JP2004337156A - 即席麺及び即席麺類の製造方法 - Google Patents
即席麺及び即席麺類の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004337156A JP2004337156A JP2004095051A JP2004095051A JP2004337156A JP 2004337156 A JP2004337156 A JP 2004337156A JP 2004095051 A JP2004095051 A JP 2004095051A JP 2004095051 A JP2004095051 A JP 2004095051A JP 2004337156 A JP2004337156 A JP 2004337156A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- noodle
- noodle mass
- top surface
- instant
- noodles
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Noodles (AREA)
Abstract
【解決手段】 麺塊に麺塊天面中央部が最も深い断面略円弧状、または略三角形状の開口部の広い窪みを形成する。または、麺塊に麺塊天面中央部が最も深い形状の窪みを形設し、前記窪みは、段階的に傾斜し、かつ、麺塊天面中央部分で断面円弧状または略三角形状であることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
小麦粉950gに澱粉50gを粉体混合し、これに食塩8g、かんすい(炭酸ナトリウム:炭酸カリウム=2:1)4g、ポリリン酸ナトリウム1gを溶解した練り水340mlを加えてミキサーで約15分間混練してドウを形成した。これを麺帯化し、圧延機で0.7mmに圧延し、角刃20番で切り出して麺線とし、約2分間蒸し器で蒸して、1000mlの水に対して食塩100g、グルタミン酸ソーダ50g、醤油150mlを溶かした着味液に約5秒浸漬した後、次いで1食分135gずつにカットした。
実施例1に係るフライリテーナ(基本型):上面(蓋部)の内径が112mm、下面(底部)の内径が110mm、高さが33mmであり、麺塊に窪みの容積27mlとなるような断面円弧状の突出部(突出部の端部直径85mm、断面円弧状部分のR150mm(ただし、窪みの開口部端部付近のRを強くなるようにした)、中央部の深さ8mm)を下面(底部)に有する(図9参照)。
前記製造例1で製造した比較例1、実施例1の各油揚げ麺塊を、直径18cmの磁器製の丼に入れ(実施例1の油揚げ麺塊は窪みを有する面を上にして)、温度8〜9℃、約55gの生卵(殻なし重量、鶏卵サイズL)を、比較例1の油揚げ麺塊は麺塊天面中央に、実施例1の油揚げ麺塊は窪みの中央(麺塊天面中央)に割卵して載置した。これに沸騰した湯をやかんで卵の上から回し掛けるようにして400ml注湯し、蓋をして3分間調理(放置)した。
前記製造例1で製造した比較例1、実施例1の各油揚げ麺塊を420mlの沸騰水を入れた直径16cm鍋に入れ、これらの麺塊天面中央部に温度約9℃、約55gの生卵(殻なし重量 鶏卵サイズL)を割卵して素早く載置し、掻き混ぜずに1分間炊いて調理した。比較例1の油揚げ麺の場合は、麺塊上に卵を維持することは極めて困難であったが、実施例1の油揚げ麺の場合は、卵が中央領域に保持された。このように調理した麺を調理後鍋から丼に移したが、実施例1の油揚げ麺の場合には、麺塊の中央領域に卵が保持された状態で丼に移すことができ、見た目の良好なものが得られた。これは熱変性によって固まった白身が麺塊と弱く結合することによって、卵と麺塊を一体化させられるためと考えられる。
実施例1に係るフライリテーナに替えて、以下の実施例2、3に係るフライリテーナを作製し、フライリテーナが異なること以外は全て前記製造例1と同様に操作して、実施例2及び実施例3の味付け油揚げ麺塊を得た。
実施例1に係るフライリテーナに替えて、以下の実施例4、5に係るフライリテーナを作製し、当該フライリテーナを使用したこと以外は全て前記製造例1(なお、フライ処理はフライリテーナの上面(蓋部)を上にして行った)と同様に操作して、実施例4、5の味付け油揚げ麺塊を得た。
予め割卵した同一採卵日の冷蔵した約55gの生卵(殻なし重量、鶏卵サイズL)1個を直径6cmの半球状の容器に入れ、該容器下面から麺塊の窪みを有する面までの距離を16cm(普通生卵を割卵する場合は数cmである)として、該容器の真下に麺塊の窪み中央が来るように、麺塊を水平に置いて該容器から生卵を落下させた。試験はそれぞれ10回づつ行った。そのとき、黄身、白身とも麺塊上にきれいに拡がって載置されたときの回数を数えた。
