JP2003246130A - インクシートセット - Google Patents

インクシートセット

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JP2003246130A JP2003018529A JP2003018529A JP2003246130A JP 2003246130 A JP2003246130 A JP 2003246130A JP 2003018529 A JP2003018529 A JP 2003018529A JP 2003018529 A JP2003018529 A JP 2003018529A JP 2003246130 A JP2003246130 A JP 2003246130A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誤ったインクシートセットが装着されないよ
うにしたことを目的とする。 【解決手段】 インクシート21の巻き取り側の一方の
スプールであるフランジ48a付き軸部48に、3つの
係合体52を突設し、この係合体52をカートリッジ本
体の一側板31aの軸孔50に内側から挿入し、伝動歯
車47付きの第1回転部材46における3つの嵌合孔5
3に抜け不能に係合する。巻き取り側の芯管41の予め
定められた一端部近傍には、半径外側で大きく、半径内
側で小さい断面の係合突起体66を内径方向に落ち込み
不能に固定し、芯管41の内径部に係合部66aを突出
させる。第1回転部材46におけ棒状の弾性体51の先
端の係止爪51aを芯管41の内径に臨ませて芯管41
を軸部48にセットすると、係止爪51aが係合部66
aの側面に当接可能となって、伝動歯車47側から芯管
41に回転力を伝達できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタやファク
シミリ装置等の画像形成装置に使用するための、交換可
能な幅広のインクシートセットの構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】サーマルプリンタを用いて普通紙などの
記録紙に印刷する場合、交換の容易性及び取扱の簡便さ
から通常はインクリボンカートリッジが用いられる。そ
して、サーマルプリンタがラインプリンタである場合、
幅広のインクシートを用いている。従来のこの種のイン
クシートカートリッジは、例えば、実開平6−8174
9号公報や特開平10−193732号公報等に示すよ
うに、カートリッジ本体に対してインクシートを交換す
るため、インクシートの供給側スプールと、巻き取り側
スプールとを、それぞれ回転可能に支持でき、且つ着脱
自在に構成されていた。
【0003】また、従来は、前記供給側スプール及び巻
き取り側スプールの一側には、画像形成装置の本体側か
ら動力を伝達して各スプールを回動するための歯車部を
備えており、前記インクシートに適度のテンションを掛
けながら巻き取ることができる、いわゆるトルク伝達部
として、インクシートを巻き取る芯管の一端に開放する
切欠き溝を設ける一方、前記駆動側の歯車部を備えたス
プールには前記切欠き溝に嵌まる係合突起を備え、該係
合突起を切欠き溝に係合するようにセットする。そし
て、前記歯車部を画像形成装置本体側の伝動部(歯車)
に噛み合わせるようにインクシートカートリッジを組み
込むことが行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、インク
シートの交換に際して、インクシートの厚さ寸法やシー
ト材質、インク材料が正規のものと異なるものを正規の
インクシートカートリッジに装着できるとすると、この
カートリッジを正規の画像形成装置にセットできること
になる。従って、誤って、他社のインクシートを使用し
てしまうことになり、正規のインクシートを使用すれば
発揮できる正常な印字性能を発揮できなくなったり、画
像形成装置が正常に作動しなくなるという問題があっ
た。
【0005】本発明は、前記従来の問題点に鑑みて提案
されたものであって、誤ったインクシートを装着できな
いようにしたことを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に記載した発明のインクシートセットは、
インクシートの供給側芯管と、巻き取り側芯管とが、各
々の左右両端に着脱自在に装着されるスプールを介して
カートリッジ本体の左右両側板に回動自在に装着される
インクシートセットにおいて、前記少なくとも一つのス
プールに被嵌する芯管の端部または端部近傍に、当該芯
管の内径部に突出して、前記スプール側の係止爪に係脱
可能な係合突起体を設けたものである。
【0007】そして、請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載のインクシートセットにおいて、前記係合突起
体は、前記芯管の外周側から当該芯管の内径部に向かっ
て抜け不能となるように固定されているものである。
【0008】請求項3に記載した発明のインクシートセ
