JP2004333432A - 原子炉の燃料装荷方法 - Google Patents

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筒 定 幸 井
Yasushi Hirano
野 靖 平
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Abstract

【課題】沸騰水型原子炉の炉心において、MOX燃料集合体を装荷した炉心における経済性を向上させた燃料装荷方法を提供すること。
【解決手段】MOX燃料を含むMOX燃料集合体とウラン燃料のみからなるウラン燃料集合体が混在してなる原子炉において、MOX燃料集合体におけるMOX燃料の燃料集合体全体に対する重金属重量割合を1/3より大きくするとともに、MOX燃料集合体の平均的な取出燃焼度をウラン燃料集合体の平均的な取出燃焼度より大きくする。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術的分野】
本発明は、沸騰水型原子炉(以下、BWRと記す)の燃料装荷方法に係り、特に、MOX燃料集合体を装荷する燃料装荷方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
BWRの炉心に装荷される燃料には、種々の異なった形状の燃料集合体や異なった組成の燃料集合体が使用され、これらの複数の種類の燃料集合体を装荷した炉心を混在炉心と呼ぶ。
【0003】
燃料集合体の形状が異なり、燃料集合体内における水と燃料の体積割合が異なる場合、水対燃料割合が小さいと、一般に燃焼の初期においては、水の量が少なく中性子の減速効果が不足するため、燃料集合体としての反応度が低いが、燃焼が進むにつれて、中性子のエネルギスペクトルが硬いことによりPuの蓄積が図られるため、燃料集合体としての反応度低下が抑制される。このため、水対燃料割合が小さい燃料集合体と水対燃料割合が大きい燃料集合体を比較すると、前者は反応度の燃焼変化が相対的に緩慢な燃料集合体となり、後者は反応度の燃焼変化が相対的に急峻な燃料集合体となる。
【0004】
また、燃料集合体の組成がウラン燃料と異なる場合として、再処理によって取り出されたプルトニウムをウランと混合したMOX燃料の利用がある。燃料集合体にMOX燃料を装荷すると、核分裂核種であるプルトニウム239やプルトニウム241の熱中性子吸収断面積がウラン235より大きいこと、プルトニウム240による中性子吸収断面積がウラン238より大きいことにより、中性子のエネルギスペクトルが硬くなり、ウラン燃料集合体よりもPuの蓄積が図られるため、燃焼の進行に伴う反応度低下が抑制される。このため、MOX燃料集合体とウラン燃料集合体を比較すると、前者は反応度の燃焼変化が相対的に緩慢な燃料集合体となり、後者は反応度の燃焼変化が相対的に急峻な燃料集合体となる。MOX燃料の高燃焼度化を図る場合、燃料の持つ反応度を高める必要があることから、MOX燃料のプルトニウム富化度を増加させることになるため、以上の傾向が強められる。
【0005】
従って、以上のように異なった形状の燃料集合体や異なった組成の燃料集合体を混在して炉心に装荷する場合、燃料集合体の反応度の燃焼変化が相互に異なることからこれらの特性を考慮した燃料装荷方法が考案されている。
【0006】
すなわち、特開昭63−16292号公報(特許文献1)には、燃焼の初期においてはMOX燃料集合体の反応度がウラン燃料集合体の反応度より低いことから、これらの燃料を新燃料として装荷した炉心における反応度を有効に向上させるため、MOX燃料集合体を炉心の周辺領域に、ウラン燃料集合体を炉心の中央領域に装荷率を高めて装荷する燃料装荷方法が記載されている。
【0007】
また、特開昭60−262090号公報(特許文献2)には、MOX燃料集合体の新燃料としての装荷体数を低減するため、MOX燃料集合体を炉心の外周領域に、ウラン燃料集合体を炉心の中央領域に装荷する燃料装荷方法が記載されている。
【0008】
さらに、燃料の経済性を向上させるため、燃料交換時にウラン燃料集合体を優先的に取出し、MOX燃料集合体を長く炉心内に残すようにして核分裂物質を有効に利用する発明も、特開昭62−96889号公報(特許文献3)に記載されている。
【0009】
しかしながら、MOX燃料とウラン燃料の混在炉心について、今後それぞれの燃料の高燃焼度化が進展する方向にあり、経済性の観点から各燃料の燃焼度の組み合わせに応じた燃料の最適設計が課題となる。
【0010】
本発明はこのような点に鑑み、沸騰水型原子炉の炉心において、MOX燃料集合体を装荷した炉心における経済性を向上させた燃料装荷方法を提供することを目的とする。