麺塊を、直径18cmの磁器製の丼に入れ、温度8〜9℃、約55gの生卵(殻なし重量、鶏卵サイズL)を、窪みの中央(麺塊天面中央)に割卵して載置した。これに沸騰した湯をやかんで卵の上から回し掛けるようにして400ml注湯し、蓋をして3分間調理(放置)した。そのときの外観を評価した。
○:卵が麺塊の中央領域に広く拡がり、見栄えがよい
×:調理に際して卵の白身の一部が麺塊上から脱落したものがある
(3)復元状況
麺塊を、直径18cmの磁器製の丼に入れ、温度8〜9℃、約55gの生卵(殻なし重量、鶏卵サイズL)を、窪みの中央(麺塊天面中央)に割卵して載置した。これに沸騰した湯をやかんで卵の上から回し掛けるようにして400ml注湯し、蓋をして3分間調理(放置)した。放置後、麺を喫食し、評価した。
◎:麺線の復元性及びほぐれが特によかった
○:麺線の復元性及びほぐれがよかった
△:卵の直下の麺線の復元性及びほぐれが悪かった
×:全域の麺線の復元性及びほぐれが悪かった
実施例1に係るフライリテーナに替えて、以下の実施例6及び比較例2に係るフライリテーナを作製し、当該フライリテーナを使用したこと以外は全て前記製造例1(なお、フライ処理はフライリテーナの上面(蓋部)を上にして行った)と同様に操作して、実施例6及び比較例2の味付け油揚げ麺塊を得た。
小麦粉(中力粉)850gに澱粉(タピオカ)150gを粉体混合し、これに食塩20g、かんすい(炭酸ナトリウム:炭酸カリウム=2:1)3g、ポリリン酸ナトリウム1gを溶解した練り水350mlを加えてミキサーで約15分間混練してドウを形成した。これを麺帯化し、圧延機で1.0mmに圧延し、角刃20番で切り出して麺線とし、約2分間蒸し器で蒸して、1000mlの水に対して食塩30g、グルタミン酸ソーダ7gを溶かした着味液約60℃に約5秒浸漬した後、次いで1食分135gずつにカットした。
実施例7のリテーナを用いて製造例2で製造した熱風乾燥麺(ノンフライ麺)麺塊を、丼型のスチロール製容器に入れ(窪みを有する面を上にして)、温度8〜9℃、約55gの生卵(殻なし重量、鶏卵サイズL)を、窪みの中央(麺塊天面中央)に割卵して載置した。これに沸騰した湯をやかんで卵の上から回し掛けるようにして490ml注湯し、蓋をして4分間調理(放置)した。
2、12、22 麺塊天面
3、13、23 窪み
4、14、24 裏面
Claims (13)
- 即席麺の麺塊において、麺塊天面に、該麺塊天面周縁部近傍から麺塊天面中央部に向かって麺塊天面中央部が最も深い形状の断面円弧状または略三角形状の窪みを形設したことを特徴とする即席麺
- 即席麺の麺塊において、麺塊天面に、該麺塊天面周縁部近傍から麺塊天面中央部に向かって麺塊天面中央部が最も深い形状の窪みを形設し、
前記窪みは、段階的に傾斜し、かつ、麺塊天面中央部分で断面円弧状または略三角形状であることを特徴とする即席麺 - 前記窪みが、生卵を割卵して載置するための窪みであることを特徴とする請求項1または2に記載の即席麺
- 前記麺塊の最も薄い部分の厚さは、麺塊天面とその反対側面との最長距離に対して50%以上である請求項1から3のいずれかに記載の即席麺
- 前記窪みが、麺線密度の低い側の面に形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の即席麺
- 前記麺塊が1食用の麺塊であり、前記窪みの容積が20〜50mlであることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の即席麺
- 前記麺塊が1食用の麺塊であり、前記窪みの深さが窪みの中央部となる最も深い位置で7〜13mmであることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の即席麺
- 前記即席麺が、熱湯注加によって復元され、喫食可能となる味付け油揚げ麺であることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の即席麺
- 即席麺の麺塊において、麺塊天面周縁部近傍から麺塊天面中央部に向かって麺塊天面中央部が最も深い断面円弧状または略三角形状の窪みが形設された即席麺であって、該窪みに生卵を割卵して載置され、載置された生卵上に熱湯を注加されて、復元調理して喫食されることを特徴とする即席麺
- 即席麺の麺塊において、麺塊天面に、該麺塊天面周縁部近傍から麺塊天面中央部に向かって麺塊天面中央部が最も深い形状の窪みを形設し、前記窪みは、段階的に傾斜し、かつ、麺塊天面中央部分で断面円弧状または略三角形状である即席麺であって、該窪みに生卵を割卵して載置され、載置された生卵上に熱湯を注加されて、復元調理して喫食されることを特徴とする即席麺
- α化処理した麺線を、リテーナに投入して乾燥させる乾燥工程を含む即席麺類の製造方法であって、
