JPH11192756A - インクリボンカートリッジ - Google Patents

インクリボンカートリッジ

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JPH11192756A
JPH11192756A JP86998A JP86998A JPH11192756A JP H11192756 A JPH11192756 A JP H11192756A JP 86998 A JP86998 A JP 86998A JP 86998 A JP86998 A JP 86998A JP H11192756 A JPH11192756 A JP H11192756A
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spool
cartridge
shaft
ribbon cartridge
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JP86998A
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Shingo Ito
慎悟 伊藤
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクリボンカートリッジのケース体35に
装着したインクリボンが不用意に弛まないようにする。 【解決手段】 ケース体35の左右両側板51に下端開
放された軸支持溝部51を形成する一方、インクリボン
が巻回された巻取軸と供給軸とのスプール36,38の
鍔部43より外側に突出する外軸44の外周に、軸線に
沿う長い突条46を形成する。ケース体35を中空に浮
かした状態にすると、インクリボンの自重により、外軸
44が軸支持溝部51の下部開放溝縁55a,55a方
向にずり落ち、外軸44の外周における突条46が下部
開放溝縁55aに引っ掛かって、スプール36,38は
不用意な回転が阻止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ等の記録
装置に使用するための、交換可能な幅広のインクリボン
を備えたインクリボンカートリッジの構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】サーマルプリンタを用いて普通紙などに
印刷する場合、交換の容易性及び取扱の簡便さから通常
はインクリボンカートリッジが用いられる。そして、サ
ーマルプリンタがラインプリンタである場合、幅広のイ
ンクリボンを用いている。このようなインクリボンカー
トリッジは、プリンタに着脱する際や、インクリボンカ
ートリッジを単体でテーブル等に放置したとき、さらに
は作業者が手で持って揺り動かしたときには、インクリ
ボンを巻回しているスプールがカートリッジに対して回
転自在であるので、インクリボンが不用意に弛んでしま
うという問題があった。
【0003】この問題を解決するため、特開平8−27
6630号公報に開示された構成では、カートリッジ本
体内に軸方向に移動自在に嵌着したスプールの一端側と
カートリッジ本体の一側板部との間に、そのスプールを
他端側に弾力的に押圧する圧縮コイルスプリングを介挿
する。前記スプールの他端側の端面には円環状の凹溝部
を設ける。カートリッジ本体の他側板部の内面には前記
スプールにおける凹溝部と対峙する位置に、この凹溝部
に係脱する突起部を設け、カートリッジ本体をプリンタ
に装着するときには前記突起部が凹溝部から外れる方向
にスプールが移動するように規制されて配置されるので
ある。
【0004】この構成により、インクリボンカートリッ
ジ本体をプリンタから取り外すと、前記圧縮コイルスプ
リングの力により、スプールが軸方向に移動して凹溝部
に突起部が係合し、スプールが自由回転しないから、イ
ンクリボンの弛みを防止できる。また、実開平6−81
749号公報に開示されたものでは、カートリッジ本体
内に軸方向に移動自在に嵌着したスプールの一端側とカ
ートリッジ本体の一側板部との間に、そのスプールを他
端側に弾力的に押圧する圧縮コイルスプリングを介挿す
る。前記スプールの他端側に設けた大径の鍔部の外面も
しくは該鍔部の外面と対面するカートリッジ本体の側板
内面の少なくとも一方に摩擦板を貼着するものである。
【0005】この構成によっても、インクリボンカート
