JP2004331405A - ロールカセット及びテープ印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 先ず、巻芯110に巻回されたロールシート10の幅方向の一端側の端面に粘着シート111を貼着する。続いて、ユニットホルダ13を巻芯110の一端側からに挿入して弾性的に係止させる。次に、ロールシート10の幅方向の他端側の端面に粘着シート111を貼着する。そして、該ロールシート10の他端側からスライドスプール114を摺動させつつ嵌入し、粘着シート111の外側端面に貼着する。続いて、このスライドスプール114の外側端面に板バネ118を当接させる。次に、ユニットホルダ12の各弾性係止片122を板バネ118とスライドスプール114の各中央部に形成される貫通孔及び巻芯110の筒部113内に挿入して、各弾性係止片122を巻芯110の側部112の内側面に滑合させる。
【選択図】 図15
Description
これにより、第1ユニットホルダの取付部材は、テープ印刷装置の溝部によって案内されるため、ロールカセットをテープ印刷装置に装着する時の案内部材として機能し、ロールカセットをテープ印刷装置に容易に装着することができる。また、第1ユニットホルダの取付部材は、ロールシートの搬送時に該第1ユニットホルダを位置決め固定するように機能するため、巻芯のロールシート搬送方向への位置決めを確実に行うことができる。また、ロールカセットがテープ印刷装置内に第1ユニットホルダを介して着脱可能に支持されるため、複数種類のロールカセットの取り替え装着作業を容易且つ迅速に行うことができる。
尚、プラテンローラ21とロールシート10を挟んで対向する位置には、後述のように画像形成機構部17を構成するサーマルヘッド27が上フレーム3に配設されている(図7参照)。このサーマルヘッド27は、後述のようにバネ等によりプラテンローラ21に向かって押圧するように付勢されて支持されている。また、サーマルヘッド27は、下フレーム7の側壁6に配設されるDCモータ等によって構成される第2駆動モータ30の正回転駆動によって、第2ギヤ列28を介して、ロールシート10を正方向に搬送するときには、プラテンローラ21に押し当てられ、第2駆動モータ30の逆回転駆動によって、該ロールシート10を逆方向に搬送するときには、バネ等の押圧力に抗してプラテンローラ21から離間するように持ち上げられる。したがって、ロールシート10は、プラテンローラ21及びグリップローラ22の回転によって、正方向(引き出される方向)に搬送され、一方、グリップローラ22の逆回転によって逆方向(引き込まれる方向)に搬送される。
図7に示すように、画像形成機構部17は、ロールシートユニット11に装着可能なロールシート10の最大幅寸法にほぼ等しい長さを持つ、印刷手段としてのライン型のサーマルヘッド27と、このサーマルヘッド27とロールシート10を挟んで対向するプラテンローラ21とを備えている。また、サーマルヘッド27は、略コの字形で上フレーム3の各側壁41、42に軸支される回転軸43に対して上下移動可能に支持されると共に、外側先端部にプラテンローラ21の回転軸に嵌挿される凹部が形成される各支持部材44、44が取り付けられている。また、この回転軸43の各支持部材44に対向する位置には、所定径の偏心カム45、45が取り付けられている。そして、サーマルヘッド27は、第2ギヤ列28を構成する回転軸43の一端側に取り付けられたカムギヤ57の回転により、各偏心カム45、45が180度毎に回転して各支持部材44、44が上下に移動し、プラテンローラ21に接触又は離間させられる。尚、サーマルヘッド27がプラテンローラ21に接触する場合には、各偏心カム45、45は、各支持部材44、44から所定間隔離れるように構成されている。
また、他方の第2遊星ギヤ53Bは、後述のリードスクリュー(図10参照)の一端側に取り付けられるリードスクリューギヤ58に歯合している。
このカッターユニット60は、ロールシート10の印刷中又は搬送中の場合には、図9(A)に示すように、ロールシート10の経路をよけたホームポジションに待機している。また、このカッターユニット60は、カッターキャリッジ61と、このカッターキャリッジ61の上側に、刃先がカット方向(矢印D方向)に所定角度傾斜して取り付けられるカッタ刃62と、このカッタ刃62の上部に取り付けられるカッターキャップ63とから構成されている。