ットは、インクシートの供給側芯管と、巻き取り側芯管
とが、各々の左右両端に着脱自在に装着されるスプール
を介してカートリッジ本体の左右両側板に回動自在に装
着してなるインクシートカートリッジにおいて、前記少
なくとも一つのスプールに被嵌する芯管の端部近傍に、
当該芯管の半径方向に貫通し、且つ前記スプール側の係
止爪が内径側から係止可能な係合孔を備えたものであ
る。
【0009】他方、請求項4に記載した発明のインクシ
ートセットは、インクシートの供給側芯管と、巻き取り
側芯管とが、各々の左右両端に着脱自在に装着されるス
プールを介してカートリッジ本体の左右両側板に回動自
在に装着されるインクシートセットにおいて、前記少な
くとも一つのスプールに被嵌する芯管の内径部に、前記
スプール側の係止爪が内径側から係止可能な凹凸状の係
合溝を設けたものである。
【0010】また、請求項5に記載の発明は、巻き取り
側スプールの1つが側板に抜け不能に構成されたインク
シートカートリッジに装着されるインクシートセットで
あって、インクシートの供給側芯管及び巻き取り側芯管
と、前記巻き取り側スプールに被嵌する芯管の端部また
は端部近傍に、当該芯管の内径部に突出して、前記巻き
取り側スプールの係止爪に係脱可能な係合突起体を設け
たものである。
【0011】請求項6に記載の発明は、巻き取り側スプ
ールの1つが側板に抜け不能に構成されたインクシート
カートリッジに装着されるインクシートセットであっ
て、インクシートの供給側芯管及び巻き取り側芯管と、
前記巻き取り側スプールに被嵌する芯管の端部または端
部近傍に、当該芯管の半径方向に貫通し、且つ前記巻き
取り側スプールの係止爪が内径側から係止可能な係合孔
を設けたものである。
【0012】そして、請求項7に記載の発明は、巻き取
り側スプールの1つが側板に抜け不能に構成されたイン
クシートカートリッジに装着されるインクシートセット
であって、インクシートの供給側芯管及び巻き取り側芯
管と、前記巻き取り側スプールに被嵌する芯管の内径部
に、前記巻き取り側スプールの係止爪が内径側から係止
可能な凹凸状の係合溝を設けたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好ましい実施の形
態を、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0014】図1はインクシートカートリッジ20を装
着したファクシミリ装置1の側断面図、図2はインクシ
ートカートリッジ20のセット部の要部拡大側断面図、
図3はインクシートカートリッジ20の平面図、図4は
インクシートカートリッジ20の斜視図、図8はインク
シートカートリッジの部品の分解斜視図、図9は巻き取
り側のスプール連結部の斜視図である。
【0015】先ず、本発明の画像形成装置としてのファ
クシミリ装置1の構造について概略説明する。なお、本
実施形態のファクシミリ装置1は、原稿8から画像等を
読取り、その画像データをファクシミリデータとして電
話回線等の通信回線を介して他のファクシミリ装置に送
信すると共に電話回線等の通信回線を介して他のファク
シミリ装置から送信されたファクシミリデータを受信し
て記録紙4にその画像を形成する、通常のファクシミリ
装置としての機能の他、パーソナルコンピュータやワー
ドプロセッサ等からプリンタケーブルまたは赤外線等の
無線を介して伝送されてきたプリントデータを受けてそ
のデータに応じて画像を形成するプリンタとしての機能
を有する。
【0016】ファクシミリ装置1の本体ケース2の一側
には、図示しない受話器が配置されている。上面開放状
の本体ケース2の上面を覆う上カバー体6は、その後端
の回動支点6aを中心にして本体ケース2の上部後端に
上下回動可能に枢着されている。上カバー体6の上面前
部側には、キースイッチ3aや液晶表示装置3bなどを
有する操作パネル3が設けられている。この操作パネル
3も、原稿8の送り不良等に際して、原稿8除去するた
めに前側を上向きに開き回動できるように構成されてい
る。また、本体ケース2の上面後部には記録紙4を斜め
下向き状の立てた状態で積層して載置するための給紙台
5が、上カバー体6の後部に対して回動可能に設けら
れ、本体ケース2の上面前後中途部には原稿台7が着脱
可能に装着されている。
【0017】本体ケース2内には、前記操作パネル3の
下方位置に、前記原稿台7からの原稿8を搬送するため
のフィードローラ対9と、密着型イメージスキャナ部
(CIS)10とその読取り部の上側に配置した原稿押
え体11と、排紙ローラ対12とが配置されている。
【0018】前記給紙台5の下方の本体ケース2内に
は、給紙台5からの記録紙4を一枚ずつ搬送するための
給紙ローラ15とその上周面にばねにて付勢された分離
パッド16等からなる給紙部14が備えられている。
【0019】この給紙部14の下方には、印字部として
のローラ状のプラテン17と、該プラテン17の下面に
向かってばね18により付勢された印字台19上のサー
マルヘッド22と、該印字台19に対して前後方向に跨
がるように配置するインクシートカートリッジ20のた
