JP2004328571A - 画像処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像データの伸張圧縮と回転処理とをメモリの節約と処理時間の短縮を図りつつ行わせる。
【解決手段】本画像処理装置は、画像データをブロック単位で圧縮伸張処理する機能と、同画像データをブロック単位で回転処理する機能とを兼ねる、圧縮伸張兼回転DMAC37と圧縮伸張兼回転バッファ38とを有し、画像データをブロック単位で圧縮伸張する処理と同時に、同画像データをブロック単位で回転する処理を行うように構成されている。
【選択図】 図2
【解決手段】本画像処理装置は、画像データをブロック単位で圧縮伸張処理する機能と、同画像データをブロック単位で回転処理する機能とを兼ねる、圧縮伸張兼回転DMAC37と圧縮伸張兼回転バッファ38とを有し、画像データをブロック単位で圧縮伸張する処理と同時に、同画像データをブロック単位で回転する処理を行うように構成されている。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像データに対する圧縮回転処理が可能なデジタル複写機、スキャナ及びプリンタ等の画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、デジタル複写機として、CCD等のスキャナから読み込んだ画像データを一旦圧縮処理してメモリに蓄積し、必要時に、メモリから読み出して伸張処理し、この復元された画像データに回転処理を施すなどして像形成部へ出力するものが知られている。
【0003】
図9は、従来の画像処理部のブロック図を示すものである。ビットマップメモリ130はビットマップメモリI/F133によるアクセスの調停や、アクセスのためのタイミング制御を受けて画像データの書き込み、読み出しを行う。
まず、読み込まれた画像データは画像入力処理を経て、画像入力DMAC(Direct Memory Access Controller)131によって画像入力バッファ132に一時的に記憶され、ビットマップメモリ130に書き込むべく読み出される。画像出力DMAC134はビットマップメモリ130から画像データを読み出して画像出力バッファ135に一時的に書き込み、また画像出力処理のために読み出す。また、ビットマップメモリ130に記憶されている画像データに対して回転、圧縮処理を行うべく、タイミング制御やアドレス生成を行う回転DMAC137a及び圧縮伸張DMAC137bを備えると共に、処理途中の画像データを一時的に蓄える回転バッファ138a及び圧縮伸張バッファ138bを備えている。
【0004】
圧縮伸張バッファ138bは画像データを構成する複数の画素データに対して8ドット×8ラインを単位とする1ブロック分の記憶容量を持ち、圧縮伸張DMAC137bはこのブロック単位で常に同じ方向にアクセス制御を行う。すなわち、圧縮伸張バッファ138bと圧縮伸張DMAC137bとにおける圧縮伸張処理に関して、JPEG(Joint Photographic coding Exports Group)方式の入力形式であるブロックインタプリタの順でアクセス制御を行っている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
しかし、上記特許文献1の方法では、回転処理のために回転前と回転後の画像データの記憶領域がそれぞれ一頁分必要であり、また回転処理のための処理時間が発生する。
【0006】
そこで、画像入力をしながら、入力が完了した画像データから順次回転処理をしたり、回転処理をしながら、回転終了した画像データから順次出力することにより、メモリ節約と時間短縮を図った例もある(例えば、特許文献2参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開平10−210251号公報(第6頁、第33頁)
【特許文献2】
特開2001−127973号公報(第4頁、図4)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、デジタル複写機等には、通常の印刷モード以外に、回転電子ソートと呼ばれるモードやネットワークスキャナと呼ばれるモードを有するものがある。
【0009】
回転電子ソートモードとは、ソートの対象となっている原稿を複数枚読み取り、読み取った画像データをビットマップメモリに一旦蓄積し、蓄積した画像データを1部数置きに回転させて出力するものである。例えば奇数部数目と偶数部数目とで画像の向きを異なるようにするため、偶数部数目か奇数部数目の一方で回転処理が必要となり、その分、画像処理時間が長くなる。
【0010】
また、ネットワークスキャナモードとは、スキャナで読み取った回転処理された状態の画像データをビットマップメモリに一旦蓄積し、この蓄積した画像データを所望の向きとなるように回転処理してネットワークを介して外部装置(パソコン、プリンタに)送信するものである。ここでは回転処理された状態の画像データに回転処理を施した後、転送するため、この場合にも画像処理時間が長くなる。
【0011】
この回転電子ソートモードや、ネットワークスキャナモードでの回転処理の場合では、入力画像をビットマップメモリに一旦蓄積しておく必要がある。したがって、上記特許文献2のように画像入力をしながら、入力が完了した画像から順次回転処理をしたり、回転処理をしながら、回転終了した画像から順次出力することが不可能となるので、メモリ節約と時間短縮を図ることができない。また、ビットマップメモリの記憶容量が、カラー原稿でA3サイズの一面分の画像であるとすると、いずれのモードにおいても、理論上、A3サイズの1/2のサイズの原稿までしか回転処理はできない。
【0012】
しかしながら、特にカラー機の普及がめまぐるしい今日、メモリの節約と処理時間の短縮とを図る要請が高い。また、例えばA3サイズのように、サイズの大きい原稿画像に対しても回転処理が行えることが望まれる。
【0013】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、画像データの回転処理において、メモリの節約及び処理時間の短縮を可能とする画像処理装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、画像データを構成する複数の画素データを記憶する所定記憶容量を有するメモリと、このメモリに記憶された画像データを所定サイズのブロック単位で圧縮又は伸張処理する圧縮伸張部と、この圧縮伸張部に対して画像データの入出力制御を行う制御部とを備えた画像処理装置であって、制御部は、メモリに記憶された画像データを、この画像データを圧縮又は伸張処理すると同時に回転処理するように、上記ブロック単位で圧縮伸張部に引き渡す圧縮伸張兼回転手段を有することを特徴とするものである。
【0015】
