JP2016150497A - 車両用加飾パネルの製造方法 - Google Patents

車両用加飾パネルの製造方法 Download PDF

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Kazunari Harima
一成 播摩
有田 浩
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浩 有田
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Abstract

【課題】製造コストを抑えつつ、車両用加飾パネルに奥行感を持たせる。
【解決手段】凹部5aが裏面に形成された表面層5を成形し、表面層5の裏面における凹部5aを除く領域に隠蔽塗膜層7を形成し、その後、加飾フィルム9を表面層5の裏面側で表面層5の凹部5aを覆うようにセットした準備状態で表面層5の裏面側に第二樹脂R2を射出充填することにより、第二樹脂R2の射出圧により加飾フィルム9を表面層5の凹部5aに押し付けて密着させた状態で基材3を一体に成形し、基材3と表面層5との間に隠蔽塗膜層7と加飾フィルム9からなる加飾層とが形成されたエンブレム1を得る。
【選択図】図9

Description

本発明は、樹脂製の基材と、該基材の表面側に形成された透明な樹脂からなる表面層との間に、加飾層と、該加飾層の一部を上記表面層側から覆う不透明な隠蔽塗膜層とが形成された車両用加飾パネルの製造方法に関する。
特許文献1,2には、樹脂製の基材と、該基材の表面側に形成された透明な樹脂からなる表面層との間に、加飾層と、該加飾層の一部を上記表面層側から覆う不透明な隠蔽塗膜層とが形成された車両用加飾パネルの製造方法が開示されている。
上記特許文献1では、上記加飾層を箔材料の蒸着により形成するようにしている。一方、上記特許文献2では、上記隠蔽塗膜層及び加飾層を含む平坦なフィルムの表裏両側に樹脂を射出充填することにより上記表面層及び基材を成形するようにしている。
特許3720039号公報 特許4708280号公報
しかし、上記特許文献1では、箔材料の蒸着により加飾層を形成するので、蒸着設備が必要となり、製造コストが増大する。
また、上記特許文献2では、フィルムに凹部又は凸部を形成すると、上記表面層及び基材の成形時に樹脂の射出圧がフィルムにかかり、フィルムの材質によっては、上記凹部又は凸部がその形状を維持できなくなる。かかる場合には、フィルムを平坦に形成する必要があり、車両用加飾パネルに奥行感を持たせることができない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、製造コストを抑えつつ、車両用加飾パネルに奥行感を持たせることにある。
上記の目的を達成するため、本発明は、表面層の裏面側に加飾フィルムをセットした状態で樹脂を射出充填することにより、上記基材を成形するようにしたことを特徴とする。
具体的には、本発明は、樹脂製の基材と、該基材の表面側に形成された透明な樹脂からなる表面層とを備え、上記基材と表面層との間に、加飾層と、該加飾層の一部を上記表面層側から覆う不透明な隠蔽塗膜層とが形成された車両用加飾パネルの製造方法を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明は、凹部又は凸部が裏面に形成された表面層を成形し、上記表面層の裏面における上記凹部又は凸部を除く領域に隠蔽塗膜層を形成し、その後、加飾フィルムを上記表面層の裏面側で上記表面層の凹部又は凸部を覆うようにセットした準備状態で上記表面層の裏面側に樹脂を射出充填することにより、上記樹脂の射出圧により上記加飾フィルムを上記表面層の凹部又は凸部に押し付けて密着させた状態で上記基材を一体に成形し、上記基材と表面層との間に上記隠蔽塗膜層と上記加飾フィルムからなる加飾層とが形成された車両用加飾パネルを得ることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明に係る車両用加飾パネルの製造方法において、上記準備状態で、上記隠蔽塗膜層の外周部が、上記加飾フィルムを外周側から環状に囲み、かつ上記加飾フィルムで覆われることなく露出することを特徴とする。
第3の発明は、第1又は第2の発明に係る車両用加飾パネルの製造方法において、上記準備状態でセットする加飾フィルムには、屈曲部が上記表面層の凹部又は凸部に沿うようにプレス成形により予め形成されていることを特徴とする。
