JP2004330817A - 携帯電話販売システム及び可搬ケース - Google Patents
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Abstract
【課題】携帯電話を移動用の車両により購買者の希望する場所へと移動して販売し、顧客の利便性を向上する。
【解決手段】携帯電話販売システムは、移動用の車両10と、車両10と共に移動され、携帯電話の販売の用に供される携帯電話販売手段とを備える。携帯電話販売手段は、少なくとも携帯電話機を陳列する陳列棚21と、車両10の車室内において陳列棚21を視認自在な近傍位置に配置された応接セット22と、車両10の車室内に配置され、携帯電話会社または携帯電話ショップと通信自在で、携帯電話の新規電話番号を登録自在な電子機器23とを含む。
【選択図】 図1
【解決手段】携帯電話販売システムは、移動用の車両10と、車両10と共に移動され、携帯電話の販売の用に供される携帯電話販売手段とを備える。携帯電話販売手段は、少なくとも携帯電話機を陳列する陳列棚21と、車両10の車室内において陳列棚21を視認自在な近傍位置に配置された応接セット22と、車両10の車室内に配置され、携帯電話会社または携帯電話ショップと通信自在で、携帯電話の新規電話番号を登録自在な電子機器23とを含む。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話(PHSを含む)等を移動用の車両等により購買者の希望する場所(例えば、購買者の勤務先や自宅)へと移動して販売する携帯電話販売システム及びその携帯電話販売システムで好適に使用することができる可搬ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話は、固定場所である携帯電話ショップにて販売されている。一方、携帯電話を顧客の希望する場所で販売できれば、顧客にとって利便性が高い。この種の携帯電話販売システムについて、本出願人等は、特許庁電子図書館を利用して従来技術について検索したが、対応する従来技術を発見することはできなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、携帯電話(PHSを含む)等を移動用の車両等により購買者の希望する場所(例えば、購買者の勤務先や自宅)へと移動して販売するのに好適な携帯電話販売システム及びかかる携帯電話システムで使用するのに好適な可搬ケースの提供を課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る携帯電話販売システムは、移動用の車両と、前記車両と共に移動され、携帯電話の販売の用に供される携帯電話販売手段とを備える。
【0005】
請求項2に係る携帯電話販売システムは、請求項1の構成において、前記携帯電話販売手段が、少なくとも携帯電話機を陳列自在な陳列手段を含む。
【0006】
請求項3に係る携帯電話販売システムは、請求項1の構成において、前記携帯電話販売手段が、少なくとも携帯電話機を陳列する陳列棚と、前記車両の車室内において前記陳列棚を視認自在な近傍位置に配置された応接セットと、前記車両の車室内に配置され、携帯電話会社または携帯電話ショップと通信自在で、携帯電話の新規電話番号を登録自在な電子機器とを含む。
【0007】
請求項4に係る携帯電話販売システムは、請求項3の構成において、前記電子機器が、更に、携帯電話の機種変更に使用されるロムライタを含む。
【0008】
請求項5に係る携帯電話販売システムは、請求項1の構成において、前記携帯電話販売手段が、携帯電話機を収納自在であると共に、収納した携帯電話機を陳列自在な可搬ケースを備える。
【0009】
請求項6に係る携帯電話販売システムは、請求項5の構成において、前記可搬ケースが、剛性の層状部を複数層積層した複数層構造をなし、各層状部の少なくとも一方の面を、多数の携帯電話機を特定の陳列態様で陳列自在な陳列面とした。
【0010】
請求項7に係る携帯電話販売システムは、請求項6の構成において、前記可搬ケースの陳列面が、携帯電話を着脱自在に保持する着脱保持手段を有する。
【0011】
請求項8に係る携帯電話販売システムは、請求項7の構成において、前記可搬ケースの各陳列面が、緩衝材からなる仕切板により上下に複数段となるよう仕切られている。
【0012】
請求項9に係る可搬ケースは、携帯電話機を収納自在であると共に、収納した携帯電話機を陳列自在とした。
【0013】
請求項10に係る可搬ケースは、剛性の層状部を複数層積層した複数層構造をなし、各層状部の少なくとも一方の面を、多数の携帯電話機を特定の陳列態様で陳列自在な陳列面とした。
【0014】
請求項11に係る携帯電話販売システムは、請求項10の構成において、前記陳列面が、携帯電話を着脱自在に保持する着脱保持手段を有する。
【0015】
請求項12に係る携帯電話販売システムは、請求項11の構成において、前記各陳列面が、緩衝材からなる仕切板により上下に複数段となるよう仕切られている。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。なお、各実施の形態を通じ、同一の部材、要素または部分には同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0017】
実施の形態1
図1は本発明の実施の形態1に係る携帯電話販売システムの移動用の車両を示す左側面図である。図2は本発明の実施の形態1に係る携帯電話販売システムの移動用の車両を示す右側面図である。図3は本発明の実施の形態1に係る携帯電話販売システムの移動用の車両を示す背面図である。図4は本発明の実施の形態1に係る携帯電話販売システムの移動用の車両を示す平面図である。図5は本発明の実施の形態1に係る携帯電話販売システムの移動用の車両の内部構造を示す説明図である。
【0018】
実施の形態1に係る携帯電話販売システムは、移動用の車両10を備えている。車両10は、ワゴン車からなる。車両10は、右前ドア(運転席用ドア)11、左前ドア(助手席用ドア)12、左後ドア(後部座席用ドア)13及び後ドア(荷物室用ドア)14を有している。また、車両10は、左側面、右側面、上面(屋根面)及び背面(後側面)に、それぞれ、携帯電話販売システムのサービス内容等を示す文字及び絵柄等を表示している。具体的には、図1に示すように、車両10の左側面には、まず、左前ドア12の板金部分の略全体に、割引サービスがあることを示す「朝割」及び「夕割」の文字と、それらが適用される時間帯とが表示されている。割引サービスは、前記各時間帯に申し込んだ申込者に対して、所定の割引特典を与えるものである。また、車両10の左後ドア13の板金部分には、新規登録や機種変更の受け渡し時期を示す文字や、所定場所でサービス内容をCM放映していることを示す文字が表示されている。更に、車両10の左後ドア13の窓部分には、購入者の自宅や会社へ携帯電話を無料で届ける旨の文字が表示されている。そして、車両10の左側面の左後ドア13より後側の板金部分には、携帯電話の絵柄と、携帯電話販売システムに関するサービスを提供する会社(サービス会社)の会社名(屋号)とが表示されている。加えて、車両10の左側面の上端縁部には、前記サービス会社の連絡先として電話番号(フリーダイヤル)が表示されている。
【0019】
図2に示すように、車両10の右側面には、まず、右前ドア11の板金部分の略全体に、前記左前ドア13の場合と同様の割引サービスがあることを示す文字等が表示されている。また、車両10の右側面の板金部分には、前記左側面の場合と同様の文字や絵柄や電話番号等が表示されている。図3に示すように、車両10の後側面には、後ドア14の板金部分の略全体に、前記左前ドア12の場合と同様の割引サービスがあることを示す文字、前記左後ドア13の場合と同様のCM放映を示す文字、並びに、代理店及び加盟店を募集中であることを示す文字等が表示されている。また、車両10の後側面の窓部分には、前記左側面の場合と同様の移動携帯ショップであるサービス会社名やその電話番号、携帯電話を無料で届ける旨の文字、新規登録や機種変更の受け渡し時期を示す文字等が表示されている。更に、車両10の後側面の左側の板金部分の上端縁部には、今月の特別価格(値引価格)を示す文字が表示されると共に、窓部分には、販売する携帯電話の電話会社の会社名(屋号)等が表示されている。図4に示すように、車両10の屋根面には、前記左前ドア13の場合と同様の割引サービスがあることを示す文字に加え、前記左側面の場合と同様の文字や絵柄や電話番号等が表示されている。
【0020】
なお、上記各表示部分は、上記各表示の文字内容を印刷したカッティングシールを作成し、そのカッティングシールを上記所定箇所に貼付することにより構成される。また、各携帯電話会社の会社名(屋号)等の表示は、その携帯電話会社特有のステッカーを上記所定箇所に貼付することにより構成される。
【0021】