めの収納部13とが配置されている(図1参照)。
【0020】前記収納部13内のインクシートカートリ
ッジ20は、インクシート21の供給側シートスプール
25が本体ケース2の後部側に配置され、巻取り側シー
トスプール26が本体ケース2の前側となり、且つ供給
側シートスプール25側が高い位置で、巻取り側シート
スプール26側が低い位置となるように、前傾状(ヒッ
プアップ状)に配置されている。従って、前記収納部1
3の下方は、本体ケース2における下面後部側に位置す
ることになり、インクシートカートリッジ20の前傾配
置の構成と相俟って、本体ケース2の下面後部に大きい
空間が形成される。しかして、この空間、即ち、前記収
納部13の下方には、ファクシミリ装置1の操作等を実
行するための制御用基板29を配置するのである。
【0021】供給側シートスプール25から前方の巻取
り側シートスプール26に巻回したインクシート21
は、サーマルヘッド22及びバネ板製のテンション体2
3の頂面を通過し、巻取り側シートスプール26の下周
面側に至る。このとき、インクシート21のインク面は
上面にある。インクシート21の上面(インク面)に重
なる記録紙4は、プラテン17とサーマルヘッド22と
が重合する印字部にて印刷されたのち、インクシートカ
ートリッジ20における巻取り側シートスプール26側
の上部に形成された搬送シュートの機能を有する仕切り
板24の上面を通過し、排紙ローラ対28を介して、本
体ケース2の前方に排紙される。なお、前記上カバー体
6の下面には下向きに突出した複数枚のリブ状の搬送シ
ュートの上シュート部27がプラテン17を挟んで搬送
上流側から下流側まで延びるように配置され、前記イン
クシートカートリッジ20における仕切り板24との間
で記録紙4が通過できるように構成されている。
【0022】他方、インクシート21は前記テンション
体23の頂面にて下向きに屈曲され、仕切り板24の下
面側を通過し、巻取り側シートスプール26の下周側で
巻き取られるように構成されている。
【0023】次に、本発明に係るインクシートカートリ
ッジ20の構成について、図3〜図11を参照しながら
詳述する。
【0024】このインクシートカートリッジ20は、カ
ートリッジ本体30と、インクシート21と、供給側シ
ートスプール25としての左右一対の供給側スプール3
6,37と、巻取り側シートスプール26としての左右
一対の巻取り側スプール38,39とにより構成されて
いる。
【0025】前記各スプール36,37,39は、イン
クシート21を巻回するための芯管40、41の両端に
各々着脱可能に嵌挿するフランジつき軸部であり、例え
ば合成樹脂材の射出成形等にて一体的に形成され、一つ
のスプール38のみ複数の部品を組み合わせて構成され
ている。
【0026】次に、カートリッジ本体としてのカートリ
ッジ本体30の構成について、図3〜図8を参照して説
明する。カートリッジ本体30は、インクシート21の
左右両側外側を囲むようにしてシート供給側から巻き取
り側にのびる左右一対の側板31a,31bと、該一対
の側板31a,31bにインクシート21の供給側の巻
回部の上側を覆うように連結する左右両側長手の上カバ
ー片32と、同じく一対の側板31a,31bにインク
シート21の巻き取り側の上部間を覆う仕切り板24と
から構成されており、合成樹脂材にて射出成形により一
体的に制作されたものである。従って、左右長手の供給
側上カバー片32と巻取り側の仕切り板24と左右両側
板連結片31a,31bとで囲まれた部位は、インクシ
ート21が露出する窓孔部となり、該窓孔部の上側から
ローラ状のプラテン17が臨み、窓孔部の下方からは印
字台19とサーマルヘッド22及びテンション体23が
臨むことになる(図1及び図2参照)。また、前記仕切
り板24の左右両側端部もしくは左右一対の側板31
a,31bから鰭状などの摘み部35、35が上向きに
突設されている。
【0027】そして、前記各側板31a,31bには、
前記巻き取り側左スプール38の箇所を除き、供給側右
スプール37及び巻取り側右スプール39の各外軸44
や供給側左スプール36における支持軸部がそれぞれ遊
嵌する一端開放型の軸支持溝部33が形成されている
(図6及び図8参照)。なお、軸支持溝部33に連設
し、かつ半径外向きに延びるように各側板31a,31
bに切欠き形成された開放溝34により、各外軸44
(支持軸部)をその軸線が前記軸支持溝部33に対して
略交叉する状態で上向きに押し込むとき、各軸支持溝部
33の下部開放溝縁間の幅寸法が弾性的に拡張するが、
自由状態では各外軸44(支持軸部)が各軸支持溝部3
3に対して脱落しないように構成されている。
【0028】インクシート21は、広幅の樹脂フィルム
の片面全体にインク層を形成したものであり、図8に示
すように、1対の紙製等の円筒状の芯管40,41に巻
回されている。インクシート21のインク層に記録紙4
を対面させるようにして、プラテン17とラインプリン
タであるサーマルヘッド22の記録面とにより挟み込ん
で、画像データに応じてサーマルヘッド22の発熱抵抗
体に通電することにより、1ラインずつ記録紙4に画像