【0011】
【特許文献1】
特開昭63−16292号公報
【特許文献2】
特開昭60−262090号公報
【特許文献2】
特開昭62−96889号公報
【0012】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、複数の燃料棒をチャンネルボックス内に正方格子状に配列したMOX燃料を含むMOX燃料集合体とウラン燃料のみからなるウラン燃料集合体が混在してなる原子炉の燃料装荷方法において、MOX燃料集合体におけるMOX燃料の燃料集合体全体に対する重金属重量割合を1/3より大きくするとともに、MOX燃料集合体の平均的な取出燃焼度をウラン燃料集合体の平均的な取出燃焼度より大きくすることを特徴とする。
【0013】
第2の発明は、複数の燃料棒をチャンネルボックス内に正方格子状に配列したMOX燃料を含むMOX燃料集合体からなる原子炉の燃料装荷方法において、MOX燃料集合体におけるMOX燃料の燃料集合体全体に対する重金属重量割合を1/3以下とし、MOX燃料集合体の平均的な取出燃焼度を代替ウラン燃料集合体の平均的な取出燃焼度より大きくすることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下添付図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0015】
図1は、燃料集合体の概略構成を示す一部縦断側面図であって、燃料集合体11は、燃料棒12、水ロッド13、上部タイプレート14、下部タイプレート15、燃料スペーサ16及びチャンネルボックス17から構成されている。スペーサ16は、燃料棒12の軸方向に幾つか配置され、燃料棒12及び水ロッド13の相互間の間隙を適切に保持しており、その燃料棒12及び水ロッド13の上下端部は、上部タイプレート14及び下部タイプレート15で保持されている。チャンネルボックス17は、上部タイプレート15に取り付けられ、スペーサ17で保持された燃料棒12の束の外周を取り囲んでいる。
【0016】
図2は、沸騰水型原子炉の概略構成を示す平面図であり、炉心内には上述のように構成された複数の燃料集合体11が格子状に装荷されており、4体の燃料集合体11の中央部に十字型の制御棒18が配設されている。また、炉心内には中性子束を検出するために複数個の局部出力領域モニタ19が配置されている。
【0017】
ところで、プルトニウムをウランと混合したMOX燃料を装荷した燃料集合体を用いる場合には、プルトニウムの特性としてボイド係数が負値で大きくなるためプラントの過渡特性が厳しくなることから、一般的には炉心中のMOX燃料の重金属重量割合を1/3以下程度に制限することが行われている。
【0018】
一方、MOX燃料とウラン燃料の混在炉心においては、各燃料の高燃焼度化に対応して燃料の経済性を高める必要がある。
【0019】
図3は、MOX燃料集合体の平均取出燃焼度の変化に対する経済性の変化を示す図であり、MOX燃料集合体におけるMOX燃料の重金属重量割合が0.40の場合及び0.85の場合について、ウラン燃料集合体の平均取出燃焼度に対するMOX燃料集合体の平均取出燃焼度の比を変化したときの経済性指標の変化を示している。
【0020】
ここでの経済性指標として、一定のプルトニウムを使用するとし、炉心中のMOX燃料の重金属重量割合を1/3以下に制限する1/3MOX炉心を前提とした場合、次式を選定することができる。
Figure 2004333432
【0021】
但し、図3では、MOX燃料集合体及びウラン燃料集合体の1体当たりのコストは同等としている。
【0022】
図3より、MOX燃料集合体の平均取出燃焼度と経済性指標との間に次の関係があることが分かる。
【0023】
(1)MOX燃料集合体中のMOX燃料の重金属重量割合が一定であれば、実線或いは点線で示すように、MOX燃料集合体の平均取出燃焼度が大きいほど経済性が高くなる。
(2)MOX燃料集合体の取出平均燃焼度がウラン燃料集合体の取出平均燃焼度より大きい場合には、MOX燃料集合体中のMOX燃料の重金属重量割合が小さいほど、経済性が良くなる。
【0024】