この構成によれば、画像データがブロック単位で圧縮又は伸張処理されると同時に、同画像データがブロック単位で回転処理されるので、上記特許文献1の方法のように、回転処理のために回転前と回転後の画像記憶領域がそれぞれ一頁分必要とはならず、また回転のための処理時間が発生しない。
【0016】
また、上記特許文献2の方法と異なり、基本的には画像データがメモリに一旦記憶されているため、回転電子ソートモードや、ネットワークスキャナモードでの回転動作が可能となり、そのような場合でも、メモリ節約と時間短縮を図ることができる。また、メモリの容量が、例えばカラーでA3サイズの一面分の画像である場合であったとしても、いずれのモードにおいても、そのA3サイズの画像の回転処理ができて便利である。
【0017】
請求項2記載の発明のように、圧縮伸張兼回転手段は、上記ブロック単位の画像データを一時的に記憶するバッファを備えたこととすれば、画像データがこのバッファに一旦記憶されるため、回転電子ソートモードや、ネットワークスキャナモードでの回転動作が可能となる。
【0018】
請求項3記載の発明のように、圧縮伸張兼回転手段は、メモリに記憶された画像データを圧縮処理する際に、このメモリにアクセスして、上記画像データをブロック単位でバッファに読み込むリード手段と、バッファに読み込まれたブロック単位の画像データへのアクセス順又は/及びアクセス方向を回転処理に応じて切り替えつつ、このブロック単位の画像データを圧縮伸張部に引き渡すデータ引渡手段とを備えたこととすれば、画像データがブロック単位で圧縮処理されると同時に、同画像データがブロック単位で回転処理される。
【0019】
請求項4記載の発明のように、圧縮伸張兼回転手段は、上記圧縮処理された画像データを伸張処理する際に、圧縮伸張部から取り込むブロック単位の画像データへのアクセス順又は/及びアクセス方向を回転処理に応じて切り替えつつ、このブロック単位の画像データをバッファに取り込むデータ取込手段と、バッファに取り込まれたブロック単位の画像データをメモリに書き込むライト手段とを備えたこととすれば、画像データがブロック単位で伸張処理されると同時に、同画像データがブロック単位で回転処理される。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る画像処理装置の一実施形態の概略構成を示す機能ブロック図である。
【0021】
本画像処理装置は、カラー原稿が読み取り可能なスキャナとしてのイメージセンサ(CCD)1と、読み取った画像データに対して所定の処理を施す入力画像処理部2と、メモリ制御部3と、ビットマップメモリ(メモリに相当する。)4と、出力画像処理部5と、プリンタ等の像形成処理を実行する像形成用エンジン6と、圧縮伸張部7と、HDD制御部8と、ハードディスク(HDD)9とを備えると共に、必要に応じてネットワークI/F10とを備え、図示しない外部装置(パーソナルコンピュータやプリンタ)とローカルエリアネットワーク(LAN)11(あるいは通信配線)で接続されている。
【0022】
本画像処理装置では、CCD1で読み取ったカラー原稿のR,G,Bの画像データに対して入力画像処理部2でA/D変換、シェーディング補正等を行い、この補正後の画像データをメモリ制御部3を経由してビットマップメモリ4に蓄積するようにしている。
【0023】
メモリ制御部3は、図2に示すように、ビットマップメモリ4にアクセスするためのアドレスの生成や、アクセス要求のタイミングの制御を行う画像入力DMAC(Direct Memory Access Controller)31、画像出力DMAC34、圧縮伸張兼回転DMAC(圧縮伸張兼回転手段に相当する。)37と、それぞれデータを一時的に蓄える画像入力バッファ32、画像出力バッファ35,圧縮伸張兼回転バッファ(バッファに相当する。)38とで構成される。
【0024】
すなわち、ここでは回転用DMACとそのバッファとを独立して設けず、圧縮伸張DMACとそのバッファとを兼用して、圧縮伸張兼回転DMAC37及び圧縮伸張兼回転バッファ38とする構成により、回転処理と圧縮処理とを、あるいは、伸張処理と回転処理とを同時に行うことができるようにしている。
【0025】
圧縮伸張兼回転DMAC37は、ビットマップメモリ4に記憶された画像データを圧縮処理する際に、このビットマップメモリ4にアクセスして、画像データをブロック単位で圧縮伸張兼回転バッファ38に読み込むリード制御部(リード手段に相当する。)371と、圧縮伸張兼回転バッファ38に読み込まれたブロック単位の画像データへのアクセス順又は/及びアクセス方向を回転処理に応じて切り替えつつ、このブロック単位の画像データを圧縮伸張部7に引き渡すデータ引渡部(データ引渡手段に相当する。)372と、圧縮処理された画像データを伸張処理する際に、圧縮伸張部7から取り込むブロック単位の画像データへのアクセス順又は/及びアクセス方向を回転処理に応じて切り替えつつ、このブロック単位の画像データを圧縮伸張兼回転バッファ38に取り込むデータ取込部(データ取込手段に相当する。)373と、圧縮伸張兼回転バッファ38に取り込まれたブロック単位の画像データをビットマップメモリ4に書き込むライト制御部(ライト手段に相当する。)374とを備えている。
【0026】
ビットマップメモリ4は、例えばA3サイズのカラー原稿の一面分の画像データを蓄積できる記憶容量を有している。ビットマップメモリ4に蓄積された画像データは印刷する際に、メモリ制御部3を介して出力画像処理部5に出力され、さらに露光レベル、プリントサイズ等の指定内容に応じた画像処理を施され、さらにC,M,Y又はBKの画像データに変換されて像形成用エンジン6に出力されるようになっている。
【0027】
ここで、ビットマップメモリ4に画像データを蓄積する際に、画像データをブロック単位(8ドット×8ライン)で順次アクセスするべく、ブロックのリード処理及びライト処理におけるアドレス制御と、ブロック単位の回転処理とにより画像データの90度回転処理、あるいは270度回転処理とを行うようになっている。これらの回転処理はメモリ制御部3におけるメモリ制御に含まれている。ここでは、回転して出力する場合でも、回転後の画像をビットマップメモリ4の別記憶領域に生成することなく、画像データをそのままの状態で出力する。
【0028】
また、圧縮伸張部7では、JPEG方式による圧縮又は伸張処理を行うが、この圧縮又は伸張処理においては、例えば画像データを離散コサイン変換(Discrete Cosine Transform:DCT)し、量子化してから、そのデータをさらに符号化することにより圧縮処理を行う一方、その符号化したデータを離散コサイン逆変換(Inverse Discrete Cosine Transform:IDCT)し、逆量子化してから、そのデータをさらに複号化することにより伸張処理を行うようになっている。
【0029】