そして、リードスクリューギヤ58は反時計方向に回転して、リードスクリュークラッチバネ67を介して接続されるリードスクリュー66が反時計方向に回転させられる。続いて、このリードスクリュー66に螺合されているカッターキャリッジ61が、このリードスクリュー66の反時計方向の回転によってガイド軸65とリードスクリュー66に沿って切断方向(図9(A)及び図10中、右方向)に移動して、カット終了ポジションに達した場合には、リードスクリュークラッチバネ67が締まり側となるため、カッターキャリッジ61はスイッチSW3に押しつけられて、該スイッチSW3からON信号が制御回路部に出力される。
そして、リードスクリューギヤ58は時計方向に回転して、リードスクリュークラッチバネ67を介して接続されるリードスクリュー66が時計方向に回転させられる。続いて、このリードスクリュー66に螺合されているカッターキャリッジ61が、このリードスクリュー66の時計方向の回転によってガイド軸65とリードスクリュー66に沿ってホームポジション方向(図9(A)及び図10中、左方向)に移動して、ホームポジションに達した場合には、カッターキャリッジ61はスイッチSW2に当接して、該スイッチSW2からON信号が制御回路部に出力される。尚、カッターキャリッジ61がスイッチSW2に当接した状態で第2駆動モータ30が時計方向に回転した場合には、リードスクリュークラッチバネ67は緩み側となるため、リードスクリューギヤ58の回転駆動力は、リードスクリュー66に伝達されなくなり、該リードスクリュー66は回転しない。
他方、スイッチSW2からON信号を受け取った制御回路部は、カッターキャリッジ61がホームポジションに達したと判定して、第2駆動モータ30を停止させ、カッターユニット60によるロールシート10の切断処理を終了する。
この第1クラッチバネ82は、排紙ローラユニット37がロールシート10を引き込む方向(図12(B)中、反時計方向)に回転する場合には、締まり側となって該排紙ローラユニット37を停止させるように作動する。また、この第1クラッチバネ82は、排紙ローラユニット37がロールシート10を排出する方向(図12(B)中、時計方向)に回転する場合には、緩み側となって該排紙ローラユニット37の回転を妨げないように作動する。
図13に示すように、先ず、グリップローラ22及びロールシート巻き取りギヤ13A(図5参照)を駆動する第1ギヤ列25の構成は、第1駆動モータ24のシャフトに取り付けられるモータギヤ91と、このモータギヤ91に歯合する第1ローラダブルギヤ92と、この第1ローラダブルギヤ92の回転軸に軸支される略平板状の遅延アーム93と、この遅延アーム93の外周端縁部に所定中心角度で軸支されると共に該第1ローラダブルギヤ92に歯合する一対の第1及び第2遊星ギヤ94A、94Bと、この第1及び第2遊星ギヤ94A、94Bのいずれかの一方に歯合する第2ローラダブルギヤ95と、この第2ローラダブルギヤ95に歯合すると共にグリップローラ22の一端側に取り付けられるローラギヤ96と、このローラギヤ96の軸心上に所定角度だけ回転可能に軸支される遊星ギヤアーム97と、この遊星ギヤアーム97の一端側に軸支されると共に該ローラギヤ96に歯合する第3遊星ギヤ98と、この第3遊星ギヤ98にテープ巻き戻し時に限り歯合する第1クラッチギヤ99Aと、この第1クラッチギヤ99Aにクラッチバネ(このクラッチバネは、第1クラッチギヤ99Aが反時計方向に回転するときに緩み側となって、所定の一定トルクを伝達する。)を介して回転駆動される第2クラッチギヤ99Bと、この第2クラッチギヤ99Bに歯合するロールシート巻き取りギヤ13Aとから構成されている。