該リテーナが、底部および蓋部の少なくとも一方に、その中央部がリテーナ内方に向かって最も張り出した、断面円弧状または略三角形状である、若しくは、段階的に傾斜しかつ中央部分で断面円弧状または略三角形状である突出部を有する構造であることを特徴とする即席麺類の製造方法 - 前記リテーナは、底部又は蓋部のどちらか一方に、突出部を有する構造であり、
前記乾燥工程中に、リテーナの突出部が垂直方向下側に位置するように、リテーナを油中に入れて油揚げ処理する請求項11に記載の即席麺類の製造方法 - 前記リテーナは、底部又は蓋部のどちらか一方に、突出部を有する構造であり、
前記乾燥工程中に、前記リテーナの突出部が垂直方向上側に位置するように、リテーナを乾燥庫内に入れて熱風乾燥、凍結乾燥、又は、低温で送風乾燥を行う請求項11に記載の即席麺類の製造方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004095051A JP2004337156A (ja) | 2003-04-21 | 2004-03-29 | 即席麺及び即席麺類の製造方法 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003115137 | 2003-04-21 | ||
JP2004095051A JP2004337156A (ja) | 2003-04-21 | 2004-03-29 | 即席麺及び即席麺類の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004337156A true JP2004337156A (ja) | 2004-12-02 |
Family
ID=33543046
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004095051A Pending JP2004337156A (ja) | 2003-04-21 | 2004-03-29 | 即席麺及び即席麺類の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004337156A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102007057825A1 (de) * | 2007-11-28 | 2009-06-04 | Veronika Bjarsch | Instant-Fertiggericht |
JP2009165428A (ja) * | 2008-01-18 | 2009-07-30 | Nissin Foods Holdings Co Ltd | 即席麺およびその製造方法 |
US9826765B2 (en) | 2010-07-01 | 2017-11-28 | Toyo Suisan Kaisha, Ltd. | Dried noodle and process for producing the same |
WO2019044915A1 (ja) * | 2017-09-04 | 2019-03-07 | 日清食品ホールディングス株式会社 | フライ麺塊の製造方法 |
WO2019117060A1 (ja) * | 2017-12-14 | 2019-06-20 | 日清食品ホールディングス株式会社 | 麺塊の反転が抑制された即席ノンフライ麺製品及びその製造方法、並びに即席ノンフライ麺製品の麺塊反転抑制方法。 |
JP2021153529A (ja) * | 2020-03-27 | 2021-10-07 | 明星食品株式会社 | 麺線群熱風乾燥用の枠体 |
-
2004
- 2004-03-29 JP JP2004095051A patent/JP2004337156A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102007057825A1 (de) * | 2007-11-28 | 2009-06-04 | Veronika Bjarsch | Instant-Fertiggericht |
DE102007057825B4 (de) | 2007-11-28 | 2020-07-09 | Veronika Bjarsch | Instant-Fertiggericht |
JP2009165428A (ja) * | 2008-01-18 | 2009-07-30 | Nissin Foods Holdings Co Ltd | 即席麺およびその製造方法 |
US9826765B2 (en) | 2010-07-01 | 2017-11-28 | Toyo Suisan Kaisha, Ltd. | Dried noodle and process for producing the same |
US10045556B2 (en) | 2010-07-01 | 2018-08-14 | Toyo Suisan Kaisha, Ltd. | Dried noodle |