そして、回転電子ソートモードの場合には、一部目はビットマップメモリ4に蓄積した画像データを出力しながら圧縮伸張部7で圧縮処理し、この圧縮処理した画像データをHDD制御部8を経由させてHDD9に蓄積する。二部目以降はHDD9から上記圧縮処理した画像データを読み出して伸張処理し、この伸張処理した画像データをビットマップメモリ4に戻して出力を行う。この圧縮伸張処理に受け渡しする画像データも回転処理と同じブロック単位である。
【0030】
また、ネットワークスキャナモードの場合には、HDD9内の圧縮したデータをネットワークI/F10を経由させて、LAN11で接続された図示しないPC等に送信する。
【0031】
図3〜図8は本画像処理装置の動作(1)〜(6)の説明図であって、以下それぞれの動作について説明する。なお、回転なしの圧縮処理、回転なしの伸張処理の動作、回転のみの動作に関しては、従来と同じ動作となるので、その説明は省略する。
【0032】
(90度回転しながら圧縮する場合の動作(1))
圧縮伸張兼回転DMAC37は、図3に示すように、ビットマップメモリ4のビットマップ上にある画像の右上のブロックから、副走査方向にリードするようにアドレス制御を行う。また、圧縮伸張兼回転バッファ38に蓄えられたブロックの画像データについては、図4に示すように、90度回転するようにデータを読み出す。
【0033】
ここで、図4(a)はビットマップからのデータ書き込み順、図4(b)は圧縮処理へのデータ渡し順を示しており、1画素が8ビットである。この例の場合、ビットマップ用の記憶領域のビット幅が64ビットとして、圧縮伸張兼回転バッファ38へのアクセスは8画素単位とし、圧縮伸張部7へのデータ受け渡しは、1画素単位で行うものとする。
【0034】
具体的には、回転伸張兼回転DMAC37のリード制御部371が、ビットマップメモリ4に記憶された画像データを圧縮処理する際に、このビットマップメモリ4にアクセスして、上記画像データをブロック単位で読み込み、それを圧縮伸張兼回転バッファ38に、図4(a)に示すような書き込み順で書き込む。
【0035】
同時に、データ引渡部372が、圧縮伸張兼回転バッファ38に書き込まれたブロック単位の画像データへのアクセス方向を、図4(b)に示すように、回転処理に応じて切り替えつつ、このブロック単位の画像データを圧縮伸張部7に引き渡すが、ここでは、ビットマップからのデータ書き込み順と圧縮処理へのデータ渡し順はともに同一方向であって、図中の上方から下方へとなっている。
【0036】
この方法により、90度回転した画像データを圧縮伸張部7に渡すため、回転処理をしながら圧縮処理をすることができる。なお、270度回転(−90度回転)の場合も、アドレス制御とバッファから読み出す順が異なるだけで、動作は上記と同様である。
【0037】
(伸張しながら90度回転する場合の動作(2))
圧縮伸張部7で伸張処理をした画像データを、図5に示すように、90度回転するようにして圧縮伸張兼回転バッファ38に書き込み、そしてデータを読み出す。ここで、図5(a)は伸張処理からのデータ書き込み順、図5(b)はビットマップへのデータ渡し順を示しており、1画素が8ビットである。この例の場合も、ビットマップ用の記憶領域のビット幅が64ビットとして、圧縮伸張兼回転バッファ38へのアクセスは8画素単位とし、圧縮伸張部7へのデータ受け渡しは、1画素単位で行うものとする。
【0038】
具体的には、データ取込部373が、画像データを伸張処理する際に、圧縮伸張部7から取り込むブロック単位の画像データへのアクセス方向を回転処理に応じて切り替えつつ、このブロック単位の画像データを圧縮伸張兼回転バッファ38に取り込む。同時に、ライト制御部374が、圧縮伸張兼回転バッファ38に取り込まれたブロック単位の画像データをビットマップメモリ4に書き込むが、ここでは、伸張処理からのデータの書き込み順は図中の下方から上方へとなっているのに対し、ビットマップへのデータ渡し順は図中の上方から下方へとなっている。その理由は、伸張処理からのデータの書き込み順は一定であるのに対し、回転処理によるデータの書き込み順はすでに回転方向に変化させているからである。したがって、図5(a),(b)の両方のデータ書き込みにより、所望の画像データを復元することができる。そして、図6に示すように、ビットマップメモリ4のビットマップ上に画像の左下のブロックから副走査方向を逆方向の順にライトするようにしてアドレス制御を行う。
【0039】
この方法により、伸張処理がなされた画像を90度回転しながら、ビットマップメモリ4に展開するため、伸張処理をしながら回転処理をすることができる。なお、270度(−90度回転)の場合も、アドレス制御とバッファから読み出す順が異なるだけで、動作は同様である。
【0040】
(回転電子ソートモードの場合の動作(3))
本発明では、回転処理と圧縮伸張処理の動作が完全に同時に行える。そのため、回転電子ソートモードの場合でも、従来であれば、伸張処理が完了してから回転処理をし、回転処理が完了してから印刷をしていたが、伸張処理と回転処理が同時になり、回転処理の時間分の圧縮が可能となる。また、回転用の記憶領域を必要としないので、ビットマップメモリ4における、その分の記憶領域を有効利用でき、さらに処理時間が短縮化されることもある。
【0041】
説明を簡単化するため、ここではビットマップメモリ4が画像サイズ(例えばA4)の二枚分しかない場合について説明する。
【0042】
従来の回転電子ソートモードの場合には、図7(a)に示すように、一枚目伸張処理、一枚目回転処理、一枚目出力が順に行われ、一枚目出力時に、二枚目伸張処理がラップして行われるが、それ以降は二枚目回転処理、二枚目出力が順に行われる。この場合、回転前後でビットマップメモリ4が使用中のため、二枚目の伸張処理ができない。
【0043】
これに対し、本発明の回転電子ソートモードの場合には、図7(b)示すように、一枚目回転伸張処理、一枚目出力が順に行われ、この一枚目出力時に、二枚目回転伸張処理がラップして行われ,それ以降は二枚目出力が順に行われる。この場合、回転処理専用のバッファが必要でないので、二枚目伸張処理ができる。
【0044】
(ネットワークスキャナモードの場合の動作(4))
ネットワークスキャナモードにおける回転処理の場合でも、従来であれば、入力が完了してから回転処理を行い、回転処理が完了してから圧縮処理を行っていたが、本発明では、回転処理と圧縮処理が同時となり、回転処理時間分の短縮が可能となる。また、回転用の記憶領域を必要としないため、ビットマップメモリ4における、その分の記憶領域を有効利用でき、さらに処理の時間が短縮される場合もある。
【0045】
説明を簡単化するため、ここでもビットマップメモリ4が画像サイズ(例えばA4)の二枚分しかない場合について説明する。
【0046】
従来のネットワークスキャナモードにおける回転処理の場合には、図8(a)に示すように、一枚目読み込み、一枚目回転処理、一枚目圧縮処理が順に行われ、この一枚目圧縮処理の時に、二枚目読み込みがラップして行われ、それ以降は二枚目回転処理、二枚目圧縮処理が順に行われる。この場合、回転前後でビットマップメモリ4が使用中のため、二枚目の読み込みができない。
