JP2004335698A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】イオン注入に起因するポリマ残の発生を抑制することを可能とするイオン注入プロセスを有する、半導体装置の製造方法およびその方法により製造された半導体装置を提供する。
【解決手段】イオン注入のためのレジスト膜を2層構造にし、かつ、下層の第1レジスト膜2Aの幅寸法を上層の第2レジスト膜3Aの幅寸法より小さくすることにより、第1レジスト膜2Aの側壁における変質層の形成を防止している。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、半導体装置の製造方法に関し、より特定的には、レジスト膜をマスクとしてイオン注入を行なうイオン注入プロセスを有する半導体装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図17〜図19を参照して、従来の半導体装置の製造方法に採用されるイオン注入プロセスについて説明する。まず、図17を参照して、半導体層としてのシリコン基板101の表面の所定領域に、写真製版技術を用いて、所定のパターン形状を有する一層からなるレジスト膜111を形成する。次に、図18を参照して、このレジスト膜111をマスクとしてイオン(砒素、ボロン、リン等)112をシリコン基板101に注入して、シリコン基板101の表面の所定領域に不純物注入領域102を形成する。なお、レジスト膜111の形成方法を開示する特許文献として下記のものが挙げられる。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−66787号公報
【0004】
【特許文献2】
特開2002−323775号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述したイオン注入プロセスにおいては、イオン112はシリコン基板101に対し、垂直またはθ角をもって注入される。しかし、そのイオン注入の際に、レジスト膜111の上面および側面にもイオンが注入される。その結果、図18に示すように、レジスト膜111の上面および側面に変質層111Aが形成される。
【0006】
この変質層111Aは、次工程のアッシング処理工程および異物除去処理工程等において除去することが困難であるため、図19に示すように、ポリマ残111Bとしてシリコン基板101上に残存することになる。
【0007】
また、アッシング処理工程中にレジスト膜111中の残留有機溶剤等が膨張して、この変質層111Aを含むレジスト膜111が、いわゆるポッピング現象により破裂する場合がある。この場合には、アッシング装置および後工程の異物除去装置内の異物を増加させることになるため、安定な半導体装置の生産に悪影響を与える。
【0008】
ポリマ残111Bを除去するために、数回のウエットエッチング処理を導入する方法、アッシング処理のガス系を変更する方法も考えられるが、半導体装置の生産性の低下、新規ガスの採用による環境への悪影響等が問題となる。
【0009】
したがって、この発明は上記課題を解決するためになされたものであり、イオン注入に起因するポリマ残の発生を抑制することを可能とする、イオン注入プロセスを有する半導体装置の製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明に基づいた半導体装置の製造方法のある局面によれば、半導体層の上に第1レジスト膜を形成する工程と、上記第1レジスト膜の上に、上記第1レジスト膜よりも幅の広い第2レジスト膜を形成する工程と、上記第1レジスト膜および上記第2レジスト膜をマスクにして、上記半導体層の所定領域にイオン注入を行なう工程とを備える。
【0011】
また、この発明に基づいた半導体装置の製造方法の他の局面によれば、半導体層の上に、上記半導体層に向かうにつれて内方に傾斜する側壁パターン形状を備えるレジスト膜を形成する工程と、上記レジスト膜をマスクにして、上記半導体層の所定領域にイオン注入を行なう工程とを備える。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に基づいた各実施の形態における半導体装置の製造方法および半導体装置について図を参照しながら説明する。なお、本発明の半導体装置の製造方法の特徴は、半導体層にレジスト膜をマスクとしてイオン注入を行なうイオン注入プロセスにあるため、以下の説明においては、このイオン注入プロセスについて詳細に説明する。
