JP2004333600A - 現場組立光コネクタ用工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】光ファイバ心線の挿通、接続作業を効率良く行なえる現場組立光コネクタ用工具を提供することを目的とする。
【解決手段】2個一対の、対向面側を互いに垂直合せ面3に形成した角型ブロック状の工具本体1を、その垂直合せ面を対向合体あるいは対称離間するように開閉移動可能に配設し、両工具本体の垂直合せ面の先端から後方にかけて、光ファイバの案内部13、仮組み付け状態の光コネクタを構成するナットの収納凹部14、同ハウジングの収納凹部15を順次連設し、光ファイバの案内部13として、両工具本体1の垂直合せ面3が合体したとき、先端から後方へ行くに従って先細りの円錐孔19となるよう、垂直合せ面先端の両側にそれぞれ半円状凹溝20を形成して構成される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、現場組立光コネクタ用工具、詳しくは光ファイバを光コネクタに組み付けるときの使用に好適な工具に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ファイバの接続においては、2本の裸ファイバの先端面を突き合わせ、その突き合わせ部分近傍を裸ファイバの側面から押圧して固定するメカニカルスプライス方式が従来より行われている。
【0003】
従来のメカニカルスプライス方式においては、裸ファイバが挿入されるファイバ溝を位置決め部材に形成する一方、位置決め部材に押え部材を対向して配置し、これら位置決め部材及び押え部材が相互に密着するようにばね力を有したクランプ部材により挟み込む構造によって接続を行っている。位置決め部材と押え部材の境界部分には、楔挿入溝が形成されており、楔挿入溝に楔を挿入して位置決め部材と押え部材との間の間隔を大きくし、この状態で位置決め部材のファイバ溝に両側から裸ファイバを挿入し、ファイバ溝の中間部分で裸ファイバの先端面を突き合わせる。その後、楔を楔挿入溝から抜き去ることにより、クランプ部材のばね力によって位置決め部材と押え部材とが閉じられるため、2本の光ファイバの突き合わせ部分近傍がこれらの部材によって側面から押圧されて接続状態が固定される(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−121863号公報(第2頁、図3)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来による光ファイバの接続では、光ファイバを側面から押圧固定する位置決め部材及び押え部材がクランプ部材のばね力によって密着状態となっているため、光ファイバの挿入の際に楔を楔挿入溝に挿入して押し開く必要がある。このため、構成部材以外の工具としての楔が必要であり、接続作業が面倒となっているばかりでなく、楔が準備できない場合には接続作業ができない不便さを有している。また、楔を用いることから組立完了までに手間と時間がかかり、作業性が悪いものとなっており、かつ、楔挿入溝を別途加工する必要があり、加工が面倒となっている。さらに、光ファイバの突き合せ部に光軸ずれを起し易い。したがって、そのまま放置すると、接続ロスが大きくなってしまう問題がある。
【0006】
本発明者等は、このような従来のメカニカルスプライス方式が有する問題点を解消するものとして、楔等の外部工具を不要とし、構成部材だけでの組立を可能とすると共に、簡単で短時間で組立を行うことが可能な現場組立光コネクタ及びその組立方法を既に提案している(特願2003−102595号)。
【0007】
この発明は、図11に示したように構成される。
ハウジング120内のフレーム100に内装された割スリーブ101の一端に、中心部の軸方向に設けられたファイバ孔に光ファイバ102を挿入、接着固定した後、突き合せ両端面を研磨すると共に、その後端研磨面に屈折率整合剤103を塗布してなるフェルール104をその後端研磨面側から所定の位置まで挿入し、一方、割スリーブ101の他端に、中心部の軸方向にファイバ孔105が設けられた前記フェルールと同一外径のフェルール106を前記フェルール端面の突き合わせ位置まで挿入することによって調心されたフェルール同志を屈折率整合剤103を介して接続する。
【0008】