図5に示すように、車両10の車室のうち、後部座席側の空間は、携帯電話販売手段を収納する携帯電話販売空間15とされている。携帯電話販売空間15には、携帯電話販売手段として、陳列棚21、応接セット22及び電子機器23が所定箇所に配置されている。陳列棚21は、携帯電話陳列手段として、各携帯電話会社の各種携帯電話機(見本機)を所定の陳列態様で陳列自在となっている。具体的には、陳列棚21は、いわゆるモックケースとよばれるものと同様のものであり、水平に延びる陳列空間を上下に複数段配置し、各陳列空間に各携帯電話会社の各種携帯電話機の見本機(いわゆるモック)を着脱自在に配置している。陳列棚21は、携帯電話販売空間15の床面の所定位置(好ましくはコーナ部)に固定されている。なお、顧客に販売する実際の携帯電話機(新規登録用の実機及び機種変更用の実機)は、車両10の車室(好ましくは、携帯電話販売空間15)内に収納保管されている。例えば、陳列棚21の裏側に携帯電話機(実機)収納用の商品収納空間を形成し、その格納空間に携帯電話機(実機)を収納して保管してもよい。前記携帯電話販売空間15の所定箇所には、更に、携帯電話機以外の商品として、携帯電話関連商品を陳列することもできる。携帯電話関連商品としては、例えば、携帯電話用ストラップ等の携帯電話用アクセサリー、電磁波防止器具等のその他の携帯電話に付随する商品があり、これらを、例えば、前記陳列棚21に陳列するよう構成することもできる。また、陳列棚21または応接セット22の近傍には、携帯電話や携帯電話関連商品の商品カタログや商品パンフレットが配置または展示されている。前記携帯電話関連商品や商品カタログ等は、前記携帯電話(実機)用の商品収納空間に収納したり、その商品収納空間に隣接して別の収納空間を形成して収納したりすることができる。
【0022】
前記応接セット22は、携帯電話の購入(新規登録や機種変更)を希望する顧客を応接して、携帯電話機の説明、購入に必要な書類の記入作業等を行うためのものである。応接セット22は、テーブル22a及び椅子22bからなり、テーブル22aは、簡易テーブル等の持ち運び容易なテーブルより構成することが好ましく、また、携帯電話販売空間15の床に固定自在なよう構成することが好ましい。テーブル22aは、携帯電話販売空間15の床面の所定位置(好ましくは中央部)に配置または固定されている。なお、テーブル22aは、少なくとも車両10の移動中は固定した状態で床面に配置したり、特別な収納空間に収納保管したりすることが好ましい。また、椅子22bは、顧客の応接中は移動自在とし、車両10の移動中は固定した状態で床面に配置したり、特別な収納空間に収納保管したりすることが好ましい。一方、携帯電話販売空間15には、上記携帯電話や携帯電話関連商品の販売に付帯する各種機器等が収納または配置されている。この各種機器としては、例えば、携帯電話のプロモーションビデオを放映するLCD(液晶表示装置)等のディスプレイを含む映像装置等がある。
【0023】
前記電子機器23は、購入に係る携帯電話の購入情報を入力及び登録したり、購入に係る携帯電話機の携帯電話会社にその登録情報を送信したりするためのものである。前記購入情報としては、携帯電話を購入した顧客の個人情報、購入に係る携帯電話の機種、新規登録または機種変更の別、電話番号等がある。電子機器23は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)等のコンピュータ、ファクシミリ装置(FAX)、スキャナー、プリンタ等の周辺機器、無線通信機器等からなる。例えば、PCとしてモバイルPCを使用し、無線通信機器としてモバイルデータ通信機器(モデム、アダプタ、インタフェース等)を使用して、車両10と携帯電話会社との間で通信を行うことができる。或いは、PCとしてモバイルデータ通信機能を内蔵したPDA(個人情報端末)を使用し、車両10と携帯電話会社との間で通信を行うこともできる。
【0024】
ここで、前記電子機器23の無線通信機器としては、PCと無線通信網とを接続するためのモバイルデータ通信用PCカードや携帯電話等の各種モバイルデータ通信機器がある。また、前記周辺機器としては、PC用カードリーダやクレジットカードリーダ等の各種カードリーダ、顧客の既存の携帯電話を機種変更するためのロムライタ、及び、上記各周辺機器に付帯する周辺装置がある。更に、車両10の例えば運転席側には、カーナビゲーション装置が配置されている。ここで、前記ロムライタとは、電話番号等の情報が書き込まれていない携帯電話機(いわゆる白ロム機)のROM(リードオンリメモリ)に、電話番号等の情報を書き込むためのものであり、特に、携帯電話の機種変更をするために使用される。
【0025】
携帯電話販売の流れ
上記のように構成された実施の形態1に係る携帯電話販売システムを使用して携帯電話の販売を行うには、まず、携帯電話の移動販売を行う携帯電話ショップ等のサービス会社が、車両10に、商品(携帯電話機、携帯電話関連商品等)、商品カタログ、電子機器23(コンピュータ、ファクシミリ装置、スキャナ、周辺機器等)等を搭載する。なお、商品や商品カタログは、例えば、前記収納空間に収納する。一方、サービス会社が、フリーダイヤル等の電話やFAX等により、不特定多数の顧客(ユーザ)から携帯電話等の注文を受けたら、その顧客の指定する場所(顧客の自宅、顧客の会社、顧客が通院する病院等)へ車両10により移動し、その場所にて携帯電話の新規契約や機種変更等の作業を行う。なお、機種変更の場合、サービス会社は、顧客の指定場所に移動する以前に一定の作業を行う。
【0026】
詳細には、新規契約の場合は、まず、サービス会社が、顧客から携帯電話購入希望の電話を受けた段階で、どの携帯電話メーカのどの機種にするのかを確認する(ボディ色等の指定も含む)。次に、サービス会社は、上記のように車両10に顧客の希望する携帯電話機を含む商品等を搭載して顧客の指定する場所に移動し、その場所において、免許証、保険証、パスポート、本人宛の公共料金のはがき等を利用して、顧客に対する本人確認の作業を行う。サービス会社は、本人であることを確認できたら、前記顧客の希望する携帯電話機について、販売契約書(購入契約書)に顧客本人の自筆署名及び捺印をしてもらう。次に、サービス会社は、FAXや電子メールの添付ファイル等により、顧客が選択した携帯電話機の携帯電話メーカまたはその携帯電話機を取り扱う携帯電話ショップ(通常は自らの携帯電話ショップ)へ、契約書等の関係書類を送付する。そして、サービス会社は、当該携帯電話メーカまたは携帯電話ショップから、当該携帯電話の登録完了の通知をもらったら、当該携帯電話の開通を確認し、車両10に搭載してきた顧客の希望する携帯電話機を、その顧客へと実際に販売する。なお、このとき、顧客が、車両10の陳列棚21に陳列された携帯電話機を見る等して、別の携帯電話機を希望する場合、サービス会社は、その携帯電話機について、上記各種の作業を行うことができる。ここで、関係書類を送付して携帯電話の実際の登録作業を行ってもらう携帯電話ショップは、上記のようにサービス会社自身の経営する携帯電話ショップであってもよく、或いは、サービス会社が契約する代理店等とすることもできる。
【0027】
機種変更の場合は、まず、サービス会社は、顧客から携帯電話購入希望の電話を受けた段階で、どの携帯電話メーカのどの機種にするのかを確認する。次に、サービス会社は、顧客に対する本人確認作業のため、免許証、保険証、パスポート、本人宛の公共料金のはがき等、本人確認のできる書類等をサービス会社へFAX等により送付してもらう。このとき、サービス会社は、特に、電話してきた顧客が、機種変更を希望する携帯電話機の実際の所有者であることを確認できる書類(契約書等)を送付してもらう必要がある。次に、サービス会社は、送付された書類等を使用して、PC等により顧客に対する本人確認の作業を行う。万一、電話してきた顧客が機種変更にかかる携帯電話機を所有する本人でない場合、例えば、機種変更にかかる携帯電話機が本人の妻名義や家族名義等である場合、サービス会社は、その携帯電話機の実際の所有者に確認の上、再度必要書類をFAXしてもらう。
【0028】
そして、サービス会社は、本人であることを確認できたら、顧客の希望する新機種の携帯電話機に、顧客の現在の携帯電話番号を登録する。即ち、サービス会社は、携帯電話ショップに備え付けのロムライタ等を使用して、新機種の携帯電話機のROMに現在の電話番号を書き込む。これに先立ち、サービス会社は、顧客の現在所有する携帯電話機の電源をオフしてもらうよう、顧客に指示する。即ち、顧客が現在所有する携帯電話機の電源をオフしないと、サービス会社は、新機種の携帯電話機の登録(番号書き込み)作業を行うことができない。その後、サービス会社は、上記のように車両10に当該新機種の携帯電話機を含む商品等を搭載して顧客の指定する場所に移動し、その場所において、本人へと携帯電話を実際に販売する。このとき、サービス会社は、顧客に対して、車両10が顧客の指定場所へ到着し、携帯電話の販売を終了するまで、顧客の現在所有する携帯電話機の電源をオフ状態としてもらうよう指示する。なお、機種変更に関する契約書等の関係書類については、例えば、サービス会社が顧客の指定場所へ関係書類を持参し、その場所で顧客本人に書類への署名及び捺印等をしてもらうことができる。ここで、サービス会社は、自身の携帯電話ショップに関係書類を送付して上記のような機種変更の実際の登録作業を行ってもらってもよく、或いは、代理店としての他の携帯電話ショップに関係書類を送付して機種変更の実際の登録作業を行ってもらってもよい。
【0029】