【0013】
(実施の形態1)
図1〜図6を参照して、実施の形態1におけるイオン注入プロセスについて説明する。なお、図1〜図6は、本実施の形態における第1〜第6イオン注入プロセスを示す工程断面図である。
【0014】
まず、図1を参照して、半導体層としてのシリコン基板1の表面にポジ型の第1レジスト膜2を成膜する。この第1レジスト膜2の膜厚さについては後述する。また、この第1レジスト膜2の材料としては、たとえば、一般的なポジ型レジスト膜(ノボラック−ナフトキノンジアジド系材料(ノボラック樹脂にナフトキノンジアジド感光剤を混合したもの)等)が挙げられる。その後、この第1レジスト膜2に感光処理を施す。なお、あらかじめ感光処理された第1レジスト膜2を成膜してもかまわない。
【0015】
次に、図2を参照して、第1レジスト膜2の表面にポジ型の第2レジスト膜3を成膜する。この第2レジスト膜3の膜厚さは、約500nm〜1000nm程度、材料としては、たとえば、一般的なポジ型レジスト膜(ノボラック−ナフトキノンジアジド系材料等)が挙げられる。
【0016】
次に、図3を参照して、第2レジスト膜3の所定領域を露光し、非露光領域30Aと被露光領域30Bとを形成する。その後、現像処理により、第2レジスト膜3の被露光領域30Bをエッチング除去する。このとき、第1レジスト膜2は既に露光された状態であるため、この現像処理により、図4に示すように、横方向にも現像液が染込み、第1レジスト膜2Aの幅(B)が第2レジスト膜3Aの幅(A)よりも小さく(幅B<幅A)なる、第1レジスト膜2Aおよび第2レジスト膜3Aが形成されることになる。
【0017】
第1レジスト膜2への現像液の染込み量は、第1レジスト膜2の材質、第2レジスト膜3の材質、および現像処理に用いられる現像液との関係から制御することが可能である。本実施の形態においては、現像液として、たとえばTHAM(テトラメチルアンモニウムヒドロオキシド)水溶液等のアルカリ現像液等を用い、時間により染込み量を制御している。また、第1レジスト膜2Aの幅(B)が第2レジスト膜3Aの幅(A)よりも小さくなるようにするため、上記現像液に対して、第1レジスト膜2Aの現像速度が、第2レジスト膜3Aの現像速度よりも早いものが選択されている。
【0018】
次に、図5を参照して、第1レジスト膜2Aおよび第2レジスト膜3Aをマスクにして、イオン(砒素、ボロン、リン等)をシリコン基板1に注入して、シリコン基板1の表面の所定領域に不純物注入領域5を形成する。イオンはシリコン基板1に対し、垂直またはθ角をもって注入されるため、第2レジスト膜3Aの上面および側面には変質層3Cが形成される。一方、第1レジスト膜2Aの側壁は、第2レジスト膜3Aの影となり変質層が形成されることはない。
【0019】
次に、アッシング処理工程およびウエットエッチング処理工程等を施すことにより、図6に示すように、第1レジスト膜2Aおよび第2レジスト膜3Aを除去する。その後、所定の半導体装置製造工程を採用することにより、シリコン基板1上に不純物注入領域5を含んだ半導体装置(たとえば、DRAM、SRAM等)を形成する。
【0020】
ここで、第1レジスト膜2Aはイオン注入からの変質層の形成を防ぐために、第1レジスト膜2Aの膜厚さ(H)は、10nm以下の薄膜が好ましい。また、イオン注入の際に、第1レジスト膜2Aの側面が第2レジスト膜3Aの影になるためには、以下の(1)式を満たしていることが好ましい。
【0021】
(A−B)/2>H×tanθ・・・(1)
(作用・効果)
以上、本実施の形態におけるイオン注入プロセスを採用した半導体装置の製造方法およびその方法により製造された半導体装置によれば、イオン注入のためのレジスト膜を2層構造にし、かつ、下層の第1レジスト膜2Aの幅寸法を上層の第2レジスト膜3Aの幅寸法より小さくすることにより、第1レジスト膜2Aへのイオン注入を回避して、第1レジスト膜2Aの側壁における変質層の形成を防止している。
【0022】
これにより、アッシング処理工程中の加熱によるレジスト膜内部における膨張した残留有機溶剤を、第1レジスト膜2Aの側壁より外部に逃がすことが可能になり、ポッピング現象によるレジスト膜の破裂を抑制することができる。また、図6に示すように、下層の第1レジスト膜2Aの側壁には変質層が形成されていないことから、アッシング処理時に酸素ラジカルがレジスト膜と反応するためアッシングし易くなり、第1レジスト膜2Aおよび第2レジスト膜3Aの除去性を向上させることができる。
