JP3735583B2 - デジタルカラー複写機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、デジタル方式のカラー複写機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、原稿画像をスキャナで読み取って得られる画像データ(カラー画像データ)に基づいて、原稿画像を用紙上に再現したり、スキャナで読み取った原稿画像の画像データをネットワーク上のパーソナルコンピュータに送信したりすることのできる多機能型のデジタルカラー複写機が知られている。この種のデジタルカラー複写機には、画像データに対して拡大処理や縮小処理などの画像処理を施す画像処理部が備えられている。
【0003】
図5は、従来の多機能型デジタルカラー複写機に備えられている画像処理部の構成を示すブロック図である。画像処理部は、画像前処理部101と、この画像前処理部101に接続された縮小処理部102と、この縮小処理部102に接続されたメモリ制御部103と、このメモリ制御部103によってデータの書込み/読出しが制御されるビットマップメモリ104と、メモリ制御部103に接続された画像圧縮伸長部105と、この画像圧縮伸長部105に接続されたハードディスクドライブ(HDD)制御部106と、このハードディスクドライブ制御部106によってデータの書込み/読出しが制御されるハードディスクドライブ(HDD)107と、ハードディスクドライブ制御部106に接続されたネットワークインタフェイス(I/F)108と、メモリ制御部103に接続された拡大処理部109と、この拡大処理部109に接続された画像後処理部110とを含む。
【0004】
スキャナ111から出力される原稿画像の画像データは、画像前処理部101に与えられて、スキャナ111の特性に応じた補正のための処理を受けた後、縮小処理部102に与えられるようになっている。縮小処理部102では、図示しない操作部で設定されたズーム倍率(縮小倍率)に基づき、必要に応じて、画像の縮小のための画像データ処理が行われる。縮小処理部102から出力される画像データは、メモリ制御部103に与えられ、このメモリ制御部103により、ビットマップメモリ104にビットマップデータとして展開される。また、メモリ制御部103は、操作部における設定に応じて、ビットマップメモリ104に格納した画像データに対して、原稿画像を90度回転または左右反転させた画像のデータを生成するための処理、頁番号が付与された画像のデータを生成するための処理などを行う。
【0005】
画像を用紙上にプリント出力する場合には、ビットマップメモリ104に格納された画像データが、メモリ制御部103によって読み出され、拡大処理部109に入力される。拡大処理部109では、操作部から設定されたズーム倍率(拡大倍率)に基づき、必要に応じて、画像の拡大のための画像データ処理が行われる。拡大処理部109から出力される画像データは、画像後処理部110に与えられ、用紙上に画像を出力するための画像出力エンジンの特性に応じた補正を受けた後、画像後処理部110から画像出力エンジンに向けて出力される。
【0006】
また、プリント出力部数が2部以上に設定されている場合には、ビットマップメモリ104から読み出された画像データが、拡大処理部109だけでなく、画像圧縮伸長部105にも与えられる。そして、画像圧縮伸長部105による圧縮処理を受けた後、ハードディスクドライブ制御部106を介して、ハードディスクドライブ107に書き込まれる。こうしてハードディスクドライブ107に蓄積された画像データは、2部目以降のプリント出力のために、ハードディスクドライブ制御部106によって読み出され、画像圧縮伸長部105で伸長処理を受けた後に、メモリ制御部103を介して拡大処理部109に与えられる。拡大処理部109に与えられた画像データは、1部目の画像出力の場合と同様に、必要に応じて画像の拡大のための処理を受け、さらに画像後処理部110で画像出力エンジンの特性に応じた補正を受けた後、画像後処理部110から画像出力エンジンに向けて出力される。このような機能は電子ソート機能と呼ばれており、この電子ソート機能を利用することにより、プリント出力の高速化を図ることができる。
【0007】
一方、原稿画像の画像データをネットワークに送出する場合には、ビットマップメモリ104に格納された画像データが、メモリ制御部103によって読み出され、画像圧縮伸長部105で圧縮処理を受けた後に、ハードディスクドライブ制御部106およびネットワークインタフェイス108を介して、ネットワークに送出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