第4の発明は、第1〜第3のいずれか1つの発明に係る車両用加飾パネルの製造方法において、成形される上記表面層の凹部又は凸部は、上記表面層の裏面における上記凹部又は凸部を除く領域を複数の分割領域に分割するように連続して形成され、上記隠蔽塗膜層は、一体物のマスキング部材で上記凹部又は凸部をマスキングした状態で塗装を施すことにより、上記表面層の裏面における上記複数の分割領域に形成されることを特徴とする。
第5の発明は、第1〜第4のいずれか1つの発明に係る車両用加飾パネルの製造方法において、成形される上記表面層の裏面には、突片が一体に突設され、上記隠蔽塗膜層は、上記突片を覆うように形成され、上記加飾フィルムには、係合部が形成され、上記準備状態で、上記加飾フィルムの係合部と上記表面層の突片との係合により上記加飾フィルムが上記表面層の裏面に沿う方向に位置決めされることを特徴とする。
第6の発明は、第5の発明に係る車両用加飾パネルの製造方法において、成形される上記表面層の突片には、アンダーカット部が上記突片先端側から空間部に臨むように形成されることを特徴とする。
第7の発明は、第1〜第3のいずれか1つの発明に係る車両用加飾パネルの製造方法において、成形される上記表面層の裏面には、上記凹部が形成され、上記表面層の裏面における上記凹部を除く領域は、全体に亘って平坦に形成され、上記隠蔽塗膜層は、上記表面層の裏面における上記凹部を除く領域に、塗料を付着させたローラーを当接させるか又は上記隠蔽塗膜層が形成された転写シートを押し当てることにより形成されることを特徴とする。
第1の発明によれば、表面層の裏面側に加飾フィルムをセットした状態で樹脂を射出充填することにより、表面層と基材との間に加飾フィルムからなる加飾層を形成でき、蒸着設備が不要となるので、製造コストを削減できる。
また、加飾フィルムが上記表面層の凹部又は凸部に沿う立体形状となるので、車両用加飾パネルに奥行感を持たせて高級感を高めることができる。
第2の発明によれば、加飾フィルムの外周側で表面層と基材とが隠蔽塗膜層を介して一体化され、加飾フィルムと隠蔽塗膜層とを接着剤及びプライマーで接着する接着作業が不要となるので、製造が容易になる。また、接着剤及びプライマーが不要となる分、製造コストを削減できる。
また、加飾フィルムの外周側で全周に亘って表面層と基材とが隠蔽塗膜層を介して一体化されるので、加飾フィルムと表面層との間に空気が侵入することによる見栄えの悪化が防止される。
第3の発明によれば、加飾フィルムをプレス成形により上記表面層の凹部又は凸部に沿わせるので、加飾フィルムが樹脂の射出圧で変形しにくい硬い材質で構成された場合でも、車両用加飾パネルに奥行感を持たせて高級感を高めることができる。また、加飾フィルムを樹脂の射出圧で上記表面層の凹部又は凸部に沿わせる場合に比べ、加飾フィルムを厚さ方向により深く屈曲させることができるので、車両用加飾パネルにより奥行感を持たせて高級感を高めることができる。
第4の発明によれば、一体物のマスキング部材で上記表面層の凹部又は凸部をマスキングすればよいので、複数のマスキング部材でマスキングする場合に比べ、マスキング作業が容易になる。
第5の発明によれば、加飾フィルムの係合部に表面層の突片を係合させるだけで、加飾フィルムを上記表面層表面に沿う方向に位置決めできるので、両面テープ等で位置決めする場合に比べ、位置決め作業が容易になる。
また、表面層の突片は隠蔽塗膜層で覆われて車両用加飾パネルの表側から見えにくいので、車両用加飾パネルの見栄えに影響しにくい。
第6の発明によれば、アンダーカット部の突片基端側の空間部に樹脂が流れ込み、アンダーカット部を突片の突出方向両側から挟むように基材が形成されるので、表面層と基材との接合強度が高められる。
第7の発明によれば、マスキングを行わずに隠蔽塗膜層を形成でき、マスキング作業が不要となるので、製造が容易になる。
本発明の実施形態1に係る製造方法により成形された車両用加飾パネルとしてのエンブレムを示す斜視図である。 (a)は、図1のA−A線における断面図であり、(b)は、図2(a)のB部拡大図である。 本発明の実施形態1に係る製造方法において、第1キャビティ内に第一樹脂を射出充填した状態を示す図1のC−C線に対応する製造工程図である。 本発明の実施形態1に係る製造方法において、マスキング部材で表面層の凹部をマスキングする工程を示す製造工程図である。 (a)は、本発明の実施形態1に係る製造方法において、上記表面層の裏面における凹部を除く領域に隠蔽塗膜層を形成する工程を示す図3対応図であり、(b)は、表面層の裏面に隠蔽塗膜層を形成した状態を示す図2(b)対応図である。 