【0023】
(実施の形態2)
次に、図7〜図13を参照して、実施の形態2におけるイオン注入プロセスについて説明する。なお、図7〜図13は、本実施の形態における第1〜第7イオン注入プロセスを示す工程断面図である。
【0024】
まず、図7を参照して、半導体層としてのシリコン基板1の表面にポジ型の第3レジスト膜21を成膜する。この第3レジスト膜21の膜厚さは、約10nm〜20nm程度、材料としては、たとえば、一般的なポジ型レジスト膜(ノボラック−ナフトキノンジアジド系材料等)が挙げられる。その後、この第3レジスト膜21に感光処理を施す。なお、あらかじめ感光処理された第3レジスト膜21を成膜してもかまわない。
【0025】
次に、図8を参照して、第3レジスト膜21の表面にポジ型の第1レジスト膜22を成膜する。この第1レジスト膜22の膜厚さ(H)は、上記実施の形態1における第1レジスト膜2の成膜条件と同様の理由から10nm以下が好ましく、第2レジスト膜3の影となるように、上記(1)式の条件を満足していることが好ましい。また、この第1レジスト膜22の材料としては、上記実施の形態1と同じ材料が用いられる。その後、この第1レジスト膜22に感光処理を施す。なお、あらかじめ感光処理された第1レジスト膜22を成膜してもかまわない。
【0026】
次に、図9を参照して、第1レジスト膜22の表面にポジ型の第2レジスト膜3を成膜する。この第2レジスト膜3の膜厚さおよび材料は、上記実施の形態1と同じ材料が用いられる。
【0027】
次に、図10を参照して、上記実施の形態1と同様に、第2レジスト膜3の所定領域を露光し、非露光領域30Aと被露光領域30Bとを形成する。その後、現像処理により、第2レジスト膜3の被露光領域30Bをエッチング除去する。このとき、第1レジスト膜22および第3レジスト膜21は既に露光された状態であるため、この現像処理により図11に示すように、所定幅を有する第1レジスト膜22A、第2レジスト膜3Aおよび第3レジスト膜21Aが形成される。
【0028】
特に、第1レジスト膜22Aにおいては、上記実施の形態1と同様に、横方向にも現像液が染込み、第1レジスト膜22Aの幅(C)が第2レジスト膜3Aの幅(A)よりも小さく(幅C<幅A)成形される。
【0029】
ここで、上述したように、本実施の形態においては、第3レジスト膜21には、第2レジスト膜3と同じ材料のレジスト膜が用いられているため、第3レジスト膜21の幅(D)は、第2レジスト膜3Aの幅(A)と同じ幅となる。
【0030】
なお、第1レジスト膜22の現像速度が、第2レジスト膜3および第3レジスト膜21より早く、第2レジスト膜3および第3レジスト膜21の現像速度が同じ(同一現像液に対する第2レジスト膜3と第3レジスト膜21とエッチング特性が同じ)であれば、各レジスト膜の材質は特に上記したものに限定されることはない。
【0031】
第1レジスト膜2への現像液の染込み量は、第1レジスト膜22の材質、第2レジスト膜3の材質、第3レジスト膜21の材質および現像処理に用いられる現像液との関係から制御することが可能である。本実施の形態においては、現像液として、たとえばTHAM(テトラメチルアンモニウムヒドロオキシド)水溶液等のアルカリ現像液等を用い時間により染込み量を制御している。
【0032】
次に、図12を参照して、第1レジスト膜22A、第2レジスト膜3A、および第3レジスト膜21Aをマスクにして、イオン(砒素、ボロン、リン等)をシリコン基板1に注入して、シリコン基板1の表面の所定領域に不純物注入領域5を形成する。イオンはシリコン基板1に対し、垂直またはθ角をもって注入されるため、第2レジスト膜3Aの上面および側面には変質層3Cが形成され、第3レジスト膜21Aの側面にも変質層21Cが形成される。一方、第1レジスト膜22Aの側壁は、第2レジスト膜3Aの影となり変質層が形成されることはない。
【0033】
次に、アッシング処理工程およびウエットエッチング処理工程等を施すことにより、図13に示すように、第1レジスト膜22A、第2レジスト膜3A、および第3レジスト膜21Aを除去する。その後、所定の半導体装置製造工程を採用することにより、シリコン基板1上に不純物注入領域5を含んだ半導体装置(たとえば、DRAM、SRAM等)を形成する。
【0034】
(作用・効果)