が形成される。
【0029】供給側の芯管40及び巻取り側の芯管41
の各右端(記録紙4の排出側から見て右側)に嵌合する
供給側右スプール37と巻取り側右スプール39とは図
8に示すように同一形状であって、前記芯管40(4
1)の右端部内径に嵌まる内筒部42と、大径のフラン
ジ部43と、後述するカートリッジ本体30に対して回
転自在に配置される支持軸部としての小径の円筒状の外
軸44とにより構成されている。
【0030】供給側の芯管40の左端に嵌合する供給側
左スプール36は、前記芯管40の左端部内径に嵌ま
り、切欠き溝に係合する係合爪42a付きの内筒部42
と、大径のフランジ部43と、該フランジ部43の外側
に設けて後述するカートリッジ本体30に対して回転自
在に配置される支持軸部(図示せず)とその外側に設け
られた歯車部45と、により構成されている(図8参
照)。
【0031】他方、巻取り側の芯管41の左端に嵌合す
る巻取り側左スプール38は、カートリッジ本体30の
一側板31aの軸孔50に抜け不能に装着されるもので
あって、前記一側板31aの外側に配置される伝動歯車
47付きの第1回転部材46と、該第1回転部材46に
前記一側板31aの内側から連結されるフランジ48a
付きの軸部48とにより構成されている。このように、
巻き取り側スプールの一つがカートリッジ本体に対して
抜け不能になっているから、通常のユーザーが正しい位
置及び向きに前記供給側スプール及び巻き取り側スプー
ルを取付けする作業に戸惑ったり、手間取ることなく、
容易にインクシートの交換が可能となると共に、各スプ
ールを回動するための伝動歯車を備えた側のインクシー
トカートリッジに対する取付け側を誤ることがなくな
り、画像形成装置の本体側からの動力伝達が正常に行う
ことができる。
【0032】図10(a)、図10(b)、図10
(c)及び図10(d)は、ナイロン樹脂製等の合成樹
脂材の第1回転部材46を示し、伝動歯車47の内径部
には、内筒部46aを軸線に沿って長く形成し、この内
筒部46aの一側切欠き部46cには、前記軸線方向に
沿って延びる棒状の弾性体51を一体的に形成する。こ
の弾性体51の自由端側には係止爪51aが半径外向き
に一体的に形成されている。
【0033】前記内筒部46aの半径外側には、円周に
沿って3つ割りの扇状の基部46bが設けられている。
さらに、前記3つ割りの基部46bの間には、フランジ
48a付きの軸部48における3つの係合体52の先端
爪部52aがそれぞれ嵌まる略矩形状の嵌合孔53が穿
設されており、各嵌合孔53の外周側に係合部としての
段部53aが形成されている。なお、前記3つ割りの基
部46bには、前記軸部48と対向する側面に突設し、
半径方向に延びる位置決め突起54が一体的に形成され
ている。
【0034】図11(a)、図11(b)及び図11
(c)は、ナイロン樹脂製等の合成樹脂材のフランジ4
8a付きの軸部48の構成を示し、筒状の基部48bか
ら円盤状のフランジ48aが半径外方向に突出し、前記
基部48bの一端には、半径がやや小さい断面円弧状の
案内部48cが軸線方向に延びており、前記弾性体51
及びその先端係止爪51aが前記基部48a及び案内部
48cの内径部を軸線方向に貫通し得る。前記フランジ
48aの半径中途部からは、前記基部48bと逆方向
に、3つの係合体52が突出している。また、前記基部
48bとフランジ48aとの付け根部には、前記第1回
転部材46における各位置決め突起54が嵌まる位置決
め孔55が穿設されている。
【0035】上記の構成により、カートリッジ本体30
における巻き取り側であって、実施形態では図4に示す
左側板31aの外側から、図9に示すごとく、軸孔50
に対して第1回転部材46の基部46bを挿入し、前記
側板31aの内側から、軸部48のフランジ48aを接
近させ、前記軸孔50に3つの係合体52を挿入する。
そして、各係合体52の各先端爪部52aを前記第1回
転部材46における伝動歯車47の内径側の各嵌合孔5
3に嵌め入れる。これにより、各嵌合孔53の外周側の
段部53aに各先端爪部52aが係合し、巻取り側左ス
プール38として一体となり、前記軸孔50、ひいては
カートリッジ本体30から抜け不能となるのである。
【0036】また、巻取り側左スプール38として一体
となった状態では、軸部48の基部48bと第1回転部
材46における3つ割りの基部46bとの合わせ部での
外周が円筒状となり、軸孔50に対する、伝動歯車47
及び巻き取り側スプール38の回転中心軸線の位置決め
部となる。
【0037】他方、前記紙製の芯管41における端部近
傍には、外周面側で大きい孔であり、内径側で小さい孔
の平面視略矩形状の取付け孔65を穿設し、この取付け
孔65に対して合成樹脂製の係合突起体66を芯管41
の外周側から嵌め入れて接着剤等にて固定する(図12
(a)及び図12(b)参照)。この係合突起体66の
うち外周部分は、図示するように、前記取付け孔65に
おける外周側の大きい孔部分にきっちりと嵌め入れるこ
とができて芯管41の内径方向に落ち込み不能であり、
且つ芯管41の外周面と同じ半径の断面円弧状である。