次いで、前記フェルール106に外側から嵌合する嵌合孔107が形成された前半部と、前部から後部に向かって外面の径が漸減するテーパ面108となっている後半部と、前半部側が小径、後半部側が大径となって軸方向に貫通され、前記フェルール106のファイバ孔105と同軸で連通する段付きファイバ孔109とにより形成されたファイバ押え110における前記嵌合孔107を、フェルール106の後端部に嵌合すると共に、ファイバ押え110のテーパ面108に外側から嵌合するテーパ孔111が前端部に形成され、前部から後部に向かって径が漸増した状態で前記段付きファイバ孔109と同軸で連通するテーパ状ファイバ孔112が後端部に形成されたブッシュ113における前記テーパ孔111を、ファイバ押え110後半のテーパ面108に嵌合し、しかる後、前端部内面にねじ孔115が形成されたナット114における前記ねじ孔115を、フレーム100後端に螺合させて仮組み付けを行い、この仮組み付け状態において、光ファイバ116を、ブッシュ113側からフェルール106に向かう軸方向に沿ってファイバ孔に挿入した後、ナット114のねじ孔115をフレーム100にねじ込んでブッシュ113を押圧することによりファイバ押え110のファイバ孔の径を細くして光ファイバを調心位置を保持したまま固定するよう構成される。なお、図中121は、ホルダ122の先端に保持された大径のフェルールで、フェルール104と突き合せ連結されている。123は、ホルダ122を前方へ付勢するスプリングである。
【0009】
このときの光ファイバ116の組み付け作業 を図12ないし図14に基づいて詳しく説明すると、先ず光ファイバ116先端の外皮(UV被覆)を剥ぎ取って心線117を露出させた後、この心線117をブーツ118に挿通する。
【0010】
次いで、心線117を、その先端から光コネクタへ挿入すると、フェルール106のファイバ孔105、ファイバ押え110の段付きファイバ孔109およびブッシュ113のテーパ状ファイバ孔112が同軸上に連通しているため、光ファイバ116の心線117はブッシュ113のテーパ状ファイバ孔112から挿入され、ファイバ押え110の段付きファイバ孔109を通過し、フェルール106のファイバ孔105に達する。そして、心線117先端が相手ファイバ102に突き当たることにより挿入が停止する。この時、両ファイバ間は、光の乱反射を防ぐシリコンオイル等の屈折率整合剤105が介在すると共に、光軸ずれないように調心されているため、ロスの少ない接続となる。
【0011】
その後は、図13に示すようにナット114をその後端のスプライン部114aで矢印方向に回転させてねじ孔115をフレーム100にねじ込む。このねじ込みによりブッシュ113は受部113aを介して前方(左方向)に押されるため、テーパ孔111とファイバ押え110のテーパ面108とが密着すると共に、フレーム100のストッパ面で止められているファイバ押え110にはファイバ孔の径を細くする力が加わり、ファイバの外被が固定される。図14は、ナット114のねじ込み後において、ブーツ118をスライドさせてナット114に被せた組み付け完了状態を示す。図中114bはナット114の本体部、119は光コネクタの先端をカバーするキャップを示す。
【0012】
このような実施の形態では、フェルール106、ファイバ押え110及びブッシュ113を軸方向に沿って仮組み付けした状態とし、この状態で光ファイバ116を軸方向に挿入し、ナット114をフレーム100にねじ込んで光ファイバ相互の接続を行うため、光コネクタを構成する構成部材だけでの接続が可能となり、従来のメカニカルスプライス方式のような楔等の外部工具を用いる必要がなく、組み立てを簡単にかつ短時間で行うことができる。また、楔等の工具を必要としないため、現場での組み立てに好適に用いることができる。さらには、楔等の工具の手懸かりとなるための楔挿入溝も不要となり、加工が容易となる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記した光コネクタの現場での組み付け作業においては、細長い光ファイバ心線を全て手作業で光コネクタの微細な各ファイバ孔内に挿通、接続させなければならないため、面倒な手間と時間が掛かり、作業効率がきわめて悪かった。
【0014】
本発明は、このような欠点を解消するもので、光ファイバ心線の挿通、接続作業を効率良く行なえる現場組立光コネクタ用工具を提供することを目的とする。