ところで、上記説明では、サービス会社が、1名の顧客から携帯電話購入の依頼を受けて、その1名の顧客に携帯電話を販売する場合の流れについて説明したが、通常は、販売コストの面から、サービス会社は、一度に多数の顧客に携帯電話を販売することが好ましい。よって、サービス会社は、例えば、多数の顧客を見込める会社や病院等に対して、実施の形態1に係る携帯電話販売システムの内容に関する広報活動や宣伝活動を行い、会社等からサービス会社に対して携帯電話の販売を希望する旨の電話やFAXが来たら、車両10によりその会社等へ出向いて、複数または多数の顧客に携帯電話の販売を行うようにすることができる。或いは、サービス会社は、車両10を移動しながら実施の形態1に係る携帯電話販売システムの内容に関する街頭での宣伝活動を行い、その車両10の屋根等に記載した広告等を見た顧客や、スピーカから流れる宣伝を聞いた会社から、その場でフリーダイヤル等に連絡してもらい、その会社等へ出向いて、複数または多数の顧客に携帯電話の販売を行うようにすることができる。更に、サービス会社は、多数の個別の顧客から各機種の携帯電話について販売を希望する旨の電話やFAXが来たら、それらの個別の依頼に基づいて販売ルートを作成し、車両10によりそれら多数の個別の顧客の指定場所に順次移動しながら、各顧客に対してその顧客の希望する携帯電話を販売することもできる(いわゆるルート販売)。いずれの場合も、携帯電話の登録作業は、新規登録及び機種変更を問わず、上記のようにして行うことができる。
【0030】
ところで、実施の形態1に係る携帯電話販売システムで使用する車両10は、十分な車室空間を確保できるよう、ワゴン車等の背(車高)の高いワンボックスカーやツーボックスカーとすることが好ましいが、その他、背の低いバン等のツーボックスカーや、通常の乗用車等のスリーボックスカーより構成することもできる。或いは、車両は、架装車両や軽自動車等、その他の任意の車両より構成することもできる。
【0031】
実施の形態2
図6は本発明の実施の形態2に係る携帯電話販売システムで使用する可搬ケースをサービス会社の社員と共に示す説明図である。図7は本発明の実施の形態2に係る携帯電話販売システムで使用する可搬ケースを示す斜視図である。図8は本発明の実施の形態2に係る携帯電話販売システムで使用する可搬ケースを開いた状態を示す斜視図である。図9は本発明の実施の形態2に係る携帯電話販売システムで使用する可搬ケースを開いて携帯電話の見本機を取付けた状態を示す斜視図である。
【0032】
図6に示すように、実施の形態2に係る携帯電話販売システムは、携帯電話販売手段として、可搬ケース100を使用する。可搬ケース100は、図7に示すように、3層構造のアタッシュケース状をなしている。詳細には、可搬ケース100は、第1収納部110、第2収納部120及び第2収納部130を有する。図8に示すように、第1収納部110は、方形状の枠体111の厚さ方向一端側(外側面側)を方形板状の主体板112で閉塞した層状をなす。第2収納部120は、方形状の枠体121の厚さ方向中央を方形板状の主体板122で閉塞した層状をなす。第3収納部130は、方形状の枠体131の厚さ方向一端側(外側面側)を方形板状の主体板132で閉塞した層状をなす。主体板112,122,132は、エンボス加工したアルミ合板、PVC(ポリ塩化ビニル樹脂)合板等の各種板材から形成することができる。
【0033】
第1収納部110の左右方向一端側と第2収納部120の左右方向一端側、及び、第2収納部120の左右方向一端側と第3収納部130の左右方向一端側とは、それぞれ、複数の平丁番(図示略)で連結され、第1収納部110と第2収納部120、及び、第2収納部120と第3収納部130とが、それぞれ、厚さ方向への相対回動自在となっている。また、第1収納部110の左右方向他端側と第2収納部120の左右方向他端側、及び、第2収納部120の左右方向他端側と第3収納部130の左右方向他端側とは、それぞれ、複数の鍵付の引掛錠前141で連結及び開放自在とされている。更に、第2収納部120の上端中央には、手による運搬時等に使用される把手142が取付けられている。また、第1収納部110の左右方向両端側、第2収納部120の左右方向両端側及び第3収納部130の左右方向両端側には、それぞれ、各一対のキャスター143が固着され、第1収納部110、第2収納部120及び第3収納部130の各々が、任意の方向に滑動自在となっている。更に、第2収納部120の左右外側面の上端部には、それぞれ、引掛けベルト151引掛け用の掛止部144が固着されている。そして、引掛けベルト150葉、肩掛け運搬時等使用され、その両端のフック状の係合部151を掛止部144に引掛けて取付け自在となっている。
【0034】
第1収納部110の主体板112の内側面全体には、メルトン等の生地(図示略)が貼付けられている。この生地の色は、例えば、灰色または黒色等の単色とされる。第2収納部120の主体板122の両側面の全体にも、同様に、メルトン等の生地が貼付けられている。第3収納部130の主体板132の内側面全体にも、同様に、メルトン等の生地が貼付けられている。また、第1収納部110の内側には、枠体111の内側面及び主体板112の内側面により囲まれる方形板状の空間が形成されるが、この方形板状の空間は、左右に延びる板状の仕切板113により、上下に複数段となるよう仕切られている。同様に、第2収納部120の内側には、主体板122の厚さ方向両側に、枠体121の内側面及び主体板122の内側面により囲まれる方形板状の空間がそれぞれ形成される。そして、第2収納部120の各方形板状の空間は、左右に延びる板状の仕切板123により、上下に複数段となるよう仕切られている。同様に、第3収納部130の内側には、枠体131の内側面及び主体板132の内側面により囲まれる方形板状の空間が形成されるが、この方形板状の空間は、左右に延びる板状の仕切板133により、上下に複数段となるよう仕切られている。前記各仕切板113,123,133は、硬質クッション(ポリエチレンフォーム、ウレタンフォーム等)等の緩衝材により厚板状に形成される。また、各仕切板113,123,133の色は、例えば、前記メルトン等の生地と同色となるよう、灰色または黒色等の単色とすることができる。
【0035】
前記第1〜第3収納部110,120,130の方形板状の各空間において各段で左右方向に延びる横長の空間は、携帯電話機の見本機等を取付けて陳列する陳列空間として使用される。そして、第1収納部110の内側面、第2収納部120の2つの内側面及び第3収納部130の内側面は、それぞれ、多数の携帯電話の見本機等を多数段で陳列する陳列面として使用される。即ち、実施の形態2の可搬ケース100は、第1収納部110の内側面、第2収納部120の2つの内側面及び第3収納部130の内側面からなる4つの陳列面を備えている。第1〜第3収納部110,120,130の仕切板113,123,133間の各陳列空間には、左右に延びる帯状の接着布(面ファスナー)114,124,134がその全長にわたって固着されている。前記接着布114,124,134は、例えば、前記メルトン等の生地及び仕切板113,123,133と同色となるよう、灰色または黒色等の単色とすることができる。図9に示すように、接着布114,124,134には、携帯電話機の見本機(モック)Mの裏面に固着した対応する接着布(図示略)を介して、各種の見本機Mを着脱自在となっている。接着布114,124,134は、実施の形態2における携帯電話機の着脱保持手段を構成する。なお、着脱保持手段として、面テープ以外の手段を使用することもできる。なお、可搬ケース100の4つの陳列面のうちのいずれか1以上を、携帯電話関連商品を着脱自在な陳列面としたり、いずれかの陳列面のいずれか1以上の陳列空間を携帯電話関連商品を着脱自在な陳列面としたりすることもできる。更に、商品カタログや商品パンフレットを、可搬ケース100のいずれかの陳列面または陳列空間に収納自在とすることもできる。或いは、可搬ケース100の収納部の数を4層以上として、上記携帯電話関連商品や商品カタログ等を収納する収納部を設けてもよい。この場合、第1収納部110及び第3収納部130間に、第2収納部120と同様の収納部が2以上開閉自在に設けられる。
【0036】
携帯電話販売の流れ
上記のように構成された実施の形態2に係る携帯電話販売システムを使用して携帯電話の販売を行うには、まず、サービス会社の担当者(販売員等)が、可搬ケース100に、商品(携帯電話機、携帯電話関連商品等)を収納する。一方、サービス会社が、フリーダイヤル等の電話やFAX等により、不特定多数の顧客(ユーザ)から携帯電話等の注文を受けたら、販売員は、その顧客の指定する場所(顧客の自宅、顧客の会社、顧客が通院する病院等)へ可搬ケース100を携えて移動し、その場所にて携帯電話の新規契約や機種変更等の作業を行う。この場合、販売員の移動は、実施の形態1の車両10により行うことが好ましいが、他の車両(通常の営業車や通常の乗用車)により移動したり、公共交通機関を利用したり、或いは、徒歩や自転車やバイクにより移動することもできる。なお、実施の形態1と同様、機種変更の場合、サービス会社は、販売員が顧客の指定場所に移動する以前に一定の作業を行う。
【0037】
