JP2004335391A - 配線付き基体形成用積層体、配線付き基体およびその形成方法 - Google Patents

配線付き基体形成用積層体、配線付き基体およびその形成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】低抵抗でパターニング性能に優れ、耐湿性、耐熱性が良好で、かつ生産性の高い配線付き基体形成用積層体(特に有機EL素子ディスプレイ用)、該積層体から配線付き基体を形成する方法および得られた配線付き基板の提供。
【解決手段】基体上にAlまたはAl合金を含有する導体層と、該導体層の基体と反対側にキャップ層を、必要ならばさらに該導体層の基体側に下地層を有し、該キャップ層および下地層の全成分に対してNiとAlの合計含有量が90原子%以上、Ni含有量が10〜70原子%、かつAl含有量が90〜30原子%である配線付き基体形成用積層体であり、基体上にスパッタ法により導体層、キャップ層と下地層を形成して配線付き基体形成用積層体を得、次いで、該積層体にフォトリソグラフ法により平面状にパターニングする配線付き基体の形成方法であり、配線付き基体である。
【選択図】図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、有機エレクトロルミネセンス(有機EL)素子ディスプレイなどのフラットパネルディスプレイ用電極配線として用いられる配線付き基体とその形成方法およびそのために好適に使用される配線付き基体形成用積層体に関する。
【0002】
【従来の技術】
フラットパネルディスプレイは、近年の高度情報化に伴って、ますます需要が高まっている。最近、特に、自己発光型で低電圧駆動が可能な有機EL素子ディスプレイが次世代のディスプレイとして注目されている。有機EL素子は基本的には、錫ドープ酸化インジウム(ITO)の透明電極(陽極)と金属電極(陰極)との間に、陽極側から正孔輸送層、発光層、電子輸送層などの有機物層が形成された構造をしている。近年のカラー化や高精細化には、ITO層のさらなる低抵抗化が必要であるが、ITO層の低抵抗化は既に限界に近づいている。そこで、薄膜トランジスタ(TFT)、液晶ディスプレイ(LCD)に広く採用されているように、Al、Al合金などの低抵抗金属を配線し、ITO層からなる電極と組み合わせることにより、実質的に素子回路の低抵抗化を実現している。
【0003】
ところで、AlまたはAl合金は低抵抗ではあるが、ヒロックが発生しやすく、また表面にAl酸化物が形成されやすく接触抵抗が高いという不都合があり、多くはMoまたはMo合金(Cr、Ti、Ta、Zr、Hf、V)でAlまたはAl合金をキャップする対応がとられている(例えば、特許文献1)。なお、MoはAlと同じエッチング液でのエッチングが可能であり、Alと一括してパターニングが可能な金属である。
しかし、一般的にMoの耐湿性は低く、空気中の水分で腐食しやすいので、Moをディスプレイに使用すると配線が劣化しやすいという問題があった。一方、Crなどの耐湿性の高い金属でAlをキャップすると、後述するようなAlと同じエッチング液でエッチングすることができず、一括パターニングが困難であるという問題があった。
【0004】
このような問題に対して、AlまたはAl合金層のキャップ層として、耐湿性が高く、かつAlと一括してパターニングが可能なNi−Mo合金を使用することも考えられる。しかし、該Ni−Mo合金をキャップ層とすると、熱処理を行った際に、該キャップ層中のNiが、AlまたはAl合金を主成分とする導体層に拡散し抵抗が増大するという問題があった。
この対策として、導体層とキャップ層との間に、Moを含有するNi拡散防止層を導入することも考えられる。しかし、該Ni拡散防止層の形成のために、生産性が低下するという問題があった。また、パターニング後のパターン断面部に、該Ni拡散防止層(Mo層)の端面が露出するため、耐湿性の劣化が指摘されることがあった。
【0005】
【特許文献1】