本発明の実施形態1に係る製造方法において、加飾フィルムのプレス成形及びトリミングの工程を示す図3対応図である。 本発明の実施形態1に係る製造方法において、加飾フィルムを表面層の裏面側で凹部を覆うようにセットした準備状態を示す製造工程図である。 (a)は、本発明の実施形態1に係る製造方法において、図7の準備状態で第2固定型と第2可動型とを型締めした状態を示す図3対応図であり、(b)は、図8(a)のD部拡大図である。 (a)は、本発明の実施形態1に係る製造方法において、第2キャビティに第二樹脂を射出充填した状態を示す図8(a)相当図であり、(b)は、本発明の実施形態1に係る製造方法において、第2キャビティに第二樹脂を射出充填した状態を示す図8(b)相当図である。 (a)は、実施形態2の図8(a)相当図であり、(b)は、実施形態2の図8(b)相当図である。 実施形態3の図3相当図である。 (a)は、実施形態3の図5(a)相当図であり、(b)は、実施形態3の図5(b)相当図である。 実施形態3の図7相当図である。 (a)は、実施形態3の図8(a)相当図であり、(b)は、実施形態3の図8(b)相当図である。 実施形態3の変形例の図12(a)相当図である。 実施形態4の図2(b)相当図である。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図1、図2(a)、及び図2(b)は、自動車の車体前部に設けられたエンジンルームの開口を車外側から開閉するボンネットの前端側の車幅方向中央、又はフロントグリルの車幅方向中央に取り付けられる平面視円形状の車両用加飾パネルとしてのエンブレム1を示す。このエンブレム1は、当該エンブレム1の後方に設置されるミリ波レーダー装置(図示せず)によって送受信される電波の経路に配置される。
上記エンブレム1は、不透明な樹脂からなる板状の基材3と、該基材3の表面側に形成された透明な樹脂からなる板状の表面層5とを備えている。上記基材3の裏面には、3つの取付用のボス部3aと各ボス部3aにそれぞれ一体に連結される板状の3つの補強リブ3bとが周方向に間隔を空けて一体に突設されている。上記ボス部3aをボンネット又はフロントグリルのエンブレム1取付箇所に設けられるタッピンネジ挿通孔(図示せず)にあてがい、タッピンネジ挿通孔の裏側からタッピンネジ(図示せず)で締結することにより、エンブレム1をボンネット又はフロントグリルに取り付けることができる。なお、図2(b)では、ボス部3a及び補強リブ3bの図示を省略している。
上記表面層5の裏面には、断面V字状の凹部5aが表側から見てD字状に連続するように形成されている。上記凹部5aより外周側の表面層5の裏面には、3つの突片5bがDの字の上方及び両側方に略120度間隔で位置するように一体に突設されている。Dの字の上方の突片5bの先端部には、外周側に張り出すアンダーカット部としての爪部5cが上記突片5b先端側から基材3に臨むように一体に形成されている。また、上記表面層5の裏面における上記凹部5a及び突片5bを除く領域は、中央に向かって表面側に凹むように若干湾曲している。
上記表面層5の裏面における上記凹部5aを除く領域は、上記凹部5aにより分割領域としての内側領域Inと外側領域Outとに分割され、これら内側領域Inと外側領域Outとに、後述する黒色の塗料Pの塗布により不透明な隠蔽塗膜層7が全体に亘って形成されている。
また、上記表面層5の外周縁部を除く領域では、上記隠蔽塗膜層7の裏面及び上記凹部5aの内面に金属調の光沢を有する加飾フィルム9が全体に亘って密着して加飾層を構成している。したがって、上記加飾フィルム9の凹部5a密着箇所には、屈曲部9aが上記表面層5の凹部5aに沿って表側に凹むように形成されている。また、加飾フィルム9の外周部には、3つの係合部としての貫通孔9bが略120度間隔で位置するように形成され、これら貫通孔9bに上記表面層5の突片5bが係合している。上記加飾フィルム9は、上記表面層5における凹部5a形成領域では表面層5の表面側から透けて見える一方、上記凹部5a非形成領域では隠蔽塗膜層7によって表面層5側から覆われている。
図3〜10は、本発明の実施形態1に係る車両用加飾パネルの製造方法として、上述のように構成されたエンブレム1の製造方法を示す。