【0015】
上記目的を達成するために、請求項1の発明の現場組立光コネクタ用工具は、2個一対の、対向面側を互いに垂直合せ面に形成した角型ブロック状の工具本体を、その垂直合せ面を対向合体あるいは対称離間するように開閉移動可能に配設し、両工具本体の垂直合せ面の先端から後方にかけて、光ファイバの案内部、仮組み付け状態の光コネクタを構成するナットの収納凹部、同ハウジングの収納凹部を順次連設し、光ファイバの案内部として、両工具本体の垂直合せ面が合体したとき、先端から後方へ行くに従って先細りの円錐孔となるよう、垂直合せ面先端の両側にそれぞれ半円状凹溝を形成してなることを特徴とする。
【0016】
この発明では、2個一対の工具本体の垂直合せ面を離間させ、上面中央部に設けられた収納凹部に仮組み付け状態の光コネクタを収納し、両工具本体の垂直合せ面を合体させることで光コネクタは固定状態に保持させることができる。しかも、このとき、光コネクタ後端のブッシュのファイバ孔と工具本体先端に設けられた光ファイバ案内部を形成する円錐孔後端とが直線上に連通するため、光ファイバ心線を円錐孔先端から手作業で挿入するだけで、短時間で、正確かつ円滑に微細なファイバ構内に挿通、接続させることができる。
【0017】
請求項2は、光コネクタのハウジング収納凹部の両側に、操作用の窪みをそれぞれ連設したことを特徴とする。
【0018】
この発明では、ハウジング収納凹部の両側に連設された窪みへ両指先をいれることによって光コネクタの脱・着操作を容易に行うことができる。
【0019】
請求項3は、2個一対の工具本体の前後部に、両垂直合せ面の面方向と直交するように案内軸を埋設し、両工具本体をこの案内軸に沿って開閉移動可能に軸支してなることを特徴とする。
【0020】
この発明では、2個一対の工具本体が、案内軸に光ファイバ軸と直交する方向へ移動するよう軸支されているため、両工具本体の垂直合せ面が常時平行となるよう開閉させることができる。
【0021】
請求項4は、ナット収納凹部として、工具本体を合体したとき、当該ナットが回動できる略円筒状孔となるよう、垂直合せ面の両側にそれぞれ円弧状凹溝を形成したことを特徴とする。
【0022】
この発明では、光コネクタの後端のナットを工具本体の収納凹部に収納した状態で、回転操作することができるため、ブーツの取付け前の仮組み付け、すなわち光ファイバ心線の挿通、接続後におけるナットのねじ込み作業を容易に行うことができる。
【0023】
請求項5は、光コネクタのハウジング収納凹部の後端に光コネクタ先端をカバーするキャップの収納凹部を連設したことを特徴とする。
【0024】
この発明では、光コネクタ先端にキャップを被せたまま工具本体に収納できるため、接続作業中におけるフェルール等の損傷を防止することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の現場組立光コネクタ用工具の離間状態を示す斜視図であり、図2は、図1と同じ状態を示す使用時の平面図であり、図3は、合体状態を示す同平面図であり、図4は、図2の非使用時のA−A矢視拡大断面図であり、図5は、図2の同B−B矢視拡大断面図であり、図6は、図3の同C−C矢視拡大断面図であり、図7は、図3の同D−D矢視拡大断面図であり、図8は、図2の使用時のE−E矢視拡大断面図であり、図9は、工具に収納した光コネクタに光ファイバを挿通させる直前の状態を示す参考斜視図であり、図10は、光ファイバの挿通後、光コネクタ後端のナットを回転させる状態を示す参考斜視図である。
【0026】
図1ないし図10に示す本発明の現場組立光コネクタ用工具(以下、単に「光コネクタ用工具1」という)は、共に合成樹脂を素材として形成された2個一対の工具本体2、2を有する。
【0027】
これら工具本体2は、前後方向へ長い角型ブロック状に形成され、対向面側を互いに垂直合せ面3に形成してある。なお、この垂直合せ面3の外縁には、上部前方を除いて面取り3aが施されている。
【0028】
また、工具本体2の前部および後部には、両垂直合せ面3と直交するように案内軸4がそれぞれの工具本体2内の、垂直合せ面3の面方向と直交する方向に設けられ、案内軸より口径の大きな遊嵌孔5に挿入されている。そして、この案内軸4の外端にワッシャ6を介して工具本体2の外側から六角穴付きボルト7を螺合する。これによって案内軸4は、工具本体2と一体に連結される。