特開平13−311954号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、低抵抗でパターニング性能に優れ、耐湿性、耐熱性が良好で、かつ生産性の高い配線付き基体形成用積層体、該積層体をパターニングして配線付き基体を形成する方法および得られた配線付き基板を提供することが目的である。特に有機EL素子ディスプレイなどのフラットパネルディスプレイに用いる電極配線用に好適な配線付き基体形成用積層体、該積層体をパターニングして配線付き基体を形成する方法および得られた配線付き基板を提供することが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、従来技術を踏まえて鋭意検討した結果、Ni−Alを含有する薄層が耐湿性が良好で、かつ該Ni−Al薄層とAlまたはAl合金層との積層物を熱処理しても、抵抗が増大しないことを見出し、本発明に至ったものである。
【0008】
本発明は、基体上にAlまたはAl合金を含有する導体層と、該導体層の基体と反対側に、全成分に対するNiとAlの合計含有量が90原子%以上、Ni含有量が10〜70原子%、かつAl含有量が90〜30原子%であるキャップ層を有することを特徴とする配線付き基体形成用積層体である。
【0009】
本発明は、基体上にAlまたはAl合金を含有する導体層と、該導体層の基体と反対側にキャップ層を、また該導体層の基体側に下地層を有し、該キャップ層と該下地層が全成分に対するNiとAlの合計含有量が90原子%以上、Ni含有量が10〜70原子%、かつAl含有量が90〜30原子%であることを特徴とする配線付き基体形成用積層体である。
【0010】
また、本発明は、上記の配線付き基体形成用積層体にパターニングを施した配線付き基体である。
【0011】
本発明の配線付き基体形成用積層体は、前記導体層と基体との間に基体側からITO層またはITO層と下地層をこの順に有することが好ましい。
【0012】
また、本発明は、基体上に、スパッタ法によりAlまたはAl合金を含有する導体層と、該導体層の基体と反対側に、スパッタ法により全成分に対するNiとAlの合計含有量が90原子%以上、Ni含有率が10〜70原子%、かつAl含有率が90〜30原子%であるキャップ層を形成して配線付き基体形成用積層体を得、次いで、該積層体にフォトリソグラフ法によりパターニングすることを特徴とする配線付き基体の形成方法である。
【0013】
本発明は、基体上にスパッタ法により全成分に対するNiとAlの合計含有量が90原子%以上、Ni含有率が10〜70原子%、かつAl含有率が90〜30原子%である下地層を形成し、該下地層の上に、スパッタ法によりAlまたはAl合金を含有する導体層を形成し、さらに該導体層の上に、スパッタ法により全成分に対するNiとAlの合計含有量が90原子%以上、Ni含有率が10〜70原子%、かつAl含有率が90〜30原子%であるキャップ層を形成して配線付き基体形成用積層体を得、次いで、該積層体にフォトリソグラフ法によりパターニングすることを特徴とする配線付き基体の形成方法である。
【0014】
前記いずれかの配線付き基体形成用積層体は、好ましくは、有機エレクトロルミネセンス素子ディスプレイ用である。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の配線付き基体形成用積層体は、基体の上に導体層およびキャップ層を有する態様のほか、基体の上に下地層、他の導体層およびキャップ層を有する態様などの各種態様を包含する。
【0016】
本発明に使用される基体は、必ずしも平面で板状である必要はなく、曲面でも異型状でもよい。基体としては、透明または不透明のガラス基体、セラミック基体、プラスチック基体、金属基体などが挙げられる。基体側から発光させる構造の有機EL素子に用いる場合には、基体は透明であることが好ましく、特にガラス基板が強度および耐熱性の点から好ましい。ガラス基板としては、無色透明なソーダライムガラス基板、石英ガラス基板、ホウケイ酸ガラス基板、無アルカリガラス基板が例示される。有機EL素子に用いる場合のガラス基板の厚さは0.2〜1.5mmであることが、強度および透過率の点から好ましい。
【0017】
本発明の配線付き基体形成用積層体は、基体上にAlまたはAl合金(Al系金属)を含有する導体層と、該導体層の基体と反対側にNiとAlを含有するキャップ層の2層を含む積層体が基本である。導体層がAl系金属で形成されているため、配線を低抵抗にすることができる。特に、Al−Nd合金は低抵抗を保持したまま、Alのヒロック発生を防止することができるのでAl合金として好ましい。