ロールシート10の巻き戻しは、第1駆動モータ24を反時計方向に回転させ、第1ローラダブルギヤ92、第2遊星ギヤ94B、第2ローラダブルギヤ95、ローラギヤ96、第3遊星ギヤ98、第1クラッチギヤ99A、第2クラッチギヤ99B、及びロールシート巻き取りギヤ13Aの順に回転させる。また、同時に、第1ローラダブルギヤ92、ローラアイドルギヤ101、第3ローラダブルギヤ103、プラテンギヤ104、排紙ローラギヤ81、及び第4遊星ギヤ106の順に回転させられる。また、排紙ローラギヤアーム105は下側方向に押し下げられて、第4遊星ギヤ106の回転駆動は、各リボンクラッチギヤ107A、107B、及びリボン巻き取りギヤ108には伝達されない。
また、ロールシートユニット11のロールシート巻き取りギヤ13Aは、時計方向に回転し、該ロールシート巻き取りギヤ13Aを介してロールシート10の巻芯11Aが時計方向に回転してグリップローラ22の回転によって引き込まれたロールシート10がロールシートユニット11に巻き込まれる。尚、ロールシート巻き取りギヤ13Aの回転によるロールシート10の巻き取り速度は、グリップローラ22によりロールシート10の引き込み速度よりも所定速度大きくなるようにギヤ比が設定されているため、グリップローラ22とロールシートユニット11間のロールシート10には適度なテンションがかかりロールシート10をきれいに巻き取ることができる。
また、このプラテンギヤ104に歯合する排紙ローラギヤ81は時計方向に回転するが、上記のように排紙ローラユニット37は、第1クラッチバネ82と第2クラッチバネ83とを介して(図12参照)停止状態になるため、この排紙ローラユニット37とグリップローラ22間のロールシート10には適度なテンションがかかりロールシート10をきれいに巻き取ることができる。
ロールシート10の排出動作は、第1駆動モータ24を時計方向に回転させ、第1ローラダブルギヤ92、第1遊星ギヤ94A、第2ローラダブルギヤ95、ローラギヤ96、及び第3遊星ギヤ98の順に回転させる。また、遊星ギヤアーム97は上側方向に押し上げられて、第3遊星ギヤ98の回転駆動は、各第1及び第2クラッチギヤ99A、99B、及びロールシート巻き取りギヤ13Aには伝達されない。また、同時に、第1ローラダブルギヤ92、ローラアイドルギヤ101、第3ローラダブルギヤ103、プラテンギヤ104、排紙ローラギヤ81、第4遊星ギヤ106、リボンクラッチギヤ107A、リボンクラッチギヤ107B、及びリボン巻き取りギヤ108の順に回転させる。
また、プラテンギヤ104は時計方向に回転し、該プラテンギヤ104に取り付けられるプラテンローラ21は時計方向に回転するため、このプラテンローラ21に各ヘッドバネ48、48を介してサーマルヘッド27によって押しつけられるロールシート10は、排出方向(図13中、右側方向)に引き出される(矢印K方向)。尚、プラテンローラ21の回転によるロールシート10の引出速度は、グリップローラ22によるロールシート10の引出速度よりも所定速度大きくなるようにギヤ比が設定されているため、プラテンローラ21とグリップローラ22間のロールシート10には適度なテンションがかかりロールシート10にきれいな印刷をすることができる。
また、排紙ローラギヤ81の反時計方向の回転によって排紙ローラギヤアーム106が上に持ち上がり、第4遊星ギヤ106及び各リボンクラッチギヤ107A、107Bを介してリボン巻き取りギヤ108が時計方向に回転してインクリボン(不図示)がリボン巻き取りスプール(不図示)に巻き取られる。
図14(A)に示すように、先ず、略平板状の遅延アーム93には、回転軸に対して第1遊星ギヤ94Aの反対側の外周面から外側方向に所定長さ延出される細長い延出部93Aが設けられている。また、略半円形平板状の遊星ギヤストッパ102の前記延出部93Aに対向する位置(図14(A)中、遊星ギヤストッパ102の左下の位置)には、外側方向に開く略ハの字状に形成される凹部102Aが設けられている。
また、巻芯110の他方の側(図15中、右端側)の端縁部には、略直角に半径方向内側に所定長さ延出される側部112と、該側部112の内周側端縁部から巻芯軸方向外側へ延出される筒部113とが形成されている。この筒部113の軸方向外側端面は、ロールシート10の端面とほぼ同一面上に位置している。尚、このロールシート10は、表面が印刷可能とされ裏面に粘着剤が塗布された粘着シートと、この粘着シートの裏面に貼り合わされる離型紙との2層によって構成され、印刷面が内側になるように巻芯110に巻回されている。