【0029】
案内軸4の残りの半分は、他方の工具本体2の、垂直合せ面3の面方向と直交する方向に設けられ、案内軸と略同径の嵌挿孔8に擢動自在に挿入されている。そして、この案内軸4の外端部は、嵌挿孔8の外側に連設された口径の大きな遊嵌穴9に配設されると共に、この遊嵌穴9内の案内軸外端部にワッシャ10を介して六角穴付きボルト11が螺合されている。これによって、工具本体2を反対方向へ引っ張ると図5にも示したようにワッシャ10と、嵌挿孔8と遊嵌穴9間に設けられた段差部12とが係合し、垂直合せ面3があらかじめ設定された所定の距離だけ開く。
【0030】
2個一対の工具本体2、2の垂直合せ面3の先端から後方にかけて、光ファイバ116の案内部13、仮組み付け状態の光コネクタAにおける後端のナット114の収納凹部14、ハウジング120の収納凹部15が順次連設されている。
【0031】
光ファイバ116の案内部13は、次のように構成される。
工具本体2、2の垂直合せ面3の先端両側に、ステンレス製の案内ブロック16が上部をやや突出させた状態でボルト17によってそれぞれ埋設、固定されている。この案内ブロック16の対向面にも工具本体2、2の垂直合せ面3と同一の垂直合せ面18が形成されている。
【0032】
案内ブロック16の垂直合せ面18の前半部に、これを合体したとき、先端から後方へ行くに従い先細りの円錐孔19となるよう、半円状凹溝20がそれぞれ対向して形成されている。
【0033】
ナット114の収納凹部14は、次のように構成される。
案内ブロック16の垂直合せ面18の後半部に、これを合体させたとき、光ファイバ116の案内部13と同心状に連通する略円筒状孔21となるよう、円弧状凹溝22がそれぞれ対向して形成されている。
【0034】
凹溝22を互いに合体させて形成される略円筒状孔21は、上面が少し開放され、前端から後端にかけてナット114の後端が突き当るストッパ部23、ナット114スプライン部114aの回転収納部24、スプライン部114aより大径の本体部114bの回転収納部25が順次連設して形成されている。
【0035】
さらに、工具本体2、2の案内ブロック16の外側には、金属製の案内ブロック26がボルト27により埋設、固定されている。
なお、図示例では、案内ブロック16、案内ブロック26を工具本体2、2と別部材にて形成しているが、同一素材で一体に形成することもできる。
【0036】
ハウジング120の収納凹部15は、次のように構成される。
案内ブロック16の後端壁面をハウジング120のストッパ部28として、底面がフラットな角型凹溝29が、工具本体2、2を合体したとき、ハウジング120と略同幅となるように、垂直合せ面3の両側にそれぞれ対向して形成されている。
【0037】
また、ハウジング120の収納凹部15の両側には、操作用の窪み30がそれぞれ連設されている。したがって、この窪み30は、だいたい指先が入る大きさに形成される。
【0038】
さらに、ハウジング120の収納凹部15の後端には、光コネクタ1先端をカバーするキャップ119の収納凹部31が連設されている。この収納凹部31は図3に示したように、工具本体2、2を合体したときキャップ118と略同幅となるよう対向して形成されている。
【0039】
次に、本発明に係る光コネクタ用工具1の作動について説明する。
先ず、2個一対の工具本体2、2を図3等に示したように反対方向へ引っ張って離間させ、この状態で仮組み付け状態の光コネクタA(キャップ119付き)を工具本体2、2の各収納凹部に載せた後、工具本体2、2を合体させる。
【0040】
ここで、光コネクタAのナット114の後端をストッパ部23に突き当てると共に、ハウジング120後端をストッパ部28に突き当てると、光コネクタAを構成する各部材、すなわちナット114のスプライン部114aが回転収納部24内に、本体部114bが回転収納部25内に、ハウジング120が角型凹溝29内に、キャップ119が収納凹部31内にそれぞれ収納され、その横方向への動きが規制される。
【0041】
そして、このとき、光コネクタAのナット114の後端中心部と光ファイバ116の案内部13における円錐孔19中心部とが同心状に連通する。
【0042】