【0018】
Al系金属のAl含有率は、配線の抵抗を低くする点から、好ましくは80〜100質量%、より好ましくは90〜100質量%、さらに好ましくは95〜100質量%である。Al系金属には、不純物としてTi、Mn、Si、Cu、Na、Oなどが含有されていてもよいが、合計含有量は1質量%以下であることが好ましい。
導体層の膜厚は、充分な導電性や良好なパターニング性が得られるように100〜500nmであることが好ましく、150〜400nmであることがより好ましい。
【0019】
導体層の基体と反対側に形成するキャップ層は、NiとAlを含有する層(Ni−Al層とも称す)である。Ni−Al層の全成分に対するNiおよびAlの合計含有率は90原子%以上、特には95〜100原子%であることが好ましい。
Ni−Al層は、Ni−Al合金ターゲット、Ni−Al金属間化合物ターゲット、Ni−Al非合金ターゲットなどで形成されるが、Ni−Al合金ターゲット、Ni−Al金属間化合物ターゲットであることが好ましい。
Ni−Al層は、Ru、Nd、Mo、Cr、Feなどの金属を1種または2種以上、耐熱性、耐湿性、エッチング性などを劣化させない範囲、例えば、合計含有量が10原子%以下で含有していてもよい。
キャップ層の膜厚は、耐湿性およびパターニング性の観点から好ましくは10〜200nmであり、より好ましくは15〜50nmである。
【0020】
Ni−Al層のNi含有量は全成分に対し好ましくは10〜70原子%、より好ましくは20〜60原子%である。Ni含有量が10原子%未満であるとNi−Al層の接触抵抗が増加する。Ni含有量が70原子%を超えるとエッチング液によるエッチング速度が遅く、導体層のエッチング速度と同程度に調整することが困難になる。またNi−Al層のAl含有量は全成分に対し好ましくは90〜30原子%、より好ましくは80〜40原子%である。Al含有量が30原子%未満であるとエッチング液によるエッチング速度が遅く、導体層のエッチング速度と同程度に調整することが困難になり、90原子%を超えるとNi−Al層の接触抵抗が増大する。
【0021】
Ni−Al層は耐湿性が優れるので、該キャップ層は配線の低抵抗を維持するとともに、配線を劣化させない。またNi−Al層はAl系金属層の表面にAl酸化物層が発生するのを抑え、接触抵抗の増加を防止する作用をする。
また、Ni−Al層(キャップ層)とAl系金属層(導体層)とが接しているにも拘わらず、熱処理を行っても導体層の抵抗が増大しない。したがって、キャップ層と導体層との間にMo金属層のようなNi拡散防止層を形成する必要がないので、生産性の低下がない。
【0022】
得られる配線付き基体形成用積層体は精細なパターニングが可能である。さらにNi−Al層はフォトリソグラフを用いてパターニングをする際に、導体層(Al系金属層)と同じエッチング液(酸性水溶液)でほぼ同じ速度でエッチングすることができる。すなわち、キャップ層が導体層と一括してパターニングすることが可能となる。なお、導体層とキャップ層とのエッチング速度が大きく異なると、配線を形成する際にオーバーエッチングや残渣の原因となる。
【0023】
本発明の配線付き基体形成用積層体は、各層ともスパッタ法により形成することができる。例えば、該積層体はガラス基板の一方の表面上に、Al系金属ターゲットを用い、不活性ガス雰囲気でスパッタリングすることにより、導体層を形成する工程と、該導体層の上に、Ni−Al系ターゲットを用いて、スパッタリングすることにより、キャップ層を形成する工程との組合わせにより形成される。さらに、該積層体はガラス基板の一方の表面上に、Ni−Al系ターゲットを用いて、スパッタリングすることにより、後述するような下地層を形成する工程を組み合わせて形成される。
【0024】
導体層の形成に用いるAl系金属ターゲットは、例えば、Al金属ターゲット、Ndを含有するAl合金ターゲット、Ndを含有するAl非合金ターゲットなどである。また、キャップ層および下地層の形成に用いるNi−Al系ターゲットは、例えば、Ni−Al合金ターゲット、Ni−Al金属間化合物ターゲット、Ni−Al非合金ターゲットなどである。これらのターゲットを用いて、スパッタ法により、大面積にわたり、膜厚が均一な配線付き基体形成用積層体を形成することができる。