リッジ本体をプリンタから取り外すと、前記圧縮コイル
スプリングの力により、スプールが軸方向に移動して、
鍔部の外面と対面するカートリッジ本体の側板内面とが
摩擦板を介して圧接されるので、スプールが不用意に回
転しないのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記各
先行技術では、インクリボンの交換作業が面倒になると
いう問題があった。即ち、インクリボンカートリッジか
ら使用済みのインクリボンが巻回された巻取り側及び供
給側のスプールを取り外すとき、前記圧縮コイルスプリ
ングがインクリボンカートリッジ本体から外れるおそれ
があること、また、外れなくても、圧縮コイルスプリン
グを一旦大きく縮めた状態にしてからでないとスプール
の外向き端部を圧縮コイルスプリングから外せないこ
と、さらに、未使用のインクリボンをカートリッジ本体
に装着するときにも、圧縮コイルスプリングを一旦大き
く縮めた状態にしてからでないとスプールの外向き端部
を圧縮コイルスプリング内に嵌め入れることができない
等、圧縮コイルスプリングの存在のため、インクリボン
の交換作業に手間取っていた。
【0007】本発明は、上記の問題点に鑑みて提案され
たものであって、簡単な構造でインクリボン弛みを防止
できるインクリボンカートリッジを提供することを目的
としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に記載した発明のインクリボンカートリッ
ジは、カートリッジ本体の相対向して立設する両側板
に、インクリボンをそれぞれ巻回した巻取り側リボンス
プールと、供給側リボンスプールとを所定距離隔てて回
転可能且つ着脱自在に支持するようにしたインクリボン
カートリッジであって、前記側板には、各リボンスプー
ルの支持軸部が着脱可能に遊嵌する一端開放型の軸支持
溝部を形成する一方、前記巻取り側及び巻取り側のリボ
ンスプールにおける少なくとも片方の支持軸部の外周に
は、空転防止用の突条を突出形成したものである。
【0009】また、請求項2に記載した発明は、請求項
1に記載のインクリボンカートリッジにおいて、前記イ
ンクリボンの自重により支持軸部の外周面が前記支持軸
溝部の下部開放溝縁に摺接するとき、前記突条が、前記
下部開放溝縁に当接して空転防止できるように構成した
ものである。さらに、請求項3に記載した発明は、請求
項1または請求項2に記載のインクリボンカートリッジ
において、前記軸支持溝部の周面には、空転防止用の補
助突起を適宜箇所に半径中心方向に突出するように設け
たものである。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好ましい実施の形
態を、図面を参照しつつ具体的に説明する。図1は本発
明のインクリボンカートリッジ24を使用するファクシ
ミリ装置1の側断面図、図2はインクリボンカートリッ
ジ24の平面図、図3はインクリボンカートリッジ24
の一部切欠き斜視図である。
【0011】先ず、ファクシミリ装置1の構造について
概略説明する。なお、本実施例のファクシミリ装置1
は、原稿8から画像等を読取り、その画像データをファ
クシミリデータとして電話回線を介して他のファクシミ
リ装置に送信すると共に電話回線を介して他のファクシ
ミリ装置から送信されたファクシミリデータを受信して
記録用紙4にその画像を形成する、通常のファクシミリ
装置としての機能の他、パーソナルコンピュータやワー
ドプロセッサ等からプリンタケーブルまたは赤外線等の
無線を介して伝送されてきたプリントデータを受けてそ
のデータに応じて画像を形成するプリンタとしての機能
を有する。
【0012】ファクシミリ装置1の本体2の一側には、
図示しない受話器が配置され、本体2の上面前部にはキ
ースイッチ3aや液晶表示装置3bなどを有する操作パ
ネル3が設けられている。また、本体2の上面後部には
記録用紙4を斜め下向き状の立てた状態で積層して載置
するための左右一対の給紙ガイド部5が、本体2の上面
を覆うための回動可能なカバー体6の裏面に設けられ、
本体2上面前後中途部には原稿台7が着脱可能に装着さ
れている。
【0013】本体2内には、前記操作パネル3の下方位
置に、前記原稿台7からの原稿8を搬送するためのフィ
ードローラ対9と、密着型イメージスキャナ部(CI