係合突起体66のうち内径部分は、前記芯管41の内径
部に中心方向に突出する係合部66aが一体的に突設さ
れており、前記第1回転部材46における弾性体51の
先端の係止爪51aの側面に当接できるように構成され
ている。
【0038】なお、前記実施形態では、取付け孔65
を、芯管41における外周側の大きい孔部分と内径側の
小さい孔部分との間に段差を設けているが、取付け孔6
5を芯管41の外周側で半径方向の寸法が大きく、内径
側での半径方向の寸法が小さい、いわゆる扇型断面形状
とし、係合突起体66もほぼ扇型断面形状となるように
して、係合突起体66が芯管41の内径側に落ち込み不
能となるようにしても良い。また、他の実施形態では、
芯管40の一端に係合突起体66を設けて、供給側スプ
ール36の小径部42の係止爪(図示せず)と係合する
ように構成しても良い。この場合、第1回転部材46に
おける弾性体51を省略し、軸部48の案内部48cに
おける案内溝48dに前記係合突起体66内径の係合部
66aが係合するように構成しても良い。
【0039】上述の構成により、前記カートリッジ本体
30に取替え用インクシートセットを装着する形態につ
いて説明する。取替え用インクシートセットは、前記供
給側芯管40に新しいインクシート21を巻回したもの
と、巻き取り側芯管41とのセットであり、この芯管4
1の所定の一端部近傍には前記係合突起体66が予め固
定されている。インクシート21の幅寸法は、芯管41
の両端間の寸法に略等しくすることが好ましい。また、
新しいインクシート21の端部を前記芯管41の外周に
接着テープ等にて取付けしておく。そして、前記第1回
転部材46とフランジ48a付きの軸部48とをカート
リッジ本体30の所定の軸孔50の箇所に抜け不能に装
着して巻取り側左スプール38を構成しておく(図14
(a)参照)。他方、前記芯管41の右端に巻き取り側
右スプール39を差し込み装着する。供給側の芯管40
の両端に図8に示すように、供給側左スプール36及び
供給側右スプール37をそれぞれ差し込んで装着する。
【0040】次いで、巻き取り側の芯管41の端部(左
端)に、前記巻取り側左スプール38における軸部48
の基部48b及び案内部48cを差し込み、カートリッ
ジ本体の他の3箇所の軸支持溝部33に前記スプール3
9、36、37をそれぞれ嵌め入れる。
【0041】前記巻取り側左スプール38の箇所では、
前記弾性体51の先端側が半径外方向に付勢されている
ので、芯管41に差し込んだとき、前記弾性体51の先
端側の係止爪51aが芯管41の内径面に摺接するよう
に弾性体51が撓んでいる(図12(c)の実線状態参
照)。そして、前記スプール38を所定方向(巻き取り
方向)に回動させると、芯管41の内径に突出した係合
突起体66における係合部66aの側面に対して、前記
弾性体51の先端の係止爪51aが当接してトルク伝達
可能となるのである(図12(a)及び図12(c)の
参照)。
【0042】上述のように、4箇所のスプール36、3
7、38、39のうち1箇所のスプール(巻取り側左ス
プール38)がカートリッジ本体30に対して抜け不能
に装着されているから、例えば前記の実施形態では伝動
歯車47の配置側がカートリッジ本体30の左右いずれ
かであることが明瞭となり、ユーザーが新しいインクシ
ート21に交換する場合に芯管40、41の両端を各ス
プールに取付けするときの方向等の誤りが少なくなり、
迅速且つ容易にインクシート21の交換ができるのであ
る。
【0043】そして、一つの芯管41の一端にのみ係合
突起体66が取付けられた状態となり、一つのスプール
38における棒状の弾性体51が芯管41の内径部に比
較的に深く入り込み、且つ該弾性体51の先端の係止爪
51aの側面が前記係合突起体66の係合部66aの側
面に当接するのであって、このような係合突起体66を
芯管41に備えないものや、前記スプール側に係止爪5
1a付き弾性体51を備えない、他社製の巻き取り側ス
プールは本発明のインクシートカートリッジ20に装着
できず、本出願人が製造したファクシミリ装置等の画像
形成装置に誤って、品質の異なる他社のインクシート2
1が装着されるという誤使用がなくなり、正規のインク
シート21を使用しないことによる印字品質の悪化、印
字不良等のトラブルを防止することができる。
【0044】上記の状態で、前記巻き取り側右スプール
39、供給側左スプール36及び供給側右スプール37
をそれぞれカートリッジ本体30における軸支持溝部3
3、33、33に嵌め入れ、インクシート21を弛まな
いように巻き取り側の芯管41を回動させる。
【0045】上記の構成のインクシートカートリッジ2
0をファクシミリ装置1の収納部13にセットすると、
カートリッジ本体としてのカートリッジ本体30の左右
両側板31a,31b等の箇所が所定姿勢で支持され、
このとき、巻取り側右スプール39及び供給側右スプー
ル37における外筒44,44の内径部が図示しない前
記本体フレーム側に突設された軸部(図示せず)に被嵌
する一方、供給側左スプール36と巻取り側左スプール