以上、本実施の形態におけるイオン注入プロセスを採用した半導体装置の製造方法およびその方法により製造された半導体装置によれば、上記実施の形態1と同様の作用効果を得ることができる。さらに、本実施の形態におけるイオン注入プロセスにおいては、第2レジスト膜3Aと同じ幅の第3レジスト膜21Aを用いていることから、不純物注入領域5を上記実施の形態1の場合よりも正確に形成することが可能になる。なお、第3レジスト膜21Aは薄膜に形成されているため、側壁の変質層21Cの量も少ないため、ポリマ除去性を劣化させることはない。
【0035】
(実施の形態3)
次に、図14〜図16を参照して、実施の形態3におけるイオン注入プロセスについて説明する。なお、図14〜図16は、本実施の形態における第1〜第3イオン注入プロセスを示す工程断面図である。
【0036】
まず、図14を参照して、半導体層としてのシリコン基板1の表面にポジ型のレジスト膜を成膜する。このレジスト膜の膜厚さは、約500nm〜1000nm程度、材料としては、たとえば、一般的なポジ型レジスト膜(ノボラック−ナフトキノンジアジド系材料等)が挙げられる。その後、写真製版処理を行い、図14に示すように、シリコン基板1に向かうにつれて内方に傾斜する側壁パターン形状を備えるレジスト膜31Aを形成する。
【0037】
このレジスト膜31Aは、上記側壁パターン形状を備えることで、上面の幅Eの方が下面の幅Fよりも大きく設けられていることが特徴である(幅F<幅E)。この形状は、レジスト膜の露光処理時のパラメータで容易に制御可能である。具体的には、写真製版時のパラメータの1つであるフォーカス・オフセットを制御する(ベストフォーカスから−数μm〜+数μmずらす)ことにより、上記側壁パターン形状を得る。
【0038】
次に、図15を参照して、レジスト膜31Aをマスクにして、イオン(砒素、ボロン、リン等)をシリコン基板1に注入して、シリコン基板1の表面の所定領域に不純物注入領域5を形成する。イオンはシリコン基板1に対し、垂直またはθ角をもって注入されるため、レジスト膜31Aの上面と一部の側面(上面側)に変質層31Bが形成される。レジスト膜31Aの下方側の側面には、上方側の影となり変質層が形成されることはない。
【0039】
ここで、レジスト膜31Aの側壁の傾斜角度(φ)は、イオンの入射角(θ)よりも大きいことが条件である。これにより、レジスト膜31Aの下方側の側面における変質層の形成を防ぐことが可能となる。なお、本実施の形態において、(θ)<(φ)の条件の下、イオンの入射角(θ)が0度程度の場合には、傾斜角度(θ)は、5度〜10度程度、イオンの入射角(θ)が25度程度の場合には、傾斜角度(θ)は、30度〜35度程度に設けられる。
【0040】
次に、アッシング処理工程およびウエットエッチング処理工程等を施すことにより、図16に示すように、レジスト膜31Aを除去する。その後、所定の半導体装置製造工程を採用することにより、シリコン基板1上に不純物注入領域5を含んだ半導体装置(たとえば、DRAM、SRAM等)を形成する。
【0041】
(作用・効果)
以上、本実施の形態におけるイオン注入プロセスを採用した半導体装置の製造方法およびその方法により製造された半導体装置によれば、レジスト膜31Aにおいて、シリコン基板1に向かうにつれて内方に傾斜する側壁パターン形状を有していることから、レジスト膜31Aの側壁における変質層の形成を抑制している。
【0042】
これにより、アッシング処理工程中の加熱によるレジスト膜内部における膨張した残留有機溶剤を、レジスト膜31Aの側壁(下方領域)より外部に逃がすことが可能になり、ポッピング現象によるレジスト膜の破裂を抑制することができる。また、図15に示すように、レジスト膜31Aの下方領域の側壁には変質層が形成されていないことから、アッシング処理時に酸素ラジカルがレジスト膜と反応するためアッシングし易くなり、レジスト膜31Aの除去性を向上させることができる。
【0043】
なお、上述した各実施の形態においては、半導体層としてシリコン基板を用いる場合について説明したが、シリコン基板に限定されることなく、レジスト膜をマスクとしてイオン注入が施される半導体層であれば、シリコン層その他のどのような半導体層に対しても、本発明を適用することが可能である。
【0044】
また、ポジ型のレジスト膜を用いた場合を示しているが、被露光領域および非露光領域を反転させることで、ネガ型のレジスト膜を用いることも可能である。
【0045】
したがって、上述した各実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0046】
【発明の効果】