【0047】
これに対し、本発明のネットワークスキャナモードにおける回転処理の場合では、図8(b)に示すように、一枚目読み込み、一枚目回転圧縮処理が順に行われ、この一枚目回転圧縮処理の時にラップして二枚目読み込みが行われ、それ以降は二枚目回転圧縮処理が行われる。この場合、回転バッファが必要でないので、二枚間の書き込みが行われる。また、この実施形態においては、ビットマップメモリ4が画像サイズ一面分しか持たない場合でも、回転動作が可能となる。
【0048】
また、ブロックのライトリード順の制御と、アドレスの方向制御とを変更すれば、180度回転処理も可能となる。
【0049】
以上説明したように、この実施形態によれば、画像データがブロック単位で圧縮又は伸張処理されると同時に、同画像データがブロック単位で回転処理されるので、上記特許文献1の方法のように、回転処理のために回転前と回転後の画像記憶領域がそれぞれ一頁分必要とはならず、また回転のための処理時間が発生しない。
【0050】
また、上記特許文献2の方法と異なり、基本的には画像データが圧縮伸張兼回転バッファ38等に一旦記憶されているため、回転電子ソートモードや、ネットワークスキャナモードでの回転動作が可能となり、そのような場合でも、メモリ節約と時間短縮を図ることができる。また、ビットマップメモリ4の記憶容量が、例えばカラーでA3サイズの一面分の画像であったとしても、上記特許文献2の方法と異なり、いずれのモードにおいても、そのA3サイズの画像の回転処理ができて便利である。
【0051】
なお、上記実施形態では、ビットマップメモリ4以外に圧縮伸張兼回転バッファ38等を設けたが、例えばビットマップメモリ4を大量の記憶容量を安価に実現できるDRAM等で構成して、その記憶領域の一部を圧縮伸張兼回転バッファ38等に振り当てることにより、さらなるコストダウンを図ることとしてもよい。
【0052】
また、上記実施形態では、90度回転しながら圧縮する場合の動作(1)において、圧縮伸張兼回転DMAC37のデータ引渡部372が、圧縮伸張兼回転バッファ38に書き込まれたブロック単位の画像データへのアクセス方向を回転処理に応じて切り替えつつ、このブロック単位の画像データを圧縮伸張部7に引き渡すこととしているが、圧縮伸張兼回転バッファ38に書き込まれたブロック単位の画像データへのアクセス順序を回転処理に応じて切り替えつつ、このブロック単位の画像データを圧縮伸張部7に引き渡すこととしてもよいし、さらには、圧縮伸張兼回転バッファ38に書き込まれたブロック単位の画像データへのアクセス順序とアクセス方向の両方を回転処理に応じて切り替えつつ、このブロック単位の画像データを圧縮伸張部7に引き渡すこととしてもよい。
【0053】
同様に、上記実施形態では、伸張しながら90度回転する場合の動作(2)において、圧縮伸張兼回転DMAC37のデータ取込部373が、画像データを伸張処理する際に、圧縮伸張部7から取り込むブロック単位の画像データへのアクセス方向を回転処理に応じて切り替えつつ、このブロック単位の画像データを圧縮伸張兼回転バッファ38に取り込むこととしているが、圧縮伸張部7から取り込むブロック単位の画像データへのアクセス順序を回転処理に応じて切り替えつつ、このブロック単位の画像データを圧縮伸張兼回転バッファ38に取り込むこととしてもよいし、さらには、圧縮伸張部7から取り込むブロック単位の画像データへのアクセス順序とアクセス方向の両方を回転処理に応じて切り替えつつ、このブロック単位の画像データを圧縮伸張兼回転バッファ38に取り込むこととしてもよい。
【0054】
また、上記実施形態では、圧縮伸張形式としてJPEG方式を採用しているので、そのJPEGアルゴリズムが扱う8ドット×8ラインのブロックサイズでの回転処理と圧縮伸張処理の動作を行う場合を説明したが、また他のブロックサイズ単位で圧縮伸張処理を採用することができる。
【0055】
また、上記実施形態では、回転角度を90度と270度としているが、180度の回転角度であってもよい。
【0056】
【発明の効果】
本発明によれば、画像データがブロック単位で圧縮又は伸張処理されると同時に回転処理されるので、上記特許文献1の方法のように、回転処理のために回転前と回転後の画像記憶領域がそれぞれ一頁分必要とはならず、また回転のための処理時間が発生しない。
【0057】
また、上記特許文献2の方法と異なり、基本的には画像データがメモリに一旦記憶されているため、回転電子ソートモードや、ネットワークスキャナモードでの回転動作が可能となり、そのような場合でも、メモリ節約と時間短縮を図ることができる。また、メモリの容量が、画像サイズの一面分である場合であってとしても、いずれのモードにおいても、そのサイズの画像の回転処理を行うことができて便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像処理装置の概略構成を示す機能ブロック図である。
【図2】図1におけるメモリ制御部の詳細構成を示す機能ブロック図である。
【図3】90度回転しながら圧縮する場合の圧縮伸張兼回転DMACの動作(1)を示す説明図である。
【図4】90度回転しながら圧縮する場合の圧縮伸張兼回転バッファの動作(1)を示す説明図である。
【図5】伸張しながら90度回転する場合の圧縮伸張兼回転DMACの動作(2)を示す説明図である。
【図6】伸張しながら90度回転する場合の圧縮伸張兼回転バッファの動作(2)を示す説明図である。
【図7】回転電子ソートモードの場合の動作(3)を従来例との比較で示す説明図である。
【図8】ネットワークスキャナモードの場合の動作(4)を従来例との比較で示す説明図である。
【図9】従来の画像処理装置の一例におけるメモリ制御部の詳細構成を示す機能ブロック図である。
【符号の説明】
1 CCD
2 入力画像処理部
3 メモリ制御部(制御部に相当する。)
4 ビットマップメモリ(メモリに相当する。)
5 出力画像処理部
6 像形成用エンジン
7 圧縮伸張部
8 HDD制御部
9 HDD
10 ネットワークI/F
11 LAN
31 画像入力DMAC
32 画像入力バッファ
33 ビットマップメモリI/F
37 圧縮伸張兼回転DMAC(圧縮伸張兼回転手段に相当する。)
371 リード制御部(リード手段に相当する。)
372 データ引渡部(データ引渡手段に相当する。)
373 データ取込部(データ取込手段に相当する。)
374 ライト制御部(ライト手段に相当する。)
38 圧縮伸張兼回転バッファ(バッファに相当する。)
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像データに対する圧縮回転処理が可能なデジタル複写機、スキャナ及びプリンタ等の画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、デジタル複写機として、CCD等のスキャナから読み込んだ画像データを一旦圧縮処理してメモリに蓄積し、必要時に、メモリから読み出して伸張処理し、この復元された画像データに回転処理を施すなどして像形成部へ出力するものが知られている。