38における歯車部45及び伝動歯車47はそれぞれ動
力伝動用のギヤ(図示せず)に噛み合うと共に、供給側
左スプール36と巻取り側左スプール38における外軸
の内径部は、前記本体フレーム側から軸線方向に弾力的
に突設された軸部(図示せず)に被嵌する。この結果、
供給側シートスプール25及び巻取り側シートスプール
26は円滑に回転し得ることになる。
【0046】操作パネル3における印字指令もしくは図
示しない外部のコンピュータからの印字指令コマンドの
出力、又は他のファクシミリ装置からのファクシミリデ
ータの受信により、前記制御用基板29が作動し、印字
(記録)作業が開始されると、まず、給紙ローラ15が
回転し、給紙開始する。記録紙4の先端が図示しない紙
センサを検知してから所定距離搬送され、プラテン17
に接近すると、プラテン17及びインクシートカートリ
ッジ20における歯車部45及び伝動歯車47に動力が
伝達され、第1回転部材46とフランジ48a付き軸部
48とは一体であり、且つ該軸部48における基部48
bに芯管41の内径部が同心状に支持されると共に、前
記第1回転部材46側の弾性体51の先端の係止爪51
aが芯管41の内径部に突出した係合部66aに当接し
て、所定のインクシート21の巻き取り方向への伝動歯
車47の回転力を芯管41に伝達することができる(図
12(c)参照)。その結果、インクシート21の搬送
と記録紙4の送りとが開始され、印字部であるサーマル
ヘッド22での印字が行われる。
【0047】インクシート21と記録紙4とがプラテン
17とサーマルヘッド22とで挟まれた状態で印字され
た直後は、サーマルヘッド22の発熱抵抗体による発熱
にてインクシート21におけるインクが印字のデータ
(キャラクタ)に応じて溶けて、記録紙4に写り、次い
でインクが冷却されることでインクシート21が記録紙
4の表面に付着した状態が続く。テンション体23の頂
面23aの箇所で、インクシート21は、図2に示すよ
うに、巻き取り側シートスプール26の外周下辺側に巻
き込まれるべく、下向きに大きく屈曲することで、記録
紙4へのインクによる膠着が解除される。他方、下面が
印字面となる記録紙4は、前記仕切り板24の上面に載
って搬送されることで、当該記録紙4とインクシート2
1との搬送経路が確実に分離できるのである。なお、仕
切り板24の先端(テンション体23の頂面23aに近
い側)で、下向きに屈曲させることにより、フリー状態
の記録紙4の先端(搬送下流側)を掬いあげて、記録紙
4が下向きに移動するのを防止できる。なお、図5に示
すように、仕切り板24の上面に多数本の突条24aを
搬送方向に沿って長手状に形成しておけば、印字面を下
向きにした状態の記録紙4が通過するとき、印字面を広
く擦ることがなく、インクの付着による記録紙4の汚れ
を少なくできる。
【0048】図13(a)及び図13(b)は第2実施
形態を示し、前記芯管41に半径方向に貫通させた係合
孔67は、芯管41の端部より軸線方向の奥側に設けら
れ、その軸線方向に沿って長い平面視略矩形状であり、
前記巻き取り側左スプール38における弾性体51の先
端の係止爪51aが内径側から係止可能に構成されてい
るものである。この実施形態でも、芯管41の内径の直
径は前記軸部48の基部48bの直径に等しく形成さ
れ、該芯管41の内径部に前記弾性体51を差し込むと
その弾性力に抗して、係止爪51aの上面が芯管41の
内径面に摺接するように弾性体51が撓み、弾性体51
の所定位置までの挿入により、係止爪51aが前記係合
孔67に嵌合するので、インクシートカートリッジ20
を画像形成装置にセットすれば、装置本体側からの駆動
力は、伝動歯車47及び弾性体51を介して芯管41に
伝達できるのである。作用効果は前記第1実施形態とほ
ぼ同じとなる。
【0049】図14に示す第3実施形態では、芯管41
の内径部の断面形状を、スプラインのようにする。即
ち、芯管41の内径部にはその軸線方向に長い凹溝と凸
条とを交互に形成した係合溝68を複数形成するものと
する。この凹凸状の係合溝68のうち、凹溝側(半径が
大きい側)に前記弾性体51の先端の係止爪51aが嵌
合するように形成するのである。その作用効果は前記第
1実施形態とほぼ同じとなる。なお、第3実施形態の場
合、前記弾性体51を省略し、前記軸部48における基
部48aの断面形状が、芯管41の係合溝68と一致す
るように形成しても良い。
【0050】前記第2実施形態の場合には、前記取替え
用インクシートセットにおける芯管41には前記係合孔
67が予め穿設されており、第3実施形態の場合の芯管
41の内径部には係合溝68が全長または所定の端部の
所定深さだけ形成されているものである。
【0051】上記実施形態では、本発明をファクシミリ
装置に適用したが、もちろんこれに限るものではなく、
プリンタ、複写機、あるいはそれらの複数の機能を備え
た機器などの各種画像形成装置に用いることができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
発明のインクシートセットは、インクシートの供給側芯
管と、巻き取り側芯管とが、各々の左右両端に着脱自在