S)10とその読取り部の上側に配置した原稿押え体1
1と、排紙ローラ対12とが配置されている。また、前
記給紙ガイド部5の下方には、給紙口13からの記録用
紙4を一枚ずつ搬送するための給紙ローラ15とその下
周面にばねにて付勢された分離パッド16と、該分離パ
ッド16よりも搬送上流側にて積層された記録用紙4を
給紙ローラ15の周面に押圧する押圧体17とからなる
給紙部14が備えられている。
【0014】この給紙部14の下方には、記録部として
のローラ状のプラテン20と、該プラテン20の下面に
向かってばね21により付勢されたサーマルヘッド22
の印字台23と、該印字台23に跨がるように配置する
インクリボンカートリッジ24とが配置されている。イ
ンクリボンカートリッジ24における本体2の後部側に
配置された供給側リボンスプール25から前方の巻取り
側リボンスプール26に巻回したインクリボン27は、
サーマルヘッド22及びバネ板製のテンション体28の
上面を通過し、巻取り側リボンスプール26の下周面側
に至る。このとき、インクリボン27のインク面は上面
にあり、インクリボン27の上面(インク面)に重なる
記録用紙4は、プラテン20とサーマルヘッド22とが
重合する印字部にて印刷されたのち、排紙通路30及び
排紙ローラ対31を介して、前記給紙部14の上側の排
紙部32上に排紙されるように構成されている。
【0015】次に、本発明に係るインクリボンカートリ
ッジ24の構成について、図2〜図7を参照しながら説
明する。このインクリボンカートリッジ24は、カート
リッジ本体としてのケース体35と、インクリボン27
と、供給側リボンスプール25としての左右一対の供給
側スプール36,37と、巻取り側リボンスプール26
としての左右一対の巻取り側スプール38,39とによ
り構成されている。前記各スプール36,37,38,
39は、例えば合成樹脂材の射出成形等にて一体的に形
成されている。
【0016】インクリボン27は、広幅の樹脂フィルム
の片面全体にインク層を形成したものであり、図2に示
すように、1対の紙製等の円筒状の管体40,41に巻
回されている。インクリボン27のインク層に記録用紙
4を対面させるようにして、プラテン20とラインプリ
ンタであるサーマルヘッド22の記録面とにより挟み込
んで、画像データに応じてサーマルヘッド22の発熱体
に通電することにより、1ラインずつ記録用紙4に画像
が形成される。
【0017】図2に示すように、供給側の管体40及び
巻取り側の管体41の各右端に嵌合する供給側右スプー
ル36と巻取り側右スプール38とは図3及び図4に示
すように同一形状であって、前記管体40(41)の右
端部内径に嵌まる内筒部42と、大径の鍔部43と、後
述するケース体35に対して回転自在に配置される支持
軸部としての小径の円筒状の外軸44とにより構成され
ている。そして、内筒部42と鍔部43との付け根部位
には、管体40(41)の端部の係合溝(図示せず)に
嵌合して回り止めとなる係合突起45が形成され、外軸
部44の外周面には、その軸線方向に長い空転防止用の
突条46が円周方向に適宜間隔にて複数突出形成されて
いる。
【0018】供給側の管体40及び巻取り側の管体41
の各左端に嵌合する供給側左スプール37と巻取り側左
スプール39とは、前記管体40(41)の左端部内径
に嵌まる内筒部42と、大径の鍔部43と、該鍔部43
の外側に設けて後述するケース体35に対して回転自在
に配置される支持軸部47と、該支持軸部47の外側に
設けられた歯車部48と、円筒状の外筒49とにより構
成されている。そして、前記各支持軸部47の外周面に
は、その軸線方向に長い空転防止用の突条50が円周方
向に適宜間隔にて複数突出形成されている。なお、図2
に示すように、供給側左スプール37と巻取り側左スプ
ール39とは、巻取り側左スプール39における前記支
持軸部47の直径が、供給側左スプール37における支
持軸部47の直径より大きく形成されている点で相違し
ている。
【0019】次に、カートリッジ本体としてのケース体
35の構成について、図2及び図3を参照して説明す
る。ケース体35は、インクリボン27の供給側の巻回
部の上側を覆うための左右長手の供給側上カバー部35
aと、インクリボン27の巻取り側の巻回部の上側を覆
うための左右長手の巻取り側上カバー部35bと、これ
ら供給側上カバー部35a及び左右長手の巻取り側上カ