製造に際し、図3、図8、及び図9に示すように、第1固定型103及び第1可動型105からなる表面層成形型101と、第2可動型109及び第2固定型111からなる基材成形型107とを用意する。また、図6に示すように、加飾フィルム9に予めプレス成形により屈曲部9aを形成するとともにトリミングを施す。具体的な製造方法を説明する前に、上記成形型101,107の型構造と、加飾フィルム9のプレス成形及びトリミングの工程について説明する。
上記表面層成形型101の第1固定型103は、図3に示すように、上記表面層5の表面及び端面を成形する凹状成形面103aと、該凹状成形面103aの下側中心位置から外周側(下側)に延びる溝部103bとを有している。また、上記第1固定型103の凹状成形面103aの外周側には、型開き方向に延びるスプルー103cが上記溝部103bに連通するように形成され、該スプルー103cの他端は射出機(図示せず)のノズル106に連通している。
上記第1可動型105は、上記表面層5の裏面を成形する成形面105aを有し、該成形面105aには、上記凹部5a成形用の凹部成形用凸部105bが断面三角形状で平面視D字状に連続するように形成されているとともに、上記突片5b成形用の3つの突片成形用凹部105cが上記突片5bに対応する箇所に形成されている。
上記第1固定型103と第1可動型105とを型締めした状態で、各々の成形面103a,105a間に第1キャビティC1が形成され、上記溝部103bの内側に形成された空間がランナー103dを構成するとともに、上記溝部103bの内周端にゲート103eが形成される。
上記基材成形型107の第2可動型109は、図8及び図9に示すように、成形された表面層5がセットされる凹状成形面109aと、該凹状成形面103aの下側中心位置から外周側に延びる溝部109bを有している。
上記第2固定型111は、上記基材3の裏面及び端面を成形する凹状成形面111aを有している。この凹状成形面111aには、上記ボス部3a及び補強リブ3bを成形するための凹状部(図示せず)が形成されている。また、上記凹状成形面111aの上記基材3の裏面に対応する領域の略中央部にはゲート111bが形成され、このゲート111bは、型開き方向に延びるスプルー111cに連続し、該スプルー111cの他端は射出機(図示せず)のノズル112に連通している。
また、加飾フィルム9のプレス成形及びトリミングに際し、図6に示すように、プレス成形型113と、トリム治具117とを準備する。
上記プレス成形型113は、上記加飾フィルム9の表面を成形する成形面114aを有する下型114と、上記加飾フィルム9の裏面を成形する成形面115aを有する上型115とを備えている。上記下型114の成形面114aには、上記屈曲部9a成形用の屈曲部成形用凹部114bが形成され、上記上型115の成形面115aには、上記屈曲部9a成形用の屈曲部成形用凸部115bが形成されている。また、上記下型114には、環状のゴム製の刃受部114cが上記加飾フィルム9の外周縁及び貫通孔9bに対応するように形成されている。
上記トリム治具117には、上記加飾フィルム9を円形に破断するための環状のトリム刃117aと、上記加飾フィルム9に上記貫通孔9bを形成するための貫通孔形成刃117bとが突設されている。
そして、まず、ロール状に巻回された加飾フィルム9を図示しない加熱装置で軟化させた状態で上記下型114と上型115との間に送り出し、上記上型115を下降させて上記加飾フィルム9を上記下型114と上型115とで挟み込む。これにより、上記加飾フィルム9における上記下型114の屈曲部成形用凹部114bと上記上型115の屈曲部成形用凸部115bとで挟まれる箇所に上記屈曲部9aが形成される。その後、上記加飾フィルム9をさらに送り出しながら上記下型114を該下型114に上記加飾フィルム9を載置した状態のまま、トリム治具117の下方に移動させ、トリム治具117を下降させることにより、3つの貫通孔9bを有する円形の加飾フィルム9を得る。なお、加飾フィルム9は平面視で上記表面層5より小さい円形にトリミングされる。一方、上記上型115の下には、別の下型114を配置し、上述した要領で、上記加飾フィルム9に屈曲部9aを形成する。上述した工程を繰り返すことで、加飾フィルム9のプレス成形及びトリミングを連続して行える。なお、上記加飾フィルム9は、東レ製、商品名「ピカサス(PICASUS:商標名)」で構成される。
次に、上述のように用意された表面層成形型101、基材成形型107、及び加飾フィルム9を用いてエンブレム1を製造する方法について説明する。