この第2リブ部121の外径は、スライドスプール114の内径とほぼ等しく形成され、該第2リブ部121の内径は、筒部113の外径よりも大きく形成されている。そして、この第2リブ部121の軸方向高さ寸法は、スライドスプール114の第1リブ部116の軸方向高さ寸法とほぼ等しく形成されている。
また、各弾性係止片122、122、122、122の各係止突起123を除く部分の外周面は、筒部113の内径とほぼ等しい直径の円周面を形成すると共に、各弾性係止片122、122、122、122の基端部から各係止突起123、123、123、123の軸方向外側の端面までの寸法は、筒部113の内周面の軸方向の長さ寸法とほぼ等しく形成されている。
また、挿入ガイド部126の下端縁近傍部の内側には凹部127が形成されて、略板状の突出部128が形成されている。この突起部128には、ロールシートユニット11に巻回されるロールシート10の種類に応じて、1乃至複数の貫通孔や切欠等が形成される場合があり、貫通孔等の有無または貫通孔等が形成されている位置あるいはその組み合わせ等により、ロールシート10の種類が判別されるものである。この貫通孔等は後述のテープ判別スイッチS1、S2に対向する位置に形成される。
また、各足部129、129が、この突出部128の左右端縁部から支持プレート120の外周面よりも所定寸法外側まで取付部材14Aの側面部と略平行に突き出して形成されている。また、挿入ガイド部126の第3リブ部124の左右方向中心線上で、且つ該第3リブ部124の半径方向外側の位置には、各位置決め凹部131、131が形成され、後述のようにロールシートユニット11の装着時に位置決めバネ132、132(図21参照)が嵌入される。
この各弾性係止片136、136と各第4リブ部138、138の外周面は、巻芯110の嵌挿部110Aの内径とほぼ等しい直径の円周面を形成すると共に、該各弾性係止片136、136と各第4リブ部138、138の基端部から先端部までの寸法は、嵌挿部110Aの内周面の軸方向の長さ寸法とほぼ等しく形成されて、各係止突起137、137は、後述のように巻芯110の各係止孔110B、110Bに嵌入して係止される。
これにより、ユニットホルダ13がロールシート10の巻回される巻芯110の一端側(図15中、左端側)に結合される。
次に、ユニットホルダ12の各弾性係止片122、122、122、122を板バネ118とスライドスプール114の各中央部に形成される貫通孔及び巻芯110の筒部113内(矢印142方向)に挿入する。そして、支持プレート120の内側端面を板バネ118に押し当てて、各弾性係止片122、122、122、122の先端部に形成される各係止突起123、123、123、123を巻芯110の側部112の内側面に滑合させる。
これにより、スライドスプール114は、ユニットホルダ13、ロールシート10、巻芯110、及び各粘着シート111、111と結合される。そして、該スライドスプール114は、板バネ118によってロールシート10側に付勢されつつ、ユニットホルダ12の第2リブ部121の外周面によって、巻芯110と共に回転可能に支持される。また、巻芯110は、筒部113の内周面とユニットホルダ12の各弾性係止片122、122、122、122の外周面との摺動、及び各係止突起123、123、123、123の軸方向外側端面と側部112の内側端面との摺動によって回転可能に支持される。また、平板部125の上側面にはロールシート10の種類等が印刷された不図示のシール等が貼着される。
図20に示すように、ユニット支持部16B(図1、図2参照)は、側面部に下側方向に円弧を有する略半円板状に形成された壁部145と、この壁部145の上端縁部のほぼ中央位置から下側方向に形成される所定深さ寸法の回転支持溝146と、この壁部145の外側端面から所定寸法外側に形成される当接部147と、この壁部145の円弧周縁部から内側方向に突設されるギヤ逃げ部148とから構成されている。また、壁部145の略半円状の円弧の直径は、ユニットホルダ13のロールシート巻き取りギヤ13Aの歯先円直径よりも大きく形成されている。また、当接部147の上端部には、上側外方向に傾斜する案内面149が形成されている。