に装着されるスプールを介してカートリッジ本体の左右
両側板に回動自在に装着されるインクシートセットにお
いて、前記少なくとも一つのスプールに被嵌する芯管の
端部または端部近傍に、当該芯管の内径部に突出して、
前記スプール側の係止爪に係脱可能な係合突起体を設け
たものである。
【0053】従って、スプールと芯管とを連結するだけ
で、至極簡単に動力伝達部となる係合突起体と係止爪と
の係合関係ができる。そして、このような係合突起体を
芯管に備えないインクシートセットが、カートリッジに
装着できないようにしたことにより、正規のファクシミ
リ装置等の画像形成装置に誤って、品質の異なる他社の
インクシートが装着されるという誤使用がなくなり、正
規のインクシートを使用しないことによる印字品質の悪
化、印字不良等のトラブルを防止することができる。
【0054】そして、請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載のインクシートセットにおいて、前記係合突起
体は、前記芯管の外周側から当該芯管の内径部に向かっ
て抜け不能となるように固定されているものであるか
ら、請求項1に記載の発明の効果に加えて、不正使用
(正規でないインクシートの使用)のために芯管から係
合突起体を除去することが困難となるという効果を奏す
る。
【0055】請求項3に記載した発明のインクシートセ
ットは、インクシートの供給側芯管と、巻き取り側芯管
とが、各々の左右両端に着脱自在に装着されるスプール
を介してカートリッジ本体の左右両側板に回動自在に装
着されるインクシートセットにおいて、前記少なくとも
一つのスプールに被嵌する芯管の端部近傍に、当該芯管
の半径方向に貫通し、且つ前記スプール側の係止爪が内
径側から係止可能な係合孔を備えたものである。
【0056】従来の芯管の端面に開放された係合溝にス
プール側の係止爪を嵌め入れるのではなく、前述のよう
に、芯管の端部近傍にその半径方向に貫通する係合孔を
備え、芯管の内径側に臨ませた係止爪を前記係合孔に係
合させるので、請求項1に記載の発明と同様に、このよ
うな係合孔を芯管に備えないインクシートセットが、カ
ートリッジに装着できないようにしたことにより、正規
のファクシミリ装置等の画像形成装置に誤って、品質の
異なる他社のインクシートが装着されるという誤使用が
なくなり、正規のインクシートを使用しないことによる
印字品質の悪化、印字不良等のトラブルを防止すること
ができるという効果を奏する。
【0057】他方、請求項4に記載した発明のインクシ
ートセットは、インクシートの供給側芯管と、巻き取り
側芯管とが、各々の左右両端に着脱自在に装着されるス
プールを介してカートリッジ本体の左右両側板に回動自
在に装着してなるインクシートセットにおいて、前記少
なくとも一つのスプールに被嵌する芯管の内径部に、前
記スプール側の係止爪が内径側から係止可能な凹凸状の
係合溝を設けたものである。この場合も、所定の断面形
状の係合溝を芯管に備えないインクシートセットが、カ
ートリッジに装着できないようにしたことにより、正規
のファクシミリ装置等の画像形成装置に誤って、品質の
異なる他社のインクシートが装着されるという誤使用が
なくなり、正規のインクシートを使用しないことによる
印字品質の悪化、印字不良等のトラブルを防止すること
ができるという効果を奏する。
【0058】また、請求項5に記載の発明は、巻き取り
側スプールの1つが側板に抜け不能に構成されたインク
シートカートリッジに装着されるインクシートセットで
あって、インクシートの供給側芯管及び巻き取り側芯管
と、前記巻き取り側スプールに被嵌する芯管の端部また
は端部近傍に、当該芯管の内径部に突出して、前記巻き
取り側スプールの係止爪に係脱可能な係合突起体を設け
たものである。この場合も、請求項1と同様の効果を奏
するものである。
【0059】また、請求項6に記載の発明は、巻き取り
側スプールの1つが側板に抜け不能に構成されたインク
シートカートリッジに装着されるインクシートセットで
あって、インクシートの供給側芯管及び巻き取り側芯管
と、前記巻き取り側スプールに被嵌する芯管の端部また
は端部近傍に、当該芯管の半径方向に貫通し、且つ前記
巻き取り側スプールの係止爪が内径側から係止可能な係
合孔を設けたものである。この場合も、請求項3と同様
の効果を奏するものである。
【0060】また、請求項7に記載の発明は、巻き取り
側スプールの1つが側板に抜け不能に構成されたインク
シートカートリッジに装着されるインクシートセットで
あって、インクシートの供給側芯管及び巻き取り側芯管
と、前記巻き取り側スプールに被嵌する芯管の内径部
に、前記巻き取り側スプールの係止爪が内径側から係止
可能な凹凸状の係合溝を設けたものである。この場合
も、請求項4と同様の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ファクシミリ装置の側断面図である。
【図2】印字部近傍における記録紙及びインクシートの
経路示す側面図である。
【図3】インクシートカートリッジの平面図である。