まず、図3に示すように、表面層成形型101の第1固定型103と第1可動型105とを型締めすることにより、各々の成形面103a,105a間に第1キャビティC1を形成する。そして、この状態で、透明な第一樹脂R1を第1キャビティC1内に射出充填することにより、裏面に上記凹部5a及び突片5bが形成された表面層5を成形する。このとき、第一樹脂R1は、射出機のノズル106から射出されることにより、スプルー103c及びランナー103dを経てゲート103eから射出される。なお、上記第一樹脂R1として、PC(ポリカーボネート)、AES(アクリロニトリル・エチレン−プロピレン−ジエン・スチレン)等を用いることができる。しかる後、第1可動型105を後退させて第1固定型103と第1可動型105とを型開きし、表面層5を第1固定型103から脱型する。このとき、表面層5には、第1固定型103のランナー103dに残留して固化した残留部11とスプルー103cに残留して固化した部分とが付着している。その後、第1可動型105に設けられた図示しない突き出しピンを作動させて、表面層5を第1可動型105から脱型する。そして、表面層5に残留部11を残した状態でスプルー103c対応箇所を切り離し、表面層5の成形が完了する。なお、この状態で、上記突片5bの爪部5cは、突片5b先端側から空間部Sに臨んでいる。なお、第1可動型105の一部は、アンダーカット処理のためのスライド型で構成されるが、その詳細な図示及び説明を省略している。
次いで、図4及び図5(a)に示すように、上記表面層5に対応する凹所119aと上記表面層5に付着した残留部11に対応する凹条部119bとが表面に形成された板状の塗装治具119を用意する。そして、上記凹条部119bに上記残留部11を対応させ、上記塗装治具119の凹所119aに上記表面層5をその裏側を露出させた状態で嵌合させるとともに、上記凹条部119bに上記残留部11を嵌合させて表面層5を塗装治具119にセットする。この状態で、上記表面層5の凹部5aを一体物のマスキング部材としてのマスキング治具121で覆うことによりマスキングする。上記マスキング治具121には、上記マスキング状態で上記表面層5の凹部5aに嵌合する断面三角形状の突条部121aがD字状に連続して延びるように形成されている。このように、一体物のマスキング治具121で上記凹部5aをマスキングすればよいので、複数のマスキング治具やマスキングテープでマスキングする場合に比べ、マスキング作業が容易である。
そして、上記マスキング状態で上記表面層5の裏面に塗料Pをスプレーガン123で吹き付けることにより塗装を施す。これにより、図5(b)に示すように、表面層5の裏面における上記凹部5aを除く領域、すなわち上記内側領域Inと外側領域Outとに全体に亘って隠蔽塗膜層7が形成される。したがって、上記突片5bも上記隠蔽塗膜層7で覆われる。なお、このとき、上記塗装治具119の凹条部119bと上記残留部11との嵌合により、表面層5がその裏面に沿う方向に塗装治具119に対して位置決めされる。したがって、塗装治具119を固定した状態で塗装工程を繰り返す場合に、表面層5の向きに応じてマスキング治具121を回転させる必要がないので、塗装作業を容易にできる。なお、上記塗料Pとしては、例えば顔料を含むウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂で構成されたものを用いることができる。
次に、図7、図8(a)及び図8(b)に示すように、上述の如く予めプレス成形されるとともにトリミングが施された加飾フィルム9の貫通孔9bにそれぞれ、上記表面層5の突片5bを係合させることにより、上記加飾フィルム9を上記表面層5の裏面側で上記凹部5aを覆うようにセットするとともに、上記表面層5の残留部11を上記第2可動型109の溝部109bに対応させて上記表面層5を上記第2可動型109の凹状成形面109aにセットする。また、上記表面層5に付着した残留部11を上記第2可動型109の溝部109bに嵌合させる。そして、上記第2可動型109と上記第2固定型111とを型締めすることにより、上記表面層5の裏面側、すなわち上記加飾フィルム9及び隠蔽塗膜層7と上記第2固定型111との間に第2キャビティC2を形成する。この準備状態で、上記隠蔽塗膜層7の外周部が上記加飾フィルム9を外周側から環状に囲み、かつ上記加飾フィルム9で覆われることなく露出している。また、上記加飾フィルム9の貫通孔9bと上記表面層5の突片5bとの係合により、上記加飾フィルム9が上記表面層5裏面に沿う方向に位置決めされている。このように、加飾フィルム9の貫通孔9bに表面層5の突片5bを係合させるだけで、加飾フィルム9を上記表面層5表面に沿う方向に位置決めできるので、両面テープ等で位置決めする場合に比べ、位置決め作業が容易である。また、このとき、爪部5cを有する突片5bを最初に上記加飾フィルム9の貫通孔9bに係合させ、その後、残りの2つの突片5bを上記加飾フィルム9の貫通孔9bに係合させる。これにより、上記残りの2つの突片5bを上記加飾フィルム9の貫通孔9bに係合させる際、最初に係合させた突片5bからの加飾フィルム9の離脱が上記爪部9cにより規制され、加飾フィルム9の取付け作業が容易になる。