画像圧縮伸長部105における圧縮方式には、高圧縮率を実現するため、非可逆圧縮方式(たとえば、JPEG方式)が採用されている。この非可逆圧縮方式では、圧縮された画像データを完全に元どおりに伸長(復元)することはできない。そのため、上述の図5に示す構成では、ハードディスクドライブ107から読み出した画像データを画像圧縮伸長部105で伸長し、さらに拡大処理部109で拡大処理して得られる画像データに基づいて用紙上にプリント出力される拡大画像、つまり電子ソート機能によりプリント出力される拡大画像に、非可逆圧縮方式での圧縮/伸長に起因したノイズが目立つことがあった。
【0009】
また、メモリ制御部103による画像データ処理の後に、拡大処理部109による拡大処理が行われるから、操作部の操作により頁番号の印字および画像の拡大が設定された場合、画像の拡大倍率に応じて拡大された頁番号が用紙上に出力されるという問題があった。この問題を解決するためには、画像の拡大率に応じた小サイズの頁番号のフォントデータを画像データに重畳し、この重畳後の画像データに拡大処理を施すことが考えられる。しかし、画像の拡大を行う場合と行わない場合とで頁番号のフォントサイズを完全に同じにすることは難しく、また、種々のサイズの頁番号のフォントデータを用意しておかなければならない。
【0010】
さらにまた、図5に示す構成では、拡大画像の画像データをネットワークに送出することができないという問題もあった。
そこで、この発明の目的は、電子ソート機能によりプリント出力される拡大画像の画質の向上が図られたデジタルカラー複写機を提供することである。
また、この発明の他の目的は、原稿画像の拡大出力時に、その拡大倍率に応じて出力画像に付与される頁番号やヘッダのフォントサイズが拡大されることを防止できるデジタルカラー複写機を提供することである。
【0011】
この発明のさらに他の目的は、拡大画像の画像データをコンピュータネットワークに送出することができるデジタルカラー複写機を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
以下、この項において、括弧内に示す英数字は、後述の実施形態の説明において参照する添付図面中に示された構成要素等の参照符号を示す。
上記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、原稿画像を読み取って、その原稿画像に対応したカラー画像データを生成する原稿読取手段(1,201)と、カラー画像データをビットマップデータとして展開するためのビットマップメモリ(204)と、前記原稿読取手段が出力するカラー画像データを前記ビットマップメモリに展開する第1のメモリ制御手段(203)と、この第1のメモリ制御手段によって前記ビットマップメモリに展開されたカラー画像データに対して拡大処理を施し、原稿画像の拡大画像に対応するカラー画像データを生成して出力する拡大処理手段(209)と、この拡大処理手段が出力するカラー画像データを前記ビットマップメモリに帰還させて展開する第2のメモリ制御手段(203,213)と、前記ビットマップメモリに展開されている拡大処理後のカラー画像データを非可逆圧縮方式で圧縮する画像圧縮手段(205)と、この画像圧縮手段によって圧縮されたカラー画像データを蓄積する画像メモリ(207)と、この画像メモリからカラー画像データを読み出して、その読み出したカラー画像データに対して前記画像圧縮手段による圧縮処理に応じた伸長処理を施す画像伸長手段(205)と、この画像伸長手段によって伸長されたカラー画像データを前記ビットマップメモリに展開する第3のメモリ制御手段(203)と、前記拡大処理手段が出力するカラー画像データと前記第3のメモリ制御手段によって前記ビットマップメモリに展開されたカラー画像データとの一方を選択して出力するセレクタ(210)とを含み、前記第3のメモリ制御手段によって前記ビットマップメモリに展開されたカラー画像データは、前記拡大処理手段を経由せずに前記セレクタに入力されるを含むことを特徴とするデジタルカラー複写機である。
【0013】
この発明によれば、たとえば、拡大画像を2部以上プリント出力する場合、1部目については、拡大処理手段が出力するカラー画像データに基づいて用紙上に画像を出力することができる。また、この1部目のプリント出力と並行して、1部目のプリント出力の際に拡大処理手段が出力したカラー画像データをビットマップメモリに帰還させて展開し、さらに、そのビットマップメモリに展開されたカラー画像データを圧縮して画像メモリに蓄積させておくことができる。そして、2部目以降については、画像メモリに蓄積されたカラー画像データを読み出して、伸長処理を施した後にビットマップメモリに展開し、このビットマップメモリに展開された画像データに基づいて用紙上に画像を出力することができる。