【0025】
本発明の配線付き基体形成用積層体は、具体的には、例えば次のような方法により形成される。
Al系金属タ−ゲットおよびNi−Al系ターゲットを直流マグネトロンスパッタ装置のカソードに別々に取付ける。さらに、基体を基板ホルダーに取付ける。次いで、成膜室内を真空に排気後、スパッタガスとしてArガスを導入する。Arガス以外にHe、Ne、Krガスなども用いることができるが、放電が安定で、安価なArガスが好ましい。スパッタ圧力は0.1〜2Paが適当である。また背圧は1×10−6〜1×10−2Paであるのが好ましい。基体温度は室温〜400℃であるのが好ましい。
【0026】
Al系金属層を形成するときは、Al金属ターゲットを用いることが好ましい。また、Al合金層を形成するときは、Alと合金を形成する他の金属とをそれぞれ別々のターゲットとして用いて合金層を形成してもよいが、導体層の組成の制御性および均一性の向上の観点から予め所望の組成のAl合金を作製して、これをターゲットとして用いることが好ましい。
まずAl金属ターゲットを用いてスパッタリングすることにより、基体上に導体層としてのAl金属層を形成する。次いで、その上にNi−Al系ターゲットを用いてスパッタリングすることにより、キャップ層としてのNi−Al層を形成し、配線付き基体形成用積層体を作製する。
【0027】
本発明の配線付き基体形成用積層体は、以上説明したように、2層を基体上に有するものが基本であるが、これに限定されずに、さらに下記のような他の層を有する3層以上の層を有するものも包含する。他の層もスパッタ法により形成されるのが好ましい。
【0028】
本発明の配線付き基体形成用積層体は、ITO層を有していてもよい。その場合、Al系金属層はITO層との接触抵抗が大きいという不都合があるので、実際には、後述の下地層を介して、基板/ITO層/下地層/導体層/キャップ層とするのが好ましい。ITO層は透明電極として用いることができるので、本発明の配線付き基体形成用積層体において、基板上にITO層を形成した後に、下地層、導体層およびキャップ層を形成する際に必要箇所をマスクしておけば、マスクされた箇所は下地層、導体層およびキャップ層がなく、ITO層のみとなるので、これを電極として用いて、例えば、必要な場合は、その上に、有機物層を形成して有機EL素子とすることができる。一方、マスクしない箇所は、ITO層の上に、下地層、導体層およびキャップ層が形成され、電極であるITO層と配線としての下地層、導体層およびキャップ層が段差なく接続される。
【0029】
ITO層は、例えばガラス基板上にITO層をエレクトロンビーム法、スパッタ法、イオンプレーティング法などを用いて成膜することにより形成される。ITO層は、例えばInとSnOとの総量に対して、SnOが3〜15質量%含有されるITOターゲットを用いて、スパッタリングにより成膜するのが好ましい。スパッタリングガスはOとArの混合ガスであることが好ましく、Oガス濃度は0.2〜2体積%であることが好ましい。
ITO層の膜厚は50〜300nmが好ましく、100〜200nmがより好ましい。
そして、該ITO膜の上にスパッタ法により、さらに下地層、導体層およびキャップ層を形成することにより、ITO層を有する配線付き基体形成用積層体が得られる。
【0030】
導体層(Al系金属層)はITO層との接触抵抗が大きいという不都合があるので、ITO層を基体と導体層との間に形成するときには、ITO層と配線との接触抵抗の増大を防止するために、導体層の基体と反対側に下地層を形成することが好ましい。Ni−Al層は前述したように、耐湿性が優れ、Al系金属層の表面にAl酸化物層が発生するのを抑えるので、Ni−Al層は下地層としても使用でき、キャップ層と同じ組成であることにより、ターゲットの取替えの手間を減らすことができる点で好ましい。Ni−Al層は好ましくはスパッタ法により形成される。
下地層の膜厚はバリア性およびパターニング性の観点から10〜200nmが好ましく、15〜50nmがより好ましい。
【0031】