その後、図9に示すように、上記第2キャビティC2内に不透明な第二樹脂R2を射出充填することにより基材3を上記表面層5の裏面側に一体に成形し、基材3と表面層5との間に上記隠蔽塗膜層7と上記加飾フィルム9からなる加飾層とが形成されたエンブレム1を得る。このとき、第二樹脂R2は、射出機のノズル112から射出されることにより、スプルー111cを経てゲート111bから射出される。この射出圧及び第二樹脂R2の熱により、上記加飾フィルム9の屈曲部9aが上記表面層5の凹部5aに押し付けられて密着する。このとき、ゲート111bが、凹状成形面111aの基材3の裏面に対応する領域の略中央部に位置しているので、第二樹脂R2の射出圧が加飾フィルム9の屈曲部9a全体に亘って十分作用する。また、このとき、上記爪部5cの突片5b基端側の空間部Sにも第二樹脂R2が流れ込み、爪部5cを突片5bの突出方向両側から挟むように基材3が形成されるので、表面層5と基材3との接合強度が高められる。なお、上記第二樹脂R2として、PC(ポリカーボネート)等を用いることができる。
上述のようにエンブレム1が成形されると、第2可動型109と第2固定型111とを型開きし、上記エンブレム1を第2可動型109から脱型する。
その後、上記残留部11をゲート103d対応箇所から切断するとともに、上記スプルー111c対応箇所をゲート111b対応箇所から切断し、表面層5の表面に紫外線からの保護の目的でハードコート剤(図示せず)の塗布により塗膜(図示せず)を形成することにより、エンブレム1が完成する。なお、上記準備状態で、上記第2可動型109の溝部109bと上記残留部11との嵌合により、表面層5がその裏面に沿う方向に第2固定型111に対して位置決めされるので、成形される基材3のボス部3a及び補強リブ3bと表面層5の凹部5aとの相対位置のずれが防止される。
したがって、本実施形態1によると、表面層5の裏面側に加飾フィルム9をセットした状態で第二樹脂R2を射出充填することにより、表面層5と基材3との間に加飾フィルム9からなる加飾層を形成でき、蒸着設備が不要となるので、製造コストを削減できる。
また、加飾フィルム9が上記表面層5の凹部5aに沿う立体形状となるので、エンブレム1に奥行感を持たせて高級感を高めることができる。
また、加飾フィルム9の外周側で表面層5と基材3とが隠蔽塗膜層7を介して一体化され、加飾フィルム9と隠蔽塗膜層7とを接着剤及びプライマーで接着する接着作業が不要となるので、製造が容易になる。また、接着剤及びプライマーが不要となる分、製造コストを削減できる。
また、加飾フィルム9の外周側で全周に亘って表面層5と基材3とが隠蔽塗膜層7を介して一体化されるので、加飾フィルム9と表面層5との間に空気が侵入することによる見栄えの悪化が防止される。
また、加飾フィルム9をプレス成形により上記表面層5の凹部5aに沿わせるので、加飾フィルム9が第二樹脂R2の射出圧で変形しにくい硬い材質で構成された場合でも、エンブレム1に奥行感を持たせて高級感を高めることができる。また、加飾フィルム9を第二樹脂R2の射出圧で上記表面層5の凹部5aに沿わせる場合に比べ、加飾フィルム9を厚さ方向により深く屈曲させることができるので、エンブレム1により奥行感を持たせて高級感を高めることができる。
また、上記表面層5の突片5bは隠蔽塗膜層7で覆われてエンブレム1の表側から見えにくいので、エンブレム1の見栄えに影響しにくい。
また、加飾フィルム9が金属調の光沢を有しているので、表面層5の凹部5a形成箇所に裏面側から別体の金属部品を装着したような意匠を実現できる。
また、加飾フィルム9が東レ製、商品名「ピカサス(PICASUS:商標名)」で構成され、電波透過性を有しているので、ミリ波レーダー装置による電波の送受信に悪影響を及ぼしにくい。
(実施形態2)
図10は、本発明の実施形態2に係るエンブレム1の製造方法を示す。本実施形態2では、上記準備状態で表面層5の裏面側に平坦な加飾フィルム9をセットする。そして、上記基材3の成形時に上記第二樹脂R2の射出圧及び熱で上記加飾フィルム9の一部を上記表面層5の凹部5aに押し付けて密着させることによって、上記屈曲部9aを形成する。