【0003】
図9は、従来の画像処理部のブロック図を示すものである。ビットマップメモリ130はビットマップメモリI/F133によるアクセスの調停や、アクセスのためのタイミング制御を受けて画像データの書き込み、読み出しを行う。
まず、読み込まれた画像データは画像入力処理を経て、画像入力DMAC(Direct Memory Access Controller)131によって画像入力バッファ132に一時的に記憶され、ビットマップメモリ130に書き込むべく読み出される。画像出力DMAC134はビットマップメモリ130から画像データを読み出して画像出力バッファ135に一時的に書き込み、また画像出力処理のために読み出す。また、ビットマップメモリ130に記憶されている画像データに対して回転、圧縮処理を行うべく、タイミング制御やアドレス生成を行う回転DMAC137a及び圧縮伸張DMAC137bを備えると共に、処理途中の画像データを一時的に蓄える回転バッファ138a及び圧縮伸張バッファ138bを備えている。
【0004】
圧縮伸張バッファ138bは画像データを構成する複数の画素データに対して8ドット×8ラインを単位とする1ブロック分の記憶容量を持ち、圧縮伸張DMAC137bはこのブロック単位で常に同じ方向にアクセス制御を行う。すなわち、圧縮伸張バッファ138bと圧縮伸張DMAC137bとにおける圧縮伸張処理に関して、JPEG(Joint Photographic coding Exports Group)方式の入力形式であるブロックインタプリタの順でアクセス制御を行っている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
しかし、上記特許文献1の方法では、回転処理のために回転前と回転後の画像データの記憶領域がそれぞれ一頁分必要であり、また回転処理のための処理時間が発生する。
【0006】
そこで、画像入力をしながら、入力が完了した画像データから順次回転処理をしたり、回転処理をしながら、回転終了した画像データから順次出力することにより、メモリ節約と時間短縮を図った例もある(例えば、特許文献2参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開平10−210251号公報(第6頁、第33頁)
【特許文献2】
特開2001−127973号公報(第4頁、図4)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、デジタル複写機等には、通常の印刷モード以外に、回転電子ソートと呼ばれるモードやネットワークスキャナと呼ばれるモードを有するものがある。
【0009】
回転電子ソートモードとは、ソートの対象となっている原稿を複数枚読み取り、読み取った画像データをビットマップメモリに一旦蓄積し、蓄積した画像データを1部数置きに回転させて出力するものである。例えば奇数部数目と偶数部数目とで画像の向きを異なるようにするため、偶数部数目か奇数部数目の一方で回転処理が必要となり、その分、画像処理時間が長くなる。
【0010】
また、ネットワークスキャナモードとは、スキャナで読み取った回転処理された状態の画像データをビットマップメモリに一旦蓄積し、この蓄積した画像データを所望の向きとなるように回転処理してネットワークを介して外部装置(パソコン、プリンタに)送信するものである。ここでは回転処理された状態の画像データに回転処理を施した後、転送するため、この場合にも画像処理時間が長くなる。
【0011】
この回転電子ソートモードや、ネットワークスキャナモードでの回転処理の場合では、入力画像をビットマップメモリに一旦蓄積しておく必要がある。したがって、上記特許文献2のように画像入力をしながら、入力が完了した画像から順次回転処理をしたり、回転処理をしながら、回転終了した画像から順次出力することが不可能となるので、メモリ節約と時間短縮を図ることができない。また、ビットマップメモリの記憶容量が、カラー原稿でA3サイズの一面分の画像であるとすると、いずれのモードにおいても、理論上、A3サイズの1/2のサイズの原稿までしか回転処理はできない。
【0012】
しかしながら、特にカラー機の普及がめまぐるしい今日、メモリの節約と処理時間の短縮とを図る要請が高い。また、例えばA3サイズのように、サイズの大きい原稿画像に対しても回転処理が行えることが望まれる。
【0013】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、画像データの回転処理において、メモリの節約及び処理時間の短縮を可能とする画像処理装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、画像データを構成する複数の画素データを記憶する所定記憶容量を有するメモリと、このメモリに記憶された画像データを所定サイズのブロック単位で圧縮又は伸張処理する圧縮伸張部と、この圧縮伸張部に対して画像データの入出力制御を行う制御部とを備えた画像処理装置であって、制御部は、メモリに記憶された画像データを、この画像データを圧縮又は伸張処理すると同時に回転処理するように、上記ブロック単位で圧縮伸張部に引き渡す圧縮伸張兼回転手段を有することを特徴とするものである。
【0015】
この構成によれば、画像データがブロック単位で圧縮又は伸張処理されると同時に、同画像データがブロック単位で回転処理されるので、上記特許文献1の方法のように、回転処理のために回転前と回転後の画像記憶領域がそれぞれ一頁分必要とはならず、また回転のための処理時間が発生しない。
【0016】
また、上記特許文献2の方法と異なり、基本的には画像データがメモリに一旦記憶されているため、回転電子ソートモードや、ネットワークスキャナモードでの回転動作が可能となり、そのような場合でも、メモリ節約と時間短縮を図ることができる。また、メモリの容量が、例えばカラーでA3サイズの一面分の画像である場合であったとしても、いずれのモードにおいても、そのA3サイズの画像の回転処理ができて便利である。
【0017】
請求項2記載の発明のように、圧縮伸張兼回転手段は、上記ブロック単位の画像データを一時的に記憶するバッファを備えたこととすれば、画像データがこのバッファに一旦記憶されるため、回転電子ソートモードや、ネットワークスキャナモードでの回転動作が可能となる。
【0018】
請求項3記載の発明のように、圧縮伸張兼回転手段は、メモリに記憶された画像データを圧縮処理する際に、このメモリにアクセスして、上記画像データをブロック単位でバッファに読み込むリード手段と、バッファに読み込まれたブロック単位の画像データへのアクセス順又は/及びアクセス方向を回転処理に応じて切り替えつつ、このブロック単位の画像データを圧縮伸張部に引き渡すデータ引渡手段とを備えたこととすれば、画像データがブロック単位で圧縮処理されると同時に、同画像データがブロック単位で回転処理される。