前述したように、本発明においては、Ni−Al層を熱処理したときに、Al系金属層にNiが拡散しないので、導体層(Al系金属層)の抵抗が増大しない。したがって、下地層(Ni−Al層)と導体層の間に、Ni拡散防止層を形成する必要がなく、生産性が低下しない。
下地層はフォトリソグラフを用いてパターニングをする際に、導体層およびキャップ層と同じエッチング液(酸性水溶液)でほぼ同じ速度でエッチングすることができる。すなわち、導体層およびキャップ層と一括してパターニングすることが可能となる。
【0032】
また、本発明の配線付き基体形成用積層体は、導体層と基体との間に、シリカ層を有していてもよい。該シリカ層は、基体と接していても、接していなくてもよい。該シリカ層は、通常シリカターゲットを用いて、スパッタリングして形成される。基体がガラス基板の場合は、ガラス基板中のアルカリ成分が導体層に移行して導体層が劣化するのを防止する。膜厚は5〜30nmであるのが好ましい。
【0033】
本発明の配線付き基体形成用積層体は、低抵抗でパターニング性能に優れ、耐湿性、耐熱性が高く、かつ生産性が高い。該積層体を用いて、有機EL素子ディスプレイを製造すると、低抵抗で信頼性の高い配線で構成できるので、素子寿命も長い発光特性の向上した有機EL素子ディスプレイが得られる。かくして得られた本発明の配線付き基体形成用積層体は、好ましくはフォトリソグラフ法でエッチングして配線付き基体に形成される。
【0034】
配線付き基体形成用積層体に対して、その最表面であるキャップ層の上にフォトレジストを塗布し、配線パターンを焼き付け、フォトレジストのパターンに従って、金属層の不要部分をエッチング液で除去して配線付き基体が形成される。エッチング液は、好ましくは酸性水溶液であり、リン酸、硝酸、酢酸、硫酸、塩酸またはこれらの混合物、硝酸セリウムアンモニウム、過塩素酸またはこれらの混合物である。リン酸、硝酸、酢酸、硫酸および水の混合溶液が好ましく、リン酸、硝酸、酢酸および水の混合溶液がより好ましい。
【0035】
配線付き基体の形成の際に、配線付き基体形成用積層体の各層、例えば、(1)基板/導体層/キャップ層、(2)基板/ITO層/下地層/導体層/キャップ層の各層はエッチング液により同一パターンに形成される。
配線付き基体形成用積層体が、ITO層を有する場合には、キャップ層/導体層とITO層とを一緒にエッチング液により除去してもよいが、キャップ層と導体層を先に除去して、別にITO層を除去してもよいし、またITO層を先にパターニングしておいて、導体層およびキャップ層をスパッタリングしてから、配線部分以外のキャップ層/導体層を除去してもよい。
【0036】
次に、本発明の配線付き基体形成用積層体を用いて、配線付き基体を形成して、有機EL素子ディスプレイを作製する好適例を、図1〜3を用いて説明するが、本発明はこれに限定されない。
【0037】
まずガラス基板1上にITO膜を形成する。ITO膜をエッチングしてストライブ状のパターンとしてITO陽極3を形成する。次に、下地層としてのNi−Al層2cをスパッタリングによりガラス基板1全面を覆うように形成する。該Ni−Al層2cの上に、導体層としてのAl系金属層2a、さらにキャップ層としてのNi−Al層2bをこの順序でスパッタリングにより形成して、配線付き基体形成用積層体を得る。無論、ITO膜は、ガラス基板1の全面に形成しても、一部に形成してもよい。
【0038】
該配線付き基体形成用積層体の上にフォトレジストを塗布し、フォトレジストのパターンに従って、金属層の不要部分をエッチングし、レジストを剥離して、Ni−Al層(下地層)2c、Al系金属層(導体層)2a、およびNi−Al層(キャップ層)2bからなる配線2が形成される。その後、積層体全体を、紫外線−オゾン処理または酸素プラズマ処理し、EL素子表面の有機物を除去する。
【0039】
次に正孔輸送層、発光層、電子輸送層を有する有機物層4を、ITO陽極3の上に形成する。カソードセパレータ(隔壁)を有する場合は、有機物層4の真空蒸着を行う前に、隔壁をフォトリソグラフにより形成する。
カソード背面電極であるAl陰極5は、配線2、ITO陽極3、有機物層4が形成された後、ITO陽極3と直行するように、真空蒸着により形成される。
次に、破線で囲まれた部分を樹脂封止して封止缶6とする。
【0040】