また、当接部147は、回転支持溝146にユニットホルダ13の取付部材14Bを上側から挿入して装着した場合に、該取付部材14Bの軸方向外側端面部が当接する構成になっている。
また、ギヤ逃げ部148は、回転支持溝146にユニットホルダ13の取付部材14Bを上側から挿入して装着した場合に、ユニットホルダ13のロールシート巻き取りギヤ13Aの歯先円と所定隙間を構成するように形成されている。また、ギヤ逃げ部148の軸方向の幅寸法は、回転支持溝146にユニットホルダ13の取付部材14Bを上側から挿入して装着した場合に、ユニットホルダ13のフランジ部135の外側端面と所定隙間を構成するように形成されている。
尚、該ギヤ逃げ部148のロールシート10の引出方向側の斜め下側の側面部(図20中、左下側の側面部)より上記第2クラッチギヤ99Bが突き出して回転可能に設けられている。そして、回転支持溝146にユニットホルダ13の取付部材14Bを挿入して装着した場合には、この第2クラッチギヤ99Bとユニットホルダ13のロールシート巻き取りギヤ13Aとが歯合するように構成されている。
図21に示すように、ユニット支持部16A(図1、図2参照)は、側面部151の上端縁部のほぼ中央位置から下側方向に形成される横断面略コの字形のU字溝152と、このU字溝152の左右両側に穿設される一対の貫通孔153、153と、該貫通孔153、153の裏側から内側に突出して取付けられる断面略くの字形の板バネより形成される一対の位置決めバネ132、132と、前後方向(図21中、シート搬送方向)上側に所定角度で傾斜して形成される各傾斜部154、154とから構成されている。また、各傾斜部154、154の下端には、ユニットホルダ12の各足部129、129を受け入れる一対の係合凹部155、155が形成されている。
尚、本実施形態の場合は、各テープ判別センサS1、S2は、そのプランジャーが常には、突き出しており、マイクロスイッチがオフ状態になっている。そして、ロールシートユニット11が未装着の場合、あるいは突出部128の各テープ判別センサS1、S2に対向する位置に前記貫通孔等が形成されている場合には、プランジャーが押下されずマイクロスイッチがオフ状態にあるので、オフ信号が出力され、一方、突出部128の下面が、各テープ判別センサS1、S2に当接している場合には、プランジャーが押下されてマイクロスイッチがオン状態になるので、オン信号が出力される。
本実施形態の場合、両テープ判別センサS1、S2からオフ信号が出力されている場合には、ロールシートユニット11が未装着であると判別され、どちらかのテープ判別センサS1、S2からオン信号が出力されている場合あるいは両テープ判別センサS1、S2からオン信号が出力されている場合には、その信号に対応して3種類のロールシート10が判別される。したがって、テープ判別センサの数が増えれば、判別可能なロールシート10の種類が増える。
そして、該スライドスプール114は、板バネ118によってロールシート10側に付勢されつつ、ユニットホルダ12の第2リブ部121の外周面によって、巻芯110と共に回転可能に支持される。また、巻芯110は、筒部113の軸方向外側端面とユニットホルダ12の支持プレート120の内側端面との摺動、筒部113の内周面とユニットホルダ12の各弾性係止片122、122、122、122の外周面との摺動、及び各係止突起123、123、123、123の軸方向外側端面と側部112の内側端面との摺動によって回転可能に支持される。
また、このロールシートユニット11の各ユニットホルダ12、13の外側に突設される各取付部材14A、14Bをテープ印刷装置1の各ユニット支持部16A、16Bに嵌入しつつ、このユニットホルダ12の下端面に突設される各足部129、129をユニット支持部16Aの底面に形成される各係合凹部155、155に嵌入して、該ロールシートユニット11をテープ印刷装置内1に着脱可能に取り付ける。これにより、ロールシート10が巻回された巻芯110は、各ユニットホルダ12、13によって回転可能に支持されると共に、該巻芯110に巻回されるロールシート10は、第1駆動モータ24、第1ギヤ列25、プラテンローラ21、グリップローラ22、及びロールシート巻き取りギヤ13A等を介してフレーム7内に正・逆方向に搬送可能に支持される。