JP2022036205A (ja) * | 2017-09-04 | 2022-03-04 | 日清食品ホールディングス株式会社 | フライ麺塊の製造方法 |
WO2019044915A1 (ja) * | 2017-09-04 | 2019-03-07 | 日清食品ホールディングス株式会社 | フライ麺塊の製造方法 |
JP2019041700A (ja) * | 2017-09-04 | 2019-03-22 | 日清食品ホールディングス株式会社 | フライ麺塊の製造方法 |
JP7441248B2 (ja) | 2017-09-04 | 2024-02-29 | 日清食品ホールディングス株式会社 | フライ麺塊の製造方法 |
JP7280659B2 (ja) | 2017-09-04 | 2023-05-24 | 日清食品ホールディングス株式会社 | フライ麺塊の製造方法 |
WO2019117060A1 (ja) * | 2017-12-14 | 2019-06-20 | 日清食品ホールディングス株式会社 | 麺塊の反転が抑制された即席ノンフライ麺製品及びその製造方法、並びに即席ノンフライ麺製品の麺塊反転抑制方法。 |
JP2019104542A (ja) * | 2017-12-14 | 2019-06-27 | 日清食品ホールディングス株式会社 | 即席ノンフライ麺製品の麺塊反転抑制方法、並びに、麺塊の反転が抑制された即席ノンフライ麺製品及びその製造方法。 |
JP2021153529A (ja) * | 2020-03-27 | 2021-10-07 | 明星食品株式会社 | 麺線群熱風乾燥用の枠体 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US2768086A (en) | Method of preparing a precooked frozen food package | |
TWI654937B (zh) | 油炸麵塊及其製造方法 | |
JP6604973B2 (ja) | 容器入り冷凍食品 | |
ES2854946T3 (es) | Método para preparar un producto carbohidratado y/o proteínico | |
JP2004337156A (ja) | 即席麺及び即席麺類の製造方法 | |
JP4782178B2 (ja) | 電子レンジ調理用の容器入り即席食品 | |
KR20040091554A (ko) | 즉석 면 및 즉석 면류의 제조 방법 | |
JP4713598B2 (ja) | 即席麺およびその製造方法 | |
KR20170049166A (ko) | 고로케 제조 방법 | |
JP6715746B2 (ja) | 冷凍米飯の調理方法 | |
JP2800090B2 (ja) | 焦げ目つき麺類の製造方法 | |
GB2202725A (en) | Pastry pies | |
JP2015154749A (ja) | 冷凍食品及び冷凍食品の製造方法 | |
JP2796152B2 (ja) | はんぺん及びその製造法 | |
WO2016139972A1 (ja) | 冷凍食品 | |
EP0139900A1 (en) | A frozen food for frying | |
JPH08228740A (ja) | 容器入り冷凍食品の製造方法 | |
JP2004321054A (ja) | 食品素材と食品素材の製造方法 | |
JP3336232B2 (ja) | 電子レンジ食品 | |
JP2000342206A (ja) | 電子レンジ用包装冷凍食品及びその調理方法 | |
JP3898802B2 (ja) | 電子レンジ麺類の製造方法 | |
CN113951424A (zh) | 一种冲泡即食油茶米粉、油茶及生产工艺 | |
JP2021083360A (ja) | 冷凍パンケーキ製品 | |
KR20200011916A (ko) | 김치류를 내장한 익힘용 삼겹살 및 그 제조방법 | |
Francatelli | Entrees of Fowls or Chickens |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060417 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070306 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080401 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080530 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080715 |