この発明に基づいた半導体装置の製造方法によれば、イオン注入に起因するポリマ残の発生を抑制することを可能となり、半導体装置の生産性の向上が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1における第1イオン注入プロセスを示す工程断面図である。
【図2】実施の形態1における第2イオン注入プロセスを示す工程断面図である。
【図3】実施の形態1における第3イオン注入プロセスを示す工程断面図である。
【図4】実施の形態1における第4イオン注入プロセスを示す工程断面図である。
【図5】実施の形態1における第5イオン注入プロセスを示す工程断面図である。
【図6】実施の形態1における第6イオン注入プロセスを示す工程断面図である。
【図7】実施の形態2における第1イオン注入プロセスを示す工程断面図である。
【図8】実施の形態2における第2イオン注入プロセスを示す工程断面図である。
【図9】実施の形態2における第3イオン注入プロセスを示す工程断面図である。
【図10】実施の形態2における第4イオン注入プロセスを示す工程断面図である。
【図11】実施の形態2における第5イオン注入プロセスを示す工程断面図である。
【図12】実施の形態2における第6イオン注入プロセスを示す工程断面図である。
【図13】実施の形態2における第7イオン注入プロセスを示す工程断面図である。
【図14】実施の形態3における第1イオン注入プロセスを示す工程断面図である。
【図15】実施の形態3における第2イオン注入プロセスを示す工程断面図である。
【図16】実施の形態3における第3イオン注入プロセスを示す工程断面図である。
【図17】従来の技術における第1イオン注入プロセスを示す工程断面図である。
【図18】従来の技術における第2イオン注入プロセスを示す工程断面図である。
【図19】従来の技術における第3イオン注入プロセスを示す工程断面図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板、2,2A,22,22A 第1レジスト膜、3,3A,第2レジスト膜、3C,21C,31B 変質層、5 不純物注入領域、21,21A 第3レジスト膜、30A 非露光領域、30B 被露光領域、31A レジスト膜。

Claims (7)

  1. 半導体層に、レジスト膜をマスクとしてイオン注入を行なうイオン注入プロセスを有する半導体装置の製造方法であって、
    前記半導体層の上に第1レジスト膜を形成する工程と、
    前記第1レジスト膜の上に、前記第1レジスト膜よりも幅の広い第2レジスト膜を形成する工程と、
    前記第1レジスト膜および前記第2レジスト膜をマスクにして、前記半導体層の所定領域にイオン注入を行なう工程と、
    を備える、半導体装置の製造方法。
  2. 前記第1レジスト膜の膜厚を10nm以下に成膜することを特徴とする、請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第1レジスト膜を形成する工程は、前記第1レジスト膜を感光させる工程を含む、請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記第1レジスト膜を形成する工程は、写真製版工程における現象時間を制御することにより、前記第1レジスト膜の幅を設定することを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記第1レジスト膜の現像速度が、前記第2レジスト膜の現像速度よりも早いことを特徴とする、請求項1から4のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記半導体層と前記第1レジスト膜との間に、前記第2レジスト膜とエッチング特性が同じ第3レジスト膜を形成する工程をさらに備える、請求項1から5のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  7. 半導体層に、レジスト膜をマスクとしてイオン注入を行なうイオン注入プロセスを有する半導体装置の製造方法であって、
    前記半導体層の上に、前記半導体層に向かうにつれて内方に傾斜する側壁パターン形状を備えるレジスト膜を形成する工程と、
    前記レジスト膜をマスクにして、前記半導体層の所定領域にイオン注入を行なう工程と、
    を備える、半導体装置の製造方法。
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