更に、テープ印刷装置1内にロールシート10のばらけを確実に防止することができる当該ロールシートユニット11が着脱可能に支持されるため、テープ印刷装置1は、第1駆動モータ24、第1ギヤ列25、プラテンローラ21、グリップローラ22、及びロールシート巻き取りギヤ13A等を介してロールシート10を繰り返し一定長さ分正確に引き込むことができる
例えば、前記実施形態のロールシートユニット11を構成するスライドスプール114及び板バネ118を図22に示すスライドスプール165に替えてもよい。図22は他の実施形態に係るロールシートユニットを構成するスライドスプールを示す図で、(A)は正面図、(B)は左側面図である。
図22に示すように、スライドスプール165は、上記スライドスプール114とほぼ同じ形状で、ロールシート10が巻回された状態において、その巻径の最大径とほぼ等しい外径となると共に、巻芯110の内径とほぼ等しい内径を有する円環板形状の規制手段としてのフランジ部115と、このフランジ部115の内周端縁部からシートの幅方向内側(図15中、左側方向)に所定中心角度毎に(約90度毎に)垂設された各第1リブ部116、116、116、116とを備えている。また、各第1リブ部116、116、116、116の外周面は、巻芯110の外周面とほぼ等しい円周面を形成している。また、この各第1リブ部116、116、116、116の軸方向長さは、筒部113の軸方向の長さより少し短く形成されている。
次に、ユニットホルダ12の各弾性係止片122、122、122、122をスライドスプール165の中央部に形成される貫通孔及び巻芯110の筒部113内(矢印142方向)に挿入する。そして、支持プレート120の内側端面をスライドスプール165のフランジ部115の外側端面に押し当てて、各弾性係止片122、122、122、122の先端部に形成される各係止突起123、123、123、123を巻芯110の側部112の内側面に滑合させる。
これにより、スライドスプール165は、ユニットホルダ13、ロールシート10、巻芯110、及び各粘着シート111、111と結合される。そして、該スライドスプール165は、フランジ部115の外側端面に形成される各付勢片166、166、166、166によってロールシート10側に付勢されつつ、ユニットホルダ12の第2リブ部121の外周面によって、巻芯110と共に回転可能に支持される。また、巻芯110は、筒部113の内周面とユニットホルダ12の各弾性係止片122、122、122、122の外周面との摺動、及び各係止突起123、123、123、123の軸方向外側端面と側部112の内側端面との摺動によって回転可能に支持される。
また、スライドスプール165は巻芯110を回転可能に支持するユニットホルダ12の第2リブ部121の外周面上を摺動して、該巻芯110と共に回転しつつロールシート10の側端面を支持することができるため、ロールシートユニットの使用環境の湿度が低くなってもロールシート10のばらけを確実に防止することができる。
また、スライドスプール165はロールシート10の一端側端面を支持すると共に、一端側内周面を各第1リブ部116、116、116、116で巻芯110と協動して支持するため、更に強固にロールシート10の一端側を支持できると共に、使用環境の湿度の低下によるロールシート10のテープ幅方向の寸法変化に確実に追従できてロールシート10のばらけを更に確実に防止できる。
また、スライドスプール165は粘着シート111介して確実にロールシート10の一端側端面に取り付けられると共に、引き込まれたロールシート10の一端側端面を該粘着シート111を介して確実に支持できる。また、スライドスプール165のロールシート10の一端側端面への取付構成を簡素化できるため、ロールシートユニットの構成を簡素化できると共に、ロールシートユニットのテープ幅方向の寸法をより小型化することができる。