なお、商品カタログ等は、可搬ケース100や別のケースに収納して販売員が移動するようにしてもよい。また、電子機器23(コンピュータ、ファクシミリ装置、スキャナ、周辺機器等)等は、実施の形態1のように車両10に搭載して移動してもよい。この場合、通常のPC、FAX等、各種機器を移動することができる。或いは、販売員の移動に公共交通機関を利用する場合等、各種電子機器23の移動が困難な場合は、PDAや携帯用スキャナ等のモバイル電子機器により、PC、FAX等のすべての機能をまかなうようにすることもできる。或いは、ブロードバンドデータ通信可能な第3世代携帯電話により、各種データの処理を行うようにすることもできる。
【0038】
携帯電話の新規契約や機種変更の処理は、実施の形態1と同様である。また、販売員は、実施の形態1で述べたように、会社や病院等、多数の顧客の見込める場所からの電話等による依頼に応じて、その会社等に出向いて多数の顧客に携帯電話を販売することが好ましい。更に、販売員は、可搬ケース100を携えて、任意の会社や病院等、多数の顧客の見込める場所へ直接営業を行い、その場所で多数の顧客に携帯電話を販売することもできる。
【0039】
ところで、本発明の携帯電話販売システムによる携帯電話の販売先としては、上記の用に、会社や病院の他、各種学校、一般家庭、イベント会場等を想定することができ、その他多数の人間が集まる場所であれば任意の場所を想定することができる。また、それ以外にも、不特定多数の人が存在する場所であっても、本発明の携帯電話販売システムによる携帯電話の販売は可能である。
【0040】
また、本発明の携帯電話販売システムは、上記以外にも、以下のような態様で具体化することもできる。まず、コンビニエンスストアで携帯電話を顧客に販売する。販売する携帯電話は、新機登録用及び機種変更用のいずれとすることもできる。また、この時点では、新規登録の場合、携帯電話は開通しておらず、また、機種変更の場合、白ロム機のままである。次に、携帯電話乎購入した顧客は、例えば、自宅のPC及びインターネット回線を使用し、実施の形態1で述べた新規登録または機種変更用の処理の流れに沿って、携帯電話会社や携帯電話ショップにアクセスして、新規登録または機種変更に必要な情報をダウンロードし、必要なデータ処理を行う。例えば、顧客は、自宅のPCからインターネット経由で個人情報認証確認等、新規登録または機種変更の作業を行い、回線を開通させる。なお、携帯電話の代金は、電子決済とすることができる。
【0041】
また、本発明の携帯電話販売システムは、実施の形態1で述べたように、特定の時間帯に注文した顧客に対して、特典をつけることができるが、この特典としては、購入額に応じたサービスポイントとすることができる。例えば、午前中の特定の時間に注文した顧客に対しては、当日分のサービスポイントを2倍にしたり、夕方の特定の時間に注文した顧客に対しては、翌日分のサービスポイントを2倍にしたりすることができる。
【0042】
また、本発明の携帯電話販売システムは、車両10等により移動販売する地域の範囲を、片道30分〜1時間の距離の範囲とすることもできる。こうすると、地域密着型の携帯電話販売サービスとなり、業務効率は販売効率を向上することができると共に、地域の顧客に対するサービス品質を一層向上することもできる。
【0043】
【発明の効果】
請求項1に係る携帯電話販売システムは、上記のように構成したため、携帯電話(PHSを含む)等を移動用の車両により購買者の希望する場所(例えば、購買者の勤務先や自宅)へと移動して販売することができ、顧客の利便性を向上することができる。
【0044】
請求項2に係る携帯電話販売システムは、上記のように構成したため、更に、携帯電話機を陳列手段に陳列して、顧客の購買意欲を喚起、促進する等の効果を発揮することができる。
【0045】
請求項3に係る携帯電話販売システムは、上記のように構成したため、更に、携帯電話機を陳列棚に陳列して、顧客の購買意欲を喚起、促進する等の効果を発揮することができる。また、陳列棚の見える位置で、応接セットにより商談や必要書類の記入作業等を行うことができる。更に、電子機器により、その場で、携帯電話の新規登録作業を行うことができる。
【0046】
請求項4に係る携帯電話販売システムは、上記のように構成したため、更に、車両内でロムライタを使用して携帯電話の機種変更を行うことができる。
【0047】
請求項5に係る携帯電話販売システムは、上記のように構成したため、更に、可搬ケースに携帯電話機を収納して、任意の場所へと容易かつ迅速に移動することができる。また、顧客の指定する場所等で、可搬ケースを開いて収納した携帯電話機を陳列することができ、顧客の購買意欲を喚起、促進する等の効果を発揮することができる。
【0048】
請求項6に係る携帯電話販売システムは、上記のように構成したため、更に、可搬ケースの陳列面を層構造(層数)に応じた複数の面とすることができ、多くの機種の携帯電話機を陳列することができる。
【0049】
請求項7に係る携帯電話販売システムは、上記のように構成したため、更に、可搬ケースの陳列面に、着脱保持手段を介して、携帯電話機を容易に着脱して保持することができ、陳列する携帯電話機の変更を簡単に行うことができると共に、顧客に対して携帯電話機を陳列面から簡単に取外して提示し、その後、簡単に元の位置に取付けることができる。
【0050】
請求項8に係る携帯電話販売システムは、上記のように構成したため、更に、可搬ケースの陳列面に、上下に複数段となるよう、各種携帯電話機を陳列することができる。また、仕切板により携帯電話機を保護することもできる。
【0051】
請求項9に係る可搬ケースは、上記のように構成したため、携帯電話機を収納して、任意の場所へと容易かつ迅速に移動することができる。また、顧客の指定する場所等で、可搬ケースを開いて収納した携帯電話機を陳列することができ、顧客の購買意欲を喚起、促進する等の効果を発揮することができる。
【0052】
請求項10に係る可搬ケースは、上記のように構成したため、携帯電話機を収納して、任意の場所へと容易かつ迅速に移動することができる。また、顧客の指定する場所等で、可搬ケースを開いて収納した携帯電話機を陳列することができ、顧客の購買意欲を喚起、促進する等の効果を発揮することができる。更に、陳列面を層構造(層数)に応じた複数の面とすることができ、多くの機種の携帯電話機を陳列することができる。
【0053】
請求項11に係る可搬ケースは、上記のように構成したため、更に、陳列面に、可搬ケースの陳列面に、携帯電話機を容易に着脱して保持することができ、陳列する携帯電話機の変更を簡単に行うことができると共に、顧客に対して携帯電話機を陳列面から簡単に取外して提示し、その後、簡単に元の位置に取付けることができる。
【0054】
請求項12に係る可搬ケースは、上記のように構成したため、更に、陳列面に、上下に複数段となるよう、各種携帯電話機を陳列することができる。また、仕切板により携帯電話機を保護することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施の形態1に係る携帯電話販売システムの移動用の車両を示す左側面図である。
【図2】図2は本発明の実施の形態1に係る携帯電話販売システムの移動用の車両を示す右側面図である。
【図3】図3は本発明の実施の形態1に係る携帯電話販売システムの移動用の車両を示す背面図である。
【図4】図4は本発明の実施の形態1に係る携帯電話販売システムの移動用の車両を示す平面図である。
【図5】図5は本発明の実施の形態1に係る携帯電話販売システムの移動用の車両の内部構造を示す説明図である。
【図6】図6は本発明の実施の形態2に係る携帯電話販売システムで使用する可搬ケースをサービス会社の社員と共に示す説明図である。
【図7】図7は本発明の実施の形態2に係る携帯電話販売システムで使用する可搬ケースを示す斜視図である。
【図8】図8は本発明の実施の形態2に係る携帯電話販売システムで使用する可搬ケースを開いた状態を示す斜視図である。
【図9】図9は本発明の実施の形態2に係る携帯電話販売システムで使用する可搬ケースを開いて携帯電話の見本機を取付けた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10:車両、21:陳列棚、22:応接セット、23:電子機器
100:可搬ケース、110:第1収納部(層状部)
120:第2収納部(層状部)、130:第3収納部(層状部)
113.123.133:面テープ(着脱保持手段)
114.124.134:仕切板、M:携帯電話機
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話(PHSを含む)等を移動用の車両等により購買者の希望する場所(例えば、購買者の勤務先や自宅)へと移動して販売する携帯電話販売システム及びその携帯電話販売システムで好適に使用することができる可搬ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話は、固定場所である携帯電話ショップにて販売されている。一方、携帯電話を顧客の希望する場所で販売できれば、顧客にとって利便性が高い。この種の携帯電話販売システムについて、本出願人等は、特許庁電子図書館を利用して従来技術について検索したが、対応する従来技術を発見することはできなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、携帯電話(PHSを含む)等を移動用の車両等により購買者の希望する場所(例えば、購買者の勤務先や自宅)へと移動して販売するのに好適な携帯電話販売システム及びかかる携帯電話システムで使用するのに好適な可搬ケースの提供を課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る携帯電話販売システムは、移動用の車両と、前記車両と共に移動され、携帯電話の販売の用に供される携帯電話販売手段とを備える。