バー部35bの左右両側を連設する連結片52,53
と、左右両側板部51,51,51,51とにより構成
され、例えば合成樹脂材の射出成形により一体的に形成
されている。従って、供給側上カバー部35aと左右長
手の巻取り側上カバー部35bと左右両側の連結片5
2,53とで囲まれた部位は、インクリボン27が露出
する窓部54となり、該窓部54の上側からローラ状の
プラテン20が臨み、窓部54の下方からは印字台23
とサーマルヘッド22及びテンション体28が臨む。
【0020】そして、前記各側板51には、図3、図7
(a)、図7(b)、及び図8(a)に示すように、前
記各支持軸部としての外軸44、支持軸部47がそれぞ
れ遊嵌する一端開放型の軸支持溝部55が形成されてい
る。この一端開放型の軸支持溝部55は、下端部が下向
き開放されるように切欠き形成されている。また、各側
板51に切欠き形成された、軸支持溝部55より外周側
に円周方向に沿った円弧状の弾力開放溝56及び半径外
向きに長い弾力開放溝57により、各外軸44(支持軸
部47)をその軸線が前記軸支持溝部55に対して略交
叉する状態で上向きに押し込むとき、各軸支持溝部55
の下部開放溝縁55a,55a間の幅寸法が弾性的に拡
張するが、自由状態では各外軸44(支持軸部47)が
各軸支持溝部55に対して脱落しないように、各外軸4
4(支持軸部47)の直径よりも各軸支持溝部55の下
部開放溝縁55a,55a間の幅寸法が小さいものであ
る(図8(a)参照)。
【0021】上記の構成のインクリボンカートリッジ2
4をファクシミリ装置1の本体フレーム(図示せず)の
左右両側に対して装着すると、カートリッジ本体として
のケース体35の左右両側の連結片52、53等の箇所
が所定姿勢で支持される。このとき、巻取り側左スプー
ル39及び供給側左スプール37における外筒49,4
9の内径部が図示しない前記本体フレーム側に突設され
た軸部(図示せず)に被嵌すると共に、歯車部48,4
8はそれぞれ動力伝動用のギヤ(図示せず)に噛み合う
一方、供給側右スプール36と巻取り側右スプール38
における外軸44,44の内径部は、前記本体フレーム
側から軸線方向に弾力的に突設された軸部(図示せず)
に被嵌する。
【0022】これにより、図7(a)に示すように、ケ
ース体35の右側に突出する外軸44,44は右側板5
1,51における各軸支持溝部55の内周面とほぼ同心
円状に配置され、且つ各外軸44,44の外周の全ての
空転防止用の突条46は各軸支持溝部55の内周面に対
して干渉しない(摺接しない)ように配置される。ま
た、図7(b)に示すように、ケース体35の左側板5
1,51における各軸支持溝部55の内周面に対して、
前記巻取り側左スプール39及び供給側左スプール37
における支持軸部47,47(歯車部48より内側)が
ほぼ同心円状に配置され、且つ各支持軸部47,47の
外周の全ての突条50は各軸支持溝部55の内周面に対
して干渉しないように配置される。
【0023】この結果、供給側リボンスプール25及び
巻取り側リボンスプール26は円滑に回転し得ることに
なる。他方、インクリボンカートリッジ24をファクシ
ミリ装置1から取り出すべく、使用者がカートリッジ本
体としてのケース体35を中空に浮かすと、図8(a)
に示すごとく、インクリボン27等の自重により、供給
側右スプール36と巻取り側右スプール38における外
軸44,44が側板51における各軸支持溝部55の下
部開放溝縁55a,55a側にずり落ちる(前記巻取り
側左スプール39及び供給側左スプール37における支
持軸部47,47も同様にずり落ちるが図示しない)。
この結果、各外軸44の外周面における突条46が各軸
支持溝部55の円弧状の内周面と交差する下部開放溝縁
55a,55aに引っ掛かる(支持軸部47,47の外
周面における突条50も同様である)から、スプール3
6,37,38,39は不用意に回転せず、これらスプ
ールに巻回されているインクリボン27は大きく弛むこ
とがないのである。
【0024】なお、前記インクリボンカートリッジ24
を供給側上カバー部35a及び巻取り側上カバー部35
bを上にしてテーブル(図示せず)等に載置したときに
は、カートリッジ本体としてのケース体35の自重によ
り、前記供給側右スプール36と巻取り側右スプール3
8における外軸44,44に対して側板51における各