【0019】
請求項4記載の発明のように、圧縮伸張兼回転手段は、上記圧縮処理された画像データを伸張処理する際に、圧縮伸張部から取り込むブロック単位の画像データへのアクセス順又は/及びアクセス方向を回転処理に応じて切り替えつつ、このブロック単位の画像データをバッファに取り込むデータ取込手段と、バッファに取り込まれたブロック単位の画像データをメモリに書き込むライト手段とを備えたこととすれば、画像データがブロック単位で伸張処理されると同時に、同画像データがブロック単位で回転処理される。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る画像処理装置の一実施形態の概略構成を示す機能ブロック図である。
【0021】
本画像処理装置は、カラー原稿が読み取り可能なスキャナとしてのイメージセンサ(CCD)1と、読み取った画像データに対して所定の処理を施す入力画像処理部2と、メモリ制御部3と、ビットマップメモリ(メモリに相当する。)4と、出力画像処理部5と、プリンタ等の像形成処理を実行する像形成用エンジン6と、圧縮伸張部7と、HDD制御部8と、ハードディスク(HDD)9とを備えると共に、必要に応じてネットワークI/F10とを備え、図示しない外部装置(パーソナルコンピュータやプリンタ)とローカルエリアネットワーク(LAN)11(あるいは通信配線)で接続されている。
【0022】
本画像処理装置では、CCD1で読み取ったカラー原稿のR,G,Bの画像データに対して入力画像処理部2でA/D変換、シェーディング補正等を行い、この補正後の画像データをメモリ制御部3を経由してビットマップメモリ4に蓄積するようにしている。
【0023】
メモリ制御部3は、図2に示すように、ビットマップメモリ4にアクセスするためのアドレスの生成や、アクセス要求のタイミングの制御を行う画像入力DMAC(Direct Memory Access Controller)31、画像出力DMAC34、圧縮伸張兼回転DMAC(圧縮伸張兼回転手段に相当する。)37と、それぞれデータを一時的に蓄える画像入力バッファ32、画像出力バッファ35,圧縮伸張兼回転バッファ(バッファに相当する。)38とで構成される。
【0024】
すなわち、ここでは回転用DMACとそのバッファとを独立して設けず、圧縮伸張DMACとそのバッファとを兼用して、圧縮伸張兼回転DMAC37及び圧縮伸張兼回転バッファ38とする構成により、回転処理と圧縮処理とを、あるいは、伸張処理と回転処理とを同時に行うことができるようにしている。
【0025】
圧縮伸張兼回転DMAC37は、ビットマップメモリ4に記憶された画像データを圧縮処理する際に、このビットマップメモリ4にアクセスして、画像データをブロック単位で圧縮伸張兼回転バッファ38に読み込むリード制御部(リード手段に相当する。)371と、圧縮伸張兼回転バッファ38に読み込まれたブロック単位の画像データへのアクセス順又は/及びアクセス方向を回転処理に応じて切り替えつつ、このブロック単位の画像データを圧縮伸張部7に引き渡すデータ引渡部(データ引渡手段に相当する。)372と、圧縮処理された画像データを伸張処理する際に、圧縮伸張部7から取り込むブロック単位の画像データへのアクセス順又は/及びアクセス方向を回転処理に応じて切り替えつつ、このブロック単位の画像データを圧縮伸張兼回転バッファ38に取り込むデータ取込部(データ取込手段に相当する。)373と、圧縮伸張兼回転バッファ38に取り込まれたブロック単位の画像データをビットマップメモリ4に書き込むライト制御部(ライト手段に相当する。)374とを備えている。
【0026】
ビットマップメモリ4は、例えばA3サイズのカラー原稿の一面分の画像データを蓄積できる記憶容量を有している。ビットマップメモリ4に蓄積された画像データは印刷する際に、メモリ制御部3を介して出力画像処理部5に出力され、さらに露光レベル、プリントサイズ等の指定内容に応じた画像処理を施され、さらにC,M,Y又はBKの画像データに変換されて像形成用エンジン6に出力されるようになっている。
【0027】
ここで、ビットマップメモリ4に画像データを蓄積する際に、画像データをブロック単位(8ドット×8ライン)で順次アクセスするべく、ブロックのリード処理及びライト処理におけるアドレス制御と、ブロック単位の回転処理とにより画像データの90度回転処理、あるいは270度回転処理とを行うようになっている。これらの回転処理はメモリ制御部3におけるメモリ制御に含まれている。ここでは、回転して出力する場合でも、回転後の画像をビットマップメモリ4の別記憶領域に生成することなく、画像データをそのままの状態で出力する。
【0028】
また、圧縮伸張部7では、JPEG方式による圧縮又は伸張処理を行うが、この圧縮又は伸張処理においては、例えば画像データを離散コサイン変換(Discrete Cosine Transform:DCT)し、量子化してから、そのデータをさらに符号化することにより圧縮処理を行う一方、その符号化したデータを離散コサイン逆変換(Inverse Discrete Cosine Transform:IDCT)し、逆量子化してから、そのデータをさらに複号化することにより伸張処理を行うようになっている。
【0029】
そして、回転電子ソートモードの場合には、一部目はビットマップメモリ4に蓄積した画像データを出力しながら圧縮伸張部7で圧縮処理し、この圧縮処理した画像データをHDD制御部8を経由させてHDD9に蓄積する。二部目以降はHDD9から上記圧縮処理した画像データを読み出して伸張処理し、この伸張処理した画像データをビットマップメモリ4に戻して出力を行う。この圧縮伸張処理に受け渡しする画像データも回転処理と同じブロック単位である。
【0030】
また、ネットワークスキャナモードの場合には、HDD9内の圧縮したデータをネットワークI/F10を経由させて、LAN11で接続された図示しないPC等に送信する。
【0031】
図3〜図8は本画像処理装置の動作(1)〜(6)の説明図であって、以下それぞれの動作について説明する。なお、回転なしの圧縮処理、回転なしの伸張処理の動作、回転のみの動作に関しては、従来と同じ動作となるので、その説明は省略する。
【0032】
(90度回転しながら圧縮する場合の動作(1))
圧縮伸張兼回転DMAC37は、図3に示すように、ビットマップメモリ4のビットマップ上にある画像の右上のブロックから、副走査方向にリードするようにアドレス制御を行う。また、圧縮伸張兼回転バッファ38に蓄えられたブロックの画像データについては、図4に示すように、90度回転するようにデータを読み出す。
【0033】
ここで、図4(a)はビットマップからのデータ書き込み順、図4(b)は圧縮処理へのデータ渡し順を示しており、1画素が8ビットである。この例の場合、ビットマップ用の記憶領域のビット幅が64ビットとして、圧縮伸張兼回転バッファ38へのアクセスは8画素単位とし、圧縮伸張部7へのデータ受け渡しは、1画素単位で行うものとする。