【0005】
請求項2に係る携帯電話販売システムは、請求項1の構成において、前記携帯電話販売手段が、少なくとも携帯電話機を陳列自在な陳列手段を含む。
【0006】
請求項3に係る携帯電話販売システムは、請求項1の構成において、前記携帯電話販売手段が、少なくとも携帯電話機を陳列する陳列棚と、前記車両の車室内において前記陳列棚を視認自在な近傍位置に配置された応接セットと、前記車両の車室内に配置され、携帯電話会社または携帯電話ショップと通信自在で、携帯電話の新規電話番号を登録自在な電子機器とを含む。
【0007】
請求項4に係る携帯電話販売システムは、請求項3の構成において、前記電子機器が、更に、携帯電話の機種変更に使用されるロムライタを含む。
【0008】
請求項5に係る携帯電話販売システムは、請求項1の構成において、前記携帯電話販売手段が、携帯電話機を収納自在であると共に、収納した携帯電話機を陳列自在な可搬ケースを備える。
【0009】
請求項6に係る携帯電話販売システムは、請求項5の構成において、前記可搬ケースが、剛性の層状部を複数層積層した複数層構造をなし、各層状部の少なくとも一方の面を、多数の携帯電話機を特定の陳列態様で陳列自在な陳列面とした。
【0010】
請求項7に係る携帯電話販売システムは、請求項6の構成において、前記可搬ケースの陳列面が、携帯電話を着脱自在に保持する着脱保持手段を有する。
【0011】
請求項8に係る携帯電話販売システムは、請求項7の構成において、前記可搬ケースの各陳列面が、緩衝材からなる仕切板により上下に複数段となるよう仕切られている。
【0012】
請求項9に係る可搬ケースは、携帯電話機を収納自在であると共に、収納した携帯電話機を陳列自在とした。
【0013】
請求項10に係る可搬ケースは、剛性の層状部を複数層積層した複数層構造をなし、各層状部の少なくとも一方の面を、多数の携帯電話機を特定の陳列態様で陳列自在な陳列面とした。
【0014】
請求項11に係る携帯電話販売システムは、請求項10の構成において、前記陳列面が、携帯電話を着脱自在に保持する着脱保持手段を有する。
【0015】
請求項12に係る携帯電話販売システムは、請求項11の構成において、前記各陳列面が、緩衝材からなる仕切板により上下に複数段となるよう仕切られている。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。なお、各実施の形態を通じ、同一の部材、要素または部分には同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0017】
実施の形態1
図1は本発明の実施の形態1に係る携帯電話販売システムの移動用の車両を示す左側面図である。図2は本発明の実施の形態1に係る携帯電話販売システムの移動用の車両を示す右側面図である。図3は本発明の実施の形態1に係る携帯電話販売システムの移動用の車両を示す背面図である。図4は本発明の実施の形態1に係る携帯電話販売システムの移動用の車両を示す平面図である。図5は本発明の実施の形態1に係る携帯電話販売システムの移動用の車両の内部構造を示す説明図である。
【0018】
実施の形態1に係る携帯電話販売システムは、移動用の車両10を備えている。車両10は、ワゴン車からなる。車両10は、右前ドア(運転席用ドア)11、左前ドア(助手席用ドア)12、左後ドア(後部座席用ドア)13及び後ドア(荷物室用ドア)14を有している。また、車両10は、左側面、右側面、上面(屋根面)及び背面(後側面)に、それぞれ、携帯電話販売システムのサービス内容等を示す文字及び絵柄等を表示している。具体的には、図1に示すように、車両10の左側面には、まず、左前ドア12の板金部分の略全体に、割引サービスがあることを示す「朝割」及び「夕割」の文字と、それらが適用される時間帯とが表示されている。割引サービスは、前記各時間帯に申し込んだ申込者に対して、所定の割引特典を与えるものである。また、車両10の左後ドア13の板金部分には、新規登録や機種変更の受け渡し時期を示す文字や、所定場所でサービス内容をCM放映していることを示す文字が表示されている。更に、車両10の左後ドア13の窓部分には、購入者の自宅や会社へ携帯電話を無料で届ける旨の文字が表示されている。そして、車両10の左側面の左後ドア13より後側の板金部分には、携帯電話の絵柄と、携帯電話販売システムに関するサービスを提供する会社(サービス会社)の会社名(屋号)とが表示されている。加えて、車両10の左側面の上端縁部には、前記サービス会社の連絡先として電話番号(フリーダイヤル)が表示されている。
【0019】
図2に示すように、車両10の右側面には、まず、右前ドア11の板金部分の略全体に、前記左前ドア13の場合と同様の割引サービスがあることを示す文字等が表示されている。また、車両10の右側面の板金部分には、前記左側面の場合と同様の文字や絵柄や電話番号等が表示されている。図3に示すように、車両10の後側面には、後ドア14の板金部分の略全体に、前記左前ドア12の場合と同様の割引サービスがあることを示す文字、前記左後ドア13の場合と同様のCM放映を示す文字、並びに、代理店及び加盟店を募集中であることを示す文字等が表示されている。また、車両10の後側面の窓部分には、前記左側面の場合と同様の移動携帯ショップであるサービス会社名やその電話番号、携帯電話を無料で届ける旨の文字、新規登録や機種変更の受け渡し時期を示す文字等が表示されている。更に、車両10の後側面の左側の板金部分の上端縁部には、今月の特別価格(値引価格)を示す文字が表示されると共に、窓部分には、販売する携帯電話の電話会社の会社名(屋号)等が表示されている。図4に示すように、車両10の屋根面には、前記左前ドア13の場合と同様の割引サービスがあることを示す文字に加え、前記左側面の場合と同様の文字や絵柄や電話番号等が表示されている。
【0020】
なお、上記各表示部分は、上記各表示の文字内容を印刷したカッティングシールを作成し、そのカッティングシールを上記所定箇所に貼付することにより構成される。また、各携帯電話会社の会社名(屋号)等の表示は、その携帯電話会社特有のステッカーを上記所定箇所に貼付することにより構成される。
【0021】
図5に示すように、車両10の車室のうち、後部座席側の空間は、携帯電話販売手段を収納する携帯電話販売空間15とされている。携帯電話販売空間15には、携帯電話販売手段として、陳列棚21、応接セット22及び電子機器23が所定箇所に配置されている。陳列棚21は、携帯電話陳列手段として、各携帯電話会社の各種携帯電話機(見本機)を所定の陳列態様で陳列自在となっている。具体的には、陳列棚21は、いわゆるモックケースとよばれるものと同様のものであり、水平に延びる陳列空間を上下に複数段配置し、各陳列空間に各携帯電話会社の各種携帯電話機の見本機(いわゆるモック)を着脱自在に配置している。陳列棚21は、携帯電話販売空間15の床面の所定位置(好ましくはコーナ部)に固定されている。なお、顧客に販売する実際の携帯電話機(新規登録用の実機及び機種変更用の実機)は、車両10の車室(好ましくは、携帯電話販売空間15)内に収納保管されている。例えば、陳列棚21の裏側に携帯電話機(実機)収納用の商品収納空間を形成し、その格納空間に携帯電話機(実機)を収納して保管してもよい。前記携帯電話販売空間15の所定箇所には、更に、携帯電話機以外の商品として、携帯電話関連商品を陳列することもできる。携帯電話関連商品としては、例えば、携帯電話用ストラップ等の携帯電話用アクセサリー、電磁波防止器具等のその他の携帯電話に付随する商品があり、これらを、例えば、前記陳列棚21に陳列するよう構成することもできる。また、陳列棚21または応接セット22の近傍には、携帯電話や携帯電話関連商品の商品カタログや商品パンフレットが配置または展示されている。前記携帯電話関連商品や商品カタログ等は、前記携帯電話(実機)用の商品収納空間に収納したり、その商品収納空間に隣接して別の収納空間を形成して収納したりすることができる。
【0022】
前記応接セット22は、携帯電話の購入(新規登録や機種変更)を希望する顧客を応接して、携帯電話機の説明、購入に必要な書類の記入作業等を行うためのものである。応接セット22は、テーブル22a及び椅子22bからなり、テーブル22aは、簡易テーブル等の持ち運び容易なテーブルより構成することが好ましく、また、携帯電話販売空間15の床に固定自在なよう構成することが好ましい。テーブル22aは、携帯電話販売空間15の床面の所定位置(好ましくは中央部)に配置または固定されている。なお、テーブル22aは、少なくとも車両10の移動中は固定した状態で床面に配置したり、特別な収納空間に収納保管したりすることが好ましい。また、椅子22bは、顧客の応接中は移動自在とし、車両10の移動中は固定した状態で床面に配置したり、特別な収納空間に収納保管したりすることが好ましい。一方、携帯電話販売空間15には、上記携帯電話や携帯電話関連商品の販売に付帯する各種機器等が収納または配置されている。この各種機器としては、例えば、携帯電話のプロモーションビデオを放映するLCD(液晶表示装置)等のディスプレイを含む映像装置等がある。