本発明の配線付き基体は、上記の配線付き基体形成用積層体、すなわち、低抵抗のAlまたはAl合金を導体層に用い、耐湿性が高いNi−Al層をキャップ層に用いているため、低抵抗でパターニング性に優れ、かつ耐湿性、耐熱性が高いので、配線が劣化しない。
【0041】
【実施例】
以下、実施例を用いて、本発明を詳細に説明する。ただし、本発明は、これに限定されないことは言うまでもない。
(参考例1〜5)
厚さ0.7mmのソーダライムガラス基板を洗浄後、スパッタ装置にセットし、シリカターゲットを用いて、高周波マグネトロンスパッタ法により、厚さ20nmのシリカ層を該基板の上に形成し、シリカ層付きガラス基板を得た。該シリカ層付きガラス基板の全面(ただし、基板保持のために形成されない部分を除く)に、表1に示す5種の金属ターゲットを用いて、直流マグネトロンスパッタ法により、Arガス雰囲気で5種の単層膜を形成し、膜付きガラス基板を得た。形成された膜の組成はターゲットと同等であった。背圧は9×10−4Pa、スパッタ圧力を0.3Paとし、基板の加熱はしなかった。
該膜付きガラス基板の膜厚、シート抵抗、エッチング速度および耐湿性(1)を測定して結果を表1に示した。
【0042】
シート抵抗は、三菱油化(株)製のLoresta IP MCP−T250 を用いて4探針法で測定した。
エッチング速度は、リン酸、硝酸、酢酸および水の体積比が順に16:1:2:1であるエッチング液中に、該膜付きガラス基板を10分間浸漬させて、膜が溶解するまでの時間を測定して求めた。
耐湿性(1)は、恒温恒湿槽(エスペック(株)製、PR−1S )を用いて、60℃−95%(相対湿度)の条件で、該膜付きガラス基板を1日放置し抵抗の変化を測定して評価した。シート抵抗の変化率が5%未満の場合を○と評価した。
【0043】
表1から、Ni−Al合金層は3例(25Ni−75Al合金層、50Ni−50Al合金層および75Ni−25Al合金層:原子%)とも耐湿性が高いことがわかる。また、74Ni−22Mo−4Fe合金膜(Ni−Mo合金層とも称す)の耐湿性も高いことがわかる。
25Ni−75Al合金層および50Ni−50Al合金層のエッチング速度は、Al層と同程度であるが、75Ni−25Al合金層は10分浸漬させてもエッチングが終了しなかった。
【0044】
【表1】
Figure 2004335391
【0045】
(例1〜3)
厚さ0.7mmのソーダライムガラス基板を洗浄後、スパッタ装置にセットし、シリカターゲットを用いて、高周波マグネトロンスパッタ法により、厚さ20nmのシリカ層を該基板の上に形成し、シリカ層付きガラス基板を得た。次にITO(InとSnOとの総量に対してSnOを10質量%含有)ターゲットを用い、直流マグネトロンスパッタ法により、厚さ約160nmのITO層を形成して、ITO層付きガラス基板を得た。スパッタガスには、Oガスを0.5体積%含有するArガスを用いた。
該ITO層付きガラス基板の全面(ただし、基板保持のために形成されない部分を除く)に、Al金属ターゲットを用いて、直流マグネトロンスパッタ法により、Arガス雰囲気でAl層(導体層)を形成した。背圧は9×10−4Pa、スパッタ圧力を0.3Paとし、基板の加熱はしなかった。
【0046】
得られた導体層付き基板に、25Ni−75Al合金ターゲット(例1)、50Ni−50Al合金ターゲット(例2)および74Ni−22Mo−4Fe合金ターゲット(例3)を用いて、直流マグネトロンスパッタ法により、Arガス雰囲気でキャップ層としての25Ni−75Al合金層(例1)、50Ni−50Al合金層(例2)および74Ni−22Mo−4Fe合金層(例3)を形成して、配線付き基板形成用積層体を得た。背圧は9×10−4Pa、スパッタ圧力を0.3Paとし、基板の加熱はしなかった。形成された膜の組成はターゲットと同等であった。
シート抵抗は参考例1と同様に測定した。
該配線付き基板形成用積層体の熱処理前の該積層体のシート抵抗および耐熱性を測定して、結果を表2に示した。
【0047】
該積層体の熱処理は、恒温槽(エスペック(株)製、PMS−P101)を用いて、該積層体を大気雰囲気下320℃で1時間放置して実施し、耐熱性(熱処理前後の抵抗変化率)を測定した。シート抵抗の変化率が5%未満の場合を○、5%以上の場合を×と評価した。
【0048】