【0034】
具体的には、回転伸張兼回転DMAC37のリード制御部371が、ビットマップメモリ4に記憶された画像データを圧縮処理する際に、このビットマップメモリ4にアクセスして、上記画像データをブロック単位で読み込み、それを圧縮伸張兼回転バッファ38に、図4(a)に示すような書き込み順で書き込む。
【0035】
同時に、データ引渡部372が、圧縮伸張兼回転バッファ38に書き込まれたブロック単位の画像データへのアクセス方向を、図4(b)に示すように、回転処理に応じて切り替えつつ、このブロック単位の画像データを圧縮伸張部7に引き渡すが、ここでは、ビットマップからのデータ書き込み順と圧縮処理へのデータ渡し順はともに同一方向であって、図中の上方から下方へとなっている。
【0036】
この方法により、90度回転した画像データを圧縮伸張部7に渡すため、回転処理をしながら圧縮処理をすることができる。なお、270度回転(−90度回転)の場合も、アドレス制御とバッファから読み出す順が異なるだけで、動作は上記と同様である。
【0037】
(伸張しながら90度回転する場合の動作(2))
圧縮伸張部7で伸張処理をした画像データを、図5に示すように、90度回転するようにして圧縮伸張兼回転バッファ38に書き込み、そしてデータを読み出す。ここで、図5(a)は伸張処理からのデータ書き込み順、図5(b)はビットマップへのデータ渡し順を示しており、1画素が8ビットである。この例の場合も、ビットマップ用の記憶領域のビット幅が64ビットとして、圧縮伸張兼回転バッファ38へのアクセスは8画素単位とし、圧縮伸張部7へのデータ受け渡しは、1画素単位で行うものとする。
【0038】
具体的には、データ取込部373が、画像データを伸張処理する際に、圧縮伸張部7から取り込むブロック単位の画像データへのアクセス方向を回転処理に応じて切り替えつつ、このブロック単位の画像データを圧縮伸張兼回転バッファ38に取り込む。同時に、ライト制御部374が、圧縮伸張兼回転バッファ38に取り込まれたブロック単位の画像データをビットマップメモリ4に書き込むが、ここでは、伸張処理からのデータの書き込み順は図中の下方から上方へとなっているのに対し、ビットマップへのデータ渡し順は図中の上方から下方へとなっている。その理由は、伸張処理からのデータの書き込み順は一定であるのに対し、回転処理によるデータの書き込み順はすでに回転方向に変化させているからである。したがって、図5(a),(b)の両方のデータ書き込みにより、所望の画像データを復元することができる。そして、図6に示すように、ビットマップメモリ4のビットマップ上に画像の左下のブロックから副走査方向を逆方向の順にライトするようにしてアドレス制御を行う。
【0039】
この方法により、伸張処理がなされた画像を90度回転しながら、ビットマップメモリ4に展開するため、伸張処理をしながら回転処理をすることができる。なお、270度(−90度回転)の場合も、アドレス制御とバッファから読み出す順が異なるだけで、動作は同様である。
【0040】
(回転電子ソートモードの場合の動作(3))
本発明では、回転処理と圧縮伸張処理の動作が完全に同時に行える。そのため、回転電子ソートモードの場合でも、従来であれば、伸張処理が完了してから回転処理をし、回転処理が完了してから印刷をしていたが、伸張処理と回転処理が同時になり、回転処理の時間分の圧縮が可能となる。また、回転用の記憶領域を必要としないので、ビットマップメモリ4における、その分の記憶領域を有効利用でき、さらに処理時間が短縮化されることもある。
【0041】
説明を簡単化するため、ここではビットマップメモリ4が画像サイズ(例えばA4)の二枚分しかない場合について説明する。
【0042】
従来の回転電子ソートモードの場合には、図7(a)に示すように、一枚目伸張処理、一枚目回転処理、一枚目出力が順に行われ、一枚目出力時に、二枚目伸張処理がラップして行われるが、それ以降は二枚目回転処理、二枚目出力が順に行われる。この場合、回転前後でビットマップメモリ4が使用中のため、二枚目の伸張処理ができない。
【0043】
これに対し、本発明の回転電子ソートモードの場合には、図7(b)示すように、一枚目回転伸張処理、一枚目出力が順に行われ、この一枚目出力時に、二枚目回転伸張処理がラップして行われ,それ以降は二枚目出力が順に行われる。この場合、回転処理専用のバッファが必要でないので、二枚目伸張処理ができる。
【0044】
(ネットワークスキャナモードの場合の動作(4))
ネットワークスキャナモードにおける回転処理の場合でも、従来であれば、入力が完了してから回転処理を行い、回転処理が完了してから圧縮処理を行っていたが、本発明では、回転処理と圧縮処理が同時となり、回転処理時間分の短縮が可能となる。また、回転用の記憶領域を必要としないため、ビットマップメモリ4における、その分の記憶領域を有効利用でき、さらに処理の時間が短縮される場合もある。
【0045】
説明を簡単化するため、ここでもビットマップメモリ4が画像サイズ(例えばA4)の二枚分しかない場合について説明する。
【0046】
従来のネットワークスキャナモードにおける回転処理の場合には、図8(a)に示すように、一枚目読み込み、一枚目回転処理、一枚目圧縮処理が順に行われ、この一枚目圧縮処理の時に、二枚目読み込みがラップして行われ、それ以降は二枚目回転処理、二枚目圧縮処理が順に行われる。この場合、回転前後でビットマップメモリ4が使用中のため、二枚目の読み込みができない。
【0047】
これに対し、本発明のネットワークスキャナモードにおける回転処理の場合では、図8(b)に示すように、一枚目読み込み、一枚目回転圧縮処理が順に行われ、この一枚目回転圧縮処理の時にラップして二枚目読み込みが行われ、それ以降は二枚目回転圧縮処理が行われる。この場合、回転バッファが必要でないので、二枚間の書き込みが行われる。また、この実施形態においては、ビットマップメモリ4が画像サイズ一面分しか持たない場合でも、回転動作が可能となる。
【0048】
また、ブロックのライトリード順の制御と、アドレスの方向制御とを変更すれば、180度回転処理も可能となる。
【0049】
以上説明したように、この実施形態によれば、画像データがブロック単位で圧縮又は伸張処理されると同時に、同画像データがブロック単位で回転処理されるので、上記特許文献1の方法のように、回転処理のために回転前と回転後の画像記憶領域がそれぞれ一頁分必要とはならず、また回転のための処理時間が発生しない。
【0050】
また、上記特許文献2の方法と異なり、基本的には画像データが圧縮伸張兼回転バッファ38等に一旦記憶されているため、回転電子ソートモードや、ネットワークスキャナモードでの回転動作が可能となり、そのような場合でも、メモリ節約と時間短縮を図ることができる。また、ビットマップメモリ4の記憶容量が、例えばカラーでA3サイズの一面分の画像であったとしても、上記特許文献2の方法と異なり、いずれのモードにおいても、そのA3サイズの画像の回転処理ができて便利である。