【0023】
前記電子機器23は、購入に係る携帯電話の購入情報を入力及び登録したり、購入に係る携帯電話機の携帯電話会社にその登録情報を送信したりするためのものである。前記購入情報としては、携帯電話を購入した顧客の個人情報、購入に係る携帯電話の機種、新規登録または機種変更の別、電話番号等がある。電子機器23は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)等のコンピュータ、ファクシミリ装置(FAX)、スキャナー、プリンタ等の周辺機器、無線通信機器等からなる。例えば、PCとしてモバイルPCを使用し、無線通信機器としてモバイルデータ通信機器(モデム、アダプタ、インタフェース等)を使用して、車両10と携帯電話会社との間で通信を行うことができる。或いは、PCとしてモバイルデータ通信機能を内蔵したPDA(個人情報端末)を使用し、車両10と携帯電話会社との間で通信を行うこともできる。
【0024】
ここで、前記電子機器23の無線通信機器としては、PCと無線通信網とを接続するためのモバイルデータ通信用PCカードや携帯電話等の各種モバイルデータ通信機器がある。また、前記周辺機器としては、PC用カードリーダやクレジットカードリーダ等の各種カードリーダ、顧客の既存の携帯電話を機種変更するためのロムライタ、及び、上記各周辺機器に付帯する周辺装置がある。更に、車両10の例えば運転席側には、カーナビゲーション装置が配置されている。ここで、前記ロムライタとは、電話番号等の情報が書き込まれていない携帯電話機(いわゆる白ロム機)のROM(リードオンリメモリ)に、電話番号等の情報を書き込むためのものであり、特に、携帯電話の機種変更をするために使用される。
【0025】
携帯電話販売の流れ
上記のように構成された実施の形態1に係る携帯電話販売システムを使用して携帯電話の販売を行うには、まず、携帯電話の移動販売を行う携帯電話ショップ等のサービス会社が、車両10に、商品(携帯電話機、携帯電話関連商品等)、商品カタログ、電子機器23(コンピュータ、ファクシミリ装置、スキャナ、周辺機器等)等を搭載する。なお、商品や商品カタログは、例えば、前記収納空間に収納する。一方、サービス会社が、フリーダイヤル等の電話やFAX等により、不特定多数の顧客(ユーザ)から携帯電話等の注文を受けたら、その顧客の指定する場所(顧客の自宅、顧客の会社、顧客が通院する病院等)へ車両10により移動し、その場所にて携帯電話の新規契約や機種変更等の作業を行う。なお、機種変更の場合、サービス会社は、顧客の指定場所に移動する以前に一定の作業を行う。
【0026】
詳細には、新規契約の場合は、まず、サービス会社が、顧客から携帯電話購入希望の電話を受けた段階で、どの携帯電話メーカのどの機種にするのかを確認する(ボディ色等の指定も含む)。次に、サービス会社は、上記のように車両10に顧客の希望する携帯電話機を含む商品等を搭載して顧客の指定する場所に移動し、その場所において、免許証、保険証、パスポート、本人宛の公共料金のはがき等を利用して、顧客に対する本人確認の作業を行う。サービス会社は、本人であることを確認できたら、前記顧客の希望する携帯電話機について、販売契約書(購入契約書)に顧客本人の自筆署名及び捺印をしてもらう。次に、サービス会社は、FAXや電子メールの添付ファイル等により、顧客が選択した携帯電話機の携帯電話メーカまたはその携帯電話機を取り扱う携帯電話ショップ(通常は自らの携帯電話ショップ)へ、契約書等の関係書類を送付する。そして、サービス会社は、当該携帯電話メーカまたは携帯電話ショップから、当該携帯電話の登録完了の通知をもらったら、当該携帯電話の開通を確認し、車両10に搭載してきた顧客の希望する携帯電話機を、その顧客へと実際に販売する。なお、このとき、顧客が、車両10の陳列棚21に陳列された携帯電話機を見る等して、別の携帯電話機を希望する場合、サービス会社は、その携帯電話機について、上記各種の作業を行うことができる。ここで、関係書類を送付して携帯電話の実際の登録作業を行ってもらう携帯電話ショップは、上記のようにサービス会社自身の経営する携帯電話ショップであってもよく、或いは、サービス会社が契約する代理店等とすることもできる。
【0027】
機種変更の場合は、まず、サービス会社は、顧客から携帯電話購入希望の電話を受けた段階で、どの携帯電話メーカのどの機種にするのかを確認する。次に、サービス会社は、顧客に対する本人確認作業のため、免許証、保険証、パスポート、本人宛の公共料金のはがき等、本人確認のできる書類等をサービス会社へFAX等により送付してもらう。このとき、サービス会社は、特に、電話してきた顧客が、機種変更を希望する携帯電話機の実際の所有者であることを確認できる書類(契約書等)を送付してもらう必要がある。次に、サービス会社は、送付された書類等を使用して、PC等により顧客に対する本人確認の作業を行う。万一、電話してきた顧客が機種変更にかかる携帯電話機を所有する本人でない場合、例えば、機種変更にかかる携帯電話機が本人の妻名義や家族名義等である場合、サービス会社は、その携帯電話機の実際の所有者に確認の上、再度必要書類をFAXしてもらう。
【0028】
そして、サービス会社は、本人であることを確認できたら、顧客の希望する新機種の携帯電話機に、顧客の現在の携帯電話番号を登録する。即ち、サービス会社は、携帯電話ショップに備え付けのロムライタ等を使用して、新機種の携帯電話機のROMに現在の電話番号を書き込む。これに先立ち、サービス会社は、顧客の現在所有する携帯電話機の電源をオフしてもらうよう、顧客に指示する。即ち、顧客が現在所有する携帯電話機の電源をオフしないと、サービス会社は、新機種の携帯電話機の登録(番号書き込み)作業を行うことができない。その後、サービス会社は、上記のように車両10に当該新機種の携帯電話機を含む商品等を搭載して顧客の指定する場所に移動し、その場所において、本人へと携帯電話を実際に販売する。このとき、サービス会社は、顧客に対して、車両10が顧客の指定場所へ到着し、携帯電話の販売を終了するまで、顧客の現在所有する携帯電話機の電源をオフ状態としてもらうよう指示する。なお、機種変更に関する契約書等の関係書類については、例えば、サービス会社が顧客の指定場所へ関係書類を持参し、その場所で顧客本人に書類への署名及び捺印等をしてもらうことができる。ここで、サービス会社は、自身の携帯電話ショップに関係書類を送付して上記のような機種変更の実際の登録作業を行ってもらってもよく、或いは、代理店としての他の携帯電話ショップに関係書類を送付して機種変更の実際の登録作業を行ってもらってもよい。
【0029】
ところで、上記説明では、サービス会社が、1名の顧客から携帯電話購入の依頼を受けて、その1名の顧客に携帯電話を販売する場合の流れについて説明したが、通常は、販売コストの面から、サービス会社は、一度に多数の顧客に携帯電話を販売することが好ましい。よって、サービス会社は、例えば、多数の顧客を見込める会社や病院等に対して、実施の形態1に係る携帯電話販売システムの内容に関する広報活動や宣伝活動を行い、会社等からサービス会社に対して携帯電話の販売を希望する旨の電話やFAXが来たら、車両10によりその会社等へ出向いて、複数または多数の顧客に携帯電話の販売を行うようにすることができる。或いは、サービス会社は、車両10を移動しながら実施の形態1に係る携帯電話販売システムの内容に関する街頭での宣伝活動を行い、その車両10の屋根等に記載した広告等を見た顧客や、スピーカから流れる宣伝を聞いた会社から、その場でフリーダイヤル等に連絡してもらい、その会社等へ出向いて、複数または多数の顧客に携帯電話の販売を行うようにすることができる。更に、サービス会社は、多数の個別の顧客から各機種の携帯電話について販売を希望する旨の電話やFAXが来たら、それらの個別の依頼に基づいて販売ルートを作成し、車両10によりそれら多数の個別の顧客の指定場所に順次移動しながら、各顧客に対してその顧客の希望する携帯電話を販売することもできる(いわゆるルート販売)。いずれの場合も、携帯電話の登録作業は、新規登録及び機種変更を問わず、上記のようにして行うことができる。
【0030】
ところで、実施の形態1に係る携帯電話販売システムで使用する車両10は、十分な車室空間を確保できるよう、ワゴン車等の背(車高)の高いワンボックスカーやツーボックスカーとすることが好ましいが、その他、背の低いバン等のツーボックスカーや、通常の乗用車等のスリーボックスカーより構成することもできる。或いは、車両は、架装車両や軽自動車等、その他の任意の車両より構成することもできる。
【0031】
実施の形態2
図6は本発明の実施の形態2に係る携帯電話販売システムで使用する可搬ケースをサービス会社の社員と共に示す説明図である。図7は本発明の実施の形態2に係る携帯電話販売システムで使用する可搬ケースを示す斜視図である。図8は本発明の実施の形態2に係る携帯電話販売システムで使用する可搬ケースを開いた状態を示す斜視図である。図9は本発明の実施の形態2に係る携帯電話販売システムで使用する可搬ケースを開いて携帯電話の見本機を取付けた状態を示す斜視図である。