その他のエンブレム1の構成及び製造方法は、上記実施形態1と同じであるので同一の構成には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
したがって、本実施形態2によると、加飾フィルム9に屈曲部9aを形成するために別途プレス成形を行わなくてよいので、実施形態1に比べ、製造工数及び型費を削減できる。
(実施形態3)
図11〜14は、本発明の実施形態3に係るエンブレム1の製造方法を示す。本実施形態3では、上記表面層5の裏面における上記凹部5aを除く領域が、全体に亘って平坦に形成されている。また、上記隠蔽塗膜層7と加飾フィルム9の間には、上記表面層5の凹部5aより外周側で両者を接合する4つの両面粘着テープ13が90度間隔で介在している。そして、図12に示すように、マスキングを行わず、塗料Pを付着させたローラー125を、上記表面層5の裏面における凹部5aを除く領域に当接させて転がすことにより隠蔽塗膜層7を形成する。また、図13及び図14に示すように、上記準備状態で、上記加飾フィルム9の外周部を上記両面粘着テープ13で隠蔽塗膜層7に接合することにより、上記加飾フィルム9が上記表面層5裏面に沿う方向に位置決めされている。
その他のエンブレム1の構成及び製造方法は、上記実施形態2と同じであるので同一の構成には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
したがって、本実施形態3によると、マスキングを行わずに隠蔽塗膜層7を形成でき、マスキング作業が不要となるので、製造が容易になる。
(実施形態3の変形例)
図15は、本発明の実施形態3の変形例に係るエンブレム1の製造方法を示す。本変形例では、表面層5の裏面における凹部5aを除く領域に、上記隠蔽塗膜層7が形成された転写シート127を押圧治具129により押し当てた状態で、押圧治具129を表面層5の裏面に沿う方向(図15の矢印Xで示す方向)に動かすことにより隠蔽塗膜層7を形成する。
その他のエンブレム1の構成及び製造方法は、上記実施形態3と同じであるので同一の構成には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
(実施形態4)
図16は、本発明の実施形態4に係る製造方法により製造されたエンブレム1を示す。本実施形態4では、上記表面層5の裏面に、上記凹部5aに代えて、凸部5dが形成されている。
その他のエンブレム1の構成及び製造方法は、上記実施形態1と同じであるので同一の構成には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
なお、上記実施形態1〜4及び変形例では、加飾フィルム9として、東レ製、商品名「ピカサス(PICASUS:商標名)」を用いたが、PET(ポリエチレンテレフタレート)、アクリル、PCT(ポリカ)等を材料とするフィルムを用いてもよい。
また、上記実施形態1,2では、マスキング部材としてマスキング治具121を用いたが、マスキングテープを用いてもよい。
また、上記実施形態3及び変形例では、上記準備状態で加飾フィルム9を両面粘着テープ13により隠蔽塗膜層7に接合したが、粘着剤により接合するようにしてもよい。
また、上記実施形態1〜4及び変形例では、表面層5にハードコート剤(図示せず)の塗布により塗膜(図示せず)を形成したが、形成しなくてもよい。
また、上記実施形態1〜4及び変形例では、基材3を不透明な樹脂で構成したが、透明または半透明の樹脂で構成し、エンブレム1の裏面側から光を当てることにより、凹部5a形成箇所が表面側から光って見えるようにしてもよい。
また、上記実施形態1〜4及び変形例では、本発明をエンブレム1に適用したが、本発明は、自動車のインストルメントパネルに取り付けられる加飾パネル等、他の車両用加飾パネルにも適用できる。
本発明は、樹脂製の基材と、該基材の表面側に形成された透明な樹脂からなる表面層との間に、加飾層と、該加飾層の一部を上記表面層側から覆う不透明な隠蔽塗膜層とが形成された車両用加飾パネルの製造方法として有用である。
1 エンブレム(車両用加飾パネル)
3 基材
5 表面層
5a 凹部
5b 突片
5c 爪部(アンダーカット部)
5d 凸部
7 隠蔽塗膜層
9 加飾フィルム(加飾層)
9a 屈曲部
9b 貫通孔(係合部)