軸支持溝部55が下がる(前記支持軸部47,47にお
いても同様)結果、当該各軸支持溝部55の円弧状内周
面の上側の弾力開放溝57との交叉縁部に前記外軸44
外周の突条46が引っ掛かる(支持軸部47,47の外
周面における突条50も同様である)から、スプール3
6〜39は不用意に回転せず、このときもインクリボン
27が大きく弛むことがない。なお、前記インクリボン
カートリッジ24を供給側上カバー部35a及び巻取り
側上カバー部35bを下にしてテーブル(図示せず)等
に載置する等しても、前記と同様にスプール36〜39
は回転しない。
【0025】図8(b)は、前記突条46(50)の形
状の一例を拡大して示したものである。図9(a)及び
図9(b)は本発明の他の実施形態を示し、前記外軸4
4(支持軸部47)の外周に空転防止用の突条46(5
0)を設ける一方、前記ケース体35の側板51に形成
された軸支持溝部55の円弧状内周面に適宜間隔で1乃
至複数の補助突起59を内径方向に突出形成させたもの
である。
【0026】この実施形態によれば、インクリボンカー
トリッジ24をファクシミリ装置1における本体フレー
ム(図示せず)に装着した場合は、前記実施形態と同様
に、図9(a)に示すごとく、前記外軸44(支持軸部
47)は軸支持溝部55の内周面と同心状に配置され
て、全ての突条46(50)は各軸支持溝部55の内周
面に対して干渉しないように配置される。この結果、供
給側リボンスプール25及び巻取り側リボンスプール2
6は円滑に回転し得ることになる。
【0027】前記インクリボンカートリッジ24を前述
のように中空に浮かした場合や、テーブル等に載置した
ときには、前記外軸44(支持軸部47)が軸支持溝部
55の円弧状内周面に対して偏心状態にずれるから、前
記外軸44(支持軸部47)の外周面における突条46
(50)のうちいずれかが、軸支持溝部55の円弧状内
周面のいずれかの補助突起59に引っ掛かることにな
り、前記と同様にスプール36〜39は不用意に大きく
回動しない。したがって、前記の実施形態におけると同
様にインクリボン27は弛むことがないのである。
【0028】前記各実施形態では、全てのスプール36
〜39に突条46(50)を設けたが、供給側のみ、も
しくは巻取り側のみ、さらには左側のみまたは右側のみ
の外軸44(支持軸部47)に突条46(50)を設け
るだけでも、前記各実施形態と同様の作用・効果を奏す
ることができる。これらの場合、対応する軸支持溝部5
5に前記の補助突起59を設けることは差し支えない。
【0029】なお、使用済のインクリボンの交換に際し
て、インクリボン27を巻回した管体40,41から左
右両側のスプール36〜39を取り外して再度新しいも
のに付け替えできるから、非常に経済的である。上記実
施形態では、本発明のインクリボンカートリッジをファ
クシミリ装置に用いたが、もちろんこれに限るものでは
なく、プリンタ、複写機、あるいはそれらの複数の機能
を備えた機器などに用いることができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
発明のインクリボンカートリッジは、カートリッジ本体
の相対向して立設する両側板に、インクリボンをそれぞ
れ巻回した巻取り側リボンスプールと、供給側リボンス
プールとを所定距離隔てて回転可能且つ着脱自在に支持
するようにしたインクリボンカートリッジであって、前
記側板には、各リボンスプールの支持軸部が着脱可能に
遊嵌する一端開放型の軸支持溝部が形成されたものであ
るから、各リボンスプールの支持軸部を、その軸線と交
叉する方向に軸支持溝部の一端開放部に嵌め入れたり、
外したりすることができ、従来の技術におけるように、
リボンスプールをその軸線方向に弾力付勢するバネを必
要としないから、インクリボンカートリッジの構造が簡
単であると共に、リボンスプールの着脱作業も至極簡単
にできるという効果を奏する。
【0031】そして、軸支持溝部に対して各リボンスプ
ールの支持軸部が遊嵌するものであると共に、前記巻取
り側及び巻取り側のリボンスプールにおける少なくとも
片方の支持軸部の外周には、空転防止用の突条を突出形
成したものであるから、インクリボンカートリッジを中
空に浮かす等した場合には、軸支持溝部の円弧状の内周
面に対して支持軸部が偏心してずれるから、当該支持軸
部の外周の突条が軸支持溝部の内周面や、一端開放端縁