ここで、炉心中のMOX燃料の重金属重量割合を1/3以下に制限する1/3MOX炉心を前提とした場合、MOX燃料集合体中のMOX燃料の燃料集合体全体に対する重金属重量割合が1/3より大きい場合は、1つの炉心にMOX燃料集合体とウラン燃料集合体が必ず混在して装荷されることとなる。したがって、上記(1)の関係からすれば、MOX燃料集合体の平均取出燃焼度をウラン燃料集合体の平均取出燃焼度より大きくした場合に、MOX燃料集合体数の低減効果により経済性がよいこととなる。しかしながら、図3に示すように、MOX燃料集合体の取出平均燃焼度がウラン燃料集合体の取出平均燃焼度より低い場合は、MOX燃料集合体中のMOX燃料の重金属重量割合が大きい場合、すなわち、MOX燃料集合体中のMOX燃料の重金属重量割合が0.85の場合に経済性が良いが、MOX燃料集合体の取出平均燃焼度がウラン燃料集合体の取出平均燃焼度より大きい場合には、MOX燃料集合体中のMOX燃料の重金属重量割合が0.40の場合の方が、MOX燃料集合体中のMOX燃料の重金属重量割合が0.85の場合に比し、ウラン炉心に対する経済性指標の低下幅が2倍程度良好である。すなわち、MOX燃料集合体の取出平均燃焼度がウラン燃料集合体の取出平均燃焼度より高い場合は、MOX燃料集合体中のMOX燃料の重金属重量割合が小さい方が経済性が良い。これは、基本的にMOX燃料集合体中のMOX燃料の重金属重量割合が小さい場合に、MOX燃料集合体をより多く製造し、炉心により多く装荷可能であることに基づいている。
【0025】
このようなことから、第1の発明は、MOX燃料を含むMOX燃料集合体とウラン燃料のみからなるウラン燃料集合体が混在する原子炉に於いては、MOX燃料集合体におけるMOX燃料の燃料集合体全体に対する重金属重量割合を1/3より大きくするとともに、MOX燃料集合体の取出平均燃焼度がウラン燃料集合体の取出平均燃焼度より大きくする。
【0026】
一方、炉心中のMOX燃料の重金属重量割合を1/3以下に制限する1/3MOX炉心を前提とした場合、MOX燃料集合体中のMOX燃料の重金属重量割合が1/3以下の場合には、1つの炉心がMOX燃料集合体のみで装荷され得ることから、MOX燃料集合体の取出平均燃焼度を代替ウラン燃料集合体の取出平均燃焼度より大きくすることにより、MOX燃料集合体数の低減効果により経済性をよくすることができる。
【0027】
そこで、第2の発明は、MOX燃料を含むMOX燃料集合体からなる原子炉において、MOX燃料集合体におけるMOX燃料の燃料集合体全体に対する重金属重量割合を1/3以下とするとともに、MOX燃料集合体の取出平均燃焼度を代替ウラン燃料集合体の取出平均燃焼度より大きくする。
【0028】
図4は、本発明の第1の発明に係る燃料集合体の構成を示す図であり、燃料ペレットが燃料物質であるUO及びPuOの混合物(MOX)にて構成され、核分裂物質である239Pu、241Pu及び235U を含んでいる燃料棒C(記号M)、燃料ペレットが燃料物質であるUO(ウラン)のみにて構成され、核分裂物質である235Uを含んでいるが、PuOを含んでいない燃料棒d(無記号)、及び燃料ペレットがガドリニア入りウラン燃料ペレットとして、燃料物質であるUO及びこれに含有した可燃性毒物であるガドリニア(Gd)にて構成される燃料棒e(記号G)からなり、MOX燃料集合体として構成されている。また、燃料棒配列における外層から2層目には、コーナ部を含んで8本の短尺燃料棒(部分長燃料棒)20(記号P)が設けられている。この短尺燃料棒20の有効長は、長尺燃料棒の14/24としてある。使用されているガドリニア入りウラン燃料棒(記号G)の本数は12本であり、一部は最外周にも配置されている。ここで燃料棒cの本数は30本であり、MOX燃料集合体当りの重金属重量割合は、短尺燃料棒の体積も考慮し、約42%としてある。
【0029】
図4のMOX燃料集合体とウラン燃料集合体を混在して炉心に装荷するに際し、MOX燃料集合体におけるPu富化度を高めることにより反応度を高め、取出平均燃焼度を55GWd/tとし、ウラン燃料集合体の取出平均燃焼度を45GWd/tとする。サイクル長さを約13ケ月とし、サイクル当りの増分燃焼度を約10GWd/tとすると、MOX燃料集合体の平衡炉心取替バッチ数は5.5、ウラン燃料集合体の平衡炉心取替バッチ数は4.5となる。
【0030】
一方、炉心中のMOX燃料の重金属重量割合を1/3以下に制限する1/3MOX炉心を前提とした場合、MOX燃料棒割合を炉心中で1/3以下とすることから、全燃料集合体数が764体における炉心構成例では、MOX燃料集合体数が600体(〜764/3/0.42)、ウラン燃料集合体数が164体となる。このため、MOX燃料集合体aの新燃料体数を112体(〜600/5.5)、ウラン燃料集合体bの新燃料体数を36体(〜160/4.5)とする。
【0031】
図5は、上記MOX燃料集合体とウラン燃料集合体を混在して炉心に装荷した場合の炉心における燃料集合体の配置図であり、4分の1象限のみを示し、他は省略してある。図5において、符号1は炉内滞在1サイクル目の燃料集合体、以下2〜6は、それぞれ炉内滞在サイクル2〜6目の燃料集合体を示す。また、図5に於いて符号を○で囲んだものはウラン燃料集合体であり、その他はMOX燃料集合体である。