【0014】
こうすることにより、2部目以降の拡大画像(電子ソート機能によりプリント出力される拡大画像)に非可逆圧縮方式での圧縮/伸長に起因したノイズが目立つことを防止でき、従来の装置よりも良質な拡大画像を得ることができる。
なお、前記第1、第2および第3のメモリ制御手段は、ビットマップメモリに対するデータの書込み/読出しを制御する単一の回路またはソフトウエアで実現される単一の機能処理部で構成されていてもよい。
【0015】
また、前記デジタルカラー複写機は、前記セレクタが出力するカラー画像データに基づいて、用紙上に画像を出力する画像出力手段(3)さらに含んでいてもよい。
さらには、請求項2に記載のように、前記デジタルカラー複写機は、原稿画像の縮小出力を指示する手段と、原稿画像の縮小出力が指示されている場合には、前記原稿読取手段が出力するカラー画像データに縮小処理を施して、原稿画像の縮小画像に対応するカラー画像データを生成して出力し、縮小出力が指示されていない場合には、前記原稿読取手段が出力するカラー画像データをそのまま出力する縮小処理手段(202)とをさらに含み、前記第1のメモリ制御手段は、この縮小処理手段が出力するカラー画像データを前記ビットマップメモリに展開するものであってもよい。
【0016】
請求項3記載の発明は、前記第2または第3のメモリ制御手段によって前記ビットマップメモリに展開された拡大処理後のカラー画像データに対して、所定の画像を出力画像に付与するための加工を施す加工手段をさらに含み、前記セレクタは、前記拡大処理手段が出力するカラー画像データと前記加工手段による加工後のカラー画像データとの一方を選択して出力し、前記加工手段による加工後のカラー画像データは、前記拡大処理手段を経由せずに前記セレクタに入力されることを特徴とする請求項1または2記載のデジタルカラー複写機である。
この発明によれば、頁番号やヘッダなどの画像(前記所定の画像)を出力画像に付与するための加工は、第2または第3のメモリ制御手段によって前記ビットマップメモリに展開されたカラー画像データに対して行われる。ゆえに、従来の装置とは異なり、原稿画像の拡大に伴って頁番号やヘッダなどの画像が拡大されるといったことがなく、出力画像に付与される画像のサイズ(頁番号やヘッダのフォントサイズ)を一定にすることができる。
【0017】
求項4記載の発明は、前記画像圧縮手段によって圧縮されたカラー画像データをコンピュータネットワークに送出する手段(208)をさらに含むことを特徴とする請求項1または2記載のデジタルカラー複写機である。
【0018】
この発明によれば、第2のメモリ制御手段によってビットマップメモリに展開されたカラー画像データ(拡大処理手段が出力したカラー画像データ)を圧縮処理後にコンピュータネットワークに送出することができる。すなわち、拡大画像の画像データをコンピュータネットワークに送出することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係るデジタルカラー複写機の電気的構成を示すブロック図である。このデジタルカラー複写機は、コピー機能を基本機能とし、原稿画像の画像データ(カラー画像データ)をコンピュータネットワーク上のパーソナルコンピュータに送信するネットワークスキャナ機能をさらに有する多機能型の装置であり、原稿画像を光学的に読み取って、その原稿画像に対応するアナログ画像信号を出力するスキャナ1と、スキャナ1から出力されるアナログ画像信号をデジタル画像データにA/D(アナログ/ディジタル)変換し、このA/D変換で生成した画像データを処理する画像処理装置2と、この画像処理装置2から与えられる画像データに基づく画像を用紙にプリント出力する画像出力エンジン3とを有している。スキャナ1には、CCDイメージセンサなどの画像読取りのためのイメージセンサが含まれている。また、画像出力エンジン3は、たとえば、電子写真方式により用紙に画像を形成するものであり、感光体ドラムやこの感光体ドラムの表面に静電潜像を書き込むためのレーザ走査装置などを有している。
【0020】