表2から、Ni−Mo合金層をキャップ層とすると耐熱性が低く、熱処理を行ったときに抵抗が増大することがわかる。一方、25Ni−75Al合金層または50Ni−50Al合金層をキャップ層とすると、耐熱性が高く、熱処理を行っても抵抗が悪化しない。したがって、キャップ層と導体層との間にNi拡散防止層を形成するなどの処置を行う必要がなく、生産性が低下しない。
【0049】
【表2】
Figure 2004335391
【0050】
(例4)
例1におけるITO層付きガラス基板の全面(ただし、基板保持のために成膜されない部分を除く)に、25Ni−75Al合金ターゲットを用いて、直流マグネトロンスパッタ法により、Arガス雰囲気で25Ni−75Al合金層(下地層)を形成し、下地層付きガラス基板を得た。背圧は9×10−4Pa、スパッタ圧力を0.3Paとし、基板の加熱はしなかった。その後、該下地層の上に、Al金属ターゲットを用いて、直流マグネトロンスパッタ法により、Arガス雰囲気でAl層(導体層)を形成した。背圧は9×10−4Pa、スパッタ圧力を0.3Paとし、基板の加熱はしなかった。
次に、該導体層の上に、25Ni−75Al合金ターゲットを用いて、直流マグネトロンスパッタ法により、Arガス雰囲気で25Ni−75Al合金層(キャップ層)を形成して、配線付き基板形成用積層体を得た。背圧は9×10−4Pa、スパッタ圧力を0.3Paとし、基板の加熱はしなかった。形成された膜の組成はターゲットと同等であった。
該積層体のパターニング前のシート抵抗を例1の熱処理前のシート抵抗と同様に測定して、結果を表3(その2)に示した。
【0051】
その後、該積層体に対し、ライン/スペースが30μm/30μmのマスクパターンを用い、フォトリソグラフ法により、Alエッチング液(リン酸、硝酸、酢酸および水の体積比が順に16:1:2:1)を用いてパターニングを行い、配線付き基板を得た。
パターニング性は、パターニングラインを超えてエッチングが進んだ距離をラインから直角方向で測定し、オーバエッチを観察した。オーバエッチが2μm以下の場合を○と評価した。
【0052】
パターニング後の配線付き基板の耐湿性(2)は、恒温恒湿槽(エスペック(株)製、PR−1S )を用いて、60℃−95%(相対湿度)の条件で、該配線付き基板を20日間放置し、光学顕微鏡を用いて配線を観察することにより評価した。該配線に腐食が認められなかったものを○、腐食が認められたものを×と評価した。耐熱性は、熱処理前後の抵抗変化率が5%未満のものを○、5%以上のものを×と評価した。熱処理は、恒温槽(エスペック(株)製、PMS−P101)を用いて、該基板を大気雰囲気下320℃で1時間放置して実施した。
パターニング性、耐湿性(2)の評価結果を表3(その2)に示した。
【0053】
(例5)
例1におけるITO層付きガラス基板の全面(ただし、基板保持のために成膜されない部分を除く)に、74Ni−22Mo−4Fe合金ターゲットを用いて、直流マグネトロンスパッタ法により、Arガス雰囲気で74Ni−22Mo−4Fe合金層(下地層)を形成し、下地層付きガラス基板を得た。背圧は9×10−4Pa、スパッタ圧力を0.3Paとし、基板の加熱はしなかった。その後、該下地層の上に、Mo金属ターゲットを用いて、直流マグネトロンスパッタ法により、Arガス雰囲気でMo層(Ni拡散防止層)を形成した。背圧は9×10−4Pa、スパッタ圧力を0.3Paとし、基板の加熱はしなかった。
その後、該Mo層の上に、Al金属ターゲットを用いて、直流マグネトロンスパッタ法により、Arガス雰囲気でAl層(導体層)を形成した。背圧は9×10−4Pa、スパッタ圧力を0.3Paとし、基板の加熱はしなかった。
さらに、該Al層の上に、Mo金属ターゲットを用いて、直流マグネトロンスパッタ法により、Arガス雰囲気でMo層(Ni拡散防止層)を形成した。背圧は9×10−4Pa、スパッタ圧力を0.3Paとし、基板の加熱はしなかった。
【0054】
次に、該Mo層の上に、74Ni−22Mo−4Fe合金ターゲットを用いて、直流マグネトロンスパッタ法により、Arガス雰囲気で74Ni−22Mo−4Fe合金層(キャップ層)を形成し、配線付き基板形成用積層体を得た。背圧は9×10−4Pa、スパッタ圧力を0.3Paとし、基板の加熱はしなかった。形成された膜の組成はターゲットと同等であった。