121 マスキング治具(マスキング部材)
125 ローラー
127 転写シート
In 内側領域(分割領域)
Out 外側領域(分割領域)
P 塗料
R1 第一樹脂
R2 第二樹脂
S 空間部

Claims (7)

  1. 樹脂製の基材(3)と、該基材(3)の表面側に形成された透明な樹脂(R1)からなる表面層(5)とを備え、上記基材(3)と表面層(5)との間に、加飾層(9)と、該加飾層(9)の一部を上記表面層(5)側から覆う不透明な隠蔽塗膜層(7)とが形成された車両用加飾パネルの製造方法であって、
    凹部(5a)又は凸部(5d)が裏面に形成された表面層(5)を成形し、
    上記表面層(5)の裏面における上記凹部(5a)又は凸部(5d)を除く領域に隠蔽塗膜層(7)を形成し、
    その後、加飾フィルム(9)を上記表面層(5)の裏面側で上記表面層(5)の凹部(5a)又は凸部(5d)を覆うようにセットした準備状態で上記表面層(5)の裏面側に樹脂(R2)を射出充填することにより、上記樹脂(R2)の射出圧により上記加飾フィルム(9)を上記表面層の凹部(5a)又は凸部(5d)に押し付けて密着させた状態で上記基材(3)を一体に成形し、上記基材(3)と表面層(5)との間に上記隠蔽塗膜層(7)と上記加飾フィルム(9)からなる加飾層(9)とが形成された車両用加飾パネル(1)を得ることを特徴とする車両用加飾パネルの製造方法。
  2. 請求項1に記載の車両用加飾パネルの製造方法において、
    上記準備状態で、上記隠蔽塗膜層(7)の外周部が、上記加飾フィルム(9)を外周側から環状に囲み、かつ上記加飾フィルム(9)で覆われることなく露出することを特徴とする車両用加飾パネルの製造方法。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用加飾パネルの製造方法において、
    上記準備状態でセットする加飾フィルム(9)には、屈曲部(9a)が上記表面層(5)の凹部(5a)又は凸部(5d)に沿うようにプレス成形により予め形成されていることを特徴とする車両用加飾パネルの製造方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用加飾パネルの製造方法において、
    成形される上記表面層(5)の凹部(5a)又は凸部(5d)は、上記表面層(5)の裏面における上記凹部(5a)又は凸部(5d)を除く領域を複数の分割領域(In,Out)に分割するように連続して形成され、
    上記隠蔽塗膜層(7)は、一体物のマスキング部材(121)で上記凹部(5a)又は凸部(5d)をマスキングした状態で塗装を施すことにより、上記表面層(5)の裏面における上記複数の分割領域(In,Out)に形成されることを特徴とする車両用加飾パネルの製造方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用加飾パネルの製造方法において、
    成形される上記表面層(5)の裏面には、突片(5b)が一体に突設され、
    上記隠蔽塗膜層(7)は、上記突片(5b)を覆うように形成され、
    上記加飾フィルム(9)には、係合部(9b)が形成され、
    上記準備状態で、上記加飾フィルム(9)の係合部(9b)と上記表面層(5)の突片(5b)との係合により上記加飾フィルム(9)が上記表面層(5)の裏面に沿う方向に位置決めされることを特徴とする車両用加飾パネルの製造方法。
  6. 請求項5に記載の車両用加飾パネルの製造方法において、
    成形される上記表面層(5)の突片には、アンダーカット部(5c)が上記突片(5b)先端側から空間部(S)に臨むように形成されることを特徴とする車両用加飾パネルの製造方法。
  7. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用加飾パネルの製造方法において、
    成形される上記表面層(5)の裏面には、上記凹部(5a)が形成され、上記表面層(5)の裏面における上記凹部(5a)を除く領域は、全体に亘って平坦に形成され、
    上記隠蔽塗膜層(7)は、上記表面層(5)の裏面における上記凹部(5a)を除く領域に、塗料(P)を付着させたローラー(125)を当接させるか又は上記隠蔽塗膜層(7)が形成された転写シート(127)を押し当てることにより形成されることを特徴とする車両用加飾パネルの製造方法。
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