画像処理装置2は、画像前処理部201と、この画像前処理部201に接続された縮小処理部202と、この縮小処理部202に接続されたメモリ制御部203と、このメモリ制御部203によってデータの書込み/読出しが制御されるビットマップメモリ204と、メモリ制御部203に接続された画像圧縮伸長部205と、この画像圧縮伸長部205に接続されたハードディスクドライブ(HDD)制御部206と、このハードディスクドライブ制御部206によってデータの書込み/読出しが制御されるハードディスクドライブ(HDD)207と、ハードディスクドライブ制御部206に接続されたネットワークインタフェイス(I/F)208と、メモリ制御部203に接続された拡大処理部209と、メモリ制御部203および拡大処理部209に接続されたセレクタ210と、このセレクタ210に接続された画像後処理部211とを含む。
【0021】
スキャナ1が出力するアナログ画像信号は、画像前処理部201に入力されるようになっている。画像前処理部201では、スキャナ1からのアナログ画像信号が多値(0〜255)のデジタル画像データにA/D変換される。また、このA/D変換で生成された画像データに対して、スキャナ1の特性に応じた補正のための処理が施される。処理後の画像データは、縮小処理部202に与えられる。
【0022】
このデジタルカラー複写機では、原稿画像を縮小または拡大した画像をプリント出力したり、縮小画像または拡大画像の画像データをネットワークに送出したりできるようになっている。縮小または拡大の倍率(ズーム倍率)は、スキャナ1による原稿画像の読取り前に、たとえば、このデジタルカラー複写機に設けられた操作部(図示せず)を操作して設定することができる。
ズーム倍率が縮小倍率(100%未満)に設定されている場合、縮小処理部202では、画像前処理部201からの入力画像データに対してその縮小倍率に応じた縮小処理が行われる。具体的には、画像前処理部201からの入力画像データを間引くことにより、操作部で設定された縮小倍率で原稿画像を縮小した画像に対応する画像データが生成される。縮小処理後の画像データは、メモリ制御部203を介して、ビットマップメモリ204にビットマップデータとして展開される。一方、ズーム倍率が等倍率(100%)または拡大倍率(100%以上)に設定されている場合には、縮小処理部202による縮小処理は行われず、画像前処理部201から縮小処理部202に入力された画像データは、そのままメモリ制御部203に与えられて、メモリ制御部203により、ビットマップメモリ204にビットマップデータとして展開される。
【0023】
ビットマップメモリ204に展開されている画像データは、メモリ制御部203の働きにより、ビットマップメモリ204から読み出して、画像圧縮伸長部205に与えることができる。画像圧縮伸長部205では、ビットマップメモリ204から与えられた画像データに対して、非可逆圧縮伸長符号化方式(たとえば、JPEG方式)による圧縮処理が実行される。圧縮処理後の画像データは、ハードディスクドライブ制御部206を介して、ハードディスクドライブ207に書き込まれるか、または、ハードディスクドライブ制御部206およびネットワークインタフェイス208を介して、ネットワーク上のパーソナルコンピュータに向けて送出される。
【0024】
ハードディスクドライブ207に蓄積された画像データは、ハードディスクドライブ制御部206の働きにより、ハードディスクドライブ207から読み出して、画像圧縮伸長部205に与えることができる。ハードディスクドライブ207から画像圧縮伸長部205に与えられた画像データは、非可逆圧縮伸長符号化方式による伸長処理を受けた後、メモリ制御部203を介して、ビットマップメモリ204にビットマップデータとして展開される。
【0025】
プリント出力に際しては、ビットマップメモリ204に展開されている画像データが、メモリ制御部203の働きにより、ビットマップメモリ204から読み出されて、拡大処理部209に与えられるようになっている。拡大処理部209に与えられた画像データは、スキャナ1による原稿画像の読取り前に操作部で設定されたズーム倍率に応じた拡大処理を受ける。具体的には、ズーム倍率が拡大倍率に設定されている場合には、その拡大倍率に応じて、各主走査ラインに含まれる各画素の画像データを重複させ、さらに各主走査ラインの画像データを重複させることにより、主走査方向および副走査方向に拡大された画像データが生成される。拡大処理後の画像データは、セレクタ210に与えられる。一方、ズーム倍率が縮小倍率または等倍率に設定されている場合には、拡大処理は行われず、ビットマップメモリ204から入力された画像データは、そのままセレクタ210に与えられる。
【0026】