【0051】
なお、上記実施形態では、ビットマップメモリ4以外に圧縮伸張兼回転バッファ38等を設けたが、例えばビットマップメモリ4を大量の記憶容量を安価に実現できるDRAM等で構成して、その記憶領域の一部を圧縮伸張兼回転バッファ38等に振り当てることにより、さらなるコストダウンを図ることとしてもよい。
【0052】
また、上記実施形態では、90度回転しながら圧縮する場合の動作(1)において、圧縮伸張兼回転DMAC37のデータ引渡部372が、圧縮伸張兼回転バッファ38に書き込まれたブロック単位の画像データへのアクセス方向を回転処理に応じて切り替えつつ、このブロック単位の画像データを圧縮伸張部7に引き渡すこととしているが、圧縮伸張兼回転バッファ38に書き込まれたブロック単位の画像データへのアクセス順序を回転処理に応じて切り替えつつ、このブロック単位の画像データを圧縮伸張部7に引き渡すこととしてもよいし、さらには、圧縮伸張兼回転バッファ38に書き込まれたブロック単位の画像データへのアクセス順序とアクセス方向の両方を回転処理に応じて切り替えつつ、このブロック単位の画像データを圧縮伸張部7に引き渡すこととしてもよい。
【0053】
同様に、上記実施形態では、伸張しながら90度回転する場合の動作(2)において、圧縮伸張兼回転DMAC37のデータ取込部373が、画像データを伸張処理する際に、圧縮伸張部7から取り込むブロック単位の画像データへのアクセス方向を回転処理に応じて切り替えつつ、このブロック単位の画像データを圧縮伸張兼回転バッファ38に取り込むこととしているが、圧縮伸張部7から取り込むブロック単位の画像データへのアクセス順序を回転処理に応じて切り替えつつ、このブロック単位の画像データを圧縮伸張兼回転バッファ38に取り込むこととしてもよいし、さらには、圧縮伸張部7から取り込むブロック単位の画像データへのアクセス順序とアクセス方向の両方を回転処理に応じて切り替えつつ、このブロック単位の画像データを圧縮伸張兼回転バッファ38に取り込むこととしてもよい。
【0054】
また、上記実施形態では、圧縮伸張形式としてJPEG方式を採用しているので、そのJPEGアルゴリズムが扱う8ドット×8ラインのブロックサイズでの回転処理と圧縮伸張処理の動作を行う場合を説明したが、また他のブロックサイズ単位で圧縮伸張処理を採用することができる。
【0055】
また、上記実施形態では、回転角度を90度と270度としているが、180度の回転角度であってもよい。
【0056】
【発明の効果】
本発明によれば、画像データがブロック単位で圧縮又は伸張処理されると同時に回転処理されるので、上記特許文献1の方法のように、回転処理のために回転前と回転後の画像記憶領域がそれぞれ一頁分必要とはならず、また回転のための処理時間が発生しない。
【0057】
また、上記特許文献2の方法と異なり、基本的には画像データがメモリに一旦記憶されているため、回転電子ソートモードや、ネットワークスキャナモードでの回転動作が可能となり、そのような場合でも、メモリ節約と時間短縮を図ることができる。また、メモリの容量が、画像サイズの一面分である場合であってとしても、いずれのモードにおいても、そのサイズの画像の回転処理を行うことができて便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像処理装置の概略構成を示す機能ブロック図である。
【図2】図1におけるメモリ制御部の詳細構成を示す機能ブロック図である。
【図3】90度回転しながら圧縮する場合の圧縮伸張兼回転DMACの動作(1)を示す説明図である。
【図4】90度回転しながら圧縮する場合の圧縮伸張兼回転バッファの動作(1)を示す説明図である。
【図5】伸張しながら90度回転する場合の圧縮伸張兼回転DMACの動作(2)を示す説明図である。
【図6】伸張しながら90度回転する場合の圧縮伸張兼回転バッファの動作(2)を示す説明図である。
【図7】回転電子ソートモードの場合の動作(3)を従来例との比較で示す説明図である。
【図8】ネットワークスキャナモードの場合の動作(4)を従来例との比較で示す説明図である。
【図9】従来の画像処理装置の一例におけるメモリ制御部の詳細構成を示す機能ブロック図である。
【符号の説明】
1 CCD
2 入力画像処理部
3 メモリ制御部(制御部に相当する。)
4 ビットマップメモリ(メモリに相当する。)
5 出力画像処理部
6 像形成用エンジン
7 圧縮伸張部
8 HDD制御部
9 HDD
10 ネットワークI/F
11 LAN
31 画像入力DMAC
32 画像入力バッファ
33 ビットマップメモリI/F
37 圧縮伸張兼回転DMAC(圧縮伸張兼回転手段に相当する。)
371 リード制御部(リード手段に相当する。)
372 データ引渡部(データ引渡手段に相当する。)
373 データ取込部(データ取込手段に相当する。)
374 ライト制御部(ライト手段に相当する。)
38 圧縮伸張兼回転バッファ(バッファに相当する。)
Claims (4)
- 画像データを構成する複数の画素データを記憶する所定記憶容量を有するメモリと、このメモリに記憶された画像データを所定サイズのブロック単位で圧縮又は伸張処理する圧縮伸張部と、この圧縮伸張部に対して画像データの入出力制御を行う制御部とを備えた画像処理装置であって、前記制御部はメモリに記憶された画像データを、この画像データを圧縮又は伸張処理すると同時に回転処理するように、上記ブロック単位で圧縮伸張部に引き渡す圧縮伸張兼回転手段を有することを特徴とする画像処理装置。
- 圧縮伸張兼回転手段は、前記ブロック単位の画像データを一時的に記憶するバッファを備えたことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
- 圧縮伸張兼回転手段は、メモリに記憶された画像データを圧縮処理する際に、このメモリにアクセスして、上記画像データをブロック単位でバッファに読み込むリード手段と、バッファに読み込まれたブロック単位の画像データへのアクセス順又は/及びアクセス方向を回転処理に応じて切り替えつつ、このブロック単位の画像データを圧縮伸張部に引き渡すデータ引渡手段とを備えたことを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
- 圧縮伸張兼回転手段は、上記圧縮処理された画像データを伸張処理する際に、圧縮伸張部から取り込むブロック単位の画像データへのアクセス順又は/及びアクセス方向を回転処理に応じて切り替えつつ、このブロック単位の画像データをバッファに取り込むデータ取込手段と、バッファに取り込まれたブロック単位の画像データをメモリに書き込むライト手段とを備えたことを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
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