また、スライドスプール165は各付勢片166、166、166、166を介して巻芯110に巻回されるロールシート10の端面に強制的に押し当てられるため、更に強固にロールシート10の一端側を支持できると共に、使用環境の湿度の低下によるロールシート10のテープ幅方向の寸法変化に確実に追従できてロールシート10のばらけを更に確実に防止できる。
また、前記実施形態の板バネ118を無くすことができるため、構成部品の削減化を図ることができると共に、ロールシートユニットのテープ幅方向の寸法をより小型化することができる。。
また、スライドスプール165と各ユニットホルダ12、13と巻芯110と各粘着シート111等は、ポリスチレン等のリサイクル使用が可能な樹脂材料で作製されているため、ロールシートユニットのリサイクル化を図ることができる。
更に、テープ印刷装置1内にロールシート10のばらけを確実に防止することができる当該ロールシートユニットが着脱可能に支持されるため、テープ印刷装置1は、第1駆動モータ24、第1ギヤ列25、プラテンローラ21、グリップローラ22、及びロールシート巻き取りギヤ13A等を介してロールシート10を繰り返し一定長さ分正確に引き込むことができる
2 本体筐体
3 上フレーム
5、6 側壁
7 下フレーム
10 ロールシート
11 ロールユニット
12、13 ユニットホルダ
13A ロールシート巻き取りギヤ
14A、14B 取付部材
15 搬送機構部
16A、16B ユニット支持部
21 プラテンローラ
22 グリップローラ
25 第1ギヤ列
27 サーマルヘッド
110 巻芯
111 粘着シート
112 側部
113 筒部
114、165 スライドスプール
118 板バネ
125 平板部
126 挿入ガイド部
129 足部
131 位置決め凹部
132 位置決めバネ
146 回転支持溝
152 支持溝
154 傾斜部
155 係合凹部
166 付勢片
Claims (5)
- 長尺状のロールシートを搬送するための搬送手段と、該ロールシートに印刷する印刷手段とを備えたテープ印刷装置に使用され、前記ロールシートが巻回されると共に、該テープ印刷装置内で着脱可能な状態で支持されるロールカセットにおいて、
前記ロールカセットは、前記ロールシートが巻回される筒状の巻芯と、
前記巻芯の一端側に嵌挿されて該巻芯の内側に回転可能に支持される支持軸を有する第1ユニットホルダと、を備え、
前記第1ユニットホルダは、前記支持軸の外側端面部外周に形成されるフランジ部と、
前記フランジ部の外側端面部の左右方向略中央部に上下方向縦長に突設される取付部材と、を有し、
該第1ユニットホルダは、前記取付部材が前記テープ印刷装置に設けられる溝部に上方から嵌入されることにより回転しないように位置決めされて着脱可能に支持されることを特徴とするロールカセット。 - 前記第1ユニットホルダは、前記テープ印字装置の底面部に配置されたセンサ手段と協働してロールシートの種類を特定する被検出部を有することを特徴とする請求項1に記載のロールカセット。
- 前記巻芯の他端側に係合されて、前記ロールシートの一方の端面に当接される第2ユニットホルダを有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のロールカセット。
- 前記ロールシートは、前記巻芯に印刷面を内側にして巻回されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のロールカセット。
- 筒状の巻芯に巻回されるロールシートを搬送するための搬送手段と、該ロールシートに印刷する印刷手段と、前記ロールシートが巻回されるロールカセットを内部で着脱可能な状態で支持する支持機構と、を備えたテープ印刷装置において、
前記ロールカセットは、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のロールカセットであり、
前記支持機構は、該ロールカセットの前記取付部材が上方から嵌入される溝部を有することを特徴とするテープ印刷装置。
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-
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