また、拡大処理部209による拡大処理後の画像データは、帰還バイパス213を介してメモリ制御部203に帰還されて、メモリ制御部203によりビットマップメモリ204に再びビットマップ展開されるようになっている。これにより、そのビットマップメモリ204に展開された拡大処理後の画像データを、画像圧縮伸長部205による圧縮処理の後、ハードディスクドライブ制御部206を介してハードディスクドライブ207に蓄積させることができる。そして、プリント出力部数が2部以上に設定されている場合に、2部目以降のプリント出力については、ハードディスクドライブ207に蓄積されている拡大処理後の画像データを用いることができる。さらには、拡大処理後の画像データを、画像圧縮伸長部205による圧縮処理の後、ネットワークインタフェイス208を介して、ネットワークに送出することができる。
【0027】
プリント出力に際してはさらに、ビットマップメモリ204に展開されている画像データが、拡大処理部209を経由せずに、バイパス212を経由して、セレクタ210に直接入力されるようにもなっている。セレクタ210は、拡大処理部209から入力される拡大処理後の画像データまたはバイパス212を介して入力される画像データの一方を選択し、その選択した画像データを画像後処理部211に与える。画像後処理部211に与えられた画像データは、画像出力エンジン3の特性に応じた補正を受けた後、画像後処理部211から画像出力エンジン3に向けて出力される。
【0028】
このデジタルカラー複写機ではまた、スキャナ1による原稿画像の読取り前に操作部を操作して、原稿画像を加工した画像のプリント出力を指示したり、原稿画像を加工した画像のデータのネットワークへの送出を指示したりすることができる。操作部から指示可能な加工には、たとえば、頁番号の付与、原稿画像の90度回転または左右反転などがあり、原稿画像の加工が指示されている場合、メモリ制御部203により、ビットマップメモリ204に展開されている画像データに対して、その指示されている加工の内容に応じた処理(頁番号付与処理、画像回転処理または画像反転処理)が行われる。
【0029】
図2は、拡大画像を2部以上プリント出力する際の動作を説明するための図である。操作部から拡大倍率およびプリント出力部数(2部以上)が入力された後、プリント出力動作の開始が指示されると、スキャナ1による原稿画像の読取りが行われ、この読取りにより生成された画像データが、画像前処理部201による適当な画像前処理を受けた後、縮小処理部202を介して、メモリ制御部203に与えられる。
【0030】
メモリ制御部203に与えられた画像データは、ビットマップメモリ204にビットマップデータとして展開された後、このビットマップメモリ204から読み出されて、拡大処理部209に入力され、操作部で設定された拡大倍率に応じた拡大処理を受ける。拡大処理後の画像データは、セレクタ210を介して画像後処理部211に与えられ、画像後処理部211で適当な画像後処理を受けた後、画像出力エンジン3に与えられる。そして、画像出力エンジン3において、画像後処理部211から与えられた拡大画像の画像データに基づき、操作部から設定された拡大倍率で原稿画像を拡大した画像が用紙上にプリント出力されることにより、1部目の拡大画像のプリント出力が達成される。
【0031】
この1部目の拡大画像のプリント出力に並行して、拡大処理部209による拡大処理後の画像データが、メモリ制御部203に帰還されて、ビットマップメモリ204に展開される。このビットマップメモリ204に展開された画像データは、その後、ビットマップメモリ204から読み出されて、画像圧縮伸長部205による圧縮処理を受けた後、ハードディスクドライブ制御部206を介して、ハードディスクドライブ207に書き込まれる。
【0032】
ハードディスクドライブ207に蓄積された拡大画像の画像データは、2部目以降のプリント出力のために、1部目のプリント出力後の適当なタイミングで、ハードディスクドライブ制御部206によって読み出される。そして、画像圧縮伸長部205で伸長処理を受けた後、メモリ制御部203の働きにより、ビットマップメモリ204に展開され、さらに、ビットマップメモリ204から読み出されて、バイパス212を介してセレクタ210に与えられる。バイパス212を経由してセレクタ210に与えられた拡大画像の画像データは、画像後処理部211に与えられ、画像出力エンジンの特性に応じた補正を受けた後、画像後処理部211から画像出力エンジン3に向けて出力される。これにより、2部目以降の拡大画像は、ハードディスクドライブ207に蓄積されている画像データに基づいてプリント出力されることになる。
【0033】