該積層体のパターニング前のシート抵抗を例1と同様に測定して、結果を表3(その2)に示した。
【0055】
その後、該積層体に対し、ライン/スペースが30μm/30μmのマスクパターンを用い、フォトリソグラフ法により、Alエッチング液を用いてパターニングを行い、配線付き基板を得た。配線付き基板のパターニング性、耐湿性(2)および耐熱性を例4と同様に測定して、結果を表3(その2)に示した。
【0056】
表3(その2)から、Ni−Al合金層をキャップ層とすると耐熱性が高いことがわかる。一方、Ni−Mo合金層をキャップ層とすると、Ni拡散防止層としてのMo層がパターン断面部で露出するため、該Mo層の耐湿性が低いことに起因して積層体に腐食が見られた。
【0057】
【表3】
Figure 2004335391
【0058】
【表4】
Figure 2004335391
【0059】
【発明の効果】
本発明の配線付き基体形成用積層体を用いることにより、低抵抗でパターニング性能に優れ、耐湿性、耐熱性が高く、かつ生産性が高い配線付き基体を形成することができ、高精細で信頼性の高いディスプレイが作製できる。特に、素子寿命が長く、発光特性の向上のため、配線の低抵抗が望まれる有機ELディスプレイに有効に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の配線付き基板形成用積層体をパターニングして得られる配線付き基板の1例を示す一部切り欠き正面図である。
【図2】図1のA−A線での断面図である。
【図3】図1のB−B線での断面図である。
【符号の説明】
1 ガラス基板
2 配線
2a Al系金属層
2b Ni−Al合金層
2c 下地層
3 ITO陽極
4 有機物層
5 Al陰極
6 封止缶

Claims (6)

  1. 基体上にAlまたはAl合金を含有する導体層と、該導体層の基体と反対側に、全成分に対するNiとAlの合計含有量が90原子%以上、Ni含有量が10〜70原子%、かつAl含有量が90〜30原子%であるキャップ層を有することを特徴とする配線付き基体形成用積層体。
  2. 基体上にAlまたはAl合金を含有する導体層と、該導体層の基体と反対側にキャップ層を、また該導体層の基体側に下地層を有し、該キャップ層と該下地層が、全成分に対するNiとAlの合計含有量が90原子%以上、Ni含有量が10〜70原子%、かつAl含有量が90〜30原子%であることを特徴とする配線付き基体形成用積層体。
  3. 請求項1または2に記載の配線付き基体形成用積層体にパターニングを施した配線付き基体。
  4. 基体上に、スパッタ法によりAlまたはAl合金を含有する導体層と、該導体層の基体と反対側に、スパッタ法により全成分に対するNiとAlの合計含有量が90原子%以上、Ni含有率が10〜70原子%、かつAl含有率が90〜30原子%であるキャップ層を形成して配線付き基体形成用積層体を得、次いで、該積層体にフォトリソグラフ法によりパターニングすることを特徴とする配線付き基体の形成方法。
  5. 基体上に、スパッタ法により全成分に対するNiとAlの合計含有量が90原子%以上、Ni含有率が10〜70原子%、かつAl含有率が90〜30原子%である下地層を形成し、該下地層の上に、スパッタ法によりAlまたはAl合金を含有する導体層を形成し、さらに該導体層の上に、スパッタ法により全成分に対するNiとAlの合計含有量が90原子%以上、Ni含有率が10〜70原子%、かつAl含有率が90〜30原子%であるキャップ層を形成して配線付き基体形成用積層体を得、次いで、該積層体にフォトリソグラフ法によりパターニングすることを特徴とする配線付き基体の形成方法。
  6. 請求項1または2に記載の配線付き基体形成用積層体が有機エレクトロルミネセンス素子ディスプレイ用である配線付き基体形成用積層体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007009331A (ja) * 2005-06-28 2007-01-18 Lg Philips Lcd Co Ltd エッチング組成物、及び液晶表示装置用アレイ基板の製造方法

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