【0032】
この結果、MOX燃料集合体の混在装荷により、ウラン燃料集合体のみで構成された炉心よりも高燃焼度化による経済性の高い炉心が構成される。
【0033】
図6は、第2の発明に係る燃料集合体の構成を示す図であり、燃料ペレットが燃料物質であるUO及びPuOの混合物(MOX)にて構成され、核分裂物質である239Pu、241Pu及び235Uを含んでいる燃料棒c(記号M)、燃料ペレットが燃料物質であるUO(ウラン)のみにて構成され、核分裂物質である235Uを含んでいるが、PuOを含んでいない燃料棒d(無記号)及び燃料ペレットがガドリニア入りウラン燃料ペレットとして、燃料物質であるUO及びこれに含有した可燃性毒物であるガドリニア(Gd)にて構成される燃料棒e(記号G)からなる。使用されているガドリニア入りウラン燃料棒(記号G)の本数は、12本であり、一部は最外周にも配置されている。ここで燃料棒cの本数は16本であり、MOXの燃料集合体当りの重金属重量割合は、短尺燃料棒の体積も考慮し、約23%である。
【0034】
図6のMOX燃料集合体とウラン燃料集合体を混在して炉心に装荷するに際し、MOX燃料集合体におけるPu富化度を高めることにより反応度を高め、取出平均燃焼度を55GWd/tとし、必要に応じ混在装荷される代替ウラン燃料集合体の取出平均燃焼度を45GWd/tとする。サイクル長さを約13ケ月とし、サイクル当りの増分燃焼度を約10GWd/tとすると、MOX燃料集合体の平衡炉心取替バッチ数は5.5、ウラン燃料集合体の平衡炉心取替バッチ数は4.5となる。
【0035】
一方、炉心中のMOX燃料の重金属重量割合を1/3以下に制限する1/3MOX炉心を前提とした場合、MOX燃料棒割合を炉心中で1/3以下とすることから、全燃料集合体数が764体における炉心構成例では、MOX燃料集合体数が764体となり、全ての燃料集合体をMOX燃料集合体とすることが可能である。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、炉心中のMOX燃料の重金属重量割合を1/3以下に制限する1/3MOX炉心において、MOX燃料集合体中のMOX燃料の重金属重量割合が1/3より大きい場合には、MOX燃料集合体の平均的な取出燃焼度がウラン燃料集合体の平均的な取出燃焼度より大きくすることにより、MOX燃料集合体数の低減効果により経済性を良くすることができる。また、MOX燃料集合体中のMOX燃料の重金属重量割合が1/3以下の場合には、1つの炉心がMOX燃料集合体のみで装荷され得ることから、MOX燃料集合体の平均的な取出燃焼度を代替ウラン燃料集合体の平均的な取出燃焼度より大きくすることにより、MOX燃料集合体数の低減効果により経済性を良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】沸騰水型原子炉の燃料集合体を示す構成図。
【図2】沸騰水型原子炉の概略構成を示す平面図。
【図3】本発明の燃料装荷法の原理を示す構成図。
【図4】第1の発明に係る燃料集合体を示す構成図。
【図5】本発明の燃料装荷法の第1の実施例を示す図。
【図6】第2の発明に係る燃料集合体を示す構成図。
【符号の説明】
11 燃料集合体
12 燃料棒
13 水ロッド
14 上部タイプレート
15 下部タイプレート
16 ススペーサ
17 チャンネルボック
18 十字型制御棒
20 短尺燃料棒
a MOX燃料集合体(5.5バッチ)
b ウラン燃料集合体(4.5バッチ)
c MOX燃料棒
d ウラン燃料棒
e Gd入りウラン燃料棒

Claims (2)

  1. 複数の燃料棒をチャンネルボックス内に正方格子状に配列したMOX燃料を含むMOX燃料集合体とウラン燃料のみからなるウラン燃料集合体が混在してなる原子炉の燃料装荷方法において、MOX燃料集合体におけるMOX燃料の燃料集合体全体に対する重金属重量割合を1/3より大きくするるとともに、MOX燃料集合体の平均的な取出燃焼度をウラン燃料集合体の平均的な取出燃焼度より大きくすることを特徴とする原子炉の燃料装荷方法。
  2. 複数の燃料棒をチャンネルボックス内に正方格子状に配列したMOX燃料を含むMOX燃料集合体からなる原子炉の燃料装荷方法において、MOX燃料集合体におけるMOX燃料の燃料集合体全体に対する重金属重量割合を1/3以下とするとともに、MOX燃料集合体の平均的な取出燃焼度を代替ウラン燃料集合体の平均的な取出燃焼度より大きくすることを特徴とする原子炉の燃料装荷方法。
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