【図4】インクシートカートリッジの前方左側から見た
斜視図である。
【図5】インクシートカートリッジの前方右側から見た
斜視図である。
【図6】インクシートカートリッジの右側面図である。
【図7】インクシートカートリッジの左側面図である。
【図8】インクシートカートリッジの部品の裏返した状
態での分解斜視図である。
【図9】第1回転部材46とフランジ付き軸部48と、
係合突起体66付き芯管41等の分解斜視図である。
【図10】(a)は第1回転部材46の正面図、(b)
は図10(a)のXb−Xb線矢視断面図、(c)は図10
(a)の左側面図、(d)は図10(a)の右側面図で
ある。
【図11】(a)はフランジ付き軸部48の正面図、
(b)は図11(a)のXIb −XIb線矢視断面図、
(c)は図11(a)の右側面図である。
【図12】(a)は芯管における係合突起体の断面図、
(b)は図12(a)のXIIb−XIIb線矢視断面図、
(c)は取付け状態を示す拡大断面図である。
【図13】(a)は第2実施形態における芯管の縦断面
図、(b)は図13(a)のXIIIb −XIIIb 線矢視断面
図である。
【図14】第3実施形態における芯管の断面形状(係合
溝)を示す図である。
【符号の説明】
20 インクシートカートリッジ 21 インクシート 30 カートリッジ本体 31a,31b 側板 36〜39 スプール 40、41 芯管 42 内筒部 43、48a フランジ部 45 歯車部 46 第1回転部材 47 伝動歯車 48 軸部 48b 基部 50 軸孔 51 弾性体 51a 係止爪 52 係合体 52a 先端爪部 53 嵌合孔 53a 段部 54 位置決め突起 55 位置決め孔 66 係合突起体 66a 係合部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクシートの供給側芯管と、巻き取り
    側芯管とが、各々の左右両端に着脱自在に装着されるス
    プールを介してカートリッジ本体の左右両側板に回動自
    在に装着されるインクシートセットにおいて、 前記少なくとも一つのスプールに被嵌する芯管の端部ま
    たは端部近傍に、当該芯管の内径部に突出して、前記ス
    プール側の係止爪に係脱可能な係合突起体を設けたこと
    を特徴とするインクシートセット。
  2. 【請求項2】 前記係合突起体は、前記芯管の外周側か
    ら当該芯管の内径部に向かって抜け不能となるように固
    定されていることを特徴とする請求項1に記載のインク
    シートセット。
  3. 【請求項3】 インクシートの供給側芯管と、巻き取り
    側芯管とが、各々の左右両端に着脱自在に装着されるス
    プールを介してカートリッジ本体の左右両側板に回動自
    在に装着されるインクシートセットにおいて、 前記少なくとも一つのスプールに被嵌する芯管の端部近
    傍に、当該芯管の半径方向に貫通し、且つ前記スプール
    側の係止爪が内径側から係止可能な係合孔を備えたこと
    を特徴とするインクシートセット。
  4. 【請求項4】 インクシートの供給側芯管と、巻き取り
    側芯管とが、各々の左右両端に着脱自在に装着されるス
    プールを介してカートリッジ本体の左右両側板に回動自
    在に装着してなるインクシートセットにおいて、 前記少なくとも一つのスプールに被嵌する芯管の内径部
    に、前記スプール側の係止爪が内径側から係止可能な凹
    凸状の係合溝を設けたことを特徴とするインクシートセ
    ット。
  5. 【請求項5】 巻き取り側スプールの1つが側板に抜け
    不能に構成されたインクシートカートリッジに装着され
    るインクシートセットであって、 インクシートの供給側芯管及び巻き取り側芯管と、 前記巻き取り側スプールに被嵌する芯管の端部または端
    部近傍に、当該芯管の内径部に突出して、前記巻き取り
    側スプールの係止爪に係脱可能な係合突起体を設けたこ
    とを特徴とするインクシートセット。
  6. 【請求項6】 巻き取り側スプールの1つが側板に抜け
    不能に構成されたインクシートカートリッジに装着され
    るインクシートセットであって、 インクシートの供給側芯管及び巻き取り側芯管と、 前記巻き取り側スプールに被嵌する芯管の端部または端
    部近傍に、当該芯管の半径方向に貫通し、且つ前記巻き
    取り側スプールの係止爪が内径側から係止可能な係合孔
    を設けたことを特徴とするインクシートセット。
  7. 【請求項7】 巻き取り側スプールの1つが側板に抜け
    不能に構成されたインクシートカートリッジに装着され
    るインクシートセットであって、 インクシートの供給側芯管及び巻き取り側芯管と、 前記巻き取り側スプールに被嵌する芯管の内径部に、前
    記巻き取り側スプールの係止爪が内径側から係止可能な
    凹凸状の係合溝を設けたことを特徴とするインクシート
    セット。
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