に当接して、不用意にリボンスプールが回転することが
防止される結果、インクリボンが弛むのを確実に防止す
ることができる。この弛み防止のための構成も、支持軸
部の外周に突条を設けるという至極簡単なものであるか
ら、製造コストも低減できるという効果を奏する。
【0032】また、請求項2に記載した発明は、請求項
1に記載のインクリボンカートリッジにおいて、前記イ
ンクリボンの自重により支持軸部の外周面が前記支持軸
溝部の下部開放溝縁に摺接するとき、前記突条が、前記
下部開放溝縁に当接して空転防止できるように構成した
ものである。この構成によれば、前記下部開放溝縁を下
向きにした状態でインクリボンカートリッジを中空に浮
かせば、前記インクリボンの自重により支持軸部の外周
面が前記支持軸溝部の下部開放溝縁に自動的に摺接する
ことになり、そのとき、支持軸部の外周面の突条が下部
開放溝縁に当接し得るから、不用意にリボンスプールが
空転するのが確実に防止できて、インクリボンの弛みを
防止できるという効果を奏する。
【0033】さらに、請求項3に記載した発明は、請求
項1または請求項2に記載のインクリボンカートリッジ
において、前記軸支持溝部の周面には、空転防止用の補
助突起を適宜箇所に半径中心方向に突出するように設け
たものである。このように構成すれば、カートリッジ本
体もしくはリボンスプールをテーブル等に載置した場合
や揺すった場合等、インクリボンカートリッジをファク
シミリ装置から外した状態では、前記補助突起と支持軸
部の外周面の突条とが干渉して、空転することを防止で
きるから、インクリボンの緩みを一層効果的に防止でき
るという効果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ファクシミリ装置の側断面図である。
【図2】インクリボンカートリッジの平面図である。
【図3】インクリボンカートリッジの一部切欠き斜視図
である。
【図4】一方のスプールの一部切欠き側面図である。
【図5】他方の歯車付きのスプールの一部切欠き側面図
である。
【図6】歯車付きのスプールの斜視図である。
【図7】(a)はインクリボンカートリッジの右側面
図、(b)はインクリボンカートリッジの左側面図であ
る。
【図8】(a)は中空に浮かした状態のインクリボンカ
ートリッジの一部切欠き右側面図、(b)は突条の拡大
側面図である。
【図9】(a)は他の実施形態におけるスプールを浮か
した状態の軸支持溝部を示す側面図、(b)は軸支持溝
部の下方にスプールがずれ落ちた状態の側面図である。
【符号の説明】
24 インクリボンカートリッジ 27 インクリボン 35 ケース体 36〜39 スプール 43 鍔部 44 支持軸部としての外軸 46 突条 51 側板 55 軸支持溝部 55a 下部開放溝縁 56,57 弾力開放溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カートリッジ本体の相対向して立設する
    両側板に、インクリボンをそれぞれ巻回した巻取り側リ
    ボンスプールと、供給側リボンスプールとを所定距離隔
    てて回転可能且つ着脱自在に支持するようにしたインク
    リボンカートリッジにおいて、 前記側板には、各リボンスプールの支持軸部が着脱可能
    に遊嵌する一端開放型の軸支持溝部を形成する一方、 前記巻取り側及び巻取り側のリボンスプールにおける少
    なくとも片方の支持軸部の外周には、空転防止用の突条
    を突出形成したことを特徴とするインクリボンカートリ
    ッジ。
  2. 【請求項2】 前記インクリボンの自重により支持軸部
    の外周面が前記軸支持溝部の下部開放溝縁に摺接すると
    き、前記突条が、前記下部開放溝縁に当接して空転防止
    できるように構成したことを特徴とする請求項1に記載
    のインクリボンカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記軸支持溝部の周面には、空転防止用
    の補助突起を適宜箇所に半径中心方向に突出するように
    設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    のインクリボンカートリッジ。
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