以上のように、拡大画像を2部以上プリント出力する場合には、1部目のプリント出力の際に拡大処理部209で拡大処理を受けた画像データが、圧縮処理の後、ハードディスクドライブ207に蓄積され、2部目以降のプリント出力の際には、そのハードディスクドライブ207に蓄積されている画像データが、伸長処理の後、拡大処理部209を経由せずに、バイパス212を通り、セレクタ210および画像後処理部211を介して、画像出力エンジン3に向けて出力される。ゆえに、2部目以降の拡大画像(電子ソート機能によりプリント出力される拡大画像)に非可逆圧縮方式での圧縮/伸長に起因したノイズが現れることを防止でき、従来の装置よりも良質な拡大画像を得ることができる。
【0034】
図3は、頁番号が付与された拡大画像をプリント出力する際の動作を説明するための図である。操作部で拡大倍率が設定され、さらに頁番号を付与する指示が入力された後、プリント出力動作の開始が指示されると、スキャナ1による原稿画像の読取りが行われ、この読取りにより生成された画像データが、画像前処理部201による適当な画像前処理を受けた後、縮小処理部202を介して、メモリ制御部203に与えられる。
【0035】
メモリ制御部203に与えられた画像データは、ビットマップメモリ204にビットマップデータとして展開された後、このビットマップメモリ204から読み出されて、拡大処理部209に入力され、操作部で設定された拡大倍率に応じた拡大処理を受ける。拡大処理後の画像データは、セレクタ210を介して画像後処理部211に与えられるとともに、メモリ制御部203に帰還されて、ビットマップメモリ204に展開される。
【0036】
その後、メモリ制御部203により、ビットマップメモリ204に展開された拡大処理後の画像データに対して、頁番号を付与するための頁番号付与処理が行われる。頁番号付与処理後の画像データは、バイパス212を介してセレクタ210に与えられる。これにより、セレクタ210には、拡大処理部209から拡大処理後の画像データと、バイパス212から拡大処理および頁番号付与処理後の画像データとが入力されることになる。
【0037】
そして、セレクタ210に入力された画像データのうち、バイパス212から入力された拡大処理および頁番号付与処理後の画像データが選択され、その選択された画像データが画像後処理部211に与えられる。画像後処理部211に与えられた画像データは、適当な画像処理を受けた後、画像出力エンジン3に入力される。画像出力エンジン3は、画像後処理部211から与えられた画像データに基づいてプリント出力動作を行い、これにより、頁番号が付与された拡大画像が用紙上にプリント出力される。
【0038】
以上のように、頁番号が付与された拡大画像をプリント出力する場合には、拡大処理部209による拡大処理後の画像データに対して、メモリ制御部203による頁番号付与処理が行われ、この頁番号付与処理後の画像データが、拡大処理部209を経由せずに、バイパス212を通り、セレクタ210および画像後処理部211を介して、画像出力エンジン3に向けて出力される。ゆえに、従来の装置とは異なり、原稿画像の拡大に伴って頁番号が拡大されるといったことがなく、出力画像に付与される頁番号のフォントサイズを一定にすることができる。
【0039】
図4は、拡大画像の画像データをネットワークに送出する際の動作を説明するための図である。このデジタルカラー複写機では、従来のデジタルカラー複写機とは異なり、拡大画像の画像データをネットワークに送出することができる。
たとえば、操作部で拡大倍率が設定された後、ネットワーク上のパーソナルコンピュータへの画像データの送出動作の開始が指示されると、スキャナ1による原稿画像の読取りが行われ、この読取りにより生成された画像データが、画像前処理部201による適当な画像前処理を受けた後、縮小処理部202を介して、メモリ制御部203に与えられる。
【0040】
メモリ制御部203に与えられた画像データは、ビットマップメモリ204にビットマップデータとして展開された後、このビットマップメモリ204から読み出されて、拡大処理部209に入力され、操作部で設定された拡大倍率に応じた拡大処理を受ける。拡大処理後の画像データは、セレクタ210を介して画像後処理部211に与えられるとともに、メモリ制御部203に帰還されて、ビットマップメモリ204に展開される。このビットマップメモリ204に展開された拡大処理後の画像データは、その後、ビットマップメモリ204から読み出されて、画像圧縮伸長部205に与えられる。そして、画像圧縮伸長部205による圧縮処理を受けた後、ハードディスクドライブ制御部206およびネットワークインタフェイス208を介して、ネットワーク上のパーソナルコンピュータに向けて送出される。