したがって、光ファイバ116を図9に示したように、円錐孔19の中心部へ挿入すると、ナット114内部のブッシュ113中心部のテーパ状ファイバ孔112、ファイバ押え110中心部の段付ファイバ孔109を経てフェルール106のファイバ孔105内に相手ファイバ102に突き当る位置まで挿入される。
【0043】
その後、ナット114後端のスプライン部114aを図10に示したように、指先で矢印方向に回転させ、ねじ孔115をフレーム100にねじ込む。このねじ込みによりブッシュ113は受部113aを介して前方(左方向)に押されるため、テーパ項111とファイバ押え110のテーパ面108とが密着すると共に、フレーム100のストッパ面で止められているファイバ押さえ110にはファイバ孔の109の径を細くする力が加わり、光ファイバ116の外被が固定される。
【0044】
次いで、このように仮組み付けされた光コネクタAを工具本体2、2の収納部から取り出した後、ブーツ118をスライドさせてナット114に被せて組み付け作業が完了する(図12〜図14)。
以下、同様の動作を繰り返すものである。
【0045】
【発明の効果】
本発明は、以上詳述したように構成されるものであるから、工具本体の先端に開口する光ファイバ案内部を形成する円錐孔の中心部へ光ファイバ先端を挿通させれば、コネクタ収納部において動きを規制された仮組み付け状態における光コネクタの微細なファイバ孔内に短時間で正確かつ円滑に挿通、接続させることができ、現場での作業効率を大幅に向上させることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の現場組立光コネクタ用工具の離間状態を示す斜視図である。
【図2】図1と同じ状態を示す使用時の平面図である。
【図3】合体状態を示す同平面図である。
【図4】図2の非使用時のA−A矢視拡大断面図である。
【図5】図2の同B−B矢視拡大断面図である。
【図6】図3の同C−C矢視拡大断面図である。
【図7】図3の同D−D矢視拡大断面図である。
【図8】図2の使用時のE−E矢視拡大断面図である。
【図9】工具に収納した光コネクタに光ファイバを挿通させる直前の状態を示す参考斜視図である。
【図10】光ファイバの挿通後、光コネクタ後端のナットを回転させる状態を示す参考斜視図である。
【図11】現場組立光コネクタの断面図である。
【図12】光ファイバとブーツの組み付け前の説明図である。
【図13】光ファイバとブーツの組み付け途中の説明図である。
【図14】光ファイバとブーツの組み付け後の説明図である。
【符号の説明】
1 光コネクタ用工具
2 工具本体
3 垂直合せ面
4 案内軸
13 光ファイバの案内部
14 ナットの収納凹部
15 ハウジングの収納凹部
19 円錐孔
20 半円状凹溝
21 略円筒状孔
22 円弧状凹溝
30 窪み
31 キャップの収納凹部

Claims (5)

  1. 2個一対の、対向面側を互いに垂直合せ面に形成した角型ブロック状の工具本体を、その垂直合せ面を対向合体あるいは対称離間するように開閉移動可能に配設し、両工具本体の垂直合せ面の先端から後方にかけて、光ファイバの案内部、仮組み付け状態の光コネクタを構成するナットの収納凹部、同ハウジングの収納凹部を順次連設し、光ファイバの案内部として、両工具本体の垂直合せ面が合体したとき、先端から後方へ行くに従って先細りの円錐孔となるよう、垂直合せ面先端の両側にそれぞれ半円状凹溝を形成してなることを特徴とする現場組立光コネクタ用工具。
  2. 光コネクタのハウジング収納凹部の両側に、操作用の窪みをそれぞれ連設したことを特徴とする請求項1に記載された現場組立光コネクタ用工具。
  3. 2個一対の工具本体の前後部に、両垂直合せ面の面方向と直交するように案内軸を埋設し、両工具本体をこの案内軸に沿って開閉移動可能に軸支してなることを特徴とする請求項1記載の現場組立光コネクタ用工具。
  4. ナット収納凹部として、工具本体を合体したとき、当該ナットが回動できる略円筒状孔となるよう、垂直合せ面の両側にそれぞれ円弧状凹溝を形成したことを特徴とする請求項1記載の現場組立光コネクタ用工具。
  5. 光コネクタのハウジング収納凹部の後端に光コネクタ先端をカバーするキャップの収納凹部を連設したことを特徴とする請求項1記載の現場組立光コネクタ用工具。
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