1. トリム本体と、該トリム本体に形成されたサービスホールに着脱可能に嵌合するホールカバーとを有する自動車のトリムにおいて、
    前記ホールカバーは、前記トリム本体の成形時に該トリム本体と共に成形された成形体より成ることを特徴とする自動車のトリム。
  2. 前記ホールカバーは、インテグラルヒンジを介して前記トリム本体に一体に連結されている請求項1に記載の自動車のトリム。
  3. 前記ホールカバーは、該ホールカバーとトリム本体の成形時に、これらと共に成形された可撓性を有する帯状のジョイントを介してトリム本体に連結されている請求項1に記載の自動車のトリム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007030817A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Toyoda Gosei Co Ltd インテグラルヒンジを有する樹脂成形品

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JP4640018B2 (ja) * 2005-07-29 2011-03-02 豊田合成株式会社 インテグラルヒンジを有する樹脂成形品

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