【0041】
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明は、他の形態で実施することが可能であり、また、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るデジタルカラー複写機の電気的構成を示すブロック図である。
【図2】拡大画像を2部以上プリント出力する際の動作を説明するための図である。
【図3】頁番号が付与された拡大画像をプリント出力する際の動作を説明するための図である。
【図4】拡大画像の画像データをネットワークに送出する際の動作を説明するための図である。
【図5】従来の多機能型デジタルカラー複写機に備えられている画像処理部の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 スキャナ
2 画像処理装置
3 画像出力エンジン
201 画像前処理部
202 縮小処理部
203 メモリ制御部
204 ビットマップメモリ
205 画像圧縮伸長部
206 ハードディスクドライブ制御部
207 ハードディスクドライブ
208 ネットワークインタフェイス
209 拡大処理部
210 セレクタ
211 画像後処理部
212 バイパス
213 帰還バイパス

Claims (4)

  1. 原稿画像を読み取って、その原稿画像に対応したカラー画像データを生成する原稿読取手段と、
    カラー画像データをビットマップデータとして展開するためのビットマップメモリと、
    前記原稿読取手段が出力するカラー画像データを前記ビットマップメモリに展開する第1のメモリ制御手段と、
    この第1のメモリ制御手段によって前記ビットマップメモリに展開されたカラー画像データに対して拡大処理を施し、原稿画像の拡大画像に対応するカラー画像データを生成して出力する拡大処理手段と、
    この拡大処理手段が出力するカラー画像データを前記ビットマップメモリに帰還させて展開する第2のメモリ制御手段と、
    前記ビットマップメモリに展開されている拡大処理後のカラー画像データを非可逆圧縮方式で圧縮する画像圧縮手段と、
    この画像圧縮手段によって圧縮されたカラー画像データを蓄積する画像メモリと、
    この画像メモリからカラー画像データを読み出して、その読み出したカラー画像データに対して前記画像圧縮手段による圧縮処理に応じた伸長処理を施す画像伸長手段と、
    この画像伸長手段によって伸長されたカラー画像データを前記ビットマップメモリに展開する第3のメモリ制御手段と
    前記拡大処理手段が出力するカラー画像データと前記第3のメモリ制御手段によって前記ビットマップメモリに展開されたカラー画像データとの一方を選択して出力するセレクタとを含み、
    前記第3のメモリ制御手段によって前記ビットマップメモリに展開されたカラー画像データは、前記拡大処理手段を経由せずに前記セレクタに入力されることを特徴とするデジタルカラー複写機。
  2. 原稿画像の縮小出力を指示する手段と、
    原稿画像の縮小出力が指示されている場合には、前記原稿読取手段が出力するカラー画像データに縮小処理を施して、原稿画像の縮小画像に対応するカラー画像データを生成して出力し、縮小出力が指示されていない場合には、前記原稿読取手段が出力するカラー画像データをそのまま出力する縮小処理手段とをさらに含み、
    前記第1のメモリ制御手段は、この縮小処理手段が出力するカラー画像データを前記ビットマップメモリに展開するものであることを特徴とする請求項1記載のデジタルカラー複写機。
  3. 前記第2または第3のメモリ制御手段によって前記ビットマップメモリに展開された拡大処理後のカラー画像データに対して、所定の画像を出力画像に付与するための加工を施す加工手段をさらに含み、
    前記セレクタは、前記拡大処理手段が出力するカラー画像データと前記加工手段による加工後のカラー画像データとの一方を選択して出力し、
    前記加工手段による加工後のカラー画像データは、前記拡大処理手段を経由せずに前記セレクタに入力されることを特徴とする請求項1または2記載のデジタルカラー複写機。
  4. 前記画像圧縮手段によって圧縮されたカラー画像データをコンピュータネットワークに送出する手段をさらに含むことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のデジタルカラー複写機。
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