【0032】
図6に示すように、実施の形態2に係る携帯電話販売システムは、携帯電話販売手段として、可搬ケース100を使用する。可搬ケース100は、図7に示すように、3層構造のアタッシュケース状をなしている。詳細には、可搬ケース100は、第1収納部110、第2収納部120及び第2収納部130を有する。図8に示すように、第1収納部110は、方形状の枠体111の厚さ方向一端側(外側面側)を方形板状の主体板112で閉塞した層状をなす。第2収納部120は、方形状の枠体121の厚さ方向中央を方形板状の主体板122で閉塞した層状をなす。第3収納部130は、方形状の枠体131の厚さ方向一端側(外側面側)を方形板状の主体板132で閉塞した層状をなす。主体板112,122,132は、エンボス加工したアルミ合板、PVC(ポリ塩化ビニル樹脂)合板等の各種板材から形成することができる。
【0033】
第1収納部110の左右方向一端側と第2収納部120の左右方向一端側、及び、第2収納部120の左右方向一端側と第3収納部130の左右方向一端側とは、それぞれ、複数の平丁番(図示略)で連結され、第1収納部110と第2収納部120、及び、第2収納部120と第3収納部130とが、それぞれ、厚さ方向への相対回動自在となっている。また、第1収納部110の左右方向他端側と第2収納部120の左右方向他端側、及び、第2収納部120の左右方向他端側と第3収納部130の左右方向他端側とは、それぞれ、複数の鍵付の引掛錠前141で連結及び開放自在とされている。更に、第2収納部120の上端中央には、手による運搬時等に使用される把手142が取付けられている。また、第1収納部110の左右方向両端側、第2収納部120の左右方向両端側及び第3収納部130の左右方向両端側には、それぞれ、各一対のキャスター143が固着され、第1収納部110、第2収納部120及び第3収納部130の各々が、任意の方向に滑動自在となっている。更に、第2収納部120の左右外側面の上端部には、それぞれ、引掛けベルト151引掛け用の掛止部144が固着されている。そして、引掛けベルト150葉、肩掛け運搬時等使用され、その両端のフック状の係合部151を掛止部144に引掛けて取付け自在となっている。
【0034】
第1収納部110の主体板112の内側面全体には、メルトン等の生地(図示略)が貼付けられている。この生地の色は、例えば、灰色または黒色等の単色とされる。第2収納部120の主体板122の両側面の全体にも、同様に、メルトン等の生地が貼付けられている。第3収納部130の主体板132の内側面全体にも、同様に、メルトン等の生地が貼付けられている。また、第1収納部110の内側には、枠体111の内側面及び主体板112の内側面により囲まれる方形板状の空間が形成されるが、この方形板状の空間は、左右に延びる板状の仕切板113により、上下に複数段となるよう仕切られている。同様に、第2収納部120の内側には、主体板122の厚さ方向両側に、枠体121の内側面及び主体板122の内側面により囲まれる方形板状の空間がそれぞれ形成される。そして、第2収納部120の各方形板状の空間は、左右に延びる板状の仕切板123により、上下に複数段となるよう仕切られている。同様に、第3収納部130の内側には、枠体131の内側面及び主体板132の内側面により囲まれる方形板状の空間が形成されるが、この方形板状の空間は、左右に延びる板状の仕切板133により、上下に複数段となるよう仕切られている。前記各仕切板113,123,133は、硬質クッション(ポリエチレンフォーム、ウレタンフォーム等)等の緩衝材により厚板状に形成される。また、各仕切板113,123,133の色は、例えば、前記メルトン等の生地と同色となるよう、灰色または黒色等の単色とすることができる。
【0035】
前記第1〜第3収納部110,120,130の方形板状の各空間において各段で左右方向に延びる横長の空間は、携帯電話機の見本機等を取付けて陳列する陳列空間として使用される。そして、第1収納部110の内側面、第2収納部120の2つの内側面及び第3収納部130の内側面は、それぞれ、多数の携帯電話の見本機等を多数段で陳列する陳列面として使用される。即ち、実施の形態2の可搬ケース100は、第1収納部110の内側面、第2収納部120の2つの内側面及び第3収納部130の内側面からなる4つの陳列面を備えている。第1〜第3収納部110,120,130の仕切板113,123,133間の各陳列空間には、左右に延びる帯状の接着布(面ファスナー)114,124,134がその全長にわたって固着されている。前記接着布114,124,134は、例えば、前記メルトン等の生地及び仕切板113,123,133と同色となるよう、灰色または黒色等の単色とすることができる。図9に示すように、接着布114,124,134には、携帯電話機の見本機(モック)Mの裏面に固着した対応する接着布(図示略)を介して、各種の見本機Mを着脱自在となっている。接着布114,124,134は、実施の形態2における携帯電話機の着脱保持手段を構成する。なお、着脱保持手段として、面テープ以外の手段を使用することもできる。なお、可搬ケース100の4つの陳列面のうちのいずれか1以上を、携帯電話関連商品を着脱自在な陳列面としたり、いずれかの陳列面のいずれか1以上の陳列空間を携帯電話関連商品を着脱自在な陳列面としたりすることもできる。更に、商品カタログや商品パンフレットを、可搬ケース100のいずれかの陳列面または陳列空間に収納自在とすることもできる。或いは、可搬ケース100の収納部の数を4層以上として、上記携帯電話関連商品や商品カタログ等を収納する収納部を設けてもよい。この場合、第1収納部110及び第3収納部130間に、第2収納部120と同様の収納部が2以上開閉自在に設けられる。
【0036】
携帯電話販売の流れ
上記のように構成された実施の形態2に係る携帯電話販売システムを使用して携帯電話の販売を行うには、まず、サービス会社の担当者(販売員等)が、可搬ケース100に、商品(携帯電話機、携帯電話関連商品等)を収納する。一方、サービス会社が、フリーダイヤル等の電話やFAX等により、不特定多数の顧客(ユーザ)から携帯電話等の注文を受けたら、販売員は、その顧客の指定する場所(顧客の自宅、顧客の会社、顧客が通院する病院等)へ可搬ケース100を携えて移動し、その場所にて携帯電話の新規契約や機種変更等の作業を行う。この場合、販売員の移動は、実施の形態1の車両10により行うことが好ましいが、他の車両(通常の営業車や通常の乗用車)により移動したり、公共交通機関を利用したり、或いは、徒歩や自転車やバイクにより移動することもできる。なお、実施の形態1と同様、機種変更の場合、サービス会社は、販売員が顧客の指定場所に移動する以前に一定の作業を行う。
【0037】
なお、商品カタログ等は、可搬ケース100や別のケースに収納して販売員が移動するようにしてもよい。また、電子機器23(コンピュータ、ファクシミリ装置、スキャナ、周辺機器等)等は、実施の形態1のように車両10に搭載して移動してもよい。この場合、通常のPC、FAX等、各種機器を移動することができる。或いは、販売員の移動に公共交通機関を利用する場合等、各種電子機器23の移動が困難な場合は、PDAや携帯用スキャナ等のモバイル電子機器により、PC、FAX等のすべての機能をまかなうようにすることもできる。或いは、ブロードバンドデータ通信可能な第3世代携帯電話により、各種データの処理を行うようにすることもできる。
【0038】
携帯電話の新規契約や機種変更の処理は、実施の形態1と同様である。また、販売員は、実施の形態1で述べたように、会社や病院等、多数の顧客の見込める場所からの電話等による依頼に応じて、その会社等に出向いて多数の顧客に携帯電話を販売することが好ましい。更に、販売員は、可搬ケース100を携えて、任意の会社や病院等、多数の顧客の見込める場所へ直接営業を行い、その場所で多数の顧客に携帯電話を販売することもできる。
【0039】
ところで、本発明の携帯電話販売システムによる携帯電話の販売先としては、上記の用に、会社や病院の他、各種学校、一般家庭、イベント会場等を想定することができ、その他多数の人間が集まる場所であれば任意の場所を想定することができる。また、それ以外にも、不特定多数の人が存在する場所であっても、本発明の携帯電話販売システムによる携帯電話の販売は可能である。
【0040】
また、本発明の携帯電話販売システムは、上記以外にも、以下のような態様で具体化することもできる。まず、コンビニエンスストアで携帯電話を顧客に販売する。販売する携帯電話は、新機登録用及び機種変更用のいずれとすることもできる。また、この時点では、新規登録の場合、携帯電話は開通しておらず、また、機種変更の場合、白ロム機のままである。次に、携帯電話乎購入した顧客は、例えば、自宅のPC及びインターネット回線を使用し、実施の形態1で述べた新規登録または機種変更用の処理の流れに沿って、携帯電話会社や携帯電話ショップにアクセスして、新規登録または機種変更に必要な情報をダウンロードし、必要なデータ処理を行う。例えば、顧客は、自宅のPCからインターネット経由で個人情報認証確認等、新規登録または機種変更の作業を行い、回線を開通させる。なお、携帯電話の代金は、電子決済とすることができる。
【0041】
また、本発明の携帯電話販売システムは、実施の形態1で述べたように、特定の時間帯に注文した顧客に対して、特典をつけることができるが、この特典としては、購入額に応じたサービスポイントとすることができる。例えば、午前中の特定の時間に注文した顧客に対しては、当日分のサービスポイントを2倍にしたり、夕方の特定の時間に注文した顧客に対しては、翌日分のサービスポイントを2倍にしたりすることができる。
【0042】
また、本発明の携帯電話販売システムは、車両10等により移動販売する地域の範囲を、片道30分〜1時間の距離の範囲とすることもできる。こうすると、地域密着型の携帯電話販売サービスとなり、業務効率は販売効率を向上することができると共に、地域の顧客に対するサービス品質を一層向上することもできる。
【0043】
【発明の効果】
請求項1に係る携帯電話販売システムは、上記のように構成したため、携帯電話(PHSを含む)等を移動用の車両により購買者の希望する場所(例えば、購買者の勤務先や自宅)へと移動して販売することができ、顧客の利便性を向上することができる。
【0044】
請求項2に係る携帯電話販売システムは、上記のように構成したため、更に、携帯電話機を陳列手段に陳列して、顧客の購買意欲を喚起、促進する等の効果を発揮することができる。
【0045】
請求項3に係る携帯電話販売システムは、上記のように構成したため、更に、携帯電話機を陳列棚に陳列して、顧客の購買意欲を喚起、促進する等の効果を発揮することができる。また、陳列棚の見える位置で、応接セットにより商談や必要書類の記入作業等を行うことができる。更に、電子機器により、その場で、携帯電話の新規登録作業を行うことができる。
【0046】
請求項4に係る携帯電話販売システムは、上記のように構成したため、更に、車両内でロムライタを使用して携帯電話の機種変更を行うことができる。
【0047】
請求項5に係る携帯電話販売システムは、上記のように構成したため、更に、可搬ケースに携帯電話機を収納して、任意の場所へと容易かつ迅速に移動することができる。また、顧客の指定する場所等で、可搬ケースを開いて収納した携帯電話機を陳列することができ、顧客の購買意欲を喚起、促進する等の効果を発揮することができる。
【0048】
請求項6に係る携帯電話販売システムは、上記のように構成したため、更に、可搬ケースの陳列面を層構造(層数)に応じた複数の面とすることができ、多くの機種の携帯電話機を陳列することができる。
【0049】
請求項7に係る携帯電話販売システムは、上記のように構成したため、更に、可搬ケースの陳列面に、着脱保持手段を介して、携帯電話機を容易に着脱して保持することができ、陳列する携帯電話機の変更を簡単に行うことができると共に、顧客に対して携帯電話機を陳列面から簡単に取外して提示し、その後、簡単に元の位置に取付けることができる。
【0050】
請求項8に係る携帯電話販売システムは、上記のように構成したため、更に、可搬ケースの陳列面に、上下に複数段となるよう、各種携帯電話機を陳列することができる。また、仕切板により携帯電話機を保護することもできる。
【0051】
請求項9に係る可搬ケースは、上記のように構成したため、携帯電話機を収納して、任意の場所へと容易かつ迅速に移動することができる。また、顧客の指定する場所等で、可搬ケースを開いて収納した携帯電話機を陳列することができ、顧客の購買意欲を喚起、促進する等の効果を発揮することができる。
【0052】
請求項10に係る可搬ケースは、上記のように構成したため、携帯電話機を収納して、任意の場所へと容易かつ迅速に移動することができる。また、顧客の指定する場所等で、可搬ケースを開いて収納した携帯電話機を陳列することができ、顧客の購買意欲を喚起、促進する等の効果を発揮することができる。更に、陳列面を層構造(層数)に応じた複数の面とすることができ、多くの機種の携帯電話機を陳列することができる。
【0053】
請求項11に係る可搬ケースは、上記のように構成したため、更に、陳列面に、可搬ケースの陳列面に、携帯電話機を容易に着脱して保持することができ、陳列する携帯電話機の変更を簡単に行うことができると共に、顧客に対して携帯電話機を陳列面から簡単に取外して提示し、その後、簡単に元の位置に取付けることができる。
【0054】
請求項12に係る可搬ケースは、上記のように構成したため、更に、陳列面に、上下に複数段となるよう、各種携帯電話機を陳列することができる。また、仕切板により携帯電話機を保護することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施の形態1に係る携帯電話販売システムの移動用の車両を示す左側面図である。
【図2】図2は本発明の実施の形態1に係る携帯電話販売システムの移動用の車両を示す右側面図である。
【図3】図3は本発明の実施の形態1に係る携帯電話販売システムの移動用の車両を示す背面図である。
【図4】図4は本発明の実施の形態1に係る携帯電話販売システムの移動用の車両を示す平面図である。
【図5】図5は本発明の実施の形態1に係る携帯電話販売システムの移動用の車両の内部構造を示す説明図である。
【図6】図6は本発明の実施の形態2に係る携帯電話販売システムで使用する可搬ケースをサービス会社の社員と共に示す説明図である。
【図7】図7は本発明の実施の形態2に係る携帯電話販売システムで使用する可搬ケースを示す斜視図である。
【図8】図8は本発明の実施の形態2に係る携帯電話販売システムで使用する可搬ケースを開いた状態を示す斜視図である。
【図9】図9は本発明の実施の形態2に係る携帯電話販売システムで使用する可搬ケースを開いて携帯電話の見本機を取付けた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10:車両、21:陳列棚、22:応接セット、23:電子機器
100:可搬ケース、110:第1収納部(層状部)
120:第2収納部(層状部)、130:第3収納部(層状部)
113.123.133:面テープ(着脱保持手段)
114.124.134:仕切板、M:携帯電話機
Claims (12)
- 移動用の車両と、
前記車両と共に移動され、携帯電話の販売の用に供される携帯電話販売手段とを備えることを特徴とする携帯電話販売システム。 - 前記携帯電話販売手段は、少なくとも携帯電話機を陳列自在な陳列手段を含むことを特徴とする請求項1記載の携帯電話販売システム。
- 前記携帯電話販売手段は、
少なくとも携帯電話機を陳列する陳列棚と、
前記車両の車室内において前記陳列棚を視認自在な近傍位置に配置された応接セットと、
前記車両の車室内に配置され、携帯電話会社または携帯電話ショップと通信自在で、携帯電話の新規電話番号を登録自在な電子機器と
を含むことを特徴とする請求項1記載の携帯電話販売システム。 - 前記電子機器は、更に、携帯電話の機種変更に使用されるロムライタを含むことを特徴とする請求項3記載の携帯電話販売システム。
- 前記携帯電話販売手段は、携帯電話機を収納自在であると共に、収納した携帯電話機を陳列自在な可搬ケースを備えることを特徴とする請求項1記載の携帯電話販売システム。
- 前記可搬ケースは、剛性の層状部を複数層積層した複数層構造をなし、各層状部の少なくとも一方の面を、多数の携帯電話機を特定の陳列態様で陳列自在な陳列面としたことを特徴とする請求項5記載の携帯電話販売システム。
- 前記可搬ケースの陳列面は、携帯電話を着脱自在に保持する着脱保持手段を有することを特徴とする請求項6記載の携帯電話販売システム。
- 前記可搬ケースの各陳列面は、緩衝材からなる仕切板により上下に複数段となるよう仕切られていることを特徴とする請求項7記載の携帯電話販売システム。
- 携帯電話機を収納自在であると共に、収納した携帯電話機を陳列自在としたことを特徴とする可搬ケース。
- 剛性の層状部を複数層積層した複数層構造をなし、各層状部の少なくとも一方の面を、多数の携帯電話機を特定の陳列態様で陳列自在な陳列面としたことを特徴とする可搬ケース。
- 前記陳列面は、携帯電話を着脱自在に保持する着脱保持手段を有することを特徴とする請求項10記載の可搬ケース。
- 前記各陳列面は、緩衝材からなる仕切板により上下に複数段となるよう仕切られていることを特徴とする請求項11記載の可搬ケース。
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Cited By (2)
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ES2286960A1 (es) * | 2007-06-01 | 2007-12-01 | Adolfo Noniella Garcia | Unidad movil para maquinas expendedoras. |
JP2019164685A (ja) * | 2018-03-20 | 2019-09-26 | トヨタ自動車株式会社 | 作業支援システム、情報処理方法およびプログラム |
-
2003
- 2003-05-01 JP JP2003126196A patent/JP2004330817A/ja not_active Withdrawn
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